琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2016/01)

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16/01/31

■「ミシガン」見学ツアー 来月6日、クルーズや造船所訪問 参加者募集 大津(毎日jp滋賀)
 琵琶湖汽船(大津市)は2月6日、ドックで定期検査中の大型観光船「ミシガン」を見学するツアーを開く。現在参加者を募集している。事前予約が必要で定員40人(先着順)。
 当日は午前10時半に、高速船ランシングで大津港を出発。湖上で約40分のクルーズを楽しんだ後、大津市今堅田1の造船所で検査中のミシガンを見学する。びわ湖大津館で食事を楽しみ、午後2時半ごろに大津港で解散する予定。
 大人4500円、子供3500円(乗船料・食事代込み)。幼児料金は別途相談。問い合わせは琵琶湖汽船予約センター(077・524・5000)。【村松洋】

■湖面に浮かぶ水鳥に見入る 大津の膳所城跡公園などで観察会(産経ニュース)
 琵琶湖に飛来する渡り鳥など冬のバードウオッチングを楽しむ「びわ湖一斉水鳥観察会」が30日、大津市の膳所城跡公園など県内各地の琵琶湖岸で開かれた。参加者は双眼鏡を手にしたり望遠鏡をのぞき込んだりして、湖面に浮かぶ水鳥の姿に見入っていた。
 平成5年に琵琶湖がラムサール条約湿地に登録されたのを記念して、県と琵琶湖岸の8市でつくる「琵琶湖ラムサール条約連絡協議会」などが、「世界湿地の日」(2月2日)に合わせて毎年この時期に開催。水鳥観察を通じ琵琶湖の環境保護への意識向上を図っている。
 23回目の今年は、1月30日と31日、2月6日の計3日間、県内6カ所で開催を予定する。初日は、県内4カ所が会場となった。
 このうち膳所城跡公園では、参加した愛好家らが双眼鏡を手にしたり、望遠鏡を三脚に取り付けてのぞき込んだりして、オオバンやキンクロハジロ、ミコアイサなどさまざまな種類の野鳥を観察。湖面に浮かんだり、飛び立ったりする様子に見入っていた。
 大津市秋葉台の主婦、山田陽子さん(44)は「この場所では、オオバンなど黒っぽい鳥しか見たことがなかったが、今日はたくさんの黒い鳥がいる中、白い姿が特徴のミコアイサが浮いているのを初めて見ることができた」と話していた。

■なれずし、世界で違う文化 ふな限定は日本だけ(京都新聞電子版)
 ふなずしの由来や地域性を考える公開座談会「ふなずしの歴史が変わる」が30日、滋賀県草津市下物町の県立琵琶湖博物館で開かれた。歴史や民俗、食物など各分野の専門家がふなずし文化の特徴を活発に議論した。
 県ミュージアム活性化推進委員会が主催。2014年のふなずしフォーラムの報告書が刊行された記念として、執筆者らを交えた座談会を企画した。
 座談会は国立民族学博物館の石毛直道名誉教授や京都華頂大の堀越昌子教授、琵琶湖博物館の学芸員ら10人が参加。一般募集の約50人が聞き入った。
 ふなずしをはじめとするなれずしについて、国内外の違いを議論した。日本は木のおけで漬けるのに対し、東南アジアはかめを使う。「針葉樹の多い日本は、木材を容器の材料に使いやすかった」という意見も出た。特定の魚種を選んで漬け込むのも日本ならではという。
 滋賀県の各地域ではそれぞれ独自に工夫された調理法があり、漁師や農家、儀礼用でも漬け方が異なるとみられる。「ふなずし談議をすると止まらない、そういう県民性は大切にしたい」などと語り合った。

■現在のふなずし、江戸後期に確立か 専門家座談会(asahi.com滋賀)
 ふなずしの歴史について食の専門家らが語り合う公開座談会が30日、草津市下物町の県立琵琶湖博物館であった。国立民族学博物館の石毛直道名誉教授らが、滋賀のふなずしと、中国大陸のなれずしとの違いや類似点について語り合った
 座談会は昨年度にあったフォーラムについてまとめた報告書「みんなで語る『ふなずし』の歴史」を元に開催された。
 座談会では、「現在のふなずしは、最古のすしの形態を残している」という通説が検討された。一般的なふなずしは、春捕れたフナの塩漬けを夏に洗ってご飯をつめ、数カ月以上おけで発酵させて作る。弥生時代に稲作とともに大陸から伝わったなれずしの形態を残していると言われてきた。

16/01/30

■つりビットがジャパンフィッシングショーでライブ(nikkansports.com)
 釣りに打ち込むことを誓った少女たち5人組のアイドルユニット「つりビット」が30日、パシフィコ横浜で開催中のジャパンフィッシングショーでライブを行った。
 昨年12月16日に発売された新曲「ウロコ雲とオリオン座」など8曲を披露した。客席にはファン約600人が集まり、サイリウムなどを振って声援を送った。
 自己紹介では、メンバーそれぞれが釣ってみたい魚を紹介するなど、釣りアイドルらしさをみせ、集まったファンを喜ばせた。
 メンバーの安藤咲桜(14)が直前に歌った曲のタイトルを忘れてしまい、隣にいた竹内夏紀(15)から「小さい声で私に『今、何歌ったっけ?』って聞かないで〜」と突っ込まれ、会場は笑いに包まれた。
 13年のデビュー以来、釣り関連のイベントなどに出演し、徐々にファン数を拡大してきた。この日は、ライブ後のフリー握手会には長蛇の列ができ、笑顔でファンとの交流を楽しんでいた。

■琵琶湖の恵み生かそう 大阪で淀川水系シンポ(京都新聞電子版)
 琵琶湖・淀川水系の暮らしや治水の在り方を考えるシンポジウムが29日、大阪市北区であった。京滋の有識者や市民が、未来に向け、川や湖がもたらす自然の恵みを生かすための方策を議論した。
 関西広域連合が主催した。同連合は「琵琶湖・淀川流域対策に係る研究会」を設置し、河川や防災の専門家が流域管理について議論を続けている。シンポは市民向けの研究会として開いた。
 嘉田由紀子びわこ成蹊スポーツ大学長は、水環境がもたらす恵みの中には、見て気持ちいい、触れて楽しいという「ふれあい価値」があると指摘。経済的便益だけではなく文化的な視点で環境をとらえる必要性を説いた。
 治水に詳しい中川博次京都大名誉教授は、近年は想定を上回る洪水や、土砂災害が頻発していることを紹介し、危機管理に向け、住民を巻き込んだ地域主導型の治水を訴えた。
 パネル討論では、東近江市で進められている森林資源を活用した地域づくりの事例などが紹介された。登壇者や会場からは「流域管理という難しい言葉を、市民に分かりやすく伝えることが必要」「地方分権に向け、関西広域連合は淀川の河川管理を連合に移管するよう国に求めるべき」などと意見を交わした。

16/01/29

■“ダーウィンの悪夢”巨大魚ナイルパーチを指定 特定外来種に 環境省(産経ニュースWEST)
 環境省は29日、全長が最大で2メートルにもなるアフリカ原産の大型肉食魚ナイルパーチを、外来生物法に基づき飼育や輸入が原則禁止される「特定外来生物」に指定する方針を専門家会合で示した。今年7月に正式指定される見通し。
 環境省によると、国内での定着は確認されていないが、ペットとして流通しており、捨てられると在来種を捕食して絶滅させる恐れがある。定着前に指定することで将来的な生態系への影響を抑えるのが狙いだ。
 ナイルパーチは1950年代にアフリカのビクトリア湖に食用として放流されて増殖し、固有種を食べて80年代までに約200種を絶滅させた。この魚を取り上げたドキュメンタリー映画「ダーウィンの悪夢」も話題になった。
 29日に開かれた専門家会合で環境省は他に、ワニに似た大型肉食魚で、名古屋城の堀で見つかるなど定着が懸念されている「アリゲーターガー」や、大型魚の「ヨーロッパナマズ」などを指定する方針も示した。

■ジャパンフィッシングショー開幕 家族連れで賑わう(nikkansports.com)
 ジャパンフィッシングショー2016が29日、横浜市のパシフィコ横浜で開幕した。
 今年で20回目となる同イベントでは、関係団体を含む153社が出展し、来場した釣り愛好家らに今年の新商品をPR。午後2時の開場前から来場客が列をつくり、開場と同時に目当てのブースへ走って向かう人もいた。
 同イベント限定商品などを販売するオリジナルグッズコーナーが特に人気で、中には限定ルアーが開場から5分で売り切れる店も。釣り具メーカー、JACKALLの先行発売となるルアーを買いに福岡県から訪れたという会社員の40代男性は「朝から並んでいた。最大の目標が達成できてよかった」と笑顔をみせた。
 釣り初心者にも楽しんでもらえるよう、小中学生と女性向けにニジマス釣りの体験コーナーなども設けられ、家族連れや女性客らが釣りを楽しむ姿もみられた。東京都足立区から訪れた小学4年の安藤優希君(10)は「少し引っ張られたけど、うまく釣れた。楽しい!」。母の恵子さんも「息子は今年から夫と釣りに行くようになってハマったみたいです。こういうイベントは初めて来ましたが、もっとやってほしい」と話した。
 イベントは31日まで3日間。最終日には釣り界のアイドルを決定するイベント、アングラーズアイドル2016の最終選考会も行われる。昨年は3日間で約3万5000人が訪れた。

■滋賀・草津ブランド第1弾、統一ロゴでPR 農水産など6品目(京都新聞電子版)
 農水産業や流通の関係者らでつくる「草津ブランド推進協議会」と滋賀県草津市が28日、草津ブランド認証品として6品目の特産品を選定した。共通のロゴマークを使ってPRし、地場産業の活性化や市のイメージ向上を図る。
 同協議会は2014年12月に設立され、今回が初めてのブランド認証。高い糖度の草津メロン▽ワサビ菜の一種の愛彩菜▽食味値の基準に合格したコシヒカリ「匠(たくみ)の夢」▽昨年から栽培を始めたアスパラガス▽友禅染の下絵染料のアオバナ▽休耕田で養殖しているホンモロコ−の6品目を選んだ。
 加工品22品目も関連商品としてブランド認証した。すでに製造されているアオバナの飲料や菓子に加え、ホンモロコの釜飯やオイル漬けなど、近く販売を始める商品を含んでいる。
 草津ブランドのロゴマークも決まった。金色の背景に琵琶湖をあしらったデザインで、インターネットを通じて一般公募し、143点から選んだ。商品にシールとして貼るほか、ロゴが入ったのぼり旗やジャンパーを作ってPRイベントに活用する。
 同協議会は今後もブランド認証品を増やす方針。3月19、20日にはアルプラザ草津で、認証品を含めた地元産品を販売する「草津野菜マルシェ」を開催して、草津ブランドを発信する。
 同協議会は「地域全体で全国に誇れるブランドに育てていきたい。みなさんの声を形にして、新たな産品の創造にも取り組む」としている。

■琵琶湖学習船やっと建造落札 2018年春就航へ(京都新聞電子版)
 滋賀県の学習船「うみのこ」の新船建造に向けた入札が不調に終わっていた問題で、県教育委員会は28日、再入札を行い、広島県の造船会社が落札した。2月定例議会で議決されれば、当初予定から1年遅れの2018年春に就航する見込み。
 3業者が応札し、中谷造船(広島県江田島市)が30億5100万円で落札した。県教委によると、同社はJR西日本の宮島航路(広島県)や鹿児島市の桜島フェリーで運航する船舶をこれまで施工している。
 県教委は17年3月の完成を目指し、昨夏に入札する予定だった。ところが円安の影響で造船業界の受注が増えて入札業者が現れず、県議会から見通しの甘さに批判が集まった。これを受け、県教委は納入期限を1年延ばしたほか、関係各課からなるプロジェクトチームを立ち上げて業界団体や造船会社を訪れ、再入札に向けた準備を進めていた。
 県議会の議決などを経て詳細設計に入り、18年3月の完成を目指す。河原恵教育長は京都新聞の取材に「県民の皆さんに心配をかけたが、一つのステップを踏めた。充実した環境学習ができる船になるよう今後もしっかり取り組む」と話した。

■学習船「うみのこ」ようやく落札 18年就航めざす(ChunichiWeb滋賀)
 県教委が計画する学習船「うみのこ」の新船建造工事の再入札が二十八日、大津市の県大津合同庁舎であり、広島県の造船会社「中谷造船」が三十億五千百万円(税込み)で落札した。県教委は、契約締結の議案を県議会の二月定例会議に提出し、可決されれば四月にも着工する。
 新船は、全長約六十五メートル、幅約十二メートル、総トン数約一二一〇トン。現船より構造を一層増やして五層になる。最大百八十人の児童が宿泊できるほか、児童が一堂に会せる学習室や実験室を新設。情報通信技術機器も拡充させる。二〇一八年四月の就航を目指す。
 新船の計画をめぐっては、一九八三年就航の現船が老朽化してきたことから、県教委が二〇一一年から検討を開始。当初は一七年四月の就航を目指し、総工費約三十二億円の予算をたて、昨年八月に入札を行ったが応募はゼロだった。
 県教委は昨年十月には入札や工事に詳しい知事部局の職員らも交えてプロジェクトチームを発足させた。造船会社などで情報収集した結果、納期を一年遅らせれば対応できる業者が出ると判断し、背水の陣で再入札に臨んだ。
 今回の入札には、大手一社と中堅二社の計三社が参加。落札した中谷造船は、創業百四十年の老舗の中堅造船会社で、広島県の宮島や鹿児島県の桜島へ渡る電気推進旅客船を建造した実績を持つ。
 同社の中谷敏義会長(77)は「環境に優しい船を造ってきた。もう一度乗ってみたいと思ってもらえるような、かっこいい船を造りたい」と意気込みを語った。
 県教委の担当者は「落札業者が決まりほっとした。これを新たなスタートとして、県民の皆さんが納得するいい船にしていきたい」と期待を寄せた。

16/01/28

■世界最大級の淡水魚、在来種襲う…生息域拡大(YomiuriOnLine)
 体長が最大3メートルになる世界最大級の淡水魚・アリゲーターガーなど、ガー科の魚が生息域を拡大し、日本固有の在来魚を食い荒らす被害が深刻化している。
 ペットとして飼われていた個体が放流されたとみられ、事態を重くみた環境省は近く、ガーを特定外来生物に指定し、輸入や飼育を禁止する方針を固めた。
 ガーは肉食の淡水魚で、魚や鳥などを捕食している。スポッテッドガーなど7種類がいて、中でも北米原産のアリゲーターガーは、1990年代に観賞用として人気を集めた。
 アリゲーターガーは、名前の通り、ワニのような大きな口と鋭い歯が特徴。成長が早く、ペットショップで販売されている時は体長15センチほどだが、1年で約50センチ、成魚は1〜3メートル、体重は50〜100キロになる。

■フィッシングショー 大阪南港で2月6、7日(紀伊民報AGARA)
 釣り具メーカーなど150社が出展して5万人以上の来場が見込まれる「フィッシングショーOSAKA2016」が2月6、7日の午前9時〜午後5時、大阪市住之江区南港のインテックス大阪6号館A・Bゾーンと3号館で一般公開される。入場料は一般1400円(前売り1200円)、中学生以下は無料。大阪釣具協同組合主催。
 内容は、恒例の「釣り具の即売会」や釣り名人らによる「フィッシングスクール」、中学生以下と女性対象の「体験マス釣り」、「体験仕掛&釣り方教室」「マグロの解体ショー」などがある。「お楽しみ大抽選会」は、抽選券付き手提げ袋(500円)を購入するとくじを1回引くことができる。空くじなしで釣り具や電化製品などの景品が当たる。
 こどもお祭り広場では、ぶるぶると震える魚の形をしたぬいぐるみを釣り上げる「釣り堀ゲーム」(1回200円)をはじめ、「福袋釣り」(同)「キャラクターすくい」(同)などがあり、家族連れで楽しめるイベントが用意されている。
 前売り券はローソンやファミリーマートなどのコンビニエンスストアで買うこともできる。問い合わせは、大阪釣具協同組合(06・6531・0987)へ。

■湖魚の「旬」味わって!「琵琶湖八珍」ブランド化へ(滋賀報知新聞ネット版)
=イメージポスターや店舗紹介=
◇県
 県は、琵琶湖特産の魚介類を、県内だけでなく、県外からの観光客にも味わってもらおうと、「琵琶湖八珍」のブランド化事業に乗り出した。
 琵琶湖八珍とは、ビワマス、ニゴロブナ、ホンモロコ、イサザ、ゴリの固有種五種と、コアユ、スジエビ、ハスの計八種類で、県立安土城考古博物館のアンケート結果をもとに選定したもの。これらは、琵琶湖で漁獲されている天然物で、それぞれ旬の時期があり、「食べることで季節を感じることができる」というのが売りだ。
 ブランド化の取り組みでは、ロゴマークとイメージポスターを制作した。ロゴマークは、八種の食材を八つの円形で表現。円は大切な宝を意味する「玉」であり、ごちそうをのせる「皿」も想起させる。全体的に末広がりの「八」の形とし、八種の食材が、それぞれ支え合いながら、ともに高みを目指す。
 イメージポスターは、琵琶湖八珍のロゴマークを基調に、八つある丸を皿に見立て、湖魚が泳ぐ姿や琵琶湖のさざ波などが漆黒の上に金色の筆で描かれている。背景の赤でインパクトを与えながら上質感を醸し出す。
 また、ウェブサイト(http://shigaquo.jp/hacchin/)には、琵琶湖八珍の魚種を紹介するほか、買って食べられる二十五店舗を紹介している。

