琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。
琵琶湖の湖底から
(2011/06)
11/06/30
■びわ湖の日:あす30周年 暮らし支える生態系回復 暮らし支えた外来魚駆除(毎日jp滋賀)滋賀
◇「加工と流通、変革を」
環境保全を進めようと県が81年に制定した「びわ湖の日」が7月1日で30周年を迎える。赤潮問題とせっけん運動、湖底の低酸素化、水草の異常繁茂−−。琵琶湖に暮らす漁師の姿から関西圏1400万人の水源「マザーレイク」の移ろいを追った。
28日午前5時。大津市下阪本の若宮漁港を出発した漁船は、水草をかき分けた“航路”を進み、沖合約1キロのエリについた。魚の習性を利用した定置網漁。網をたぐり上げると小さなアユとブルーギルが無数に跳びはね、その下にぬっと大きな魚影が現れた。40センチほどのブラックバス。タモですくい上げた大津漁協組合長の〓飼(うかい)広之さん(51)は「大半は外来魚。7、8年前は300キロくらい捕れたが、今は半分もない」と話した。
網にかかる外来魚が急増したのは85年ごろ。沿岸で産卵するニゴロブナやホンモロコなどが食べられて激減し、漁師らの収入は外来魚の駆除を進める県の助成金が中心になった。駆除の効果で収量は減少傾向にあるが、〓飼さんは「県の制度がなければ漁師は続けられなかった。漁師がいなくなれば生態系はもっと崩れていただろう」と話す。
だが、ボテジャコと呼ぶ小魚はタナゴからブルーギルに代わった。捕れた小アユをより分けながら、〓飼さんは「漁師も変わっていかなくては」と語る。漁具が進歩し収量は増えたが、漁獲資源は放流に頼るのが実情。漁師の高齢化も進み、若手の育成も必要だ。
「たくさん捕って売りさばく時代ではない。加工と流通の変革を」。〓飼さんらは仲間に呼び掛け、研究者らと「新商品」の開発の模索を始めた。「若い県民の何人が琵琶湖のアユの味を知っているだろう。魚をつかみ、味わって身近な琵琶湖を取り戻したい」。未来の琵琶湖の担い手へ、願いを込めて漁を続ける。【安部拓輝】
◇水質回復も、基準未達成多く 漁獲量は減少一途、食害も
マザーレイク21計画で「昭和40年代前半レベル」が目標とされた琵琶湖の水質。この30年、赤潮の要因となるリンが減少し、透明度も緩やかに上昇するなど、着実に改善されてきた。ただし、県の調査によると、北湖のリンを除く水質項目の多くは、環境基準が未達成のままだ。
項目の中で注目されるのは、汚濁の指標の化学的酸素要求量(COD)。79年度の観測開始以降、85年度から上昇に転じ、改善の兆しが見えない。微生物では分解されにくい有機物の増加が疑われるが、発生源や物質の特定を含め、不明な点が多いという。
湖底の酸素濃度(DO)も課題だ。水温が下がる冬場に湖水が循環する「琵琶湖の深呼吸」を経て、底層に酸素が供給されるが、近年、DOの低下や「深呼吸」の遅れが出現するようになり、底生生物への悪影響が懸念されている。
滋賀農政事務所の統計によると、30年前に5000トン前後で推移した魚介類の漁獲量は減少の一途で、09年は1560トンにまで減少。外来魚と水鳥のカワウによる食害も深刻で、捕食量は年間で計約4500トンと試算され、漁獲量を大きく上回っている。
更に、いまだに収束しない福島第1原発事故に伴い、原発事故による琵琶湖の放射能汚染が起きた場合にいかに対応するかも、急務の課題として浮上している。【姜弘修】
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◇琵琶湖保全の歩み◇
1977年 合成洗剤追放全国集会を大津市で開催
78年 「びわ湖を守る粉石けん使用推進県民運動」県連絡会議結成
80年 琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例(琵琶湖条例)施行
81年 7月1日を「びわ湖の日」とする
84年 第1回世界湖沼環境会議を大津市で開催
88年 「よみがえれ琵琶湖」署名運動
92年 ごみ散乱防止条例を施行
93年 琵琶湖がラムサール条約の登録湿地に
96年 生活排水対策推進条例(みずすまし条例)など3条例施行
2000年 マザーレイク21計画を策定
03年 琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例を施行
06年 国際湿地再生シンポジウムで「湿地再生琵琶湖宣言」採択
11年 びわ湖の日30周年、マザーレイク計画を改定
■清掃:湖底のごみ335キロ、ダイバー引き上げ 自転車や炊飯器も−−彦根(毎日jp滋賀)
彦根市の旧彦根港湾一帯で26日、ダイバー12人が水中に潜って湖底に沈んだ自転車などを引き上げるクリーンアップ作戦が行われた。
旧港湾は、かつては琵琶湖巡りの観光船が発着したが、新彦根港の完成で約30年前から不用になった。先ごろ行われた水草の刈り取りでも湖底の自転車十数台が引き上げられている。
今回の清掃は、日本釣振興会と県、彦根市による実行委が約50人を動員して行った。松原漁協の漁船からダイバーが水深約1・5メートルの湖底に潜り、自転車2台、バイク1台やカヌー1隻、空き缶や瓶など約300個、炊飯器やビデオデッキなどを次々と引き上げた。
ごみの総重量は約335キロだった。周辺は市民らの釣り場になっているが、彦根市の担当者は「予想外のものが投げ込まれていて驚いた。投棄禁止の啓発と定期的な湖底清掃を」と話していた。【松井圀夫】
■県が独自指標、模索 「びわ湖の日」7月1日で30年(京都新聞電子版)
滋賀県民による琵琶湖保全運動をきっかけに制定された「びわ湖の日」が1日で30周年を迎える。この間、県民の努力で琵琶湖に流入する汚濁原因物質は減ったが、水質汚濁の指標「COD」(化学的酸素要求量)は悪化するなど取り組みはまだ道半ば。県はより実態を反映する「TOC」(全有機炭素量)に着目し、導入に向けた研究に力を入れている。
びわ湖の日は、合成洗剤を使わない県民の粉せっけん運動を受けて県が富栄養化防止条例を施行した翌年の1981年7月1日に誕生した。1970年代、琵琶湖には処理が不十分な工場排水や家庭の雑排水などが流入していた。窒素やリンの増加に伴いプランクトンが増殖し、77年に発生した淡水赤潮は社会問題になった。
県民の取り組みや県の施策が奏功し、30年前に比べ、南湖でリンの平均値が1リットル当たり0・027ミリグラムから0・018ミリグラムに減った。だがCODは改善していない。80〜84年度は1リットル当たり2・6ミリグラムまで減ったが、以降は増加傾向にある。昨年度は同3・4ミリグラムで、国の環境基準の同1ミリグラムを大幅に上回っている。
CODは有機物が消費した酸素量から有機物量を推定する。陸上での環境対策が進んだにもかかわらず、水質汚濁の数値が高止まりしている原因について県は「有機物の中で難分解性有機物が減少していないのでは」と推測する。
有機物の量自体をみるTOCは現在、国の環境基準ではないが、県は水質の実態を正確に把握し、効果的な施策を打ち出すために有効とみて、導入を目指している。測定は可能だが、結果の評価方法などが未確立といい、研究を重ねている。県琵琶湖政策課は「琵琶湖で先鞭(せんべん)をつけ、全国の湖沼にも広がれば」と話す。
■「びわ湖の日」に基金(asahi.com滋賀)
【30周年迎えあす受け付け開始】
7月1日の「びわ湖の日」が30周年を迎えるのを記念し、県の外郭団体「淡海ネットワークセンター」(大津市)は、環境保全に取り組む団体に助成する「びわ湖の日基金」を創設する。
同基金は市民に琵琶湖の環境を守る取り組みを身近に感じてもらおうと企画され、1日から寄付の受け付けを始める。
また、農産品や水産品の加工業者らにも協力を呼びかけ、売り上げの一部を寄付金に充てる「寄付付き商品」の導入も予定している。
助成の対象は、琵琶湖や流域の河川、森林などの保全や調査研究活動で、助成を受けた団体の活動はホームページで紹介する。
淡海ネットワークセンター内に常設の募金箱を設置するほか、電話(077・524・8440)でも受け付ける。担当者は「『びわ湖の日』を、琵琶湖への思いを表す『寄付する日』として定着させたい」と話す。
11/06/29
■びわ湖の日、基金創設へ 淡海ネットワークセンター(京都新聞電子版)
滋賀県内の市民活動を支援する「淡海ネットワークセンター」(大津市)は、30周年を迎える7月1日の「びわ湖の日」を記念し、環境保全に取り組む団体の活動に助成する「びわ湖の日基金」を開設する。まずは寄付を募り、年末に助成先の団体を募集する。「琵琶湖への思いを、だれでもが無理なく伝えることができる仕組みにしたい」としている。
同センターはこれまで寄付者が使い道を指定できる基金を開設するなどして、多くの市民団体に助成してきた。「びわ湖の日基金」は事業者や個人が寄付をすることで、市民の環境保全活動を継続的に応援する仕組みを作ろうと、センターが企画した。
基金は1日に立ち上げ、事業者や個人から寄付を募集する。商品の売り上げから数%を基金に寄付する協力事業者も参加を呼びかけ、商品を購入する県民が琵琶湖への関心を高めるきっかけにもつなげたい考えだ。
同センターでは今後、寄付の状況を見て、12月ごろに助成先の市民団体を募集する予定。センター担当者は「7月1日が琵琶湖への思いを表す一つとして、寄付する日に定着すれば」と期待している。
問い合わせは同センターTEL077(524)8440へ。ホームページでも掲載している。
■猛暑日:東近江と彦根、6月最高更新 熱中症搬送相次ぐ(毎日jp滋賀)
高気圧の影響で県内は28日、全域で晴れて蒸し暑い一日となった。彦根地方気象台によると、東近江市で最高気温が36度、彦根市で35・2度の猛暑日となり、いずれも6月の最高気温を更新した。また、県内9カ所の観測所のうち5カ所で今年の最高気温を記録(米原は点検作業のため測定せず)。主な最高気温は大津34・5度▽長浜、土山(甲賀市)33・9度−−など。
県内の8消防本部(局)によると、熱中症の疑いで18人(午後8時現在)が救急搬送された。【村山豪】
■6月最高気温を5カ所で更新 彦根は猛暑日(ChunichiWeb滋賀)
太平洋高気圧に覆われて県内は28日、真夏並みの暑さとなり、彦根市や東近江市など県内5カ所で、6月の最高気温を更新した。
彦根地方気象台によると、彦根市では35・2度を観測し、観測を始めた1893(明治26)年以降、6月に初めて猛暑日を記録。東近江市は36・0度だった。気象台によると、暑さは今週末まで続くが、来週以降は前線が南下する影響で、梅雨の天気に戻るという。
長浜市でも33・9度を観測する真夏日。市内では、まちづくり会社「黒壁」が北国街道沿いの店舗などに配った風鈴が風に揺れて心地よく鳴り、観光客らが一時の涼を感じていた。 (森若奈)
■小学生以下来月無料に 琵琶湖「ミシガンクルーズ」(ChunichiWeb滋賀)
琵琶湖汽船(中井保社長)は7月の1カ月間、小学生以下の子どもを対象に「ミシガンクルーズ」を無料にする。外輪船ミシガン就航から今年30年目を迎えたのと「びわ湖の日」制定30周年を記念した試み。
子どもの安全上、保護者の同伴が必要。大人1人の乗船で子ども5人まで無料となる。ミシガン船上では琵琶湖の固有種を展示するほか、夜は「キャンドルライトクルーズ」としてろうそくの明かりの中で湖上からの夜景や食事が楽しめる。
小学生以下の通常乗船料は1100〜1450円。団体での利用は事前予約が必要。問い合わせは予約センター=電話077(524)5000=へ。
11/06/28
■「琵琶湖最北端」保護へ調査 長浜の西浅井町菅浦地域(ChunichiWeb滋賀)
長浜市は、自然豊かで歴史ある景観を残す同市西浅井町菅浦地域を対象に、景観保護に向けた調査を始める。2013年度には国の重要文化的景観の選定を目指す。県内では近江八幡市、高島市で計3カ所が選定されている。
菅浦地域は、琵琶湖最北端の葛籠(つづら)尾崎の西岸に位置し、中世には「惣(そう)」と呼ばれる自治行政組織があった。地域へ入る東西の入り口には、関所の役割を担った「四足門(しそくもん)」という茅葺(かやぶ)きの門が今も残る。地域の神社に伝わる「菅浦文書」(国重要文化財)には、集落の成り立ちや仕組みなどが記録されている。
市は、本年度から2年間、歴史や自然、漁業など総合的な観点から、集落の文化的景観の価値を明らかにするための調査を実施。大学教授や地元自治会役員ら約20人で構成する委員会を設置し、景観の保全計画を作る。重要文化的景観に選定されると、保全経費は国から補助され、重要な家屋は、固定資産税が減額される優遇措置がある。市の本年度事業費は200万円。
選定制度は、04年に一部改正された文化財保護法に伴い始まった。県内では「近江八幡の水郷」や高島市の「海津・西浜・知内の水辺景観」「針江・霜降の水辺景観」が選定されている。(浅井弘美)
■「エリ漁」の網、台風で被害 アユ収量に影響必至(京都新聞電子版)
琵琶湖の代表的漁法「エリ漁」の網が、湖南地域を中心に大きな被害を受けている。琵琶湖の水位が高かった5月末、台風による大雨と強風の影響を受けたのが原因で、最盛期を迎えているはずのアユ漁に影響が出るのが避けられない状況になっている。
エリ漁は、魚が障害物にぶつかると、それに沿って進むという習性を利用した定置網漁法。琵琶湖の漁獲対象魚をほとんど捕まえることができ、県内各地で行われている。
台風シーズンの9〜10月ごろは琵琶湖の水位がマイナスになるように調節されているが、台風2号が近畿地方に接近した5月末、水位はプラス約20センチ(国土交通省琵琶湖河川事務所調べ)と、比較的高い状態だった。台風による大雨で水位がより上昇したうえ、湖西、湖北方面から湖南方面に向けて強風が吹き、琵琶湖は大荒れになった。
県水産課によると、波の影響が大きかった湖南地域で被害が大きく、中主町漁協(野洲市)では6カ所あるエリのうち5カ所で網が破損、漁が続行できなくなった。志賀町漁協(大津市)でも、1カ所でエリを固定するくいが抜けるなどし網を引き上げた。また、近江八幡漁協(近江八幡市)も1カ所で網が破損した。
守山漁協(守山市)では、7カ所のうち5カ所で網が破れたり、泥だらけになるなどの被害があり、規模を縮小して漁を行っている。エリに近づくと、水中にあるはずの網がくいに絡まり露出している部分もあり、漁業者たちが修復作業に追われた。同漁協の戸田直弘さん(49)=守山市今浜町=は「24年ほどエリ漁をしているがこんなことは初めて。前を向いて頑張るしかない」と話していた。
各漁協とも、アユの禁漁期間に入る8月21日までに復旧できる見込みは少ないという。
■びわ湖大花火大会、今年は8月8日 1万発打ち上げへ(asahi.com滋賀)
湖国の夏の風物詩「びわ湖大花火大会」が今年は8月8日に滋賀県大津市の大津港周辺で開かれる。28回目の今回は「がんばろう! 日本」をテーマに、被災者への激励と復興への祈りを込めて過去最大、開いた直径が約480メートルの大花火(20号)や、「びわ湖の日」30周年を記念した水中スターマインなど約1万発を打ち上げる。小雨決行、荒天の場合は11日に延期。
主催するびわ湖大花火大会実行委員会は、大津港や周辺の公園に約1万6千席の有料観覧席を設ける。前売り3800円、当日4300円で3歳未満は無料。JR大津駅の滋賀観光物産情報センターや、京阪石山、JR堅田両駅の観光案内所、琵琶湖汽船(大津港)で販売するほか、JTB、日本旅行、近畿日本ツーリスト、チケットぴあでも購入できる。問い合わせは実行委員会事務局(077・511・1530)。
11/06/27
■マーベラス(愛知県)が優勝 カジキ釣り大会(紀伊民報AGARA)
和歌山県串本町の海で24、25の両日、カジキ釣りの大会「ポーナムカップ・ビルフィッシュトーナメント」(同実行委員会主催)が開かれた。12チーム50人が参加し、2日間で6匹のカジキを釣った。
ポーナムカップは、トヨタ自動車製のボートを所有しているオーナーが参加する大会で、昨年始まった。昨年は愛知県蒲郡市で開催された。今回は串本町や和歌山東漁協が協力。3年後にまた同町で開催する予定という。
参加者は串本港を基地にした近海で、釣ったカジキの重量やラインの強度などの総合ポイントを競った。110キロと100キロのクロカワカジキを釣り、2匹ともタグ&リリース(印を付けて逃がす)した「マーベラス」(蒲郡市)が優勝した。
25日の競技終了後、串本町サンゴ台の串本ロイヤルホテルで表彰式があり、田嶋勝正町長や和歌山東漁協の吉田俊久組合長らも出席した。
マーベラスのキャプテン、板崎健人さん(44)は「串本の海は黒潮に近いのでカジキが多いと思ったが、意外と少なかった。去年は4位だったので優勝は出来過ぎ」と話した。
■近江大橋無料化見送りも検討 道路整備方針改定で懇談会(京都新聞電子版)
滋賀県内の道路整備の基本方針を定めた「県道路整備マスタープラン」の改定を考える第1回懇談会が27日、大津市内で開かれた。通行料の徴収期限が来年9月に切れる近江大橋について、県は老朽化が進んで補修費の増大が見込まれることから「無料化して県税で維持管理すれば、大きな負担」とし、無料化見送りも視野に検討する考えをあらためて示した。
2023年までが対象の同プランは、03年に策定された。市町村合併や新名神高速道路の開通など社会情勢の変化を受けて、有識者や経済団体、障害者団体メンバーら委員15人の懇談会を5回開き、来年3月に見直す。
県はこの日、産業の活性化▽安全性の実現▽環境負荷の軽減|など現プランの柱を説明し、新名神沿線の企業進出や歩道のバリアフリー化といった成果を示した。改定では東日本大震災を受けた広域災害の視点や、長寿化を目指した橋の維持管理を加えるとした。
開通から47年の琵琶湖大橋、37年の近江大橋について、委員から「観光活性化のため県外ナンバーの車を無料化しては」「生活道路で使う人にも重要」と意見が出たが、県は「財政が厳しい。県税を投入して無料にできるのか、有料化を続けるか考えたい」とした。
近江大橋については、今年の2月定例県議会で嘉田知事が無料化見送りも含めて検討する考えを示している。
■国際『釣り』記念日 コラ半島は世界トップ3に(The Voice of Russia)
数百万人の釣りの愛好家らは、国際釣り記念日を祝っている。この記念日は、1984年、ローマで開かれた国際釣り規制発展連盟の会合で設けられたものだ。そして今年6月27日は月曜日であるにも関わらず、ロシアでは多くの愛好家らが釣りに出かけている。
