琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2014/09)

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14/09/30

■琵琶湖の南にメガソーラー40カ所、市民共同発電の勢いも加速(スマートジャパン)
全国の自治体の中で原子力災害対策に最も力を入れているのが滋賀県である。再生可能エネルギーの導入にも取り組み、災害に強い分散型の電力供給体制を拡大中だ。平坦な土地が広がる琵琶湖の南側を中心に、地元の企業によるメガソーラーや市民共同出資の太陽光発電所が急速に広がってきた。[石田雅也,スマートジャパン]
 滋賀県の北部は福井県に近く、最寄りの原子力発電所から10キロメートル余りの距離にある。そのため県民のあいだでは災害の発生に対する不安が大きい。2013年11月に県が実施した調査でも6割の県民が「日常において原子力災害の発生を気にしている」と回答した。災害対策として北部を中心に放射線量を測定するモニタリングポストを設置する一方、企業や市民が率先して再生可能エネルギーの導入に取り組んでいる。
 2014年8月までに稼働したメガソーラーは29カ所にのぼり、さらに工事・計画中を加えると48カ所に拡大する(図1)。いずれも2013年以降に運転を開始した新しい発電設備ばかりだ。大半は琵琶湖の南側に広がる平野部に集まっていて、県内に本社や事業所を構える企業のプロジェクトが圧倒的に多い。
 とりわけ規模の大きいメガソーラーの工事が琵琶湖の中で始まっている。場所は下水浄化センターを新設するために県が埋め立てた「矢橋帰帆島(やばせきはんとう)」にある。島の南側で以前はパークゴルフ場があった約10万平方メートルの平坦な土地を活用する(図2)。
 滋賀県内で3つの工場を運営する京セラグループが県から土地を借り受けて、合計3万4000枚の太陽光パネルを設置する計画だ。発電能力は滋賀県で最大の8.3MW(メガワット)になる。年間の発電量は850万kWhを見込んでいて、一般家庭で2300世帯分に相当する。運転開始は2015年9月を予定している。
 現在すでに稼働中のメガソーラーでは、ファクトリーオートメーションのダイフクが滋賀事業所の敷地内に建設した「ダイフク滋賀メガソーラー」の規模が最も大きい(図3)。発電能力4.4MWで2013年11月に運転を開始した。年間の発電量は430万kWhを想定している。一般家庭で1200世帯分の電力を供給することができる。
 このほかにも村田製作所や積水化学工業、ブリヂストンといった大手の製造業が滋賀県内の工場でメガソーラーを稼働させている。地元の企業では創業90年の建設会社をはじめ、広い土地を所有する不動産・運輸・鉄道関連の会社が続々とメガソーラーを建設して発電事業に参入した。
 太陽光発電を導入する動きは市民のあいだでも活発だ。全国に先駆けて1997年に市民の共同出資による太陽光発電プロジェクトが南部の湖南市で始まり、その後も着実に発電所の数が増え続けている。特に2013年には県内8カ所で市民共同発電所が運転を開始した。
shimin_kyoudo.jpg 図4 滋賀県内の主な市民共同発電所(2014年9月5日時点)。出典:滋賀県商工観光労働部
 発電能力は10〜30kW程度の小規模のものが多いが、中には100kWを超えるミドルソーラー級の発電設備もある。太陽光パネルの設置場所は保育園や福祉施設、地元企業の倉庫の屋根などを活用する。
 市民共同発電所の多くは、1口が10〜20万円の個人を中心にした出資で成り立っている。売電収入に基づく配当を地域の商品券で還元したり、事業の収益を福祉に生かしたりする方法で地域の活性化にも役立てる。
 滋賀県は内陸にあって平坦な土地が多く、大規模な火力発電所や水力発電所は建設しにくい。地域の電力は太陽光発電を中心に再生可能エネルギーで確保する必要がある。まだ他県と比べて導入量は多くないものの、バイオマスや小水力発電を導入するプロジェクトも徐々に広がってきた。災害に強い電力供給体制を構築する取り組みは地域ぐるみで続いていく。

■ため池の外来生物駆除 豊橋市で在来種の保護目指す(TONICHI NEWS)
 豊橋市は29日、同市植田町の植田大池で外来生物の駆除を行った。市職員や県職員、土地地改良区関係者、地元の自治会役員が参加。5時間の作業でブルーギルなど約160匹を捕獲した。
 市内の約30カ所のため池で2007年から、護岸の維持管理のため水を抜く「池干し」の時期に合わせ、在来種の保護を目的に毎年3〜4カ所ずつ外来種を駆除。植田大池のほか、年内は山ノ池(大岩町)、上西ノ谷池(原町)、三弥池(三弥町)で予定している。
 池の底が見え始めると、身動きのとれない魚があちらこちらでパシャパシャと跳ねまわり、職員らは全身泥まみれになって捕獲。ブルーギルが全体の3分の2を占め、そのほかブラックバス、ライギョ、アカミミガメもいた。コイやフナなどの在来種は近くにある別のため池に放した。
 この日は植田小学校の4年生が作業を見学。
 身近な環境にも外来種がたくさんいる現状を学んだ。
 捕獲した外来生物は焼却処分される。市によると、心ない釣り人が池に外来魚を放流する例もあるそうで、担当者は「本来の生態系に戻していきたい」と話した。

■内湖の刺し網漁見学 滋賀・能登川北小(京都新聞電子版)
 滋賀県東近江市福堂町の能登川北小児童が29日、同市伊庭町の伊庭内湖で刺し網漁を見学した。地元漁師が昨日設置した網2束を引き上げ大きなフナやコイが捕れ、児童は歓声を上げていた。
 琵琶湖を身近に感じてもらおうと、能登川漁協の協力で初めて催し、5、6年生23人が参加した。
 児童らは伊庭内湖に面した能登川カヌーランドを船で出発。1・5キロほど沖合で、漁師がニゴロブナやギンブナ、コイなど約30匹がかかった刺し網を引き揚げた。
 船上では、うろこによる魚の見分け方や、体長の小さな魚は捕まえても放流するなど漁業資源を守る工夫について、能登川漁協の伊関照男理事長(70)から説明を受けた。5年の田井中怜音君(11)は「地元の湖からこれだけたくさんの魚が捕れるんだ。すごいな」と笑顔で話していた。
 児童たちはまた、内湖と琵琶湖をつないで内湖の水位を調節している水門も見学した

■コアユのつくだ煮作りに挑戦 東近江・能登川北小児童(ChunichiWeb滋賀)
 東近江市の能登川北小学校で二十九日、琵琶湖について学ぶ特別授業があり、五、六年生二十三人が地元産のコアユでつくだ煮作りに挑んだ。
 学校近くにある琵琶湖の伊庭内湖で漁船に乗り、刺し網でフナやホンモロコなどを捕る様子を見学した後、同小へ。能登川漁業協同組合組合長の伊関照男さん(70)と県水産課職員から魚の特徴や調理のコツを教わりながら、味付けや煮詰める工程を体験した。
 琵琶湖で捕れるコアユは十センチほどと小さく、児童らは形が崩れないように丁寧に火に掛けていた。六年の塚本瑠那さん(12)は「家でも琵琶湖でしか捕れない食材をよく料理している。おいしくできそう」と話した。
 授業は、県の「漁師と一緒に琵琶湖の恵みを食べよう」プロジェクトの一環。(杉浦正至)

14/09/29

■県が来年1月竣工に向け新水質実験調査船を建造中(滋賀報知新聞ネット版)
=船名を10月2日まで募集=
◇全県
 県は、かねてより琵琶湖に関する研究とモニタリングを2隻の調査船(はっけん号、みずすまし2世)で進めてきたが、現在、2隻を統合した新水質実験調査船を建造しており、来年1月に竣工の予定だ。この竣工に先立ち、県では10月2日まで、新水質実験調査船の船名を募集している。
 新水質実験調査船は(1)水質計や採水器などの観測機器を用いて、琵琶湖の水質やプランクトンの発生状況などを把握(2)現行のみずすまし2世と同程度の30ノット(時速55キロ)の速力で、水質異常などの緊急事態にも迅速に調査(3)水中ロボットカメラなどの機器を搭載でき、研究の基盤となるデータ入手―などを行う。
 また新調査船の特徴は▽船型を工夫して、琵琶湖の船で初めて船首バルブ(図)を持つ構造にして、波の抵抗を抑制することで航行速度と燃費が向上▽ハイパワー高効率な4サイクルディーゼルエンジンを採用し、現行のみずすまし2世に比べて燃費が約25%向上▽太陽光パネルを装備し、船内の照明(LED)に要する電力を全て供給可能―であることだ。
 新船は、長さが28・1メートル、幅が6・2メートル、総トン数が74トン、速力が30ノット、定員が25人となっている。
 一方、船名については、船名の説明、住所、氏名、年齢、性別、電話番号を記載のうえ、はがき(〒520―0022 大津市柳が崎5―34琵琶湖環境科学研究センター)か、FAX(077―526―48030)、または県のHP(しがネット受付サービス)で応募する。船名は、琵琶湖で運航している既存の船舶と異なる名称で六文字程度。最優秀賞一点には、賞状および副賞(近江牛1万円相当)が贈られるとともに、竣工式での新水質実験調査船案内が予定されている。
 また参加賞としては、抽選で県立施設の招待券(近代美術館、陶芸の森陶芸館、琵琶湖博物館/いずれかのペア招待券)を15人にプレゼントする。決定した船名は来年1月頃に公表予定だ。
 問い合わせは、県琵琶湖環境科学研究センター企画管理担当(TEL077―526―4800)まで。(石川政実)

■ごみ拾い、琵琶湖岸美しく 滋賀県内一円でキャンペーン(京都新聞電子版)
 滋賀県労働者福祉協議会と連合滋賀は28日、県内一円で琵琶湖岸を清掃する「びわ湖クリーンキャペーン」に取り組んだ。組合員と家族らがごみ袋を手に湖岸を歩き、ごみ拾いに汗を流した。
 1975年から続く恒例行事。今回は約3千人が参加し、27日は近江八幡市、28日は大津市など8地域で実施した。
 大津地区では約850人が市民会館と膳所城址公園、唐橋公園の3カ所を出発して湖岸を歩き、ごみを拾った。飲料用のペットボトルや空き缶が多く、バレーボールやフライパンなどが見つかると、参加者は「まだ使えるのに」と話していた。約1時間半の作業で45リットル入りの袋で55袋が集まった。

■琵琶湖の自然環境守ろう 長浜の中学生らヨシ植栽(msn産経ニュース)
 親子で琵琶湖岸にヨシを植栽し、自然の大切さを学ぶ長浜市立びわ中学校の野外体験学習が28日、同市南浜町の南浜緑地公園で行われ、生徒たちは秋空の下、心地よい汗を流していた。
 琵琶湖の豊かな自然を後世に残し、親子の関係を深めていく事業として同中のPTAが平成14年度に提唱。湖岸を清掃するとともに、水質の浄化作用があるヨシ群を復活させて環境保全を図ろうと、学校や地域ぐるみで取り組んでいる。
 この日は、1〜3年生約210人と保護者らを合わせ計450人が、ヨシの苗約2千株を用意して参加。生徒らはゴミ袋を手に持ち、湖岸に打ち上げられたペットボトルや食品包装紙など多くのごみを拾い集めた。その後、スコップで地面に穴を掘って自分たちが育てた苗を一つずつていねいに植え、波に流されないように土を固めていた。ヨシは来夏には人の背の高さほどに成長するため、新芽を刈り取って新しい苗を育てる。
 3年生の林美穂さん(15)は「中学最後の苗植えで暑かったけれど楽しかった。よい思い出になります」と話していた。

■琵琶湖大橋開通50周年 1400人、手をつなぎ祝福(msn産経ニュース)
 琵琶湖大橋の開通50周年を祝って28日、同橋で記念式典が行われた。市民らが手をつないで橋の東西を結ぶイベントや琵琶湖のクルージングを楽しみ、橋の活用による観光振興や経済効果などさらなる発展に期待を膨らませた。
 琵琶湖大橋は大津市今堅田と守山市今浜町を結び、昭和39年9月28日に琵琶湖岸の道路交通の時間短縮や観光促進を目的として開通。平成6年には北側が新たに拡幅され、2車線から現在の4車線になった。
 記念式典は、大津市の越直美市長と守山市の宮本和宏市長が橋上の中心部に、それぞれの市の方向から歩み寄り握手をする形でスタート。宮本市長は「50年前にも大津市民と守山市民が橋の上で出会うイベントがあったと聞いている。参加者は、この記念すべき日を次世代に伝えてほしい」とあいさつした。
 その後、約1400人が全長1・4キロの橋上で手をつなぎ、大津市と守山市を結ぶイベントが行われた。参加者は守山市側から「ウエーブ」を起こし、大津市側に届くと周辺から大きな歓声が起こった。その後みんなで一斉に風船を空に放ち、式典に花を添えた。
 橋周辺でも、50周年記念のさまざまな催しが行われた。漁船での琵琶湖の無料クルージングや、開通当時の写真で橋の歴史を振り返るパネル展示など多くの人が訪れていた。また道路1車線を歩行者天国として開放し、多くの人が橋上で景色を楽しみながらランニングや散歩を楽しんだ。
 守山市水保町の北原一二三さん(58)は50年前の開通時、同市から大津市側に橋を歩いて渡るイベントに参加。「橋周辺には住宅や商業施設ができて時代の流れを感じる。でも琵琶湖や比叡山などの景色は50年前と変わりません」と感慨深げに話していた。

■開通50周年、歩いて祝う 琵琶湖大橋(ChunichiWeb滋賀)
 大津、守山の両市を結ぶ「琵琶湖大橋」開通から五十年を迎えた二十八日、同橋上で記念イベントが行われた。南側の一車線が歩行者天国となり、風船を飛ばしたり歩いたりして節目の一日を楽しんだ。
 式典では越直美・大津市長が「今後も大津・守山両市の交流が深まり、滋賀の発展につながることを祈っている」。宮本和宏・守山市長が「きょうのイベントを五十年後まで思い出として持ち、次代につなげてほしい」とあいさつした。
 その後、橋の南側に一直線に並んだ千四百人が風船を放ち、手をつないだ。正午前まで歩行者天国となり、参加者は青空の下、琵琶湖の景色を楽しみながら橋上を散歩した。
 孫二人と一・四キロの橋を歩いた大津市本堅田の西村けい子さん(66)は、五十年前の開通式にも参加。「(大津側から)東に行くのが便利になり、夢の架け橋だと思った」と振り返り、この日のイベントについても「天気に恵まれ、歩くには長かったけど楽しかった」と話していた。(倉形友理)

■琵琶湖大橋50歳祝う(YomiuriOnLine滋賀)
◇1400人 思い出胸に散策
 大津市と守山市を東西につなぐ琵琶湖大橋が28日、開通から50年を迎え、記念行事が行われた。高度経済成長期に、観光促進や経済発展を目指して造られた「夢の懸け橋」。秋晴れの下、車道の一部が歩行者に開放され、参加者は大橋への思い出や感謝を胸に、ウォーキングなどを楽しんだ。(池内亜希、猪股和也)
 琵琶湖大橋は1964年9月28日、東京五輪開会の約2週間前に供用が始まった。鉄製で全長1・4キロ、最も高い地点は湖面から26・3メートルある。
 橋の上で行われた記念行事では、大津市の越直美、守山市の宮本和宏両市長が中央部で握手を交わした。両市の市民ら約1400人が一直線に並び、手をつないでウェーブ。全員で「琵琶湖周航の歌」を合唱し、色とりどりの風船を空に放って祝った。
 あいさつで越市長は「大橋を通し、両市の交流は深まった。更なるつながりを祈っている」と話し、宮本市長は「大橋がなければ県の発展はなかった。次の50年先まで思い出に残る日にしよう」と述べた。
 開放された車道では、家族連れらがゆったりと歩を進め、琵琶湖や比良山系の景色を満喫した。守山市内の商業施設駐車場では、熱気球での上昇を体験できるコーナーが設けられ、子どもたちが湖を見下ろして「きれい」と喜んでいた。
 大橋が開通した当時、守山市に住んでいた大津市の女性(66)は、孫3人と行事に参加。両市が橋で結ばれてから、大津に出向く機会が増えた知人の紹介で夫と結婚したという。「橋がなければ、夫と出会うこともなかった。幸せな人生のきっかけを作ってくれたと思うと感慨深い」と笑みをたたえた。
 家族5人で大橋を歩いた守山市の西野健司さん(72)は、開通の翌年に開かれたマラソン大会で、国際的に有名なエチオピアのアベベ選手が橋を駆け抜けた雄姿が忘れられない。「滋賀にとってなくてはならないこの大橋を、永久に大切にしてほしい」と願いを込めた。
◇琵琶湖大橋
 県が1962年に着工し、64年に完成した。80年に自転車歩行者道を設置。94年には渋滞対策として北側に橋を架け、2本で計4車線となり、改修や地震対策の工事を行ってきた。2013年度の1日交通量は約3万3500台で、料金収入は約20億円。

■琵琶湖大橋50年 1400人が手をつなぎ祝う(asahi.com滋賀)
八百板一平、佐藤常敬
 守山市と大津市とを結ぶ琵琶湖大橋(全長約1・4キロ)が28日、開通50年を迎えた。約1400人が橋の上で手をつないだり、歩いて橋を渡ったりして、節目を祝った。
 琵琶湖大橋は、約350億円をかけて建設され、1964年9月28日に開通。景観との調和や琵琶湖を行き交う船への影響を考慮して、中央部はなだらかな曲線を描いている。当初は2車線だったが、交通量の増加に対応するため、94年に北側に新しい橋が架けられ、計4車線になった。現在は1日あたり3万3500台の車が行き来する。
 この日、橋の上であった式典では、大津市の越直美市長と、守山市の宮本和宏市長がそれぞれの市側から歩み寄り、握手を交わした。越市長は「『夢の懸け橋』と言われたこの橋を通じ、守山と大津の交流がさらに深まることを願っている」とあいさつ。宮本市長も「交流の促進は橋のおかげ。今後も連係を深めていきたい」と応じた。

14/09/28

■琵琶湖大橋開通50年祝い、風船大空へ 記念式典に1400人(京都新聞電子版)
 開通50周年を迎えた琵琶湖大橋で28日、記念式典が催された。参加者約1400人が橋上から一斉に風船を飛ばし、節目を祝った。
 橋の両岸の滋賀県守山市と大津市など21団体で構成する実行委員会の主催。式典では、越直美大津市長が「夢の懸け橋と言われた橋ができて50年、大津市と守山市の交流や滋賀県の発展を遂げてきた」とあいさつ。宮本和宏守山市長は「琵琶湖大橋のすばらしさを50年先まで大事に思い出として持ち、次代につなげてほしい」と述べた。
 参加者は風船を飛ばした後、全長約1・4キロの橋で一直線に並んで手をつなぎ、両岸を人の手で結んだ。南側の橋の南側車線が車両通行止めとされ、参加者は琵琶湖を眺めたり、湖上を走る船に手を振ったりしていた。
 京都市上京区の会社員岡崎玲子さん(39)は「手をつないだ瞬間、一体感があった。来て良かったです」と話していた。

■琵琶湖大橋:1500人が橋上で手をつなぎ…開通50周年(毎日jp)
 大津市と滋賀県守山市を結ぶ琵琶湖大橋(1.4キロ)が28日、開通50周年を迎え、市民ら約1500人が橋の上で一列に並んで手をつなぐ記念イベントがあった。
 1964年の東京五輪直前に開通。当時は日本一の長さを誇り、「夢の架け橋」と呼ばれた。1日の平均交通量は右肩上がりで、71年に5000台を突破、21世紀に入ってからは3万台を超えている。
 50年前、「渡り初め」にも参加した守山市の男性(61)は「高度成長期の象徴。古くなったが、よくもっている。私も現役で頑張りたい」としみじみ。【加藤明子】

■オオヒシクイが初飛来 長浜市の琵琶湖畔(asahi.com滋賀)
 国の天然記念物の渡り鳥、オオヒシクイの第1陣が27日、長浜市湖北町の琵琶湖畔に初飛来した。昨年より7日遅い。
 オオヒシクイはガンの仲間で、翼を広げると約1・6メートル、体重は約5キロ。湖北野鳥センター(同町今西)の職員が午前9時ごろ、センター前の琵琶湖畔で3羽が休んでいるのを見つけ、撮影した。26日夜以降に飛来したらしい。
 琵琶湖は日本南限の越冬地で、カムチャツカ半島から毎年、300〜500羽が渡ってくるという。

14/09/27

■オオヒシクイ初飛来 滋賀・長浜(京都新聞電子版)
 国の天然記念物に指定されている冬の渡り鳥のオオヒシクイが27日、長浜市湖北町今西の湖北野鳥センター前の琵琶湖に今季初飛来した。昨年より7日遅いが平年並みという。
 同日午前9時ごろ、3羽が羽を休めている姿を同センター職員が確認した。雄雌いずれかは分かっていない。
 オオヒシクイはガンの仲間で最大級。体長は0・9メートル前後で、羽を広げると2メートル近くになる。ロシアのカムチャツカ半島から渡って来る。国内では、湖北地域が越冬の南限とされ、ピークの1〜2月には300〜500羽に上る。
 同センターは「警戒心が強く、遠くからしか観察できないが、今年も来てくれて安心した」と話している。

■オオバナミズキンバイ:琵琶湖の特定外来生物、1年弱で1.5倍に(毎日jp滋賀)
琵琶湖で大繁殖している特定外来生物の水草「オオバナミズキンバイについて、県は26日、生育面積が推定値で昨年12月の約1・5倍、約9万2500平方メートル(9月現在)にまで増えているとの見方を示した。県議会一般質問の答弁で明らかにした。 昨年12...

