琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2018/03)

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18/03/31

■元気と安心、街へ発信 FMおおつ1日開局(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180331/CK2018033102000006.html
 大津市を拠点とするコミュニティーFM「FMおおつ」(周波数七九・一メガヘルツ)が四月一日に開局する。震災でラジオの重要性を痛感した元新聞記者の古田誠社長(61)が、地域振興と防災意識の向上を目的に住民に呼び掛けて立ち上げた。古田さんは「大津の人にたくさん出演してもらい、人と人とをつなぐ接着剤になりたい」と意気込む。
 放送時間は午前六時〜午後九時。イベントの告知や地域課題を伝える情報番組のほか、大津にまつわる曲を集めた音楽番組やインタビュー番組など、ほぼ全て自社制作する。通常は防災関連の話を織り交ぜながら地域の情報を発信し、災害時は支援物資の配布場所やインフラの復旧状況を伝える。
 番組のパーソナリティーはオーディションで選ばれた地元の十〜七十代の三十七人で、高校生や会社員、定年退職後の人もいる。市内北部の一部を除き七割の地域で試聴でき、将来的には市全域での放送を目指す。
 大津市出身の古田さんは一九九五年の阪神大震災の時、毎日新聞の記者として神戸、兵庫県芦屋両市で取材し、電気や水道のインフラが止まり住民が混乱する様子を目にした。二〇〇八年にラジオ局「和歌山放送」に転職した後、一一年に東日本大震災が発生。「ラジオは乾電池さえあれば使用できる、災害に最も強い存在だ」と感じ、コミュニティーFMの立ち上げにつながったという。
 一六年夏に和歌山放送を退職したのを機に開局準備を始め、古田さんに共感した市内外の会社員や医師ら三十四人が千五百万円を出資。山上町の空き店舗をスタジオに改修し、スタッフ八人が運営する。
 一日は正午から開局特別番組を生放送し、県や市職員に防災対策について聞く予定。古田さんは「大津にも活断層があり、災害が起きる可能性がある。常に新しい情報を届けたい」、パーソナリティーの芦田淑恵さん(60)は「地元でも意外と知らない情報があるはず。いつもの町並みが魅力的に見えるような番組を届けたい」と話す。(問)FMおおつ=077(510)7239(大西里奈)

■大津の国道161号、一部を県に移管 1日から(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180331/CK2018033102000010.html
 国土交通省滋賀国道事務所と県は三十日、国道161号の大津市内の八・六キロ(下阪本六丁目交差点−逢坂一丁目交差点間)が、四月一日から県へ移管されると発表した。県道高島大津線となる。
 県道路保全室によると、並行する西大津バイパスや湖西道路などの整備に併せ、国と県が交わした確認書に基づく移管。大津市北小松から同市逢坂一丁目までの三一・七キロで二〇〇七年度から順次行われ、今回の区間で完了した。(角雄記)

18/03/30

■船舶、人身事故が微増 17年の紀南海域(紀伊民報AGARA)http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=349654&p=more
 和歌山県の田辺海上保安部は、2017年に管内の紀南海域であった事故の状況をまとめた。船舶事故は22隻(前年比1隻増)。人身事故は43人(同1人増)で、うち自殺を除く死者と行方不明者は10人(同2人増)だった。
 船舶事故の内訳は、「プレジャーボート」が最多の17隻。ほか「タンカー」1隻、「漁船」1隻、押船などの「その他船舶」3隻だった。
 事故の種別は、機関故障が5件、乗り上げ5件が目立ち、発航前の検査や航路の確認をしていれば防げた可能性があるという。プレジャーボートでの事故の中には、飲酒した状態で花火大会を見るために操船し、暗礁に乗り上げたケースもあった。
 人身事故のうち、マリンレジャー中が22人(同2人減)と半数を占めた。内訳は「釣り中」11人、「ダイビング」4人、「遊泳中」2人など。釣りをしていて海に転落する事故が年間を通して多く、11人中5人が死亡か行方不明となっている。

■琵琶湖疏水で67年ぶり船運航(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180330/CK2018033002000020.html
 大津市から京都市へvの水を供給する「琵琶湖疏水(そすい)」で二十九日、観光船の運航が始まった。疏水を船が本格運航するのは六十七年ぶり。これに先立つ二十八日には、京都市の蹴上(けあげ)疏水広場で記念式典があり、滋賀県の関係者を含む約百人が出席した。
 式典で大津市の越直美市長は「夢がかなった。疏水周辺の自然と歴史を感じてほしい」と述べた。三日月大造知事も「船を活用し、さらに琵琶湖へと広げられるよう取り組みたい」と祝った。
 同日は本格運航を前に、びわ湖大津観光大使の伊藤佑莉さん(22)らが、大津乗下船場(大津市大門通)から蹴上乗下船場(京都市山科区)までの七・八キロを乗船。伊藤さんは「れんが造りのトンネルに驚いた。桜もこれからもっときれいになるので、いっそう楽しめるのでは」と笑顔だった。その後、京都市のふるさと納税制度「琵琶湖疏水通船復活応援寄付金」の寄付者が、逆ルートで船旅を楽しんだ。
 観光船は「めいじ」「へいせい」の二隻がある。全長七・五メートル、幅二・一メートルで、旅客定員は十二人。
 今季は春秋の計八十二日間運航する。蹴上行きの下り(所要時間五十五分)は一日五便、大津行きの上り(同三十五分)は四便。料金は通常期、繁忙期、トップ期で三段階に分かれ、四千〜八千円。すでに予約が埋まりつつあるが、ゴールデンウイークはまだ空席があるという。(問)JTB西日本の受け付け事務局=075(365)7768(鈴木啓紀)

■湖南農業生徒ら「びわ湖カレー」完成(asahi.com滋賀)https://www.asahi.com/articles/ASL3R3QRBL3RPTJB00T.html
岡本洋太郎
 県立琵琶湖博物館(草津市)内のレストラン「にほのうみ」が4月2日に新装開店するのに合わせ、「びわ湖カレー」が新メニューに加わることになった。地元の県立湖南農業高校食品科の8人が協力して作り上げた。カレールーにマーマレードを少量調合した、優しい味に仕上がったという。
 滋賀らしい目玉メニューの開発を目指した「にほのうみ」が昨年12月に、同高校に新しいカレーづくりへの協力を依頼した。食品科2年食品交流班の生徒8人が協力することになった。
 生徒たちは、学校産のジャムやマーマレード、みそなどで試作を繰り返した。みそは塩味が強すぎるため外し、1食あたりのカレールー180グラムにマーマレード6グラムを入れる調合にたどり着いた。マーマレードの甘みを生かした優しい味のカレーになったという。
 22日には、生徒も参加したお...

18/03/29

■国道161号の一部、滋賀県に移管 バイパスと重複、県道に(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180329000140
 国土交通省は29日、国道161号(大津市下阪本6丁目−逢坂1丁目)の延長約8・6キロを、4月1日から滋賀県に移管すると発表した。移管後の路線名は県道高島大津線となり、大津土木事務所が管理する。
 国は地方分権の一環で国道の管理権限移譲を進めており、並行する国道161号西大津バイパスと重複する区間を移管してきた。

■近未来の駆除対策は卵を産まないブルーギル(ソーシャルイノベーションニュース)http://social-innovation-news.jp/?p=177
滋賀県の沖島漁業協同組合が考えたグルメが、沖島よそものコロッケ。
実は、このコロッケは琵琶湖のブラックバスを使ったもので、外来魚対策の一環。
琵琶湖にとって外来魚は長く続く問題の一つ。
琵琶湖には、ホンモロコ、ニゴロブナ、ビワマス、ビワコオオナマズなど、
世界中で琵琶湖でしか見られない固有種が15種類も生息している。
しかし、そんな固有種を私達が捨てたブラックバスとブルーギルが食べ、次々と繁殖。
琵琶湖の生態系を破壊しているのだ。
そのため、琵琶湖では駆除の取り組みを強化。
ここ10年で、なんと3000トン以上も駆除している。
その駆除の方法は、電気で一時的にショック状態にし、
浮かび上がった魚の中から、ブラックバスとブルーギルだけを駆除するというもの。
しかし、その対策にも限界があるという。
県立琵琶湖博物館の中井克樹学芸員によると、
「外来魚がかなり減った先も、効果的に数を減らすための新たな手法の開発が、
 今後、重要になってくるのではないかと考えています」と話す。
人海戦術によって行っている駆除。
しかし、広大な琵琶湖では全てを駆除することは難しい。
そこで、新しい対策の開発が必要となるという。
そんな中、三重県にある国立研究法人 水産研究・教育機構 増養殖研究所では、
根絶方法として進めている研究がある。
それが、遺伝子工学を活用して、卵を産まないブルーギルをつくるというもの。
同研究所の岡本裕之博士によると、
「メスを不妊にする遺伝子をオスに持たせ放流。
 そのオスがメスと交配することで、その遺伝子が自然に広まっていく。
 この技術では根絶ができる」と話す。
成功すれば、その後30年程度で根絶が可能と予想されるこの研究。
3年後を目途に、実証実験が始められる予定となっている。
琵琶湖を外来魚から守るために、新たな科学の力が期待されている。
素材提供:日本財団「海と日本プロジェクトin滋賀県」
協力:びわ湖放送株式会社

■びわ湖疏水船67年ぶりに復活 越大津市長の6年越しの夢かなう(びわ湖大津経済新聞)https://biwako-otsu.keizai.biz/headline/1367/
 びわ湖疏水船本格運航オープニングセレモニーが3月28日、蹴上疎水広場(京都市東山区小物座町)で開催された。
 琵琶湖疏水は1890(明治23)年に完成した琵琶湖の水を京都に引くために作られた人工運河。明治維新後衰退した京都を復興させるために建設され、水力発電、舟運、遊覧船などに使用された。陸運の発達により、船の運航は1951(昭和26)年に途絶えた。
 明治150年となる今年、観光船として67年ぶりに本格運航が開始することとなり、セレモニーが行われた。京都市、大津市の各市長と滋賀県知事など約70人が出席し、京都市の水道水を缶に詰めた「疎水物語」で乾杯をして本格運航を祝った。
 門川大作京都市長が「6年前、越大津市長が京都市に何の相談もなしに、市長選の選挙公約に『琵琶湖疎水船の復活』を掲げた」と話すと会場から笑いが起こる場面も。
 越直美大津市長は「選挙公約に掲げた時は夢のような話だと思ったが、6年たって夢がかなった」と本格運航の開始を喜び、「疎水船で琵琶湖に来て、疎水の周りの自然を感じてほしい」と呼び掛けた。
 セレモニーの前に、びわ湖大津観光大使の伊藤佑莉さんら3人が大津から蹴上まで乗船。伊藤さんは「両岸に咲く満開の桜がきれいだった。季節が変わるとまた景色も変わるので、たくさんの方に体験してもらいたい。大津乗下船場は三井寺の近くで、三井寺の桜もきれい。琵琶湖岸にはおしゃれなカフェもあり、大津港からは船で琵琶湖を遊覧できる。京都ではできない体験をしてほしい」と話した。
 春の運航は今月29日〜5月28日。秋の運航は10月6日〜11月28日。秋の受付は8月13日から。

■琵琶湖の渡り鳥激減、原因不明 滋賀県調査(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180329000028
 今年1月に琵琶湖岸など滋賀県内に飛来した渡り鳥の観測数は11万73羽で、過去10年間で最も少なかったことが28日までに、県の調査で分かった。昨年の13万羽から17・7%減った。県は「なぜ大きく減ったのか原因は分からない」としている。
 冬の渡り鳥は一般に10月中旬から滋賀県に飛来する。県は毎年、観測数が増える1月に日本野鳥の会滋賀などの協力を得て、琵琶湖や内湖、河川など181カ所で生息調査をしている。
 今年は1月6〜8日に300人態勢で調査し、11万羽を観測した。カモ科やカイツブリ科など、41種類のうち23種類が前年より少なくなった。
 減少が目立ったのは、黒い色が特徴的なオオバン。全種類で最も多い2万4千羽を観測したが、昨年から32・7%減った。ヒドリガモも9800羽で44・2%マイナス。愛らしい姿がバードウオッチャーに人気のミコアイサも635羽で61・14%少なかった。
 2009〜16年調査の観測数は15万〜19万羽で推移しており、この2年間で大きく落ち込んでいる。

■「妹子の郷」1日営業再開 大津・道の駅(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180329/CK2018032902000013.html
 昨年十月の台風21号で被害を受けた大津市和邇中の道の駅「妹子の郷」が、改修工事を終えて四月一日から営業を再開する。
 再開初日は記念イベントを開き、特産品販売所での野菜の割引販売、レストランで割引券の配布、コンビニでおにぎりや揚げ物のセールを行う。地元のバンドがギターや歌を披露するコンサートが、午前十時半〜午後三時に四回催される。
 道の駅は木造平屋の九百三十平方メートル。特産品販売所とレストラン、コンビニが入る。台風被害では屋根がめくれ上がるようにして壊れ、営業を停止していた。
 三十、三十一日にはプレオープンもあり、各店が午前から営業を始める。
 市商工労働政策課の担当者は「利用者や農家から再開を待ち望む声が多かった。地域の食材や土産物を手に取ってもらい、地元の良さを伝えたい」と話している。
 (電)妹子の郷=077(594)8131(大西里奈)

■夏日にゆらゆら 琵琶湖疏水に観光船(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20180329-OYO1T50002.html
 上空に南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、28日は全国的に気温が上昇した。京都市では最高気温が平年より10・1度高い25・5度を記録し、3月としては20年ぶりの夏日。北海道でも3月では95年ぶりに20度を超えた。29日も全国的に初夏の陽気が続く見通し。
 京都、大津両市を結び、桜の名所として知られる「琵琶湖疏水」(総延長約30キロ)では、67年ぶりの定期船となる観光船の試験運航があり、両市の観光大使らが乗り込んで満開の桜のトンネルを通り抜けた。

■琵琶湖疏水の船、29日運航復活 67年ぶり(日本経済新聞ネット版)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28708790Y8A320C1LKA000/
 琵琶湖から京都に水を引く水路「琵琶湖疏水(そすい)」を使った船の運航が29日、67年ぶりに復活する。京都市で28日、オープニングセレモニーが開かれた。船は1日9便で、大津市と京都市の蹴上(けあげ)との間の約8キロメートルを運航する。明治期の産業遺産や両岸を彩る桜、紅葉が見られる。
 料金は桜や紅葉の季節、大型連休などの繁忙期は8000円。通常時は平日4000円、土日祝日が5000円。今年は春と秋に計82日営業する。5月までは「予約は9割超埋まっている」(京都市上下水道局)という。

18/03/28

■桜満開の琵琶湖疏水に観光船 本格運航スタート(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20180328000145
 大津−京都を結ぶ琵琶湖疏水通船の本格運航を祝うオープニングセレモニーが28日、京都市左京区の田邉朔郎像前の広場であった。この日は京都市内の最高気温が25・5度まで上がり、乗り込んだ市民が、汗ばむ陽気のなか満開の桜を水上から楽しんだ。
 琵琶湖疏水を航行する観光船「めいじ」「へいせい」は、左京区蹴上と大津市の乗下船場を結ぶアルミ製の船で、昨年11月に完成した。春季は3〜5月、秋季は10、11月に毎週2〜7日運航する。
 オープニングセレモニーには、門川大作京都市長や三日月大造滋賀県知事、越直美大津市長ら約60人が出席。67年ぶりとなる本格的な通船復活を喜んだ。
 セレモニー終了後、運航事業のためにふるさと納税をした市民ら16人が船に乗り込んだ。今年初の夏日となったこの日、疏水沿いで花見を楽しんでいた大勢の観光客が、水面を優雅に進む船を見送った。29日から本格運航が始まるが、5月までの予約はほぼ埋まっているという。秋季は8月13日から予約を受け付ける。

■ガソリン価格が6週連続値下がり 来週は値上がりか(テレ朝NEWS)http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000123871.html
 レギュラーガソリンの小売価格は6週続けて値下がりしました。
 資源エネルギー庁が発表した26日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットルあたり143円20銭で前の週から30銭、値下がりしました。アメリカでの原油生産量が調査開始以来、最高を更新していることが影響しました。ただ、中東情勢で緊張が高まり、原油価格が上がっていて、石油情報センターは来週は値上がりに転じるとみています。

■レギュラーガソリン、前週比0.3円安の143.2円 6週連続値下がり(Responce)https://response.jp/article/2018/03/28/307799.html
資源エネルギー庁が3月28日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月26日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は前週比0.3円安の143.2円で、6週連続の値下がりとなった。
地域別では中部と中国で0.5円、関東と東北で0.4円、近畿と九州・沖縄で0.3円、北海道で0.2円値下がり。四国では0.1円値上がりした。またハイオクガソリンは154.0円、軽油は121.9円、ともに前週から0.3円値を下げた。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月28日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は134.6円/リットル(前週比+0.1円)、ハイオクは144.4円/リットル(−0.2円)、軽油は111.0円/リットル(±0円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■選挙 知事選 三日月氏、政党推薦は求めず「前回と同じ形で」(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20180328/ddl/k25/010/587000c
 6月の知事選で再選出馬を表明している三日月大造知事は27日、定例記者会見で知事選では初当選した4年前の選挙同様、いずれの政党にも推薦依頼をしない意思を示した。
 三日月知事は政党推薦について質問され、「前回も政党推薦をお願いしていない。連合滋賀や経済団体、文化団体には推薦をお願いして一緒に戦った。今回もそういう形でやらせていただきたい」と答えた。
 三日月知事は今年2月15日に再選出馬を正式に表明。これを受けて、前回の選挙母体となった地域政治団体「チームしが」に加え、前回は対立候補を擁立した自民党県連も三日月知事の再選支援を決定した。共産党は「明るい県政をつくる会」を通じて対抗馬の擁立を目指している。【北出昭】

■滋賀の観光客、最多5226万人 17年速報値、彦根城効果も(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180328000027
 滋賀県は27日、2017年の観光客数(速報値)が延べ5226万2400人で過去最多を更新し、2年連続で5千万人を突破したと発表した。日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」を発信する観光キャンペーンや、彦根市の「国宝・彦根城築城410年祭」が誘客につながったとみている。
 観光客数は5年連続の増加で、過去最多だった16年の5076万7300人を149万5100人(2・9%増)上回り、目標の4900万人を大きく超えた。宿泊客も前年比2・6%増の387万4700人に達し過去最多となった。
 県は増加要因として、草津川跡地公園(草津市)の開設や、人気観光スポットのびわ湖バレイ(大津市)、ラ・コリーナ(近江八幡市)で施設の拡充が相次いだことも挙げた。
 県観光政策室は「ビワイチや日本遺産など滋賀ならではの旅づくりに取り組んできた成果が表れている。強みである自然や歴史文化をさらに発信したい」としており、18年は5300万人を目標に掲げる。
 速報値は県内で年間千人以上が見込まれる観光施設の観光客数を集計した。確定値は今秋に公表する。