ロシアでは古くから釣りは、生業としてだけではなく、趣味としても存在してきた。あるデータによれば、ロシアでは約2500万人の釣り愛好者がいるとされている。プーチン首相もその一人であるが、釣りの間は社会的地位など関係ない。
ロシア国内には、250万以上の河川と約300万の湖が存在している。雑誌「フォーブス」は、釣りの場所として最も人気のある場所を選び、トップ3にはロシアのコラ半島がランクインした。コラ半島には有名なロシアのサーモンが多く取れる場所がある。
釣りに関するロシアの観光会社を束ねるネットワークセンターのアレクサンドル・サヴェリエフセンター長は、ロシアには釣りのツアー商品を提供する多くの観光会社が存在すると語っている。
―特にコラ半島やカムチャッカ、サハリンなどが中心となっています。南クリルやアストラハン州などは今後発展が期待される地域です。ロシアの地図を見ていただけると分かるとおり、レジャー資源には事欠かない国です。これは一大産業にも匹敵するもので、漁業産業と比べて、2倍半から3倍までもの税収入を確保できるはずです。特にドイツやフランスからの観光客が多くなっています。またカムチャッカには多くのアメリカ人も訪れています。
最近ロシアのマスコミをにぎわわせた話題に、釣りの有料化があった。有料化に対しては、全国で反対運動が相次ぎ、1ヶ月前プーチン首相は、連邦漁業庁に対して有料化への移行にブレーキをかけるよう指示を出している。
引き続き、サヴェリエフセンター長の話を紹介する。
―私がラジオのリスナーの皆さんに強調しておきたいことは、ロシアの「釣りおよび水質資源の保全に関する」連邦法の第24条によって、無料の釣りが保証されていることです。
現在、スポーツとしての釣りを整備するための法案が準備されており、これにより、無料の釣りをより一般的で快適なものとすることが目指されている。
■産直市、大にぎわい 北島町の親水公園にオープン(徳島新聞Web)
ブラックバス釣り愛好家らに人気が高い北島町高房の親水公園「北島水辺交流プラザ」に26日、地元産野菜を販売する「産直市ひょうたん島」がオープンし、大勢の家族連れらでにぎわった。
地元農家が前日に収穫したばかりのナスやキュウリなど約20種類が並び、ほぼ完売。駐車場では地元住民らによるライブ演奏や野菜詰め合わせが当たるビンゴゲームがあり、オープンを盛り上げた。
子どもと3人で訪れた藤榮(ふじえ)真由美さん(36)=同町鯛浜、主婦=は「散歩がてらに安心な地元産野菜が買えるのでうれしい」とニンジンやカボチャを買い求めた。
産直市は、地元農家11戸でつくるグループが町商工会と連携して運営する。毎週水曜が定休。
■共存へ 湖上タッグ(asahi.com滋賀)
【漁協と琵琶湖汽船 広がる共同企画】
県内の漁協と琵琶湖汽船(本社・大津市)が連携をぐっと深めている。ともに琵琶湖で生活しながら、関係は疎遠だった。「このままでは共倒れになる」。不漁と不景気が生き残りへと手を結ばせた。ふなずし作りやシジミ販売など共同企画の輪が広がっている。
【「不漁と不景気」で歩み寄り】
「大型客船が通ると、かつては漁師から苦情が出た。今や共存する時代。ふなずしを作るのに使う、塩漬けにした『塩切りブナ』の注文も増えればありがたい」。琵琶湖に浮かぶ沖島の沖島漁協の森田正行組合長は満足げだ。
漁師と琵琶湖汽船は長年、友好的な関係とは言えなかった。大型客船の運航は「波が立って漁に支障がある」と漁師に不評。一方、琵琶湖汽船も、漁師が仕掛けた定置網を避けながら運航しなければならなかった。
しかし、近年ではふなずしの材料となるニゴロブナなどの漁獲量が減り、漁師の後継不足もあって漁協側は将来への打開策に迫られた。一方、琵琶湖汽船も船上の宿泊ブームで導入した大型客船がバブル崩壊後に集客に苦しみ、新たな観光資源を模索していた。
【ふなずし作り体験・シジミ販売・・・】
双方の思惑が一致したのが2008年、定期航路に漁港への寄港が組み入れられた沖島だ。その延長線上で、ふなずし作り「体験クルーズ」が実現した。3年目の今年は7月11日から始まる。昨年の2回から大幅増の9回を予定する。琵琶湖汽船は「今回から本格的な商品として提供する」と意気込む。
これを後押しするのが、県漁連が県と連携して完成させたDVDだ。ニゴロブナを磨き、ご飯を詰めて漬ける段取りを約13分にわたって解説している。各漁協がふなずし普及に役立てるのが当初の目的だが、沖島に向かう体験クルーズの船で流す案に、県漁連の林英志専務理事が「広くPRになるなら」と快諾した。
連携は、琵琶湖汽船が道の駅「びわ湖大橋米プラザ」(大津市)で経営する県産品直売所「おいしやうれしや」も舞台。この場所を借り受け、近くの堅田漁協がとったシジミを試食・販売する催しを、県漁連が昨年と今年開き、来年の実施も検討中だ。
琵琶湖汽船の桂陽三取締役は「いずれは県内各地の漁協から新鮮な魚介類が持ち込まれる形で連携できれば」と期待する。(飯竹恒一)
【ふなずし作り「体験クルーズ」】
7月11、12、13、14、15、19、22、25、26日のそれぞれ午前9時、大津市の大津港発。参加者は沖島で下船し、漁師らの指導の下、塩漬けにしたニゴロブナを磨いてご飯を詰め、たるに漬け込む。乗船料3千円(中学生以上、小学生は半額)、材料費2万5千円(約20匹分とたるなど)。材料は5人以内で共同購入できる。たるは持ち帰るか、有料で宅配を頼むことができる。問い合わせは琵琶湖汽船(077・524・5000)。
11/06/26
■初日は3本の釣果 串本港を基地にポーナムカップ ビルフィッシュ(熊野新聞オンライン)
串本町の串本港を基地にカジキ釣りを競う「第2回ポーナムカップビルフィッシュ」(同トーナメント実行委員会主催)が県内外の12艇が参加して24日に始まり、初日は3本の釣果があった。競技は25日までの2日間行われ、総合ポイントで優勝を争う。
風が若干強く、海上のうねりは1.5bほど。「良くもなく悪くもない」というコンディションの中で午前6時に各艇がポイントを目指し出港。午後2時までのストップフィッシングまでの間、港に設けられた実行委本部には当たりはあったが、逃がした○時にヒット、格闘中などの情報が入った。
この日、沖合い約5マイルで正午にヒット、一時間かけてクロカワカジキのランディングに成功した、和歌山市のマリーナシティに拠点を置く「GINGASEI」が午後1時40分ごろ、トップを切って帰港。釣り上げたのは、大阪の会社役員・阿形哲雄さん(41)。検量の結果、127.8`と判明して阿形さんは「ヒットのあと水の中に深く入り込んで揚げるのに苦労したが、昨年釣り上げたもの(117`、94`)よりも大物で最高にうれしい」と喜び、「明日もあるので2年連続で優勝できるようがんばりたい」と話した。
釣ったカジキの重量を競うが、ライン(釣り糸)の強度で獲得ポイントが異なる。さらに、タグ&リリース(釣ったカジキを生きたまま海に戻す)にもポイントが与えられ、初日は、2本の釣果とタグ&リリース1本の計3本だった。
トーナメントはトヨタ自動車製のクルーザー「ポートナム」の所有者が参加でき、来年以降も愛知県、串本町、東京都の沖合い海域を舞台に開催地を変えながら開く計画という。
なお、表彰式は25日午後5時30分から串本ロイヤルホテルで開かれ、開催地を代表して田嶋勝正町長が出席する。
■水難救助訓練:船舶事故想定 青バイも出動−−彦根(毎日jp滋賀)
湖上レジャーのシーズン入りに合わせ、船舶水難事故を想定した救助訓練が25日、彦根市の彦根港一帯で行われた。彦根地方水上安全協会や水難救助のボランティアグループら14団体約60人が参加した。
観光船がモーターボートと衝突して炎上、ボートから1人が湖上に転落したとの想定。彦根署の警備艇が出動し、乗船客7人を救助。放水訓練も行った。
NPO法人・PW(パーソナルウォータークラフト)安全協会琵琶湖支部(大津市)のパトロール・水上オートバイ「青バイ」が落水者1人を手際よく救助し、応急蘇生から搬送までの救助活動を披露した。同港周辺では、城北幼稚園児ら約50人と地元の住民らが訓練を見守った。彦根署は「県内では今年、13件の船舶水難事故があり、2人が死亡。安全指導を徹底し、夏場の水難事故をゼロにする」としている。【松井圀夫】
■夏控え水難救助訓練 彦根港で14団体60人参加(ChunichiWeb滋賀)
本格的な夏のレジャーシーズンを控え、彦根市の彦根港一帯で25日、船舶を含めた水難事故の救助訓練が開かれ、彦根署や彦根地方水上安全協会など14団体から約60人が参加した。
湾内で観光船とモーターボートが衝突し、観光船から火災が発生したとの想定。署の警備艇が出動し、船上にいる乗客役の署員たちを迅速に救出、観光船に放水して消火作業にあたった。
東京のNPO法人「パーソナルウオータークラフト安全協会」関西地方本部琵琶湖支部が、水上バイクでモーターボートからの落水者を救助し、救急隊員が心臓マッサージを施した。各団体の参加者は互いに連携を図りながら、真剣な表情で訓練を進めていた。
署によると、県内の昨年1年間の船舶事故は32件で死者は1人だったが、今年は1月から6月24日までに13件で、死者はすでに2人となっている。(古根村進然)
11/06/25
■琵琶湖のスジエビ激減 漁師、廃業危惧も(京都新聞電子版)
湖国の郷土料理「エビ豆」に使われる琵琶湖産のスジエビの漁獲量が2年前から急激に減り、危機に瀕している。落ち込み前の1割にも満たず出漁しても採算割れの状況で、スジエビ専門の漁師が多い沖島(近江八幡市)では今年に入って漁獲対象を変えている人もおり、廃業を危惧する声も上がる。落ち込みの理由ははっきりせず、滋賀県が実態調査に乗り出した。
スジエビは体長3〜6センチで各地の川や湖に生息。琵琶湖産は大豆と炊き合わせるエビ豆に調理され、海釣りのエサとしても近畿地方を中心に広く流通している。浅場に生息する春から秋はエビタツベというかごで、深場に移る冬は小型の底引き網で漁獲する。
滋賀農林水産統計によると2002〜07年の漁獲量は200トン台だったが、08年は121トン、09年は87トンに減った。沖島漁協では今年も不漁が続き、スジエビ専門の13隻のうち8隻はアユなどの漁に変えている。森田正行組合長(61)は「かつては1隻で月1トン以上とれていたが、一昨年から100キロ前後。これだけ何年も不漁が続くことはなかった」と頭を抱える。
底引き網でイサザなどと合わせて漁獲している朝日漁協(長浜市)の組合員も「1日10キロはとれていたが昨年11月から今年3月は1キロ以下」と嘆く。他の漁協の組合員からも集め、釣りエサで近畿や四国、瀬戸内地方に出荷するが、4分の1に減少しているという。
県水産試験場(彦根市)は本年度から、場所によって漁獲量に差があるかや、捕れているサイズ、琵琶湖の環境変化との関連を調べ始めた。スジエビの生態は解明されていない部分が多いといい、生物資源担当の田中秀具専門員は「何とか回復につながるヒントを得たい」と話す。
■旧彦根港湾:水草刈り完了 一帯きれいに(毎日jp滋賀)
彦根市船町の旧彦根港湾一帯に繁殖した藻や水草の刈り取りが24日完了した。ごみも漂い、市民や観光客から「汚い」という苦情が出るため、市と県が年2回刈り取っている。
旧港湾は幅25〜30メートルの運河が約1・6キロ続き、琵琶湖に注ぐ。かつては琵琶湖巡りの観光船が発着したが、新彦根港の完成で約30年前から不用になり、一面に水草などが繁殖。河口部では漁船が水草を巻き込んで立ち往生することもある。
今回は市が民間の水草刈り取り船1台を投入して1週間ほど前から作業を進めてきた。観光客の目につく部分を中心に下流約800メートルの区間の水草約130トンを処理。刈り取った水草は数日間乾燥後、市清掃センターで焼却する。【松井圀夫】
■猛暑日:東近江で 県内各地も連続真夏日(毎日jp滋賀)
彦根地方気象台によると、県内は24日も観測地点9カ所全てで最高気温が30度以上を記録した。東近江市では午後2時半に35度まで上昇し、猛暑日に。県内で6月に35度以上を記録したのは78年6月の大津市(36・1度)以来2回目。
この日は▽彦根34度▽大津33・2度▽長浜32度−−など6カ所で前日の最高気温を上回った。【村山豪】
■東近江で35度の猛暑日 県内5カ所で今年最高の気温(ChunichiWeb滋賀)
梅雨前線に向かって南から暖かい空気が流れ込んだ影響で24日、県内は真夏並みの気温となり、東近江市では35・0度を観測する猛暑日となった。
彦根地方気象台によると、県内で6月に猛暑日となるのは1978(昭和53)年に大津で36・1度を観測して以来。
東近江市で気温が高いのは、内陸地で琵琶湖からの風が届かないのも一因という。
東近江のほか、彦根で34・0度、大津で33・2度など、県内5カ所で今年最高の気温だった。(森若奈)
■東近江で初猛暑日(YomiuriOnLine滋賀)
全国で猛暑だった24日、県内では東近江で最高気温が35.0度を記録、初の「猛暑日」となり、2日連続で彦根地方気象台の観測全9地点の最高気温が30度を超えた。
彦根地方気象台によると、太平洋高気圧が張り出してきた影響で、東近江は6月の観測史上最高だった。他に彦根34.0度、大津33.2度、長浜32.0度、信楽31.6度、米原31.2度などで、いずれも今年最高を記録した。
25日には県内全域で雨模様となり、暑さは一段落するという。
11/06/24
■夏の風物詩ハス、花なく 草津・烏丸半島(ChunichiWeb滋賀)
国内有数の群生地として知られる草津市の烏丸半島湖岸のハスの生育が遅れている。養分を吸収する立葉(たちば)が23日現在、ほとんど見られない。群生地近くの水生植物公園みずの森は「一面、花に埋め尽くされる毎年の風景が見られない可能性もある」と心配している。
6月には毎年、立葉が出て花芽を付けるが、現在はほとんど立葉が育っておらず、水面に浮く浮葉だけ。2週間以上遅れている。
水生植物公園みずの森の上田雅也さん(43)=水生植物専門=は「生育がこんなに遅れているのは初めて。生育初期の4〜5月の気温の低さと雨が多かった影響かもしれない」と話す。今後、晴天が続き、日射量が多いと回復する可能性を指摘している。
群生地は13ヘクタール。例年、7月初めに開花し始め、7月末には13ヘクタールが花で覆われ、琵琶湖の夏の風物詩として全国から7〜8月に6万人以上のファンが訪れる。1975年には4ヘクタールだったが、水深1・5メートルの浅瀬で日当たりが良く、養分が多く含まれ、波や風の影響を受けにくい入り江の地形が適していたため、繁殖した。
■真夏日:暑い!!東近江34.3度 観測9カ所全て、今季最高(毎日jp滋賀)
県内は23日も蒸し暑く、彦根地方気象台が観測している県内9カ所全てで30度を超す真夏日となり、今季最高を記録した。最高気温は、東近江34・3度▽彦根33・9度▽南小松(大津市)33・4度▽土山(甲賀市)33度▽大津32・9度▽今津(高島市)32・8度▽長浜31・8度−−など。
同気象台によると、梅雨前線の北上で本州は梅雨明けのような気圧配置になったため。24日も蒸し暑さが続くが、25日は曇り一時雨、26日は曇りと予想している。【塚原和俊】
■軒並み真夏日 涼求め水辺へ(YomiuriOnLine滋賀)
2地点6月史上最高
県内は23日、南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で気温が上昇、彦根地方気象台の観測全9地点で最高気温が30度を超える真夏日となり、今津(高島市)と土山(甲賀市)では6月の観測史上最高を記録した。
同気象台によると、最高気温は東近江で34・3度(平年26・9度)、彦根33・9度(同26・2度)、南小松(大津市)33・4度(同25・9度)など、全地点で今年最高となった。
彦根市松原町の琵琶湖・松原水泳場では、学生たちが涼を求めてウインドサーフィンを楽しむ姿が見られた=写真=。同市西今町、県立大3年鈴木透真さん(21)は「風に吹かれると暑さを忘れる。最高に気持ちがいいです」と笑顔で話した。
11/06/23
■ブロードメディアなど4社が中国で合弁会社、釣りビジョンの番組供給契約も締結(ITpro)
ブロードメディアは2011年6月23日、連結子会社の釣りビジョンおよび中国国営テレビ局の湖南広播電視台の完全子会社である湖南快楽先鋒伝媒有限公司、中文産業の3社との間で、中国における釣り関連事業の開発・経営を行う合弁会社の設立を含む業務提携について基本合意書を締結したと発表した。
合弁会社は当初、釣り関連事業の開発、釣り番組のコンサルティング業務、中国国内での釣りポータルサイトの開設・運営などを行う。将来的には、湖南広播電視台の傘下にあるテレビショッピングチャンネル「快楽購」やショッピングサイトの「快楽タオバオ」などの販売ルートを活用し、日本および中国の釣り関連商品を販売する。釣りに関連するレジャー施設の開発なども予定する。
4社は、湖南広播電視台の中国全土への放送網と、独自の釣り番組を多数有する釣りビジョンのノウハウ、ブロードメディアの企画力、中国と強いつながりのある中文産業の中国日本間でのビジネスノウハウを統合し、協力して合弁会社の経営を行う。出資比率は、湖南快楽先鋒伝媒有限公司が55%、ブロードメディアが25%、釣りビジョンが15%、中文産業が5%である。会社設立は2011年8月を予定する。
釣りビジョンは同日に、今回の業務提携の一環として、湖南快楽先鋒伝媒有限公司と「映像コンテンツライセンス契約」を締結した。この契約は、2011夏に開局予定の湖南広播電視台の衛星放送チャンネル「快楽垂釣頻道」(釣り専門チャンネル)への供給を目的とする。快楽垂釣頻道の放送開始当初は、番組編成の約80%が釣りビジョン提供の番組で構成される予定である。「日本の放送局制作の番組がこのような編成で、中国で放送されることは初めて」(ブロードメディア)という。
■おさかなポスト飼い主募集 “被災魚”殺到1万匹(47NEWS)
東京都と神奈川県の境を流れる多摩川に外来種の魚を捨てないようにと、無償で引き取っている川崎市多摩区の「おさかなポスト」に東日本大震災後、避難生活や停電で飼えなくなったグッピーなどの熱帯魚やカメが次々と届き、1万匹を超えた。
ポストはパンク寸前で、管理する川崎河川漁協総代山崎充哲さん(52)は「大切にされていた被災魚を引き取るのも支援の一つ」と新たな飼い主を募集している。
