琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2011/07)

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11/07/31

■藻:浮御堂近くの湖岸で除去 1時間半で2トン−−大津(毎日jp滋賀)
 近江八景「堅田の落雁」で名高い満月寺浮御堂(大津市本堅田1)近くの琵琶湖岸で29日、湖の藻の除去作業が行われた。
 藻が大量に発生し、住民がにおいに困っていたことから、近くの清掃会社「大津衛生社」の伊東竜成社長(34)や社員ら約10人が昨年から始めた。7〜9月に月1回、周辺の藻をさらう。昨年は手だけで取ったが、今年は約3メートル四方の網二つを使い、約1時間半で約2トンの藻を除去した。伊東さんは「いい景色を守り、たくさんの人が堅田に来てほしい」と話している。【柴崎達矢】

■節電の夏、無料策に熱視線 琵琶湖博物館(ChunichiWeb滋賀)
 県立琵琶湖博物館(草津市)が、節電対策の一環で21日から県民を対象に常設展やロビーを無料開放し、夏休み中の子どもでにぎわっている。来場者に涼んでもらう一方で、飼育員らは節電対策や真夏の稚魚の飼育にも奮闘している。例年とは違う夏の琵琶湖博物館を歩いた。
◆のんびり
 ロビーのベンチに座ってゆったり涼む親子連れや常設展を眺める子どもたち。設定温度は28度だが、日差しが厳しい屋外に比べ十分、居心地がいい。
 無料開放は、県が21〜8月11日まで博物館を含めて文化施設5館で始めた。県外の人は有料だが、県民は県広報などの提示で無料で入れる。(特別展を除く)
 東近江市の主婦西田昌子さん(35)は、4〜10歳の3人の子どもとともに無料で入った。「家にいるとエアコンを使ってしまうし、節電のための無料はうれしい。子どもたちも遊べる」と話す。大津市膳所小6年の前田未希さん(11)は、自由研究で絶滅危惧(きぐ)種の魚を調べに来た。母の昭美さんは「自由研究をするには良い場所。無料で良かった」と笑顔だった。
 21〜28日の来場者は1万1674人で、うち無料で来場したのは2994人。昨年同期と比べて1647人多い。この期間の大津市内の最高気温を平均すると、30・5度。昨年同期の35・5度に比べ低いが、来場者が多い。担当者は「無料開放の効果ではないか」と分析する。
◆大わらわ
 「夏が終わるまで気を抜けない」。水族飼育員の池田康秀さん(34)らはえさを食べない魚や、動きがにぶくなってる魚がいないか水槽を念入りに見る。
 館内の保護増殖センターでは、常温(28度以下)で生息するアユモドキやイタセンパラなど25種と、水温15度で生息するミヤコタナゴやハリヨなど15種の稚魚などを育てている。
 魚が自然光のリズムで産卵するため、センターの屋根は透明。温室のように暑い。
 6月は水温30度を超える日が続き、常温で育てるイチモンジタナゴは昨年、1000匹ふ化したが、今年は100匹にも満たなかった。統括学芸員の松田征也さん(50)=希少魚の繁殖専門=は「繁殖期の6月に急に暑くなったことが原因では。ふ化した稚魚を大切に育てるしかない」と話す。
 対策として、一時的に機械で水を冷やして水温を下げたり、涼しい部屋に水槽を移動させるなど6月下旬は対応に追われた。
 7月からは、天井にすだれを掛けているが、水温30度を超えることがある。
◆アイデア
 魚の生命にかかわることは節電はできないものの、節電要請にこたえ、博物館は知恵を絞る。
 ガラス張りの館内は気温が上がりやすいため、来場者が通るところに県内の冬景色の写真を映した遮光カーテンを初めて設置。一般に公開されていない研究棟では、電灯を半分に間引きしている。
 魚類防疫士の菅原和宏主任技師(33)は「魚やお客さんには負担を掛けずに、節電対策に取り組みたい」と夏を乗り切ろうとしている。(猪飼なつみ)

■西大津バイパス、4車線化で渋滞緩和(京都新聞電子版)
 国道161号の西大津バイパス(大津市)のうち、南志賀ランプ―藤尾南ランプ間の5・6キロが今春に4車線化され、休日の渋滞緩和に効果が出ている。湖西エリアや若狭湾方面に出かけた観光客が京都方面に帰る際の所要時間が30分以上短縮された。琵琶湖の水泳シーズンは渋滞が頻発するが、国土交通省滋賀国道事務所は「4車線化が軽減につながれば」としている。
 1981年に暫定供用が始まった南志賀ランプ―藤尾南ランプ間は2車線だったが、2002年に4車線(片側2車線)化に工事着手し、今年3月に完成した。バイパス全11キロのうち4車線は下阪本ランプ―藤尾南ランプ間の8・6キロになった。
 滋賀国道事務所が、4車線化前と後の日曜日の夕方、2時間ずつ状況調査した。下阪本ランプから、藤尾南ランプそばの名神高速道路の京都東インターチェンジまでの京都行き車線を走るのにかかった時間は、46分から10分に短縮。平均速度は時速11キロから49キロに上昇した。
 4車線化前は、南志賀ランプ近くの県道の神宮町交差点がバイパス渋滞を避けた車で混雑していた。4車線化後、日曜の夕方ピーク2時間の交通量は360台減って720台になったという。
 同事務所が管理する西大津バイパス以外の国道161号バイパスで、湖西道路(大津市)、志賀バイパス(同)、高島バイパス(高島市)、湖北バイパス(同)は一部を除いて2車線となっている。

11/07/30

■アオコ発生 今年初確認/大津・際川の湖岸(asahi.com滋賀)
 県は29日、大津市際川の琵琶湖岸で今年初めて、アオコの発生を確認したと発表した。アオコは幅約10メートル、長さ約50メートルにわたり、湖面を膜状にうっすら覆っているという=写真、県提供。
 県琵琶湖政策課によると、県琵琶湖環境科学研究センターの職員が、アオコの発生状況を確認するため南湖を1周してパトロールしていたところ、29日午前11時ごろに発見したという。アオコは1983年に初めて確認され、85年以降、毎年発生しているが、今年は例年よりやや早いという。

11/07/29

■合同救助訓練:琵琶湖での水難事故防止へ 県警と消防局、大津で(毎日jp滋賀)
 夏休みで琵琶湖のレジャーが盛んになるのに合わせ、県警水上警察隊と大津市消防局などがこのほど、大津市浜大津沖の琵琶湖上で合同救助訓練を実施した。
 2人で航行中のボートから1人が転落し、操船者が気を取られて別のボートと衝突。当てられたボートから2人が落水したと想定。県警の警備艇4艇やヘリ、救急設備がある消防艇などが連携し、救助作業を確認した。
 県警地域課によると、琵琶湖では22日現在で19件(前年同期比3件増)の船舶事故が発生。うち12件が水上バイクを含む動力船の事故。今年3月末にはビワマス釣りをしていたボートの男女2人が転覆で死亡している。
 同課の山本義隆地域指導官は「必ずライフジャケットを着け、周囲や天候の変化に注意してほしい」と話した。【石川勝義】

11/07/27

■琵琶湖の低酸素化、実態報告 県環境科学研、研究実績紹介(京都新聞電子版)
 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の研究成果報告会が27日、同市打出浜の「コラボしが21」で開かれた。「びわ湖の日」制定30周年を受け、これまでの研究実績を踏まえ、琵琶湖の長期的な水質変化や低酸素化の実態について紹介があり、市民や中高生ら約140人が聞き入った。
 「びわ湖の日」誕生のきっかけになった1980年の県富栄養化防止条例について、当時に県職員として携わった上田一好さんが基調講演した。条例に前文があり、「富栄養化防止だけにとどまらず、生活観の見直しや、琵琶湖保全の一体的活動の必要性をうたっている」と説明した。
 センターの4人の報告では、早川和秀専門研究員が琵琶湖の水質の長期的変化について「リンの濃度は減っており、富栄養化の抑制は実現しつつある」と語る一方、湖底の水の溶存酸素濃度低下など新たな課題が生まれてきている、とした。
 30年以上にわたって琵琶湖のプランクトンを研究している一瀬諭参事は1979〜2008年でみると、北湖は148種類から110種類、南湖が208種類から140種類に減ったと説明。「生物多様性の観点から危険な兆候かもしれない」と今後の研究への意気込みを見せた。

11/07/26

■釣り師一役、外来魚退治 鹿児島市・松元ダム(373news.com)
生態系保護へ「駆除隊」初結成
 鹿児島市直木町の松元ダム周辺の生態系を守るため、管理する市松元土地改良区が「松元ダム外来魚駆除隊」を結成した。在来種の魚を食べる外来魚を釣り9 件上げようと、釣り愛好家ら15人が腕をふるう。同土地改良区によると、一般の釣り人からなる駆除隊は県内で初めてという。
 松元ダムは2003年完成。釣り禁止地域だが、訪れる愛好家は後を絶たない。誰かが放流したのか、外来魚のオオクチバス(ブラックバスの一種)やブルーギルが生息し、周辺河川への影響が懸念されていた。
 駆除隊は、土地改良区がダムを訪れた釣り9 件人に呼び掛けて結成。隊員による駆除目的の釣りのみ許可し、魚は処分する。

11/07/25

■200人でごみ380`回収 孔島・鈴島クリーン作戦 新宮市(熊野新聞オンライン)
 「第31回孔島・鈴島クリーン作戦」(新宮市など主催)が24日の午前7時から8時までの約1時間、新宮市三輪崎の孔島・鈴島周辺で開催された。地域住民ら約200人が参加し、ごみ約380`を回収した。
 吉野熊野国立公園内の美化活動の一環で毎年実施されている事業。参加者たちは三輪崎漁業協同組合前に集合し、田岡実千年市長らのあいさつを聞いた後、ごみ袋を手に現場へ向かった。
 回収されたごみの内訳はペットボトル、草木などの可燃ごみ約290`、ビン、缶などの不燃ごみ90`だった。
 市生活環境課は「台風6号の影響でごみの量が多いと思っていたが、可燃ごみは昨年より少なかった」と話していた。

■息合わせ湖上滑走 高島で西びわ湖ペーロン大会(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市今津町南浜の琵琶湖で24日、「西びわ湖ペーロン大会」が開かれた。職場や地域の仲間などでつくる34チームが出場し、それぞれ息の合ったレースを見せた。
 一般の部は陸上自衛隊今津駐屯地の「CAMP IMAZU」(高島市)が2年連続で優勝、女性の部は初参加の「吹田龍舟倶楽部レディース」(大阪府吹田市)が優勝した。
 大会は、市民による実行委員会と高島市の共催。今年は第20回の記念大会で、一般の部に28、女性の部に6チームが挑んだ。
 コースは湖上の往復600メートル。全長約11メートルの船を15人でこぎ、タイムを競った。好スタートや折り返しを見事に決めるチームがある一方、かじ取りに苦労して蛇行する船も多く、湖岸で応援する人たちの笑いを誘っていた。
 Tシャツをそろえたり、花飾りを付けたりして出場するチームもあり、レース後は結果にかかわらず健闘をたたえ合い、大会を楽しんでいた。

■「ヨシ松明まつり」4年ぶり復活 草津・烏丸半島(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市の烏丸半島で行われていた「びわ湖ヨシ松明(たいまつ)まつり KUSATSUフェスタ」が31日、4年ぶりに復活する。補助金打ち切りとともに途絶えていたが「子どもらに琵琶湖の環境に思いをはせてもらいたい」と、地元関係者は再開に意気上がる。
 地元の住民団体や、草津北部まちづくり協議会、常盤学区自治連合会でつくる実行委員会が主催。「ヨシたいまつまつり」は、冬場に刈ったヨシを夏場に燃やすイベントとして2000年、淡海環境保全財団の主催で大津市で始まり、その後「びわ湖まつり」のフィナーレを飾るイベントとして琵琶湖沿岸一帯で行われるようになった。
 県は財政難を理由に07年を最後に補助金を打ち切り。烏丸半島でも02年からまつりを開いてきたが、これを機に中止した。
 だが、冬場のヨシ刈りはその後も続けられており、復活を待望する声もあった。今回、草津市が新たに補助金を出し、復活にこぎつけた。
 まつりは午後5時から始まり、地元の常盤幼稚園の園児が間伐材で手作りした木琴での演奏や、モーターパラグライダーが上空からお菓子を振りまくユニークな催しも。午後7時半ごろ、直径約60センチ、高さ約4メートルのたいまつ10本に一斉点火したあと、花火100発を打ち上げる。
 実行委事務局の畑源さん(45)=同市下物町=は「子どもたちに湖岸で楽しんでもらい、琵琶湖の環境に触れる機会になれば」と話している。

11/07/24

■ハマゴウ:夏の海辺にかれんな花 絶滅危機増大種、見ごろ−−佐波江浜(毎日jp滋賀)
 海岸の砂地に自生するハマゴウの花が、近江八幡市佐波江町の佐波江浜で咲き始めた。灼熱(しゃくねつ)の砂浜に淡いかれんな紫色の花をつけ、キャンプや水泳などに訪れる人たちの目を和ませている。
 元々は熱帯の海岸などに生えるクマツヅラ科の落葉低木。茎は砂浜をはい、その茎から小枝が出て、真夏に薄紫色の花をつける。日本では本州南部から沖縄にかけての海岸に自生。淡水湖で自生しているのは国内では琵琶湖だけ。
 同浜ではかつて数多くの群落があったが、冬場に枝を伐採されたり、夏にキャンプの種火に使われ絶滅危機増大種になり、地元自治会などが保全している。花は8月にかけて清涼剤のように咲き続ける。【斎藤和夫】

■「ボート衝突」救助機敏 県警と大津市が訓練(京都新聞電子版)
 琵琶湖が水上レジャーでにぎわう夏を迎え、大津市浜大津の沖で23日、船舶事故の救助訓練が行われた。滋賀県警や大津市消防局の隊員ら約35人が連携し、湖上に投げ出された人を船に引き上げた。
 県警の警備艇3隻や市消防局の消防艇1隻など船舶7隻と、県警のヘリコプター1機が参加した。大津港の約300メートル沖で、バス釣りボート同士が衝突するなどし、乗員計4人のうち双方の3人が湖に落ちたと想定した。
 事故発生を知らせる110番を受けた県警水上警察隊の警備艇がサイレンを鳴らして現場に急行。水に浮かんで手を振りながら助けを求める乗員役の警察官1人に浮輪を投げてつかまらせ、警備艇の甲板へと助け出した。
 水中に沈んだと想定した乗員2人の人形は、上空のヘリの誘導で素早く居場所を確定し、県警機動隊の潜水部隊員が救出して消防艇に引き渡した。
 県警によると、7月に入って6件の船舶事故が発生し、3人が重軽傷を負っているという。地域課の山本義隆地域指導官は「船に乗る人はライフジャケット着用を心がけてほしい。われわれも訓練を生かしていち早く救助したい」と話した。

■琵琶湖水位調整40人学ぶ(YomiuriOnLine滋賀)
大津 洗堰の構造や放流方法
 水環境に関する交流施設「ウォーターステーション琵琶」(大津市黒津)と隣接の琵琶湖河川事務所で23日、水の大切さのほか恐ろしさについても学ぶイベント「水辺の匠(たくみ)おもしろステージ!」があり、市民ら約40人が参加した。
 ステーションを活動拠点とする人たちでつくる「ウォーターステーション琵琶の会」が主催。参加者は、琵琶湖の水位や下流の放流量を調整する同事務所2階の操作室で、ステンレス製の門(高さ約6メートル、幅約11メートル)10枚が連なってできている洗堰の構造や、開閉ボタンを押せば30分で堰が全開・全閉することなどを学んだ。放流量は、琵琶湖と下流の水位のバランスを考えて調整されていることも教わった。
 草津市草津、地方公務員松永知行さん(41)は「洗堰でうまくバランスを取っているから、下流域が水害から守られていることがわかった」と話していた。