■【関西の議論】琵琶湖のレジャー有料化へ議論…ゴミ・騒音・釣り糸被害、処理の応分負担求め続く模索(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/180328/wst1803280001-n1.html
 手軽に釣りや湖水浴などが楽しめる京阪神屈指の水上レジャースポットの琵琶湖(滋賀県)で、レジャーの有料化論議が高まっている。レジャー客のゴミ撤去費などが県税でまかなわれるなど、実質的に県民負担となっているからだ。県は遊漁料や入山料などを徴収している国内外の自治体の事例を調査しており、利用者に一定の負担を求める仕組みを模索している。(川瀬充久)
バーベキュー禁止を先行
 「釣り客はゴミを出すなど琵琶湖に負荷をかけている。負担してもらう仕組みは考えられないか」。昨年11月に同県近江八幡市で開かれた首長会議で、出席者の1人がこう発言した。
 ブラックバスなどの外来魚が問題となっている琵琶湖だが、皮肉にも“バス釣りの聖地”として多くの釣り人が訪れる。
 業界団体が釣り具の売り上げの一部を環境美化にあてる取り組みを進めているが、一部の釣り客が切れた糸を捨てたり、漁の仕掛けを壊したりなどのトラブルは後を絶たない。
 バーベキューや遊泳、ボートでもゴミ放置や騒音などの問題が頻発(ひんぱつ)している。県は今春から、禁止区域内でバーベキューをした場合、5万円以下の過料を徴収するよう規制を強化したが、レジャー全体にどこまで効果があるのかは未知数だ。
有料化断念の過去も
 「県も市町も財政は厳しい。議論が持ち上がった背景には、少しでも支出を抑えたいという事情もある」と自治体関係者は漏らす。
 県は今年度当初予算でレジャー客やボートの規制、外来魚回収などに約2600万円を計上した。ただ、清掃費やボランティアへの支援などを含めると実際の費用は何倍にも膨れあがる。
 一方、有料化は過去にも議論され、そのたびに断念してきた経緯がある。小型船舶を対象にした「湖面利用税」や「レジャー利用税」が検討されたが、いずれも利用者の把握や課税対象の線引きが困難で実現には至らなかった。
 また河川法上、琵琶湖は「川」だが、漁業法上では「海」とされ、川釣りのように入漁料を取ることができないという事情もある。県の担当者は「琵琶湖は広くどこからでも入れるため利用者の特定が困難。一律に税金を課すのは現実的ではない」と苦い表情を浮かべる。
新しい仕組み模索
 そこで県は現在、任意で入山料を徴収している富士山や遊漁料を徴収している山梨県の河口湖など国内外の事例を調査している。
 利用者に負担を求めることに対しては、すでに県や市町に電話やメールなどで意見が寄せられている。業界団体が有料化に懸念を示したほか、漁師からは「バス釣りを有料化するとバスの存在を認めることになる」との反発も。一方、意外なことにバス釣り愛好家からは「有料化されることで釣り人の質が上がる」と歓迎する声が目立つという。
 こうした中、県が注目しているのは富士山のように任意で入山料を徴収し、代わりに記念品を贈呈する仕組み。今年度中に調査結果をまとめ、具体的な方策を議論する。担当者は「良心的な利用者が損をする制度は本末転倒。失敗した税金以外の形で、新たなシステムを作りたい」としている。

■彦根城に春の彩り ソメイヨシノ開花(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180328/CK2018032802000013.html
 彦根地方気象台は27日、気象台のソメイヨシノ(標本木)が開花したと発表した。平年より6日早く、昨年と比べると9日早い。1週間ほどで満開になるという。
 この日の最高気温は彦根市で21.9度、大津市で22.3度。県内全域で4月下旬から5月下旬並みの暖かさとなった。
 彦根城の桜もほころび始め、観光客らが足を止めて写真を撮る姿が見られた。(安江紗那子)

■彦根地方気象台がサクラの開花宣言(asahi.com滋賀)https://www.asahi.com/articles/ASL3W547FL3WPTJB00Q.html
 彦根地方気象台は27日、サクラの開花を宣言した。昨年より9日、平年より6日早い。彦根城管理事務所によると、城内のサクラは堀端でぽつぽつと咲き始めたばかり。見頃は4月初めごろの見込みという。

18/03/27

■滋賀でソメイヨシノ開花 平年より6日遅く(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180327000159
 日差しに恵まれた27日、彦根地方気象台は桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より6日、昨年よりも9日早かった。
 同気象台内の標本木が5輪開いているのを同日午後に確認した。この日は大津市で22・3度、東近江市で22・8度になるなど県内7地点で今年最高気温を記録、4月下旬から5月下旬並みの陽気になった。
 大津市本丸町の膳所城跡公園では、約120本が一気に五分咲きに。日当たりのいい場所では満開近くになり、子どもたちが薄紅の花を見上げながら元気に走り回っていた。

■琵琶湖八珍「イサザ」 滋味豊かな味わい(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180327000096
 3月中旬、大津市小野の漁師三田村進さん(65)の船に同乗させてもらって漁に出た。午前6時。気温7度。同市和邇中浜の和邇漁港から約10分で同市今宿沖のえりに到着した。さっそく先端の「つぼ」と呼ばれる部分の入り口の網をモーターで引き上げ、魚を閉じ込めた。
 ここからは手作業だ。妻照代さん(65)、長男透さん(33)も小舟に移り、周辺に張り巡らせた綱をつたい、巧みに小舟を操りながら、網を引き上げては下ろしていく。記者も体験したが、水や泥を含んだ網はかなりの重量だ。「おとん、魚落としたで」。親子で息を合わせ、魚を1カ所に追い込む。タモ網ですくい上げると、ヒウオやスゴモロコ、エビに加え、「琵琶湖八珍」に数えられるイサザが入っていた。
 ハゼ科のイサザは琵琶湖の固有種。体長5〜6センチの小さな魚を手のひらに載せると、口をパカッと開けた。意外と、かわいい。トラック運転手を経て60歳から漁師になった三田村さんは「たくさんとれた時がうれしいね。寒い時はつらいけど、体が続く限り漁に出たい」と、日に焼けた顔をほころばせる。
 和邇漁港のある志賀町漁業協同組合では競りはなく、直売される。同組合職員の斉藤伴治さん(59)は「湖深くにすむイサザがえりでとれるのは桜が散る時分までの約1カ月。産卵するために岸に近づく時期が一番おいしい」と話す。時には近隣住民も買いに来る。
 買い付けの常連さんでもある大津市本堅田2丁目の川魚専門店「魚善商店」を訪ねた。京都の錦市場に卸すほか、店内の大鍋で手作りしたつくだ煮などを店頭で売る。北海道十勝産の大豆と炊きあげた「イサザ豆」は、香川県小豆島特産のしょうゆがしっかりと染みこんで甘辛い。ご飯にもトーストにも合う味だ。
 3代目店主の田中征男さん(79)は「イサザは湖西でよく食べるね。子どもの時分から食べている人には、懐かしい味でしょう」。JR堅田駅前のアル・プラザ堅田でも販売しており、長男紀善さんが手がけるインターネット通販では遠方からも注文が入る。
 しかし、イサザは環境省の指定する絶滅危惧種だ。県文化財保護協会普及専門員の大沼芳幸さんは著書「琵琶湖八珍」でこう書いていた。「貴重な魚の命を奪い、これを食することが、結果として人間も、魚も、共に心地よく暮らせる環境をつくることにつながる」。人が水環境の当事者になるには、食べることが一番だとある。滋味豊かな味わいをかみしめた。

■比良八講 湖国に春(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20180327-OYTNT50088.html
 あらゆる命を育む水の恵みに感謝するとともに、水難者らを悼む法要「比良八講」が26日、大津市南小松の琵琶湖岸で営まれ、天台宗総本山・比叡山延暦寺の僧侶や「比良修験道」の行者ら約300人が祈りをささげた。
 比良八講は、中世に比良山中で営まれた法要が起源とされ、1955年に千日回峰行者の箱崎文応師が再興。比良八講を終えると山から吹く「比良颪」が弱まり、春が訪れるとされる。
 法要では、山田能裕長臈や藤波源信大阿闍梨ら延暦寺の僧侶約15人が読経や声明を唱えるなどした。また、漁船に乗った行者が、比良山系の打見山で採取した水を注いで湖水を清めたり、参拝者が先祖らの名を記した紙塔婆をまいて故人を供養したりした。
 その後、藤波大阿闍梨や山伏たちは採灯護摩供に臨み、ヒノキの葉を高さ約2メートルまで積み上げた護摩壇に点火。勢いよく立ち上る炎に向かって護摩木を投げ入れ、参拝者の健康などを祈願した。

■天台宗の法要「比良八講」、琵琶湖に春の訪れ(asahi.com滋賀)https://www.asahi.com/articles/ASL3V513FL3VPTJB00M.html
北川サイラ
 琵琶湖に春の訪れを告げる天台宗の法要「比良八講」が26日、大津市北部の琵琶湖周辺で営まれた。比叡山延暦寺の僧侶や修験者ら約300人が、湖上の安全と水難者の冥福を祈願した。
 一行はJR近江舞子駅近くの観音石像前で比良八講の法要を営んだ後、ほら貝を吹きながら湖岸沿いを練り歩いた。その後、漁船から比良山系のわき水を湖に流したり、紙塔婆を次々と湖に投げ入れたりして、湖上の浄化、水難者の慰霊と水の安全を祈った。
 比良八講は、若い修行僧に恋した娘が僧に会うため、たらい舟に乗って琵琶湖に出るが、強風が吹き荒れ、たらい舟が沈んでしまったという伝説にちなんでいる。
 この行事が終わると、比良山系...

18/03/26

■シマノ本社工場で火災 堺市 けが人なし(日本経済新聞ネット版)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28585650W8A320C1AC8Z00/
 26日午後1時45分ごろ、堺市堺区老松町3の自転車部品大手シマノの本社工場3階から炎が上がっていると、男性警備員から119番があった。消防車約20台が出動して消火活動を行ったが、午後7時までに鎮圧できていない。大阪府警堺署などによると、工場内で働いていた約190人は全員避難し、けが人はなかった。
火災で煙を上げるシマノの本社工場(26日午後4時6分、堺市堺区)=共同通信社ヘリから
 堺署によると、さび防止のため部品を浸すめっき槽から出火したとの目撃情報がある。めっき槽は縦90センチ、横1.5メートル、深さ約1.5メートルで、内部に硫酸を含んだ水溶液が通電した状態でためられていたという。
 同社広報担当者は「被害状況を早急に把握し、他工場で製造することも含め対策を検討したい」と話した。

■シマノ本社工場で火災 堺、けが人なし(産経ニュース)http://www.sankei.com/photo/story/news/180326/sty1803260012-n1.html
 26日午後1時45分ごろ、堺市堺区老松町の自転車部品大手「シマノ」の本社工場で「炎が上がっている」と警備員の男性から119番があった。工場内では当時、約190人の従業員が勤務していたが、全員避難し、けが人はいない。
 堺署や同社などによると、工場は4階建て。火元は3階で、自転車部品や釣り具に使うアルミの表面を着色やさび止め処理する設備から出火したとみられる。男性従業員が午後1時40分ごろ、設備から発煙しているのを発見した。同署が詳しい出火原因を調べている。
 現場は南海本線石津川駅の東約1キロの工場や住宅が立ち並ぶ地域。
 シマノのホームページによると、同社は東証1部上場で、自転車の変速機やブレーキなどの部品や、釣り具などを製造している。

■琵琶湖に感謝、法要や護摩たき 春告げる「比良八講」(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180326000131
 滋賀に春の訪れを告げる「比良八講」が26日、大津市南小松の近江舞子一帯であった。琵琶湖への感謝を表すため、修験者らが湖岸で法要や護摩たきを営んだ。
 中世まで続いていた法要を1955年に再興した行事で、延暦寺の僧侶や全国から集まった修験者ら約50人が参加した。
 一行は、松林の緑が美しい湖岸沿いをホラ貝の音とともに練り歩いた後、水難者の供養や、比良山系でくんだ水を琵琶湖に注ぐ浄化祈願の法要を行った。護摩たきでは、藤波源信大阿闍梨(あじゃり)らが、湖岸に組まれた護摩段に向かって護摩木をくべ、空に立ち上る煙に向かって、集まった人たちが手を合わせていた。

■琵琶湖博物館レストランリニューアルで「びわ湖カレー」 地元の高校生と開発(びわ湖大津経済新聞)https://biwako-otsu.keizai.biz/headline/1364/
 同博物館は現在、2期リニューアル中で、「見える・伝わる・広がる参加と交流」をテーマに、おとなのディスカバリー、樹冠(じゅかん)トレイル、交流・休憩ゾーンの新設と、ディスカバリールーム、レストラン・ショップ、企画展示室の改装を行っている。
 昨年末から改装工事を行っていた同レストランがリニューアルオープンするのに合わせて、新メニューを開発。博物館のリニューアルチームとレストラン、湖南農業高校(草津市草津町)が協力して「びわ湖カレー」(1080円)を作った。
 同レストランの平井芳章さんは「琵琶湖らしさを出したメニューを考え、精巧な型を作ってもらい、ご飯で琵琶湖を忠実に再現した。地元産の愛彩菜(あいさいな)や近江米を使っている。湖南農業高校の学生が作ったマーマレードのおかげで、甘みがあり、お子さんも食べられるカレーに仕上がった」と話す。
 同高校食品科2年食品交流班の筒井幸弥さんは「琵琶湖博物館からオリジナルのカレー作りのオファーを受け、学校で作っている8種類のジャムとみそを入れて試してみた。その中でマーマレードが一番合っていた。入れすぎると苦味が残るので、量が難しかった」と開発の経緯を話した。
 同班の岸田那古都さんは「食べた時に夏みかんの皮が入っていて、自分たちの作ったマーマレードが入っていると実感した」と話した。
 開館時間は9時30分〜17時。月曜休館、4月2日は開館。常設展示の観覧料は、大人=750円、高校・大学生=400円、中学生以下無料。レストランは入場無料。

■初代学習船「うみのこ」引退=滋賀県(jiji.com)https://www.jiji.com/jc/article?k=2018032300778&g=jfn
 滋賀県の小学5年生が1泊2日で琵琶湖を巡りながら環境について学ぶ船「うみのこ」が、35年の航海を終え引退した。大津港での引退式には乗船経験者ら約70人が出席し、別れを惜しんだ。5月に2代目「うみのこ」が就航する予定。
 初代「うみのこ」は1983年に就航し、35年間で約54万人の児童が乗船。航海では小学校2校の5年生が船内に宿泊し、琵琶湖の水や生物について学ぶ。初代の老朽化に伴い、2代目の建造が決まった。
 引退式に出席し、今年1月に乗船した小学5年生の北條陽菜さんは「事前学習で母も乗船していることを知った。学んだことを忘れず、琵琶湖を大切に守りたい」と決意を語った。
 2012年度に乗船した県内の高校1年生の馬場真衣さんは「一緒に乗った他校の友人と高校で同じクラスとなり、話すきっかけができた。今後も続いてほしい」と話した。
 1985年度に乗船した都内在住で会社員の糸井良太さんは「乗船を機に琵琶湖や滋賀への思いが強くなり、娘2人に滋賀にちなんだ名前を付け、帰省のたびに琵琶湖を背景に2人の成長記録の写真を撮っている。かけがえのない思い出を残してくれて、感謝とねぎらいの言葉を贈りたい」と述べた。
 引退式に先立ち行われた船内見学会には約2000人が参加。三日月大造知事は引退式で「うみのこに乗ることは県民の誇り。琵琶湖のために何ができるか考える場で、今後も大事にしたい」と話した。【もぎたて便】

18/03/25

■自民、知事選本格化!!(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025959
=県議団中心に支援体制構築へ=
 【県】 自民党県議団は22日、2月定例県議会閉会にあたり、県庁内で記者会見を開き、同党県議団の家森茂樹代表は6月に控える知事選選対の方向性について「党同士の連携というよりは各県議団、あるいは議員個人や各種団体などから集まった枠組みで選対を組むことになるだろう」との見通しを語った。
 家森代表は2月県会を振り返り、「2月20日の代表質問に対する知事答弁が当県議団にとって最大の山場だった。特に河川政策の遅れが洪水などの事故につながり、流域地域に大きな被害をもたらしていることを知事も認識し、より尽力するよう方針を改めてもらった」と三日月知事を評価した。2月県会では昨年10月に県内で猛威を振るった台風21号の影響で氾濫した竜王町内の河川に油が流出した問題や国が進めている大津市の大戸川ダム建設に対する県の立場を明確にすることなど、治水に関する課題が注目の一つとなっていた。
 さらに家森代表は美術館や福祉拠点施設などの整備の遅れや環境学習船「うみのこ」完成の遅れといった課題がまだ残されていることを指摘した。
 また、同党県連が先月25日、2期目の出馬意向を表明している三日月大造知事を支援していくことを決定したことにも触れ、「党会派や友党の関連団体の思いを知事が実現できるよう注視していきたい」と述べた。具体的な支援体制については早ければ4月中にも知事と直接会話して話を進めていくとした。
 知事選支援に関する他党との連携については、現時点で知事は特定の政党推薦をとらずに立候補する予定であることを受け、「党同士の連携というよりは共産を除く各会派、各種団体などからなる選挙体制で臨むことになるだろう」と話した。
 党として知事選で何を訴えていくかについては、詳細はこれから決めていくとしながら「大まかには次の知事の4年間が琵琶湖や健康、知名度といった県の魅力をより全国にアピールできる力を付けられる期間になるよう、意見を発信できれば」と言っている。

■学芸員監修グッズ 熱視線(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20180324-OYTNT50161.html?from=ycont_top_txt
◇琵琶博 ショップ新装オープン
 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)内のミュージアムショップ「おいでや」が24日、新装オープンした。学芸員が監修し、野鳥の特徴をデザインに生かした「くるみボタン」などの新商品が注目を集めている。
 全館的な改装の一環で、同ショップは入り口にあったレジカウンターを奥に移動。間口を広げて、ベビーカーや車いすでの入店をしやすくした。オリジナル商品も、琵琶湖の深さをドット柄で表現したTシャツやビワコオオナマズのぬいぐるみなど、従来の約20種から3倍に増やした。
 このうち亀田佳代子・総括学芸員(動物生態学)が監修した「くるみボタン」は、カイツブリ、ミサゴといった野鳥のクチバシ、足の特徴がモチーフで、ブローチやネクタイピンなどに使われている。同ショップは「新商品を手にして、各種展示の余韻を味わってほしい」としている。
 入店のみは無料。問い合わせは「おいでや」(077・568・4846)へ。

18/03/23

■早明浦ダムにワカサギ 試し釣り大漁300匹 冬の観光資源に(高知新聞ネット版)https://www.kochinews.co.jp/article/169695/
 氷上の穴釣りで知られるワカサギが、高知県嶺北地域の早明浦ダム湖にいるという。しかしブラックバス釣りの人気スポットで、あんな小魚はバスの格好の餌食ではないのか―。疑いながら湖上で糸を垂らすと、釣れるわ、釣れるわ。銀色にきらめく小さな魚体が湖面に躍った。新たな観光メニューの誕生なるか―。(森本敦士)...