通常、引き取るのは年間1万匹程度だが、震災後は首都圏各地や福島県などから依頼の電話が殺到。1カ月間で5千匹が届けられ、3カ月で通常の1年分を超えた。
■江津湖の生態系、15年ぶり調査(YomiuriOnLine熊本)
熊本市が東海大に委託、外来種の影響など
熊本市は、外来種による生態系への影響が心配される市街地の江津湖について15年ぶりに動植物の実態調査を行っている。東海大が委託を受けており、農学部の椛田聖孝(かばたきよたか)教授(生物資源学)は「どこまで外来種が入り込んでいるか詳細に把握し、市に対策を提案したい」としている。(小山田昌人)
江津湖は市民の憩いの場で、子供たちの自然学習教育にも活用されている。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定された魚や植物も生息するが、最近は繁殖力の強い外来種も見られ、環境は悪化している。
調査の対象は江津湖を構成する上江津湖、下江津湖一帯(外周計6キロ)の鳥類、魚類、両生類・爬虫(はちゅう)類、哺乳動物、昆虫類、植物。
春から椛田教授を中心とする学識経験者、日本野鳥の会会員ら江津湖に詳しい9人のグループが動植物の採取や撮影、目撃情報の聞き取りなどを行っており、年度内に報告書をまとめる予定。結果をもとに対策を検討するほか、自然学習のパンフレットも作成する計画だ。
市によると、1995年度の前回調査では計約600種の動植物を確認。同省が絶滅危惧種(1類)に指定する魚の「ニッポンバラタナゴ」、国内で数か所にしか自生しないとされる植物「キタミソウ」もあり、貴重な水辺であることが分かった。
ただ、近年は、観賞用として輸入され、繁殖力が強かったり、肉食だったりする外来種が生態系を脅かしているという。
これまで確認・目撃されたのは、ウオーターレタスとして知られるサトイモ科の「ボタンウキクサ」(南アフリカなど原産)、セリ科の「ブラジルチドメグサ」(南米原産)、魚の「アリゲーターガー」(北米原産)、「ミシシッピーアカミミガメ」(同)など。
前回調査は生息する動植物を調べることが主な目的だったが、今回は生態系の変化、将来的な影響まで考察する予定。椛田教授は「市街地に位置する江津湖は、自然の博物館としての役割を担っている。外来種への対策も含め、江津湖の自然環境を守る方策も報告書に盛り込みたい」と話している。
■漁協「遊漁税」徴収を継続(YomiuriOnLine山梨)
富士河口湖町「湖上の花火中止」条件に
富士河口湖町が廃止から一転存続する方向で調整していた法定外目的税の「遊漁税」を巡り、渡辺凱保町長は22日の町議会議員全員協議会(全協)で、河口湖漁協が拒否していた7月以降の徴収業務の継続を受け入れたことを明らかにした。これにより、遊漁税は存続されることが確実となった。
同町によると、同漁協とは〈1〉遊漁税の使途で不明な点は整理して説明する〈2〉今後の釣り客の動向を見極めながら遊漁税を湖と湖畔の環境整備などに有効活用する〈3〉毎年冬に河口湖上で開催される花火大会を湖上から湖岸へ移行して湖に負荷を掛けない取り組みをする〈4〉お互いの信頼関係を構築する――の4項目で合意。渡辺町長は全協で「観光立町を目指す町として、町民同士の争いは避けるべきで、日程的に厳しい中での決断だった」と述べた。
冬花火を巡っては、河口湖漁協が湖の環境汚染を理由に湖上での大会中止を求めており、町は漁協に遊漁税の徴収業務を継続してもらう代わりに、湖上での花火大会の中止を町としても受け入れる方針で協議していた。
冬花火大会は2013年1月から、打ち上げ場所を湖上から湖岸に移行して行う予定。町は冬花火だけに頼らない新たなイベントの開催も検討する考えを示した。ただ、13年1月までに新たなイベントが実施できない場合、湖上での花火大会を継続することを漁協側と申し合わせたという。
また、河口湖温泉旅館協同組合の組合員20人が、湖上での花火大会の継続を求めて町議会に提出した請願書については、臨時町議会など本会議で審議することを申し合わせた。
この日の全協は、報道各社が公開するよう申し入れをし、出席議員の賛成多数で公開された。
■びわ湖大花火も復興応援(YomiuriOnLine滋賀)
避難者招待 被災地業者に2000発注文
8月8日に開催される今年の「びわ湖大花火大会」が、東日本大震災の被災者支援のため、「がんばろう! 日本」をテーマに行われる。被災地の花火業者から例年より200発多い2000発を発注し、オープニングでは例年の1・5倍の大きさに広がる20号玉を打ち上げる。また、同4日の「長浜・北びわ湖大花火大会」と合わせ、県内避難者約200人を観覧席に無料招待する。
花火は全部で1万発を打ち上げる。中盤には日本全体を元気づける目的で、美しい四季の風景をテーマに「緑芽吹く春」「夏らしい青」「黄金色に輝く稲穂で染まる秋」「白銀の世界広がる冬」を花火で表現。終盤は、水中に設置した仕掛け花火を連続で点火、湖上に半円を輝く演出をする。
有料観覧席は7月1日から前売り券を発売。大津港(大津市浜大津)近くの緑地や通路にパイプ椅子1万6000席が設けられ、1席3800円。JR大津駅1階の滋賀観光物産情報センター(077・521・4288)のほか、日本旅行やJTBの全支店などで販売する。問い合わせは実行委事務局(077・511・1530)。
11/06/22
■ガソリン価格、全国的に若干の値上がり傾向に(Impress Car Watch)
石油情報センター6月20日調べより
石油情報センターは6月22日、石油製品小売価格の週次調査(6月20日調査)の結果を発表した。
調査結果によると、ガソリン価格の全国平均はハイオク158.6円、レギュラー147.8円、軽油128.8円となり、前週と比べそれぞれ0.4円、0.4円、0.1円と微増の値上がりとなった。
地域別に見ると、中部、近畿、中国、四国、九州地方の上げ幅は小さいものの、北海道、東北、関東地方はやや大きい上げ幅。もっとも上げ幅が大きかったのは沖縄地方で、ハイオク1.4円、レギュラー1.5円、軽油0.8円の値上げとなっている。
■なるほドリ:琵琶湖の管理方法は?(毎日jp滋賀)
◇排水ポンプ、堤防、バイパス水路を設置 洪水や渇水の影響、最小限に
なるほドリ 先月の大雨で琵琶湖の水位が約5年ぶりに50センチを超えたね。水位が上がると、どんな影響があるの?
記者 洪水被害の軽減などを目的に琵琶湖の施設を管理している「水資源機構 琵琶湖開発総合管理所」(大津市)によると、琵琶湖の水位1センチの容積は25メートルプールで約1万7500杯分に相当するそうです。通常、内陸側に降った雨は河川から湖へ流れますが、琵琶湖は面積が大きい上に、流出河川は瀬田川のみ。一度水位が上がるとなかなか下がらず、水が湖周辺に逆流します。河川からあふれた水も地盤の低い所へと流れます。このため、低地に作られた水田では洪水の度に被害を受けてきました。
Q これまで、洪水のための対策は取られてきたの?
A 治水対策を含む「琵琶湖総合開発事業」が72〜97年の25年間、上流県と下流府県の協力で実施されました。田畑などにたまる水を琵琶湖にくみ出す排水ポンプが県内14カ所に設置され、湖周辺の地盤の低い地域に堤防が作られました。湖岸道路も堤防の役割を果たしているのですよ。また、流れが良くなるよう瀬田川の底を掘り下げたり、放流量を正確にコントロールできるバイパス水路が瀬田川洗堰の横に設けられました。
Q 効果は?
A 95年の洪水では93センチの高い水位を記録しましたが、湖周辺が水につかった期間は11日(1961年の水位1メートル8センチでは24日)、面積は742ヘクタール(同4688ヘクタール)と、過去の洪水に比べ被害は大幅に抑えられました。
また、94年に観測史上最低のマイナス1メートル23センチを記録した渇水では、取水制限日数が44日(78年のマイナス73センチでは161日)と、かつてのような深刻な事態には至らず、流域全体の暮らしにはほとんど影響しませんでした。バイパス水路などの対策のおかげです。
Q 水位が上がると、どのような作業が行われるの?
A 同管理所では、水位が30センチを超えそうになると、排水ポンプをいつでも稼働できるように準備します。そして琵琶湖と内陸側の水位を見ながら、内陸側の水をくみあげて琵琶湖に流します。先月には13カ所の排水ポンプを運転し、この管理を始めた92年以降、運転台数では2番目に多い対応になりました。また、「琵琶湖河川事務所」(大津市)では、瀬田川洗堰を操作して琵琶湖からの放流量を増やしました。
Q 琵琶湖の治水についてもっと知りたいな。
A 同管理所(077・574・0680)では、小中学校などで琵琶湖の環境などについて話す「出前講座」を行っています。大津市黒津4の資料館「水のめぐみ館 アクア琵琶」(入館料無料)では、模型や映像で楽しみながら利水や治水の仕組みを学べます。一度、訪れてみてはいかがでしょう。<回答・村瀬優子(大津支局)>
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あなたの質問をお寄せください。〒520−0806(大津市打出浜3の16)毎日新聞大津支局「質問なるほドリ」係(ootu@mainichi.co.jp)
■小アユ:旬の魚PR 県水産課、袋詰め無料配布−−大津(毎日jp滋賀)
旬の小アユをPRしようと、大津市打出浜の大津パルコ前で19日、袋詰めの小アユ400袋が無料で配られた。30周年を迎える「びわ湖の日」(7月1日)を記念して県水産課が漁協から買い上げ実施。長蛇の列ができた。
しょうゆとみりん、砂糖などで煮詰めた「若煮」も振る舞われ、実演した漁師においしい作り方を教わる主婦も。小アユは5月〜8月上旬にかけて琵琶湖で捕れ、若煮は夏の湖魚料理の代表格。青木幸一・水産課長は「琵琶湖の味を若い世代にも知ってもらう機会にしたい」と話していた。【安部拓輝】
■ふなずし:来月30日に講習会 希望者多く“狭き門”−−彦根・水産試験場(毎日jp滋賀)
湖国の伝統食品「ふなずし」の漬け方講習会が、7月30日に彦根市八坂町の県水産試験場で開かれる。今年で7回目。応募は24日が締め切りで参加者15人を募集中だが回を重ねるごとに希望者は増えており、抽選となりそう。
ふなずしは一般家庭で作られていたが、琵琶湖のニゴロブナの減少や価格の高騰などで近年は作る家庭は少ないという。同試験場は漁業者団体などと協力して産卵場となるヨシ帯の造成や稚魚の放流、漁獲サイズの引き上げなどでニゴロブナを増やす活動を続け、成果を上げている。
講習会は、家庭でのふなずし作り復活と湖国の食文化の伝承を目指して05年度から始めた。毎回希望者が多く、受講するのは“狭き門”になっている。
当日は午前9時半〜午後4時まで。同試験場の職員がニゴロブナの現状やふなずしづくりの説明をした後、塩蔵したニゴロブナを水道水で洗う塩切りから飯漬けまでのふなずし作りの工程を体験する。参加は無料だが、塩蔵品のニゴロブナの購入費(20匹前後)が必要。メス(1万7500円)かオス(5000円)を選択する。ご飯(3.3升)や漬物用プラスチック桶(おけ)、まな板などが必要。
応募は往復はがきで〒522−0057 彦根市八坂町2138の3、県水産試験場へ。過去6回の受講者は応募不可。問い合わせは同試験場(0749・28・1611)。【松井圀夫】
11/06/21
■梅雨の中休み、日傘日和 湖国で今年初の真夏日(京都新聞電子版)
梅雨の晴れ間が広がった21日、湖国は東近江市などで気温が30度を超えるなど、今年初の真夏日となった。
東近江市では県内最高気温の31・2度に。彦根市で30・4度、大津市でも30・0度となり、計3カ所で真夏日を記録した。いずれも平年より4度前後上回った。
大津市におの浜のショッピングセンター前では、日傘を手にした女性の姿が多く見られ、子どもがアイスクリームをおいしそうに食べながら歩いていた。
彦根地方気象台によると、梅雨前線の活動が一時的に弱まり、太平洋側の高気圧が北上したため気温が上がったという。22日も同様の暑さとなる見込み。
■高速無料化終了で交通量半減 実験前の水準に戻る(asahi.com)
19日に終わった高速道路の無料化社会実験で、終了後の交通量は実験中と比べてほぼ半減したと国土交通省が21日、発表した。東北地方などの無料化区間を除くと、実験前と同じ水準で、元に戻った形だ。
調査は20日、対象の全国37路線50区間で1日の平均交通量を調べた。
東北無料化区間を除けば、20日は1区間あたり平均1万400台。実験終了直前の平日(今月13〜17日)の1万9400台の54%だった。実験前の昨年6月21〜25日も1万400台だった。
■淀川在来魚、回復の兆し ワンドのタナゴ類5倍増(大阪日日新聞ネット版)
国の天然記念物で絶滅危惧種の淡水魚「イタセンパラ」復活に向けて取り組みが進む大阪市内の淀川沿いで、在来魚が回復の兆しを見せている。イタセンパラと同じ在来魚タナゴ類の稚魚が今年、昨年度比約5倍に増加。外来魚の数が半減している可能性があり、関係者からは「イタセンパラの自然繁殖に向けた足場が固まってきたのでは」と期待が高まっている。
かつて淀川のシンボルフィッシュとして繁殖していた天然記念物「イタセンパラ」=大阪府水生生物センター提供
独自の技術
土砂に囲まれて池状になったワンドが広がる城北地区(大阪市旭区)の川べりは、かつてイタセンパラのすみかとしての環境が整い、一大繁殖地を形成。しかし、外来魚や外来水生植物の増加が主な原因となって激減し、2006年には確認できなくなった。
淀川の「シンボルフィッシュ」とまで呼ばれたイタセンパラ。「日本の風土にふさわしい生物の多様性を取り戻そう」と、大阪府水生生物センター(寝屋川市)関係者らが行動を開始した。
特に課題だった外来生物については、独自の駆除技術を蓄積。外来魚の稚魚が藻のたくさんある場所に集まる習性を利用し、網で囲んで取る仕掛けの開発なども行ってきた。
2009年から毎日のように駆除も実施。外来魚は、ブルーギルを中心にオオクチバスなど計5万5千匹を駆除し、外来水生植物は、特定外来種ナガエツルノゲイトウなど計230トンを刈り取って城北ワンド群からほぼ一掃したという。
千匹の稚魚
うれしい結果が出たのは今年5月。例年この月に行う「外来魚駆除釣り大会」では、釣れた外来魚の数が、昨年の3500匹強から1500匹弱にまで減少。一方で同月、在来魚のタナゴ類稚魚数を調べると、昨年の200匹弱から約千匹に増えていた。
見つかったのはカネヒラを中心にした2種類。同センターの内藤馨主任研究員は、イタセンパラ復活に向けた「足掛かりができた」と喜ぶ。
継続が課題
今後の課題は駆除の継続。現在は、失業者を対象にした雇用創出基金事業などを活用して駆除人員を確保するが、事業が途切れれば対策の継続に支障を来す可能性もある。
現在、多様な市民団体や企業、大学などの協力を得られる体制を目指しており、内藤主任研究員は「協議会のようなものをつくり、市民活動に発展させていければ」と話している。
■給食:「また食べたい」 地産アユに舌鼓−−守山・9小学校(毎日jp滋賀)
地産地消の観点から、守山市周辺でとれた小アユが17日、同市内の9小学校の給食に並び、児童らが地元の味に舌鼓を打った。
同市が今年独自に定めた「びわ湖の日」に合わせた献立で、小アユは初めて守山漁協から納入された。主菜は木浜漁港などで水揚げされたアユを使ったあめ煮。同市立吉身小5年の岡田清菜さん(11)は「柔らかくて食べやすかった。また食べたい」と満足。大谷怜君(10)は「ご飯によく合う」と話していた。
同小の里内緑校長(57)は「食べ物を通じて琵琶湖のいろんな側面に興味を持ってほしい」と話していた。【柴崎達矢】
■ビワマス:拡大作戦 HPに動画配信/提供店にのぼり−−長浜(毎日jp滋賀)
◇「魅力と美味知って」
琵琶湖特産・ビワマスの長浜ブランド化を目指し、長浜市などでつくる「長浜バイオクラスターネットワーク」(事務局・市商工振興課)は、ビワマス料理の店や川を遡上(そじょう)するシーンの動画など、ビワマス情報満載のホームページを開設。市内の取り扱い店に販売PRののぼりを配るなど、「その魅力と美味を多くの人たちに知ってもらいたい」と消費拡大作戦に乗り出した。
ビワマスは低温の深水を好み、竹生島周辺に多く生息。「トロ以上の味」とされるが、漁獲量が一定でないため、県水産試験場の開発で、今年から養殖が本格化。同市内では2業者が養殖し、販路が広がりつつある。
同ネットワークは同市、長浜商工会議所、長浜バイオ大学など6団体・機関で構成。ホームページではビワマスの食文化▽生態▽養殖の現状などが説明され、市内で取り扱う料理店や土産物店をより多く紹介するため、店からの登録を募集中。現在、取り扱いの市内店は約30店で「もっと増やしたい」という。
また、ビワマス家庭料理のレシピも掲載の予定。同ネットワークはチラシ2万部、ポスター300部のほか、「ビワマスを愉しむ with 長浜」と印刷したのぼり=100本を作り、店の前に順次掲げてもらっており、商工振興課は「長浜のブランド化と消費拡大につながれば」と話している。ホームページ(http://www.biobiz.jp/n-biwasalmon/)【桑田潔】
■内湖再生へ今秋検討委 県、運営委託コンサル公募(ChunichiWeb滋賀)
琵琶湖の周囲に20ほどある内湖の再生を目指す県は、2013年度以降の具体的な取り組み指針となる内湖再生ビジョンを策定する検討委員会を今秋にも設置する。県は検討委の運営を委託するコンサルタント会社を公募している。
検討委は生態系や土木工学、社会学など4〜5人の有識者で構成する予定。水質浄化や生物の再生産など、既存内湖における機能強化や、01年から試験的に水をためている早崎内湖(長浜市)のような内湖の復活事業など、限られた財源の中で優先的に取り組む事業を検討し、12年度内にビジョンをまとめる。県は庁内部局連携で設けたプロジェクトチームで検討委での議論項目をまとめる。
委託業者は、自然環境分野で実績のあるコンサルで、内湖にかかわるこれまで研究成果の収集、再生へ向けた課題の整理、会議資料の作成などを県の担当者とともに行う。公募要領など問い合わせは県琵琶湖政策課=電077(528)3463=へ。(曽布川剛)
■復興への祈り夜空に 8月8日「びわ湖花火」(京都新聞電子版)
滋賀県や県内の経済団体などでつくるびわ湖大花火大会実行委員会は、今夏の開催概要をこのほど発表した。東日本大震災の被災地を支援するため「がんばろう!日本」をテーマに8月8日、琵琶湖の大津港沖で繰り広げる。7月1日に観覧席券を発売する。