■湖中の句碑、2年ぶり復活 大津・浮御堂近く(京都新聞電子版)
 大津市本堅田1丁目の浮御堂(満月寺)近くの琵琶湖に設置され、水上バイクの衝突で破損していた句碑の修復作業がこのほど終わり、約2年ぶりに元の姿を取り戻した。修復を心待ちにしていた俳句愛好家たちが喜んでいる。
 句碑は浮御堂の北東約10メートルの湖中に立つ。1952年に地元の俳人たちでつくる「堅田ホトトギス会」が建てた。高さ約1・5メートルの石製で、明治期の俳人高浜虚子の句「湖も この辺にして 鳥渡る」が刻まれている。
 2012年7月に男女2人の乗る水上バイクが句碑に衝突し、根元から三つに折れた。
 修復工事は、琵琶湖の占有許可の調整や水位の関係などで手間取り、同会には「いつ直るのか」「さみしい」と心配する声が寄せられたという。
 同会は「新しく建て替えると価値がなくなる」として、折れた碑を接合して修復することに決めた。再び事故が起きないよう、夜間に点滅する標識灯や目印の赤い旗も設置した。石川孝会長(77)は「苦労はあったが湖中に句碑が戻り、感激している」と話している。

■湖中の虚子句碑復活(YomiuriOnLine滋賀)
◇水上バイク衝突2年 愛好家ら出資 詩情再び
 近江八景の一つ「堅田の落雁」として知られる琵琶湖上の仏堂「浮御堂」(大津市本堅田)近くの湖面にあった俳人・高浜虚子の句碑に、水上バイクが衝突して倒されてから2年余り。地元の俳句愛好家が大津北商工会の協力を得て、今月、ようやく元通りに再建された。管理に責任を負う者がいないという制度のすき間に陥って手間取ったが、秋空の下、関係者が詩情を取り戻した風景を堪能した。(松久高広)
 句碑は25センチ四方、高さ1・5メートルの御影石製の角柱。1947年に虚子が訪れた記念として、52年に句会「堅田ホトトギス会」が建立した。この時、渡り鳥が秋に群れをなして琵琶湖上を行き交う様を虚子が詠んだ「湖も 此辺にして 鳥渡る」が自筆を写して刻まれていた。
 全国でも珍しい「湖中句碑」として、俳句愛好家らに句の題材としても親しまれてきたが、2012年7月、無免許運転の水上バイクが衝突。根元から折れて倒されてしまった。
 しかし、句碑の管理者がはっきりしなかったため、事故の当事者に現状の回復を迫る法的な根拠がない上、再建の許可を県に申請する主体もいない、という事態に陥った。
 長らく直径8メートルの円形の台座を残して手つかずになっていたが、「句碑がないのはさみしい」という声が多く、句会の石川孝会長(77)らが商工会の細川源太郎会長に相談。商工会が管理責任者となるという協力を取り付け、昨年12月に県に再建を申請。3月に許可が下り、石川会長ら有志4人で工事費35万円を出して今月中〜下旬、元の碑を修復して再建工事が行われた。事故防止のため、周囲には赤い旗を立てた標識灯も設置した。
 関係者に披露された26日には、浮御堂と句碑の眺めを楽しむ観光客も訪れた。和歌山県橋本市の無職柳祥男さん(64)は「おそらく全国でもここだけの珍しい光景ですね」と話していた。石川会長は「句碑を眺めながら、皆で一句詠みたいですね」と感慨深げに話した。

■安全対策旗に疑問の声も 湖上句碑を修復(ChunichiWeb滋賀)
 俳人の高浜虚子が詠んだ句が刻まれ、二年前に水上バイクが衝突して折れたままになっていた「湖上句碑」(大津市本堅田)が修復された。二年ぶりの姿に地元関係者は喜ぶ一方で、再発防止のため新たに付けた赤い安全旗に「景観を損ねている」との声も上がっている。
 堅田ホトトギス会によると、二〇一二年七月の事故後に修理しようとした際、県の河川占用許可記録がないことが発覚。許可を得るため大津北商工会の協力を取り付け、再発防止策を講じる条件で三月に許可が下りた。
 水位に下がった九月中旬に着工。句碑を修復し、安全対策として赤い旗と夜間点滅灯を付けた。同会の石川多歌司会長(77)は「あの句碑は湖上にあるべきもの。観光客からの問い合わせも多かったので喜ぶと思う」と話す。
 一方、句碑近くに浮御(うきみ)堂を持つ満月寺の荒井義昌住職(52)は安全旗の設置に「風流な景観か疑問」と指摘する。一境内は松が趣深く立ち並び、目の前に琵琶湖が広がる景勝地。参拝者からも「あんな旗あったっけ」と声が聞かれるという。
 県流域政策局の担当者は「事故再発防止の観点からも安全対策がなければ許可は出せない」と説明。県警地域課によると、湖面上に障害物を設置する場合は旗などの目印を付けるよう促す教則があり、船舶の航行を著しく妨げる場合には、条例で設置を命じることもできるという。
 句碑は一九五二(昭和二十七)年に堅田ホトトギス会が設置。高浜虚子が琵琶湖を見て詠んだ「湖も この辺にして 鳥渡る」との句が、二十五センチ角、高さ一・五メートルの石碑に刻まれている。(井本拓志)

■告発の団体、汚染チップ解明求める 市民団体社長逮捕(ChunichiWeb滋賀)
 高島市の汚染木材チップ放置事件で東京の会社社長が逮捕されたことを受け、社長らを刑事告発した市民団体が二十六日、大津市内で会見し、全容解明や情報公開を関係機関に求めた。
 石田紀郎共同代表は「告発後も山梨などあちこちに汚染されたチップがあることが分かった。逮捕をきっかけにより強く汚染物質拡散防止のための市民運動を展開したい」と述べた。畑明郎共同代表は「全国にどのようにチップがばらまかれたのか、全容を明らかにしてほしい」と期待した。
 この後、市民団体は県庁を訪れ、県がチップの搬出元について把握している情報や、チップの搬出先や処理方法を明らかにすることなどを三日月大造知事に求める要望書を担当者に手渡した。
 一方、県警はこの日の午後、逮捕した経営コンサルティング会社社長の田中良拓容疑者(42)を送検した。(原田晋也)

■汚染木くず不法投棄で滋賀県に情報公開の要望書(msn産経ニュース)
 高島市の鴨川河川敷で、放射性物質に汚染された木くずが不法投棄された事件。投棄に関与した会社社長の逮捕から一夜明けた26日、県警などにこの会社社長らを告発していた住民団体は、この事件に関して県が把握している情報を公開するよう求め、三日月大造知事宛の要望書を提出した。
 提出したのは、住民団体「滋賀県放射性チップを告発する会」。メンバーらがこの日県庁を訪れ、秘書課と廃棄物監視取締対策室でそれぞれ担当者らに手渡した。
 要望書では、木くずの搬出業者や搬出先など、県が把握している情報を開示する▽環境行政に力を入れる知事が放射性物質の拡散に反対する姿勢を明確にする−ことなどを求めている。
 同団体が三日月知事に要望書を提出するのは、2度目。同団体の内海洋一事務局長は「関係者の逮捕という事態を、知事に重く受け止めてもらたい」と再度の提出理由を説明した。
 要望書を受け取った県廃棄物監視取締対策室は「今後も捜査は続き、裁判も予想されるため、現時点で公開できる情報の内容は限られる」と説明。「撤去した木くずの搬出先についても新たな風評被害を生む恐れがあり、今の段階で公開できない」とした。
 県警は25日、この木くずの投棄に関わったとして廃棄物処理法違反容疑などで東京都中野区の経営コンサルタント会社社長、田中良拓容疑者(42)を逮捕。同団体は今年1月、県警などに対し、田中容疑者らを廃棄物処理法違反罪などで告発。県も3月に告発していた。
 田中容疑者の逮捕に対し、三日月知事は「琵琶湖岸の自然環境を著しく損なう行為できわめて悪質。厳重なる処罰を求めたい」とコメントした。

14/09/26

■セシウム木材投棄、元キャリア官僚の社長を逮捕(YomiuriOnLine)
 滋賀県高島市で昨年、鴨川河川敷に放射性セシウムが付着した樹皮などの木材チップが投棄された問題で、県警は25日、経営コンサルタント会社社長の田中良拓容疑者(42)(東京都中野区)を廃棄物処理法違反と河川法違反の疑いで逮捕した。
 容疑を否認している。
 発表によると、田中容疑者は神奈川県内の男、滋賀県内の建設会社社長の2人と共謀。昨年3〜4月、高島市安曇川町の鴨川河川敷に長さ約570メートル、幅約5メートルにわたり、廃棄物であるチップ約300立方メートルを県の許可なく廃棄、土地の形状を変更した疑い。
 県によると、検出された放射性セシウムは1キロ当たり最大3900ベクレルで、国の指定廃棄物の基準(1キロ当たり8000ベクレル超)は下回っていた。今年2月までに撤去され、県などが告発していた。
 捜査関係者らによると、チップは福島県内の製材会社の所有だったが、東京電力福島第一原発事故後、田中容疑者が無償処理を持ちかけ、製材会社から引き取った。田中容疑者はその後、チップの処分費用として東電から約4億円を受け取った。しかし、チップは結局、処分されず、一部が鴨川河川敷に投棄されたという。東電は「個別案件については答えられない」とする。
 捜査関係者によると、田中容疑者は旧郵政省の元キャリア官僚。神奈川県の男を通じ、滋賀県の建設会社社長にチップの処分を依頼したとされる。これまでの読売新聞の取材に対し、神奈川県の男は「放射性物質に汚染されたものとは知らなかった」と説明。滋賀県の社長は「(神奈川県の男から)河川敷に運んでほしいと言われただけだ」と話していた。県警はこの2人からも事情を聞いている。

■市民団体「全容解明を」 高島・汚染チップ事件、容疑者逮捕(ChunichiWeb滋賀)
 放射性セシウムに汚染された木材チップが高島市の河川敷に放置されていることを県が発表してから一年。県や市民団体の告発を経て、ようやく県警が容疑者逮捕に踏み切った。一時は風評被害もささやかれただけに、市民団体関係者らからは全容解明を望む声が上がった。
 告発した市民団体の内海洋一事務局長は「汚染された木材チップはどこから来て、どこに行ったのか。逮捕によって全容が明らかにされることを望む」と今後の捜査に期待した。現場近くに住む男性(61)は「逮捕されて良かった」と胸をなで下ろす一方、県などの対応が遅れたことについて「もっと早く対応できなかったのか。県も責任を取るべきだ」と怒りをあらわにした。
 県循環社会推進課の職員は「なぜ鴨川に放置したのかなど、疑問の残る部分を捜査で明らかにしてほしい」と話した。現場の木材チップ撤去に携わった業者など情報公開については「現時点では情報が少なく、何とも言えない」と答えるにとどめた。
 三日月大造知事は「詳細はまだ承知していないが、今回のような行為は琵琶湖岸の自然環境を著しく損なうものであり、甚だ悪質であることから厳重なる処罰を求める」とのコメントを出した。(安永陽祐、井上靖史)

14/09/25

■セシウム汚染木くず投棄、社長逮捕 容疑で滋賀県警(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木くずが放置された問題で、滋賀県警生活環境課と高島署は25日、廃棄物処理法違反(不法投棄)と河川法違反(形状変更)の疑いで、東京都中野区若宮1丁目、コンサルタント会社社長田中良拓容疑者(42)を逮捕した。県警は、汚染木くずは原発事故が起きた福島県から田中容疑者らが持ち込んだとみている。
 逮捕容疑は、近江八幡市の土木建設業者と、横浜市のNPO法人理事長と共謀し、昨年3月中旬から同年4月下旬にかけ、放射性セシウムに汚染された廃棄物である木くず約300立方メートルを複数回にわたり、県が管理する高島市安曇川町下小川の鴨川河川敷約2千平方メートルに敷き詰めて不法投棄し、土地の形状を変えた疑い。
 同課によると、田中容疑者は容疑を否認しているという。県警は今後、業者と理事長の関与の度合いを調べる。
 高島市民や環境学者らでつくる市民団体は1月30日、告発状を県警と大津地検に提出。県警は、田中容疑者と、実際に河川敷などに敷設した土木建設業者、この業者を田中容疑者に紹介したNPO法人理事長の3人について受理した。県も3月に3人の告発状を県警に提出した。
 県のこれまでの測定では、木くずのセシウム濃度は1キロ当たり最大3900ベクレルで、国が処理する指定廃棄物の基準値8千ベクレルを下回っていた。汚染木くずは、県の立ち会いの下、放置に関与していない業者が2月26日までに県外の廃棄物処理施設に搬出した。

■ガソリン価格、10週連続値下がり 3カ月ぶり166円台に(msn産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が25日発表した22日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(16日)に比べ40銭安い166円70銭だった。値下がりは10週連続で、約3カ月ぶりに166円台になった。
 円安が進んだものの、原油価格が下落した影響のほうが強く、元売り各社による卸価格の引き下げが店頭価格に反映された。都道府県別では、46都道府県で値下がりし、値下がり幅は滋賀の1円が最大だった。
 調査を行う石油情報センターは「来週は横ばいか、小幅な値下がりとなる」とみている。

■レギュラーガソリン、10週連続マイナス…前週比0.4円安の166.7円(Responce)
資源エネルギー庁が9月25日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、9月23日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.4円下落し、1リットル当たり166.7円となった。
レギュラーガソリンの価格は、10週連続の値下がり。10週間前の169.9円から3.2円低下した。
地域別では、東北で0.5円、北海道と近畿、九州・沖縄、関東、中国で0.4円、中部で0.3円、四国で0.2円、全エリアで下落した。
ハイオクガソリンは前週比0.4円安の177.6円、軽油は同0.3円安の145.0円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、9月25日のレギュラーガソリンの全国平均価格は158.2円/リットル、ハイオクは169.1円/リットル、軽油は134.4円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■自民 本当にできるのか県連改革(滋賀報知新聞ネット版)
=三日月氏 知事選勝利を追う(11)=
◇全県
 「自民党県連は先月二十六日に役員会を開き、上野賢一郎衆院議員から先の知事選敗北の責任を取って県連会長を辞任したいという申し入れがあり、承認した。マスコミでも大きく報じられた。その舌の根も乾かない中で、今度は『上野氏再任』では茶番劇だと県民からそっぽを向かれかねない」と声を荒げたのは杉浦和人・日野町議会議長だった。
 これは、自民党県連がこの十五日に開いた総務会・役員会で、佐野高典・県連幹事長らが県連会長に上野賢一郎氏を再任する人事案件の了承を求めた一場面である。
 結局、賛成多数で県連改革に意欲を見せた上野氏が会長に選ばれた。
 ある県議は「当選回数三回の有村治子女性活躍担当相や二回の上野氏以外は、みんな一年生の国会議員ばかり。来年の統一地方選を仕切るには豊富な経験がある上野氏の再登板は妥当」と受け止めていた。
 県連会長の人選は、事実上、五人の国会議員の協議で決められた。
 上野氏が会長辞任を表明した段階では、後任には『知事選の敗因は選対本部長(当時)の吉田清一県議と県連幹事長(同)の家森茂樹県議の戦略ミス』と批判した大岡敏孝衆院議員が有力だった。
 その大岡氏は「有村氏を除く五人の国会議員が後任問題を協議した。武藤貴也衆院議員は新しい会長を求めたが、上野氏がが然会長続投に意欲を見せた。そこで私は上野氏に『会長になって何がしたいのか』を明確にするよう要請した。これに応えて上野氏は県連改革に強い意欲を見せたので、みんなは了承した」と語る。
 しかし杉浦議長は「辞任した上野氏を再び会長に押し戻したのは、大岡氏を恐れる有力県議の意向が働いたからだ」と指摘する。
 知事選敗北の責任を取って先月十二日、県議会にある二つの自民党会派のうち、最大会派の自民党県議団の会派代表である吉田氏、副代表の家森氏がそれぞれ辞任したが、これはあくまで一会派の問題に過ぎない。吉田、家森両氏は県連では依然として副会長であり、上野氏の県連会長再任と併せて知事選を仕切ったA級戦犯三人(影の指南役の清水克実・県連事務局長を加えると四人)の県連での位置づけはなにも変わらない。これが県連の実態だ。
 平成二十一年七月の衆院選では四つの小選挙区で全て敗れたため、危機感を募らせた県連が同年十二月、「党再生報告書」をまとめた。
 報告書は、敗因について(1)自民党としての「理念」や「ビジョン」が欠落(2)長期政権に胡坐(あぐら)をかき、国民感覚とのズレに対し無自覚―と分析。さらに「党の政治的姿勢は『上から下へ』の視点での言動が目立ち、尊大な印象を与えた」とした。 
 「自民党」を「自民党県連」に置き換えれば、今回の知事選の敗因にぴたりと当てはまる。 この報告書を精力的にまとめたのが皮肉にも、当時、県連党再生委の委員長であった上野氏や吉田氏だった。 大岡氏は「あの報告書から五年間、結局、県連は全く反省も改革もしてこなかった。はたして上野県連会長にそれができるのか、お手並みを拝見したい」と冷めた表情だった。(石川政実)
=連載終り=