■琵琶湖博物館に「びわ湖カレー」 湖南農業高生と開発(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180323/CK2018032302000021.html
 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)は四月二日から、琵琶湖をイメージした新メニュー「びわ湖カレー」を発売する。同日に館内のミュージアムレストランがリニューアルオープンするのを記念し、同市草津町の湖南農業高校の生徒と共同開発した。
 カレーのご飯は特注の型で琵琶湖をかたどった。ご飯の上には琵琶湖の固有種「ビワコオオナマズ」を描いた旗を挿し、博物館の場所を示す。ルーの隠し味には生徒が校内で作る夏ミカンのマーマレードを使い、市特産のワサビ菜「愛彩菜(あいさいな)」も添えた。皿は湖の水をイメージし、青色を選んだ。
 レストランは昨年十二月に一度閉店し、改装工事を開始。職員が「オープン時に琵琶湖を精巧に表現した新メニューを提供したい」とカレー作りを発案し、同月に地元の高校に声を掛けた。食品科二年の八人がルーの隠し味をイチゴやモモのジャム、みそから選び、レストランの平井芳章シェフ(57)と味を確かめた。筒井幸弥さん(17)は「マーマレードの皮の苦味を調整するのに苦労した」、平井さんは「まろやかな味に仕上がり、子どもにも食べてもらえる」と話している。
 カレーは税込み千八十円。レストランの改装工事では床を塗り替え、新たにカウンター八席を設けた。テーブルを含め全八十席となる。(問)博物館=077(568)4811(大西里奈)

18/03/22

■琵琶湖の水質改善活動、世界へ ブラジルで水フォーラム(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180322000162
 ブラジルの首都ブラジリアで開催中の第8回世界水フォーラムで、滋賀県は22日未明、湖沼の環境保全をテーマにした会議を初めて主催し、琵琶湖の水質改善の取り組みを発信した。
 県や国際湖沼環境委員会(ILEC、草津市)、県と友好関係を結ぶ米国ミシガン州、ブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州など5者が「湖沼とそれにつながる水系の統合的管理」と題して企画。約90人が参加し、パラノア湖(ブラジル)や五大湖(米国)の生態系維持に携わる行政関係者らが事例発表した。
 琵琶湖については、小松直樹県琵琶湖環境部技監が県民による石けん運動やヨシ帯の保全、外来魚駆除、国の琵琶湖保全再生法成立などを紹介。「湖沼の保全は長期的な視点が重要だ。人間視点の水質保全だけでなく、生態系保全のための水質管理に県民と共に取り組んでいる」と訴えた。

■ガソリン価格5週連続値下げ 調達コスト下がる(テレ朝news)http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000123435.html
 レギュラーガソリンの全国平均価格は5週続けて値下がりしました。
 資源エネルギー庁が発表した19日時点でのレギュラーガソリン価格は、全国平均で1リットルあたり143円50銭で、前の週より30銭値下がりしました。原油価格の下落と円高の影響で原油の調達コストが下がり、元売り大手の4社が卸売価格を下げたことを反映して5週連続での値下がりとなりました。石油情報センターでは、来週は横ばいになるとみています。

■レギュラーガソリン、2か月ぶりの143円台 5週連続値下がり(Responce)https://response.jp/article/2018/03/22/307511.html
資源エネルギー庁が3月22日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月20日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は前週比0.3円安の143.5円で、5週連続の値下がり。143円台を付けるのは、1月15日の調査以来、約2か月ぶり。
地域別では九州・沖縄で0.6円、関東と北海道、四国で0.4円、中部で0.3円、近畿で0.2円、中国で0.1円値下がり。東北は前週と同価格だった。またハイオクガソリンは前週比0.3円安の154.3円、軽油は0.1円安の122.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月22日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は134.5円/リットル(前週比−0.2円)、ハイオクは144.6円/リットル(−0.9円)、軽油は111.0円/リットル(−0.6円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■県、琵琶湖漕艇場を建て替え 20年完成目指す(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180322/CK2018032202000016.html
 県内のボート、カヌー競技の拠点となっている県立琵琶湖漕艇(そうてい)場(大津市玉野浦)が、施設の老朽化から建て替えられる見通しとなった。当初は内部改修で対応する方針だったが、同市の景観計画の改定により、規制から除外される可能性が高まったためで、二〇二〇年春の完成を目指す。
 漕艇場は一九七一年四月に開設。鉄筋コンクリート二階建ての管理棟(七百四十六平方メートル)と、鉄骨平屋建ての艇庫(四百三平方メートル)からなり、ボート競技の千メートルコースを計六レーン作れる。八一年の滋賀国体のボート競技会場となったほか、一五年の和歌山国体でも使われた。
 県スポーツ局によると、一六年度は年間三百十八日、三万二千八百七十八人が利用。一七年度には、びわ湖レガッタ(県ボート協会、中日新聞社主催)など三十六大会が開かれた。高い利用率を誇る一方、まもなく築四十七年が経過。全体に老朽化が進み、管理棟にエレベーターがなかったり、廊下が狭かったりした。
 県スポーツ局によると、改築に必要な概算事業費は十億円。一八年度当初予算案に設計費四千二百万円を計上した。新施設は鉄骨二階建て(一部三階建て)で、管理棟と艇庫は一体型とする。艇庫の面積は従来の一・五倍の六百平方メートルに拡張。トレーニング室を新設するほか、エレベーターを設置するなどバリアフリー化を進める。現状ある宿泊室は、稼働日数が年間四十七日と少ないため整備しない。
 コースにも手を加える。現在のゴール地点は艇庫に近く衝突の危険性があるため、五十〜百メートル程度北側に移す。強風による波の影響を低減するための対策も行う。
 建て替えは市景観計画の規制に抵触するため困難とみられていたが、現在計画されている改定案で「湖岸におけるウォータースポーツ(ボート、カヌーなど動力を伴わない湖上スポーツ)のための建築物」が除外項目に追加されるため可能になる見通しとなった。市は景観審議会に諮問した上で、一八年度はじめにも改定する方針。
 県スポーツ局は「競技者にとって、より使いやすく快適な施設になるだけでなく、観戦スペースを設けるなど一般にも親しみやすい場所になる」と話している。(鈴木啓紀)

■目指せ!琵琶湖の外来魚釣り名人 滋賀県、18年度は3トン目標(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180321000115
 滋賀県は、琵琶湖で外来魚を釣った重量に応じて段位を認定する「外来魚釣り上げ名人事業」を2018年度も実施する。
 期間は4月〜来年3月。ブラックバスとブルーギルを釣って重さを量り、県に毎月自己申告して参加する。湖岸の外来魚回収ボックスやいけすに入れることが条件。重量に応じて、10〜20キロの初段から460キロ超の名人まで、10階級の認定証を発行する。
 初めて通年で実施した17年度は2月末時点で56人、20団体が参加し、総重量約2・5トンを釣った。1人が名人の条件を満たしているという。県は「18年度は3トンを目標にしたい」としている。
 参加無料。参加者の居住地に制限はなく、県が登録を受け付けている。希望者にはバネ式計量器を貸し出す。
 県琵琶湖政策課077(528)3485。

18/03/21

■ヨコエビ人工飼育に成功 バイカル湖固有種、琵琶博で(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180321000061
 滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町)が、ロシアのバイカル湖固有種のヨコエビの人工飼育に成功した。同博物館は「研究そのものが学術的に貴重。生態は未知の部分が多く、一端の解明につなげたい」とする。幼体は約2センチに育ち、20日から展示を始めた。
 世界最古のバイカル湖沿岸部に生息する「アカントガンマルス・ヴィクトリィ」。体長6〜7センチに成長する大型のヨコエビで、体は薄いオレンジ色。側面や背中に大きなとげがあり、長い足で湖底を歩いたり泳いだりする。寿命は2、3年とみられる。
 同博物館はリニューアルした2016年7月からこのヨコエビを日本で唯一、展示している。昨年5月にバックヤードの水槽でふ化した白い幼体(約4ミリ)を確認し、冷凍したアユの稚魚などの餌を与えて育て、約20匹を展示した。バイカル博物館でも飼育に成功した事例はないという。
 金尾滋史主任学芸員は「親と子が見られるのは非常に珍しい。分からないことだらけなので、飼育を通して未知の世界を明らかにできれば」と話す。幼体は5月6日まで展示する予定。

■謎多きバイカルヨコエビの幼体展示 琵琶湖博物館、5月6日まで(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/180321/rgn1803210057-n1.html
 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)は20日、ロシア南東部バイカル湖の固有種「バイカルヨコエビ」の幼体約20体の展示を始めた。飼育下で繁殖と幼体の生育に成功するのは世界初といい、同館は「謎の多いバイカルヨコエビの生態解明につながる貴重な成果だ」としている。
 公開されたのは、バイカル博物館から譲り受けたバイカルヨコエビの一種で、とげのついたオレンジ色の外見が特徴。ヨコエビはダンゴムシの近縁種で、バイカル湖には約300種が生息している。
 昨年3月に飼育を始め、同5月に幼体が生まれているのが確認された。バイカル博物館では飼育下で繁殖しても子供が成体に食べられるなどしており、繁殖と幼体の生育に成功した初のケースという。
 琵琶湖博物館の「古代湖の世界」コーナーで白っぽい幼体約20体を展示。5月6日まで行うという。
 ヨコエビについては分類は進んでいるが、詳しい生態は不明な点が多い。同館の担当者は「何を食べているのか、何回脱皮するのかといった生態について研究が進むことが期待できる」としている。

■無造作に遺体放置、不可解さ残る 滋賀の遺棄事件1週間(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180321000015
 滋賀県守山市の旧野洲川の河川敷で切断された女性の胴体が見つかった事件は、滋賀県警が捜査本部(守山署)を設置してから21日で1週間。捜査本部は身元の確認を最優先に捜査しているが、特定には至っていない。遺体は人目につく場所に遺棄されており、犯行には不可解な点も残る。
 捜査本部は18日までに現場周辺に延べ約150人の捜査員を投入。所持品や残りの部位、切断に使ったとみられる刃物などを探したが、見つからなかった。
 現場は住宅地の近くで、人通りや交通量も多い。捜査本部によると、遺体は目立つ場所に無造作に放置されていたという。付近には土中に埋めようと掘り返した跡などは見つからず、犯人が発覚を遅らせようとした形跡はないという。捜査関係者は「(なぜここに遺棄したのか)犯人の意図が分からない」と首をかしげる。
 県警はDNA型鑑定などから身元が分かれば、交友関係などに捜査を広げる方針だ。ただ別の捜査関係者によると、遺体に目立った外傷や手術痕はない上、一部白骨化していることもあり、「身元特定には時間がかかりそう」という。
 住民の目撃証言から、遺体は最初に通報のあった今月10日より以前に遺棄された可能性がある。捜査本部は聞き込みや防犯カメラの画像解析を進め、遺棄日時を詰める。捜査本部は女性を35〜50歳くらい、死後1〜2週間とみており、情報提供を呼び掛けるチラシを作って守山、野洲両市内のコンビニや銀行に掲示している。捜査本部077(583)0110。

■守山死体遺棄1週間、情報提供募る 県警(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180321/CK2018032102000009.html
 守山市今浜町の旧野洲川河川敷で女性の遺体の胴体部分が遺棄されていた事件は、二十一日で発覚から一週間を迎えた。県警捜査本部は、死体遺棄事件として延べ百五十人を投入し、現場周辺を捜索したが、身元特定につながる手掛かりは見つかっていない。このため現場周辺を中心に情報提供を呼び掛けている。
 捜査本部によると、女性は三十五歳前後から五十歳前後とみられ、死後一、二週間が経過。胴体は肋骨(ろっこつ)が見えるなど一部が白骨化していた。着衣はなく、所持品や凶器も見つかっていない。
 捜査関係者によると、首や肩、足の付け根で切断され、見つかった遺体は切断面以外に顕著な外傷はなかった。現場の周囲に目立った血痕はなく、遺体は別の場所で切断された後、遺棄された可能性が高いとみられる。
 遺棄現場は琵琶湖大橋東詰めから東に二キロ。県営都市公園「びわこ地球市民の森」の中にあり、道路脇の目に付くところだった。土に埋めたり何かをかぶせたりした形跡はなく、近くの竹やぶなどに隠してもいなかった。
 一一〇番があったのは十日午後一時四十分ごろだったが、それ以前に目撃した人も少なくない。近くの女性は「八日、犬が散歩コースの歩道から河川敷に向かい、肉の塊を見つけた。動物の死骸だと思った」と説明する。
 このような状況から、捜査本部は遺棄された時期や遺体の特定を急ぐとともに、不審な人物や車などの目撃情報を捜査。情報提供を求めるチラシも作成し、現場周辺に配布している。情報提供は、捜査本部=(電)077(583)0110=へ。

18/03/20

■ファイル うみのこ基金などに寄付(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20180320/ddl/k25/040/529000c
 第4回びわ湖チャリティー100キロ歩行大会実行委員会の森内智弘実行委員長らがこのほど、県庁で大会収益金450万円を学習船「うみのこ」新船建造費基金やマザーレイク滋賀応援寄付金、大津市、長浜市などに寄付すると三日月大造知事に伝えた。大会は昨年10月に開かれ、ハーフなども含めて812人が参加した。

18/03/19

■歩いてビワイチ、180人達成 一年かけ250キロ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180319000077
 1年かけて琵琶湖岸など約250キロを歩いてきた「琵琶湖一周健康ウオーキング2017」の参加者が18日、大津市の大津港でゴールした。6歳から80代まで約180人が「徒歩のビワイチ」を達成し、充実の笑顔を浮かべた。
 琵琶湖に親しむ機会と健康づくりを目的にNPO法人「滋賀県ウオーキング協会」(野洲市)が毎年開いており、7回目。
 参加者は昨年4月から、琵琶湖岸を15〜23キロずつ計13回に分けて歩いた。最終回のこの日、大津市のJR堅田駅から大津港までたどり着くと、記念撮影をして達成感に包まれた。
 最年少の川合佑奈ちゃん(6)=大津市松本2丁目=は、兄の小学3年悠太郎君(9)と一緒に完歩。「足が痛かったけど、みんなと歩けて楽しかった。琵琶湖はきれいだった」とはにかんだ。
 5回目の完歩で「マスター賞」を贈られた守山市金森町の無職磯村正二さん(69)は「四季折々の琵琶湖を眺めて歩くのが魅力。足の動く限り続けたい」と話していた。

18/03/18

■新「びわ湖浜大津駅」で式典 京阪4駅で駅名変更(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180318000046
 京阪電鉄は17日、大津線の4駅で駅名を変更し、新たに「びわ湖浜大津駅」となった旧浜大津駅で記念式典を開いた。大津線での駅名変更は59年ぶりとなる。
 ほかの新駅名は、「大津市役所前」(旧別所)、「京阪大津京」(旧皇子山)、「坂本比叡山口」(旧坂本)。
 大津市の観光政策に呼応し、観光客にも琵琶湖、比叡山といった目的地や、JRとの接続駅が分かりやすいように変えた。大津線の駅名変更は、1959年に旧長等公園下が「上栄町」になって以来という。
 新駅名を披露する除幕式では、京阪電鉄の淺井栄一専務が「大津へたくさんの人に来てもらい、沿線が元気に発展するのを期待しています」とあいさつ。越直美大津市長は「大津線は市民にとってなくてはならない。来る人や住む人により分かりやすくなる」と歓迎した。

■電気使って外来魚を駆除 NPOが化女沼で捕獲作戦(河北新報ONLINE NEWS)http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180317_13053.html
 大崎市古川のラムサール条約登録湿地の化女沼で17日、電気ショッカーボートを使った外来魚の駆除が行われ、オオクチバスやブルーギルなど約120匹を捕獲した。18日も実施する。
 駆除は、市から受託したNPO法人エコパル化女沼(大崎市)が実施した。水中に通電して魚を仮死状態にして浮き上がらせる電気ショッカーボートと回収船の計2隻に分乗し、約1時間かけて水面を回って外来魚を捕獲した。
 化女沼では一時、生息魚種の9割がオオクチバスやブルーギルといった外来種だったことが分かっている。
 市は「効果を確認しながら、電気ショッカーボートを使った駆除を定期的に行いたい」としている。

■早咲きハツミヨザクラ、春風運ぶ 滋賀・野洲(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180317000127
 早咲きのハツミヨザクラが、滋賀県野洲市吉川の「鮎家の郷」で見頃を迎えている。薄いピンクの花が咲きそろい、春風を運んでいる。
 鮎家の郷の駐車場周辺には、約100本のハツミヨザクラが植えられている。12日ごろから開花し、数日続いた陽気に誘われるように一気に満開となった。
 琵琶湖や比良山系を望めるため、カメラを向ける買い物客も。写真共有アプリ「インスタグラム」で知り、足を運ぶ人もいるという。

18/03/16

■初代学習船「うみのこ」引退=滋賀県(jiji.com)https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031600450&g=soc
 滋賀県の小学5年生が1泊2日で琵琶湖を巡りながら環境について学ぶ船「うみのこ」が、35年の航海を終え引退した。大津港での引退式には乗船経験者ら約70人が出席し、別れを惜しんだ。5月に2代目「うみのこ」が就航する予定。
 初代「うみのこ」は1983年に就航し、35年間で約54万人の児童が乗船。船内に宿泊し、琵琶湖の水や生物について学ぶ。初代の老朽化に伴い、2代目の建造が決まった。
 引退式に出席し、今年1月に乗船した小学5年の北條陽菜さん(11)は「事前学習で母も乗船していることを知った。学んだことを忘れず、琵琶湖を大切に守りたい」と決意を語った。
 2012年度に乗船した県内の高校1年の馬場真衣さん(16)は「一緒に乗った他校の友人と高校で同じクラスとなり、話すきっかけができた。今後も続いてほしい」と話した。
 1985年度に乗船した都内在住で会社員の糸井良太さん(43)は「乗船を機に琵琶湖や滋賀への思いが強くなり、娘2人に滋賀にちなんだ名前を付け、帰省のたびに琵琶湖を背景に2人の成長記録の写真を撮っている。かけがえのない思い出を残してくれて、感謝とねぎらいの言葉を贈りたい」と述べた。
 引退式に先立ち行われた船内見学会には約2000人が参加。三日月大造知事は引退式で「うみのこに乗ることは県民の誇り。琵琶湖のために何ができるか考える場で、今後も大事にしたい」と話した。

■バイカルアザラシ びわ博飼育のトント、天国へ(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20180316/ddl/k25/040/503000c
 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)は15日、飼育していたバイカルアザラシ「トント」(雄、35歳)が同日死んだと発表した。国内で飼育中のバイカルアザラシで3番目の高齢だった。
 2016年7月6日、鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)から譲渡された。先にマリンワールド海の中道(福岡市)から来ていた「バイ」...