今年で28回目。直径480メートルの20号玉をはじめ、例年通り約1万発を打ち上げ、日本の四季や復興への祈りを表現する。東北地方の花火業者の製品も取り入れる。
午後7時半から1時間。小雨決行。荒天の場合は11日。
観覧席は大津港周辺に1万6千席を用意する。前売り3800円、当日4300円。JR大津、石山、堅田各駅の観光案内施設、旅行会社各店、琵琶湖汽船、京都新聞滋賀本社などで。事務局はびわこビジターズビューローTEL077(511)1530。
11/06/20
■釣り穴場?いやいやそこは禁止区域 佐賀城公園お掘(佐賀新聞ひびのニュース)
魚釣りが禁止されている佐賀城公園(佐賀市城内)のお堀で、外来種のブラックバスを釣る市民が増え、管理する佐賀城公園事務所が頭を抱えている。お堀沿いの遊歩道を散歩する人も多く、「通行の邪魔になる上、針の付いたルアーを投げているので危ない」と苦情も出ている。
同事務所は毎日、6、7人の職員が公園内を巡回。釣り禁止の立て看板があるにもかかわらず、南堀の橋げたや遊歩道近くで釣りをする人が増えた。釣り人を見つけるたびに注意しているが、その場を立ち去るだけで釣り続ける人が多いという。週末を中心に若者4〜5人、多い時には十数人の釣り人が集まる。
釣り人は「北山ダムに出掛けなくても近場でブラックバスが釣れる」「外来種駆除に役立つから大目に見てほしい」などと話す。遊歩道近くの電線には、絡んだ釣り糸やルアーもあった。ほとんどの人は釣ったブラックバスをお堀に再放流しているという。
県は外来種規制条例でブラックバスなど外来種の放流を禁じているが、指導・勧告に従わない時に氏名を公表する以外の罰則はない。お堀で釣っている人の中には「釣り自体は禁止されておらず、釣った魚を放流しなければいい」と誤解している人もいる。
お堀では外来種のミシシッピアカガメ(通称ミドリガメ)の食害により、ハスが激減。ハス再生に取り組む実行委が昨年、堀の水を抜いて泥をすくい上げる「ごみくい」を実施した。ブラックバスの姿は少なかったが、ブルーギルは増えているという。
毎日、堀周辺を散歩する市民は「釣り人に遠慮してコースを変更している。迷惑なのでやめてほしい」(60代女性)、「小学生が注意したのに無視して釣り続けていた」(70代男性)と憤る。同事務所は「堀の生態系を外来種から守るため、釣ったバスを事務所で処分することも検討したが、釣りを認めることになるので難しい」と頭を悩ましている。
■分散して遺棄か、つかめぬ犯人像 琵琶湖切断遺体3年(京都新聞電子版)
近江八幡市などの琵琶湖で2008年5〜6月、切断された両脚や頭などが6カ所で見つかった「琵琶湖バラバラ殺人事件」から3年。被害者の身元はいまだ不明で滋賀県警の捜査は難航している。一方、犯人が遺体の各部をそれぞれ異なる場所で遺棄したとみられるなど、新たな手がかりも出ている。
08年5月17日、近江八幡市牧町の琵琶湖で足首から先が無い両脚が見つかった。その後、6月23日までに東近江市、大津市、草津市の岸辺で頭部、足首から下の左足、両手が次々と見つかった。
遺体解剖やDNA鑑定から、すべて同一人物の部位で、1〜3週間以内に絞殺されて切断、捨てられたとみられる。県警は近江八幡署に捜査本部を置き、殺人、死体遺棄事件として捜査中だ。
当初、遺体から指紋が検出され、県警は「身元さえ分かれば捜査は進む」と考えていた。だが、指紋は前科者などのデータと一致せず身元特定の第一段階で足踏みしている。
県警は身元特定のため、3年間で遺体の特徴と一致する家出人1718人を照会。京滋の205業者の建設作業員宿舎、県内の人材派遣業908社にも聞き込みをしたが、空振りに終わっている。
新たに分かった点もある。県警は当初、犯人が遺体を1カ所に捨て、頭や脚が分散して各所に漂着したと考えていた。しかし、水上警察隊や漁師から水流の情報を集めた結果、犯人がそれぞれの発見現場近くで捨てた可能性が高い、とみている。県警は「普通、犯人は遺体を埋める。なぜ、目撃される危険を冒したのか」(捜査関係者)と犯人像を測りかねている。
また、家出人に合致者がいないことから、被害者に身寄りが少ないか、社会との接点があまりない人の可能性もあるという。
県警は遺体から似顔絵を作成。ポスター3万枚を張り出し、報奨金300万円で被害者や事件の目撃に関する情報を募っている。しかし、情報は年々減っており、事件の風化が進む。
滋賀県警が遺体から作成した被害者の似顔絵と特徴を記したポスターの一部。近江八幡署TEL0748(32)0110に情報を求めている。
■前線活発、九州で激しい雨 土砂災害に警戒呼び掛け(ChunichiWeb)
活発な梅雨前線の影響で20日、九州では非常に激しい雨となった。大雨で地盤が緩んでいるとして、気象庁は土砂災害や河川の増水に警戒を呼び掛けた。
気象庁によると、前線上の低気圧が九州の西から東北東に進み、九州北部では場所によって1時間に70ミリの雨が降り、10日からの雨量が900ミリを超えた地域もある。
西日本から東海地方でも、21日にかけて激しい雨が降る恐れがある。
21日朝までに予想される24時間雨量は、いずれも多いところで九州北部(山口県を含む)、九州南部、四国でそれぞれ200ミリ、近畿で100ミリ。(共同)
■びわ湖の日30年コアユ配り祝う 大津で120キロ(YomiuriOnLine滋賀)
琵琶湖の環境を考える「びわ湖の日」(7月1日)が今年で30周年を迎えるのを記念して、県が19日、大津市打出浜の大津パルコ円形広場で、漁の最盛期を迎えた琵琶湖産コアユを無料で配布した。家族連れや買い物客ら約400人が並び、用意した約120キロは2時間足らずで配り終わった。
コアユ漁は、毎年3月に始まって8月20日に禁漁を迎える。この日、近江八幡市の沖島漁協が「刺し網漁」で取ったコアユを、50〜60匹(約300グラム)ずつ袋に入れて配った。
会場では、コアユのつくだ煮作りの実演もあり、レシピが配られた。大津市馬場、主婦阪田期子(ときこ)さん(66)は「ぜひ、家で作ってみたい」と話していた。
同漁協の奥村繁・副組合長は「骨が軟らかく、頭から尾まで全部食べられる。琵琶湖の恵みを家庭で味わって」と呼び掛けていた。
コアユの無料配布は、25日午前9時からJAおうみ冨士「ファーマーズ・マーケットおうみんち」(守山市洲本町)、26日午前9時からびわ湖大橋米プラザ(大津市今堅田)でも行われる。
問い合わせは県水産課(077・528・3873)。
■「1000円の旅」最後の列 各地の高速道(ChunichiWeb滋賀)
高速道路料金の休日上限1000円が19日で終了し、東海地方の高速道路では一部で普段の週末を上回る混雑があった。
中日本高速によると、東名阪自動車道上りの四日市インターチェンジ(IC)を先頭に24・6キロ渋滞したほか、東名高速下りの愛知、静岡県境にある宇利トンネル付近で27・7キロ。同じく豊田ジャンクション付近でも17・3キロの渋滞があった。
上限1000円の終了に加え、伊勢自動車道の津IC以南での無料化実験がこの日で終了。伊勢西、伊勢ICに近い三重県伊勢市の伊勢神宮内宮近くのおかげ横丁は、例年より3千人ほど多い2万人前後の観光客でごった返した。
無料化区間の伊勢道嬉野パーキングエリアも行楽客の車で混雑。愛知県瀬戸市から伊勢市の友人宅を訪れた会社員藤原肇さん(38)は「往復で8千円くらい安かった。半年に一度会いに行くので、残念です」と声を落とした。
東名阪・四日市IC付近の混雑も、無料化終了の影響とみられ、三重県四日市市の御在所サービスエリアでは「普段の週末よりも客が多かった」という。
11/06/19
■ビワマス養殖本格化 「トロより美味」東京、大阪で好評(京都新聞電子版)
琵琶湖固有種のビワマスの養殖と販売を、滋賀県内の養殖業者が本格化させている。4業者が昨春に県醒井養鱒場から仕入れた稚魚が育ち、脂がのった刺し身が県内だけでなく東京の料理屋でも好評だ。今春は稚魚の仕入れ量を4倍以上に増やし、天然では禁漁の小サイズを塩焼き用に売り込む動きもある。
県漁連は毎年70〜80万匹の稚魚を琵琶湖や川に放流しており、滋賀農林水産統計によると2000年以降の漁獲量は13〜33トン。だが旬の夏が中心で、産卵期の10、11月は禁漁になるなど、「漁獲が安定せず、広く流通する量ではない」(県水産課)という。
ビワマスは警戒心が強く養殖は難しかったが同養鱒場が1993年に成功し、地元・米原市で成魚の販売もしているが量はわずかだ。市場拡大を目指して水産業者に養殖を呼びかけ、昨年に長浜市や彦根市の3業者と甲賀市の漁協が応じた。
アユの養殖を長年手がける彦根市の木村水産は「養殖技術と場所を活用できる」と、昨年5月に1匹2グラムの稚魚3000匹を仕入れた。すでに800グラムほどに育ち、流通は地元のレストランが中心だが、東京や大阪へも4割弱が出荷され、計2800匹が売れた。「マグロのトロより美味と言われる刺し身が人気」と木村泰造社長は語る。
今春は稚魚を1万匹購入し、天然では禁漁の100グラムサイズの出荷を夏に始める。日本料理でアユに代わる塩焼き用として売り込む。
4社でつくる「ビワサーモン養殖連絡協議会」の川瀬利弥代表は「滋賀の地域ブランドとして確立したい」と意気込む。
■厄介者の外来水草、土になあれ 滋賀県が実験(asahi.com)
琵琶湖で大量に繁茂し、問題になっている外来種の水草。その厄介者を土に変える実験を、滋賀県が近江八幡市の休耕地で進めている。水草を土壌改良材や飼料として使う試みはあるが、土にするのは初めて。今月から一部で作物の植え付けが始まり、生育の結果次第では有効利用への道が広がるため、期待が高まっている。
琵琶湖を間近に望む、近江八幡市南津田町の干拓地。ここで10日、休耕地だった約1200平方メートルの畑に、サツマイモやエダマメが植え付けられた。畑を覆う厚さ約70センチの土は、琵琶湖で刈り取ったオオカナダモなどの水草を3年間、休耕地の上に寝かせて作ったものだ。
植え付けをしたのは、県の委託事業の就職支援のほか、農業なども手がける草津市の会社「プロジェクトしが」。社長の安田浩彦さん(57)は土について、「粒子が細かく、保水力もあり、良い土の要素はそろっている」と今秋の収穫に期待を寄せる。
オオカナダモは南米原産の外来種で、琵琶湖では、1980年代から南湖を中心に異常繁茂するようになった。船の航行の妨げになったり、打ち上げられて悪臭を放ったりして問題になり、県は毎年夏から秋にかけ、刈り取り船を出して除去。昨年は約3300トンを除去した。
刈り取られたオオカナダモなどの水草はこれまで、仮置き場に陸揚げされ、水分を減らし、ペットボトルや釣り糸などのゴミを取り除いた後、田の土を柔らかくするために入れる土壌改良材や家畜の飼料として使われていた。
そこで県は利用拡大を図るため、やせた休耕地に入れる土にして、琵琶湖から畑への循環を促そうと計画。水草に手を加えず、休耕地に寝かして土に変える実験を2005年に始めた。南津田町の休耕地約3万平方メートルを利用し、これまで約1万平方メートルに約1万2千トンの水草を運び込んだ。
今年は実験開始から6年が経ち、水草が完全に土になった休耕地も出てきたため、試しに作物を植えることを決定。新たな農場を探していた安田さんの会社が手を挙げた。
今後、畑には、ジャガイモなどを植え、土がどの作物の成長に適しているかを確かめ、県ともデータを共有する。安田さんは「陸から流れ込んだ栄養を吸った水草を土にして使うことはエコ。作物が十分に育つことが分かれば、ほかの方の協力を得ながら広げていきたい」と話した。(千種辰弥)
11/06/18
■三沢でブラックバス駆除・試食会(東奥日報ネット版)
三沢市のNPO法人マン・パワーは18日、小川原湖近くの「市民の森」にある小田内沼で、外来魚・ブラックバスの駆除を行い、無料試食会を開いた。釣り上げたブラックバスは和食のプロが天ぷら、アルミホイルの包み焼きなどに調理し、参加者からは「泥臭くない」「あっさりして、おいしい」と好評だった。
■高速「1000円」最後の週末、駆け込み混雑(YomiuriOnLine)
高速道路の「休日上限1000円」料金割引制度や無料化実験が19日で中止・一時凍結されるのを前に、最後の週末となった18日、近畿各地の高速道路では午前中、小雨交じりの天候にもかかわらず、朝から行楽地などに向かう車で混雑した。
日本道路交通情報センターによると、午前11時のピーク時で、下り線は中国自動車道宝塚インターチェンジ(IC、兵庫県)から吹田ジャンクション(JCT、大阪府)付近まで約17キロ、上り線では名神高速道路の大津IC(滋賀県)から京都南IC(京都府)付近までの約15キロ、栗東IC(滋賀県)から草津JCT(同)付近まで約9キロの渋滞になった。
11/06/17
■コアユの味 受け継いで 県が無料配布 「びわ湖の日」30周年(京都新聞電子版)
「びわ湖の日」30周年を迎える7月1日を前に、滋賀県は琵琶湖産のコアユを県民に食べてもらうキャンペーンを展開する。小中学生らが給食で味わったり、家庭で作られなくなりつつあるつくだ煮の文化を継承できるよう、コアユとレシピを無料で配る。
琵琶湖のアユは10センチほどにしか育たず、コアユと呼ばれ、6〜7月に旬を迎える。キャンペーンでは、県が漁協からコアユを購入し、給食を作る市町や家庭に無料で提供する。
子ども向けは、18市町の公立小中学校や特別支援学校など319校が対象。合わせて約10万人が6月14日〜7月8日に、天ぷらや空揚げ、つくだ煮で味わう。
家庭向けには6月18日以降、県内4カ所で、それぞれ先着400人に300グラム入りの袋を配る。18日は湖北みずどりステーション(長浜市)、19日はパルコ大津店(大津市)、25日はJAおうみ冨士ファーマーズ・マーケットおうみんち(守山市)、26日は琵琶湖大橋米プラザ(大津市)。午前9時からで、19日のみ午前10時。
県水産課は「将来を担う子どもや県民に食を通じて、琵琶湖を守る意識を高めてもらいたい」とする。同課TEL077(528)3873。
■がまかつ創業者が死去 国内有数の釣り具メーカー(神戸新聞NEWS)
釣り具製造販売の国内大手「がまかつ」(西脇市)の創業者で、同社会長の藤井繁克(ふじい・しげかつ)氏が17日午前2時42分、脳出血のため西脇市内の病院で死去した。85歳。西脇市出身。
通夜は19日午後6時から、葬儀・告別式は20日正午から、いずれも西脇市郷瀬町481の自宅で。喪主は長男・敏孝(としたか)氏。後日、社葬・お別れの会を行うが、日時・会場は未定。
1955年、「蒲克鈎本舗」を創業し、68年に「株式会社がまかつ」を設立。釣り針の素材や加工法の研究開発に努め、流通改革にも尽力。海外にグループ企業を展開する国内有数の釣り具メーカーに育て上げた。日本釣用品工業会会長なども歴任し、業界をリードした。
■小アユ:県があすから配布 「家庭の味、復活を」(毎日jp滋賀)
県水産課は18日から県内4カ所で、びわ湖の日(7月1日)30周年を記念し、旬の小アユを無料配布する。小アユは、夏の琵琶湖の代表的な魚。県は「昔はつくだ煮など各家庭の味があった。『びわ湖の日に小アユを煮て食べる』ことを定着させたい」と話している。
県内4漁協が漁獲した小アユを1家族1袋(約300グラム、40〜60匹)と、柔らかく子供も食べやすい「若煮」のレシピを配布する。会場と日時は▽18日午前9時、長浜市湖北町今西、湖北みずどりステーション▽19日同10時、大津市打出浜、大津パルコ▽25日同9時、守山市洲本町、JAおうみ冨士ファーマーズ・マーケットおうみんち▽26日同9時、大津市今堅田3、びわ湖大橋米プラザ。各会場で400袋配られ、漁協関係者による調理実演もある。【前本麻有】
■大津で「牛肉サミット〜牛肉料理No1決定戦」−グランプリに100万円(びわ湖大津経済新聞)
全国の牛肉料理のナンバー1を決めるイベント「牛肉サミット2011〜真夏の牛肉料理No1決定戦」が8月20日・21日、大津市なぎさ公園おまつり広場で開催される。
同イベントは、「今まで滋賀県の食べ物のイベントが少なく、滋賀県の認知度もまだまだだと感じていた」(同実行委員会の寺田さん)ことから企画。「滋賀県には近江牛があるので、牛肉をメーンにイベントを開ければ」と初開催にこぎ着けた。
会場には全国から「厳選した」牛肉料理店20店が出展し、来場者の投票でグランプリを決める。グランプリには賞金100万円を贈る。「近江牛はもちろん、全国各地の希少価値のある牛も出てくる」と寺田さん。
「牛肉サミットPR大使」として滋賀県出身のシンガー・ソングライター左嵜啓史さんが同イベントのPRを担当し、県内の道の駅や牧場を回り、その様子をホームページで公開する。
寺田さんは「食べるということを通じで喜んでもらえることで、滋賀、全国を元気にしたい」と意欲を見せる。2日間で2万人の動員を見込む。
開催時間は、20日=10時〜19時、21日=10時〜17時。入場無料。
11/06/16
■客足は?募る不安 高速道無料化実験、休日千円終了へ(ChunichiWeb三重)
昨年6月から全国で実施された高速道路の無料化社会実験と、2009年3月からの「休日上限1000円」割引が19日で終了する。県内では津インターチェンジ(IC)以南の伊勢道と紀勢道全線が無料となり、県南部を中心に観光やビジネスの追い風となっていただけに、関係者は客足の鈍りを心配している。
伊勢市の伊勢神宮内宮前のおかげ横丁は無料化後、観光客が1割増加。担当者は「気軽に来てくれる日帰り客が減るかもしれない」と心配する。13年には伊勢神宮の式年遷宮を控え「魅力をもっとPRしなければ」と気を引き締める。
東紀州の熊野古道は昨年、来訪者が過去最高を記録。東紀州観光まちづくり公社の北村文明事務局長は「できるだけ遠くへ行きたいという名古屋や関西方面の観光客を引きつけてきたのに」と不安げ。尾鷲市で温浴施設などを運営する「夢古道」の伊東将志店長も「夏休みを控えて痛い」と残念がる。紀勢道大内山ICに近い紀北町の「道の駅 紀伊長島マンボウ」の小島進治マネジャーは「観光客離れをアイデアで防ぎたい」と話した。
「日帰り客が減るのは確実」(鳥羽市観光課)との声もあるが、ある観光業者は「無料や割引でくる観光客は旅先でのお金の使い方も渋い」と話し、影響を測りかねている。
中勢、北勢地域の商業施設は、無料化により県南部まで商圏拡大を図ってきた。中南勢地域で唯一の百貨店「津松菱」(津市)は折り込み広告の配布エリアを東紀州に拡大。新規顧客が増えただけに担当者は「物産展目当てのお客さんもいるが、影響は出る」と漏らす。鈴鹿市のイオンモール鈴鹿ベルシティも南勢地域に地図入りの広告を配布。担当者は「特に休日の来客数が多く、効果はあった。終了しても来ていただける取り組みを検討したい」と話す。
