琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
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琵琶湖の湖底から
(2014/06)

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14/06/30

■400トンのごみ回収 大津で琵琶湖市民清掃(msn産経ニュース)
 琵琶湖の環境保全を目的とした大津市の「琵琶湖市民清掃」が29日行われ、約7万人が琵琶湖周辺をはじめ、市内の各地域で清掃作業に当たった。
 住民団体などで構成する「琵琶湖を美しくする運動実践本部」の呼びかけで、毎年この時期に行われている一斉清掃行事。各地区の自治会をはじめ、事業所や団体などが参加した。参加者らは琵琶湖岸を中心に、それぞれの地域の河川や用水路、溝などを清掃し、合わせて約400トンのごみを回収した。同本部事務局は「昨秋の台風襲来の影響で河川や用水路、溝などにたまった土砂を処理する姿が目立った」と話している。

■治水工事前に生物調査 矢作古川(YomiuriOnLine愛知)
 西尾市志貴野町で矢作川・矢作古川流域の治水工事が行われるのに伴い、淡水生物の研究グループのメンバーら約20人が28日、同町の矢作古川で生物調査を行った。
 国土交通省豊橋河川事務所が矢作川から矢作古川へ川の水が流れ込むのを調節する固定堰(ぜき)を建設するため、水路の付け替え工事が行われる。工事によって矢作古川の河道約150メートルの水をせき止めるため、工事中は水生生物が生息できなくなることから、事前の調査が行われた。
 この日は、三河淡水生物ネットワークや豊田市矢作川研究所の職員らが、せき止めた水たまりなどからポンプで水をくみ上げ、魚などを分類した。その結果、オイカワ、ニゴイなど25種類の魚や、シジミやカサマキといった貝類など従来から生息する在来種が確認された。その後、在来種を脅かすオオクチバスなど特定外来種は除いて、放流した。
 固定堰は2016年3月に完成予定という。

■トンボの生息地守れ、児童ら外来魚を駆除(asahi.com岡山)
 世界最小種のトンボ「ハッチョウトンボ」の生息地として知られる総社市福井のヒイゴ池湿地で29日、湿地を維持管理している「北の吉備路保全協会」と地元の小学生ら計約40人が湿地の生態系に影響を与えるブルーギルなどの外来魚の駆除に乗り出した。
 同協会と市環境課の共催。5月下旬に池でブルーギルやブラックバスが泳いでいるのを協会員が確認し、13年ぶりに駆除活動をすることになった。
 この日はポンプやバケツを使って池の水を抜きながら網で池をさらい、ブルーギルとブラックバスを1時間で32匹捕まえた。総社北小6年の笠原伸之介君は「ブルーギル2匹を捕まえた。逃げ足がとても速くて難しかった」と苦労した様子。協会の萱原潤さん(61)は「外来魚はヤゴを食べてしまうので、トンボがどんどん減ってしまう。退治するのもこれだけの苦労が伴うので、放すのは絶対にやめてほしい」と話した。(長谷川健)

14/06/29

■琵琶湖:「オオバナミズキンバイ」駆除の大作戦(毎日jp)
 滋賀県守山市の琵琶湖で29日、住民や大学生ボランティアら約280人が、大繁殖している水草「オオバナミズキンバイ」約8トンを船上などから駆除した。
 南米・北米原産の外来種で、琵琶湖では2009年に初めて確認。生育面積は当初の142平方メートルから昨年12月には約6万5000平方メートルまで広がった。今年6月に特定外来生物に指定されている。
 水質悪化や生態系への悪影響が懸念されるため、NPO法人が呼びかけた。ちぎれた茎からも根が生える強い繁殖力に、関係者は「根こそぎ絶やすまで頑張りたい」と長期戦を覚悟。【竹下理子】

■高知県の嶺北高校生がブラックバスを米粉パン商品として2種類考案(高知新聞ネット版)
2014年06月29日08時49分
 高知県立嶺北高校(高知県長岡郡本山町)の生徒でつくる地域おこしグループ「嶺北ユースネイバーズ」がこのほど、早明浦ダム湖に生息するブラックバスを揚げ、米粉パンに挟んだハンバーガーとホットドッグを考案した。釣り人らが対象の試食会でも「臭みはなく、おいしい」と好評で今後、イベントなどで売り出していく。
 2年前に結成した「嶺北ユースネイバーズ」は1〜3年の46人が所属。米粉を製造するJA土佐れいほくの出資法人「れいほく未来」と提携して商品を開発しており、これまでに嶺北八菜のピザや、原木シイタケのバーガーなどを考案・販売している。
 今回はバス釣りが趣味の2年、佐賀野杏奈さん(17)が提案。「駆除され捨てられるなら、おいしく活用したい」と考えた。
 当初、他のメンバーは戸惑ったが、食べてみると「普通の白身魚と変わらん」。今月中旬、レタスやトマトと挟んだ「米粉さめうらバーガー」と、ホットドッグ用のパンで挟んだ「米粉さめうらドッグ」を試作した。
 以降、早明浦ダム湖のバス釣り大会などで試食会を2回開催。土佐郡土佐町の米粉パン工房「米米ハート」の真辺由香代表(52)の助言も受け、バーガーのトマトソース増量など、改良を加えた。2品とも入るタルタルソースとの相性も抜群で、もっちりしたパン、さくさくのフライの食感が楽しめる。
 米粉さめうらバーガー、米粉さめうらドッグとも販売はイベントへの出店が中心。7月10日に本山町田井の道の駅土佐さめうら、7月20日は高知市北御座のサニーマート御座店で出張販売を行う予定。

■琵琶湖:アユ“ピンチ” 魚群、平年の1〜5割 餌と産卵数、減少の影響(毎日jp滋賀)
琵琶湖のアユの群れが、今年は平年の1〜5割程度にとどまっていることが県水産試験場の調査で分かった。琵琶湖のアユはこの数年、餌となる動物プランクトンが減ったことなどから、産卵数が減少している。漁業関係者によると、今年は空梅雨気味で降水量...

14/06/28

■ブラックバス、安里川で相次ぎ確認 特定外来生物(琉球新報ネット版)
 侵略的外来種ワースト100に入り、「特定外来生物」として生体の移動が禁じられているブラックバス(北米原産)が27日までに那覇市の安里川で相次いで確認された。環境の専門家などは、在来種を捕食し、生態系をかく乱する危険性があるとして、放流をしないよう注意を呼び掛けている。
 ブラックバスは、22日から26日にかけて那覇市のさいおんスクエア前の安里川で、25センチから40センチ超のものまで4匹が釣り上げられた。
 この場所は、満潮時には海水が入る汽水域となり、ロウニンアジ(ガーラ)やミナミクロダイ(チン)、ボラのほか、クロホシマンジュウダイやユゴイ、テナガエビなど多様な在来種が確認されている。安里川はごみの不法投棄や悪臭の問題があったが、工場など周辺の汚濁源が下水道に移行したことなどで、近年水質が改善され、生物が戻ってきている。
 ブラックバスは、県内では倉敷ダム(うるま市)や漢那ダム(宜野座村)でも確認されている。全国的に釣魚として人気があり、各地で意図的に放流された可能性も指摘されている。
 沖縄自然環境ファンクラブの賀数弘さんは「安里川は川幅が狭く、魚が隠れる場所も少ないことから、ブラックバスは在来種にとって大きなダメージになる。安易な気持ちで放すと生態系が壊れてしまう」と注意を呼び掛けている。

■3新人「嘉田票」めぐり思惑 滋賀県知事選(京都新聞電子版)
街頭に立つ滋賀県知事選の候補者ポスター掲示板。前回知事選で過去最多を記録した「嘉田票」の行方が注目されている(大津市内)
街頭に立つ滋賀県知事選の候補者ポスター掲示板。前回知事選で過去最多を記録した「嘉田票」の行方が注目されている(大津市内)
 新人3人が立候補した滋賀県知事選で、今回退任する嘉田由紀子知事を支持してきた「嘉田票」の動向が焦点となっている。前回知事選で過去最多の約42万票を獲得し、一昨年の衆院選に党首で臨んだ「日本未来の党」は県内約8万票の比例票を集めた。告示から後継候補と嘉田知事は二人三脚をPRし、他候補は根強い嘉田人気を気遣って直接批判を抑えつつ、得意政策で取り込みを図っている。
 26日の三日月大造候補の出発式。嘉田氏は「この人なら任せられる」と後継をアピールし、そろって街頭に出発。選挙ポスターにも嘉田氏の顔写真を入れた。選挙母体「チームしが」は選挙序盤、2人一緒と別々の行動パターンを設け、嘉田票のつなぎとめに効果的な方法を探っている。今江政彦幹事長は「今後も嘉田知事の動きが最も重要」と運動の中心に据える。
 小鑓(こやり)隆史候補の選対は名指しの嘉田氏批判を控えた対応が目立つ。推薦する自民党は過去2回の知事選で支持層の一部が流れて敗れたとみており、選対の県議は「知事の評価はいろいろ。悪く言い過ぎない方がいい」。26日に県内6カ所で演説した石破茂自民幹事長は「懸命に県政に取り組み敬意を表す」としつつ、安倍政権と連携した経済再生を重点的に訴えた。
 坪田五久男候補は27日のの演説会で、嘉田知事から三日月候補が引き継ぎ掲げる「卒原発」に触れ、「徐々に減らすより、いま止まっている原発を廃炉にするのが現実的」と自らの「原発ゼロ」との違いを強調した。選対幹部は「新幹線新駅を中止した1期目の評価が前回知事選の得票。今回は本人が出ず、そのまま三日月氏にいかないだろう」と取り込みを狙う。

■外来魚 釣って減らせ 来月〜10月上平・桂湖、釣果上位者に賞品(北日本新聞webmin)
外来魚 釣って減らせ 来月〜10月上平・桂湖、釣果上位者に賞品
桂湖でブラックバスを釣り上げるビジターセンターの坂口さん
 南砺市上平地域の白山国立公園・桂湖で7月1日から10月13日まで、生態系に影響を与える特定外来生物・ブラックバスの釣果を競いながら駆除につなげる競技形式の「外来魚ゼロ作戦」が行われる。これまで刺し網やはえ縄で駆除を試みたが効果が薄く、釣り人の腕前に期待をかける。(福光・城端支局長 佐藤範幸)
 桂湖には在来のイワナやコイなどが生息する。肉食で繁殖力が強いブラックバスが増えて以降、一定の大きさに育ったイワナやコイはいても幼魚はめっきり減ったという。15日の釣り大会でもバスが半日で100匹以上釣れたが、他の魚の釣果はなかった。
 「ゼロ作戦」は、継続的に釣って減らすのが最も有効と考えた桂湖ビジターセンターが、市林政課の助成を受け、市合併10周年記念事業として初めて企画した。
 参加者には同センターが登録証を発行。期間中に参加者が釣ったバスを同センターが回収して集計する。期間を通した匹数部門の優勝者に「なんと共通商品券」3万円分、大きさ部門の優勝者に同2万円分を贈るほか、それぞれ上位者に賞品がある。
 釣り方は餌釣り、ルアー、フライ。ボートはエンジン付き不可。釣り料金は5回まで1日400円で、6回目以降無料。登録の際にレンタルカヌーの千円割引券が付く。釣った人にはくろば温泉入浴半額券(300円)を贈る。
 同センターの坂口美紗さんは「釣りを楽しみながら生態系保全に役立ちたい人は集まって」と呼び掛ける。
 問い合わせは同センター、電話0763(67)3120。

■滋賀知事選 候補者の横顔(上から届け出順)(msn産経ニュース)
 新人3氏による舌戦が始まった知事選。7月13日の投票日に向けて県内を奔走する3人は、どんな人物で、どんなことを考えているのか。候補者の横顔を紹介する。
     ◇
恩返しの思いで挑戦
□小鑓(こやり) 隆史(たかし)氏(47)=無新
 「滋賀は今、停滞している。現状から脱しないと発展の機会を逃してしまう」
 大津市仰木町の出身。故郷を憂える気持ちから立候補を決意した。実家の周辺に広がる棚田と、そこから望む琵琶湖が心の原風景。幼稚園児のころ母を亡くし、父の農作業を手伝いながら新聞配達もこなした。地域の人にも支えられて育ったと実感し、恩返しの思いで挑む。
 京都大大学院を修了後、平成4年に通産省(現経産省)に入る。海外勤務などを経て、24年から内閣官房参事官として安倍政権が進める経済政策「アベノミクス」の立案に携わった。
 趣味は読書とスポーツ。愛読書「坂の上の雲」の主人公、秋山兄弟を尊敬する。日露戦争の厳しい状況下で、信念を貫いた姿に感銘を受けた。
 好きな言葉は「運」。巡り合わせとタイミングが重要だと考え、出馬を相談した家族には猛反対されたが「故郷に貢献できるのは今しかない」と説得。出馬表明後は多忙な毎日が続くが、娘と息子から届く応援メールが心の支えだ。
     ◇
6度目の選挙に気合
□坪田(つぼた) 五久男(いくお)氏(55)=無新
 国政選挙での5度の挑戦を経て、初めて知事選に立候補した。「県民のいのちと暮らしを守るため、知事の立場から国政に声をあげたい」と、消費増税やTPP参加への反対、脱原発などを訴える。
 県内の小・中学校で10年間、教鞭(きょうべん)を執った。受け持ったクラスの生徒が「次の学年でも担任を続けてほしい」と校長先生に懇願してくれたこともあった。そんな思い出の一方、学校現場の環境整備が不十分だと感じることも多く、政治で教育環境の向上を目指そうと思い、教員を辞職。共産党の専従職員になり、政治家を志した。知事選では、学校給食の実施校拡大なども公約に掲げる。
 中学・高校時代は野球に打ち込み、大学ではハンドボール部に所属。冬にはスキーに出かけるなど、体を動かすのが大好きだ。
 6度目の選挙に臨み、「今度こそ」と教え子たちに気合を注入された。当初は出馬に反対していた妻と2人の娘も、最近では背中を押してくれる。「子供たちの未来のために」という言葉を胸に挑む。
     ◇
みんなで決める自信 
□三日月(みかづき) 大造(たいぞう)氏(43)=無新
 「多様な意見を反映させるために心を砕く知事になりたい」
 8年間勤務したJR西日本を辞め、32歳で衆院議員に初当選。これまでに、国土交通副大臣や民主党筆頭副幹事長などを歴任した。国会対策で、他党と激しい議論を繰り返してきた経験から、ていねいな合意形成には自信を見せる。
 スローガンの「草の根自治」には、学生の頃から取り組んできたという自負がある。中学時代は、生徒会長として「あいさつ運動」や「花いっぱい運動」を推進した。高校生のときには、当時校内になかった硬式テニス部を創設した。「『みんなのことはみんなで決める』という思想が、のちの政治家としての生き方につながった」
 小、中、高校生の男女3人の父親。時には仕事より家での夕食を優先させたり、娘の宿題を一緒にしたりと、できるだけ家族を大切にしてきた。気分転換はテレビで「吉本新喜劇」を見ること。食べるのも大好きで、好物は「妻のつくるもの」と、愛妻家の一面ものぞかせる。