16/01/27

■灯油、10年9カ月ぶり安値=ガソリンも13週連続下落(jiji.com)
 資源エネルギー庁が27日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(25日時点)は、全国平均で前週比2.0円安の115.2円となり、13週連続で値下がりした。2009年4月以来約6年9カ月ぶりの安値となる。灯油(18リットル)の店頭価格は29円安の1131円と、約10年9カ月ぶりの安値。厳しい冷え込みが続く中、家計の助けとなりそうだ。
 ガソリン価格は、8週連続で全47都道府県で下落。下げ幅は滋賀(6.0円)、香川(5.4円)、神奈川(2.9円)などが大きかった。

■レギュラーガソリン、6年9か月ぶりの115円台…13週連続値下がり(Responce)
資源エネルギー庁が1月27日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、1月25日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から2.0円値下がりし、1リットル当たり115.2円となった。
レギュラーガソリンの小売価格は4週連続で値下がりしたあと、横ばいをはさみ、13週連続で値下がり。2009年4月27日の調査以来、6年9か月ぶりの115円台となった。
地域別では、北海道と四国で2.7円、中部で2.3円、近畿で2.2円、九州・沖縄で1.9円、関東で1.8円、中国で1.6円、東北で1.5円と、全エリアで大幅に値を下げた。
ハイオクガソリンは前週比2.0円安の126.0円、軽油は1.5円安の100.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、1月27日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は102.9円/リットル(前週比−3.0円)、ハイオクは113.6円/リットル(同−2.9円)、軽油は85.7円/リットル(同−2.5円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■原油16年も大幅安と世銀試算 供給過剰、2年で6割下落(ChunichiWeb)
 【ワシントン共同】世界銀行は26日、原油の平均価格が2016年も大幅に下落するとの試算を発表した。中国をはじめとする新興国の景気減速で需要が停滞する一方、産油国の増産で供給過剰懸念はしばらく続きそうだ。原油平均価格は14年の1バレル=96・2ドルから6割以上も下落することになる。
 石油輸出国機構(OPEC)内では財政の窮状を訴えるベネズエラが減産を決める臨時総会の開催を要請。ただ、地域の覇権をめぐりサウジアラビアがイランと断交。欧米の経済制裁が解除されたイランは輸出増に踏み切るなど、共同歩調は取りにくい。

■琵琶湖の島民になりませんか 格安で一戸建て貸します(京都新聞電子版)
 滋賀県近江八幡市は、少子高齢化が進む沖島に住み、基幹産業である漁業などに従事して島の振興に協力してもらおうと、島内の空き家を借り上げた定住促進用住宅の入居者を募集している。
 住宅は木造2階建て延べ床面積120平方メートルで、内装やトイレなどを改装している。家賃は月額1万5154円。
 応募条件は、原則として沖島に1年以上居住する意思や漁業に従事する意欲があり、島内行事に積極的に参加できる人。また、中学生以下の子どもがいる子育て世帯や、夫婦のいずれかが50歳以下の世帯。
 所定の申込書や誓約書兼同意書に記入し、入居予定者全員の納税証明書や非課税証明書を添付して〒523−8501 近江八幡市桜宮町236の同市政策推進課へ2月26日までに持参または郵送。当日消印有効。
 申し込み資格の審査後、3月9日に島民や同市担当者による面接を行う。入居は3月中の予定。問い合わせは同課TEL0748(36)5527。

■ウイルス仕込む「標的型メール」ご用心 滋賀県庁や企業でも確認(京都新聞電子版)
 企業や団体の重要情報を盗み取る「標的型サイバー攻撃」が増えている。警察庁のまとめでは昨年上半期ウイルスを仕込まれた電子メールを1472件把握し、前年同期比で7倍近くに増加。滋賀県内の自治体や企業などにも送り付けられている。伊勢志摩サミットといった国内で大きなイベントが開かれる年は攻撃が増える傾向にあるといい、警察などが注意を呼び掛けている。
 「配達員が商品を配達するために電話を差し上げたのですが、つながりませんでした(中略)メールに添付されている委託運送状を印刷して、郵便局までお問い合わせください」
 1月12日朝、滋賀県庁職員が仕事用のメールをチェックすると、配送業者の不在通知を装うメールが届いているのに気付いた。商品注文の覚えがなく、差出人のアドレスがロシアになっていることから、職員は添付ファイルを開かず削除した。同じメールは複数部署に届き、ファイルには「トロイの木馬」タイプのウイルスが仕込まれていた。
 県情報政策課によると、県庁には1日約6千通のメールが届く。対策ソフトが検知するウイルスメールは1日平均7件。だがチェックをすり抜けるものもあり、実態は不明だ。担当者は「昨年の日本年金機構の事件を受け、職員に模擬ウイルスメールを一斉送信し、開封の有無を確認する訓練も始めた。県庁から情報漏えいすれば大変なこと。怪しいメールは開けないという、個々の意識を高めていきたい」と話す。

■冬の昼間に花火630発 滋賀・草津で2月にフェス(京都新聞電子版)
 草津ウインターフェスティバルが2月14日、滋賀県草津市矢橋町の矢橋帰帆島公園で初めて開かれる。関西では珍しい「冬の昼間の打ち上げ花火」などユニークな催しが展開される。
 「イベントの少ない冬の草津を盛り上げよう」と草津商工会議所青年部や市などでつくる実行委が主催する。
 1983〜98年の毎年夏に市観光物産協会が同公園で花火大会を開いていたが、協賛金不足などで中止になった。18年ぶりに復活する花火は午後3時40分から約10分間、色付きの煙を放つ花火を約630発打ち上げる。
 また、市内8店舗が地元農産物を使ったオリジナル料理を出品する「草津グルメ決定戦」を開催する。客の投票でグランプリを決め、定番メニュー化してもらう。
 地酒を味わいながら交流を深める「地酒deパーティー」は29日までの事前申込制で、参加費は男性5千円、女性3千円。音楽やダンスのステージ発表、小学生以下対象のスタンプラリーも行う。
 午前10時〜午後4時。JR南草津駅と同公園を往復する無料シャトルバスが30分間隔で運行する。問い合わせは草津商工会議所TEL077(564)5201。

16/01/26

■北部中心に銀世界 住民ら雪かきに汗(ChunichiWeb滋賀)
 県内では二十五日、上空に寒気が流れ込んだ影響で本格的な雪が降り、北部を中心に銀世界となった。
 彦根地方気象台によると、同日午後五時までに長浜市余呉町柳ケ瀬で四三センチ、彦根市城町で三二センチ、米原市朝日で三一センチの積雪を観測した。県内九カ所の観測地点のうち、七カ所で今季最低気温を記録した。
 長浜、彦根、米原市などでは雪が降り続き、住民が歩道の雪かきをしたり、除雪車が幹線道路を行き交う光景が見られた。
雪が降る中、羽を休めるコハクチョウ=長浜市の早崎内湖ビオトープで
写真
 長浜市の早崎内湖ビオトープでは、コハクチョウの群れが羽を休めていた。
 二十六日は県内全域でおおむね晴れるが、気温が平年より五度近く低くなりそう。(山村俊輔、中村千春)

■今季一 凍える県内(YomiuriOnLine滋賀)
◇米原、氷点下5.9度 余呉、積雪60センチ
 県内は25日、厳しい寒気に覆われ、米原市で氷点下5・9度、彦根市と長浜市で同5・4度、大津市で同4度を観測するなど、各地で今季一番の冷え込みとなった。県北部では午前中を中心に断続的に雪が降り、午後8時までに長浜市余呉町柳ケ瀬で60センチ、彦根市で31センチの積雪を記録し、交通などに影響が出た。
 県警のまとめでは、24日午前9時〜25日午前9時、路面凍結などが原因の交通事故が41件起き、7人が軽傷。各消防本部などによると、転倒事故は5件あり、高島市朽木では60歳代の女性が自宅前で雪かき中に転倒し、頭に軽傷を負った。
 JR湖西線では特急などが最大で約60分遅延。近江鉄道では午前7時46分、豊郷駅で車両の電動発電機が故障で動かなくなり、全線で最大30分の遅れが出た。
 大津市では、水道管や給湯器の凍結に関する連絡が25日午後7時現在で379件あり、うち79件で実際に破裂していた。
 県教委によると、7市町の幼稚園と小、中、高校の計16校園で最大1時間、始業時間を遅らせたり、下校を早めたりした。25日未明から本格的な降雪となった高島市など湖西の平地では、雪をかき分けて通学する生徒らの姿が目立った。
 同市の4スキー場には、同日朝までに25〜30センチの新雪があった。雪不足でオープン出来なかったマキノ高原マキノスキー場も積雪40センチを超え、26日からの開業を決めた。
 彦根市の彦根城では、国宝の天守も雪に覆われ、白とグレーの墨絵のような世界が広がった。朝から職員が参道を除雪し、通常通り午前8時30分に開城して観光客を迎え入れた。

■雪・凍結で事故41件 長浜や東近江(asahi.com滋賀)
 県警は25日、降雪などの影響とみられる交通事故が24日から41件発生した、と発表した。交通企画課などによると、24日午前9時からの24時間で、雪や路面凍結によるとみられる人身事故が5件、物損事故が36件発生。長浜市では24日午後3時ごろ、スリップした車が対向車と正面衝突し3人が病院に搬送されたほか、東近江市内では25日午前6時ごろ、車と自転車が正面衝突し、40代の男性が軽傷を負った。雪で視界が悪く、自転車の発見が遅れたとみられるという。

16/01/24

■巨大! 417キロのクロマグロ 過去最高を記録 勝浦漁港(産経ニュースWEST)
 日本有数の生マグロの水揚げ量を誇る和歌山県那智勝浦町の勝浦漁港で24日、全長256センチ、重さ417キロのクロマグロが水揚げされた。勝浦漁協によると、昨年4月に水揚げされた411キロを上回り、昭和24年の漁協開設以来、最大だという。
 クロマグロは、宮崎県のはえ縄漁船「第一海伸丸」が、紀伊半島沖約180キロで捕獲した。セリでは、地元の仲買業者が約209万円で落札した。船長の児玉博さん(49)は「釣り上げるのに1時間はかかったが、大きなマグロを釣り上げて気持ちがいい」と笑顔で話した。
 観光に訪れていた東京都武蔵村山市の会社員、高梨和人さん(58)は「感激した。ぜひ食べてみたいですね」と話していた。

■湖畔に咲く、氷点下の美 琵琶湖で「しぶき氷」(京都新聞電子版)
 強い寒気に覆われた24日、滋賀県内では大津市で氷点下2・0度、高島市今津町で氷点下2・6度など各地で今季の最低気温を記録した。草津市の琵琶湖畔では、岸に打ちつけられて飛んだ水しぶきが草や木に着氷する「しぶき氷」が見られた。
 強風でしきりに水しぶきが舞い、つらら状に垂れ下がったしぶき氷は、長いもので約30センチに。草木の回りにも凍りつき、水晶のようにきらきらと輝いた。
 通りすがりの人たちが足を止め、自然の造形に魅せられていた。職場の同僚と見ていた医療技師の久保大安(ひろやす)さん(39)=大津市石山寺1丁目=は「こんな現象を見るのは初めて。湖面に輝いてきれい」と話していた。

■滋賀・沖島 琵琶湖に浮かぶ猫の楽園(産経ニュース)
 国内唯一の「淡水湖に浮かぶ有人島」として知られる琵琶湖の「沖島」(滋賀県近江八幡市)が、多くの猫が暮らす“猫島”として注目を集めている。
 周囲約7キロの沖島は沖合約1・5キロにあり、近江八幡市の堀切新港から連絡船で10分ほど。島の多くは山地で民家は湖畔の平地にひしめき合う。漁港が近く車も通らない、猫には最高の環境だ。網の手入れをしていた漁師は「ネズミ駆除で誰かが飼い始めたのでは」と推測する。
 港の周辺、停泊する漁船、漁具の収納庫…。至る所で猫を見かける。「ニャーニャー」と漁船のへさきで存在感を誇示する猫と目が合った。幼いながら鋭い眼光。“湖の島猫”のプライドが垣間見えた。
 小川文子(あやこ)さん(45)は平成10年に島へ嫁いだ。夫の豊さん(46)は連絡船で対岸へ通うが「通勤を苦にしていません」と、文子さん。台風で欠勤もあるが「年に1度あるかないか」と余裕の表情だった。
 帰路、防波堤の「もんてきて沖島」という文字に気付いた。「島へ戻ってきて」という方言だという。温かい響きが寒風で冷えた体にじんわりしみた。(写真報道局 尾崎修二)
掲載写真お分けします
 掲載写真を実費でお分けします。問い合わせは、産経ビジュアル(電)03・3275・8775(午前11時〜午後7時)。ホームページはhttp://chizai−visual.sankei.co.jp/
     ◇
ありがとうございました
 探訪面の掲載写真を中心に編集したカレンダー「しま猫めぐり」は好評のうちに完売しました。収益の一部は「公益社団法人 日本動物福祉協会」に寄付させていただきます。

■ボート池でもかいぼり 水質浄化へ100人が魚類捕獲(TOKYO Web)
 都立井の頭恩賜公園(三鷹市、武蔵野市)のボート池で二十三日、水質浄化と生態系回復のために水を抜いて魚類を捕獲する「かいぼり」が行われた。公募で集まった都民ボランティア「おさかなレスキュー隊」など約百人が池に入り、かいぼりに精を出した。
 かいぼりは昨年十一月に弁天池で行われたが、今回は、ボート池、お茶の水池、ひょうたん池の三つで実施。今月初旬から徐々に水が抜かれ、池の深さはひざの高さほどに。隊員たちはゴム長姿でボート池に入り、網やたらいを手に魚類を追い込み、次々と捕獲した。参加した男子小学生は「カメ!カメがいた」と大喜び、泥だらけになりながら捕獲を楽しんだ。
 池のほとりには情報コーナー「かいぼりステーション」が設けられ、捕獲した魚類を水槽に入れて展示したり、かいぼりの説明などが行われた。西東京市から来園した主婦(41)は「こんなにいろいろな魚がいるなんて」と驚いていた。
 弁天池のかいぼりでは、一万一千匹の生き物を捕獲。ブルーギルなど国外外来種やゲンゴロウブナなど国内外来種が繁殖し、モツゴやテナガエビなど在来種が減少した状況が確認された。今回も、捕獲したすべての生物の品種や数量を調べ、生態系の変化をチェックする。
 作業は二十四日も行われ、その後は三月上旬ごろまで、水を抜いて池の底を乾かす「池干し」が行われる。(鈴木貴彦)

■井の頭池で「かいぼり」 外来種6割、在来種が増(asahi.com東京)
 都立井の頭公園(武蔵野市、三鷹市)の井の頭池で行われている「かいぼり」で23日、弁天を除くお茶の水、ボート、ひょうたんの3池で市民らによる魚類の捕獲が始まった。魚やエビなど計4300匹が捕れ、6割が国内外の外来種だったが、在来種の増加が目立った。
 「魚いた!」「ザリガニ見つけた」。水が少なくなった池で、子どもたちは生き物を見つけると声をあげた。一般公募した市民ら計115人が参加。足や腰まで水につかり、網で泥水をすくって魚類を探した。
 「泥がぬるぬるして気持ち悪かった」と話した西東京市の小学2年生斉藤達博君(8)は、外来種のブラックバスを捕ろうと意気込んできたが、捕ったのは在来種のモツゴで意外な様子。死んだブルーギルを見つけた武蔵野市の小学4年生山田槇太郎君(9)は「外来種は思ったより少なかったけど、他の池にはもっといて大変なことになっているのかも」と話した。

■最強寒波に各地で備え タイヤ交換は6時間待ち(ChunichiWeb滋賀)
 この冬で最も強い寒気が流れ込む影響で、二十四日から二十五日にかけ、西日本を中心に大雪や暴風の大荒れの天候になる恐れがある。彦根地方気象台によると、県北部の山間部などでは積雪が最大五十センチになる見込み。二十三日、県内では雪かき用スコップを買い求めたり冬タイヤに交換したりと、雪に備える姿が目立った。
 草津市西渋川のホームセンター「ディオワールド草津店」では、店舗入り口に雪かき用スコップの特設売り場を設けた。前年同期に比べ三倍の計七百個を仕入れたが、一部の商品はすでに品切れ状態に。センター内のタイヤ交換工場では、履き替えが六時間待ちという。副館長の足立章さんは「備えようというお客さんがどっと増えた」と話す。
 長浜市川崎町の靴販売店「SHOE−PLAZA長浜店」では、「寒波襲来」の手作り広告や「雪の予報が出ています」とポスターを貼って客にPR。滑り止めや保温性に優れた冬用長靴が中心に売れ、これまでの売り上げは前年同期の三倍近いという。
 彦根城に一番近く、多くの観光客が利用するホテル「彦根キャッスル」では、今のところ雪によるキャンセルは入っていない。支配人は「荒天時は当日まで判断に迷う人が多く、まだ影響は分からない。雪で帰れなくなった人が泊まる場合もある」と話し、融雪装置を稼働して備えていた。
 彦根市のひこねタクシーでは、「狭い道路は行かず、急ハンドルはしないように。睡眠をしっかりとるように」と、運転手一人一人に注意を呼び掛けた。大寒波の到来に、普段以上に気を引き締めているという。
 大津市は、水道管や給湯器の凍結への注意を二十二日から企業局ホームページに掲載。特に野外にある水道管に注意が必要で、「布や保温材を巻き付け、ぬれないようにビニールテープでとめる」などと予防策を紹介している。(山中正義、鈴木啓紀、河辺嘉奈子)