■琵琶湖「西の湖」の島「権座」で子供ら稲刈り体験(msn産経ニュース)
 琵琶湖の内湖「西の湖」にある離島「権座(ごんざ)」(滋賀県近江八幡市)で、子供たちが稲刈りを体験。船に乗って農作業に向かう水郷地帯独特の光景が繰り広げられた。
 権座は、琵琶湖の周辺にある湖「内湖」のひとつ、西の湖内に形成された島で、一帯は国重要文化的景観に指定されている。地元の農家らでつくる「権座・水郷を守り育てる会」が稲作を続けながら、景観保全に努めている。
 稲刈り体験は、都市部の人たちに水郷の魅力や農作業の大切さを知ってもらおうと、同会が開催した。参加した親子らは、船に乗り込んで権座に渡り、黄金色に実ったコシヒカリを鎌で収穫。刈った稲は束ねて天日干しした。
 参加者らはこのあと船で権座の周囲などを回り、漂着物などを回収。環境の浄化にも努めた。

14/09/24

■シジミ復活へ湖底調査 大津・旧志賀町の琵琶湖で市民ら(京都新聞電子版)
 大津市の旧志賀町地域の琵琶湖に、シジミを復活させるプロジェクトを、環境保全に取り組む市民団体が進めている。このほど、同市和邇北浜沖で、湖底調査を実施した。かつての琵琶湖の姿を取り戻そうと意気込んでいる。
 プロジェクトを進めているのは、「しがの里山や川を美しくする会」。琵琶湖のシジミは、かつては和邇漁港周辺でも採れていたが、宅地開発され、湖岸の水質が悪化し、30年以上前から採れなくなっている。同会は、周辺地域で下水道が整備されて水質改善が進み、シジミが復活できるのではないかと、昨年から調査を始めた。
 19日に行われた湖底調査では、会員ら10人が同市南船路の自然体験学習施設に集合し、2隻の船に分乗して3カ所で、水中カメラや土壌採取の器具を使って湖底の状態を観察した。喜撰川河口から約100メートル沖の水深8メートル地点では、ヘドロが堆積していたが、和邇漁港付近や、和邇川近くでは、沖合50メートルほどの水深7メートル付近の湖底は砂地だった。一方、水深4メートル前後では、湖底に藻や水草が茂っていた。
 この日採取したヘドロからは、カワニナとタニシが1個ずつ見つかったが、シジミはいなかった。27日には、堅田漁協に依頼し、有志が実際に専用の漁具で湖底の底引きを行う予定。同会の山田利春会長(72)は「和邇川周辺などではヘドロが堆積しておらず砂地で、ところどころ小さな穴も見られた。水草を刈り取れば、シジミがいるのではないか」と話した。

■釣り大会:バス駆除へ 親子連れら参加 解剖し生態系の大切さ学ぶ−−糸魚川(毎日jp新潟)
 国内有数のトンボの生息地として知られる糸魚川市田海の田海ケ池で23日、トンボの幼虫ヤゴなどを食べる外来魚のオオクチバス(通称ブラックバス)を駆除する釣り大会(市など主催)が開かれ、親子連れら20人が参加した。釣りの後は解剖して胃の内容物を調べ、生態系の大切さも学んだ。
 田海ケ池は、広さ3・6ヘクタール、水深2メートルの農業用ため池で、かつては水質が良好だっ...

■秋分の日の御来光撮影 高島の湖岸で写真愛好家(ChunichiWeb滋賀)
 「秋分の日」の二十三日、竹生島と並ぶ伊吹山の山頂から太陽が昇る様子がみられる高島市今津町湖岸の桂浜園地では、写真愛好家がその瞬間をカメラに収めた。
 秋分は太陽が真東から昇ることから、写真雑誌でこの光景がみられるポイントとして紹介されており、市内外から三十人ほどが訪れた。
 太陽が伊吹山の山頂に姿を見せ、光があふれてきた瞬間、シャッターの音が一斉に周囲に響いた。やがて太陽の光は湖面に直線状に映え、ゆっくりと拡散していった。
 大阪府豊中市から来た男性は「今年は天気に恵まれ、ヒガンバナの開花時期もぴったり合っていい写真が撮れた」と喜んでいた。
 同町日置前の王塚古墳近くでは、今津まちづくり委員会の有志による見学会があり、二十人が参加した。市教委の葛原秀雄参事は「伊吹山から昇った太陽は昼に竹生島を通過し、“日を置く”と書くこの地で沈む」などと説明。メンバーは「この“太陽の道”には富士山と出雲大社も一直線に並ぶ。今津をアピールする一助になれば」と話していた。(山口哲)

■浜大津アーカス、10月3日新装開業(asahi.com滋賀)
坂田達郎
 改装中の複合商業施設「浜大津アーカス」(大津市浜町)が10月3日に新装開業する。核店舗として様々なスポーツが楽しめる娯楽施設「ラウンドワンスタジアム」が営業を始めることが決まった。活性化が課題になっている浜大津地区の集客力向上につながるか、関係者の注目を集めている。
 浜大津アーカスは1998年4月、遊覧船が発着する大津港近くに開業した。京阪電鉄が運営し、5階建て延べ1万9800平方メートル。改装前は別会社のボウリング場やゲームセンターなど11店が入り、今回の改装で7店が退去した。現在は映画館や特産品店など4店が営業している。
 改装後に新規開店するラウンドワンスタジアムは2〜4階に入る。ボウリング場やカラオケのほか、バッティングセンターやサッカー、テニス、ビリヤードなど約40種類のスポーツなどが楽しめる「スポッチャ」が併設される。

14/09/23

■南湖に水草大量発生 大津市や国、除去活動実施(asahi.com滋賀)
堀江昌史
 琵琶湖の南湖で水草が大量に発生し、飲み水や漁業に影響を及ぼしている。地元住民や漁師らから訴えを受けて、大津市や県、国が対策に乗り出した。市の担当者は「市民らの協力を求めながら、継続して除去作業に取り組みたい」と話している。
 8月初旬、大津市中心部に給水する柳が崎浄水場(同市柳が崎)の周辺で、大量の水草が発生した。取水口付近に腐敗した水草がたまり、汚れた湖水が施設内に取り込まれた。運営する市企業局は、活性炭を投入して浄化処理したが、「水道水がかび臭い」「黄色っぽい」などと、利用者から苦情が相次いだ。
 大津市玉野浦の県立琵琶湖漕艇(そうてい)場では、7月19日に開催が予定されていたレガッタの国体近畿ブロック大会が水草の除去作業のために、1週間延期された。

14/09/22

■琵琶湖の「厄介者」大発生…レガッタ大会も延期(YomiuriOnLine)
 滋賀県の琵琶湖で外来種の水草「コカナダモ」が過去に例がないほど大量発生している。
 湖岸の景観を台無しにし、水道水に悪影響を及ぼし、レガッタ大会も延期になる始末。梅雨時の少雨で増殖し、その後の豪雨で各地に打ち寄せられたとみられ、県などは刈り取り船をフル稼働させている。(小野圭二郎)
◆南湖に集中 
 プレジャーボートや漁船のスクリューにも絡まりかねない厄介者。夏場に成長すると切れて漂い、流れ着いた場所でさらに増える。今年は「南湖」と呼ばれる琵琶湖大橋南側で目立ち、県の調査では、水草の平均の背丈は1・5メートルと、昨年(0・8メートル)の2倍近くに達している。
 影響は深刻だ。滋賀県漁連によると、港から船を出せなかったり、ウナギ漁に使う仕掛けを入れられなかったりするケースが続出。担当者は「漁業者も4月から自主的に除去に取り組んでいるが、太刀打ちできない量」と話す。
 コース内に水草が流れ込んだ大津市の県立琵琶湖漕艇場では、7月19日に予定していた国体近畿ブロック大会のレガッタが除去作業のため1週間延期。同20、27日のカヌー大会も水草が邪魔でレーンを区切るブイを設置できなかった。
 消防艇や警察の警備艇の艇庫がある大津港の東側にも密集。船の冷却水取り入れ口に詰まって救助出動が遅れる恐れもあり、市消防局の担当者は「除去や船の整備に手間がかかる」と悲鳴を上げる。
 南西岸の市柳が崎浄水場では8月上旬に「水道水からにおいがする」との苦情が100件近く相次ぎ、市は浄化処理のため普段は使っていない活性炭を最大限投入。水草は京都市が管理する琵琶湖疏水(そすい)にも入り込み、除去に追われた同市が、琵琶湖内での作業徹底を県に要請する事態になった。
◆刈り取り苦慮 
 今年の大繁殖の理由について、県が推測するのは、梅雨時の雨量が例年の半分程度だったことだ。琵琶湖政策課は「日射量が多かった上、少雨で土砂が湖に流れ込まず、水が濁りにくかった。日光がよく差し込み、育ちやすい条件になったのでは」。8月に天候不順が続き、大雨や強風で湖岸に打ち寄せられやすい悪条件も重なったとみられる。

■大津で県総合防災訓練、157機関4100人が参加 琵琶湖地震を想定(msn産経ニュース)
 大規模地震などの災害を想定した県総合防災訓練が21日、大津市の皇子山総合運動公園などで行われた。行政や自治会、消防、自衛隊など157の機関から約4100人が参加。陸路が分断されたことを想定した湖上輸送訓練や、公的機関の救助が入る前に住民らが自ら救助活動をする「自助」「共助」の意識を重視した訓練などがあり、参加者らは万一に備え、真剣な表情で取り組んでいた。
 訓練は、同日午前7時に琵琶湖西岸断層帯を震源とする地震が発生し、大津市内で震度7を観測。家屋の倒壊や道路の陥没などが発生し、多数の負傷者が出たとの想定で開始した。
 近江大橋などが通行できなくなり、県内の他市との陸路が絶たれたと想定した湖上訓練では、草津市から湖南広域消防局の救急車やポンプ車などの車両を輸送。自衛隊が保有する、ボートを連結した巨大な運搬船に消防車両3台を乗せて湖上を横断し、大津市内へ運び入れた。
 また皇子山総合運動公園では、住民自身の「自助」や住民同士の「共助」の活動を重視した訓練を実施。住民らは、倒壊家屋の中に取り残された人を声をかけあって救い出し、担架を使って救護所まで運んだ。
 今年は、多数の犠牲者を出した韓国の旅客船沈没事故や広島市の土砂災害などを教訓にした訓練も行った。大津港で大型客船と小型船が衝突したとの想定による救出・消火訓練も実施。土砂災害の救出では使用する土砂に大量の水分を含ませるなど、より実践的な内容にした。

■真っ赤に染まる湖畔の秋(YomiuriOnLine滋賀)
◇彼岸花見頃…高島
 高島市今津町桂の湖畔を真っ赤に染める彼岸花の群生が、見頃のピークを迎えた。
 昨年は台風18号の影響で冠水し、一部の球根が流されたが、今年は深紅の花に精気があり、樹木や草の緑と鮮やかな対比を見せている。びわ湖高島観光協会によると、27日頃まで楽しめるという。
 カメラ歴8年で、毎年撮影に訪れるという大津市在住の川上英晴さん(72)は「今年は色はいいが、曇りの日が多くて、きらめく青い湖面を背景に撮るのが難しい」と話していた。(宮明敬)

14/09/21

■琵琶湖でハワイ味わおう(YomiuriOnLine滋賀)
◇きょうまでフラ体験やステージ
 琵琶湖岸でフラダンスなどハワイの文化を楽しんでもらう「第5回BIWAKOハワイアンフェスティバル」が20日、大津市のなぎさ公園おまつり広場で始まった。21日まで。
 フェスティバルは元々、市民団体が発案。ゆったりとしたリズムで踊るフラダンスの趣が、琵琶湖に合うと考えたという。当初は県内の出演者が多かったが、関西一円から集まるようになり、今回は2日間で約300人が参加する。
 この日は、フラダンス、タヒチアンダンス教室の講師や生徒がステージで踊りを披露。ハワイアン雑貨などのフリーマーケットや飲食店も約20店並び、家族連れらでにぎわった。21日は午後5時頃までで、フラダンスのステップを体験できる時間もある。
 大津市の主婦中尾美也子さん(60)は観客席で「ハワイのようにすてきなロケーションでフラダンスを見ることができ、とても癒やされた」と話していた。(池内亜希)

■南国ムードの琵琶湖畔 ハワイアンフェスティバル(asahi.com滋賀)
 大津市のなぎさ公園おまつり広場で20日、「BIWAKO ハワイアンフェスティバル2014」が開幕した。21日まで。
 5回目の今回は県内外から約30グループが参加。2日間で、300人以上のダンサーがステージに登るという。20日のオープニングでは、ウクレレやギターの生演奏に合わせて、色とりどりの衣装に身を包んだ女性たちが優雅なダンスを披露。琵琶湖畔が南国ムードに染まった。
 福井県若狭町の小学5年生倉谷心菜さん(10)と竹村藍里さん(10)は、フラダンス教室の仲間と一緒に参加。習い始めたばかりという竹村さんは「フラはのんびりで気持ちいい。ステージで踊るのは緊張するけど、楽しかった」と笑顔を見せた。

14/09/20

■ピエリ守山、再生なるか 滋賀の「明るい廃墟」不利打開へ(京都新聞電子版)
 12月中旬のリニューアルオープンが決まった大型商業施設「ピエリ守山」(滋賀県守山市今浜町)。同種の施設の進出が相次いで集客が伸びず、今年2月の休館前にはテナントが次々に撤退、がらんとした館内の様子が「明るい廃墟(はいきょ)」とインターネット上で話題になった。リニューアルでにぎわいを取り戻せるか。地元の商業関係者からも「市北部活性化のきっかけになれば」と期待が高まっている。
 「県内でここにしかない店舗をそろえて独自性を打ち出せば、客足は見込める」。大阪市の不動産会社サムティが12日発表したリニューアル計画。県初出店となるスウェーデンのカジュアル衣料品「H&M」など若者に人気の外資系ファストファッションブランドの名前がずらりと並び、担当者は再生へ自信を見せた。
 ピエリは2008年9月、大阪市の別の不動産会社が開業した。約180店舗が入居し、年間来場者数900万人、売上高180億円を見込んだが、同年11月にイオンモール草津(草津市)とフォレオ大津一里山(大津市)、10年7月には三井アウトレットパーク滋賀竜王(竜王町)もオープン。集客に苦しみ、テナントの撤退が止まらず、所有会社も転々とした。
 守山商工会議所の清原健会頭は「中心市街地の活性化は進んだが、市北部地域の活性化はピエリの休業で止まっていた。ピエリが北の玄関口としてにぎわうことが市全体の経済発展に欠かせない」と再生計画に期待する。宮本和宏市長も9月市議会で「琵琶湖周遊の観光拠点として連携できれば。市も可能な限り協力したい」と述べた。
 ただ、大津市側からは有料の琵琶湖大橋を渡らなければ来られないなど、立地面の不利な条件は変わらない。一方、名神高速道路の竜王インターチェンジに近い三井アウトレットパーク滋賀竜王は昨年7月に増床、当初目標の260億円を上回る年間売上高を維持するなど好調で、担当者は「さらに幅広い世代に人気のブランドをそろえ、360億円前後の売り上げを目指す」とする。
 リニューアル後の核となる「H&M」も11月末、京都市に国内最大級の旗艦店を開店予定で、滋賀の客が流れる可能性もある。
 サムティは琵琶湖岸の立地を逆に生かし、他の施設にはないアウトドアスポーツの体験施設を併設する計画だ。すぐ南側には昨年9月、リゾート型ホテルがオープンするなど新しい動きもあり、豊かな自然や景観をアピールポイントに「リゾートの雰囲気の中でショッピングを楽しめる施設」を目指す。
 現在、ピエリでは外観やテナントごとの内装工事が進む。3カ所だった入り口を6カ所にし、施設の利便性も高める計画だ。

■秋の交通安全運動:あすから 国道8号で飲酒運転検問−−近江八幡(毎日jp滋賀)
秋の全国交通安全運動(21〜30日)を前に、近江八幡署が18日夜、近江八幡市友定町の国道8号で飲酒運転の検問をした。 交通量が多い ... 飲酒運転による交通事故が後を絶たないことから、アピール効果の高い主要国道で実施することになった。 この日は...