一方で、無料化終了を歓迎する声も。鳥羽市と愛知県田原市を結ぶ伊勢湾フェリー(鳥羽市)は高速道路に人と車を奪われていただけに、営業担当者は「大きな追い風」と指摘。官民合同の鳥羽伊良湖航路活性化協議会は今後、高速のサービスエリアで運航情報を提供したり「上限1000円廃止」の文言を入れたチラシを配ったりして反撃に出る構えだ。
無料化区間から距離のある伊賀市で伊賀流忍者博物館を運営する伊賀上野観光協会も「他地域へ流れていた観光客が戻ってくるのでは」と今後に期待感をにじませた。
■「生物多様性」の偽善 ブラックバスが不人気なのは味のせい(NEWSポストセブン)
近年、「生物多様性」というキーワードをよく耳にする。いわく、「生物の種類が年々減っている」「絶滅危惧種を守らなければいけない」……至極ごもっともに思えるこれらの主張。だが、果たしてそれは本当か? 話題の新刊『生物多様性のウソ』(小学館101新書)を著わした武田邦彦氏が、そこに潜む偽善と欺瞞を喝破する。
* * *
いまや「生物多様性」は先進国と途上国の利権争いとなっており、「トキがかわいそう」などと情緒的に考えている国は世界でただ日本だけなのだ。
すでに東京ではゲンゴロウが絶滅している。ゲンゴロウさえ守れない人がトキを守ることに熱心なのは滑稽でもある。
外来種についても同様で、日本では外来種は駆除して在来種は守るのは当たり前のことのように考えられているが、そもそも日本の生物が多様なのは、四季があり、寒い地域と暖かい地域の両方から外来種が入ってきたからである。
日本にブラックバスが入ってきてすでに1世紀近くが経つが、この魚が嫌われるのは食べてもあまり美味しくないという理由だけである。フナより美味しくて高額で売れるのなら、喜んで繁殖させるはずである。
このように「生物多様性」とは、欺瞞とご都合主義の産物なのだ。まず、このことを理解しなければ、本当に自然を守るとはどういうことなのかが見えてこない。弊著がこの問題を自分の頭で考える一助になればと願っている。
■学生記者会見:「琵琶湖を大事に」 質問に知事(毎日jp滋賀)
嘉田由紀子知事が学生の質問に答え、その様子を動画で配信する「学生記者会見」がこのほど、県庁であった。「琵琶湖ルール」がテーマで、龍谷大生7人が質問した。
琵琶湖ルールとは「県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」の通称。レジャー活動による環境負荷を減らすために釣った外来魚の再放流禁止などを定め、今年3月に改正された。学生らは「動植物の保護の他にどんな効果があるか」などと質問。嘉田知事は「琵琶湖は傷つきやすい自然。皆が大事にケアをしないといけないことを県民に伝える意味がある」と説明した。【村瀬優子】
11/06/15
■ガソリン価格、5週連続の値下がり(Impress Car Watch)
石油情報センター6月13日調べより
石油情報センターは6月15日、石油製品小売価格の週次調査(6月13日調査)の結果を発表した。
調査結果によると、ガソリン価格の全国平均はハイオク160.1円、レギュラー149.6円、軽油130.3円となり、いずれの油種も前週と比べ若干の値下がり。全国平均では、北海道が0.7円〜0.8円の値上がり、沖縄は同価となったほかは、いずれも若干の値下がりとなっている。これで5週連続の値下がりだが、値下がり幅は縮小している。
地方別に平均価格を見ると、ハイオクは九州地方を除き150円台に、レギュラーは九州地方を除き140円台に、軽油は北海道と九州地方を除き120円台となった。
■前線活発化、西日本で大雨の恐れ 17日は東日本も(ChunichiWeb)
梅雨前線の活発化に伴い、西日本(九州―近畿)は16日未明から雷を伴う大雨となる恐れがあるとして、気象庁は15日、警戒を呼び掛けた。17日には東日本(関東甲信、東海、北陸)も大雨になるとみられる。
九州は10〜12日、多い所で総雨量500ミリを超える大雨となったばかり。既に15日午後、鹿児島県南さつま市で1時間に37・5ミリの激しい雨を観測した。霧島連山・新燃岳(宮崎、鹿児島県)や阿蘇山(熊本県)桜島(鹿児島県)で火山活動が活発化、火山灰で土石流の危険性が高まっている所もあり、警戒が必要だ。
気象庁によると、16日は中国大陸から九州南部にかけて延びる梅雨前線に沿って、低気圧が東シナ海を東進する見込み。南から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になっている。
16日は西日本の広い範囲で大雨となり、九州では未明から夕方にかけ局地的に1時間に70ミリの非常に激しい雨の可能性がある。前線は本州南岸に停滞する見通しで、西日本の雨量はさらに増える見込み。
16日夕までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で九州北部250ミリ、九州南部180ミリ、四国120ミリ。(共同)
■びわこ競艇場:水草処理で違法行為 住民監査請求結果、県委員が指摘(毎日jp滋賀)
県監査委員は14日に公表した住民監査請求の監査結果で、県事業課が昨年9月に実施した県営びわこ競艇場(大津市)の水草処理に違法行為があったと指摘した。廃棄物処理法上の問題で、委員は意見の中で「違法行為の事実は重く、あってはならないこと」と再発防止を求めた。
監査によると、事業課は昨年8月、水草を畜産飼料として有効利用するため、草津市の業者と1トン当たり525円で売却する契約を締結。9月に計12トンを業者に引き渡し、運搬費として計9万300円を支払った。
05年の環境省通知などでは、再生利用の場合でも運搬費が収入を上回る「逆有償」であれば、輸送は廃棄物の収集運搬に当たり、廃棄物処理法が適用される。県の契約業者は収集運搬の許可業者ではなく、この点が違法行為と判断された。
事業課は「認識不足で、必要なチェックをしていなかった」としている。住民監査請求は今年4月に提出されていた。【姜弘修】
■カワウ対策、広域連合で 保護管理計画策定へ(京都新聞電子版)
関西広域連合は本年度、琵琶湖など滋賀県に全国最多の数万羽が生息し、漁業や竹生島(長浜市)の景観、観光などに被害を及ぼしているカワウの抑制対策に乗り出した。カワウは移動範囲が広く、5月に初めて行った一体的な調査を通じて実態を把握し、来年度にかけて広域保護管理計画を策定する。
カワウは琵琶湖で繁殖を終えると冬は他府県に移動するが、これまで近畿の府県は調査レベルがまちまちで対策も温度差があった。
関西広域連合は5、9、12月に統一の方法で、すでに明らかになっている各府県の繁殖地を再調査し、未把握の場所についても情報を集める。その結果をもとに、広域連合全域で有効な対策を盛り込んだ保護管理計画を作る。調査を受託したNPO法人「バードリサーチ」(東京)によると、今年5月は鳥取県を除く2府4県で40カ所以上のねぐらや繁殖地を回った。成鳥と若鳥の比率を調査項目に加え、竹生島と昆陽池(兵庫県伊丹市)では足輪をつけて移動の把握を目指している。
カワウは干潟や内陸の湿地の減少で1971年に全国で3千羽以下に減った。だが滋賀県は広大な水面とエサが豊富な琵琶湖があり、2008年秋は7万4千羽に急増。昨秋はやや落ち着いたが2万7千羽を確認した。
繁殖地周辺の川ではアユが食べられたり、都久夫須麻(つくぶすま)神社や西国三十三所観音霊場の宝厳寺がある竹生島では樹木の枯れや観光客へのふん害が問題化している。県自然環境保全課は「広域連合による一体的な取り組みで、人とカワウが共生できる環境にしたい」という。
11/06/14
■琵琶湖岸の桜並木守れ 高島の市民団体が枝切り(京都新聞電子版)
滋賀県高島市新旭町の琵琶湖岸に654本が連なる桜並木を守ろうと、市民団体「トンボとその仲間たち」の会員らが13日、枯れ枝を切る作業を行った。
桜並木は1990年に当時の新旭町が整備した。近年は病虫害が増え、16%の木が開花しない状態だったが、3年前発足の同会が施肥や枝切りを続け、ほぼすべての木に花が付くようになり、枝1本あたりの花の数も飛躍的に増えた。
作業には、会員に加え、高齢者が学ぶ県レイカディア大学園芸学科のボランティアも応援に駆けつけ、合わせて約50人が参加した。樹木医の二宮正信さん(67)=長浜市木ノ本町=の指導を受け、テングス病や枯れた枝を切り落とした。
同会代表の大石幸夫さん(67)=新旭町針江=は「木の状態が少しずつ回復している。より多くの人に関わってもらい、桜を守り続けたい」と話していた。
■外来種187匹釣って駆除(YomiuriOnLine富山)
富山市ファミリーパーク(富山市古沢)の六泉池で12日、池の生態系を脅かすほどに繁殖した外来魚のブラックバスやブルーギルを釣って駆除する「よみがえれ里池プロジェクト」(読売新聞北陸支社など後援)が行われた。小学生以上の子ども連れ18家族が参加し、外来魚計187匹を釣り上げるとともに、生態系に及ぼす影響などを学んだ。
同プロジェクトは昨年に続き2回目。外来魚の繁殖で同池の在来魚が激減したことに危機感を持った同市のNGO「ピースブリッジ・オブ・トヤマ・ジャパン」の榊原吉明代表の呼びかけで始まった。
同パークによると、六泉池には数万匹の外来種が生息する一方で、在来魚のコイやフナはごくわずか。餌の小魚が外来種に食べられたため、カワセミも最近は顔を見せなくなるなど「生態系が単調になりつつある」という。
参加者はこの日、午前6時半から約2時間、同池の周囲で釣り糸をたらした。開始後まもなく約40センチの大きなブラックバスを釣った同市呉羽町の多賀温郎くん(11)は「急に重い当たりがきて驚いた。ブラックバスを釣ったのは初めて」と誇らしげ。外来魚が食用になることを学ぶ目的もあり、参加者らは釣った魚の一部はフライにして食べた。
主に狙っていたブラックバスの釣果は前回の41匹に対し19匹と少なかったが、榊原さんは「子どもたちが楽しみながら取り組んでくれた。これからも続けていきたい」と話していた。
■傷害:塩酸かけた男を容疑で逮捕−−大津(毎日jp滋賀)
同業者に塩酸をかけ、けがをさせたとして大津北署は13日、大津市衣川2、ボート販売修理業、久保川正二容疑者(61)を傷害容疑で逮捕した。
容疑は12日午後10時半ごろ、大津市堅田1にある久保川容疑者の作業所敷地内で、同市内の男性(36)に背後から塩酸をかけたとされる。男性は唇がただれるなど2〜3週間のけがを負った。
同署によると、久保川容疑者は仕事場で従業員と酒を飲んでいて、仕事中の男性に声をかけ口論になったという。「態度にいら立ち、塩酸をかけた」と容疑を認めているという。【柴崎達矢】
■口論 塩酸かけた疑い/61歳逮捕(asahi.com滋賀)
知人の男性に塩酸をかけて重傷を負わせたとして、大津北署は13日、大津市衣川2丁目、ボート販売修理業久保川正二容疑者(61)を傷害容疑で逮捕したと発表した。容疑を認めているという。
同署によると、久保川容疑者は12日午後10時半ごろ、自身が経営する同市堅田1丁目の作業所で、ボート販売修理業の男性(36)の頭にエンジン修理用の塩酸をかけ、目や唇などに2〜3週間のけがを負わせた疑いがある。男性は作業所を間借りしてボートの修理中だったという。久保川容疑者は「相手の態度が横柄に感じて口論となり、カッとなって塩酸をかけた」などと供述しているという。
■61歳大家 25歳下のタメ口に「生意気」と顔に塩酸(SponichiAnnex)
「生意気だ」と知人男性の顔に高濃度の塩酸をかけ負傷させたとして、滋賀県大津北署は13日、大津市のボート販売修理業久保川正二容疑者(61)を傷害容疑で逮捕した。
逮捕容疑は12日午後10時半ごろ、琵琶湖大橋西側にある久保川容疑者のボート修理作業場の敷地内で、同業者の男性(36)に、作業で使う塩酸200〜300ミリリットルほどを背後から浴びせ、やけどさせた疑い。
男性は賃料を払って、久保川容疑者の敷地の一部を“間借り”して営業。男性は、久保川容疑者が修理できないタイプのボートを直す技能を持っていることもあってか、日ごろから“タメ口”で接し、土地を貸している立場の同容疑者は腹を立てていたという。
12日は、仕事を終えて酒を飲んだ久保川容疑者が、まだ作業場にいた男性に「まだやっとんか。しっかり電気消して戸締まりして帰れや」と話しかけた。男性は「何を偉そうに言うとんのじゃ!部下扱いすんなや」と逆上。これに腹を立てた同容疑者は、自分の作業場に戻って塩酸を持ち出して犯行に及んだ。13日未明、通報で駆けつけた同署署員に対し「生意気やから塩酸かけたったわ」と話すなど、悪びれる様子はなかったという。
男性は皮膚に炎症はなかったものの、眼球をいため、唇は腫れ上がり全治2〜3週間。
犯行に使った塩酸は、ボートのエンジン内部の金属汚れを溶かして掃除するためのもので、劇物指定されている。塩化水素の含有率10%以上だと政令で劇物指定され、取り扱いの際は保護メガネや、酸性ガス用防毒マスク着用が奨励される。
■61歳が36歳のタメ口にぶち切れ!頭から塩酸かける(スポーツ報知ネット版)
同業者の男性の顔に塩酸をかけてけがを負わせたとして、滋賀県大津北署は13日、傷害容疑で大津市のボート販売修理業・久保川正二容疑者(61)を逮捕した。逮捕容疑は12日午後10時半頃、久保川容疑者のボート修理作業所の敷地内で、口論していた男性(36)に作業用の塩酸をかけてやけどを負わせた疑い。久保川容疑者は、25歳年下の男性に日頃から“タメ口”で応対されていたのに怒りを募らせており「生意気だったのでカッとなってやった」と自供している。
大津北署によると、現場は琵琶湖畔のボート販売店。プレジャーボート(レジャー専用)を取り扱う久保川容疑者の店舗敷地内に、バス釣りボート専門店を営む被害者男性は間借りしていた。両者は年が離れているものの、同業者だった。
年上で、なおかつ敷地を貸している久保川容疑者は、普段から“タメ口”で話しかける男性の態度が気に食わなかったという。うっぷんがたまり、暴挙に出たのは12日午後10時すぎ。店内で従業員男性と2人で酒盛りをしていた久保川容疑者が、自宅に帰ろうとした時のことだった。
隣の店舗をのぞくと、まだ残って作業している被害者男性の姿が見えた。缶ビール5、6本以上を飲んだ久保川容疑者は「ちゃんと電気を消して、戸締まりして帰れよ」と声をかけたが、この言葉に男性が「なんや、おまえ。偉そうに」と応戦。口論になった。
これにキレた久保川容疑者は、自分の作業場に戻ると、ロッカー上の棚にあった塩酸入りの小瓶を持ち出し、Aさんの背後から頭を目がけてぶちまけた。200〜300ミリリットルほどの塩酸を浴びたAさんは、近所の人が呼んだ救急車で搬送されたが、目や唇がやけどで腫れた状態。全治2〜3週間のやけどとみられるが、搬送時には目や口の激痛を訴えていたという。久保川容疑者は、通報を受けて駆けつけた署員に現行犯逮捕された。
塩酸は、ボートのエンジンのサビ落としなどオーバーホールのために、修理業者が常備している薬品。逮捕当時、久保川容疑者は容疑を認めながらも「生意気やったからやったんや」と興奮状態だったという。
■同業者に塩酸やけど負わす(YomiuriOnLine滋賀)
傷害容疑で男逮捕
同業者に塩酸をかけ、やけどを負わせたとして、大津北署は13日、大津市衣川、ボート販売修理業、久保川正二容疑者(61)を傷害容疑で逮捕した。久保川容疑者は「生意気だったので、かっとなって塩酸をかけた」と容疑を認めている。
発表によると、久保川容疑者は12日午後10時30分頃、同業者の男性(36)が仕事場にしている同市堅田のボート修理作業場で、男性の言葉遣いなどがきっかけで口論となり、作業中の男性の左斜め後方から頭のあたりをめがけて200〜300ミリ・リットルの塩酸をかけ、左目や唇、口の中などにやけどを負わせた疑い。
塩酸は、エンジンルームのサビなどを落とすのに使われるという。
11/06/13
■沖島小の教育、ぜひ見に来て(YomiuriOnLine)
26日、転入学希望者説明会
琵琶湖に浮かぶ沖島にある滋賀県近江八幡市立沖島小(加藤高明校長、児童10人)は26日、転入学を希望する児童とその保護者に学校を見学してもらう「オープンスクールinおきしま」を企画、参加者を募集している。
同小は僻地(へきち)、小規模という特色を生かし、自然に囲まれた環境や島の歴史・文化について住民が〈先生〉となる地域密着の教育、1学年1〜3人の少人数学級制(一部は複式)など、都市部では受けられない教育を実践。市内全域から通学が可能で、現在も全児童10人のうち、八幡学区に住むきょうだい2人が船で通学している。
オープンスクールは3年目で、午前10時45分から授業参観、同11時35分から学校と施設の説明があり、昼休憩(昼食は各自持参)の後、午後1時から質疑応答の時間が設けられる。事前に希望すれば、同小の保護者とも懇談できる。
加藤校長は「一人ひとりに応じたきめ細かな教育や、琵琶湖での遠泳など本校にしかできない教育に取り組んでいる。ぜひ、見てもらいたい」と話している。
希望者は前日までに同小(0748・33・9515)に申し込む。
11/06/12
■水上バイクパレード…共催から協力、そして中止(YomiuriOnLine)
滋賀県琵琶湖レジャー対策室は11日、約100艇の水上バイクが12日に湖上をパレードするイベント「琵琶湖ECO JET TOURING 2011」(日本舟艇工業会など主催)について、悪天候が予想されるため、中止になった、と発表した。
県は当初、イベントを「共催」する予定だったが、環境団体などから「騒音が予想され、エコじゃない」などと抗議され、「協力」に切り替えていた。
■前線で断続的大雨の恐れ 西日本、13日にかけ(ChunichiWeb)
気象庁は12日、活発な梅雨前線や低気圧の影響で九州など西日本で13日明け方にかけ、断続的に非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や河川の増水などに警戒を呼び掛けた。
同庁によると、東シナ海の前線上に低気圧が発生し、九州を通過。13日朝には関東の東海上に進むとみられる。
九州や、四国から近畿の太平洋側では13日明け方にかけて1時間に50〜70ミリの大雨となる見込み。鹿児島県では10日からの雨量が500ミリを超えている所があり、九州では特に厳重な警戒が必要という。
