琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2013/12)

←Before          スクラップブックバックナンバー          Next→

13/12/31

■湖国の生き物守れ 県、1日から新たに指定(ChunichiWeb滋賀)
 県は1月1日から、特に保護の必要がある希少野生動植物種として、新たに9種を指定し、捕獲や採取を禁じる。生態系や農林水産物、人に悪影響を及ぼす可能性があるとして、指定外来種にも1種を新たに指定し野外に放すことなどを禁止する。
 いずれも「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」に基づく指定で、希少性から保護が求められるのは、植物のハマエンドウ、カザグルマ、リュウキンカ、ヒナラン、ミズチドリ、地衣類のドロガワサルオガセ、鳥類のヨシゴイ、コミミズク、ヤマセミ。指定外来種は甲殻類のフロリダマミズヨコエビ。
 県自然環境保全課によると、ハマエンドウは琵琶湖岸の砂地にのみ生育。カザグルマなど他の植物四種は乱獲、盗掘で危機的状況にある。ドロガワサルオガセは確実に生息するのは米原市の醒井などごく一部の極めて貴重種。鳥類の三種はもともと個体数が少ない上、繁殖地の消滅などにより危機にひんしている。
 フロリダマミズヨコエビは北米が原産。観賞魚の水草に付着して国内に入ったとみられ、水草と一緒に捨てられて野生化した可能性が高い。琵琶湖の固有種ナリタヨコエビへの影響が懸念されている。
 県は〇六年の条例制定時に希少野生動植物に二十二種、指定外来種に十五種を指定。以来、その数は変わらなかったが、環境変化を踏まえた県環境審議会自然環境部会の答申を受け、初の追加を決めた。
 指定種を無許可で採取したり野外に放したりした場合には、一年以下の懲役または五十万円以下の罰金が科せられる。(井上靖史)

13/12/29

■新宮で氷点下0.9度 12月の観測史上最低気温(紀伊民報AGARA) 
 強い寒気の影響で29日朝、和歌山県の紀南各地で今季一番の冷え込みとなり、アメダス観測地点の新宮で12月の観測史上最低の氷点下0・9度を記録した。平野部でも積雪が見られた。
 田辺市街地や上富田町などの平野部では28日夜から雪がちらつき始め、29日朝も民家の屋根や道路脇の斜面、野菜畑などに白く残った。最高気温も平年を下回り、28日に続き寒い一日となった。
 和歌山地方気象台によると、県南部で今季最低気温となったのは、新宮を含め龍神(田辺市)氷点下3・4度、南紀白浜0・4度、潮岬(串本町)2・5度の4カ所。このほか、西川(古座川町)では氷点下3・2度、栗栖川(田辺市)氷点下2・7度―だった。高野山は氷点下5・5度まで下がった。
 田辺市街地は午前1時1分に今季の最低気温となる氷点下0・6度(田辺市消防本部調べ)を記録した。
 気象台によると、30日からは冬型が緩み、三が日は最高気温が平年並みの10〜12度で推移すると予想している。

■湖国北部、今冬一番の積雪 市民ら雪かき追われ(京都新聞電子版)
 年末年始の休みに入った28日、滋賀県内は北部を中心に平野部で10センチを超す今冬一番の積雪となった。日中は雪が降る中、雪かき作業や雪だるまを作って遊ぶ子どもの姿が見られた。
 彦根地方気象台によると午後8時現在の積雪は、高島市今津町14センチ、彦根市3センチ、米原市29センチ、長浜市余呉町柳ケ瀬71センチとなっている。
 長浜市や高島市今津町などの市街地では、朝から自宅の玄関先や前の歩道で、スコップを手に雪かきをする住民の姿が見られた。
 愛荘町愛知川の旧中山道沿いでは商店主らが午前9時過ぎから雪かきに追われた。すし店を営む藤原和美さん(65)は店前の雪を溝に流し、「道が凍結しないか心配。これ以上降ると雪かきも大変になる」と話していた。
 県警によると、雪の影響によるスリップとみられる追突、物損事故が多発した。
 高島市マキノ町では名所のメタセコイア並木がすっかり雪化粧し、近隣の住民や車で通りがかった観光客が景色を写真に収めていた。長浜市の観光スポットの黒壁スクエアは、雪の影響もあり、人がまばらだった。

■銀世界の長浜城(YomiuriOnLine滋賀)
 強い冬型の気圧配置となった28日、県内も北部を中心に、今冬初めて本格的に雪が降った。24時間降雪量は柳ヶ瀬(長浜市余呉町)53センチ、米原29センチ、今津20センチ、彦根10センチ(午後6時現在、彦根地方気象台調べ)をそれぞれ記録した。
 冷え込みも厳しく、最低気温は大津市南小松で氷点下0・5度、彦根0度といずれも今冬最低だったほか、甲賀市信楽町で同2・2度となるなど観測9地点中8地点で氷点下となった。
 長浜市中心部でも27日夜から断続的に降り続いた。長浜城歴史博物館周辺では、散歩の市民や観光客らが一面の銀世界を楽しんだ。
 同市勝町の無職大平勝彦さん(64)は「少し遅い感じもするが、ようやく冬らしい景色になった」。観光で訪れた大阪市福島区の会社員大塚暁子さん(38)は「電車の車窓からの景色がどんどん変わってきて楽しかった。防寒をしてきたつもりだが、それでも寒いです」と話していた。

13/12/28

■厳寒、波上ゆらめく 琵琶湖に蜃気楼(京都新聞電子版)
 対岸の建物が琵琶湖に浮かんでいるように見える蜃気楼(しんきろう)現象が28日、滋賀県高島市新旭町の琵琶湖岸から見られた。
 雪が舞う午後1時すぎ、湖対岸の米原、長浜両市に建ち並ぶマンションや工場の下にゆらめく帯が生じ、建物が湖に浮いたような景色が長時間にわたって広がった。
 蜃気楼現象に詳しい大津市科学館の嘱託指導主事小松正明さん(64)によると、実物の下に幻影が見える「下位蜃気楼」という。冬型の気圧配置による厳しい冷え込みで、湖面より湖上の気温が低く、「上冷下暖」の空気の層ができたため現れたとみられる。

13/12/27

■琵琶湖八珍 固有種で(YomiuriOnLine滋賀)
<アンケ1位はうな丼も・・・>
 琵琶湖に由来する代表的な湖魚を「琵琶湖八珍」として選定していた県立安土城考古博物館(近江八幡市)は、フナずしのニゴロブナなど8種を決めたと発表した。事前アンケートでは琵琶湖に特定できない魚や料理が上位を占めるなど迷走気味だったが、選定委員会が郷土料理の素材になる固有種を中心に固めた。年明けから料理を楽しむツアーを開くなど、浸透を図る。(小野圭二郎)
 食文化を通じて琵琶湖の漁業や環境に目を向けてもらおうと企画。八珍は、島根県の宍道湖の代表的な魚介類7種を集めた「宍道湖七珍」をヒントにした。
 選考にあたり、7〜9月に来館者らにアンケートを実施。3350人分の投票のアンケートが集まったが、1位のうな丼、2位はアユの塩焼きと、地域性に乏しかった。特にウナギは、堰やダムで下流の淀川水系が仕切られた現在は遡上(そじょう)していないなど、現状に合わない点もあり、慎重に検討してきた。
 この他、八珍に選ばれたのは▽ビワマス▽ハス▽ホンモロコ▽イサザ▽ビワヨシノボリ(別名ウロリ)▽コアユ▽スジエビ
 固有種を中心に、漁獲量が安定して一般に流通しているものから選んだ。コアユやスジエビも生態は独特で、調理法にもユニークさが認められた。湖漁料理として選ぶには地元産の食材だけに特定できない場合があるため、食材として湖魚を指定することになった。
 ただ、七珍の「すもうあしこし」にならって頭文字を並べる語呂合わせは、改めて考えることにした。
 同館は「これだけ豊かな食材を今まで前面に出さなかったのが不思議なくらい」と自信をみせる。来年1〜3月、西の湖や沖島などを巡るなどして八珍を堪能する「琵琶湖八珍カルチャー&ツアー」を企画。3月23日には、琵琶湖を遊覧する船上で八珍を味わう湖上フォーラムも開く。