16/01/23

■カツオの水揚げ過去最低 記録的不漁に(紀伊民報AGARA)
 和歌山県内のカツオ水揚げ主要3漁港(田辺、すさみ、串本)で、2015年の引き縄漁による水揚げ量が過去最低の148・5トンだった。地元では引き縄一本釣りの「ケンケン漁」で捕った新鮮なカツオをブランドとして売り出しているが、カツオが捕れないため漁業関係者らは深刻な打撃を受けている。
 県水産試験場(串本町)によると、昨年のカツオの水揚げは、記録がある1993年から数えて過去最低だった14年の177・1トンを下回った。県内のカツオ漁は、黒潮に乗って北上する「初ガツオ」の春と、越冬のため東北沖から南下する「戻りガツオ」の秋に盛ん。15年の3〜5月は前年同期よりも水揚げが多かったが、戻りガツオの時期の10月が0・1トン(前年22・8トン)、11月が0(同43・8トン)、12月が0・7トン(同1・4トン)と、不漁が目立った。
 戻りガツオはこれまで2・5〜3キロの太ったカツオが多かったが、近年はこの時期でも2キロ以下の小型が目立っている。昨秋は小型のカツオも少なく、漁に出ても赤字になるため出漁を控えた漁師が多かったという。
 こうした現状を受け、19日には、すさみ町の漁業や商工業関係者の要望で、県水産試験場の職員や専門家によるカツオの勉強会が同町周参見の町総合センターであった。地元漁師ら約60人が参加し、カツオ資源の動向などについての話を聞いた。
 同町の漁業者や商工業者らでつくる「すさみケンケンかつおブランド委員会」の朝本紀夫委員長は「毎年初ガツオの時期にイベントを開いているが、肝心のカツオがないとできない。資源確保に向け、カツオの本場である地元からもっと声を上げていかないといけない」と危機感を募らせる。
 県水産試験場は「日本近海でのカツオ不漁の原因は熱帯域での大量漁獲が原因といわれている。国際的な会合で資源確保を訴えてもらうため、国の研究者の手助けになるデータを絶やさず提供していきたい」と話している。

■4月1日から150円 琵琶湖大橋の新料金、国が認可(ChunichiWeb滋賀)
 県は、琵琶湖大橋(大津−守山市)の通行料金を四月一日午前零時から値下げすると正式に発表した。普通車や軽自動車は五十円値下げとなる。
 二十日付で国土交通省が許可した。普通車は現行二百円が百五十円、軽自動車は百五十円が百円になる。その他、路線バスなどの大型1が三百円から二百円、大型特殊自動車などの大型2が七百十円から五百円、原付きなどの軽車両が二十円から十円に下がる。
 現行料金で販売した回数券は新料金開始時から無効となり、三月一日〜九月三十日、琵琶湖大橋有料道路管理事務所(守山市今浜町)、道の駅びわ湖大橋米プラザ(大津市今堅田)、県道路公社本社(同市松本)で払い戻しする。
 新料金の回数券は三月下旬から販売する予定。
 同時に二〇二九年八月四日までの料金徴収や周辺道路の四車線化、自動料金収受システム(ETC)の導入、橋の耐震対策実施の事業変更も許可された。(堀尾法道)

16/01/22

■校庭に琵琶湖イメージのビオトープ 京都・八幡(京都新聞電子版)
 京都府八幡市内里の男山東中は開校30周年を記念し、中庭に琵琶湖をイメージしたビオトープ(生き物の成育空間)を設置した。生徒は「生き物を大切に育て、学校の憩いの場にしていきたい」と話している。
 ビオトープは約20平方メートルの大きさで、深さ最大約60センチ。彦根市出身で、管理を担当する同中の丸本憲一教諭(48)や生徒たちが琵琶湖や近くの川で集めたコイやフナ、オイカワ、ドジョウなど約20種類の生き物を放った。水道水をためて近くの浄化槽に循環させている。
 丸本教諭が以前、数人の生徒と中庭に穴を掘ってビオトープ作りを始めたが、水がうまくたまらず、途中で断念していた。今回、校区内で新名神建設工事に関わる事業者が「地域貢献に」と協力を申し出たという。
 ビオトープの愛称は全校生徒から募り、「池ちゃん」に決まった。命名した2年金川拓海さん(13)は「親しみやすい名前を考えた。みんなで見守りたい」と話す。丸本教諭は「ビオトープを眺めながら、心安らぐひとときを過ごしてもらえたら」と期待している。

■ヘラサギ6年ぶりに来ちゃった 長浜に飛来(ChunichiWeb滋賀)
 しゃもじのようなくちばしが特徴のヘラサギ一羽が長浜市に飛来し、同市早崎町の早崎内湖ビオトープで羽を休めている。市内に留まるのは六年ぶり。
 ヘラサギはトキの仲間で、中国南部やインドで冬を越す冬鳥。市内の湖北野鳥センターによると、日本国内では九州に定期的に来る程度で、本州で目撃されるのは迷い鳥が多く、数は少ないという。
 飛来したのは今月五日。野鳥センター前の琵琶湖にいるのを愛鳥家が見つけた。体長は八〇センチほどで、成鳥になると真っ白になる翼の先端が黒いことから幼鳥とみられている。
 その後、ビオトープへ移ったヘラサギは二十日も確認され、水中にくちばしを入れて餌を取るなど愛らしい姿を見せていた。
 野鳥センターの池田昇平さん(24)は「ビオトープにいるのは、ウシガエルのオタマジャクシなど餌が豊富で、環境を気に入っているのでは」と推測している。(山中正義)

■売り込め滋賀の食 魚介類の琵琶湖八珍ブランド化へ(ChunichiWeb滋賀)
 海の幸ならぬ“湖の幸”を多くの人に食べてもらおうと、県は琵琶湖で取れる8種類の魚介類「琵琶湖八珍」のブランド化に乗り出した。加工品や料理を提供する店の登録制度をつくり、それぞれの特徴や食べ方を紹介する本も制作するなどPRを本格化させる。
 琵琶湖八珍は、県立安土城考古博物館(近江八幡市)などでつくる選定委員会が、アンケートなどを基に二〇一三年に選定した。
 琵琶湖の宝石とも言われる「ビワマス」、さわやかな苦味がある「コアユ」、ふなずしの材料の「ニゴロブナ」、淡泊な白身の「ハス」、野趣あふれる高級魚「ホンモロコ」、小さいがうま味の強い「イサザ」、透明な体で柔らかな「ゴリ」、濃厚なうま味の「スジエビ」の八種を指す。
 県民には昔から親しまれてきた味だが、多くが琵琶湖でしか取れない特産の魚介類。県外からの認知度は低いが、逆に「滋賀でしか味わえない」のを強みにしようと、ブランド化を目指す。
 まずは八珍を提供する店を「琵琶湖八珍マイスター」とする登録制度を開始。現在、県内の飲食店や土産店など二十五店が登録し、琵琶湖八珍のウェブサイトに店舗情報を掲載している。登録店にはポスターやのぼりを設置する。
 八つの円を皿に見立て「末広がりの八」を意識したポスターは、二百枚作り、マイスター登録店などに配布する。八珍の旬の時季や漁の方法、調理例などをまとめた「読本」も制作中だ。
 十九日の定例会見で八珍のブランド化を紹介した三日月大造知事は「旬の湖魚が食卓に上ることで季節の移ろいを感じ、琵琶湖へ感謝する心持ちは滋賀県民の特権であり誇り」とし、「観光客にも琵琶湖の恵みを大切においしく味わってもらえる企画を今後も充実させたい」と話した。(井本拓志)

■琵琶湖大橋4月から値下げ 普通車200円→150円、軽自動車150円→100円(産経ニュース)
 琵琶湖の東西両岸を結ぶ「琵琶湖大橋」(守山市今浜町−大津市今堅田)について、県は21日、通行料金を4月から車種によって10〜210円値下げすることが決まったと発表した。
 新料金は、普通車=200円→150円▽軽自動車=150円→100円▽大型I=300円→200円▽大型II=710円→500円▽軽車両20円→10円−となる。
 これに伴い、回数通行券も、普通車の11回券が2030円から1520円などに値下げされる。現行料金で販売された回数通行券は、4月以降使用することができず、3月1日〜9月30日、琵琶湖大橋有料道路管理事務所(守山市今浜町)▽道の駅びわ湖大橋米プラザ(大津市今堅田)▽県道路公社本社(大津市松本)−の3カ所で払い戻しする。
 琵琶湖大橋をめぐっては、県道路公社の琵琶湖大橋有料道路に関する借金残高の一括償還が可能なことから、県などは料金を無料化すべきかどうかを検討。昨年6月に三日月大造知事が値下げする方針を示し、11月定例議会で関連議案が可決。今月20日に国土交通省から許可された。

■琵琶湖大橋値下げ決定 4月から(YomiuriOnLine滋賀)
 県は21日、琵琶湖大橋(大津市―守山市、1・4キロ)の料金について、徴収期限を2029年8月まで延長した上で、4月から値下げを行うことが決まったと発表した。
 大橋は無料化が検討されていたが、三日月知事が昨年6月、徴収期限を当初の21年から延長する意向を表明。これを受け、期限を8年延長して値下げする案が県議会で可決された。県道路公社が国土交通省に変更許可を申請していたが、20日に許可された。
 料金の値下げは、4月1日午前0時から実施。▽普通車が200円から150円▽軽乗用車が150円から100円など――10〜210円の値下げとなる。
 さらに、19年度からは自動料金収受システム(ETC)を導入し、ETC搭載車には2割の割引をする。 大橋の耐震化を進めるほか、渋滞解消のため、周辺の国道477号約3キロを4車線化する。
 現在の料金で販売された回数通行券は、料金改定後から使用できない。払い戻しは、3月1日〜9月30日、琵琶湖大橋有料道路管理事務所(守山市今浜町)など3か所で行われる。問い合わせは同公社(077・524・0141)へ。

16/01/21

■琵琶湖大橋、4月1日から値下げ 普通車150円に(京都新聞電子版)
 滋賀県と県道路公社は21日、琵琶湖大橋有料道路の通行料値下げ日時を、4月1日午前0時からに正式決定したと発表した。現在の通行回数券を同日時以降は無効とし、3月1日から県内3カ所で払い戻しする。
 値下げ後の通行料を原資にして橋の耐震対策や橋両端部の4車線化工事などを進める事業変更が、20日付で国土交通省から許可された。通行料の徴収期間は2029年8月4日まで。
 値下げ後の料金は、「普通車」150円、「軽自動車」100円、「大型T」200円、「大型U」500円、「軽車両」10円。19年春をめどに自動料金収受システム(ETC)を導入して「ETC割引」を実施するが、それまでは軽車両以外で回数券を発行する。普通車の100回券は1万2230円となる。
 現在の回数券は3月1日〜9月30日まで、同大橋有料道路管理事務所(守山市今浜町)、道の駅びわ湖大橋米プラザ(大津市今堅田3丁目)、県道路公社(同市松本1丁目)で払い戻す。新料金の回数券は3月下旬からの販売を予定している。

■山間で20センチ以上の積雪 主要道路でチェーン規制(紀伊民報AGARA)
 冬型の気圧配置の影響で和歌山県南部では19日から20日にかけて雪が降った。山間地域では多い所で20センチ以上の積雪があった。国道311号や県道田辺龍神線などの主要道路は朝からチェーン規制され、交通網が乱れた。高野龍神スカイライン(国道371号)は通行止めになった。
 20日朝、国道311号沿いでは、田辺市鮎川周辺から民家の屋根や山肌に積雪が見られ、同市中辺路町大川辺りからは路面にも雪が残った。小広峠周辺の中辺路町野中では積雪が10センチ以上あり、路面も真っ白。管理する県はショベルカーで雪を取り除き、融雪剤(塩化カルシウム)をまいた。チェーン規制を知らせる電光掲示板もあるが、途中で引き返したり、立ち往生したりする車も見られた。
 田辺市の龍神行政局によると20日朝、行政局周辺には8センチほどの積雪があった。担当職員が、市管理の坂道を中心に融雪剤をまいた。行政局に融雪剤を取りに来た住民もいたという。
 和歌山地方気象台によると、20日午前の紀南地方の最低気温は龍神(田辺市)氷点下3・3度▽栗栖川(同)氷点下2・0度▽西川(古座川町)氷点下1・3度▽南紀白浜(白浜町)0・8度▽新宮(新宮市)1・4度▽潮岬(串本町)0・5度。白浜と潮岬が今季最低を記録した。気象台は「この寒さは25日ごろまで続き、24、25日がピークと予想される」と話している。

■積雪 事故246件28人負傷(YomiuriOnLine滋賀)
◇草津で6台絡む追突 JRなど30分遅れ
 強い冬型の気圧配置の影響で西日本各地で厳しい冷え込みとなった20日、県内でも本格的な積雪があった。JRや京阪などの交通機関が乱れ、乗用車の事故や、歩行者の転倒などで負傷者が相次いだ。21日も県北部を中心に雪が降るとみられる。
 彦根地方気象台によると、積雪は最大で長浜・柳ケ瀬12センチ、彦根9センチ、米原9センチ、大津5センチを観測。長浜市では除雪車など13台が出動し、除雪対策本部を設置した米原市も除雪車約20台を出動させた。
 通学にも影響し、県教委によると、14校の県立高では始業時間を5〜60分遅らせた。近江八幡市立沖島小は、連絡船が運休したため、臨時休校。きのもと認定こども園(長浜市)でも短時部が休園した。
 交通機関では、JR東海道線で雪の影響で信号が変わらなくなり、最大30分の遅れ。近江鉄道でも信号の不調で全線が最大30分遅れた。京阪電鉄では大津市内の線路上で車が立ち往生し、石山坂本線、京津線で最大19分遅れた。
 新名神高速道路でも一部区間の上下線が通行止めとなった。
 県警によると、19日夕から20日午後3時にかけ、路面凍結によるスリップなどが原因の交通事故が県内で246件発生し、28人が負傷した。
 同日午前10時40分頃には、草津市の名神高速道路上り線で、大型トラック(10トン)が乗用車に追突するなどして計6台が絡む事故が発生。男性2人が軽傷を負った。
 県内の各消防本部などによると、転倒などによる歩行者の負傷は大津市や近江八幡市、愛荘町で計7人に上った。大津市内では午前8時頃、50歳代の男性が京阪石場駅のスロープで転倒し、足首を骨折。また、60歳代の女性も自宅前で雪に足元を取られ、足首を骨折する重傷を負った。

■各地で積雪、事故相次ぐ 休校や授業短縮も(asahi.com滋賀)
 冬型の気圧配置になった20日、県内各地でも雪が積もった。朝の通勤時には幹線道路が渋滞し、休校や授業時間を短縮する学校が相次いだ。
 彦根地方気象台によると、午後3時までの24時間降雪量は柳ケ瀬(長浜市)13センチ、彦根10センチ、米原9センチ、今津(高島市)4センチ。
 県教委によると、県内の1幼稚園、1小学校で休園休校。15高校が授業時間を短縮し、県立の特別支援学校10校で生徒の家庭学習を実施した。

16/01/20

■暖冬一転、ゲレンデ白銀 滋賀のスキー場(京都新聞電子版)
 冬型の気圧配置の影響で20日、滋賀県内の多くのスキー場では今季初めてのまとまった積雪があった。今シーズンは暖冬で不振続きだっただけに、関係者は今後の降雪や来客増に期待を寄せた。
 米原市の奥伊吹スキー場では、一時40センチほどしかなかった積雪量が徐々に増え、この日の大雪で一挙に90センチに達した。
 今季は、予定より1週間遅れの昨年12月19日に営業を開始したが、その後、2度休止を余儀なくされただけに、専務取締役の草野穣治さん(34)は「フルオープンする準備ができ、ようやく本格的なシーズンに入れたというのが実感」と安どし、「これからますます人が増え、にぎわうのが楽しみ」と期待を込めた。
 県内でも屈指の豪雪地帯、長浜市余呉町の余呉高原リゾート・ヤップも積雪は60センチから80センチに。4日前に営業開始したばかりで、同スキー場のスタッフは「開始が1月半ばにずれ込んだことは今までない。おかげさまの雪。多くの人に滑りに来てほしい」と呼び掛けた。
 大津市、びわ湖バレイのゲレンデもこの冬最多の積雪45センチを記録した。この日は強風のため休業したが、広報担当者は「これで風がなければ、いい状態の雪を楽しんでもらえそう」と喜んだ。
 一方、人工雪でコース1本とキッズゲレンデを整備している高島市マキノ町の国境高原スノーパークは、積雪15センチでまだ全面滑走できない状態。客足も例年の半分以下で、大森昌隆支配人は「この雪で高島のスキー場に京阪神のスキーヤーの気持ちが向いてくれれば」。マキノ高原マキノスキー場(同町)なども積雪10センチで営業開始はお預けとなった。

■ガソリン価格全国平均117円20銭 約6年8カ月ぶり低水準(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が20日発表した18日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、12日の前回調査より1円70銭安い117円20銭と、12週連続で値下がりした。原油安が反映されたためで、約6年8カ月ぶりの安値水準となった。
 地域別では47都道県すべてで値下がりした。顧客自らが給油するセルフスタンドでは、販売競争の激しい首都圏の一部店舗で1リットル当たり100円の大台を割り込んでいる。調査する石油情報センターの担当者は「原油価格の下落に伴い、来週もガソリン価格は下がる」と予想している。

