琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。
琵琶湖の湖底から
(2014/07)
14/07/31
■小鑓氏敗北 吉田、家森両県議の責任追及の声(滋賀報知新聞ネット版)
=三日月氏知事選勝利を追う(3)=
●安倍首相に泥塗る
安倍晋三首相は七月十四日の衆院予算委員会で、滋賀県知事選で自民、公明推薦の小鑓(こやり)隆史氏が敗れたことについて、「集団的自衛権の議論が影響していないと申し上げるつもりは毛頭ない」と民主党の海江田万里代表の質問に答えた。安倍首相にとって、屈辱的な答弁だった。
自民党の石破茂幹事長が滋賀県にへばりつき、国会議員も総勢二百人を投入した滋賀県知事選。しかし、結果は敗北で終わり、自民党県連は石破幹事長や安倍首相の顔にも泥を塗り、全国に恥をさらした。
「知事選は県会議員が仕切る」と大見得を切り、吉田清一選対本部長、家森茂樹自民党県連幹事長(当時)、二人の指南役の清水克実同党県連事務局長らが仕切った今回の知事選。
「集団的自衛権容認の閣議決定の影響はあるにはあったが、むしろ敗因は選対本部の戦略ミスですよ」と県連有力関係者は指摘する。
●大岡氏VS家森氏
これを裏付ける出来事があった。意外な苦戦に慌てて七月四日、党本部の河村建夫選対委員長を交えた選対会議が開かれた。
家森県連幹事長は第1選挙区支部長の大岡敏孝代議士に「大津で大規模(千人程度)な集会をしてほしい」と要請した。
これに対し、大岡代議士は「個人演説会に同じ人を集めても意味がない。もっと無党派層に食い込むべきで、本人を駅に立たせて、そのために数多くの人に会わせたい。第1選挙区はきちんとやります」と大岡代議士が切り返すと、家森県連幹事長が睨(にら)みつけ、一発触発の状況に。結局、大岡代議士が押し切った。
●大岡氏に軍配
知事選の得票結果で、小鑓氏が三日月氏に勝ったのは、大津市・高島市の1区選挙区のみだった。大津市で三千五百二十四票、高島市で三千三百三十六票の計六千八百六十票差を三日月氏につけた。大岡代議士の戦略に軍配が上がったのだ。
●女性部軽視の選対
同党県連の女性部の人たちが大津市馬場の選対本部に入って「電話作戦にきました」と挨拶しても、誰一人として、「ご苦労さんです」の挨拶もなく、帰り際に「失礼します」と声をかけてもスタッフは知らんぷり。これには女性部はみんな切れたという。
「私は県連副会長で、かつ女性部長として選対本部役員なのに、選対会議に副部長ともども一度も声をかけてもらっていない。女性を軽視しているとしか思えない。今回の敗北に対し、吉田、家森両県議は会派代表や県連の役を降りるなど明確な責任を取るべきです。また女性市議への吉田県議のパワハラ発言が事実なら、大変なことになりますよ」と県連女性部長は憤る。
ようやく八月二日、同党県連は知事選を総括する会議を開催する。(石川政実)
14/07/30
■ガソリン2週連続値下がり イラク情勢不安後退で(47NEWS)
経済産業省資源エネルギー庁が30日発表した28日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、22日の前回調査と比べ20銭安い169円60銭となった。2週連続の値下がりとなったが、依然として高値水準が続いている。
調査した石油情報センターによると、イラク情勢の混乱による供給不安が後退したことで原油価格が下落した。石油元売り各社も卸価格を引き下げたため、給油所で値下げの動きが相次いだ。
ただウクライナ情勢をめぐり米国などがロシアへの経済制裁を強化するなど、原油価格の上昇への懸念は根強い。
■レギュラーガソリン、前週比0.1円安の169.6円…2週連続で下落(Responce)
資源エネルギー庁が7月30日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、7月28日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.2円下落し、1リットル当たり169.6円となった。
レギュラーガソリンの価格下落は、2週連続。
地域別では、北海道で0.5円、中部で0.3円、関東と東北、九州・沖縄で0.2円、中国と四国、近畿で0.1円、全地域で下落した。
ハイオクガソリンは0.2円安の180.4円、軽油は0.1円安の147.4円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月30日のレギュラーガソリンの全国平均価格は162.7円/リットル、ハイオクは172.5円/リットル、軽油は136.6円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
14/07/29
■琵琶湖で「生きた」ミュージアム−客船ビアンカで湖魚と地酒味わう(びわ湖大津経済新聞)
琵琶湖汽船(大津市浜大津5)の客船「ビアンカ」で7月30日、びわ湖で採れた8種の魚や地酒を楽しむ「湖上フォーラム、ライブミュージアム琵琶湖」が開催される。
「びわ湖の宝石」も
「びわ湖とそれを取り巻く滋賀自体が『生きて活動するミュージアム』と表現しても良い」ということから名付けられた同企画。県内の博物館などが「滋賀県ミュージアム活性化委員会」として連携し、滋賀の暮らし・文化・歴史・芸術をアピールする取り組みとして初の開催となる。主催は琵琶湖汽船で、琵琶湖博物館の篠原徹館長が会長に就任した。同会はニゴロブナやビワマスなどの湖魚8種を「琵琶湖八珍」として提唱し、料理を提供する。
第1部として、基調講演「嗜好(しこう)品としての琵琶湖八珍」(仏教大学・高田公理教授)とパネルディスカッションが行われる。第2部は出航し、南湖クルージングと夏の「琵琶湖八珍」と地酒を味わう会、よし笛ライブが開かれる。
同会事務局で安土考古学資料館の藤崎高志さんは「情報発信とともに『琵琶湖八珍』の安定供給のために努力し、乱獲を防ぐことでびわ湖の保全にもつながる」と意欲を見せる。
集合場所は大津港。第1部=14時〜17時、参加無料、定員120人。第2部=17時15分〜20時30分、料金は7,000円(クルージング費用・飲食代を含む)、定員80人。どちらかだけの参加も可。詳しくは琵琶湖汽船のホームページで確認できる。
■湖中の「二ツ石」に雨乞い 高島(ChunichiWeb滋賀)
高島市新旭町木津の琵琶湖沖百メートルに沈み、渇水時に湖面に現れるという岩「二ツ石」に雨乞いを祈願する神事が二十八日、湖中の岩を模した二つの岩が並ぶ湖岸であった。
二ツ石は七〜八世紀ごろの条里制の起点になっていたとされ、雨が降らないときは近くの波爾布(はにふ)神社で雨乞いをし、岩が現れた時は拝んで表面を磨いたとも伝わっている。
現在は瀬田川洗堰(あらいぜき)(大津市)の整備もあって石が現れることはないというが、神事は長く続いており、この日は波爾布神社の松田保宏宮司が二ツ石のある方向を臨みながら祝詞をとなえた。(山口哲)
■熱気球で360度のパノラマ楽しもう 滋賀・草津(msn産経ニュース)
熱気球のフライトを体験する催しが、草津市下物町の烏丸半島で開かれている。搭乗者たちは、琵琶湖の情景や湖岸で満開を迎えたハスの様子などを上空から満喫している。
同市や草津商工会議所などが観光PRをしようと実行委をつくり、5年前からこの時期に開催。訪れた人たちはゴンドラに乗り込み、高さ30メートル近くまでふわりと上昇し、眼下360度のパノラマを約5分間にわたって楽しんでいる。
8月3日までの午前6時〜午前9時(1、2日は午後6〜午後9時の夜間フライトも)。雨天・強風時は中止。料金は中学生以上2500円、小学生は1800円で保護者の同伴が必要。問い合わせは実行委(電)077・566・3219。
14/07/28
■瀬田川すっきり 大津、親子らごみや水草取り(京都新聞電子版)
琵琶湖の美化を目指す清掃活動「アクアソーシャルフェス−瀬田川クリーンプロジェクト」(NPO法人瀬田川未来塾、京都新聞など主催)が27日、大津市の瀬田川一帯であった。雨天の下、滋賀県と京都府の親子連れら約120人が水辺のごみや外来種の水草の清掃に汗を流した。
2012年から年2回催している。減少している琵琶湖固有種のセタシジミやモロコが成育しやすい水環境づくりを目指している。
参加者は地元漁協の漁船24隻に分乗し、近江大橋から石山寺近くまで約5キロにわたる岸辺に沿って、浮遊するペットボトルやプラスチック容器、外来種の水草などを網でかき集めた。
親子で作業した京都成章高1年福井一真さん(15)=京都市南区=は「清掃のボランティア活動に興味がある。瀬田川をきれいにして生き物が増えてほしいと思う」と話した。
同フェスはトヨタ自動車が協賛し、全国50カ所で実施されている。
■ペーロン、湖上力強く 滋賀・高島で34チーム熱戦(京都新聞電子版)
第23回「びわ湖高島ペーロン大会」(大会実行委主催)が27日、滋賀県高島市今津町南浜沖の琵琶湖であり、県内外の34チーム約650人が熱戦を展開した。
一定の技術が必要なチャンピオンシップと、レースを楽しむフレンドシップの2部制。湖上の往復600メートルでタイムを競った。
船上で打ち鳴らされるどらの音を合図に、こぎ手が掛け声を合わせ懸命に櫂(かい)を動かした。コースを外れたり、横転しながらも立て直してゴールする場面も見られ、観衆から盛んな拍手が送られた。
レースの結果、チャンピオンシップの部は大津市の小寺製作所が初優勝を飾り、フレンドシップの部は地元今津町の「Crew2 11号」が3連覇を果たした。
会場では、「滋賀に住みます芸人」として活動中のお笑いコンビ「ファミリーレストラン」を高島市初の観光大使とする任命式も行われた。2人のギャグ対決でハラダさん(37)が「特命観光係長」、しもばやしさん(38)が「ヒラ係員」と決まり、約3千人の来場者を沸かせた。
■琵琶湖の外来魚回収量減少 昨年 酷暑で釣り客減影響か(msn産経ニュース)
琵琶湖の生態系を守るため、釣り客に協力を求めている外来魚回収の取り組みで、昨年度の回収量が14・2トンと、前年度より4・7トン減ったことが、県のまとめで分かった。夏場の酷暑などで釣り客が少なかったことなどが要因とみられる。県琵琶湖レジャー対策室は、釣り客らに引き続きリリース(再放流)の禁止と回収への協力を求めていく。
県は平成14年度、湖の生態系保全のため、ブルーギルやブラックバスなどの外来魚を釣り上げた際、湖へ再び放すことを禁じる条例を制定。これに合わせ、県内各地の湖岸に外来魚の回収ボックスを設置するなどして、釣り客に駆除への協力を呼びかけてきた。
また、外来魚を釣るイベントを主催したり、民間団体の釣り行事に無料で釣りざおを貸し出すなどの支援もおこなったりした。これらの釣りイベントを通じ、昨年度は39団体の3800人が計727・3キロの外来魚を駆除した。
しかし、これに一般釣り客の釣果を加えても、昨年度は計14・2トンと過去7年間で最少。外来魚の回収に当たる職員は「昨年7、8月は酷暑だったため釣りが敬遠されたこと、よく釣れたのが若い小型の魚だったことなどが理由」とみており、県でも、外来魚の生息数自体が減ったわけではないと分析している。
県琵琶湖レジャー対策室によると、外来魚の産卵期は4〜8月。この時期に産卵場所を守る親魚を釣れば、卵が他の生物に食べられ繁殖が抑制されるため、担当者は「この時期の釣果が生息数に大きく影響する」とみて、回収ボックスの利用状況に注目し、協力を呼びかけている。
14/07/27
■琵琶湖で水上バイク同士が衝突、8歳女児ら2人軽傷(msn産経ニュースwest)
27日午後1時35分ごろ、大津市小松の琵琶湖上で、水上バイク同士が衝突。双方に乗っていた5人のうち、大阪府高槻市の小学3年の女児(8)と同府四條畷市の女性会社員(24)の2人が、手や腰などに軽傷を負った。
滋賀県警大津北署によると、事故があったのは、近江舞子南浜水泳場の沖400メートル。けがをした2人を含む3人が乗った水上バイクの左側面に、別のグループの2人が乗る水上バイクが衝突。後部に同乗していた女児ら2人が相手側の水上バイクにぶつかり、けがをした。
女児らは、親類や知人のグループ10人で遊泳に来ていた。同署は、双方の操縦者らから事情を聴くなどして事故原因を調べている。
■湖国の魅力討論、琵琶湖の味堪能 30日観光船で(京都新聞電子版)
琵琶湖や滋賀県の魅力の発信について考える「湖上フォーラム ライブミュージアム琵琶湖」が30日午後2時から、大津市浜大津5丁目の大津港の観光船「ビアンカ」で開かれる。
安土城考古博物館(近江八幡市)や琵琶湖博物館(草津市)などでつくる県ミュージアム活性化推進委員会と琵琶湖汽船(大津市)が主催。
1部では高田公理佛教大教授が基調講演。同委員会が湖魚のブランドとしてビワマスやコアユなど8種類を選んだ「琵琶湖八珍」について、食文化の視点で話す。パネル討論では、篠原徹琵琶湖博物館長や佐藤典司立命館大教授らが湖国の風景や博物館などをどうPRするかを語り合う。定員120人、無料。
2部は午後5時15分にスタート。「琵琶湖八珍」を使った料理や県内の地酒を味わいながら、ビアンカで琵琶湖の南湖を巡る。定員80人、7千円。
先着順。1、2部いずれかの参加も可能。申し込みは琵琶湖汽船TEL077(524)5000。
■猛暑日、観測史上最高を4地点で更新(YomiuriOnLine滋賀)
全国的な猛暑となった26日、県内も高気圧に覆われて朝から気温が急上昇。東近江市では最高気温がこの日の全国1位の38・8度を記録したほか、彦根市37・7度、長浜市37・4度、甲賀市信楽町35・7度と県内9地点のうち4地点で観測史上最高の猛暑日となり、人々が涼を求めて水辺に繰り出した。
大津市内も、最高気温36・8度の猛暑日で今年最高となった。由美浜にあるなぎさ公園プールには、通常の土日から2割増の約360人が来場。子どもたちが噴水に近寄り、水浴びをしながら、周囲を元気よく走り回る姿が見られた。
甲賀市甲賀町油日の親水施設「高間みずべ公園」では、砂防ダムの下流にある長さ約20メートルと10メートルのウォータースライダーが人気を集めた。子どもたちが水しぶきをあげながら水面まで滑り降り、歓声を上げていた。湖南市中央の主婦、岡崎泰子さん(42)は「涼しい自然の中で水遊びができ、子どもたちも喜んでいます」と話していた。
消防によると、県内では同日午後5時現在、30人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。(猪股和也、清水貞次)
■東近江38.8度、全国最高を記録(asahi.com滋賀)
全国的な猛暑になった26日、県内でも東近江が38・8度とこの日の全国最高気温を記録するなど、各地でこの夏一番の暑さになった。
東近江のほか、彦根37・7度、長浜37・4度、信楽35・7度で観測史上最高になる気温を記録。大津も36・8度と今年の最高気温を更新した。彦根地方気象台によると、27日は午後、南部を中心に雨が降り、暑さが和らぎそうだという。
消防によると、午後7時現在、熱中症とみられる甲良町の男性(51)が自宅から病院に運ばれるなど、男女計39人が搬送された。
14/07/26
■湖畔のハス、一服の涼 滋賀・烏丸半島で見ごろ(京都新聞電子版)
国内有数のハスの群生地である琵琶湖の烏丸半島(滋賀県草津市下物町)で大輪のハスが見ごろを迎えている。
ハスは、半島周辺の約20ヘクタールにわたって群生する。湖面に広がる緑のじゅうたんの上で鮮やかなピンクの花が咲き誇り、早朝から多くの人が訪れている。
26日は朝から気温が上昇し、強い日差しを日傘でよけつつ観賞する人や、汗を拭きながらカメラを構える人もおり、思い思いに湖岸を彩る夏の風物詩を楽しんでいた。
カメラメーカーの撮影ツアーで大阪府箕面市から訪れた吉仲治子さん(70)は「こんなに広範囲に咲くハスはすごい。もっと県外にアピールしてほしい」と笑顔で話していた。
近くの市立水生植物公園みずの森によると、花びらが美しく広がるのは早朝から午前10時ぐらいまでで、「見頃はあと1週間程度」という。同園では27日までハス祭りが催され、ハスの生け花展やハスの葉で地酒を飲む催しがある。
■34チーム、真夏の空へ…鳥人間コンテスト開幕(YomiuriOnLine)
琵琶湖上を人力飛行機などで飛ぶ「Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2014」(読売テレビ主催)が26日、滋賀県彦根市の松原水泳場で開幕した。
27日まで。
3部門に計34チームが出場し、距離や速さを競う。この日は沖合500メートルで往復する「人力プロペラ機タイムトライアル部門」からスタート。高さ10メートルのプラットホームから各機が次々と飛び立った。
「名古屋大学AirCraft」のパイロットの渡辺幹志さん(20)は「爽快な気分だが、飛んでいる時は必死で、景色を楽しむ余裕はなかった」と話した。大会の模様は9月3日午後7時から日本テレビ系列で放送される予定。
■全国231地点で猛暑日 熱中症搬送は1300人超(47NEWS)
東北から沖縄の広い範囲に太平洋高気圧が広がり、列島各地は26日、厳しい暑さとなった。927カ所ある気象庁の観測地点のうち、4分の1に当たる231地点で最高気温が35度以上の猛暑日を記録。30度以上の真夏日は7割以上の702地点だった。滋賀県東近江市では38・8度を観測した。
熱中症とみられる症状を訴えて救急搬送された人は全都道府県で少なくとも1389人に上り、うち5人が死亡したことが共同通信の集計で分かった。
25日に続いて本州付近に高気圧がとどまり、暖かい空気が流れ込んだのが原因。気象庁は41都府県で高温注意情報を出し、熱中症への警戒を呼び掛けた。
■夏の良い思い出に 草津で熱気球体験始まる(ChunichiWeb滋賀)
琵琶湖岸の景色を一望できる熱気球のフライト体験が二十五日、草津市の烏丸半島で始まった。参加者は浮遊感を楽しみながら、近くの湖畔に広がる満開のハスや比叡山などに見入っていた。八月三日まで。
熱気球は上空二十〜三十メートルほど浮かび上がる。初日は天候に恵まれ、対岸の大津市の街並みがくっきりと見られた。市の観光使節で立命館大四年水口萌さん(21)は「空から見たハスがきれい。夏の良い思い出になりました」と笑顔を見せた。
週末の二十六、二十七日の事前予約は終了しているが、天候次第で当日受け付けを行う。フライトは午前六〜九時。金、土曜のみ夜間(午後六〜九時)もある。当日料金は中学生以上二千五百円、小学生千八百円。
問い合わせは、市観光物産協会=電077(566)3219=へ。(倉形友理)
■県内うだる暑さ熱中症17人搬送 長浜、東近江36・2度(ChunichiWeb滋賀)
全国的に厳しい暑さとなった二十五日、長浜、東近江市は三六・二度の猛暑日となり、長浜市では彦根地方気象台による七月の観測史上最高気温になった。
同気象台の県内九観測点のうち、七カ所で今年の最高気温を記録した。
孫二人と大津市の真野浜水泳場を訪れた、市内の主婦生野みさをさん(65)は「今日は水が気持ち良かったです」と話していた。
一方、猛暑で熱中症による救急搬送が相次ぎ、県内は午後五時現在で、二歳〜八十代の男女十七人が搬送された。いずれも意識はある。
大津市では屋外での警備作業の六十代男性が体調不良を訴え、甲賀市では屋内にいた七十代の男性が異常な発汗やめまい、嘔吐(おうと)などの症状で病院に運ばれた。
東近江市では、車中にいた男児(2つ)がけいれんなどの症状を起こし、愛荘町ではバレーボール競技中の少年(12)と、グラウンドゴルフの女性(87)が、長浜市では工場見学中だった高校三年の女子生徒(18)がいずれも気分が悪くなり、病院に運ばれた。(池田友次郎、中尾吟、中村千春)
■滋賀県内各地で今年一番の暑さ 熱中症の疑い16人搬送(msn産経ニュース)
県内は25日、太平洋高気圧に覆われて気温がぐんぐん上がり、各地で今年一番の暑さを記録。部活動中の中学生が体調を崩すなど、熱中症の疑いで救急搬送されるケースが相次いだ。
この日午前10時ごろ、愛荘町立中学校の体育館で、部活動のバレーボールをしていた男子生徒(12)が体調不良を訴え、病院に搬送された。県内ではこの男子生徒を含め、この日午後5時までに2〜87歳の男女計16人が、熱中症の症状を訴えて救急搬送された。いずれも命に別条はない。
彦根地方気象台によると、この日35度以上の猛暑日となったのは、長浜市と東近江市(いずれも36・2度)。このほか、大津市で34・9度(平年31・4度)、米原市で34・4度(同30・2度)など、9カ所の観測地点のうち7カ所で今年の最高気温を記録した。
この暑さで、国宝・彦根城(彦根市)の天守前広場に設けられている「涼み処」では、汗をかきながら長い石段を登ってきた観光客らが、噴射されるミストを浴びて一服の涼を求める光景がみられた。
涼み処は、広さ約40平方メートル。よしず張りの日よけが設けられ、内側の28カ所からミストが噴射されている。観光客の一人は「天守まで登るのは暑くてつらかったが、涼み処で元気をもらえた」と話していた。設置は9月23日まで。
14/07/25
■滋賀7地点で今年最高気温 各地で猛暑(京都新聞電子版)
高気圧に覆われた滋賀県内は25日、午前中から気温が上昇し、9地点中7地点で今年一番の厳しい暑さとなった。長浜市では午後2時半ごろに36・2度に達し、7月の観測史上最高気温を更新。東近江市でも36・2度まで上がり、いずれも35度を超える猛暑日になった。大津市は34・9度、甲賀市土山34・8度だった。
草津市追分7丁目のロクハ公園プールは、涼を求める親子連れや学生たちでにぎわった。強烈な日差しの中、流れるプールで泳いだり、水しぶきを上げてボール遊びを楽しんでいた。
彦根地方気象台によると、県内は26日も晴れて気温が上がると予想され、熱中症などに注意を呼びかけている。
■クロカジキ167・1キロV 3日間のバトル制した!!(SponichiAnnex)
【釣り人掲示板】第36回国際カジキ釣り大会(JGFA主催)がこのほど、静岡県下田港をベースに開催された。水温24〜27度と絶好のコンディションの下、全国から93艇473人が参加し、伊豆半島南部近海を舞台に展開。3日間の最大はクロカジキ167・1キロ。T&R(タグ&リリース)26匹、キャッチ5匹の計31匹と上々の成績となった。(スポニチフィッシング・アドバイザー 林 悠二)
◎絶好コンディションで開始
「今日は絶対に釣れます」−大会直前まで不安定だった水温と水色が、開催前日から好転。開催初日、参加者を前に断言する渡邉清一郎大会実行委員長の声が弾んでいる。カジキ狙いに最適な25度以上の高水温が下田南沖の神子元島近くまで流れ込んでいるのだ。