14/09/19

■琵琶湖大橋、ホコ天縮小 希望者殺到で全面から1車線に(京都新聞電子版)
 開通50周年を迎える琵琶湖大橋で28日に「初の歩行者天国」を計画する記念事業実行委員会(事務局・滋賀県守山市)は、予定していた南側橋梁の全面車両通行止めを、片側1車線のみに規模縮小することを決めた。定員の千人を上回る約1400人の参加希望が殺到し、大津北署や県道路公社などが周辺の混雑などを懸念して変更を求めた。
 式典では、全長約1・4キロの南側橋梁を午前9時半から正午まで歩行者天国にし、公募の千人が手をつなぐイベントを開催する。通常、日曜日の午前中は1時間当たり片道千台が通行しており、全面通行止めにすると約6千台が影響を受ける上、う回路が少ない大津市側の渋滞が参加者増でさらに悪化することなどを懸念する声が上がり、変更することにした。
 当日は、南側橋梁の南側1車線と歩道のみを通行止めにし、片側車線は守山から大津方面への車両を通行させる。北側橋梁も通常通り大津から守山方面への2車線通行とする。イベントの内容は変更せず、午前10時半ごろからは事前申し込みがなくても歩行者天国を自由に歩ける。
 守山市商工観光課は「開放的な歩行者天国を期待していた人には申し訳ない。中央分離帯を広く取って、参加者の安全には十分配慮するので、楽しく歩いてほしい」と話している。

■どうする?どうなる!外来生物〈10〉駆除がもたらす副作用(神奈川新聞カナロコ)
石川県の希少ゲンゴロウ生息地。駆除による副作用ではないが、アメリカザリガニ侵入前(西原昇吾さん撮影)
 外来種の中でも、生態系被害が顕著なものは、「侵略的外来種」と呼ばれ、積極的な対策が展開されている。ところが、近年駆除の試行例が増加するに従い、駆除がもたらす副作用も報告され、外来種対策は一筋縄ではいかないことが理解されるようになってきた。
 例えば、在来魚などに大きな被害を与えるオオクチバスは、完全駆除に成功した事例も多い。しかし、オオクチバス(肉食)とアメリカザリガニ(雑食)が一緒に生息している場合には注意が必要である。前者は後者の強力な捕食者なので、オオクチバスだけ駆除するとコントロール役を失ったアメリカザリガニが激増し水草が根絶され、駆除実施前より環境が劣化した事例が報告されている。
 このように、複数の外来種が侵入定着しているところで駆除を実施する場合には、駆除の順番ややり方に細心の注意が必要なこと、状況をモニタリングしフィードバックしながら戦略を変えていく柔軟な対応が必要なことが分かってきた。
 良かれと思って実施した駆除で、「やる前より環境が悪くなることがある」のはつらい事実だが、自然環境を相手にするには、われわれの知見は限定されたものであることを自覚していけば、最適解にたどり着く日も近いだろう。(県立生命の星・地球博物館主任学芸員  苅部 治紀)

14/09/18

■学生600人、琵琶湖南湖の水草を除去 3日で120トン(京都新聞電子版)
 琵琶湖の南湖で異常繁殖している外来種の水草オオバナミズキンバイの除去作業に、NPO法人国際ボランティア学生協会(本部・東京都)の大学生約600人が15〜17日の3日間の日程で取り組んだ。
 オオバナミズキンバイは2009年に守山市の赤野井湾で確認され、昨年12月の調査で生育面積は約6万4千平方メートルに広がった。同協会は、地元漁協や環境団体に協力して除去活動を行ってきたが、「より多くの学生の力で琵琶湖を守りたい」と企画。関東や関西を中心に38大学から参加者が集まった。
 15日は守山、草津、大津市の3カ所で、16、17日は草津市の烏丸半島一帯で作業を行った。学生たちは湖に腰までつかり、湖面を埋めるオオバナミズキンバイを手作業で一株一株湖底から引き抜いた。3日間で約120トンを除去した。
 同協会学生代表の関西大4年井上哲貴さん(21)は「今のうちに被害を食い止めなければ。大人数で除去活動をすることで、問題の重大さをアピールしたい」と話していた。

■ガソリン価格、小幅安で9週連続の値下がり レギュラー167円台(msn産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(8日)と比べ30銭安い167円10銭だった。値下がりは9週連続。
 元売り各社による卸価格の引き下げを店頭価格に反映する動きが続いたほか、8月のお盆以降の天候不順による需要低迷が影響した。都道府県別では、40道府県で値下がりした。値下がり幅は滋賀の80銭が最大だった。調査を行う石油情報センターは「来週も小幅な値下がりとなる」とみている。
 ハイオクは178円、軽油は145円30銭で、いずれも20銭値下がりした。

■167.1円…9週連続マイナス(Responce)
資源エネルギー庁が9月18日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、9月16日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.3円下落し、1リットル当たり167.1円となった。
レギュラーガソリンの価格は、9週連続の値下がり。9週間前の169.9円から2.8円低下した。
地域別では、北海道で0.4円、四国と近畿、東北、九州・沖縄で0.3円、関東と中部で0.2円下落。中国は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは178.0円、軽油は145.3円、ともに前週から0.2円低下した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、9月18日のレギュラーガソリンの全国平均価格は158.9円/リットル、ハイオクは170.3円/リットル、軽油は135.7円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■知事選を左右した怪文書(滋賀報知新聞ネット版)
=三日月氏 知事選勝利を追う(10)=
●忍びの者
 湖国には昔、甲賀忍者がいたとされる。諜報活動を行う忍びの者は、男だけでなく、“くノ一”(女忍者)も加わり、歴史の舞台裏で暗躍していたに違いない。
 今回の知事選では、マスコミ各社は忍者顔負けの取材合戦を繰り広げたが、そのあだ花として咲いたのが「小鑓(こやり)隆史メモ」であった。この怪文書が知事選を左右することになるのだ。
●永田町から怪文書
 中央政界筋によれば、三、四月の早い段階で民主党関係者などから「小鑓メモ」が永田町で流れたという。
 この怪文書は政界筋によれば、自民党に担がれて知事選に出馬した小鑓氏が二月末から三月中旬にかけて、大津市内で知事選に精通した県政担当の新聞記者らと懇談した際にしゃべったオフレコの本音トークがボイスレコーダーか携帯電話で録音され、新聞記者がそのデータを小鑓氏の相手陣営(必ずしも政党だけとは限らない)に渡し、それが回り回って東京などでプロの編集者が巧妙に再編集して、怪文書として流出したというものだ。
 三月から四月にかけて怪文書が永田町の一部で試行的に出回ったものの、それから一か月後には、怪文書は本格的に県内の首長や県議に郵送される。さらに六月の告示前には、インターネットのフェイスブック上で紹介されて、拡散していった。 そこで怪文書の一部を抜粋してみよう。
◇ ◇ ◇
 「出馬を決意したのは、原発に反対する嘉田知事が『滋賀の恥だ』と思ったから。
 あいさつのため県内の首長を回ったんだけど、変わったやつが多いね。特にT市長は変なやつだよね。あいつはぶっつぶす。(F市長は?)まんまやくざみたいなひとだよね。
 県議とか市議とか、別にどうだっていい。信用しているのは自民党県連事務局長の清水克実さんだけ」など生々しい内容だ。
◇ ◇ ◇
 現在、横浜の自宅に戻り就職活動を行っている小鑓氏は本紙取材に対し「あの怪文書は、あまりにも下劣な内容なので、同じ土俵に立って抗議したり、内容を否定したりする気にはなれず、無視してきた。内容的には、わたしがいろんなところでしゃべったものを寄せ集めて言葉のニュアンスを変えたり、加筆したりして、悪意を込めた編集をしていた」と語る。
●一石四鳥
 怪文書は、小鑓陣営にすさまじいダメージを与えた。“反嘉田派”の急先鋒(きゅうせんぽう)であったT市長やF市長を激怒させたことで小鑓陣営に走ることを足止めさせる一方、嘉田氏を『滋賀の恥』とこき下ろすことで同氏と三日月大造氏との連携を促した。さらに県議らの士気も低下させるなど、まさに一石四鳥の役割を果した。
 永田町で出回っていた頃から怪文書の存在を知っていたとみられる小鑓氏や上野賢一郎・自民党県連会長(当時)をはじめ、この事態を早い段階で察知せず対処できなかった吉田清一・選対本部長(同)、家森茂樹・県連幹事長(同)らの責任も重大だ。
 某記者がオフレコ情報を相手陣営に流していたなら、同氏こそが三日月知事誕生の最大の功労者であろう。(石川政実)

14/09/17

■水質改善:ベトナム支援 「琵琶湖モデル」ノウハウ提供(毎日jp)
 生活排水などによる海洋汚染が深刻化しているベトナム北部の世界遺産「ハロン湾」で、滋賀県が県内企業と協力して10月から水質改善に向けた支援を始める。琵琶湖の水質浄化を官民一体で進めてきたノウハウ「琵琶湖モデル」を生かし、将来的には環境保全に取り組む県内企業の振興にもつなげたい考えだ。
 ハロン湾では近年、民家や宿泊施設から生活排水が十分に処理されないまま海に流され、赤潮が発生するなど水質が悪化。汚染が続けば、世界遺産の登録取り消しになる可能性もあるという。
 支援は近江八幡市の総合環境保全会社「日吉」が県に働きかけたのがきっかけで、国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業」の一環。湾内最大のカットバ島(人口約1万5000人)で2年半かけ、琵琶湖に関する県の規制を紹介したり、排水処理施設の管理・運営方法を指導したりする。「日吉」など2社と共に、水質分析の技術協力に取り組み、ごみ拾いの励行など地元の子供たちへの環境教育も行う計画だ。
 滋賀県では工場の立地や人口増加で1960年代後半から琵琶湖の水質が悪化し、77年には「淡水赤潮」が大量発生。原因の一つとされたリンを含まない粉せっけんを使う「せっけん運動」が主婦らを中心に起きた。県は工場排水規制などに積極的に乗り出し、企業も水環境保全活動の団体を設立するなど官民が協力して水質改善を進めている。
 県は一連の取り組みを「琵琶湖モデル」として、水環境汚染が深刻な他の東南アジア諸国にも広げる意向で、今回はその第一歩。県商工政策課の竹内雅美主任主事は「琵琶湖で培った知恵を生かし、住民の生活や世界遺産を守る道筋をつけたい。県内企業が海外進出する足掛かりにもなるはず」と話す。【田中将隆】
◇ハロン湾
 ベトナム北部の景勝地。彫刻作品のような大小の奇岩が広大な湾に多数浮かぶ。山水画のような幻想的な景観が評価され、1994年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録された。多くの外国人観光客を集め、湾内クルーズが人気。

■台風18号豪雨1年 復旧45%遠い光(YomiuriOnLine滋賀)
◇道路、河川7か所未着工
 栗東市で1人が亡くなるなど、県内に大きな被害をもたらした昨年の台風18号から16日で丸1年となった。道路や河川などの復旧率は50%に満たず、現在も各地で護岸整備や土砂の撤去作業が続く。全国的に豪雨被害が相次ぐ中、災害への対応力が改めて問われている。(小野圭二郎)
 台風18号では気象庁が滋賀、京都、福井の3府県に初の大雨特別警報を発令。高島市朽木平良で総雨量が494・5ミリに達するなど県内各地で豪雨に見舞われた。下流域の洪水を防ぐため、流量を調節する瀬田川洗堰(あらいぜき)の水門は全て閉じられ、琵琶湖の水位は約1メートル上昇。高島市の鴨川と栗東市の金勝川では堤防が決壊し、甲賀、大津両市を流れる大戸川も氾濫した。
 1年を経てなお復旧作業は道半ばだ。改良事業を行う鴨川を除くと、県管理の河川や道路など土木施設の被害は189か所あり、復旧費は約46億円。8月末までに完了したのは45%にとどまり、未着工も7か所ある。橋梁が流失した信楽高原鉄道(甲賀市)は11月29日の運行再開に向けて作業が行われている。
 災害が少ないと言われてきた県内を襲った台風18号は、住民への情報提供のあり方にも課題を突きつけた。県によると、避難勧告を発令した15市町のうち、気象庁の土砂災害警戒情報が出る前に行ったのは米原市のみだった。
 経験を踏まえ、各市町は避難情報の発令基準の見直しを進めており、今年8月の台風11号では避難準備情報を出した12市町のうち、彦根市など7市町が土砂災害警戒情報を待たずに発令。住民に早めに避難を呼びかける傾向が強くなっている。
 県も各部局に情報収集や伝達を担当する危機管理員を配置したほか、台風が最接近する5日前から職員の行動計画を毎回作成する取り組みを開始。台風18号では市町の職員が現場対応に忙殺され、県への状況報告が遅れる例もあったため、県職員を情報連絡員として被災市町に派遣し、住民向けにホームページなどで迅速な情報発信に努めている。1年を迎えたこの日、三日月知事は「ハード面での復旧に加え、情報提供などソフト面では多くの課題を検証しながら改善に取り組んでいる」と説明。「今後も未曽有の豪雨災害の教訓を防災に生かしていきたい」としている。
◇爪痕今も深く
 台風18号による土砂崩れで3世帯の民家が押しつぶされ、女性(当時71歳)が亡くなった栗東市下戸山。現場の安養寺山(234メートル)南側の斜面は、今も頂上付近から表層が幾筋も木々ごとえぐり取られ、地肌がむきだしになったままだ。近くで工場を経営する男性は「広島に北海道と、最近各地で豪雨が大災害をもたらしている。もう崩れなければいいが……」と、まだ木々が残る斜面を不安そうに見上げた。
 県西部・南部森林整備事務所によると、県の復旧治山工事は安養寺山だけで13か所。下戸山地区では10月末までに崩れた斜面3か所にコンクリート擁壁の土留めなどを計25基打ち込み、これ以上の崩壊を食い止める計画だ。ただ、頂上付近では崩壊の可能性があるため、2015年度に別途工事が必要になる。総事業費は約10億円に上るという。
 新たな災害に備え、市も安養寺山独自に避難判断基準を設けた。大雨警報や累積雨量のほか、9か所の斜面でずれを測るセンサーの数値などによって避難勧告・指示を発令。この背景には1年前、土砂崩れが発生しながら、「行方不明者を除いて対象世帯全員が避難していた」として避難情報を出さなかった教訓がある。
 市内では金勝川が決壊した目川地区で、住民から情報が寄せられたにもかかわらず市の避難勧告が遅れたことにも批判が集まった。市は全体の判断基準についても見直しを進めている。
 市役所ではこの日午後1時から、職員が台風18号で亡くなった女性に黙とうをささげた。「災害を心に刻み、市民が安心して暮らせるまちづくりに全力を尽くす」。庁内放送で野村昌弘市長はこう強調した。市内では被災した4世帯が今も公営住宅に暮らす。災害復旧と被災者の生活再建はまだその途上だ。(藤井浩)

14/09/16

■ピエリ守山/目標年商150億円、テナント詳細は10月中旬ごろ発表(流通ニュース)
不動産事業会社のサムティは9月16日、滋賀県守山市に12月中旬にリニューアルオープンする商業施設「ピエリ守山」の目標年商を150億円と公表した。
10月中旬から下旬をめどに、オープン日とテナント詳細を発表する予定だ。
現在、双日商業開発が運営会社となり、H&M、ZARA、Bershka、Stradivarius、GAP、OLD NAVYといったファストファッションブランドなど、約150店が出店する予定だ。
琵琶湖湖岸という自然豊かなロケーションを活かし、アウトドアライフをコンセプトにした体験型付帯施設を併設する計画で、現在、複数のプランを選定中だ。
体験型付帯施設の内容やオープン時期についても後日、発表する予定だ。採用したプランによっては、体験型付帯施設のオープン日は、ピエリ守山の開業後となる可能性もある。
現在の施設の正式名称は「ピエリ守山 BIWAKO CRUISING MALL」だが、リニューアル後は「ピエリ守山」に正式名称を改める。モールの正式名称を短くし、分かりやすくするという。
施設概要
所在地:滋賀県守山市今浜町2620-5
店舗面積:約5万5000u
店舗数:約150店舗
駐車台数:約3000台
目標年商:150億円
運営会社:双日商業開発
主要テナント:H&M、ZARA、Bershka、Stradivarius、GAP、OLD NAVYなど
開業日:12月中旬(予定)
ピエリ守山 http://pieri.sc/

14/09/15

■西川貴教さん、ふるさと滋賀で「イナズマロックフェス」今年も盛況(びわ湖大津経済新聞)
 草津の烏丸半島芝生広場(草津市下物町)で9月13日・14日、滋賀出身・西川貴教さんが「イナズマロックフェス2014」を開催した。
 2日間で過去最高の延べ10万人が来場した同イベントは今年で6周年。2008年に「滋賀ふるさと観光大使」に就任したT.M.Revolutionの西川さんが「音楽を通じて地元にお返しがしたい」と語ったことがきっかけとなり、滋賀県の全面バックアップのもと翌年、大規模野外フェスとして誕生した。
 今年は、メーンステージを「雷神ステージ」フリーエリアのライブステージを「風神ステージ」と名称を新たにし、更にフリーエリアに滋賀県観光PR・ご当地キャラクターメーンのステージ「龍神ステージ」と「キッズスペース」を設けるなど新たな形での開催となった。
 13日は、13時15分からのT.M.Revolutionのステージに後から出演するMay J.さんが飛び入りしたほか、トリを飾った黒夢のステージに西川さんが飛び入りするなどのサプライズもあり、観客は大いに盛り上がった。14日は、トリのT.M.Revolutionのステージに松崎しげるさんがゲスト出演するという異例のコラボが実現した。
 飲食エリアにはちゃんぽん亭総本家のなど地元滋賀の飲食店も多数出店し、長蛇の列で賑わった。「おいで〜な滋賀フェア」のブースでは滋賀ならではの団体が名産品や観光、環境保全などをアピールした。
 「6年目となる今年は、これからの未来を担う子供達のために、滋賀県民の心である美しい琵琶湖のために、そして日本中が笑顔と元気に包まれるために、未来を創造する新たなスタート。そんな、気持ちも新たな『イナズマロック フェス 2014』に、是非ご期待していただきたい」と抱負を述べていた西川さん。早くも自身のツイッターで「来年は誕生日の9月19日が土曜なので、巨大誕生日会としても開催したい」とつぶやいている。

■西川貴教 琵琶湖の正体に驚愕「法律的には一級河川」(アメーバニュース)
ミュージシャンの西川貴教(43)が「琵琶湖」の正体についてツイッターで議論している。
 14日、滋賀県草津市にて開催された「イナズマロックフェス2014」に参加した西川。滋賀出身の自身が主催者でもある。その楽屋にて、Every Little Thingの持田香織(36)とこんなやり取りをしたようだ。
持「琵琶湖って大きいですね」
西「でしょ!上のが大きいんですよ」
持「上?下?」
西「こっちは南湖で、こっから京都や大阪に流れてるんです」
持『へ?、琵琶湖って川なんだ』
西「(?д?) ... 」
とのやり取りをしたことを明かした。その後、ファンから琵琶湖の正式名称が「一級河川淀川水系琵琶湖」であり川であることを告げられると「え?そうだったの?滋賀県民なのに恥ずかしながら今日知りました!法律的には、ただの一級河川なんだ!」と、事実に驚きをみせた。
 なお、琵琶湖は法律上「一級河川」に分類されているが、それは政令上「湖」というカテゴリーが河川法にないためであるとのこと。また、「一級河川琵琶湖」に流入する淀川水系の本流・支流すべてが一級河川扱いとなるため、滋賀県には一級河川しか存在しないとのことだ。

■琵琶湖で大学生が特定外来生物除去作業(滋賀県)(日テレNEWS24)
滋賀県大津市の琵琶湖南部で全国から集まった約600人のボランティアの大学生が特定外来生物を取り除く作業を行っている。除去しているのは「ナガエツルノゲイトウ」という水草で、2005年に環境省が特定外来生物に指定。琵琶湖では2007年に初めて確認された。繁殖力が強く、太陽の光を遮って水中植物の成長を妨げたり、漁船の航行の邪魔になるなど琵琶湖の生態系に深刻な影響が及んでいる。参加した学生らは、琵琶湖の環境を守りたいという思いで集まったという。汗を流しながら水草を根こそぎ取り除いていた。作業はあさってまで行われる。

■琵琶湖外来魚駆除大会(本年度最終)(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
九月七日の駆除大会の結果は以下の通りでした。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2014-09-07/2014-09-07b.html
参加者77名(新規参加:45名)、東京、千葉、静岡、滋賀、京都、大阪、奈良、兵庫より参加。
駆除重量:34.6kg
ご参加、ご協力下さった方々、ありがとうございました。
続きまして本年度最後の外来魚駆除大会のお知らせです。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2014-10-12/2014-10-12a.html
目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2014年10月12日(日)・・・雨天決行
時間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
受付:滋賀県草津市津田江1北湖岸緑地 ※旧志那中湖岸緑地
http://homepage2.nifty.com/mugituku/map/tsudae/tsudae.html
交通:車の場合 瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し、琵琶湖博物館の手前約1kmに湖岸緑地パーキング有り。
公共交通機関の場合 JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
※団体で参加される場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
駆除方法:エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図
http://homepage2.nifty.com/mugituku/photo/sikake.gif
を参考にして下さい。
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
http://www.byq.or.jp/by-stamp/shikumi/about.html
お問い合わせ先:琵琶湖を戻す会広報
ZXA00545@nifty.ne.jp
まで
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html

■初秋の湖面、息合わせ疾走 大津でびわこ市民レガッタ(京都新聞電子版)
 ボートの愛好家たちが集う「びわこ市民レガッタ2014」が14日、大津市玉野浦の県立琵琶湖漕艇(そうてい)場で開かれた。さわやかな初秋の青空の下、65チームが湖面を疾走した。
 NPO法人の瀬田漕艇倶楽部(くらぶ)(大津市)が毎年開催。県内や京都府など西日本各地から17〜70歳の325人が出場し、レディースやシニアなど5部門でレースに挑んだ。
 波と風が穏やかな絶好の自然条件の中、選手たちは5人一組でボートに乗り込み、湖岸から仲間たちの声援を受けながら、呼吸を合わせてオールを全力でこぎ、300メートルの直線コースを一気に駆け抜けた。
 瀬田工業高(大津市)のOBチームで出場した福本恵司さん(46)=同市南郷1丁目=は「ここはボート部で苦しい練習をしていた場所だったけれど、今日は空と湖面の青さが爽快でした」と笑顔を見せた。