■レギュラーガソリン、6年8か月ぶりの117円台(Responce)
資源エネルギー庁が1月20日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、1月18日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.7円値下がりし、1リットル当たり117.2円となった。
レギュラーガソリンの小売価格は4週連続で値下がりしたあと、横ばいをはさみ、12週連続で値下がり。2009年5月11日の調査以来、6年8か月ぶりの117円台となった。
地域別では、九州・沖縄で2.4円、中国で1.8円、関東と中部、北海道、近畿で1.7円、四国で1.6円、東北で1.4円と、全エリアで大幅に値を下げた。
ハイオクガソリンは前週比1.8円安の128.0円、軽油は1.5円安の101.7円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、1月20日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は105.9円/リットル(前週比−0.7円)、ハイオクは116.5円/リットル(同−1.1円)、軽油は88.2円/リットル(同−1.4円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■LINEに滋賀のスタンプ続々 方言も添えて名物PR(京都新聞電子版)
 無料通信アプリ「LINE(ライン)」に使うスタンプで、滋賀県ゆかりのイラストが続々登場している。自治体のゆるキャラや、湖国の名物をモチーフにしたデザインなど多彩に表現。個性豊かな「ご当地スタンプ」が、地域文化の発信にも役立っている。
 LINEスタンプは、メッセージのやりとりに添えて感情を表したキャラクター画像を送る機能。以前は公式スタンプなどに限られていたが、2年前から審査を通過すれば誰でも制作販売できるようになった。
 草津市公認マスコットキャラ「たび丸」のスタンプは昨年11月に発売された。「ありがとう」「いってきます!」など、日常会話で使いやすい各種のパターンがある。イベント企画「メディアエージェンシー」(草津市)が提案、制作した。収益は市に全額寄付される。市企画調整課は「電話やメールに次ぐコミュニケーション手段として普及しているLINEを通じて、たび丸や草津市の認知度を上げたい」と期待する。
 さまざまなキャラクターがスタンプ化されている。大津祭の「ちま吉」は、成安造形大(大津市)の学生がイラストを描いて申請した。コンテンツ開発会社「まちおこし」(守山市)も、「知ったかぶりカイツブリ」などのキャラクターをスタンプに。同社は「ネットの書き込みなどでスタンプが欲しいという声があった。面白がって使ってもらっている」と手応えを感じる。
 既存のキャラクターだけではなく、滋賀在住のイラストレイターらがオリジナルのスタンプを次々発表している。原田光さん(27)=東近江市=は、特産の赤こんにゃくや琵琶湖をキャラクター化した。「ほうなんや」などと滋賀の方言も添える。「やっぱり地元が好きなので。赤こんにゃくとか、県外の人に知ってもらう機会になれば」と語る。

■これが「琵琶湖八珍」 滋賀、代表的魚介のPR強化(京都新聞電子版)
 ビワマスなど琵琶湖を代表する8種の魚介「琵琶湖八珍」のブランド化に取り組んでいる滋賀県は19日、八珍を食材にした料理を提供する飲食店や土産店に掲げるポスターとロゴマークを発表した。これまでに大津市や近江八幡市、長浜市など県内各地の25店が県の事業に登録しており、インターネットに特設サイトを立ち上げて提供店の発信も始めた。
 八珍はビワマス、ホンモロコ、ニゴロブナ、ビワヨシノボリ、イサザの固有種5種と、コアユ、スジエビ、ハスの計8種の魚介。県は湖魚の消費拡大と観光振興に向けて、本年度から料理や加工品を提供する「八珍マイスター」の募集を始め、初年度は50店の登録を目指している。
 ポスターは八珍の姿が描かれた8枚の皿を「八」の字に並べ、「日本一の湖には食通を唸(うな)らせる味が隠されていた」とメッセージを記した。県庁で発表した三日月大造知事は「八珍はまだ県民にも十分知られておらず、今後も発信を充実させたい」と話した。
 県は八珍マイスターを募っており、問い合わせは県水産課TEL077(528)3873。

■琵琶湖八珍、ブランドに ロゴやマイスター制度(asahi.com滋賀)
 琵琶湖特産の魚介類「琵琶湖八珍」のブランド化に向け、県はPR活動に本腰を入れる。目印となるイメージポスターやロゴマークの作製、WEBサイトの開設のほか、料理を提供する飲食店に対する「琵琶湖八珍マイスター」認定、業者向けの「琵琶湖八珍読本」など、盛りだくさんのメニューで琵琶湖の恵みを県内外に発信していく。
 琵琶湖八珍はビワマス、ニゴロブナ、ホンモロコ、イサザ、ゴリ(ビワヨシノボリ)の琵琶湖固有の5魚種と、コアユ、スジエビ、ハス。2013年に県立安土城考古博物館が特別展示「華麗なる漁と美味なる食」を開催し、あわせて実施された湖魚料理の人気アンケートをもとに選定された。
 つくられたポスターは、湖魚が泳ぐ姿などを描いた八つの皿を「八の字」に並べた。ロゴマークでは、8種の食材が支え合い高みを目指すイメージにした。

■琵琶湖八珍を味わって 新ブランドで勝負(日本経済新聞電子版)
 琵琶湖で取れる「湖魚」を使った料理をもっと多くの人に食べてほしいと、滋賀県の経済団体などが、ビワマスやニゴロブナなど8種類の魚を「琵琶湖八珍」としてブランド化し、知名度アップに力を入れている。
 琵琶湖はビワマスやニゴロブナに加え、ホンモロコやイサザ、ビワヨシノボリといった固有種がいる。これにコアユ、ハス、スジエビを加えて八珍とし、刺し身や南蛮漬け、釜揚げなど料理法と一緒に紹介。島根県の「宍道湖七珍」を意識し、1つ多い八珍とした。
 ブランドを立ち上げたきっかけは、滋賀県立安土城考古博物館が昨年実施した調査。琵琶湖の特産物を使った料理185品の人気投票をしたところ、上位3位はうな丼やアユの塩焼き、シジミのみそ汁。伝統的な料理法は、ふなずしが6位に入って健闘した程度で、認知度が低い実態が浮き彫りになってしまった。
 そこで「まずは湖魚を食べてもらおう」と博物館と地元経済団体が取り組みを開始。3月には琵琶湖の湖上フォーラムを開き、参加した約90人にビワマスのすしなどを味わってもらった。
 安土城考古博物館の前副館長の大沼芳幸次長は「調理法が多いのは湖魚の強み。食べておいしさを知ってもらうだけでなく、琵琶湖の環境保全を考えるきっかけにしたい」と話している。〔共同〕

■ビワマス、ニゴロブナ、イサザ・・・「琵琶湖八珍」ブランド化(YomiuriOnLine滋賀)
◇県、PRへ登録制度や冊子
 琵琶湖産の魚介類のうち、ビワマスやニゴロブナなど象徴的な8種について、県は「琵琶湖八珍」としてブランド化し、全国に売り出す。八珍をメニューに生かした飲食店の登録制度や事業者向けのガイド本などを通じ、「母なる湖」の恵みをPRしていく。(岡本久美子)
 琵琶湖八珍は2013年に県立安土城考古博物館が湖魚料理の人気アンケート結果などから選出。ビワマス、ホンモロコ、ニゴロブナ、イサザ、ビワヨシノボリ(ゴリ)の琵琶湖固有種5種類とコアユ、ハス、スジエビの計8種類を指す。
 天然物が多く、ビワマスは6〜9月、イサザは12月から翌年4月など旬があり、琵琶湖だけで取れ、その時期にしか味わえないという希少価値も魅力になる。
 一方、全国的な知名度不足に加え、自宅でニゴロブナを使ってふなずしを漬ける人が少なくなるなど、県内でも食生活の変化で、食材としての活用は十分と言えない。今後、様々な取り組みを通じて、県民はもちろん、観光客にも魅力を伝えていく考えだ。
 新たにロゴマークとイメージポスターを公募で決定。大阪市の業者がデザインしたロゴは八つの青い円が「八」の字を形作り、四つの円が合わさった間の部分を金色にすることでブランドの高級感を表現している。円は皿のほか、大切な宝を表す「玉」も意味している。
 ポスターはロゴを基調に、黒地の皿それぞれに魚が泳ぐ姿を金で描き、赤い背景とのコントラストでアピールした。
 消費者が八珍の料理を食べたり、加工品を買ったりできる店を「琵琶湖八珍マイスター」として登録する制度も開始。旅行者らに案内するウェブサイト(http://shigaquo.jp/hacchin/)も設けた。
 これまで八珍を活用していない事業者向けには、食材の特徴や調理法などを紹介した冊子を作成し、メニューや商品開発に役立ててもらう。
 県内外の雑誌社や旅行会社などを対象にしたプレスツアーも企画しており、三日月知事は「滋賀といえば琵琶湖。琵琶湖の恵みをおいしく食べてもらう企画を充実させていきたい」と意気込む。

16/01/19

■絶滅危惧種「ウシモツゴ」繁殖 南濃のビオトープ(ChunichiWeb岐阜)
 環境省の絶滅危惧種に指定されているコイ科の淡水魚「ウシモツゴ」が、海津市南濃町志津のビオトープで繁殖しているのが確認された。基盤整備ですみかを失った希少魚を復活させたい、という関係者の熱意が実った。
 周辺では二〇〇四年から七年かけて、百十七ヘクタールの大規模な基盤整備が行われた。メダカやドジョウなど在来生物のすみかを確保するため、水量一八〇トンのため池が一一年に造られ、地元の下池西部まちづくり協議会を中心に、生物の生息空間となるビオトープとして活用してきた。
 ウシモツゴはかつては市内で身近に見られたが、土地改良や外来魚の影響でほとんど姿を消した。同協議会は個体の復活を目指し、三十年前に市内で捕獲され、滋賀県の琵琶湖博物館で育てられてきたウシモツゴの子孫五十匹を一四年七月にビオトープへ放した。
 ヘドロの除去などを兼ねて十七日に水抜きしたところ、体長七、八センチのウシモツゴ八十匹が見つかった。寿命は一年程度とされているため、放流した魚から世代交代が進んで、着実に再生産していると考えられる。
 同協議会の竹中孝道会長(71)は「昨年春に産卵とふ化を確認していたので繁殖は間違いないとみていた。実際にこれだけ多くのウシモツゴがいて本当にうれしい」と喜ぶ。
 干上がった池底からはドジョウやメダカ、ヨシノボリなど、他にも三十種余の淡水魚が確認された。
 竹中会長は「次は同じ絶滅危惧種の淡水魚イタセンパラを復活させたい」と話し、ビオトープをさまざまな水生生物の楽園にしようと夢見ている。(平井剛)

16/01/18

■現職の越氏、再選果たす 大津市長選挙(滋賀報知新聞ネット版)
=人口減少社会に抱負「住み続けたいまちつくる」=
◇大津
 無所属の現職・新人の計四人が争った大津市選挙は十七日投開票され、現職の越直美氏(40)が、前県議の蔦田恵子氏(54)、テレビプロデュサーの川本勇氏(56)、共産党県委員会副委員長の川内卓氏(60)(共産推薦)の新人三候補を破り、二期目の当選を決めた。投票率は四七・九七%で、前回(四四・一五%)より三・八二%上回った。
 午後九時過ぎ、早くも当選確実の知らせが越候補の事務所に届くと、待ち受けた支持者の歓喜がどっと爆発した。
 しばらくして事務所に姿を見せた越氏は、支持者の割れんばかりの拍手に迎えられ、「皆さんの思いを二期目、四年間で必ずカタチにしたい」と決意を語り、地元の支援者や滋賀一区選出の川端達夫・民主衆院議員や山田清・連合滋賀会長と喜びの万歳をした。
 当選インタビューで越氏は今後重視する政策として、(1)人口減少社会でも住み続けたいまちづくり(子育て支援、高齢者施策)(2)外国人観光客を視野に入れた観光振興(3)持続可能なまちづくり―を挙げた。
 また、「選挙戦で出会った有権者の方に感謝したい。正反対の意見などもいただいたが、大津への愛情は共通していた。好きな大津をよくしようと、同じ愛情をもって前へ進みたい」と、感謝の言葉を述べた。
 川端衆院議員は「批判に素直に耳を傾け立派な市長になってほしい」とエールを送った。
 選挙戦で越氏は、後援会のほか、民主県連や連合滋賀、一部の保守系市議といった組織的な支援、そして前知事の嘉田由紀子・びわこスポーツ成蹊大学学長の個人的な支援を受けながら、一期目の実績(いじめ対策や子育て支援など)と、人口減少社会であっても「住み続けられる大津」(子育て、高齢者施策など)を掲げて、幅広い支持を集めた。
 無所属の三新人のうち蔦田氏は、大半の保守系市議が支援に回ったが、政党推薦を受けなかったことなどから、自民支持層に浸透しきれなかった。川本氏は無党派層の票を期待したが、組織がないため広がりに欠けた。川内氏(共産推薦)は、安保法制の廃止など国政問題を訴えたが、伸び悩んだ。

■再選の越さん「夢を形にしていく」 大津市長選(ChunichiWeb滋賀)
 「改革を後戻りさせてはいけない」。現職の強い意思を市民は後押しした。十七日に投開票された大津市長選で、現職越直美さん(40)は、四年間の実績と人口減少社会に対応する持続可能な街づくりを訴え、いずれも無所属新人の元県議蔦田恵子さん(54)、テレビプロデューサー川本勇さん(56)、共産党県副委員長川内卓さん(60)を破り、改革続行の切符を手にした。「住み続けたい」と選ばれる「大津」に向けて決意を新たにした。
 午後九時半ごろ、大津市螢谷の事務所に姿を見せた越さんは、「本当に皆さまのおかげです」と顔をほころばせた。集まった多くの支援者の万歳三唱に深々と頭を下げ、目には涙が光った。
 民主党の川端達夫衆院副議長は「強い精神力でよく戦った。もっと大きく立派な市長になってください」と厳しい選挙戦をねぎらい、駆け付けた草津、湖南市長らも次々と祝福の言葉を述べた。
 昨夏から五十回以上のミニ集会を重ね、「待機児童ゼロ」達成や、ごみ処理施設の見直しによる経費削減など行財政改革の成果をアピール。さらなる子育て支援や介護サービスの充実など、人口減少に歯止めを掛ける街づくりを訴えた。
 昨年十二月からは公務の合間を縫って朝晩、冷たい風の吹く駅前に立ち続けた。チラシを配るおじぎの角度を練習する素朴な一面も。選挙戦が始まると、終電間際の午前零時過ぎまで街頭で訴える日もあったが、疲れを見せずトレードマークの弾ける笑顔で幅広い世代の心をつかんだ。
 越さんは「選挙中、市民の皆さまの声が聞けたことが財産。夢を形にしていく」。人口減少を見据えた持続可能な街づくりへ、新たな四年間への決意を誓った。
◆大津市長選最終結果
当 54,255 越 直美40 無現<2>
  45,738 蔦田恵子54 無新
  18,335 川本 勇56 無新
  10,631 川内 卓60 無新

■大津市長選 越さん再選「改革前進」(YomiuriOnLine滋賀)
 無所属の4人が争い、17日に投開票された大津市長選は、現職・越直美氏(40)が、前県議・蔦田恵子氏(54)、番組プロデューサー・川本勇氏(56)、共産党県副委員長・川内卓氏(60)(共産推薦)の新人3人を振り切り、再選を果たした。再び県都のかじ取り役を担う越氏は「市民とともに改革を更に前へ進めていく」と、子育て支援や高齢者福祉の充実、観光振興などに取り組む決意を示した。投票率は47・97%で、前回(44・15%)を上回った。当日有権者数は27万814人。

16/01/17

■大津市長に越氏が再選(ChunichiWeb)
 大津市長選は17日、投開票され、無所属で現職の越直美氏(40)が、いずれも無所属新人の元滋賀県議蔦田恵子氏(54)、テレビプロデューサー川本勇氏(56)、共産党滋賀県副委員長川内卓氏(60)=共産推薦=の3氏を破り、再選を果たした。投票率は47・97%だった。
 越氏は、前回4年前と同様に民主党の支援を受け、行財政改革や、「待機児童ゼロ」を達成した子育て支援策といった1期目の実績を挙げ、支持を広げた。
 蔦田氏は、現市政を「職員や市民と対話不足」と批判し、自民党県連を挙げての支援を受けたが、党支持者を固めきれなかった。