■近江大橋が無料化 草津側で料金所撤去作業始まる(ChunichiWeb滋賀)
 大津市と草津市を結ぶ近江大橋が二十六日午前零時に無料化され、草津市側では料金所の撤去作業が始まった。県の予測では、無料化に伴い一日の通行量は現在の約一・五倍の四万八千台に増える。県道路課によると、二十六日午後五時現在、目立った渋滞や混乱はないという。
 回数通行券の払い戻しは近江大橋有料道路管理事務所が来年三月末まで、琵琶湖大橋有料道路管理事務所(守山市今浜町)と県道路公社本社(大津市松本)は来年六月二十五日まで。(倉形友理)

13/12/26

■指定希少動植物、9種追加 14年から滋賀県(京都新聞電子版)
 滋賀県は来年1月1日から、県内で絶滅の危機にひんしているため採取・捕獲を禁止している「指定希少野生動植物種」にハマエンドウなど植物、地衣類、鳥の計9種を追加する。また、生態系に悪影響をおよぼすため野外に放すことを禁じている「指定外来種」に甲殻類のフロリダマミズヨコエビを加える。県が2007年に始めた独自制度で、追加するのは初めて。
 指定希少野生動植物種には植物のハマエンドウ、カザグルマ、リュウキンカ、ヒナラン、ミズチドリと、地衣類のドロガワサルオガセ、鳥のヨシゴイ、コミミズク、ヤマセミを追加する。
 ハマエンドウは本来は海浜で育つが、県内では淡水の琵琶湖岸に生息し、葉が薄いなど独自の進化を遂げている。だが、生育地は県北部の1カ所だけで絶滅が危惧されている。

■ガソリン価格、レギュラー158.1円…前週比0.4円高で4週連続上昇(Responce)
資源エネルギー庁が12月26日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、12月24日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり158.1円となり、前週から0.4円上昇した。レギュラーガソリンの価格上昇は4週連続。
地域別では、北海道で1.2円、四国で0.5円、関東と中部、近畿で0.4円、九州・沖縄で0.2円、東北で0.1円上昇。中国は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは168.9円、軽油は138.8円で、ともに0.4円上昇した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、12月18日のレギュラーガソリンの全国平均価格は150.3円/リットル、ハイオクは160.0円/リットル、軽油は128.8円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■新名物「琵琶湖八珍」ニゴロブナなど普及へ 食の旅企画(asahi.com)
 琵琶湖の魚をその味覚とともに守ろうと、新たな食のブランド「琵琶湖八珍」が25日に発表された。滋賀県近江八幡市の県立安土城考古博物館が中心となり、ふなずしの原料となるニゴロブナなど8種を選定。八珍料理を味わう旅も企画しながら普及に取り組む。
 八珍はニゴロブナ、ビワマス、コアユ、ハス、ホンモロコ、イサザ、ビワヨシノボリ、スジエビ。琵琶湖にいる約50種の魚から、同館や観光関係者らで作る選定委員会が、琵琶湖にだけすむ固有種を軸に選んだ。
 同館は今夏、企画展に合わせて八珍料理を選ぶ人気投票をし、県内外の約3300人が参加。琵琶湖周辺で食べられる185種の料理から八つを選んでもらった結果、トップ3は「うな丼」「アユの塩焼き」「シジミのみそ汁」。アユを除き、県外産や輸入が多い魚介が上位を占めた。選定委は、県内の人から根強い支持があった琵琶湖特有の魚料理が地元ならではの味だとして八珍を選んだ。
 島根県では宍道湖で取れるシジミやシラウオ、スズキなどを「宍道湖七珍」に選定。滋賀ではこれを参考に、「近江八景」になぞらえ「八珍」にしたという。

■近江大橋の無料開放始まる−39年間の通行者に「ありがとう」(びわ湖大津経済新聞)
 近江大橋が12月26日0時、39年3カ月に及ぶ有料期間を終え、無料開放された。
 同橋は1974(昭和49)年9月26日、滋賀県の政治・経済・文化の中心地である大津市と、産業経済の発展著しい草津市をはじめとした湖南・湖東を結ぶ国道1号線のバイパスとしてびわ湖の南端に建設された。長さは1.29キロ。渋滞緩和を見込み、1995年には4車線に拡幅。通行料として、普通車150円、軽自動車・250cc以上の自動二輪車100円、原動機付き自転車20円などを徴収していた。
 「国道や瀬田唐橋を渡るよりも15分、時間が短縮される」(滋賀県道路公社)とされていた同橋。同橋を避ける自動車によって国道や唐橋が渋滞するという逆効果や通勤時間帯などの交通集中による同橋の渋滞も。近年は「無料化」を意見・公約する国・県会議員が出たり、嘉田由紀子県知事も「同公社による建設費などの借入金の完済が見込まれる」と県民の意向を尊重する形で無料化に積極的だった。「今後10年の維持管理費は基金で賄える」とも。
 守山市在住の女性は「10年近く大津市への通勤で利用してきた。天候や事故によっては渋滞がひどく、会社に遅刻したことも。これで県内の交流が円滑になり、経済効果も上がるのでは」と感無量の面持ちだった。
 12月29日までに上下2車線分の料金所が撤去される見込み。無料開放に伴う回数券の払戻しは、近江大橋東詰の近江大橋有料道路管理事務所では2014年3月31日まで、滋賀県道路公社本社、琵琶湖大橋有料道路管理事務所では2014年6月25日まで対応する。

■近江大橋が無料化 事業費償還39年で終了(京都新聞電子版)
 琵琶湖に架かる近江大橋(大津市丸の内町−草津市新浜町)が26日午前0時から通行無料となった。1974年の供用開始から39年間有料だったが、事業費の償還を終えた。湖南地域の大動脈は無料で利用できるようになった。
 近江大橋(有料道路区間6・1キロ、うち橋梁(きょうりょう)部1・29キロ)は県道路公社が建設、運営。総事業費204億円の償還や年平均1億4千万円の維持管理費に充てるため、これまで通行料金(普通車150円)を徴収してきた。
 当初の通行料の徴収期限は2002年9月だったが、4車線化などの事業で2度延長している。無料化後の道路の維持管理費をまかなうため、県は本年度、基金を設けた。
 同公社は同日の通行無料の開始直前から、草津市側にある料金所の撤去工事に取りかかった。31日までに料金徴収用ブース6基のうち2基を取り除き、道路中央部を通行しやすくする。ブースは来年3月までに全て撤去し、管理事務所も来年秋までに解体、整地する予定。
 県の推計によると、近江大橋の無料開放後の通行量は、1日当たり3万1千台から4万8千台に増える見込みという。

■3日に名神下り最長20キロ 年末年始渋滞予想(ChunichiWeb滋賀)
 県警は年末年始期間(二十七日〜一月五日)の県内の高速道路や国道などの渋滞予想を発表した。
 例年通り帰省や初詣、買い物客の車両が流れ込み、名神高速をはじめ多くの道路で大規模な渋滞が発生するとみている。
 名神高速では一月三日に下り線栗東インターチェンジ(IC)−彦根ICで二十キロの渋滞が発生するのを最長に、三十日〜一月一日を除く連日上下線で十キロ以上の渋滞が発生すると予想。上り線の渋滞が集中するのは大津ICから西の区間。新名神高速は一月二〜五日の連日、上り線の甲賀土山ICから三重県方面にかけて十キロの渋滞が発生するとした。
 国道1、8と161号西大津バイパスは三キロを超える渋滞はなく、多賀大社(多賀町)や近江神宮(大津市)の周辺の国道、県道で三〜五キロの渋滞を予想。近江大橋の無料化に伴う周辺道路の混雑も起きる可能性がある。(中尾吟)

13/12/25

■全国的に寒く、日本海側では雪多そう 気象庁3カ月予報(asahi.com)
 気象庁は25日、来年1月から3月までの3カ月予報を発表した。平年と比べて西高東低の冬型の気圧配置が強まるため、全国的に寒くなり、日本海側では降雪量も多くなる見込みだ。
 発表によると、気温は北日本と西日本で平年並みか低く、東日本では低い。日本海側の降雪量は全国的に平年並みか多く、太平洋側は晴れの日が多い見込みだ。3月も冬型の気圧配置が続き寒気が入り込む日が多くなり、春の訪れはやや遅くなりそうだという。
 冬型の気圧配置が強まるのは、インドネシア付近の海面水温が高く積乱雲の発生が活発化する影響で、中国付近で偏西風が北寄りに吹くためだ。偏西風は日本付近では南寄りに蛇行するため、北からの寒気が入り込みやすくなるという。