11/07/22

■通行料を値下げ 阪和道「海南―有田」(紀伊民報AGARA)
 国土交通省は、8月1日から阪和道の海南―有田など全国6区間の通行料を引き下げる、と発表した。6区間は、建設費がかかったため、他の区間よりも割高となっており、同じ水準に合わせる。自動料金収受システム(ETC)、現金利用のいずれにも適用する。
 6区間は、1キロ当たりの料金単価が他の区間の1・6〜2・6倍になっている。海南―有田は1・6倍で、現金利用の通常料金は現行500円。それが引き下げにより400円になる。
 阪和道以外の値下げ区間は、関越自動車道の関越トンネル、中央自動車道の恵那山トンネル、東海北陸自動車道の飛騨トンネル、広島岩国道路、関門橋。

■熱気球ゆったり ハス一望 草津、乗客らパノラマに歓声(京都新聞電子版)
 ハスの群生地が広がる草津市の烏丸半島で22日、熱気球に乗り琵琶湖を一望する搭乗体験が始まった。あいにくの曇天だったが、乗客たちは上空からのパノラマに歓声を上げた。
 市の魅力をPRしようと、市観光物産協会や草津商工会議所などでつくる実行委員会が企画、昨年に続き2回目。初日は約50人が搭乗した。
 バーナーの炎が上がると、気球はゆっくりと膨らみ、高さ約20メートルまで浮上。現在、ハスは五分咲きながら、乗客たちは約5分間、空の旅を楽しんだ。
 31日まで毎日午前6〜9時に実施。受け付けは毎日午前5時50分から現地で行い、予約不可。大人2500円、小学生1800円。問い合わせは市観光物産協会TEL077(566)3219。

■涼みながら節電 5施設無料開放(YomiuriOnLine滋賀)
県、来月11日まで
 夏はピーク時の節電対策として展開する「節電クールライフキャンペーン」の一環で、21日、県内在住の家族連れを対象にした県立の文化施設の無料開放を始めた。暑い時間帯に一家で外出することで、自宅の節電に役立ててもらう狙い。
 〈1〉近代美術館(大津市瀬田南大萱町)〈2〉琵琶湖博物館(草津市下物町)〈3〉醒井(さめがい)養鱒(ようそん)場(米原市上丹生)〈4〉安土城考古博物館(近江八幡市安土町下豊浦)〈5〉陶芸の森陶芸館(甲賀市信楽町勅旨)――で実施。小学校で配られた「節電クールライフ」のチラシや県の広報誌(7、8月)を持参するなどすれば、無料となる。
 孫(3)と琵琶湖博物館を訪れた大津市南郷、無職長谷川祥吉さん(68)は「暑い時期に涼める企画はありがたい」と話していた。
 8月11日まで。問い合わせは県企画調整課(077・528・3314)。

■軽油流出:大津港1000平方メートルに 配管が原因か(毎日jp滋賀)
 21日午前8時半ごろ、大津港(大津市浜大津5)の桟橋付近で、琵琶湖汽船の職員が港湾内に軽油が流れているのを見つけ、県に連絡した。県流域政策局によると、油は約1000平方メートルにわたって広がり、オイルフェンスを設置し、吸着マットで回収作業にあたった。船に給油する施設の配管のつなぎ目が緩むなどした可能性があり、22日に専門業者を呼んで原因を調べる。【村瀬優子】

■企画展:大量繁殖や森林破壊、カワウの害を知って−−草津・琵琶湖博物館(毎日jp滋賀)
 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)で、第19回企画展示「こまった!カワウ−生きものとのつきあい方−」が始まった。カワウは90年代から全国で大量繁殖を続け、森林破壊や食害が問題になっている。県内では竹生島(長浜市)で営巣するカワウが枝を折るなどし、05年までにタブノキ林の大部分を枯死させた。また、アユはカワウの好物で、琵琶湖での食害が懸念されている。
 企画展ではカワウの生態や、森林破壊や食害が起こる仕組みを写真やパネル、剥製で紹介。兵庫県尼崎市から訪れた佐々木勇人君(7)は「剥製は本物みたいですごかった。楽しみながら勉強できました」と話した。
 カワウの生態に詳しい亀田佳代子・同館専門学芸員は「カワウの大量繁殖は困ったことだが、企画展を訪れた人には上手な共存のあり方を考えてもらえれば」と話している。午前9時半〜午後5時、11月23日まで。小中学生100円、高校・大学生160円、一般200円。【村山豪】

■カワウが過去最少 竹生島は昨年比93%減(ChunichiWeb滋賀)
 県内で今年5月の時点で生息するカワウが1万2415羽で、県が調査を始めた2004年度以降、最も少なかった。県は10年度から使い始めた捕獲確率の高いエアライフルの効果をはじめ、昨冬の低温の影響などで好物としているアユが琵琶湖で減少したためと分析している。
 県が21日のカワウ総合対策協議会で、明らかにした。
 調査は5月9〜30日の3週間。04年度から集団営巣地とされる伊崎半島(近江八幡市)と竹生島(長浜市)で調査を続けており、10年度から加わった葛籠(つづら)尾崎(長浜)の計3カ所を調べた。
 激減したのは竹生島で、10年度は1万4155羽だったが、本年度は1015羽で93%減。伊崎半島も8400羽余りから4000羽弱と半数近く減らした。
 県は大幅に減ったことを受けて、本年度の目標捕獲羽数を2万羽から1万2000羽に修正する。
 県は協議会で、カワウの移動範囲が広いため広域的対策が求められるとして、本年度から関西広域連合でも対策に乗り出したと報告した。
   ◇  ◇
 関西広域連合が初めて実施したカワウの生息動向調査で、鳥取県を除く2府4県では40カ所のねぐらや繁殖地があることが分かった。生息数は計2万1127羽を確認。県が占めるカワウ数は約60%で、兵庫県の14%、大阪府の9%と続いた。
 調査は今年5月、46カ所で夕方から夜間にねぐらに戻ってくる個体を数えた。
 ねぐらの数は兵庫県の16カ所、滋賀、徳島両県の6カ所の順で多かった。県内のねぐら数は竹生島で130カ所、伊崎半島で2195カ所だった。
 今後、年3回調査し、来年度に策定するカワウの広域保護管理計画に反映させる。(木原育子、曽布川剛)

11/07/21

■ビワマス:復活作戦 市・漁協連、プロジェクト会議発足−−米原(毎日jp滋賀)
 米原市内を流れる天野川のビワマス遡上(そじょう)を復活させようと、米原市や県漁協連などは米原・遡上プロジェクト会議を発足。「カムバック ビワサーモン」作戦に乗り出した。
 琵琶湖固有種のビワマスは主に琵琶湖北部の深い所に生息。秋の頃、産卵のため、生まれ故郷の川を遡上する。琵琶湖に流れ込む天野川は現在、遡上するビワマスの姿はなく、市内の醒井養鱒(さめがいようそん)場ではビワマスの養殖開発が進んでいる。
 同会議は同市、県水産試験場、県漁協連などの11人で構成。遡上現状調査▽遡上道調査▽稚魚放流などの作戦を展開する予定で、市は「天野川と丹生(にゅう)川の合流点付近までビワマスをカムバックさせたい」としている。【桑田潔】

■関東甲信、雨の峠越える…台風6号(YomiuriOnLine)
 大型の台風6号は、21日午前4時現在、東京・八丈島の南西約130キロを時速20キロで南東へ進んでいる。
 気象庁は、関東甲信地方では激しい雨が降る恐れはなくなったものの、これまで降った雨により地盤の緩んでいる所があるとして、土砂災害などへの注意を呼びかけている。
 同庁によると、台風の中心気圧は985ヘクト・パスカル。中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。
 台風は、同日夜にかけて八丈島の南海上を引き続き南東に進み、伊豆諸島や関東地方の太平洋沿岸で大しけの状態が続く見込み。

11/07/20

■台風6号:高島304ミリ、観測以来最多 各地で強風、2人けが(毎日jp滋賀)
 台風6号の影響で、県内は19日も浸水被害などが相次いだ。彦根地方気象台によると、24時間雨量(午後5時50分現在)は高島市・朽木平良で観測開始(06年)以来最多の304・5ミリを観測。台風が最接近するのは20日午前ごろで、同気象台は土砂災害などへの警戒を呼びかけている。
 東近江消防本部によると、19日午前10時半ごろ、東近江市市子殿町で女性(69)が強風で転倒し、左手首を骨折。近江八幡市の女性(89)も自宅の庭で倒れて救急搬送された。
 米原市は天野川が氾濫危険水位を超えたとして、同市長岡の55世帯185人に避難勧告を出した。県などによると、大津・甲賀市内で床上浸水1件、床下浸水8件。店舗4件にも浸水被害が出た。また、東近江市建部地区では倒壊した樹木が高圧配電施設に接触して約1200世帯が停電した。
◇殺人事件の裁判員裁判の日程を変更
 大津地裁は裁判員候補者の安全と負担を考慮し、20日から予定していた井ノ口義一被告(36)の殺人事件の裁判員裁判の選任手続きと公判を10月に延期した。【加藤明子】

■県水産試験場:30日に一般公開 ミニ水族館や講演も−−彦根(毎日jp滋賀)
 彦根市八坂町の県水産試験場は、30日午前10〜午後4時、場内を一般公開する。「感じて!びわ湖 みて ふれて まなぶ 豊かなびわ湖の幸」と銘打ち、今年で13回目の催し。事前の申し込み不要で入場無料。
 同試験場の試験・研究成果のパネル展や講演会のほか、ふなずしの漬け方講習会(事前申し込みの15人が対象)もあり、試験場職員が実技指導する。一般来場者も見学できる。琵琶湖や河川の魚介類などを紹介する「ミニ水族館」や魚つかみを体験するコーナー、漁具の展示のほか、アユやビワマス、外来魚の試食体験、セタシジミの殻を使ったストラップ作りも楽しめる。
 問い合わせは同試験場(0749・28・1611)。【松井圀夫】

■カワウ2万1100羽 関西2府4県 広域連合初調査(京都新聞電子版)
 関西広域連合の広域環境保全局は19日、5月に初めて実施した2府4県のカワウ生息動向調査の結果を発表した。確認した個体数は2万1100羽だった。滋賀県が6割を占めたが、琵琶湖の竹生島(長浜市)で前年同期比9割減の1千羽にとどまるなど県内では半減した。
 カワウは小魚を食べるほか、大量のふんを落とすため漁業や景観に大きな被害を与えているため、調査を続けて広域的な飛来コースや季節的な分布、営巣状況などを調べ、実効性のある保護管理計画の策定につなげる。
湖国全体の6割 竹生島など9割減に
 今回の調査地は、関西2府3県(奈良県を除く)と徳島県のねぐらと営巣地(コロニー)の計46カ所。兵庫県で11カ所、徳島県で2カ所のねぐらを初確認するなど分布状況の一端が分かった。
 府県別の個体数は滋賀県1万3500羽、兵庫県2900羽、大阪府1900羽、和歌山県1400羽、徳島県800羽、京都府300羽。各府県とも減少傾向だったが、特に全国最大規模の営巣地を抱える滋賀県の減少が顕著だった。竹生島、葛籠尾(長浜市)、伊崎半島(近江八幡市)の3コロニーの個体数は計1万2400羽で、前年同期から1万100羽も減った。現行の調査内容になった2004年度以降初めて2万羽を割り、最少を記録した。
 県は、09年度に始めた大規模対策の効果とみているが「春先に低温だったため琵琶湖周辺への飛来が遅かった可能性がある。県外に分散していることも考えられ、今後の調査結果を合わせて検証したい」(自然環境保全課)としている。

■台風6号、和歌山・潮岬付近通過 なお激しい雨続く(asahi.com)
 大型の台風6号は20日午前、徳島県南部に上陸後、再び海上を進んで和歌山県の潮岬付近を通過。近畿や東海を風速25メートル以上の暴風域に巻き込みながら、時速20キロで東に進んでいる。土砂崩れや交通機関の乱れ、高速道路の通行止めなど各地に影響が広がっている。
台風情報
 気象庁によると、中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル。20日深夜から21日朝にかけて関東に接近する見通し。東海から関東の太平洋側では21日まで、1時間50〜70ミリの非常に激しい雨が断続的に降り続く。東海では20日夜まで、局地的に1時間80ミリを超える猛烈な雨となる恐れがあるという。
 20日未明から朝にかけて、静岡市葵区では1時間に62.5ミリ、三重県大台町では57.0ミリを記録した。雨のピークは東海が同日深夜まで、関東、東北が21日中となる見通し。

■台風6号、紀伊半島に接近 豪雨への警戒呼び掛け(ChunichiWeb)
 大型で強い台風6号は20日、徳島県南部に上陸した後、四国の東海上を東寄りに進んだ。同日昼前にかけて紀伊半島に接近する見込み。台風の速度が遅いため、西・東日本は長時間、風雨の強い恐れがあり、気象庁は土砂災害や河川の増水などに警戒を呼び掛けた。
 同庁によると、台風は午前6時現在、和歌山県田辺市の西南西約40キロ付近を時速約15キロで東に進んだ。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から東側130キロと西側90キロ以内が暴風域となっている。(共同)

■台風6号、徳島に上陸 四国、近畿が暴風域に(ChunichiWeb)
 大型で強い台風6号は19日、四国の南海上を北上し、四国のほぼ全域と近畿の一部を風速25メートル以上の暴風域に巻き込みながら20日午前0時半ごろ、徳島県南部に上陸した。気象庁によると、台風上陸は今年初めてで、7月の上陸は4年ぶり。
 高知県馬路村では降り始めからの雨量が1100ミリを超えた。24時間雨量も860ミリ超と、この地点の観測史上最多記録。同村の7月の月間雨量平年値は591・5ミリ。
 台風の速度が遅いため、西・東日本の太平洋側は大雨や暴風が長時間続き、1時間に80ミリを超える猛烈な雨の恐れがある。(共同)

11/07/19

■台風6号、千ミリ超の豪雨 四国、近畿が暴風域に(ChunichiWeb)
 大型で強い台風6号は19日、四国の南海上を北上、四国のほぼ全域と近畿の一部を風速25メートル以上の暴風域に巻き込んだ。気象庁によると、四国上陸の恐れはないが、20日に紀伊半島に上陸の恐れがある。上陸すれば今年初めてで、7月の上陸は4年ぶり。
 高知県馬路村では降り始めからの雨量が1100ミリを超えた。24時間雨量も860ミリ超と、この地点の観測史上最多記録。同村の7月の月間雨量平年値は591・5ミリ。
 台風の速度が遅いため、西・東日本の太平洋側は大雨や暴風が長時間続き、ほかでも総雨量が千ミリを超える可能性がある。(共同)