14/06/27

■[知事選告示]「継承」「転換」3新人激突(YomiuriOnLine滋賀)
 知事選は26日告示され、いずれも無所属新人の元経済産業省職員の小鑓隆史氏(47)(自民、公明推薦)、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)(共産推薦)、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)の3候補が立候補を届け出た。2期務めた嘉田知事はこれまで表明していたとおり不出馬だった。3候補はまず大津市内で第一声を上げ、早速、各地を巡った。政権与党の全面的な支援を受け、アベノミクスの普及などを訴える小鑓陣営と、原発再稼働や憲法改正に強く反対し、推薦政党の方針を色濃くにじませる坪田陣営。これに対し、嘉田知事の後継指名を受けた三日月陣営は無党派層の取り込みを意識し、出身政党である民主党の“色”を極力排する戦術をとる。嘉田知事が積み重ねた8年の県政運営を継承するのか、転換するのか。それが最大の争点だ。投開票は7月13日。

■県内で清掃活動や外来植物駆除 「びわ湖の日」に(asahi.com滋賀)
 7月1日の「びわ湖の日」に合わせ、県内では琵琶湖の清掃活動や学習会などの催しが始まる。
 県内各地の19団体が協力して実施する「びわ湖を美しくする運動」では、7月6日まで、琵琶湖岸や河川、公園や広場などで清掃活動をする。昨年は14万7千人が参加した。
 29日と7月1日には守山市の赤野井湾で、国の外来水生植物に指定された「オオバナミズキンバイ」の駆除活動を実施。被害状況や環境への影響などの理解を広める。

■「びわ湖の日」を記念、地産地消の商品販売(asahi.com滋賀)
 7月1日の「びわ湖の日」を記念し、コンビニエンスストア大手のセブン―イレブン・ジャパンは地産地消にこだわった商品の販売を県内で始めた。7月8日まで。
 昨年から県と同社が連携して企画し、今回が2回目。県産小松菜を混ぜ込んだおむすびや近江牛を煮込んだ牛肉煮などが入った弁当(税込み450円)、大津市産の牛乳を練り込んだ牛乳パンのホイップサンド(同140円)、草津市産のメロンの果肉を盛りつけたホワイトエクレア(同200円)の3品。
 各商品には県が推進する「おいしが うれしが」のシールを貼って、県産食材をPRする。担当者は「どの食材も琵琶湖の恵みを受けて作られている。環境を意識してもらうきっかけになれば」と話している。

14/06/26

■増え続ける外来魚コクチバスを一網打尽に(福井県)(日テレNEWS14)
大野市の九頭竜ダムで外来種の魚が増え続け、行政が大がかりな駆除を行なった。
九頭竜ダムでは県内で初めて平成19年にコクチバスの生息と繁殖が確認されている。
平成22年から駆除に取り組んでいて、県や奥越漁協などの関係者が24日、船を使って刺し網漁を行ない、体長30センチから40センチの大きなコクチバスが次々と掛かっていた。
コクチバスは大きいもので体長50センチに育ち、もともと生息しているフナやコイの稚魚を食べてしまうことから、自然界の生態系を崩す。
県内水面総合センターの岩谷芳自所長は「(コクチバスの)分布調査をしている限りでは、なかなか減っていない現状。今後増える可能性があるので、被害が出てない段階で何とか徹底的に駆除したい」と話した。
駆除作業は27日も続く。

■滋賀県知事選、3新人の争い確定 13日に投開票(京都新聞電子版)
 任期満了に伴う滋賀県知事選が26日、告示された。いずれも無所属の元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民党、公明党、日本維新の会県総支部推薦=、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産党推薦=、元衆院議員の三日月大造氏(43)が立候補し、新人3人による選挙が確定した。2期8年で退任する嘉田由紀子知事(64)の県政の流れを継承するか、いかに転換するかが問われる。投票は7月13日で、即日開票される。
 新人だけの選挙は16年ぶり。新知事の任期中に人口減少に転じるとされる湖国の将来像をはじめ、経済の活性化や福祉の充実、原発問題の論戦が見込まれる。
 小鑓候補は、最重点の知事選の一つに位置付ける自民党本部が全面支援する。成長戦略による滋賀経済の再生を最優先に掲げ、女性や若者、高齢者の活躍、道路などの社会資本整備と合わせて三つの重点目標を打ち出した。
 共産県委や県労連で構成する「明るい滋賀県政をつくる会」が選挙母体の坪田候補は、原発再稼働や集団的自衛権の行使容認に反対して安倍政権批判を前面に出す。命と暮らしを最優先するとし、中学卒業までの医療費無料化を掲げる。
 三日月候補は民主党を離党し、政党推薦を受けずに嘉田知事と共同代表を務める「チームしが」で選挙に臨む。連合滋賀が推薦する。琵琶湖保全を進めた「草の根自治」発展を主張し、原発への実効性のある防護態勢の実現などを訴える。
 期日前投票は27日から各市役所、町役場で始まる。期間中に支所などに増設され、県内56カ所で投票できる。
◇立候補者(届け出順)
(氏名、年齢、所属、現新別、推薦政党、職業・肩書(カッコ内は経歴)、現住所、最終学歴、無=無所属、敬称略)
・小鑓隆史(こやり たかし)47 無新 自民、公明、日本維新の会県総支部推薦
 元内閣官房参事官(日本貿易振興機構ヒューストンセンター次長、経済産業省大臣官房政策企画委員)大津市島の関、京都大工学研究科修了
・坪田五久男(つぼた いくお)55 無新 共産推薦
 共産党県常任委員、明るい滋賀県政をつくる会常任幹事、農事組合法人理事(小中学校教諭)近江八幡市安土町東老蘇、滋賀大教育学部卒
・三日月大造(みかづき たいぞう)43 無新
 元衆院議員、チームしが共同代表(国土交通副大臣、民主党国会対策委員長代理、同党滋賀県連代表、JR西日本社員)草津市草津町、一橋大経済学部卒

■ワタカ:水草対策、小学生90人が放流−−彦根(毎日jp滋賀)
小学生たちは県北部流域下水道事務所の職員から彦根旧港湾の状況やワタカについて説明を受けた後、草津市の琵琶湖栽培漁業センターで育てられた体長約5センチのワタカの稚魚計3000匹を小さなバケツから放流した。ワタカは3年で約30センチに成長...

■知事選アンケート(滋賀報知新聞ネット版)
=1=
原発再稼働差止め判決
福井地裁の大飯原発再稼動差し止め命令判決について賛成、反対か。
坪田五久男氏 〇賛成 福井判決は、原発は、人の命を基礎とする人格権より劣位にあるという憲法の精神に貫かれた画期的判決である。
小鑓 隆史氏 △どちらでもない 司法判断を評価する立場にない。再稼働にあたって、いかなる事情よりも安全性を優先させることは当然である。
三日月大造氏 〇賛成 福島事故を教訓に、250キロ圏内の住民に人格権を認め、汚染のない自然を国富とした事は画期的で革新的。
立地県並みの再稼働同意条件
嘉田知事は再稼動にあたって、立地県並みの同意条件を求めているが賛成か反対か
坪田五久男氏 ×反対 この方針は再稼働を前提とする考え方で、県民の命と琵琶湖を守るためには再稼働そのものに反対するべきだ。
小鑓 隆史氏 △どちらでもない 立地自治体である福井県との連携を強化し再稼働の判断に際して滋賀県の立場を考慮してもらうよう働きかける。
三日月大造氏 〇賛成 万一事故が発生した場合には、住民生活や琵琶湖に大きな影響を受ける恐れがある被害地元としては必要な条件。
道州制
嘉田知事ら何人かの知事は道州制に慎重とする要望を政府に対して行っているが、導入に賛成か、それとも反対か
坪田五久男氏 ×反対 道州制は地方自治を住民から遠ざけ、道州規模での大規模開発などを進めるもので、住民の利益にならない。
小鑓 隆史氏 △どちらでもない 未だに明確な具体像が見えてこない。今後、広域連合の枠組みに捉われず近隣府県と議論を重ねる必要がある。
三日月大造氏 ×反対 人口減少が顕著になる中、地方の衰退は深刻。道州制では「州央集権」が進み、滋賀や琵琶湖は守れない。
嘉田県政への評価
嘉田県政2期8年を評価するか
坪田五久男氏 ×評価しない びわこ空港、新幹線新駅、ダム中止などは、住民運動を背景にしたものだった。他の多くは国いいなりであった。
小鑓 隆史氏 △どちらでもない 様々な課題に真摯に取り組まれたと思う。ただ、市町と信頼関係が損なわれた面もあり先送りされた課題も多い。
三日月大造氏 〇評価する 高コスト体質の公共事業を見直し、県民の希望する医療福祉、雇用経済、環境・安全等のソフト施策は画期的。
新幹線新駅
北陸新幹線の米原ルートが決まれば、新駅が必要と県はしているが、新駅は必要か
坪田五久男氏 ×必要ない 新駅建設はオール自治体負担、国やJRは負担をしない。在来線を守り、安全な輸送確保こそ最優先すべき課題です。
小鑓 隆史氏 〇必要 北陸新幹線延伸やリニア中央新幹線整備に伴い、将来的に県内への新幹線新駅設置を働きかけていく必要はある。
三日月大造氏 △県民意見聴取が必要
 リニア中央新幹線の開業に伴い東海道新幹線の位置づけは変わる。新駅の必要性、費用対効果等、検討に再挑戦する。

■知事選告示、熱い舌戦スタート 嘉田県政の継承か否定か(滋賀報知新聞ネット版)
小鑓氏「滋賀の潜在力生かし活力を」
坪田氏「暮らし第一、憲法を生かす」
三日月氏「中央から、草の根自治を守る」
 【県】 任期満了に伴う知事選挙は二十六日告示され、七月十三日投票(即日開票)までの舌戦の火ぶたが切られた。立候補したのは届け出順に、元経産省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自、公、維県総支部推薦=、共産県委員会常任委員の坪田五久男氏(55)=共推薦=、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)の無所属新人の三人。経済や福祉、原発をめぐる防災、エネルギー政策などで論戦が繰り広げられる。
小鑓氏(県庁前)
 小鑓候補は支援者八百人(主催者発表)が見守る中、県庁前の第一声で「県内を歩き回り、滋賀県は琵琶湖を中心に豊かな自然、地の利、人口増など(成長の)潜在力があると思った。『三本の槍』の政策を掲げて、県内に活力を取り戻す」と訴えた。具体的には、ものづくり企業の基盤強化による税収安定、教育の充実、河川や道路などの社会資本整備を掲げ、「(小鑓氏の政策である)『三本の槍』にアベノミクスの三本の矢を重ね合せ、相乗効果で経済を再生する」と、決意を誓った。
 応援に駆けつけた自民党の石破茂幹事長は「アベノミクスの正念場はこれからの四年間。(アベノミクスの)矢と(小鑓氏の)槍がいっしょになって地域は再生する。滋賀に小鑓が必要」と、支持を求めた。
坪田氏(JR膳所駅前)
 坪田候補は膳所駅前に集まったオレンジシャツの運動員や支持者ら約三百人を前に、「すべては子どもたちの未来のために、県民の暮らし第一、憲法を生かす新しい県政をつくるために全力でがんばります」と第一声を挙げ、「知事を変えて、政治を変える戦い」と知事選を位置づけ、「安倍政権の暴走政治には目に余るものがある。暴走政治に対してどういう態度を取るかが一大争点」とした。
 「みなさんの暮らしはアベノミクスで良くなってきたでしょうか」と問いかけ、「成長戦略を滋賀県に持ち込むのは断じて許されない。新幹線新駅の無駄遣いや増税をやめて暮らしを守り、原発ゼロ、若者を二度と戦場に送らない願いを託して」と訴えた。
三日月氏(JR大津駅前)
 三日月候補の出発式は午前九時から、JR大津駅前で行われた。約五百人(主催者発表)がつめかけた。選挙母体である「チームしが」の呼びかけ人代表の武村正義元知事、共同代表の嘉田由紀子知事、連合滋賀の山田清会長の挨拶のあと、三日月氏が決意を述べた。
 嘉田県政を継承する三日月候補は「中央から恩着せがましく、補助金がほしいなら従えと言わんばかりの今回の知事選挙に、草の根自治を守ろうと声を挙げたい。三本の矢だの、三本の槍など、人を傷つける武器を振りかざして、やたら成長、成長と言う人がいる。私は違う。滋賀県の自然の力を生かして、滋賀らしい豊かさを求めていきたい。このためにも原発に依存しないエネルギー社会を一緒に作っていこう」と訴えた。

■新人3氏の争いに=嘉田県政継承か、転換か−滋賀知事選(jiji.com)
 嘉田由紀子知事の任期満了に伴う滋賀県知事選は26日告示され、午後5時に立候補の届け出を締め切った結果、元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)=自民、公明推薦=、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=、元衆院議員の三日月大造氏(43)の無所属新人3氏による争いが確定した。投開票は7月13日。
 現職の嘉田知事は2期8年での引退を表明し、16年ぶりに新人同士の争いとなる。新幹線新駅やダムの建設など大型公共事業の見直しを進めてきた嘉田県政を継承するのか、転換するのかが問われる。中小企業が多い県の経済対策なども争点になる。
 隣接する福井県に集中する原発をめぐる政策も争点の一つ。小鑓氏が「エネルギー政策は国の政策」と述べるにとどめる一方、坪田氏は全ての原発の廃炉を主張。嘉田知事が後継指名した三日月氏は「卒原発」の立場から、「多重の防護体制が実現しない限り再稼働には同意できない」と訴えている。
 小鑓氏には、推薦する自民党の国会議員が続々と応援に入る予定で、出陣式には石破茂幹事長らが駆け付けた。坪田氏は県労連などで構成する「明るい滋賀県政をつくる会」の推薦も受ける。三日月氏は、民主党などの支援を受けながら、嘉田知事や元蔵相の武村正義元知事らと共に政党推薦なしで選挙戦を戦う。

■滋賀県知事選告示 新人3氏の争いに(ChunichiWeb)
 滋賀県知事選は26日告示され、いずれも無所属の新人で、元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史(47)=自民、公明推薦=、元教諭の坪田五久男(55)=共産推薦=、元民主党衆院議員の三日月大造(43)の3氏が届け出た。午後5時に届け出が締め切られ、3人による争いが確定した。投票は7月13日で即日開票される。
 隣の福井県にある原発の再稼働への賛否を含むエネルギー政策、経済対策などが争点。現職嘉田由紀子知事は出馬しない。
 新人3氏とも大津市内で第一声を上げ、官僚時代に安倍晋三政権の経済政策アベノミクスに携わった小鑓氏は「県と国の関係が悪く、経済再生の道筋が見えていない滋賀に活力を取り戻したい」と訴えた。
 対して坪田氏は、消費税増税や原発政策などでの安倍政権の姿勢を批判し、「原発の再稼働は許さない。安倍政権の暴走政治にノーを下し、県民の暮らし第一の県政をつくる」と主張。
 嘉田知事の政策路線の継承を掲げる三日月氏は「中央主導の政治ではなく草の根自治を守る。できるだけ早く原発ゼロのエネルギー社会をつくっていく」と力を込めた。

