琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。
琵琶湖の湖底から
(2014/02)
14/02/28
■滋賀県、検査用土壌を採取 汚染チップ放置現場を公開(京都新聞電子版)
滋賀県高島市の鴨川河川敷に放置されていた放射性セシウムを含む木材チップが業者により全て搬出されたのを受け、滋賀県は28日、地元住民に現場を公開し、放射性物質の濃度を検査するため地面の土壌を採取した。
地元の4地区の区長ら9人と高島市職員3人が立ち会った。チップが敷き詰められていた河川敷の通路や大型土のうが並んでいた範囲で、住民の要望を聞きながら10カ所を選び、県の担当者が約500グラムずつ袋に入れた。検査結果は3日に公表される。
作業終了後、下小川区の伊原芳昭区長(65)は「一部の農家には風評被害も出ていたので、チップが見えなくなり少し安心した」と話した。現場の対岸に住む山田清行さん(60)は「対岸など周囲も放射能の飛散や汚染がないか調査してほしい。現場だけ調べて安全といわれても受け入れ難い」と語った。
県は現場が公開できるかを判断するため、今回の作業に先立って2月23、26日に土壌の放射性セシウムの濃度と空間線量を測定した。土壌は25カ所の最大値が1キロ当たり19ベクレルで、原子炉等規制法で放射性廃棄物として扱われる基準の100ベクレルを下回った。空間線量は43カ所の最大値が0・13マイクロシーベルトで、高島市内の周辺地域と同程度だった。
■琵琶湖博物館で「春のプレミアムレストラン」―夜の水族とコンサートも(びわ湖大津経済新聞)
琵琶湖博物館(草津市下物町、TEL 077-568-4811)は3月14日・15日、「春のプレミアムレストラン」を初開催する。
同企画は、びわ湖を眺望できる吹き抜けのアトリウム空間を貸し切り、夜の水族を見ながら散策できるミニツアーと、バロック音楽の生演奏を聴きながらびわ湖の恵みの幸をふんだんに味わえる創作フレンチのコースメニューをセットにしたもの。
食材は「びわ湖の宝石」とも呼ばれるビワマス、なかなか味わうことのできないプリプリした甘い食感の新鮮イワトコナマズ、朽木で狩猟された鹿肉の最高級ローストのほか、定番の近江牛、コアユやヒウオ、シジミごはん、ふなずし、ホンモロコ、香り高くまろやかな朝宮産紅茶、近江米の米粉パン、地元新鮮野菜など。
「普段頑張って働く大人の方を対象にした特別企画。滋賀にある豊かですてきな贈り物を当館ならではの空間と時間の中でたっぷりと味わってもらえれば」と同館交流担当の加藤理さん。
開催時間は19時〜21時。料金は8,000円。対象は20歳以上で、定員は40人。申し込み締め切りは3月9日。予約・問い合わせは同館まで。
14/02/27
■高島河川敷の汚染チップ撤去完了 知事答弁、近く覆土も(京都新聞電子版)
滋賀県高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で、滋賀県の嘉田由紀子知事は27日の県議会答弁で、県外の業者が行っていたチップの撤去が26日に完了したことを明らかにした。原状回復工事の最後の作業となる覆土・整地が来週中に終わるとの見通しも示した。
答弁で嘉田知事は「26日に撤去・搬出作業が終了した。来週中には計画実行者(県外業者)による覆土・整地作業を行い、全作業を終える」と述べた。
県は昨年12月から、河川敷に敷き詰められたり大型土のうに入れられていたチップを現場から撤去し、後ですき取った周辺土壌も合わせて県外の廃棄物処理施設に運ぶ作業を行っていた。搬出したチップと周辺土壌は大型土のう(約1立方メートル)計527袋に達した。施設の場所は今回も明らかにしなかった。
撤去後の地面のセシウム濃度を測るため、県は28日に土壌を約10検体採取する。高島市職員と地元の区長4人などが立ち会う。3月3日に検体の濃度測定を行い、異常がなければ、すぐに覆土と整地を行う。
県は整地後の空間線量のほか、鴨川の水と魚、水道水の放射性セシウム濃度を数カ月間測る予定。高島市議会が求めている「安全宣言」をいつ行うかは未定としている。
■近畿自動車道「すさみ―串本」着工にめど(紀伊民報AGARA)
国土交通省は25日、2014年度に新規事業化する候補を発表した。和歌山県関連では、近畿自動車道紀勢線すさみ―串本間(19・2キロ)の建設が入った。知事から意見を聞いたり大学教授らでつくる委員会で審議したりして、事業を始めるかどうかを決める。
すさみ町江住から串本町サンゴ台まで、片側1車線(幅員3・5メートル)の道路を建設する計画。総事業費は約710億円。この区間を含む、すさみ―太地間(約38キロ)のルート計画はすでにできていた。委員会は3月末までに結論を出し、国交省が公表する。
紀伊民報の取材に、すさみ町の岩田勉町長は「これまでの運動が実ってうれしい。これを励みに、太地町までについてもできるだけ早く事業化されるよう今後も運動を続けていきたい」、串本町の田嶋勝正町長は「新規事業化の候補箇所に選ばれたのは大変うれしい。しかし、約38キロ間が一気に事業化されるのを求めてきたので、すさみ―串本間の19・2キロ間ということに関しては残念な気持ちもある。高速道路は地域にとって、命の道としての役割や経済効果が絶大なものがあると感じている。最終決定が待ち遠しい」と話している。
国が新しい公共事業を始める時は、予算を付ける前に計画が妥当かどうかを有識者が評価することになっている。
国交省によると、すさみ―串本の道路以外に全国で道路関係8件、港湾5件、海岸2件、河川1件の16の整備事業が候補になっている。
■14年度、最大で332億円 高速道「田辺―すさみ」建設費(紀伊民報AGARA)
国土交通省近畿地方整備局は25日、国の2014年度予算に関連した事業計画予定を発表した。15年度の供用開始を予定している近畿自動車道紀勢線田辺―すさみ間(38キロ)建設事業には298億〜332億円を計上する。
同じ15年度の開通を目指す那智勝浦道路(新宮市―那智勝浦町15・2キロ、一部開通済み)の事業には61億〜68億円を付ける。このほか、11年9月の台風12号豪雨災害からの復旧事業や国道42号の歩道整備事業などの予算も計上する。
国の14年度予算案は、国会で審議中。13年度は補正予算も合わせると、田辺―すさみ間の紀勢線事業に398億円、那智勝浦道路の事業に82億円を計上している。
■「熊野道路」評価手続きを開始 近畿道紀勢線(ChunichiWeb三重)
紀伊半島の海岸沿いを通る近畿自動車道紀勢線で、未整備区間の熊野市大泊町−久生屋(くしや)町間が、六・七キロの「熊野道路」として事業化される見通しとなった。国土交通省が二十五日、事業化の前提となる評価手続きを開始すると公表した。
国交省や県によると、紀勢線の未整備区間の新規事業化は一二年度の熊野尾鷲道路(第二期)、一三年度の新宮紀宝道路に続き三年連続。
熊野道路は、熊野大泊インターチェンジ(IC)で尾鷲方面の熊野尾鷲道路に接続し、久生屋町側には出口となる「熊野IC(仮称)」が新設される。
県によると、紀勢線は国道42号に代わる東紀州地域の新たな幹線道路として、災害時の「命の道」の役割が期待されている。鈴木英敬知事は「熊野古道世界遺産登録十周年を迎える地元にとって朗報。残る未整備区間の事業化も国へ働きかけたい」とコメントした。(安藤孝憲)
■「国と歩調を合わせて動き出す時」自民が知事選に擁立を決めた小鑓氏に聞く(滋賀報知新聞ネット版)
=物流と観光に注力すべき エネルギーは多様性の確保を=
◇全県
六月十九日告示、七月六日投開票の日程が予定されている県知事選に向けて、自民党県連(上野賢一郎会長)は経済産業省出身で内閣官房日本経済再生総合事務局長の小鑓隆史氏(47)を擁立する方針を固めた。そこで二十一日、まだ正式表明していない小鑓氏を霞が関に訪ねて、滋賀県の課題などを聞いた。(石川政実)
―官僚の世界は「選挙に出馬します」と発言した時点で、即辞職することだと聞いていますから、小鑓さんに出馬うんぬんの話や写真撮影をするのはやめます。ただ大津市出身者として、滋賀県をどのように見ていますか。
小鑓 私は現在、アベノミクスの成長戦略に携わっていますが、正直、滋賀県は動いていないという印象を受けます。日本全体がアベノミクスで動こうとしている時に、滋賀県は、経済政策、社会政策、どれ一つとっても見えてこない。例えば、横浜市だったら待機児童解消の取り組みといった特色があるが、それがない。滋賀県は、地の利が良くて、県民所得が高い。ポテンシャル(可能性)が非常に高いのに、これを生かさないのは、まさにもったいない。
―滋賀の成長戦略について、どう考えますか。
小鑓滋賀県も国の成長戦略と歩調を合わせて早く動き出すべきです。国か地方か、という対立的な考え方でなく、日本全体が立ち直らなければならないからです。いまのタイミングを外すと、滋賀県は取り残されてしまいます。
―先ほど滋賀県のポテンシャルが高いという話が出たが、具体的には。
小鑓 第一は観光資源がいっぱいあることです。例えば平成三十二(二〇二〇)年に東京オリンピックがありますが、これをにらんだ(観光の)仕掛けが大切です。第二は、滋賀県の物づくりです。工場もいっぱいありますし、技術のポテンシャルも高い。三点目はそれを支えるためにも物流の整備が大事になってきます。四点目は、もっとサービス産業に力を入れるべきです。製造業は景気に左右されますし、日本から海外に移る可能性もありますからね。
―嘉田さんは「卒原発」を掲げているが、福井県の大飯原発の再稼働問題が焦点になってきます。エネルギー問題をどう考えていますか。
小鑓 再生エネルギーなどを増やして、原発をできるだけ少なくしていくのは当然のことです。ただ現在、原発が止まっている中、化石燃料の依存度が非常に高くなっています。大事なことは、エネルギーの多様性を確保することです。短期的には、安全性がしっかりと担保された原発については使わざるを得ないでしょう。エネルギー政策は、インフラ(交通)と同じで時間がかかる問題です。
―自身の性格は。
小鑓 (自分の言ったことには)責任を持ってやりきることを心がけています。
■長浜に「水陸両用バス」 2日から新観光ツアー(京都新聞電子版)
水陸両用バスを使った定期観光ツアーが、3月2日から滋賀県長浜市中心部の黒壁スクエアを発着点に始まる。市内を巡ったり、湖上から長浜城歴史博物館や伊吹山などを眺める45分間の行程。「新たな誘客と宿泊者増につながれば」と地元関係者の期待は大きい。