■名物のバイカルアザラシ「トント」死ぬ 淡水に生息する世界唯一のアザラシ 滋賀県立琵琶湖博物館(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/180316/wst1803160016-n1.html
 滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町)は15日、人気のバイカルアザラシ「トント」が死んだと発表した。
 バイカルアザラシは、淡水に生息する世界唯一のアザラシとして知られ、大きな目が特徴。平成28年に同博物館がリニューアルする際に、目玉の一つとしてトントを含む3頭の飼育を始めた。
 トントは鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)から譲渡されたオス。29年7月ごろから皮膚炎が悪化し、体重が徐々に減少していた。今月に入りエサを食べなくなり、15日午後1時半ごろ死んだことが確認された。35歳で人間なら65〜70歳。年齢による体力低下などが原因とみられる。
 同博物館は「人気者だったので悲しい。他の2頭は元気で、見に来ていただけたら」と話している。

■アザラシ「トント」天国へ 琵琶湖博物館、35歳の高齢(京都新聞電子版)http://kyoto-np.co.jp/politics/article/20180316000023
 滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町)は15日、バイカルアザラシのオス「トント」が死んだと発表した。国内では3番目に高齢の35歳だった。
 トントは2016年7月の同館リニューアルに合わせて鴨川シーワールド(千葉県)から譲り受けた。同年11〜12月以外はバックヤードで飼育され、15日午後に死んでいるのが確認された。皮膚炎の悪化や肺炎、高齢による体力低下などが影響したとみられる。
 バイカルアザラシはロシアのバイカル湖にのみ生息する固有種。同館にいるオスの「バイ」とメスの「マリ」(ともに15歳)は水槽で展示されている。

■110番、数日前に「目撃」 守山遺棄、散歩女性「動物の死骸と」(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180316/CK2018031602000248.html
 守山市今浜町の旧野洲川河川敷で女性の遺体の胴体部分が遺棄されていた事件で、遺体発見のきっかけとなった一一〇番通報があった十日より前に目撃した人がいることが分かった。こうした情報は県警に複数寄せられており、捜査本部は遺棄された日時の特定を進めている。
 犬の散歩を毎朝するという女性は「八日に犬が散歩コースの歩道から河川敷に向かい、直径六十センチほどの肉の塊を見つけた。動物の死骸だと思った」と説明する。「今月初めにトンビが肉片を自宅前に落とすのを見た」と証言する人もいた。
 県警によると、女性は三十五歳前後から五十歳前後とみられ、死後一、二週間が経過。胴体は肋骨(ろっこつ)が見えるなど一部が白骨化していた。所持品や凶器は見つかっていない。捜査関係者によると、遺体には切断面以外に顕著な外傷はなかった。
 十五日は、前日に引き続き三十人態勢で遺棄現場周辺を捜索。鑑識作業のほか、警察犬で周辺の雑木林を中心に回り、ゴムボートで現場から二百メートルほど離れた池の水中も調べた。県警は十六日も捜索を続け、身元や死因の特定も進める方針。

■オオバナミズキンバイ、重機で根ごと駆除 琵琶湖の外来種(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180316/CK2018031602000011.html
 琵琶湖で船舶の航行などに影響を与えている外来水生植物「オオバナミズキンバイ」の駆除作業の一般見学会が十四日、草津市新浜町の琵琶湖畔で行われた。重機を用いた陸地での駆除作業は初の試みで、公開することで拡大防止の啓発につなげる。
 見学会は県主催で二〇一七年度では三度目。環境保全復元学を専門にする琵琶湖博物館の中井克樹学芸員(56)が参加者に、駆除の現状や作業状況を説明。熱心にメモを取りながら質問する参加者の姿が目立った。
 オオバナミズキンバイの駆除は一七年度、約六万平方メートルの生息区域で実施したが、繁殖力が強くいたちごっこが続く。効率の良い駆除方法を模索する中、冬季は水を抜いている湿地帯の「新浜ビオトープ」で、重機を使って根ごと掘り出す方法を実践した。県自然環境保全課によると、水中よりも目視で植物をはっきり捉えられる利点があるという。中井学芸員は「場所に応じてどういう駆除方法が最も効果的かを考える機会にしたい」と話す。
 初めて見学会に参加したNPO法人「eネットびわ湖高島」理事長の仁賀定夫さん(69)=高島市=は「これだけ被害が深刻とは知らなかった。被害状況の調査を考えているので参考にしたい」と語った。(深世古峻一)

■高齢アザラシ、天国へ 琵琶湖博物館の「トント」(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180316/CK2018031602000249.html
 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)は十五日、飼育していたバイカルアザラシ「トント」(一〇六センチ、三五キロ)が死んだと発表した。三十五歳で高齢の部類に入るという。
 博物館によると、午後一時二十分ごろ、バックヤードのプールでぐったりしているのを職員が発見し、死亡確認された。死因は調査中だが、最近は皮膚炎や肺炎を患っており、六日から食欲不振が続いていた。
 バイカルアザラシはロシア・バイカル湖の固有種。トントは同館が二〇一六年七月にリニューアルオープンしたのを機に、千葉県鴨川市の鴨川シーワールドから搬入された。
 同館では十五歳でオスの「バイ」とメスの「マリ」も飼育。トントは二頭との相性などから、同月の搬入後はほとんど、バックヤードのプールにいたという。(鈴木啓紀)

■アザラシ・トント 天国へ(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20180315-OYTNT50174.html?from=ycont_top_txt
 県立琵琶湖博物館(草津市)は15日、飼育する3匹のバイカルアザラシのうち、トント(オス35歳)が死んだと発表した。
 2016年7月に鴨川シーワールド(千葉県)から譲り受け、同年11〜12月に水槽展示されたが、別の施設から移ってきたアザラシと相性が合わなかったため、その後はバックヤードで飼育していた。死因は調査中だが、皮膚炎と肺炎を発症し、高齢による体力低下も影響したとみている。
 同館の担当者は「遠くからやって来たのに、皆さんに見てもらう機会が少なく残念です」と悼んだ。

18/03/15

■女性遺体、通報前日すでに遺棄か 滋賀、切断刃物は複数(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180315000154
 滋賀県守山市の旧野洲川の河川敷で切断された女性の胴体が見つかった事件で、最初の通報があった10日の前日にはすでに現場に遺棄されていた可能性があることが15日、住民の目撃証言から分かった。遺棄された時期はさらにさかのぼる可能性もあり、滋賀県警捜査本部(守山署)は日時の特定を進めている。
 捜査本部によると、最初に通報があったのは10日午後1時40分ごろだったが、同市の70代女性によると、9日午前11時すぎに近くを通りかかった際はすでに現場に異物があったという。女性は動物の死骸と思ったといい、通報などはしなかった。
 女性が6日に現場近くを通った時には異常に気づかなかったという。捜査本部は周辺の聞き込みや防犯カメラ映像の収集を進め、遺棄日時を絞り込む方針。
 また捜査関係者によると、胴体の切断面には、凹凸がある部分と比較的滑らかな部分があることが判明。捜査本部は、鋭利な刃物やのこぎりなど、少なくとも2種類の道具を使って何者かが切断した可能性があるとみており、死体遺棄容疑のほか死体損壊容疑も視野に捜査を進める方針。現場には血痕がなく、捜査本部は、遺体は別の場所で切断された後、遺棄現場に運ばれたとみている。

■滋賀遺体遺棄、複数の道具で切断か 県警、損壊容疑も視野(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180315000069
 滋賀県守山市の旧野洲川の河川敷で切断された女性の胴体が見つかった事件で、遺体の断面の状態から、鋭利な刃物やのこぎりなど複数の道具で切断された可能性のあることが15日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、胴体の切断面には、凹凸がある部分と比較的滑らかな部分があった。滋賀県警捜査本部(守山署)は、少なくとも2種類の刃物を使って何者かが切断した可能性があるとみており、県警は死体遺棄容疑のほか死体損壊容疑も視野に捜査を進める方針。
 また、現場には血痕がなく、捜査本部は、遺体は別の場所で切断された後、遺棄現場に運ばれたとみている。
 捜査本部は15日朝から現場周辺で遺留品や残る部位などの捜索を再開した。警察犬も出し、約30人態勢で近くの雑木林に入ったり、池に潜ったりして丹念に調べた。
 県警や守山市によると、胴体は一部が白骨化しており、10日に通報を受けて現場に行った守山署員は動物と判断。13日に同署から回収を依頼された守山市職員が現場で確認したところ人体の疑いが出てきたことから、県警が司法解剖した。

■黒潮の大蛇行の影響か紀南の漁業不振(日高新報 Web Hidaka)http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2018/03/post-8041.html
 黒潮が蛇行して紀伊半島から離れている影響で、みなべ町など紀南地方で漁業に影響が出ている。低水温や潮の流れが関係しているとみられ、紀州日高漁協協同組合南部町支所管内などでもサバやイワシの巻き網漁による水揚げが低調。カツオ漁についても魚場が遠くなり、本場のすさみ町ではいまのところ水揚げがないという。
 昨年9月29日、気象庁が「8月下旬から、黒潮が紀伊半島から東海沖で大きく離岸して流れている状態が続いている。12年ぶりの大蛇行とみられる」と発表した。宮崎県の都井岬南東沖で小蛇行が形成され、東へ進むに連れて徐々に拡大。その後も通常の流れに戻る兆候はみられず、今月8日現在、潮岬から約80マイル(約148`)の沖合を流れているという。黒潮が接岸している時は20マイル(約37`)以内で、現在は大きく南を流れていることになる。原因については詳しく分かっておらず、終息時期も明確に予想できないという。気象庁によると、過去50年間で黒潮大蛇行は5回観測されている。
 漁業への影響としては、サバ、アジ、イワシなどが対象となる巻き網漁では潮の流れなどが支障を来たしているとみられ、低調な状態が続いている。みなべ町の漁師は「黒潮が離岸して温かい水が紀伊水道に入ってこなくなると、潮に乗ってやってくる魚も来ない」と話している。カツオについても、魚場が黒潮付近となるため、遠くまで漁に行きづらくなるという。和歌山南漁業協同組合すさみ支所は「例年だとカツオが水揚げされている時期だが、ことしは正月から1本もない。魚場が遠いうえ、行っても確実に獲れる保障もない。4〜5月ごろが最盛期だが、今後については黒潮の流れ次第ではないか」と話している。黒潮蛇行の影響としてはそのほかにも、例年以上に海水温が低下し、冬場に熱帯系の魚やサンゴが死ぬという現象もみられた。

■環境問題や教育、個人誌50年 滋賀の男性(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180315000055
 滋賀県内の私立小中学校と県立高で理科の非常勤講師を勤める永島鉄雄さん(67)=大津市和邇高城=が執筆を続けてきた個人誌「びわ湖と人」がこのほど、50号に達した。「足元での活動とグローバルな視点」をモットーに、琵琶湖の環境問題や教育実践を発信してきた。40年分の刊行物をデータ化してCDに収め、希望者に配っている。
 発信のきっかけは赤潮だった。京都大在学中から湖の汚染問題に関心を寄せていた永島さんは、1977年に中学校の新任教諭で当時の高島町(現高島市)に赴いた。その年に琵琶湖に大規模な赤潮が広がり、水面に浮かぶ魚の死骸や、水道水が悪臭を放っているのを目の当たりにし、悪化する環境を個人誌で訴えようと決意。翌年に第1号を発行した。
 初期は巻頭言に「琵琶湖は急速に死のうとしている」(2号)、「200万年の歴史を持つ湖を殺してよい理由はない」(3号)などと自身の率直な思いをつづりつつ、琵琶湖総合開発に反対する環境権訴訟や矢橋人工島問題を掘り下げた。東日本大震災以降は原発問題を多く取り上げ、滋賀の廃棄物問題を紹介した回もある。
 当初は隔月で発行していたが、多忙で何年も空いた時期もあった。定年退職後に再びペースを上げ、ちょうど40年目で50号に。現在は郵送やメールで約200部を知人らに配布している。歴代の県知事にも送り続ける。
 永島さんは「水や資源、廃棄物の争いは国際問題になり、戦争の危機を引き起こす」と、環境問題に関心を寄せる。CDは1枚千円で希望者に郵送可。守山市水保町の個人美術館「はたらきペンギン」では現在、琵琶湖や内湖の写真展を開いている。開館は毎週金、土曜。31日まで。有料。
 問い合わせは永島さん090(2196)5179。

■琵琶湖大橋近く「まさか人とは」 切断遺体に住民恐怖(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180314000203
 女性の胴体が見つかった滋賀県守山市の現場は付近に公園施設や新興住宅があり、親子連れや散歩する人も多い。住民たちは「怖い。早く解決してほしい」と願った。
 遺体が放置されていた河川敷は琵琶湖大橋につながる三差路沿いで、朝夕の交通量は多いが街灯は一つしかなく、夜は暗い。近くを通りかかった赤ちゃん連れの女性(29)は「13日午後7時前にここを通った時には、もうパトカーが止まっていた。平和な地域と思っていたのに」と話した。
 公園の管理を委託されている業者の男性によると、月曜以外は現場付近を毎日車で見回っていたというが、異常に気付かなかったという。
 現場では多くの報道陣が集まり、住民たちも警察の鑑識作業を遠巻きに見守った。近くの男性(46)は「犬の死体があると思っていた人は複数いたようだが、まさか人間とは」と表情を曇らせた。

■「動物の死骸放置」と通報、女性の胴体を発見(YomiuriOnLine)http://www.yomiuri.co.jp/national/20180314-OYT1T50085.html
 滋賀県守山市今浜町の旧野洲川付近で、切断された女性の胴体が見つかり、滋賀県警は14日、死体遺棄事件として守山署に捜査本部を設置した。女性の身元の特定を急ぐとともに、不審な人物が目撃されていないか調べている。
 発表では、3月10日午後1時40分頃、通行人から「動物の死骸が放置されている」と110番があった。県警は当初、人体の可能性は低いとみていたが、14日に司法解剖した結果、女性の遺体と判明した。
 女性は30〜50歳代とみられ、死後1〜2週間と推定される。一部は白骨化していた。頭部や手足のほか、衣服や所持品は見つかっておらず、県警は周辺を捜索するとともに、行方不明者に特徴が似た女性がいないかどうかも調べている。

18/03/14

■女性胴体、通報後も3日放置 滋賀県警「動物の死骸」(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180314000202
 滋賀県警捜査1課などは14日、守山市今浜町の旧野洲川の河川敷で、女性の遺体の一部が見つかったと発表した。遺体は胴体部分で、首や肩、脚の付け根で切断されたとみられる。県警は何者かが遺体を放置したとみて、死体遺棄事件として守山署に捜査本部を設置した。
 司法解剖の結果、年齢は35〜50歳くらいで、死後1〜2週間とみられる。県警によると、人目につく状態で地面に放置されていたという。全体的に傷みが進んで一部が白骨化していた。衣類などは身につけていなかった。
 県警の説明では、10日午後1時40分ごろ、通行人から「動物の死骸がある」と110番があった。現場へ行った守山署員も動物と判断して13日まで現場に置いていたが、14日に解剖したところ人体と判明したという。
 現場は琵琶湖大橋東詰めから東約2キロ。現場付近の河川敷は都市公園として利用されており、近くに住宅地がある。

■河川敷に女性の胴体部分 滋賀、鋭利なもので切断か(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180314000118
 滋賀県警は14日、守山市今浜町の旧野洲川南流河川敷で、女性の遺体の一部が見つかったと発表した。遺体は胴体部分で、首や肩、脚の付け根が鋭利なもので切断されたとみられ、県警は死体遺棄事件として守山署に捜査本部を設置した。
 捜査本部によると、司法解剖の結果、35〜50歳くらいで、死後1〜2週間とみられるという。全体的に傷みが進んで一部白骨化していた。衣類などは身につけていなかった。捜査本部は身元の確認を進めている。
 10日午後1時40分ごろに通行人が見つけて届けた。

■滋賀・守山の河川敷に白骨化した女性の胴体 死体遺棄容疑で捜査(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/180314/wst1803140070-n1.html
 滋賀県守山市今浜町の旧野洲(やす)川河川敷で女性の遺体の胴体部分が見つかり、滋賀県警は14日、死体遺棄事件とみて、守山署に捜査本部を設置した。頭部や手脚などは見つかっていない。捜査本部は、何者かが女性の遺体を刃物のようなもので切断して遺棄したとみて、残る遺体の捜索を進めるとともに身元の特定を急いでいる。
 捜査本部によると、10日午後1時40分ごろ、河川敷を歩いていた通行人から「動物の死骸がある」と110番があり、守山署員が地面に放置された状態の遺体を発見した。県警が14日に司法解剖した結果、35〜50歳くらいとみられる女性の遺体と判明したという。
 死後1〜2週間が経過しているとみられ、一部が白骨化していた。女性の身元につながる所持品や凶器などは見つかっていない。
 現場は、車道脇の河川敷で、JR守山駅から北西に約8キロ。近くの琵琶湖岸にはリゾートホテルや大型商業施設などがあり、週末はレジャー客などでにぎわう。