■滋賀知事選告示 新顔3人、原発政策など争点(asahi.com)
 滋賀県知事選は26日に告示され、無所属の新顔3人が立候補を届け出た。立候補したのは、自民、公明両党が推薦する元経済産業官僚小鑓(こやり)隆史氏(47)、共産党推薦で党県常任委員の坪田五久男(いくお)氏(55)、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)。7月13日に投開票される。
 2期8年務めた嘉田由紀子知事の後任を選ぶ選挙戦は、17日間にわたって行われる。隣接する福井県に集中する原発の再稼働を含むエネルギー政策や、中小企業を多く抱える滋賀県内の経済活性化などが大きな争点となる。
(届け出順、〈 〉内政党は推薦・支持)
 小鑓隆史(こやりたかし)47 無新 〈元〉内閣参事官 〈自〉〈公〉
 坪田五久男(つぼたいくお)55 無新 共産党県役員 〈共〉
 三日月大造(みかづきたいぞう) 43 無新 〈元〉衆院議員

■継承か転換か、舌戦熱く 滋賀県知事選告示(京都新聞電子版)
 今後4年の湖国のかじ取り役を決める滋賀県知事選が26日始まった。引退する嘉田由紀子知事の後を受け、3新人による17日間の選挙戦。各候補は駅前などに立ち、少子高齢化への対応や経済・雇用政策、環境問題など主要なテーマをめぐり「国政との相乗効果で滋賀経済を再生させる」「無駄遣いをやめ、暮らし第一の県政を」「誰も犠牲にならない経済、社会をつくる」などと主張をぶつけた。
小鑓候補
 小鑓(こやり)隆史候補(47)は早朝に大津市内の神社で必勝を祈願した後、県庁前で出発式に臨んだ。半袖のシャツに水色のたすきをかけ、街宣車の上で推薦や支援をする政党の国会議員らと並んだ。マイクを握り、「アベノミクスの三本の矢に、私が掲げる政策の『三本の槍(やり)』を重ねて、相乗効果で滋賀の経済を再生させる」と訴え、拳を突き上げて決意表明。応援に入った自民党の石破茂幹事長も「小鑓さんなら滋賀の再生ができる」と力を込めた。2人で支援者らと握手した後、そろって車に乗り込み、大きく手を振って出発した。
坪田候補
 坪田五久男候補(55)は同市のJR膳所駅前で出発式を行った。憲法9条を守り抜く決意を込めた「9」をかたどったブローチを左胸に付け、「消費税増税や集団的自衛権の行使容認問題で県民を脅かしている」などと、安倍政権への批判に大半を費やした。「何があっても原発再稼働を許さない。新幹線新駅も無駄遣いをやめろときっぱり審判を下そう」と訴え、「体を張って安倍政権の暴走から県民を守り、暮らし第一の県政をつくる」と力を込めた。この後、支持者らと共に「憲法生かそう」などと声を合わせ必勝を誓った。
三日月候補
 三日月大造候補(43)はJR大津駅前で第一声を上げた。「中央主導の『上から目線』(の候補)に滋賀県が乗っ取られていいのか。自然を生かし、人の力を伸ばす、誰も犠牲にならない経済、社会をつくっていこう」。三日月氏を後継指名した嘉田知事と選挙カーに乗り込み、彦根市まで巡るこの日の遊説に出発した。出発前には嘉田知事が「この人なら任せられる」、武村正義元知事が「清潔で活力ある県政を」とエールを送った。子育て中の母親たちが応援の横断幕を掲げ、若者もマイクを握って支持を訴えた。

■滋賀県知事選告示、無所属の新人3人が届け出(YomiuriOnLine)
 滋賀県知事選は26日告示され、無所属新人の3人が立候補を届け出た。
 2期務めた嘉田由紀子知事(64)は出馬しない。投開票は7月13日。
 隣接する福井県に集中する原子力発電所への対応を巡り、嘉田知事が掲げてきた「卒原発」などの政策を継承するかどうかが最大の焦点。
     ◇
小鑓(こやり)隆史(たかし)47 無新 (元)経産省職員〈自〉〈公〉
坪田(つぼた)五久男(いくお)55 無新 共産党県役員〈共〉
三日月(みかづき)大造(たいぞう)43 無新 (元)衆院議員
(届け出順、〈 〉内は推薦政党。(元)は前職を含む)

■滋賀県知事選告示、3新人が届け出(京都新聞電子版)
 任期満了に伴う滋賀県知事選が26日、告示された。いずれも新人で無所属の元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民党、公明党、日本維新の会県総支部推薦=、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産党推薦=、元衆院議員の三日月大造氏(43)の3人が立候補を届け出た。嘉田由紀子知事(64)の2期8年の県政の流れを継承するのか、いかに転換するのか、将来の方向性が問われる。投票は7月13日で、即日開票される。
 小鑓候補は嘉田県政に批判的だった自民県連からの要請を受け、3月に立候補表明した。成長戦略による滋賀経済の再生を最優先に掲げ、女性や若者、高齢者の活躍、道路などの社会資本整備と合わせて三つの重点目標を打ち出した。出発式では「大きな潜在力のある滋賀に活力を取り戻す」と訴えた。
 坪田候補は共産県委や県労連で構成する「明るい滋賀県政をつくる会」が4月に擁立を決めた。原発再稼働、集団的自衛権の行使容認などに反対して安倍政権批判を前面に出し、命と暮らしを最優先する県政を主張する。出発式では「安倍政権の暴走をストップさせ、県民の暮らしを守る」と主張した。
 5月に衆院議員を辞職し、民主党を離党した三日月候補は、政党推薦を受けず、嘉田知事と共同代表を務める「チームしが」を発足させた。県民の力で琵琶湖保全を進めた「草の根自治」の発展を主張する。出発式では「中央主導、上から目線でなく、滋賀が大事にしてきた草の根自治を守る」と訴えた。

■滋賀県知事選、3新人が出馬 経済、原発めぐり論戦(47NEWS)
 任期満了に伴う滋賀県知事選は26日告示され、元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)=自民、公明推薦=と共産党県常任委員坪田五久男氏(55)=共産推薦、元民主党衆院議員三日月大造氏(43)の無所属3新人が届け出た。7月13日に投票、即日開票される。
 現職の嘉田由紀子知事は出馬せず、2期8年の嘉田県政への評価や経済活性化対策などが主な争点。隣の福井県の若狭湾に集中立地する原発の再稼働をめぐっても論戦が繰り広げられそうだ。

14/06/25

■大津の大観覧車「イーゴス」がベトナムで元気な姿−琵琶湖大橋にピエリも(びわ湖大津経済新聞)
 昨年末ベトナムに「嫁いだ」大津の大観覧車「イーゴス」が6月、ダナンで活躍していることが分かった。
故郷と同じ琵琶湖大橋や商業施設も
 研修旅行で訪れたおごと温泉観光協会会長の金子博美さんが、飛行機着陸時に見たことのある観覧車を眼下に見つけ、「まさか」と思い、現地のガイドの案内で近くまでバスで行ったところ、「やはり地元・大津で長年見てきた『イーゴス』に間違いない」と確認した。
 「面白いことに、『イーゴス』の周りには、びわ湖のような水辺、琵琶湖大橋のような橋、ピエリのような大型商業施設があり、大津にあった時の景色と似ていると思った」と金子さん。「ダナンは、ベトナムの中でもハノイやホーチミンのような都会ではない所も」とも。現地ガイドによると、完成は周辺遊園地とともに来年末の予定で、観覧車の料金は1回500円と予想されている。
 びわ湖大津観光協会の副会長も務める金子さんは、日本一のびわ湖のほとりにあった日本一を記録したこともある同観覧車がベトナムへ嫁がざる得なかったことを残念に思うとともに「県民が滋賀にはいいものがあるということを自覚していない。観光としてもうまくアピールできていないところに通じているのでは」とも考える。
 金子さんは「雄琴温泉を知ってもらう前に、滋賀、大津に来たいと思ってもらいたい」と意欲を見せるとともに「『イーゴス』に乗りに全国から人が訪れた時もあった。歴史的にも交通の要衝だった滋賀だからこそ再び『ハブ温泉』として雄琴温泉を活用していただければ」と期待を寄せる。

■ガソリン、9週連続値上がり イラク戦闘で167円超(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が25日発表した23日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前回調査(16日)と比べ40銭高い167円40銭となった。値上がりは9週連続。5年9カ月ぶりの高値水準が続いており、今後も上昇する可能性が高い。
 調査した石油情報センターによると、ウクライナ情勢の緊迫化で高止まりしていた原油価格が、産油国イラクでの政府軍とイスラム過激派の戦闘激化による供給懸念も加わり一段と上昇した。
 国内の石油元売り各社が卸価格を引き上げたため、販売店での小売価格が高くなった。

■ガソリン価格上昇止まらず、レギュラー167.4円…前週比0.4円高(Responce)
資源エネルギー庁が6月25日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、6月23日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.4円上昇し、1リットル当たり167.4円となった。
地域別では、東北で0.8円、近畿と中国で0.6円、中部と九州・沖縄で0.4円、関東で0.3円、四国で0.2円上昇。北海道では0.6円下落した。
レギュラーガソリンの全国平均価格は、3月24日時点の調査では159.0円だったが、3か月で8.4円上昇したことになる。
ハイオクガソリンは0.4円上昇して178.2円、軽油は0.3円上昇し145.4円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、6月25日のレギュラーガソリンの全国平均価格は160.2円/リットル、ハイオクは171.7円/リットル、軽油は135.5円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■(毎日jp滋賀)県:生物多様性の保全活動で連携・協力 支援センター、来月1日「びわ湖の日」に開設
県は24日、「生物多様性保全活動支援センター」を7月1日の「びわ湖の日」に開設すると発表した。生物多様性保全活動の連携・協力を進めるのが目的で、同様の施設は関西では初めて。県自然環境保全課内の生物多様性戦略推進室と、高島合同庁舎の...

■知事選あす告示 無所属3新人、準備着々(YomiuriOnLine滋賀)
 知事選(7月13日投開票)が26日、告示される。元経済産業省職員の小鑓隆史(47)(自民、公明推薦)、共産党県常任委員の坪田五久男(55)(共産推薦)、嘉田知事の後継指名を受けた前民主党衆院議員の三日月大造(43)の無所属新人3氏が立候補に向け準備を進めており、三つどもえの戦いとなる見通し。各立候補予定者は懸命に県内を巡り、知名度アップに躍起だ。
□ 小鑓氏
 3月上旬に出馬表明した小鑓氏は、閣僚級の応援弁士の来県など自民党を中心に支援を受けながら企業・団体の訪問や集会を繰り返してきた。24日は大津市で、茂木経産相が講師を務めた商工団体の集会に参加し、「地域の経済再生を進め、滋賀をかつてのように元気にする」と訴えた。
 25日は大津市や草津市で企業などを回り、夜は近江八幡市で決起集会を開く。
□ 坪田氏
 4月中旬の立候補表明以降、坪田氏は原発再稼働の反対や特別支援学校の環境改善を掲げ、福祉の現場を視察訪問するなど、他陣営との違いを強調してきた。24日は大津市で女性向けの集会、栗東市では県政学習会に参加し、「県民の命と暮らしを守ることを優先して財源を使いたい」などと訴えた。
 25日は告示を控え演説原稿の確認に時間を充てる。
□ 三日月氏
 三日月氏は5月上旬に立候補を表明。以来、嘉田知事も同席する形での集会を20か所以上でこなした。24日は、JR比叡山坂本駅で街頭演説をした後、大津、守山、草津各市の9か所でミニ集会を重ね、「国からの『上から目線』でなく、草の根自治を守る県政にする」と訴えた。
 25日は竜王町で街頭演説し、午後は告示日に備えて休養する。

■知事選あす告示 3氏が立候補予定(ChunichiWeb滋賀)
 知事選は二十六日に告示される。いずれも無所属新人で、元経済産業官僚の小鑓(こやり)隆史(47)=自民、公明推薦、元教諭の坪田五久男(55)=共産推薦、元衆院議員三日月大造(43)の三氏が立候補を表明している。投開票は七月十三日。
 小鑓氏は維新とみんなの県支部も推薦。安倍政権の経済政策策定に携わった経験を生かした経済の立て直しや国との関係構築などを訴える。
 坪田氏は共産県委員会などでつくる「明るい滋賀県政をつくる会」が支援。原発再稼働反対や、命や暮らし優先の予算配分などを打ち出す。
 三日月氏は連合が推薦。民主、社民、対話の会などでつくる政治団体「チームしが」が支える。嘉田由紀子知事の後継として福祉の充実などを掲げる。(知事選取材班)

14/06/24

■無所属3新人立候補へ 滋賀県知事選、26日告示(京都新聞電子版)
 任期満了に伴う滋賀県知事選(7月13日投開票)が26日、告示される。2期8年務めた嘉田由紀子知事(64)が今期限りの退任を表明しており、これまでに前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)の新人3人が、いずれも無所属での立候補を予定している。新人同士の選挙は16年ぶりで、激しい戦いが見込まれる。(26、28面に関連記事)
 ダムや新幹線新駅の建設を中止し、東日本大震災後には原発問題で積極的に発言して注目を集めた嘉田県政の流れを引き継ぐか、新たな方向性を選ぶかが問われる。
 今後の人口減少社会を見据え、湖国の将来像をどう描くかも重要な争点となる。
 小鑓氏は自民党、公明党、日本維新の会県総支部が推薦し、みんなの党の県議らも支援する。経済再生を最優先に掲げ、女性や高齢者の活躍、道路などの社会資本整備と合わせて三つの重点目標を打ち出し、国や市町と連携した政策の前進を訴える。
 「明るい滋賀県政をつくる会」を選挙母体とする坪田氏は、共産党が推薦する。原発再稼働反対、暮らし優先などを政策の柱に据えた。集団的自衛権の行使容認反対など安倍政権批判を前面に出し、養護学校の新設、保育所整備をはじめ福祉の充実も強調している。
 三日月氏は政党の推薦を受けず、嘉田知事と共同代表を務める「チームしが」を選挙母体に活動する。嘉田県政の継承をアピールし、原発に対する実効性のある防護態勢の実現を主張する。子育て支援の拡充や新たな公共交通の推進なども重点的に訴えている。