■高島・放射性チップ 撤去作業が本格化(YomiuriOnLine滋賀)
 放射性セシウムを含む木材チップが投棄された高島市安曇川町下小川の鴨川河川敷では24日、業者による撤去作業がようやく本格化した。
 県の管理用道路に敷き詰められたチップの一部が重機などを使って除去され、チップに接していた表土とともに袋詰めにされた。570メートルにわたって敷設されたチップはこれまで、飛散防止のためにブルーシートで覆われていたが、この日初めて、その一部がはがされた。
 付近の住民は、撤去作業中に放射能汚染が広がることを心配しており、県職員が常時、作業を見守っている。この日も、県琵琶湖環境部の幹部や現地責任者ら4人が、立ち会った。
 ただ、県職員は、その日の具体的な作業内容を事前に知らされておらず、作業後に報告を受ける形になっている。また、作業スケジュールも、県が地元住民に示した原状回復工程表より2週間近く遅れている。この日の作業も、午後は断続的な雨で中断された。
 一方、チップの撤去作業について、これまでに県は「当初、想定していた業者は最終的に撤去を断ったため、別の業者に委託した」と説明している。
 こうした不透明な経緯について24日の知事の定例会見でも質問が出され、嘉田知事は「1日も早く撤去していただくのが県の最大の責務だ。必要な情報は経過を見ながら出すべき時に出したい。(詳しい経緯などを明らかにすると)不測の事態が考えられる」と述べた。

13/12/23

■オオバナミズキンバイ 琵琶湖で10トン除去 守山(YomiuriOnLine滋賀)
◆参加学生ら繁殖力実感
 琵琶湖で繁殖している外来種の水草「オオバナミズキンバイ」による被害を食い止めようと、守山市の赤野井湾で22日、地元で活動するNPO法人「びわこ豊穣(ほうじょう)の郷」や漁協の組合員、ボランティアの学生たち約160人が除去作業に取り組んだ。
 オオバナミズキンバイは北米南部から南米が原産で、琵琶湖では2009年に初めて群生しているのが確認された。繁殖力が強く、12年末時点で同湾を中心に約130倍の1万8292平方メートルまで拡大しており、ニゴロブナや湖岸のヨシの生息域を奪うなど生態系に影響を及ぼしかねず、漁業の妨げにもなっている。
 この日、同市赤野井町の玉津小津漁協に宮本和宏・守山市長らが集合した後、4人乗りの小型漁船19隻に分乗して赤野井湾一帯に繰り出した。参加者は冷たい雨が降る中、カッパに長靴、厚手のゴム手袋などで身を包み、漁船の上からたぐり寄せたが、1株の長さは延べ4〜5メートルもあって相互に絡まり、「こんなにあるのか」と悪戦苦闘していた。
 作業を終え、漁協前に全員が再度、集結。除去した水草の塊は約10トンにもなったが、全体の100分の1程度という。漁師らは、茎の一部だけでも再生するほど生命力があるため、手作業で根こそぎにする必要があるなどと説明。参加者は「船の通り道がないほど繁殖していた」「鉄みたいな重さだった」と、改めて外来植物の脅威を感じていた。
 草津市野路東、立命館大経営学部1年の樋口誠治さん(18)は「まるで『侵略』だと思った。琵琶湖の生態系を守るために、これからも除去を手伝いたい」と話していた。

13/12/22

■「オオバナミズキンバイ」駆除へ協議会 琵琶湖で急増受け(京都新聞電子版)
 滋賀県は、琵琶湖で急増する外来種の水草「オオバナミズキンバイ」を駆除する協議会を、3月までに環境保護団体や住民と結成する。繁殖力が強く駆除が難しいため。効率的な除去や処分の方法を探り、生態系に深刻な影響を与える前に根絶を目指す。
 オオバナミズキンバイは南米・北米原産の多年生植物で、観賞用として輸入され、帰化したとみられる。
 琵琶湖では2009年12月に赤野井湾沿岸(守山市)で142平方メートルにわたって繁殖しているのが確認されて以降、急激に生息域が広がり、昨年12月には大津、守山、草津各市の南湖で09年の129倍に当たる1万8292平方メートルにまで拡大した。湖魚の産卵や漁船の航行を妨げ、在来の水草との交雑も懸念されている。
 県はこれまでに約1万400平方メートルを駆除し、赤野井湾や瀬田川でも漁業者らが根絶に取り組んでいる。しかし、切断しても茎から再生するため、機械ではなく人力で丸ごと取り去る必要があり、作業が難航している。
 協議会は、環境保護団体や南湖沿岸の住民、漁協、県などで結成する。できるだけ労力をかけずに除去し、大量に処分できる方法を検討する。県琵琶湖環境科学研究センターでも生態の解明を進め、増殖しないように機械で刈り取る方法も研究する。
 環境省も来年6月をめどにオオバナミズキンバイを特定外来生物に指定し、輸入や販売を禁じる措置を検討しており、県自然環境保全課は「指定されれば、危険性を市民に理解してもらう後押しになる」と期待している。

■東近江「蒲生IC」22日開通 地域活性化の起爆剤に(ChunichiWeb滋賀)
 東近江市木村町に建設中の自動料金収受システム(ETC)専用の名神高速道路蒲生スマートインターチェンジ(IC)が二十二日開通する。沿線住民、事業所の利便性は向上するが、周辺は農業振興地域で商工業開発は難しく、活性化を願う市は高い壁に頭を悩ます。
 ICは一九九二年、県が計画したびわこ空港のアクセス路として進められたが、二〇〇五年の空港建設凍結で動きがストップ。その後、高速道路の利用増進から全国でスマートICの建設機運が高まると再燃した。
 建設促進期成同盟会が結成され、県や関係省庁への積極的な要望活動を展開、IC実現へとこぎ着けた。会長の小椋正清市長は「東近江地域進展の起爆剤にしなきゃいけない」と話す。
 ただ、IC周辺の広大な農地は〇三年に県営圃場(ほじょう)整備が完了した優良農地で、規制の網が立ちはだかる。〇九年に農地法が改正され、優良農地を開発が可能な市街化区域に編入することは一段と厳しくなった。
 「市の発展にIC周辺の土地活用は欠かせない」として、市は来年度から三年をめどに市街化区域と市街化調整区域の区分変更に取り組む。市都市整備部の谷口惣治次長は「状況は厳しいが、土地所有者や地元の意向を十分聞き、開発に必要な二十ヘクタール以上の市街化区域編入を実現したい」と話す。
 地元住民もIC効果に期待を寄せる。市民活動団体「蒲生地区まちづくり協議会」は今年四月、地区の全四十二集落を対象に地域活性化に関するアンケートを実施。偏りがないよう四百二十人を選び、二百六十四人から回答を得た。
 ICに関心があるか?との問いに80%近くが、「大いにある」または「ある」と回答。ICが地域活性化に役立つか?に対し「大いに役立つ」、「役立つ」は合わせて68%だった。活性化に役立つ取り組みとして道の駅、特産品づくりが挙がった。「道の駅をただつくるだけではだめ。何の価値を売るかが大切」と住民の一人は指摘した。
 まちづくり協議会地域活性化部会の的羽新一部長(68)は「これほど関心が高いとは思わなかった。住民の意向を基にICを核とした地域活性化の青写真を描きたい」と話す。
 地元企業の京セラ滋賀蒲生工場(同市川合町)。竜王ICから工場まで車で二十分ほどかかっていたが、スマートICで高速まで五分ほどになる。勝田朗工場長(58)は「来訪者が月に三千人ほどあり、時間短縮は大きなメリット」と利便性を強調した。
写真
 企業誘致や道の駅建設は、市街化区域編入が前提となる。周辺は県内最大級の古墳群など文化遺産も多い。スマートIC開通を契機に、行政と市民がどんなアイデアで地域を創造していくのか楽しみだ。(前嶋英則)