四国、近畿でも10日からの雨量が250ミリを超えている所があり、土砂災害が発生しやすい状態となっている。
13日午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で九州南部200ミリ、四国、近畿150ミリ。(共同)
■九州・四国・近畿なお激しい雨の恐れ 13日明け方まで(asahi.com)
気象庁によると、梅雨前線上を低気圧が東に進み、九州北部では12日夕方まで、九州南部では13日明け方にかけて、1時間に50ミリから70ミリの非常に激しい雨が降るところがある見込み。
また、四国地方では12日夜遅くにかけて、近畿地方では13日未明にかけて、1時間に60ミリの非常に激しい雨の降るところがある見込み。
気象庁は、土砂災害、河川の増水や落雷・突風に注意を呼びかけている。
■九州・四国など非常に激しい雨の恐れ…気象庁(YomiuriOnLine)
梅雨前線などの影響で、九州や四国、近畿で12日朝から13日明け方にかけて、1時間に50〜70ミリの非常に激しい雨の降る所がある見込みで、気象庁は土砂災害や河川の増水、浸水などへの注意を呼びかけている。
同庁によると、梅雨前線は東シナ海から九州南部を通って伊豆諸島にのびておおり、前線上に発生する低気圧が東へ進む見通し。
鹿児島県では、10日からの雨量が500ミリを超えている所があり、特に九州では土砂災害などへの厳重な警戒が必要という。
13日午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、九州南部が250ミリ、九州北部・山口県が200ミリ、四国と近畿中部・南部が150ミリの見込み。
■九州・四国・近畿で激しい雨の恐れ 13日明け方まで(asahi.com)
気象庁によると、梅雨前線上を低気圧が東に進み、九州では12日朝から13日明け方にかけて、四国・近畿地方の太平洋側では12日夕方から13日未明にかけて、1時間に50ミリから70ミリの非常に激しい雨が降るところがある見込み。土砂災害、河川の増水や落雷・突風に注意を呼びかけている。
13日午前6時までの24時間予想雨量は、九州南部で250ミリ、九州北部・山口県では200ミリ、四国・近畿中部・近畿南部150ミリ。
■沖島小の教育 見に来て(YomiuriOnLine滋賀)
26日、転入学希望者説明会
琵琶湖に浮かぶ沖島にある近江八幡市立沖島小(加藤高明校長、児童10人)は26日、転入学を希望する児童とその保護者に学校を見学してもらう「オープンスクールinおきしま」を企画、参加者を募集している。
同小は僻地(へきち)、小規模という特色を生かし、自然に囲まれた環境や島の歴史・文化について住民が〈先生〉となる地域密着の教育、1学年1〜3人の少人数学級制(一部は複式)など、都市部では受けられない教育を実践。市内全域から通学が可能で、現在も全児童10人のうち、八幡学区に住むきょうだい2人が船で通学している。
オープンスクールは3年目で、午前10時45分から授業参観、同11時35分から学校と施設の説明があり、昼休憩(昼食は各自持参)の後、午後1時から質疑応答の時間が設けられる。事前に希望すれば、同小の保護者とも懇談できる。
加藤校長は「一人ひとりに応じたきめ細かな教育や、琵琶湖での遠泳など本校にしかできない教育に取り組んでいる。ぜひ、見てもらいたい」と話している。
希望者は前日までに同小(0748・33・9515)に申し込む。
■ハナショウブ色鮮やか(YomiuriOnLine滋賀)
野洲市吉川のマイアミ浜オートキャンプ場にあるアイリスパークで、ハナショウブが見頃を迎え、訪れた人たちが写真を撮るなどして楽しんでいる。
17年前から栽培されており、約3400平方メートルに約6000株が植えられている。濃い紫やピンク、白など、花の色は様々で、一面に広がる色鮮やかな光景に、観光客らは歓声を上げていた。同園の担当者は「梅雨空が続くが、美しい色の花を見て、明るい気持ちになってほしい」と話していた。18日頃まで楽しめるという。入場無料。午前9時〜午後5時。問い合わせは同園(077・589・5725)。
11/06/11
■高速の休日千円、19日廃止 観光関係者「影響が心配」(紀伊民報AGARA)
ETC利用を条件に休日の通行料を上限千円とする地方の高速道路の割引制度は、19日に廃止される。別の割引制度は残るため、和歌山県内での利用なら大きな差はないが、観光関係者は「影響はあるかもしれない」と心配している。
2009年3月に導入された「上限千円割引」は、2年余りで無くなることになった。西日本高速道路(ネクスコ)によると、20日午前0時までに入り口料金所を通過すれば割引は適用される。
休日最大5割引という制度は続くため、南紀田辺インターチェンジ(IC)から和歌山ICまでなら150円、みなべICから和歌山ICまでなら50円の値上げになる。南紀田辺―岸和田和泉は1600円に、みなべ―岸和田和泉は1550円になる。
ネクスコの広報担当者は「時期が違うので単純に比較はできないが、上限千円割引が始まった時は交通量は増えた。廃止で変化が出ることは間違いないだろう」と話す。
紀南の観光関係者は、どの程度の影響が出るか気をもんでいる。熊野本宮観光協会は「ここ数年は京阪神地方より遠方からの客が増えてきていた」といい「キャンペーンを考えないといけないかもしれない」と不安を口にする。
白浜温泉街を抱える白浜町観光課は「廃止の影響はあるかもしれないが、京阪神からの観光客が多いので、激減することもないのでは」と分析。田辺観光協会は「夏の行楽シーズンにどんな影響が出るか」と予想しかねている様子。
●バス割引も廃止
上限千円割引同様、バス事業者を対象にした登録制の「休日バス割引」も19日で廃止になる。高速バスが休日、最大3割引になる制度。
大阪や京都に高速バスを運行している明光バス(白浜町)は、この影響で年間約200万円の負担増を見込む。「どの会社もそう思うだろうが、一般車にほかの割引が残ることには不公平感がある」と担当者は話している。
■西日本、東海地方で大雨 土砂災害や河川の増水警戒(ChunichiWeb)
気象庁は11日、前線の活発化に伴い、西日本や東海地方の一部で激しい雨が降っており、西日本と東日本の広い範囲が大雨となる恐れがあるとして、土砂災害や河川の増水に警戒を呼び掛けた。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だとしている。
気象庁によると、西日本から東日本の太平洋側に延びる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になっている。11日は西日本と東日本の広い範囲で大雨になるとみられ、局地的に1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降る恐れがあるという。
12日朝までの24時間予想雨量は、九州北部、九州南部200ミリ、四国150ミリ、近畿と東海120ミリ。九州では12日もさらに雨量が増える見込み。(共同)
11/06/10
■西・東日本で大雨の恐れ 前線が活発化、警戒必要(ChunichiWeb)
気象庁は10日、梅雨前線の活発化に伴い、西日本と東日本の広い範囲で11日にかけて大雨となる恐れがあるとして、土砂災害や河川の増水などへの警戒を呼び掛けた。落雷や激しい突風にも注意が必要としている。
気象庁によると、東シナ海から九州にかけて延びる梅雨前線が、11日夜には本州の南岸に沿って関東付近まで延びる見込み。南から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になっている。11日には雨の範囲が近畿から東海にかけて広がる見通しで、局地的に1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降る恐れがある。
また、11日夜から12日にかけて、別の低気圧が梅雨前線に沿うように、西日本から東日本を通過するため、太平洋側を中心に雨量はさらに増える可能性がある。
11日夕までの24時間予想雨量は、九州北部250ミリ、九州南部と四国、近畿200ミリ、中国と東海120ミリ、伊豆諸島100ミリ。(共同)
■開館15年の琵琶湖博物館 展示どうリニューアル(京都新聞電子版)
湖南総局・岩本敏朗
「湖と人間」をテーマに1996年開館した滋賀県立琵琶湖博物館は、今年で15周年を迎えた。先進的な展示や住民が参加する活動で成果を挙げてきたが、開館以来、大きな変化のない常設展示が更新の時期を迎え、どうリニューアルするのかが課題となっている。
15年前、開館時に取材した。「淡水魚の水族館があるらしい」という程度の認識しかなかったが、「博物館とは、モノをただ陳列するだけではなく、展示を通じて地域の価値を再発見する場所」と、学芸員から聞かされた。博物館の中でなく外に広がる地域こそが本当の博物館、という理念に、これまでの博物館のイメージが塗り替えられる思いだった。
身近な水を余さず使う細かな工夫に満ちた暮らしが、民家をそっくり移築した展示で紹介される。「古い」と切り捨てられてきた暮らしの知恵を楽しみながら再発見したり、琵琶湖の固有種をはじめとした生物など、400万年の歴史を持つ湖の自然を知る展示は、訪れるたびに発見がある。来館者の大半はリピーターだ。
同館は展示だけではなく、住民を巻き込んでの活動でも注目されている。その一つが、開館5周年を機に生まれた「はしかけ」の活動だ。主体的に博物館に関わる住民が学芸員の協力のもと、館の内外で活動するグループで、現在15団体に約300人が登録。魚の調査や骨格標本の作成、織物などの活動を繰り広げている。また、県民から募集するフィールドレポーターは毎年、動植物の県内の分布を調べ、きめ細かな報告を行っている。こうした住民との協働は、全国の博物館でも先進的な取り組みとして評価されている。
しかし、さすがに15年がたち、常設展示は更新が求められている。入館者だけが指標ではないが、開館翌年の97年度に97万人余りにのぼった入館者は、昨年度は約36万人。全国の博物館の平均が約6万人前後という数からすればかなり多いが、ここ数年は毎年、2万人ずつの減少をたどっている。
同館は今年、プロジェクトチームを立ち上げ、開館20年目に向けてのリニューアルを5カ年計画で進めていくという。本年度はコンセプト作りで「具体的な内容はこれから」としているが、何を生かすべきかははっきりしていると言える。
それは開館以来の研究の蓄積だ。現在、26人と県立の博物館としては充実した学芸スタッフの研究成果を、展示にどう生かすのか。収蔵資料も増え続け、今では約77万点にのぼっているが、実際に展示されているのはごく一部にすぎず、活用法が問われる。
15年といえば、開館の年に生まれた子どもが中学校を卒業する年月だ。小中学校で訪れる子どもは多いが、今後は高校生、大学生が興味を持てるような展示のあり方も必要だろう。昨年、同館の2代目館長に就任した篠原徹館長は「働き盛りの大人が身につけるべき教養を養う場に」と語った。それだけ奥行きを持った展示も求められるだろう。
東日本大震災や福島原発事故を経て、効率一辺倒の社会を見直そうという機運が高まっている。地域で育まれた知恵や生活文化を住民が再発見する場として、求められるものは大きい。
■琵琶湖岸の環境変遷カルテ:湖岸保全に 環境科学研究センター発行(毎日jp滋賀)
◇生態系管理に活用を
県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)は、埋め立てや護岸整備で改変が進んだ湖岸域の現状と課題研究をまとめた「琵琶湖岸の環境変遷カルテ」を発行した。「湖岸生態系管理の入り口の資料として活用して」と呼び掛けている。
センターによると、湖の生物の多くは水辺に住み、湖岸の人工的な改変が水鳥、魚、植物など、生物の生息環境に大きな影響を及ぼしているという。今回の冊子はセンターが07〜10年度に実施した研究の成果を図や写真を多用し、わかりやすくまとめたもの。
第1部は湖岸域の地形や生物分布の変遷を追い、第2部は湖岸域を9地域に分け、それぞれの現状と課題を提示。人工湖岸の割合が最も高く、さまざまな課題を抱える南湖は他地域よりページが割かれている。
A4判カラー50ページで1000部作製。湖岸の環境保全活動に取り組む関係者・機関に提供するほか、一般向けにも無料配布(1人1冊)している。問い合わせは同センター(077・526・4800)。【姜弘修】
■フナやコイの卵大量に干上がる(asahi.com滋賀)
【琵琶湖/大雨時の水位調整で】
国土交通省琵琶湖河川事務所が5月中旬の大雨で、治水のため瀬田川洗堰(あらい・ぜき)(大津市)を操作して琵琶湖の水位を5日間で30センチ以上、下げたところ、フナやコイの卵が大量に干上がったことが県水産試験場の調査でわかった。同試験場の藤岡康弘場長は「治水の大切さは分かるが、琵琶湖の魚が大幅に減っている現状を理解してほしい」と話す。
県内では5月10〜12日に、停滞する前線の影響で高島市朽木で193・5ミリを記録するなど大雨が降った。このため、琵琶湖の水位は13日にプラス56センチまで上昇。1992年に現行の水位操作が始まって以来、2番目の高さになった。同事務所は洗堰による水位調整をした。
同試験場の亀甲武志さんは14日、大津市と長浜市の湖岸を調査し、冠水したヨシ帯付近の水草などにフナやコイの卵が例年よりも多く産みつけられているのを確認した。ところが、水位が24センチまで下がった18日の調査では、大半の卵が干上がっていたという。
水際のヤナギなどに産卵する琵琶湖の固有種ホンモロコは、1995年春の急激な水位調整の影響などを受け、激減したとされる。フナやコイは浮遊する水草などに卵を産むため、急激な水位低下にも耐えられるとみられていたが、亀甲さんは「30センチの低下は大きすぎた」と話す。同事務所は現在、産卵に配慮して徐々に水位を調整しているが、「水位が25センチを超えた段階では治水を優先する」としている。(飯竹恒一)
■最後の滋賀・長浜花火、1万発で有終の美 8月4日開催(asahi.com滋賀)
湖北の夏の風物詩として定着していたが、32回目の今年で最後となる「長浜・北びわ湖大花火大会」(滋賀県長浜市)が8月4日午後7時半から開かれることが決まった。「がんばろう日本」をテーマにした今回は、東日本大震災の被災地の復興を祈願して打ち上げるという。荒天順延。
主催の長浜花火協賛会(北村隆会長)は昨年12月、安全対策の難しさや見物客のマナーの低下、不況による資金難などを理由に、この夏を最後に中止することを決めた。
今大会では、長浜港湾一帯を会場に、スターマインなど約1万発を打ち上げる予定で、総事業費は約4200万円。迫力を体感できる特別観覧席(2500席)を今月15日から、コンビニ店や長浜駅観光案内所などで販売する。大人3500円、中学生以下1500円。
問い合わせは、長浜観光協会(0749・65・6521)。
■熱中症の注意喚起に「高温注意情報」 気象庁、7月から(asahi.com)
今夏、東京電力福島第一原発の事故などによる節電のため冷房が控えられると、熱中症の危険性が高まるとして、気象庁は10日、予防の目安となる「高温注意情報」を新設すると発表した。7月中旬から、気温が35度以上の猛暑日になると見込まれる都道府県単位で発表する。
同庁によると、翌日、または当日の気温が35度以上になると予測される地点があると、「高温注意情報」を発表。「熱中症など健康管理に注意してください」と呼びかける。気温の推移を予想したグラフとともに、気象庁のホームページで見られるようにする。
ただし、猛暑日になりにくい北海道と、電力不足が見込まれていない沖縄県は対象から外す。
■近江大橋「有料期間延長も」(YomiuriOnLine滋賀)
地方整備局長に知事 来秋以降、補強工事必要で
大津市と草津市を結ぶ有料道路「近江大橋」(全長6・1キロ)について、嘉田知事は9日、上総周平・近畿地方整備局長と会談し、「今後必要になる補強工事の内容次第で、2012年9月25日を期限とする有料期間の延長もあり得る」と伝えた。
近江大橋は1974年9月に開通した。管理する県道路公社(大津市)が、建設費196億円を借入金で賄い、料金収入を原資として償還中。2009年度は毎月90万〜100万台が通行し、1か月に1億1000万〜1億3000万円の料金収入があった。「毎年の維持管理を公社単独で担えるほどのドル箱」(県幹部)で、有料期間内に償還できると見込まれている。
しかし、10年度の点検で、老朽化が激しいため補強工事が必要と判明。無料化されると、工事を含め維持管理は財政難の県が担うことになるため、県道路課は「工事の規模によって、有料期間を延長するかどうかを検討したい」としている。
■「抱きしめて」24年ぶり復活(YomiuriOnLine滋賀)
手つなぎ琵琶湖取り囲み
7月1日の「びわ湖の日」制定から30年を記念して、大勢で手をつないで琵琶湖を囲み、〈抱きしめる〉企画「抱きしめてBIWAKO」が11月6日、24年ぶりに復活する。1987年、障害者施設の建て替え費用の寄付を募る目的で同様の催しが開かれ、約23万人が琵琶湖を囲んだ。メンバーの半数が当時の参加者という実行委は「思いを一つに手をつなぎ、琵琶湖を囲む感動を味わってもらいたい」と意気込んでいる。(鷲尾龍一)
24年前、老朽化が進んだ重症心身障害児施設「第一びわこ学園」(現・医療福祉センター草津)の移設費用を捻出しようと、参加者から1人1000円の寄付金を募り、琵琶湖を取り囲んだ。
当時、大津市におの浜の湖岸で参加した実行委代表の建設業白井幸則さん(48)(草津市志那町)は、草津市出身。「子どもの頃、モロコが釣れた琵琶湖も今は、外来魚ばかりがかかる」。琵琶湖の環境変化を食い止め、「命」の大切さを多くの県民らで共有しようと、昨年9月から企画を練った。
今年1月に、会社員や大学職員、市職員ら約40人らで実行委を結成。県や市町、商議所など86団体の協賛を取り付けた。マスコットキャラクター「ビワコッチ」も制作し、ブログや簡易投稿サイト「ツイッター」などで情報を発信している。琵琶湖一周は山岳地帯などを除いて約180キロで、当日の参加目標は約25万人という。