■無料化の橋、回数券1400万円分払い戻しまだ(YomiuriOnLine)
 昨年末から無料化された大津市と草津市を結ぶ滋賀県の近江大橋(1・29キロ)について、未使用の回数券の払い戻しが今月25日で期限を迎える。
 約1400万円分の払い戻しが済んでおらず、県は「使っていないまま忘れている券がないかもう一度確認を」と呼びかけている。
 県道路課によると、回数券は約7790万円分売り上げ、昨年12月26日の無料化から今年5月末までに約6400万円分の払い戻し手続きがあった。残り約1400万円分の払い戻し申請がなければ、県道路公社で売り上げとして留保するという。
 払い戻しの手続きは守山市今浜町の琵琶湖大橋有料道路管理事務所(午前7時〜午後8時)か、大津市松本の県大津合同庁舎4階にある県道路公社(午前9時〜午後5時)で。申請には回数券などが必要。問い合わせは同社(077・524・0141)。

■兵庫の光成が優勝 串本でカジキ釣り大会(紀伊民報AGARA)
 和歌山県串本町の串本港を基地に近海でカジキを釣る「第25回JGFAビルフィッシュトーナメントin串本」(通称=JBTK、同実行委員会とNPOジャパンゲームフィッシュ協会主催)の競技が20、21日行われ、181キロのクロカジキを釣り上げた光成(兵庫県)が優勝した。
 国際ゲームフィッシュ協会(IGFA)のルールに基づき、ボートから釣り上げたカジキの重量やラインの強度などによってポイントを競う大会で、福岡県から茨城県までの40チーム約200人が参加した。19日夕方、同町串本の和歌山東漁協札場でキックオフパーティーが開かれ、20、21日に競技が行われた。20日夕方には、餅まきやクルージング体験があり、参加者が地元住民と触れ合った。
 21日夜、同町サンゴ台の串本ロイヤルホテルで表彰パーティーが開かれた。JBTK実行委員会の井上正彦大会名誉会長は「2日間、無事終えられてよかった」とあいさつした。
 来賓の田嶋勝正町長は「全国から多くの人にお越しいただき、ありがとうございました」と感謝。来年、紀の国わかやま国体の開催や高速道路のすさみ町江住までの開通、トルコ軍艦エルトゥールル号遭難125周年記念式典があることなどに触れ「串本が近年にない盛り上がりを見せる年なので、来年もぜひお越しください」と呼び掛けた。
 木本淑規大会名誉顧問も「多くの団体の協力があり、開催できた。末永く続く大会にしたい」と述べた。
 参加者は食事を楽しみながら歓談。地元の津軽三味線と和太鼓のユニット「弐音倶(じおんぐ)」の演奏や、ベリーダンスなどの出し物もあった。
 今大会で釣れたのは、標識を付けて放すタグ&リリースを含めて1日目9匹、2日目4匹だった。1〜3位や四つの特別賞の表彰が行われた。優勝した光成のキャプテン、淵上倉治さん(74)は「2度目の優勝。とてもうれしい」と喜んでいた。
 2位はコーニッシュ(大阪府)、3位は彩愛(和歌山県)だった。

■滋賀の外部評価45位 都道府県ブランド力調査(ChunichiWeb滋賀)
 広告大手・博報堂(東京都)が実施した都道府県のブランド力調査で、滋賀は県外に住む人からの「外部評価」が最下位から三番目の四十五位だった。県内在住者による「内部評価」は二十四位となっており、地元と県外の意識差が大きく、外部からの認識が極めて低いことが分かった。
 同社は滋賀の詳細な分析について公表していないが、外部評価が極めて高い京都府が隣にあり、観光資源の知名度が埋もれるなどして、相対的に低い評価になったと考えられる。内部評価は、交通の利便性や身近に琵琶湖などの自然がある住環境によって、一定の水準を保った可能性がある。
 全都道府県では、半数以上の三十一都府県で県内よりも県外からのブランド評価が高かった。同社は外部、内部ともに数値が最も高かった、沖縄県を「ブランド評価として理想的」としており、滋賀など内部評価よりも外部評価が低い県については、「外部への評価を高めることで、ブランド力を高められる可能性がある」としている。
 調査は今年一月、都道府県単位で百人ずつの男女(二十〜六十九歳)計四千七百人にインターネットを使って実施。「自分の都道府県を愛している人が多いと思うか」といった質問や他県への評価を尋ね、結果を数値化した。(中尾吟)

■滋賀県知事選 坪田氏が政策を発表 原発再稼働許さない(msn産経ニュース)
 任期満了に伴う知事選(26日告示)を前に、立候補の意向を表明している共産党県委員会常任委員で新人の坪田五久男氏(55)が23日、選挙公約となる政策を発表した。「原発再稼働を許さない」「海外で戦争する国づくりに反対する」「予算をいのち・くらしに配分する」の3つを柱にしている。
 この3本柱を中心に、具体的な施策を明示。県内の消費電力を段階的にすべて再生可能エネルギーで賄えるよう、条例で目標を設定する▽小・中学校での給食拡大を目指し、県が独自の助成措置を取る−などを盛り込んだ。また、消費増税に対する反対の姿勢や、小規模事業者の支援なども打ち出している。

14/06/23

■原発再稼働許さず 滋賀県知事選、坪田氏公約(京都新聞電子版)
 滋賀県知事選(7月13日投開票)に無所属で立候補を予定する共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産党推薦=と選挙母体の「明るい滋賀県政をつくる会」は23日、選挙公約となる重点政策を発表した。原発再稼働を許さないなど四つの柱で、保育所整備による待機児童解消や新幹線新駅反対も強く打ち出した。
 坪田氏と同会は5月、環太平洋連携協定(TPP)への参加反対などを盛り込んだ基本政策を公表。その後、他の立候補予定者との討論会を踏まえて争点を明確化し、より踏み込んだ対策も追加した。
 重点政策の柱は、憲法9条を守り生かす▽原発再稼働を許さず、県民の命と琵琶湖を守る▽福祉や教育、地域循環型経済の実現を最優先にした予算配分▽政策転換で無駄をなくして財源を確保する−の4項目。
 集団的自衛権の行使容認に反対して「暴走政治に審判を下す」と訴え、原発問題は「条件を付けずに再稼働反対を主張する唯一の候補者」と強調。再生可能エネルギー普及を目指す条例を制定し、県内の消費エネルギーを確保するとした。
 また「新幹線新駅より暮らしに予算を」とし、中学3年までの医療費無料化や各小中学校で調理する方式の給食への助成を盛り込んだ。「競争と選別をあおる」と全国学力テストは廃止を掲げた。

■滋賀の漁業に理解深め 草津水産まつりに500人(京都新聞電子版)
 「草津水産まつり2014」が22日、滋賀県草津市北山田町の北山田漁港であった。家族連れら約500人がニジマスのつかみ捕りや外来魚釣り、ホンモロコの天ぷらの試食など多彩な催しを楽しみ、琵琶湖の水産業への理解を深めた。
 市や地元の山田漁業協同組合などでつくる草津市水産振興協議会の主催。琵琶湖の漁業の現状を知ってもらうとともに外来魚駆除など環境保全への関心を高めてもらうため、毎年この時期に実施している。
 ニジマスのつかみ捕りには親子連れら約150人が参加した。水槽に約25センチに成長した300匹が放され、子どもたちが歓声を上げながら跳びはねる魚を夢中で追いかけた。
 漁港周辺で行われた外来魚釣り大会では、体長45センチのブラックバスを釣り上げる参加者もいた。

14/06/22

■知事選前に公開討論会(滋賀報知新聞ネット版)
=立候補予定3氏、熱い論戦=
◇大津 
 二十六日告示の知事選(七月十三日投開票)に向けた公開討論会(日本青年会議所近畿地区滋賀ブロック協議会の主催)が十八日、ピアザ淡海(大津市)で開催され、立候補予定者である無所属新人三人の元経産省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民、公明、維新の会県総支部推薦=、共産県委員会常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が論戦を繰り広げた。(高山周治)
小鑓氏 交通の要衝生かし経済再生
坪田氏 原発即ゼロで琵琶湖守る
三日月氏 若者と女性の雇用支援
 この中で「県財政」をめぐって、三日月氏は「選択と集中で公共事業を見直す。基金は若者・女性の雇用支援に活用する。十年後の国体に向けてスポーツ・文化の滋賀をつくる投資を行い、企業、県民の生活を豊かにする」と、メリハリのある予算執行を目指すとした。
 坪田氏は「予算のムダ使いへの県民の目は厳しい。新幹線新駅の話がまた出てきたが、とんでもない。国体のメーン会場に二百億円をつぎ込むのは検討の余地がある」と、県の計画に異議を唱えた。
 小鑓氏は、「中部、近畿、北陸の交通を結ぶ要衝の強みを生かしながら、産業の基盤である中小企業の支援を進める。観光資源を活用して滋賀のブランド力を高める」と、経済再生による税収アップを訴えた。さらに、三日月氏が訴える公共事業の見直しについては「切るだけでは(税収は)伸びない」と、指摘した。
 これに対して三日月氏は「国の成長戦略であるアベノミクスを強調するが、中小企業は燃料費の高騰で苦しみ、働く人の懐は温まる状況になっていない」と、切り返した。
 この反論に小鑓氏は「中小企業も二十二年ぶりに景況感がプラスになり、六〜七割は給与をアップしている。希望の灯が見えてきており、これを生かすのが重要だ」と、主張した。
 坪田氏は「アベノミクスは一握りの大企業に恩恵があっても、庶民の暮らしは大変」と批判した。
 「雇用・福祉」については、坪田氏は「安い賃金で若者が働かされ、結婚できずにいる。ブラック企業による若者の使い捨ても許されない。最低賃金を上げ、ワーキングプアを解消する。保育園の待機児童問題も深刻で、市町と協力して保育園を増やす。医療の無料化を中学三年まで広げたい」と述べた。
 小鑓氏は「県の人口十万人当たりの医師数は全国的にみて少ない。このため医師と看護師、薬剤師、NPОが連携した体制をつくり、今後増加する独居老人を支える。少子化対策では、女性の活躍できる場、男性が育児できる環境を、市町と連携して整備する」と訴えた。
 三日月氏は「医療や福祉では働く人が足りない。県は保育士人材バンクをつくったが、さらにマッチングを進める。県内どこでも先端の医療を受けられるようにする。子育てでは子どもが遊べる環境をつくりたい」と語った。
 「原発・防災」では、小鑓氏は「原発への依存度は下げてゆき、省エネ、クリーンエネルギーの導入をしっかりやる。万が一の事故に備えて福井県と連携し、避難ルートや情報発信の態勢をつくる」と、原発立地県との連携の重要性を示した。
 三日月氏は、事故が発生した場合、湖西地域のバス避難は困難を極めるとして、「原発施設にとどまらない安全対策、避難態勢の確立なくして再稼働はありえない」と、述べた。
 坪田氏は「事故が起これば琵琶湖を守れない。本当に琵琶湖を守るのならば、再稼働を許すべきでない」と訴えた。また、三日月氏の「卒原発」と、坪田氏の「即ゼロ」の違いを問うた。
 これに対して三日月氏は「できるだけ早く、原発を動かさなくても自給自立のエネルギー政策をつくる。安全管理し、処分し、放射能拡散につながらない廃炉対策が必要だから、卒原発という言葉を使っている」と、説明した。
 これについて小鑓氏が「原発への依存を下げると、卒原発は基本的には変わらない」とみれば、三日月氏は「明確に違う。県が安全対策と避難対策を確認するのが再稼働の判断に欠かせない」と持論を強調した。

■野洲でフナやコイと触れ合う観察会 滋賀(msn産経ニュース)
 琵琶湖の魚が水田に遡上(そじょう)しやすい環境を取り戻そうと、県が推進する「魚のゆりかご水田プロジェクト」。この取り組みに参加する野洲市須原地区で21日、水田に戻ってきた生物の観察会が開かれた。集まった家族連れらは、フナやコイを捕まえるなどし、生物との触れ合いを楽しんだ。
 かつて琵琶湖に近い水田は、プランクトンが豊富で外来魚がいないため、遡上してきた魚の産卵場所として重要な役割を果たしてきた。ところがほ場整備で水路が深くなるなどして魚が遡上しにくい環境になり、ニゴロブナなど固有種の減少につながった。
 水田に生態系保全の機能をもう一度持たせようと、平成13年から湖岸沿いの水田でこのプロジェクトを開始。魚が遡上しやすいよう、水路に間伐材を階段状に設置するなどしている。
 観察会は地元の水田所有者らでつくる「須原魚のゆりかご水田協議会」が主催。授業の一環で参加した大学生や県外の家族連れなど約200人が参加。ニゴロブナやコイ、ナマズなどを、網や手で捕まえた。中には40センチをこえるニゴロブナなどを捕まえた人もおり、生物でにぎわう水田の再生を実感していた。
 家族4人で草津市から参加した、団体職員の美濃亜朱さん(32)は「琵琶湖の魚がどのように育っているかが実感できました」と話していた。

14/06/21

■長浜・菅浦の湖岸集落を重要文化的景観に 国文化審が答申(ChunichiWeb滋賀)
 国の文化審議会は二十日、長浜市西浅井町の「菅浦の湖岸集落景観」を重要文化的景観に選定するよう文部科学大臣に答申した。独特の集落構造や中世の面影を残す文化的景観を維持し、その足跡を地元の史料が伝える珍しい事例として評価された。今回の選定で、県内の重要文化的景観は五件となる。
 菅浦は琵琶湖最北部の葛籠(つづら)尾崎西側に位置。険しい山に囲まれるなどの地理的特性から周辺とは異なる歴史と文化を育んできた。現在は七十二世帯が暮らす。
 選定範囲は、陸地六一三ヘクタール、湖沼九五五・四ヘクタールで、須賀神社など七十六件が入る。集落の東西には、十五〜十六世紀の設置とされるかやぶきの門「四足門(しそくもん)」。湖岸や家屋前面には台風などによる波の被害を防ぐ石垣が多用されている。
 中世には「惣(そう)」と呼ばれる自治組織が発達し、現在も緩やかに変容しながらその伝統を継承。鎌倉−江戸時代の動向を記す「菅浦文書」(国指定重要文化財)などは、集落構造や村おきてなどを伝える貴重な史料となっている。
 今回の答申に、藤井勇治市長は「先人の手で受け継がれた素晴らしい文化的景観を継承できるよう、地域の皆さんと取り組んでいく」とコメント。地元の割烹旅館「佐吉」の岩佐達己さん(63)は「マナーを守って大勢の観光客に来てほしい。菅浦を全国に発信したい」と期待を膨らませている。(山中正義)