大阪市や諏訪湖(長野県)など全国の観光地4カ所で水陸両用バスツアーを手掛ける日本水陸観光(大阪市)が運行する。
乗車場所は、黒壁スクエア内にあるお旅所駐車場で、近くの黒壁インフォメーション内に現地案内所を置く。
バスの定員は40人。陸上用と水上用のエンジンを備え、乗員は運転手と船長の2人。窓にガラスはなく、自然が満喫できるため、防寒具やレインコートが用意されている。
コースは陸上25分間と湖上20分間の計45分。午前9時から午後5時までに計7便を運行する。料金は中学生以上2800円、小学生以下3歳まで1800円、2歳以下500円。
日本水陸観光の須知裕曠社長は「物産販売や宿泊客の増加につながるように貢献したい」と話している。黒壁の高橋政之会長は「25年続く黒壁に新しい観光コースが加わることでリピーターが増えてくれれば」と期待している。
チケット販売は地元企業のティアンドティ・コーポレーションが行う。予約、問い合わせは現地案内所TEL0749(53)2255まで。
■PM2・5、県内で今季最高値記録(ChunichiWeb滋賀)
西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となった二十六日、県内でも正午までの値がこれまでで最も高い一立方メートルあたり七四・五マイクログラムとなった。国の基準値(一立方メートルあたり八〇マイクログラム以上)は下回ったが、県の担当者は「心配な方は外出などを控えるなどしてほしい」と注意を呼び掛けている。
日が差していた同日午前、大津市中心部から見た比叡・比良山系には薄いもやがかかった。県環境政策課によると、黄砂の飛散などは確認されておらず、PM2・5が原因とみられる。
県は県内七カ所で二〇一二年四月からPM2・5を観測。これまで一日平均で六〇マイクログラムを上回ったことはなかったが、二十六日は早朝の時点で六四・七マイクログラムを記録した。
同課によると、偏西風の影響で東アジアから飛散したとみられ、月末にかけて高い値が記録される可能性もあるという。県の担当者は「引き続き数値を注視してほしい」と話している。(山内晴信)
14/02/26
■ガソリン価格、レギュラー158.0円…4週連続下落(Responce)
資源エネルギー庁が2月26日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月24日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり158.0円となり、前週に比べ0.2円下落した。
レギュラーガソリンの価格下落は4週連続となる。
地域別では、関東と東北、中部で0.2円、四国と中国、九州・沖縄で0.1円下落。北海道と近畿は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは前週に比べ0.1円安の168.8円、軽油は0.2円安の138.6円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、2月26日のレギュラーガソリンの全国平均価格は149.5円/リットル、ハイオクは160.6円/リットル、軽油は128.8円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■外来魚駆除、少雨で減少 洗堰操作が影響(ChunichiWeb滋賀)
ブルーギルやブラックバス(オオクチバス)など琵琶湖に生息する外来魚の駆除量が、本年度は約二四六トンにとどまり昨年度より一〇〇トンほど下回る見通しであることが県の推計で分かった。捕獲量の半分前後を占める五〜七月の少雨で洗堰(あらいぜき)操作による水位変動が小さく、湖魚の動きが抑制されたため。これに台風18号による漁具の破損で減少に拍車が掛かったという。
瀬田川洗堰からの放流量は、昨年度に限っては五月ごろから七月ごろにかけて毎秒一〇〇トン以下がほとんどで、最多でも三〇〇トン程度。これに対し二〇一二年度は七月ごろに毎秒七〇〇トンもの量を十回以上放流しており、この差が水位に変動があると活発に動く魚の漁獲に大きく影響したとみられる。併せて昨秋は台風が相次いで猛威を振るい、台風18号などにより仕掛けが大量に壊れたことも拍車を掛けた。
県水産課は「外来魚が減ったわけではなく依然として一二〇〇トン程度はいる」(担当者)とみており、一五年度までに九〇〇トンまで減らすことが目標。一二年に大量にブルーギルが発生し漁獲サイズとなることも警戒しつつ、新年度も引き続き三五〇トンの駆除を目指す。「四〜七月の降水量が平年並みであれば捕獲量は回復する」という。
外来魚は県として予算を増額して駆除に本腰を入れた〇二年度から駆除量が急増し五〇〇トン超となり、〇七年度には五四二トンを駆除。こうした効果から、外来魚の推定生息量は近年では〇六年度の一九〇〇トンをピークに漸減。現在は一二〇〇トン程度とみられている。
水産課によると、駆除の大部分は漁業者への委託で実施。国と折半で一キロ三百円の経費を補助し、えりや沖びき網など外来魚用の仕掛け設置を促している。他に県が独自に電気ショッカーボートを使うなどしている。(井上靖史)
14/02/25
■琵琶湖の外来魚駆除量が半減 県、13年度見通し(京都新聞電子版)
滋賀県は、琵琶湖で毎年実施している外来魚駆除促進事業について、2013年度の駆除量が152トンと例年より半減するとの見通しを示した。春夏の少雨による不漁と台風18号による漁具損傷が原因。漁業者に駆除強化を要請し、年度内に約60トンの上積みを目指す。
県は、外来魚のブルーギルとオオクチバスについて、漁業者に1キロ300円を補助して主にエリ漁で駆除してもらっている。13年度の駆除量は今年1月10日時点で129トン。現在のペースだと3月末に152トンと、過去5年平均356トンに比べて57%減となる。別事業の稚魚の駆除32トンを合わせても184トンにとどまり、目標の350トンを大幅に下回る。
県によると、駆除量減少は、少雨で昨年4月〜7月の瀬田川洗堰(あらいぜき)の放流量が少なく、琵琶湖の北から南へ水の流れが起きにくくなってエリ漁が不調だったため。昨年9月の台風18号で多くのエリが流木で破損した点も大きいという。
ブルーギルとオオクチバスの推定生息量は最新の12年度で1295トンで、06年度の1914トンをピークに減り続けている。県は年300トン以上の駆除を続けてきた成果と見ており、13年度の大幅減の影響を危ぶんでいる。
県は対策として、県内各漁協に地引き網や投網の使用といった駆除の強化を働きかけ、年度内の駆除量を約60トン増の240トン台に増やしたい考え。水産課は「13年度は不利な条件が重なった。14年度も350トンを目標に駆除する」としている。
■08年琵琶湖岸の切断遺体 新たな似顔絵(YomiuriOnLine滋賀)
琵琶湖岸で2008年、切断された男性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、県警は、新たな似顔絵を作成し、情報提供を呼びかけるポスターとビラを配った。似顔絵を描いたのは、宮城県警の鑑識技能伝承官・安倍秀一さん(64)。東日本大震災の際、身元不明遺体の似顔絵を描き、多くの身元判明につながった実績があることから、白羽の矢が立った。
事件は08年5、6月、東近江市から大津市の湖岸で遺体の脚や頭部、手首などが見つかった。35〜65歳位で、中肉かやや肥満気味とみられ、県警は09年1月、警察庁科学警察研究所に依頼して頭蓋骨などから正面と横顔を似顔絵で再現してもらい、公開した。これまで寄せられた約430件の情報のうち、約300件がこの似顔絵によるものだったが、身元はまだ分かっていない。12年2月、有力な情報の提供者に最高300万円が支払われる「公費懸賞金制度」の対象から外れ、昨年は約20件しかなかった。
そこで、震災直後から遺体の写真を基に生前の顔を描き、24人の身元確認につながった安倍さんの画力に注目。分断された遺体の証拠写真から顔つきや体つきなどを類推して、鉛筆描きで正面と斜め前からの2カットを作成。輪郭や顔立ちをより立体的に表現した。
県警担当者は「輪郭など基本的な特徴は変わっていないが、前の似顔絵とは違った印象を与えることで、何か思い出す人もいるのではないか」と期待する。
24日朝、捜査本部がある近江八幡署員が新しい似顔絵入りのビラをJR近江八幡駅前で配り、改めて情報提供を呼びかけた。情報提供は捜査本部(0120・32・0027)へ。(佐々木伶)
14/02/24
■「琵琶湖八珍」湖上フォーラム(滋賀報知新聞ネット版)
=参加者募集中=
◇大津
県立安土城考古博物館(近江八幡市)が中心になって提案した湖魚料理のブランド、「琵琶湖八珍」と県内の地酒を味わう湖上フォーラムが三月二十三日、観光船「ビアンカ」で開催される。
琵琶湖八珍とは、ビワマスやニゴロブナ、コアユ、ハス、ホンモロコ、イサザ、ビワヨシノボリ、スジエビといった琵琶湖固有五種を含む八種を指し、家庭から料亭までの料理で幅広く親しまれているものが選ばれている。
フォーラムの一部は「琵琶湖の魚食文化」をテーマにした講演会で、石毛直道氏(国立民族学博物館名誉教授)「ナレズシの起源と日本への伝播」、原田信男氏(国士舘大学教授)「日本人の食の基層―肉食と魚食」、大沼芳幸氏(県立安土城考古博物館副館長)「水田漁業がもたらした近江の食文化」となっている。
続いて第二部は琵琶湖八珍と地酒を味わう。料理は、ハスの魚田楽、ホンモロコの素焼き、ウロリ(ヨシノボリの稚魚)の釜揚げ吸い物、コアユの有馬煮、イサザの竜田揚げ、フナズシ、スジエビのかき揚げ、ビワマスの香草パン粉など。
第三部はパネルディスカッションで、「文化として湖魚食」をテーマに、石毛、原田、大沼の三氏が意見交換して締めくくる。
当日は午前十時に大津港を出港し、午後四時頃に帰港する。八千円。定員百二十人。申し込みは琵琶湖汽船(TEL077―524―5000)へ。
14/02/23
■1224人琵琶湖の環境考えながらマラソン(日テレNEWS24)
滋賀県
滋賀県大津市では23日、琵琶湖の豊かな景色を楽しみながら市民ランナーが湖岸コースを走る「レイクサイドマラソン」が行われた。スポーツや健康への関心と琵琶湖を取り巻く環境問題に対する意識を高めてもらおうと県などが主催、今年で5回目。大会は12キロと15キロのコースに分かれ15歳から93歳まで1224人の市民ランナーが参加した。やや肌寒い天気となったがランナーたちは湖からの風を受けながらそれぞれのペースで自然と景観に恵まれたコースを駆け抜けた。