13/12/20

■水郷「権座」未来遺産に 日本ユネスコ連盟選定(京都新聞電子版)
 滋賀県近江八幡市にある琵琶湖の内湖、西の湖に浮かぶ島「権座(ごんざ)」を、地域の象徴として耕作しながら景観保全に取り組む同市の農家らの活動が20日までに、日本ユネスコ協会連盟の第5回「プロジェクト未来遺産」に選ばれた。滋賀県からは初の登録となった。
 権座のある西の湖や、西の湖と琵琶湖をつなぐ長命寺川はラムサール条約登録の湿地で、一帯は水郷として国の重要文化的景観にも選定されている。
 同市白王町の農家ら180人でつくる「権座・水郷を守り育てる会」は、権座にある1・5ヘクタールの水田で酒米を育て、会員の酒造会社が日本酒「權座」を生産している。また、農作業体験や収穫祭を実施し、魚が湖から水田へ上がって産卵できる魚道も設置した。こうした地域における農業経営の手法と景観保全活動が評価された。
 同会の東房男会長(68)は「権座は水郷景観のシンボル。今回の登録を大きな励みにして、さらに活動を展開していきたい」と話している。
 未来遺産には、小学校や市民が葵祭に欠かせないフタバアオイを育てる「葵プロジェクト」(京都市)など、今回新たに登録された10件を含め、全国から49件が登録されている。

■来春の花粉は全国的に少なめ 例年の半分以下の地域も(47NEWS)
 環境省は20日、来年春のスギとヒノキの花粉飛散量は、今年春と比べて全国的に少なくなるとの予測を発表した。過去10年間を平均した例年の値と比べても、北海道と四国、九州の一部を除いて少なく、半分以下の地域もあるとしている。
 今年の夏は日照時間が長く、花粉を飛ばす雄花が来年春に多くなりやすい気象条件だった。しかし、今年春に実が多くできた影響で雄花が形成されにくく、花粉飛散量は少ないと予測される。
 福島、茨城、新潟、富山、石川、愛知、山口、鳥取の各県の花粉飛散量は、例年の20〜30%台と見積もった。

■ブラックバス 3漁協に漁業権免許 バス頼み脱却も求める(山梨日々新聞社WEB版Miljan)
 今月31日で10年に1度の内水面漁業権免許が期間満了になるのに伴い、県は19日、県内18漁協・漁協連合会に来年1月1日から10年間の新規免許を交付した。河口湖、山中湖、西湖の3漁協に対しては、引き続き外来魚オオクチバス(ブラックバス)の漁業権を認めた上で、将来的にバスに頼らない漁場管理をするよう求めた。
 甲府・県防災新館で新規免許状の交付式が行われ、各漁協の代表者ら約40人が出席。山里直志県農政部長が免許状を手渡した。県は、オオクチバスの漁業権を認めた3漁協に対し、将来的にバスの免許をなくすため、留意事項として(1)放流量の削減(2)代替魚種の育成(3)取り組み状況の報告−などを求めた。
 山中湖漁協の羽田金祝組合長は交付式後の取材に「県の指導に従いながら、オオクチバスの放流量を段階的に減らし、10年後にはバスに頼らない漁場管理を実現したい」と話した。
 免許切り替えに当たっては、生態系への悪影響が問題視されるオオクチバスの漁業権が焦点となったが、県は内水面漁場管理委員会の答申を踏まえ、8月にバスの放流継続を認める漁場計画を決めた。
 2005年に施行された外来生物法は、オオクチバスの放流を禁止している。しかし富士五湖の3湖と神奈川県の芦ノ湖では、法施行前から地元漁協が漁業権を持っていたため、特例措置として3漁協に放流が認められてきた。

13/12/19

■放射性木材チップ 撤去の業者変更(滋賀報知新聞ネット版)
=県会常任委で不信感=
◇全県
 放射性物質を含む大量の木材チップが鴨川河口(高島市)の河川敷に放置されていた問題で、当初は撤去・処分を投棄に関係した業者が実施する予定だったが、別の業者に変更されたことについて、県はこのほど、県議会の政策・土木常任委員会に報告した。計画では来年一月末までに撤去・処分することになっている。  
 質疑では、「業者が自主的に撤去を申し出たのは、摘発を免れたいという動機が感じられる。さらに、なぜ第三者の業者が出てきたのかが理解できない。どのような経緯で変更したのか」などと委員がただすと、県は「経緯は実行者側の求めで差し控えたい」との一点張りだった。
 数千万円かかるとされる撤去費用は、撤去を申し出た業者側の負担で、県に負担はない。「何千万もかかるのに業者がボランティアですることにメリットはあるのか」と問うと、県は「実行者の事情でそういう形になった」と述べるにとどまった。

13/12/18

■ガソリン価格、レギュラー157.7円…前週比0.2円高で3週連続上昇(Responce)
資源エネルギー庁が12月18日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、12月16日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり157.7円となり、前週から0.2円上昇した。レギュラーガソリンの価格上昇は3週連続。
地域別では、北海道で0.8円、四国で0.4円、九州・沖縄で0.3円、関東と中部で0.2円上昇。中国では0.1円下落。東北と近畿は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは168.5円、軽油は138.4円、いずれも0.2円上昇した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、12月18日のレギュラーガソリンの全国平均価格は149.8円/リットル、ハイオクは160.3円/リットル、軽油は128.4円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■河北潟のシンボル危機 野鳥チュウヒ(北國新聞ネット版)
 河北潟のシンボルである国指定絶滅危惧TB類の野鳥「チュウヒ」が、同潟から姿を消 そうとしている。39年前に本州で初めて繁殖が確認されて以来、国内屈指の繁殖地だっ たが、近年は巣作りに必要な水辺のヨシが減り、生息数は約30年前の100羽から、十 数羽に激減した。チュウヒが餌とするネズミが増える恐れもあり、専門家は生態系バラン スが崩れる可能性を指摘している。
 タカの仲間であるチュウヒは成鳥の全長が約50センチで、河北潟干拓地では1974 年に本州で初めて繁殖が確認された。79年にはひな鳥を含めて約100羽が生息してい たが、干拓地への入植が進んだ80年代以降は、潟の湖畔に繁殖地を移し、生息数は減少 の一途をたどっていた。3年前には一度、ひなの誕生が確認できない事態となった。
 NPO法人「河北潟湖沼研究所」はチュウヒが減少した理由として、水辺のヨシが減少 したことを挙げる。湖畔の地盤沈下や、河川の浚渫(しゅんせつ)工事で河北潟に流れ込 む土砂が減り、ヨシの生育に適した浅瀬が少なくなって、巣作りのできる群生地も減少し たという。
 同研究所によると、河北潟を訪れる一部のレジャー客もチュウヒの生活を脅かしている 。近年は釣りやレジャーボートの利用者が増え、知らずに巣の近くを訪れてしまい、警戒 心の強いチュウヒが繁殖を断念するケースも増えた。
 40年にわたり河北潟で野鳥の観察を続ける日本鳥類標識協会員の中川富男さん(63 )=かほく市高松=は、ヨシの減少により、チュウヒだけでなく、オオヨシキリやヨシゴ イなど、かつては簡単に観察できた野鳥も姿を消しているという。
 チュウヒが増えると、外敵のいないネズミが増え、作物が荒らされる可能性もあるとし ている。
 同研究所では、河北潟のヨシ再生に向けて、試験的に浅瀬を整備するなど対策に取り組 んでいる。中川さんは「チュウヒは河北潟のシンボル。ほかの鳥も含め、保護に向けてヨ シの再生が必要だ」としている。

■琵琶湖博物館:リニューアル 世界初のアクアリウムも 開館17年目、県が素案公表(毎日jp滋賀)
 開館17年目を迎え、来館者が減少している県立琵琶湖博物館(草津市)の常設展示をほぼ全面的に見直そうと、県は16日の県議会環境・農水委員会で、リニューアルの基本計画の素案を発表した。
 県によると、同館の常設展示は1996年の開館以来ほぼ同じ。来館者数は97年度がピーク(約97万人)で昨年度は約36万人。新たな魅力の発信で来館者を増やし、外来生物の増加など近年の課題を理解するための内容に見直すという。
 総事業費は20億〜30億円と試算。実施終了時期は3段階に分かれる。1期目は開館20年となる16年度の予定。顕微鏡や上映装置を通して琵琶湖に生息するプランクトンなどを生きた状態で観察するドーム型水族展示「マイクロアクアリウム」を設置する。世界初の手法だという。
 2期目は18年度、3期目は20年度の予定。琵琶湖を一望できる空中散歩道などを新設する「樹冠トレイル」を計画。琵琶湖の400万年の歴史を自然環境の変化や森林との関わりなどと共に紹介する。県は3期目まで約25億円で整備した場合の来館者数を約58万5000人と予測している。【加藤明子】