■越さん「包囲網」跳ね返す 大津市長選(京都新聞電子版)
 県都の民意は「越改革の継続」だった。大津市長選が17日に投開票され、1期4年の実績を基にまちづくりの前進を訴えた現職の越直美さん(40)が再選を果たした。新人の蔦田恵子さん(54)は保守系市議や経済界の支援も受けて市政の転換を訴えたが、涙をのんだ。しがらみのない政治を主張した新人の川本勇さん(56)は支持が広がらず、政権批判を強めた新人の川内卓さん(60)も及ばなかった。投票率は前回を上回ったが、有権者の半数以上が投票に行かず、論戦への関心が高まったとは言い難い。いかに市民参加で県都の活性化を進めるか。2期目の越市政は、重い課題も背負う。目へ走りだした。
 まさに「反・越包囲網」の中で繰り広げられた選挙戦だった。対立する新人候補3人は、1期4年の行財政改革や市政運営を激しく批判したが、越直美さんはへこたれなかった。「20年、30年先のための改革」を説き続け、批判を跳ね返した。
 午後9時半、熱気に包まれた大津市螢谷の事務所に入った越さんは「市民からいただいたさまざまな意見が私の財産。皆さんの思いを2期目で形にしたい」と、目を潤ませながら何度も頭を下げた。
 全国最年少女性市長として初当選してから4年間、全力で走り続けてきた。就任直後からいじめ事件や南部豪雨被害の対応に奔走。同時に、前市長時代に進まなかった補助金適正化など行財政改革に切り込んだ。
 従来と異なる市政運営に一部の市幹部や前回市長選で支援した団体などが「聞く耳を持たない」「政治の素人」と反発を強めた。
 昨年8月以降、再選に向け、ミニ集会を50回以上開き、直接市民意見を聞く姿勢を強調。選挙では嘉田由紀子前知事らとともに人口減少社会に備えた改革の意義を訴えた。1期目は「4年で変える」と約束した。再選を喜ぶ事務所で、支援者からの「スーパーウーマン!」の掛け声に笑顔で応えた越さんは「住み続けたい大津をつくる」と誓い、2期目へ走りだした。

■大津市長選、投票率47・97% 激戦反映、前回上回る(京都新聞電子版)
 大津市長選の投票率は47・97%と、前回2012年の44・15%を3・82ポイント上回った。現職と新人合わせて4人が立候補して活発に運動を展開したことが要因となり、市長選では2回続けて前回比で上昇した。
 当日有権者数は27万814人だった。投票率は男性48・34%、女性47・63%。期日前投票と不在者投票は計1万9949票だった。期日前投票は前回の約1・8倍に増えた。
 17日の大津市内は最低気温がマイナス1・2度で、この冬で最も冷え込んだ。日中は曇り空が続いた。
 大津市長選の投票率は、過去最高が1972年の72・38%、最低は96年の34・11%。2000年以降は42〜44%台で推移してきた。

■大津市長に越氏再選 「改革」訴え、3氏破る(京都新聞電子版)
 任期満了に伴う大津市長選は17日、投開票され、現職の越直美氏(40)が、前県議の蔦田恵子氏(54)、テレビプロデューサーの川本勇氏(56)、共産党県委副委員長の川内卓氏(60)=共産推薦=の3新人を破り、再選された。越氏は民主党の支援や連合滋賀の推薦を得て無党派層にも浸透し、5万4255票を獲得。自民党市議の大半や経済界が支援した蔦田氏を8517票差で突き放した。投票率は47・97%で、前回を3・82ポイント上回った。
 人口減少社会に対応するための政策や、越市政の1期4年の行財政改革の評価などが争点となった。共産以外の政党は推薦を出さなかったが、実質的には政党ごとに分かれて各候補を支援する構図となった。
 越氏は現職の知名度を背景に優位に立った。1期4年の徹底した行革や市政運営手法を新人3人から激しく批判されたが、選挙では20年、30年先を見据えたまちづくり政策を強調し、「越改革の継続」に民意の支持を得た。
 蔦田氏は、越市政に不満を抱く大津の経済界をはじめ、自主投票とした自民や公明党の市議らが支えた。越氏の行革に対抗して「正しい改革」と訴えたが、組織をまとめきれず、無党派への浸透が弱かった。
 川本氏は「しがらみのない政治」を主張して善戦したが支持を広げられなかった。川内氏は憲法を生かした市政などを訴えたが出遅れが響き、伸びなかった。
▽開票結果(選管最終)
当54,255越 直美 無現
 45,738蔦田恵子 無新
 18,335川本 勇 無新
 10,631川内 卓 無新
・越 直美氏(こし・なおみ)40 無現(2) 米ハーバード大ロースクール修了。米ニューヨーク州弁護士などを経て、2012年に初当選。大津市赤尾町。

■大津市長選、現職・越氏の当選確実(asahi.com)
 大津市長選は17日投票され、現職の越直美氏(40)が、共産党滋賀県副委員長の川内卓氏(60)、番組制作会社長の川本勇氏(56)、前滋賀県議の蔦田恵子氏(54)の新顔3人を破り、再選を確実にした。

■県都の顔、きょう決定!!(滋賀報知新聞ネット版)
=17日投開票の大津市長選=
◇大津
 十日に告示された県都の大津市長選は、新人で共産党県役員の川内卓氏(60)=共産推薦、新人でテレビプロデューサーの川本勇氏(56)、新人で前県議の蔦田恵子氏(54)、現職で再選を目指す越直美氏(40)の四人が舌戦を繰り広げたが、きょう十七日投開票でいよいよ審判が下る。
 勝敗の行方を左右するのは投票率。戦後の市長選の投票率のトップは、革新系の山田耕三郎氏が初当選した昭和四十七年(一九七二年)の七二・三八%で、最低は山田豊三郎氏が新人との一騎打ちで貫録勝ちして五選を果たした平成八年の三四・一一%。
 過去五回の投票率の推移でみると、投票率のトップは前回(二十四年)の四四・一五%であり、ほかも四五%を下回る低調ぶりだ。
 今回の最大の争点は、越市政四年間の評価、とくに市政運営についての是非が問われたこと。
 期日前投票も好調で、投票率アップに期待が寄せられているが、はたして五〇%を超える劇的な展開になるか、無党派層の動向にかかっている。(石川政実)

■環境守ろう ヨシ刈り、滋賀経済同友会20企業150人が参加(産経ニュース)
 県内の企業経営者でつくる滋賀経済同友会の会員企業の従業員によるヨシ刈りが16日、近江八幡市円山町のヨシ地で行われた。環境保全のため毎年行っており、20企業から約150人が参加。参加者は、自分の背より高いヨシに苦戦しながらも、鎌で丁寧に刈り取っていった。
 ヨシは琵琶湖岸に多く自生し、湖辺の生態系の保全や、水質浄化の機能も担っているとされる。新芽の成長を助け、枯れたヨシが水を汚さないようにすることなどを目的に、同会が7年前から毎年ヨシ刈りを行っている。
 ヨシ刈りが行われたのは、ヨシ製品を扱う「西川嘉右衛門商店」(同市)の所有地。同店の18代目店主・西川嘉武さん(75)から「下から上に引き上げるように鎌で刈り取って」などと指導を受け、参加者がヨシを刈り取った。
 この日刈り取られたヨシは約1200キロ。ヨシは乾燥させたあと、すだれやかやぶき屋根、紙などに加工される。
 ヨシ刈りは例年、12月から始めることが多いが、暖冬の影響で、刈り取りの時期が1カ月ほど遅れたという。それでも西川さんは「琵琶湖のある滋賀にとってヨシは大切なもの。多くの人に手で触ってもらい、身近に感じてほしい」と話していた。

16/01/16

■大津市長選、17日投票 大勢判明は深夜か(京都新聞電子版)
 任期満了に伴う大津市長選は17日に投票、即日開票される。現職と新人計4候補は、16日も街頭や駅前、個人演説会で有権者に支持を訴え、7日間の選挙運動を締めくくった。投票は17日午後8時に締め切られて、午後9時20分から開票される。大勢判明は午後11時前後の見通し。
 立候補しているのは、共産党が推薦する党県委員会副委員長の川内卓候補(60)、テレビプロデューサーの川本勇候補(56)、前県議の蔦田恵子候補(54)の3新人と、現職の越直美候補(40)の4人で、いずれも無所属。
 川内候補は、介護保険料の負担軽減や巡回バスの運行など地域福祉の充実とともに原発反対など国政課題も挙げ、「憲法が生きる市政の誕生」を訴えてきた。
 川本候補は、市民が企画するイベントの支援やJリーグクラブの誘致、再生可能エネルギーの導入などで「ワクワクする大津に変える」と強調してきた。
 蔦田候補は、「市民のための改革実現」を掲げ、スポーツ・文化施設の集積整備や介護職の待遇改善など、未来に向けた投資による市再生を主張してきた。
 越候補は、1期4年の実績を踏まえて「住み続けられる大津へ前進」を主張し、子育て・教育施策の充実や高齢者の就労支援など生きがいづくりを訴えた。
 投票は市内122カ所で一部を除き、午前7時から午後8時まで。開票は皇子が丘公園体育館で行われる。9日現在の有権者数は27万3521人。

■期日前投票、前回の1・8倍 大津市長選(京都新聞電子版)
 大津市長選の期日前投票が16日締め切られた。市選挙管理委員会のまとめでは、11日からの6日間で1万9181人が投票し、4年前の前回市長選の約1・8倍だった。
 期日前投票は市内5カ所で行われた。6日間の合計で最も多かったのは市役所の5115人で、瀬田支所4557人、堅田支所4242人、膳所支所3811人、木戸支所1456人だった。

■4候補、声高に最後のお願い 大津市長選(京都新聞電子版)
 大津市長選は16日、最後の訴えを一人でも多くの有権者に届けようと、4人の候補者が北部から南部へと車を走らせた。中心部の交差点では色違いののぼりが立ち、並んだ支援者が行き交う車に手を振った。主な駅前では候補者が入れ替わるように演説に立ち、熱のこもった声が交錯した。
 川内卓候補はスーパー前など約30カ所で演説に立った。事務所を置いた商店街では約30人で練り歩き、一軒ずつ店先で声をかけては店主らと握手を重ねた。夜にはJR膳所駅前で最後の街頭演説に立ち、「あと一回り、二回りの声援を」と声を張り上げた。
 川本勇候補は人通りの多い商業施設前や大通りで演説し、支援者と「大津をほっとけない」のキャッチフレーズを繰り返した。夕方には商業施設前でマイクを握り、「新しい風が吹き始めている。皆さんの一票で風を大きくしてほしい」と力を込めた。
 蔦田恵子候補は、湖西や市中心部を回り、大型商業施設前では買い物客に手を振りながら「あと一歩なんです。大津を必ず良くします」と訴えた。夜にはJR石山駅前で支援者と集会を開いた後、瀬田駅前で街頭での訴えを終えて最後の演説会場へ急いだ。
 越直美候補は昼すぎに浜大津交差点付近で集会を開いた。支援者一人一人と握手し、「一緒に未来へ進ませてください」。夜には地元の南郷小で「改革を前に進めるのはみなさんの一票にかかっている」と声を震わせて訴え、「頑張ろう」を三唱して締めくくった。

16/01/15

■大津市長選、17日投開票 4候補、全力で支持訴え(京都新聞電子版)
 任期満了に伴う大津市長選は17日に投票、即日開票される。いずれも無所属で、共産党県委員会副委員長の川内卓候補(60)=共産推薦=、テレビプロデューサーの川本勇候補(56)、前県議の蔦田恵子候補(54)の3新人と、現職の越直美候補(40)の計4人が激しい選挙運動を展開している。
 川内候補は選挙カーで市内一円を巡り、街頭からの訴えに力を入れている。共産党支持者のほか、住民グループとも連携して政権批判を強め、国政課題に関心を持つ幅広い世代への支持拡大を図っている。
 川本候補は、個人演説会や街頭での訴えを動画に収録し、インターネットでの発信を強化している。一部労組の組合員や若手経営者らの支援で、若者や子育て層を中心に無党派層の取り込みを目指している。
 蔦田候補は、支援する市議や自民、公明両党の県議らとともに街頭や個人演説会で支持拡大を訴えている。保守の支持層固めを急ぐとともに、朝夕の駅前にも立って市外への通勤客への訴えも強めている。
 越候補は、駅前など市内各所でスポット演説を挟んで政策の浸透を図っている。推薦する連合滋賀が組織を引き締めるほか、市外からも支援する民主党の県議らが応援に入り、無党派層に支持を訴えている。
 投票は、市内122カ所の投票所で17日午前7時から午後8時まで(一部地域を除く)。
大津市長選立候補者(届け出順)
・川内  卓(かわうち・たかし)60 無新=共産推薦共産党県委副委員長(米原町議) 岩手大卒、大津市浜大津3丁目
・川本  勇(かわもと・ゆう)56 無新 テレビプロデューサー、メディア・音楽制作会社社長、大阪市立大卒、大津市唐橋町
・蔦田 恵子(つただ・けいこ)54 無新 前滋賀県議(びわ湖放送キャスター) 甲南女子大卒、大津市若葉台
・越  直美(こし・なおみ)40 無現(1) 市長(弁護士、早大院非常勤講師)ハーバード大ロースクール修了、大津市赤尾町
(氏名、年齢、所属、新旧、当選回数、職業・肩書(経歴)、最終学歴、現住所の順。敬称略)

■滋賀・西浅井マキノ線一部通行止め トンネル内ひび割れ(京都新聞電子版)
 滋賀県は15日までに、海津大崎を巡る県道西浅井マキノ線の大崎第四隧道(ずいどう)で、トンネル内にひび割れが見つかり、当面の間、同隧道を通行止めにすると発表した。同隧道は1936年建設で長さ55メートル、幅5・1メートル。定期点検中に西側入り口から14メートルの天井付近で、ひび割れが1カ所見つかった。第三−第五隧道周辺約2キロを通行止めにし、コンクリートの詳細な調査と補修を行う。
 同県道西側は桜の名所の桜並木があり、春は観光客でにぎわう。高島土木事務所は「桜並木周辺の通行は可能だが、春までに同隧道が通り抜けできるかどうかは不明」としている。

■都立狭山公園で池の水を抜く「かいぼり」 外来魚を駆除(asahi.com)
 東京都東村山市、東大和市にまたがる都立狭山公園にある宅部池(やけべいけ)で17日、池の水を抜く「かいぼり」がある。水質改善のために汚泥やゴミを取り除き、外来魚も駆除する。午前10時〜午後3時に見学可能。問い合わせは同公園パークセンター(042・393・0154)。

■「地方の声遠のく」県内1減、政党危惧(YomiuriOnLine滋賀)
◇衆院区割り答申
 衆院選の県内選挙区定数について、衆院議長の諮問機関が14日に行った答申では、人口比がこれまでより議席配分に反映されるアダムズ方式の採用を提言している。この場合、県内では小選挙区が4から3に減るため、政党関係者からは1票の格差改善に一定の理解を示しつつ、「地方の声が国政に届きにくくなる」との声が相次いだ。
 過去2回の衆院選で4議席を独占し、1人の離党で現在3議席を持つ自民党。県連の佐野高典幹事長は「諮問機関がアダムズ方式で決めたのなら仕方がないが、県の人口は大きく減っていないのが現状」と指摘した上で、「1議席減は、地方の民意が中央に伝わらないことが心配され、非常に痛手」と語った。
 議席奪還を目指す民主党県連の中沢啓子幹事長も「地方創生、東京の一極集中を改善しようとする動きの中、人数割りで都会に議員が集中し、地方を知らない政治家が増えるのは問題。今回の方法が正しいのかは検証が必要だ」と述べた。
 公明党県本部の粉川清美代表は「日本全体で見た時に議員定数の削減は必要と思うが、人口だけで決めてバランスが保てるのか」と疑問を呈し、「滋賀としては残念で、影響を今後議論し、見極めていきたい」とする。
 「民意をいかに反映させるかが諮問機関の出発点だったはずなのに、より民意が遠ざかる」と批判するのは、共産党県委員会の奥谷和美委員長。「小手先の削減で民意の反映を曖昧にするのは認められず、抜本的な改革が必要」と主張した。
 おおさか維新の会の岩永裕貴・元衆院議員は「都市と地方のバランスが問題。選挙区がどうなるのかも影響してくるため、早く決定してほしい」と訴えた。
 県選管によると、前回の衆院定数削減の流れに照らせば、国会で選挙区減が決定後、選挙区画定審議会が開かれ、県への意見聴取が行われる。担当者は「地域の実情に合わせ、どういう区割りが望ましいか意見を述べることになる」と説明している。

16/01/14

■越氏先行、蔦田氏追う 5割未定 大津市長選(京都新聞電子版)
 17日投開票の大津市長選で、京都新聞社とびわ湖放送は市内有権者を対象に世論調査を実施し、取材を加味して情勢を分析した。現職の越直美候補(40)が先行し、前県議の蔦田恵子候補(54)が追い上げている。テレビプロデューサーの川本勇候補(56)は広がりを欠き、共産党県委副委員長の川内卓候補(60)=共産推薦=は伸び悩んでいる。投票先を決めていない人が約5割あり、終盤にかけて情勢が変化する可能性がある。
 越候補は支援を受ける民主党の支持層の8割に浸透し、無党派層で優位に立つ。自民党支持層では蔦田候補と支持を分け合う。中部と東部でリードしている。
 蔦田候補は自民市議の大半が支援するが、自民支持層への浸透は4割にとどまっている。公明党支持層ではリードする。保守地盤の北部で支持を集める。
 川本候補は無党派層や自民、民主支持層から一定の支持を受けている。南部と中部で善戦している。
 川内候補は共産支持層からの支持が5割強とやや出遅れている。無党派層で広がりが出ていない。
 調査は告示日の10日と翌11日の2日間、市内の有権者500人に電話で聞き取りした。