■滋賀・守山 河川敷に女性の胴体 死後1、2週間か(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20180315/k00/00m/040/020000c
 滋賀県警は14日、同県守山市今浜町の河川敷で女性の遺体の一部が見つかったと発表し、死体遺棄事件として捜査本部を設置した。遺体は胴体部分だけで、切断されたとみられる頭部と両腕両脚は見つかっておらず、死体損壊容疑も視野に捜査する。
 県警捜査1課によるとに、10日午後1時40分ごろ、旧野洲川南流の河川敷に「動物の死骸が放置されている」という趣旨の110番が通行人からあった。腐敗が進み一部は白骨化していたが、14日に司法解剖した結果、人間の遺体だと判明したという。35〜50歳くらいで死後1、2週間程度とみられる。
 衣服は着ておらず、遺留品も発見されていないという。
 現場は琵琶湖大橋の東端から約1.5キロ南東の新興住宅街のはずれで、昼間は人通りがある。県警は女性の身元の確認を急いでいる。【森野俊、衛藤達生、小西雄介】

■ガソリン店頭、143.8円 4週連続で下落(日本経済新聞ネット版)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2811673014032018QM8000/
 ガソリン価格が4週連続で下落した。資源エネルギー庁が14日発表した12日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週比0.3円安い143.8円だった。原油相場の下落と為替の円安基調を受け、石油元売り各社が卸価格を引き下げており、小売価格に波及した。灯油は需給引き締まりで前週と同値だった。
 ガソリンは38都府県で下落した。石川や岡山は1週間で2円弱下落した。滋賀など5道県は横ばいで大阪や神奈川など4府県で上昇した。全国最高値は長崎の151.8円で、最安値は徳島の137.9円だった。
 元売り各社は2月上旬から累積で6円前後卸値を引き下げている。足元の原油相場もアジアの指標となる中東産ドバイ原油で1バレル61ドル前後と2月下旬の直近高値に比べ5%安い水準だ。為替の円安で原油の調達コストが減少。元売り各社は今週卸価格をさらに1リットル0.5〜1円引き下げると系列の給油所に通知した。
 調査を担当する石油情報センターは「来週も小幅に下落する」と予想する。軽油は3週連続で下落し、前週比0.2円安い1リットル122.3円。灯油は気温上昇で需要は減速しているが、需給の引き締まりで前週と同値の1リットル88.1円だった。

■レギュラーガソリン、前週比0.3円安の143.8円 4週連続の値下がり(Responce)https://response.jp/article/2018/03/14/307217.html
資源エネルギー庁が3月14日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月12日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は前週比0.3円安の143.8円で、4週連続の値下がりとなった。
地域別では中部で0.5円、東北と中国、四国で0.4円、九州・沖縄で0.3円、関東と近畿で0.1円値下がり。北海道は前週と同価格だった。またハイオクガソリンは154.6円、軽油は122.3円、いずれも前週から0.2円値を下げた。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月14日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は134.7円/リットル(前週比−0.6円)、ハイオクは145.5円/リットル(±0円)、軽油は111.6円/リットル(+1.5円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■なるほドリ 琵琶湖を有料化するの?(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20180314/ddl/k25/070/489000c
 なるほドリ 琵琶湖で遊ぶのが有料になるかもっていう記事を読んだよ。過去のいきさつもいろいろあったらしいね。
 記者 県は2001〜02年ごろに「湖面利用税」、06年には「琵琶湖レジャー利用税」として検討しましたが、いずれも実現しませんでした。
 県は新年度以降、琵琶湖のレジャー客らへの負担要求を改めて本格的に検討する方針を決めました。「三度目の正直」ですが、今回も見通しは甘くなさそうです。
 Q 過去にはどんな仕組みを考えていたの。どうして中止になったの。
 A 湖面利用税は02年、当時の国松善次知事が、プレジャーボートなど小型船舶利用者を対象にした法定外目的税として導入を正式に表明しました。当時は規制緩和によって自治体が独自課税をしやすくなり、一種のブームになっていたことも背景だったようです。学者らの懇話会も県に導入を求める提言をしました。03年の条例施行を目指し、年間数億円の収入をもくろみ、湖岸の駐車場などの整備に充てる予定でした。
 ただ「納税対象者の特定が現実的に難しい」など課題があり、先延ばしになって04年には棚上げが決まりました。
 Q すんなりといかなかったんだね。
 A その後は06年、国松知事を破り初当選した嘉田由紀子知事も、マニフェスト(公約)に掲げて「琵琶湖レジャー利用税」を検討し、09年の条例施行を目指しました。
 これも07年には結局、ほとんど同じ理由で中止になりました。船が琵琶湖岸のほぼどこからでも湖に入り込める以上、県外利用者らも含め把握し切れない、という議論が改めてありました。
 Q 今回復活した有料化構想の内容は?
 A 県は今年度、調査費を計上し、バス釣りを有料化した山梨県富士河口湖町など、レジャー利用者へ負担を求めている県外各地の例を調べました。新年度に「琵琶湖活用推進会議」を設置し、本格的に中身を話し合います。三日月大造知事は「活用しながら保全を図るために、利用者に応益負担を求める。可能性を幅広く検討したい」と話しています。
 具体的な中身は今後ですが、琵琶湖の外来魚釣りを有料化すべきだとの提案が宮本和宏守山市長から知事にあり、知事も「一定検討している」との趣旨を説明しました。また以前から検討されてきた水上バイクやプレジャーボートなど船舶利用者も負担を求める対象として、議論の俎上(そじょう)に載っています。
 Q 課題が多そうだね。
 A そもそも負担要求への賛否があり、今後検討する手法や中身への賛否もあるでしょう。更に、過去に問題になった対象の把握の困難さや不公平さが立ちはだかります。県は今回、外国での事例として、業者を通じた負担要求の事例も調べるなど、既に異なる手法にも目を向けてはいます。実現を目指す場合、まずレジャー客ら当事者の反発は必至です。更に漁業者や自然保護団体も巻き込んだ合意形成が必要になるでしょう。<回答・大原一城(大津支局)>
 あなたの質問をお寄せください。〒520−0806(大津市打出浜3の16)毎日新聞大津支局「質問なるほドリ」係(ootu@mainichi.co.jp)

■ハス 群生地消失 再生へ実証実験 草津市、土壌改良行い(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20180314/ddl/k25/040/463000c
 草津市の烏丸半島付近の琵琶湖にあった国内有数のハスの群生地が消滅した問題で、同市は13日、群生地再生に向けた実証実験として現地でハスの移植を行った。周辺の湖底で採取したハスを、土壌改良した場所と、していない場所の両方に植え付け、根付くかどうかを検証する。
 このハス群生地(約13ヘクタール)は35年ほど前に発生。例年6月ごろから緑の葉が湖面を覆い、7、8月はピンクの花が咲き誇り、県内外から年4万人近くが訪れる観光資源になっていた。しかし、2016年度に突然、ほとんどが消滅した。
 市は約20年前に同所を調査した小林圭介・滋賀県立大名誉教授(植物生態学)が代表を務める滋賀自然環境...

■密漁横行もビワマス稚魚を確認 滋賀のグループ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180314000064
 滋賀県野洲市の家棟川に琵琶湖の固有種ビワマスを呼び戻そうと活動するグループが13日、同川の支流でビワマスの稚魚の捕獲調査をした。昨秋、ビワマスの密漁が相次いだため生息数への影響が心配されたが、昨年並みの18匹を確認し、メンバーは胸をなで下ろしていた。
 調査したのは、NPO法人や県、市などでつくる「家棟川・童子川・中ノ池川にビワマスを戻すプロジェクト」。2015年度から本格的に活動を始め、産卵床や魚道の整備などに取り組んでいる。稚魚の捕獲調査は、生息状況の確認を目的に童子川と中ノ池川の3カ所で毎年3月に実施。15年度は3匹、16年度は21匹を確認した。
 この日は13人が参加した。昨秋は密漁が横行し、産卵を終えたビワマスの死骸が1匹も発見できなかったという。メンバーは産卵への影響を心配していたが、たも網で岸際を探ると稚魚が網に入り、数を確認した後すべて放流した。
 プロジェクト代表山本義昭さん(74)=同市冨波乙=は「稚魚が見つかって本当によかった。大きく育ち、また川に戻ってきてくれたら」と期待した。

■琵琶湖の外来水草、台風で拡散か 滋賀県、大量繁茂を警戒(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180314000027
 琵琶湖で大量繁茂する特定外来生物の水草オオバナミズキンバイが、昨年10月の台風21号の影響で、従来と異なる場所に拡散した可能性が出ている。湖岸に漂着したごみに混ざって切れ端が発見され、滋賀県は「成長が非常に早く、新たな群落が同時多発的に形成されないか注視したい」と警戒している。
 台風21号は風が強く、琵琶湖では高波と水位上昇が起きた。直後に県職員が南湖の湖岸を巡回すると、群落からちぎれたオオバナミズキンバイの断片が複数見つかった。県は、他にも漂着した恐れがあるとみている。
 成長期を過ぎて枯れ始めた時期のため、断片が大規模群落(面積100平方メートル以上)まで拡大するかは不明。目視できるサイズになり、影響が分かるのは春から夏になるという。
 県が懸念するのは、新たに10カ所以上で群落が同時発生するケース。県自然環境保全課は「駆除が間に合わなければ、定着を許してしまう」と気をもむ。県や市町などで構成する「琵琶湖外来水生植物対策協議会」は2018年度、従来は群落がなかったエリアも巡回対象に広げ、監視を強める。
 オオバナミズキンバイの生育面積は15年度末に県内で20ヘクタールあったが、駆除を進め16年度末に13ヘクタールに減少。県は17年度末ではさらに削減が進むと想定している。

18/03/13

■豊橋・桜丘高生物部 向山大池の生物調査まとめる(東愛知新聞ネット版)http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/2575
 桜丘高校(豊橋市)生物部は、同市向山緑地内の大池(広さ約20000平方b)で行った生物調査の結果をまとめたリーフレットを発行し、市内全小中学校へ寄贈した。12日、市役所で贈呈式があり、部員が「大池の現状を地域の子どもたちに知ってもらいたい」と山西正泰教育長へ手渡した。
 大池のリーフレットは2012(平成24)年に続いて2回目。6年間で劇的に変化した生態系について、同市自然史博物館の学芸員監修のもと、まとめた。
 調査は昨年7月から約3カ月間にわたり計8回実施。部員が網などを使って採取した。その結果、6年前にたくさんとれた在来種モツゴがほとんど姿を消し、当時、まだ少数だった特定外来生物のブルーギルが激増していた。他にも前回いなかった特定外来生物のオオクチバスとカダヤシも多数捕獲され、「大池に相当数いる」と推測する。
 カメ類では、ミドリガメとして知られる外来種ミシシッピアカミミガメが8割を占め、在来種のクサガメとニホンイシガメが少なかった。
 生育環境も激変。水草がほどんどなかった池に、水生植物のヒシが繁殖を始め、池全体の5%程度の水面を覆っていた。「さまざまな生物の隠れ家となり、いい傾向だと思う」と顧問の鈴木順久教諭(49)。
 贈呈式には調査の中心部員6人が訪問。部長の2年中井康太さん(17)は「外来種が増え、在来種が減ってきている。生き物を逃がすようなことをしないで、現状を知り、自然に関心を持ってほしい」、副部長の2年田村尚登さん(17)も「大池に、こんなにも生き物が多くいる。身近に豊かな自然が広がり、壊されている現状を知って。リーフレットを持って池に行き、生き物を採取してほしい」と話した。
 リーフレットはつづら折りで両面カラー。 国際ソロプチミスト豊橋ポートの助成金で発行した。贈呈数は2000部。市内の小・中学校74校に配られるほか、地元の中部中と向山小では全生徒・児童に渡される。(飯塚雪)

■4月中旬並み陽気、河津桜咲く 琵琶湖岸(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180313000152
 高気圧に覆われた滋賀県内は13日、大津市で最高気温19・1度を記録するなど春らしい陽気となった。同市由美浜の琵琶湖岸で早咲きの河津桜が咲き出した。
 彦根地方気象台によると、大津市では平年より7度以上高く4月中旬並みとなったほか、甲賀市土山町で20・1度、米原市で18・1度といずれも今年最高を観測した。
 河津桜は近江大橋近くの大津湖岸なぎさ公園に12本植えられており、先週末から一気に開花が進んだ。濃いピンクの花が、湖岸を走るランナーらに春を届けている。遊びに来た近くの幼稚園児は花を指さして「咲いてる」「きれい」と、うれしそうだった。
 同気象台は、15日にかけて晴れて暖かくなるが、その後は雲が広がりやすく、雨の日があると予報している。

■あの有名チンパンジー、母から引き離す 規制緩い動物園(asahi.com滋賀)https://www.asahi.com/articles/ASL314DJFL31UTFL004.html
太田匡彦
 動物園で展示されている動物たちを巡るトラブルが近年、各地で起きています。背景には、動物の展示・飼育施設にまつわる規制のゆるさがあるようです。普段なにげなく目にする動物園の動物たち。その展示や飼育のあり方について考えてみませんか?
ゆるい規制、遠い改善
 琵琶湖のほとり、滋賀県守山市内に立つ複合商業施設「ピエリ守山」のなかに、「めっちゃさわれる動物園」はある。
 動きをぴたりと止めることで有名なハシビロコウやネコ科のサーバル、テンジクネズミ科のマーラなど約100種類の動物たちが、来園者らがふれあいやすいように飼育されている。2014年12月の開園以来、ピエリ守山の目玉施設のひとつだ。
 一方で、16年にライオンが負傷し、17年にダイオウサソリが脱走したのを含め、園の飼育・展示方法は問題視もされてきた。滋賀県は動物愛護法に基づき、開園当初から「ふれあいが虐待とならないよう十分配慮すること」などと指導。立ち入り調査で、バックヤードや飼育施設、展示方法について「臭気がひどい」「人が通ると体をびくつかせている動物がいる」「原因不明で死んでいる動物がいる」などと繰り返し改善を求めてきた。
 経営母体の「堀井動物園」が所有する他施設も合わせると、県による調査は記録が残っている12年度から16年度で計71回。この間32回の口頭指導と18回の文書指導が行われている。
 こうした状態について堀井動物園の橋内邦明営業主任は「資金がなくて施設の改善が進まなかったり、動物の管理に手が行き届かなかったりしていたのは確かだが、それでも県の指導のたびに少しずつ対応はしてきている。私たちなりに一生懸命、世話をしている」と話す。
 指導にあたってきた滋賀県動物保護管理センターは、園に展示マニュアルの作成などを求めてきた。だが、飼育施設や展示のあり方そのものについては「(動愛法に飼育施設の)面積などに関する明確な基準がなく、具体的な指導方法に苦慮する」などと指導の難しさをにじませる。
 動物愛護団体「PEACE」の....

■びわ湖の固有種「水のない水族館」(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025880
=すみれラボで17〜22日=
 【近江八幡】近江八幡市中村町のギャラリースペース「すみれラボ」で17日から22日まで企画展「水のない水族館」が開かれる。
 びわ湖の固有種で絶滅危惧種に指定されている魚類を陶芸作品に仕上げた展示で、フィッシュアート作家の渡辺隆雄氏の代表作を並べ即売する。
 開館時間は午前10時〜午後5時(22日は午後4時)まで。問い合わせは、(株)ダイゴ本社(TEL0748―33―4181)へ。

■28年夏に突如消えた琵琶湖岸の「ハス」復活へ 湖底から移植開始 滋賀・草津(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/180313/rgn1803130030-n1.html
 国内最大級の群生地だった滋賀県草津市の烏丸半島周辺の琵琶湖岸でハスを再生させる取り組みが12日、始まった。周辺の湖底で発芽しているハスを移植し、根付くかどうかをみる試み。同市環境課は今後の生育状況をみてハス再生の最適な方法を探り、復活を目指す。
 市などは平成28年のハス消滅以降、原因調査に着手。湖底にハスの葉や茎が積み重なり、土壌が酸欠状態になったことも一因と指摘された。
 市が調査を委託した滋賀自然環境研究会(代表・小林圭介県立大名誉教授)が29年に「複数の要因が複合的に関連したため、一気に(元の姿に)戻すことは困難」との報告をまとめた。
 ただ、市は「ハスの復活を望む声が多く、重要な観光資源を再生したい」とし、同会に最適な方法を探る実験を依頼していた。
 この日は群生地だった周辺の湖底で、ハスの茎の生存が確認できた2地点にダイバーが潜り、泥の中から茎を採取。13日、かつての群生地など5地点に、計30本を植え付ける。植え付け地点は、ハスが生存していた地点と土壌環境が似ている場所を選んだ。
 順調に生育すれば今夏に花をつける見込み。各地点の生育状況をみて、再生のための方策を考える。
 小林名誉教授は「生存している茎は思ったより細くて長かった。再生に向け原因究明を進める」と話した。
 烏丸半島周辺は、甲子園球場のグラウンド面積の約10倍、約13ヘクタールを誇ったハスの群生地で、ハスを楽しむクルーズが行われるなど観光名所になっていた。しかし、28年夏に突如大半が姿を消し、ハスがない状態が続いている。

■ハス再生実験スタート 草津の琵琶湖畔(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180313/CK2018031302000013.html
 二年前に急激に減少した群生ハスを再生させようと、草津市下物町の琵琶湖畔の烏丸半島で十二日、二日間の日程で移植の実証実験が始まった。ハスが現存する地点から地下茎を採取し、事前の調査や土壌改良作業を経て選ばれた地点に植え付ける。夏までに改善が見られるかどうか確かめる。
 実験は県立大の小林圭介名誉教授を会長とする「滋賀自然環境研究会」(彦根市)のメンバー十人が市の委託を受けて実施。初日は水深一メートルの湖に潜り、半島の北、東側の二地点で直径一センチ、長さ三十センチ〜三メートルの地下茎を引き抜いた。
 市によると、以前ハスは十三ヘクタール(十三万平方メートル)に群生し、花が咲き誇る七〜八月には観光客が県内外から訪れていた。しかし二〇一六年夏に突然ハス九割が消滅。現在は生育面積が八千平方メートルにまで減少した。
 研究会は昨年六月、市の委託で実施した水質、土壌調査の報告書を公表した。報告書によると、一九九七〜九八年に比べて土壌に枯れたハスが堆積し、メタンガスが増加するなど生育に適さない環境に変化したとみられる。今回の実験方法や移植地点は調査に基づき決めた。
 十二日に採取した地下茎は、移植に適した三十本を選んだ上、十三日に半島東側の四カ所に植え付け、八月に再度調査を行う。小川晃環境課長は「ハスの再生に向けて一歩踏み出した。生態系を壊さないよう配慮して進めたい」と話している。(大西里奈)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180313/CK2018031302000013.html