それを裏付けるように、開始20分後に早くもストライクの無線が飛び込む。17分後、細めの30ポンド(15キロ)ラインで推定80キロのクロカジキをT&RしたフォワードがファーストマーリンをGET。その後もブルーウオーター、常陸マーリンジャンキィーズ俊、ホワイトロータスなど入賞実績のあるチームからストライクコールが続く。この日、コールは24回。その多くは神子元沖のエリア「G」主体だったが、一番遠い神津島西のエリア「I」を流すLEVANTE(レバンテ)からストライクコール。ファイトタイム2時間49分の末に167・1キロをキャッチ。初日の最大魚ボーナスを得た。
2日目も朝からヒットコールが相次ぎ、8時台で11回をマーク。前日同様に「I」で午後1時半すぎにストライクしたのはLEVANTE。アングラーは名古屋市の岡本達幸さん(43=飲食業)。50ポンド(24キロ)ラインで1時間56分後に推定120キロをT&Rした。 2日で大物を2匹釣り上げた岡本さんは「今日の魚は元気いっぱい。リリースもうまくいきました」。3日目に向けてファイト満々だ。この日のヒット数30回。T&R13匹、キャッチ4匹。
期待の最終日だが、前日までの勢いがなく結果はT&Rしたのは3匹だけ。その結果、カジキ2匹にT&Rして2位になったAPACHE(アパッチ・455ポイント)に40・6ポイントの差をつけ、LEVANTEがチームポイント495・6で逃げ切り団体優勝、そして岡本達幸さんが個人優勝を飾った。
○…推定130キロのクロカジキをスタンディングで上げたのは、アランビックFCの鈴木俊一さん(57)。御殿場市の管理釣り場「東山湖」の場長。大会には20年越しのエントリーで、艇首に回り30分間のビッグファイトを楽しんでいた。
○…大会参加最年少は愛知県半田市の池田慎太郎さん(16=高2)。30ポンドラインで、2時間23分後に見事82・3キロをキャッチ。ラインを尾に巻かれてファイト中に魚が死に「リリースできなかったのが残念」
■全国の鳥人が滋賀県に大集合! 「鳥人間コンテスト」開催 - 35チームが挑む(アメーバニュース)
滋賀県彦根市、琵琶湖の松原水泳場で、自作人力飛行機による飛行距離および、飛行時間を競う大会「第37回鳥人間コンテスト2014」が行われる。開催日時は7月26日が7時30分から、27日が6時から。
○数々の工夫を凝らした機体が登場
今年で37回目を迎える同イベントは、「滑空機部門」、「人力プロペラ機ディスタンス部門」(1日目)の飛行距離競技と、一定条件下のもとで達成時間を競う「人力プロペラ機タイムトライアル部門」(2日目)の3部門で競われる。
スケジュールは、26日7時30分から、「人力プロペラ機タイムトライアル部門」の競技がスタートされ、10時頃に「滑空機部門」が開始。翌27日は6時から「人力プロペラ機ディスタンス部門」が実施されるほか、フライト終了後に表彰式・閉会式が行われる。
出場チームは、首都大学東京鳥人間部 T-MIT(東京都)、Aircraft Makers(千葉県)、大阪府立大学 堺・風車の会(大阪府)、東海大学人力飛行機チーム(神奈川県)、東京大学 F-tec(東京都)、名古屋大学 AirCraft(愛知県)など35チーム。なお、当日はJR彦根駅前から無料シャトルバスが運行されるとのこと。
14/07/24
■ガソリン20週ぶり値下がり 169円80銭、原油安で(47NEWS)
経済産業省資源エネルギー庁が24日発表した22日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前回調査(14日)と比べ10銭安い169円80銭となり、20週ぶりに値下がりした。ただ下落幅はごくわずかで、依然として高値水準が続いている。
調査した石油情報センターによると、イラク情勢を背景とした供給不安がやや後退したことで原油価格が下落。石油元売りも卸価格を下げたため、給油所で値下げの動きが広がった。
一方でウクライナ情勢は緊張状態が続いており、原油価格は再上昇する可能性がある。
■レギュラーガソリン、前週比0.1円安の169.8円…4か月半振りの下落(Responce)
資源エネルギー庁が7月24日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、7月22日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.1円下落し、1リットル当たり169.8円となった。
レギュラーガソリンの価格下落は、3月3日の調査以来、4か月半ぶり。
地域別では、北海道で0.5円、関東で0.2円、中国と中部で0.1円下落、九州・沖縄で0.1円上昇、四国と東北、近畿は前週と同額だった。
ハイオクガソリンは180.6円、軽油は147.5円、ともに前週より0.1円下落した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月24日のレギュラーガソリンの全国平均価格は162.4円/リットル、ハイオクは173.3円/リットル、軽油は137.7円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■小鑓氏敗因 自民県連幹部のおごり高ぶり(滋賀報知新聞ネット版)
=三日月氏知事選勝利を追う(2)=
パワハラ発言や記者への暴言
来年の統一地方選に影落とす
◇全県
●弱かった選挙ビラ
ある自民党衆院議員は「今回の選挙は、普通なら自民、公明が推薦した小鑓(こやり)隆史氏が楽に勝ってましたよ。先月二十六日の告示日まで、自民党などが行った世論調査では十ポイントもリードしていた。それが元民主党衆院議員の三日月大造氏に負けたのは、集団的自衛権の閣議決定というより、明らかに選対本部の戦略ミスですよ。一例を挙げるなら告示後の勝負は選挙ビラなりの選挙ツールだが、これが駄目で戦いにならなかった」と敗因を語る。
自民党県議の一人は「いま県連を仕切っているのは、国会議員が若いこともあって、小鑓陣営の選対本部長でもあった吉田清一県議、三回連続で幹事長を続けた家森茂樹県議、両県議のふんけいの友である清水克実県連事務局長(元県議)の三人。今回の知事選では、候補者選びから選挙戦まで、事実上、彼らが仕切った。徹底した情報管理と権力集中を図ったが、それがこのざまです。春先に『小鑓氏が勝てば、副知事には家森県議か』との憶測が流れたが、『一生懸命に小鑓氏を当選させても結局、吉田、家森両氏の手柄か』とぶ然とする県議もいた。しかし自民党県議団の中では、怖くて両氏の責任追及などできない」と言う。
●記者にも暴言
昨年十二月の自民党県議団の記者会見が開かれ、吉田県議(会派代表)は、本紙記者が「分裂した自民系会派の颯新の会(当時三人)に自民党県議団(二十一人)から二人ほど移る動きもあるように聞くが」と質問すると、「誰がそんなこと言っとるんや。ええ加減なこと言いやがって。この会見室から出ていけ!」と激高した。
「あなたは何を言ってるんですか。後でその言葉についてきっちりと説明してもらいますからね」本紙記者は席を立った。結局、四月の議長選のごたごたで、自民党県議団から二人が颯新の会に入り、記者の質問が正しかったことになる。
今年一月三日、元県議会議長の三浦治雄県議(当時)が酒気帯び容疑で県警に逮捕された。
同六日に三浦県議は辞職するが、これを受けて自民党県議団は午後から記者会見を開くことになったが、昼過ぎの県庁食堂で吉田県議は本紙記者に対し「三浦県議の件で変な質問をすると承知せんからな」とかみついてきた。
「何を質問しようとこちらの自由です」と本紙記者が答えると、いきなり「うるさい! 貴様あっちへ行け!」と黒い顔を紅潮させて怒鳴り出した。これには記者も呆れはてた。
これは氷山の一角に過ぎない。知事選最中の七月初旬の小鑓氏のミニ集会の場で、吉田県議から、「何べん言うてもお前はレベルが低い。お前がいたら勝てる選挙も勝てない」と怒鳴られた女性市議は、フェイスブックにパワハラを受けた無念の思いを書きこんだ。
●土下座発言
さらに強権体質を裏付ける一つに、四月二十五日に開催された県議会の議長選挙で、最大会派の自民党県議団が推した県議が、民主党県民ネットワークなど複数の他会派から支持を得た自民党県議団に所属の赤堀義次県議に敗れた波乱があった。
赤堀議長は就任会見で「自民党県議団を一部の県議が牛耳っていて、何も言えない雰囲気がある。また実力県議(家森県議)らが昨年の県議会の役員選考でも山田和広副議長に『議長になりたければ土下座しろ!』と迫り、山田氏がこれに抵抗して副議長を留任することになる。このようなことが他会派からも批判が出て私を推してもらった」と述べた。
前述の自民県議は「石破茂幹事長が連日湖国入りし、延べ二百人の自民党国会議員が押し寄せても、肝心の県連幹部のおごり高ぶりにより不協和音があるようでは、勝てる選挙も勝てない。知事選の敗北責任は、上野賢一郎県連会長もさることながら、むしろ吉田県議、家森県議、参謀格の清水局長の三氏も大きい。知事選の総括ができなければ、来年の統一地方選も惨敗でしょうね」と目を伏せた。
なお、関西広域連合の議長に就任したばかりの吉田県議の知事選における実力ぶりだが、選挙区の野洲市では、三日月氏一万一千七百四十票、小鑓氏八千六百九十一票と約三千票の大差で自民、公明推薦の小鑓氏が敗れている。(石川政実)
14/07/23
■降雨時の琵琶湖放流、年470回→80回 大津市が処理施設整備(京都新聞電子版)
大津市は、降雨時に処理しきれずに琵琶湖に流していた下水を一時貯留する新たな下水管と水処理施設を市中心部で整備し、23日に完成式を開いた。未処理の下水の流出を抑え、琵琶湖の環境保全に役立つとしている。
市が1970年ごろまでに市中心部で整備した合流式下水道管は汚水と雨水を一緒に流す。まとまった雨が降ると下水処理場で処理しきれず、年470回程度、未処理の下水を琵琶湖に放流していた。このため2008年度から国補助を受けて貯留管と水処理施設の整備を進め、完成によって放流を年80回程度に減らせるという。
貯留管は膳所区間(本丸町−由美浜)の約1・3キロに内径2・2メートルで、大津区間(浜大津4丁目−由美浜)の約2・9キロに内径2・8メートルで整備し、両区間とも湖岸道路の地下に埋設されている。
水処理施設は、同市由美浜の水再生センター内に地下1階地上2階建て(延べ約790平方メートル)で建設した。貯留管から流れ込んだ下水をフィルターや薬剤などで汚れを取り除き、浄化して琵琶湖に流す。1分当たり52立方メートルの下水を処理できる。
完成式には市や地元の関係者ら約130人が出席。越直美市長は「汚濁負担を削減できるようになり、近畿のみずがめである琵琶湖の水質保全に一層寄与できる」と述べ、出席者らと水処理施設を見学した。
■滋賀のカワウ1割減 昨年比、捕獲作戦が奏功(京都新聞電子版)
滋賀県内に生息するカワウは5月時点で8429羽と昨年同月より10%減少したことが23日、関西広域連合の調査で明らかになった。大規模生息地の竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江八幡市)はいずれも減少したが、瀬田川(大津市)では6年連続で増加し、県は「生息地の分散化が進んでいる。新たな対策を検討したい」と警戒している。
調査結果によると、県内の5月のカワウ生息数は昨年同月より1003羽少なく、09年度から6年連続で減った。竹生島は4648羽と同738羽、14%減り、伊崎半島も1364羽と同553羽、29%減少した。過剰繁殖による生態系や景観への影響を抑えるため、エアライフルなどを使って県や地元自治体が進める捕獲作戦が抑制につながったとみられている。
一方で、瀬田川のカワウは09年度以降、年々増加しており、今年5月は昨年同月比61羽増の1054羽と初めて千羽を超えて県内3番目の生息数となった。09年度の171羽から5年間で6倍余り急増している。
県鳥獣対策室は「瀬田川での増加原因は分かっていない」とし、周辺に公園や県道などがあるため「市民や通行車両への安全を考えればライフルで撃つことは難しい。これまでに本格的な捕獲対策ができておらず、後手に回っている」と説明する。このため本年度は、瀬田川沿いの樹木に多数のビニール製のひもを張り、営巣を防げるかどうかを試したいという。
カワウは琵琶湖のアユの食害や、大量のふんで竹生島の樹木を枯らすなどの被害が問題となってきた。同室は銃器による捕獲を中止した08年度にカワウが増加した経緯も踏まえ、「今後も捕獲を続けなければ、今期並みの水準に生息数を抑え込めない」とし、本年度の捕獲目標を7600羽としている。
■滋賀・東近江などで35・9度…猛暑日14地点(YomiuriOnLine)
東日本と西日本は23日も高気圧に覆われ、各地で気温が上昇し、気象庁によると午後3時現在、全国927の観測地点のうち、最高気温が30度以上の「真夏日」は526地点、35度以上の「猛暑日」は14地点に上った。
愛媛県新居浜市と滋賀県東近江市で35・9度、津市で35・8度を観測した。
同庁は、水分をこまめに補給したり、冷房を適切に利用したりして、熱中症に注意するよう呼びかけている。
■環境フェスティバル:富士吉田市・明見湖で来月10日(毎日jp山梨)
富士吉田市の「2014環境フェスティバルin明見湖」が8月10日午前9時〜午後1時、同市小明見の明見湖公園で開かれる。
例年は10月に市環境美化センターで開催していたが、今回は「蓮池」の別名を持つ同公園のハスやアジサイを楽しめる時期に行うことにした。
大明見、小明見、向原各連合自治会が協力。外来種駆除を目的とした親子釣り大会、省エネ製品の展示のほか、県水産...
■びわ湖底遺跡が語る 2万年の歴史(滋賀報知新聞ネット版)
=びわ湖の環境変化と暮らし 安土城考古博物館で企画展=
◇近江八幡
夏休みに合わせた県立安土城考古博物館の第四十九回企画展「湖底遺跡が語る湖国二万年の歴史」が始まった。八月三十一日まで。
びわ湖と関わる人々の生活の歴史は古代から続いているが、現在、湖底に水没している遺跡の調査が、国策の琵琶湖開発事業により、昭和四十八年(一九七三)から平成三年までの約二十年間、行われた。
その結果、これまで出来なかった大規模な調査により二万年以上前の古代遺跡などが多数見つかり、世界的にも希な発見として注目を浴びた。
その後、整理調査の結果、水辺に暮らす人々の歴史が、びわ湖の環境変化とともに移り変わって来たことが明らかになった。
企画展では、これまで展示公開されてきた十六か所の湖底遺跡から発見された土器や石器、木製品など、約四百点の文化財を一堂に展示紹介するもので、湖底遺跡に焦点を当てた展示は、滋賀県に限られている。
現在は、湖面下にあって見えない湖底遺跡が語る古代から中世の人々の歴史や、それぞれの時代の暮らしぶりと成り立ち、行われた発掘調査のようすなどを解説している。
びわ湖は、古墳時代を境に水位が数メートル上昇したと考えられ、水辺域の変化とともに人々の生活域も陸地側に移動。遺跡調査からびわ湖の姿も大きく変化したことが伺える。
また、我が国の地震考古学に大きな影響を与えた烏丸崎遺跡や針江浜遺跡で発見された墳砂による地震跡(液状化現象)の展示もあり、地震に関心の寄せられている今、興味深い内容となっている。入館料大人五百円。高校・大学生三百円。小・中学生と障がい者、県内在住の六十五歳以上(証明書を提示)は無料。
関連事業として夏期企画展講座も開かれている。
●八月九日「生業と社会の変革―弥生時代―」講師・黒崎直大阪府立弥生文化博物館館長
●二十三日「港・城・祈り―古墳〜中世―」講師・水野章二滋賀県立大教授
●三十日「自然災害と再生の足跡」講師・寒川旭氏(産業技術総合研究所)時間はいずれも午後一時半〜。参加無料。定員一四〇人。
問い合わせは同博物館(TEL0748―46―2424)へ。
■「対話、共感、協働の県政を」 三日月知事初登庁(ChunichiWeb滋賀)
20日に就任した三日月大造知事(43)が22日、初登庁し「(嘉田由紀子前知事の)もったいない県政を引き継ぎ、さらに発展させよう」と職員に訓示した。
訓示では「対話、共感、協働の県政を一緒につくろう」とも呼び掛け。防災対策に力を入れることや、原発依存からの脱却を図る「卒原発」の方針を継承していくことなどを強調した。
三日月知事は「事を起こすときは未明に起きて考えを整理する」といい、午前二時に起床。「蝉(せみ)しぐれ わき出る思い おさえつつ」と心境を詠んだ句を披露した。妻小巻さん(45)が作ったチャーハンを食べて午前八時半に県庁隣接の県公館から徒歩で登庁。職員と支援者三百人が出迎えた。知事室のいすに座ると「いすも自分も硬い。緊張感と何ともいえない使命感で」と感想を述べた。
この後、嘉田前知事が来庁し、二人で引き継ぎ書に署名。嘉田前知事からは「頑張りすぎないで」とのメッセージ入りの花束を贈られた。「風で止まらない湖西線」を目指してJRと協議を進めるなどの方針を明かした。
県議会各会派や県内十市町の首長へのあいさつ回りもした。大津市の越直美市長とは交通や観光の政策を中心に連携を進めることなどを確認した。
◆人事再編など検討
三日月知事は就任会見で「予算も人事も政策推進のために必要なことは行っていきたい」と述べ、県議会9月定例会議での補正予算案提出や人事再編を検討する考えを示した。
三日月知事は「25日から始まる県議会7月定例会議は難しいが、9月定例会議でどういった議案が出せるのか検討している。人事も定例異動に加えて、必要な人事があれば積極的に行いたい」と強調した。
嘉田前知事の考えを継承するとした福井県の原発群への対応については「全て思い通りに進むものばかりではないが、(稼働に関して)立地自治体並みの『同意』条件は粘り強く求めていく」と述べた。(山内晴信)
■「卒原発」改めて意欲 三日月知事が初記者会見(YomiuriOnLine滋賀)
◇「交通、観光政策に力」
嘉田由紀子前知事(64)の後継指名を受けた三日月新知事が初登庁した22日、三日月知事は就任後初の記者会見に臨み、原発を段階的に減らす「卒原発」の推進などに改めて意欲を示した。
登庁後の会見で、三日月知事は「原発のリスクを正しく知り、備える態勢を整える。再生可能エネルギーの導入や省エネ家電の普及も促したい」と県政運営の中で卒原発に取り組む方針を強調。一方、「電力料金値上げで苦境にある企業も多く、対策を検討したい」と卒原発の推進による企業への影響にも配慮を示した。
重点政策については、「アベノミクスの効果は中小企業には波及しておらず、県内の企業の状況を把握し、速やかに対策を講じたい。交通と観光は私の専門分野で、特に力を入れたい」と抱負を述べた。嘉田県政の継承を掲げてきたが、「三日月カラー」をどう出すかを問われると、4期10年の民主党衆院議員として各政党・省庁と関わってきた経験に触れ、「国や市町、立場の違う方々との関係に心を砕く知事でありたい」と語った。
三日月知事は昼頃に知事室で嘉田前知事から事務内容の引き継ぎを受けた後、各市町長をあいさつ回り。この日は草津、栗東など10市町を訪ねた。大津市役所では越直美市長と面会し、「住民に一番近い市町を応援できる県政を作りたい」と握手を交わして誓った。越市長は「ぜひ連携して頑張れれば」と応じていた。(小野圭二郎、生田ちひろ)
■三日月知事が初登庁 「合意形成に心を砕きたい」(asahi.com滋賀)
20日付で知事に就任した三日月大造氏(43)が22日、初登庁し「嘉田由紀子前知事の『もったいない県政』を引き継ぎ、さらに行財政改革を進める」と職員らに訓示した。
三日月知事は「琵琶湖を放射能汚染から守るため、『卒原発』の立場から、できるだけ早く原発に依存しないエネルギー社会を滋賀からつくる」と力を込めた。県職員には「現場で対話を重ね、共感を生み、協働の県政をつくっていこう」と呼びかけた。
三日月知事はこの日午前8時半、黒のスーツに黄色のネクタイ姿で県庁に到着。職員ら約300人の出迎えを受けた。知事の椅子に初めて座った後、報道陣に「緊張感とともに何とも言えない使命感が湧いてくる」と感想を述べた。
14/07/22
■奥琵琶湖「菅浦の湖岸集落景観」国重要文化的景観に 滋賀(msn産経ニュース)
琵琶湖最北部の湖岸に形づくられた長浜市・菅浦地区の風景が、「菅浦の湖岸集落景観」として国重要文化的景観に選定されることになった。中世以来の強固な共同体によって維持されてきた歴史的景観−として評価され、文化審議会が選定するよう答申。正式に決まれば、県内で5件目の選定となる。
選定されるのは、長浜市西浅井町菅浦の1568ヘクタール(湖部分を含む)。三方を険しい山に囲まれ、残る一方は琵琶湖に面している。縄文時代にはすでに人が住んでいたとみられ、現在は約60世帯が暮らす。
14世紀半ばには、集落の自治を執り行う共同体「惣」が形成されていたことが古文書からうかがえ、この組織は、形を変えながら現在でも継承されている。
集落には、台風などによる高波の被害を防ぐため、湖岸や屋敷の前面などに石垣が張り巡らされている。地区内は平地が少ないため、湖岸から屋敷までのわずかな平地空間は「ハマ」と呼ばれ、生活や労働の場として重用されてきた。棚田で収穫された稲を干したり、屋根をふくためのヨシを加工したり、船を係留したり、漁網の手入れをしたりと、さまざまな用途に利用されている。
また、集落の東西端には「四足門(しそくもん)」と呼ばれる門が15〜16世紀ごろに建てられた。葬送儀礼の際には、門でワラジを脱ぎ、そこを浄・不浄の境とするなど、四足門が集落の境界を示す機能を果たしてきた。
文化審議会では、こうした独特の集落構造が、強固な自治共同体の中で守られてきた文化的景観で、古文書でその歴史をたどれる貴重な事例であることなどが評価された。
菅浦自治会の須原伸久会長は「高齢化が進み、『限界集落』といわれているが、住み慣れた私でも美しいと感じる景色が四季折々にある。選定を機に菅浦を訪れる人が増え、地区が活性化することを望んでいる」と話している。
■梅雨明け:夏到来 近畿で(毎日jp滋賀)
彦根地方気象台は21日、近畿地方が梅雨明けしたと発表した。梅雨明けの時期は平年並みで、昨年に比べると13日遅い。21日の最高気温は大津32・7度、彦根31・8度など各地で「真夏日」を記録した。琵琶湖岸などで本格的な夏到来を楽しむ姿が多く見られた。
今年の梅雨入りは6月4日で、7月20日までの総雨量は150・5ミリ。6月に降雨が少なく、平年の347・3ミリよ...
■釣り大会:ブルーギル次々と 八幡堀で外来魚駆除−−近江八幡(毎日jp滋賀)
近江八幡市の八幡堀で21日、外来魚駆除を目的にした「八幡堀さかな釣り大会」があった。約130人が柳の木が映える水面に釣り糸を垂れ、ブルーギルなどの外来魚を次々と釣り上げていた。 八幡堀の美化に取り組む市民団体「八幡堀を守る会」の主催で13...