■長浜・菅浦 重要文化的景観に 県内5例目(YomiuriOnLine滋賀)
◇中世の名残、住民自治評価
 20日に開かれた国の文化審議会で、県内からは長浜市の「菅浦(すがうら)の湖岸集落景観」が、重要文化的景観に選定するよう文部科学相に答申された。同景観は、県内では「近江八幡の水郷」「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」「高島市針江・霜降の水辺景観」「東草野の山村景観」があり、菅浦は5例目となる。(角川哲朗)
 菅浦は琵琶湖最北部にある集落で、72世帯156人が暮らす。今回、同景観に選ばれるのは陸地が613ヘクタール、湖沼955・4ヘクタールの計1568・4ヘクタール。急斜面の山々と琵琶湖に囲まれるような形で集落が形成され、水田、畑地、防災林、屋敷林などの複合景観が認められた。
 長浜市では菅浦地区の選定を目指し、2011年に「市文化的景観保存活用委員会」を設置。歴史や地理、植物などの専門家9人と地元住民11人の計20人で調査を進め、今年3月、「菅浦は歴史的な風土と人々の生活やなりわいによって培われ、その形を変えつつも独特の風景を今に伝えている」とする報告書をまとめた。
 答申では、菅浦が中世から独自の自治組織を継続してきた歴史や、地元の必ずしも便利とは言えない地理環境を、うまく生かして人々の営みを支えてきた点などを評価した。
 具体的には、菅浦では、「惣(そう)」と呼ばれる村落共同体が14世紀半ばに組織され、自治に決定権をもつ「長老衆」が現在まで続いていることや、すぐ背後に山地が迫り、平地に乏しいというハンデを抱えながらも、山林で栽培できるビワやかんきつ類などを育て、また台風の高波対策では湖岸や家の前に石垣を構築するなど独自の工夫を取り入れていた点に言及した。
 そして「集落構造及び共同体の在り方を歴史的に示すことができる希有な事例」と結論づけた。同景観を構成する人工建造物としては、須賀神社、菅浦公民館、菅浦歴史史料館、菅浦老人会館、多数の石垣など計76件が選ばれた。
 菅浦では縄文時代から人の居住が始まったとされ、鎌倉・室町時代の村の状況を伝える「菅浦文書」は重要文化財に指定されている。
 地元の歴史に詳しい金田章裕・京都大名誉教授は「菅浦は中世以降の景観の名残を色濃くとどめ、環境を多角的に活用してきた生活となりわいのあり方も貴重だ。今回の選定を機に多くの人にその存在を知ってもらいたい」としている。
 景観を継承するための地元の住民組織「菅浦『惣村』の会」代表の島田均さん(64)は「選定のため集落の調査に臨み、改めて菅浦の良さを再認識した。少子高齢化が進む『限界集落』の側面もあるが、景観の保全継承に努め、貴重な財産を後世に残したい」と話している。

■長浜の菅浦が重要文化的景観に 文化審議会答申(asahi.com滋賀)
 琵琶湖の最北部、葛籠尾(つづらお)崎の西側に広がる長浜市西浅井町菅浦(すがうら)の湖岸集落景観が、国の重要文化的景観に選定される見通しになった。国の文化審議会が20日、選定するよう文部科学相に答申した。今回の選定で県内の重要文化的景観は計5件になる。
 選定されるのは菅浦地区の集落や山林、琵琶湖など約1568ヘクタール。菅浦の集落は、鎌倉時代から江戸時代の集落の記録を通して、中世の自治組織「惣村(そうそん)」の姿を伝える「菅浦文書」の舞台としても知られている。
 市教委によると、琵琶湖岸ぎりぎりまで山が迫る菅浦の集落では、湖岸や家々の前に波を防ぐための石垣が築かれている。「ハマ」と呼ばれる湖岸のスペースを、家の屋根を葺(ふ)くヨシの加工場や山から切り出した割木を置く場所として使うなどの工夫が見られ、集落の境界を示す東西の「四足門(しそくもん)」など、中世の名残を感じさせる場所も多い。

14/06/20

■原油価格:イラク混乱、高止まり…ガソリン価格一層上昇も(毎日jp)
 イスラム過激派組織の侵攻によるイラク情勢の緊迫を受け、原油価格の高止まりが続いている。指標となる米国産標準油種(WTI)の7月渡しは1バレル=106ドル前後で推移。2008年の過去最高値147ドルには及ばないが、9カ月ぶりの高値水準となっている。原油価格の上昇はガソリン価格に直接波及するほか、原油に連動する天然ガスの価格上昇を通じて電気料金にも影響を及ぼす。原油価格の高止まりが続けば、企業や家庭の負担増は避けられないため、日本経済への悪影響に対する懸念が広がりつつある。【中井正裕】
◇天然ガスにも連動
 日本の原油輸入量のうちイラク産はわずか2%。イラクの原油生産の9割を占める南部地域に混乱は広がっておらず、茂木敏充経済産業相は17日の記者会見で「原油供給に問題は生じていない。安定供給よりも原油価格が日本にとっての焦点だ」と述べた。
 原油輸入の8割を中東に依存する日本の原油価格は、ドバイ原油価格が指標となる。石油情報センターによると、イラク情勢の悪化を受け、ドバイ原油価格は19日に1バレル=111ドルと1週間で約3ドル上昇し、シリア情勢が悪化した昨年9月以来の高値を記録した。イラクの政情不安の長期化が懸念される中、今後の値動きは不透明で、国際協力銀行の渡辺博史総裁は「イラク情勢が不安定なこともあり、今後原油価格がさらに5ドル程度上がってもおかしくない」と指摘する。
 原油価格の上昇を受け、8週連続で値上がりしているガソリン小売価格はさらに上昇する見通しだ。16日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットル当たり167円と5年9カ月ぶりの高値となった。4月の消費増税や原油価格上昇分の小売価格への転嫁もこれから本格化する見通しで、業界関係者の間では、夏の行楽シーズンでのガソリン需要増を控え、ガソリン価格がさらに上昇するとの見方が強い。
 また、日本が輸入する液化天然ガス(LNG)の大半が原油価格と連動しているため、火力発電の燃料や、都市ガスの原料費が増加。6月まで値上がりを続けていた電気・ガス料金が一段と上昇することも予想される。さらに、原油価格の上昇は、運輸や航空、化学など幅広い産業に影響を与える可能性もある。
 みずほ総研の井上淳シニアエコノミストは「原油価格の上昇は企業と家計の負担増につながり、日本経済にダメージを与える。イラク情勢の悪化により、原油価格がさらに上昇すれば、消費増税後の景気立て直しにも影響する可能性がある」と指摘している。

■カジキ釣り大会開幕 40チーム参加 串本町で21日まで(紀伊民報AGARA)
 和歌山県串本町の串本港を基地に近海でカジキ釣りを競う「第25回JGFAビルフィッシュトーナメントin串本」(通称=JBTK、同実行委員会とNPOジャパンゲームフィッシュ協会主催)が開幕した。福岡県から茨城県までの40チーム約200人が参加し、19日にキックオフパーティーが開かれ、20日に競技がスタート。21日との2日間で釣果を競う。
 1990年に始まった西日本を代表するカジキ釣り大会。国際ゲームフィッシュ協会(IGFA)のルールに基づき、ボートから釣り上げたカジキの重量やラインの強度などによってポイントで競う。
 19日夕方には、同町串本の和歌山東漁協札場でキックオフパーティーが開かれた。第25回JBTK実行委員長の谷佳樹さんは「3日間、楽しんでいただけたら」とあいさつ。来賓を代表して田嶋勝正町長が「大会が始まって四半世紀を迎えたが、串本町にとって夏の風物詩となった。串本を満喫しながら、素晴らしい釣果を上げていただきたい」と歓迎の言葉を述べた。
 25周年大会を記念し、歴代の優勝チームのうち今大会にも参加している5チームにチャンピオンフラッグが贈られた。昨年優勝した神奈川県の「チームマハロ」の谷本聖志さんが乾杯の音頭を取り、参加者は食事をしながら親睦を深めた。地元のバンド「ブラックジャック」の演奏もあった。
 20日は早朝、串本港内の大会本部前で安全祈願の神事が営まれた。参加チームは出港届けの受け付けを済ませ、午前5時半ごろに出港。6時に海上で競技が始まり、それぞれ大物を狙った。同日と21日の午後、本部前で釣り上げたカジキの検量が行われる。
 期間中は、町中には大会の旗が立てられ、雰囲気を盛り上げている。町内の飲食店など25店舗が参加チームの応援団となっており、応援チームが釣り上げたカジキの検量をしている時に一緒に写真撮影をして広告にできる他、チームの人に飲食などで訪れてもらうなどのメリットがある。

■ビルフィッシュ開幕 40隻がカジキの釣果競う 串本町(熊野新聞オンライン)
  第25回JGFAビルフィッシュトーナメントin串本が19日、串本漁港を基地に開幕した。競技初日の20日は午前6時から40隻が出港し、釣果を競った。競技は21日(土)まで。同実行委員会(谷佳樹実行委員長)、NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA、長鋪毅一郎会長)主催。
 ビルフィッシュトーナメントは釣り上げたカジキ類の重量を競うスポーツフィッシング。チームごとに出船するクルージング艇には平均5人が乗り込み、今大会は茨城県から福岡県までの40チームが参加。ゲスト含め200人以上が集まった。
 串本漁協市場で19日に行われたキックオフパーティーで谷佳樹実行委員長は「遠くは20時間かけて荒波を越えて参加してくれたチームもあり、非常にありがたく思う。自分たちの大好きな串本を中心に輪が広がり、みんなで盛り上がる節目の大会になれば」。来賓の田嶋勝正串本町長は「四半世紀も続く長い大会。夏の風物詩となりつつある。串本を満喫しながらぜひ素晴らしい釣果を」とあいさつ。
 25回を記念して、今年から新たに優勝チームにチャンピオンフラッグを贈呈する。今回は大会長の長鋪会長から出席した歴代チャンピオンたちに手渡された。その後、前回優勝チーム「マハロ」の谷本聖志さんが乾杯の音頭をとって食事に移った。

■[2014知事選]予定3氏、船上で討論 彦根 県北振興に持論展開(YomiuriOnLine滋賀)
 7月13日投開票の知事選の立候補予定者3氏が出席しての討論会が19日、彦根市の琵琶湖沖の船上で行われた。3氏による討論会は18日には大津市内でもあった。
 元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)(自民、公明推薦)、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)(共産推薦)、嘉田知事の後継指名を受けた前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)の無所属新人3氏。約90人を前に湖東や湖北地域を中心とした県政の課題について意見を交わした。
 県立高校再編や公立施設の廃止など、県内で広がる「南高北低」のイメージを打破するための方策に話題が及ぶと、坪田氏は「地域の高齢化を踏まえ、高齢者が安心して暮らせる老人ホームや介護施設などの充実を図る」と述べ、小鑓氏は「観光資源の豊かさを最大限に生かす。湖上交通で県内を結ぶ取り組みにも挑戦したい」と発言。三日月氏は「北陸、中部、近畿地方の交差点。高速道路の出入り口の増設などを通じ、人を呼び込めるようにしたい」とした。(西井遼)

■滋賀県知事選 各地で公開討論会 3氏持論展開(msn産経ニュース)
□小鑓氏「国や市町と関係構築」
□坪田氏「国の財源を引き出す」
□三日月氏「草の根自治を大事に」
 26日に告示される県知事選(7月13日投開票)を前に、立候補予定者による公開討論会がこれまで各地で開かれた。18日夜に大津市内で実施されたほか、19日には彦根市の琵琶湖沖を周航する遊覧船の船上でも開催。参加した元内閣官房参事官の小鑓隆史氏(47)▽共産党県委員会常任委の坪田五久男氏(55)▽元衆院議員の三日月大造氏(43)−の3氏は、各会場で次のようにそれぞれの考えを述べている。
     ◇
県政の役割
 小鑓氏 「安倍政権で経済が再生に向かい、滋賀にもその効果が波及していく。国や市町との関係を構築してその効果を前に進めていく取り組みをしたい。県内市町や隣接県との関係はインフラ整備などで重要になるので、お互いを尊重し協力していく」
 三日月氏 「草の根自治を大事にする。1本の木のように自立した滋賀をつくりたい。市町に対しては交通、琵琶湖、獣害対策などで役割を果たす。行政だけではこれからは回っていかない。滋賀をよくし琵琶湖を守る人たちを応援する県政をつくりたい」
 坪田氏 「国の財源は最大限引き出し、県民をいじめる施策には是正を求める。一部の市町がやっている子供の医療費無料化など暮らしに役立つ施策は県が行い、その分の予算はほかの福祉に使ってもらう。企業には雇用確保を求め、中小企業の支援もする」
財政
 小鑓氏 「県は法人税収が多く景気に影響されやすい。経済再生を図り、京阪神、中京、北陸の間にある強みを生かしながら中小企業の支援をする。また女性、若者、高齢者に働く機会を与え税収を高める。支出は予算編成時に『見える化』をして無駄を省く」
 坪田氏 「今の県財政は危機的ではない。大型公共事業を止めたのが大事だった。そんなときにまた新幹線新駅の議論はとんでもない。河川改修など命を守る事業は進める。税金は暮らしのために使う。養護学校の設置や子供の医療費無料化もムチャじゃない」
 三日月氏 「財政は『入るを量りて出ずるを制す』。リーマンショック後、県は厳しい状況下で施策を展開した。選択と集中による公共事業の見直しを図りたい。同時にこれまで積んだ基金で、中小企業支援や若者と女性の雇用を応援する施策につなげたい」
原発
 小鑓氏 「依存度を下げるため省エネやクリーンエネルギーの推進をするが、電源の特性に合わせたリスク管理が必要。事故時に関しては、県民に情報提供するため福井県と連携することが一番大事。私の考えと三日月氏の『卒原発』はあまりかわらない」
 坪田氏 「今、日本の原発は止まっている。そのまま廃炉の手続きに進むのが3・11からの一番の教訓。琵琶湖を守ると言うなら再稼働を許してはいけない。大事なのは原発をなくすという政治決断をすること。電源の組み合わせ論は結局原発を残す手段だ」
 三日月氏 「想定外を想定し、いかに事故に備えるか。安全対策や避難体制の確立なくして再稼働はあり得ないことを、県民として訴える。立地自治体としての福井県、被害地元の滋賀という位置づけにおいて、小鑓氏の考えとは明確に違う」
琵琶湖
 小鑓氏 「水質悪化の原因が何かを国と県が連携して究明していくことが重要。また流域自治体と連携して湖水の循環を活発にし、広域水源の機能を高めていく」
 坪田氏 「近畿の水がめとして水質の向上が大切。そのためヨシ群落を保全して湖岸の森林を整備し、外来魚を駆除することで固有種を保存していく」
 三日月氏 「水草を除去して水質を向上し、外来魚を駆除して固有種を保護することが大切。同時に適正な湖岸を維持できる山林整備に取り組んでいく」
嘉田県政
 小鑓氏 「初の女性知事として努力した半面、国や自治体との連携が不十分だった」
 坪田氏 「自治体合併や県立高校統廃合の推進などで県民の声を反映できなかった」
 三日月氏 「財政再建を進めながら企業誘致にも務め、女性の働く環境づくりにも貢献した」
     ◇
 大津市で行われた公開討論会の内容は、ユーチューブで視聴できる。