■20日午前、和歌山県に最接近 大型で強い台風6号(紀伊民報AGARA)
 大型で強い台風6号は19日午前、高知県足摺岬の南海上数十キロにあって、時速20キロで北上している。予報円の中心を通ると、20日午前9時に和歌山県へ達すると予想されている。県南部はうねりを伴った高波や強い風雨の影響で、道路の通行止めが相次いでいる。和歌山地方気象台は、土砂災害などに警戒するように呼び掛けている。
 19日午前10時現在、台風6号の中心気圧は960ヘクトパスカルと若干弱くなったが依然として強い勢力を保ったまま北上している。中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速55メートル。中心から東側190キロ、西側110キロが暴風域となっている。強風域は東側650キロ、西側410キロ。このままのコースを進むと、20日午前0時に高知県安芸市付近へ達すると予想されている。海上の波の高さはうねりを伴って10メートル近い猛烈なしけとなっている。風は次第に強くなるとみられる。
 台風に伴う湿った空気が流れ込んでいるため、局地的に1時間に50ミリを超える非常に強い雨が降っている。20日にかけても1時間に80ミリの大雨が降る恐れがある。20日正午までの24時間雨量も800ミリを予想している。
 降り始めから19日午前10時までの積算雨量は龍神(田辺市)386・5ミリ▽本宮(同)386ミリ▽西川(古座川町)298ミリ▽色川(那智勝浦町)291ミリ▽護摩壇山(田辺市)252ミリ―など。時間雨量は本宮53・5ミリ▽西川51・5ミリ▽色川48ミリ▽新宮33ミリ―などを観測した。
 白浜町の白良浜海水浴場では19日朝、押し寄せた高波が階段護岸まで達した。白浜観光協会が護岸沿いに設置していた海水浴客用の「ヤシの葉パラソル」は、浜の南側の3基が波で倒れ、流されそうになっていた。
 午前7時ごろ、様子を見に来た観光協会職員は「台風接近時、波が護岸まで来ることはしばしばある。ヤシの葉パラソルが流されそうになったことはここ数年はないが、過去にはあったと聞いている」と心配していた。
 付近の県道には強風で飛ばされた沿道の木の枝や葉が散乱していた。

■大型の台風6号、上陸の恐れ 記録的雨量、千ミリ超も(ChunichiWeb)
 大型で強い台風6号は19日、高知県・土佐湾を北上。夜には四国のほか近畿と中国地方を暴風域に巻き込み、20日にかけ高知から紀伊半島に上陸の恐れがある。奈良県で釣りの男性が行方不明。岡山県で強風により転倒した男性が意識不明の重体など、西日本で20人以上が負傷した。
 気象庁によると、高知県馬路村では24時間雨量が850ミリを超え、この地点の観測史上最多記録。降り始めからの雨量は千ミリを超えた。同村の7月の月間雨量平年値は591・5ミリ。
 台風の速度が遅いため、西・東日本の太平洋側は大雨や暴風が長時間続き、ほかでも総雨量が千ミリを超える可能性がある。(共同)

■台風6号:接近 大津で道路冠水、床下浸水も 21日ごろまで警戒を(毎日jp滋賀)
 台風6号接近の影響で18日、県南部でまとまった雨が降り、大津市中心部で道路冠水や床下浸水の被害があった。彦根地方気象台によると、18日午後7時までに大津で83・5ミリ、信楽(甲賀市)で90・5ミリの降水量を観測した。
 大津市では午後6時31分までの1時間に45ミリの雨が降り、同市浜大津3の市道が約50センチ冠水。大津署によると、周辺の民家約10軒が床下浸水した。大津署や大津市消防局などによると、けが人や避難者は出なかった。
 同気象台によると、台風6号は勢力が強く進む速度が遅いため、21日ごろまで水害や土砂災害を警戒する必要があるという。【石川勝義】

■八幡堀さかな釣り大会:環境考えよう 親子連れら150人が参加−−近江八幡(毎日jp滋賀)
 魚釣りを通して八幡堀に親しみ環境問題も考えてもらおう−−。海の日の18日、近江八幡市の八幡堀本町橋から幸円橋間で八幡堀さかな釣り大会が開かれ、市内外から家族連れら61組計約150人が参加した。
 同堀をきれいに、と取り組む八幡堀を守る会(白井貞夫会長)が外来魚駆除を兼ねて開いた。参加者は思い思いの場所で釣り糸を垂れたが、釣果はブルーギルとブラックバスの外来魚ばかり。琵琶湖固有魚はゼロだった。
 検量と検寸を行い、匹数と大きさの上位入賞者に白井会長から賞状が贈られた。同市安土町の老蘇小5年、水島大樹君は「釣りが好きで毎年参加しているけど、釣れたのはブルーギルだけ」とちょっと物足りなそうだった。【斎藤和夫】

■台風6号、四国が暴風域に 欠航や通行止め相次ぐ(asahi.com)
 大型で強い台風6号は19日午前、高知県足摺岬の南を時速20キロで北に進んでいる。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートルで、四国の一部が風速25メートル以上の暴風域に入った。同日中に中国、近畿など、20日には東海も暴風域に入る見通し。四国から紀伊半島にかけての太平洋側に上陸する恐れがあり、気象庁は大雨や暴風に警戒を呼びかけている。
 気象庁によると、台風6号は強い勢力を保ったまま北上している。19日午前10時20分現在の24時間雨量は高知県馬路村で717.0ミリ、同県宿毛市で379.5ミリに達し、観測史上最高を記録した。奈良、和歌山、三重県などにも300ミリを超えた地点がある。最大瞬間風速は高知県室戸市で38.9メートルを記録した。
 西日本から東日本の太平洋側では19日から20日にかけて局地的に1時間50〜70ミリを超える非常に激しい雨が降る見通しで、特に台風中心付近の活発な雨雲の影響を受ける四国、東海では局地的に1時間80ミリを超える猛烈な雨が降る恐れもある。
 20日朝までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで四国、近畿、東海800ミリ▽関東甲信250ミリ▽九州北部、南部200ミリ。
 台風6号の影響で道路や鉄道、空の便など交通網にも影響が出ている。
 19日午前9時半現在、東名高速の富士インターチェンジ(IC)―清水IC間の上下線、西湘バイパスの西湘二宮IC―早川IC間の下り線で通行止めになっている。
 JR東日本によると、青梅線は大雨のため午前6時40分ごろから青梅―奥多摩間で運転を見合わせている。
 空の便は午前11時までに日本航空が71便、全日空が140便の欠航を決めた。羽田と四国各地を結ぶ便などが中心。
 高校野球の地方大会も東京都や千葉、埼玉両県などで中止が相次いだ。

11/07/18

■台風6号、19日に西日本上陸も 7月では史上最強(ChunichiWeb)
 大型で非常に強い台風6号は18日、日本の南海上を北上した。勢力をほぼ保ったまま北上を続け、19日に西日本に上陸する恐れもあるとして、気象庁は厳重な警戒を呼び掛けた。
 中心気圧でみると、7月の台風としては統計史上最強クラス。今後、東寄りに進路を変え日本の太平洋側を進む見込みで、速度が遅いため暴風や大雨が長時間続く恐れがあるという。
 台風は18日午後5時現在、鹿児島県・種子島の南東約280キロを時速約30キロで北上。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。(共同)

■大型の台風6号北上 20日に上陸の恐れ(紀伊民報AGARA)
【漁船が避難した古賀浦湾(18日、和歌山県白浜町で)】
 3連休最終日となった18日、大型で非常に強い台風6号の北上に伴い、和歌山県南部にはうねりを伴った高波が押し寄せた。漁船は避難し、海水浴場は遊泳禁止となった。このままのコースで進むと20日昼すぎに和歌山県に最接近する見込みで上陸の恐れもある。
 台風6号は18日午前9時現在、沖縄県南大東島の東北東約260キロの海上にあって、時速20キロで北へ向かっている。中心気圧945ヘクトパスカル。中心付近では最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートルという猛烈な風が吹いている。風速25メートル以上の暴風域は東側260キロ、西側170キロ。風速15メートル以上の強風域は東側800キロ、西側560キロと広く、県南部にもすでに影響が出ている。
 今後、強い勢力を保ったまま北上し、19日午前9時に高知県足摺岬の南海上約160キロ、20日午前3時には高知市の南東海上約50キロに進むと予想されている。和歌山県南部も猛烈なしけとなり、うねりを伴った高波は10メートルに達するとみられている。1時間雨量は多い所で70ミリ、19日午前6時までの積算では300ミリが予想されている。
扇ケ浜のイルカも避難 
 台風の接近に伴い、田辺市扇ケ浜海水浴場で開かれているイルカと触れ合うイベント「南紀田辺ビーチサイド・ドルフィンin扇ケ浜」は17日から中止になった。
 主催する実行委員会は特設いけす内のイルカ2頭を同市新庄町の内の浦湾に避難させた。
 太地町のくじら浜海水浴場で15日から始まったクジラとの触れ合いイベントも16日から中止となっている。波が落ち着き次第、再開する。

■外来魚:琵琶湖、新たに2種捕獲 「放流やめて」 「生態系乱す」と警鐘(毎日jp滋賀)
 県水産試験場(彦根市)は、6月に琵琶湖で新たな外来魚2種を捕獲したと発表した。ヒレナマズ科の一種と「アミア・カルバ」という名の計2種で、観賞魚とみられるという。試験場は「観賞魚などを琵琶湖や河川にむやみに放流すると生態系を乱しかねない。絶対にやめて」と警鐘を鳴らしている。【姜弘修】
 ヒレナマズ科の一種は草津市沖の南湖で漁業者が設置した駆除用の網に1尾(全長約36センチ)がかかっていた。アフリカのタンガニーカ湖の固有種で、魚種名が分からず、近大農学部に照会して判明した。
 「アミア・カルバ」は長浜市沖の北湖で同じく漁業者の網で1尾(全長約44センチ)捕獲された。北米東部に広く分布し、観賞用として流通しているいう。
 これで県内で確認された外来魚はオオクチバス、ブルーギルを除き、36種になった。
 無許可放流は県漁業調整規則で処罰の対象になっている。同試験場は「漁業や固有の生物相に取り返しのつかない悪影響を与える危険性がある」と、無許可放流を強く戒めている。

■台風6号:九州南部・奄美が強風域に(毎日jp)
 気象庁によると、大型で非常に強い台風6号は、18日午前4時に南大東島の東約220キロにあって、1時間に約20キロの速さで北北西へ進んでいる。九州南部・奄美地方は、風速15メートル以上の強風域に入ったほか、19日には、九州、四国、中国地方が暴風域に入り、九州南部・奄美地方から近畿南部の海上は猛烈なしけとなる見込み。西日本から東日本では、今後の大雨に警戒が必要になる。
 台風6号は18日午前4時現在、中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心の東側260キロ以内と西側170キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。今後、非常に強い勢力を維持したまま北北西から北に進路を変え、19日から20日にかけて西日本から東日本にかなり接近する見込み。
 九州から東海地方にかけての太平洋側では、台風からの湿った空気が流れ込むため、19日にかけて、1時間に50ミリから70ミリの非常に激しい雨が断続的に降るとみられる。19日午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、九州南部、四国地方400ミリ▽東海地方350ミリ▽近畿地方300ミリ▽九州北部地方250ミリ▽奄美地方200ミリになっている。【毎日jp編集部】

11/07/17

■台風6号、九州に接近 厳重な警戒必要(ChunichiWeb)
 超大型で非常に強い台風6号は17日、沖縄・南大東島の東南海上を北西寄りに進んだ。気象庁によると、同日夜には大東島地方が、18日には奄美と九州南部が暴風域に入る恐れがあり、同庁は暴風や高波、大雨への厳重な警戒を呼び掛けた。
 気象庁は、九州から東海の太平洋側でも1時間に50〜70ミリの非常に激しい雨が降る可能性があるとしている。台風は今後、発達しながら北西に進み、その後進路を北寄りに変え、19〜20日にかけて西日本や東日本にかなり接近するとみられる。(共同)

■伝統の地引き網漁、近江八幡の住民ら150人体験(京都新聞電子版)
 伝統漁法の地引き網漁を体験する催しが16日、滋賀県近江八幡市の佐波江浜で開かれた。地域住民ら約150人が、約40年前まで一帯で行われていた漁に挑戦した。
 北里学区まちづくり協議会が地域で行われていた地引き網漁を体験してもらおうと初めて企画。沖島漁業共同組合の協力で催した。
 強い日差しの中、沖合約150メートルに仕掛けた網を参加者が引き始めた。30分ほどかけて砂浜まで寄せると、網にはヒガイやハス、約70センチのブラックバスなどバケツ一杯分の魚がかかっていた。
 家族で参加した大津市浜大津4丁目の会社員中根範夫さん(35)は「子どもよりも真剣になった」と言い、娘の彩花ちゃん(5)は「魚がたくさん捕れて楽しかった」と話していた。

11/07/16

■ペットボトル船で琵琶湖横断 震災孤児への募金呼びかけ(asahi.com)
 東日本大震災で親を失った震災孤児への募金を呼びかけようと、滋賀県内の高校に勤務する外国語指導助手(ALT)の2人が16日、ペットボトル815本を使った長さ約2メートルのボートで琵琶湖を横断した。
 挑戦したのは米国出身のダスティ・ウイットマンさん(30)と英国出身のロキシィ・ボロウスカさん(26)。守山市から対岸の大津市まで約2キロを1時間余りで横断した。米国では募金を求める「本気度」をパフォーマンスで示すことが多いといい、ALTの仲間や高校生らとペットボトルを集めて準備。2人は「大好きな日本の子どものため、思いを行動で示したかった」と話す。
 2人は3日から募金サイト(http://ilovenihon.com/)などで義援金を募り、国内外から約30万円が寄せられているという。ボロウスカさんは「地元の人も一緒に盛り上げてくれてうれしかった。今後も支援を訴えていきたい」と話す。

■3連休は「酷暑」のスタート 群馬・伊勢崎38・6度(ChunichiWeb)
 3連休初日の16日も、日本列島は厳しい暑さに見舞われ、群馬県伊勢崎市で最高気温38・6度など、関東は2日連続で38度超の「酷暑」を記録。気象庁の全国の観測点約920カ所のうち、35度以上の猛暑日は90カ所、30度以上の真夏日は653カ所に達した。
 厳しい暑さは17日がピークとみられ、気象庁は東北、北陸、関東甲信、近畿、中国地方、九州北部で猛暑日が見込まれるとして「高温注意情報」を発表、熱中症への厳重な警戒を呼び掛けた。
 16日、気温の高かった主な地点は、群馬県館林市38・4度、埼玉県熊谷市38・2度、同県秩父市38・1度で国内4地点が38度を超えた。(共同)

■熱中症に注意…28都府県に高温注意情報(YomiuriOnLine)
 三連休初日の16日は早朝から各地で気温が上昇し、気象庁は同日午前7時30分現在、東北地方から九州北部までの7地方、28都府県に「高温注意情報」を発表している。
 高温注意情報は、最高気温が35度以上の猛暑日(青森、宮城両県は33度以上)と予想される場合、熱中症への注意を喚起するもの。
 同庁は、水分や塩分をこまめに補給したり、冷房を適切に利用したりすることを呼びかけている。

■お盆の高速渋滞減少か…土日割引・無料化終了で(YomiuriOnLine)
 高速道路各社は15日、今年のお盆前後(8月10〜21日)の高速道路の渋滞予測を発表した。
 10キロ以上の渋滞は、昨年の同時期に発生した381回を1割程度下回り、345回と予測した。土日・祝日上限1000円の割引制度と、全国37路線で行われていた高速道路の無料化社会実験が6月に終了した影響で、特に中部や西日本で交通量が減少すると見込んだ。
 下り線の渋滞のピークは12〜13日で、13日午前7時頃に東北道矢板北パーキングエリア(栃木県)付近を先頭に40キロ。上り線の渋滞のピークは14〜15日で、15日午後1時頃に東北道上河内サービスエリア(同)付近を先頭に45キロと予想している。