■「特別警報」有効な運用模索 滋賀(msn産経ニュース)
 台風18号が県内に上陸し、全国で初めての「特別警報」が出されて16日で1年になる。この1年間もさまざまな異常気象が日本列島を襲い、各地に深刻な被害をもたらしたが、その都度、情報伝達のあり方が問われている。特別警報を発表する側の気象台や、それを住民に伝達する県内の自治体も模索を続けるが、被災者をはじめとする住民らも情報の受け止め方がまちまち。どういう運用方法が有効なのか、1年を経ても見えてこない。(加藤園子、小川勝也、桑波田仰太)
     ◇
 昨秋の台風18号で死者1人、全半壊家屋17棟、浸水家屋139棟の被害を出した栗東市。下戸山地区に住んでいた和田次郎さん(66)は、自宅近くで起こった土砂崩れの現場を毎日訪れ、険しい表情で復旧作業を見守る。自宅を土砂にのまれてしまい、市営住宅で妻と暮らしている。
 昨年9月16日未明、土砂崩れが発生した下戸山地区には、避難勧告は出されなかった。市が事態を把握した時、家屋の倒壊で1人が行方不明(のちに死亡)になり、他の住民は全員避難を終えていたからだ。同じく土砂崩れが起こった隣の安養寺地区に勧告が出たのは、災害発生から3時間後だった。
 市は、この事態に「栗東市始まって以来の災害。想定外だった」との釈明を繰り返した。
 これを教訓に、市は避難勧告などの発令基準を見直し、注意報などが出て降り始めからの総雨量が60ミリに達すれば、ただちに勧告を発令。和田さんの携帯電話にも防災メールが頻繁に届くようになった。
 「なぜこれがあの日できなかったのか。想定外を想定するのが行政の仕事や」。防災メールを受け取るたび空しさがこみ上げる。
 被災後、土砂の撤去などで親身になってくれた市や県への感謝は忘れない。しかし、対応する職員の言葉や表情に真剣味が薄れてきているよう感じられてならず、危機感を募らせる。
◆発表地域を絞って
 台風18号の襲来時、気象庁が出した大雨特別警報を住民に伝達しなかった自治体が複数あった。法令で伝達するよう定められているにもかかわらず、だ。
 この事態を受け、彦根地方気象台は自治体が特別警報をどう受け止めたか調査するため、県内の全市町を訪問。発表時の対応状況などを聞き取った。
 自治体からは「勧告や指示を出す際の判断材料になった」との評価があった一方、「特別警報の発表地域を絞ってほしい」という意見も出た。対象地域が広ければそれだけ“空振り”に終わる地域も広く、警報の効果が弱まるとの懸念だ。
 気象庁防災企画室によると、特別警報は広範囲の予測を念頭に運用し、多くは県単位で発表する。平原淳・防災情報企画係長は「現在の技術レベルでは、発表地域を絞り込むことは困難だ」と説明する。
 今年8月下旬に広島市を襲った土砂災害のように、局地的な大雨を正確に予測するのは難しく、平原係長は「記録的短時間大雨情報や土砂災害警戒情報、各種の警報や注意報など、特別警報の前に出されるさまざまな情報を活用し、自治体や住民は早めの避難対策を取ってほしい」と訴える。
◆『オオカミ少年』を心配
 1年前、特別警報を町民に伝達しなかった日野町。その理由を「避難する住民の混乱を避けた」としていたが、町はこの対応を反省し、タウンメールやホームページで注意喚起を逐一行えるよう体制を整えた。
 また、強い台風が接近する恐れがあるときは、被害の有無にかかわらず町内7つの公民館を開放し、自主避難に対応できるようにした。「空振りを恐れず、早めの対応を徹底する」と町総務課の担当者は話す。
 町内では、台風18号の被害がほとんどなかった。このため、「特別警報を知らせなかったことが問題になるとは」と、あとで驚いた町民も多い。
 同町上野田地区の自主防災組織で、防災マニュアルを策定している矢島孝男さん(59)は、行政からの災害や避難などの情報発信が増えたことに対し、「町が特別警報に対応できなかったのは問題だが、かといって空振りが続くと本当に大事なときに『オオカミ少年』の叫びみたいにならないか」と心配する。
 上野田地区では、町が出す避難情報とは別に、現場の実情に合わせて区長らの判断で避難を呼びかける。町が指定する避難所1カ所に加え、6カ所の避難場所を自主的に決め、自分たちで安否確認もする態勢を整えている。
 矢島さんは「最近の災害は局所的な発生が多く、気象庁や町からの情報と地域の実情には差がある。行政の情報だけに頼らず、まずは地区の実情に合わせた避難手順をつくり、顔の見える範囲で助け合えるよう備えていなければ今の異常気象には対処できない」と話している。
     ◇
【用語解説】特別警報
 気象庁が、重大な災害発生の危険性が迫っていると予測した際、最大限の警戒を呼びかけるため昨年8月30日に運用を始めた。気象▽津波▽火山噴火▽地震−に関する発表基準が定められており、このうち気象については、大雨▽暴風▽高潮▽波浪▽暴風雪▽大雪−の特別警報がある。第1号として同年9月16日、京都・福井両府県とともに滋賀県に大雨特別警報が発表された。

14/09/14

■クロマグロ稚魚が捕れない 漁獲2位の三重で空のいけすも(ChunichiWeb)
 高級魚で知られるクロマグロの養殖に使う稚魚が記録的な不漁だ。全国二位の稚魚の漁獲量を誇る三重県では、一匹の取引価格が例年の約三倍に高騰。一部の養殖業者は稚魚を確保できず、いけすは空っぽの状態だ。背景には乱獲による個体数の減少があり、今後は小売価格の上昇など、食卓にも影響が広がりそうだ。
 養殖業者は漁師が釣った稚魚を買い取る。その後、三年ほどかけて成魚に育てて出荷したり、三カ月ほどで稚魚が足りない別の業者に転売したりする。
 三重県では二〇一一年に十一万九千匹の地元産の稚魚がいけすに放たれたが、一二、一三年は一一年の七〜八割減と大きく落ち込んだ。今年はそれを下回る不漁で、ある養殖業者は「放流する予定だった三万匹のわずか1%しか確保できていない」と、稚魚が空っぽのいけすに頭を抱える。
 稚魚を育てて転売する同県尾鷲市の尾鷲物産の桑原宏部長は「稚魚がいつ枯渇するかと心配しながら養殖していた。不安がついに現実になった」と語り、今後は事業を縮小する予定だ。 漁獲量が全国一の長崎県でも、いけすに放った稚魚は一一年の二十一万三千匹から昨年は十五万匹に落ち込み、「今年はさらに不漁」(県担当者)という。
 小売価格に今年の不漁の影響が出るのは数年後だが、名古屋市内のスーパーの担当者は「過去数年の稚魚の不漁で、すでに養殖クロマグロは一、二割値上がりしている」といい、さらなる値上がりが予想される。
 クロマグロの養殖では、人工的にふ化させた稚魚を使った成育の研究も進んでいる。ただ、現在の技術では卵が人工ふ化して半年後まで生き残るのは0・9%にとどまり、「天然の稚魚の不足をすべて補うのは困難」(近畿大水産研究所の担当者)とみられている。
 太平洋クロマグロの不漁の背景には、長年にわたる乱獲がある。一五年からは、稚魚や幼魚などの未成魚(三〇キロ未満)の漁獲枠を、〇二〜〇四年の平均から半分に減らす国際規制が導入されるが、水産庁の担当者は「資源はすぐに回復しない」との見方を示す。
 三重大の勝川俊雄准教授(水産資源学)は「近年の漁のペースは、持続性という面で大いに問題があった。漁獲枠の半減はある程度評価できるが、産卵場の近くでの漁を防ぐなどさらなる手が必要」と指摘する。(経済部・小柳悠志)

■熱いビートだ!イナズマロック 滋賀・草津でフェス開幕(京都新聞電子版)
 大型野外音楽フェスティバル「イナズマロックフェス2014」が13日、滋賀県草津市の烏丸半島芝生広場で開幕した。県内外から約5万人(主催者発表)が詰めかけ、会場は熱気に包まれた。
 野洲市育ちで、滋賀ふるさと観光大使を務める歌手の西川貴教さんが音楽を通じて滋賀を盛り上げようと、2009年に始め、今年で6回目。この日は、西川さんをはじめ、ももいろクローバーZや加藤ミリヤさんら7組が出演。琵琶湖岸の特設ステージで歌声を響かせた。
 西川さんのファンで、ほぼ毎年来場しているという高島市のフリーター伊庭小百合さん(29)は「東京のライブに行くとお金がかかり大変なので、地元開催はうれしい」と笑顔で話していた。
 会場では、「近江牛串カツ」や「サラダパン」を販売する屋台が並んだほか、東近江のたこ作り体験など県内の特産をPRするブースも設けられ、大勢の人でにぎわっていた。
 14日も催され、NMB48や松崎しげるさんらが登場する。

■琵琶湖レジャーには注意を 県警が水難事故防止呼びかけ(msn産経ニュース)
 今月に入り、琵琶湖で水上バイクやボートなどがからむ水難事故が多発しているため、県警は13日、遊泳に訪れたレジャー客にチラシを配ったり、警備艇で湖上からアナウンスするなどして注意を呼びかけた。
 県警などによると、今月6〜7日、琵琶湖上の高島市沖や彦根市沖、大津市沖で、水上バイクが転覆して乗っていた人が一時行方不明になったり、競技用ヨットが操縦不能になったりするなどの事故が相次いだ。このうち、高島市沖で行方不明になった男性の捜索は現在も続いている。
 こうした状況を受け、水泳場などを管内に持つ警察署はこの日、PR活動を実施。このうち大津北署は、レジャー客の増加が予想される13〜15日の3連休中、大津市北比良の近江舞子南浜水泳場で注意を呼びかけることにした。
 初日の13日、署員ら14人が同水泳場を訪れた人たちに「事故が多いので気をつけてください」などと声を掛け、救命胴衣の着用を呼びかけるチラシを配ったり、水上バイクに乗ろうとしている人たちに免許の有無を確認したりしていた。
 チラシを受け取った大阪府高槻市の男性(43)は「この水泳場で10年以上、水上バイクを楽しんでいる。経験の浅い人ほど救命胴衣を着けず、事故に遭うケースが多いようだ」と話していた。
 同署管内では今年7月から今月12日までの間、水上バイクがらみの事故が12件発生。水上バイクが牽引(けんいん)したボートからの転落や、エンジントラブルによる水上バイクの漂流が3件ずつ、水上バイク同士の衝突が2件など。昨年同期に比べ3件多い。同署の小村正人地域課長は「水上バイクに乗る際は、必ず講習を受けて免許を取得し、救命胴衣を着用するなど、ルールを守って楽しく遊んでほしい」と話していた。

■大津はしっとり秋の音楽祭開幕(YomiuriOnLine滋賀)
◇11月3日まで多彩に
 大津市中心部の活性化を目指し、約1か月半にわたって開かれる「びわ湖大津 秋の音楽祭」が13日、同市のなぎさ公園おまつり広場で開幕し、家族連れらがジャズの演奏会を楽しんだ。11月3日まで、市内でオペラや吹奏楽など49の多彩な催しが開かれる。
 市やびわ湖ホール、企業などでつくる運営協議会が主催し、6回目。この日の演奏会は、第6回大津ジャズフェスティバル(10月18、19日)のプレイベントも兼ね、地元や大阪、徳島のアマチュアジャズバンド4組が出場した。秋晴れの琵琶湖を背に定番曲を奏でると、通りがかりに足を止めて聞き入る人も多かった。
 大津市におの浜、会社員菊池雅彦さん(50)は「いろんな町おこしがあるが、散歩ついでに楽しめるのは、琵琶湖ならではですね」と話していた。
 音楽祭最終日は、一般公募も含めた1000人が同広場の湖畔で吹奏楽を演奏し、締めくくる。

■湖畔に響くジャズ 「びわ湖大津 秋の音楽祭」(asahi.com滋賀)
 ジャズやオペラなど様々な音楽を楽しめる「びわ湖大津 秋の音楽祭」が13日、大津市で開幕した。11月3日まで、オペラの上演や1千人が参加する吹奏楽演奏会など、49の行事が予定されている。
 13日は、琵琶湖岸のなぎさ公園おまつり広場でジャズの生演奏があり四つのアマチュアバンドが、映画主題歌のアレンジ曲やアカペラを披露した。通りがかりで聴き入っていた大津市の田中勇二さん(35)は、「琵琶湖をバックに解放感があっていい」と話した。
 音楽祭は、16の団体・施設が主催し、びわ湖ホールや旧大津公会堂など、16カ所で開かれる。イベントの詳細は公式ホームページ

14/09/13

■カイツブリ1位 日本ご当地野鳥選手権大会(asahi.com滋賀)
 湖北野鳥センター(長浜市湖北町今西)がこの夏実施した「KBC48選抜総選挙 日本ご当地野鳥選手権大会」の投票結果が11日発表され、地元の滋賀代表のカイツブリが2位以下に大差をつけて1位に輝いた。
 センターはこれまで水鳥や山鳥などの種類ごとに選挙をしてきた。今年は第5回記念大会として都道府県(北海道は南北の二つ)を代表する48の鳥を選出。7月19日〜8月31日に訪れた人に好きな鳥1〜5位を記入してもらい、182票の有効票があった。
 トップは地元カイツブリで325ポイント。2位のハヤブサ(和歌山)は167ポイントでダントツの強さをみせた。同センターによると、カイツブリが1位になったのは初めて。「県代表の鳥になり、投票する人たちの地元意識が働いて得票が伸びたのでは」と圧勝の理由を分析している。

■休業中の「ピエリ守山」、12月中旬営業再開へ 滋賀(msn産経ニュース)
 休業状態が続いていた守山市今浜町の大型ショッピングモール「ピエリ守山」について、施設を所有する「サムティ」(大阪市淀川区)は12日、今年12月中旬に営業を再開する計画を発表した。県内初出店を含め約150店舗が入る見込みで、「双日商業開発」(東京都港区)が運営する。
 サムティによると、県内初出店を含む外資系のファッション関連店舗を核に、国内外のアパレルや雑貨、地元の物販や飲食店舗を誘致する計画。若いファミリー層を中心とした集客を図り、年間売り上げは150億円を見込んでいる。
 ピエリ守山は、レジャー施設「びわ湖わんわん王国」の跡地に平成20年9月、オープン。県内屈指のショッピングモールで当初は約200店舗が入っていたが、景気の悪化や競合施設の参入などで店舗の撤退が相次ぎ、ネット上では「廃墟モール」などと注目を集めていた。
 昨年9月にピエリ守山の不動産を取得したサムティは、リニューアル工事のため今年2月に施設をいったん休業。「以前とは経済状況が変わっており、再生が期待できる。琵琶湖岸の好立地条件を生かし、リゾート気分が味わえる商業施設にしたい」としている。

14/09/12

■ピエリ守山、12月に再開店 滋賀初出店H&Mなど核(京都新聞電子版)
 休業中の大型商業施設「ピエリ守山」(滋賀県守山市今浜町)の運営会社に出資している大阪市の不動産会社サムティは12日、12月中旬のリニューアルオープンと施設計画の概要を発表した。滋賀県初出店のスウェーデンのカジュアル衣料品店「H&M」など外資系ファストファッションを核に約150店をそろえる。
 サムティによると、H&Mのほか、スペインの人気ブランドZARA、ZARAの姉妹ブランドで京滋初出店の「Stradivarius(ストラディバリウス)」など六つの大型店舗を主要テナントに置く。このほか国内外の衣料・雑貨や地元産品などを扱う食品スーパー、飲食店などが出店する。店舗面積は約5万5千平方メートル。
 また、琵琶湖岸の立地を生かし、フィールドアスレチックやマリンスポーツなどの体験施設も併設する。
 施設運営は全国で商業施設の開発・運営を手掛ける双日商業開発(東京都港区)が行う。
 サムティの担当者は「20代後半から30代のヤングファミリーを中心に、リゾート気分も合わせて楽しんでもらえる施設にしたい」としている。
 ピエリ守山は2008年9月に開業した。当初は180店舗が入っていたが、県内に大型商業施設の開業が相次ぎ、集客が伸びずテナントが撤退。今年2月末から完全休業していた。

■水上バイク水難:琵琶湖で相次ぐ 救命具着用徹底呼びかけ(毎日jp)
 9月に入り、琵琶湖で水上バイクが絡む水難事故が続いている。6、7日には3件の事故で計9人が行方不明となり、うち8人は自力で岸にたどり着いたり救助されたりして無事、1人は現在も不明のままだ。8人はいずれも救命胴衣を着けており、滋賀県警は「強風が吹き付ける湖上では、いつ湖に転落するか分からない。ぜひ着用を徹底してほしい」と呼び掛けている。
 琵琶湖で水上バイクに乗る人には、救命胴衣の着用が義務付けられている。きっかけは、2003年9月にヨットが転覆・沈没し6人が死亡、1人が行方不明となった事故。乗船者の大半が救命胴衣を着ていなかったことから、滋賀県は04年に県琵琶湖等水上安全条例を改正した。操船者・乗船者の着用のほか、マリーナや貸船業者に対しても客への着用指導を義務付ける内容で、指示に従わない場合は罰金が科せられる。
 県警が1日2、3隻の警備艇を出動させて監視していることもあり、04年に61.5%だった着用率が、05年には78.8%に上昇。06年以降は90%前後を維持しており、これまで救命胴衣に関して罰金を科したケースはないという。
 県琵琶湖政策課琵琶湖レジャー対策室などによると、琵琶湖の水上バイクのシーズンは9月末ごろまで。客の増加が予想される13〜15日の3連休に合わせ、大津北署は水上バイクの愛好家が多い大津市北比良の浜で水難事故防止を呼び掛けるチラシを配布する。【田中将隆】

■8月の降水量4倍、日照時間半分に 滋賀(msn産経ニュース)
 台風11号や大雨の影響で、8月1カ月間の降水量が平年の4倍近くに達していたことが、県などのまとめでわかった。一方、日照時間は平年の半分程度にとどまり、彦根地方気象台が観測を初めて以来、それぞれ最大値と最小値を記録した。この天候不順の影響で農作物の生育が遅れ、とくにコメは収量減が見込まれている。
     ◇
 県によると、8月上旬の台風11号と、同月15〜17日にかけての大雨で、1カ月間の降水量は累計で430ミリとなり、平年(109ミリ)の約4倍となった。また、日照時間は計108・0時間で、平年(209・2時間)の半分程度にとどまった。降水量は観測記録の最大値、日照時間は最小値をマークするという異常気象だった。
 これらの影響で、コシヒカリの収穫期を迎えた米作農家らから「発育不足でくず米が多い」との声が上がり、収量が少なくなる見込み。
 また、8月中旬の調査で、かび性の穂いもち病にかかっている比率が、作付面積ベースで50%を超えた。10%未満が通常値であることから県は同月20日、注意報を発令した。
 一方、露地野菜は、キャベツやハクサイなど秋冬野菜の植え付け作業が大雨のため遅れたほか、畑の冠水で植え直しが必要になっている。ハウス栽培のトマトやキュウリは日照不足で生育に遅れが出ており、露地物もハウス物も収穫時期が数週間から1カ月遅くなるとみられる。
 大豆は、水はけの悪い転作田で栽培しているケースが多いため一部で湿害が確認された。
 しかし、野菜についてはは、いずれも今後、好天が続けば平年並みの収量が見込めそう。大豆も、実害は5千ヘクタール中50ヘクタール程度にとどまった。
 県農業経営課は「今月は天候が持ち直し、当初予想よりは影響が少なそう。今後の生育状況を注視し、対策に役立てたい」としている。