■三日月知事「卒原発政策進める」 滋賀、初登庁(47NEWS)
初登庁し、記者会見する滋賀県の三日月大造知事=22日午前、滋賀県庁
滋賀県の三日月大造知事(43)が22日、初登庁した。職員に「みなさんと『卒原発』の政策を進めたい」と訓示し、記者会見では隣県福井にある原発群の再稼働をめぐり、立地自治体並みの同意条件を求める取り組みを粘り強く続ける考えをあらためて表明した。
三日月氏は午前8時半ごろ、県庁で約300人の県職員に拍手や花束で出迎えられた。幹部職員ら約400人を前に「『もったいない県政』を発展させよう」と呼び掛け、公共事業の見直しに積極的だった嘉田由紀子前知事の路線を継承する姿勢をアピールした。
会見では「卒原発」に関し「国にも政策要望をしていく」と強調。
■「政策実行共に努力を」 三日月滋賀知事が初登庁(京都新聞電子版)
滋賀県知事選に初当選した三日月大造知事(43)が22日、大津市の県庁に初登庁した。幹部職員ら約400人を前に訓示し、「政策実行のため共に努力したい。人口が減少局面に入り、財政も厳しい。皆さんと課題を克服する機運を盛り上げたい」と呼び掛けた。
三日月知事は午前8時半、隣の県公館から歩いて県庁本館前に姿を現した。紺のスーツに黄色のネクタイ姿で、出迎えた職員や支持者らの拍手の中、花束を受け取って踏みしめるように庁内へ足を踏み入れた。知事室に入ると、知事の椅子の感触を手で確かめ、「椅子も自分も固い。何とも言えない緊張感です」と語った。
職員への訓示に続き、知事としての初会見に臨んだ。新県政の抱負では、嘉田由紀子前知事の県政の発展を掲げるとともに、重要政策として台風などに備えた防災や、県民から要望が強い医療福祉の拠点作りを挙げた。「布石を打つことも大事だ」として経済・雇用、観光・交通の政策展開にも意欲を示した。
その後、嘉田前知事から事務の引き継ぎを受け、午後から県内市町へあいさつ回りに出向いた。
■「イサザ」人工繁殖へ前進 絶滅危惧の琵琶湖固有種(京都新聞電子版)
琵琶湖固有種で環境省が絶滅危惧種に分類しているイサザの飼育に、滋賀県彦根市八坂町の県水産試験場が成功した。これまで水温や餌など最適な飼育環境が分かっておらず、特に稚魚は人工的に育てることが困難とされたが、研究を重ねることで成魚まで生き残る魚が出てきた。同試験場は「琵琶湖の貴重な水産資源を維持できるよう産卵、放流までを目指したい」と意気込む。
イサザは体長約5センチのハゼ科の淡水魚。3〜4月に浅瀬の岩場などで産卵し、しばらく浮遊生活を送った後、夏ごろから深場に移るのが特徴。生息数が減少し、1999年に環境省のレッドリストに掲載された。同じ餌を食べるアユとの競合や水温上昇などが減少の要因とみられる。
同試験場は6年前からイサザの成育環境を調査している。生息数の変動が大きく、ほとんど漁獲できない年もあるため、稚魚を人工で育てる技術を確立し、安定した成育を実現するのが狙いという。
研究では水温や餌、照度などを変え、稚魚の生残率を時間経過とともに比較。その結果、一定条件を満たすと、これまでほぼ皆無だったふ化後15日目の生残率が、60%以上となることが分かった。
現時点での最適な飼育条件は、水温14〜15度、餌はプランクトンのシオミズツボワムシで、塩分濃度0・4%の汽水を用いた。理由は不明だが、湖水を用いた天然環境を再現した場合より育ったという。2012年5月に飼育し始めた稚魚約千匹のうち6匹が成魚となり、同試験場は「画期的な成果。琵琶湖に放流しても、ストレスは感じるだろうがすぐに適応できるだろう」とみている。
イサザは通常、ふ化後約1年で繁殖期を迎えるため、成魚の産卵にも期待している。同試験場主査の幡野真隆さん(36)は「生態は謎の面が多く、人工ではすぐに死んでしまうイサザをわずかでも長期飼育できるようになったのは進歩といえる。琵琶湖特有の生き物の保護に役立てたい」と話している。
■湖上でヨット乗船を体験 大津で親子ら(ChunichiWeb滋賀)
海の日の二十一日、ヨットの魅力を知ってもらう親子向けの乗船体験会が、大津市浜大津の大津港マリーナであった。
マリーナのヨットオーナーらでつくる実行委員会の主催。県内を中心に小学四〜六年生の親子計五十四人が参加し、琵琶湖の環境や風を受けて進むヨットの原理、緊急時などに役立つロープの結び方を練習をした後、十メートルほどのクルーザーヨット十隻に分かれて乗船し、マリーナ周辺の琵琶湖を航行した。
じりじりとした日差しが照り付ける中でも、湖上には心地よい風が吹き付け、帆を広げたヨットは見る見るうちに沖合へ進行。子どもたちは普段は見ることのない湖上からの景色に歓声を上げていた。(中尾吟)
■最大級ハス群生湖彩る 草津(YomiuriOnLine滋賀)
◇熱気球で観賞企画も
草津市下物町の烏丸半島周辺の琵琶湖に群生するハスが見頃を迎え、淡いピンク色の花の数々が訪れる人の目を楽しませている。
近くの市立水生植物公園みずの森によると、ハスは約13ヘクタールにわたって自生し、国内最大級。7月末にピークを迎え、26、27日にはハスの葉で飲み物を飲むイベントなどが行われるハス祭りも開かれる。花は8月上旬頃まで楽しめるという。
見頃の時期に合わせ、7月25日から8月3日には、近くの県立琵琶湖博物館前広場で、空から琵琶湖畔の景色を楽しむ熱気球搭乗体験が行われる。1回の飛行は約5分で、高さ20〜30メートルまで上昇。午前6〜9時に行い、7月25、26日と8月1、2日は午後6〜9時にもフライトする。
モーターボートで烏丸半島周辺を巡り、間近からハスを観賞する観察船も8月17日まで運航される。熱気球の問い合わせは市観光物産協会などでつくる実行委(077・566・3219)、観察船は道の駅草津グリーンプラザからすま(077・568・1208)へ。(小野圭二郎)
14/07/21
■琵琶湖の恵みに3千人歓声 滋賀・長浜「水とロマンの祭典」(京都新聞電子版)
琵琶湖の恵みに感謝する夏祭り「水とロマンの祭典」が21日、滋賀県長浜市湖北町の尾上漁港一帯で開かれ、魚つかみコーナーや模擬店などの多彩な催しに市民ら約3千人の人出でにぎわった。
地元の朝日漁協や湖北町商工会、奥びわ湖観光協会などでつくる運営委員会が毎年催し、今回で29回目。
オープニングイベントとしてニゴロブナなどの稚魚約2千匹を親子連れが放流した。会場には、そばやかき氷などを販売する模擬店が並び、大声コンテストなども人気を集めた。
特設プールに放ったフナなどを手づかみする「ちびっこ魚つかみ」では、子どもたちが懸命に魚を追って歓声を響かせた。妹と参加した余呉小3年の浅井悠太君(8)は「魚が素早く、ちょっと難しかったけど、水が気持ち良かった」と笑顔を見せていた。
■ブラックバス 釣果競い駆除 南砺・桂湖(ChunichiWeb富山)
岐阜県境の山あいに広がる南砺市の桂湖で、釣りを楽しみながら生態系を保全する取り組みが今月から始まった。特定外来生物であるブラックバスの釣果を競い駆除する「外来魚ゼロ作戦」だ。(近藤統義)
一九九三年の境川ダム造成で誕生した桂湖では年々、ブラックバスが増加。魚食性や繁殖力が強く、生息が確認できるのはイワナやコイ、マスの成魚だけ。幼魚はほとんど見られなくなった。毎年六月に開かれる釣り大会でも、今年はバスが百匹ほど釣れた以外は揚がらなかった。
かつてバスの捕獲に刺し網やはえ縄が試されたこともあったが、効果は限定的。そこで、白羽の矢が立ったのが釣り人たちだ。「釣って減らす」仕組みは琵琶湖(滋賀県)でも取り入れられ、駆除に一定の貢献を果たしている。
ゼロ作戦は市の補助を受け、桂湖ビジターセンターが企画。十月十三日までの約三カ月間で、釣り上げたバスの合計数と大きさを競う。それぞれの上位者には、市内で使える「なんと共通商品券」が贈られる。
釣り方は餌釣り、ルアー、フライのいずれかで、エンジン付きボートの使用は不可。期間中は何回でも参加でき、料金は一日四百円(六回目以降は無料)。さおの有料貸し出しもある。
結果は期間終了後、ビジターセンターのホームページで発表する。問い合わせは、同センター=電0763(67)3120=へ。
14/07/20
■湖国の足「次代に継ぐ」 湖西線40周年、滋賀・高島で式典(京都新聞電子版)
旧国鉄(現JR)湖西線の開通から40周年を迎えた20日、滋賀県高島市今津町などで記念行事が催された。市やJRの関係者などが節目を祝ったほか、記念列車も走り、多くの鉄道ファンでにぎわった。
湖西線は江若鉄道を一部利用して、1974年7月20日に山科−近江塩津間が開業した。当時、国内で全線高架の在来線は極めて珍しく、新幹線に次ぐ近代的鉄道のモデルとして注目された。
市民会館で約800人が集まり開かれた記念式典で、福井正明市長は「市民にとって掛け替えない路線を次の世代にしっかり引き継ぎたい」とあいさつ。JR西日本の藏原潮京都支社長も「今後も地域の人に愛されかつ安全な鉄道を築いていく」と述べた。
式典に先立ち記念列車として、昔懐かしいDD51形ディーゼル機関車が引く「サロンカーなにわ」が運行された。機関車の前部には公募で最優秀賞に選ばれた今津中1年田川篤君(13)がデザインしたマークが取り付けられた。
京都駅から近江今津駅に到着した記念列車は、乗客を入れ替え敦賀駅へ。田川君の出発合図に続き、高島高の吹奏楽部が「銀河鉄道999」を演奏して祝賀ムードを盛り上げた。ホームでは大勢の鉄道ファンが写真を撮影したり拍手で見送った。
■記念列車に愛好家興奮 JR湖西線40周年行事(ChunichiWeb滋賀)
開通から四十周年を迎えたJR湖西線で二十日、記念列車が運行され、高島市のJR近江今津駅周辺で関連イベントがあった。
湖西線は一九七四年七月二十日、近江塩津(長浜市)−山科(京都市)間で開通。湖西地域の住民の暮らしを支え、関西方面と北陸方面を結ぶ貴重な交通手段となってきた。
記念列車は、DD51ディーゼル機関車がけん引車となり、サロンカー「なにわ」を京都(京都市)−敦賀(福井県敦賀市)間で運行した。高島市民会館であった記念式典では、福井正明市長や大岡敏孝衆院議員らがさらなる利便性向上や観光振興への活用に意欲を述べた。
会場を訪れた大津市の会社員中村文治さん(62)は「開通の日に乗って比良山系へ出掛けたのを覚えてます」と懐かしそうに話した。(井上靖史)
14/07/19
■ふなずし作り、漁師に学ぶ 滋賀・近江八幡で市民ら40人(京都新聞電子版)
琵琶湖の漁師に教わるふなずしの漬け込み体験が18日、滋賀県近江八幡市の沖島で開かれ、約40人が沖島産のニゴロブナを使った湖国の伝統食づくりに挑んだ。
大津港を出発する汽船会社主催のツアーで、大津市や京都市などから夫婦連れらが参加した。参加者1組ごとにフナ5キロとご飯3升、漬物樽が用意された。
参加者は沖島漁協の漁師のアドバイスを受けながら、塩漬けされたニゴロブナの塩を落として乾燥させ、ご飯をエラに詰めて、ご飯と交互に樽に敷き詰めた。
4回目の参加となる主婦富田啓子さん(63)=大津市堅田3丁目=は「ふなずしは子供のころからのなじみの味。ここで漬けると毎年おいしくできるので今年も楽しみ」と期待していた。
今回漬けたふなずしは12月ごろに食べられるようになるという。
■JR湖西線、20日に開業40周年 近江今津駅で行事(京都新聞電子版)
滋賀県の琵琶湖西岸を通るJR湖西線が20日で開業40周年を迎える。関西−北陸間の輸送力強化や沿線の活性化を目的に敷設され、滋賀から京都や大阪への通勤利用も多い。20日には記念行事が高島市のJR近江今津駅などで開かれる。
湖西線は旧国鉄時代の1974年に山科−近江塩津間で開通した。地元では私鉄の江若鉄道が69年に廃止となっていたため、「地域の足として大変喜ばれた」(JR西日本近畿統括本部)。75年から大阪と北陸を結ぶ特急が走っている。
2006年に直流電化工事が終わり、大阪方面からの新快速電車が敦賀まで運行するようになった。「敦賀から京都、大阪まで通勤したり、大阪から日本海側へ観光に利用したりする人が増えた」(同)という。沿線の活性化にも貢献した。大津市内の駅では住宅地やマンション建設に伴い乗降客が増加。おごと温泉駅の1日平均乗降客数は12年に約1万6千人で、20年前の約2・2倍に伸びた。
比良山からの強風で、徐行や運転見合わせも多い。12年までに比良―北小松間で防風柵を設置し、運行の支障は大幅に減った。
20日には記念列車運行(募集終了)や式典を高島市などで予定している。JR西近畿統括本部は「沿線の観光資源を掘り起こし、外国人観光客などさらに多くの人に乗ってもらえるよう努力する」としている。
■充実8年、最後は笑顔 嘉田知事退任(ChunichiWeb滋賀)
「もったいない」を旗印に注目を集めた嘉田由紀子知事が十九日に任期満了を迎える。十八日には退任式と退庁式があり、多くの職員らの惜別の拍手に送られ、嘉田知事は思いの詰まった県庁を後にした。
嘉田知事の“最後の日”。午前中はゆかりのあった場所にあいさつ回り。午後にはお別れのセレモニーが続いた。
「お疲れさま」「よくがんばった」−。午後四時半、退庁式には支持者ら約六百人が詰めかけ、労をねぎらった。抱えきれないほどの花束を受け取った嘉田さんは笑顔で謝意を示し、公用車に乗り込み去った後も拍手は続いた。
これに先立つ退任の記者会見では八年間を振り返り、一番うれしかったこととして四十二万票を獲得して再選された二〇一〇年の選挙を挙げた。三選出馬断念には家族の意向もあったとされ、退任についての家族の反応を尋ねられると「平和が戻った。孫も子供もルンルン。知事というのは皆さんに奉仕する重たい仕事なので、家族にもしわ寄せがいっていた」と安堵(あんど)の表情を見せた。
◆会見一問一答
嘉田知事退任会見の主なやりとりは次の通り。
−二期八年を振り返って
二〇〇六年の知事選で新幹線新駅などの凍結を約束したが、自信はなかった。職員が地元の批判の矢面に立って対応してくれた。前例のない改革の県政を推し進められたのも職員のおかげ。自分としては八十〜九十点の達成感がある。
−三日月大造新知事にひと言
知事に必要なのは社会的正義感と政策形成能力、愛情。三日月さんは素質を持っているので期待している。
−自身の今後は
原子力政策の研究を続ける。日本の原子力政策は環境汚染に配慮できておらず、限界。政治の世界に若者、女性などこれまで遠かった人を近づける市民活動も進めたい。次の世代の生きる力を育てるため大学教育などにも関わりたい。
−「卒原発」の考え方
二度と福島のような汚染を起こしてはいけない。自分の存在をかけて主張する。
−女性の地位向上について
女性参画を男性がサポートする社会を目指したが、成果が表れていない。心残りだ。
−日本未来の党の結成時に知事職にとどまった理由と今後の国政への関わり方は
琵琶湖を放射能汚染から守りたいとやむにやまれず出たのだから知事にとどまるのは当然。県内では理解していただけず、一生の不覚。今後は国政ではなく地域で草の根で政策を積み上げていきたい。
◆新幹線新駅中止を実行
任期中、最も注目されたのは、無駄な施設だとして初出馬で訴えた栗東市内の新幹線新駅の建設中止。周辺工事が始まっていた事業の見直しは地権者らの猛反発を招いたが、初当選から一年三カ月後に凍結、その後中止に追い込んだ。「土地区画整理法に中止条項がなく、変更規定で対象面積をゼロにした職員の機転のおかげ」と嘉田さんは当時を振り返る。
六つのダムを見直しに導いたことも話題になった。国計画の大戸川ダム(大津市)と丹生ダム(長浜市)をめぐり、同じ淀川水系の橋下徹大阪府知事(当時)らを巻き込みながら必要性が低いと訴え、事業の進展を止めた。
転機となったのが二〇一一年三月の福島第一原発事故だ。同年七月の全国知事会で、原発に頼らない社会を目指す「卒原発」を提案。隣接福井県にある原発から三十キロ圏内に県域が掛かることも意識し、事故を想定した汚染予測にも着手した。
卒原発を訴える嘉田さんの意識は国政にも向き、一二年の衆院選では「国民の生活が第一」代表だった小沢一郎氏とともに未来の党を結党。選挙では惨敗したこともあり、県政から離れたことが批判の的となった。
■嘉田知事が退任式 政策実現、職員に感謝(asahi.com滋賀)
嘉田由紀子知事(64)が18日、退任式に臨んだ。環境社会学者が「もったいない」を唱えて政治の世界に入り、2期8年。新幹線新駅の中止やダム計画の凍結、「卒原発」を訴えた新党結成など、地方からの改革を推進してきた。新たなかじ取りを後継の三日月大造氏(43)に託し、多くの県民から支持された女性知事が県庁を去った。
嘉田知事はこの日午後3時、知事公館で最後の記者会見。その後、県庁内で職員約400人を前にあいさつし、「2期8年、知事という重責を預かり、職務を全うできたのは県政改革の戦友であり、同志であった職員の皆さんのおかげです」と深く頭を下げた。
新幹線新駅やダム事業の中止、県民や琵琶湖を守るための原発政策、ダムに頼らない流域治水推進条例の制定――。嘉田県政を象徴する数々の政策にも触れ、2006年に初めて知事選に挑んだ際に出したマニフェストについて、「本当にできるのか不安だった」と本音を漏らした。そうした政策が実現できたのは職員の力と述べ、「地域の声に耳を傾け、粘り強く地道に道を探り、時には厳しい追及の矢面に立ちながら私の判断を冷静に支えてくれた」と感謝した。
■嘉田知事退任 「最も充実した8年間」笑顔で最後のあいさつ 滋賀(msn産経ニュース)
「人生の中で最も充実した8年間だった」
県庁で18日、職員を前に最後のあいさつをした嘉田由紀子知事は、晴れやかな笑顔でこう語った。19日に任期満了を控え、最後の登庁日となったこの日。退庁時には県庁前に約600人の職員や県民らが集まり、8年間の労をねぎらった。
嘉田知事は職員へのあいさつに先立ち、県公館で最後の記者会見に臨み、2期8年間を振り返った。その中で、最もうれしかったこととして平成18年の2期目の当選を挙げ、「42万票の支持をもらった。1期で“お払い箱”と言われず、『2期目もやれ』と信任されたことは力になった」と話した。
また、24年の衆院選で日本未来の党を旗揚げしたことに触れ、「知事として琵琶湖を守りたいというやむにやまれぬ動きだったが、県内では理解されず一生の不覚だった」。自ら掲げた「卒原発」の今後については、「安倍政権が『日本の原発は世界一安全』としているが、それは事実じゃないことを国民にも知ってほしい。『福島の受難と被害を無にしてはいけない』と声をあげ続けるのが私の仕事だと思う」と述べた。
また、退任によって「家族に平和が戻った。知事は重い役職で、家族のみんなにもしわ寄せがいっていたんだと思う」と、ほっとした表情を見せた。
このあと、県庁で職員への最後のあいさつに立ち、「人生でもっとも充実した8年間。知事として果報者だったと思う。今度も『住み心地日本一』の滋賀の魅力を引き立たせてほしい」と呼びかけた。
14/07/18
■カジキの売り上げ増加 与那国町漁協(八重山毎日新聞オンライン)
与那国町漁業協同組合(正組合員25人)はこのほど、久部良多目的集会場で通常総会を開いた。2013年度事業は、カジキの島外出荷の増加などで販売事業が伸びたほか、カジキの肉巻きおにぎりの売り上げがネットショップで100万円を超えるなどした結果、単年度赤字は前年度より219万8000円(78.4%)少ない60万6689円にとどまった。累積赤字は1億5174万3921円となった。
13年度の販売事業は、総水揚数量が前年度比1.6%増の117d、販売額が同4.9%増の8324万円となった。
主力魚のカジキは1111本(同134本減)で水揚げの約8割を占めた。販売額は6973万円。島外出荷が増加したことで平均単価が上がり、取扱金額も増加した。
加工事業は、898万7000円。計画比32.4%と厳しい結果となった。
主力品の干物(カンダイユー・ジャーキー)は271万円の売り上げで、前年度比88.2%に減少。昨夏はカジキの水揚げが不漁だったため、原料不足が売り上げに響いた。鮮魚(さしみ)は386万円で前年度比111.6%に増加。
カジキの肉巻きおにぎりはこれまで主に空港で販売され、年間の売り上げは100万円に満たなかったが、昨年6月にテレビで紹介されたことからネットショップでの売り上げが増加し、112万7000円を販売した
■魚群速報システム開発へ 県水産試験場(紀伊民報AGARA)
近年、和歌山県内のイワシ、アジ、サバ類のまき網漁が不漁傾向にあることから、県水産試験場(串本町)は、漁業調査船「きのくに」を使った魚群速報システムの開発に乗り出した。これまで蓄積した漁海況データの解析や魚群探知機(魚探)を正確に読み解くための基礎データの収集を始めた。2016年度中の実用化を目指す。
「きのくに」は13年に高精度魚群探知機を装備したことで、以前より精度の高い探査ができるようになった。月1回、42カ所で定点調査をしており、調査中に発見した魚群をできるだけ早く漁業者に速報すれば、不漁対策に寄与すると考えた。
しかし、魚探に写る画像(エコーグラム)を見るだけでは魚種、サイズ、魚群量を正確に知ることはできない。このため、魚探情報のみで魚種とサイズ、量をできるだけ正確に読み解くための基礎データを集積する必要が出てきた。
06年以降の2そうまき網漁の漁獲量と漁獲があった位置データに黒潮の位置データを併せて解析し、魚種ごとの黒潮と漁場との位置関係を明らかにする。黒潮のデータを入れるのは、漁場となる紀伊水道外域は黒潮の影響で漁獲が大きく左右されるため。
このほか、年4回、「きのくに」で魚群調査を行い、発見した場合に試し釣りをして魚種とサイズを確認。魚探の解析データに使う。
資源海洋部の原田慈雄主査研究員は「今まであるシステムを有効利用して、少ない費用で可能な限り精度の高い情報を提供したい。漁業者がこのシステムを利用することで、漁獲量増加はもとより、漁場探索効率が上がって、燃料費の削減にもつながるのでは」と話している。
■「最も充実の8年」 滋賀・嘉田知事が退任(京都新聞電子版)
19日で任期を終える嘉田由紀子滋賀県知事の退任式が18日、大津市の県庁であった。嘉田知事は2期8年の県政を振り返り、「職務を全うできたのは県民の支えと県職員の力によるもの。人生で最も充実した8年間だった」と述べ、県庁を後にした。
嘉田知事は庁内会議室に集まった職員約400人を前に退任あいさつし、「初めはマニフェスト(公約)が本当にできるか不安だったが、皆さんの力で実現できた。知事として果報者でした」と深々と一礼。「琵琶湖と滋賀を愛してほしい。住み心地日本一の滋賀の魅力をいっそう引き立たせることができるようお願いする」と願いを託した。
午後4時半、県庁本館の正面玄関前で嘉田知事は、見送りに集まった職員、支持者ら約600人に最後の感謝を述べ、「県政改革や県民の未来への幸せづくりのために力を尽くしてきた。次の若い知事も支えてほしい」と呼びかけた。支持者や孫娘から贈られた花束を両手いっぱいに抱え、笑顔を浮かべながら県庁を去った。
14/07/17
■あすカジキ釣り大会開幕 下田港基地に4日間(伊豆新聞ネット版)
NPO法人ジャパン・ゲーム・フィッシュ協会(JGFA)は18〜21日、「第36回国際カジキ釣り大会」を下田市の下田港を基地に近海で開催する。エントリーした96チームが釣果を競う。大会に合わせ19〜21日、大会本部が置かれる外ケ岡の特設会場で「マリンフェスタ下田2014」(まちおこしカジキサポートクラブ主催)が行われる。
カジキ釣りの絶好の海域である伊豆近海を舞台に毎年行われている国際大会。今年は関東をはじめ東北、中部、関西からオーナーボート86艇、チャーターボート10艇が参加する。
18日はボランティアクルージング、前夜祭を開催。19日は午前6時から開会式を行い、競技は7時半〜午後3時。午後5時半から武ガ浜商店街で「ウエルカムナイト」が開催される。
20日は午前7時〜午後3時、21日は午前7時〜午後2時に競技を行う。各日の競技時間終了後、大会本部で検量が行われる予定。
抽選会や解体ショー 特設会場でマリンフェスタ
マリンフェスタ下田は19〜21日、伊豆漁協製氷所横の特設会場で「露店広場」、抽選会、ライブなどのイベントを行う。
露店広場は19日が午前10時〜午後6時、20日が午前11時〜午後8時、21日が午前11時〜午後3時。飲食ブースはニューサマーサイダー、焼き鳥、かき氷、サザエ串、ラーメン、ホットドッグ、タコスなどの出店を予定。
このほか「きんめだる」やサザエ1キロなどが当たる抽選会、カジキ解体ショー、氷の彫刻、下田太鼓やバンドの演奏、ダンスを行う。
19日は下田海上保安部の巡視艇「いずなみ」が外ケ岡岸壁で午前10時〜正午、午後1〜3時に一般公開される。
■猛暑日:夏まで待てない! 東近江と彦根で今年初(毎日jp滋賀)
16日の県内は各地で晴れ間が広がり、東近江市と彦根市で今年初めて猛暑日となった。
彦根地方気象台によると、この日の最高気温は、東近江35.1度▽彦根35度▽大津34.1度−−など。県内9観測地点のうち6カ所で今年最高を記録した。
近江八幡市沖島町の宮ケ浜水泳場では、強い日差しの中、女子中学生3人が琵琶湖で水遊びを楽しんだ。「学校帰りに泳ぎに行こうね」と前日...
■原発再稼働に「ノー」(滋賀報知新聞ネット版)
=三日月氏知事選勝利を追う(1)=
集団的自衛権に"待った"
滋賀のことは滋賀が決める
◇全県
滋賀県民は、集団的自衛権の閣議決定など、暴走する安倍政権に「待った」をかけた。そして、「滋賀のことは、滋賀県民が決める」と政権総ぐるみの選挙に「ノー」をたたきつけた。滋賀から、草の根民主主義を守る風が吹き始めた。平成二十六年七月十三日、東京の永田町と霞が関に衝撃が走った。(石川政実)
「今回の勝利は、次の日本の歴史の始まりです」。元衆院議員の三日月大造氏(43)の初当選が決まった直後のあいさつで、最大の功労者でもある滋賀県知事の嘉田由紀子氏は満面の笑みを浮かべた。
「母がここまで熱心に後継者指名した三日月さんを応援するとは思わなかった。母は(自民党から)攻撃を受ければ受けるほど、応援に熱が入っていった」と次男の嘉田修平氏は苦笑する。
自民党と公明党が推薦した元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)の応援のため、石破茂自民党幹事長や麻生太郎副総理など総勢約百三十人(延べ約二百人)の国会議員を投入し、県建設業協会や農協など各種業界団体を締めつけた。いまだかつて例を見ない“空前絶後”の異様な知事選だった。
「安倍政権がなりふり構わず小鑓氏のテコ入れに入ったのは、福井県などの原発再稼働のために滋賀県知事選で勝利し、脱原発運動の息の根を止めて十一月に任期満了になる福島県知事選でも勝つことだった。もし滋賀県で負ければ、福島県、沖縄県の知事選がドミノ倒しになる怖れがあるからだ」と民主党県議は受け止めていた。
嘉田氏が五月七日に引退表明するまで、自民党が敵として想定していたのは同氏だった。原発を段階的になくしていく「卒原発」を掲げる嘉田氏に、自民党県連がぶつけたのは、原発推進の総本山である経済産業省の元官僚、小鑓氏だった。
そこには、二年前の衆院選、昨年の参院選で勝利した自民党の自信とおごりがあった。
逆に嘉田氏も絶対に負けるわけにはいかなくなる。
今回の選挙は、集団的自衛権の閣議決定や原発推進に舵を取る安倍政権への信任投票でもあった。共産党推薦の坪田五久男氏(55)の票を足せば、投票した有権者の約五割五分が選んだ答えは「ノー」だった。
圧倒的な物量作戦で臨んだ小鑓陣営は、今回の知事選でなぜ負けたのか、次回から最大の謎を検証してみる。
14/07/16
■ビワマス漁:最盛期 “淡海の宝石”輝く銀鱗 琵琶湖、漁獲量は近年減少−−長浜(毎日jp滋賀)
琵琶湖の固有種で「淡海(おうみ)の宝石」と呼ばれるビワマスの刺し網漁が湖北部で最盛期を迎えている。長浜市の竹生島近くの湖上では15日早朝、刺し網にかかったビワマスが銀鱗(ぎんりん)を輝かせながら漁船に引き揚げられた。ただ、近年の漁獲量は下降線をたどっており、漁師から「湖で何か異変が起きているのでは」と心配の声が上がっている。【桑田潔】
ビワマスはサケ科の淡...