■「なぜ官僚なのか」と異議も…知事選の候補擁立(YomiuriOnLine)
自民党滋賀県連は22日、大津市内で役員会を開き、今夏の知事選に内閣官房日本経済再生総合事務局参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)を擁立する方針を確認した。
同日の同県連の定例大会でも、候補擁立の方針を報告し、必勝を誓った。
役員会には県選出の国会議員や地方議員ら約50人が出席。非公開で約1時間、協議した。出席者によると、会長の上野賢一郎衆院議員らが小鑓氏について「中小企業や経済成長の戦略などに詳しく、誠実で人柄も良い。滋賀らしいにおいもある」などと説明した。一部の役員からは「なぜ官僚なのか」「本人の話を聞かないと判断できない」と選考への異議も出たが、会長への一任を了承した。
続いて、同日午後に大津市内であった定例大会でも上野会長が擁立方針を説明し、「新しいリーダーのもとで県政運営を頑張りたい」と述べた。家森茂樹幹事長(県議)も「滋賀で生まれ育ち、経済政策のエキスパート。素晴らしい人材に出会うことができた」と紹介した。(久米浩之)
■西の湖のヨシ原保全 近江八幡、有志ら刈り取り(ChunichiWeb滋賀)
ヨシ原の保全活動が二十二日、近江八幡市安土町の西の湖周辺であり、県内外の会社員や大学生ら有志総勢四百人が群生するヨシを刈り取り、心地よい汗を流した。
NPO法人「ねっとわーく西の湖」と社会奉仕団体「ヨシでびわ湖を守るネットワーク」の呼び掛けで実施。冬に刈り取るなどすると、春に新たなヨシが成長するため、参加者たちは「元気に育て」と鎌を使って長さ四〜五メートルのヨシを刈っていた。
収穫したヨシはコクヨ工業滋賀(愛荘町)が買い取り、ノートやコピー用紙の原料にする。西の湖周辺で今秋に開催予定の作品展「ヨシ灯(あか)り展」の材料にも使われる予定。
コクヨ工業滋賀の太田俊浩総務グループ課長(56)は「ヨシを育て、活用することで県内最大規模のこのヨシ原を守りたい」と話していた。(桑野隆)
14/02/22
■木材チップ問題 知事、情報非公開継続(YomiuriOnLine滋賀)
県議会は21日、代表質問が行われ、自民党県議団と民主党・県民ネットワークが高島市の鴨川河川敷に投棄された放射性セシウムを含む木材チップの問題の経緯などを追及した。嘉田知事は答弁で、関わった業者を河川法違反などの疑いで刑事告発する方針などを強調したが、搬出先などの情報公開や時期について「進行中の撤去作業への支障」などを理由に、この日も明らかにしなかった。
自民の佐野高典県議は、昨年4月頃には投棄されていたとの見方を示し、「出所や投棄者などを開示しないのは不可解。あまりに消極的で問題を隠蔽している」と県の対応をただした。民主の江畑弥八郎県議も、汚染は最大1キロ・グラム当たり3900ベクレルで、国が厳重な処分を求める指定廃棄物の基準値(8000ベクレル)以下であり、「通常の廃棄物として処理可能だったのに、一連の対応が風評被害の拡散につながった」と指摘した。
嘉田知事は非公開を続ける理由について「早期撤去のためにぎりぎりの判断」と理解を求めた。一方で「情報は公表するのが基本的な姿勢」とし、撤去作業の進み具合を踏まえ、公表時期や内容を判断するとした。
14/02/21
■ブラックバスバーガーいかが? 飯能の駿河台大生が考案(埼玉新聞ネット版)
「ブラックバス・バーガーはいかが?」。飯能市の駿河台大学の平井純子ゼミに所属する学生が考案した、外来魚を使った新メニューが23日、同市仲町の飯能銀座商店街の日替わりシェフレストランで販売される。
同ゼミでは、ブラックバスなど入間川の外来魚を駆除する活動を地元の漁業協同組合とともに続けている。「ブラックバス・バーガー」=写真=は、外来魚を駆除するだけでなく、「生命の大切さ」や地産地消も広く訴えようと、学生たちが試行錯誤のうえに作ったお米のバーガーだ。
ブラックバスの白身に弓削多醤油(坂戸市)の醤油こうじを塗って唐揚げにし、飯能産の野菜と地元の卵で作ったタルタルソースをかけ、ライスプレートで挟んだ。ライスプレートは、ブラックバスを乾燥させて作ったふりかけを混ぜたものと十穀米を上下に使用している。
副ゼミ長の斎藤歩さんは「ブラックバスは皮を取り除けば臭みが抜ける。(バーガーは)おいしくできあがった。環境保全と地域振興を考慮したメニュー。ぜひ飯能に食べに来てほしい」と話している。
ブラックバス・バーガーは限定200食。単品450円、味噌汁とセットで500円。午前11時から販売を開始し、売り切れ次第終了となる。
■琵琶湖の景色きれい 県内児童らが湖上宿泊体験(ChunichiWeb滋賀)
県内の小学五年生が琵琶湖上で一泊二日の宿泊体験をする環境学習船「うみのこ」の本年度終航式が二十日、大津市の琵琶湖岸に停泊した船内であった。
十九日から船上生活を送った、いずれも守山市の吉身小と中洲小の児童計百五十九人が式に出席した。吉身小の的場涼介君(11)が「うみのこから眺めた景色はきれいでした。友達もでき仲良くなれました。これからもきれいな琵琶湖を守りたい」と誓い、児童の代表者三人が鈴木雅美船長らに花束を贈った。
児童は下船後、港を出発するうみのこに「ありがとう」と手を振り、中洲小の樋上大耀君(11)は「太陽の光を浴びてキラキラ光る水面がきれいだった」と笑顔を見せた。
うみのこは昨年八月で就航から三十周年を迎えた。これまでに四十八万人を超える児童が乗船。本年度は二十日までに一万四千百八十四人が利用した。県教委は二〇一四年度から新船建造に着手し、一七年春の就航を目指す。(倉形友理)
14/02/20
■流域条例成立踏まえ出馬判断 嘉田知事インタビュー(京都新聞電子版)
滋賀県の嘉田由紀子知事は20日、2期目の仕上げとなる2014年度当初予算案が2月定例議会で審議されるのを前に、京都新聞社のインタビューに応じた。マニフェストの達成に自信を示しつつ、今夏の知事選の対応については、修正案を出した流域治水推進条例の成立を踏まえて判断する考えを示した。
−新年度予算案の手応えは。
「06年知事選で三つの『もったいない』を約束した。税金の無駄遣いでは、新幹線新駅やダムなど高コストの事業を見直すなどして財政再建の道をつくった。予算案でプライマリーバランス(基礎的財政収支)が黒字になったのはその成果だ」
「子どもや若者に関しては、保育所の定員をこの4年間で約4千人増やし、女性の就労を支援するマザーズジョブステーションから2年で約530人が就職した。数字は出ている。ようやく種をまいて芽が出たところ。アベノミクスの女性政策は評価するが、私たちが全国知事会でまとめた提案がもとになっている。先取りした自信がある」
−他分野で目標は達成できているか。
「嘉田は経済と防災がアキレス腱(けん)と言われるが、全然違う。原発事故による放射性物質拡散シミュレーションを出したが、自分が学者だからこそ説明できた。雇用、経済には力を入れ、内需型産業と(技術開発拠点の)マザー工場に力を入れて企業を誘致してきた」
−出た芽を育てようと3選への前向きな意欲を感じるが。
「熟慮中です」
−判断の時期は流域治水推進条例案の成立と絡むか。
「政局化している面がある。そこは成立させないと。これまでは水害のリスクを知らせず、ダムや河川改修をやるから票をくれという温情主義的な政治だったが、リスクを知って、行政とともに命を守りましょうというのが流域治水の考え方。修正案でも骨格は何も変わっていない」
■放射性チップ投棄 国に処理協力要請(YomiuriOnLine滋賀)
高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムが付着した木材チップが投棄されている問題で、嘉田知事は19日、上京して環境省の谷津龍太郎事務次官と面会。放射性物質を含む廃棄物の処理に協力を求める要請書を提出した。
要請書では、▽国が厳重な処分を求める指定廃棄物の基準値(1キロ・グラム当たり8000ベクレル)を下回れば、通常の廃棄物と同様の処理が可能だと国民に周知する▽国が基準値以下の廃棄物を受け入れる処理施設を確保する、の2項目を求めている。
県によると、投棄されたチップは約390立方メートル。県の検査では1キロ・グラム当たり最大で3900ベクレルと基準値以下に収まっている。だが、地元住民らからは琵琶湖への影響など、危険性を不安視する声が上がっている。
面会は冒頭を除いて非公開で実施。終了後、報道陣の取材に応じた嘉田知事は「投棄された木材チップの処理に県は非常に困っている。これからも放射性物質の問題点を国に訴えていく」と述べた。
14/02/19
■ガソリン価格、レギュラー158.2円…前週比0.2円安で3週連続下落(Responce)
資源エネルギー庁が2月19日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月17日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり158.2円となり、前週に比べ0.2円下落した。
レギュラーガソリンの価格下落は3週連続となる。
地域別では、北海道で0.8円、四国で0.3円、関東と東北、中国、近畿、九州・沖縄で0.2円、中部で0.1円、全地域で下落した。
ハイオクガソリンは前週に比べ0.3円安の168.9円、軽油は0.2円安の138.8円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、2月19日のレギュラーガソリンの全国平均価格は149.6円/リットル、ハイオクは160.9円/リットル、軽油は128.8円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
14/02/18
■海洋堂、“琵琶湖”に棲息する動物をカプセルフィギュアで再現(Impress GAME Watch)
海洋堂はカプセルフィギュアシリーズ「カプセルQミュージアム」において、琵琶湖に住む生き物をテーマとした「日本の動物コレクション第5弾【琵琶湖編】」を2月20日に発売する。全11種類のうち1つがカプセルに封入されており、1プレイ300円。
カヤネズミ。琵琶湖の動物たちをリアルに再現している