14/09/11

■「政党が全部負けた知事選」(滋賀報知新聞ネット版)
=三日月氏 知事選勝利を追う(9)=
◇全県
 今回の知事選は、二人の軍師の戦いだった。嘉田氏が初当選した平成十八年、再選した二十二年の選挙を支えたのが、対話の会のメンバーであった塚本茂樹・湖南市議(49)と若き選挙プランナーの松田馨氏(34)だった。松田氏は、嘉田由紀子前滋賀県知事が京都精華大学で教授として教鞭を執った時の教え子である。
 嘉田氏の後継者指名を受けた三日月大造知事(元民主党衆院議員)には塚本氏、自民党が担いだ小鑓(こやり)隆史氏には松田氏がそれぞれ選挙参謀となり、雌雄を決することになる。辛勝した塚本氏に知事選を振り返ってもらった。
 塚本氏らが四月二十日に実施した県政世論調査では、もし嘉田氏が出ない場合では、小鑓氏が三〇%、三日月氏二二%、共産推薦の坪田五久男氏一〇%、「決めてない」三八%で、小鑓氏が三日月氏を約一〇ポイント近く引き離していた。
 ところが武村正義元大蔵大臣の呼びかけで、嘉田氏と三日月氏との一本化調整を図ろうと四月十三日、同二十六日、五月七日の計三回開催された「嘉田県政を検証する県民の集い」で流れが一変する。 嘉田氏の去就をめぐり、マスコミが連日報道したことで、五月十日、十一日の世論調査では表の通り、三日月氏に突風が吹き三七%とトップに躍り出たのだ。
 六月二十九、三十日の調査では、三日月氏が三四%で、小鑓氏(三五%)に一ポイント負けていた。このため四〇%を占める無党派層、なかでも女性にターゲットを絞る一方、地域別では1区(大津市・高島市)が一〇ポイントも小鑓氏に離されていたため、最後の一週間は1区に総動員をかけ、結果的に四・四ポイント差まで縮めた。
 塚本氏らの数字と異なるのが自民党本部の世論調査だった。告示直前の六月二十一、二十二日の同党の世論調査では、小鑓氏四四・〇%、三日月氏三一・二%と小鑓氏が十数ポイントリードしていた。それが七月に入って追いつかれたのだ。
 塚本氏は「例えば自民党本部が『自民が推す小鑓氏、元民主党衆院議員の三日月氏』という聞き方で調査したなら、自民支持率が高い中で小鑓氏の数字が跳ね上がる」と見ている。
 自民党県連役員は「普通なら告示直前で一〇ポイント以上も勝っているなら、ひっくり返されることはまずない。やはり選対本部が十分に機能しなかったことが大きい。例えば選挙用ポスターが出来上がったのが告示の三日前、法定ビラ一号が出来上がったのが告示直前といった具合に、なぜか作業が遅れていた」と指摘する
 塚本氏は自民の敗因について「今回の知事選は、ある意味で政党が全部負けた選挙だった。ラーメン屋で嘉田さんが食事をしていると、『嘉田さんや』と多くの人が寄ってくる。嘉田県政八年で、知事と県民の距離が近くなった。この辺りを自民党は過去二回の知事選敗北から学ばなかったのではないか」と分析している。(石川政実)

14/09/10

■琵琶湖のアユ遡上、豪雨で早まる 滋賀県、産卵影響を注視(京都新聞電子版)
 例年、産卵期の9月から遡上(そじょう)する琵琶湖のアユが、今年は一足早い8月に大量に遡上したことが10日、滋賀県の調査で分かった。県内で8月に平年の約2〜4倍の雨が降ったためとみられる。9月に入って産卵が確認されたが、県は「前例がない状況」と今後の影響を注視している。
 県水産課によると、8月11、15両日、姉川など調査対象の県内12河川全てでアユの遡上を確認した。数も多く、アユが川幅いっぱいにさかのぼっていた川も複数あったという。また、8月中旬に琵琶湖にいた群れの数は同月上旬に比べて4分の1に減っており、多くが遡上したとみられる。
 琵琶湖のアユは河川から大量の水が流れ込むと、遡上する習性がある。例年8月は雨が少なく、アユは産卵期が始まる9月初旬から遡上するが、今年は8月雨量が県内8地点で軒並み2倍以上を記録。彦根では平年の3.9倍の430ミリに達し、1894年の観測開始以来最多となった。
 アユの遡上について正確な記録はないが、県の水産担当で8月に大量遡上を経験している職員はおらず、「少なくとも過去20年間で初めて」という。
 県は9月1〜3日に姉川など3河川で計6千万粒の産卵を確認し、「今後アユが川で成熟すれば産卵が進む」と期待する。しかし、アユの数は平年の半分と推定されている上、各河川の水量が減ると産卵に悪影響を与える恐れもあり、例年と同様、2週間に一度、産卵状況を調査する。

■豪雨復旧など23億円補正案提案へ 三日月滋賀知事で初(京都新聞電子版)
 滋賀県は10日、約23億6100万円を追加する本年度一般会計補正予算案を17日に始まる県議会9月定例会議に提案すると発表した。三日月大造知事が就任後初めて編成した補正予算案で、8月の台風11号などの大雨で被害を受けた河川や道路の復旧事業費が6割の約14億円を占めたほか、医療・福祉施策の充実に重点を置いた。
 台風11号と8月15、16日の豪雨では、これまでに道路14カ所、河川38カ所、砂防施設12カ所で損壊などの被害を確認した。河川関係で12億円を盛り込み、大津市の葛川や高島市の鴨川などで崩れた護岸を復旧する工事を進める。
 三日月知事が就任後に重点分野と位置付けた医療・福祉分野では、医療や介護の関係団体が連携強化に向けて検討委員会をつくり、拠点整備も含めた具体策を協議するために460万円を計上した。在宅医療を拡充するため、県内で研修を受ける医師への資金貸与や養成する医療機関への支援事業も新たに始める。
 このほか、琵琶湖の南湖で増えている外来種の水草オオバナミズキンバイの除去強化に4300万円を充てる。2021年に関西で開催予定のワールドマスターズゲームズの準備委員会負担金に1250万円、20年の東京オリンピックで事前合宿を誘致するための事業に140万円を盛り込んだ。
 財源には国の補助金や県の財政調整基金、県債を充てる。
 9月議会には一般会計補正予算案のほか、13年度の各会計の決算など計28議案が提出される。

■ガソリン価格、8週連続の値下がり(msn産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が10日発表した8日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(1日)と比べ40銭安い167円40銭だった。値下がりは8週連続。元売り各社による卸価格の引き下げを店頭価格に反映する動きが続いた。
 都道府県別では、45都道府県で値下がりした。値下がり幅は高知の2円30銭が最大だった。調査を行う石油情報センターは「来週も小幅な値下がりとなる」とみている。

■レギュラーガソリン、8週連続で下落…前週比0.4円安の167.4円(Responce)
資源エネルギー庁が9月10日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、9月8日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.4円下落し、1リットル当たり167.4円となった。
レギュラーガソリンの価格は、8週連続の値下がり。8週間前の169.9円から2.5円低下した。
地域別では、四国で0.7円、近畿で0.5円、中国と関東で0.4円、中部と東北、九州・沖縄、北海道で0.3円、全地域で下落した。
ハイオクガソリンは178.2円、軽油は145.5円、ともに前週から0.4円低下した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、9月10日のレギュラーガソリンの全国平均価格は159.2円/リットル、ハイオクは170.2円/リットル、軽油は135.3円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖の水上バイク事故やまず 年10件前後(京都新聞電子版)
 滋賀県の琵琶湖で、水上バイクが絡む水難事故が相次いでいる。若者を中心に人気があるウオータースポーツだが、落水や他の船との衝突など毎年10件前後の事故が発生している。天候の急変や漁具が多いなど琵琶湖特有の事情もあり、県警は適切な状況判断と救命胴衣の着用を呼びかけている。
 強風が吹いていた6日午後5時ごろ、大津市北部の沖合で、水上バイクに引かれていた水上遊具が転覆し、県内の男女6人が漂流した。幸い約6時間半後までに救助艇に助け出されたり自力で岸にたどり着いて無事だった。
 7日にも高島市安曇川町沖で京都市と城陽市の男女2人が波にあおられ水上バイクから振り落とされて漂流。8日早朝、ブイにつかまるなどしていたところを救助された。
 両事故とも、水上バイクの利用者は落水した後、再びバイクまで泳いで戻ることが出来なかった。
 琵琶湖で水上レジャー業を営む大津市の「マリーナ雄琴」代表で、県小型船協会副会長を務める林良訓さん(64)は「天候が変わりやすい琵琶湖特有の環境を十分に知っていなければ、ベテランでも事故に遭う」と指摘する。
 水上バイクは運転者が離れるとエンジンが止まる仕組みになっている。しかし、林さんは「波の影響で落水した人間よりもバイクが速く進んでしまう」と話し、「すぐに戻れる」という過信を戒める。
 比良山系から吹き下ろす強風の影響も大きい。同市の堅田漁業協同組合の関係者は「強風が怖い。波高3メートルほどになると危険で、漁船も流され仕事にならず、引き返すことが多い」と話す。
 水上バイクは蛇行運転やスピン、急旋回が楽しめるため若者を中心に人気があり、県小型船協会によると、ここ数年の免許取得講習の受講者は増加傾向にあるという。
 県警によると、琵琶湖での水上バイクの事故は、2004〜13年の10年間は年間8〜12件で推移している。今年は9月8日現在ですでに過去10年間で最多の13件発生し、今年の船舶事故の半数を占める。
 相次ぐ事故を防ごうと、同協会は10年ほど前から水上バイク専用エリアの設置を県に提案している。遊泳エリアと分けることで、安全にバイクの揚げ降ろしができ、水上マナーや天候の変化などの情報をまとめて伝えられるためだ。
 救命胴衣の着用も欠かせない。6、7日の水上バイク事故の遭難者は全員救命胴衣を着用していたため、長時間の漂流でも命をつなげた。一方、6日に高島市の沖合で水上バイクを止めて遊泳中に行方不明になった男性は、泳ぐ際に救命胴衣を着けていなかった。
 県警によると、水上バイクを含む過去10年の船舶事故の遭難者で、救命胴衣を着用しなかった場合の死亡率は着用した場合の約7倍に上る。県警地域課の米森昌一次席は「救命胴衣を必ず着用し、自身の体調や天候を判断しながら楽しんでほしい」と呼び掛けている。

■琵琶湖水質評価、TOC導入で一致 汚濁把握に利点(京都新聞電子版)
 滋賀県は9日、琵琶湖の水質を評価する新たな指標として、TOC(全有機炭素量)の導入を検討する有識者の懇話会を設置し、大津市の県庁で初会合を開いた。従来の水質指標だったCOD(化学的酸素要求量)では湖水中の有機物を把握するのに限界があるとして、委員らがTOCを導入する方針で一致した。
 TOCは有機物そのものの量を測れるため、バクテリアが分解できない難分解性有機物も含めた全ての有機物を把握できる利点がある。県は試験的に測定しており、2003〜12年度までの平均値は北湖で湖水1リットル当たり1・4ミリグラム、南湖で同1・6ミリグラム。13年度までの4年間は減少傾向にある。
 一方、CODでは約4割の有機物が把握できないとも言われ、琵琶湖では湖水に流入する汚濁負荷は減っているものの、1998年度以降ではCODの数値は高止まりを続けている。
 懇話会は京都大教授や国立環境研究所、環境省の担当者ら6人で構成し、初会合では、委員で県琵琶湖環境科学研究センターの早川和秀専門研究員が水質管理の課題について報告した。「難分解性有機物が琵琶湖にどんな影響を与えているのかを調べることが課題だが、CODでは水質汚濁のメカニズムを解明できない」と述べ、生態系への影響を把握する点からもTOCの導入を求めた。
 他の委員からも「陸域からの汚濁負荷が減っているかどうかを把握でき、今後の対策に有効」「県民などが琵琶湖をきれいにしてきた努力を目に見える形で示せる」など、TOC導入に賛同する意見が相次いだ。
 懇話会は本年度中に計3回開き、新たな水質管理の在り方について意見をまとめ、県環境審議会に報告する方針。

■滋賀県がデング熱相談窓口設置(msn産経ニュース)
 デング熱の感染が各地に拡大している状況を受け、県は9日、デング熱に関する相談窓口を設置した。窓口への直接の訪問や電話での相談に応じている。
 相談窓口は、県薬務感染症対策課と県内6つの保健所に開設。午前8時半〜午後5時15分の間、受け付けている。また、大津市保健所も同日、相談窓口を開設した。開設時間は午前8時40分〜午後5時25分。
 同課によると、今のところ県内での発生例はなく、海外から帰国した県内感染者は平成20年以降7人いるが、重篤なケースはない。
 問い合わせは同課(電)077・528・3632▽大津市保健所(電)077・522・7228。

■琵琶湖バラバラ殺人事件 新チラシで「情報提供を」(msn産経ニュース)
 「琵琶湖バラバラ殺人事件」が捜査特別報奨金の対象事件に再指定された9日、県警や近江八幡署の捜査員らが、近江八幡市のJR近江八幡駅で事件に関する情報提供を呼びかけた。
 駅前ではこの日朝、県警捜査本部の捜査員や近江八幡署員ら10人が、被害者の特徴を記した新しいチラシを通勤や通学途中の駅利用者らに配布。「また報奨金対象の事件になりました」「鼻に骨折した跡があることが分かりました」などと声をかけながらチラシ約1千枚を配った。
 同市の琵琶湖岸などで平成20年に男性の頭部や両手足がみつかったこの事件では、被害者の身元が分かっておらず、捜査特別報奨金の対象事件に指定されながら、情報提供量が減るなどしたため解除されていた。再指定を受け、同署の矢野政彦刑事課長は「被害者が特定できないと捜査のスタートラインに立てない。どんな小さな情報でもいいので寄せてほしい」と協力を求めていた。情報提供は捜査本部(電)0120・32・0027。

14/09/09

■琵琶湖切断遺体、捜査報奨金の適用再開 警察庁(京都新聞電子版)
 滋賀県近江八幡市などの琵琶湖岸で2008年5〜6月、切断された男性の頭部や両脚などが相次いで見つかった殺人事件で、警察庁は9日から「捜査特別報奨金」制度の適用を再開する。事件解決に結びつく有力な情報の提供者に最高300万円を支払う。適用は4回目で、期間は1年間。
 滋賀県警によると、捜査本部(近江八幡署)には8月末まで485件の情報が寄せられたが、被害者の身元特定にはつながっていないという。
 県警は今回の指定に合わせ、情報提供のポスターを新調。これまで公表してきた被害者の復顔イメージに、頭蓋骨の鑑定から新たに判明した鼻骨骨折の痕跡を加えた。3万7千枚を全国の警察や官公庁、病院などに張り出す。情報提供は捜査本部のフリーダイヤル(0120)320027。
 また、警察庁は東京都葛飾区で1996年、上智大4年の小林順子さん=当時(21)=が自宅で殺害、放火された事件で、解決に結びつく情報提供者に最高で300万円を支払う捜査特別報奨金の応募期間を9日から1年間延長することを決めた。これとは別に市民団体が500万円の懸賞金を出している。

■県内各地で水難事故相次ぐ 県警が注意呼び掛け(ChunichiWeb滋賀)
 八月末で各地の水泳場が閉鎖されてからは、水上バイクなど琵琶湖でのレジャーを楽しむ人が増える。六、七日にも、県内各地で水難事故が相次いだ。県警は、救命胴衣の着用徹底と、波の状態を含めた気象状況への細心の注意を呼び掛けている。
 大津市八屋戸の沖合二キロの琵琶湖で六日、水上バイクがけん引するゴム製ボートが高波で転覆し、救助のためにバイクから飛び込むなどした男女三人の行方が一時分からなくなった。七日には、高島市安曇川町沖で、水上バイクに乗っていた男女二人が一時行方不明になった。さらに同市では一人が行方が分からないままだ。
 県警によると、今年に入り九月七日までに起きた水難事故二十六件のうち、水上バイクが絡む事故は十三件。そのうち三件がゴム製のボートをけん引して遊んでいた。
 この場合、高波が押し寄せると簡単にボートから投げ出され、流されやすい。県警地域課は「白波が立った時は、スピードを出さずに徐行して」と指導する。
 一方、彦根市では救命胴衣を装着せずに、漂流する事故も。六日、二十代の男性二人が、サーフボードの上に立ってオールでこぐ「スタンドアップパドルサーフィン」二艇で岸から約二キロの湖上を航行中、離れ離れになった。
 昼間は晴れていたが、夕方からは悪天候に。風は強く、波も高くなっていた。間もなく、二人は別々に同市内の湖岸に流れ着いた。
 同課は「決して万能ではないが、助かる確率は上がる」と、救命胴衣の着用を呼び掛ける。さらに「琵琶湖を“大きな池”感覚でとらえる人が目立つ。午後三時以降は西から風が吹き、波も一メートル近くになる。夕方以降の天候の変化に気を付けてほしい」と注意を促す。
◆琵琶湖で不明の男女2人を救助
 七日夕に高島市安曇川町の琵琶湖に水上バイクで出て行ったまま、行方が分からなくなっていた京都市西京区の大工西村勇輝さん(35)と京都府城陽市の専門学校生岡島優紀子さん(25)が八日早朝、相次いで発見、救助された。
 高島署によると、岡島さんは同日午前四時十五分ごろ、安曇川町南船木の沖合二キロでブイにつかまっているのを、西村さんは午前五時三十五分ごろ、同町北船木の沖合六キロで漂流しているのを捜索中の警察官や漁をしていた漁師が見つけた。二人とも救命胴衣を着用しており「水上バイクから振り落とされた」と話しているという。(浅野有紀、河辺嘉奈子)