■ガソリン、169円90銭 19都府県が170円超(47NEWS)
経済産業省資源エネルギー庁が16日発表した14日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前回調査(7日)と比べ20銭高い169円90銭となった。
12週連続の値上がり。車を使う機会が増える夏の行楽期に入り、家庭は重い負担を強いられそうだ。
都道府県別にみると、19都府県が170円を超えた。最高は鹿児島の176円90銭だった。
ハイオクの全国平均小売価格は20銭高い180円70銭だった。軽油は20銭高の147円60銭となった。
■ガソリン価格上昇続く…レギュラー大台目前の169.9円(Responce)
資源エネルギー庁が7月16日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、7月14日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.2円上昇し、1リットル当たり169.9円となった。
地域別では、四国で0.9円、九州・沖縄で0.4円、中国で0.3円、中部で0.2円、東北で0.1円上昇。関東と近畿、北海道は前週と同額だった。
ハイオクガソリンは180.7円、軽油は147.6円、ともに前週より0.2円上昇した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月16日のレギュラーガソリンの全国平均価格は162.7円/リットル、ハイオクは173.1円/リットル、軽油は138.7円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■アメダス雨量計6カ所新設=東京から鹿児島まで−気象庁(jiji.com)
気象庁は16日、昨年10月の台風26号による伊豆大島の大雨災害を受けて新設を準備していた地域気象観測システム(アメダス)雨量計13カ所のうち、6カ所の運用を8月上旬にかけて順次始めると発表した。
6カ所のうち島部は東京都利島村の利島と青ケ島村の青ケ島、石川県輪島市の舳倉島、鹿児島県十島村の宝島。残り2カ所は大雨が近年あった内陸部で、新潟県阿賀野市の瓢湖と奈良県下北山村。
秋田県仙北市の田沢湖高原、岩手県岩手町、福岡市の小呂島、鹿児島県十島村の平島、諏訪之瀬島、小宝島、沖縄県渡名喜村の渡名喜島についても9月末までの運用開始を目指している。
■琵琶湖からダナンへ、元世界一の大観覧車が7月18日復活(VIET JOE)
南中部沿岸地方ダナン市にあるアジア公園で7月18日、世界で5番目に高い観覧車「サン・ホイール」がオープンする。
「サン・ホイール」は64のゴンドラが取り付けられており、1周最大384人まで乗車できる。高さは世界で5番目という115メートルで、1周を約15分で回転する。ゴンドラからは市内の夜景を一望でき、これまでに体験したことのない新たな角度から市内を眺めることができる。
同観覧車は、滋賀県大津市にあった観覧車「イーゴス108」がベトナムへ輸入され、新たに生まれ変わったもの。「イーゴス108」は、大津市で2001年まで運営されていた遊園地「びわ湖タワー」に建設され、1992年の完成当時から1997年まで、108メートルの高さで世界一を誇っていた。同遊園地の閉園後も解体されずに残っていたが、2013年9月より解体が行われ、同年末にベトナムへ輸出された。
営業時間は、毎日夜21時から23時まで。オープン記念として7月18日から12月31日まで、1周のチケットが5万ドン(約240円)となる割引キャンペーンを実施する。なお、身長1メートル未満の子供は無料となる。
同観覧車は観光不動産開発のサングループ(Sun Group)が手掛けるもので、2013年10月に着工した。ダナンを訪れた際には外すことのできない一大観光地となることが期待されている。
14/07/14
■原発協定、立地並み条件要求へ 知事選当選の三日月氏(京都新聞電子版)
滋賀県知事選で初当選した元衆院議員の三日月大造氏(43)が選挙から一夜明けた14日、大津市の京都新聞滋賀本社を訪れ、単独インタビューに答えて新県政への抱負を語った。福井県にある原発の事業者と滋賀県が結んでいる安全協定について、「避難計画の策定主体が誰かも含めて見直しが必要」と述べ、関西電力などに早期に協議を求める考えを示した。(5、26面に関連記事、7面に「時のひと」)
三日月氏は、協定見直しで立地自治体並みの同意条件を求めていく方針を表明。新たに盛り込む内容として「事故が起きた時の前提として情報提供と避難誘導が必要になる。どこからどこまでを事業者が担うのか、細かく整理しないと、機能する避難計画にならない。できるだけ早くいろいろな枠組みで話し合いたい」と述べた。
福井県にある原発の再稼働について、三日月氏は選挙公約で、現在の防護、避難、情報共有体制の「実効性が不十分」とし、「強化を国や事業者により強く求め、多重防護がない限り認めない」と掲げていた。
■卒原発「しっかりやる」滋賀県知事に当選した三日月氏(asahi.com)
13日投開票された滋賀県知事選で、初当選を決めた前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が14日、大津市で記者会見し、「(原発を段階的になくす)『卒原発』をしっかりとやっていく。『被害地元』としての意見を届け、不断の安全対策を進める」と述べ、原発に頼らないエネルギー社会を目指す考えを改めて示した。
卒原発について、三日月氏は「(県が)電力事業者と結んでいる原子力安全協定の見直しについて、早急に準備を進めたい」とも語り、隣接する福井県の原発の再稼働判断に関与できるよう求めていくとした。
三日月氏は選挙戦を振り返り、安倍政権が集団的自衛権の行使を認める閣議決定を1日に行ったことに触れ、「理解が深まっていない中での閣議決定で、多くの方の不安があったのではないか」との見方を示した。事実上の一騎打ちとなった元経済産業官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)を政権与党が推薦し、三日月氏は「閣議決定以降、そういう政権が支援する違和感や不安に対し、『三日月頑張れ』という声があった」と明かした。
会見には、2期務め、三日月氏を後継指名した嘉田由紀子知事(64)も同席。嘉田知事は「国民の中にある不安。集団的自衛権についても『拙速じゃないの?』という国民の思いもあり、それが投票に結びついたのではないか」と述べ、政権与党への反発が投票行動に表れたと分析。三日月氏を今後も支援するとし、「経済や雇用対策も頑張ってほしい」と述べた。
■外来魚駆除「バスターズ」 今季の活動終了 伊豆沼(河北新報ONLINE NEWS)
伊豆沼(宮城県栗原、登米市)に生息する外来魚を駆除する「バスターズ」の今シーズンの活動が終了した。取り組みは11年目で、ブラックバスの駆除数は減少傾向にある。在来生物の姿も回復しつつあり、成果は着実に出ていると言えそうだ。
市民らが参加するボランティア組織のバスターズは今シーズン、6月末までに7回にわたって活動。本年度は計23カ所のブラックバスの産卵床を駆除した。前年より1カ所多い。
最後の活動となった6月29日には、高校生らを含む23人が参加。人工産卵礁(しょう)やアイカゴ、三角網を使ってブラックバスとブルーギルの卵と稚魚の捕獲を目指した。
アイカゴでブルーギルの成魚3匹を捕獲。定置網ではブラックバスの稚魚多数を捕まえた。ブラックバスの産卵は時期を過ぎていたことからゼロで、これから本格化するブルーギルもなかった。
ブルーギルについては今後、バスターズ事務局の県伊豆沼・内沼環境保全財団が電気ショッカーボートによる駆除を各所で進める。
財団によると、最近はエビ、コイ、ハゼ類など、これまであまり見られなかった在来生物が確認され、本来の沼の姿が戻りつつあるという。
財団の藤本泰文研究員は「ブラックバスの食害による影響が縮小している。稚魚や卵の駆除数は減る傾向だが、油断することなく活動を徹底したい」と話している。
■原発協定「見直し協議」 滋賀県知事選、当選の三日月氏会見(京都新聞電子版)
滋賀県知事選で初当選した元民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、選挙から一夜明けた14日午前、大津市内で記者会見した。隣接する福井県にある原発の事業者と滋賀県が結んでいる安全協定について「まだ不十分な点がある。早急に関係者と協議したい」と述べ、協定見直しに向けて関西電力などに話し合いを求める考えを示した。
三日月氏は知事選で、後継指名した嘉田由紀子知事が掲げた「卒原発」の継承を強調した。原発再稼働に対し、立地自治体と同様の同意条件を求めた上で、安全対策や事故時の避難体制が不十分なままでは認められないと訴えていた。
県は昨年4月、関電などと安全協定を締結し、原発新増設を含む重要な計画の事前報告など、準立地自治体並みの権限を盛り込んでいる。三日月氏は「安全協定の見直しを関係事業者と進めたい」とし、立地自治体並みの協定締結を目指す考えをあらためて示した。
また、政権与党の推薦候補を破った選挙結果と原発政策との関係について「エネルギー(構成を)シフトしていく方向を明確に示さない政権への怒りが『被害地元』で大きく示された」との認識を示した。
重点的に訴えた公共交通の充実では「中身をつくっていく議論を立ち上げていきたい」とし、その中で「新幹線新駅についても丁寧に、必要、不必要か、どこで、どのようにという議論を県民と共に進めたい」と述べた。
三日月氏は14日朝、地元の草津市のJR草津駅前に立ち、当選を報告。県庁や推薦を受けた連合滋賀にもあいさつ回りをした。会見には選挙で支援した嘉田知事も同席した。新知事の任期は20日から始まる。
■「卒原発」推進したい=初当選の三日月氏−滋賀知事選(jiji.com)
13日投開票の滋賀県知事選で初当選を果たした三日月大造氏(43)は14日、大津市内の選挙事務所で現職の嘉田由紀子知事と共に記者会見し、「大変重い職責をしっかり担い、多くの方から支持された草の根自治や『卒原発』の取り組みを推進したい」と抱負を述べた。
■滋賀県知事選:当選の三日月大造さん「卒原発」決意表明(毎日jp)
13日の滋賀県知事選で、自民と公明が推薦する元経済産業省官僚らを破り、初当選を決めた前民主党衆院議員の三日月大造さん(43)が14日午前、嘉田由紀子知事(64)と並んで大津市内で記者会見した。三日月さんは「(隣接の)福井県に原発が立地していて不安を覚える人たちもいる。原子力規制委員会の動向を見極めながら県の意見を主張する」と述べ、嘉田知事が掲げた「卒原発」を継承する姿勢を明確にした。
三日月さんは、滋賀県を福井県で原発事故が起きた場合に被害を受ける「被害地元」と位置づけ「県民がエネルギー政策に意思表示した。3・11(福島第1原発事故)を教訓にした『卒原発』の取り組みをしっかり推進したい」と決意を表明。県が関西電力などと結んでいる原子力安全協定の見直しなどを進める考えを示した。
また、県内の経済再生を訴えた自公推薦候補との接戦を振り返り「私以外の候補に投票した人たちの思いも受け止めて県政を丁寧にやりたい。経済面で嘉田県政が不十分という批判があるなら対策を取りたい」と述べた。
集団的自衛権行使容認にも触れ「(閣議決定があった)7月1日以降、日増しに不安の声が高まっていた。初の地方選挙で僅差とはいえ県民の判断が示された。政権与党も謙虚にこの結果を受け止めると思う」とけん制した。
一方、嘉田知事は「知事を辞めても政治家の役目は変わらない。二枚看板ができたので、三日月知事を支援したい」と述べた。今後は自らが発足させた政策集団「チームしが」を通じて活動する方針だ。
これに先立ち、三日月さんは県庁の知事室で嘉田知事と面談。嘉田知事は室内に飾られた歴代知事の写真などを紹介しながら「伝統ある滋賀県政。仕切り直しでフレッシュな気持ちで臨んでほしい」と激励した。三日月さんは「投票率が予想より高かった。あれほど僅差とは思わなかった」と選挙戦を振り返った。【加藤明子、石川勝義】
■嘉田知事 後継指名の三日月氏、初当選(滋賀報知新聞ネット版)
=大激戦の知事選=
◇全県
無所属新人の三候補が争った知事選挙は十三日投開票され、嘉田由紀子知事に後継指名を受けた元民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、元経産省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民・公明・維新県総支部推薦=と、共産県委員会常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=を破り、初当選を決めた。
自公総力支援の小鑓氏
経済再生の訴え及ばず
午後十時二十分、当選確実の一報が三日月候補の当選祝賀会場に届くと、詰めかけた約三百人の支持者は総立ちになり、「三日月」「三日月」の連呼と拍手に迎えられ、真っ黒に日焼けした額にはちまきの跡をくっきりと残した三日月候補が入場。支持者とがっちりと握手を交わし、チームしが共同代表の嘉田由紀子知事と抱き合って、勝利の喜びを分かち合い、勝利の万歳を何度も繰り返した。
三日月氏は、「一人ひとりの、暮らし、琵琶湖、子の将来を思う気持ちをみんなで訴え、力を合わせて滋賀県を良くしようという訴えが、多くの皆さんの支持をいただいた」と選挙戦を振り返り、「嘉田知事のバトンをしっかりと継承して発展させてほしいという思いにこたえなければならない」とその知事としての責任の実感を、決意に込めた。
嘉田由紀子知事は「草の根自治の勝利、地域のことは地域で決めるという滋賀県民の勝利。これこそ、次の日本の新しい歴史の始まり。(強い国に対して)地方からの政治モデルになる」と高らかに宣言した。
一方、小鑓氏は、安倍政権の高い支持率を背景に自民色を前面に出し、二百人近くの閣僚や党幹部による応援演説を受けながら、アベノミクスに関わった経験を生かして経済再生を中心に訴えた。
選挙戦では、後援会のほか、中小企業や業界団体などの組織票を固めたが、集団的自衛権行使容認の閣議決定などが逆風となり、三日月氏の勢いに競い負けた。
小鑓氏は落選を受け、「多くの人々に支援していただいたが、私の力不足で申し訳ない。十分に訴えをするまで時間が足りなかった」と、深々と頭を下げた。
坪田氏は、憲法を生かした県政実現を訴え、原発ゼロなどを訴えたが、力及ばなかった。
【開票結果】
当253,728 三日月大造43無新
240,652 小鑓 隆史47無新
53,280 坪田五久男55無新
■わぁー!でかっ!(滋賀報知新聞ネット版)
=大漁の地引網体験=
◇近江八幡
網にかかった大きな魚に恐る恐る触れるのは5日、休暇村近江八幡前の宮ヶ浜で行われた地引網体験に参加した子どもたち。沖合に仕掛けられた網を約300人の参加者が、左右二手に分かれてヨイショ、ヨイショと引っ張った。
開始から40分ほど経ち、網底が浅瀬に近づいたころ、水しぶきをあげて大きな魚が姿を現すと、ひと目見ようと子どもたちで浜は、人だかりとなった。
この大きな魚は、体長1m20cm余りのソウギョ(草魚)で、過去6回の地引網体験で最大の魚となった。
ほかにも40cmを超えるブラックバスやフナなども獲れ、これまでにない大漁に浜が賑わった。
■嘉田票の6割、三日月氏に 滋賀県知事選出口調査(京都新聞電子版)
京都新聞社は、13日に投開票された滋賀県知事選で、県内の投票所28カ所を選び、投票を済ませた計1656人に出口調査を行った。普段の支持政党と実際に投票した候補者、投票で最も重視した政策などを聞いた。
前回(2010年)の知事選で嘉田由紀子氏に投票した人が、今回どの候補者に入れたかを聞いたところ、嘉田氏の後継者として卒原発や福祉・教育充実などを訴えた三日月大造氏に投票したと回答した人が約6割にのぼった。
前回知事選で嘉田氏に投票した人は61・5%だった。このうち、三日月氏に投票したのは60・3%にのぼり、前回嘉田氏を支持した有権者の受け皿となったことを示した。一方、自民党や公明党などが推薦し、滋賀経済再生や市町との連携強化を掲げた小鑓(こやり)隆史氏に投票したと答えたのは31・0%にとどまった。集団的自衛権の行使容認や原発再稼働への反対を掲げた坪田五久男氏へ投票したのは7・5%だった。
前回、実質的に自民党が支援した上野賢一郎氏に投票したのは15・9%。このうち84・0%が小鑓氏に投票し、11・4%が三日月氏に入れた。
■滋賀知事選敗北、失言・ヤジ問題で苦戦した自公(YomiuriOnLine)
政府・与党は、13日に投開票された滋賀県知事選で、自民、公明両党推薦の小鑓(こやり)隆史氏が前民主党衆院議員の三日月大造氏に敗れたことを受け、政権運営への影響を懸念し、挽回に全力を尽くす方針だ。
一方、民主党は「政権攻略の足がかりになる」とみて、他の野党と共有できる政策での共闘を模索し、勢いを強めたい考えだ。
安倍首相の経済政策「アベノミクス」の立案にも携わった小鑓氏は、政府との太いパイプを強調し、中央での景気回復基調を地方の滋賀県経済にも波及させると訴えた。知名度不足の克服が課題だった小鑓氏を支援するため、政府・与党は地方選では珍しく、閣僚や党幹部を大量投入するなど全面支援の態勢で臨んだ。
ただ、告示日前後には、石原環境相の失言問題、都議会、衆院総務委員会での自民党議員によるセクハラヤジ問題で、野党に政府・与党批判の材料を与え、逆風にさらされた。また、告示後の7月1日、集団的自衛権行使の限定容認に関する新たな政府見解が閣議決定されたことを受け、読売新聞社など報道各社の世論調査で内閣支持率が低下した。
政府・与党は、主要な敗因はあくまで知名度不足と自民党の弱い地域性にあったと分析している。だが、三日月氏陣営が、集団的自衛権に関する政権批判を選挙戦で訴えたことから「集団的自衛権が敗因と見られることが懸念される」との声も出ている。
■「経済」「原発」高い関心 投票100人に聞く(ChunichiWeb滋賀)
有権者が託した一票とは−。本紙記者が十三日、県内五カ所の投票所で投票を終えた有権者百人(男女五十人ずつ)にアンケートを実施したところ、半数以上の有権者が投票の判断に経済対策や原発問題を重視していたことが分かった。
アベノミクスの県内への波及や、地域重視の経済発展、福井県の原発をはじめとした「全原発即廃炉」など、各候補者が盛んに訴えた政策が判断材料につながったことがうかがえる。
経済対策は三十人、原発問題は二十二人が重点政策として位置づけた。以下は、集団的自衛権が十二人、福祉政策が九人、環境問題が七人と続いた。原発や集団的自衛権を挙げた回答が目立ったことからは、有権者の多くが国政課題を重視していたことが分かる。
支持政党別では、三十六人が自民、十四人が民主、五人が共産と回答した。自民支持層では、小鑓さんは六割強しか固め切れなかった。一方、民主支持層では三日月さんが九割以上を抑えた。また支持なし層の七割近くが三日月さんに投票した。
二期八年の嘉田由紀子知事の県政運営への評価では、「評価する」が六十二人、「良くも悪くもない」が二十四人、「評価できない」が十三人、一人が無回答だった。三日月さんに投票した有権者のうち81%が嘉田県政を評価していることも明らかになり、有権者が三日月さんを嘉田知事の後継者として認識しているとみられる。
また原子力規制委員会が安全性を認めた場合の福井県の原発再稼働をめぐっては、嘉田県政を「評価する」と回答した有権者のうち七割近くが再稼働反対の意志を示した。一方で、一割強が再稼働に賛成し、二割が「分からない」とした。
■「後継」浸透、逆境しのぐ 県知事選、三日月さん初当選(ChunichiWeb滋賀)
十六年ぶりの新人対決を制したのは、四十三歳の元民主党衆院議員三日月大造さんだった。民主の支持率低迷から苦戦を強いられるとみられたが、嘉田由紀子知事の後継候補として支持を広げ、逆境をはねのけた。政権与党の全面支援で臨んだ元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史さん(47)=自民、公明推薦=は、集団的自衛権の行使容認などで膨らむ政権への不信が逆風に。元教諭の坪田五久男氏(55)=共産推薦=は「全原発即廃炉」などと訴えたが伸び悩んだ。投票率は50・15%だった。
午後十時過ぎ、関係者や支持者らが詰める大津市内のホテルに「当確」の一報が伝わった。「やったぞー」。喜びがはじけ、異なる政党や団体の関係者が手を取り合った。
同十時半過ぎに姿を見せた三日月さんは、詰めかけた約二百人の支援者に「三日月!」コールで迎えられ、支援を受けた嘉田知事らとともに何度も万歳三唱。「みんなで力を合わせて県の自治を良くしていこうという訴えが届いた」と満面の笑みで感謝を口にした。
民主、嘉田知事の支援母体の地域政党対話の会、社民などを中心とした政治団体「チームしが」を母体に選挙戦を展開。連合などの支援を受けるこれまでの選挙戦略を踏襲しつつも、親しみやすさを打ち出して子育て中の母親らとの小規模集会を重ね、嘉田支持層を着実に取り込んだ。
嘉田知事と武村正義元知事が応援弁士を務め、篠原孝衆院議員(長野1区)ら民主時代の盟友が後方支援にまわる戦略も奏功した。
選挙戦で「卒原発」を掲げた三日月さんは「日本のエネルギー政策の極めて大きな一歩となった」と総括し、「嘉田知事のバトンを継承し、発展させてほしいという思いに応えていきたい」と決意を新たにした。
◆小鑓さん「知名度 徹底しきれず」
大津市馬場の事務所を重苦しい空気が包んだ。三日月さんの「当選確実」が伝わると、支持者らは言葉を失い肩を落とした。午後十時四十分ごろ、硬い表情で姿を現した小鑓さんは「訴えが届かなかった」と深々と頭を下げた。
いち早く出馬表明して知名度アップと経済再生などの主張浸透に傾注。着々と準備を整え、政権与党の支援を追い風にした“勝てる選挙”だった。
ところが、選挙期間中に集団的自衛権行使容認の閣議決定があり、自民党所属議員のやじ問題もあって、党支援がかえって裏目に。選挙戦を振り返り「右も左も分からぬ状態で四カ月前にゼロから始め、本当に多くの方に支援をいただいたのに…」と唇をかんだ。
国家公務員の職をなげうって挑んだ一戦。今後については「まったく考えられない」とだけ話し、選挙対策本部長の吉田清一県議(自民)は「知名度と訴えの浸透が徹底しきれなかった。残念だ」と述べた。
◆坪田さん「訴えの中身、届いた」
開票開始直後から大津市梅林の事務所で支持者とともにテレビの速報を見守った坪田さん。「支えてくれた皆さんに感謝を言いたい」。敗戦が分かった後には晴れやかな表情で選挙戦を振り返った。
選挙戦では「安倍政権の暴走にノーの審判を下す」「新幹線新駅よりも暮らしに予算を」と一貫して主張。大飯原発の再稼働を認めないとする福井地裁判決を追い風に原発ゼロを掲げ、一日以降は集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に批判を展開。聴衆の反応に手応えを感じていた。
坪田さんは笑顔を見せながら支持者一人一人と握手を交わし、取材には「今の国の政治や県政の問題について一生懸命訴えられた。その中身は届いたと思う」と語った。(知事選取材班)
■三日月氏、接戦制す 滋賀県知事選(asahi.com滋賀)
13日投開票された知事選は、嘉田由紀子知事の後継として「卒原発」を訴えた前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、元経済産業官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民、公明、維新県総支部推薦=、共産党県常任委員の坪田五久男(いくお)氏(55)=共産推薦=を破り初当選した。
無党派層から支持
大津市浜町の琵琶湖ホテル内に設けられた会場に、三日月氏当選の知らせが入ると、詰めかけた支持者から拍手が起きた。会場にかけつけた三日月氏は、嘉田知事とともに、何度も万歳を繰り返した。
3月の民主党県連大会で「重大な決意で知事選に臨む」と立候補の意思を表明。その後、嘉田知事と候補者の一本化交渉を続けた。嘉田知事の「卒原発」政策などを引き継ぐことを約束し、5月に知事に後継指名された。民主党を離党し、無所属で立候補。嘉田知事と二人三脚で選挙戦を進めた。
「中央の独善暴走から滋賀の自治を守る」と訴え、民主、社民、嘉田知事を支援する地域政党「対話の会」、連合滋賀などが結集したほか、嘉田氏の支援者を中心に子育て世代の母親や若者らが勝手連的に集会を開くなど、無党派層にも支持を広げた。
「民主」色を表に出さなかったものの、党は全力で支援した。党選対委員長の馬淵澄夫衆院議員、細野豪志衆院議員ら党所属の国会議員50人以上が滋賀入りした。連合滋賀も、これまで県内の34産別労組約7万人に送っていた選挙はがきを、さらに大阪など県外に通勤する組合員約2万人に初めて配送するなど、組織戦にも力を入れた。
陣営幹部は「滋賀の自治を守るために色々な人たちが違いを乗り越え共闘する『新しい滋賀方式』を築く素地ができた。この知事選は地方から国政を変える潮目になる」と勢いづく。
小鑓氏「成長戦略」届かず
大津市馬場2丁目の選挙事務所。落選が濃厚になると、会場は重苦しい空気に包まれた。支援者の前に現れた小鑓氏は、日焼けした顔に疲れた表情を浮かべ、深々と頭を下げた。
2月に立候補を表明。内閣官房で安倍政権の成長戦略づくりに携わった。会見で「安倍政権の成長戦略が地方へどう波及するかという問題意識を持っていた」と語った。政権与党の自民、公明が推薦。維新県総支部からも推薦を受けた。
自民党は支援に力を入れ、告示前から閣僚級も含めて国会議員らが続々と県内入りした。麻生太郎副総理や甘利明経済再生担当大臣ら、延べ約170人がマイクを握り「国政との連携を」と訴えた。
だが期間中、都議会の自民党議員によるヤジ問題や、石原伸晃環境相の「金目」発言、集団的自衛権の閣議決定などで自民に対する批判が高まった。陣営は、無党派層に人気の小泉進次郎内閣府政務官や、日本維新の会の橋下徹共同代表に応援を依頼し、巻き返しを図ったが、三日月氏の勢いに及ばなかった。幹部の一人は「かつて無いほど組織は動いた。国政の影響を受け続ける厳しい選挙だった」と語った。
坪田氏 支持広がらず
大津市梅林1丁目の坪田氏の事務所では、三日月氏の優勢が伝わると、集まった支持者約20人は静まりかえった。
4月に無所属で立候補を表明。昨年の参院選を含めて国政選挙に計5回、共産党公認で挑んだ経験も生かし、「暴走政治にストップを」と安倍政権への批判を繰り返した。