琵琶湖は滋賀県の面積の6分の1を占める日本最大の湖。およそ10万年以上存続している古代湖であり、太古の昔から無数の生物を育み、現在も50種以上の固有種が生息しているという。京阪神の水がめとしての機能も担っており、近畿圏の人には親しみ深い湖である。
「日本の動物コレクション第5弾【琵琶湖編】」は琵琶湖の様々な生き物をフィギュア化した動物コレクション。カヤネズミやカイツブリなど水辺でよく見かける生き物から、ビワマス、イワトコナマズといった固有種、通常のミジンコの10倍以上の大きさを持つ捕食性のミジンコ“ノロ”など多彩な生き物をモチーフとしている。
「カヤネズミ」は体長5〜7cmほどで、日本で1番小さなネズミ。背中はオレンジで、腹部は白い体毛。休耕田や河川敷などの、背丈の高い草原に暮らし、イネ科の葉を利用し小さな球形の巣を作る。「カイツブリ」は全長26cmほどの水鳥で、夏季には頬から首の付け根あたりまでにかけて赤褐色の羽毛で覆われる。フィギュアは夏のカイツブリが、湖に潜り獲物を探している姿を再現している。
「シュレーゲルアオガエル」は日本の固有種のカエルで、本州、四国、九州とその周囲の島に分布する。オスよりメスの方が大きい。泡で包まれた卵を産むのが特徴で、孵化したオタマジャクシは雨で泡が溶けるのに合わせて水中へ流れ落ちる。保護色で体色を変化させる能力があり、フィギュアでは「シュレーゲルアオガエル[体色変化]」で再現している。
「イワトコナマズ」は琵琶湖・余呉湖および関連水系のみに生息する固有種である。まだ研究の少ない謎の部分も多いナマズである。日中は物陰に潜んでじっとしており、夜間に水底のカニやエビなどの小型甲殻類や昆虫を主に捕食していると考えられている。「弁天ナマズ【イワトコナマズ黄化型】」は水の神様である「弁財天」の使いとされ、縁起の良い魚とされる。観賞魚として人気の魚である。
「イチモンジタナゴ」はタナゴに似た体型を持ち、青緑色の長い線が体を走っているところから“一文字”の名前がついた。繁殖期のオスは腹部がピンクになる。イチモンジタナゴ[雄]はこの“婚姻色”となった姿を、「イチモンジタナゴ[雌]」は産卵管を伸ばした姿を再現している。
「ビワマス」は日本の琵琶湖にのみ生息する淡水魚で、大きいものでは全長70cmを超える。フィギュアの体にある赤い模様は成魚になると消えるという。「タガメ」は、日本最大の水生昆虫でカメムシ目。肉食性で鎌状の前足で獲物を捕らえる。北海道を除く日本全土に分布するが近年数を減らし、絶滅が危惧されている。「ノロ」は数mmほどの体長の個体が多いミジンコにおいて、1cm以上の体長を持つ。宇宙生物かのような外見と、透き通った体がユニークだ。
海洋堂はこれまでも「カプセルQミュージアム」において四国や沖縄の動物をモチーフとしたカプセルフィギュアを発売している。3月には牛や豚といった家畜をテーマにした「北海道サンゴー牧場の朝 Aカラー〜1/35スケールの家畜動物たち〜」というカプセルフィギュアを発売する。今後も様々な動物をモチーフとしていく予定だ。
■彦根湖岸に保護区指定へ 県内絶滅危機のハマエンドウ・ハマゴウ(京都新聞電子版)
滋賀県は、県内で絶滅の危機にひんしている植物のハマエンドウとハマゴウを守るため、琵琶湖岸の新海浜(彦根市新海町)1・6ヘクタールを3月31日に生育地保護区に指定する。ハマエンドウの保護区は初めてで、ハマゴウは2カ所目。住民による保護活動の成果で、地域で生育を見守る。
保護区は浜辺を幅約500メートルにわたって指定する。ハマエンドウとハマゴウが生育する砂浜を守るため、建物を建てたりコンクリートで地面を固めるなどの開発ができなくなる。
ハマエンドウは県絶滅危惧種のつる性多年草で、赤紫から青に色が変化する花をつける。海浜に育つ同種が内陸部で見られるのは全国的にも珍しい。護岸工事などで生育地が減り、県内での大規模群落は新海浜1カ所のみとなっている。
ハマゴウは県絶滅危機増大種の低木で青紫色の花をつける。レジャー客による踏みつけや園芸用の採取、土木工事で減り、県内での大規模な生育地は新海浜とすでに保護区になっている佐波江浜(近江八幡市)の2カ所しかない。
新海浜では近くに住む宇野道雄さん(79)が15年前から周囲にロープを張ったり、他の草を間引いてハマゴウとハマエンドウを守ってきた。3年前からは他の住民らとボランティア団体「ネイチャーズ新海浜」を結成し、22人が保護に取り組む。
県自然環境保全課は「保護区指定は住民の保護活動なしにはできなかった」と評価する。宇野さんは「非常にうれしい。大切さを多くの人が知り、見守るきっかけになれば」と話している。
県は動植物の生育・生息地保護区を2008年以降、県内で9カ所指定しており、新海浜で10カ所目。
■「琵琶湖の深呼吸」確認 生物の生息環境が回復(ChunichiWeb滋賀)
湖水の酸素濃度均一に
県は十七日、琵琶湖の水に含まれる酸素の濃度が表面付近から水深約九十メートルの湖底付近までほぼ同じになる「全循環」を確認したと発表した。「琵琶湖の深呼吸」ともいわれ、毎年冬場に見られる現象。プランクトンの死骸を分解する機能が湖底に戻り、生物の生息に適した環境を回復したことを示す。時期は平年並みという。
毎月三〜四回、高島市今津沖の七地点で水質を調査している琵琶湖政策課がこの日、二カ所の深浅いずれも一リットル当たりの濃度が一〇ミリグラムを超え、同一の数値になったことを確かめた。
琵琶湖では春先になると、水深約二十〜三十メートル付近に温かい水と冷たい水の境目ができ、水の循環がストップ。そのため、夏場から初冬にかけて表層と深層で酸素濃度に差が生じ、深層ではプランクトンの死骸を分解するために酸素が消費されることもあり、十一〜十二月ごろには二ミリグラム程度まで低下する。
ところが冬が深まり表層の水が冷やされて高密度になって沈降すると循環が生じ、表層と深層の酸素濃度が近づく。気温差、水温差がもたらす仕組みだという。
昨年度は大型の植物プランクトンが大量発生し、深層で酸素を大量に消費。一時二ミリグラム以下まで低下したが、本年度は相次ぐ台風により湖が風でかき回されたこともあって昨年よりは深層まで酸素も行き届き、最低濃度は十二月九日の三・七ミリグラムだった。琵琶湖では毎年こうした循環が起きているが、鹿児島県の池田湖などでは温暖化の影響で水が冷えないため、循環が数年に一度になっているところがある。(井上靖史)
14/02/15
■湖西線、強風で断続的に運転を見合わせ(京都新聞電子版)
JR湖西線は15日、強風のため堅田−近江塩津間で午後5時ごろから断続的に運転を見合わせた。
特急「サンダーバード」が米原経由にう回運行したほか、午後10時現在で上下線20数本が運休したり遅れたりし、約4千人に影響が出ている。
■【イベント プレビュー&レビュー】最新釣り具や関連商品 一挙に紹介(SankeiBiz)
□ジャパン・フィッシング・フェスティバル2014
国内最大級の釣りの祭典「ジャパン・フィッシング・フェスティバル2014〜国際フィッシングショー〜」が、3月21〜23日の3日間、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される。
釣り用品業界の発展を目指す日本釣用品工業会(東京都中央区)が主催し、170社余りが出展。2万平方メートルという広大な会場で、最新の釣り具や関連商品を一挙に紹介し、3日間で5万人の来場を目指す。
同フェスティバルは「見て、触れて、その手で試せる。」をテーマに、さまざまな体験コーナーを用意する。
今年は、最新の釣りざおを試せる「キャスティングゾーン」を新たに設置したほか、フライやトラウト、バスといった釣りの種類別のコーナー企画、マス釣り体験ができる子供向けの「釣りはじめてクン広場」など、釣り愛好家はもちろん、未経験者や女性、子供も楽しめるアトラクションを豊富にそろえる。
23日には、釣りファンの拡大に貢献した著名人に贈られる「第9回クール・アングラーズ・アワード」の授賞式を実施。受賞者である歌手の清木場俊介さんのミニトークショーを予定している。
また同日、釣り業界のイメージガールとして活動する「第5回アングラーズアイドル」も決定するという。
▽イベント名=ジャパン・フィッシング・フェスティバル2014〜国際フィッシングショー〜
▽期間=3月21〜23日
▽時間=午前9時(初日は同10時)〜午後6時(最終日は同5時)
▽場所=パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1−1−1)展示ホール
▽主催=日本釣用品工業会
▽入場料=当日1200円(前売り1000円)、中学生以下は無料
▽問い合わせ=(電)03・6834・2236(ジャパン・フィッシング・フェスティバル運営事務局)
▽URL=www.jaftma−jaff.com
■和歌山県内でも大雪 交通機関に乱れ(紀伊民報AGARA)
低気圧が発達しながら南海上を進んだため、和歌山県内では14日未明から朝にかけ北部を中心に大雪となり、阪和自動車道が通行止めになったり、JR紀勢線で列車が運行できなかったりするなど交通機関が乱れた。県南部でも山間部で積雪し、田辺市などでは停電となった。
和歌山地方気象台によると、紀南地方の最低気温は龍神(田辺市)が氷点下0・7度、栗栖川(同)が0・3度、白浜が2・0度、西川(古座川町)が2・1度、新宮が2・5度、潮岬(串本町)が3・7度だった。和歌山市では午前7時35分に0・4度となり、積雪6センチを記録した。
阪和自動車道は積雪のため午前6時から南紀田辺インターチェンジまでの全線で通行止めとなった。正午現在も続いている。
紀南地方でも積雪や凍結のため正午現在、一般道の規制が続いている。国道311号は田辺市の中辺路町栗栖川―本宮町皆地間で午前6時から、168号は新宮市の相賀―熊野川町東敷屋間で午前7時から、いずれもチェーン規制となっている。
高野町高野山と田辺市龍神村大熊をつなぐ高野龍神スカイライン(国道371号、約42キロ)は夜間に続き午前7時以降も全面通行止めとなっている。
JR西日本和歌山支社によると、紀勢線の和歌山―御坊間で午前8時40分〜正午、すべての列車の運転を見合わせた。列車19本約3500人に影響した。
停電は田辺市や上富田町、新宮市で発生。関西電力によると14日午前8時ごろ、倒木による断線で田辺市の中辺路町や鮎川、旧市内で3243戸、上富田町で2132戸が停電したが、9時20分ごろ復旧した。その影響で一時、田辺市中辺路町から上富田町市ノ瀬にかけて国道311号などで信号機が止まった。