■ハス群落再生 実証実験(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20180312-OYTNT50489.html?from=ycont_top_txt
◇草津市 地下茎移植に望み
 草津市・烏丸半島の観光名所だったハス群落(広さ約13ヘクタール)が2016年夏以来、琵琶湖・赤野井湾から見られなくなった問題で、市は12日、再生の可能性を探る実証実験を始めた。湖底に残る地下茎を引き上げて移植し、夏場の開花に望みをかける。
 市は昨年、大学の研究者らでつくる「滋賀自然環境研究会」に原因調査を委託。同会は5月、底泥の腐敗、メタンガス濃度の上昇などの複合的な要因を報告し、生育環境を元に戻すのは不可能としていた。
 しかし、市は「群落再生を望む関係者らの声は強い」と約230万円かけ、同湾での移植を実施することを決定。初日は同会会員が底泥に水流を噴射して地下茎(直径1〜2センチ)約30本を採取した。13日は花が咲き続けていた地点と条件が似た3か所と、土壌改良をした1か所に移植する予定。

18/03/12

■消失のハス群落再生へ実証実験 琵琶湖の烏丸半島(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180312000142
 滋賀県草津市は12日、2016年夏に烏丸半島周辺で消失したハス群落の再生に向けた実証実験を始めた。残存するハスの地下茎を、半島東側の赤野井湾に移植して生育状況を調べる。
 実験は、かつてハスが群生していた同湾に4平方メートルと2平方メートルの区画4カ所を設け、近くに残存する地下茎を移植。今年の夏まで、根の張りや芽吹きなどを観察する。半島にある水生植物公園みずの森(下物町)でも地下茎を鉢で育てる。
 12日は数十センチ〜3メートルほどの地下茎約30本を2地点で採取した。移植作業は13日に行い、4カ所の地中約50センチに埋める。調査は大学教員らでつくる「滋賀自然環境研究会」(代表・小林圭介滋賀県立大名誉教授)に委託する。
 市が昨年3〜4月に同会に委託し実施した現地調査では、ハス消滅の要因として粘土層の消失や地中のメタンガス濃度の上昇など複合的な要因が挙げられた。市環境課は「約1年がたち、環境がどのように変化したか確認したい」としている。

■ココリコ田中「20万あるため池の水、全部抜きたい」(ナリナリドットコム)http://www.narinari.com/Nd/20180348518.html
Written by Narinari.com編集部
一般社団法人デジタルメディア協会は3月12日、優秀なデジタルコンテンツの制作者を表彰する「デジタルコンテンツ・オブ・ジ・イヤー '17 第23回AMDアワード」の授賞式を開催。テレビ東京の人気番組「池の水ぜんぶ抜く大作戦」が審査員特別賞を受賞し、同番組で司会を務めるココリコ・田中直樹が登場した。
「池の水ぜんぶ抜く大作戦」は、2017年1月から不定期に放送してきた番組で、その名の通り、ただ池の水を抜いて様々なものを発見しようという番組。地域の人々も巻き込みながら外来魚の駆除や環境保全につながる内容が好評で、自治体などからの問い合わせが多数寄せられているという。この4月からは月1回のレギュラー化が決定した。
番組にはつなぎ姿で出演しているが、この日の田中はスーツ姿で登場。神妙な面持ちで「最初に番組の話をもらったときには、紙1枚の企画書で『池の水を抜くだけの2時間番組です』と言われて(驚いた)」と当時を振り返り会場を笑わせた。そして「(水を)抜いてみないと何が出てくるかわからない。現場にいる出演者、スタッフ、地元の人が一緒にその体験をするというライブ感」が番組の魅力と語る。
この番組ではたびたび外来魚の大量捕獲や希少在来種の保護に成功しているが、この点について、田中は「外来魚は自分からやってきているのではなく、誰かが連れてきているもの。外来魚に悪意はない。これをどう受け止めていくか、どう視聴者に伝えていくかがこれから番組のテーマでは」と語り、さらに「全国には20万のため池があると聞く。これから全部抜いていきたい」と意欲を示した。
また、番組にもたびたび登場する番組プロデューサーの“伊藤P”こと伊藤隆行氏は、「最初はただ面白がって水を抜いてみたのだが、そこには“想定外”しかなかった。見たことのない世界がそこにはあった。池には呼んでないのに2000人くらいの人が集まり、多くの方に支えてもらっている。これからのテレビは作り物だけではなく“想定外”を武器に思い切って制作していければ」と語った。
ちなみに、この日のアワードで司会を務めたTBSの山形純菜アナウンサーからは「他局ですが、この番組大好きです。これからどんどん池の水抜いてくださいね」と声をかけられる場面も。これに田中は「ぜひコラボできれば」と応えていた。

■「生まれて初めて釣った」 新宮港で74センチのヒラメ 新宮市徐福の平野さん(紀州新聞ネット版)http://www.kinan-newspaper.jp/?p=13914
photo[3] 新宮市徐福在住の平野みほさんは10日、新宮港で体長74センチ、重さ4・7キロのヒラメを釣り上げた。狙った獲物とは違ったが、人生初の釣果に喜びの表情を浮かべていた。
 この日、平野さんはアオリイカ狙いで釣りに出掛け、アジをエサに2号のハリスで浮き釣りをしていたところ、すさまじい力に竿(さお)が持っていかれたという。タモ(網)で竿をすくい上げるとまだ強く引いており、近くにいた釣り人たちに協力してもらいながら釣り上げた。
 巨大なヒラメに平野さんは自身のクーラーボックスには到底入らないと心配するほど。「生まれて初めてヒラメを釣った。すごく重くてびっくりした。皆さんに助けてもらった。イカ釣りに来て、こんな大物が釣れるとは思いもしなかった。うれしい。まだドキドキしている」とコメント。
 釣り好きで船釣り専門の夫・忠夫さんの影響で釣りをはじめた平野さん。現在、釣歴40年のベテラン。夫婦で市内徐福のホテル光洋インを営んでおり、仕事の合間を見て釣りに出掛けている。平野さんは「商売をしているので普段は忙しく、いろいろ考えごとも多いが、釣りをしているときは無になれる。ストレスもなくなるので本当に釣りが大好き」と語った。1か月ぶりの釣りで掛かった大物に興奮が冷めやらない様子の平野さんは「今からもう一度行ってきます」と笑顔で語った。ヒラメはホテルの食事で出す予定だという。

■450キロクロマグロ、715万円で落札 勝浦漁港、最重量の水揚げ(産経ニュース)http://www.sankei.com/photo/story/news/180312/sty1803120011-n1.html
 生鮮マグロの水揚げ量が国内有数の和歌山県那智勝浦町・勝浦漁港で12日、体長2・74メートル、重さ450キロのクロマグロが水揚げされた。和歌山県漁業協同組合連合会の勝浦市場によると、1949年の市場開設以来、最重量という。地元の仲買業者が1キロ当たり1万5900円の約715万円で落札した。
 宮崎県のはえ縄漁船漁安丸(19トン、8人乗り組み)が勝浦漁港から南に約555キロの小笠原諸島西側海域で9日午後6時ごろ、1時間近くかけて釣り上げた。船長の大橋勇次さん(47)は「縄をにぎった感触でクロマグロだと分かったが、ここまで大きいとは。幻を見ているようで興奮して眠れなかった」と喜んだ。
 勝浦漁港で昨年3月に水揚げされた体長2・82メートル、重さ446キロのクロマグロより体長はやや短いが、最重量のサイズだった。

■大津港で初代「うみのこ」引退式 53万人の思い出乗せて最後の出航(びわ湖大津経済新聞)https://biwako-otsu.keizai.biz/headline/1356/
 「うみのこ」は、県内の小学5年生が乗船し、環境学習をすることを目的に1983年(昭和58年)に就航。1泊2日の日程で琵琶湖に住む生き物の調査や船からの竹生島や琵琶湖大橋などの見学、長浜でのウォークラリーなどを通して琵琶湖や滋賀県について学ぶ「びわ湖フローティングスクール」を実施。3月9日の最終航海までに53万9878人の児童が乗船した。就航から35年たち、老朽化を理由に2018年度から新しい「うみのこ」が就航することが決まった。
 セレモニーに先立ち、午前中に「お別れ見学会」を行った。1927人が船内を見学して「うみのこ」との別れを惜しんだ。草津市から来た家族は「親は30年前に乗船し、子どもは昨年乗船した。夜に友だちと話をした思い出の部屋は今も変わっていなかった。きれいに掃除して、メンテナンスしてくれたおかげ。引退するのは寂しい」と振り返る。
 「うみのこ」には「交換交流活動」という学習目的もあり、他校の児童と一緒に乗船する。びわ湖フローティングスクール所長の青木正士さんは「1泊2日を船の上で過ごすことで、他校の子と仲良くなり、共に学び合ってほしいと、就航時から複数校乗船にしている。一緒に乗船した子どもたちが中学、高校で再会し、仲良くなるきっかけにもなった」と話す。
 引退セレモニーには、10歳から46歳の各年代から抽選で選ばれた乗船経験がある45人が参加。うみのこの就航歌「希望の船」の斉唱、三日月大造滋賀県知事のあいさつの後、今年乗船した小学5年生の北條陽菜さん、高校1年の馬場真衣さん、43歳の糸井良太さんの乗船経験者3人が思い出を語った。
 1985年(昭和60年)に乗船したという糸井さんは「今は東京に住んでいるが、うみのこの引退と聞き駆け付けた。『隣の学校の子と一緒に大きな船に乗る』と聞いた時は、ワクワクしたのを覚えている。手作りの名刺を作って、交換した人と文通も行った。うみのこはかけがえのない思い出を残してくれた」と振り返った。当時、糸井さんと一緒にうみのこに乗船した滋賀県議会議員の成田政隆さんは「当時は糸井君と別の小学校に通っていて、2年後に同じ中学になった。うみのこに乗ったという同じ思い出が、皆をつないでくれた」と話す。「糸井君のセレモニー出席はフェイスブックで知った」と再会を喜び合った。
 親子で乗船したという人も多く、湖南市在住の一宮晶子さんは「私が1期生として乗船して、子どもが最終年度に乗船した。当時は写真もあまりなかったが、子どもの時は乗船中にインターネットで写真を見ることができた。子どもたちと同じ話題で盛り上がれるのがいい」と話す。
 船内を見学し、「うみのこ」の思い出を寄せ書きを行った参加者たちは、出航する「うみのこ」を見送り、別れを告げた。
 新船「うみのこ」の就航は5月を予定する。

■真珠養殖棚、琵琶湖に整然と 淡い色に育ち、女性を魅了(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180312000071
 大きな琵琶湖にくっつく小さな内湖。空から見ると、養殖棚が整然と並ぶ。淡い色の真珠が自然に抱かれて育つ。そして、女性を魅了する。
 滋賀県草津市志那町の平湖。酒井京子さんが父から継いだ養殖業を今も続けている。同市や近江八幡市などで育った琵琶湖の淡水真珠はかつて海外に盛んに輸出された。1980年代、貝の成育不良で生産量は激減した。
 それでも酒井さんが続けてきたのには理由がある。環境がよかったころ、自ら初めて仕込んだ真珠の美しさに引き込まれた。「再現したい」という気持ちが支えになっている。
 神保真珠商店(大津市中央3丁目)は酒井さんの真珠を扱う。店長の杉山知子さん(43)も琵琶湖の真珠に引きつけられた一人だ。シンプルなデザインの商品を洗練された店舗やウェブサイトで提案。客層を広げている。「すごい魅力があるんです」
 その証拠に、同店には女性客が次々と訪れる。真珠を見つめる瞳も輝いていた。

■琵琶湖の学習船初代「うみのこ」引退セレモニー(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/180312/rgn1803120033-n1.html
 老朽化のため、今年度で現役を退く琵琶湖の学習船「うみのこ」の引退セレモニーが11日、大津港(大津市浜大津)で開かれた。35年にわたり、県内の小学生らを乗せてきた船の最後の姿を一目見ようと、かつて乗船した多くの人が訪れ、別れを惜しんだ。
 うみのこは昭和58年に就航。県内の小学生が乗船、宿泊しながら、郷土や対人関係などについて学んだ。これまで約54万人の児童が乗船し、他の小学校の児童と乗り合わせることから、交流の場としても親しまれてきた。
 セレモニーには、乗船経験者から公募で選ばれた約50人が参加したほか、三日月大造知事らも駆けつけた。三日月知事は「私たちの誇り。心から感謝したい」とあいさつした。
 昭和60年に乗船した東京都の公務員、糸井良太さん(43)は「他の学校の子と交流したり、素晴らしい経験ができた。うみのこは故郷の自慢であり宝。かけがえのない思い出を残してくれた」と語った。
 参加者らは同船の周航歌「希望の船」を合唱したほか、船内を見学してうみのこへのメッセージを寄せ書きした。セレモニー前に行われた見学会にも1927人の来場者が訪れた。
 初代はこの日で見納めとなるが、2代目「うみのこ」は5月に就航予定。セレモニーに参加した東近江市のパート従業員、川副菜津貴さん(29)は「一緒に乗船した他の学校の子とは、今でも友達。大事な縁を作ってくれた。これからも滋賀の良さを子供たちに伝えてほしい」と期待を寄せた。

■学習船「うみのこ」ありがとう 大津港で初代船、引退式(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180312/CK2018031202000007.html
 琵琶湖の学習船として県民に親しまれてきた「うみのこ」の引退セレモニーが十一日、大津市の大津港であった。県教委などの関係者ら七十人が出席し、三十五年間に通算五十三万人の児童を乗せた実績をたたえ、別れを告げた。
 船体には「うみのこ ありがとう」と書かれた布が掲げられ、船に向かって「琵琶湖周航の歌」を歌った。
 「三十五年間、ありがとう」と布に寄せ書きをした栗東市葉山小六年の野田瑠紫顕(るしあん)君(12)は「無事故でずっと頑張ってくれた。お疲れさまでした」と話した。
 うみのこは一九八三(昭和五十八)年、県の学習船として就航。県内すべての小学五年生が一泊二日の日程で乗船し、琵琶湖の環境などを学んできた。老朽化のため引退し、二代目のうみのこは五月から就航する。(成田嵩憲)

18/03/11

■琵琶湖の学習船に別れ告げる 大津で引退セレモニー(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180311000098
 琵琶湖の学習船として35年にわたって運航した初代「うみのこ」の引退セレモニーが11日、大津市の大津港で開かれた。小学5年の時に乗船した市民らが集まり「一生残る思い出をありがとう」と別れを告げた。
 公募で選ばれた市民ら約70人が参加し、学習時に歌う「湖の子周航歌」を斉唱した。今年1月に乗船した貴生川小5年北條陽菜さん(11)=甲賀市=が代表であいさつし、「船上で眺めた琵琶湖の大きさに心が温かくなった。湖と生きていると感じた」と語った。
 船には「ありがとう うみのこ」の幕が掛かった。セレモニー前の船内見学会に訪れた約1900人が「お疲れさま」「大好き」などと寄せ書きした。
 最後に市民が黄色やピンクのスカーフを振る中、うみのこが汽笛を鳴らして出港した。大津市出身の公務員糸井良太さん(43)=東京都北区=は「他校の児童と一緒に乗船してわくわくした。滋賀出身者と会うと、うみのこの話題になる」と懐かしんだ。
 うみのこは1983年に就航し、延べ53万人超の児童を乗せた。建造中の新船が体験学習を引き継ぐ。セレモニーは滋賀県教育委員会の主催。

■堀田真由 地元の琵琶湖でサラダパン愛(Daily Sports Online)https://www.daily.co.jp/gossip/2018/03/11/0011057663.shtml
 NHK連続テレビ小説「わろてんか」(月〜土曜、前8・00)に出演中の女優・堀田真由(19)が10日、故郷・滋賀県で行われた恒例「第63回びわ湖開き」に参加し、遊覧船の1日船長を務めた。
 中学時代に琵琶湖で体育祭のリレー練習を行った思い出を明かすなど、地元愛全開。たくあんのマヨネーズあえがはさまれた滋賀名物「サラダパン」の味を「おいしいです。私はサラダパンのTシャツも持ってます」と笑顔で力説した。

■堀田真由さん「サラダパン」お薦め 琵琶湖愛語る(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180311000023
 湖国に春本番と観光シーズンの到来を告げる「びわ湖開き」が大津市の琵琶湖で開かれた10日、春の扉を開くという「黄金の鍵」を琵琶湖に投げ入れた大役を務めた女優堀田真由さん(19)が、出身の滋賀への愛着や思い出などを語った。
 NHK連続テレビ小説「わろてんか」でヒロインの妹藤岡りんを熱演中の堀田さんは上京する高校1年まで県内で過ごしたという。
 遊覧船ミシガンの一日船長として鍵を投げ終えた後、船内で取材に応じた。学生時代はクラスメートたちと湖岸の砂浜を走った思い出を振り返り、「滋賀の人は琵琶湖を愛していて生活の一部のよう」と語った。お薦めの食は「サラダパン」を挙げ、関連グッズのTシャツを所持している逸話も披露。オートバイの免許を取得中で、実現できれば「気持ちよさそうな湖岸沿いを走ってみたい」と地元愛をにじませた。
 びわ湖開きでは、観光船やヨットなど35艇がミシガンとともに湖上パレードを盛り上げた。

■びわ湖一周ロングライド、ひこにゃんが激励 11日実施(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180311000049
 早春の湖岸を自転車で回るイベント「びわ湖一周ロングライド」開催前日の10日、参加者らが集う「サイクルフェスタ」がスタート地点となる彦根市松原町のホテル駐車場で開かれた。ひこにゃんも激励に駆けつけた。
 同ライド実行委員会の主催で7回目。11日は、北海道や鹿児島などから集まった約1600人が、160キロ〜40キロの3コースに分かれて湖岸を走る。
 フェスタは、前日受け付けに訪れた参加者に楽しんでもらおうと、軽食や自転車部品販売など15ブースが出店。ひこにゃんは彦根城や城下町のPRに登場した。サイクルジャージー姿の参加者らと記念撮影に応じ、翌日の走行を励ました。
 高校の同級生3人で参加する大阪府泉南市の会社員谷愛実さん(28)は「昨年も出場し、景色がきれいで坂がなく走りやすいので初心者を誘ってきた。3人そろって完走を目指します」と笑顔で話した。