福井地裁が5月に原発の運転差し止めを命じ、「廃炉を主張し、再稼働を許さないのは自分だけ」と強調。今月1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定後は「平和国家の道をたった一度の閣議決定でひっくり返した」と訴えを強めた。
共産党の市田忠義副委員長ら国会議員も応援に駆けつけたが、三日月、小鑓両氏が競り合う中で、支持が広がらなかった。
■滋賀県知事選 投票率は50・15%(msn産経ニュース)
知事選の投票率は50・15%で、参院選と同日程で高率だった4年前の前回選挙(61・56%)より11・41ポイント低かったが、単独の日程だった8年前(44・94%)と比べると、5・21ポイント高かった。
各市町の投票率をみると、高かったのは多賀町の61・04%、高島市の59・45%など。低かったのは、彦根市の44・95%、湖南市の46・27%など。大票田の大津市は49・13%、草津市は49・41%だった。
■滋賀県知事選 三日月氏、嘉田氏ら後押しで小鑓氏の勢いはね返す(msn産経ニュース)
13日に投開票された知事選は、元民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、元内閣官房参事官の小鑓隆史氏(47)=自民、公明、維新県総支部推薦=と、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=の2氏を破って初当選した。後継指名を受けた嘉田由紀子知事や武村正義元知事の強力なバックアップを得て支持を拡大。序盤リードしていた小鑓氏の勢いをはね返し、勝利を決めた。当日有権者数は110万4498人。
三日月陣営が開票結果を見守るため設けた大津市浜町の琵琶湖ホテルの会場には、夕刻から支持者らが次々と詰めかけた。やがて「当選確実」の一報が入ると、会場は歓声と熱気に包まれ、「バンザイ」「おめでとう」などの声が飛び交った。三日月氏は拍手に迎えられ、深々と頭を下げて喜びをかみしめた。
三日月氏は、8年間勤務したJR西日本を辞して32歳で衆院議員に初当選し、国土交通副大臣や民主党筆頭副幹事長などを歴任。しかし、政党間の対立で重要な法案が決まらない状況を経験し、「政党政治の限界を感じた」として4期目の途中で辞任。人々の生活により近い知事職を志した。
告示前には、政治団体「チームしが」を嘉田氏と設立。選挙戦では嘉田氏や武村氏との「3枚看板」で、小鑓氏の陣営などに対抗した。県民との会合を経てマニフェストをつくるなど、対話を重視する「草の根自治」を実践し、親近感と嘉田県政の後継者としての立場をアピール。演説の際はそれぞれに地域に合わせて政策を提案し、県民の関心を集めた。一方で、アベノミクスや集団的自衛権の閣議決定など政権批判も展開。政党推薦は依頼しなかったが、古巣の民主党が手厚い側面支援を行っていた。
小鑓氏は自民、公明、維新県総支部のほか、企業や団体などの推薦を多数取り付け、経済再生を強調。知名度不足を補うため、自民党幹部が相次いで応援に駆けつけた。序盤は優位とみられていたが、組織の足並みがそろわなかったこと、自民政権への逆風が想像以上に強まったことなどから伸び悩んだ。
「国の悪政から県民を守る」との思いで立候補した坪田氏は、原発即時ゼロや集団的自衛権行使容認の閣議決定反対、労働規制緩和の反対など国政課題を攻撃したが、推薦を受けた共産以外に浸透しなかった。
◇
◇滋賀県知事選
開票率 64%
当 159629 三日月大造 無新
152039 小鑓 隆史 無新 【自】【公】
43006 坪田五久男 無新 【共】
◇
三日月(みかづき)大造(たいぞう) 43 〔1〕
チームしが共同代表(衆院議員・民主党県代表・党副幹事長・国土交通副大臣)一橋大経
■自公系敗北は「複合的」な要因 丁寧な政権運営求められる 滋賀県知事選(msn産経ニュース)
任期満了に伴う滋賀県知事選は、自民、公明両党が推す小鑓隆史氏が敗れ、安倍晋三政権にとっては突然の逆風に見舞われる格好となった。内閣支持率は第2次政権発足後、経済政策「アベノミクス」の効果で高水準できたが、集団的自衛権の行使容認をめぐり急落しており、より丁寧な政権運営が求められそうだ。
自民党の石破茂幹事長は13日夜、都内で記者団に「知名度が足りなかった。自民党の基盤が十分でなかった」と敗因を分析した。集団的自衛権の行使容認については「『もっと説明を』という有権者の声があったことは少なからず聞いている」と語った。
共同通信社が実施した出口調査によると、有権者が投票で最も重視した政策は「景気・雇用」が28・4%で最も多く、「福祉・医療」19・4%、三日月大造氏が争点にした「原発」は10・3%だった。
自民党幹部は「告示前の調査は小鑓氏が本当によかった」と漏らす。政府は知事選告示後の今月1日、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更を閣議決定した。閣議決定した前後の各種世論調査で軒並み安倍内閣の支持率は下がった。東京都議会や国会で発覚した自民党議員による「セクハラやじ」問題も起き、別の党幹部は「複合的な要因」を敗因に挙げた。
自公の選挙協力も実を結ばなかった。共同の出口調査では、小鑓氏は自民党支持層の72・9%を固め、公明党支持層の75・8%の票を得た。ただ、同党幹部が「後半は力を入れた」と語るように、行使容認をめぐりギクシャクした両党の関係が尾を引き、公明党の出足は遅れた。何より無党派層からの支持が24・9%と伸び悩んだのは大きい。
今後、原発政策や復興が争点となる福島県知事選(10月26日投開票)、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が問われる沖縄県知事選(11月16日投開票)が控える。自民党の足場固めと、自公選挙協力の再確認は急務で、党幹部は「このまま知事選で3連敗するわけにはいかない」と語る。
民主党は、5月に三日月氏が出馬を表明した際には、推薦も視野に野党共闘を模索したが、同氏が無党派層へのアピールを重視したため、断念。海江田万里代表も一度も現地入りせず、「民主党隠し」が功を奏したとの分析もある。
その民主党の議員は13日夜、三日月氏陣営の特設会場に続々と姿を現し、県連代表の林久美子参院議員は「全国の仲間が集まり公認候補並みの応援をした」と述べ、党として成果をアピール。馬淵澄夫選対委員長は「民主党の反転攻勢の第一歩にしたい」と語った。
海江田氏にとっては続投に向けての貴重な勝利といえる。31日に控える1年間の「総括の場」で、代表続投を訴える弾みにしたい考えだ。それでも、党支持率が一向に上がらない現状に不満を持つ「反執行部」側からは「海江田氏の信任に直結する選挙だったわけではない」(中堅)との声が上がる。(坂井広志、酒井充)
■三日月氏が初当選 自公系敗北 滋賀県知事選(msn産経ニュース)
任期満了に伴う滋賀県知事選は13日投開票され、無所属新人で元民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民、公明推薦=と共産党県常任委員の坪田五久男(いくお)氏(55)=共産推薦=の無所属新人2人を振り切り、初当選した。
県選挙管理委員会によると、投票率は50・15%で、前回の61・56%を11・41ポイント下回った。
三日月氏は、2期8年務めた嘉田由紀子知事の後継指名を受け、「卒原発」など嘉田県政の継承を訴えた。国の支援に頼らず県民との対話を重視する「草の根自治」を掲げ、女性や無党派層などを含め幅広い層から支持を集めた。民主党も選対幹部らを張り付かせるなど三日月氏を事実上支援、推薦する連合滋賀も組織を挙げて取り組んだ。
小鑓氏は、県政の転換を主張し、地元経済の再生などを公約に掲げた。ただ、滋賀県は自民党の基盤が弱く、小鑓氏の知名度不足が指摘されていた上、集団的自衛権行使容認の閣議決定や「セクハラやじ」など国政の影響も受けた。
坪田氏は原発の再稼働反対などを訴えたが、支持は広がらなかった。
■滋賀知事に、前民主衆院議員の三日月氏が初当選(YomiuriOnLine)
新人3氏で争われた滋賀県知事選は13日、投開票が行われ、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、自民、公明両党が推薦した新人らを破り、初当選を果たした。
2期務めた嘉田由紀子知事が退任を表明し、三日月氏は嘉田氏から「後継指名」を受けた。三日月氏は、嘉田氏とともに原発を段階的に減らしていく「卒原発」などを訴え、無党派層を取り込んだ。民主党の推薦は受けなかったが、同党が実質的に支援した。連合滋賀もフル稼働で三日月氏を支えた。
与党は、集団的自衛権行使に関する憲法解釈を変更した直後の選挙とあって、菅官房長官のほか多くの閣僚、石破自民党幹事長、井上公明党幹事長らが現地入りし、元経済産業省職員の新人を全面的に支援したが、接戦をものにできなかった。閣僚の失言なども響いたとみられる。
■再稼働に批判鮮明 滋賀知事に卒原発派 政権運営に痛手(asahi.com)
滋賀県知事選で、「卒原発」を前面に掲げた三日月氏が当選したことで、安倍政権の原発政策に対する根強い批判が示された。さらに与党内からは、1日に閣議決定された集団的自衛権の行使容認が、選挙戦に影響したとの指摘もある。原発政策が争点となる10月の福島県知事選、米軍普天間飛行場の移設の是非が争われる11月の沖縄県知事選を控える中、安倍晋三首相の今後の政権運営に影響が出そうだ。
安倍政権は知事選の結果に関係なく、原子力規制委員会の審査をクリアした原発の再稼働を進める構えだ。アベノミクスによる景気浮揚のために、原発を安価で安定的な電力と位置づけるからだ。原子力規制委員会は16日にも、九州電力川内原発を新規制基準に適合する原発だと初めて判断する見通しで、再稼働への動きが本格化する。
しかし、知事選の結果は今後の首相の政権運営に影を落とす可能性がある。世論の反対が強いままで再稼働に踏み切れば、内閣支持率低下などの形で政権の体力が奪われる可能性がある。
■滋賀知事選、与党敗北 元民主三日月氏が初当選(47NEWS)
任期満了に伴う滋賀県知事選が13日投開票され、無所属新人の元民主党衆院議員三日月大造氏(43)が無所属2新人を破り初当選した。自民、公明両党推薦の元経済産業省官僚小鑓隆史氏(47)との接戦を制した。選挙期間中に政府が集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定に踏み切ったことや、自民党議員のセクハラやじ問題によって批判が拡大した影響は否定できず、安倍政権にとって打撃だ。
投票率は50・15%で、三日月氏は25万3728票を獲得、小鑓氏は24万652票だった。
14/07/13
■滋賀県知事選:当選の三日月さん「嘉田知事のバトン継承」(毎日jp)
◇集団的自衛権の閣議決定、安倍政権や自民批判が追い風に
13日投開票された滋賀県知事選は、前民主党衆院議員の三日月大造(たいぞう)さん(43)が、元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史さん(47)=自民、公明推薦▽共産党県常任委員、坪田五久男(いくお)さん(55)=共産推薦=を破って初当選を決めた。2期8年務めた嘉田由紀子知事(64)と二人三脚で選挙戦を展開し、国の言いなりにならない「草の根自治」を訴えた。集団的自衛権の行使を容認する閣議決定などが選挙戦にも影響。安倍晋三政権や自民党への批判が追い風となり、勝利を後押しした。
三日月さんは、大津市のホテルで「みんなで力を合わせて滋賀を良くしようと訴えたことが多くの支持につながった。嘉田知事のバトンをしっかり継承し、発展させる」と述べた。嘉田さんも駆け付け、「地域のことは地域で決める。滋賀県民の勝利だ」と笑顔を見せた。
三日月さんはJR西日本社員などを経て2003年の衆院選に民主党から出馬し、初当選。12年12月には比例近畿で4選を果たした。今年3月、進退を明らかにしていなかった嘉田さんに立候補の意向を伝えた。
嘉田さんは10年の前回選で民主党と共闘して過去最多の約42万票を集め、今回も3選出馬を検討していた。三日月さんとの共倒れを防ぐため調整した結果、嘉田さんが不出馬を表明、三日月さんの支援に回った。
衆院議員を辞職、民主党を離党して知事選に臨んだ三日月さんは「嘉田知事の『もったいない県政』を継承、発展させる」と主張。原発問題では嘉田さんにならって「卒原発」を掲げ、「一日も早く原発に頼らないエネルギー社会を滋賀からつくりたい」と訴えて無党派層に支持を広げた。
また、「安倍さんは、集団的自衛権を与党だけでいとも簡単に閣議決定したが、知事を決めるのは県民」と批判。続々と国会議員らを応援に送り込む選挙手法について、嘉田さんも「自民党は数にまかせてやりたい放題だ」と訴えた。
選挙結果について、陣営関係者は「有権者が良識を示し、安倍政権にノーを突き付けた」と語った。【加藤明子】
■三日月氏、「卒原発」嘉田氏と喜び 滋賀知事選(京都新聞電子版)
滋賀の草の根自治を守った−。13日投開票の滋賀県知事選で、大接戦を制して初当選した元衆院議員の三日月大造さん(43)が顔を紅潮させた。嘉田由紀子知事の後継者をアピールし、後半からは国政批判も強め、集団的自衛権の行使容認などで強引さが目立つ安倍政権への批判層も取り込んだ。自民党が全面支援した元官僚の小鑓(こやり)隆史さん(47)は経済再生を中心に訴えたが、守勢に立たされ、競り負けた。共産党が支援した坪田五久男さん(55)は政権批判を前面に掲げたが、支持は広がらなかった。
「草の根自治の勝利だ」。三日月さんを後継指名し、二人三脚で支持を訴えてきた嘉田知事は、歓声に沸く大津市内の特設会場で興奮気味に声を弾ませた。
勇退すべきか、もう1期やるべきか−。3月、県政転換へ自民党が独自候補を擁立すると、体調面から続投に反対する家族の思いも重なり心が揺れた。そんな中、県政継承を名乗り出たのが三日月さんだった。
共に支援に立った武村正義元知事以降の40年間の県政を「草の根自治」と呼び、「国の横やりから滋賀の自治を守る戦い」と決意。息子ほどの年齢の候補に寄り添い、また分身として各地を回り、共に歩んできた支持者らに「この人なら任せられる」と説き続けた。
当確を受け、嘉田知事は「厳しい選挙だったが、一人一人が生活者目線で参加すれば政治を変えられる。日本の新しい歴史の始まりだ」と笑顔で語り、会場に現れた三日月さんとしっかり抱き合った。報道陣の質問に対し「三日月さんは若く柔軟なので皆の意見を聞いて住民参加型の県政を進めてほしい」と述べた。
■小鑓さん「訴え浸透せず」 滋賀県知事選(京都新聞電子版)
「うそやろ」。会場の空気が一気に重くなった。大津市にある小鑓さんの事務所。最後に競り負け、三日月さんの当確が伝わると、勝利を信じていた支援者は肩を落とした。「私の力不足です。申し訳ない」。小鑓さんが硬い表情で頭を下げると、悔しさを込めつつもねぎらう拍手が響いた。
2月上旬。突然の立候補の打診に迷った。安倍政権の要の政策「アベノミクス」で成長戦略の取りまとめにやりがいを感じていた。一方で、「地方が元気になってこその本当の経済再生」との思いもあった。「これも巡り合わせ」。家族を説得して出馬を決めた。
初めての選挙。3月から慣れないあいさつ回りと街頭活動を始めた。生まれ育った湖国とはいえ20余年離れていた。政策を訴える以前に顔と名前を覚えてもらう大変さを痛感した。
自民党は強力な支援態勢を敷いた。石破茂幹事長や菅義偉官房長官、業界団体に支持基盤を持つ参院議員ら100人を超える国会議員を投入して組織戦を徹底した。これまで知事選で2連敗してきた自民の県議も手応えをつかんでいた。
その直後、選挙中盤に集団的自衛権行使を容認する閣議決定があった。支持の伸び悩みを感じた石破幹事長は全自民県議に電話で「後援会に徹底して」と指示した。「(安全保障の議論は)県政とは関係ない。批判する相手候補への反論もしない」。新人ながら守りの選挙になった小鑓さんは経済再生を訴える姿勢を貫いたが、流れは変わらなかった。
「訴えが浸透するまでの時間が足りなかった」。事務所で、小鑓さんは支援者と握手を重ね、二人三脚で選挙を支えた妻美穂さん(47)が寄り添った。嘉田知事の退任で主導権奪回と意気込んでいた自民の県議の1人は「嘉田知事人気を甘く見ていた」と疲れた表情でつぶやいた。
■坪田さん「戦い続ける」 滋賀県知事選(京都新聞電子版)
「安倍政権の暴走にストップをかける戦いはこれからだ」。滋賀県知事選で落選が決定的となった坪田さんは13日、大津市の事務所で語気を強めた。
「県民の命と暮らしを守る」の一心での挑戦だった。原発再稼働や消費税増税の阻止に加え、安倍内閣が閣議決定した集団的自衛権の行使容認への憤りをぶつけた。遊説中、「息子が『戦場に引っ張られる』と心配している」という女性の声も聞き、支持者から贈られた「9」のブローチを胸に憲法9条と平和を守り抜く決意を訴え続けた。だが組織力に勝る他の2候補の競り合いに割って入ることはできなかった。
事務所に詰めかけた約20人の支援者からは「善戦だ」「これからの戦いへの大きな足がかりとなった」との声が上がった。真っ黒に日焼けした坪田さんは支援者らと「ガンバロー」を三唱した。
■滋賀県知事に三日月氏 自民系小鑓氏振り切る(京都新聞電子版)
任期満了に伴う滋賀県知事選は13日投開票され、無所属新人の元民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が激戦を制し、いずれも無所属新人の元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民党、公明党、日本維新の会県総支部推薦=、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=を破って初当選を決めた。
2期8年で退任する嘉田由紀子知事が後継指名した三日月氏の当選で、大型公共事業や原発政策などで国と一定距離を置く嘉田県政の路線が継承される。一方、今秋の福島、沖縄両県と並ぶ「最重点」知事選として臨んだ自民は、2012年の安倍晋三政権発足後、知事選で推薦候補が初めて敗北。集団的自衛権行使を容認する閣議決定後の支持率低下とも相まって政権運営に影響を与えそうだ。
三日月氏は民主党を離党し、政党推薦を受けず嘉田知事と「チームしが」を結成。武村正義元知事の支援も得て党派を超えた「草の根自治」の継承・発展、福祉・教育の充実を中心に訴えた。推薦した連合滋賀の組織力に加え、民主の国会議員、嘉田県政を支えてきた県議らも動いて幅広い「嘉田票」を引き継いだ。集団的自衛権の行使容認に対する政権批判票も上積みし約1万3千票差で競り勝った。
小鑓氏は自民が全面支援し、石破茂幹事長や菅義偉官房長官ら党幹部、閣僚が連日応援に入った。安倍政権と連携した経済活性化を前面に掲げ、推薦を受けた政党、業界団体などの組織票獲得を進めたが、集団的自衛権問題などが影響して支持の広がりを欠いた。
坪田氏は原発、憲法問題での政権批判を前面に訴えて浮上を目指し、共産幹部の支援も受けたが、党支持層以外に浸透しなかった。
投票率は50・15%だった。参院選との同日選の相乗効果があった前回(10年)の61・56%を11・41ポイント下回ったが、単独実施だった前々回(06年)の44・94%を5・21ポイント上回った。
【滋賀県知事選開票結果(選管最終)】
当253,728 三日月大造無新
240,652 小鑓 隆史無新
53,280 坪田五久男無新
・三日月 大造氏(みかづき・たいぞう)43 無新(1) 1994年、一橋大経済学部卒。JR西日本勤務、松下政経塾を経て2003年の衆院選滋賀3区に民主党公認で立候補し初当選。以後連続当選し、国交副大臣、党国対委員長代理を歴任。4期目途中の14年5月、知事選出馬のため議員辞職し民主を離党。同月に嘉田由紀子知事と政策集団「チームしが」を結成して共同代表。草津市草津町。
■滋賀知事に三日月氏=自公との対決制す−「卒原発」、嘉田県政継承(jiji.com)
任期満了に伴う滋賀県知事選は13日投開票され、無所属新人で元民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)=自民、公明推薦=、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=の無所属2新人を破り、初当選を確実にした。投票率は50.15%(前回61.56%)。
自公両党は、菅義偉官房長官ら閣僚や党幹部を相次ぎ投入し、小鑓氏支持を訴えたが、現職の嘉田由紀子知事に後継指名され、計画的に原発をなくす「卒原発」を掲げた三日月氏に及ばなかった。安倍政権が集団的自衛権の行使容認を閣議決定してから初の知事選で敗北を喫したことで、高い支持率を保ってきた政権の勢いに影響が出る可能性もある。今後予定されている福島、沖縄両県の知事選や来春の統一地方選に向けた戦略の練り直しも迫られそうだ。
嘉田氏が2期8年での引退を表明し、16年ぶりに新人同士の争いとなった選挙戦の争点は、嘉田県政の評価や県の経済対策など。また、安倍政権が原発再稼働を推し進める中、隣接する福井県に集中する原発をめぐり、論戦が繰り広げられた。
三日月氏は「滋賀の草の根自治を守る」と主張。行政改革の継承や公共交通の整備、「卒原発」に向けたエネルギー社会の確立などを訴えた。民主党などの実質支援を受けながら、嘉田氏と二人三脚の選挙戦を展開。2010年の前回知事選で県政史上最多の約42万票を集めた嘉田氏の人気も加わり、幅広い支持につなげた。
小鑓氏は、県経済の再生や社会資本整備などを公約に掲げ、内閣官房参事官として安倍政権の成長戦略策定に関わった経験をアピール。陣営は、業界団体の票を固める徹底した組織戦で臨んだが、及ばなかった。坪田氏は、全ての原発の廃炉や教育環境の充実などを主張したものの、浸透しなかった。
■滋賀知事に、前民主衆院議員の三日月氏が初当選(YomiuriOnLine)
新人3氏で争われた滋賀県知事選は13日、投開票が行われ、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、自民、公明両党が推薦した新人らを破り、初当選を果たした。
2期務めた嘉田由紀子知事が退任を表明し、三日月氏は嘉田氏から「後継指名」を受けた。三日月氏は、嘉田氏とともに原発を段階的に減らしていく「卒原発」などを訴え、無党派層を取り込んだ。民主党の推薦は受けなかったが、同党が実質的に支援した。連合滋賀もフル稼働で三日月氏を支えた。
与党は、集団的自衛権行使に関する憲法解釈を変更した直後の選挙とあって、菅官房長官のほか多くの閣僚、石破自民党幹事長、井上公明党幹事長らが現地入りし、元経済産業省職員の新人を全面的に支援したが、知名度不足もあって及ばなかった。閣僚の失言なども響いたとみられる。
■滋賀県知事選:前民主の三日月氏が初当選 自公が敗北(毎日jp)
任期満了に伴う滋賀県知事選は13日投開票され、無所属新人で前民主党衆院議員の三日月大造(たいぞう)氏(43)が、元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民、公明推薦▽共産党県常任委員の坪田五久男(いくお)氏(55)=共産推薦=の無所属新人2人を破り、初当選した。集団的自衛権の行使を容認した閣議決定後初の大型選挙で与党推薦候補が敗北したことは、安倍政権に打撃となる。2期8年続いた嘉田由紀子知事(64)の路線は継承される。投票率は50.15%(前回は参院選との同日選で61.56%、前々回は44.94%)だった。
集団的自衛権の閣議決定を巡って内閣支持率が低下する中、自民党の東京都議による女性蔑視のやじ問題も加わり、「1強」状態が続く政権への批判が直撃した。菅義偉官房長官や自民党の石破茂幹事長も応援に入ったが、及ばなかった。政権は原発再稼働や、消費税率10%への引き上げ判断などの課題を抱えており、敗北は今後の政権運営にも影響しそうだ。
「もったいない」「卒原発」を掲げた嘉田県政の評価や安倍政権の経済政策、原発政策、集団的自衛権などが争点になった。
三日月氏は5月、嘉田氏から後継指名を受けて議員辞職し、民主党を離党。段階的に原発を減らす「卒原発」を含む嘉田県政の継承を前面に掲げ、嘉田氏と二人三脚で無党派層への浸透を図った。
小鑓氏は安倍政権の経済政策「アベノミクス」立案に携わった経験から、県の経済再生を掲げ、国とのパイプの太さを強調したが、支持を固めきれなかった。【加藤明子】
■滋賀県知事選、三日月氏の当選確実 「卒原発」引き継ぐ(asahi.com)
滋賀県知事選が13日、投開票され、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、元経済産業官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民、公明推薦=、共産党県常任委員の坪田五久男(いくお)氏(55)=共産推薦=を破り、初当選を確実にした。三日月氏は嘉田由紀子知事の後継指名を受け、段階的に原発をなくす「卒原発」を引き継ぐことを訴えた。
民主党衆院議員を4期10年半務めた三日月氏は、3選へ立候補を模索していた嘉田知事と政策調整の末、嘉田氏から後継指名を受けた。5月に離党し、無所属で立候補。隣接する福井県の原発の「被害地元」として、再稼働の判断にかかわれるよう訴えた。
選挙戦中盤からは、集団的自衛権を使えるように閣議決定した安倍政権への批判を強め、「中央の暴走を県政に持ち込ませない」と強調。政党の推薦を受けず、前回の知事選で過去最多の約42万票を集めた嘉田知事と二人三脚で回った。
内閣参事官として安倍政権の成長戦略の立案に携わった小鑓氏は、原発政策の争点化を避けて国とのパイプをアピール。「滋賀経済に活力を取り戻す」と地域経済の活性化を中心に訴えた。自民党は石破茂幹事長ら幹部をはじめ、延べ200人近い国会議員を送り込んだが、及ばなかった。
坪田氏は「原発即時ゼロ」を掲げ、集団的自衛権の行使容認や環太平洋経済連携協定(TPP)に反対して政権批判を強めたが、支持は広がらなかった。
◇
滋賀県選挙管理委員会によると、13日に投開票された知事選の投票率は50・15%だった。参院選との同日選となった前回2010年の61・56%に比べて減ったものの、嘉田由紀子知事が初当選した06年の前々回(44・94%)を上回った。
■滋賀知事選、与党敗北 元民主三日月氏が初当選確実(47NEWS)
任期満了に伴う滋賀県知事選が13日投開票され、無所属新人の元民主党衆院議員三日月大造氏(43)が、自民、公明両党推薦の元経済産業省官僚小鑓隆史氏(47)ら無所属2新人を破り初当選を確実にした。選挙期間中に政府が集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定に踏み切ったことや、自民党議員のセクハラやじ問題によって批判が拡大した影響は否定できず、安倍政権にとって打撃だ。