14/06/19

■ふなずし、伝統と心意気…近江八幡(滋賀)(YomiuriOnLine新おとな総研)
 染み通るように涼しげな酸味が口中に広がり、品のいいコクが後に続く。
 うまい。しみじみうまい。
 官庁街近くの地下に落ち着いた構えを見せる日本料理店「言葉」で出会ったふなずしである。
 緋色(ひいろ)の卵を抱えて締まったニゴロブナの切り身は、乳酸発酵独特の深い香りを漂わせながら、後口はどこまでも軽快なのだ。
 「この作り手さんは余計な臭みを出したくないと、そりゃあ丁寧に仕込むんですよ」と店主が言う。簡素で美しい身のたたずまいを見るにつけ、命をありがたくいただいている実感が自然とわく。
 その逸品は、安土町で1997年から琵琶湖の固有種であるニゴロの養殖を続ける「飯魚(いお)」代表、大島正子さんが手がける。
 亡父から受け継いだ田んぼに琵琶湖とつながる西の湖から水を引き、ミジンコや赤虫などが育ちやすい土を入れて池を造り、周りに葦(よし)を植える。
 そこへ琵琶湖の底引き網漁で捕れた天然のニゴロを放流して自然産卵させ、3年がかりで仕込み用の成魚を育てる。
 漬けごろになった魚は体を隅々まで浄化させるため3日間塩水で泳がせ、生かした状態のままきれいに内臓を除いて塩漬けにする。数か月で塩を洗い流して一夜干しをし、炊き上がったうるち米をエラからたっぷり詰め込んで半年ほど発酵を重ねる……。
 資金繰りの苦労や二人三脚で歩んできた夫の死、もろもろを乗り越えながら、大島さんはそうしたふなずし造りの手順をほぼ独学で身につけてきた。
 昔ながらの発酵食を残すために、ただひたすら手間暇をかける。その意気込みが、万人受けする味わいの源泉なのだ。
 不思議なもので、大島さんのふなずしを腹に収めて街中を歩くと、当地の印象もがぜんくっきり感じる。城下町の風情を色濃く残す八幡堀の界隈(かいわい)は、日に映える緑のコントラストが実に鮮やかだ。
 西洋風建築物として1877年に建った白雲館(旧八幡東学校)の、白亜の尖塔(せんとう)がまぶしい。うっそうとした木々に抱かれた日牟禮(ひむれ)八幡宮の重厚な面構えも、近江商人の栄華をしのぶ旧西川家住宅の端麗な屋根組みも、すべては先人の意匠を継ぎ、守ろうとする有志の心意気が、どこかに残っている証左だろう。街並みの潤いは、そこに住む人の心ばえだと、改めて思う。
 旅の仕上げに、西の湖へ通じる水郷をのんびり手こぎの小舟で巡る遊覧に加わった。水辺に群生する葦原から、カイツブリの澄んださえずりが心地よく響き、ささくれていた心がいつしか穏やかになる。
 元気をもらえた旅に、今は素直に感謝だ。(宇佐美伸、写真も)
●あし JR東京駅から新幹線で米原駅まで2時間15分。同駅から近江八幡駅まで在来線快速で20〜25分。
●問い合わせ 近江八幡観光物産協会=(電)0748・32・7003。公式サイト=http://www.omi8.com/

■原発の姿勢ただす(滋賀報知新聞ネット版)
=「さいなら原発」が知事選立候補予定者に聞く会=
◇全県
 市民団体「さいなら原発 びわこネットワーク」は十日、知事選(二十六日告示)立候補予定者に原発の政策を聞く会を開いた。無所属新人三人のうち、共産党県委員会常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が出席、元経産省官僚の隆史氏(47)=自・公・維県総支部推薦=は原発の考え方を文書で寄せた。【石川政実】
坪田 再稼働させずゼロに
 福島第一原発事故により、避難されている人々がいつ故郷に帰れるかもわからない。いまも原発の建屋には近づけず、事故の原因すら究明されていない。汚染水の問題も大変深刻だ。原発事故は収束どころか、そのめどすら立っていない。
 進むべき道は、危険な原発は直ちになくすことだ。同時に原発は動かせば動かすほど使用済み核燃料がどんどん生まれてくる。原発のプールも満杯に近くなっている。いま日本の全部の原発四十八基が止まっているわけだから、止めたままで廃炉の手続きに入れば、危険な原発をなくせるという現実的な条件が生まれてくる。だから再稼働には反対だ。地震列島の日本では、安全な原発はない。原子力規制委員会が安全審査をしているが、「世界で一番厳しい規制基準」などの声もあるものの、事故原因すら究明されていないのに、規制基準ができるのか。
 五月二十一日の福井地裁の大飯原発差止め判決は、画期的だ。あの判決は人格権という言葉を使って、人の命は何よりも大事だということをはっきりとさせたうえで、原発の安全神話を退けた。
 いま、火力発電とか、自然再生エネルギーを組み合わせてベストミックスという考えがあるが、結局、それは原発を残すための詭弁(きべん)だ。県として再生エネルギーを応援するとともに、国にも普及を求めたい。
三日月 再稼働、認めない
 若狭湾の風下にある滋賀県には近畿一千四百五十万人の水源である琵琶湖がある。と同時に百四十万人県民の住まいがある。福井県の原発事故が発生すれば、これが一瞬にして、住めなくなる危険性がある。このため原発の即時ゼロを望む。犠牲者が出ない経済社会をつくるべきだ。
 原発に頼らなくてもいい暮らしや電源を県内でも取り組んでいきたい。すでにバイオマス、小水力、太陽光など、いろいろなエネルギーの地産地消が行われている。暮らしに近いところでエネルギーを生み出す努力、できるだけエネルギーを使わない取り組みも進められており、これらを総結集して、エネルギー政策の転換を滋賀から図っていく。
 原発の再稼働については認めない。電源の代わりはあるけれど、琵琶湖の代わりはないという現実的立場から、立地自治体並みの同意条件を求めたい。
 福井地裁の判決は、画期的であり革新的だ。半径二百五十キロ圏の住民の人格権に言及したこと。さらには「国富」を「豊かな国土とそこに国民が根をおろして生活していること」とし、原発事故を「国富の喪失」としたことは大きな意味がある。これまで経済を「国富」として優先し、犠牲にしてきたからだ。福井地裁の判決は、エネルギー政策を転換する画期的な一歩だ。
小鑓 立地地域に寄り添うエネ政策
 未だ多数の福島県の人々が避難生活を余儀なくされている現状や、廃棄物処理などを踏まえると、できるだけ原発依存度を下げていく努力を継続する必要がある。
 しかし他方で、エネルギーは県民や国民の生命、生活、雇用の基盤であることも忘れてはならない。安全で、安定した、環境によい、安定的な電源は、今のところない。火力発電は、コストが安く安定的だが、オイルショック時以上の海外資源依存率となっている。地球温温暖化問題に加え、安全保障上の問題、貿易赤字の問題など様々な課題を生み出している。再生エネルギーはもっと増やしていく必要があるが、今の技術では安定電源にすることは難しい。先行していたドイツなどでもコストの問題などから、政策を転換した。また、ドイツは隣のフランスで発電した電気を購入したり、自国の石炭資源を活用した火力発電を増やすなど、国情も全く異なる。我が国で、闇雲に増やして行けば国民県民負担だけがのしかかりかねない。
 滋賀県はものづくりを中心とした産業で付加価値を生み、関西で一割の電力を消費する。
 その一方で、水力や太陽光など県内で生み出す電力は〇・一%にすぎず、他府県に依存している。福井県などの電源立地地域に寄り添い、経済社会を支障なく展開できるためのエネルギー政策を確立していく必要がある。

■知事選立候補予定3氏 公開討論会(YomiuriOnLine滋賀)
 知事選(26日告示、7月13日投開票)の立候補予定者の公開討論会が18日、大津市におの浜のピアザ淡海のピアザホールで開かれた。元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)(自民、公明推薦)、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)(共産推薦)、嘉田知事の後継指名を受けた前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)の無所属新人3人が出席し、約330人を前に県政の課題などについて意見を交わした。
 日本青年会議所近畿地区滋賀ブロック協議会が主催。候補予定者の自己紹介の後、県の財政など五つのテーマについて出席者同士で討議した。
 県行政の役割を問われると、小鑓氏は「アベノミクスの経済効果は滋賀にも波及してくる。基礎自治体との関係を構築するのが重要」と述べ、三日月氏は「自分たちのことは自分たちで進める草の根自治を大事にしたい」と発言。坪田氏は「県民、市町との話し合いを大事にし、県民をいじめる国の政策にはきっぱりものを言う」と話した。
 県の財政については、三日月氏は「リーマンショック以降、税収は厳しい。事業の精査をすることで無駄の見直しを図る」とし、坪田氏は「財政には一定のため込みがあるが、その中身には福祉の切りつめなどもある。県民の命を守る事業は進めないといけない」と話した。小鑓氏は「法人税収が多い滋賀県の収入は景気の波に影響されやすく、経済再生をしっかりやらないといけない」と述べた。
 会場からは支持する意見が出る度に拍手が起こっていた。(小野圭二郎)

14/06/18

■原発問題、三者三様 滋賀県知事選前に公開討論会(京都新聞電子版)
  26日告示される滋賀県知事選(7月13日投開票)を前に、立候補を表明している無所属新人3人による公開討論会(日本青年会議所滋賀ブロック協議会主催)が18日、大津市におの浜1丁目のピアザ淡海で開かれた。県の財政や原発問題、福祉や教育の課題をめぐり3人が政策を訴えた。
 県財政と経済政策の在り方をめぐり、前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)が「税収が景気の波に影響されやすい。経済再生をしっかりやらなければならない」と述べると、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)は「マクロと同時にミクロの問題も大事。働く人の懐を温める県政にすべき」と指摘した。共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)は「小規模事業者の支援が重要。消費税増税は重しになっている。その声を聞くべきだ」と主張した。
 原発問題では3人の考えが分かれた。三日月氏は「安全な避難態勢の確立なくして再稼働はあり得ない。それが十分かを国や電力会社に求めていく」と強調した。小鑓氏は「事故を二度と起こさない国の態勢ができた。それを踏まえてエネルギー政策を考えるべき」と語り、坪田氏は「一番大事なのは原発をなくす政治判断。エネルギーの組み合わせ論は原発を残すための詭弁(きべん)だ」と訴えた。

■ガソリン値上がり167円 イラク情勢緊迫で一段高も(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、9日の前回調査と比べて40銭高い167円ちょうどだった。値上がりは8週連続で、5年9カ月ぶりの高値水準が続いた。
 石油情報センターによると、供給不安による原油価格の高止まりが影響した。産油国イラクの情勢緊迫で原油はさらに高騰しており、ガソリンは来週以降、一段高となる公算が大きいとみている。
 16日時点の小売価格は、大手元売りの卸価格は上昇していなかった。ただ、ガソリン販売店がこれまでの卸価格の上昇分を転嫁し、小売価格の値上がりにつながった。

■ガソリン167円…8週連続で値上げ 39都道府県で上昇(SankeiBiz)
 経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前週(9日)から40銭高い1リットル当たり167円と、8週連続の値上がりとなった。
 元売り大手が、ウクライナ情勢の緊迫化などを背景とした原油コストの上昇分を卸価格に上乗せしやすくする方式を相次いで導入したことが影響した。
 武装勢力の攻撃に伴うイラク情勢の悪化で、原油価格は国際的な指標となる米国産標準油種(WTI)や北海ブレントが、シリア問題で高騰した昨年9月上旬以来の高値に上昇。調査を行う石油情報センターは「来週は小幅な値上がりとなるのではないか」とみている。
 都道府県別では39都道府県で上昇し、上げ幅は滋賀の2円70銭が最大で、神奈川(1円70銭)、山形(1円50銭)がこれに続いた。5県が横ばいで、3県で値下がりした。

■ガソリン価格、レギュラー167.0円…3か月で8円上昇(Responce)
資源エネルギー庁が6月18日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、6月16日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.4円上昇し、1リットル当たり167.0円となった。
地域別では、近畿で0.7円、東北で0.6円、四国で0.5円、関東で0.4円、中部と九州・沖縄で0.3円、中国で0.2円、北海道で0.1円、全地域で上昇した。
レギュラーガソリンの全国平均価格は、3月24日時点の調査では159.0円だったが、3か月弱で8円上昇したことになる。
ハイオクガソリンは0.4円上昇して177.8円、軽油は0.3円上昇し145.1円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、6月18日のレギュラーガソリンの全国平均価格は159.7円/リットル、ハイオクは171.2円/リットル、軽油は136.4円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■ブルーギル・ブラックバス 440匹、17・1kgを駆除(滋賀報知新聞ネット版)
=伊庭内湖で外来魚釣り大会=
◇東近江
 外来魚駆除釣り大会(主催=伊庭の里湖づくり協議会、実施団体=伊庭内湖の自然を守る会など)が八日、東近江市の伊庭内湖畔にある能登川水車とカヌーランド周辺で開かれ、市内外から参加した親子ら三百人あまりが、釣りを楽しみながら伊庭内湖の生態系や自然環境についての関心を高めた。
 場所によって釣果に大きな差が出たが、最終的には全体でブルーギル四百三十六匹、ブラックバス四匹の計四百四十匹、十七・一キログラムが釣りあげられた。個人最高七十三匹は三回目とななる今回までの最高記録。最大は二十センチメートルのブルーギルだった。
 能登川水車内の資料館では、地元の愛好グループによる繖(きぬがさ)山の孟宗竹に浮世絵や動植物などを切り絵のように彫った「竹灯籠」の展示もあり、釣りでつかれた参加者の心を癒した

■佐渡で外来魚150匹捕獲(YomiuriOnLine新潟)
 ブラックバスやアメリカザリガニなどの外来種を駆除し、佐渡島の在来種を保護しようと、佐渡市民らが市民団体「佐渡在来生物を守る会」を結成した。会員は同市民や新潟市民ら約60人。外来魚や外来植物の撲滅に取り組むほか、外来種が増えている現状を市民や行政に訴えていく。
 守る会の設立総会は14日、佐渡市内で約70人が出席して開かれ、代表に同市畑野の品川三郎さん(67)を選出した。
 品川さんは、佐渡島の外来魚の実態調査をしてきた新潟市の市民団体「生物多様性保全ネットワーク新潟」の活動に参加し、昨年10月には佐渡市梅津の鷺野池で約580匹のブラックバスを捕獲するなど島内の現状に危機感を抱いていた。
 品川さんは「島内のダムやため池にはブラックバスなどが急増して、メダカやドジョウなどへの影響が深刻だ。佐渡はトキと共生する島。佐渡の未来を担う活動をしていきたい」と決意を語った。
 翌15日には活動の第一弾として、同市金井地区の新保江ため池(約700平方メートル)で外来魚の捕獲活動を実施。地元の小中学生や会員ら計約40人が参加し、次々とブラックバスやブルーギルを釣り上げ、その数は約150匹に上った。
 この池では2011年夏、同ネットワークのメンバーや品川さんらが池の水を抜き、ブルーギルなど約3万匹を駆除した経緯があり、守る会事務局長の近藤敬一さん(59)は「誰かが再び外来魚を放流しているのではないか」と話していた。守る会では今後、外来種の繁殖状況の調査を進めながら、年に数回、外来魚の駆除を続けていく。会員も募集中で、問い合わせは品川さん(090・8813・8157)へ。