本宮町や新宮市、那智勝浦町でも停電し、一部は正午現在も続いている。
◇
田辺市中辺路町から本宮町に向かう国道311号の小広峠周辺では、雪が20〜30センチほど積もった所があった。同市中辺路町近露を過ぎた辺りから道路の雪がシャーベット状になり、小広トンネルを抜けると真っ白な雪道になった。横滑りして道路をふさぐ車もあって、周りのドライバーらが協力して移動する場面も見られた。
◇
和歌山市内では朝の出勤時、各地の道路が渋滞。県庁職員も通勤に苦労した。
市内から車で通勤している女性職員は、普段より40分早く出た。いつもは50分ほどで到着するが、途中のJR和歌山駅近くの坂道で車が滑って上れなかったため、近くの民間駐車場に駐車。そこから1時間かけて歩いたため、結局2時間半かかったという。
有田川町から通勤している男性職員は普段より30分早く家を出た。高速道路が使えなかったため、国道42号などを使って出勤したが、大渋滞に巻き込まれ普段より2時間半も余分にかかった。「勤続26年で、これだけ通勤に時間がかかったのは初めて」と疲れた様子で話した。県職員の遅刻分は年休を充てたという。
■危ないっ!雪で事故次々 湖国にも冬将軍(京都新聞電子版)
本州南側を通過した低気圧の影響で、県内も14日、本格的な雪に見舞われた。大津市のJR大津駅前では、降り積もった雪に多くの人が足をとられた。
彦根地方気象台によると、日本の南海上を進む低気圧に近い県南部で降雪が目立ったという。24時間降雪量は14日午後5時現在、米原市で13センチ、彦根市で7センチだった。
積雪の影響で、路面凍結や雪によるスリップ事故が相次ぎ、14日午後3時までに160件発生したという(県警調べ)。大津、甲賀、東近江の3市では、一部の小中学校が終了時刻を1〜2時間繰り上げた。
■大雪 26校で授業影響(YomiuriOnLine滋賀)
西日本から東日本にかけて雪が降った影響で、県内も14日、大津市など湖南や湖東を中心に本格的な雪模様となった。白く覆われた街路では、足元に注意しながら通勤、通学する姿が見られ、道路の凍結などによる交通事故も相次いだ。
彦根地方気象台によると、14日午後6時現在の積雪量は、柳ケ瀬(長浜市)で20センチ、米原で10センチなど。大津市でも朝から10センチ近い雪が積もり、JR大津駅(大津市春日町)周辺では通勤、通学の男女がコートなどに身を包み、傘をさして身を震わせるように、慎重に歩を進めていた。
駅近くで雪かきをしていた、パート従業員武内洋子さん(68)は「ここで3年間勤めているが、雪かきは初めて」と話した。
通学にも影響し、県教委のまとめでは、公立の小中高や特別支援学校計26校で、始業時間を50〜30分遅らせたり、終業時間を10分〜2時間早めたりした。登校できない生徒には、自宅学習に振り替えて対応した学校もあったという。
一方、県警交通企画課によると、午前6時〜午後3時までの間、県内で発生した217件の交通事故のうち、雪や路面凍結による事故は160件に上った。人身事故は11件で、湖南市で男性1人が死亡し、14人がけがを負った。署別では甲賀署が45件で最多、東近江署29件、大津署23件、草津署22件と続いた。追突事故や単独の事故が目立ったという。
15日朝も広範囲で路面が凍結する恐れがあり、同課は「速度を控え、カーブの手前では特にスピードを落とすなどして慎重な運転を」と呼びかける。同気象台によると、15日に寒波はいったんゆるむが、16日以降、冬型の気圧配置が強まり、県北部を中心に再び雪になる可能性が高いという。(久米浩之、池内亜希)
■風雪吹き荒れる 交通事故160件、15人死傷(asahi.com滋賀)
県内は14日、全域で大雪に見舞われ、午後7時までに長浜市余呉町柳ケ瀬で21センチ、米原市で13センチの積雪を記録。大津市など南部でも風雪が吹き荒れた。県警によると、午前6時から午後3時までの間に路面凍結やスリップによる交通事故が計160件発生し、1人が死亡、14人がけがをした。また一部の公立学校で始業時間を遅らせるなどの影響が出た。
甲賀署によると、午前11時半ごろ、湖南市下田の県道で、近くの会社員阿部健太郎さん(39)運転の乗用車が、対向してきた大型トラック=近江八幡市安土町、澤和彦運転手(40)=と正面衝突。阿部さんは頭を強く打って搬送先の病院で死亡した。現場は片側1車線のゆるいカーブで、雪が積もった状態だった。乗用車はスタッドレスタイヤを装着していたが、左カーブでスリップし、対向車線にはみだしたとみられる。
一方、県教委によると、電車やバスの遅れで、高校4校が始業時間を30〜50分繰り下げ、養護学校2校で一部の生徒が家庭学習となった。雪は午後も降り続き、小中高校や養護学校の計22校で終業時間を10分〜2時間繰り上げた。
彦根地方気象台は県南部に大雪・風雪注意報、北部に風雪注意報を発令。南部は15日明け方まで大雪に警戒が必要という。
14/02/14
■外来種カメ、殺生せずに引っ越し作戦 仏の教え守る 奈良・猿沢池(msn産経ニュース)
奈良市の興福寺が毎年4月に無用な殺生を戒める行事「放生会」を行う猿沢池で外来種のミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の駆除が始まっている。殺さず神戸市立須磨海浜水族園に引っ越しさせることが決まっており、興福寺の多川良俊執事は「放生会の教えも池に昔からいるカメも守られる」と歓迎している。
ミドリガメは安価で飼育が簡単なため人気があるが池などに捨てられて繁殖、在来種の生息を圧迫する問題が各地で発生。環境省は外来生物法で輸入や飼育を禁止する「特定外来生物」への指定も検討している。
コイの稚魚や金魚を放流する放生会から、猿沢池はカメを捨てる場所としても有名になっているといい、観光客らからは「歴史的な風景に外来種のカメはふさわしくない」との苦情が寄せられていた。
駆除は18年ぶりに池の水を抜いて護岸などを点検するのに合わせ公園を管理する奈良県が実施、今回は数百匹の捕獲を見込む。
■「ピエリ守山」、3店舗で部分営業へ−今秋全面リニューアル目指す(びわ湖大津経済新聞)
ピエリ守山(守山市今浜町、TEL 077-584-1000)は2月14日、今年一番の大雪による吹雪の中、3店舗での部分営業を始めた。
ネット上で話題となっている同施設。今秋全面リニューアルを目指し、店舗がある間は部分営業を続け、改修工事のための完全閉店も予定している。現在はセンターに通路があるのみの設計だが、回遊性・利便性の向上、過ごしやすく居心地のいい空間として動線を変えるためだ。
開業当初200の専門店と買い物客でにぎわったモールは閉鎖され、営業中の店舗へ直結する出入り口だけが開放されているため中を巡ることはできない。店員とガードマン、雪にもかかわらず訪れる客が数人だが、同施設内には音楽が流れ、エスカレーターも常時稼働している。「客が誰もいなくても立っていなければならない。リニューアルに期待しているので宣伝をしてほしい」とガードマン。
2階のカフェから望むびわ湖、ピエリ守山港は吹雪でかすんでいたが、天気のいい日にはびわ湖を一望できる観光名所でもある。人気店の誘致や食物販など他の施設との差別化のほか、地域活性化に貢献し、地域に愛してもらえる場所としての再生を企画している。実際に「頑張ってほしい」「ピエリキャラクターにまた会いたい」との励ましの手紙も多数寄せられているという。
開業時から勤務する同施設モール事務所・ピエリパートナーズ管理統括部マネジャーの小宮山武典さんは「ピエリ開業とともに滋賀へ来て6年。一回作ったからには諦めたくない。全国でも注目されている分、マイナスをプラスに換えて宣伝していきたい」と意欲をにじませる。
営業時間は10時〜20時。
■5万人が体感 フィッシングショーOSAKA2014(大阪日日新聞ネット版)
8、9の両日、南港のインテックス大阪(住之江区南港北1)で、釣りと釣り具の祭典「フィッシングショーOSAKA2014」(主催・大阪釣具協同組合)が開催された。人気の高いこの恒例のフィッシングショーは、各メーカーが社運をかけて開発した新製品が並び、初心者向けの仕掛け&釣り方教室、名手による最新釣法の講演、魚拓教室、釣り具の即売会など多彩なイベントがめじろ押し。来場者は5万2065人を数え、会場は熱気に包まれた。
14/02/13
■ガソリン価格、レギュラー158.4円…2週連続の下落(Responce)
資源エネルギー庁が2月13日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月10日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり158.4円となり、前週に比べ0.2円下落した。
レギュラーガソリンの価格下落は2週連続となる。
地域別では、北海道と四国で0.4円、関東と東北、中国で0.2円、中部と近畿、九州・沖縄で0.1円、全地域で下落した。
ハイオクガソリンは169.2円、軽油は139.0円で、いずれも前週に比べ0.2円下落した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、2月13日のレギュラーガソリンの全国平均価格は149.9円/リットル、ハイオクは160.6円/リットル、軽油は129.3円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■栽培禁止の「特定外来生物」新たに指定へ(NHK NEWS WEB)
繁殖力が極めて強く生態系への影響が懸念されている、「オオバナミズキンバイ」という水草などの外来の植物が、栽培や輸入を原則として禁止する「特定外来生物」に、近く指定される見通しになりました。
13日、東京都内で環境省の専門家による会合が開かれ、いずれも外来の植物で、▽滋賀県のびわ湖などで急速に生息域を拡大している「オオバナミズキンバイ」という水草と、▽愛知県の干潟などで繁殖が確認されているイネ科の「スパルティナ・アルテルニフロラ」を含む「スパルティナ属」を、「特定外来生物」に指定することが適当だとする意見を取りまとめました。
これらの植物は繁殖力が極めて強く、在来の植物が生息する場所を奪ったり、在来種と交雑したりすることによって生態系に影響を及ぼすおそれがあるとして、地元で駆除が進められています。