来春の統一地方選を控え、自民党はともに重点選挙と位置づける10月の福島、11月の沖縄両県知事選への弾みとする狙いだった初戦を落とした。
■三日月氏が当選確実 滋賀県知事選(京都新聞電子版)
任期満了に伴う滋賀県知事選は13日、投開票が行われ無所属で新人の元衆院議員の三日月大造氏(43)が、無所属で新人の小鑓隆史氏(47)=自民、公明、日本維新の会県総支部推薦=と無所属で新人の坪田五久男氏(55)=共産推薦=を破り、初当選を確実にした。投票率は50・15%だった。
14/07/12
■真夏日、待望の海開き 新宮市の三輪崎海水浴場 無事故祈り神事も(熊野新聞オンライン)
新宮市三輪崎の三輪崎海水浴場が12日オープンした。海開きに伴う安全祈願祭後、さっそく子どもたちが海へ飛び込んだ。開設期間は8月24日(日)までの44日間。午前9時から午後5時まで利用できる。
水質検査で毎年最も良いAAを記録している海水浴場。場所は三輪崎東海岸の三輪崎漁港側の海で、幅約120b、沖に約50bが遊泳区域。男女更衣室、トイレ、シャワー5基(うち1基温水で有料)を完備している。場内には監視員を配置していて、昨年の利用者は5478人(前年比2194人増)だった。
気象庁和歌山地方気象台によると、新宮の12日正午現在の最高気温は31.3度と真夏日を記録。台風一過の前日11日は午後2時23分に34.0度を記録した。
今季の無事故を祈る神事には市から海水浴場の管理を委託されている三輪崎漁業協同組合役員のほか、田岡実千年市長、久保智敬市議会副議長、小芝稔三輪崎区長、倉橋延行佐野区長、道阪耕一木ノ川区長ら約25人が出席した。
神事後、主催者を代表して海野組合長があいさつ。海水浴場開設以来、無事故を続けていることを関係者たちに感謝し、25周年を迎える9月の潮風まつりへの協力を呼び掛けた。
来賓を代表して田岡市長が組合の地域活性化への尽力に感謝し、「最近の子どもたちは自然に触れ合う機会が少なくなってきている。この海水浴場は水遊びを通じて心と体をリフレッシュできる貴重な場所」と述べ、今シーズンの無事故を祈った。
海水浴場の近くにはハマユウの群生地「孔島」や温暖植物豊かな「鈴島」、足湯施設などもあり、レジャースポットとなっている。
■滋賀県知事選の各選対、投票率に注目 13日投開票(京都新聞電子版)
滋賀県知事選(13日投開票)は最終盤を迎え、3候補の選対組織が投票率の行方に注目している。参院選と同日選効果で跳ね上がった前回(2010年)に対し、単独実施で16年ぶりの新人対決でもあり、前々回(06年)並みの40%台前半との見方が多い。国政問題も絡み全国的にも注目される中、投票率が勝敗に影響するとみて各選対は最後まで支持の念押しや上積みに全力を挙げる。
知事選の投票率は連続無投票後の1986年以降はおおむね40%台で推移、2002年は38・67%の過去最低を記録した。例外は参院選とのダブル選だった1998年の65・96%と前回61・56%で、新幹線新駅建設が大きな争点になった06年でも44・94%だった。
今回知事選の投票率予想について、小鑓(こやり)隆史候補の選対内では「40%台前半」との見方が強い。幹部は「序盤は街頭演説や推薦団体への訪問でも関心が高いと感じられなかったが、終盤になって高まってきた」とみる。投票日を目前に国会議員や県議らが手分けして推薦団体や企業に支持要請を重ねており、運動最終日の12日は候補が県南部の商業施設や駅前で街頭演説して支持上積みを目指す。
坪田五久男候補の選対は投票率を詳しく分析していないとしつつ、「集団的自衛権や新幹線新駅問題などの争点がはっきりし、選挙の中盤から関心が高まってきた」と手応えを話す。「投票率が上がれば上積みできる可能性もあるが、主張がどれだけ届けられるかが課題」といい、12日は大津市内の商業施設前などで候補が街頭演説をして政策アピールに全力を尽くす。
三日月大造候補の選対は「41〜42%」と予想し、「序盤に比べると関心は日に日に高まっている」とさらに上昇を期待する。無党派層の支持で他候補を大きく上回るのが勝利の鍵と見ており、最終日は候補が大津市と湖南地域を回って繁華街などで支持を訴える。推薦する連合滋賀も期日前投票を含めて確実に投票するよう傘下組合員に呼びかけている。
■外来魚駆除へ協力を 南砺・桂湖(富山新聞ネット版)
南砺市の桂湖ビジターセンターは、桂湖内に生息する特定外来種・ブラックバスを駆除するため、大会形式で多くのバスを釣り上げてもらうイベント「外来魚ゼロ作戦」を始め た。10月13日までの間、センターに登録した釣り人がバスの釣果を競い、湖の生態系保全につなげる。
桂湖は1993年の境川ダム完成によってできた人造湖で、完成数年後にはブラックバ スなどの外来種が放流され、すみついたとみられる。先月行われた桂湖釣り大会では100匹以上のバスが釣れた。在来種のイワナやコイは減っており、生態系への影響が懸念されている。
参加方法はビジターセンターで登録証を発行してもらい、期間中に釣ったバスをその日に計量、回収する。料金は1日400円で、何度でも参加できる。匹数、長さ両部門の上 位入賞者には賞品として「なんと共通商品券」が贈られる。
市の合併10周年記念事業として行われる。
■参加者募集 八幡掘釣り大会(滋賀報知新聞ネット版)
=「海の日」の21日=
◇近江八幡
八幡堀を守る会は「海の日」の二十一日、八幡堀の本町橋から幸円橋までの川端で魚釣り大会を開く。
びわ湖外来魚駆除釣り大会への参加と魚釣りを通して水環境を保全することの大切さを知り、家族で楽しい時間を過ごしてもらう夏のお楽しみイベントとして毎年、開催している。
参加は二人一組(参加費五百円・保険代、エサ代含む)で、午前八時より幸円橋下で受付けを行い、同十一時まで自由に魚釣りを楽しむ。終了後、釣った魚の検寸を行い、上位入賞者に賞状を贈る。限定数ではあるが無料貸出の竿を準備する。参加申し込みは、保護者と子どもの名前、住所、電話番号、釣り道具の有無を明記してメール(heart-l@mx.biwa.ne.jp)へ申し込む。十八日午前中締切。
■あす、いよいよ決着!!(滋賀報知新聞ネット版)
=滋賀県知事選挙=
◇全県
任期満了(七月十九日)に伴う滋賀県知事選挙は、あす十三日の投票日に向け、いよいよきょう、新人三人の立候補者は「最後のお願い」を訴える。
県が衰退したと八年間の嘉田県政を批判し、安倍政権や国とのつながりで県の活力再生を訴え、党本部の大物国会議員が続々と湖国入して応援を繰り広げている元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民、公明推薦=。
集団的自衛権容認や原発再稼動、消費税増税、TPP問題など、県民の生命に大きな影響を及ぼす安倍政権の暴走に反対の意思を示し、子どもたちの未来をめざす共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=。
横暴な安倍政権や自民党の言いなりの上から目線の知事でなく、武村県政以来の清潔で真面目な県政を引き継ぎ、草の根自治・滋賀の水・県民の命を守り、偏らない県政めざす前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)。
有権者百十二万二千五百十人(六月二十五日現在)は、誰を新知事に選ぶのか。あすの投票は午前七時から午後八時(一部を除く)。
滋賀報知新聞社では十三日午後九時から、県選管発表に基づく開票動向を、インターネットホームページ(http://shigahochi.co.jp/)や携帯情報サイトZ@Cくん(http://www.biwa.ne.jp/~s-hochi/)を使って逐次提供する。
■3新人がしのぎ削る 知事選、13日投開票(ChunichiWeb滋賀)
知事選は、十三日の投開票まで残り一日となった。いずれも無所属の新人で、元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史さん(47)=自民、公明推薦=と、元教諭の坪田五久男さん(55)=共産推薦=、元民主党衆院議員の三日月大造さん(43)の三候補が、支持拡大を求めてしのぎを削る。各候補は最後まで熱い訴えを展開しているが、投票率は前回を下回るとの予想もあり、投票率が低い若者の選挙への関心を高める取り組みも広がっている。
十六年ぶりに新人同士の争いとなった今回の知事選。投票率は参院選と同日選となった前回を下回る可能性が出てきた。一九八六年以降は同日選となった二回を除き30〜40%台を推移。県選挙管理委員会は、特に投票率が低い若年層を中心に投票を呼び掛ける。
投票率は、前回こそ61・56%となったが、その前の嘉田由紀子知事が初当選した二〇〇六年は44・94%、〇二年は史上最低の38・67%。
有権者の24%を占める大津市の選管のまとめでは、十一日までの期日前投票者数は前回同時期より三百八十八人少ない二千二百八十二人。各陣営の関係者らからは「投票率は40%程度ではないか」との声も漏れる。
県選管によると、前回知事選で最も低かった二十代前半の投票率は37・80%で、最も高かった六十代後半(79・59%)の半分以下。選管の調査に「自分には関係ない」と回答した人もいるという。担当者は「県の将来を決める選挙で関係ない人はいない。老若男女問わず必ず投票に行ってほしい」と訴えている。
◇ ◇
県選管は十一日、市町の選管から電話で投票結果を聞き、伝達する作業のリハーサルをした。担当者三十人が電話を受けて必要書類への記入などをし、手順を確認した。(知事選取材班)
■滋賀県知事選 あす投開票 最後のお願いに全力(msn産経ニュース)
任期満了に伴う知事選は13日に投開票される。立候補している元内閣官房参事官の小鑓隆史氏(47)=自民、公明、維新県総支部推薦▽共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦▽元民主党衆院議員の三日月大造氏(43)−の3氏は、嘉田由紀子知事が担ってきた県政の継続か転換かを争点に、激しい舌戦を展開。各陣営とも選挙戦最終日となる12日、最後の訴えに各地を奔走する。
◇
3候補は6月26日の告示以来、現県政の継続か転換かを軸に、経済施策や国との連携、原発に対する姿勢などで、それぞれの主張を有権者に訴えてきた。
経済政策では、小鑓氏がアベノミクスの効果を県内にも浸透させると主張。坪田氏は労働条件の改善を、三日月氏は地場産業の活性化を押し出す。
国との連携については、小鑓氏が強く必要性を訴え、坪田氏は「必要に応じ国の予算を引き出す」一方で「悪政から県民を守る」とする。三日月氏は国の支援に頼らない県政運営を目指す。
原発問題では、小鑓氏が「依存度を下げることは当然」とした上で「再稼働の判断は原子力規制委に委ねるべきだ」とする。再稼働に批判的なのは坪田氏と三日月氏。坪田氏は「原発即ゼロ」を訴え、三日月氏は嘉田知事の「卒原発」を引き継ぎ、「多重の防護体制が整わない限りは再稼働に反対」との立場を取る。
各陣営が注視するのは、投票率。8年前の知事選は44・94%。4年前の前回は参院選とのダブル選だったため61・56%に上がったが、今回は前々回並みの40%台とみられている。
投票は13日午前7時〜午後8時(一部地域で繰り上げ)、県内924カ所で行われる。
14/07/11
■表層型の浮き魚礁設置 ケンケン漁の漁場づくり 和歌山県(紀伊民報AGARA)
和歌山県は、ケンケン漁(ひき縄漁)の漁場を紀南近海につくるため、カツオやマグロ類の集魚効果が期待される表層型浮き魚礁の整備を進めている。2013年度から始め、18年度までに6基設置する。一方で老朽化している中層型浮き魚礁23基を撤去する。総事業費は12億6千万円を見込んでいる。
浮き魚礁は、回遊魚が漂流物に付く習性を利用している。表層型は中層型より集魚効果が高いと言われ、すでに高知県や宮崎県で効果を上げている。
県南部の海域は黒潮が接岸してカツオやマグロ類が多く回遊しており、ケンケン漁の有数な漁場となっている。県南部の主要漁業の一つだが、年変動が大きく、今年の初ガツオは過去最低の水揚げだった。浮き魚礁を設置することで回遊してきた群れを少しでも長くとどまらせるのが狙い。漁場が見つけやすくなり、高騰している燃料費の削減にもつながるという。
02〜07年度に6海域へ設置した中層型が順次耐久年数(10年)を迎えており、撤去するとともに、その近くに表層型を設置する。今年2月、直径6メートル、鋼鉄製の表層型を太地町梶取崎(約39キロ沖合)に設置した。今年中にすさみ町江須崎沖へ設置する予定で、来年度からは順次、串本町潮岬沖、白浜町市江崎沖、串本町の熊野灘沖、すさみ町沖に設置していく。
漁場の状態を知るため、一部に水温計と風向風速計を付ける。梶取崎沖の表層型には設置しており、県のホームページで見ることができる。
県水産振興課は「表層型浮き魚礁設置で水揚げ量が上がり、経費の削減につながれば」と期待している。
■滋賀県知事選13日投開票 嘉田路線、継承か転換か(京都新聞電子版)
任期満了に伴う滋賀県知事選は13日投票、即日開票される。いずれも無所属新人で、元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民党、公明党、日本維新の会県総支部推薦=、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=、元衆院議員の三日月大造氏(43)の3人が争い、最終盤の支持拡大に力を入れている。
2期8年で退任する嘉田由紀子知事(64)の路線を継承するか、転換するかを焦点に、福祉、教育の充実や経済活性化などが問われる。さらに集団的自衛権や原発再稼働などの国政課題がどう影響するかも全国的な注目を集めている。
小鑓候補は滋賀経済の再生を最優先に訴える。女性や若者、高齢者の活躍、道路など社会資本整備の推進も重点政策に打ち出し、国や市町との連携を強調する。推薦政党の幹部や閣僚が連日応援に入り、街頭や集会での演説、団体や企業への支援要請を徹底して支持の上積みを図っている。
県労連や共産県委で構成する「明るい滋賀県政をつくる会」が選挙母体の坪田候補は、安倍晋三政権批判を前面に出す。集団的自衛権の行使容認や原発再稼働、消費税率引き上げへの反対を強く主張する。共産の国会議員が演説会や街頭宣伝に加わり、国政問題の論戦でも支持獲得を狙う。
三日月候補は政党の推薦を受けず、嘉田知事と共同代表を務める「チームしが」を選挙母体に活動する。「卒原発」で嘉田県政の継承をアピールし、地域の医療や福祉、教育の充実を訴えている。推薦する連合滋賀が支持固めを進め、民主党の国会議員が支援に入っている。
◇滋賀県知事選立候補者◇(上から届け出順)=氏名、年齢、所属、現新別、推薦政党、職業・肩書(カッコ内は経歴)、現住所、最終学歴、無=無所属、敬称略
・小鑓隆史47 無新=自民、公明、日本維新の会県総支部推薦 元内閣官房参事官(日本貿易振興機構ヒューストンセンター次長、経済産業省大臣官房政策企画委員)大津市島の関、京都大工学研究科修了
・坪田五久男55 無新=共産推薦 共産党県常任委員、明るい滋賀県政をつくる会常任幹事、農事組合法人理事(小中学校教諭)近江八幡市安土町東老蘇、滋賀大教育学部卒
・三日月大造43 無新 元衆院議員、チームしが共同代表(国土交通副大臣、民主党国会対策委員長代理、同党滋賀県連代表、JR西日本社員)草津市草津町、一橋大経済学部卒
■下りは13日、上りは16日=お盆の渋滞ピーク−高速4社(jiji.com)
東日本、中日本、西日本、本州四国連絡の高速道路4社は11日、お盆期間中(8月7〜17日)の渋滞予測を発表した。渋滞のピークは下りが13日、上りが16日。最も長い渋滞は16日午後4時ごろ、東名高速道路上り線の大和トンネル付近を先頭に50キロと予想している。
期間中に予想される渋滞回数は30キロ以上が計23回(昨年27回)、10キロ以上が計389回(同444回)と見込む。40キロ以上の渋滞予測は計4回で、上りのみ。ガソリン価格の高騰による車の乗り控えなどを想定し、いずれも昨年より減少するとしている。
各社は、サービスエリアとパーキングエリアに駐車場整理員や臨時トイレを設置するなどの対策を実施。ドライバーに対しては、ピーク日を避けて利用するなど渋滞緩和への協力を呼び掛けている。
■滋賀県知事選 終盤戦、3氏ヒートアップ(msn産経ニュース)
投開票を13日に控え、選挙戦が終盤を迎えている知事選。立候補した元内閣官房参事官の小鑓隆史氏(47)=自民、公明、維新県総支部推薦▽共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦▽元民主党衆院議員の三日月大造氏(43)−の3氏の戦いぶりも一段とヒートアップしている。
国との連携を強調し、県内経済の再生を訴える小鑓氏。集団的自衛権行使容認の閣議決定を受け、陣営は「推薦を受ける自民への批判が県内にも波及し、戦況は厳しくなった」とみる。連日、閣僚らが訪れ応援に臨むが、地元組織を固め切れていないとみて自民の石破茂幹事長は県議や市議らに直接電話でハッパをかけ、9日には自ら乗り込んで企業や団体を回った。
坪田氏は県内を遊説する中で、「原発即時ゼロ」「消費増税反対」「TPPからの撤退」など国政課題を中心にすえて有権者に訴えてきた。さらに集団的自衛権の問題が浮上して以降は、閣議決定に対する批判を自らの支持に取り込もうと懸命だ。「主張が有権者に受け入れられている。国政の問題として逃げることは許されない」と、陣営は手応えを感じている。
三日月氏は、共闘する嘉田由紀子知事と別々に県内を巡回するなどして「チームしが」の2枚看板をフル活用。推薦を受ける連合の組織力も生かし、地盤の県南部を中心に支持を浸透させてきた。個人演説会では自ら掲げる「草の根自治」「共生社会」を強調。「近江鉄道を乗りやすく」「働く場所を高島に」など、地域や観衆に合わせて施策を小まめに訴えている。
14/07/10
■2日間でカジキ15匹 優勝は102キロ ビルフィッシュトーナメント(紀伊民報AGARA)
和歌山県すさみ町近海で5、6日、第20回記念大会すさみビルフィッシュトーナメントが開かれた。88チーム計306人が出場し、計15匹が釣り上げられた。重さ102キロ(全長2・97メートル)のクロカワカジキを釣ったチーム「パナリ」(大阪府高石市)が優勝した。すさみスポーツフィッシング大会実行委員会主催。2日間の総重量で競った。
2位以下の上位の結果は次の通り。
(2)チームファントム(大阪市)クロカワカジキ100キロ
(3)コーチ(同)同84キロ
(4)チームファナティック(大阪府茨木市)同78キロ
(5)トワイライト(兵庫県姫路市)同78キロ
(6)ホテルベルヴェデーレ(すさみ町)同76キロ
■集団的自衛権が大争点!!13日投開票の滋賀県知事選(滋賀報知新聞ネット版)
=「戦争をする国にするのか」事実上の安倍信任選挙に=
◇全県
十三日投開票の滋賀県知事選の終盤戦は、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が加速してトップを走り、これを元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民、公明推薦=が必死に追い上げる一方、、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=がやや伸び悩む展開だが、大きな争点になっているのは、安倍政権が一日に閣議決定した集団的自衛権の行使容認である。【石川政実、高山周治】
小鑓陣営の衆院議員が街頭で「戦争をする国にするのか」と詰め寄られる場面も出ている。
「メディアの報道が拉致問題に移っただけに、集団的自衛権に対する県民の関心も今週には薄らぐ」(同議員)と楽観論もあるが、党本部の危機感は強い。
三日昼ごろ、自民党県議全員の携帯電話に石破茂幹事長から「今回の選挙は絶対負けられない」と電話がかかった。
これを受け、河村建夫選対委員長は翌四日、県議を招集し緊急の選対会議を開いた。県議から「集団的自衛権は知事選に影響があるのでは」との声が出たところ、河村選対委員長は「だから選挙に勝たないといけないのだ」とぶ然と切り返したという。
三日月氏は三日、守山市で開いた個人演説会で「集団的自衛権の行使容認を、こんなに簡単に閣議決定していいのか」と激しく批判した。
弁士に立った菜の花プロジェクトネットワーク代表の藤井絢子氏も「父は昭和十三年から六年間、中国へ兵隊として行った。八十六歳で亡くなるまで戦争のことは一言も話さなかった。旅行でも絶対、中国に行かないと決めていた。しかし一度だけ雲南省へ行き、毎晩うなされた。『ものすごい数のしゃれこうべが飛んできて、寝れない』。この一言だけを母親に残して死んた。集団的自衛権で再びここへ(軍国主義に)戻るのか」と訴えた。
元教員で、「教え子を戦場に送るな」を信条とする坪田氏は、「戦争する国へ向かって集団的自衛権を容認するのは明らかに憲法違反だ。県内には饗庭野(あいばの)、大津の駐屯地があることから自衛隊員、県民も戦争に巻き込まれる」と憤る。
共産の市田忠義副委員長(参院議員)は三日、大津市内の演説会で「憲法解釈の変更は戦争をする国へ向かうことを意味し、歴史の岐路だ。国政選挙が二年先までないので、国政に対して異論を訴える機会がない。そういう意味で知事選挙ではどの候補に票が集まるかが、安倍政権への意思表示になる」と、坪田候補への支持拡大を求めた。
■知事選応援の助っ人も三者三様(ChunichiWeb滋賀)
十三日の投開票までわずかに迫った知事選候補者陣営ルポの二回目は、選挙運動を彩る応援弁士ら「助っ人」。推薦政党の著名な国会議員が連日県内入りする陣営があれば、知事経験者が奔走する陣営もあり、三陣営で特徴が現れている。
(届け出順)
◆自民の著名議員が切り札 小鑓隆史候補
自民党が接戦から抜け出す切り札として九日、草津、彦根両市内に投入したのは小泉進次郎復興政務官。「小鑓さんとの共通点は男親に育てられたこと」「思いやりの政治ができる」。首相を務めた父親譲りの歯切れよい演説で、聴衆を引きつけた。
「若者や無党派層に浸透させたい」と意気込む陣営関係者。この日は野田聖子党総務会長、茂木敏充経産相らも県内で演説した。既に県内入りした石破茂幹事長らと合わせ、国政と県政の「ねじれ解消」で滋賀が活性化すると声高に訴えている。
こうした“大物”に混じり、脱原発派の地方市議も見られる。高島市の熊谷もも市議は市内の遊説に同行。「原発は動いていなくても使用済み燃料があれば危険。まずは高島市に必要な避難道路を拡充するべきだ」と小鑓さんを後押しする。
◆共産幹部が相次ぎ登壇 坪田五久男候補
推薦を受けている共産の幹部や国会議員らが次々と応援に来県している。
六月二十九日には、穀田恵二・国会対策委員長が訪れ、三日に大津市内であった政談演説会では市田忠義副委員長が登壇。「知事選は安倍政権の暴走にノーをつきつける絶好のチャンス。消費税大増税にストップをかけ暮らしを守る。再稼働を許さず、滋賀県から原発ノーの声を発信する」と力を込めた。
最終盤は十一日に辰巳孝太郎参院議員、十二日は山下芳生書記局長らが駆けつける。
ほかにも近江八幡市出身で全国労働組合総連合議長の大黒作治議長もたびたび弁士を務め、「命や琵琶湖を守るために原発再稼働を許さない」などと訴えてきた。告示日前の六月十日にあった坪田さんの決起集会では元日弁連会長の宇都宮健児さんが講演。坪田さんと固い握手を交わした。
◆現職らの知名度生かす 三日月大造候補
六日午前十時ごろ、大津市中心部の住宅街を走る陣営の車から嘉田由紀子知事が身を乗り出した。「嘉田県政をお支えいただいたその手で次は三日月へ」。家から出てきて握手を求めたり、訴えに耳を傾けたりする人は後を絶たず、知名度と人気の高さをうかがわせた。
その十時間後、日野町内の演説会場でマイクを握ったのは武村正義元知事。満員の聴衆に「十年も国会議員を経験している三日月さんに安心して百四十万県民の責任を任せよう」と訴えた。武村元知事はこのほか、民主党篠原孝衆院議員(長野1区)を引き連れ、独自に集会を開いて支援を訴える。
陣営関係者は「県内では、東京から来る閣僚より嘉田さん、武村さんのほうが人気だ」と自信満々。二人は今後もできる限り予定を空けて三日月さんの応援に入るという。(知事選取材班)
14/07/09
■ガソリン価格170円に迫る 11週連続上昇、家計圧迫も(47NEWS)
経済産業省資源エネルギー庁が9日発表した7日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前回調査(6月30日)と比べ1円30銭高い169円70銭となった。11週連続の値上がりで、節目となる170円に迫った。消費税増税の影響を除けば、約1年ぶりに全都道府県で値上がりした。
ガソリン価格は2008年9月29日以来、約5年9カ月ぶりの高値水準が続いており、車の保有が多い地方を中心に家計を圧迫するのは必至。商業活動や車での遠出が増える夏の行楽にも影響が出そうだ。
石油情報センターは先行きについて「小幅な値動きになる」と予測している。
■ガソリン価格高騰、ハイオクが5年9か月ぶりに180円突破…レギュラー169.7円(Responce)
資源エネルギー庁が7月9日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、7月7日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から1.3円上昇し、1リットル当たり169.7円となった。
地域別では、四国で2.3円、近畿で1.8円、東北で1.3円、北海道と関東で1.1円、中部と中国、九州・沖縄で1.0円、全地域で1円以上の大幅上昇となった。
ハイオクガソリンは1.3円上昇して180.5円。180円の大台突破は2008年9月29日の調査以来、5年9か月ぶり。軽油は1.1円上昇し147.4円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月9日のレギュラーガソリンの全国平均価格は162.9円/リットル、ハイオクは173.6円/リットル、軽油は138.2円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■台風8号:最接近11日か 嘉田知事「備えを」(毎日jp滋賀)
彦根地方気象台によると、台風8号が県内に最接近するのは11日の予定。大気の状態が不安定で、8日は県内全域に雷注意報が発表された。9日にかけて、急な強い雨や落雷に注意が必要という。 県内では昨年9月の台風18号で、栗東市下...