13/12/17

■桜並木保全へ長浜市が10年計画 ソメイヨシノ病害で対策(京都新聞電子版)
 桜並木の名所として知られる滋賀県長浜市の奥琵琶湖パークウェイ(18・8キロ)など西浅井地区のソメイヨシノの多くが、枝に花芽が付かなくなるてんぐ巣病にかかっているため、同市は12月から、10年計画でてんぐ巣病の枝の除去に着手した。2017年度以降は、重症のてんぐ巣病の桜を伐採し、エドヒガンなどへの植え替えも行い、美しい桜並木を守る。
 同地区の湖岸沿いの桜並木は、同パークウェイが県営有料道路として開通した1971年ごろに植樹された。樹齢は40年以上で、まだ20〜40年は美しい花が咲くという。
 海津大崎から大浦、菅浦地域の琵琶湖沿いを通り、奥琵琶湖パークウェイ出口ゲートまでの22キロの道路沿いに桜3170本がある。2011年4月から一本一本を調査し、うち2616本を占めるソメイヨシノの77%にあたる2016本がてんぐ巣病にかかっていることが判明した。
 てんぐ巣病は、ソメイヨシノだけに集中して発生する。小枝がほうき状に伸びる伝染病で、花芽が付かなくなり、木が衰弱し、放置すると枯れてしまう。そのため枝を除去する必要があるという。
 同市は10月に桜並木保全計画を作成。計画では、12月から15年度までに海津大崎から同パークウェイつづら尾崎展望台までの約14キロ区間の枝を除去する。残りの同展望台から出口ゲートまでの区間は続く6年間で除去するが、同区間のソメイヨシノは、89〜96%がてんぐ巣病にかかっているため、重症の木は伐採し、てんぐ巣病に強い、エドヒガンやヤマザクラに植え替える予定だ。
 調査を行った同市職員の森林レンジャー橋本勘さん(38)は「ソメイヨシノの寿命は、人間と同じなので、働き盛りの40代のソメイヨシノを守りたい」と話していた。

■設置・運営は京セラに 滋賀最大規模の帰帆島メガソーラー(京都新聞電子版)
 滋賀県が公募していた、矢橋帰帆島(草津市矢橋町)に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を設置・運営する事業者が、京セラと京セラTCLソーラーに決まり、県と両社が16日、大津市の県公館で基本協定を締結した。県内最大規模の太陽光発電施設で、2015年に発電を開始する予定。
 県が今年10月、未利用地の有効活用策として事業者を募り、8件の企画提案から両社の共同案が選ばれた。
 計画では、湖南中部浄化センターがある矢橋帰帆島の南西側約9・9ヘクタールの県有地を借りて施設を整備する。京セラ製の太陽光発電用パネル約3万4千枚を設置する。
 年間発電量は、一般家庭2千世帯の年間電力消費量に相当する約850万キロワット時で、電力会社に売電する。災害に備えた非常用電源にも活用する方針。来年8月に着工予定という。発電事業での土地の使用期限は20年間。
 締結式では、嘉田由紀子知事と京セラの前田辰巳副会長、京セラTCLソーラーの中島弘一代表社員が協定書を交わした。前田副会長は「展望台も作り、子どもたちの環境学習に生かしたい」と話した。

13/12/16

■環境に配慮して低燃費 観光船「Kirari」就航(滋賀報知新聞ネット版)
=近江トラベル=
◇彦根
 近江鉄道グループの近江トラベル(本社・彦根市)は、二十一日から環境に配慮した低燃費の観光船「Kirari(きらり)」(全長二十五メートル、定員百八十八人)を就航させる。
 この観光船は、同社の観光船「ニューわかあゆ」を全面改装したもの。環境に配慮した国産の新型エンジンに積み替えたことにより、彦根港〜竹生島間の往復の燃費が、二百リットルから百四十リットルへと、約三〇%向上する。
 デザインも琵琶湖にマッチしたブルーを基調に爽快感のあるイメージに改装。「Kirari」の船名は、近江鉄道グループの社員から募集したところ、将来に向かって「キラリ」と輝けるようにと名付けられた。
 今後の運航は、同社の彦根港〜竹生島の定期航路のほか、イベント船として海津大崎の花見クルーズや、貸切船として活用する。

13/12/15

■放射性チップ撤去開始 高島(YomiuriOnLine滋賀)
◆投棄無関係の業者に変更
 高島市の鴨川河川敷に放置されていた放射性セシウムを含む大量の木材チップについて、14日から撤去作業が始まった。県が高島市に示した計画では当初、投棄に関与した業者が自主的に撤去する予定だったが、別の業者に変更され、県の立ち会いの下、河川敷に積まれた状況などを確認した。来年1月末までに約390立方メートルの全量を撤去する予定に変更はないとしている。
 県によると、投棄に関与した業者が今月になって辞退を申し出たが、投棄とは無関係の別の県外業者から、作業を引き受けると申し入れてきたという。
 この日は午後3時頃、業者の現場責任者と作業員が放置されている現場に到着。約1時間、シートで覆われたチップの状態などを見て回った。16日から重機の搬入などが始まり、今月下旬から本格的に撤去が行われる予定。
 周辺では、地元住民らも作業を見守り、近くの福祉施設の男性職員(54)は「いつ始まるかと待っていた。ただ、業者が急に代わり、1月末までという約束などもちゃんと守られるのか少し心配だ」と話していた。

■彦根で初雪 長浜は積雪28センチ(ChunichiWeb滋賀)
 県内は十四日、冬型の気圧配置が強まり、県北部の山沿いを中心に雪が降った。
 彦根地方気象台によると、彦根市で初雪を観測。長浜市余呉町柳ケ瀬では同日午前五時に二十八センチの積雪があった。彦根の初雪は平年より一日遅く、昨年より五日遅かった。
 最低気温は東近江市で氷点下二度となり、今季最低。このほか大津市南小松で〇・五度、彦根市で一・三度を観測し、一月上旬〜中旬並みの冷え込みとなった。
 十五日も引き続き雪の降りやすい天気になるが、十六日には冬型の気圧配置が緩むという。(辻井勇太)

■琵琶湖疏水に観光船…京都、大津市が検討(YomiuriOnLine)
 京都市と大津市が、両市の間を通る琵琶湖疏水(そすい)の第1疏水で、観光船を運航する計画を検討している。14日には、両市長が試乗船で約7・8キロのルートを視察した。
 1890年(明治23年)完成の第1疏水は、遷都で衰退する京都の産業振興を図ろうと建設。日本初の商業用水力発電所が、工業生産や電気鉄道を支えた。沿岸は桜や紅葉の名所として知られ、現在は京都市上下水道局が管理している。
 1951年まで物資の運搬船が運航しており、越直美・大津市長が、観光資源としての活用を門川大作・京都市長に提案。両市と観光関係団体で、実現に向けた検討チームを来年1月に発足させることにした。
 この日、両市長は大津市の取水場付近から京都市山科区の船だまりまで、約1時間かけて下った。
 ルートの半分が明治〜昭和初期に建設されたトンネルで、耐震性や構造物の落下防止など安全性の確保が課題のほか、トンネル内に生息するコウモリや虫への対処も必要という。
 視察後、門川市長は「長い歴史を実感できた。実現のハードルは高いが、観光活用の可能性はある」、越市長は「トンネルをくぐる度に変わる景色に感動した。船下りをぜひ復活させたい」と語った。

13/12/14

■産卵数、昨年の6・4倍 滋賀県、今年の琵琶湖アユ調査(京都新聞電子版)
 昨年に産卵数が極端に減った琵琶湖のアユについて、滋賀県は13日、今年は産卵が平年より早く、昨年の産卵数の6・4倍を確認したことを明らかにした。平年の産卵数には戻っていないものの、養殖用の稚アユ(ヒウオ)漁も順調で、琵琶湖を代表する水産資源は回復傾向にある。
 県水産課によると、琵琶湖に流入する11河川で行った調査で、今年は45・1億粒の産卵を確認した。平年値の4割にとどまるが、餌のプランクトン不足などでわずか7億粒にとどまった昨年を大きく上回った。
 今年の産卵は8月下旬に始まり、平年より10日〜半月早い9月中旬にピークを迎えた。同課は「8月下旬以降の雨で水温が下がり、アユが河川に遡上(そじょう)して産卵しやすい条件ができた」と推測する。
 9月中旬の台風18号では琵琶湖や河川が増水したが、同課は「卵の流失などの影響は大きくなかった」と説明する。
 養殖用の稚アユ漁は12月1日から漁を始めた2009年以降では最も早く、養殖業者が発注した計約27・5トンを5日間で捕り終えた。昨年は約26・8トンを確保するのに21日間かかっていた。県は、河川から琵琶湖へ下ったアユは128億匹で、平年の52%とみている。