■台風6号、連休明けにも西日本に接近の恐れ(YomiuriOnLine)
 大型で非常に強い台風6号は16日午前0時現在、小笠原諸島近海の海上を時速15キロで西に進んでいる。
 気象庁によると、中心の気圧は950ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。
 同庁は、16日以降、西日本と東日本の太平洋側で台風からのうねりを伴った高波に注意するよう呼びかけている。
 また、台風は18日以降、進路を北向きに変え、19日から20日にかけて西日本に接近する恐れがあるという。

■ウォーターボール 琵琶湖歩行競技中止(京都新聞電子版)
 大津市の任意団体「日本ウォーターウォーク協会」は15日、琵琶湖で毎夏開いていた透明な「ウォーターボール」の中に人が入って水上歩行する競技を今後中止する、と発表した。米国消費者製品安全委員会が、ボールは性能上危険として使用中止を求める警告を出したためという。
 ウォーターボールは直径2・5メートルのビニール製で、空気を入れてふくらませた内部に人が入り、水に浮かべる。同協会は琵琶湖のPRを目指し、2008年から大津市の琵琶湖で大学などの6チームが参加する水上歩行競技を開催。今年も8月に計画していた。
 だが、米国消費者製品安全委員会が3月、内部から開けられず酸欠になる危険性などから警告を出した。協会は「水上歩行競技でけが人は出ていない」とするが、激しく動いて息切れしたり、横転してけがをする可能性があるとして中止を決めた。
 協会は大津市や三重県内の環境体験施設と連携して、ボールを使った遊びを企画しており、御舩泰秀理事長は「湖岸近くに浮かべ、座って水中観察をする程度は問題がないが、夏場は内部の気温上昇に気をつけるように徹底したい」と話す。

11/07/15

■琵琶湖、新たな外来魚2匹 計36種類に(京都新聞電子版)
 滋賀県水産試験場は15日、琵琶湖で先月、アフリカ・タンガニーカ湖の固有種でヒレナマズ科の「ディノトプテルス・クニントニィ」と北米に分布する「アミア・カルバ」の外来魚2匹を確認したと発表した。琵琶湖で見つかった外来魚は計36種類となった。県は外来魚を放流しないよう求めている。
 いずれも6月上旬に漁業者の刺し網にかかり、同試験場の職員が回収した。ディノトプテルスは草津市沖で見つかり、近畿大で同定した。全長36・3センチ、重さ339グラム。魚類を中心とした雑食性という。
 またアミアは長浜市沖で捕獲された。全長44・2センチ、重さ1012グラム。魚類のほか、水生昆虫や小型哺乳類も食べるといい、観賞用として人気がある。

■こまったカワウ、テーマに企画展 16日から草津で(京都新聞電子版)
 琵琶湖の竹生島で繁殖し、漁業などに影響を与えているカワウをテーマにした企画展示「こまった! カワウ」展が16日から、草津市の琵琶湖博物館で開幕する。
 カワウの生態を知ってもらい、人と生き物との付き合い方を考えるのが狙い。会場には、竹生島で駆除されたカワウ約10羽を同館が剥製化し、樹上で営巣している様子をさまざまなポーズで再現している。
 カワウの胃の中から出てきた魚の標本でさまざまな魚種を食べていることや、竹生島の年ごとの航空写真で、拡大する被害を紹介。一方、カワウはリンなどの植物の栄養分を水中から山に運ぶ役割を果たしているとして、愛知県の知多半島で営巣地の山で入札を行っていた歴史や、南米のペルーで糞を肥料として輸出している例など、「益鳥」の側面もあることを展示を通じて考える。
 11月23日まで。水曜、祝日休館。入場料200円が必要。7月30日には、漁船に乗ってカワウの営巣やビワマス漁を見る観察会(有料)がある。問い合わせは琵琶湖博物館TEL077(568)4811。

■「水泳が嫌」と学校プールに魚 中3の6人、書類送検(ChunichiWeb)
 福岡県鞍手町の中学校のプールで今月上旬、2日間で約70匹の魚の死骸が見つかった事件で、福岡県警は15日、威力業務妨害容疑でこの中学の3年生6人を書類送検した。県警によると、6人は「水泳の授業が嫌だった」「学校指定の水着を着たくなかった」などと供述しているという。
 県警によると、書類送検されたのは14〜15歳のいずれも少年。魚は近所の池で釣ったものだったという。
 書類送検の容疑は、今月3日午後7時半ごろと5日午前5時半ごろの2回、水泳の授業を中止させるため、外来魚ブルーギルを、学校のプール内やプールサイドにばらまき、水泳の授業を妨害した疑い。(共同)

■YouTube、日本語音声を認識して字幕を自動生成・表示する機能を追加(Impress INTERNET Watch)
 グーグル株式会社は14日、動画共有サイト「YouTube」において、動画の中で話されている日本語を音声認識し、自動的に字幕として表示する機能を追加した。
 投稿した動画に日本語字幕を表示するための機能はすでにあったが、これまでは動画投稿者が字幕のテキストデータを用意しなければならなかった。今回ベータ公開した「自動キャプション機能」では、それが用意されていない動画についてもYouTubeのシステム側が自動的に字幕データを生成する仕組みだ。視聴者が、動画プレーヤーの右下にある「CC」アイコンのメニューから「音声を文字に変換」を選択することで字幕が表示される。
 自動キャプション機能で使っている音声認識技術は、グーグルが音声検索サービスで導入しているものとほぼ同じもの。ただし、よく使われる単語や文章の流れなどが検索サービスと異なるため、YouTubeの動画で学習してチューニングした。
 グーグルによると、日本語の自動キャプション機能は、日本語の音声が入っていると認識された動画であれば適用されるとしており、基本的には、多くの日本語動画に「音声を文字に変換」のオプションメニューが付くとしている。
 人による手動作業を経ないため、字幕がすべて完全というわけにはいかないが、例えばニュース番組のアナウンサーの説明など、言葉が明確な映像については高い精度で字幕を自動生成できるとしている。一方、アニメや時代劇など、口調に特徴があるものや、背景に音楽や雑音が入っているものはやはり難しいとしている。
 14日以降にアップロードされた動画については、アップロード後にすぐに字幕を生成し、公開と同時に日本語字幕を表示できるようになる。また、過去にアップロードされた動画についても、すでに150万件以上が自動キャプション機能による日本語字幕に対応済みだという。
 自動キャプション機能は、すでに英語版を2009年11月から提供。今回、それに続く2言語目として日本語に対応したかたち。
 英語では4000万点の動画が自動キャプション機能に対応しており、これまでに2300万回以上視聴された。多くの動画で同機能が使われたことで、動画音声の自動認識技術の改良も進み、自動キャプションの間違いを20%減らすことに成功したという。
 動画の投稿者は、動画の管理画面において、自動キャプション機能で生成された字幕データをダウンロードできる。これをベースに手動で間違いを修正したり、編集を加えることで、より正確な字幕を付けられる。英語では、自動キャプション機能の公開後、手動によるキャプションを付けられた動画も3倍に増えたとしている。
 なお、YouTubeのコンテンツパートナーであるテレビ朝日では、自動キャプション機能を実験的に使う考えだという。
映像のテロップと重なるような場合は、マウスドラッグで字幕の位置を移動可能 「キャプションを翻訳」メニューで、他の言語へ機械翻訳も行える
 各動画に字幕データが用意されていれば、あとは従来からある機械翻訳機能により、50以上の言語へ翻訳表示することが可能だ。原発事故などで海外からの関心が高まっている日本のニュース映像なども、世界の多くのYouTube視聴者に内容を理解してもらえるとしている。
 さらに、言語の壁を越えるという意味だけでなく、耳の不自由な人にもYouTubeを利用してもらえると説明。YouTubeのアクセシビリティを向上させる機能としても、自動キャプション機能の重要性を強調している。

■誰が持ち込んだ!? 日比谷公園にブラックバス(東京新聞TOKYO Web)
 鶴の形の噴水で知られる日比谷公園(千代田区)の雲形池で十三、十四両日、外来生物調査が実施され、ブラックバスやミシシッピアカミミガメを捕まえて駆除した。いずれも何者かがわざわざ持ち込んで放流した可能性が高く、同公園サービスセンターは「生き物を勝手に流すのはやめて」と呼び掛ける。 (中山高志)
 「あれじゃないか」「こっちにいたぞ」。十四日午後、水抜きして底が見えた雲形池で調査を請け負った会社の男性数人が魚を追っていた。網には体長四〇センチ近くのブラックバスがいた。捕獲された外来種は、ブラックバス二匹とミシシッピアカミミガメ六匹。
 センターによると、四月ごろ、雲形池でブラックバスの目撃情報が複数寄せられた。一方、雲形池ともう一つの「心字池」では、以前からミシシッピアカミミガメの生息が確認されている。
 雲形池ではかつて中国原産の「アオウオ」が確認されたが、草食系であるなどとして駆除を見送り、その後死んだ。これに対しブラックバスもミシシッピアカミミガメも肉食系で、メダカなど在来種を食い荒らす可能性があることから、駆除に踏み切った。
 全国ブラックバス防除市民ネットワーク(本部中央区)事務局の中川雅博さん(35)は「都心でも見つかることは珍しいとは言えない。誰かが釣った魚を持ち込んだのでは」と推測する。
 同センターは「メダカやテナガエビなどに代表される生態系を保つため駆除に取り組んだ。今後も外部からの生物持ち込みを予防したい」としている。

11/07/14

■琵琶湖・河川 守り強化 県警が「水上警察隊」(YomiuriOnLine滋賀)
 遊泳客やボート利用者らで水辺がにぎわうレジャーシーズンを迎え、県警は7月から、琵琶湖や河川での事故防止や水難救助などを一括して担う「水上警察隊」を発足させた。警部を隊長に、県警本部の地域課員7人と警備艇の操縦や整備などを行う職員(技士)4人が専従。これまで5署にあった水上派出所を分駐所や詰め所とし、活動の拠点とする。(西井遼)
 県警によると、琵琶湖や周辺の河川で昨夏(7、8月)に起きた水難事故は13件(前年同期比7件増)で、遊泳客ら4人が死亡。船舶事故も17件(同2件減)に上り、水上バイク同士の衝突事故で1人が亡くなっている。今年は6月末までに計17件が発生、2人が亡くなっている。
 こうした事態に、県警は「事故防止のためには、警備や取り締まりなどを集中的に行う組織が必要」と判断。従来は署ごとに運用していた水上派出所や警備艇を一元管理する「水上警察隊」の発足を決めた。
 大津、彦根、高島3署の水上派出所については夏の間、隊員や警備艇を常駐させる分駐所とし、大津北、長浜2署については詰所として、事故発生時に警備艇の出動拠点に使う。
 大地震など大規模災害が発生し、鉄道や高速道路などの陸上輸送路が寸断された場合には、同隊が警備艇や救助艇などを用いて物資の運搬や被災者の救助、搬送にも当たる。
 同課では「琵琶湖は県民の誇り。この場所での水難救助、犯罪や事故予防の重要性を常に意識しながら、全力を注ぎたい」としている。
     ◇
 県警水上警察隊と大津北署、大津市消防局などは水難・船舶事故に備えるため、同市南小松の近江舞子中浜水泳場で、合同救助訓練を実施。水上バイク(2人乗り)とモーターボート(4人乗り)が衝突し、4人が琵琶湖に放り出されたとの想定で、同署員らは湖岸から救命索と呼ばれるロープ(30メートル)を発射して、1人を岸まで引き上げた。
 ロープが届かない沖合では、同警察隊の警備艇などが浮環(ふかん)を投げ入れて2人を、県警機動警察隊のヘリコプターが1人をつり上げ、4人全員を無事、救助した。水上警察隊の清水敬夫(よしお)隊長(51)は「湖上に出る前に気象状況を確認し、ライフジャケットを着用したり、船や水上バイクの速度を抑えたりして安全に気を配ってほしい」と話した。

11/07/13

■湖底低酸素化の仕組みを確認 琵琶湖環科研(京都新聞電子版)
 琵琶湖の湖底付近の低酸素化を調べるため、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が高精度の計測機器を開発し、湖底の泥の溶存酸素濃度がゼロに近いことを明らかにした。泥の中の酸素濃度の低さが湖底付近の低酸素化につながる仕組みを現地で初めて確認した。
 湖底付近の酸素は、大気と接する表層水が冬に冷やされて沈み、深層水と混ざって供給されている。だが地球温暖化で循環が不十分になり、低酸素化が進んでいるとされる。また、湖底の泥の酸素濃度が低いと、バクテリアが湖底付近の水の酸素を多く消費すると言われていた。
 センターはこれまで、湖底から1メートル上の水深90メートルの溶存酸素濃度を定期観測していた。新しい機器は湖底の泥に棒状のセンサーを刺して計測、水の溶存酸素濃度も水深を0・1ミリ単位で区切って調査できる。
 2010年3月に完成し、同年3月と11月、11年5月に高島市沖の北湖の水深92メートルで測ると、湖底の泥の溶存酸素濃度は1リットル中0・2〜0・5ミリグラムと極めて低かった。泥の酸素濃度低下は以前から懸念されていた。
 熊谷道夫環境情報統括員は「湖底の泥には、過去数十年にわたる窒素やリンの急激な流入でプランクトンが増えて死骸がたまっており、バクテリアによる分解の過程で酸素が多く消費されている」と指摘する。
 また新機器の計測では、酸素を多く含む水の層と湖底の泥の間にある層が1〜3ミリと以前より薄くなっていた。この層が薄ければ泥に含まれるバクテリアが酸素を消費しやすく、湖底付近の低酸素化が進むという。
 熊谷環境情報統括員は「今後も湖底の泥と水の酸素のやりとりを観測し、低酸素化が琵琶湖の水質や生物にどういう影響があるかを探求したい」と話す。

■気象庁が初の「高温注意情報」 関東、九州など4地域に(ChunichiWeb)
 気象庁は13日、おおむね気温35度以上(青森、宮城両県は33度以上)の猛暑が見込まれる地域を対象に、前日に熱中症への警戒を呼び掛ける「高温注意情報」を、関東甲信と東海、近畿、九州北部(山口県含む)の4地域に初めて発表した。
 情報は北海道と沖縄を除く地域を対象に13日から運用を開始。猛暑が予想される当日の午前5時と11時には、より細かく都府県単位で情報を発表する。
 気象庁ホームページのトップページに情報を閲覧できるリンク先があり、情報が出ていない都府県も、気温予想をグラフで確認できるようになっている。(共同)

■ガソリン価格、前週に続き横ばい(Impress Car Watch)
 石油情報センターは7月13日、石油製品小売価格の週次調査(7月11日調査)の結果を発表した。
 調査結果によると、ガソリン価格の全国平均はハイオク159.4円、レギュラー148.7円、軽油129.1円で、前週と比べてハイオクは0.1円値下がり、レギュラー/軽油は横ばいの結果となった。
 地域別に見ると、北海道でいずれの油種も0.7円、東北地方、関東地方、中部地方でそれぞれ0.1〜0.2円の値下がりをみせたものの、そのほかの地域はほぼ横ばい。中国地方のみハイオク0.3円、レギュラー0.4円、軽油0.2円の値上がりとなっている。