■西川貴教さん、虹色に染まる 県観光キャンペーンイメージ画像を披露(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180311/CK2018031102000021.html
 七月から約半年間にわたる県観光キャンペーンを前に、県出身のミュージシャンで、滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さん(47)を起用したイメージ画像のお披露目が十日、大津市の大津港であった。
 キャッチコピーの「虹色の旅」に合わせ、西川さんは、髪の毛やネクタイ、ジャケットの裏地が虹模様。白を基調とした衣装のため、鮮やかな七色が目を引く。県は今後、全国でのPRに画像を活用していく方針。
 お披露目式では、三日月大造知事も虹模様のネクタイで登場し「虹のように色とりどりの魅力が、滋賀、琵琶湖にある。みんなで観光に来てもらえるよう盛り上げて全国に発信しよう」と語った。
 県は観光キャンペーン事業として、二〇一八年度予算案に一億三千四百万円を計上。歴史▽食▽遊び▽癒やし▽絶景などの観賞▽買い物▽アート−を柱に、魅力にあふれた観光をPRしていく。(成田嵩憲)

■春の訪れ、華やか船列 びわ湖開き(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180311/CK2018031102000019.html
 琵琶湖に春の訪れを告げる「第六十三回びわ湖開き」が十日、大津市の大津港沖であった。晴れ渡った空の下、観光船やモーターボートなど計三十五隻が湖上を巡った。
 観光船「ミシガン」には、NHK連続テレビ小説「わろてんか」に主人公の妹役で出演する女優の堀田真由さん(19)=県内出身=が一日船長として乗船。船長の帽子をかぶり、手を振って出発した。
 大津港沖では、春の扉を開くとの願いを込めた長さ一・七メートル、重さ六キロの「黄金の鍵」を湖面へ投げ入れ、三日月大造知事や越直美大津市長らとともに湖の安全を願った。
 堀田さんは乗船後、「歴史ある行事に参加できて、県民としても幸せ。ミシガンに乗るのは初めてで、帽子と手袋を着けると一気に身が引き締まる思いがした」と話していた。(成田嵩憲)

■髪まで虹色 旅PR(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20180310-OYTNT50170.html
◇ポスターに西川さん起用
 県などが7〜12月に開催する大型観光キャンペーン「虹色の旅へ。滋賀・びわ湖」をPRするイメージ画像(メインビジュアル)が10日公開された。県出身のミュージシャンで、滋賀ふるさと観光大使を務める西川貴教さんを起用。“虹色”の装いで登場するポスターの除幕が行われた。
 キャンペーンは、県や観光協会などが連携して繰り広げる。県内の観光資源を琵琶湖とその周辺でよく見られるという虹をキーワードに、首都圏を始めとする各地にアピールして観光入り込み客数5100万人を目指す。
 昨年10月から展開してきたプレキャンペーン「日本遺産 滋賀・びわ湖 水の文化ぐるっと博」が3月末で終了することを記念した式典が、大津市の大津港で開かれたことに合わせて披露され、三日月知事らが除幕した。
 西川さんの髪やネクタイ、ジャケットの裏まで虹色にそろえた姿は誰もが注目するようなビジュアルで、今後はパンフレットや広告などに使用される。

■春の訪れ「黄金の鍵」(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20180310-OYTNT50152.html?from=ycont_top_txt
◇びわ湖開き 堀田さん投げ入れる
 琵琶湖に春の観光シーズンの幕開けを告げる「びわ湖開き」が10日、大津市の大津港沖であり、観光船など35隻による湖上パレードが行われた。
 観光客らの安全祈願や水の恵みに感謝する湖国の風物詩で63回目を迎えた。
 同市柳が崎のびわ湖大津館であった開会式では、県出身でNHK連続テレビ小説「わろてんか」にヒロインの妹役で出演中の女優堀田真由さん(19)を観光船「ミシガン」の一日船長に任命。その後、船で湖上に出ると、「春の扉を開く」とされる黄金の鍵(長さ約1・7メートル)を湖に投げ入れた。
 堀田さんは高校1年まで県内で過ごし、琵琶湖は身近な存在だったという。古里の魅力について聞かれると、「何もないと言われることが多いですが、古都を連想させる町並み、おいしい食べ物などがたくさんある。多くの人に知ってほしい」と話していた。

■湖照らすたいまつ(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20180310-OYTNT50168.html
◇大津で火まつり
 大津市の琵琶湖岸4か所で10日夜、ヨシで作ったたいまつ計約250本に火がともされ、湖面を赤く染めた。
 生き物の生息場所や、水質保全に役立っているヨシへの理解を深め、環境保護への意識を高めてもらおうと毎年行われている。今年は堅田、雄琴、膳所、晴嵐の4地域で各実行委員会が主催した。
 膳所地域では、同市の大津湖岸なぎさ公園サンシャインビーチで火まつりを実施。手作りのヨシのたいまつ100本を地元住民らが湖岸に数メートル間隔で一列に並べ、午後7時に一斉に点火した=写真=。幻想的な光景に集まった人たちは見入っていた。

■黄金の鍵で春の扉開く びわ湖開き(asahi.com滋賀)https://www.asahi.com/articles/ASL3B415WL3BPTJB004.html
 湖国に春の訪れを告げる「びわ湖開き」(びわ湖大津観光協会など主催)が10日、大津市の大津港などであった。市民ら約1千人が参加し、春の到来と琵琶湖観光の幕開けを祝った。
 NHK連続テレビ小説「わろてんか」に出演している県出身の俳優堀田真由さん(19)が大型観光船ミシガンの一日船長を務め、春の扉を開くという「黄金の鍵」(長さ約170センチ)を船上から落とし、観光客の安全を願った。
 大型観光船ビアンカや、モーターボートなど約35隻が参加したパレードもあった。ビアンカに家族と乗船した小学3年生の徳本脩真君(9)は、昨年シンガポールから大津市内に引っ越したばかり。「思ったよりも琵琶湖が広くて、黄金の鍵も大きかった。また船に乗って琵琶湖で遊びたい」と満面の笑みを見せた。(北川サイラ)

18/03/10

■知事選「早期に候補擁立」 共産が滋賀県党会議(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180310000124
 共産党滋賀県委員会は10日、定期大会の県党会議を近江八幡市内で開いた。6月の県知事選に向けて石黒良治委員長が「早期に候補者を擁立し、勝利を目指して全力を尽くす」と県政転換に向けた決意を語った。
 国政選挙で野党共闘に取り組む中、党として情報発信を高めようと、初めて一部を公開した。党員ら約200人が出席した。
 石黒委員長は、知事選への立候補を表明している三日月大造知事の県政運営について「滋賀国体の施設整備費は巨額で大戸川ダムの凍結見直しに道を開いた。自民党政治に追随している」と批判。党と労働組合で構成する「明るい滋賀県政をつくる会」が対立候補擁立を目指しており、「県民本位の県政を実現する」と力を込めた。
 活動方針も決め、来年春の統一地方選では県議選で5議席以上獲得を目指す。来夏の参院選を野党共闘で戦い、県内で12万6千の比例得票を目標に掲げた。憲法9条改正に反対する署名運動を県内で広げるとした。

■堀田真由が故郷で「びわ湖開き」の一日船長「滋賀県は何もないと思われがちですが…」(スポーツ報知ネット版)http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180310-OHT1T50107.html
 滋賀県大津市の琵琶湖で10日、春の訪れと観光シーズンの幕開けを告げる「びわ湖開き」が行われ、35隻の船が湖上をパレードした。
 NHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」(月〜土曜・前8時)にヒロインの妹・藤岡りん役で出演している女優・堀田真由(19)が、大型観光船「ミシガン」の一日船長を務めた。
 「びわ湖開き」は今年で63回目。滋賀出身の堀田は「歴史ある行事に一日船長として参加させていただき、大変光栄。滋賀県には何もないとか思われがちですが、お祭りも盛んな地域もありますし、全国的にはまだ知られていないご当地グルメもあったりと、県外の方も一日中遊べるような魅力もあるので、ぜひ多くの方にお越しいただきたいです」とPRした。
 「わろてんか」は先頃、収録を終えたばかりだが、堀田は最終週(26〜31日放送分)に再登場する。「戦争が激しくなってきて、姉のてんちゃん(葵わかな)たちが滋賀に疎開するのですが、私はそこで迎え入れる役。久しぶりの姉との再会シーンでしたし、戦後どうやって皆が立ち直っていくかにもご注目ください」と話した。

■びわ湖開き 「春の扉」開く黄金の鍵をりん≠ニして投下(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/180310/wst1803100027-n1.html
 滋賀に春の訪れと湖上観光シーズンの幕開けを告げる「びわ湖開き」が10日、大津市の大津港一帯で開かれ、観光船などが琵琶湖をパレードした。
 63回目を迎える恒例行事。開会式の後、大型観光船「ミシガン」などの船が隊列を組んでゆっくりと湖面を進み、湖上の安全を祈願した。
 一日船長として、NHK連続テレビ小説「わろてんか」に出演中の女優、堀田真由(まゆ)さん(19)が黄金の鍵を湖に投げ入れ、“春の扉”を開いた。

■「びわ湖開き」春告げる 堀田真由さん一日船長(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180310000046
 湖国に本格的な春の訪れを告げる「びわ湖開き」が10日、大津市の大津港と周辺の琵琶湖一帯であった。NHK連続テレビ小説「わろてんか」に出演中の女優堀田真由さん(19)=滋賀県出身=が遊覧船ミシガンの一日船長を務め、春の扉を開くという「黄金の鍵」を琵琶湖に投げ入れた。
 湖上観光の幕開けに合わせ、観光客らの安全を願う恒例行事で、びわ湖大津観光協会などが毎年主催している。
 春めいた陽光の下、ミシガンは午前10時すぎに柳が崎湖畔公園港を出発。沖合約1・5キロに到着すると、船長帽姿の堀田さんは、大津市の越直美市長らと長さ1・7メートル、重さ6キロの鍵をきらめく水面に投下し、水の恵みに感謝した。
 大津港では滋賀県が7〜12月に県内各地で展開する大型観光キャンペーンのPRイベントも開催され、滋賀ふるさと観光大使の歌手西川貴教さんを起用した広告物がお披露目された。

18/03/09

■琵琶湖産アユ、放流シェア過去最低17% 記録的不漁で(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180309000029
 全国の河川に放流されるアユのうち、琵琶湖産が占める割合が、2017年度に過去最低の17%に低下したことが全国内水面漁業協同組合連合会(東京都)のまとめで分かった。近年は20%台で推移していたが、16年末からの記録的な不漁が影響した。今季は漁獲量に回復傾向がみられており、県は資源確保の取り組みなどをPRすることで湖産アユの復権を目指す。
 県などによると、釣り客向けなどで放流される湖産アユのシェアは、1979年度には75%を占めていたが、冷水病の影響や人工ふ化させたアユの増加などで年々低下。一方で、闘争心の強さから釣りに適していることや、生存率の高さ、味の良さなどから人気も根強く、この5年は24〜21%で推移していた。
 しかし、昨年は活アユの漁獲量が4月下旬でも例年の10分の1以下と記録的な不漁に見舞われた。そのため、稚魚を肥育する養殖業者からの注文量をまかないきれなかったという。
 県漁連によると、今季の漁獲量は前季より改善傾向にあり、春以降の漁獲に懸念は残るものの、放流向けのアユの注文量はまかなえる見通しという。
 県は来季以降の資源確保のため、産卵環境を整えた人工河川を通じた琵琶湖への放流量を増やす新年度当初予算案を計上。放流量の増強は2年連続となり、県は「琵琶湖産のシェアが増えれば、生産額の増加にもつながる。安定的に供給できるよう、資源対策に取り組んでいることを積極的にPRしていきたい」としている。

■フェイクニュースを拡散するのはTwitterボットではなく普通の人と判明(GIGAZINE)https://gigazine.net/news/20180309-spread-true-false-news/
内容に根拠がなかったりまったくのデタラメだったりするいわゆる「フェイクニュース」は、インターネットを通じて爆発的に拡散することで知られていますが、フェイクニュースが拡散する原因はTwitterなどで自動ツイートを行うボットではなく、普通の人間であることが判明しています。
The spread of true and false news online | Science>http://science.sciencemag.org/content/359/6380/1146>Scientists prove that truth is no match for fiction on Twitter | Technology | The Guardian>https://www.theguardian.com/technology/2018/mar/08/scientists-truth-fiction-twitter-bots
MITのシナン・アラル教授たちの研究チームが、フェイクニュースが拡散するメカニズムを調べるため、2006年から2017年までにTwitterでのべ450万回以上ツイート(リツイート)された12万5000以上のストーリーを調査しました。その結果、フェイクニュースの上位1%は1000人から10万人に拡散したのに対して、真実(事実)のツイートは1000人以上に拡散することはほとんどないことが分かったとのこと。つまり、真実の情報よりも間違った情報の方がよりツイートされ拡散しやすいことがわかったというわけです。
拡散しやすさは拡散スピードにも表れていることが明らかになっています。調査では、1500人のユーザーに拡散するスピードは、真実のツイートは偽のツイートの6倍長い時間がかかることが分かりました。そして、ツイートがツイートを呼ぶ数珠つなぎの複層化現象についても、真実のツイートが10層に到達するのにかかる時間は偽のツイートの20倍長いことがわかったそうです。
なぜ人間がフェイクニュースを拡散してしまいやすいのかの原因について、研究者たちは「目新しさへの欲求」だと考えています。そして、新奇性のある情報を知っていることや情報源へのアクセスを持つという事実が、ネット上でのステータスになっている可能性が指摘されています。なお、真実よりも拡散しやすいフェイクニュースの中でも「政治」のテーマが最も拡散しやすいことも判明しています。政治のフェイクニュースは、テロリズム、自然災害、科学、経済、都市伝説がテーマのフェイクニュースよりもはるかに拡散しやすいそうです。
一般的にフェイクニュースがTwitterで拡散する問題では、偽の情報を自動でつぶやく「ボット」が大きな影響を与えているという指摘がありました。今回の研究では、ボットは偽の情報も真実の情報であっても、拡散に与える寄与度は同程度だということがわかったとのこと。つまり、ボットは偽の情報も真実の情報も同じ程度に拡散するというわけです。さらに、膨大なツイートの中からボットがつぶやいたものを除外した状態でも検証が行われており、ボットありとボットなしでフェイクニュースの拡散に与える影響度は大きくないことがわかったとのこと。以上の結果から、偽の情報が真実の情報よりも早く拡散するのは、人間が偽の情報を拡散しやすいからと推察されています。
フェイクニュースの拡散に人間の寄与度が高いという結論は、フェイクニュース拡散問題への対策にも役立つ可能性があります。従来はフェイクニュースを自動ツイートするボットの封じ込めに力点が置かれていましたが、今後は過った情報がそれ以上、拡散していくのを阻止するために、「事実ではない」というラベリングや事実ではないと指摘を出すことを奨励することが求められそうです。

■Twitterで人は真実よりうそを早く、多くシェアする──MIT論文(ITmediaニュース)http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1803/09/news073.html
[佐藤由紀子,ITmedia]
 虚偽ニュースはTwitter上で真実よりも早く、広く拡散していく──。米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らは3月9日(現地時間)に学術誌「Science」で発表した論文でそう指摘する。
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 また、botよりも人間の方が虚偽ニュース拡散で大きな役割を果たしているとも指摘する。
 この論文は、2006年〜2017年にツイートおよびRT(リツイート)された虚偽/真実と検証済みのニュース記事の差分拡散を調査した結果をまとめたもの。対象としたデータは、約300万人が450万回以上ツイートした、約12万6000件の「カスケード」(オリジナルツイートとそれに続くRTのまとまり)で構成される。
 これらのツイートを、6つのファクトチェック団体が真実か虚偽かを検証したものに分け、それぞれの拡散について追跡した。
 虚偽ニュースは、オリジナルは少なくても、そのRTの連鎖が数万人に届く傾向がある。一方、真実ニュースは1600人以上に届くことはなかった。また、真実ニュースが1500人に届くには、虚偽ニュースの6倍時間がかかった。全体的に、虚偽ニュースは真実ニュースより70%多くRTされる。
 下のグラフは、縦軸に時間、横軸にユーザー数をとった、RT連鎖が拡散する速度を示すものだ。緑が真実ニュースのRT連鎖を、赤は虚偽ニュースのRT連鎖を表す。真実ニュースは1600人までで拡散が止まり、虚偽ニュースは4万7000人に届いた。
 この調査では、最初はbotによるツイートは排除していたが、後から追加したところ、botによるRTは虚偽と真実がほぼ同数だった。つまり、虚偽ニュースを真実より多くRTしていたのは人間だったということになる。
 研究者らはこの結果から、虚偽ニュース対策は、botの削除に焦点を当てるのではなく、人間に虚偽ニュース拡散を思いとどまらせるためのラベリングやインセンティブなどの行動介入に注力する必要があると指摘する。

■誤情報は20倍速く拡散 ツイッターの投稿分析(47NEWS)https://this.kiji.is/344555627701453921?c=39546741839462401
 【ワシントン共同】インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」では、誤った内容のニュースは正しいニュースよりも20倍速く、より広く拡散するとの調査結果を、米マサチューセッツ工科大(MIT)のチームが9日付米科学誌サイエンスに発表した。誤りの情報の方が「目新しい」と感じることが多く、うわさになりやすいことが原因とみている。
 米国では、2016年の大統領選で裏付けのない多くの情報がネット上で飛び交い、当選したトランプ大統領も意図的に誤った発言をするなどして、誤った情報が社会に与える影響が問題となっている。

■<ツイッター>デマは真実より1.7倍「RT」 MIT調査(BIGLOBEニュース)https://news.biglobe.ne.jp/trend/0309/mai_180309_3428981527.html
 米マサチューセッツ工科大の研究チームは、短文投稿サイト「ツイッター」で発信された情報約12万6000件を分析し、デマは真実より1.7倍リツイート(転載)で拡散し、一定数に6倍速く達していたとの調査結果を、9日付の米科学誌サイエンスに発表した。偽情報は目新しく感じられ、接した人が驚きや恐れ、嫌悪感などを抱いて情報の共有を求めがちになるとみられる。研究者は「デマの流布に関する心理解明につながる」と話している。
 チームは2006〜17年の英文投稿のうち、延べ300万人が計450万回以上話題にしたニュース、うわさ、主張など計約12万6000件を分析。独立した六つのファクトチェック団体の判定に基づいて真偽を分類し、それぞれの情報が拡散した様子を追跡した。
 その結果、デマがリツイートされた割合は、ツイッター利用歴やフォロワー数に関わらず、真実の1.7倍だった。1500人が拡散するまでの時間は真実の6分の1だった。
 無作為抽出した書き込みも解析。デマには驚きや恐れなどの感情を表す割合が高かった。一方、真実へは悲しみや不安、喜び、信頼などを示す傾向が見られたという。
 広がりやすいデマの分野は、政治▽都市伝説▽ビジネス▽テロと戦争▽科学技術▽エンターテインメント▽自然災害−−の順。12年と16年の米大統領選や、14年のロシアによるウクライナ・クリミア半島強制編入の時期に特に増えていた。【阿部周一】(毎日新聞)