■計画外の業者が撤去へ 木材チップ放置問題(ChunichiWeb滋賀)
 高島市安曇川町の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置されている問題で、県は十三日、放置に関わったとされ県に原状回復計画書を出していた関係業者による撤去が困難になったとして、別の県外業者が撤去することになったと発表した。放置に関わった業者との関係や請け負った経緯、費用負担などは「一切明らかにできない」としている。当初計画では十四日までに大型土のう袋への収容に着手するとしていた。
 計画の変更は「この日夕方に決まった」(県担当者)と説明。代わりの業者が十四日に現地で準備作業に着手し、月曜日から土曜日の午前八時〜午後五時まで作業するという。
 報道各社の取材に応じた琵琶湖環境部の担当者は、当初の関係者が実施しないことになった理由や、代わりの業者が名乗りを挙げた経緯などについて「相手方との関係で一切明らかにできない」と繰り返した。
 費用負担については「明らかにできないが県が負担するようなことはない」とし、当初計画と同様、来年一月末までに撤去が進むとの見通しを示した。
 十三日あった県議会政策・土木交通委員会(小寺裕雄委員長)では、着手期限一日前となっても手付かずの状態と県から報告され、委員から「予想通りの事態だ」などの声が漏れていた。
 こうした事態に地元高島市の市民団体「見張り番滋賀」の沢忠起代表は「十二月の第二週に着手と言っていたが、帳尻合わせをしているようだ。発覚時の対応から問題を真摯(しんし)に受け止めて解決する姿勢が見られない。行政への県民の信頼を損なうような対応で、あきれてものが言えない」と批判した。(井上靖史、安永陽祐)

13/12/13

■高島汚染チップ、別業者が14日撤去着手へ(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染されたチップが放置されている問題で、滋賀県は13日、当初撤去を予定していた企業が計画を撤回し、申し出があった別の企業が撤去すると発表した。企業名や経過は「相手との約束で公開できない」とした。作業は14日に始まり、当初計画と同じく来年1月末には終える予定という。
 5日に県が発表した計画では、問題に関与した人物の関係企業が12月第2週に作業を始め、県外の産業廃棄物処理施設で処理されるとしていた。13日午後の県議会政策・土木交通常任委員会でもこの計画が報告された。
 同委員会が終わった同日夜、県は新たな企業が14日から準備作業を始めると発表した。県琵琶湖環境部の堺井拡部長は取材に対し、「(当初計画の企業は)5日の発表後にやりにくくなったような感触を持った」と述べたが、具体的な撤回の理由は示さなかった。
 県は新たな企業とも事前調整した上で13日夕方に正式に計画書類を受理した。新計画でも県外の廃棄物処理施設で処理され、手順やスケジュールに大きな違いはないという。

■琵琶湖疏水:観光船の運航計画 7.8キロ桜・紅葉の名所(毎日jp滋賀)
◇大津市と京都市が検討
 琵琶湖の水を京都に送る「琵琶湖疏水」で、小型の観光船を運航する計画を大津市と京都市が検討している。14日には越直美・大津市長と門川大作・京都市長が実際に船に乗ってコースを視察する予定。安全性などの課題を解決できれば、新たな観光資源として売り出す。
 琵琶湖疏水は飲料水の供給、水力発電などを目的に1890(明治23)年に完成した水路で、総延長は30キロ以上。1951(昭和26)年9月までは船が客や貨物を運んでいたが、鉄道開通の影響を受けて廃止された。2007年には国の近代化産業遺産に登録された。
 今回、観光船の導入が検討されているのは、琵琶湖疏水のうち大津市の取水口から京都・蹴上(けあげ)までの約7.8キロ。ただ、通過に20〜30分かかる約2.4キロのトンネルがあり、客の安全対策のほか、生息するコウモリへの対処も必要になる。水を飲料水として使っている京都市民への配慮や、採算性の見極めも考慮しなければならず、大津市観光振興課によると87年にも計画が持ち上がったが、実現が見送られた経緯がある。
 京都を訪れる年間約5000万人の観光客を呼び寄せようと、大津市が京都市に呼び掛けた。両市は来月、観光担当者や京都市上下水道局でつくる検討チームを設置し、課題について話し合う。大津市観光振興課は「疏水の脇には桜や紅葉の名所も多い。実現に向けてはハードルが多いが、観光の目玉にしたい」と話している。【石川勝義】

■ロックフェス収益、滋賀県と草津市に寄付 観光大使の西川さん(京都新聞電子版)
 滋賀ふるさと観光大使の歌手西川貴教さんが12日、9月に草津市で開いた「イナズマロックフェス」の収益金の一部などを県と草津市に寄付した。
 西川さんは大津市の県公館で、嘉田由紀子知事に収益金の一部と出演者のチャリティーオークションで集めた計342万円の目録を手渡した。琵琶湖の環境保全に使われる。草津市役所も訪れ、橋川渉市長に50万円の目録を渡した。
 イナズマロックフェスは西川さんが呼びかけて2009年から毎年開催している。5回目の今年は5万人が集まった。寄付は5年連続で、西川さんは「皆さんの力が大きな形になったのがロックフェス。続けていきたい」と話した。

■県と草津に390万円寄付 西川貴教さん、フェス収益(ChunichiWeb滋賀)
 滋賀ふるさと観光大使でミュージシャンの西川貴教さん(43)=彦根市出身、野洲市育ち=が十二日、今年九月に草津市の烏丸半島で開いた「イナズマロックフェス2013」の収益金の一部とチャリティーオークションの売上金計三百四十二万円を県に、五十万円を草津市に寄付した。
 フェスは琵琶湖の環境保全と地域振興を掲げて二〇〇九年から毎年開催しており、今年は二日間で計五万人が来場した。西川さんはこの日、大津市の県公館で嘉田由紀子知事と面会し「皆さんの少しずつの力が大きな形になる」と話し、知事に目録を手渡した。その後、草津市役所で橋川渉市長とも面会した。寄付は五回目。琵琶湖の環境保全などに役立てられる。(井上靖史)

■琵琶湖保全に342万円 西川貴教さん寄付(YomiuriOnLine滋賀)
◆ロックフェス収益の一部 米作りで縁 湖南農高も訪問
 県出身のミュージシャンで、「滋賀ふるさと観光大使」を務める西川貴教さん(43)が12日、県庁などを訪れ、今年9月に開かれた西川さん主宰の野外音楽イベント「イナズマロックフェス2013」の収益の一部を「琵琶湖の保全に役立てて」と寄付した。
 フェスは2009年に始まり、今年は草津市の会場に過去最多の約5万人を集めた。西川さんはチケット代、出演アーティストによるチャリティーオークションの収益から「マザーレイク滋賀応援基金」に計約342万円を寄付し、目録を嘉田知事に手渡した。
 西川さんは「今年は台風18号の1週間後。実家近くの駅も水につかったと聞き、水の豊かさだけでなく脅威も考えて生活しなければと思った」と語った。
 今年のフェスから西川さんは、全国から集まるファンに向け、会場内で近江米をPR。県立湖南農高(草津市)の生徒10人にコシヒカリを栽培してもらい、会場で「イナズマロックカレー」として販売した縁で、同高を訪れた。
 突然の来訪に生徒たちから歓声が上がる中、西川さんは「来年もよろしくお願いします」とお礼を述べた。3年小西英里さん(18)は「まさかご本人が来てくれるなんて。頑張ってお米を育てた甲斐がありました」と喜んでいた。
 西川さんはこの日、草津市にも50万円を贈った。

■イナズマフェス収益の一部寄付 西川貴教さん(asahi.com滋賀)
 滋賀ふるさと観光大使を務める西川貴教さん(43)が12日、県庁で嘉田由紀子知事と面会し、草津市で9月に開かれた野外音楽イベント「イナズマロックフェス」の収益金から250万円と、チャリティーオークションの売上金92万5207円を県に寄付した。
 同フェスは2009年から「琵琶湖の水を守ろう」をテーマに毎年開催されており、今年は県内外から約5万人が訪れた。
 県出身の西川さんは「みなさんの力でつくってきたフェス。県のお祭りとして、できる限り長く続けていきたい」と話した。