「特定外来生物」に指定されると、栽培や輸入が原則として禁止されるほか、駆除にかかる費用について自治体などが国に交付金を申請することができるということです。
「オオバナミズキンバイ」と「スパルティナ属」は、近く「特定外来生物」に指定される見通しです。
■嘉田氏、3月に出馬表明!?「歩む会」懇親会で出馬要請相次ぐ(滋賀報知新聞ネット版)
今夏に予定されている県知事選に向け、湖国政界は激しく動き始めている。嘉田由紀子知事の支援団体である「かだ由紀子と歩む会」(小坂育子代表)は九日、大津市内で新春懇親会を開いたが、支持者からは三選出馬を要請する声が相次いだ。片や自民党県連(上野賢一郎会長)も同日、守山市で「県政協議会」を開催し、知事候補を官僚二人に絞り込んだ。同党県連大会の二十二日をにらんで、今週中には一人に決定したい意向だ。【石川政実】
「歩む会」の懇親会では、嘉田氏に対し支持者から続投(三選出馬)を求める意見が相次いだ。これに対し、嘉田氏は「ここで答える段階ではないが、思いはありがたく受け取る。三期目については熟慮中」として言及を避けたものの、意欲をにじませた。「家族の反対もあり、出馬するか迷っている」との見方もあるが、それを打ち消すかのような熱気だった。
懇親会後、記者団に対し出処進退の表明時期について「流域治水条例案や新年度予算案成立の見通しがたった段階」と述べたことで、十八日開会の二月県議会冒頭表明は行わず、三月二十四日の県議会最終日説が有力になってきた。
一方、自民党県連は九日、守山市で協議会を開催し、知事候補を滋賀にゆかりのある四十歳代前半の復興庁官僚と四十歳代後半の官僚の二人に絞った。
官僚に絞った理由として、ダムの凍結見直しなどで嘉田県政と中央省庁との関係が冷え込んでいるために官僚知事を誕生させて関係修復を図ろうとする狙いがあるものとみられる。さらに東京都知事選で舛添要一元厚生労働相が当選したように、実務的で手堅い手腕を官僚に求めたともいえる。いずれにせよ現時点では、復興庁官僚が一歩先行している。
二十二日に党大会が迫っているため、今週中には同党県議団で一人に絞り、臨時役員会で正式決定に持っていきたいところだ。
嘉田陣営の幹部からは「嘉田さんは地方主権改革を訴えてきただけに、もし三選出馬するなら、むしろ官僚相手の方がやりやすい」と強気な発言も。
一方、日本維新の会(滋賀県総支部)関係者によれば、同党は二十二日、東近江支部を結成する。東近江市のアピアでの同支部結成式において、自民党が担ぐ候補者支援を公表する公算も。
他方、民主党県連は、依然として模様眺めである。党内には川端達夫元衆院議員待望論もあるが、自民党県連が官僚を担いだ場合の対応が注目される。ともあれ先週から湖国政界は怒涛(どとう)のごとく動き始めている。
■生の堆肥水草も用意 15日から配布(ChunichiWeb滋賀)
県は、堆肥化した琵琶湖の水草を十五日から県内七カ所で順次無料配布する。これまでは自然乾燥させた水草を配っていたが、今回は生に近い水草も用意する。
県は過去三回、一年か三年自然乾燥させた水草を使ってきたが、今回は数カ月乾かして五センチほどに破砕した生に近い水草も試す。繊維が残っている分栄養分が多いが、肥料としては手間がかかるという。
各会場とも三種類の水草堆肥を用意する。予約不要。問い合わせは県琵琶湖政策課=電077(528)3463=へ。(堀尾法道)
◇配布場所と日程(いずれも午前九時〜午後二時) 十五日 矢橋帰帆島駐車場(草津市)▽十六日 大津びわこ競輪場駐車場(大津市)▽二十二日 木浜漁港東側(守山市)▽三月一日 運動公園南側(近江八幡市)▽二日 米原小学校と米原中学校の間の道路(米原市)▽八日 早崎内湖南側(長浜市)▽JR近江今津駅南側(高島市)
■流域治水条例に修正案 知事、原案撤回へ(ChunichiWeb滋賀)
嘉田由紀子知事は十二日、継続審査となっている流域治水条例案について、県議会二月定例会初日に原案を撤回し修正案を提案する考えを議会側に伝えた。政策・土木交通委員会で「一部を修正し、あらためて提出するため(原案を)撤回させていただきたい」と述べた。
十七日に開く臨時の議会運営委員会で了承される見通し。修正案は提出後に長浜市虎姫、竜王町弓削両地区で内容説明する。
委員会の求めに応じ出席した知事は「ベストと思い原案を出したが、台風18号による県民意識の高まり、九月議会以降の議論、住民説明会の三点を踏まえ修正を決めた」と説明。委員が「内容が良くなったと思うか」とただすと「二元代表制を踏まえて議論してきた。評価は県民がする」と述べるにとどめた。
民主の西川勝彦副代表は委員会の中で「市長会や住民の納得ばかり(重んじられ)、議論がおかしくなっている」と違和感を口にした。一方、原案に反対していた自民県議団の吉田清一代表は、委員会終了後に知事発言を聞き「原案を撤回するのは首長としては恥」として修正に満足感を漂わせた。(井上靖史)
■流域治水条例案、知事が撤回表明 修正案提出へ(asahi.com滋賀)
県議会で継続審議とされた流域治水推進条例案をめぐり、嘉田由紀子知事は12日、政策・土木交通常任委員会に出席し、18日の県議会開会日に条例案を撤回する意向を示した。嘉田知事は「撤回を認めていただければ、同日中に修正案を提出したい」と述べた。
嘉田知事は「県議会での議論や台風18号による水害への県民意識の高まり、関係地域の住民の意見を踏まえ、条例案については一部修正をして改めて提案したい」と説明。県議からは「修正案で地元住民を納得させる自信はあるのか」などと質問があった。
これに対し、嘉田知事は「住民の意見を反映し、住民にとってより良い案にしたい。行政が住民の命を守るためにやるべきこととしては最善の案だと思っている」と述べた。
条例案をめぐっては、昨年の9月議会で住民への説明が不十分などとして継続審議となった。県は昨年10月以降、条例案で建築規制の対象地域となる37自治会で住民説明会を開催。これを踏まえ、罰則は当分の間適用しないことや、建築規制の対象地域の指定には有識者らで構成する審議会の同意を得ることなどを盛り込んだ修正検討案を議会側に示している。
14/02/12
■紀勢自動車道 海山〜紀伊長島間3月30日開通 20分短縮、名古屋まで3時間(紀南新聞ネット版)
紀勢自動車道の海山インターチェンジ(IC)〜紀伊長島IC間が3月30日に開通することを、国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所が10日に発表した。今回の開通により、移動時間短縮による観光客の集客や災害時の防災道路としての活用などさまざまな効果が期待されている。
紀勢自動車道は、勢和多気JCT(ジャンクション)から尾鷲北ICまでの延長55・3`を結ぶ高速自動車国道。紀伊長島IC〜勢和多気JCT間の34・1`をNEXCO中日本が、尾鷲北IC〜紀伊長島IC間の21・2`を国交省が事業を進めている。
平成18年3月に勢和多気JCT〜大宮大台IC、21年2月に大宮大台IC〜紀勢大内山、24年3月に尾鷲北IC〜海山IC、25年3月に紀勢大内山IC〜紀伊長島IC間が開通。今回の開通区間は本年度内の供用開始を目標に工事が進められてきた。
海山IC〜紀伊長島IC間は全長15・1`。同事務所によると、この区間が開通することで、約20分の所要時間の短縮に。名古屋市から熊野市まで片道3時間以内での移動が可能となるという。
平成23年9月の紀伊半島大水害では、国道42号が複数個所被災し、最大57時間の通行止めとなったことから、災害時には国道42号の代替路としてや、緊急輸送路としても期待が寄せられている。
大規模地震による津波被害への備えとして、高台に位置する高速道路への避難施設を整備。紀勢自動車道、熊野尾鷲道路に全部で14か所の緊急避難施設が整備される。
また、日帰り観光圏域(3時間圏域)が拡大することで、圏域人口が約90万人から約680万人と大幅に増加。熊野古道が「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録されてから今年で10周年を迎えることから、三重県や各自治体
14/02/10
■滋賀県、セタシジミ復活へ本腰 増加技術を開発(京都新聞電子版)
琵琶湖で激減している固有種のセタシジミを復活させようと、滋賀県は2014年度から、セタシジミの大幅増を図る新たな技術開発に着手する。琵琶湖に棒を立てて湖水の流れを変え、稚貝の成育を促す環境を整えるなど、漁業者が取り組みやすい手法を確立する。14年度一般会計当初予算案に事業費580万円を計上した。
県水産課と県水産試験場が取り組むのは、稚貝が生息する琵琶湖北湖に複数の棒を立てたり網を張り、湖底の水の流れを試験的に変える方法。湖底の泥を流して成育に適した砂地に戻す効果を確認するほか、京都大や独立行政法人水産工学研究所に委託し、栄養となるプランクトンの種類や量の推移、水の流れの変え方を調べる。
また、親貝の肥満度が産卵量に比例するとの研究結果を踏まえ、琵琶湖より栄養分が多く含まれる西の湖(近江八幡市)で、北湖で捕った親貝を大きく育てる。産卵前に北湖に放流し、産卵量の増大効果を調査する。
セタシジミの漁獲量は、現在の統計方法となった1954年以降では57年の6072トンがピークで、60年代から急激に減少。12年は28トンで南湖ではゼロだった。県によると、湖底の砂利採取で砂地が減った上、水草が腐って湖底に泥がたまり、セタシジミが埋もれて死んだり、泥の中のイトミミズに食べられることなどが原因という。
07年度までの10年間に、県は年間13億〜31億個の稚貝を北湖に放流するなどの増加策を取ってきたが、漁獲量は改善していない。
新たな取り組みは18年度までの5カ年で実施。県水産課は「18年の漁獲量を320トンに引き上げたい」としている。
14/02/09
■県も銀世界 雪遊び楽しむ 余呉湖、ワカサギ釣りにぎわう(YomiuriOnLine滋賀)
強い寒気と低気圧の影響で、全国的に大荒れの天気となった8日、県内でも南部の市街地などを含む全域で積雪を観測した。しんしんと雪が降る中、厚手のコートやマフラーを着込み、体を丸めて歩く人々の姿が目立った。大津市中心部では、雪遊びを楽しむ親子連れもいた。彦根地方気象台よると、8日午後3時現在の積雪量は柳々瀬(長浜市)で29センチ、米原で7センチ。最低気温は彦根で0・3度、大津で0・1度、信楽でマイナス1・2度だった。公共交通機関への大きな影響はなかった。