■琵琶湖レジャー油断禁物 水の事故相次ぐ(YomiuriOnLine滋賀)
◇救命胴衣着用、天候に注意
 琵琶湖では6、7日、レジャー中の水の事故が相次いだ。高島市マキノ町沖で大阪府の男性が行方不明になったほか、遊具から投げ出された男女3人が漂流するなど、県警のまとめで計5件あり、6日夕には一時、最大9人が漂流・行方不明になる事態となった。琵琶湖では9月末まで水上レジャーのシーズンが続くため、県警などは入念な準備など注意を呼びかけている。
◇高水温に救われる
 救助されたケースでは、サーフィンの男性2人以外は救命胴衣を着けており、発見まで最長13時間近く要したが、水温が25度前後と高めだったこともあり、無事だった。海上保安庁によると、救命胴衣を着用した場合、海上での生存率は9割前後ある一方、未着用では3割程度まで下がる。高島署によると、今も行方不明の男性は、水上バイクの上で胴衣を脱ぎ、湖面で泳いでいたのを友人などが見たという。
◇寒さ、恐怖に耐え
 救命胴衣があれば救助される確率が高いといっても、夜に波間を漂う疲労や寒さ、恐怖感は想像を絶する。
 6日に八屋戸沖で遊具から転落した後、約5時間半後に約3キロ南の和邇浜に漂着した女性2人を発見した女性(32)によると、ビキニの水着に救命胴衣だけで、自力では水面から立ち上がれなかった。体が冷え切って震えが止まらず、「寒い」と繰り返すのが精いっぱいだったという。現場近くで救出された男女3人も、発生から約4時間後、警察が用意した車に乗り込む際、黄色い毛布にくるまり、髪がぬれて素足のままだったりと、一様に疲れた様子だった。
 7日夕に水上バイクから投げ出され、8日未明に救助された女性は11時間近くをブイに捕まって過ごし、「暗くて寒くて、すごく怖かった」と振り返った。
◇目立つマナー違反
 水上のレジャーは近年、多様になっている。水上バイクやヨット、ウインドサーフィンなどのほか、水上スキーのように様々なゴム製の乗り物に乗って水面を滑走する「トーイングスポーツ」が人気を集めている。
 琵琶湖は海より水面が穏やかで楽しみやすく、7〜9月末頃までこうしたレジャー客でにぎわう。だが、あるレンタルボート店員は「急なターンや不要な蛇行など、危険な運転が後を絶たない」とマナー違反の多さに眉をひそめる。
 さらに琵琶湖では時折、比良おろしのように強風が吹き荒れ、1メートル以上の波が立つ。3件の事故が集中した6日午後5〜6時頃は、強い雨や霧などで視界が悪く、最大瞬間風速で15メートル前後の強風だった。
 県警のまとめでは、琵琶湖を含む9月の水の事故は昨年8件、一昨年は13件と多発傾向にある。この6、7日にも県警や消防延べ160人が出動して捜索にあたった。県警地域課は「『大きな池』のような感覚で訪れる人も多いが、面積も広大で油断は禁物。安全第一で、ライフジャケットの着用や、天候のチェックなど準備を怠らないように」と警鐘を鳴らす。

■琵琶湖バラバラ殺人を「特別報奨金」対象に再指定(msn産経ニュース)
 近江八幡市の琵琶湖岸などで平成20年に男性の頭部や両手足が相次いでみつかった「琵琶湖バラバラ殺人」事件をめぐり、警察庁は9日、有力情報の提供者に最高300万円を支払う「捜査特別報奨金」の対象事件に再指定する。同事件は情報提供数が年々減少したため指定がいったん解除されたが、今年に入り被害者の新しいイメージ画などを公表したところ情報提供が増え、報奨金が“復活”することになった。指定期間は1年間。
     ◇
 この事件は、20年5〜6月、近江八幡市や大津市など県内6カ所の湖岸で、切断された男性の頭部や両手足が相次いで見つかった。県警捜査本部は遺体に残された状況などから、何者かが男性を絞殺して遺体を刃物で切断、遺棄した殺人・遺体遺棄事件と断定した。しかし、被害者の身元が分からないため、県警は警察庁に対し、事件解決に結びつく有力情報の提供者に支払う捜査特別報奨金の対象事件として、指定を申請。警察庁は21年2月から3年間、指定を継続してきた。
 しかし、捜査本部に寄せられた情報は、最初の1年間が最多の112件だったが、だんだん減って23年2月からの1年間は49件にとどまった。このため、県警は指定の更新申請をせず、警察庁は24年2月に対象事件の指定を解除した。
 その後も、県警は捜査を継続。捜査本部は今年2月、東日本大震災で遺体の身元特定に貢献した宮城県警OBに依頼し、被害者の顔のイメージ画を作成した。さらに、被害者の頭骨を詳しく鑑定したところ、鼻の骨折と治療の痕があることも判明。これらの要素を盛り込んだ新しいポスターやチラシを作り、改めて情報提供を呼びかけたところ、2月末から6月末の間に38件の情報が寄せられた。このため、県警は7月上旬、報奨金の対象事件に再申請していた。
 捜査本部は「被害者に関する新しい情報が加わって報奨金も復活することになり、事件解決に向け新たな気持ちで臨みたい。少しでも情報があれば寄せてほしい」と話している。情報提供は捜査本部(電)0120・32・0027。

14/09/08

■外来魚駆除へ池干し(asahi.com)
 亀山市中庄町の農業用ため池・南山池で6日、地元の川南水利組合と市民グループ「水辺づくりの会 鈴鹿川のうお座」、小学生ら計約30人が池干しをし、外来魚を駆除した。
 池は広さ1ヘクタールほど。水が抜けると、最大で全長47センチの外来魚ブラックバスが姿を見せた。ブラックバスは33匹、在来魚はコイ43…

■水上バイクで行方不明、男女を救助…琵琶湖(YomiuriOnLine)
 滋賀県高島市沖で7日午後、水上バイクで琵琶湖に出たまま行方不明となっていた京都市西京区の男性(35)と京都府城陽市の女性(25)が8日早朝、相次いで見つかり、救助された。
 高島署によると、2人とも命に別条はないが、一晩中湖面にいたため大事をとり高島市民病院へ運ばれた。
 発表では、女性は8日午前4時15分頃、高島市沖約2キロでブイにつかまっているところを同県近江八幡市の漁師に発見された。男性は約1時間20分後、東約4キロで漂流しているところを同署の警備艇に見つかった。2人とも救命胴衣を着用していた。

■琵琶湖:水上バイクで不明の男女2人、無事救助(毎日jp)
 滋賀県高島市安曇川町横江浜沖の琵琶湖で7日午後から行方が分からなくなっていた水上バイクの男女2人は8日未明、湖上でそれぞれ漁船や警備艇に救助された。2人ともけがはなかった。
 滋賀県警高島署によると、8日午前4時15分ごろ、高島市安曇川町南船木の沖合でブイにつかまっている京都府城陽市の専門学校生の女性(25)を漁船が発見。同5時35分ごろ、高島市安曇川町北船木の沖合で、漂流していた京都市西京区の大工の男性(35)を県警の警備艇が救助した。
 水上バイクは7日午後4時40分ごろに波をかぶって転覆。運転していた男性と後部座席の女性が湖に投げ出されたという。

■琵琶湖畔100キロ歩こう(YomiuriOnLine滋賀)
◇10月25、26日 長浜〜大津
 長浜市から大津市までの琵琶湖畔100キロ余りを歩き通し、景観と達成感を味わいながら湖沼美化のチャリティーに協力する初のイベントが10月25、26日に行われる。昨年、石川県でのウォークイベントを完歩した滋賀県内の女性経営者らが「湖畔こそ最高のコース」と仲間らと実行委を組織して企画、参加を呼びかけている。(藤井浩)
 「第1回びわ湖チャリティー100km歩行大会」と銘打ち、総延長は103キロ。10月25日午前8時半、長浜ロイヤルホテル(長浜市大島町)で開会式を開き、出発。湖東を南下して日中は彦根市、近江八幡市まで湖岸を行き、同日夕〜夜間は安全を優先して同市から野洲、草津市へと照明や店舗などが多い県道を進む。翌26日は近江大橋を渡り、琵琶湖西岸の通称・西近江路を北上、ゴールのJR近江舞子駅近くのホテル「琵琶レイクオーツカ」(大津市南小松)を目指す。
 モデルとなったのは2008年から秋に石川県で行われる「100km歩行大会」。能登半島を縦断し、七尾市から小松市へ歩くコースで、昨年は県内外から420人が参加。参加費から県民ボランティアセンターなどに寄付している。
 滋賀県内から参加したのが、栗東市の会社社長、北野裕子さん(41)。友人2人と約28時間半かけて完歩した。1時間平均3キロ超のペースで歩き続けるため、1か月かけて体力作りなど入念な準備が必要だったが、「琵琶湖を肌で感じて歩く感動を分かち合ってほしい」と湖国での開催を思い立った。
 野洲市の社会保険労務士、糀谷(こうじたに)博和さん(43)らと5月に実行委(19人)を発足。制限時間は26日午後3時半までとし、途中7か所のコンビニやレストラン、ガソリンスタンドなど約10〜30キロ間隔でチェックポイントを置き、駐車場などに休憩用のテントも用意する。実行委のメンバーらは7月から、守山市内などで歩行体験会を開き、本番に備えている。
 北野さんは「友人らとワイワイ言いながら、非日常的な体験を楽しめるはず。その間に琵琶湖の環境について思いをはせてほしい」と話している。
 高校生以上で、携帯電話を持っていれば参加可。定員150人。参加費1万5000円の一部を琵琶湖の環境保全のため、県が運営する「マザーレイク滋賀応援基金」に寄付する。また、大会当日の運営をサポートするスタッフ約100人を募集中で、参加費2000円全額を寄付に充てる。
 申し込みは28日までに、〒520・3015栗東市安養寺6の1の44「エフアイ」内の大会事務局(077・551・2500)。

■琵琶湖大荒れ 局地的に風雨強まり転覆・座礁、水難事故相次ぐ(msn産経ニュース)
 琵琶湖でゴムボートが転覆して男女3人が一時行方不明になる騒ぎがあった6日夕、このほかにもレジャー客が流されたり、競技用の船舶が転覆・座礁したりするなどの水難事故が相次いだ。
 彦根地方気象台によると、県内は6日午後4時ごろから局地的に天候が急変し、風雨が強まった。最大瞬間風速は彦根市で15・2メートル、大津市北部で14・1メートルを記録した。
 午後5時ごろ、大津市八屋戸の2キロ沖で水上バイクに引かれたゴムボートが転覆して3人が漂流。警察や消防が捜索に当たり、深夜までに3人は近くの湖岸に自力でたどり着いた。3人にけがはなかった。
 同じ午後5時ごろ、彦根市大薮町の2キロ沖では、サーフボードに乗っていた20代の男性2人が流され、40分後に付近の湖岸へ漂着。2人ともけがはなかった。2人はパドルで進むタイプのサーフボードで岸から5キロ西の多景島まで行き、岸に戻る途中だった。
 午後5時半ごろには、同市馬場の100メートル沖で、大学生の男女2人が乗った競技用ヨットの帆が強風で破れて操縦不能になり、岸近くまで流されて転覆。仲間ら6人がモーターボートで救助に向かったが、ヨットの付近で座礁した。このため8人は湖に飛び込み、それぞれ自力で岸までたどり着いた。このうち女性(18)が左足に軽いけが。一行は市内にある大学のヨット部。大会に向けて練習中だった。
 一方、高島市マキノ町中庄の沖合で6日午前、行方不明になった大阪府四條畷市の男性(39)の捜索は7日朝、警察や消防など約20人態勢で再開したが発見に至らず、この日の捜索を打ち切った。

■日野町や甲賀市で住宅31棟床下浸水 滋賀(msn産経ニュース)
 県内は6日夕、局地的に大雨が降り、日野町や甲賀市で住宅計31棟が床下浸水。一時、日野町内全域に避難準備情報が出されるなどした。
 県防災危機管理局のまとめでは、同日の降り始めから午後10時40分までの降水量は、東近江市=133ミリ▽甲賀市=112ミリ▽日野町=99ミリ−など。このため、日野町で計30棟、甲賀市で1棟がそれぞれ床下浸水の被害を受けた。

14/09/07

■琵琶湖で水上バイクの男女帰らず…県警が捜索(YomiuriOnLine)
 7日午後6時頃、滋賀県高島市安曇川町横江浜の琵琶湖畔で遊んでいたグループから「男女2人が水上バイクに同乗して出たまま帰ってこない」と高島署に連絡があった。
 同署が警備艇2艇で捜索している。
 発表によると、大阪、京都両府などから来た男性5人、女性3人の友人グループで、2人は午後5時頃以降、姿が見えなくなった。2人とも救命胴衣を着用していたという。
 約15キロ北の同市マキノ町でも6日午前、大阪府四條畷市の男性会社員(39)が水上バイクに乗って出たまま行方不明になり、この日も同署などが捜索していた。

■琵琶湖で不明男性の捜索続く(MBS NEWS)
 6日、滋賀県高島市の琵琶湖で、水上バイクに乗っていた男性の行方が分からなくなり、7日も捜索が続いています。
 行方が分からなくなっているのは、大阪府四條畷市の会社員、石川信明さん(39)です。
 警察によりますと、石川さんは6日、友人2人と琵琶湖を訪れ、水上バイクを運転していたということですが、午前10時半頃、沖合1キロほどの場所で水上バイクを止め、ライフジャケットを脱いで泳いでいるのを一緒に来ていた友人が目撃し、その後、行方がわからなくなったということです。
 水上バイクとライフジャケットは、沖合約200メートルの場所で発見されていて、警察は、石川さんが泳いでいる際に溺れたものとみて捜索を続けています。

■魚のゆりかご水田、16種の遡上確認(asahi.com)
 琵琶湖の魚が産卵できる田んぼづくりを進める県の「魚のゆりかご水田」で、これまで繁殖が確認されていたフナ類以外のメダカ、ドジョウ、ナマズなど14種の魚が水田に遡上(そじょう)し、利用していることが琵琶湖博物館などの調査でわかった。研究者は「今後も多くの魚種が利用できるように魚道などの改良を考えていきたい」としている。
 調査をまとめたのは、同館の学芸員金尾滋史さん(34)ら。2009年から10年にかけて、野洲、東近江、彦根の3市7地域10地点のゆりかご水田で、魚道のせき板を外した際に下ってきた魚の種類と成長段階を調べた。
 その結果、ニゴロブナ、ギンブナのフナ類2種に加え、通常は河川や水路に生息しているオイカワ、モツゴなど計16種の魚類が確認された。昔は水田地帯でよく見られたが、近年は見かけなくなったメダカ、ドジョウ、ナマズについては、産卵のために遡上した成魚とその年に生まれた稚魚の両方が水田で確認された。ゆりかご水田が3種の産卵場所として機能していることがわかったという。

14/09/06

■琵琶湖で水上遊具転覆、一時3人不明 大津、6人全員無事(京都新聞電子版)
 6日午後5時ごろ、大津市八屋戸の沖合2キロの琵琶湖で、水上バイクに引っ張られていた筒状の水上遊具が転覆し、投げ出された女性1人と、水上バイクから救助に向かった男女2人が行方不明となった。バイクと遊具に分乗していた別の男女3人も一時漂流していたが、市消防局の消防救助艇に救助された。行方不明の3人も、女性2人が同10時半ごろ、男性1人は同11時40分ごろに同市和邇の湖岸に漂着した。全員けがはなかった。
 大津北署によると、6人は滋賀県内居住の20代の店員ら。全員、救命胴衣を着用していたという。
 同署の説明では、6人は午後4時ごろ、水上バイクと遊具に3人ずつ分乗し、沖島から大津市方面へ向かっていた。途中、波で遊具が転覆したという。彦根地方気象台によると、大津市南小松で午後4時46分に最大瞬間風速14・1メートルを記録、午後7時半までの3時間雨量は51ミリに達し、現場は雨風が強かったとみられる。

14/09/05

■「琵琶湖調査船」省エネに 滋賀県、15年度運用へ名前募集(京都新聞電子版)
 滋賀県が、琵琶湖の環境を観測する新しい水質実験調査船の建造を進めている。現在の2隻の調査船を統合した機能を持ち、波の抵抗を抑える船体や太陽光発電の導入で燃費の改善や省エネも図る。県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)は2015年度から運用を開始する方針。
 現在、県は水質調査船「みずすまし2世」(51トン)と実験調査船「はっけん号」(36トン)を保有。同センターが水質調査などに使ってきたが、いずれも建造から20年以上経ち老朽化で維持費もかさむため、新造を決定し、今年2月に着工した。総事業費は4億4600万円。
 新たな調査船(74トン)はアルミ合金製で全長28・12メートル、最大幅6・2メートル。琵琶湖の水質やプランクトン、湖底の流速などを測定する。水中ロボットカメラで湖の中の状態を観測する役割も担う。
 波の抵抗を減らすため、水面下の船首に球状の突起を設けるなどして、「みずすまし2世」より燃費を約25%向上させる。船室の屋根には太陽光パネル6枚を設置し、全ての照明に必要な電力を供給。採水器などを水中から引き揚げるウインチは「みずすまし2世」よりも1基多い計2基として、作業効率を高める。
 船名を公募しており、最優秀賞には1万円相当の近江牛を贈る。船名(6文字程度)と名付けた理由、住所、氏名、年齢、性別、電話番号を記入し、同センターへファクス077(526)4803などで10月2日までに申し込む(はがきは同日消印有効)。問い合わせは同センターTEL077(526)4800。

■ホンモロコ、川でも産卵 琵琶湖から遡上初確認(京都新聞電子版)
 琵琶湖の固有種のホンモロコが、沿岸部や接続水域の内湖だけでなく、内湖に流入する河川までさかのぼって産卵していることを、滋賀県水産試験場や県水産課などが近江八幡市の西の湖周辺の調査で初めて確認した。同試験場は「春先の河川は琵琶湖や内湖より水温が高く、早期の産卵や稚魚の成長につながる。琵琶湖の水位低下で卵が干上がる被害も少ない」とみて今後の資源回復に生かせる調査結果としている。
高いふ化率、成長早く 西の湖周辺
 産卵期の2012年3〜6月、西の湖に注ぐ山本川と蛇砂川の中・下流域などを調査し、2河川で3月下旬以降、小石の河床や、オオカナダモなどの水中の植物に産み付けられたホンモロコの卵を多数見つけた。山本川では産卵地で知られる大津市北西部や長浜市の琵琶湖沿岸部より2週間から1カ月早く産卵していた。
 3月上旬〜4月上旬の2河川の水温は9・8〜15・4度と親魚が産卵を始めるとされる温度で、同時期の西の湖の水温(7・4〜14・1度)や、大津、長浜の琵琶湖沿岸部も上回った。親魚は産卵のため琵琶湖から西の湖に移動した後、それぞれの河川へ遡上(そじょう)し、他地域よりも早く産卵したとみられる。
 2河川では雌より雄が多く、多数の雄が遡上する雌を追尾していた。雌は数回にわたり産卵する習性があり、河川と内湖を行き来していた可能性もある。同試験場の亀甲武志主査は「河川で早期に産卵することで稚魚が早く成長できる。外来魚などに捕食されないように回避する能力も高まり、生存につながっているのではないか」と話す。
 琵琶湖岸や内湖では、ホンモロコが水深約数センチのヨシ帯やヤナギの根に産卵し、わずかな水位低下で卵が干上がることが指摘されている。山本川の産卵場所は水深25〜35センチで水位変動の影響が少なく、卵のふ化率も高いとみられている。
 ホンモロコは味の良さから人気が高いが、約20年前から激減して12年漁獲量は14トンと最盛期の20分の1以下。環境省レッドリストで絶滅危惧種になっている。亀甲主査は「産卵場を守るためには、ホンモロコが琵琶湖と内湖、河川を行き来しやすい環境を維持することが必要だ」と指摘する。