■知事選アンケート(滋賀報知新聞ネット版)
=3=
滋賀報知新聞社は、知事選挙(七月十三日投開票)の元経産省官僚の小鑓隆史候補(47)無・新=自民、公明、維新県総支部推進=、共産県委員会常任委員の坪田五久男候補(55)無・新=共産推薦=、前民主党衆院議員の三日月大造候補(43)無・新に対して実施した、地域活性化と教育、少子高齢化、介護についてのアンケート結果を掲載する。質問要旨は次の通り。(1)若者の雇用確保を含めた地域経済の活性化対策は(2)学力向上の取り組み(3)少子高齢化の対策は(4)増大する介護保険の中で高齢者介護の取り組みについて。
地域活性化
若者の雇用確保を含めた地域経済の活性化対策は
小鑓 隆史氏 中小企業、小規模事業者への支援を拡充し県内企業の魅力を高め、就労希望者と企業のマッチングを促進する。
坪田五久男氏 ブラック企業規制条例の制定、最低賃金引き上げ、中小企業支援の強化で地域経済の活性化をはかる。
三日月大造氏 仕事、職業につながる教育の充実。おうみ若者未来サポートセンターで相談から就職支援。女性雇用、中小企業振興等もより積極的に充実。
学力向上
学力向上の取り組み
小鑓 隆史氏 少人数学級の完全実施等、学校での取り組みに加えて、地域や家庭と連携した放課後や土曜日の活用を検討する。
坪田五久男氏 子どもと学校に競争をあおるやり方ではなく、県独自の三十五人学級をすすめるなど教育条件の向上に力をつくす。
三日月大造氏 国語力の充実など基礎学力の向上を図る。コーチング研修による教員の教える力の向上。学力を含めて生きる力を向上させる。
少子高齢化
少子高齢化の対策は
小鑓 隆史氏 成長戦略を柱に医療・介護、福祉等の政策を組み合わせ女性、若者、高齢者全ての人の力を引き出していく。
坪田五久男氏 中学卒業までの医療費無料化、保育所待機児童の克服、教育費の低減など、安心して子育てできる社会をつくる。
三日月大造氏 結婚し、家族が持てるよう正規雇用を増やし、子育てし易いワークライフバランスを推進する。
高齢者介護
増大する介護保険の中で高齢者介護の取り組みについて
小鑓 隆史氏 予防への転換を図るとともに地域特性にあった医療・介護の連携を強化し、在宅医療、認知症対策を推進する。
坪田五久男氏 特別養護老人ホームの増設、在宅看取りのための地域包括ケア・支援センターづくりを充実する。
三日月大造氏 運動・食生活・社会参加等、介護予防で健康寿命を伸ばすとともに、病院から在宅まで医療福祉の体制強化。
■滋賀県知事選 3陣営に聞く(msn産経ニュース)
選挙戦の終盤を迎えた知事選。立候補している無所属新人3人の各陣営責任者に、訴えのポイントやこれまでの手応えなどを聞いた。(届け出順)
◇
□小鑓隆史氏(47)=無新 吉田清一・選挙対策本部長
選挙に奇策なし地道に活動
3月の麻生太郎副総理を皮切りに、告示前後から連日、閣僚や自民党幹部が駆けつけてくれている。最終日までに総勢200人の国会議員が来援予定で、党本部がこれまでにない力の入れよう。絶対に落とせない戦いだ。
前回知事選では、保守層の2〜3割が対立候補の嘉田由紀子知事に流れた。あの時の失敗を繰り返さないよう、支援してくれている企業・団体などを中心に地固めを徹底するとともに、無党派層への浸透も図る。
集団的自衛権の行使容認の閣議決定や都議会のセクハラやじ問題などがマイナスに働くかもしれないし、候補者の知名度の低さなど課題はある。厳しい戦いだが選挙に奇策はなく、特効薬もないので、地道な活動をやっていくしかない。
投票日が近づくに連れ有権者の関心が高まるので、もう一度組織全体でエンジンをかけ直したい。
◇
□坪田五久男氏(55)=無新 辻義則・選挙対策本部長
国政レベルの争点に手応え
選挙戦当初から国政レベルの問題を争点に挙げ、他候補との政策の違いを前面に出して戦ってきた。はじめは「県政と関係ない」との声もあったが、憲法9条や消費増税などの問題が争点になってきているという確かな手応えがあり、思惑通りの展開だ。
1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定以降、明らかに風向きが良い方向に変わった。これに反対する姿勢が県民に受け入れられているという感触がある。
また、原発政策について他陣営は、「国の問題」と逃げたり、条件付きで認める発言をしたりしている。再稼働反対を強く主張できるのは私たちだけ。候補者は教師だったことから教育に関する知識が豊富で、子育て支援策も積極的に訴えてきた。知事選は初めてだが国政選挙への出馬は5回経験し、知名度は低くない。勢いに乗り、残った期間を全力で戦い抜きたい。
◇
□三日月大造氏(43)=無新 今江政彦・選挙対策事務長
「嘉田票」取り込めると期待
立候補は3人の中で一番遅かったが、他候補に肩を並べるところまで来たと実感している。嘉田由紀子知事も熱心に働きかけており、「嘉田票」はほとんど取り込めると期待している。
告示前から地域で多くの声を聞いてきた。街頭演説では地域ごとの課題に対する施策を訴え、政治が身近に感じてもらえるよう心がけている。さらに、「草の根自治」と琵琶湖、県民の命を守ることをモットーとし、県民の関心が高い医療、子育て、経済分野を中心に政策を主張している。
集団的自衛権行使容認の閣議決定後、「閣議決定だけで戦争できる国にするのは許せないから頑張って」という声が増えた。
候補の顔を見て、訴えを聞いてくれたら必ず支持してもらえるという自信がある。地盤の3区では知ってもらえているが、大票田の1区で主導権を握れるかどうかが勝敗の鍵になる。
■台風8号接近 滋賀県内への影響懸念(msn産経ニュース)
大型で非常に強い台風8号の接近に伴い、県内への影響が懸念されている。彦根地方気象台によると、県内は10日午後から風速15メートル以上の強風域に入って雨が降り始め、11日朝から同25メートル以上の暴風域に入る見通し。県防災危機管理局は、台風への十分な警戒を呼びかけている。
同局は、台風の接近前に雨戸を閉め、必要に応じて補強を施す▽懐中電灯など非常用品を備える▽避難場所や避難経路を確認しておく−ことを呼びかけている。また、台風が近づいたら外出は控え、がけや渓流沿いの住民は、土砂警戒情報などが出たら避難所や頑丈な建物の2階以上などへ早めに避難するよう、訴えている。
同局によると、災害の情報については、携帯電話やパソコンで「県土木防災情報システム」で検索すると、雨量や河川の水位が調べられる。また、県の登録制の防犯・防災情報案内システム「しらしがメール」などでも、避難情報や雨量、水位などの状況が配信される。
14/07/08
■3候補者の公約(msn産経ニュース)
13日の投票日に向け、熱い戦いを繰り広げている3人の知事選立候補者たち。各陣営がこれまでに発表した政策集などをもとに、選挙戦で訴えている公約を紹介する。(届け出順)
◇
□小鑓隆史氏(47)=無新
「三本の槍」で滋賀に活力
「滋賀経済に活力を取り戻す」「女性・若者・高齢者の力を活かす」「社会資本整備をやり抜く」の3つの政策を掲げ、自分の名前に重ねて「三本の槍」と名付けた。内閣官房参事官時代に自ら政策立案に携わってきたアベノミクスの「三本の矢」との相乗効果で、滋賀に活力を取り戻す。
「経済・雇用」「行財政」「教育」「インフラ」など7分野について成長プランを提案。「経済・雇用」では、近畿・北陸・中部という3つの経済圏にまたがる立地をいかし、滋賀のポテンシャルを発揮する成長戦略を進め、トップセールスで企業誘致や県産品の市場開拓を行う。学力テストで全国最低水準の成績が出ている「教育」では、35人学級の完全実施を図り、学校・地域と連携した土曜授業の実施を検討。「インフラ」では、渋滞解消のための道路整備や新幹線新駅設置に向けた働きかけなどを挙げる。
エネルギー政策については、できるだけ原発依存度を下げ、再稼働の判断に際し滋賀の立場を考慮してもらえるよう働きかける。
◇
□坪田五久男氏(55)=無新
県民の命と暮らしを守る
「海外で戦争する国づくりに反対し、憲法9条を守り生かす」「原発再稼働に断固反対」「暮らしに予算を」など県民の命と暮らしを守る政策が軸。国政レベルの問題にも踏み込み、新しい県政の創造を目指す。
集団的自衛権行使の容認に強く反対する。県内には自衛隊施設があり、知事になれば当然見過ごせない問題。滋賀から安倍政権に異議を唱えることが重要だ。
エネルギー問題では、原発なしでも電力の心配はなく、国内の原発48基の再稼働は許さない。県内で消費されるエネルギーはすべて再生可能エネルギーで賄えるよう条例を制定する。
予算は大型公共事業ではなく、福祉、医療、教育などに重点的に配分する。福祉、教育は、予算が少ないため全国的に下位水準。小・中学校の給食を拡大させるため、県が助成措置を取る。保育所の整備を進め、保育所待機児童を減らす。
県財政は危機的な状況ではない。大企業のための補助金や国体のメーン会場整備費など、大企業と公共事業依存型の政策を転換すれば、財源は十分にある。
◇
□三日月大造氏(43)=無新
「もったいない県政」継承
国の補助に頼らず、政党の枠を超え県民との対話でつくる「草の根自治」を掲げる。また、嘉田由紀子知事が進めてきた「もったいない県政」を継承し、選択と集中で未来に投資する。
琵琶湖を放射能汚染から守るため「卒原発」の理念を貫く。廃炉対策と原発に依存しないエネルギー政策を国に求め、「多重防護」の対策が実現しない限り原発再稼働に反対する。
具体的な施策を「7つ星の滋賀」と銘打って策定。東海道新幹線の新駅の必要性の議論を再開させることや、地域鉄道の活性化などで「歩いて暮らせる街づくり」を目指す。経済では、水環境ビジネスを推進し、県産農作物の「6次産業」化にも取り組む。
防災面では、ダムだけに頼らない治水を引き継ぎ、一定の条件で建築物のかさ上げなどをする流域治水推進条例を活用する。教育ではさらなる少人数学級を検討するほか、環境学習や職場体験を充実させる。
先進医療技術の導入などでがん対策を向上させ、在宅看取りや訪問看護の人材確保に取り組む。
14/07/07
■台風8号に初の「特別警報」、過去最強クラス 「第2室戸」「伊勢湾」に匹敵、とはどれくらいなのか(J-CASTニュース)
猛烈な勢力の台風8号が、日本列島を襲おうとしている。気象庁は「過去最強クラス」と発表し、2014年7月7日18時20分、宮古島地方に暴風と波浪の「特別警報」が初めて出た。
台風8号は7日18時の時点で、中心気圧930hPa(ヘクトパスカル)。さらに勢力を強めつつあるとされ、1961年の「第2室戸台風」や、5000人以上の死者・行方不明者を出した59年の「伊勢湾台風」に匹敵するスケールといわれている。甚大な被害が出る恐れがあり、日本中で警戒されている。
気圧は「伊勢湾」「第2室戸」レベル
台風8号が発達を続けている。気象庁は7月7日、台風8号の今後の見通しを発表。「7月に日本列島に影響を与える台風としては過去最強クラス」だとして、最大級の警戒を求めた。台風は8日に沖縄地方へ最接近し、9日から10日にかけて西日本に接近すると予想されている。
気象庁予報(7日18時50分発表)によると、台風8号は8日18時、中心気圧915hPaで久米島の西約110キロを通過する。気象庁の統計史上、最も上陸時の中心気圧が低かった「第2室戸台風」の925hPaよりも低い気圧となり、このまま上陸すると記録は更新される。
気象庁は13年8月より「特別警報」の運用を始めた。これは「数十年に一度」の大雨や高潮などの被害が想定される場合に出されるもので、台風が原因の場合には「伊勢湾台風」が基準とされる。多くの地域では中心気圧930hPa以下、または最大風速50メートル毎秒以上で警報が出される。
ただし沖縄地方と奄美地方、小笠原諸島については中心気圧910hPa以下、または最大風速60メートル毎秒が基準となる。10日には熊本県南部へ上陸し、11日にかけて四国を横断。琵琶湖の南側を通過した後、北東へ進路を変え、12日に岩手県東部から海へ出る。
「第2室戸」では記録の針が振り切れた
それでは戦後最大級と言われた「第2室戸台風」とは、どんなものだったのだろうか。進路が1934年の「室戸台風」に似ていたことから名づけられ、室戸岬(高知県)上陸時には、最大風速が66.7メートル(10分間の平均)、最大瞬間風速84.5メートル毎秒以上を記録。死者・行方不明者202人、負傷者4972人、全半壊6万棟の被害を出した。
気象庁・室戸岬測候所職員だった川邉昭治さんは「月刊うちゅう」2013年8月号(大阪市立科学館)で、第2室戸台風の思い出を語っている。室戸岬測候所では最大瞬間風速84.5メートル「以上」となったが、当時の風速計の観測上限は60メートル毎時だったという。
風が次第に強まり、記録紙から記録ペンがはみ出そうになったため、川邉さんらは回路に「抵抗」を入れて振れ幅を調整。必死になって何とか測った数値が「84.5メートル以上」だった。その後、記録機は気象庁に送られて検査され、記録上限は90メートル毎時までに改良されたという。それほどまでに前代未聞の災害だったのだ。
当時の室戸岬気象台の職員宿舎の写真も掲載しているが、瓦が一部落ちている。小学生の時に徳島県でこの台風を経験したという60代の男性は、「屋根瓦が飛びまくっていた。あんなすごい風の台風は後にも先にもない」と、恐怖の経験を語る。
しかし「第2室戸」も「伊勢湾」も50年以上前の災害のため、当時を知る人は少なくなっている。特に伊勢湾台風はピンとこないようで、ツイッターでは、
「伊勢湾台風ってなに」
「伊勢湾台風知らないのは俺だけなのか…」
「勢力がすごいことを表す例えに、『伊勢湾台風』はもうわからない人だらけ。わかりやすい例えに換えて欲しい」
といった声が出ている。
なお7月7日の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、台風8号が07年の「台風4号」と似ていると指摘している。上陸時の中心気圧945hPaは歴代10位の低さだが、「第2室戸」や「伊勢湾」は9月に発生しているため、7月に発生した台風としてはトップになる。
■西原さんが初優勝 100キロ級のシロカワゲット(八重山毎日新聞オンライン)
与那国島国際カジキ釣り大会閉幕
【与那国】第25回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(与那国町主催)は最終日の6日、シロカワカジキ109`1本の釣果があり、初日のバショウカジキ3本と合わせ計4本の釣果で幕を閉じた。表彰式後には、6時間かけて蒸し焼きにした100`級のクロカワカジキの丸焼きがふるまわれ、20分足らずでなくなった。
トローリングの部は、この日、シロカワカジキを釣り上げた与那国町の前西原好弘さん(49)=チームマリントップ、瑞宝丸=が初優勝。磯釣りは阿久津慎吾さん(36)が、中嶺正八さんの4連覇を阻止し、優勝を果たした。
6日は、台風8号の接近でリタイアする艇が出たため、初日より2艇少ない25艇が午前7時の号砲と同時に久部良漁港を出港。
前西原さんがシロカワカジキをゲットしたのは午前11時すぎ。その後は、久部良漁港の本部席に朗報は届かず、午後4時で競技終了となった。
大会出場は10年ぶりという前西原さんは表彰式で満面の笑み。「今回は那覇から兄弟や親戚などが来島し、妻や船長の夫人も同船し応援してくれたおかげで優勝できた。良いポイントを選択してくれた船長にもお礼を言いたい」と喜びを語った。
アトラクションでは、航空自衛隊音楽隊の演奏、宮良康正さんと長間孝雄バンドによるコンサートが行われた。
大会の成績は次の通り。
▽トローリング=@前西原好弘(チームマリントップ・与那国町)109`A植手章(チームイン・ザ・ミラー・愛知県)30`B岡田功(チームだけじゃねえテイジン・大阪府)29`▽大物賞=前西原好弘(マリントップ、与那国町)109`。
▽磯釣り=@阿久津慎吾(与那国町)33`A伊藤啓志(岐阜県)30.8`B仲嶺成八(与那国町)12.9`▽親子釣り@金城ファミリー2.9`A安里ファミリー2.1
14/07/06
■初日はバショウカジキ3本 与那国島国際カジキ釣り大会(八重山毎日新聞オンライン)
27艇参加、大物揚がらず
磯釣りは30・8`ガーラ
【与那国】第25回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(与那国町主催)は5日午前7時、カジキトローリングに出場する27艇が一斉に久部良漁港を出港し、競技がスタート。島周辺で大物カジキを狙った。その結果、20〜30`のバショウカジキ3本が揚がった。磯釣り部門では30・8`のガーラ(ロウニンアジ)が揚がり、まずまずの釣果となった。
大会最終日の6日はトローリングが午前7時、磯釣りは午前8時に競技がスタートする。5日の与那国地方は日中の温度は33度、南南東の風8b、波の高さ1〜1・5bのコンディションだった。
最初にカジキを釣り上げたのは、チーム「イン・ザ・ミラー」(智美丸)の植手章さん(45)=愛知県=。午後1時30分ごろ30`のバショウカジキを仕留めた。初出場した2008年に214`のクロカワカジキを釣り、大物賞を獲得したこともあるだけに、この日の獲物には納得いかない表情だった。
チーム「世美がえり」(暁丸)の当山喜一郎さん(61)=石垣市=は午後3時すぎに20`のバショウカジキを釣り上げた。「船長が船を替えてきょうが初航海。釣れてカリー(嘉利)を付けることができた」と喜んだ。
競技終了15分前、午後4時45分ごろにバショウカジキ29`を釣り上げたチーム「だけじゃねえテイジン」(市丸)の岡田功さん(50)=大阪府=は「明日は大物のクロカワカジキを狙いたい」と意欲をみせた。
事務局の稲蔵杉作さんは「漁師の人たちは海水温が高いため釣果が上がらないと話している。最終日は2桁いってほしい」と期待を寄せた。
一方、磯釣りの部は、昨年に続き2度目の出場の伊藤啓志さん(43)=岐阜県=が、南牧場近くのカバチ台からこの日最重量の30・8`のガーラを釣り上げ「取り込むのに20分以上かかった。疲れたが大満足」と充実の笑顔。北田俊嗣さん(57)由美さん(50)夫妻は、横浜市から3泊4日の日程で与那国観光に訪れ、急きょ磯釣り競技に参加。フグ、スズメダイなどを釣り、「初めて釣りをしたが楽しい。はまりそう」と笑顔だった。
競技終了後は、ステージでカラオケのど自慢やハワイアンフラ、琉球芸能団ゆらてぃくあしび、与那国出身の大城謙&与那覇歩さんによるコンサートも催されにぎわった。
■超大物にギョ!!琵琶湖で地引き網体験(京都新聞電子版)
琵琶湖に生息する魚について理解を深めてもらおうと、滋賀県近江八幡市沖島町の宮ケ浜で5日、地引き網体験が行われ、同市や大津市などの親子連れら約300人が参加した。網には体長1メートル超の大物もかかり、子どもたちから歓声が上がった。
近江八幡市の市民団体「琵琶湖お魚探検隊」が主催し、今回で7回目。網は同市の沖島の漁師が仕掛けた。
参加者たちは周辺を清掃した後、二手に分かれて網を引いた。網が岸に近づくと、大きな魚が水しぶきを上げて跳ね、参加者からどよめきが起こった。
大物の正体は体長1・3メートルほどのソウギョで、小さな子どもと変わらない大きさ。網が上がると早速子どもたちに囲まれた。東近江市川合町から親子で参加した坂谷清太君(8)は「網が近づくと重くなった。ソウギョはヌルヌルしていた」と話していた。
この日は外来魚のオオクチバスとブルーギルのほか、在来魚のギンブナやハス、オイカワなどが捕れ、同隊メンバーがそれぞれの特徴や生態を説明した。
■嘉田県政賛否で投票先が二極化 滋賀県知事選(京都新聞電子版)
13日投開票の滋賀県知事選を前に京都新聞社が実施した世論調査で、すでに投票先を決めている有権者のうち、嘉田県政を評価する人では三日月大造候補、評価しない人では小鑓(こやり)隆史候補がそれぞれ半数以上の支持を集め、嘉田県政の継続か、転換かを問う構図が浮き彫りになった。
嘉田県政を「評価する」のは63・4%、「評価しない」は25・3%、「分からない・無回答」は11・3%だった。30〜60代女性の7〜8割が評価し、大津市や湖東地域で高い。
「評価する」と答えた人の予定投票先は三日月候補が6割近くに上り、小鑓候補が3割弱、坪田候補が1割未満にとどまる。一方、「評価しない」と答えた人で見ると、小鑓候補が7割近くを占め、三日月、坪田両候補を大きく引き離している。
今回知事選では、4年前に再選された嘉田知事が獲得した過去最多の約42万票の行方が注目され、県政継承を掲げる三日月候補と、転換を目指す小鑓、坪田両候補が激しく競っている。前回知事選は参院選との同日選で投票率が61・56%と近年の知事選としては高かったため、投票率が大きく影響しそうだ。
■三日月、小鑓氏競り合う 滋賀県知事選、坪田氏が追う(京都新聞電子版)
滋賀県知事選(13日投開票)を前に、京都新聞社は5日までの3日間、県内の有権者を対象に世論調査を実施し、これまでの取材を加えて情勢を分析した。いずれも無所属新人で、元衆院議員の三日月大造候補(43)と元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史候補(47)=自民党、公明党、日本維新の会県総支部推薦=が競り合い、共産党県常任委員の坪田五久男候補(55)=共産推薦=は伸び悩んでいる。投票先をまだ決めていない人が4割に上り、情勢は今後、変化する可能性がある。
三日月候補は民主党を離党し、政党推薦を受けていないが、民主支持層の9割近くを固め、無党派層の支持の強さが目立つ。地盤の草津市を中心に県南部でリードしている。
小鑓候補は自民支持層の8割近く、公明支持層の9割を固めたが、無党派層で遅れをとっている。保守地盤の県北部ではリードしているが、他地域で競り負けている。
坪田候補は共産支持層の7割に浸透しているが、他党支持層や無党派層への広がりを欠いている。地域別でも他候補に引き離されている。
今期限りで退任する嘉田由紀子知事の2期8年の県政については「評価する」が6割を占めた。投票先を決めている人で比べると、評価する人の6割近くが三日月候補を選び、評価しない人の7割近くが小鑓候補を選ぶ傾向がみられた。
<調査方法>3〜5日に滋賀県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける方法で、有権者がいる1475世帯につながり、うち1009人から有効回答を得た。
14/07/05
■カジキ釣り大会 88チームが大物狙う すさみ町近海(紀伊民報AGARA)
和歌山県すさみ町近海で5日、日本最大級のカジキ釣り大会「第20回記念大会すさみビルフィッシュトーナメント」が始まった。大物を狙い88チームが出場、正午までに6匹が釣り上げられた。5、6日の総重量で競う。
町や商工会、観光協会、漁協などでつくる「すさみスポーツフィッシング大会実行委員会」が、地元活性化を目的に開いている。
5日午前6時に競技がスタート。クルーザーが一斉にすさみ港を出港した。間もなく、本部に「ヒット」を伝える無線が入り、8時台に相次いでカジキが釣り上げられた。ヒットは沖合27〜37キロ付近で多かった。
兵庫県姫路市のチーム「ジュエル・イノウエ」は、午前10時前に帰港し、重さ48キロのクロカワカジキを検量した。釣った井上健次さん(53)は「このローズ号(船)でなかなか釣果が出ていなかったが、大会で釣れて良かった」とすぐに再出港した。
同町沖は全国有数のカジキ釣りのスポット。今年も大分県や愛媛県、岡山県、東京都など全国から約300人が参加している。
■外来魚釣って江津湖守れ! 熊本市が条例案(YomiuriOnLine九州発)
熊本市は、在来種の生態系を脅かす外来魚を減らすため、中央、東両区にまたがる江津湖で原則禁じている釣りを、外来魚に限って解禁する新条例の素案をまとめた。オオクチバスなど6種類を指定し、釣った後の再放流(キャッチ・アンド・リリース)を禁じ、市が設置する回収箱に入れるよう定める。
市環境共生課によると、江津湖では、市が外来魚を駆除しているが追いつかず、環境省のレッドリストで絶滅危惧1B類に指定されているオヤニラミ、準絶滅危惧種のヤリタナゴやカワヒガイといった在来種の成体や卵が減少している。
外来生物法は、特定の外来魚の飼育や放流などを禁じているが、釣った後の再放流に関する規定はない。市は、市都市公園条例で規制している江津湖での釣りについて、条例を設けて外来魚の駆除目的に限って緩和することにした。
条例で指定する外来魚は〈1〉オオクチバス(通称ブラックバス)〈2〉ブルーギル〈3〉カダヤシ〈4〉ナイルティラピア〈5〉ジルティラピア〈6〉カムルチー――の6種類を予定。〈1〉〜〈3〉は、外来生物法で特定外来生物とされている。
素案では「指定外来魚以外の魚類を誤って捕獲した場合は、速やかに放流すること」としたうえで、指定6種類を釣った際には、市の指定回収箱などに入れるよう求めている。外来魚を再放流し、市の指導などに従わない悪質なケースは氏名を公表することもある。
9月定例市議会に提案し、来年4月の施行を目指している。
同課は「市民にも駆除に参加してもらって外来魚を減少させる。回収箱に集めた外来魚は堆肥化するなどして有効に利用したい」としている。
14/07/04
■ネットでも3候補火花 滋賀県知事選、反響生かし作戦も(京都新聞電子版)
インターネットを使った選挙運動の解禁から初となる滋賀県知事選(13日投開票)で、各候補は新たな情報発信と有権者との接点拡大に工夫を凝らしている。3候補ともホームページに加え、交流サイトのフェイスブックや短文投稿のツイッターなどで毎日の動きや人柄、政策などをきめ細かく発信しており、有権者の反響をリアルタイムでつかめる利点を生かして選挙後半の作戦を練っている。
小鑓(こやり)隆史候補は、県内外でネット選挙を手掛けてきた専門担当者を配置。重視するのはフェイスブックの発信時刻で、内容を目にし拡散してもらいやすいよう通勤時や帰宅後の時間帯に人柄や活動報告を掲載する。毎回500人前後の反応があり、担当者は「有効に機能している」とみる。後半に向け政策を伝える映像や対談なども追加する。
坪田五久男候補はホームページとツイッターを連動させ、自ら各地での訴えや、有権者の激励などのエピソードをこまめに発信。フェイスブックには一日の活動まとめと支援者有志が撮影した演説動画も載せている。選対は閲覧者の反応をチェックし、「午前中に関心が高かった内容を調べ、午後の演説で訴えの比重を変えることも」という。
三日月大造候補はホームページで活動日程や政策を幅広く掲載。各地での演説をネット中継し、短く編集した映像を動画投稿サイトでも公開している。演説会を参加者がスマートフォンなどで撮影し、自らのフェイスブックなどで広めてくれることも多いといい、選対は「ネットでも草の根型の選挙を目指したい」としている。
■梅雨ようやく本降り 6月は滋賀県内7カ所で最少雨量(msn産経ニュース)
県内は3日、上空に湿った空気が流れ込んだ影響で、梅雨入り以来、各地で初めてまとまった雨を記録した。6月は記録的な少雨だったが、この日は朝から雨となり、時折強く降る一日となった。
彦根地方気象台によると、大津市では午前9時ごろから雨が降り始め、午後6時までに19ミリの降水量を記録。6月4日に梅雨入りして以来、初めてまとまった雨が観測された。午後から雨脚が強くなった市内では、学生や会社員らが傘を差して足早に帰宅する姿がみられた。