■びわ湖大橋米プラザ:朝捕りのビワマスやコアユ…直売会にぎわう(毎日jp滋賀)
 大津市今堅田3の「道の駅・びわ湖大橋米プラザおいしやうれしや」で9、10日、コアユとビワマスの直売会があった。
 湖魚の消費拡大につなげようと県漁連が年4〜6回開催。9日は朝捕ったばかりのビワマス約50キロ(1キロ2000円)とコアユ約70キロ(1キロ800円)、冷凍のセタシジミなどが並んだ。ビワマスの空揚げとコアユの天ぷらの試食や、湖魚レシピの提供もあった。
 1年前に県内に転勤して来た野洲市の会社員、神代正造さん(40)は初めてビワマスを購入。「琵琶湖にしかいない魚なので以前から興味を持っていた。刺し身が楽しみ」と話した。【石川勝義】

■地引き網漁:水環境知る 親子190人体験−−近江八幡・宮ケ浜(毎日jp滋賀)
 琵琶湖にすむ魚を調べ、水辺の景観や水質保全の大切さを知ってもらおうと、近江八幡市沖島町の宮ケ浜で10日、地引き網体験会が開かれ、県内外の53組190人の親子が湖での地引き網漁を楽しんだ。
 琵琶湖お魚探検隊(丹波喜徳代表)が水と緑の市民環境会議などと共に開いたもので、今年で4回目。沖島漁協の協力で浜に網を張り、子どもたちが網を手繰り寄せると、ブルーギルやブラックバスと共にニゴイやアユなどもかかった。
 捕れた魚は9割以上が外来魚で、琵琶湖固有種はわずか。お魚探検隊員が「大きな口のブラックバスが固有種を食べたり、ブルーギルが魚の卵を食べてしまうから」などと琵琶湖の生態を説明すると、子どもたちは興味深く聞いていた。
 地引き網漁の醍醐(だいご)味を味わった後、子どもたちは、探検隊のメンバーが作った2隻のタイヤチューブの手造りいかだに乗って湖に入り、泳いだり砂浜で宝探しをしたりして琵琶湖の水辺の遊びを楽しんだ。【斎藤和夫】

11/07/12

■清掃:外来藻を刈り取り カバタ維持へ住民ら70人−−高島(毎日jp滋賀)
 自家湧水(ゆうすい)を生活に巧みに取り込むカバタで名高い高島市新旭町針江の住民ら約70人が10日、水路の琵琶湖への出口で、繁茂した外来藻を一斉に刈り取った。一帯は中島と呼ばれる長さ約200メートル、幅約30メートルの池沼で、オオフサモが水路をふさぐほど。針江地区の水路一斉清掃を前に、下流を大清掃した。
 オオフサモは水深約1メートルの水中から水面へと、大量のロープがからまったように繁茂。住民は大きなカマを手に水に入って刈り、ボートのへさきに取り付けた金属製の“大熊手”で藻を絡め取った。
 立命館大国際関係学部3、4回生のゼミ仲間10人も参加し、船上から初めて手にするカマで藻と格闘したほか、共同炊事も担い「えらいけどいい体験ができた」。刈り取った藻は近くの田に運び、堆肥(たいひ)化される。【塚原和俊】

■清掃:NPO法人2団体、青木ケ原樹海と河口湖湖底で実施(毎日jp山梨)
 NPO法人「富士山クラブ」と横浜市の海洋環境活動団体「海をつくる会」は9、10の両日、富士河口湖町の青木ケ原樹海と河口湖湖底の清掃を行った。
 湖底清掃は河口湖、山中湖、西湖で、財団法人「日本釣振興会」が呼びかけて毎年計9回実施している。3湖ともにブラックバス釣りが盛んで、多くのワーム(プラスチック製疑似えさ)が湖内に散っている。
 10日は、河口湖の大池公園から約30メートル沖で、ダイバー21人が午前11時15分から約1時間、ごみを集めた。この一帯は湖上花火の打ち上げ水域でもあり、湖岸は富士山クラブのメンバーが清掃した。引き上げられたごみには、タイヤ、ドラム缶、小型船エンジン、打ち上げ花火の残がいなども見られた。ワームも多く、ダイバーから「ワームだらけだ」との声が上がっていた。次回の湖底清掃は西湖で行われる予定。
 9日の樹海清掃には約55人が参加。2時間で冷蔵庫やタイヤなど1・5トントラックが満載になるほどのごみを収集した。【小田切敏雄】

11/07/11

■向こう1週間、猛暑に注意 気象庁が「高温情報」(ChunichiWeb)
 日本列島は11日、各地で厳しい暑さになった。気象庁は、東日本と西日本は向こう1週間、最高気温が35度以上の猛暑日となる所があるとして「高温に関する気象情報」を発表、熱中症に警戒を呼び掛けた。
 11日、気温の高かった主な地点は、群馬県館林市37・5度、福島県喜多方市37・4度(この地点の7月観測史上最高)。
 気象庁によると、向こう1週間は太平洋高気圧に覆われて気温が平年よりかなり高い所が多く、関東甲信ではこれから18日ごろ、東海は13〜18日ごろ、近畿は14〜18日ごろに猛暑日となる所がある見込み。(共同)

■串本町で海霧 紀伊大島の周辺かすむ(紀伊民報AGARA)
 梅雨が明けて暑い日が続く和歌山県紀南地方。10日午前7時ごろには串本町の串本港で海霧が発生し、紀伊大島やくしもと大橋の周辺が白くかすんだ。
 串本海上保安署によると、夏場の海霧は気温の上昇で海水の水分が蒸発し、風がない時に発生する。
 午前7時から30分ほど、紀伊大島と串本港の間の海上で霧が発生した。和歌山地方気象台の観測では午前7時の潮岬の気温は27度だったが、串本港では風がなく蒸し暑かった。「珍しい光景」と言って携帯電話で撮影する人の姿も見られた。

■用地契約は94% 高速道路「田辺―すさみ」(紀伊民報AGARA)
 和歌山県田辺市は、市議会の高速道路及び国道バイパス促進特別委員会で、近畿自動車道紀勢線田辺―すさみ間と田辺西バイパスの用地契約の進ちょく状況を報告した。
 田辺―すさみ間(38キロ)は5月末の用地契約率が田辺市99%、上富田町94%、白浜町91%、すさみ町94%。全体で94%となっている。市内では残り1%になって1年以上経過しているが交渉が難航しているという。
 市内では下万呂で平田橋の橋台工事、中万呂で大谷橋の橋下部工事と左会津川橋の橋脚工事、新庄町で稲妻地区改良工事と長井谷高架橋上部工事、新庄町と上富田町朝来で長井谷・荒堀地区改良工事が発注されている。
 一方、同市稲成町と芳養町を結ぶ田辺西バイパス(延長3・8キロ)の用地契約の進ちょく率は5月末で、阪和自動車道南紀田辺インターチェンジ付近から芳養松原2丁目の県道芳養清川線交差点までの延長2・2キロが100%となり、2013年度の供用開始が見込まれている。
 同交差点と芳養町大屋の延長1・6キロ区間の進ちょく率は77・48%になっている。

■8匹釣り上げられる カジキ釣り大会(紀伊民報AGARA)
 「第22回JGFAビルフィッシュトーナメントin串本」(同実行委員会主催)が8、9の両日、和歌山県串本町の串本港を基地とした近海であり、2日間で8匹のカジキが釣り上げられた。
 近畿圏を中心に全国から50チーム、約200人が参加。クルーザーから釣り上げたカジキの重量やラインの強度などでポイントを競った。初日は4匹(標識を付けて放したのは3匹)、2日目も4匹(同3匹)が釣り上げられたが、昨年の19匹に比べて釣果は少なめだった。
 串本港では両日の夕方、カジキを釣ったチームが表彰台に上がって記念撮影をした。持ち帰ったカジキはクレーンでつり下げられた。各チームの応援団になっている地元の飲食店やガソリンスタンドの店員も記念撮影に加わるなど、地元住民との交流もあった。8日には餅まき、9日には同町サンゴ台の串本ロイヤルホテルで表彰式があり、奈良県の「ストライカー」が優勝した。10日には、一般を対象にした体験クルージングもあった。
 2日目に120・5キロのクロカジキを釣った高知県のチーム「金次郎」の渋谷伸一さん(45)は「この大会に参加するのは3回目だが、ことしは初日に釣れず苦戦した。串本は黒潮が近くで良い所。毎年楽しみにしている」と話した。

■八郎湖でルアー、釣り糸を回収 大潟の自然を愛する会(さきがけonTheWeb)
 大潟村の自然保護団体「大潟の自然を愛する会」(堤朗会長、45人)は10日、八郎湖岸でルアーや釣り糸の回収作業を行った。
 八郎湖には多くの水鳥が生息し、湖岸のヨシ原に巣を作っている。しかし、ヨシ原には、ブラックバスを狙う釣り人たちが残したルアーや釣り糸が多く放置されている。針や糸で鳥がけがを負う恐れがあるため、同会では5年ほど前から回収を行っている。
 会員5人が、同村と男鹿市野石に架かる野石橋周辺で作業を行った。参加者たちはウエーダー(胴長)を着込んで湖に入り、腰まで水に漬かりながらヨシ原の中のルアーを探した。約2時間で、15個のルアーを回収したほか、ビールの空き缶やカップ酒の容器なども拾い集めた。
 同会は2000年に設立。ルアー回収のほか、外来魚の駆除、自然観察会の開催などを実施している。こうした取り組みが評価され今年5月、財団法人日本鳥類保護連盟の「野生生物保護功労者表彰(環境省自然環境局長賞)」を受けている。

11/07/10

■初日は5本の釣果 第22回串本ビルフィッシュがスタート(熊野新聞オンライン)
 串本港を基地に沖合で大物カジキを狙う「第22回JGFAビルフィッシュトーナメントin串本」(同実行委員会主催)の競技が8日、スタートした。9日まで。串本町、同町観光協会、同町商工会が後援。
 関西地方を中心に51チームが参加。国際ゲームフィッシュ協会(IGFA)ルールに基づき、釣り糸の強度と魚の重量を掛け合わせた合計ポイントで競う。
 初日は午前6時にクルーザーが次々と出港し、狙いの海域へ向かった。この日は5本釣り上げたが、4本は標識(タグ)を打って海へ放す「タグアンドリリース」という方法で放流した。漁港に揚がった1本は85.8?のシロカジキ。重量を量る「検量」にはアマチュアカメラマンらも詰めかけ、盛んにシャッターを切った。
 検量の後には大会を祝う餅まきもあった。田嶋勝正町長も会場に駆け付け、大勢の町民らがクルーザーをバックに餅ひろいを楽しんでいた。

■初の猛暑日 びわ湖の恵み(YomiuriOnLine滋賀)
 近畿地方の梅雨明けが発表されてから初めての週末となった9日、県内は青空が広がり、最高気温が大津と南小松(大津市)で35.1度を記録、今年初の猛暑日となり、彦根でも35.1度を記録。残る6観測地点全てで、30度を超える真夏日となった。
 大津市今堅田の市営真野浜水泳場では照り付ける太陽の下、大勢の親子連れらが水遊びに訪れた。
 家族4人で訪れた守山市今浜町、会社員村井孝史さん(29)は「暑くなったら泳ぎに行こう、と家族で話していて、外に出たら暑かったので、さっそく来た。琵琶湖で泳ぐのは今年初めて」と話し、長女の結菜(ゆな)ちゃん(5)は「水が気持ちいいし、貝殻集めも楽しい」と笑顔を見せた。

11/07/09

■東日本大震災:外国人教員、ペットボトルのボートで琵琶湖横断 16日挑戦(毎日jp滋賀)
◇支援の本気度示す−−募金サイトも
 外国語指導助手(ALT)として県内高校に勤務する米国出身のダスティ・ウィットマンさん(30)と英国出身のロキシー・ボロツカさん(26)が16日、ペットボトルの手作りボートで琵琶湖横断に挑戦する。東日本大震災の被災地に支援金を集めるための試みで、2人は「大好きな日本のために、成し遂げたい」と意気込んでいる。【前本麻有】
 2人は琵琶湖大橋(約1・5キロ)に沿うように、守山市から大津市にかけて横断する。ダスティさんは「米国では募金を求める時は、どれだけ本気なのか態度で示す」と言い、パフォーマンス付きの募金が行われるという。そのため「自分たちが勤務する滋賀発らしい支援法」を考え、琵琶湖ボトルボートチャレンジ(BBBC)を思いついた。
 3月末から、英会話ボランティアの仲間を通じて、ボートやカヌーの講師にこぎ方を教わったり、ペットボトル集めに奔走。500ミリリットルボトル815本で縦幅2・2メートル、横幅2メートルの特製ボートを手作りした。今月3日には、海外へ被災地支援を呼びかけるため、クレジットカードを利用したインターネット募金のサイトを立ち上げた。既に各国から日本円で10万円以上が寄せられた。
 ロキシーさんは来月、任期を終えて結婚のため帰国する。「本当に日本にはお世話になった。被災地に自分の心意気が伝わるよう精いっぱいこぎたい」と熱く語った。
 当日は、ゴール地点の琵琶湖岸でも支援金を募り、被災孤児を支援する団体に寄せられる。インターネット募金はBBBCのブログ(http://ilovenihon.com/)から。

■梅雨明け:東近江で35.1度、猛暑日 ヒマワリも見ごろ(毎日jp滋賀)
 近畿地方の梅雨明けが発表された8日、県内でも前日の雨がうそのように朝から全域で晴れ渡り、9カ所の観測所全てで30度以上の真夏日に。東近江市は35・1度を記録し、猛暑日となった。彦根地方気象台によると昨年より9日、平年より13日早い梅雨明けという。
 東近江市妹町の「道の駅あいとうマーガレットステーション」では、東側に併設する畑で約3万本のヒマワリが見ごろとなり、強い日差しの下で大輪の花を咲かせていた。家族で訪れた同市八日市清水2の主婦、田中雅子さん(30)は「意外と早い梅雨明け。良い天気の中でたくさんのヒマワリを見れてうれしい」と話していた。【村山豪】

■陽炎ゆらり、滋賀県各地で30度超(京都新聞電子版)
 大阪管区気象台が近畿地方の梅雨明けを発表した8日、滋賀県内でも気温が各地でぐんぐん上昇し、厳しい暑さとなった。
 彦根地方気象台によると、東近江市では最高気温35・1度を観測し、前日より10度以上も高くなった。彦根市は34・5度、大津市は34・2度と、各地点で30度を超えた。今後1週間も真夏日が続くという。
 大津市島の関では熱せられた空気で光が屈折する陽炎(かげろう)が立ちのぼり、電車がゆらゆら揺れて見えた。照りつける太陽の下、日傘をさす女性も多く見られ、行き交う人はぐったりとした表情で歩いていた。