参加者は、〈1〉県内の小学5年生が参加する航海体験学習事業で使う「うみのこ」の新造費〈2〉NPO支援基金「未来ファンドおうみ」〈3〉福祉団体を援助する「善意銀行」――のいずれかを選び、ワンコイン(大人500円、中学生以下は500円以下でも可)を寄付する。東日本大震災の義援金も募る。手をつないだ後は琵琶湖の清掃活動を行う他、音楽ライブなどのイベントも企画している。
実行委のホームページ(http://dakibiwa.com/)から申し込む。問い合わせは実行委事務局(077・598・5147)。
11/06/09
■琵琶湖上の小学校に留学いかが 26日に見学会(asahi.com滋賀)
琵琶湖に浮かぶ沖島にある滋賀県近江八幡市立沖島小学校が、同小で学ぶ子どもたちを募集するため、市内に住む児童や保護者を対象にオープンスクールを26日に開く。
沖島小の児童は年々減り続け、現在、わずか10人。施設活用や学校存続のため、市教委では市内全域から「留学」できる特別措置を取っており、これまでに在学中の2人を含め計3人が対岸から通学するため転校や入学をした。
当日は午前10時45分から授業参観があり、昼食をはさんで午後には質疑応答もある。同校は「自然豊かな環境で学ぶ機会になる。まずは気軽に学校を見てほしい」としている。問い合わせは同校(0748・33・9515)へ。
11/06/08
■ふなずし体験クルーズ:日程、9回に大幅増 琵琶湖汽船、予約受け付け(毎日jp滋賀)
近江八幡市の沖島でふなずしを作り、琵琶湖産のニゴロブナの消費を拡大しようと、大津市の琵琶湖汽船が体験クルーズの予約を受け付けている。3年連続で参加する客もいるほどの人気で、今夏は大幅に増便した。
沖島漁港で冬に水揚げしたニゴロブナを使い、組合員や県職員が作り方を指導する。うろこを取って水洗いし、ご飯を詰めてたるに漬けるまでを体験する。たるのまま持ち帰り、晩秋には食べごろに。沖島漁協の奥村繁副組合長(63)は「沖島ではほとんどの家で漬けており、手に付ける酒の量やたるの置き場で家庭の味が出る」と話す。
09年に初めて企画。リピーターも多く、今年は昨年の2回を9回に増やした。7月11〜15日と19、22、25、26日に実施する。大津港(大津市浜大津)を午前9時に出発し午後6時に帰港。乗船料(中学生以上3000円、小学生1500円)と材料費(ニゴロブナ5キロ、たる付き2万5000円)が必要。問い合わせは同汽船予約センター(077・524・5000)。【加藤明子】
■抱きしめてBIWAKO:24年ぶり開催へ 手をつなぎ、環境や福祉考える(毎日jp滋賀)
◇11月6日
琵琶湖の周りで25万人が手をつなぎ、命の大切さを考えるイベント「抱きしめてBIWAKO」が11月6日、24年ぶりに開催される。参加費は老朽化した県の学習船「うみのこ」の建造基金などに充てる計画で、実行委の白井幸則代表(48)は「命を育む琵琶湖をみんなで抱きしめ、環境や福祉について考える機会にしたい」と参加を呼びかけている。【村瀬優子】
イベントは87年に初めて開かれ、当時は老朽化した大津市の重症心身障害児施設「第一びわこ学園」(当時)の移設費用を集めようと、労組や福祉関係者たちで企画。1人1000円(大学生以上)の参加費を募り、草津市への移転を実現させた。今年は県が「びわ湖の日」を定めて30周年になるのを記念し、県内の企業やNPOの代表らが実行委を組織して準備を進めてきた。参加費500円(中学生以下は自由)で、「うみのこ」基金や、県社会福祉協議会などに寄付する。
87年の実行委員長で元湘南学園長の中沢弘幸さん(65)は「弱い立場の人が安心して暮らせる社会を目指すイベントでもあった。今回は東日本大震災の被災地へのメッセージにもなれば」とエールを送る。
当日は被災地への義援金を募るほか、5〜10キロごとに飲食店や物産展示コーナーなどを設け、地域活性にもつなげるという。県や市町、県商工会議所連合会など86団体が協賛。申し込みはホームページ(http://dakibiwa.com)。問い合わせは実行委事務局(077・598・5147)へ。
11/06/07
■京都と大阪の児童に琵琶湖環境体験学習 県が事業化(京都新聞電子版)
琵琶湖の水を利用する下流域の子どもたちに水の大切さを実感してもらうため、滋賀県は本年度、京都府と大阪府の小学校が県北部や西部で琵琶湖の環境や歴史を学ぶ事業の支援を新たに始めた。開業5年を迎えるJRの「琵琶湖環状線」など鉄道を使って訪れる際、運賃の一部を補助する。
同様の支援は県内の小学校を対象に2007年度から行っており、昨年度は96校の6541人が利用した。県外向けは「蛇口の向こうは琵琶湖」がテーマ。湖北・湖西地域へのアクセスが便利になった琵琶湖環状線の利用促進を図り、地元の活性化につなげる。本年度予算に300万円を盛り込んでいる。
利用する小学校は最寄りの駅から鉄道に乗り、米原、長浜、高島市内のJR駅で降りて、自然や歴史を体験学習し、郷土食の給食を一緒に食べるなど現地の小学校と交流する。京都駅から乗って長浜駅で降りた場合、往復1280円(一周でも同額)で、団体割引は一周の場合1100円。補助額は半分で、上限は1人500円。
県は体験学習のモデルとして5コースを用意。琵琶湖のそばに建つ長浜城を訪れる▽琵琶湖の竹生島に渡る▽湧き水を生活に取り入れた高島市新旭町針江の川端(かばた)を学ぶ−など。学校の相談に応じてアレンジも行うという。
県交通政策課は「琵琶湖の水を通じて、普段暮らす場所がいろいろな地域とつながっていると感じ、水を大切に使う行動につなげてほしい」とする。申し込みは同課TEL077(528)3684。
■湖国の絶滅危惧46種追加 県が10年版レッドデータ本(京都新聞電子版)
滋賀県は、県内で絶滅のおそれがある野生生物の現状をまとめた「県レッドデータブック2010年版」を発行した。琵琶湖の冬の味覚イサザや伊吹山地のヤコビマイマイなど県内にしか生息しない種も含めた46種を、最も危機にひんする絶滅危惧種に新たに指定した。
レッドデータブックは環境省が刊行しているが、生物の状況は地域で異なり、滋賀県は2000年から5年ごとに独自にまとめている。継続的な発行は全国でも珍しいという。3版目の今回はコケ植物や地衣類なども対象に加え、掲載数は69種増えて1288種。選定基準や生態、減少要因を掲載した。
琵琶湖固有種の魚で、すき焼き風鍋物「じゅんじゅん」がおいしいイサザは、降雪量の減少による水温上昇や深底部の貧酸素化で数が減り、絶滅危惧種に加えられた。ナマズ目のギギも産卵場所のヨシが失われ、新たに指定された。
昆虫類のゲンゴロウやタガメも絶滅危惧種に加わった。生息地の池や水田の環境が悪化し、外来魚による捕食もある。伊吹山地の陸産貝類のヤコビマイマイは生息地が限られ、減少が著しい。
県の鳥カイツブリやふなずしの原料となるニゴロブナは前回同様に希少種で、セタシジミは希少種から絶滅危機増大種になった。
県自然環境保全課は「県民に身近だった種が個体数を減らしている。本を見て、環境保全の活動につなげてほしい」という。
A4判583ページ。県内の主な書店で販売中。3360円。
■東日本大震災:被災地からペット次々 「おさかなポスト」1万匹超す(毎日jp神奈川)
◇パンク寸前、経費も 川崎の山崎さん「里親で協力を」
東日本大震災の余波はペットの世界も直撃している。自宅で飼育できなくなった魚やカメを無償で引き取る川崎市多摩区の「おさかなポスト」に、震災から3カ月近くたった今も被災地からペットの魚などが届けられ、その数が計1万匹を超えた。ポストを管理する川崎河川漁業協同組合総代、山崎充哲さん(52)は「パンク寸前。ボランティアなので運営経費もぎりぎり」と悲鳴を上げている。
5月下旬、山崎さんは福島県郡山市の被災者から届いた段ボールを開けて目を丸くした。カメが150匹。「被災者が愛情をかけて育てたカメを大事にせねば」と思う一方、さすがに驚きを隠せなかった。
ポストはもともと、多摩川への外来種放流防止を目的に、飼育を断念した魚を入れてもらおうと多摩区の稲田公園に水槽を置いたのが始まり。山崎さんが麻生区の自宅で引き取り、震災前は約1000匹を飼育していた。
ところが震災直後、北関東を中心に首都圏各地から引き取りの依頼が殺到した。「水槽が割れ、マンションの下の階に漏れた」。「計画停電で飼えなくなった」など、多い日は約300件の問い合わせがあり、2週間で4000匹が集まった。
5月に入ると状況が変わり、福島や宮城県などの被災地から集中的に届くようになった。「避難指示でいつ家に戻れるか分からない」。「仮設住宅で大きな水槽を置けず、熱帯魚は飼えない」。届いた生き物はこれまで年間で引き取っていた平均数である1万匹を超えた。餌や水槽の電気代で1日最低2万円はかかり、月の経費は多い時で100万円に達した。しかし「生き物は絶対に殺さない」の信念で全て受け入れている。
送られてくる魚はコイや金魚が中心だが、熱帯魚やアロワナなどの高級魚も少なくない。山崎さんは「魚と一緒に手紙やお金が入っていることもある。生活を最優先にせざるを得ず、仕方なく手放したものがほとんどだ」と理解を示す。
ただ、引き取った生物を飼う数百個の水槽で、自宅は足の踏み場がない状況だ。「無償でやっているので、金銭面が特に厳しい」
届いたペットの里親を募集しており、すでに2000〜3000匹は里親として応じてくれた飼い主に渡した。里親になるには入会金1万円と年会費6000円を払ってポストの会会員になることが必要。支援者(一口1000円)や企業スポンサーも募集している。「『被災魚』や『被災ガメ』を飼い主の代わりに飼うことで被災地を支援できる。ぜひ協力を」と山崎さんは訴えている。問い合わせは山崎さん(090・3209・1390)。【倉岡一樹】
■県レッドデータ:最新版、絶滅危惧46種追加 イサザ、ヤコビマイマイなど(毎日jp滋賀)
県が5年ごとに更新している「滋賀県で大切にすべき野生生物−滋賀県レッドデータブック」の最新版(10年版)で、新たに固有種のイサザ、ヤコビマイマイなど計46種が、県内で絶滅の危機にあるとして、絶滅危惧種に指定された。最新版は6日、県内の書店で発売された。【姜弘修】
希少な野生生物を網羅した同書は、県が97年度から続ける「生きもの総合調査」に基づき、00年版から5年ごとに発行。植物や昆虫類、魚類などを減少の傾向や危機度に応じて各段階に分け、野生保護と環境保全を呼び掛けている。
県自然環境保全課によると、最新版はコケ植物や地衣類、その他陸生無脊椎(せきつい)動物を分類群に追加。05年版より69種多い1288種を掲載している。
イサザは琵琶湖の北湖に分布する固有種の魚。生息する湖底の貧酸素化や産卵場の環境悪化で、個体数は危機的状況にある。伊吹山固有種のヤコビマイマイも、生息地が限られて減少傾向が顕著という。また、タガメ、ゲンゴロウといった一般になじみの深い昆虫なども、新たに絶滅危惧種に入った。
絶滅と判断された絶滅種(8種)には、昆虫のキイロネクイハムシが追加された。同書の発売元はサンライズ出版で、価格は3200円(税別)。
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<絶滅危惧種の追加分>
【植物13種】コバノヒルムシロ、ツルフジバカマ、キセワタ、ナガバジュズネノキ、ナベナ、ギョウジャニンニク、マルバオモダカ、ヒロハトリゲモ、コメススキ、ミカワシンジュガヤ、マヤラン、ミズチドリ、ミズニラ
【コケ植物4種】イブキキンモウゴケ、イブキタチヒダゴケ、コシノヤバネゴケ、カトウゴケ
【地衣類2種】ウツロヒゲゴケ、ニセツブコナサルオガセ
【ほ乳類4種】クロホオヒゲコウモリ、カグヤコウモリ、モリアブラコウモリ、コテングコウモリ
【鳥類3種】ヨシゴイ、コミミズク、ヤマセミ
【昆虫類12種】マダラナニワトンボ、ナニワトンボ、タガメ、オオヒョウタンゴミムシ、コガタノゲンゴロウ、ゲンゴロウ、シャープゲンゴロウモドキ、オオイチモンジシマゲンゴロウ、マダラシマゲンゴロウ、ダイコクコガネ、ツマグロキチョウ、ギンイチモンジセセリ
【魚類2種】ギギ、イサザ
【淡水貝類2種】オオウラカワニナ、フトマキカワニナ
【陸産貝類4種】アズキガイ、オクガタギセルガイ、ヤコビマイマイ、カナマルマイマイ
■絶滅危惧、タガメなど17種増 滋賀レッドデータブック(asahi.com滋賀)
絶滅の恐れのある滋賀県内の動植物の生息状況について、県が「県レッドデータブック2010年版」にまとめ、6日から発売が始まった。最も絶滅の危険度が高い絶滅危惧種にタガメやゲンゴロウなど新たに46種が指定された。一方で、危険度の低い絶滅危機増大種などに29種が移行。この結果、絶滅危惧種全体では17種増の168種になった。掲載された動植物は、今回から新たに3分類が加わったため、69種増えて1288種になった。
調査は06〜10年、植物や鳥類、魚類、昆虫類、クモ類など従来の11分類に、コケ植物の蘚苔(せんたい)類や地衣類、ミミズなどその他陸生無脊椎(せきつい)動物の3分類を加えた計14分類で実施。大学教授や研究者、野鳥の会のメンバーら計76人が、現地調査や資料調査を通じて、動植物の生息状況を調べ、絶滅危惧種や絶滅危機増大種、希少種などの7ランクに分けた。
昆虫類では絶滅危惧種に新たに12種が指定され、1種がランク外に移ったため、前回の05年版から11種増えて計24種になった。タガメやゲンゴロウなど身近な昆虫が、農薬の流入による水質の悪化や、ブラックバスなどの外来魚に食べられた影響で、生息数を減らしているという。
また、植物では絶滅危惧種に新たに13種が加わったが、絶滅危機増大種など低ランクに27種が移り、前回から14種減り計87種になった。山菜のギョウジャニンニクや、フジのような赤紫色の花を付けるツルフジバカマが、開発による生息地の破壊で危機にさらされているという。
絶滅危惧種にはこのほか、黒と白の斑点模様に冠羽が特徴的な鳥類のヤマセミが新たに指定された。えさの川魚の減少が影響しているという。また、魚類では琵琶湖固有種のハゼ科の小魚のイサザが、湖底の貧酸素化のため数を減らしているとみられる。
県は1997年から、県内の動植物の生息状況を把握する「生きもの総合調査」を実施。その成果をレッドデータブックにまとめており、今回の10年版が00年、05年に次いで3冊目となる。
県自然環境保全課の担当者は「どの動植物も自然の中にいる姿が美しい。珍しいからといって密猟や盗掘はしないでほしい」と話している。
「滋賀県で大切にすべき野生生物 滋賀県レッドデータブック2010年版」は、A4判583ページで3200円(税別)。(千種辰弥)
11/06/06
■ブルーギルうまい! 大津などで親子ら外来魚釣り(ChunichiWeb滋賀)
釣り上げた琵琶湖の外来魚を料理や肥料に活用することを訴える外来魚釣り大会が5日、大津、草津、長浜市など県内5カ所で開かれ、家族連れを中心に700人が参加した。
釣り具業者らでつくる日本釣振興会県支部と県の初共催。県は、2003年に外来魚リリース(放流)を禁止する条例を施行して以降、外来魚駆除を訴える釣り大会を開いてきたが、「びわ湖の日」が制定して30周年を機に外来魚を有効利用しながら減らしていくことを釣振興会とともにアピールすることにした。
大津市浜大津の会場では170人が参加。釣振興会の会員からエサの付け方や釣りざおの持ち方を教わりながら体長20センチほどのブルーギルを釣り上げた。ブルーギルのフライや、外来魚から作った堆肥(たいひ)を利用したレタスやトマトも試食した。
初めて釣りをした大津市長等小4年飯田一成君(10)は「ブルーギルがおいしい魚と分かった。また釣りに来たい」と笑顔を見せた。釣振興会県支部長の中川浩邦さん(50)は「ブルーギルはビタミンを豊富に含む魚。害があるというイメージを持たずに気軽に釣り上げてほしい」と話していた。(曽布川剛)
■外来魚釣り大会、県内各地で開催 親子連れら686人参加 滋賀(msn産経ニュース)
県内各地で5日、ブルーギルやブラックバスなどの外来魚を釣る「外来魚釣り大会」が開かれ、親子連れら686人が参加した。
釣り大会は外来魚の食材利用や琵琶湖岸に設置された「回収ボックス」の使用を推進する目的で今年初めて大津、彦根、草津、長浜の計5会場で開催された。このうち大津市浜大津では、ブルーギルのフライなどが振る舞われ、参加者らが舌鼓を打っていた。
参加した大津市立晴嵐小3年の初宿(しやけ)生弥君(8)は「ブルーギルが5匹もつれて楽しかったし、フライもおいしかった」と満面の笑顔だった。
11/06/05
■西大津バイパス 藤尾南―近江神宮4車線化(YomiuriOnLine滋賀)
国道161号西大津バイパスで、完全4車線化の工事が進められている。3月末には藤尾南―近江神宮両ランプ間(5・6キロ)が完了し、全線が暫定開通した1996年4月から丸15年で、約75%が完成した。国土交通省滋賀国道事務所によると、2013年度中に残る下阪本ランプ―坂本北インターチェンジ(IC)間の工事を完了する予定という。
同バイパスは国道161号の渋滞解消を目的に、70年に着工。藤尾南ランプ―坂本北IC間の全長11キロで、96年4月に一部だけ4車線で全線開通した。
ところが、同ICで接続する湖西道路が2005年に無料化されたことから、同バイパス自体の交通量が急増して渋滞が慢性化。同事務所は解決策として、当初予定の全面4車線化を急いでいた。
藤尾南―近江神宮両ランプ間は02年に着工。完了後の3月末に同事務所が24時間交通量を調べたところ、3万8900台と4車線化前より4400台増えていたが、通勤時間帯に南志賀ランプ付近で生じていた平均約750メートルの渋滞は解消された。
また、藤尾南―下阪本両ランプ間の所要時間も、13分から4分短縮されて9分になった。同事務所の木戸一善・副所長は「通勤の足だけでなく、観光誘客にもつながる重要な道路。予定通りに完全4車線化を完了させたい」と話している。
■世界のボート、琵琶湖悠々 アジア初、愛好家らツアー(京都新聞電子版)
世界のボート愛好家が集う「2011ワールドローイングツアーBIWAKO JAPAN」が5日、滋賀県の琵琶湖で始まった。アジアでは初開催で、オーストラリアやドイツなど12カ国から参加した約40人が県琵琶湖漕艇場(大津市)を出発し、悠々とオールをこいで湖上を進んだ。
国際ボート連盟(FISA)の主催で、県ボート協会と瀬田漕艇倶楽部が主管。ツアーは1971年にドイツで始まり、欧米などで年1回開かれている。