このほか、県内各地の降り始めから午後6時までの雨量は、近江八幡市=19・5ミリ▽高島市今津=17ミリ▽彦根市=15ミリ−など。
今シーズンは梅雨入り後、偏西風が不安定だったため、梅雨前線が停滞せず、6月は記録的な少雨となった。大津市の1カ月間の降雨量が、昭和53年のアメダスでの計測開始以降、最も少ない47ミリ(平年229・2ミリ)となるなど、県内12カ所の計測所のうち7カ所で6月の最少雨量を記録した。
同気象台によると、梅雨前線の停滞で、県内は4日の明け方まで雨が続くと予想されている。7月には偏西風が安定し、梅雨前線が近畿付近に停滞するため平年並みの降水量となる見込み。
■候補者に聞く 三日月大造氏(43)=無新(msn産経ニュース)
知事選に立候補している3氏は、県政のさまざまな課題についてどんな考えを持っているのか。3人に同じ質問を8つ尋ね、各項目とも200字程度で回答してもらった。
◇
【問1】雇用と経済活性化のための具体策は
研究開発型企業や内需型企業を誘致するとともに、環境技術や医療介護機器開発など、県内企業の技術開発の取り組みを支援する。健康創生特区制度の活用を図り、エネルギー関連事業や水環境ビジネスも重視。中小企業・小規模事業者には優先的にきめ細かく支援し、地域経済の活性化を図る。雇用対策は「おうみ若者未来サポートセンター」や「滋賀マザーズジョブステーション」などを活用して、相談から就職までの一貫した支援を続ける。
【問2】子育て施策を含む福祉行政について
仕事と子育ての両立を支援し、子どもを産み、育てやすい環境づくりのため、結婚から妊娠、出産、育児まで切れ目のない多様な支援をし、子育てを支える。特に、待機児童を解消するため、認定こども園や保育所、放課後児童クラブなど、量の拡充と保育人材の確保、研修事業など質の向上を図る。また、「健康づくり推進条例」を制定し、高齢者の元気づくり支援と食と運動の充実、社会参加の推進により「健康長寿日本一の滋賀」を目指す。
【問3】観光など滋賀のPR戦略はどうか
滋賀県は歴史・文化遺産と豊かな自然の宝庫。「観光立県・しが」への新たな観光振興ビジョンを策定し「ようこそ滋賀」キャンペーンを展開する。湖上スポーツ、農山漁村体験、芸術鑑賞などができる教育旅行や体験観光、環境観光をキーワードに全国・世界から琵琶湖への観光誘客を推進し、そのためのWi−Fiなどの環境整備や米原駅の観光物産センターの整備を行う。東京での滋賀ブランドの発信・交流機能の強化を図る拠点を整備する。
【問4】環境保全に対しての取り組みは
琵琶湖の水質保全と生態系の再生のために、琵琶湖環境研究推進機構による総合的な政策研究を行い、アユやフナなどの在来魚介類の復活を目指す。また、外来水生生物の徹底駆除と有効利用、生態系に配慮した水源林管理の仕組みの創設と県産木材の利用拡大、内湖の再生に取り組む。併せて、琵琶湖と人との関わりを再生していくために、「マザーレイクフォーラム」を推進するとともに、琵琶湖博物館のリニューアルに取り組む。
【問5】流域治水を含む防災対策について
万一の洪水に備え、ダムだけに頼らない流域治水を推進する。土砂災害警戒区域の対策や川の治水機能向上の観点から河川改修をし、想定浸水深などの水害リスクを「見える化」した安全度マップに基づく、土地利用計画や避難計画を策定し、住民の理解と参加により水害に強い地域づくりを進める。また、高校や警察署などの公共施設の耐震化を平成29年度までに完成させる。併せて、消防団や自主防災組織の充実に市町とともに取り組む。
【問6】将来を見据えた交通施策の方針を
将来、北陸新幹線が米原ルートで東海道新幹線に接続すること、リニア中央新幹線が大阪まで開業することをふまえ、東海道新幹線の米原−京都駅間の新駅の必要性と負担について県民参加で議論する必要がある。それには栗東地域の後継プランの完遂と米原駅の徹底活用が大前提。また、国道1、8、161号などのバイパス整備や小谷城、黒丸などでのスマートICの増設、風で止まらない湖西線への対策やJR草津線の利便性向上に取り組む。
【問7】原発・エネルギーシフトに対する考えは
放射性廃棄物の処理の見通しが立たない中での原発再稼働は、次世代への無責任なツケ回しだ。「卒原発」の立場から、できるだけ早く原発を卒業し、安全・確実な廃炉対策と原発に依存しないエネルギー政策の確立を国に求める。県でも、地域主導で太陽光、太陽熱、小水力などの再生可能エネルギーの利用促進やエコタウン整備、省エネ・畜エネの推進に取り組み、エネルギー関連産業による地域経済の活性化と雇用拡大を図る。
【問8】関西広域連合との関わり方について
発足から3年が経過する中で、広域防災では災害時の応援・受援の体制が整い、関西全体の災害対応力が確実に向上するとともに、電力不足に対しても節電目標を立てて乗り切ることができた。また、環境面でも広域でカワウなどの駆除に取り組み、個別の府県対応よりも大きな効果をあげることができた。今後も連携を強化・発展させ、琵琶湖・淀川の統合的流域管理や来年度からの京滋ドクターヘリの共同運航を実現させる。
14/07/03
■知事選政見放送(滋賀報知新聞ネット版)
=テレビ・ラジオで=
◇全県
十三日の投票日に向けて激しい選挙戦が繰り広げられている県知事選の政見放送が、三日からテレビ、ラジオで始まる。三人の立候補者が、それぞれの政策や公約などを五分半で訴える。有権者の大切な一票の参考に。放送予定は次の通り。
《NHK総合テレビ》 三日午後十時五十五分―十一時十五分▽七日午前六時十分―六時三十分
《同ラジオ第一放送》 四日午前七時二十五分―七時四十五分▽九日午後〇時三十分―〇時五十分
《びわ湖放送テレビ》 八日午後六時二十七分―六時五十二分▽九日午後六時二十七分―六時五十二分▽十日午後七時二十七分―七時五十二分
《KBS京都ラジオ》 三日午後九時三十分―九時五十五分
■政権総ぐるみで絨毯爆撃(滋賀報知新聞ネット版)
=盛り上がり見せる13日投開票の知事選=
競り合う小鑓氏と三日月氏
大編隊を組んだ大型爆撃機が一斉投弾する「絨毯(じゅうたん)爆撃」とは、このことを言うのだろう。元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史候補(47)=自民、公明、日本維新の会県総支部推薦=の応援のため、自民党の石破茂幹事長など党本部幹部や閣僚級の国会議員が連日湖国入りし、最終的には「国会議員は延べ二百人」(小鑓陣営の吉田清一・選対本部長)に達する"空前絶後"の政権総ぐるみ選挙だ。【石川政実、高山周治】
●凄惨なオセロゲーム
相手の駒をひっくり返して陣地を奪い取るオセロゲーム。それを見せつけたのが、先月二十二日に大津市民会館で開かれた小鑓氏の決起集会だった。“ガンバローコール”で壇上に上がったのは、なんとJR西日本の佐々木隆之会長ら同社幹部だった。
三日月大造候補(43)の衆院議員時代(民主党)は、JR西日本の組織候補として労使ぐるみで応援してきたのが、今回は、会社が小鑓氏、労組が三日月氏と分断されたのだ。
自民党中堅県議は「党本部が日本経団連を通じてJR西日本に要請したのだろう」と受け止めていた。
県内入りした国会議員は、三月の麻生太郎副総理から延べ百人を超え、閣僚も甘利明・経済再生担当大臣、茂木敏充・経済産業大臣など枚挙にいとまがない。
党本部が直接、各界トップに支持を要請する一方、各業界・職域団体とつながりの強い国会議員が来県して、支持浸透を徹底している。
先月二十三日、県建設業協会の総会で、同業界候補の脇雅史参院議員が「全国に先駆けて(国から予算を)持って来るぞ、とならないといけない。そのため にも知事選はがんばらんといけない」とゲキを飛ばした。
●譲れない"卒原発"
さらに小鑓陣営が虎視眈々(こしたんたん)と狙っているのが関西電力票。
段階を踏んで原発をゼロにする「卒原発」を掲げる嘉田由紀子知事を継承する三日月氏。同氏が関電滋賀支店幹部に出馬のあいさつに行ったところ、「“卒原発”では、労使とも今回は応援するわけにいかない」と突き放されたという。
これに対し三日月氏は「“卒原発”は絶対に譲れない。会社が応援しないのは承ったが、会社が労組まで応援させないのは僭越(せんえつ)ではないか」と応酬。その後、関電労組から「今回は推薦できない。だが連合滋賀が三日月氏を推薦することに異は唱えない」との連絡が入った。
しかし連合滋賀の松元光彦本事務局長は「関電労組が小鑓氏に走ることはまずない」と意に介さない。
三日月陣営の政策集団「チームしが」幹事長の今江政彦県議は「閣僚級が来て、自民の推薦する知事でないと補助金が出ないと言うのは、利益誘導型の金権政治復活だ」と憤る。
「中央からやみくもに人を呼ばず、地道に嘉田県政継承を訴えていく」と嘉田頼み。五日、六日は、市民団体等が七夕集会を開く。
●防衛と防災の要
「石破茂・自民党幹事長が先月二十六日、草津市内で行った出陣式で、『滋賀は防衛と防災の要』と訴えたが、防衛とは饗庭野(高島市)の自衛隊駐屯地、防災とは福井県の原発に対するものだ。福井県の隣接県(滋賀県)の知事は原発推進であるべきと本音が出た」と指摘するのは、共産党県常任委員の坪田五久男候補(55)=共産推薦=の選挙母体、“明るい滋賀県政をつくる会”の清水俊朗事務長。
日本を戦争する国に変える集団的自衛の閣議決定で、沖縄の基地軽減のために饗庭野が要になると警戒する。
先月十日に応援弁士で訪れた元日弁連会長の宇都宮健児氏も「集団的自衛権が容認されれば、今後は戦死者が出る」と警鐘を鳴らした。
また安倍政権は原発推進のために福井県の原発再稼働が至上命令で、政権挙げて小鑓氏を応援をしていると見る。
「今後は、知事選であっても国政の問題である憲法に反した集団的自衛権の問題、脱原発、県政では新幹線新駅よりもくらしの予算―の三点を中心に訴えていく」構えだ。
この三日には副委員長の市田忠義参院議員が応援弁士として駆けつける。
なお、選挙の中盤戦は、小鑓氏と三日月氏が激しく競り合い、これを坪田氏が追い上げる展開だ。
■知事選アンケート(滋賀報知新聞ネット版)
=2=
滋賀報知新聞社は、知事選(十三日投開票)の候補者に対して、県政課題についてアンケートを実施した。
民主党2030年 原発ゼロ方針
民主党は2030年までに原発ゼロを目指すとしているが、賛成か、それとも反対か
小鑓 隆史氏 ×反対 将来的に原発への依存度を下げていくべきだと考えるが、具体性のない期限を無責任に国民に示すべきでない。
坪田五久男氏 ×反対 現在、全国の原発は稼働しておらず、電気不足も起きていない。このまま再稼働せず廃炉にするのが現実的だ。
三日月大造氏 〇賛成 再稼働に伴う自然汚染や生活破壊のリスク、核のごみ処理末解決で次世代先送りの倫理的課題等があるので。
TPP参加
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に日本が加わることに賛成か
小鑓 隆史氏 △どちらでもない TPP交渉については国益にかなうよう国において進められるべき。県内に影響がある分野の対策は求めていく。
坪田五久男氏 ×反対 TPP参加で、食糧自給率は27%に低下する。食糧安保の観点からもこのような亡国の道は許されない。
三日月大造氏 △どちらでもない 包括的な経済協定は一定止むを得ないと考えるが、近江米や近江牛が打撃を受けないための産地振興策が必要。
近江米・近江牛の振興
近江米、近江牛などの振興をどのように進めるか
小鑓 隆史氏 多様な担い手を育成するともにブランド力を高め、6次産業化やジェトロ等と連携した海外展開を支援する。
坪田五久男氏 米をはじめとする農産物の価格保障を中心に、所得補償を組み合わせた施策を推進するよう国に求める。
三日月大造氏 輸入産品と競合しないよう、安全性や食味水準等、品質向上への支援を強化し、同時に海外販路の拡大に努める。
新幹線新駅の適地
北陸新幹線米原ルートが決まれば新幹線新駅が必要と県はしているが、どの地域が適地か
小鑓 隆史氏 栗東新駅の後継プランが道半ばであること等も考慮し、今後、県民の間で幅広い議論を尽くすべき課題である。
坪田五久男氏 「新駅建設はオール自治体負担、国やJRは負担しない。在来線を守り、安全な輸送確保こそ最優先すべき」として、建設そのものに反対。
三日月大造氏 どの地域が最適か、県全体で改めて議論する必要がある。
滋賀国体への準備
2024年、県内開催の国体に向けての施設整備やスポーツの強化をどのように進めるか
小鑓 隆史氏 主会場整備を進めるとともに必要な施設整備を早急に検討する。次世代の育成等、競技力向上に力を入れていく。
坪田五久男氏 主会場は原則として新設は行わず、既存施設を有効活用する。開催県優勝にこだわるスポーツ強化策はとらない。
三日月大造氏 各競技会場を早期に選定し、市町と協力してサッカーなどプロの試合が観戦できる環境整備を急ぐ。若手アスリートの発掘育成も図る。
■候補者に聞く 坪田五久男氏(55)=無新(msn産経ニュース)
知事選に立候補している3氏は、県政のさまざまな課題についてどんな考えを持っているのか。3人に同じ質問を8つ尋ね、各項目とも200字程度で回答してもらった。
◇
【問1】雇用と経済活性化のための具体策は
安定した雇用を拡大するためにも「ブラック企業規制条例」を制定する。最低賃金時給千円を目指し、国に強く求める。「官製ワーキングプア」の労働条件を改善する。県の仕事を受注する事業者との間で結ばれる契約に「最低賃金千円以上」などを定めた公契約条例を制定する。滋賀の地域経済を支える中小企業の経営を応援するため、生活関連公共事業を地元企業に発注する。住宅リフォーム助成制度を拡充し、商店街リフォーム制度を創設する。
【問2】子育て施策を含む福祉行政について
子供の医療費無料制度を、中学卒業まで拡大する。県内の保育所待機児童数は1044人で、全乳幼児に占める待機児童の比率は全国ワースト4位。その早期解消を目指す。障害児を含む学童保育体制の抜本強化を図る。障害者福祉を充実するとともに、障害者差別禁止条例(仮称)を制定する。介護保険料・利用料について、県独自の補助を行い、利用者の負担を軽減する。特別養護老人ホームの待機者解消のため増設を国に求める。
【問3】観光など滋賀のPR戦略はどうか
世界遺産の延暦寺をはじめ、三井寺や石山寺、湖東三山の名刹や湖北の仏像彫刻など、滋賀県が誇る文化財は多い。重要文化財指定件数では、滋賀県は全国4位。こうした重要文化財群をいかす方策をとる。日本一の琵琶湖とそこに広がる豊かな自然環境は、滋賀県そのもの。琵琶湖の知名度は、滋賀に関するものの中では圧倒的で、湖上観光、フナずしなどの豊かな食文化と合わせて、魅力ある滋賀を発信していく。
【問4】環境保全に対しての取り組みは
琵琶湖の水質は長年にわたり「横ばい」といわれているが、生活環境にかかる7項目の環境基準に照らすと、湖北・湖南の各定点のうち達成しているのは、湖北でCODとTP(全リン)の2つだけ。他は全部達成していない。水質回復のためには、内湖の復元・再生、ヨシ群落の保全拡大、下水道整備の促進、「湖の母」といわれる森林の維持管理などが必要だ。琵琶湖の価値にふさわしい総合的な対策を国が責任を負うよう求めたい。
【問5】流域治水を含む防災対策について
昔からの知恵として、県内各河川に残っている調整池や二線堤などを取り入れた河川改修を、急いで進める。水害による人命を失う事態をなくすため、流域治水の考え方で、住民とともに水害に対する防災意識を強めていく。琵琶湖の水位を合理的に管理することを国に強く求める。県流域治水条例には「ダムなど」と盛り込まれているが、ダム頼みでは、ダムが支えきれなくなったとき被害を大きくするので、改正する。
【問6】将来を見据えた交通施策の方針を
東海道新幹線新駅計画に反対する。むしろ東海道新幹線の地震・津波対策の強化を国とJRに求める。北陸新幹線計画については、在来線の経営がJR西日本から切り離されないよう、JRなどに求める。草津線の複線化、湖西線の強風対策などの改善を求める。高齢化に対処して、コミュニティーバスなど市町と協力して住民の足を守るための取り組みを進める。生活道路・自転車道路の整備で暮らしに根付く交通ネットワークをつくる。
【問7】原発・エネルギーシフトに対する考えは
福島第一原発事故は、原発と日本の安全・安心が両立しないことを鮮明にした。5月の福井地裁判決は、命を基礎とした人格権に対し、原発稼働は劣位にあるとし、安全神話を厳しく排して差し止めを命じた。若狭原発をはじめ日本中の原発再稼働は許さない。ただちに廃炉にすることを求める。エネルギーは原発に依存せず、太陽光や風力、小水力発電など再生エネルギーにシフトする。それは地域経済を活性化させることにもなる。
【問8】関西広域連合との関わり方について
関西広域連合は、「アジアのハブ機能を担う新首都・関西」をうたうように、大阪を中心とした大規模開発をねらってつくられたもの。また、広域連合の議会も有権者の意思を公正に反映していない。実際には大飯原発再稼働や、米海兵隊オスプレイ訓練などを滋賀に押しつける役割を果たした。このような、大阪中心の関西広域連合に参加する必要はない。奈良県は参加していないが、奈良の発展の障害になってはいない。
■ガソリン高騰止まらず…5年9か月ぶりの水準に(YomiuriOnLine)
中東情勢の悪化などを受けてガソリン価格の上昇が続いている。
資源エネルギー庁が2日に発表した全国のレギュラーガソリンの平均価格(6月30日時点、1リットルあたり)は、前週より1円高い168・4円と10週連続で上昇し、5年9か月ぶりの高値だ。軽油や重油なども値上がりしており、景気への影響が懸念される。
ガソリン価格は2008年8月に1リットルあたり185・1円の史上最高値を記録した。現在は08年9月下旬以来の水準で、1年前と比べ約17円、2年前と比べ約29円値上がりした。
背景となっているのは、原油価格の上昇だ。埋蔵量で世界5位のイラクでは、油田周辺で軍と過激派組織の戦闘が続いている。ウクライナ情勢の緊迫化で、ロシアから欧州へのエネルギー供給が滞る懸念もくすぶる。投機マネーが原油市場に流れ込んだ08年当時とは状況が異なり、三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部の芥田知至(あくたともみち)主任研究員は「イラン、リビアなどの情勢も不安定で、原油価格は当面、高値で推移する」と予想する。
国内要因では、4月に消費税や地球温暖化対策税の増税で、ガソリン価格は1リットルあたり約5円上昇した。
14/07/02
■ガソリン10週連続値上がり 168円、イラク情勢緊迫(47NEWS)
経済産業省資源エネルギー庁が2日発表した6月30日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前回調査(6月23日)と比べ1円高い168円40銭となった。値上がりは10週連続で、5年9カ月ぶりの高値水準が続いている。産油国のイラク情勢の緊迫化が背景にあり、1円以上の値上がり幅は、消費税増税の影響を除けば約11カ月ぶり。
調査した石油情報センターによると、イラクでの政府軍とイスラム過激派の戦闘激化などを受けた先行きの供給懸念で、原油価格が上昇。このため国内の石油元売り各社が卸価格を引き上げ、販売店でも小売価格に転嫁する動きが広がった。
■ガソリン価格上昇続く、レギュラー168.4円…前週比1.0円高(Responce)
資源エネルギー庁が7月2日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、6月30日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から1.0円上昇し、1リットル当たり168.4円となった。
地域別では、北海道で1.8円、中部で1.7円、関東で1.2円、中国で1.0円、東北で0.9円、九州・沖縄で0.7円、近畿で0.6円、四国で0.4円、全地域で大きく上昇した。
ハイオクガソリンは1.0円上昇して179.2円、軽油は0.9円上昇し146.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月2日のレギュラーガソリンの全国平均価格は162.8円/リットル、ハイオクは173.4円/リットル、軽油は136.7円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■びわ湖の日:各地で清掃(毎日jp滋賀)
東近江市では市民ら約350人が参加し、伊庭内湖周辺や栗見新田町、栗見出在家町の湖畔を清掃した。能登川地区まちづくり協議会や伊庭内湖を守る会など市民団体のメンバーらが空き缶などを拾った。また、能登川漁協は漁船を使い、湖上から清掃を手伝った。
近江八幡市では市民らが湖岸道路に落ちているごみを...
■6月の近畿は記録的少雨…梅雨前線、北上せず(YomiuriOnLine)
6月の近畿地方の降水量が平年の39%にとどまり、1946年の統計開始以来、最も少なかったことが気象庁のまとめでわかった。6月4日に梅雨入りしたものの、梅雨前線が北上せず、少雨になった。農作物への影響を懸念する声が出始めているが、7月は梅雨らしくなると予想されている。
6月の降水量は、大阪府豊中市で平年の20%、大津市21%、神戸市26%、奈良県吉野町28%、京都市29%などと軒並み少なかった。
大阪管区気象台などによると、記録的少雨の原因は、偏西風が例年より南寄りを吹き、これに沿って梅雨前線が日本列島から離れた南側に停滞したため。この影響で近畿のほか、中国(6月平年の53%)、東海(同57%)も空梅雨となった。一方、関東や北日本では、低気圧や上空の寒気の影響で例年より雨が多かった。
露地ナスの出荷がシーズンを迎える京都府長岡京市では6月の降水量は平年の26%。市内にあるJA京都中央の担当者は「例年よりひと回り小さい状態。しっかりと育つにはもう少し雨がないと」と心配する。
大阪市立長居植物園(東住吉区)では、ヘチマなど毎日のように水やりが必要な植物も。職員は「いつもならこの時期、雨任せなのに。水道代はかさむし、手間もかかる」と気をもむ。
同気象台の予報では、近畿は3日から天気が崩れる見込み。梅雨前線は徐々に北上し、7月の降水量は平年並みか多いとしている。
■びわ湖の日、琵琶湖岸で450人清掃活動 大津(asahi.com滋賀)
「びわ湖の日」の1日、大津市打出浜の琵琶湖岸を清掃する活動があった。県職員や会社員ら約450人が参加し、ペットボトルやたばこの吸い殻、湖岸に打ち寄せられた木々など計140キロを拾って集めた。
今回初めて参加したという、湖南市菩提寺北6丁目の会社員植西悠介さん(22)は、小さいころ高島市などの湖西地区で釣りをするなどして湖に親しんできた。「思っていたよりゴミが落ちていなかった。琵琶湖をもっときれいにして守っていきたい」と話した。
■彦根城のオニバス救え 自生地でアカミミガメ駆除(asahi.com滋賀)
彦根市の天然記念物オニバスの自生地・彦根城中堀で、オニバスを食べているとみられるミシシッピアカミミガメの駆除活動があった。市と県立大の協力で初めて実施し、13匹が捕獲、駆除された。市は生態系への影響を見ながら駆除を進めていくという。
オニバスはスイレン科の一年草で、2010年に市の天然記念物に指定された。県内唯一自生していた彦根城の中堀では2年前から見られなくなった。
昨年、県立大の調査で、中堀に推計約100匹のアカミミガメがすみ、アメリカザリガニとともにオニバスの芽を食べている可能性が高いことがわかった。アカミミガメを全部駆除するとザリガニが増える可能性があり、駆除を一部にとどめた。
■なぜ爆発的繁殖!?「オオバナミズキンバイ」を重機でゴッソリ駆除 琵琶湖(msn産経ニュース)
琵琶湖の環境を考える「びわ湖の日」の1日、滋賀県内の企業や団体、行政機関が湖岸や漁場などで一斉清掃を行った。同県守山市山賀町の小津袋内湖では、爆発的に繁殖する外来植物のオオバナミズキンバイを駆除。これまで人力中心だった刈り取り作業に、県が重機を試験導入して効果を確かめた。
琵琶湖のオオバナミズキンバイは平成21年に同市で初めて確認され、繁殖域は昨年末時点で南湖の約6万4千平方メートルに拡大。水面を覆ってしまうため、ヨシの生育や固有魚の産卵などを阻害している。ちぎれた茎からも根を出すことから、昨年度は茎や根を残さないよう人の手でていねいに刈り取っていたが、作業効率の悪さが問題だった。
県自然環境保全課はこの日、重機を使った作業を試行。特製の熊手を水中に差し入れて重機で引っ張り、付近のオオバナミズキンバイを湖岸に寄せ集め、重機で一気に岸へ上げていた。同課は「効率的に作業を行えた」と手応えを感じていた。
14/07/01
■滋賀県知事選各候補が見解 集団的自衛権「閣議決定」(京都新聞電子版)
安倍晋三内閣が1日、集団的自衛権の限定的な行使を認める方針を閣議で決定したことについて、滋賀県知事選に立候補している無所属新人の3人が取材に対して考えを示した。
元内閣官房参事官の小鑓隆史候補=自民党、公明党、日本維新の会県総支部推薦=は「国際情勢の変化を踏まえ、集団的自衛権の検討が必要なことは理解するが必要最小限であるべき。具体的な行使の内容が重要で、今後の国会で十分議論してほしい」とした。
共産党県常任委員の坪田五久男候補=同党推薦=は「憲法9条で戦争をしないと誓った日本を、海外で戦争をする国へと道を開いた。中身もやり方もむちゃくちゃで怒りがこみ上げる。知事選が憲法破壊の安倍政権に審判を下す場となった。大争点だ」とした。
元衆院議員の三日月大造候補は「閣議決定による集団的自衛権をめぐる憲法解釈の便宜的、意図的な変更は、立憲主義を無視したやり方。国の安全と国民の生命にかかる重大な問題であるにもかかわらず、開かれた議論が行われておらず、許されない」とした。
■“琵琶湖の夏”到来 大津の9水泳場で浜開き(京都新聞電子版)
大津市内の水泳場で1日、合同の浜開きがあり、夏本番を前に琵琶湖のレジャーシーズンが幕開けした。同市南小松の近江舞子中浜水泳場では開設式が行われ、爽やかな青空の下、地元の幼稚園児がさっそく水遊びを楽しんだ。
浜開きしたのは旧志賀町にある水泳場9カ所。北小松水泳場は5日、真野浜水泳場は12日からそれぞれ運営を始める。市によると、市内計11カ所の水泳場には毎年約13万人の行楽客が訪れるという。
近江舞子中浜水泳場の開設式には志賀観光協会員や大津北署員ら約50人が参加し、安全を祈願する神事を営んだほか、水難救助訓練も実施した。
その後、志賀北幼稚園(同市荒川)の園児34人が一斉に湖に入り、泳いだり魚をつかまえたりしていた。船橋一翔ちゃん(4)は「気持ちいい。きれいな模様の石をたくさん取った」と満足げだった。
同水泳場では26日に大津志賀花火大会が催される。遊泳は8月末まで(北小松水泳場は8月23日)。
■水質調査:琵琶湖の水浴場、問題なし 県が9カ所調査(毎日jp滋賀)
琵琶湖が水泳客らでにぎわうのを前に県は、利用客の多い主要水浴場9カ所11地点の水質調査の結果を発表した。泳ぐのに適さない「不適」はなかった。病原性大腸菌O−157はどこからも検出されなかった。 調査は5月12〜22日に実施。油膜、透明度などで...