11/07/08

■ビルフィッシュトーナメント開幕 串本町(紀伊民報AGARA)
 和歌山県串本町近海でカジキを釣ってポイントを競う「第22回JGFAビルフィッシュトーナメントin串本」(同実行委員会主催)が8日、同町の串本港を基地に始まった。9日まで。町内の飲食店やガソリンスタンドなどが大会応援団に登録しており、町を挙げたイベントとなっている。
 ビルフィッシュトーナメントは1990年に始まり、本州最南端のカジキ26 件釣り大会として定着している。
 今大会には全国から50チームが参加。7日午後に串本漁港市場で安全祈願神事を営んだ。8日午前6時、くしもと大橋の沖からクルーザーが一斉に大海原に走りだし、競技が始まった。
 競技は国際ゲームフィッシュ協会(IGFA)のルールに基づき、使用した釣り糸の強度別の数字とカジキの重量を掛け合わせるなどしてポイントを競う。これまでの大会では、第19回に釣り上げられた208・6キロのクロカジキが最も重かった。
 大会応援団になっている町内の飲食店などでは、赤い大会旗を掲げてムードを盛り上げている。実行委によると、大会の参加者約200人が町内の宿泊施設に泊まっている。参加チームは応援団の店で飲食をしたり、クルーザーに給油したりして、大会期間中に1チームにつき20万〜30万円の経済効果をもたらしているという。
 同町串本で飲食店「海布」を営む高橋孝次さん(62)は「毎年、貸し切りになるほど大勢で来てくれるのでありがたい。満足して帰ってもらえるようにできるだけサービスしたい」と話す。
 実行委員長の林義展さん(46)=大阪市=は「串本は港が整備されていて、黒潮が接岸して近くに大きな釣りのポイントがあるのが良い。町や応援団が町ぐるみで協力してくれてありがたい」と話している。

■ブログから発覚、禁止区域立ち入りで釣り客逮捕(スポーツ報知ネット版)
 ほかの釣り客のマナーを批判したブログに掲載した写真を端緒に、奈良県警吉野署が軽犯罪法違反(禁止区域への立ち入り)の疑いで大阪府に住む40代の男性会社員2人を書類送検していたことが8日、吉野署への取材で分かった。
 吉野署によると男性の1人が5月のブログで、ボートの釣り客のマナーについて「移動時は、どんな狭い通路であっても、全開また全開」などと批判する内容の書き込みをした。ブログには1人が釣りをしている様子の写真も掲載していた。
 ところがブログで取り上げた池は陸地からの釣りが禁止されており、批判されたことを知ったボート釣り客が逆に2人の違反を警察に通報。写真があだとなり、逮捕につながった。
 書類送検は1日。送検容疑は今年5月、電源開発所有の池原貯水池(同県上北山村)の岸に正当な理由無く立ち入った疑い。

■東海地方が梅雨明け 平年より13日早く(ChunichiWeb滋賀)
 気象庁は8日、中国、四国、近畿、東海など各地方が梅雨明けしたとみられると発表した。東海地方は平年より13日早く、名古屋地方気象台で1951年の統計開始以来5番目に早かった。
 梅雨入り後の降水量は名古屋で335ミリ、岐阜で420ミリ、津で440ミリを観測。平年よりやや多かった。
 8日の東海地方は、雨で厳しい暑さがひと息ついた前日とうって変わり、各地で30度前後の陽気。前日に15日連続の真夏日がストップした名古屋は正午までに32・8度、岐阜は31・3度、津は29・1度を記録した。
 名古屋市天白区の市農業センターでは、緑のつるや実で覆われたヒョウタンのトンネルがお目見え。1メートル近い大小のヒョウタンがぶら下がり、家族連れがトンネルの日陰で涼を楽しんでいた。

11/07/07

■近江大橋:無料化、9月にも判断 「有料延長ありき」否定−−知事(毎日jp滋賀)
 嘉田由紀子知事は6日の県議会一般質問で、大津、草津両市を結ぶ近江大橋の無料化について「9月ごろには方針を決定しなければならない」と述べ、判断時期の目安を示した。佐藤健司議員(自民)の質問に答えた。
 近江大橋は来年9月に建設費の償還を終えて無料化する予定だったが、橋桁の劣化で大規模な補強工事が必要と判明。嘉田知事は今年2月、工事費を賄うため料金徴収の延長を検討する考えを表明した。
 答弁で嘉田知事は「有料延長が既成事実化されているとは考えていない」と強調。その一方で高額な維持管理費に言及し「無料化は維持費を税金で負担することになる。慎重に対応したい」と述べた。
 近江大橋は普通車で片道150円。通行料収入は1日約400万円(昨年度平均)という。【村瀬優子】

■「浜がけ」は人為的 知事、水位操作見直し議論を(ChunichiWeb滋賀)
 県議会は6日、本会議を再開し、7氏が一般質問した。5月の大雨で彦根市の湖岸の砂浜が崩れる被害「浜がけ」について、答弁で嘉田由紀子知事は原因について自然条件に加え、琵琶湖の水位を上げることで雨や風に浜がさらされる「人為的影響」を認めた。嘉田知事は「最も適性な水位はどうあるべきか議論が必要」と述べた。
 嘉田知事は浜がけの原因を▽湖岸の地形▽ダムや砂防ダムの影響▽強風の3点に加え水位操作が複雑に絡んでいると分析した。
 5月の大雨では、湖岸の砂浜が深さ30センチえぐられ、被害は約6キロに及んだ。
 11月1日〜翌6月14日の琵琶湖の水位は、基準水位のプラス30センチとすることが琵琶湖の水を放出する瀬田川洗堰(ぜき)の水位操作規則で定めている。湖魚が産卵しやすい環境にするのが目的という。
 嘉田知事はこの水位の高さが5月の大雨で、浜がけを起こした原因の一つとして指摘。生態系保全と浜がけを防ぐことへの両立の難しさに触れ「あっちを立てたらこっちが立たない。場合には、予算措置が必要かもしれない」と語り、水位操作規則の見直しを含めた議論を呼び掛けた。
 江畑弥八郎(民主)西村久子(自民)両氏の質問に答えた。 (木原育子)
 【ビワイチのブランド化】目片信悟氏(自民)が琵琶湖を自転車などで1周する「ビワイチ」のブランド化を質問。「私ごとですが」と前置きし「多くの感動を発見させてもらった」と2度ビワイチに挑戦した体験を披露した。嘉田知事も「私的なことですが」とした上で「45年ほど前、中学の修学旅行で滋賀にきて比叡山や琵琶湖を見て住んでみたいと思った」と呼応した。
 目片氏は、兵庫県の淡路島を1周する「あわいち」、新潟県の佐渡島を1周する「さどいち」との連携を提案。嘉田知事は「どういう連携ができるか、前向きに考えたい。琵琶湖が世界のメッカになるよう努めていく」と答えた。
 冒頭、目片氏は父の目片信・大津市長を念頭に「知事は、目片という名前にいささか抵抗があるでしょうが、寛大な心で答弁を」と語り、議場がぴりりとする場面もあった。

■フナズシ作ろう 8月まで県内3ヵ所で講習(京都新聞電子版)
 湖国の食文化を代表するフナズシを作る講習会が7〜8月、滋賀県内3カ所で開かれる。参加者は、準備された琵琶湖産子持ちニゴロブナの塩漬けを磨いた後、ご飯に漬け込む体験を行う。自宅に持ち帰り、重石をして保管すると冬においしいフナズシが完成する。
 琵琶湖に浮かぶ沖島(近江八幡市)では沖島漁協が7月17日に開催。滋賀県漁連は18日に県南郷水産センター(大津市)、8月3、4日に朝日漁協(長浜市)で開く。
 沖島漁協の開催分は参加費2万5千円。ニゴロブナの塩漬け5キロ(約20匹)とおけなど材料に加えて、漬け込むご飯も同漁協が準備する。昼食は持参だが、ビワマスやアユ料理などが入った沖島弁当(1000円〜)の予約を受け付けるほか、琵琶湖で唯一、人が定住する沖島の散策も楽しめるという。開催日前日までにTEL0748(33)9511に申し込む。先着30人。
 県漁連の開催分は参加費2万円。ニゴロブナの塩漬け5キロ(約20匹)とおけなど材料、昼食代を含む。ニゴロブナを漬け込むための炊いたご飯3升5合は参加者が持参する。
 朝日漁協の昼食は今が旬のビワマス料理。両日とも、往復はがきで8日まで(消印有効)に各会場宛てに申し込む。定員は各20人で応募多数の場合は抽選。問い合わせは県食のブランド推進課TEL077(528)3890。

■台風・大雨「エリ漁」ピンチ 琵琶湖水位5月上昇(YomiuriOnLine滋賀)
瀬田川洗堰開放 波や流木で網損傷相次ぐ
 琵琶湖の定置網漁「エリ漁」が5月の台風や大雨の影響で、南部を中心に大きな打撃を受けている。台風で強い波が起きたり、大雨で高くなった水位を下げる操作を行ったりしたため、仕掛けのエリ網が破損したり、杭(くい)が傾いたりした。特に、コアユ漁は8月21日から禁漁期に入るため、漁業関係者は「夏の漁を再開しようにも、修復が間に合わない」と頭を抱えている。(鷲尾龍一)
 エリ漁は「エリ」と呼ばれる仕掛けで魚を捕る漁法で、強い波や流木などの影響を受けやすい。県水産課によると、中主(ちゅうず)漁協(野洲市)は6棟のうち5棟で網が損傷するなどし、近江八幡漁協(近江八幡市)も唯一の仕掛けが破損して、いずれも休漁に追い込まれた。志賀町漁協(大津市)は16棟中3棟、守山漁協(守山市)は7棟中5棟が被害にあった。
 国土交通省琵琶湖河川事務所によると、琵琶湖の水位は河川法などで目標値が定められており、雨量の多い6月16日〜10月15日はマイナス20〜30センチ、それ以外はプラス30センチとなっている。
 県内は例年になく、5月の雨量が多く、同月末には台風2号の接近で水位が50センチを超えた。このため、同事務所が水位を下げようと瀬田川洗堰を開放。その結果、南湖で水の流れが強くなり、仕掛けの網が引っ張られたり、ごみや流木が当たったりして、エリが破損する被害が発生したようだ。
 志賀町漁協は2棟を修繕して漁を再開したが、杭の折れた1棟は修復不能として湖から引き揚げた。守山漁協も一部を直して漁を再開したが、いずれの漁協関係者も「例年ほどの水揚げは期待できない」と話している。
 コアユ漁は産卵期を避けるため、8月21日〜11月20日は禁漁期となっており、夏場の操業はあと1か月半を残すのみ。中主漁協の望月幸三組合長(64)は「漁業を約45年間してきたが、5月の台風による被害は初めて。損害額は約5500万円に上る。夏どころか、12月1日に解禁される冬の漁も絶望的だ」と話した。
エリ漁 琵琶湖特有の定置網漁法の一つで、障害物に当たるとそれに沿って泳ぐという魚の習性を利用してコアユやモロコなどの湖魚を捕まえる。湖底に15〜10メートルの杭を立て、水中に網をつるして「つぼ」と呼ばれる場所に魚を集める仕掛けが、湖の一円に大小100以上ある。

11/07/06

■近江大橋、無料化か有料継続か 嘉田知事「9月に方針」(京都新聞電子版)
 滋賀県議会の6月定例議会は6日、一般質問を行った。来年9月に通行料徴収期限が切れる近江大橋を無料化するか、有料を継続するかについて、嘉田由紀子知事は、橋の補強工事や国の認可手続きにかかる時間を念頭に「今年9月ごろには方針を決定しなければいけない」との考えを示した。
 近江大橋は、県道路公社が建設費を借り入れて整備し、完成後の通行料で返済を行っている。返済が終わる来年9月に無料開放する予定。
 自民党県議団の佐藤健司県議は「先の(2月)県議会で嘉田知事が無料開放見送りも検討する意向を示したが、早期の無料開放を求める声が多い。いつごろまでに結論を出すのか」と問うた。
 嘉田知事は「橋桁は雨水が浸入して劣化が進んでおり、防水など新たな補強工事が必要」と説明。来年9月以降に無料開放するか有料を継続するかで、同工事の時期が左右されることなどを考慮して、「今年9月ごろには方針を決めなければいけない」と答弁した。また、嘉田知事は「近江大橋は他の道路と比べて交通量が多く維持管理に多大な費用を要する。無料化すると税金負担になる」とし、有識者や地元住民や自治体の意見を幅広く聞く、とした。

■真夏日:各地で(毎日jp滋賀)
 彦根地方気象台によると、県内は5日も各地で真夏日を記録。大津市真野5の真野川では、麦わら帽子をかぶった釣り人が水分補給したり、タオルで汗をぬぐいながらアユ釣りを楽しんでいた。
 会社の同僚と来ていた近くの会社員、高松大基(ひろき)さん(30)は「家でじっとしているよりも涼しい。川辺は天然のクーラーですね」と話していた。【加藤明子】

■熱中症:6月の搬送、昨年比4倍 「エアコン適度に」(毎日jp滋賀)
 県は5日、県内各地で30度以上の日が続いた6月の熱中症の救急搬送人員が、前年(28人)の約4倍の110人に上ったと発表した。65歳以上の高齢者が過半数の57人を占め、県は「無理な節電はせず、適度なエアコン使用を」と呼びかけている。
 6月は21日以降、県内各地で30度台の真夏日が続き、同月では33年ぶりに35度を超す猛暑日も記録。県によると、彦根市では月前半の平均最高気温が24・7度で前年を0・8度下回ったが、後半は30・1度と2・1度高かった。
 このため、熱中症の救急搬送は前半の6人に対し、16〜30日の後半に104人と集中しており、うち56人が高齢者。重症者も5人いた。
 今夏は節電が呼びかけられているとはいえ、死亡事故にもつながる熱中症への注意は必要。県は予防に「こまめな水分補給」と「暑さを避けること」を挙げている。【姜弘修】

■6月の熱中症搬送、昨年の3・9倍 下旬の猛暑で重症5人(ChunichiWeb滋賀)
 県のまとめによると、今年6月に熱中症で救急搬送された人が県内で110人に上り、昨年同期比で87人増の3・9倍だった。6月下旬の暑さが原因で、今後も県は注意を呼びかけている。
 彦根の平均最高気温が24・7度だった6月1〜15日は、搬送人員は6人と昨年同期より5人少なかった。しかし、平均最高気温が30・1度となった同月16〜30日は104人に急増した。昨年のこの時期は彦根の平均最高気温が28度で、搬送人員は17人だった。
 6月の総搬送人員の110人のうち、65歳以上の高齢者は57人で5割を超え、意識不明、呼吸困難など3週間以上の入院を必要とする重症患者も5人いた。
 昨年は7〜9月の搬送人員が625人で、09年同期から438人も増えた。今年は、県や関西電力が節電を呼びかける中で夏の暑さを向かえるため、県の担当者は「無理な節電はせず、適度に扇風機やエアコンを使用し暑さを避けてほしい」と注意を促している。(曽布川剛)

11/07/05

■中学校プールに魚の死骸70匹 福岡、夏の水泳授業中止に(ChunichiWeb)
 福岡県鞍手町の町立鞍手北中学校(古田康弘校長、生徒数318人)のプールで4日と5日の2日間にわたり、外来魚ブルーギル計約70匹の死骸が見つかった。同校は衛生面への懸念から今夏の水泳の授業を全て中止。通報を受けた直方署は、プールのフェンス外から投げ込まれた可能性が高いとみて、業務妨害容疑で捜査を始めた。
 直方署や同校によると、4日朝、水泳の授業が始まる前に体育教諭が様子を見に来た際、水を張ったプール内や、プールサイドに全長10センチ前後のブルーギル約30匹の死骸があるのを発見。水泳を中止にして片付けたが、5日朝に再び約40匹の死骸が見つかった。(共同)