大津市浜大津の大津港前広場も一面を雪が覆った。広場で父親、妹と雪遊びをした滋賀大付属小2年、中條真帆さん(8)は「朝起きて外を見ると真っ白だったので、お父さんに頼んで連れてきてもらった。雪だるまが作れて楽しい」と笑顔だった。
長浜市の余呉湖は、降りしきる雪の中、ワカサギ釣りを楽しむファンでにぎわった。同湖畔で「江土桟橋」「川並桟橋」の2カ所を運営する余呉湖漁業協同組合によると、今季は江土桟橋が豊漁で、1日で体長約10センチのワカサギを1000匹以上釣り上げる人もいるという。
8日も桟橋は大勢の釣り客であふれ、寒さに震えながらも、楽しそうに釣り糸を垂らした。京都府京田辺市から家族4人で訪れた小学6年、水野悠君(12)は「こんなに雪が降るとは思わなかった」と驚いていた。営業は3月末まで。期間中無休。午前6時〜午後5時。高校生以上1300円、小中学生800円。さおや餌、仕掛けは現地でも販売している。問い合わせは同漁協(0749・86・3033)へ。
14/02/08
■湖岸の流木配布が好評 彦根・松原浜(京都新聞電子版)
滋賀県彦根市松原町の琵琶湖岸・松原浜で7日、昨秋の台風18号後に大量に漂着した流木が市民向けに無料配布された。回収後の処理負担減を目指す県の初の試みに応募者が相次ぎ、第1弾として県内の10組がまきストーブ用などに持ち帰った。
流木は約1キロの砂浜を覆った漂着物を県が収集後、ヨシ片などと分別して積み上げていた。自家用に有効活用を呼び掛けると、想定を超える県内外44組の希望があり、応募順に配布先を絞った。
引き取りには地元をはじめ大津、近江八幡両市など県内一円から10組が軽トラックやワゴン車で訪れた。ストーブの燃料用のほか木工、園芸用材を探す人もおり、山積みされた流木から手頃なサイズを集めたり、持参したチェーンソーで幹を切り分けて運び出した。配布後は太い幹がほぼなくなり、全体量が3分の1近くに減った。
東近江市小脇町の小杉美津枝さん(55)は「ストーブに使えるし、浜の美観にもなる」と話していた。
配布が好評だったことから県湖東土木事務所は今後、彦根市沿岸で流木回収を終えた浜辺から順次、公募による無料配布を行うとしている。
14/02/07
■大量の流木、11人に無料配布 県湖東土木事務所(asahi.com滋賀)
昨年9月の台風18号で彦根市の松原水泳場周辺に漂着した大量の流木について、県は7日、希望があった11人に無料配布した。
県湖東土木事務所では、処理コストの削減などを目的に流木の無料配布を決定。希望者を募ったところ44人から応募があり、先着順に譲渡することにした。大半が県内で、利用目的を尋ねると薪(まき)ストーブなどの暖房利用が全体の75%を占め、ほかに木工や園芸、風呂の燃料などがあった。
この日は午前と午後に引き渡しがあり、参加者は運びやすいようチェーンソーで流木を切り、小型トラックなどに積み込んだ。東近江市から訪れた小杉美津枝さん(55)は「省エネのため、6年前から薪ストーブを使っている。積めるだけもらいたい」と話した。
14/02/06
■「環境型エンジン」8割超す 琵琶湖のプレジャーボート、県調査(京都新聞電子版)
琵琶湖を航行する水上オートバイなどを対象に、滋賀県が導入を義務付けている「環境対策型エンジン」について、県に登録されている船での普及率が、昨年4月時点で初めて8割を超えたことが県の調査で分かった。琵琶湖レジャー適正化条例の施行10年で、普及率は当初から5倍に伸びた。
県は2003年に同条例を施行し、水上オートバイや釣り用ボートなどプレジャーボートの航行区域を規制。08年には有害物質の排出量が多い旧型2サイクルエンジンを原則禁止し、11年に全面禁止した。環境負荷の少ない4サイクルエンジンなどの導入を義務付けている。
03年には県登録の対象船9231台のうち、環境対策型は1551台(17%)だったが、昨年4月時点では5458台中4511台(83%)を占めた。京都府や大阪府、愛知県など近隣6府県の登録船の平均値は昨年4月でも39%で、滋賀県独自の規制の効果が出ている。
また、環境対策型のプレジャーボートを対象に12年から表示を義務付けている「適合証」は、昨年12月までに約8800台に交付された。
県琵琶湖レジャー対策室は「昨年は夏場の監視活動でも過料の対象となる規制に違反は見つかっておらず、規制が多くの利用者に周知されている」としている。
14/02/05
■余呉湖でワカサギ大漁、「一番おいしい時期」(京都新聞電子版)
滋賀県長浜市余呉町の余呉湖で子持ちのワカサギ釣りが最盛期を迎えている。5日は数センチの積雪があり、雪化粧した湖畔を眺めながら愛好者が銀色に輝く魚を次々に釣り上げていた。
ワカサギの稚魚を育て放流している余呉湖漁協が、湖岸の2カ所に設けた江土(えど)桟橋と川並桟橋に地元や京阪神などから連日100人を超える人が訪れている。
ワカサギは、産卵期が近づき、温度が下がるこの時期に岸に寄ってくる。体長は10センチほどあり、1日に初心者で数十匹、多い人は500〜800匹を釣り上げる、という。3月末まで楽しめる。
同漁協は「今年は江土桟橋で良く釣れている。子持ちなので一番おいしい時期です」と話していた。料金は大人1300円、小中学生800円。同漁協TEL0749(86)3033。
■ガソリン価格、レギュラー158.6円…10週間ぶりの下落(Responce)
資源エネルギー庁が2月5日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月3日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり158.6円となり、前週に比べ0.1円下落した。
レギュラーガソリンの価格下落は、昨年11月25日の調査以来、10週間ぶり。
地域別では、関東で0.2円、東北と中部、近畿、四国で0.1円下落。北海道では0.4円上昇。中国と九州・沖縄は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは169.4円、軽油は139.2円で、いずれも前週と同価格だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、2月5日のレギュラーガソリンの全国平均価格は150.2円/リットル、ハイオクは161.6円/リットル、軽油は129.8円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■海難事故:沈没船の運搬中に男性転落、不明−−野洲の琵琶湖(毎日jp滋賀)
4日午後2時半ごろ、野洲市菖蒲の沖合約1キロの琵琶湖で、モーターボートから近江八幡市安土町宮津、会社員、樋栄(ひえ)茂さん(46)が転落したと同僚から110番通報があった。県警などが捜索したが見つからず、午後5時20分に打ち切った。
守山署によると、沈没船を近江八幡市の港へ運ぶ途中、ひき船と台船、クレーン船を結ぶロープが切れた。樋栄さんは修繕のためボートで...
14/02/04
■汚染チップ作業遅れ、滋賀県が謝罪 搬出、6割止まり(京都新聞電子版)
高島市内の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置されている問題で、滋賀県は3日、復旧作業の進行状況を発表した。今後の見通しについて、撤去・搬出は「2月中下旬までかかる」とし、覆土などの復旧完了を「3月初め」とした。高島市にも状況を説明した。
作業遅れについて県は、着手遅れや積雪、チップ周辺の土も除去対象に加えたためとした。チップの袋詰めは1月21日にほぼ終え、現在は周辺の土を除去しているという。
チップと土の合計量は大型土のうで600袋強に達し、うち6割程度を搬出した。搬出後は良質土で覆い、整地する作業を3月初旬まで実施し、土壌の放射能濃度や空間線量の測定結果を地元住民に説明する機会も設けるとした。
県は、搬出先とされる県外の廃棄物処理施設の場所や搬出業者の名を今回も明かさず、「受け入れが止まってしまう」と、今後も公開しない方針という。
高島市へは県幹部が同市役所を訪れ、1月までに作業が完了しなかったことを謝罪。着手の遅れや積雪などを理由に挙げて釈明した。福井正明市長は「これでは住民も納得できない」と早期撤去を強く求め、現場の状況や処分方法なども情報開示するよう要請した。
チップの撤去と現場の原状回復は、県外の業者が1月末を期限とする計画書を県に提出し、昨年12月中旬から作業を進めている。
■アサヒビールが販売本数分の寄付 「琵琶湖保全に」県に214万円 滋賀(msn産経ニュース)
琵琶湖の保全に役立ててもらおうと、「アサヒビール」は3日、売上金の一部を県に寄付した。金額は、昨年10月に県内で販売された「アサヒスーパードライ」など主力商品の本数と同じ、214万4254円。県の来年度の事業に反映される。
ビールの製造には良質な水やホップが必要であるため、同社は一定期間中に売り上げた商品1本につき1円を、各都道府県の自然保護活動などに寄付している。
県への寄付は今回が7回目で、寄付額は累計2479万8573円になった。寄付金はこれまでに、琵琶湖の在来種・ワタカの育成、ヨシの刈り取り、外来魚駆除などで活用。昨年は環境学習船「うみのこ」の就航30周年記念事業にも使われた。
同社近畿圏統括本部の関島力本部長がこの日、県庁を訪れ、嘉田由紀子知事に寄付金を手渡した。同社は「末永く寄付を続け、琵琶湖の環境に貢献していきたい」としている。
■かすむ街並み 県全域に濃霧注意報(ChunichiWeb滋賀)
県内は三日、全域で濃霧に覆われた。彦根地方気象台によると、南から流れ込んだ暖かく湿った空気が二日夜間に冷やされたことで、濃い霧が発生した。県内全域で二日午後九時二十分〜三日午後零時十七分、濃霧注意報が発表された。
彦根市の彦根城では、天守から城下町の景色を望めずに残念がる観光客もいた。特に堀沿いは濃い霧が立ちこめ、ライトをつける車も多く見られた。大津市内では午前中、街路樹や信号機の周囲に白いもやがかかり、車は低速走行で運転に気を付けていた。
予報では、四日は冬型の気圧配置が強まり、最高気温は三日より五〜六度下がり、彦根市で四度、大津市で五度と冷え込む。昼前から北部を中心に雪が降る。(中尾吟、辻井勇太)
■原状回復は3月初旬 木材チップ問題(ChunichiWeb滋賀)