午前9時過ぎ、地元の和太鼓クラブの演奏に合わせ、参加者は5人乗りのボート8艇に分乗して出発した。ボートは各国の国旗を掲げ、東日本大震災からの復興を願い船体に「がんばろう日本」のステッカーも貼った。ボートを見送る関係者は「エンジョイ、ジャパン」と声援を送った。
一行は、1週間かけて琵琶湖を時計回りに1周し、近江舞子、長浜、竹生島、長命寺などを訪れ、総距離約180キロを移動する。
カナダから娘と参加したイレーヌ・バーシュタインさん(66)は「世界中でボートに乗ってきたが、日本は初めて。琵琶湖のすばらしい環境にわくわくしている。思い切り楽しみたい」と笑顔で話した。
11/06/04
■琵琶湖:「浜かけ」修繕へ 自治会が県に要望書−−彦根(毎日jp滋賀)
◇「ごみ撤去や安全策も」
彦根市新海町の琵琶湖岸で「浜かけ」が進んでいる問題で、地元の新海町自治会(西田康孝会長)と新海浜自治会(岩井孝之会長)は3日、漂着ごみの撤去や安全対策を求める要望書を県湖東土木事務所に提出した。
要望書では▽浜かけ現場の修繕▽水泳場内で露出した岩石の除去や砂の補充などの緊急対策▽安全柵の設置−−などを求めている。岩井会長は「地元では手に負えない。7月23日の水泳場開設までに対応してもらいたい」と話している。
同事務所は「7月中旬までに漂着ごみを撤去し、浜かけでできた段差をならしたい」としている。【松井圀夫】
■世界のボート 琵琶湖ツアー(YomiuriOnLine滋賀)
世界のボート愛好家が各地の景勝地を周航して交流する「ワールドローイングツアー」(国際ボート連盟、日本ボート協会主催)が5日から、アジアで初めて琵琶湖で行われる。ツアーは1971年にドイツで始まり、全世界の愛好家が交流する場として続いている。今回は、オーストラリアやデンマークなど12か国からの39人に日本人2人も加わり、6日間かけて琵琶湖を一周する。
福島第一原発事故などの影響で予定より21人減り、主催者側は中止も検討したという。だが、海外参加者から「Pray for Japan(日本のために祈ろう)」とのメッセージが寄せられ、「日本は大丈夫だ、というアピールにもなる」と、開催を決めた。
参加者は県立琵琶湖漕艇(そうてい)場から、ナックルフォア(5〜7人乗り、全長約10メートル)8隻に分乗してスタート。柳が崎(大津市)や白髭神社(高島市)、沖島(近江八幡市)など、湖畔や湖上の名所を時計回りに巡る。
1日の移動距離は15〜43キロで、計約180キロを漕(こ)ぎ、11日に同漕艇場に戻る。途中、ボートを下りて比叡山延暦寺(大津市)や彦根城(彦根市)なども観光する。
開催国からの参加は本来、認められないが、今回は特別に日本人の参加が認められ、京都大のボート部員2人も浮き桟橋を準備するなど運営に協力する。実行委員長を務めるNPO法人「瀬田漕艇クラブ」の専務理事・鵜瀬(うのせ)正樹さん(50)は「参加者に琵琶湖を堪能してもらい、母国で日本の良さをPRしてほしい」と話している。
11/06/02
■コクチバス、飼育展示始める 県立自然博物館(紀伊民報AGARA)
橋本市のため池で特定外来生物のコクチバスが見つかった。低温や流水域に適応しやすいことから、アユやアマゴなどの漁獲対象種を食い荒らす恐れがあり、県立自然博物館(海南市)は現状を知ってもらうため、飼育展示を始めた。「日本の生態系を守るため、違法な放流は絶対やめて」と呼び掛けている。
コクチバスは北アメリカ原産。全長30センチ前後で最大50センチを超える。ルアー釣り100+ 件の対象魚として違法放流が繰り返され、日本各地に分布が広がっている。オオクチバスよりも冷水、流水に適応することから日本の河川生態系に与える影響は大きいとみられている。特定外来生物に指定され、法律で飼育や移動、売買などが禁じられている魚。
県内では2000年ごろ、北山村の七色ダムで初めて確認された。その後見つかっていなかったが、昨年、橋本市のため池で大きさの異なる個体が複数見つかった。繁殖している可能性が高いという。
同館は「情報があればささいなことでも連絡してほしい」と話している。電話073・483・1777。
■バス釣り名所に産直市 北島町商工会、26日オープン(徳島新聞Web)
県内外のブラックバス釣り愛好家に人気が高い北島町高房の親水公園「北島水辺交流プラザ」の魅力を増やそうと、町商工会が6月、野菜を扱う産直市とバス釣り用品の販売コーナーを園内にオープンさせる。
産直市は、4月に完成した休憩施設を利用。町内の農家11戸が生産したオクラやエンドウ豆などの地元産野菜を販売する。名称は、町の大半が今切川と旧吉野川に囲まれた地形をしていることから「産直市ひょうたん島」とした。常設の産直市は町内では初めて。
バス釣り用品販売コーナーの運営は、町商工会会員の釣具店が担当。周辺で実績の高いルアーを中心に糸や針などの消耗品も取りそろえる。
いずれも6月17〜19日にプレオープン、26日に本格オープンする。営業時間は午前9時〜午後5時で、毎週水曜が定休日。
プラザ周辺は、大物が釣れるとして1990年ごろから愛好家の間で知名度が高まり、プロの大会が毎年開催されるようになってからは全国有数のスポットとして定着。昨年7月にプラザが整備されてからはさらに多くの愛好家が訪れている。
産直市の代表を務める亀田毅さん(40)=同町高房、農業=は「野菜を販売するだけでなく、町の魅力を発信できる場所にしたい」と意気込んでいる。
■遊漁税廃止 見送る意向 富士河口湖町長(asahi.com山梨)
河口湖の環境整備を目的に、釣り客から徴収している遊漁税を廃止すると表明していた富士河口湖町の渡辺凱保町長は1日、廃止を見送り、6月定例町議会に廃止のための条例案を提出しない意向を示した。
渡辺町長は先月17日、税収による河口湖周辺の施設整備を終えたことなどを理由に遊漁税を廃止する考えを示していた。
1日にあった定例記者会見で、廃止を見送る理由として、施設整備はトイレや駐車場、湖畔清掃だけでなく、湖全体の環境整備の観点から検討する必要があることや、富士山の世界文化遺産登録に向けた環境整備に税を有効活用することなどを挙げた。ただ、「時間をかけ、町民や事業者の意見を聞いていく」と将来的な廃止に含みを持たせた。
遊漁税の存廃問題は、特別徴収の役割を負う地元漁協が、徴収を拒否する意向を示したことなどが発端だった。渡辺町長は漁協と交渉し、6月末までに解決していくとしている。
■遊漁税:富士河口湖町長、廃止提案見送り 町内から慎重意見(毎日jp山梨)
河口湖の環境を守る目的で釣り客から徴収している「遊漁税」の廃止方針を打ち出していた富士河口湖町の渡辺凱保町長は1日の定例記者会見で、「時間をかけて町民、事業者、釣り客の意見を聞き、慎重に検証し判断する必要がある」として、7日開会する6月定例町議会に遊漁税廃止条例の提案を見送ることを表明した。
渡辺町長は遊漁税の廃止について、先月30日に、同税を管理する河口湖治水委員会、同税の使途を検討する遊漁税事業検討委員会から、同31日には議員協議会から、それぞれ意見を聞いた。
その結果、「富士山世界文化遺産登録には環境美化、保全は必要であり、遊漁税を有効活用すべきである」「税を廃止し一般の税を使うならば、広く住民の意見を聞き、検証を慎重に行うべきである」など廃止に慎重な意見が出された。渡辺町長は同31日、これらの意見を受けて、遊漁税廃止条例の提案見送りを決定した。
同税の特別徴収義務者に指定されている河口湖漁協は、(1)税徴収の苦労(2)税の使途が納得できない(3)町内四つの湖で河口湖だけ税をとるのは不公平−−などの理由で、7月からの徴収業務を拒否しているが、渡辺町長は「町管理課、副町長など内部部署で理解を求める努力を続ける」と述べるにとどまった。
同税は01年度〜09年度末に計約2億1000万円が徴収され、湖畔の駐車場、公衆トイレ、清掃などに使われている。町長は(1)導入10年が経過し目的は達成された(2)釣り客が減少している(3)漁協が7月からの徴収業務の返上を決定している−−などを理由に廃止方針を打ち出していた。【小田切敏雄】
■びわ湖体験クラブ:琵琶湖を肌で感じて 来月2日、参加者募集(毎日jp滋賀)
◇ボート、カヌー、シジミかき体験
県体育協会と県立琵琶湖漕艇(そうてい)場(大津市玉野浦6)は6日から、7月に開催予定の「びわ湖体験クラブ」の参加者を募集する。ボートとカヌー、シジミかきを体験できる盛りだくさんの内容で、募集期間は15日まで。
体験クラブは7月2日午前9時半〜午後4時。小学4年生以上が対象で、午前中はオールの使い方を学んだ後、5人乗りボートで1000メートルのコースをこぐ。午後は一人乗りカヌーを体験。地元の瀬田町漁協の協力で漁船に乗り専用の網で湖底をかいて、セタシジミを取る。昼食にはシジミ汁が振る舞われ、取れたシジミは各自持ち帰ることができる。
同漕艇場は「ボートやカヌーは琵琶湖を肌で感じられる。いつもと違う琵琶湖の魅力を知ってほしい」。定員20人で先着順。参加費4000円。申し込みは同漕艇場(077・545・2165)。【加藤明子】
■湖国eye:アユ遡上 銀鱗の体くねらせジャンプ(毎日jp滋賀)
琵琶湖育ちの稚アユたちが、群れを成して川をさかのぼる季節がやって来た。
湖岸近くの姉川河口付近(長浜市南浜町)。3月から遡上(そじょう)が始まり、生まれ故郷の上流へ、1匹、また1匹と、銀鱗(ぎんりん)の体(10〜15センチ)をくねらせ、ハイジャンプ。サギなどの鳥たちが水しぶきの中から一瞬姿を見せるアユたちに狙いを定める。
川を横切るように設置された竹製の梁(やな)では、捕獲したアユをポンプで吸い上げ、ホースの中を通して蓄養池へ。南浜漁協の鳥塚五十三(いそみ)組合長(63)は「主に河川の放流用として、北陸、関東、東北などへ出荷しています」。今年の遡上本格化は5月に入ってからで例年より1カ月〜半月遅いという。
群れを成す遡上は、川の増水後▽水の濁りが消える▽水温上昇▽北風が吹く−−などが条件。長年の経験で漁を行う同漁協の人たちは「南風より北風。なぜだが分からないけど、昔からそうなんだ。理由はアユに聞いてみて」と笑う。「不思議な自然界の摂理」とも言えるだろう。アユたちは秋に上流で産卵。赤ちゃんアユは冬までに、川の流れに乗って琵琶湖へ向かう。【桑田潔】
■琵琶湖の環境変遷刻む「カルテ」 環境科学研究センター(asahi.com滋賀)
琵琶湖の環境の移り変わりを分析した冊子「琵琶湖岸の環境変遷カルテ」を、滋賀県大津市の県琵琶湖環境科学研究センターが発行した。カルテは来館者のほか、環境保全に取り組む市民団体などにも配布される予定。担当者は「どのような琵琶湖の姿を目指すのかを考えるための資料として使ってほしい」としている。
カルテの制作は、同センターの前身、県立琵琶湖研究所が、湖岸の地形と動植物について1988〜90年に実施した調査と、2007〜11年の調査とを比較し、どのような変化が起きたのかを明らかにするのが目的。加えて前回調査されなかった、外来植物や絶滅危惧種の現状を把握することも目指した。
第1部では、明治時代の地図や終戦直後の航空写真も活用し、100年間で水面の面積が北湖で約2%、南湖で約16%減少し、琵琶湖全体では多くの地域で砂浜が減ったことを明らかにした。
また、湖岸で生息が確認された植物566種のうち、熱帯性種のホテイアオイなどの外来種がこの20年で急増し、約25%を占めるまでになったという。一方で在来種は減り、ハマボウなど海浜植物の多くが絶滅の危機に瀕(ひん)し、希少種の3割以上が減少傾向にあるという。
さらに、湖に飛来する水鳥の全体数は増えたものの、水中に潜って魚を取る県の鳥のカイツブリや、夜間に水田で餌を採るマガモが減ったという。ブルーギルなど外来種の増加により、えさとなる小型魚が減ったほか、農薬使用などが生態系に影響を及ぼしている可能性を指摘している。
第2部では湖岸を、南湖や姉川デルタ、湖北山地湖岸など九つの地域に分類し、地形や動植物の生息状況などを詳しく説明。「外来種は侵入が確認された初期から防除が必要」「砂浜の管理には固有種の生存を脅かさない配慮が望まれる」などと、今後の保全対策のあり方を提言した。
カルテをまとめた西野麻知子・同センター総合解析部門長は「北湖と南湖、内湖は異なる変遷をたどっていることが分かった。琵琶湖を本来の姿に近づけるには、今後はそれぞれ管理の仕方を分けて考えなければいけない」と話す。
カルテはA4判50ページで無料。問い合わせは同センター(077・526・4800)へ。(千種辰弥)
■「抱きしめてBIWAKO」11月6日に開催 87年の再現目指す(ChunichiWeb滋賀)
1987(昭和62)年に福祉施設の移転のために25万人が手をつないで琵琶湖を囲んだ「抱きしめてBIWAKO」の再現を目指す実行委員会のメンバーが1日、県庁で会見。11月6日正午に催すことを正式に明らかにし、ホームページからの参加申し込みを呼びかけた。
抱きしめてBIWAKOは、大津市内にあった障害者施設「第一びわこ学園」が老朽化し、移転費をつくるため参加者に寄付を募り実現された。人のために尽くす精神を忘れないようにと、県内の有志が今年1月に実行委をつくり準備を進めている。県内の事業者を中心とした40人がメンバーとなっている。
今回はびわ湖の日30周年事業として実施。環境保全の重要性をPRすることを目的に参加料は1人500円。老朽化している小学生のための県学習船建造基金や地域活動を支援する基金に寄付する。参加者には手をつないだ後で湖岸清掃への参加を求める。開催日には飲食店の出店や音楽、お笑いなどのイベントも開く。
会見では、近江米をイメージし、今回のイベントのためにつくったキャラクター「ビワコッチ」を披露。実行委代表で草津市の建設会社社長の白井幸則さん(48)が「24年前に25万人が福祉のために寄付した尊い思いは母なる琵琶湖の精神そのもの。当時の灯火が衰えていないことを証明したい」と意気込んだ。
琵琶湖一周235キロを囲むため、前回と同じ25万人の参加を目指す。参加申し込みはホームページから。問い合わせは草津市新浜町の実行委事務局=電077(598)5147=へ。(曽布川剛)
11/06/01
■琵琶湖抱きしめて、25万人募る 11月催し(京都新聞電子版)
「びわ湖の日」制定30周年の今年、琵琶湖の周りで25万人が手と手をつなぎ、環境や命の大切さを考えるイベント「抱きしめてBIWAKO」が11月6日に開かれる。参加費は滋賀県の子どもの学習船「うみのこ」の新造費などに寄付される。障害者福祉施設の移設支援を目的に開かれた第1回以来24年ぶりの開催となる。
第1回は1987年11月8日で、26万人以上が手を取り合い、参加費は重症心身障害児施設「第1びわこ学園」の移設費にあてた。今回は「びわ湖の日」30周年を機に、人々や多様な生物を育む琵琶湖の豊かさを次世代に受け継ぐことを誓う。県内の企業やNPOの代表ら約40人の有志が今年1月に実行委員会を結成した。
琵琶湖の周囲235キロのうち、山が迫るなど危険な部分を除く約180キロで実施する。浜辺や道路に1キロごとに受付を設け、参加者は500円(中学生以下は金額自由でワンコイン)を払う。
湖に向かって横一列に並んだ参加者は、正午に隣の人と手をつないで琵琶湖を「抱きしめる」。前後には持参の袋でごみ拾いをしたり、音楽やアートのイベントを開く。
草津市で生まれ育った実行委の白井幸則代表(48)は「昔は南湖で泳いだが、今はごみが打ち寄せている。美しく、ホンモロコなど小さな魚も生きられる湖を子どもたちにつなげたい」と話す。
申し込みはhttp://dakibiwa.com。問い合わせは実行委TEL077(598)5147。
■東北の高速道、被災者ら無料に 今夏にも全車種に拡大(ChunichiWeb)
国土交通省は1日、東日本大震災の被災者の車と、一般の中型以上を対象として、東北を中心とする高速道路を6月20日から無料にすると発表した。震災の復旧や復興に向け、被災者の負担軽減や物流を活発にすることが狙いだ。休日の上限千円と、全国50区間で実施中の無料化実験は20日午前0時にとりやめる。
また一般の全車種についても同じ区間で、当初は今秋から半年間、無料化することを検討していたが、期間を1年間に延ばして今夏にも始める方針を決めた。2011年度第2次補正予算に経費の計上を求めていく。国交省の池口修次副大臣は1日、記者団に「東北の観光を考えると理想的には8月からだ」と述べた。
20日から無料となる区間は、福島県の白河インターチェンジ(IC)以北の東北自動車道、水戸IC以北の常磐道、新潟中央と福島県いわき市を結ぶ磐越道全線を含む東北一帯の高速道路。エリア内にある青森や宮城など自治体の道路公社が管理する有料道路についても同様の対応を要請した。
被災者は出口でETC(自動料金収受システム)を使わずに有人料金所で料金を払う際に、家屋や財産の被害を証明する被災証明書や住宅が全半壊した場合などに受ける罹災証明書などを提示すれば無料となる。(共同)
■水上バイク“行進”エコじゃない 県、共催を協力に変更(YomiuriOnLine滋賀)
環境団体抗議で
県と「日本舟艇工業会」が共催で12日に開催するイベント「琵琶湖ECO JET TOURING 2011」で行われる水上バイク約100艇の〈パレード〉について、環境団体などから「全然エコじゃない」などと抗議があり、県は共催から「協力」に切り替えることを決めた。31日に説明を受けた同工業会も、受け入れる見通し。イベントは、県の条例改正で、禁止指定を受けた型の水上バイクなどを運転したら過料が課されるようになったと周知する狙いだが、県側の内容の吟味が甘く、関わり方などについて再考を余儀なくされた格好だ。
改正条例が4月に施行されたのを機に、水上バイク販売業者などでつくる同工業会が運転者らにルールの順守を呼びかけようと、県に共催を持ち掛けた。当日は午前11時頃、大津市から高島市に向け、約100艇が湖上を走る。県琵琶湖環境部長も来賓用の水上バイクに乗船予定で、県は監視艇を出すことにしていた。
こうした企画に対し、環境団体「FLBびわ湖自然環境ネットワーク」(寺川庄蔵代表)が嘉田知事宛てに「100台規模だと、騒音が規制値を超える」などと指摘し、中止を要請。県は主催から協力へと一歩引くことにし、部長の乗船を取りやめた他、監視艇に加えて湖岸からも騒音測定を行うことにした。
県の担当者は「琵琶湖レジャーを規制する立場から、レジャーイベントと見られるかもしれない企画の中心には立たない方がよい、と判断した」と話している。工業会側は「県が共催であろうと協力であろうと、イベントを実現させることが大事だ」としている。