■水難事故:琵琶湖で水上バイクとゴムボート接触 17歳の3人重軽傷(毎日jp滋賀)
 4日午後2時半ごろ、大津市南小松の近江舞子水泳場の琵琶湖沖合で、兵庫県伊丹市森本、飲食店店長、小野寺将太さん(26)運転の水上バイクがゴムボートと接触、ボートに乗っていた大阪府内の17歳の少女3人が湖面に投げ出され、1人が腰の骨を折り重傷、2人が顔面打撲などの軽傷を負った。
 近江八幡署によると、ボートは大阪市淀川区の飲食店経営の男性(36)が操縦するプレジャーボートがけん引中。男性にけがはなかった。5人はいずれも知人同士で、同署は水上バイクが波に乗り上げて操縦不能になったとみて調べている。【村山豪】

■「地元に心労」知事が初謝罪 早崎内湖事業を大幅縮小(ChunichiWeb滋賀)
 長浜市早崎町などの琵琶湖岸に広がる干拓地をかつての早崎内湖に戻す再生事業を大幅に縮小したことが4日、県議会の一般質問で取り上げられ嘉田由紀子知事は「結果として地元の皆さんにご迷惑とご心労を掛けてしまい申し訳なく思う」と初めて謝罪した。
 青木甚浩氏(自民)が「地元は翻弄(ほんろう)され続けている」と訴えたのに答えた。
 県は国の支援などが得られない可能性があり、厳しい財政状況を踏まえ、事業対象だった干拓農地89ヘクタールすべてを買収する計画を20ヘクタールに縮小する方針を3月に地元に伝えた。
 青木氏は法的、制度的な課題もあり、県の縮小方針に「一定評価はできる」としたが、「しかし当初の計画とあまりにかけ離れている。誠意を見せて欲しい」と、地元を訪れての説明を要望した。
 嘉田知事は「地元の議員として協力をお願いしたい」と明言を避け続けたが、青木氏の再三の質問に、嘉田知事は「伺うべき判断の時にはしっかりと伺わせていただく」と述べた。(木原育子)

■水草から燃料、実用化めど 東近江の企業、特許取得(京都新聞電子版)
 酵素や大規模装置を使わずに従来の6分の1の費用で植物からエタノールを抽出する方法を東近江市の金属加工会社が発明し、4月に特許を取得した。琵琶湖の水草や河川の雑草から石油の代替燃料になるバイオエタノールを作る実証実験を国土交通省などと行い、実用化のめどが立ったため、本格実施に向け準備を進めている。
 同市建部下野町の「スリー・イー」が開発。金属加工に使う潤滑液を製造、販売しており、その際に偶然にエタノールが精製されたため2007年12月から研究していた。
 雑草や水草からバイオエタノールを精製する際、これまで大規模高圧装置か高価な酵素を用いて茎や葉に含まれるセルロースを糖化させる必要があった。このため費用面が実用化の課題だった。
 同社は、糖化させる前に行う酸処理の前工程で、アルカリ処理を施すことで酵素を使わずセルロースを糖化できることを発見した。さらにダイコンの搾り汁を使い糖化を活発化させる方法も開発し、全体量のうち水草は3〜4%、雑草は7%程度のエタノールを作れるようになった。同社によると従来は植物の葉や茎からバイオエタノール1リットルを精製する際には300〜400円かかったが、1リットル50円程度になるという。
 昨年9月から大津市内で国交省や滋賀県立大と、水草などからのバイオエタノール抽出実験を続けている。
 同社は、来年度にデモプラントを建設し、大手石油会社と提携して自動車の燃料として販売する構想や、製造業の工場でボイラーの燃料として使ってもらう計画があるという。福谷泰雄社長(71)は「使い道がない雑草や水草を自然エネルギーとして活用し、新しい社会作りに役立てたい」と話している。

11/07/04

■ミシガン不明客 沖で遺体発見 自殺か(京都新聞電子版)
 3日夕方に大津市の大津港を出港した琵琶湖遊覧船「ミシガン」から乗客1人が行方不明になった事案で、大津署などは4日午前、同市におの浜の沖約500メートルの琵琶湖で男性の遺体を発見した。
 同署は、この男性が自殺するために船から飛び降り行方不明になったとみて調べている。
 県警は3日夕方に、「ミシガン」を運航する琵琶湖汽船(大津市)から「乗客が1人いない」と通報を受けて、大津市消防局と捜索。4日朝から再び捜索し、午前8時40分ごろに遺体を発見した。

■湖国環境フェスタ:「琵琶湖を大事に」 さかなクン、トークショー−−草津(毎日jp滋賀)
 琵琶湖の環境を知ってもらう「湖国環境フェスタ」(日本青年会議所近畿地区滋賀ブロック協議会主催)が3日、草津市下物町の烏丸半島であり、「さかなクン」のトークショーなどが開かれた。
 大勢の来場者らの前でさかなクンはビワコオオナマズやビワマスなど琵琶湖ならではの魚の絵を描き、「何の魚でしょう」と質問。正解した子どもに絵をプレゼントし、「琵琶湖をみんなで大事にしてね」と呼び掛けた。
 子どもらは「さかなクンが一番好きな魚は?」などと質問。さかなクンは「ハコフグ。大好きなのでいつも頭にかぶってます」と答えていた。【柴崎達矢】

■さかなクン、外来魚の脅威訴える びわ湖の日制定30周年(ChunichiWeb滋賀)
 1日の「びわ湖の日」制定30周年にちなんだイベント「湖国環境フェスタ」が3日、草津市の県立琵琶湖博物館であり、大勢の親子連れらでにぎわった。
 日本青年会議所近畿地区滋賀ブロック協議会が主催。魚について豊富な知識があるタレントのさかなクン(東京海洋大学客員准教授)を招いたトークショーでは、外来魚の脅威を来場者に伝えた。
 博物館の学芸員が「ブルーギルやブラックバスなどの外来魚は、琵琶湖固有の生き物たちを脅かしている」と説明すると、さかなクンも「ぎょ、ぎょ、ぎょ」と叫んで危機感を表現。さかなクンは「琵琶湖の魚たちの卵や赤ちゃんが食べられたり、魚のお家が壊されたりしているよ」と話し、子どもたちに「琵琶湖の魚をみんなで守ろうよ」と呼び掛けた。
 このほか、湖上でのカヤック体験や環境学習に積極的に取り組んでいる小学校のエコ発表会もあった。同協議会の岩崎元英さん(35)は「琵琶湖を大切にする気持ちは大人になっても忘れないで」と話していた。(木原育子)

■さかなクン、湖魚語る  草津で湖国環境フェスタ(京都新聞電子版)
 琵琶湖の環境について考える「湖国環境フェスタ2011」(日本青年会議所滋賀ブロック協議会主催)が3日、滋賀県草津市下物町の烏丸半島一帯で開催された。東京海洋大客員准教授の「さかなクン」のトークイベントもあり、大勢の親子連れでにぎわった。
 さかなクンは、屋外に設けられたステージ上で、琵琶湖に生息する魚について説明。ビワコオオナマズやビワマス、アユなどを紙に描き、会場に詰めかけた子どもたちに、それぞれの魚の特徴について質問した。的確に答える子どもたちに「ぎょぎょ、よく知っているね」と驚いていた。
 また、さかなクンの貢献で、絶滅したはずの淡水魚「クニマス」が昨年12月、約70年ぶりに生息確認された経緯も披露。「みんなにも、何かを発見してほしい」と伝えた。
 このほか、会場には県内の環境団体が約20のブースを出展。琵琶湖博物館では小学生が、エコ活動に関する報告を行った。

11/07/03

■転落した長男助けに川へ 父親、おぼれ死亡 福岡・添田町(西日本新聞ネット版)
 2日午後3時半前、福岡県添田町津野で川釣りをしていた同県香春町中津原、小学校教諭の宮吉崇央(たかひさ)さん(41)が、川に落ちた小学2年の長男(7)を助けようとしておぼれた。警察の通報で駆け付けた消防隊員が同5時前、川底に沈んでいる宮吉さんを見つけたが、搬送先の病院で死亡が確認された。長男は岸まで泳ぎ無事だった。
 田川署によると、宮吉さん親子は2人で、川沿いの高さ約8メートルの土手を下って釣りをしていた。自力で岸に戻った長男が父親の姿が見えないことに気付き、周辺住民に助けを求めた。周辺住民が110番した。現場の川幅は約8メートルで、宮吉さんは約30メートル下流の深さ約3メートルの川底で見つかった。現場周辺はブラックバスを釣る人がよく訪れる。

■節電:花噴水が一部休止、20%削減 平日昼1時間、9月22日まで(毎日jp滋賀)
 県は今月から、昼の電力需要を抑えるピークカットの一環として大津港(大津市浜大津)の観光名物「びわこ花噴水」の一部休止を始めた。節電対策による運転休止は初めて。9月22日まで2カ月半続ける。
 幅の長さが世界最大級の噴水で、休止するのは平日昼夜2回の運転のうち、正午〜午後1時の1時間。噴水がライトアップされる夜間は運転する。土・日曜、祝日は通常通り運転する。
 県によると、通常運転した場合と比べ、消費電力を約20%(約1万3000キロワット)削減できるという。【村瀬優子】

■ミシガン乗客、琵琶湖転落か 着港時「1人足りず」(京都新聞電子版)
 3日午後5時10分ごろ、琵琶湖遊覧船「ミシガン」を運航する琵琶湖汽船(大津市)から「乗客が1人足りない」と大津署に通報があった。
 同社によると、午後4時45分に大津港を出発したミシガンには出港時19人の乗客がいたが、着港時には18人だった、という。
 大津署が同日夜、ミシガンの船内を調べたところ、黒っぽい色のサンダル一組が残されていた、という。同署は乗客が何らかの原因で琵琶湖に落ちたとみて調べている。

■湖岸の植物 生態守ろう びわ湖の日30周年、高島で催し(京都新聞電子版)
 滋賀県高島環境・総合事務所が主催する初の「高島ECO祭り」が2日、高島市今津町今津の南浜であり、自然観察や環境学習などの催しが行われた。
 「びわ湖の日」30周年を記念して開催。湖岸清掃に続いて行われた自然観察には約40人が参加した。いまづ自然観察クラブの松見茂さん(84)=今津町日置前=を講師に、湖岸の植物について学んだ。
 松見さんは、かわいらしい花を咲かせるハマヒルガオが海岸以外で群生しているのは琵琶湖だけであることや、湖西には地面をはうように伸びるツルヨシが多いことを説明し、「周辺の環境を含めて大切にする必要がある」と話した。松や桜など、湖岸の景観をかたちづくる樹木についても学んだ。
 また、野鳥観察や湖魚料理の試食会、下水処理施設の見学会、高島市が力を注ぐ「紙ごみ分別」の学習コーナーもあった。

11/07/02

■大物狙い89チーム カジキ釣り大会(紀伊民報AGARA)
 和歌山県すさみ町近海で2日、日本最大級のカジキ釣り大会「第17回ビルフィッシュトーナメント」が始まった。大物を狙い89チームが出場、正午までに5匹が釣り上げられた。3日まで開かれ、この後も釣果が期待されている。
 町や商工会、観光協会、NPOなどでつくる「すさみスポーツフィッシング大会実行委員会」が、地元活性化を目的に開いている。トローリングで釣り上げたカジキ類の2日間の総重量を競う。
 今年は約300人の選手が参加した。この日午前6時にスタートフィッシング。クルーザーが一斉にすさみ港を出港。間もなく、本部に「ヒット」を伝える無線が次々入った。ヒットは15〜20キロ沖で多く、正午までに17回あった。
 大阪府の「チーム アズール」は、正午すぎに帰港し、体長2メートル53センチ、重さ69キロを検量した。船長の整骨院経営大塚久司さん(44)=大阪府八尾市=は「この大会には初めて参加したが、調子は最高。ちょっと小さめなので、もっと大きいのを狙いたい」とすぐに再出港した。
 同町沖は全国有数のカジキ釣りスポットで、毎年全国から多くの参加者が集まる。タレント照英さんも6年連続して参加。昨年は所属チームが優勝した。

■カジキ釣り大会が開幕 27チーム、71人が健闘誓う(八重山毎日新聞電子版)
 【与那国】第22回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(主催・与那国町、主管・同実行委員会)は、1日午後7時から久部良漁港特設会場で開会式を行い、3日間にわたる大会が開幕した。
 大会には、カジキを対象魚としたトローリングの部に27チーム、71人、磯釣りの部に7人の計78人が出場。日本最西端の国境の海を舞台に釣果を競う。
 開会式では、大会実行委員長の外間守吉町長が「今大会も数多くのアングラーがエントリーしている。与那国の豊かな海を堪能し、町民との触れ合いを楽しんでほしい。アングラーの皆さんの健闘を祈る」とあいさつ。
 トローリング部門の出場チームが紹介されたほか、アトラクションとして、航空自衛隊南西航空音楽隊が演奏、与那国伝統芸能保存会が「ミティ唄」、祖納青年会が「棒踊り」などを披露した。
 競技は2、3の2日間行われ、競技時間はトローリング部門が午前7時〜午後5時(3日は午後4時)、磯釣り部門が午前9時〜午後3時。
 両日とも夜はアトラクションがあり、2日はちびっ子のど自慢や与那国出身で民謡歌手の宮良康正氏、西泊喜則氏のコンサート。3日は午後7時の閉会式に引き続き琉天や長間孝雄氏などのステージが予定されている。

■「びわ湖の日」30周年で催し 滋賀県、10日にシンポジウム(日本経済新聞ネット版)
 窒素、リンの排出規制を定めた琵琶湖富栄養化防止条例の施行1周年を記念して滋賀県が定めた「びわ湖の日」が1日、30周年を迎えた。今年は県や関連団体・企業が記念事業やイベントを催している。
 県は10日、大津市のピアザ淡海で記念シンポジウム(無料、予約不要)を開く。琵琶湖を取り巻く自然と人をテーマに活動する写真家の今森光彦氏が講演し、嘉田由紀子知事と対談する。
 琵琶湖の生物や環境を展示する県立琵琶湖博物館(草津市)は3日まで、開館時間を午後9時まで延長して水族館を夜間展示中。期間中は入館無料。
 外郭団体の淡海文化振興財団は環境保全活動をする市民団体に助成する「びわ湖の日基金」を創設、寄付を集め始めた。助成内容は9月末の寄付状況で決める。寄付付き商品の販売や助成先の情報提供などで協力企業も募集する。
 琵琶湖汽船(大津市)は7月中、観光船ミシガンの小学生以下の乗船料金を、大人1人につき5人まで無料にする。

■水質調査:「不適」なし 県が水泳場調査、放射性物質も無検出(毎日jp滋賀)
 県は1日、利用客が多い県内の主要な水泳場の水質調査結果を発表した。「不適」はなく、念のため調べた放射性物質も検出されなかった。
 水浴シーズン前に9水泳場の計12地点で大腸菌群数、油膜、化学的酸素要求量(COD)などを調査し、水質を判定した。特に良好な「適」のAAは▽松の浦▽近江舞子▽南浜▽二本松▽マキノサニービーチ−−の5水泳場。その他は「可」のBだった。
 放射性物質は代表的な近江舞子、宮ケ浜、マキノサニービーチの3水泳場で調査。放射性ヨウ素、セシウムとも不検出だった。【姜弘修】