13/12/12

■自然環境保全:ボランティアら、ヨシ刈り−−東近江・伊庭内湖岸(毎日jp滋賀)
 鳥や魚がすみやすい自然環境を保全しようと、東近江市伊庭(いば)町名古にある伊庭内湖岸のヨシ群生地(通称・大風呂)で7日、周辺自治会やボランティアらがヨシ刈りを行った。伊庭の里湖(さとうみ)協議会の呼びかけで、地元自治会や企業のボランティアら約230人が参加、約3時間かけて2ヘクタールのヨシを刈り取った。
 ヨシ刈りは水質浄化に役立つヨシの新芽の成長を促すのが狙い。今年で5回目。参加した人たちは凍えるような寒さの中、足場の悪い湿地帯で背丈の倍以上に伸びたヨシを鎌で次々と刈り取り、束ねて円すい状に立てかけた。刈り取ったヨシは再生紙などに利用される。
 彦根市正法寺町、会社員、山口恵美さん(39)は「エコにも役立つというので、小2の長男と小1の長女と3人で初めて参加しました。慣れないのでちょっと難しいが、楽しいし、良い運動になります」と会社の仲間17人と額に汗を流していた。【斎藤和夫】

13/12/11

■ガソリン価格、レギュラー157.5円…前週比0.5円高(Responce)
資源エネルギー庁が12月11日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、12月9日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり157.5円となり、前週から0.5円上昇した。レギュラーガソリンの価格上昇は2週連続。
地域別では、北海道で2.2円、関東で0.8円、中部で0.7円、東北で0.4円、中国と近畿、四国、九州・沖縄で0.3円、全地域で上昇した。
ハイオクガソリンは0.6円上がって168.3円、軽油は0.7円上がって138.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、12月11日のレギュラーガソリンの全国平均価格は148.9円/リットル、ハイオクは159.0円/リットル、軽油は128.6円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。 e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■冬空一瞬の静けさ 滋賀県内各地で強風や時雨(京都新聞電子版)
 滋賀県内は10日、冬型の気圧配置の影響で、強風や時雨に見舞われる荒れた一日となった。大津市内では午後に晴れ間ものぞき、琵琶湖をまたぐ大きな虹が現れた。
 この日は県内各地で雲が広がり、北西の風が強く吹いた。彦根地方気象台によると、午後6時までの最大風速は大津市南小松で14・4メートル、高島市今津町で12・5メートルと、いずれも12月の観測史上最大を記録した。
 大津市打出浜の琵琶湖岸では、雨雲が通り過ぎた直後の青空に、大きな虹のアーチが北側にかかるのが見えた。琵琶湖の東西をまたぐ鮮やかな七色の懸け橋に、散歩中の人たちが足を止めて見入っていた。

■別称「エイリアン」、県が駆除する琵琶湖の水草(YomiuriOnLine)
 滋賀県守山市の琵琶湖岸を中心に繁殖、生息域が拡大している外来種の水草「オオバナミズキンバイ」を駆除するため、県は9日、2014年度にも駆除事業の拡充や生態の解明などに取り組む方針を示した。
 オオバナミズキンバイは北米南部から南米が原産。09年に赤野井湾で群生しているのが見つかり、繁殖のペースが1年で3〜4倍と異常に早く、他の在来種や外来種の水草を駆逐して生息域を広げることから、関係者の間で「エイリアン」の別称もある。
 発見時に142平方メートルだったが、12年末時点では約130倍の1万8292平方メートルに拡大。ほとんど同湾周辺に固まっているが、湖西の雄琴湾(大津市)でも確認されるようになった。主に守山市のほか、地元のNPOや漁協などがボランティアを募るなどして駆除している。
 県も業者に駆除を委託してきたが、生息域は横ばいで抑えるのが精いっぱいの状態だ。詳しい生態は分かっておらず、このままでは魚介類など湖水域の生態系に影響が広がることが避けられないため、抜本的な対策が必要だと判断した。
 具体的には、環境省の「生物多様性保全推進支援事業」に申請し、14〜16年度の3年間、事業費の半分の補助を受ける。漁協やNPO、地元住民らでつくる協議会を設置して対策をまとめる。県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)も調査に本腰を入れ、機械化による大量駆除や、水草を堆肥にするといったリサイクルが可能かどうかを探る。
 この日の県議会本会議の答弁で、嘉田知事は「早期の根絶に向け、危機感を持って対応する」と述べた。さらに国に対し、輸入や飼育、栽培、保管などが禁止される特定外来生物への指定を要請し、直轄事業として駆除に取り組んでもらうように働き掛けるという。(久米浩之)

13/12/10

■オオバナミズキンバイ:特定外来生物指定へ 琵琶湖で大量繁殖 生態系影響懸念、駆除に本腰−−環境省(毎日jp滋賀)
 琵琶湖で大量繁殖している南米、北米原産の水草「オオバナミズキンバイ」について環境省が特定外来生物に指定する見通しであることが9日分かった。今年度内に専門家会合を開いて生態系への影響などを検討する予定で、指定されれば国が本格的な駆除に乗り出すことになる。【加藤明子】
 同日の県議会一般質問で県が明らかにした。環境省によると、特定外来生物は外来生物のうち、生態系や人の命・身体、農林水産業へ被害を及ぼす可能性がある生物で、現在107種類。飼育・栽培や運搬、野外放出などが規制され、基本的には国が防除する。
 琵琶湖のオオバナミズキンバイは2009年、守山市の赤野井湾で初確認された。熱帯魚などと一緒に流入した可能性がある。繁殖力が強く、3年後には120倍以上(約1万8000平方メートル)に生息範囲が拡大した。
 現在のところ、固有種の植物や魚類の減少などの影響は確認されていないが、ちぎれた茎が漂着して芽を出すため、草刈り機の使用で拡散する恐れがある。現在は臨時職員ら15人が手作業で回収し、焼却処分している。
 県は先月、国への政策提案で特定外来生物指定と、国直轄での防除を要望。国の生物多様性保全推進支援事業に選ばれることを目指し、今年度内に環境保全団体や地元住民、漁協、関係市と協議会を設置する。また、来年度から3年間、琵琶湖環境科学研究センター(大津市)で生態を研究し、効率的な防除の方法を探る方針だ。
 嘉田由紀子知事は本会議で「政策提案では指定と直轄事業の実施に前向きな答えをいただいた。国の事業採択に向け、精いっぱい取り組む」と述べた。【加藤明子】

■JR湖西線、強風で運休 9千人に影響(京都新聞電子版)
 JR湖西線は10日、強風のため堅田−近江塩津駅間で午前11時45分ごろから約4時間にわたって断続的に運転を見合わせた。上下線計37本が運休または部分運休し、東海道線経由で運行した特急「サンダーバード」を含む計61本が最大約3時間5分遅れ、約9千人に影響が出た。

■琵琶湖を“侵略”水草駆除へ オオバナミズキンバイ(YomiuriOnLine滋賀)
◆守山で繁殖 来年度にも国補助受け県と民間対策協議
 守山市の琵琶湖岸を中心に繁殖、生息域が拡大している外来種の水草「オオバナミズキンバイ」を駆除するため、県は9日、2014年度にも駆除事業の拡充や生態の解明などに取り組む方針を示した。(久米浩之)
 オオバナミズキンバイは北米南部から南米が原産。09年に赤野井湾で群生しているのが見つかり、繁殖のペースが1年で3〜4倍と異常に早く、他の在来種や外来種の水草を駆逐して生息域を広げることから、関係者の間で「エイリアン」の別称もある。
 発見時に142平方メートルだったが、12年末時点では約130倍の1万8292平方メートルに拡大。ほとんど同湾周辺に固まっているが、湖西の雄琴湾(大津市)でも確認されるようになった。主に守山市のほか、地元のNPOや漁協などがボランティアを募るなどして駆除している。
 県も業者に駆除を委託してきたが、生息域は横ばいで抑えるのが精いっぱいの状態だ。詳しい生態は分かっておらず、このままでは魚介類など湖水域の生態系に影響が広がることが避けられないため、抜本的な対策が必要だと判断した。
 具体的には、環境省の「生物多様性保全推進支援事業」に申請し、14〜16年度の3年間、事業費の半分の補助を受ける。漁協やNPO、地元住民らでつくる協議会を設置して対策をまとめる。県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)も調査に本腰を入れ、機械化による大量駆除や、水草を堆肥にするといったリサイクルが可能かどうかを探る。
 この日の県議会本会議の答弁で、嘉田知事は「早期の根絶に向け、危機感を持って対応する」と述べた。さらに国に対し、輸入や飼育、栽培、保管などが禁止される特定外来生物への指定を要請し、直轄事業として駆除に取り組んでもらうように働き掛けるという。