高島市安曇川の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で、県は三日、高島市役所で福井正明市長らに復旧作業の状況を報告した。チップの搬出は今月中〜下旬に完了、整地まで終えるのは三月初旬になると説明し、一月末完了予定がずれ込んだ理由を「着手の遅れや積雪、予定より撤去の範囲を広げている」点を挙げた。
県庁で会見した琵琶湖環境部の森野才治次長は「地元住民や関係者の期待に応えられず大変申し訳ない」と陳謝した。
チップについては県が業者に自主撤去させており、昨年十二月二十四日から始めた袋詰めなどの作業は、全長五百七十メートル、幅二・八〜四・九メートルにわたって実施。一月二十一日には袋詰めを完了した。その後、表層土もはぎ取り、おおむね六割程度は搬出したという。
撤去完了後に県は地元住民の立ち会いの下で土壌などの放射性物質を測定。安全を確認した上で住民に報告する。その上で現地を良質の土で覆う整地作業を業者に求め、原状回復は三月初旬と見通した。復旧完了後も一定期間は河川水や空間線量の測定は続けるとした。
この問題では市民団体がチップ搬入にかかわった業者を河川法違反などで告発。県も告発のための調査を進めている。
◆高島市長が不快感
「積雪、言い訳にならない」
木材チップの撤去状況について県の説明を受けた高島市の福井正明市長は「雪は平年よりも少ない。言い訳にもならない」と不快感を示した。
福井市長は、チップの搬入や搬出の経緯、関係者、処分先などの詳細について「地元に説明して総括していただきたい」と県側に要請。さらに「撤去に軸足を置いている」として告発について口を濁す県担当者に対し、「第三者の業者が撤去しているというのだから、撤去が最優先という議論と告発とはつながらない」と指摘した。
市民団体見張り番の沢忠起代表(74)は「現場も公開されず、地元説明もなされない。何の作業をしているかも分からない。今年は例年に比べて雪は少ない方で天候は理由にならない」と批判した。(安永陽祐、井上靖史、山内晴信)
■放射性チップ 搬出完了下旬までに(YomiuriOnLine滋賀)
◆県、高島市に遅れ陳謝
高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムが付着した木材チップ約390立方メートルが放置されている問題で、県幹部が3日、高島市役所に福井正明市長らを訪ね、予定していた1月末までにチップの撤去作業が完了しなかったと陳謝した。チップの搬出完了は2月中旬から下旬頃にまでずれ込む見通しという。(小野圭二郎)
県によると、チップは昨春、河川敷に持ち込まれ、1キロ・グラム当たり最大3900ベクレルのセシウムを検出。昨年12月から県職員の立ち会いの下、県外の業者が撤去作業を進め、県外の処分場に搬出しているという。
県は1月末までに作業を終える計画を示していたが、今のところ搬出は全体の6割程度にとどまっている。遅れの理由は、▽積雪など悪天候▽機材の手配に手間取り着手が遅れた▽チップがあった場所の周りの土も念のため回収し、作業が長引いている――などとしている。
河川敷に敷き詰められたチップの回収と袋詰めはほぼ終わっている。河川敷を新たな土で覆う作業も含めると、全工程が終わるのは3月上旬の見通しという。
同市役所には、県の堺井拡・琵琶湖環境部長ら3人が訪問。堺井部長は福井市長と清水日出夫・市議会議長に「心配をかけ申し訳ない。作業自体は進んでおり、理解してほしい」と述べ、作業の進行状況や今後の計画を説明した。
福井市長は「積雪は当然想定され、遅れの理由にはならないのではないか。詳細なスケジュールを早急に示してほしい」と不快感をあらわにした。
県庁でも、森野才治・同部次長らが記者会見し、作業の遅れを発表。ただ、作業している業者や処分先、処分方法などはこの日も明らかにしなかった。
業者の撤去作業を巡り、県は当初、チップの放置に関わった業者が作業するとしていたが、着手直前に別の第三者の県外業者に代わったと説明するなど、計画と実施状況の食い違いが目立つ。1月末には、県の対応に不信感を募らせた市民らが東京都内の会社社長らを廃棄物処理法違反などで県警などに告発。「本来は県が関係者の責任を問うべきだ」などとしている。
県は告発について、市への説明や記者会見の場で「調査が必要だ。今はまず撤去作業を優先している」と繰り返した。ただ福井市長は「第三者が撤去しているのなら(告発しても影響は出ないはずで)、県が撤去優先とばかり言う主張には違和感がある」などと疑問を呈した。
■高島市長、「地元無視」に憤り 汚染チップ問題(asahi.com滋賀)
高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で3日、県の担当者が市庁舎を訪れ、福井正明市長に撤去作業の遅れを謝罪し、今後の計画などを説明した。福井市長は、これまでに撤去作業に関する経過説明がなかったことを「地元を無視している」と強い憤りを示し、嘉田由紀子知事に今後の対応について再考を求めた。
県側は、チップの撤去後に汚染された可能性のある表面の土をすき取り、上から別の土をかぶせて整地する作業をするために時間がかかると説明。作業完了は3月初めになる見通しを示した。
当初の計画よりも1カ月以上遅れることについて、福井市長は「今年は雪も少なく、遅れの理由にならない」と述べ、今後は詳細な日程を知らせるよう求めた。同席した市議会の清水日出夫議長が「風評被害を取り除くためにも終了時に安全宣言してほしい」と要望すると、県の担当者は「宣言という言葉については考えるが、同様の内容の意思表明はしたい」と応じた。
14/02/03
■原状回復は3月初め 高島・汚染チップ問題(京都新聞電子版)
滋賀県高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムを含む木材チップが放置されている問題で、県琵琶湖環境部の堺井拡部長らが3日午前、同市役所を訪れ、福井正明市長に復旧作業の進行状況を説明した。完了見通しについて、撤去・搬出は2月中〜下旬、さらに原状回復は3月初めまでかかるとした。福井市長は、より詳細な日程を示すよう求めた。
堺井部長は冒頭、1月末までに作業が完了しなかったことを謝罪。着手の遅れや積雪に加え、「チップ除去後の通路の表層土のすきとりを入念かつ広範に行っていることで想定以上の時間がかかっている」と釈明した。
そのうえで、撤去後は土壌の放射能濃度や空間線量を測り、その後に良質土で覆土して整地作業を行うとし、測定結果を地元住民に説明する機会も設けるとした。
これに対し福井市長は「積雪は想定の範囲だったはず。これでは住民も納得できない」と指摘。現場の状況や業者など詳細が明らかでないとして情報公開と、2月以降の具体的な作業日程と内容を示すよう求めた。また、市民や環境学者らが放置に関わったとされる業者ら4人を滋賀県警などに刑事告発したことに触れ、県の今後の方針をただした。
堺井部長らは「全ての情報公開は難しいが公表できるものは公表する」とし、刑事告発については「今は撤去に重点を置いている」と答えるにとどめた。
チップの撤去と現場の原状回復は、県外の業者が1月末を期限とする計画書を滋賀県に提出し、昨年12月中旬から作業を進めている。
14/02/01
■撤去、2月中旬に遅延 汚染木材チップ(ChunichiWeb滋賀)
高島市安曇川町の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で、嘉田由紀子知事は撤去完了予定日の三十一日、「残念ながら全てを撤去できる段階にはない」と述べ、二月中旬以降にずれ込むとの見方を示した。県議会民主会派との意見交換会で明かした。
嘉田知事によると、チップの袋詰めは完了し、搬出も六割方進んでいるが「残り四割を搬出するのに一〜二週間かかる」。土壌の状態を検査する作業なども残る。三日に県担当者が同市の福井正明市長らに状況説明する。
問題をめぐっては、市民団体が関連業者を刑事告発。県にも告発を求める声が上がっているが、嘉田知事は「事情を公表できる段階になったら公表する」と述べるにとどめた。(山内晴信)
■放射性チップ撤去長引く県、1月中目標(YomiuriOnLine滋賀)
◆「説明ない」住民不満
高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムが付着した大量の木材チップが投棄された問題で、県が撤去を終えるとしていた31日を迎えた。市民団体などが刑事告発で業者の責任追及を迫った一方、県には目立った動きはなく、搬出作業はこの日も続き、高島市や地元住民らはいら立っている。
県循環社会推進課は同日、作業の進み具合を一切、明らかにせず、「3日に高島市の福井正明市長を訪ねて説明する」と繰り返した。業者への指導や対応についても「県は河川を管理する立場で、直接の被害者というわけではない。調査は続けている」とした。
一方、福井市長は30日夜、市内で行われた会合で、「これまで見通しなどについて県からは何の説明もなく、甚だ遺憾」と不満をあらわにした。
現場の鴨川河川敷では31日、ひっそりと撤去作業が続いていた。昨年12月の作業前、390立方メートルのチップが確認され、出入り口近くに積まれていた大きな袋は姿を消し、内部の状況はほとんどうかがえない。関係者によると、3分の1程度が残っているとみられるが、監視で立ち会う県職員は「何も答えられない」と言葉少なだった。
■木材チップ撤去「2月中に」 県も告発準備(asahi.com滋賀)
高島市の鴨川河川敷に放射性物質に汚染された木材チップ約300トンが放置された問題で、嘉田由紀子知事は31日、業者による搬出作業が当初より遅れ、原状回復作業を2月中に終えるとの見通しを明らかにした。また、放置の業者を河川法違反容疑などで刑事告発する準備を進めていると述べた。
民主党・県民ネットワークとの政策意見交換会で述べた。嘉田知事は、当初1月中に作業を完了すると説明していたことについて、「残念ながら月内という段階ではない。地元に対しておわびしなければならない」と陳謝。現在の作業状況は、木材チップの袋詰めを終え、6割程度を搬出した段階。搬出終了には1〜2週間かかる見込みで、撤去後の土壌の放射線測定や汚染されていない土による整地など、原状回復を2月中に終えたいとしている。
刑事告発について嘉田知事は、河川法違反容疑での告発に向け、調査・準備を進めていると明言。「廃棄物処理法についても、県警と相談しながら、違反事実確定の調査をしている」と述べた。