■琵琶湖博物館:夜行性の魚も見てね あすまで無料−−草津(毎日jp滋賀)
 「びわ湖の日」の1日、草津市下物町の県立琵琶湖博物館の入場料が無料となり、多くの家族連れでにぎわった。無料開館は3日までで、普段は見ることのできない夜行性の魚の活動などが見学できる。孫と訪れた大津市の森川正二さん(60)は「琵琶湖には多様な生物がいると改めて実感した。生物にとって良い環境が維持されることを願います」と話していた。
 午前9時半〜午後9時。無料期間中は▽夜の昆虫観察会(2日午後7時半〜)▽星空観察会(3日同)など、さまざまなイベントが開催される。【前本麻有】

■浜開き:夏本番、笑顔満開 大津・真野浜水泳場で安全祈願(毎日jp滋賀)
 夏本番を迎えた1日、県内の多くの水泳場で浜開きがあった。大津市営真野浜水泳場(同市真野5・同市今堅田3)では、真野浜水泳協会などの関係者が安全を祈願。近くの麗湖幼稚園とわかば保育園の園児約80人がレジャーシーズンの幕開けを祝った。
 同協会が桟橋に囲まれた子供向けの浅瀬(横50メートル、縦25メートル)にコイとアユ約150匹を放流。園児らは水温27度の琵琶湖に飛び込み、「冷たい」「魚おった」と大はしゃぎ。麗湖幼稚園年長組の有明和哉君(5)は「毎年、パパと琵琶湖に来ているからまあまあ泳げる」と初泳ぎを披露した。
 同水泳場は8月末まで、午前9時〜午後5時に監視員を配置。例年並みの2万人の人出を見込んでいる。【加藤明子】

■びわ湖の日:30周年 ごみ、水草除去に汗−−県内各地(毎日jp滋賀)
 「びわ湖の日」30周年の1日、県内各地の琵琶湖岸周辺で清掃活動が行われた。環境に関心のある市民ボランティアや県職員らが、ごみ拾いや湖面に浮かぶ水草の除去作業などに汗を流した。
 大津や草津などで行われた県主催の環境美化活動には2562人が参加し、空き缶など約5700キロのごみを集めた。雨が降る大津市の湖岸で水草を取り除いた同市の公務員、井上和也さん(45)は「びわ湖の日に限らず、皆が少しでもきれいにしようという気持ちを持ってくれたら」と話した。
 東近江市の能登川漁港会場には滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんらが駆け付けた。西川さんは「琵琶湖を見に来てくれる人たちのためにも頑張ろう」と参加者を励ました。【村瀬優子、斎藤和夫】

■水上警察隊:発足 「全力で任務に」 救助訓練も(毎日jp滋賀)
 県警では1日、水上警察隊が発足した。23〜57歳の隊員12人が通年で水上警察活動や捜索・救助活動にあたる。大津市の県警本部で発隊式があり、福本茂伸本部長が「日本一のプロ水上警察を目指し、精進してほしい」と訓示。清水敬夫・水上警察隊長(51)が「湖上での取り締まりや安全指導に全力で取り組みたい」と抱負を述べた。
 同隊は発隊式の後、同市の近江舞子中浜水泳場でさっそく大津北署や県警機動警察隊、大津市消防局、志賀観光協会らと合同で「水難・船舶事故救助訓練」に臨んだ。隊員らはモーターボートなどから人が湖面に投げ出されたとの想定で、警備艇から浮輪などを使って速やかに救助していた。【村山豪】

■琵琶湖で一斉清掃/県内で5000人参加(asahi.com滋賀)
【知事や歌手・西川さんも】
 「びわ湖の日」制定30周年の1日、県内各地の琵琶湖岸や河川敷で一斉清掃活動があった。東近江市の能登川漁港周辺では、嘉田由紀子知事や、滋賀ふるさと観光大使で歌手の西川貴教さんらが加わり、住民とともにゴミを拾い集めた。
 この日の活動には、県内で住民計約5千人、漁船82隻が参加。湖岸に流れ着いたり、湖面に浮かんだりしているペットボトルや空き缶、廃材などを回収。集めたゴミは4トントラックで68・5台分に上ったという。
 嘉田知事は30年の歴史を振り返り、「当時は女性が家の中の洗濯と琵琶湖をつなぎ、世界にまれな住民運動になった。その時の高まりを次世代にいかにつなぐか、大きな責任がある」と話した。

■県警に「水上警察隊」/災害時の活動も計画(asahi.com滋賀)
 県警は1日、琵琶湖での救助活動やボートなどの取り締まりなどを目的とした「水上警察隊」を発足させた。12人の隊員が県警本部の発隊式に臨み、福本茂伸本部長が「レジャーの多様化で水上交通は過密状態にある。迅速、的確な活動が出来るよう万全の備えをしてほしい」と訓示した。
 琵琶湖では昨年7月〜8月、計17件の船舶事故が起き、1人が死亡。水難事故も5件あり、2人が死亡している。
 湖上の警備はこれまで県内6署の水上派出所と6艇の警備艇で運用していたが、水上警察隊の発足に伴い大津、彦根、高島の3署の分駐所に機能を集中。県警本部の地域課が一元管理し、パトカーやヘリコプターとの連携で効果的な救助活動や取り締まりを目指すという。また、大規模災害時の被災者や物資輸送も計画している。
 水上警察隊長の清水敬夫警部(51)は「湖上の安全のために、全力を尽くしたい」と決意を語った。

■災害時「湖の道」に期待 隊発足に識者歓迎(ChunichiWeb滋賀)
 「物資の搬送、被災者の救助など警備艇にはさまざまな災害警備活動が求められる」
 発隊式の訓示で、福本茂伸本部長は大規模災害時の隊や警備艇の重要性を強調。「警備部門などと連携し、さまざまなシミュレーションをして具体的実践的な訓練を積み重ね、万全の備えをしてほしい」とも説いた。
 「非常に有効だ」。琵琶湖西岸を南北に走る琵琶湖西岸断層帯の研究を長年続けている産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の小松原琢主任研究員(48)=地質学=は、水上警察隊の発足を歓迎する。「湖の道を使った活動」と表現し、非常時のセーフティネットとして琵琶湖を生かす水上警察隊に期待を寄せる。
 大規模災害時には、道路が分断されたり、湖岸が液状化したりして、「陸の孤島になる場所も出てくる」からだ。
 ただ小松原氏は「港湾施設が地震で破壊される可能性もあるので、被災時にどう上陸するのかを考えておくことが大切」とも指摘している。
 琵琶湖西岸断層帯は文部科学省の地震調査研究推進本部が、今後30年以内に断層帯北部でマグニチュード(M)7・1程度の地震が発生する確率を1〜3%と評価しており、国内の活断層の中でも発生確率の高いグループに入っている。

■水難対応に専門組織 琵琶湖の水上警察隊発足(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖上で安全を守る県警の「水上警察隊」が1日に発足した。水難事故の救命、違法ボートの取り締まりはもちろん、大規模災害時には、湖を生かし、情報収集や救援救助など防災面での活躍も期待される。
 水上警察隊は清水敬夫警部(51)を隊長に計12人で構成し、県警生活安全部地域課に置く。常設の「隊」となり、人員や警備艇を一元管理することで、指揮命令系統を統一。警備艇、パトカー、県警ヘリを統合的に運用することができる。
 これまでは、夏場の2カ月間限定で編成され、警備艇や隊員も普段各署や水上派出所などに分散していた。
 1日に県警本部であった発隊式では、清水隊長が「水難救助、犯罪や事故防止、検挙及び大規模災害の対応などの業務に全力を傾注することを決意します」と表明した。
 大津北署や大津北水上安全協会などが大津市の近江舞子中浜水泳場で行った船舶事故救助訓練に参加した。
 昨年は県内で水難事故が13件発生し、このうち5件が琵琶湖で起きており、2人が命を落とした。
 今年も6月末までに水難・船舶事故は17件起き、3月には長浜市沖合の琵琶湖で、ボートが転覆、男女2人が亡くなっている。(梅田歳晴)

■「びわ湖の日」30年(YomiuriOnLine滋賀)
 琵琶湖の環境保全を呼びかける「びわ湖の日」が1日、制定から30周年を迎えた。琵琶湖を守ろうという意識は県民に定着し、この日も環境保全活動が行われ、こうした取り組みを後押しする基金も創設された。30年前に比べ、水質は確実に改善されたが、一方で琵琶湖環境を巡る新たな課題も浮上しており、関係者は「30周年たったが、今後一層、琵琶湖の環境保全に取り組む必要がある」と気を引き締めている。(浦野親典、鷲尾龍一)
□環境保全活動
 東近江市栗見出在家町の能登川周辺では、能登川漁協が湖岸の一斉清掃を実施、嘉田知事や滋賀ふるさと観光大使の県出身ミュージシャン西川貴教さん、漁師ら約180人が参加した。4トントラック17台分のごみが回収され、西川さんは「関西圏の家庭に水を供給する琵琶湖を大切にする、という意識が必要だと感じた」と話していた。
 県は「びわ湖の日」を琵琶湖・淀川水系下流にもアピールしようと、県鳥「カイツブリ」の着ぐるみキャラ「野洲のおっさんカイツブリ」が大阪府庁に、橋下徹知事を訪問。「琵琶湖を身近に感じて」と書いた嘉田知事の手紙を渡すと、橋下知事は「琵琶湖があるから、僕らの生活が成り立っている。力を合わせて取り組みたい」と応えた。
□基金創設
 県内の市民団体の活動を支援する県の外郭団体「淡海(おうみ)ネットワークセンター」(大津市)は琵琶湖や周辺で環境保全活動をする団体向けの「びわ湖の日基金」を創設。地元産品の販売業者に寄付金付き商品を売ってもらうなどして初年度は60万円を集め、2団体に30万円を助成する方針。
 12月頃から助成団体の選考に入るといい、担当者は「多くの県民に基金への募金を呼びかけたい」としている。問い合わせは、同センター(077・524・8440)。
□現状と課題
 30年前と比べ、琵琶湖の水質は流入するりんの値が小さくなった一方で、水の汚れ具合を見る指標の一部はほとんど変わっていない。県は「水質改善は一定の評価ができるが、別の課題が浮き彫りになった」とする。
 南湖の調査では、りんの値は1979年度の水1リットル当たり0・034ミリ・グラムが昨年度には0・018ミリ・グラムとほぼ半減し、湖水の透明度も上がった。
 一方で、有機物全体による汚濁の指標となる化学的酸素要求量(COD)は1979年度に水1リットル当たり3・4ミリ・グラムで、84年度には2ミリ・グラム台まで下がったが、昨年度には3・4ミリ・グラムに戻っている。
 県は、分解しにくい有機物・難分解性有機物が原因とみて調査を進めている。
       ◇
 <びわ湖の日> 1977年、合成洗剤に含まれるりんなどの栄養分が琵琶湖に増え、大規模な赤潮が発生。水道水は異臭を放ち、コイやアユなど養殖場の魚が死ぬ被害が相次いだため、主婦に粉石けんの使用を呼びかける「石けん運動」が始まった。県は80年7月1日、りんなどの排出規制を盛り込んだ琵琶湖条例を施行し、翌81年に施行1周年を記念して7月1日を「びわ湖の日」と定めた。
□11水泳場オープン
 大津市の水泳場11か所が1日、オープンし、地元の子どもらが水しぶきと歓声を上げて初泳ぎを楽しんだ。いずれも8月31日まで営業する。
 同市今堅田の市営真野浜水泳場では午前10時からの安全祈願祭の後、地元の麗湖幼稚園とわかば保育園の園児ら約70人が、水をかけ合ったり泳いだりして楽しんでいた。
 市観光振興課によると、同水泳場の砂浜は幅約500メートルで、沖合約70メートルまでが遊泳区間になっている。網で囲まれた区域にコイやフナなどが放流され、一緒に泳げるコーナーもある。
 営業時間は午前9時〜午後5時、期間中無休。利用無料。問い合わせは真野浜水泳協会(077・572・1317)。

11/07/01

■滋賀県「冷房効いた文化施設で涼んで」 家族連れに無料開放へ…ただし県民限定(msn産経ニュース)
 「家族連れには冷房が効いた県施設で涼んでほしい」。滋賀県は1日、夏場の節電対策として、電力需要のピークが予測される夏休み前半の今月21日から8月11日まで、県内在住の家族連れを対象に、琵琶湖博物館(草津市)や近代美術館(大津市)など5カ所の県立文化施設を無料開放すると発表した。家族のふれあいを深めながら節電効果を高める一石二鳥の企画となりそうだ。
 ほかに無料開放されるのは、安土城考古博物館(近江八幡市)、陶芸の森陶芸館(甲賀市)、醒井(さめがい)養鱒場(米原市)で、いずれも日中の開館時間内。県広報誌か各小学校に配布するキャンペーンチラシ持参が条件。
 滋賀県では独自の節電対策として、県内の家族向けに「節電クールライフ」を提案。昼間は家族で図書館や美術館など公共文化施設を利用し、夜間はうちわ片手に琵琶湖岸で過ごすスタイルを提唱している。
 嘉田由紀子知事は「節電を誘導するため、家の中から外に出てもらう奨励制度を整えたい」と話していた。

■「びわ湖の日」制定30周年 各地で一斉清掃(京都新聞電子版)
 制定30周年となる「びわ湖の日」の1日、滋賀県内各地でさまざまな団体が主催する恒例の一斉清掃活動が行われ、市町や企業、各種団体などの参加者が琵琶湖岸で汗を流した。
 東近江市の能登川漁港では、県漁業協同組合連合会主催の一斉清掃に、地元漁協の組合員や市民計約370人が参加した。嘉田由紀子県知事と県内出身のミュージシャン西川貴教さんから激励を受けた後、琵琶湖岸や伊庭内湖岸に分かれ、ペットボトルや古タイヤなどごみ約1・7トンを拾った。
 また、長浜市では高月町片山から高橋町の琵琶湖岸と余呉湖畔で、自治会などが中心となった清掃活動が行われた。市民や企業、行政などの約1600人が汗を拭いながら、たばこの吸い殻や空き缶などのごみを約4・1トン収集した。
 一斉清掃は2、3の両日を含め1日前後に県内各地で行われ、計13〜15万人が参加する。

■琵琶湖の全水浴場が「適」か「可」 県が水質調査(京都新聞電子版)
 滋賀県は1日、琵琶湖の主要水浴場での水質調査の結果、いずれも「適」か「可」で、「不適」はなかったと発表した。福島第1原発事故を受け3カ所で実施した放射性物質調査では、放射性ヨウ素や放射性セシウムは検出されなかった。
 水質調査は9水浴場12地点で、5月9〜19日に実施した。糞便性大腸菌群数や透明度、CODなどで判定。水質が特に良好な「AA」は松の浦(大津市)、近江舞子(同)、南浜(長浜市)、二本松(同)、マキノサニービーチ(高島市)。

■琵琶湖で泳げ、遊べ 大津で浜開き(京都新聞電子版)
 大津市内の水泳場で1日、浜開きがあり、夏本番に向け琵琶湖のレジャーシーズンが幕開けした。
 白砂青松で知られる近江舞子中浜水泳場(同市南小松)では、旧志賀町にある九つの水泳場の合同浜開きが行われた。地元の観光、行政関係者ら約30人が式典に出席し、神職が浜辺に設けられた祭壇で湖上の安全を祈願した。大津北署などがヘリコプターや警備艇などを使った救助訓練をした。
 浜辺には志賀北幼稚園(同市荒川)の園児約30人も訪れ、「冷たい」と歓声を上げて水遊びを楽しんでいた。

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