■大学生が「酒の肴」考案 16、17日に限定販売(asahi.com滋賀)
 長浜バイオ大(長浜市田村町)の学生たちが、湖北の食材を使った「酒の肴(さかな)」のレシピを考案し、16、17の両日に同市元浜町の大手門通り商店街一帯で催すイベント「地の酒フェスタ+脱出ゲーム」で販売する。学生らは「日本酒にピッタリの肴が出来た」とPRしている。
 レシピを担当したのは、バイオサイエンス学科2年の園部浩史さん(22)ら4人。琵琶湖の魚、特産の野菜などを用い、米原市在住の料理研究家古沢みどりさんの指導で、ブラックバスの天ぷら梅肉のせ▽えび豆▽伊吹ふろふき大根自家製柚子(ゆず)みそ添え▽赤こんにゃくのピリ辛炒め▽冨田酒造の酒粕(さけかす)ういろう小豆のせ――の5品を作った。
 器には、長浜市高月町雨森の青竹を使い、5品を乗せて1皿400円。両日各100皿を限定販売する。脱出ゲームのうち難度が高い大人向けのゲームを1時間以内にクリアした人には、引換券をプレゼントするという。
 イベントは、両日とも午前11時〜午後4時。前日までの問い合わせはEメール(zinosake2016@gmail.com)で対応。開催日の両日のみ同大町家キャンパス(0749・53・2011)へ。

■ガソリン、6年8カ月ぶり安値=原油安で118.9円(jiji.com)
 資源エネルギー庁が14日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(12日時点)は、全国平均で前週比1.5円安の118.9円となり、11週連続で値下がりした。2009年5月以来、約6年8カ月ぶりの安値となる。有力産油国が減産に慎重なことや中国経済の減速で需給が緩むとの見方を背景に、原油価格の下落基調が続いているためだ。
 灯油の全国平均価格は、18リットル当たりで前週比30円安の1197円と26週連続で下落し、6年半ぶりの低水準となった。
 ガソリン価格は47都道府県全てで下落し、下げ幅は島根県(2.7円)、三重県(2.6円)、神奈川県(2.5円)などが大きかった。原油安には歯止めがかかっておらず、調査を担当する石油情報センターは「ガソリン価格は来週も下がる」とみている。

■レギュラーガソリン、11週連続下落で118円台突入…6年7か月ぶり(Responce)
資源エネルギー庁が1月14日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、1月12日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.5円値下がりし、1リットル当たり118.9円となった。
レギュラーガソリンの小売価格は4週連続で値下がりしたあと、横ばいをはさみ、11週連続で値下がり。2009年5月25日の調査以来、6年7か月ぶりの120円割れとなった。
地域別では、関東と中部で1.7円、北海道と中国で1.6円、近畿で1.5円、四国と九州・沖縄で1.4円、東北で1.0円と、全エリアで値下がりした。
ハイオクガソリンは前週比1.5円安の129.8円、軽油は1.1円安の103.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、1月14日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は106.6円/リットル(前週比−1.3円)、ハイオクは117.6円/リットル(同−1.3円)、軽油は89.6円/リットル(同−1.2円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■17日投開票の大津市長選(滋賀報知新聞ネット版)
=予断許さぬ終盤戦の雲行き 投票率の行方が鍵=
 十七日投開票の大津市長選は終盤戦に突入した。現職で再選を目指す越直美氏(40)と新人で前県議の蔦田恵子氏(54)が女性同士の火花を散らせば、そこに新人でテレビプロデューサーの川本勇氏(56)が割って入り、さらには新人で共産党県役員の川内卓氏(60)=共産推薦が肉薄する大混戦だ。この三日間で無党派層に火が着けば、予断を許さない展開に。最終は「三千票前後」の差で決着か。
【石川政実、高山周治】
●火を噴く女の戦い
 先月末の地元新聞社主催の候補予定者討論会で、越氏は「蔦田さんは経済界の支援を受けているが、業界との癒着をどう断ち切るのか」と質問した。笑顔が“売り”の越氏が別の素顔を見せた瞬間だった。これには蔦田氏も「癒着とは失礼な!」とキレたという。
 蔦田氏は急きょ八日、日本商工連盟大津地区と政策協定を結び、経済界との関係のルール化を図って癒着批判を打ち消した。
 越氏と異なる「正しい改革」を掲げる蔦田氏の選挙母体「オール大津」(河本英典代表)の決起集会が六日に開かれたが、佐野高典・自民党県連幹事長は「民主の越氏に保守が負けるわけにいかない」と訴えれば、自主投票の公明党の粉川清美県議も駆けつけるなど“自公”態勢が鮮明に。建設業界など各種経済団体がフル稼働だ。
●波紋呼ぶ嘉田学長
 「改革継続を掲げる越さんは(補助金をカットし)女悪代官のように言われているが、これは未来の大津のためだ」。越市長誕生の立役者のひとりである嘉田由紀子・びわこ成蹊スポーツ大学学長(前県知事)は八日、越氏の決起集会で訴えた。
 四日に真野事務所を開設したが、他候補らに間近に肉薄されているため、河井昭成選対事務長は「市北部は嘉田氏にお任せ」と“嘉田票”にすがりつく。
 これに対し蔦田陣営は「嘉田氏は知事を辞めて県内の大学に天下りし、大学がある県や市の首長選に奔走するのは行政と大学との癒着を招きかねない。学園のオーナーが選挙応援する例はあるが、嘉田氏のようにオーナーでない学長の場合は全国的にも異例。嘉田学長のやり方に批判的な看板教授の若吉浩二氏が近く同大学を去るなど波紋を呼んでいる」と憤る。
●巨大組織VS市民派
 今回の市長選を「脱政党選挙」とマスコミは喧伝(けんでん)するが、内実は巨大政党・労働組合による徹底した組織選挙である。 
 民主・連合滋賀の越氏、自民・公明の蔦田氏、共産の川内氏といった巨大政党・組織に対し、組織や政党に頼らず、しがらみのない政治を掲げる市民派の川本氏が反骨のロック魂を胸に草の根選挙で挑む。
 「強引な越市政にもう我慢できない」と連合系の市職員組合や教職員組合、社民党の有志らが応援に加わる。
 そんな草の根選挙で重視するのがメディア戦略。スマホやパソコンから「チャンネル大津」で検索すれば午後八時から毎晩ぶっつけ生放送「ライブ選挙」という個人演説会が視聴できることだ。そこでは原発再稼働反対や安保法制見直しなども訴える。若者に浸透してきており台風の目だ。
●全ては戦争法廃止に
 川内氏の選挙母体「いのちとくらしを守る大津市政をつくる会」は当初、勝てる候補として川本氏との連携を模索していた。
 しかし、その流れが一気にしぼむのは昨年十一月の大阪の知事選、市長選のW選挙で共産党や自民党などの「非維新」が大敗したことだった。これを境に慎重論が台頭し、従来型の独自候補擁立に舵(かじ)を切って川内氏を擁立する。
 告示の十日は穀田恵二同党国対委員長を迎えて、街頭演説を行った。十一日にはレッドアクションと銘打って戦争法(安保法制)廃止を訴える「二千万署名」が全国一斉に実施され、市内でも若者が署名運動を展開したのに同氏も合流して安保法制廃止を訴えた。
 その流れを大津市長選にどうつなげるかが大きな課題になっている。

■大津市長選立候補者アンケート(滋賀報知新聞ネット版)
=(下)=
中心市街地の活性化
質問
 大津市の中心市街地である浜大津〜JR大津駅周辺の衰退に歯止めがかからない。活性化の対策を示してください。
川内卓氏
 高層ビルや大型商業施設依存でなく、中心市街地を支えている中小零細業者をしっかり支援することが必要だ。中小企業振興条例を制定するとともに、空き店舗等を活用してさまざまな市民交流の場をつくる。高齢者や障がい者、誰もが気軽に外出できるよう、暮らしの足をしっかり確保することも進めていく。
川本勇氏
 大津駅は、県都の玄関口だ。JRと連携して、駅前広場の活用、にぎわい施設・トイレ・エスカレーター導入など、駅の魅力アップを図る。また、駅を起点とするまち歩きや自然散策コースをつくり、カフェ、ショップ、民泊も誘致する。電線地中化で美しい街並みなど、市民・事業者・県との連携強化による活性化を推進する。
蔦田恵子氏
 <1>民間会社との連携を視野に新たな組織を立ち上げ、実行ある活性化対策を講じる。<2>魅力ある商店街づくりへの支援やリーダーの育成、買い物難民対策など地域に貢献する商店街事業の促進。<3>市街地における空き家を利活用した新規ビジネス立ち上げ支援。<4>若者の新規起業を促進する施策の充実。
越直美氏
 大津駅にカフェレストランや宿泊施設を設置し、街と一体となった世界から人が集まる拠点へと四十年ぶりに全面リニューアルする。地域の住民とともに、大津駅前から湖岸までの都市機能の集約化や動線づくりと大津らしい街並み整備によるにぎわいの創出とまちの魅力の発信を通じた活性化に取り組む。
高齢者福祉を一体的に提供する地域包括ケアシステム
質問
 厚労省は、高齢者が住み慣れた地域で暮らせるように、医療・介護・生活支援のサービスを一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の整備を自治体に促しているが、今後のあり方について。
川内卓氏
 「地域包括システム」はその理念とは裏腹に、現実には介護保険が使いづらくなり、サービス低下の懸念が広がっている。まず、経済的な負担の心配をせずに医療や介護が受けられるよう、国民健康保険料や介護保険料を引き下げ、利用料の減免を図る。待機者が多い特別養護老人ホームの整備など施設介護も充実させる。
川本勇氏
 大津市が進める地域包括ケアシステムは、厚生労働省が進める高齢者施策を、七ブロックに各一か所あんしん長寿相談所(地域包括支援センター)で展開しているが、要支援・要介護・高齢者の安心・安全の施策を進めるには、絶対数が不足している。需要が高い地域から計画的に、一ブロック二か所のあんしん長寿相談所を開設する。
蔦田恵子氏
 (団塊の世代が七十五歳以上となる)二〇二五年問題に向けて残された時間は多くない。<1>地域医療の強化。<2>家族や地域といった人間関係の構築。<3>孤独死ゼロを目指す地域見守りネットワーク活動の支援を強化。<4>介護従事者の職場環境の充実。<5>養護、特養施設の整備充実と支援。<6>高齢者のためのGPS機能付き無線発信機の貸し出し。
越直美氏
 医師・看護師を中心とした訪問医療と介護との連携をさらに進め、地域での高齢者の見守り体制を確立する。また、介護者の心身の健康への配慮、介護うつなどへのサポートを行い、自宅で最期を迎えられるような仕組みづくりに積極的に取り組む。
全国学力テストと子どもの学力向上
質問
 小学六年生と中学三年生を対象にした全国学力テストで、滋賀県は低迷しているが、学力向上への具体的な施策は。
川内卓氏
 学力テストについては、競争教育をあおるものであり、賛成できない。子どもの学力を狭くとらえるのでなく、子どもたちの豊かな成長、発達を保障するために、豊かな学びの機会をどの子にも提供できるよう、学校の自主的な取り組みを応援し、しっかりした環境整備を行うことが市長の役割だ。少人数学級ですすめる。
川本勇氏
 学力テストに左右されず、教育現場との定期的な意見交換を行い、施策の効果検証や新たな必要策の検討と早期実施を図る。家庭環境や健康に課題を有する場合は、教育関係者と医療・福祉関係者が連携し、丁寧に支援する。意見伝達の弱い子や、理解しにくい子が置いてきぼりにならないように、切れ目のない支援策を講じる。
蔦田恵子氏
 県とも協力しながら、<1>小学一年生対策の強化、<2>学童保育の充実、<3>学校、地域や家庭が連携した土曜日授業の実施の検討、<4>研修の充実と適正な人事評価により教員の資質向上、<5>小中学校教員の勤務実態把握による教育現場の改善・など総合的な学力向上対策を講じる。
越直美氏
 総合教育会議で策定した教育大綱では学力アップ戦略を掲げており、大津市は小学六年生、中学三年生ともに全国平均並みである。しかし、テストの数値だけの判断ではなく、学力の向上には、児童・生徒自身が、新しいことを知る・理解することを楽しいと感じ、自ら学ぼうとする意欲・姿勢を身につけることが大変重要であると考えている。

■大津市長選の4候補 公開討論で主張鮮明に(滋賀報知新聞ネット版)
=将来のまちづくりなど=
◇大津
 大津青年会議所はこのほど、有権者に大津市長選への関心を持ってもらおうと、共産党県委員会副委員長の川内卓候補(無所属、共産推薦)、テレビプロデューサーの川本勇候補(無所属)、前県議の蔦田恵子候補(無所属)の新人三人、現職の越直美候補(無所属)を迎えて公開討論会を開いた。
 将来のまちづくりについて、川内候補は「大津は南北四十五キロあり、一極集中のまちづくりはいけない。このため市が検討する支所統廃合を見直す。また、公共交通を整備し、敬老優待乗車証を発行する」とした。
 川本候補は「まちづくりはコミュニケーションが基本。三十六支所つながるカフェ計画を掲げ、地域の良さをくみ取る。また『もうける課』を新設して歳入増のアイデアを募る」と述べた。
 蔦田候補は「選ばれる街にする。介護離職ゼロをめざし、(特養などの)待機高齢者の問題を解消する。在宅介護、施設の両面を充実させる。中学生までの医療費無償化を実現する」とした。
 子育て支援に力を入れてきた越候補は「住み続けられる大津を目指す。子どもを持てる環境をめざし保育園を増やしたが、今後は質を高める。公立幼稚園で三歳児保育も始める。中学給食を実現する」と訴えた。
 安全安心な暮らしでは、川内候補は「中学生までの医療費を、通院・外来ともに無料化する。自校方式の中学給食導入で、農産物の地産地消に努める。市民病院は独立法人化を見直して直営化で拡充する」とした。
 川本候補は、歩ける距離で生活に必要な機能がそろったコンパクトシティを掲げ、「石山地域でモデルをつくり、他地域へ広げたい」と主張した。
 蔦田候補は「大津を中部、北部、南部で三分割して責任者を置き、スピーディーに地域の声をくみ取る。さらに道路、橋の整備がほとんどストップしているので、国補助を受けながら進める」とした。
 越候補は「高齢者の足確保が重要」とし、昨年十月に北部で実施したデマンドタクシーを例に挙げた。また、「空き家を若い人に引っ越してもらい、新しいコミュニティーづくりに活用する」などと述べた。
 観光では、川内候補は「大津駅を集客拠点だけにするのでなく、住民の知恵も借り、土地利用と一体となった駅を整備する。また、業者の育成を図るほか、市民によるイベントやまちづくりへの財政的な支援も必要だ」と述べた。
 川本候補は「ファミリー・家族向けのイベントができるよう、大津駅前広場を仮設ステージなどに使えるようにする。中央通りは、休日は片側通行にし、湖岸までマルシェ、コンサートを開く。お金はそうかからないし、コミュニティーづくりになる」とした。
 蔦田候補は「スポーツ、文化、商業施設の拠点として、クラスター(集積)構想を掲げている。プロチームと連携して、国体に向けて民間活力を生かして施設を整備する。観光客は倍増の年間二千万人を実現する」と語った。
 越候補は「昨年は外国人観光客が八三%増えた。宿泊者にもっと観光をしてもらうためトップセールスに努め、湖上交通との連携も進める。ランニング、サイクリングの拠点もつくる」と述べた。

■4候補、多彩な素顔 大津市長選(ChunichiWeb滋賀)
 十七日投開票の大津市長選に立候補したいずれも無所属の新人川内卓さん(60)=共産推薦=、新人川本勇さん(56)、新人蔦田恵子さん(54)、現職越直美さん(40)。政党やメディア関係者、元県議、現職市長と多彩な顔ぶれとなった。街頭での訴えも熱を帯びるが、候補者たちのプライベートの顔は? 本紙が実施したアンケートなどを基に、各候補の個性の違いを探った。
 ラグビー日本代表、五郎丸歩選手のポーズで話題となった「ルーティン」。川内さんは「家族の写真を見てガンバロッ」。川本さんは「妻の作る苦い野菜ジュース」と、ともに所帯持ちらしく、家族の支えを回答にした。
 対する女性候補二人は、蔦田さんが起床後、「歯磨きをして深呼吸を五回」。越さんが「ヨガの呼吸法を利用した深呼吸」と、ともに独自の呼吸法でやる気を引き出すらしい。
 自身を戦国武将にたとえてもらうと、理由はともかく、主従、敵対関係が浮かび上がった。川本さんが強いリーダーシップを発揮した織田信長と答えれば、越さんはその家臣で天下を統一した豊臣秀吉、蔦田さんは信長、秀吉、徳川家康に仕え、軍功を挙げた山内一豊にたとえた。一方の川内さんは、秀吉の手勢から城を守り、小説や映画になった「のぼうの城」のモデル、成田長親を挙げた。
 地酒好きの越さん、川内さんに対し、川本さんはワイン好き。蔦田さんはお酒は飲めないが飲み会は好きという。友人を連れて行く大津のお薦めスポットには、女性二人がマザーレイク・琵琶湖を挙げ、男性二人は比良山系を挙げるなど、意外な男女差も出た。(大津市長選取材班)

■冬の琵琶湖で気合 滋賀大空手道部が寒稽古(京都新聞電子版)
 真冬の琵琶湖に入り心身を鍛える滋賀大空手道部の寒稽古が13日、滋賀県彦根市松原町の松原水泳場で行われた。
 創部以来、50年以上続くという伝統の稽古。1〜4年の男女部員13人のほか、陸上部や少林寺拳法部など他の体育会系部員も複数参加した。
 男子は上半身裸、女子はTシャツ1枚の姿で浜に並んだ部員たちは、主将の号令とともに「エイッ、エイッ」と声を上げ、拳を繰り出しながら一歩ずつ、琵琶湖の中へ。前進を続け腰まで漬かったところで円陣になり、さらに拳を突き出した。
 その後、新成人の部員が「責任感のある大人になる」などと二十歳の誓いを述べ、次々に湖へ飛び込んだ。
 寒稽古が始まった午後1時の北湖の水温は10・7度と、ここ数年ない二桁台に。主将の3年青山奈未さん(21)は「今年はそれほど冷たくなかった」といい、「自分は今日で引退するが、寒稽古は良い思い出」と笑顔をみせていた。