■原発事故:琵琶湖の魚の被ばく予測 滋賀県が研究開始(毎日jp)
 福井県の原発で事故が起きた場合、琵琶湖の生態系がどのような影響を受けるかシミュレーションする研究を、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が今年度から3年計画で始めた。主に魚類の被ばくの程度を予測し、食べられない期間の事前把握などに役立てる。【石川勝義】
 滋賀県に隣接する福井県の若狭湾岸には14基の原発が集中。東京電力福島第1原発事故以降、滋賀県は同原発クラスの事故を想定し、放射性物質の拡散や琵琶湖の水質に与える影響の予測に取り組んできた。新たな研究では、蓄積してきた大気や水質の予測データとプランクトンや魚類の食物連鎖の研究を組み合わせ、影響をシミュレーションする。
 放射性物質が生物の内部にどう取り込まれ排出されるかは窒素やリンの動きから推測。生物の中に放射性物質が蓄積する「生物濃縮」などはチェルノブイリ原発事故の研究結果を参考にする。少なくとも、植物性プランクトン▽動物性プランクトン▽アユなどプランクトンを食べる魚▽ブラックバスなど魚食性の魚−−の4種類について調べる方針。
 地理や気象の条件を福島第1原発事故時に置き換えて関東地方の実際の水質計測データと照合し、シミュレーションの精度を確認することも検討。佐藤祐一研究員は「実際に事故が起きれば放射線量を調べて魚を食べられるか判断することになるが、シミュレーションがあれば測定が必要な期間を予想できる」と話している。

■生態解明を最優先 オオバナミズキンバイ防除法確立へ(ChunichiWeb滋賀)
 県や市、民間団体でつくる「琵琶湖外来水生植物対策協議会」は十七日、大津市の県大津合同庁舎で総会を開き、猛威を振るう外来植物オオバナミズキンバイの生態解明に取り組む方針を決めた。南湖で急拡大する水草の有効な防除方法確立を目指す。予算は二百万円。
 オオバナミズキンバイは南米、北米南部原産のアカバナ科の水草で、二〇〇九年十二月に守山市の赤野井湾で初めて見つかり、爆発的に繁殖。昨年十二月時点で南湖の六万五千平方メートルに広がる。除去してもわずかに残った葉や茎から再生するため、効率的な駆除方法の確立が求められている。
 この日の会合では、まずは生態を明らかにすることが最優先と判断。県研究機関や外部に調査委託することで合意した。併せて事務局の県が四つの緊急防除区域を指定して優先的に駆除を進めるべきだとの事業計画案を提示したが、他にも繁殖地域があるとしてこれについては撤回した。
 協議会は今年三月に発足。県琵琶湖環境部の広脇正機次長が会長を務める。(井上靖史)

14/06/17

■カツオ漁獲 例年の15%…県内3漁港3〜5月(YomiuriOnLine滋賀)
◇県水産試験場まとめ…巻き網の国際規制県要望
 西日本各地の沿岸で不漁が続くカツオについて、県内の主要な漁港で最盛期の3〜5月の漁獲量は例年の15%に当たる約70トンにとどまり、過去最低を記録したことが、県水産試験場のまとめで分かった。資源減少への危機感が高まっており、県は今月、国に対して赤道付近で急増する外国の大型巻き網漁船の規制強化を要望した。(上田貴夫)
 県水産試験場によると、県内でカツオ漁の中心となっている田辺、すさみ、串本3市町にある3漁港の引き縄漁船による漁獲量は3〜4月が29・9トンで、過去10年の平均(376トン)の1割以下に低迷。5月は42トンとやや持ち直したものの、3か月合計で71・9トンと平均(477トン)に遠く及ばなかった。3漁港の漁獲量の記録をまとめ始めた1993年以降で最低だった2011年の215トンも大きく下回った。
 県資源管理課によると、一本釣りなども含めた県全体の年間のカツオ漁獲量は、1992年から03年まではおおむね1500トンから3400トンの間を推移。しかし、04年以降は700〜1900トンとほぼ半減で、長期的に減少傾向にある。
 今年の不漁の原因について、水産総合研究センター国際水産資源研究所(静岡県)などは、▽日本の南の太平洋の海水温低下で、低温を嫌うカツオの北上が遅れた▽熱帯の産卵域で巻き網漁による漁獲量が増えて生息数が減った――と分析している。
 厳しい状況を受け、仁坂知事は今月5日、農林水産省を訪れ、国がカツオの資源管理を行っている中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)に対し、熱帯域での大型巻き網漁船の国際規制を早期に提案するよう要望した。
 高知、宮崎などの各県も同様の不漁に見舞われており、各水産試験場の関係者らは20日、国際水産資源研究所で開かれる会合に出席し、漁獲量の現状などについて報告する。
 同研究所によると、5月中旬以降、海水温は例年並みの水準に戻りつつあるといい、房総半島沖などでは漁獲量が回復傾向にあるという。

14/06/16

■7月1日を琵琶湖の日に 衆院に法案(EconomicNews)
 近畿1500万人の水がめであり、豊かな生態系の保全推進を国あげて加速しようと、7月1日を琵琶湖の日にするとともに、国が琵琶湖の保全・再生に関する基本方針を、滋賀県がこれに基づいた基本計画を策定して取り組むための特別措置法案が衆院に提出されている。
 民主党が提出した。それによると「琵琶湖の水質はリンや窒素が依然環境基準を上回るなどし、改善が遅れていることから、底質の貧酸素状態が起こり生態系への影響が出るなどの問題があるため、琵琶湖の保全、再生を促進する特別の措置を講じる必要がある」としている。
 法案提出理由では「琵琶湖が、我が国最大の湖であり、近畿圏において治水上又は利水上重要な役割を担っているのみならず、多くの固有種が存在する等豊かな生態系を有し、貴重な自然環境及び水産資源の宝庫として、その恵沢を国民がひとしく享受し、後代の国民に継承すべきもの」と位置付けたうえで「その保全及び再生を図ることが困難な状況にあることに鑑み、国民的資産である琵琶湖を健全で恵み豊かな湖として保全及び再生を図るため、琵琶湖の保全及び再生に関する基本方針を定めるとともに、琵琶湖の保全及び再生に関し実施すべき施策に関する計画を策定し、その実施を推進する等の特別の措置を講ずる必要がある」ためとしている。
 第6条では「国は、琵琶湖保全再生計画に基づく事業の実施に関し、必要な資金の確保その他の措置を講ずるよう努めなければならない」と財源確保を規定し、実効性をあげるよう担保している。
 また第5条で、地方自治体が計画を実施するうえで、財源確保のために発行する地方債についても「関係地方公共団体が琵琶湖保全再生計画を達成するために行う事業に要する経費に充てるために起こす地方債については、法令の範囲内において、資金事情及び当該地方公共団体の財政事情が許す限り、特別の配慮をするものとする」との規定を設けた。(編集担当:森高龍二)

■八郎湖のザッコ守ろう 外来魚駆除を体験(さきがけonTheWeb)
 ブラックバスなどの外来魚が生態系や漁業に及ぼす影響について考えるイベント「八郎湖の外来魚を駆除して在来魚(ザッコ)を守ろう」が15日、大潟村で開かれた。親子連れら約50人が参加し、網を使って外来魚の駆除を体験。シンポジウムも行われ、八郎湖を取り巻く環境について理解を深めた。
 外来魚の駆除は八郎湖の西部承水路で行われ、胴長を身に着けた参加者が網を引き揚げて魚を捕獲。50センチ級のブラックバス2匹のほか、在来魚のコイやナマズも掛かった。湖岸でブラックバスを解剖したところ、胃袋から4匹のドジョウが出てきて参加者を驚かせた。

14/06/14

■外来魚回収、ここ7年で最少 ブルーギルの稚魚多く(ChunichiWeb滋賀)
 県は、昨年度の外来魚回収量が一四・二トンだったと発表した。前年度より四・七トン減り、ここ七年で最少。琵琶湖の外来魚の八割を占めるブルーギルの稚魚が多かったのが要因の一つと推測している。
 県によると、ブルーギルは寿命が六年とされ、成魚の多くが二〇一二年度までに釣り上げられたとみられる。昨年度回収した魚は小ぶりな魚が多く、県琵琶湖政策課の担当者は「二〜三年後に魚が成長して、また回収量が増えるのでは」とみている。
 他の要因としては、夏が酷暑で釣り人が少なかったことや、大型台風の影響で魚が減ったことも挙げられるという。
 県では条例によって、外来魚の再放流が禁止されており、琵琶湖周辺の公園や漁港に六十九基の外来魚回収ボックスと三十基のいけすを設置し回収。魚は焼却したり肥料にしたりしている。(堀尾法道)

14/06/13

■琵琶湖:昨年度の外来魚回収量、4.7トン減の14.2トン(毎日jp滋賀)
県琵琶湖政策課は12日、外来魚回収ボックス・いけすでの昨年度の回収量が14・2トンだったと発表した。前年度比4・7トンの減少。7、8月に釣り人が減少したことや、琵琶湖内に小型の魚が多い周期に当たったことが要因と考えられるという。魚種は大半がブルーギルだった。 外来魚回収ボックス・いけすは2004年度に設置。今年3月末現在でボックスは69カ所、いけすは30カ...

■参加者募集 地引網体験(滋賀報知新聞ネット版)
=7月5日・宮ヶ浜=
◇近江八幡
 近江八幡市環境ボランティアグループ・琵琶湖お魚探検隊は七月五日、休暇村近江八幡前の宮ヶ浜で行う地引網体験の参加者を募っている。
 家族で参加できる自然体験で、参加対象は親子など五十組、約二百人。参加費一家族千円。午前九時宮ヶ浜駐車場に集合。午後一時ごろ終了。着替えを持参する。参加申し込みは、住所、氏名、年齢、連絡先を明記し同探検隊(FAX0748―36―5882)へ。問い合わせは、丹波さん(TEL0748―32―2792)へ。

■滋賀知事選 小鑓氏が政策集発表、経済など「3本の槍」(msn産経ニュース)
 任期満了に伴う知事選(26日告示)を前に、立候補の意向を表明している元内閣官房参事官で新人の小鑓隆史氏(47)が12日、選挙公約となる政策集を発表した。「滋賀経済に活力を取り戻す」「女性・若者・高齢者の力を活かす」「社会資本整備をやり抜く!」の3つの柱を、自身の名前にかけ「3本の槍」として訴える。
 政策集では、「経済・雇用」「教育」「琵琶湖・環境」「医療・福祉・介護」など7分野の「成長プラン」を提示。こうした分野の政策について、国との連携を強調した内容になっている。

14/06/11

■滋賀県知事選立候補予定3氏、テレビやラジオで政策討論(京都新聞電子版)
 滋賀県知事選(26日告示、7月13日投開票)を前に、立候補を予定する無所属新人3人が政策を討論するテレビとラジオの番組が相次ぎ放送される。
 びわ湖放送(BBC)は15日午後8時から特別報道番組「2014滋賀県知事選 立候補予定者TV生討論 湖国の針路」を中継放映する。立候補を予定する前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)がそろって出演予定で、原発、アベノミクスと滋賀、嘉田県政の評価、防災、教育などをテーマに討論する。
 エフエムひこねコミュニティ放送(彦根市)は、3氏による討論会を収録したラジオ番組を21日正午、22日午前9時、23日午前10時半、24日午後8時からの計4回放送し、ホームページでも動画を告示前日まで掲載する。周波数は78・2メガヘルツで、彦根市はじめ湖東・湖北地域一帯で聴ける。
 討論会は県内の地域格差などをテーマに19日正午から彦根港沖の船上で行い、収録。傍聴者80人を募集している。申し込みは希望者全員(3人まで)の名前、年代を記して電子メール(info@fmhikone.jp)で。問い合わせはエフエムひこねTEL0749(30)3355。

■ガソリン7週連続値上がり 今後は小幅な値動きか(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が11日発表した9日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、2日の前回調査と比べて60銭高い166円60銭だった。値上がりは7週連続で2008年9月29日以来の高値水準が続いている。
 調査した石油情報センターによるとウクライナ情勢の緊迫が続き、供給の先行き懸念から原油価格が高止まりしている。ガソリンの卸価格は前回調査から横ばいだが、これまでの卸価格の上昇分を小売価格に転嫁できていなかった給油所での値上げが相次いだ。今後は小幅な値動きが予想されるという。
 都道府県別にみると、40道府県で値上がりした。

■ガソリン価格、値上がり止まらず…レギュラー166.6円で前週比0.6円高(Responce)
資源エネルギー庁が6月11日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、6月9日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.6円上昇し、1リットル当たり166.6円だった。
地域別では、近畿で1.2円、北海道で0.8円、東北で0.6円、関東と中国、九州・沖縄で0.5円、中部と四国で0.4円、全地域で上昇した。
ハイオクガソリンは0.6円上昇して177.4円、軽油は0.5円上昇し144.8円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、6月11日のレギュラーガソリンの全国平均価格は159.8円/リットル、ハイオクは170.5円/リットル、軽油は135.9円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■県内初の表層型浮魚礁 2基目着工へ、2017年までに6基(熊野新聞オンライン)
 和歌山県は県内初の表層型浮魚礁の設置工事を進めている。魚が浮遊物に集まる習性を生かし、定まった場所に漁場を生み出す狙い。今年2月に太地町梶取崎沖約39`に1基目を設置。現在、串本町潮岬沖約35`の海域で2基目の設置に向け準備を進めており、年内には設置完了見込み。
 これまで県では中層型浮魚礁を設置し漁師らをサポートしてきたが、耐用年数の10年を越えてきたため撤去を進めている。中層型は漁師が明確に位置をつかめないことなどから、芳しい効果は見られなかった。
 表層型は沖縄、宮崎、高知などで効果を上げており、県内から高知県の表層型浮魚礁に向けて船を出す漁師もいるほど。漁師らの要望もあり、県が設置を決定。事業費は12億6千万円。2017年までに計6基設置する。
 設置して魚礁に藻が生えた後に効果が期待できることから、今年2月に設置完了した梶取崎沖の魚礁にはまだ魚はついていない。藻が生えれば小魚が集まり、それを目印にカツオやクロマグロの幼魚が集まると期待される。
 管理は県南部の漁業組合12組が「県浮魚礁管理運営協議会」を立ち上げ、和歌山東漁協の吉田俊久組合長が会長を務め、同漁協の太田正也参事が事務局を務めている。太田参事(54)は「表層型には漁師も期待している。地元漁師としては高知県にお金を払って行くよりいい」と話した。
 県担当者の森康雅さんは「他県でも中層型より表層型の方が効果は出ている。浮魚礁があれば漁師がカモメを探して船を走らせ続ける労力も燃料代も抑えられる。安全操業のため、6基のうちいくつかに風向、風速、水温を、陸上に自動で伝える装置を設置する」と話した。