13/12/09

■さよなら「世界一」の琵琶湖の大観覧車 次はベトナムで(asahi.com)
 【船崎桜】かつて世界一の高さを誇った琵琶湖畔の大観覧車が先月、姿を消した。バブル末期に造られ、12年前に営業を終えていたが、今年、第二の人生をベトナムで送るため、解体された。その巨体が次第に小さくなる姿を、特別な思いで見詰める人たちがいた。
 「イーゴス108」。1992年春、大津市北部のレジャー施設「びわ湖タワー」内に約12億円をかけて建設された。108メートルの高さは当時世界一。「すごーい」を逆さまにして名付けられた。
 定員6人のゴンドラが64基あり、1周約15分で回った。眼下に広がる琵琶湖と比叡山の山並みの大パノラマが魅力で、開業直後の大型連休には1日1万3500人が乗った。だが、景気の低迷に加え、97年には高さ112・5メートルの天保山大観覧車が大阪市にオープンし、客足は遠ざかり、2001年の閉園とともに営業を終了した。

13/12/05

■セシウム汚染チップ、来週中に撤去開始 高島(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市の鴨川河川敷で放射性セシウムに汚染されたチップが放置されている問題で、滋賀県は5日、関与した人物の関係企業から、撤去して元の状態に戻す計画書が提出され、来週中に作業が始まると発表した。産業廃棄物として県外施設で処理されるという。
 提出されたのは廃棄物処理法に基づく「原状回復計画書」。関係企業から請け負った業者が、県管理の河川敷と隣接する民有地に放置されているチップ(約387立方メートル)をすべて撤去する。
 期間は来週から来年1月末まで。チップを土のう袋に入れ替え、12月第3週から搬出する。現場では県が放射性物質の濃度を確認し、新たに土を入れて整地するとしている。県は作業中、常時2人を配置する。
 関係企業や処理施設について県は「(関与した人物が)非公開を求めている」として具体名を示さず、県外での処理方法も明らかにしなかった。適正に処理されたかどうかは「処理施設の証明を受けたマニフェスト(管理票)で確認する」としている。
 一方、放置に対する法的責任について県は「撤去の手続きとは切り離し、引き続き追及に努力する」とした。
 県は7日に高島市内で住民説明会を開く。福井正明市長は「原状回復までの具体的な計画が示されたことは一定評価できる」としたが、年内の全量撤去要請に対し、年明けまでずれ込む工程などについては「市議会とも協議する」とコメントした。

■井の頭池 水抜き再生(YomiuriOnLine東京23区)
水質浄化と外来魚駆除へ
 よみがえれ、井の頭池――。水質が悪化し外来魚が増えた都立井の頭恩賜公園(三鷹市、武蔵野市)の井の頭池で、いったん池の水を抜いて、池底を天日干ししたり、外来魚を駆除したりする取り組みが始まった。「かいぼり」と呼ばれる事業で、都や地元自治体などは2017年の開園100周年に向けて、「かつてのきれいな池を取り戻したい」と話している。
 事業を行うのは、都や三鷹、武蔵野両市、地元商工団体などでつくる「井の頭恩賜公園100年実行委員会」。06年の発足後、開園100周年に向けた取り組みを検討する中で、井の頭池の再生が大きなテーマとして浮上した。
 都によると、井の頭池はかつて、湧水量が豊富で池底が見えるほどに澄んでいた。しかし、戦後、地下水の大量くみ上げなどが原因で湧水が枯渇。1963年から井戸水が供給されており、現在は8か所から毎日約4000トンの井戸水が送られている。それでも、供給量は昭和初期の湧水量の5分の2程度。池水が神田川に流れ出るまでの滞留時間が長くなり、植物プランクトンが増殖して水中は緑褐色に濁っている。80年代半ばに、池底のヘドロを大部分除去したが効果は限定的だった。
 また、時期は不明だが、オオクチバスやブルーギルといった外来魚が持ち込まれ、モツゴやテナガエビなどの在来種を食べてしまい、池の魚の9割を占めるほどに増えてしまったという。
 今回の事業では、約4万5000平方メートルの井の頭池のうち、弁天池を除く、ボート池とお茶の水池の計約3万4000平方メートルの水を来年1月上旬から抜き、約1か月間天日干しする。池底の土壌に含まれる汚染原因の窒素が気化する効果があるという。
 加えて、水位が下がったところで魚を捕獲、在来魚はいったん保護し、外来魚は駆除する。生態系を回復させるため、水草を植え付ける場所も設置する。
 今月2日には、弁天池とボート池の間を鋼矢板で閉鎖する工事が始まった。年明けから、ボート池とお茶の水池への井戸水の供給を止め、大型ポンプ5台を使って水を抜く。事業は、花見シーズンを迎える来年3月までにいったん終了するが、15、17年度にも全域で同様の事業を行う予定だ。

13/12/04

■ガソリン価格、レギュラー157.0円…前週比0.1円高、6週間ぶりに上昇(Responce)
資源エネルギー庁が12月4日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、12月2日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり157.0円となり、前週から0.1円上昇した。レギュラーガソリンの価格上昇は6週間ぶり。
地域別では、中部で0.6円、関東と中国で0.2円、東北で0.1円上昇。一方、北海道は0.4円、九州・沖縄は0.2円下落。近畿と四国は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは0.1円上がって167.7円、軽油は0.3円上がって137.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、12月4日のレギュラーガソリンの全国平均価格は147.9円/リットル、ハイオクは159.7円/リットル、軽油は127.2円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。 e燃費 URL http://e-nenpi.com/

13/12/01

■熱気球琵琶湖横断:初冬の湖岸、空中散歩 35基、きょう再挑戦−−高島(毎日jp滋賀)
 初冬の湖岸にふわり、熱気球−−。日本気球連盟公認の「第37回熱気球琵琶湖横断」(実行委主催、県など後援)が30日、高島市安曇川町で開かれた。この朝は上空の風向きが横断に向かず、気球チームは湖岸の田園地帯の空中散歩を楽しんだ。1日朝に再挑戦する。
 実行委によると、同大会は北海道十勝北部の上士幌(かみしほろ)町での大会に次ぐ歴史を誇る。琵琶湖横断は、近江白浜湖岸を離陸して湖上空を飛行。南東約15キロの東近江市の能登川地区を目指す予定だった。
 今年は近畿を中心に北海道から佐賀県まで計35基と、過去最大級の熱気球チームがエントリー。湖岸飛行に切り替えられたため、チームは冬枯れの田園地帯で風任せの“遊覧飛行”を満喫していた。【塚原和俊】

■圧巻、熱気球競技会に35チーム 高島(ChunichiWeb滋賀)
 高島市安曇川町で30日、第37回熱気球琵琶湖横断が始まり、色とりどりの気球が空を舞った。
 初日は風が弱く、対岸の東近江市への横断は中止。上空から地上へ砂袋を落とす正確さを競う競技があった。県内外の35チームが参加し、田んぼに設けられた目標点に向けて、風を読みながら1〜2キロにわたり空を遊覧し、狙いを定めて砂袋を落としていた。風に流され、目標とする田んぼに近づくのに苦労するチームもあった。
 あちこちから一斉に気球が上昇すると、見物人から歓声が上がっていた。岐阜県関ケ原町から訪れた小松実男さん(74)は「圧巻のひと言。朝早くから待ったかいがあった」と笑顔だった。1日も行われる予定。(中森麻未)

■空中散歩、風まかせ 滋賀・琵琶湖横断大会に37基(asahi.com滋賀)
 熱気球の琵琶湖横断大会が11月30日、高島市安曇川町の近江白浜水泳場であった。37回を迎えたこの大会も年々参加数が増え、今年は北海道や佐賀県など全国から37基が集まった。
 夜明けとともに近江八幡市方向の空に飛び立つ予定だったが、風の状態が思わしくなくて、近くの田んぼに設けられた目印に向けて飛ぶことにした。風まかせの大会では、珍しくない変更とあって、参加者はのんびりと空中散歩を楽しんでいた。大会は1日も行われる。

←Before          スクラップブックバックナンバー          Next→