■押忍!寒くないっス!!滋賀大生彦根で稽古(YomiuriOnLine滋賀)
 彦根市の松原水泳場で13日、滋賀大空手道部伝統の寒稽古が行われ、部員らは冷たい琵琶湖に腰までつかりながら気合を入れていた。
 部員24人のうち、今年は1〜4年の女子3人を含む13人が参加した。部員らは一列になって「イチ、ニィ」と声をかけながら沖に向かって進み、腰までの深さの湖中で円になって突きの稽古をした。
 主将で3年の青山奈未さん(21)は3回目の参加で「去年は天気が荒れていて厳しかったが、今年はいい天気でありがたかった。しゃきっとしました」、初参加の1年、樋ノ内健吾さん(19)も「冷たかったが、気合が入った」と話していた。
 稽古の後は、今年20歳を迎える同部や他の運動部の学生が「世界最強の男になる」「やると決めたことは最後までやる」などと誓いの言葉を叫んで、湖に入った。

16/01/13

■琵琶湖の水草で発電 滋賀県立大、バイオガス構想(京都新聞電子版)
 琵琶湖で過剰繁茂し、刈り取り後の処分も課題となっている水草を、バイオマス資源として活用する研究に、滋賀県立大の伴修平教授を中心としたグループが取り組んでいる。メタンガスを生成して発電の燃料とし、発酵の消化液を藻類製品の培養に利用。水草の乾燥が不要で収益も生まれ、「水草の活用手段を確立することで刈り取りも促され、琵琶湖の環境改善につながる」という。将来的に草津市の湖岸で試験プラントの建設を目指し、研究者と市などが協議している。
 近年、南湖を中心に水草が異常繁茂し、漁業への障害や悪臭の原因となっている。県は毎年2億円以上の費用を負担し、5千〜6千トンの水草を除去。刈った水草は2年ほどかけて堆肥化し、無料配布している。採算性や効率の良い活用法が課題だった。
 研究グループはバイオガス発電に注目。水草をメタン発酵させて生成したガスを燃料にして、蒸気タービンで発電する。堆肥化は乾燥させる手間が必要だが、メタン発酵は刈り取った水草がすぐ使える。また、農産地で出荷できない野菜くずを混ぜて発酵させることで、ガスの生成量が高まることも分かった。
 さらにメタン発酵の過程で出る消化液を活用して、クロレラなど藻類を大量培養する技術も研究している。栄養価の高い藻類を水産や畜産向けの飼料に使い、収益につなげる。
 同研究は2014年度から3年間、環境省の助成事業に採択された。最終の16年度は、約200リットルの発酵槽を備えた小規模な試験プラントを県立大に設置し、実証実験に取り組む。
 数年後には琵琶湖岸で、実践的な試験プラントの建設を目指す。場所は草津市内を候補としており、市も協力する。県立大と市は今後、協力協定を結ぶ方針。規模によって異なるがプラントは数億円の建設費がかかるため、大学と県、市が協議して、昨年9月成立の琵琶湖保全再生法に基づき国からの助成が受けられないか検討する。
 伴教授は「元来水草は肥料として取引され、利用価値が高かった。伝統的な知恵と現在の科学を融合させ、循環型社会の確立に貢献したい」としている。

■大津市長選、「政党対決」色濃く(京都新聞電子版)
 13日で折り返しを迎える大津市長選(17日投開票)で、政党対決の色合いが強まっている。候補4人中3人は政党推薦を受けていないが、今夏の参院選に向けて支持基盤を固めたい政党と、組織力に期待する候補者側の思惑が重なり、告示直後から候補者に寄り添う政党関係者の姿が目立つ。
支持拡大へ組織力に期待
 「現市長が政権与党とのルートを持っているだろうか」。11日夜、自民党の二之湯武史参院議員(滋賀選挙区)は新人の蔦田恵子候補(54)の演説会でアピールした。党は自主投票としたが、所属県議、市議の大半が蔦田候補支援で動く。参院選に党公認で挑む新人もマイクを握る。選対の自民関係者は「国政選挙の候補者が動くことで連立政権を組む公明の支持者にアピールしやすくなる」と強調。自主投票を決めた公明党の所属市議も、自民市議に呼応して応援演説に立つ。
 民主党は前回推薦した現職の越直美候補(40)を「越市政を誕生させた政党として、推薦と同様の全面支援」(県連幹部)で支える。出発式で川端達夫衆院副議長(比例近畿)は「20年、30年先を考えて大津の健康づくりをスタートさせた」と評価し、越市政の継続を訴えた。夏の3選を目指す現職参院議員も連日応援に入る。推薦する連合滋賀は「参院選に弾みをつけるためにも市長選は大きな意味を持つ」(山田清会長)とし、近隣府県の組織にも支持拡大を呼び掛ける。
 共産党は今選挙で政党としては唯一、推薦を出して新人の川内卓候補(60)を支援する。10日の出発式では党国対委員長の穀田恵二衆院議員(比例近畿)が「大津の次は沖縄の宜野湾市長選がある。地方から政治を変える1番手として大津から安倍政治にノーの審判を下そう」と訴え、憲法改正反対など国政課題を前面に出した。参院選には新人を擁立する。党県委は「戦争法廃止、原発再稼働反対の意思をしっかり示せば参院選への流れが出てくる」と意気込む。
 これに対し、新人の川本勇候補(56)の選対には、自主投票の社民党や労組の一部有志が加わっているものの、現時点で党関係者が弁士に立っていない。12日夜、川本候補は大津市役所前に立ち、「無所属といいながら政党がバックにつき、お金や人を動員する。そんな政治をやめよう」と他候補を批判。並んだ国松善次元知事も「市民、企業、団体が一つになってチャレンジする。そうした能力のある人が求められている」と「しがらみのなさ」を強調した。

16/01/12

■菜の花、もう見ごろ 滋賀「1カ月早く、暖冬の影響?」(京都新聞電子版)
 滋賀県守山市今浜町の第1なぎさ公園で、早咲きの菜の花「カンザキハナナ」が昨年12月下旬から見ごろになっている。1995年から栽培している市シルバー人材センターは「例年より1カ月近く早く、こんなことは初めて。暖冬の影響では」と驚いている。
 畑約4千平方メートルに約1万2千本が植えられている。例年なら1月中旬に満開となり、琵琶湖対岸の雪化粧した比良山系とのコントラストが見どころになるという。楽しめる期間も2月中旬までと、少し早まりそう。
 多くの人が訪れており、写真を撮りに来た同市の女性は「今年は早いと聞いて12月20日にも来たがまだ満開ではなかった。きれいに咲いていて良かった」と話していた。

■大津市長選告示 現・新4氏が立候補届け出(滋賀報知新聞ネット版)
=県都の未来へ論戦=
◇大津
 大津市長選(十七日投開票)が十日告示され、立候補の届け出を行った共産党県委員会副委員長の川内卓氏(60)(無所属=共産推薦)、テレビプロデューサーの川本勇氏(56)(無所属)、前県議の蔦田恵子氏(54)(無所属)、現職の越直美氏(40)(無所属)の四候補が第一声を上げ、論戦が始まった。届け出順。
 川内候補は大津市役所近くのJR大津京駅前で、支持者五十人を前に「命、暮らし、福祉を優先する。憲法を生かす新しい大津市をつくる」と第一声を上げ、具体的に国保料の負担軽減、介護施設の整備、行政の効率化と直営堅持(電話案内、市民病院、図書館など)、中学生までの医療費無料化、中学校給食(自校方式)の実施と農産物の地産地消、公共交通の整備と敬老優待乗車証の発行、住宅リフォーム制度、原発の再稼働反対などを示した。
 川本候補は同市粟津町の選挙事務所前で支援者約百五十人を前に「大津のポテンシャルが生かされていないため、ほっとけないと立ち上がった。今こそしがらみのないクリーンな政治で大きなものに立ち向かう。そのためにも(選挙を)祭りにする。湧き立たせる。少子高齢化の中でこのまま大津が衰退していくのか、ここで踏ん張って明るく元気な大津をつくれるのかターニングポイントだ。ぜひ皆さんの参加でこの熱い熱を伝播(でんぱ)してもらいたい」と訴えた。
 蔦田候補は、大津パルコ(同市打出浜)前で支援者約四百五十人が駆けつける中、「この四年間で大津市の何が変わったのか、後退し続けたのではないか、様々な改革が市民そっちのけで続けられようとしている、独りよがりで見せかけの改革をストップさせなければならない。大津に元気を取り戻すために、税収を増やす取り組みや国体開催に向けてスポーツ施設をつくる。改革には市民にその必要性や費用対効果の説明や納得がいくプロセスが必要だ」と、拳をあげた。
 越氏は浜大津交差点近くで、支持者約八十人が見守る中、「私たちは今、選択の時だ。愛する大津をさらに先に進めるか、古い政治に戻すのか。人口減少社会への解決策として、一つめに大津に住む人を増やす。子どもを持て、歳をとっても安心して地域で医療・介護を受けられる大津をつくる。二つめに世界から人が集まる街にする。大津駅を四十年ぶりに新しくする。素晴らしい歴史・文化を市民と共に発信する。三つめに持続可能な大津をつくる」と、声をふり絞った。

16/01/11

■4氏が立候補、選挙戦始まる 大津市長選(ChunichiWeb滋賀)
 十日告示された大津市長選は、いずれも無所属で、新人の川内卓氏(60)=共産推薦、新人の川本勇氏(56)、新人の蔦田恵子氏(54)、現職の越直美氏(40)の四人が立候補した。「命や暮らしを優先」「潜在力を生かす」「市民本位の市政」「改革をさらに前進」。冬空の下、各候補は第一声を発し、支持を訴えた。
 =上から届け出順
◆独自の保険料減免 川内卓さん=無新
 命、暮らし、福祉を優先し、憲法を生かす新しい大津市へ。住民サービス切り捨てでなく、安心して暮らせる市に、力を合わせて変えていこう。
 国民健康保険料の値上げで滞納者が六千世帯もある。病院に行けず亡くなった人もいる。市独自の保険料減免制度が必要だ。
 子どもの医療費無料化と中学校給食は大きな争点。中学校卒業までの入院・外来無料化は財政の組み替えで実現可能だ。給食は地域の新鮮な農産物を使って各校で調理する方式にする。子どもたちがすくすく育っていける大津市をつくろう。
 大津には自衛隊駐屯地がある。海外での武器使用が始まり、日本が殺し殺される国になるのではないか。高浜原発の再稼働準備も進むが、事故が起きれば近畿千四百万人の命の水が失われる。“戦争法”廃止と再稼働ノーの声を発信しよう。
 <初日の動き>午前九時、JR大津京駅前で六十人(陣営発表)を前に第一声を上げた。
 正午の出発式では、大津市打出浜の大津パルコ前の広場を三百五十人(同)の聴衆が埋めた。共産党の穀田恵二衆院議員が「川内さんは平和のための闘将だ」と紹介。「憲法にある平和主義、民主主義、立憲主義という根本問題を高々と掲げる候補は川内さんだけ」と支持を訴えた。
 川内さんは選挙カーで市内全域を回り、十数カ所で演説した。
共産党県副委員長・いのちとくらしを守る大津市政をつくる会幹事(元)旧米原町議▽岩手大▽浜大津=共
◆しがらみ断ち切る 川本勇さん=無新
 私は全くしがらみがない。頼まれたとか推されたのではない。大津をほっとけないと思って立ち上がった。
 大津は歴史、環境、人など良いものがたくさんある。でも今は潜在力が生かされていない。しがらみや癒着も断ち切る必要がある。たとえば原発の再稼働。琵琶湖の近くに住んでいたら、子育てしていたら再稼働にイエスは言えないはず。でも候補者の中に言える人がいる。しがらみだ。
 ライブハウスのユーストンを地元につくって十年。市民、県民の発表の場、つながりを生む場になってきた。今度は大津市が舞台。みなさんの元気、やる気、情熱を発表いただけるよう努力する。
 少子高齢化の波でこのまま衰退するか、踏みとどまるか。分岐点の選挙だ。新しい大津、リーダーをつくるため、みなさんのほっとけないという気持ちを波及させてほしい。
 <初日の動き>午前八時四十五分から、大津市粟津町の選挙事務所前であった出発式には山本哲平市議ら百五十人が駆け付けた。山本市議は演説の上達など出馬表明後の川本さんの成長をたたえ、「自信を持って政治家・川本勇を応援できる」と激励した。
 その後、市中心部の西武大津前など五カ所ほどでスポット演説した。拡声器を自ら肩に提げ、人混みを見つけて移動しながら原発再稼働反対の姿勢などを力説。地元の石山商店街も練り歩いた。
メディア制作会社社長・成安造形大客員教授・パーソナリティー▽大阪市大▽唐橋町
◆前向きに先行投資 蔦田恵子さん=無新
 大津はこの四年間、特に活気がなくなった。なんとかしなければならない。そんな危機感を持った多くの皆さんの声を受け止め挑戦することを決めた。
 市の財政は厳しく、改革は必要。でも、税金は市民の安全を守るために使われるもの。削減だけが目的の現市政の間違った改革にストップをかける戦いだ。改革するなら市民への説明とその納得を重視しないといけない。今の改革は独り善がりの見せ掛けだ。
 私は、スポーツクラスター構想や日本一のグラウンドゴルフ場をつくり、前向きな取り組みで大津を元気にする。先行投資も必要。けちけちしていてはだめ。お金を生む努力をしてサービス充実、市民本位の市政にする。
 私は未熟で、政治家としてはまだまだの人間。でも皆さんに支えてもらい市長になり、必ず皆さんのための大津市政にしていく。
 <初日の動き>午前九時から大津市打出浜の大津パルコ前で演説した蔦田さんの第一声には五百人(陣営発表)の聴衆が集まり、自民、公明両党の議員も顔を並べた。
 自民党県連会長の上野賢一郎衆院議員は「これまでの市政運営に多くの疑問や批判が募り、こうして大勢の人が集まった。新しい市政を皆さんとつくらせて」と呼び掛けた。
 蔦田さんは選挙カーで演説しながら市内全域を回り、夜には市中心部で個人演説会を開いた。
県生活衛生協会顧問(元)県議・びわ湖放送キャスター▽甲南女子大▽若葉台
◆大津を変える決意 越直美さん=無現
 大津を変えるという決意の下、税金を人に使うための改革を進めてきた。一人でも多くの子どもを持てるよう待機児童ゼロを達成。企業誘致を進め、十社以上千人の雇用を生み出した。
 私たちの愛する大津のために改革をさらに進めるのか、それとも古い政治に戻すのか。人口減少社会の中でどんな大津をつくるのか、選択の時にある。
 公立幼稚園の三年保育を始め、中学校給食は必ず実現させる。中学校までの医療費負担軽減にも取り組む。
 年を取っても安心して地域で医療や介護が受けられる体制を整え、健康づくりのためウオーキングやグラウンドゴルフができる街にする。
 JR大津駅と湖岸をつないで、歴史や文化を発信し、世界から人の集まる街を目指す。住み続けたい大津をつくるために全力で倒れるまでやる。
 <初日の動き>午前九時に大津市浜大津の交差点で第一声。越さんとともに膳所駅前や石山商店街を一日中回った嘉田由紀子前知事は「私の娘のような存在」と市民と握手し支持を求めた。
 午後五時、地元・南郷での出陣式には五百人が結集。川端達夫衆院副議長ら民主党議員、連合滋賀幹部に加え他県の市長仲間が応援に。仲川げん奈良市長は「改革には抵抗勢力が集まるが、将来世代のために一期目だけで終わらせてはいけない」と力を込めた。
市長(元)弁護士・早大院非常勤講師▽ハーバード大ロースクール▽赤尾町

■県都の未来託すのは(YomiuriOnLine滋賀)
◇大津市長選告示 現新4氏、熱く訴え
 10日に告示された大津市長選は、いずれも無所属で、共産党県副委員長・川内卓氏(60)(共産推薦)、番組プロデューサー・川本勇氏(56)、前県議・蔦田恵子氏(54)、再選を目指す現職・越直美氏(40)の4人が立候補し、17日の投開票に向けて選挙戦が始まった。4人の出馬は、戦後に公選制となってから、2004年の6人に次いで2番目に多い。市の活性化を目指し、改革の継続を掲げる現職に対し、新人3人は新たな市政の実現を訴えている。
 川内氏は、JR大津京駅前で第一声。正午には大津パルコ前で出発式を行い、共産党の穀田恵二衆院議員もマイクを握った。
 川本氏はJR石山駅近くで出発式。大津市議や支持者らが集まり、「しがらみがない政治の実現」をアピールした。
 蔦田氏は大津パルコ前で出陣式。自民党県連会長の上野賢一郎衆院議員ら衆参両院議員、公明党の県議らと必勝を誓った。
 越氏の第一声は浜大津。夕方からは南郷地域で出陣式を行い、民主党の衆参両院議員や嘉田由紀子前知事らが駆けつけた。

16/01/10

■第1疏水の能力回復へ水流停止 3月23日まで(毎日jp京都)
琵琶湖疏水・第1疏水の流下能力を回復するため、京都市上下水道局は今月5日から全線(大津市観音寺−伏見区堀詰町間の約20キロ)で水の流れを止めた。3月23日まで、たまった土砂を洗い出し、不法投棄物を撤去していく。昨年12月から一部で止めてい ...