■3氏支援の構図固まる 知事選立候補予定者(ChunichiWeb滋賀)
 二十六日に告示される知事選は、七月十三日の投開票まで一カ月余り。既に立候補を表明している元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史(47)、元教諭の坪田五久男(55)、元衆院議員の三日月大造(43)の三氏は、各政党や職域・市民団体から推薦、支持を取り付け、構図は固まりつつある。三者三様の組織戦の展開状況を追った。
 最も多くの政党支持を取り付けている小鑓氏。自民、公明と日本維新の会県総支部が推薦し、みんなの党も支援の意向を示す。国の成長戦略や中小企業振興に携わった行政経験への期待が理由だ。
 政党以外の支持も他氏を上回る。そのうちの一つ農協の政治団体・県農政連盟の上野幸夫会長は、環太平洋連携協定(TPP)を推進する経産省出身であることを気に掛けつつも「農家出身で農作業に励んだ経験もある」と人柄を買う。
 ほかにも全国商工政治連盟、大日本猟友会など約五百の団体から推薦などを得ている。三日月氏と両方に推薦を出している県医師連盟のようなケースもあり、陣営はさらに支持を広げるため、残る職域団体などへの働き掛けを強めていく。
 坪田氏の選挙母体となるのは、四月に政策協定を結んだ政治団体「明るい滋賀県政をつくる会」。会には、坪田氏が常任委員を務めている共産党県委員会をはじめ、県労連や県商工団体連合会、新日本婦人の会県本部、滋賀民医連など十七団体が入り、メンバーは一万人を超えるという。
 各団体のメンバーは、会が立てたスケジュールに沿って街頭活動などに積極的に協力。共産党県議が不在という不利な面もあるが、政策集やチラシを配布したり、会合を利用した政策の学習会を開催したりして、地道に支持を広げる。
 十四日には大津市内で福井地裁の大飯原発差し止め訴訟で勝訴した原告団長を招いた報告集会を開催。原発ゼロ社会実現の必要性を全面にアピールする。
 三日月氏の選挙母体は政治団体「チームしが」。「特定の政党や団体ではなく県民個々の参加を促す」との立場だが、かつての所属政党民主は公認候補並みの支援を確約。社民と、嘉田由紀子知事を支える地域政党対話の会のメンバーも中心となって活動する。
 政党以外では、いち早く推薦を決めた連合をはじめ、労働組合や業界団体などこれまでに約二百団体が推薦の手続きを取った。推薦を出さないNPO法人なども合わせて約三百団体の関係者がチームしが構成員として選挙活動を支援する。
 「団体の色を出すと個人が離れる」(陣営関係者)との判断から、今後も民主の著名な国会議員らの街頭演説は予定せず、県民向けの集会や勉強会などで支持を広げる考えだ。(井上靖史、倉形友理、山内晴信)

14/06/09

■鮒ずし 漬け込み体験(滋賀報知新聞ネット版)
=竜王町観光協会=
◇竜王
 竜王町観光協会は、七月十三日と二十日の二回にわたり開催する「鮒ずし漬込み体験」の参加者を募集している。
 実施時間は、両日とも午前十時から約一時間。募集定員二十人。会場は竜王町公民館調理室。参加費用はゲンゴロウ鮒五キロ三万円、同十キロ六万円、天然ニゴロ鮒五キロ四万円、同十キロ八万円。参加申し込みと問い合わせは、同観光協会(TEL0748―58―3715)へ。三十日締切。

14/06/06

■琵琶湖の生態系守る 外来魚駆除釣大会(滋賀報知新聞ネット版)
=8日 伊庭内湖で=
◇東近江
 「外来魚駆除釣大会」が、八日午前十時から東近江市伊庭町の能登川水車とカヌーランド周辺で開催される。参加の事前申し込みは不要で、参加無料。
 伊庭の里湖づくり協議会が、伊庭内湖の自然を守る会など関連団体と連携して、琵琶湖の生態系を脅かすブラックバスやブルーギルなどの外来魚を駆除し、琵琶湖固有種の生態系を守ることの大切さを市民に啓発し、伊庭内湖周辺水域で実践するもの。
 釣り竿とエサは先着二百セット(一家族二本まで)を主催者で用意する。受け付けは午前九時半から、終了は午後二時。小学生以下は保護者同伴で。昼食・飲み物など持参。参加賞もある。荒天中止で、開催の有無は午前八時からのテレホンサービス(0748―24―1241、1242)で確認を。
 問い合わせは、市生活環境課(0748―24―5633)まで。

■地引網体験 参加者募集(滋賀報知新聞ネット版)
=7月5日・宮ヶ浜=
◇近江八幡
 近江八幡市環境ボランティアグループ・琵琶湖お魚探検隊は七月五日、休暇村近江八幡前の宮ヶ浜で行う地引網体験の参加者を募っている。
 子どもをはじめ、家族で参加できる自然体験で定員は親子など五十組、約二百人。参加費一家族千円。午前九時宮ヶ浜駐車場に集合。午後一時ごろ終了。着替えを持参する。

14/06/04

■ガソリン6週連続値上がり 166円、5年9カ月ぶり(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が4日発表した2日時点のレギュラーガソリンの1リットル当たりの全国平均小売価格は前回調査(5月26日)と比べて20銭高い166円ちょうどだった。6週連続の値上がりで、166円以上となったのは2008年9月以来5年9カ月ぶり。
 160円を超す高値水準が4月以降10週続いており、消費税増税に加えてガソリン価格の高騰が家計を一段と圧迫している。
 調査した石油情報センターによると、緊迫するウクライナ情勢や産油国のリビアの内紛で、原油の供給懸念が続き国際価格が上昇。

■ガソリン国内販売量8.8%減、ジェット燃料は46.9%増…4月(Responce)
経済産業省資源エネルギー庁が発表した4月の石油統計速報によると、燃料油の国内販売数量は前年同月比4.6%減の1413万キロリットルと前年を下回った。
油種別にみると、ジェット燃料油は同46.9%増の47万4190キロリットルとなったほか、B・C重油も前年を上回った。しかし、ガソリンが同8.8%減の403万4318キロリットル、軽油が同1.9%減の261万7571キロリットルと低迷した。
燃料油の生産は同2.4%減の1469万キロリットルとマイナスとなった。ガソリン、ジェット燃料、A重油は前年を上回ったが、ナフサ、灯油、軽油、B・C重油がマイナスとなった。
燃料油の在庫は955万キロリットル、前年同月比14.6%減と8カ月連続して前年を下回った。《編集部》

■ガソリン価格、レギュラー166.0円…前週比0.2円高(Responce)
資源エネルギー庁が6月4日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、6月2日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.2円上昇し、1リットル当たり166.0円だった。
地域別では、中部で0.6円、四国と九州・沖縄で0.3円、中国と関東で0.2円、近畿と東北で0.1円上昇。北海道は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは176.8円、軽油は144.3円、いずれも前週より0.2円上昇した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、6月4日のレギュラーガソリンの全国平均価格は158.6円/リットル、ハイオクは170.1円/リットル、軽油は135.5円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。 e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■針路:嘉田県政8年/2 琵琶湖の外来生物(毎日jp滋賀)
「3月に全部取ったのに、2カ月でこんなに広がってしまった」。5月19日、守山市赤野井町の琵琶湖とつながる水路で、玉津小津漁協の田中善秋組合長(66)がため息をついた。頭を悩ませているのは、今月11日に外来生物法の特定外来生物に指定される水生 ...

■電気ショックで外来魚駆除 電気柵メーカー開発(くまにちコム)
 電気柵メーカーの末松電子製作所(末松弘社長、八代市)は湖やダムなどに生息する外来魚を駆除する電気ショッカー船を開発した。電気ショッカー船の国産機は初めて。
 船体の前方にグラスファイバー製の棒(長さ約2メートル)を2本設置し、そこから約2メートルの電極を垂らして水中に電気を流す。半径1メートル内の魚を一時的に気絶させて、すくい取る。
 船は全長2・9メートル、幅1・5メートルのグラスファイバー製。山間部などの細い道も運べるよう組み立て式とし、軽トラックに詰める。
 末松電子はイノシシやシカなどの害を防ぐ電気柵を製造、販売している。八代市の環境団体から「氷川ダムでブラックバスやブルーギルなど外来魚が増えている」と話があり、2年半前に開発に着手。末松社長は「流す電気量の調節に苦労した」という。
 自治体や漁協などを対象に販売していく。(樋口琢郎)

■琵琶湖や大同川で大きく ニゴロブナの仔魚放流(滋賀報知新聞ネット版)
=東近江市小川町の水田=
◇東近江
 社会福祉法人「八宮会」八宮保育園の園児四十五人が、ニゴロブナのふ化仔魚(しぎょ)の放流をこのほど、東近江市小川町東小田地域の水田で行なった。
 今年で二回目となる放流は、小川営農組合と水田の耕作者四人、滋賀県水産振興協会、琵琶湖栽培漁業センター、滋賀県水産試験場の協力で行われ、開園三周年記念も兼ねた同保育園の園児のほかに、主催の耕作者代表の薗博さん(東近江市小川町)と組合員らが集まった。
 滋賀県の特産品のふなずしの原材料となるニゴロブナは、減少傾向で、県などでは琵琶湖周辺の水田を活用した植苗生産に取り組んでいる。
 また、放流が行われた同地域の水田近くは、水かさが多い水路が流れており、ニゴロブナを放流するには適した場所で、再び琵琶湖に多くのニゴロブナが生息し、近くに流れる大同川(一級河川)に多くの魚が暮らせることを目指して開かれた。
 現場で、ふ化仔魚の説明や、田んぼは仔魚にとって安全といった放流の意味などを園児に教えた県水産試験場の亀甲武志さんは「魚のことをできるだけ多くの子どもたちに知ってほいしい」と話し、約十万尾のニコロブナのふ化仔魚を園児たち一人ひとりに配った。
 また、前日産まれたばかりのニコロブナを見て園児たちは「ちいさい」や「目が大きい」など話し、体長一センチメートルにも満たない仔魚に興味をもっていた。
 園児たちは「大きくなってね」や「元気になってね」と声をかけながら、約四千六百平方メートルある田んぼに仔魚を放した。
 今回、前日放たれたふ化仔魚も合わせて五十万尾放たれたニゴロブナは、特に餌は与えられず、田んぼでの育成期間中、動物プランクトンなどを食べて育ち、一ヶ月後の田んぼの中干しの時期に落水作業を行い、大同川へ流下させる。
 落水作業にも園児たちは参加する予定で、薗さんは「子どもたちに魚の成長をわかってもらえたら」と、生きものへの愛情が芽生えることへの期待を語った。

14/06/02

■真夏日:湖畔恋し… 県内9地点で今年最高気温(毎日jp滋賀)
 高気圧に覆われた1日、県内は全域で30度を超える真夏日となった。
 彦根地方気象台によると、各地の最高気温は大津34・6度▽東近江33・6度▽今津32・5度▽彦根32・0度−−などで、九つの観測地点でいずれも今年の最高気温を記録した。大津市内では強い日差しを避けようと日傘を差して歩く人が目立ち、琵琶湖岸では水辺で遊んで涼をとる親子の姿が見られた。
◇大津で34・6度、3人を病院搬送
 また大津市...

■ブラックバス駆除で八郎湖の「ザッコ」守れ(asahi.com秋田)
 八郎湖にすむブラックバスの駆除を通じて在来魚を取り巻く現状を知ってもらおうと、NPO法人「秋田水生生物保全協会」が15日、大潟村で「八郎湖の外来魚を駆除して在来魚(ザッコ)を守ろう」と題したイベントを開く(無料)。外来生物法の制定から10年を迎え、ブラックバスが引き起こす生態系の乱れや漁業被害に問題を投げかける。
 協会は、県内の川や湖、海にすむ魚の調査研究などで絶滅の恐れが指摘される在来魚(秋田弁でザッコ)の保全に取り組んでいる。
 ハタハタやクニマスなどの研究で知られる杉山秀樹理事長(64)=県立大生物資源科学部客員教授=によると、県内では秋田市内のため池で1982年、ブラックバスのうちオオクチバスの生息が初めて確認された。翌83年には八郎湖でも生息が確認された。

■湖畔に咲き誇るバラが見頃=大津市(jiji.com)
 琵琶湖のほとりの柳が崎湖畔公園(大津市)の「イングリッシュガーデン」で、咲き誇る約2000本の色とりどりのバラが見頃を迎えている。指定管理者制度で公園を運営する琵琶湖汽船は「農薬をほとんど使わずに咲かせているので、小さい子供さんたちも寝そべったりして安心して遊べる。さまざまな人にゆったりとした時間を過ごしていただけたら」と話している。
 公園は、外国人の観光誘致を目的に建設され、「湖国の迎賓館」と呼ばれたホテルの敷地内にある。ホテル時代に皇族やヘレンケラーも宿泊した建物は、大津市が買い取って修復し、「びわ湖大津館」と命名。近代化産業遺産に指定される一方、多目的ホールなどとして格安料金で活用され、プールも庭園に生まれ変わった。
 庭園は約200種、約6000本の植物で彩られ、中でもバラは約100種、約2000本を占める。真夏にはヒマワリの鮮やかな黄色に染め上げられるという。

14/06/01

■黄砂、県内で2日連続観測(ChunichiWeb滋賀)
 県内は三十一日、中国大陸からの黄砂が二日連続で観測された。彦根市内では彦根城や市街地が、ぼんやりとかすんだ。
 彦根地方気象台によると、黄砂は三十日に今年初めて観測された。彦根市では午前中、見通しが効く視程は八キロとなったが、交通に影響を及ぼすとされる五キロは上回り、地上での視界は比較的保たれた。
 一日も黄砂の飛来が予測されるが、視界は次第に良くなるという。(中村千春)

■外来魚、釣れた! 湖岸で連合が環境活動(ChunichiWeb滋賀)
 連合滋賀青年委員会による「びわ湖クリーンフィッシング大会」が三十一日、県内六カ所の琵琶湖岸であった。
 連合滋賀の環境保全活動の一環。傘下の労働組合員とその家族ら三百十四人が参加し、外来魚ブラックバスとブルーギルを釣った。計九八・六キロの釣果があった。
 大津市打出浜の会場では六十人が釣り糸を垂らした。参加者は互いに声を掛けあいながらも真剣な表情で獲物が掛かるのを待った。同会場ではブラックバス四匹を含む計六キロが釣れ、湖岸の外来魚回収ボックスに入れた。(山内晴信)

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