14/09/04

■新閣僚どんな人? 望月義夫氏(環境・原子力防災)(msn産経ニュース)
演出苦手でも改革手腕
 青果店の次男として育ち、市議、静岡県議を経て国政へ。初当選した平成8年の衆院選は無所属で立候補した。国土交通副大臣、野党自民党時代の「シャドーキャビネット(影の内閣)」国交相のほか、小泉純一郎政権で環境政務官を務めた。直近は党行政改革推進本部長として内閣府のスリム化を手がけた。趣味は植木、盆栽。派手なパフォーマンスが得意でなく、地味という評価を受ける。

■新閣僚どんな人? 西川公也氏(農林水産)(msn産経ニュース)
党でTPP対策に奔走
 栃木県議時代は議長も務めた。平成21年に落選。その後、全国の農村を見て歩き、農協改革に意欲を燃やすようになったという。自民党環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)対策委員長として、TPP参加に慎重な農林族議員らの説得に奔走、交渉相手国の首脳も信頼を寄せる。議論を始めると熱くなり、テレビカメラの前であっても相手と大げんかを繰り広げ、物議を醸すときがある。

■9日に堅田で十六夜観月会・ほろよいシンポ 滋賀(msn産経ニュース)
 琵琶湖畔で十六夜(いざよい)の観月を楽しむ催しが9日午後7時から、大津市本堅田の堅田十六夜公園で開かれる。主催のまちおこし団体「びわ湖堅田湖族の郷」は参加者を募集している。
 堅田地区の歴史と文化の掘り起こしを進める同団体が「月見酒『ほろよいシンポジウム』」と銘打ち、湖畔の観月会を開催。江戸時代の俳人・松尾芭蕉が堅田を訪れた際、湖畔で門人と句会を開き十六夜の月をめでた−という史実にちなんでいる。
 当日は、芭蕉にまつわるトークやクイズを楽しむほか、雅楽の演奏も披露される。参加費は1人千円(ビール、おつまみ付き)。問い合わせは湖族の郷資料館(電)077・574・1685。

14/09/03

■ガソリン7週連続値下がり(jiji.com)
 資源エネルギー庁が3日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(1日時点)は、全国平均で前週より0.6円安い167.8円となり、7週連続で値下がりした。イラク情勢の先行き不安後退により、原油価格が下落したことが影響した。
 都道府県別では、4.3円値下がりした高知を筆頭に46都道府県で下落した。滋賀は横ばいで、値上がりはなかった。ただ、全国で最も高い鹿児島(175.4円)を含む10府県は170円を超えた。

■レギュラーガソリン、7週連続で下落…前週比0.6円安の167.8円(Responce)
資源エネルギー庁が9月3日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、9月1日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.6円下落し、1リットル当たり167.8円となった。
レギュラーガソリンの価格は、7週連続の値下がり。7週間前の169.9円から2.1円低下した。
地域別では、四国で1.3円、中国で0.9円、関東で0.7円、中部と東北、九州・沖縄、近畿で0.6円、北海道で0.2円と全地域で下落した。
ハイオクガソリンは0.7円安の178.6円、軽油は0.5円安の145.9円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、9月3日のレギュラーガソリンの全国平均価格は159.5円/リットル、ハイオクは170.0円/リットル、軽油は135.0円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■第2次安倍改造内閣、閣僚の顔ぶれ…3日夕発足(YomiuriOnLine)
菅義偉官房長官は3日午後、第2次安倍改造内閣の閣僚名簿を発表した。
 皇居での認証式を経て、同日夕に改造内閣が発足する。
 第2次安倍改造内閣の顔ぶれは次の通り。
 ◆総理 安倍晋三
 ◆副総理・財務・金融 麻生太郎(留任)
 ◆総務 高市早苗
 ◆法務 松島みどり
 ◆外務 岸田文雄(留任)
 ◆文部科学 下村博文(留任)
 ◆厚生労働 塩崎恭久
 ◆農林水産 西川公也
 ◆経済産業 小渕優子
 ◆国土交通 太田昭宏(留任)
 ◆環境・原子力防災 望月義夫
 ◆防衛・安全保障法制 江渡聡徳
 ◆官房 菅義偉(留任)
 ◆復興・原発事故再生 竹下亘
 ◆国家公安・拉致問題・防災 山谷えり子
 ◆沖縄・北方・科学技術 山口俊一
 ◆女性活躍担当・行政改革 有村治子
 ◆経済再生・経済財政 甘利明(留任)
 ◆地方創生 石破茂)

■琵琶湖漁業者、1002人で過去最少 20年で半減(京都新聞電子版)
 農林水産省がまとめた「2013年漁業センサス」(概数値)によると、琵琶湖の漁業従事者は1002人で調査開始以来、過去最少となった。20年間で半減した。雇われている人を除く自営の漁業者では60歳以上が8割を占め、漁獲量減少で後継者が育たない中、高齢化が深刻になっている。
 漁業センサスは5年ごとに調査している。琵琶湖で昨年10月末までの過去1年に湖上で作業した漁業従事者は前回調査の08年に比べて184人(15・5%)減った。15歳未満を従事者と見なさない現在の定義で調査している1973年以降で見ると、78年の3953人をピークに減り続けており、20年前の93年は2028人だった。
 年齢別では、自営の漁業者687人のうち、60歳以上が525人に達した。全体の76・4%を占め、5年前より11・9ポイント上昇した。70代以上が274人(39・9%)、60代が251人(36・5%)なのに対し、30代は17人(2・5%)、20代以下は5人(0・7%)だった。
 県内の湖沼漁業従事者の総数は1009人で、琵琶湖以外は余呉湖の7人で前回比2人増。これらとは別の養殖業従事者は229人で同13人減だった。
 農水省の統計によると、琵琶湖の13年の漁獲量は1029トン(概数値)。ピークだった1955年の1割以下で、93年と比べても3分の1以下に減った。近畿農政局大津地域センターは「高齢で引退する漁業従事者が増える一方、漁獲減で新規就業者が少なく、減少が続いている」としている。

14/09/02

■「湖守る」思い共感深く 世界湖沼会議で交流会(京都新聞電子版)
 【ペルージャ(イタリア)滋賀本社】開催中の第15回世界湖沼会議で現地時間1日夕、滋賀県から参加している環境団体が分科会で活動を報告し、現地のトラジメノ湖の保全に携わる関係者との交流会で意見交換した。水質の管理や漁業などの現状を互いに報告し、「湖を守る」という思いで共感した。
NPOなど取り組み報告
 分科会では、高島市の針江生水(しょうず)の郷(さと)委員会の山川悟さん(65)が、湧き水を暮らしに取り入れる「川端(かばた)」の仕組みを紹介。川の清掃や源流での植樹活動などを説明し、「自然のサイクルに人が関わり、生き物と共生する里山を守りたい」と語った。
 この後の交流会には、針江生水の郷委員会と守山市のNPO法人びわこ豊穣の郷、滋賀大、滋賀県立大から計5人、トラジメノ湖の関係者は行政機関やNGOなどから6人が参加した。
 トラジメノ湖で伝統的な漁を続けている漁業組合代表のキオキーニ・アウレリオさんは「安い魚を大量に捕るのではなく、少し高い固有種を無理のない範囲で捕るなど、漁の質を変える意識改革を進めている。最近は若い世代も組合内に増えてきた」と話した。行政やNGOの関係者は、水質保全の取り組みを報告し、最近の傾向として環境や農業体験を志向する観光に重点を置いているとした。
 びわこ豊穣の郷の中島正一さん(68)は、琵琶湖での外来種の水草の増加について「成長が早く除去に苦労している」と説明した。滋賀県立大の上田洋平助教が、暮らしを絵図で表現する独自の手法で彦根市の約60年前を描いた作品を紹介すると、アウレリオさんが琵琶湖の定置網「えり」に目をとめ、「同じ方法だ」と見入っていた。
 交流会後、山川さんや中島さんは「漁業に若い人が増えている話は、もっと聞いてみたかった」と話し、現地NGOの代表は「興味深い話が多かった。今後も情報交換したい」と笑顔をみせていた。

■カツオの大不漁を考える 過去10年平均の15%(紀南新聞ネット版)
 【一部既報】カツオ資源に関する学習会「今年のカツオ大不漁について考える」(東牟婁漁村青年協議会主催)が8月29日、串本町串本の和歌山県水産試験場であった。小林慧一・県水産試験場海洋資源部研究員が「和歌山県における2014春季のひき縄漁況」、二平章・茨城大学人文学部市民共創教育研究センター客員研究員が「回遊生態からみた西部太平洋のカツオ資源〜今年の大不漁現象をどうとらえるか」をテーマにそれぞれ講演。要旨を紹介する。
 日本近海へ来遊量減少 小林 慧一さん
 小林さんは研究結果のまとめとして、「中西部太平洋(熱帯域)での漁獲増加による来遊量の減少が主な原因」との見解を示した。
 小林さんは、田辺、すさみ、串本の県内主要3港における、カツオひき縄漁の水揚げ量について報告。「3、4月は極めて少なく、5月は例年の半分。3〜5月で72d。過去10年平均の15%、過去33年平均の9%しかない。一日の1隻当たりの水揚げ量も記録にあるうちで過去最低。西日本、東日本ともに獲れておらず、2014年春漁は全国的大不漁だった」と振り返った。
 原因として、@海水の低水温化A中西部太平洋(熱帯域)での漁獲増加B日本近海の餌生物減少―の3つを仮説として研究したことを紹介。結果としてAが主な原因であり、@、Bについては否定的な結論に至ったことを報告した。
 Aについては、熱帯域におけるまき網漁の漁獲増加にともない、来遊量が減少しているデータを提示。資源量の減少により、日本沿岸まで回遊する個体が減っているとの推測を語った。
 @については、低水温はカツオの北上に影響を与えることは事実ではあるが、比較的豊漁だった平成8年は今年と同様に低水温が分布していたことを説明。「低水温だけでは不漁を説明できない」と結論づけた。
 Bについては、カツオの主な餌であるカタクチイワシの、太平洋沿岸での漁獲量に際立った減少は見られないことから、「餌生物との明瞭な関係はなし」とした。
 県は国に対して本年度「カツオの資源管理の推進」を要望していること、水産庁や水産総合研究センターは中西部太平洋まぐろ類委員会に「日本近海への(カツオ)来遊量の減少」を訴えていることを紹介。議論がなされ、対策の検討が始まっていることを報告した。
 日本は漁獲規制の訴えを 二平 章さん
 二平さんは、中西部太平洋での漁獲増加による来遊量減少が主な原因との見解を示したほか、持論にもとづき来年のカツオ来遊は期待できるとの見通しを語った。
 熱帯域の大型まき網船として、270隻が操業していることを報告。「集魚装置を沈めて漁をするのだが、これが成魚だけでなく未成魚も集めてしまい、根こそぎ獲ってしまうため資源減少につながっている」と語った。熱帯域においてまき網によるカツオ漁獲の大半が1歳から2歳魚であることを指摘した。
 中西部太平洋においてまき網漁によるカツオ漁獲量は年々増えていたが、近年は減少に転じていることを紹介。フィリピン200海里内では一時20万dを超過したがやはり近年急速減少していること、フィリピン、インドネシアのカツオ漁獲の大半が0歳魚であることを話した。
 漁獲増加の遠因として、日本の大手カツオだし企業が原料として、10センチ未満の超小型カツオ節を仕入れていることを紹介。「熱帯域の漁業者も買い手があるから獲ってしまう。考えるべき」と述べた。
 海水温と不漁との関連性については、「近年は水温が高くても来遊量が少ない。これは資源減少を示している」とした。
 まとめとして、「中西部太平洋のカツオは過剰漁獲状況にあり、日本は強く漁獲規制を訴え行動すべき。ダシ企業の小型魚原料利用の見直しも必要」と力を込めた。来年のカツオ来遊に関しては、「今年南下した未成魚の北上による来遊が期待できる」と推論を述べた。

■県内漁業者9割超「後継者いない」(ChunichiWeb滋賀)
 近畿農政局大津地域センターがまとめた漁業センサス(二〇一三年十一月一日現在)によると、県内で漁業をする個人事業主と団体は計六百二十一となり、五年前の前回調査から6・2%減となった。従業者は減少傾向で、農政局は今後、背景などを調査する。
 個人事業主の57・2%が六十五歳以上。個人・団体のうち九割以上が「後継者がいない」としており、漁業関係者の高齢化とともに、減少が危惧される。
 琵琶湖での漁業従事者を個人単位で数えると、前回比15・5%減の千二人。県内の漁船数は前回より九十隻減って九百二十隻となった。
 市町別の漁業従事者数では近江八幡市の二百七人が最多。高島市の百九十四人、大津市の百八十八人が続いた。
 農政局の担当者は「漁獲量の減少で漁業を続けることが難しくなってきたのが背景としてあるのではないか」との見解を示した。
 調査は水産行政の基礎資料更新を目的に農林水産省が五年ごとに実施。今回は二〇一二年十一月から一年間の実績を聞き取り、まとめた。(山内晴信)

■台風や大雨が影響、アユの遡上早まる(ChunichiWeb滋賀)
 アユの産卵期を前に県は、琵琶湖のアユの量を魚群探知機で調査した。魚群は平年の一割ほどしか見つからなかったが、台風や大雨の影響で川への遡上(そじょう)が例年より早まったためとみられる。
 八月十九、二十日に調査。見つかった魚群は平年の12%だった。県農政水産部によると、八月中旬までに降った二度の大雨で川の水量が遡上に十分な量となり、調査より前にアユが川へ上ったとみられる。
 実際に八月六、七両日に実施した仮の調査では平年の50%ほどの魚群を探知しており、周辺の川では元気に泳ぐアユが多く見られるという。
 県の担当者は「今の川の状態はアユにとっては良い状態。このまま適度な雨が続けば、たくさんの産卵が期待できる」と話している。(井本拓志)

14/09/01

■カツオの全国的な不漁で学習会(紀伊民報AGARA)
 東牟婁漁村青年協議会は8月29日、和歌山県串本町串本の県水産試験場でカツオ資源に関する学習会を開いた。今年のカツオ漁が、県内だけでなく全国的に不漁となったことについて専門家が講演し、漁師や関係者約50人が聞いた。
 紀南地方の重要な漁業の一つであるカツオ漁が今春不漁となり、漁業や地域経済に大きな打撃を与えた。学習会は、日本近海のカツオ漁と、熱帯域におけるカツオ資源や漁業の実態について聞き、今年の不漁について考えようと開いた。
 講演では、茨城大学人文学部の二平章客員研究員が「回遊生態からみた西部太平洋のカツオ資源 今年の大不漁現象をどうとらえるか」をテーマに、さまざまなデータを用いながら話した。
 日本近海におけるカツオ漁は、1985年前後から漁獲量が減少傾向になり、西側の水域で顕著だったと説明。2001年ごろからは、一層漁獲量が落ち込み、深刻な状況になってきているという。
 日本近海へ来遊する「黒潮ルート」のカツオの数を回復させるためには、来遊元の中西部太平洋全体で現在約180万トンある漁獲量を、まずは100万トンに下げる必要があるとし「日本近海のカツオの生態異変は過剰漁獲による資源減少に伴う早期成魚化、分布域縮小の現れ」と強調した。
 中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)は近年、カツオの過剰漁獲はないと報告しているが、熱帯域の圧倒的漁獲を占めるまき網漁のデータを解析に使っていないのが問題だと指摘。過剰漁獲がないと報告するから、漁をする船が増えていると述べた。
 日本近海への来遊状況は深刻化し、一本釣りや引き縄漁業の漁師、地域経済を圧迫していることにも触れた。
 県水産試験場の小林慧一研究員は「和歌山県における2014年春季のひき縄漁況」と題し講演。県内主要3漁港の田辺、すさみ、串本での春漁(3〜5月)の1981〜2003年の水揚げ量は、増減はあるが800トン前後で推移してきたと紹介した。
 ところが、04年に大きく落ち込み、以降は低水準で推移。14年は72トンで過去10年平均の15%、過去33年平均の9%しかなかったという。西日本の代表的な水揚げ地、宮崎、高知、三重の3県の他、八丈島でも、今年の春漁の水揚げは過去最低だったと説明した。
 今年の不漁は海水温が低かったことだけでは説明できないとし、熱帯域での巻き網による漁獲が増加し、日本近海の来遊量が減少してきているのではないかと述べた。
 小林研究員は「県水産試験場として、今後も科学的なデータの収集、分析に努め、国の研究機関に県の現状を訴え続けるなどしたい」と話した。

■滋賀知事、30年の実績発信 世界湖沼会議、伊で開幕(京都新聞電子版)
 【ペルージャ(イタリア)滋賀本社】世界の湖沼が抱える課題の解決策を各国の研究機関や行政、市民団体からの参加者が話し合う「第15回世界湖沼会議」が1日、イタリア中部のペルージャで開幕した。開会式では主催者に続いて滋賀県の三日月大造知事があいさつし、30年前に滋賀から始まった同会議の意義を語りながら、「一緒に湖沼を守りましょう」と呼びかけた。
 国際湖沼環境委員会(ILEC、草津市)と現地の学者でつくる「ウンブリア科学ミーティング委員会」の主催で、テーマは「湖沼は地球の鏡」。会期の5日間で約40カ国から約500人の参加が見込まれている。開会式で三日月知事は、琵琶湖保全の粉せっけん運動をスライドで紹介し、「研究者、市民、行政がスクラムを組んで湖沼問題に取り組んだ。湖沼会議のコンセプトの象徴だった」と紹介した。外来魚や水草の増加など新たな課題、流域治水推進条例に触れた上で、「人のつながりを広めることが湖沼保全のかぎになる」と強調した。会場のペルージャ大や地元政府の関係者もあいさつした。
 続いて国連教育科学文化機関(ユネスコ)水教育研究所のアンドラス・シェロシ・ナジ所長が基調講演し、世界の人口増加や日本を含む各地の水害などの事象を踏まえ、国連でも湖沼を含む水問題の議論が重要性を増していると指摘。「水の持続可能性を確保しない限り、人間の持続可能性は確保されない」と語った。
 5日まで36の分科会や現地のトラジメノ湖の視察などが予定されており、県内からは高島市と守山市の市民団体が参加して活動を紹介する。最終日に成果をまとめた「ペルージャ宣言」を採択する予定。

■カジキとファイト 大洗で大会(TOKYO Web茨城)
 カジキ釣りの隠れた人気スポットとして知られる大洗町で、カジキ釣り大会「第八回茨城ビルフィッシュトーナメント イン大洗」(主催・いばらきビルフィッシュトーナメントネットワーク)が三十、三十一の両日開かれ、大洗沖を舞台に、参加者が巨大カジキを相手にファイトを繰り広げた。
 近年、大洗沖はカジキが集まり、大物も釣れるという。一一、一二年は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で地元の漁業者が出漁できなかったため自粛し、昨年、再開した。
 今年は震災前並みのクルーザー六十二艇が参加した。二日間でクロカジキやマカジキなど計二十三匹を釣り上げた。重さ一九〇キロ、体長三・五メートルの大物も。
 震災復興のため、町が同時開催したイベントの会場で検量式を実施。クレーンで釣り上げられ、クルーザーから巨大な姿が現れると観客は一斉に携帯などで写真に収めていた。
 東京都北区から遊びに来た小学二年の太田志歩さん(7つ)は「ちょっと釣ってみたいなと思った」と話していた。(林容史)

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