■宍道湖の生態系巡りシンポジウム 最新研究を報告(asahi.com島根)
木脇みのり
 島根大など汽水域を研究する機関の合同研究発表会が9日、松江市御手船場町の労働会館で始まった。初日は、宍道湖の生態系変化をめぐる最新の研究発表を集めたシンポジウムがあり、約80人が参加した。
 宍道湖で突発的な水草の分布拡大が問題になっていることについて、島根大汽水域研究センターの國井秀伸教授は、「水が濁って植物プランクトンが優位な状態だった宍道湖は、2006年の大雨で一時的に淡水化されたことが引き金になり、水が澄んで水草が優位な状態に変わった」との見解を示した。
 基調講演した滋賀県立大の大久保卓也教授も、シジミが激減している琵琶湖の状況について「富栄養化が抑制されて水の透明度が上がったが、光が通りやすくなって水草が増えた。流れが停滞して局所的にアオコが発生したり、湖底の酸素濃度が低くなったりというデメリットがある」として、水草の適正管理の必要性を訴えた。回収した水草の有機肥料への活用をめざす研究発表もあった。

16/01/07

■冬に「春」満喫 滋賀・守山で菜の花満開(産経ニュース)
 守山市今浜町の第1なぎさ公園で早咲きの菜の花「カンザキハナナ」が見頃を迎えている。暖冬の影響で平年より1カ月早い満開。約1万2千本がつくりだす「黄色のじゅうたん」が、訪れた人を楽しませている。
 カンザキハナナは、約4千平方メートルの敷地に広がる。例年1月中旬に見頃を迎えるが、今年は暖冬の影響もあり、12月下旬にはほぼ満開となっていた。同市観光物産協会によると、2月上旬まで楽しめるという。
 訪れた人は、写真をとったりにおいを楽しんだりして、一足早い「春」の訪れを満喫した。
 一方、例年はカンザキハナナ越しに比良山系の雪化粧も楽しめるが、今年はほとんど見ることができない。花を管理する同市シルバー人材センターは「雪と花のコントラストはないが、今年は天気がいい日が多く黄色が映えている」とPRしていた。

■レギュラーガソリン120.4円、6年7か月ぶりの低水準に(Responce)
資源エネルギー庁が1月6日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、1月4日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から3.1円値下がりし、1リットル当たり120.4円となった。
レギュラーガソリンの小売価格は4週連続で値下がりしたあと、横ばいをはさみ、10週連続で値下がり。2009年6月8日の調査以来、6年7か月ぶりの低水準となった。
地域別では、東北と関東、四国で3.2円、近畿と北海道、九州・沖縄で3.1円、中国で2.7円、中部で2.6円、全エリアで大きく値を下げた。
ハイオクガソリンは前週比3.0円安の131.3円、軽油は2.0円安の104.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、1月6日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は107.9円/リットル(前週比−2.7円)、ハイオクは118.9円/リットル(同−2.0円)、軽油は90.8円/リットル(同−1.1円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

16/01/06

■ガソリン、10週連続で値下がり(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が6日発表した4日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、昨年12月21日の前回調査よりも3円10銭安い120円40銭と、約6年7カ月ぶりの安値水準だった。原油安を反映し、10週連続の値下がりとなった。
 調査した石油情報センターの担当者は「来週もガソリン価格は小幅に下落する」と予測している。
 地域別では47都道府県すべてで値下がりした。下落幅は香川県の5円60銭が最も大きく、次いで福井県が5円40銭、宮崎県が4円50銭で続いた。

■三日月知事が職員に年頭のあいさつ(滋賀報知新聞ネット版)
=「琵琶湖預かる自覚を」=
◇県
 三日月大造知事は四日、県庁で四百人の職員を前に「グローバルな時代だからこそローカルのオリジナルを、スピーディーな時代だからこそスローな生き方や食べ方も大切にしたい」と年頭のあいさつをした。
 とくに今年力を入れるのは三点で、その一点目として「琵琶湖の保全と再生」を挙げた。
 昨年、琵琶湖とその水辺景観が日本遺産に認定されるとともに、琵琶湖を国民的資産と位置付けた琵琶湖保全再生法の法律が制定された。このため三日月知事は「琵琶湖を預かる滋賀県の強みと責任をしっかり自覚していきたい」と述べた。
 二点目には「共に生き、共に学び、共に働く共生社会づくりの前進」を挙げた。とくに「『夢と生きる力』を育む教育と働き方改革の取り組みに力を入れる」とした。
 三点目は「今年は東日本大震災から五年を迎える。十五日には危機管理センターが開所するが、災害への備えの充実と危機管理に努めよう」と呼びかけた。【石川政実】

■湖国に春到来を告げる びわ湖開きは3月12日(滋賀報知新聞ネット版)
=大津観光協会が決定=
◇大津
 びわ湖大津観光協会は、湖国に春の到来を告げる「第六十一回びわ湖開き」の開催日を三月十二日と決定した。
 びわ湖開きは、琵琶湖に訪れる観光客の安全を祈念するとともに、水の恵みに感謝しようと、大津港周辺の湖上で観光客船などによるパレードや安全祈願を行うもの。
 当日は午前九時から正午まで実施され、内容は、一日船長任命式、黄金の鍵伝達式、湖上パレード、湖上安全祈願、黄金の鍵投下、におの浜観光桟橋寄港、柳が崎港寄港、大津港着となっている。
 関連イベントとして、午前九時半からビアンカ特別クルージング(三百人)、午後六時からヨシたいまつ鑑賞船運航(ミシガン)などが予定されている。

■ホンモロコ、夜の湖上に輝く「琵琶湖の宝石」(産経ニュースWEST)
 琵琶湖に浮かぶ唯一の有人島「沖島」。湖上が暗闇に包まれた12月の午後6時、中島弘さんと妻の敏乃さん=ともに(74)=の漁船が静かに沖島の港を出た。
 狙うは、その美しい銀色の体から「琵琶湖の宝石」ともいわれるホンモロコ。焼いてよし、揚げてよし、煮てよしの琵琶湖の固有種。上品な肉質で臭みが少なく、約3千種いるコイ科の中で最も美味ともいわれる。特に12〜1月のホンモロコは脂がのって骨もやわらかい。
 湖上に強風が吹きやすい冬場の漁は、風がおさまる夜間に行う。魚群探知機で水深と魚の位置を確認しながら沖に出る。弘さんが慎重に縦4メートル横30メートルのナイロン製の網を下ろし始めた。表情に厳しさが増す。敏乃さんが水深を読み上げる。冬は水深30メートルぐらいの湖底で岩の周辺を群れで泳ぐことが多いホンモロコ。「岩につくかつかないかの微妙な位置に張る」。2人は50年以上、コンビを組んでホンモロコを獲ってきた。
 満天の星空のもと、2時間。巻き上げた網からきらきら光る個体が見えてきた。「ホンモロコだったらいいなと毎回ワクワクする」と敏乃さん。「これは上等だ」。卵で腹がふくれたメスを手に取り、弘さんの顔がほころんだ。この日の水揚げは約20キロ。30キロで大漁とされるなか、上々の成果だ。
 高級料亭で珍重されるほど味に定評のある魚だが、取り巻く環境は厳しい。
 ひとつは外来魚の影響などによる漁獲量の減少。弘さんは「かつては、1日で100キロも珍しくなかった」と話す。琵琶湖での漁獲量は激減を続け、昭和40年代後半には年300〜400トンあったが、近年は十数トン程度にとどまる。
 また、価格の低下も漁業者を直撃する。現在の天然のホンモロコ1キロあたりの価格は、ピーク時の半分程度。県水産課によると、需要の減少や、養殖が増えたことなどが原因という。
 漁獲量の減少、価格低下。網からの取り外しも面倒なホンモロコ漁を避ける漁師も多い。だが、弘さんと敏乃さんは、やめるつもりはない。
 「ホンモロコは琵琶湖の恵み。この恵みをできるだけ多くの人に知ってほしい」。そういって、2人は深夜まで銀色の個体を網から外し続けた。(桑波田仰太)

16/01/05

■年末年始の高速道路渋滞、雨や雪少なく大幅減(YomiuriOnLine)
 高速道路各社は5日、年末年始の渋滞状況を発表した。
 12月26日〜1月4日に全国で発生した10キロ以上の渋滞は153回で、前年の214回を大幅に下回った。主要区間の1日あたりの交通量は前年から3%増えたが、雨や雪の影響が少なかったため、渋滞は減ったという。
 最も長い渋滞は、下りが2日夕に東名高速・音羽蒲郡インターチェンジ(愛知県)付近で発生した35・6キロ。上りは同日夕の関越道・鶴ヶ島インターチェンジ(埼玉県)付近の49キロだった。
 一方、12月25日〜1月3日の航空の国内線利用者は、日本航空グループが前年比1・4%増の計約99万人、全日空は前年並みの計約140万人だった。国際線は海外からの訪日客が好調で、日航が同4・3%増の約26万人、全日空が同10・2%増の約25万人だった。

■もう春景色、暖冬で菜の花が満開…滋賀・守山(YomiuriOnLine関西発)
 滋賀県守山市の第1なぎさ公園で、早咲きの菜の花「カンザキハナナ」が満開となっている。今冬はエルニーニョ現象の影響で暖かい日が多く、同市観光物産協会によると、開花は例年より2週間ほど早かったという。
 南からの暖かい空気の影響で、西日本各地は5日も気温が上昇。正午までの最高気温は大阪、神戸両市で3月上旬並みの12度を記録した。大阪管区気象台によると、8日頃には平年並みの寒さに戻るという。

16/01/04

■比叡山から「雲海」の眺め 大津の市街地、濃霧覆う(京都新聞電子版)
 滋賀県内では4日未明から午前10時20分まで濃霧注意報が出された。大津市滋賀里町の比叡山ドライブウェイの夢見が丘展望台からは、市街地を覆う「雲海」が見られた。
 彦根地方気象台によると、地表の湿った空気が放射冷却の影響で冷やされたためという。ここ数日、冬型の気圧配置が緩んだことなどから、この日は最高気温が大津市で15・2度、彦根市で12・1度と、平年よりも5〜7度高く、3月下旬から4月上旬並みの暖かさとなった。
 雲海を見ていた会社員氏原智成さん(45)=大津市南志賀3丁目=は「年初にこんな光景に出合えて幸運。良い1年になりそうです」と喜んでいた。

■琵琶湖畔「カンザキハナナ」が黄色いじゅうたんに(毎日jp)
 西日本各地は4日も3月中旬から4月下旬並みの暖かさとなった。滋賀県守山市の琵琶湖畔の公園では、満開の菜の花「カンザキハナナ」の黄色いじゅうたんが広がっている。
 例年は1月中旬に満開になるが、今季は12月中旬から見ごろを迎えた。2月初めまで楽しめるという(守山市観光物産協会=077・582・1266)。
 この日は平年より6.1度高い15.7度となった大阪府田尻町の関空島など、北陸、近畿、中四国の計17地点で1月の観測史上最高を記録した。大阪管区気象台によると、寒気の南下で5日以降は気温が下がり、週末には平年並みの寒さに戻る見通しだ。【加古信志、木村健二】

16/01/03

■原油価格 15年、3割下落 中東諸国、財政に打撃(毎日jp)
 【ロンドン坂井隆之】2015年のニューヨーク原油先物相場は年間で約30%下落し、46%下げた前年に続く大幅下落となった。原油価格の長期低迷で中東などの産油国の財政は急激に悪化しており、各国は政府支出や海外投資の圧縮に懸命だ。オイルマネーの縮小が世界の金融市場を不安定化させる懸念も出ている。
 12月31日のニューヨーク市場で、指標の米国産標準油種(WTI)2月渡しは前日比0・44ドル高の1バレル=37・04ドルで取引を終えた。14年末の53・27ドルから約30%の下落。米国のシェールオイル増産や中国経済の減速による需要減で、供給過剰に陥っているのが原因だ。
 この影響で、中東・北アフリカの11産油国の原油輸出総額は、15年の1年間で3600億ドル(約43兆2000億円)も激減した。
 歳入の大半を占める原油収入の落ち込みで、財政収支は、サウジアラビアが国内総生産(GDP)比15%の赤字に落ち込むなど、15年は11カ国平均で同10%前後の赤字となる見通しだ。過去の原油収入の積み立てで、直ちに財政危機に陥る懸念は低いが、今後、米国の原油輸出の解禁などで一段の価格下落の可能性もあり、国際通貨基金(IMF)は「包括的な財政調整が不可欠」と警告している。
 サウジアラビアは12月28日、公務員給与の削減などで16年の歳出を前年比14%削減すると発表。クウェートも軽油価格を値上げしたほか、バーレーンもガス料金や医療保険料を値上げするなど、各国は相次いで財政引き締め策を導入した。
 ただ、サウジなどの富裕な湾岸産油国は、11年に始まった民主化要求運動「アラブの春」の波及を食い止めるため、公共料金無料化や公務員増員などのバラマキ政策を実施してきた。「国内の不安定化につながりかねない大胆な緊縮策は取りにくい」(英調査会社)のが実情だ。
 産油国は原油収益を先進国の株式や土地などに投資しているが、英紙フィナンシャル・タイムズによると7〜9月期に少なくとも190億ドル(約2兆2800億円)が産油国に引き揚げられた。IMF中東・中央アジア局のマザレイ次長は「資金の撤退が市場の大きな変動をもたらす可能性がある」としている。

■元気になる沖島に来て!島民あげての知恵と工夫(滋賀報知新聞ネット版)
=全国に島のよさ発信=
◇近江八幡
 若い人の島離れが進み、少子高齢化に拍車がかかっていた沖島に活気が戻っている。
 平成二十五年七月、国の離島振興対策実施地域の追加指定を受けたのを機に、自治会、漁業組合、女性会、老人クラブでつくる「沖島町離島振興推進協議会」が結成され、それぞれの団体が得意とする分野でイベントの開催や特産品の販売など、島の活性化に乗り出した。
 沖島ファンクラブ「もんて」もその一つ。「もんて」は滋賀県の方言で「帰る」という意味。島に伝わる伝統や食文化、四季折々の自然の風景など、島のよさを広く知ってもらい、島に来てもらうことが目的。
 現在、遠くは東京や広島など、県内外からの会員数が一五〇人を超えている。
 昨年十一月には、初めてのファンクラブイベントが開かれ、三十五人が参加。ぶらり案内人が案内する島内の散策や、湖魚の加工品と地元野菜で作られた女性会の手作り弁当「沖島めし」に好評を得た。
 昨年末に発売した島でとれた新鮮野菜や湖魚の加工食品など、特産品を詰め合わせた「冬のもんてくーる」が完売するなど、島への人気も高まってきている。また、漁船による遊覧船の運航(四月一日から十月末)にも力を入れている。
 来島を待つだけでなく、積極的なPRにも取り組み、東京で開かれている全国の島々が集まる祭典「アイランダー」にも参加。二百近くの島が集まる中で、湖の有人島は沖島だけという特異性をアピール。ブースでは東京でも知名度が高い鮒ずしに人気が集まった。
 島では、空き家を利活用する検討や港の桟橋の改修などを追い風に島民自らが島の未来を切り開く取り組みが本格化している。

■瀬田川一帯で新春初漕ぎ会 冬晴れ水面を快走 滋賀(産経ニュース)
 湖国の新年の風物詩「第54回新春初漕(はつこ)ぎ会」が2日、大津市玉野浦の瀬田川一帯で開催された。参加者らはボートやカヌーに乗って力強くオールを漕ぎ、冬晴れでキラキラ光る水面を快走した。
 ボートの技術向上と今年1年の競技の安全を願い、県ボート協会が主催して毎年開催。今年は、県内をはじめ、京都の高校や大学のボート部員、カヌーの愛好家ら10〜80歳代の約300人が参加した。
 この日朝、1人乗りや5人乗りなどさまざまな種類のボートやカヌー約100艇が、スタート地点である琵琶湖漕艇場前の水面に集結。「明けましておめでとうございます」とあいさつした後、「ゴー」のかけ声で参加者が一斉に漕ぎ出した。
 この日は風が少なく、水面の波が穏やかな絶好のボート日和。今年の干支の「申」にコスプレした参加者がいるなど、思い思いに約1・3キロ先のゴール目指し、ボートやカヌーを進めていた。
 県立瀬田工業高校1年でボート部の藤尾寛太君(15)は「年明け初めてのボートだったので、今年のインターハイに出場できるよう願いながら漕ぎました」と話していた。

■琵琶湖上をすいすい 300人が「初漕ぎ」(asahi.com滋賀)
 県内外のボート愛好家が集う「新春初漕(こ)ぎ会」(県ボート協会主催)が2日、大津市玉野浦の県立琵琶湖漕艇(そうてい)場から瀬田川にかけての約1・3キロのコースであった。約300人が100隻ほどのボートに乗り込み、陽光を受けて輝く湖の上をすいすいと進んだ。
 参加者は午前10時、「ゴー」の合図とともに漕艇場前を出発。勢いよく飛び出す船もあれば、オールの感触を味わうようにゆっくりと進む船も。今年のえとにちなんでサルの衣装を着たチームもあった。
 高校時代の仲間と参加した大学1年の藤田佳子さん(19)は「波が穏やかで、日差しが気持ちよかった」。大学で保育を学んでいるといい、「今年は20歳の節目の年。子どもの気持ちをくみとれる大人になりたい」と笑顔を見せた。

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