18/03/08

■波乱含みの湖国政界と迫る知事選(13)(滋賀報知新聞ネット版)
=「参院選は厳しい選挙に」上野・自民県連会長に聞く=
 【全県】 自民党県連は先月25日、役員会・選対合同会議を開き、2期目の出馬意向を表明している三日月大造知事を支援することを決定し、独自の候補者擁立を見送った。前回の知事選では、独自候補を担いだ同党だが、今回は一変して政治団体「チームしが」と事実上の相乗りになった。そこで、上野賢一郎・同党県連会長(衆院議員)に、6月の知事選や来春の統一地方選などの取り組みを聞いた。(石川政実)
 ―先月は長浜市長選や愛荘町長選で、自民と公明が推薦した現職や新人が勝って、今年も幸先よいスタートとなったが、来春の統一地方選の取り組みは。
 上野 県議会の定数は44議席だが、最低でも過半数の23議席(現有20議席)以上が目標だ。このため自民空白区になっている高島市と米原市でも候補者を擁立したい。また、この6月に知事選と一緒に行われる大津市と東近江市・日野町・愛荘町選挙区の県議補選(改選数=各1人)も重要であり、現在、候補者選考を急いでいる。
 ―先月25日の自民党県連の役員会・選対合同会議で、再選を目指す三日月知事を支援することを自民党県連は決めたが、統一地方選に好影響が出るか。
 上野 われわれは例えば県議選でも、候補者を公認や推薦して戦っており、そう大きな影響はない。
 ―来夏の参院選は。
 上野 公明党と一緒に二之湯武史さんの現有議席を死守していく。
 ただ昨年の衆院選での滋賀の比例得票でも明らかなように、野党が候補者を一本化すれば厳しい選挙になるのは必至であり、油断せずに取り組んでいきたい。
 また党員が昨年12月で1万人にまで回復したが、地域にばらつきがあり、これらを拡充しながら党員を増やし、参院選へ弾みをつける。
 ―三日月さんを支援したのは、勝てる候補者がなかったからか。
 上野 そうではなくて、三日月県政になってお互いに一致できる面がたくさん出てきたためだ。国や市町との関係も、前知事(嘉田由紀子氏)の県政から大きく転換した。政策的にもおおむね一致できるのであれば、ことさら選挙をする必要がない。
 国体施設整備や琵琶湖保全再生法に基づく施策など、まだスタートしたばかりの事業があり、これからも取り組みを注視していく。
 大戸川ダムについて、三日月さんは2月県議会で前向きな答弁を行ったが、その他のインフラ整備も国交省や関係する省庁とコンタクトをとる一方、経済政策においても中小企業支援とか、ジェトロ(日本貿易振興機構)の情報センター開設に伴う海外戦略とかで国との共同歩調に努めている。
 ―国との関係はそれほど改善されたのか。
 上野 例えば県の土木交通部長は、嘉田さんの時なら自論のダムだけに頼らない流域治水の推進のため、国土交通省から来ている部長を全部帰らせたが、現在の池口正晃部長は国から来ている。これを見ても明らかだ。
 ―そうなると大戸川ダムの布石はすでに昨年4月から敷かれていたことになってくる。
(連載終わり)

■イーゴス108 ベトナムで光(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20180307-OYTNT50268.html
◇守山で写真展 岡本さん 解体前から撮影
 かつて琵琶湖大橋西詰の総合レジャー施設内にあり、108メートルの高さを誇った観覧車「イーゴス108」をテーマにした写真展が、JR守山駅の駅前総合案内所で開かれている。ベトナム・ダナンのリゾート地で活躍している現在の姿も見ることができる。11日まで。
 観覧車は1992年に「世界最大級」をうたって登場し、「すごーい」の逆読みを愛称に親しまれた。2001年の閉園後も保守点検は続けられ、ベトナムでの再建が決まり13年に解体された。
 写真展は「海を渡ったイーゴス108」と題し開催。元大津市真野支所長の写真家岡本光夫さん(67)(守山市)が、12年から約2年間、解体までの様子を撮影し続けた。16年2月に実際にダナンへ渡って撮ったものも含めて約40点を展示している。
 解体作業員がさびついたボルトを手で外す様子や、ダナンで「サン・ホイール」の名で美しくよみがえった姿など、イーゴスの様々な顔をとらえる。岡本さんは「イーゴスは私にとって相棒。解体後も気がかりで、現地では懐かしさがこみ上げた」と話している。
 無料。午前9時〜午後7時(11日は午後3時)。問い合わせは同案内所(077・514・3765)へ。

18/03/07

■琵琶湖の測定施設、完全撤去「不可能」 おもり湖底埋没で(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180307000208
 琵琶湖の水質監視のため滋賀県が3カ所に設置している水質自動測定施設の撤去について、県は7日の県議会予算特別委員会で、北湖2施設の完全な撤去は「事実上不可能」との見解を示した。水深が深く、湖上に浮かぶ施設を固定するおもりが湖底に埋没しているためで、県は漁業に支障がないよう、湖底に残すおもりを土砂や石で覆う方針だ。
 施設は南湖の大津市唐崎沖、北湖の同市南比良沖と高島市今津沖の3カ所。
 水質汚濁メカニズムの解明や水質保全施策立案のため、1990〜92年に総額約9億7800万円をかけて設置したが、調査項目の増加などから2005年度から順次休止していた。
 施設の老朽化に伴い、県は18年度一般会計当初予算案に撤去費2億3250万円を計上した。アユ漁が禁漁期間となる今秋に50日程度かけて撤去する予定。
 県によると、南湖の施設は水深5メートルの湖底に柱を立てて設置しているため撤去できるが、北湖の2施設はそれぞれ水深60メートル、90メートルの湖底に約250トンのおもりで固定しており、すべてを引き揚げられる台船がないという。施設をつなぐチェーンを水深約40メートル付近で切断し、おもりは湖底に残すことにした。
 県は漁網がおもりに引っかからないよう覆いをかぶせる方向で県漁連と調整している。佐野高典県議(自民党)は「県が全部撤去するのが本来の姿。支障が出ることは避けなければいけない」と注文をつけた。

■ガソリン値下がり3週連続 米で生産量最高&円高で(テレ朝news)http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000122354.html
 レギュラーガソリンの小売り価格は、3週続けて値下がりしました。
 資源エネルギー庁が発表した5日時点のレギュラーガソリンの小売り価格は、全国平均で1リットルあたり144円10銭で、前の週から30銭値下がりしました。灯油も2週連続で値下がりしました。アメリカでの原油生産量が調査開始以来、最高になったことと、円高が影響しました。元売り価格も引き下げ傾向にあり、石油情報センターでは、ガソリン価格は来週も小幅な値下がりを予想しています。

■レギュラーガソリン、前週比0.3円安の144.1円 3週連続の値下がり(Responce)https://response.jp/article/2018/03/07/306914.html
資源エネルギー庁が3月7日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月5日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は前週比0.3円安の144.1円で、3週連続の値下がりとなった。
地域別では北海道で0.8円、東北で0.5円、近畿で0.4円、関東と中国で0.3円、九州・沖縄で0.2円、中部と四国で0.1円、全エリアで値を下げた。またハイオクガソリンは0.3円安の154.8円、軽油は0.2円安の122.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月7日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は135.3円/リットル(前週比−0.9円)、ハイオクは145.5円/リットル(−0.6円)、軽油は110.1円/リットル(−2.0円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖のシジミ、縄文人も食べた 今では貴重品に(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180307000107
 「ほんまに情けないほど少ない。特にここ数年はひどい」。瀬田町漁協(大津市瀬田1丁目)の吉田守組合長(72)が船上でつぶやく。長さ8メートルほどの竹の先に付けた鉄枠の網で底をかく。網の重みで竹がしなるが、中身の大半は小石と貝殻。商品になるシジミは一かきで1、2個だ。
 同漁協の近くで見つかった粟津貝塚(縄文時代)が示すように、はるか昔から湖岸の人々の食を支えてきた琵琶湖のシジミ。マシジミと琵琶湖固有種のセタシジミの2種が知られ、最盛期の1950年代には2種で5千〜6千トンの漁獲を誇った。だが、水質や生息環境の変化で激減。2016年はわずか51トンだった。
 原因に挙げられるのが、砂利採取や河川からの流入減による湖底の砂地減少と、水草の繁茂だ。砂地はシジミの生息に欠かせず、水草はシジミのエサの植物プランクトンと競合する。吉田さんは「瀬田川に新しい堰(せき)ができてから、底の水が流れずに泥が動かない」とも指摘する。
昔から定番は「汁」
 「瀬田川のカッパ」と呼ばれるほど、幼い頃から水辺に親しんできた吉田さん。かつて、シジミは浅瀬で手を伸ばせばいくらでもとれ、食卓に欠かせなかった。「いいだしが出るし、酒が残らず寝覚めがいい」。定番はしじみ汁だという。
 粟津貝塚の発掘に携わった県文化財保護協会安土分室長の瀬口眞司さんによると、縄文時代の人々も土器でゆでてむき身にして、しじみ汁で食べていた可能性が高いという。ただ、当時は塩など調味料はなく「だしの味で食べていたのではないか」と推測する。
 瀬田町漁協のすぐ近くで、そば・一品料理の店「吾嬬(あづま)」を営む磯田定征さん(39)は現代のレシピについて「シジミは水から煮て、酒を足してうま味を出し、薄口しょうゆで味を整え、みそを加える。シジミは多めに使うとしっかりだしが出る」とアドバイスする。
 「吾嬬」では琵琶湖のシジミを使った新たな名物をつくろうと、15年12月からシジミのかき揚げを提供している。「自分が天ぷらをつくるのも食べるのも好きだったから」と笑う磯田さん。試行錯誤を重ね、炊いたシジミとタマネギ、ショウガ、ニンジンという組み合わせに至った。香ばしい衣と野菜の甘さ、シジミのうま味が口に広がる。シジミを炊いただしでつくる天つゆで食べれば、さらにうま味が増す。
稚貝の成長に期待
 磯田さんが使うシジミの多くは北湖産だ。縄文時代から親しまれた瀬田のシジミは今や貴重品となっている。それでも、吉田さんが引き上げた網には1センチ前後のシジミの稚貝がいくつも入っていた。商品サイズに成長するのに5年以上かかるという。吉田さんはふるいにかけて稚貝をより分け、期待を込めて水に戻す。「これがどれだけ大きく育ってくれるか」

■第3回 外来種の駆除を保全の目的にしてはならない理由(NATIONAL GEOGRAPHIC)http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/120700018/030200003/
鳥の研究に魅せられて、無人島で過酷な調査を行い、鳥の進化の妙に思いをはせ、ベストセラーをものす。そんなマルチな活躍を続ける注目の鳥類学者、川上和人さんの研究室に行ってみた! (文=川端裕人、写真=内海裕之)
 海鳥が、森を作る。
 海鳥が、海で魚やイカなどを食べて、陸上でフンをすることで、栄養となるリンや窒素を森にもたらす。川上さんの研究で、そんな物質循環のビジョンが見えてきた。
 そこで疑問に思うのは、こういった物質循環のありようが、森林にどのような変化を与えるのかということだ。海鳥がいるのといないのとでは、島の植物をはじめとする生き物の体を形づくる元素の「同位体比」が違うと前回書いた。ただ、それらは化学的には同じ物質だから、見た目も同じだ。もっと目に見える違いは出てくるのか。
 ぼくの素朴な疑問に対して、まず本当に目で見える大きな違いがあると川上さんは請け合った。
「これは、南硫黄島の近くの北硫黄島と比べるとすぐにわかります。人が住んで、ネズミが入って、ミズナギドリの仲間がいなくなった北硫黄島の森林って、もう見た目で南硫黄島の森林と違うんです。どんな違いだと思います?」
 海からの物質輸送があったほうが栄養豊かなのだろうから、それがない北硫黄島は森林が貧弱であるとか、そういう方向であろうとぼくは予測した。
 しかし、見事に外れた。「逆」なのである。
「海鳥がいて島中で繁殖すると、あたりを踏み荒らして、地面は荒れた状態になるんです。森の中も林床の植物がまばらになります。一方で、海鳥がいなくなると、栄養分は十分に蓄積されている状況で踏み荒らすやつらがいなくなって、植物がすごく育ちます。見た目としても、そっちのほうが豊かな森というふうに見えます。つまり、海鳥がいない方が豊かに見えちゃうってことなんです。我々も、南硫黄島の調査をすることではじめてそういう認識を得て、今では共通認識にはなってきていると思います。そういう目で見たら、たとえば、御蔵島には森の中でオオミズナギドリが繁殖しますけど、踏まれてあまり林床に植物がない状態ですからね」
 一見、豊かに見える森が「海鳥が絶滅したバージョン」で、オリジナルは、「踏み荒らされた」、つまり荒れて見えるものだったというのだから、大変な違いだ。これはおそらく、島の生態系についての考え方を大きく変えるものだ。知らなければ、ぼくたちは、まず「うっそうとした森」の方が豊かであり、かつ、オリジナルだというふうに想定しがちだからだ。川上さんたちが、南硫黄島での知見を得てから、あらためて他の島を見てみると、これまで原生の度合いが高いと思われていた森も、実はそれほどでもないと明らかになってきたケースがある。
「たとえば、母島の石門という場所です。母島はもちろん人が住んでるんですけども、そこはあまり人の手が入っていなくて、原生の状態が比較的残ってると言われてきたんですね。実際に、植物はそうなんですよ。戦前、母島は、皆伐されてサトウキビ畑にされたところが多かったわけで、今、島がまた森に覆われていても、そのほとんどは1回開発されてから回復した二次林です。でも、石門は森林がそのまま継続して残っていますから。では、生態系としてはどうかというと、僕から見ると変わってしまっていて、そもそも海鳥の一大繁殖地だったのに、それが取り除かれて、物質循環が変わっているんです。みんなが持っていたイメージと違うけれど、そういうことが分かってきています」
 そして、これはイメージの問題だけではなく、自然環境の保全にまつわる実務的な部分に大いに影響してくる。そういう意味でも重要な意味合いを持っている。
「保全って目標がないとしんどくて、本来の生態系がどうだったのかを知るのはそういう意味で大切です。例えば、生態系の回復プロジェクトとしてやっている聟島(むこじま)列島での実践を通して、外来のヤギを駆除するとどういう海鳥が戻ってくるか、ネズミを駆除するとどうかといったことが分かってきているんですけど、かといってすでに絶滅した種もいますし環境も変わってしまっているので完全に元通りには出来ません。だとしたら、そこに出来ている生態系がちゃんと本来持っていた機能が揃っていて、今、絶滅せずに残っている在来の生物たちが維持できるのであれば、次善の策としてオリジナルの状態でなくともいいと思うんですよね。でも、リファレンスとしてオリジナルを知らないと、目指すべき状態になっているのか判断できないですよね」
 リファレンスを得るというのはとても大事で、「生態系の機能」と言った時に、このあたりではどんな生き物がどんな役割を果たしていたのかということも分からなければ、計画すら立てられないということか。
 なお、生態系の保全や回復は、「絶滅危惧種の保護」とセットで語られることが多い。小笠原の絶滅危惧種には、鳥類ではメグロ、アカガシラカラスバト(愛称アカポッポ)、オガサワラノスリ、オガサワラヒメミズナギドリ、オガサワラカワラヒワなどがいる。これらのうち、メグロは川上さんが学生時代に研究していた原点の鳥で、オガサワラヒメミズナギドリは既に絶滅しているのではと心配されていたものを川上さんたちが2012年に再発見し、話題になった。
 絶滅危惧種が危機にある理由の1つには、島に入ってきたネズミやネコやヤギなどの「外来種」によって生息環境が変わってしまったり、捕食されたりしたことが挙げられる。考えてみたら、種としての絶滅ではなくとも島から海鳥がいなくなるのは、ローカルな個体群の絶滅には違いない。だから、絶滅危惧種を守り、生態系を守りたい時に、外来種は「絶対的な悪」に見えがちだ。しかし、川上さんの話では、外来生物が入った生態系も、目くじらを立てなくともよい場合がある前提で話が進んでいるのだった。
「外来生物を取り除くこと自体が目的になるのはダメだというふうに考えています」と川上さんは言った。
「ちょっと前まで、外来生物を取り除くこと自体が目的化していたところがあるんですけど、実はそれは単なる手段であって、手段として外来生物のコントロールをするんだという認識は共有できるようになって、悪夢のような時代は終わったと思います。もちろん、侵略性を発揮していない外来種は、そこまで手が回らないっていうのが一番大きいんですけどね。でも考えてみてください、絶滅してしまった生き物がいた生態系などでは、その機能を別の生き物に担ってもらわないと生態系の復元もできないんです。外来生物が在来種を脅かさずに新しい生態系の中で役割を担っているなら、それはよしとしなければならないことがありますね」
 川上さんはいみじくも「悪夢のような時代」と言った。生態系の保全や復元をする際、厄介者の外来生物を駆除すると、意外な副反応があり、別のひどいことが起きるような例が、これまで世界中で起きてきたからだ。
「昔はもう無我夢中で、例えば『とりあえずヤギが希少な植物を食べてるから問題だ。だからヤギを駆除しよう』っていうレベルでやっていたわけです。でも、実際にやってみると、ヤギがいなくなると生えてきたのは外来植物だったと。だから、今ではヤギを駆除するためには、先にその外来植物を駆除しなきゃいけないですとか。とはいえヤギが食べて裸地になったところはヤギを取り除いても元には戻らず、土壌が流出してしまいます。岩盤が露出して、もしも自然にまかせたら、新しい土壌ができて元に戻るまで数万年はかかるねって話になりますよね。その間に、土壌動物は生息地を失って絶滅していきます。だから今度は土壌流出を止める手立てが必要です。駆除をすると同時にやらなければならないことがたくさんあって、これまでは応急処置的に対応してきたんですが、今はどんな場合に何が起きるか、かなり見えてきているとは思います」
 小笠原のヤギは、外来種として駆除すべき対象であるわけだが、それにしても、駆除する前にこれだけのことを気にしなければならない。外来種をすべて排斥の対象として、生態系の中で機能を果たしているものを安易に駆除すれば、本来の目的だった在来生態系の保全が脅かされることすらある、というのがイメージできる。
 また、もう一例として、ネズミの駆除の話も印象的だった。かいつまんで言うと、小笠原の離島に入っている外来のネズミにはクマネズミとドブネズミがいる。どちらか片方が先に入ると、もう片方は入ってこない。この時にどっちに占有されるかによって、島の鳥たちの運命が変わる。クマネズミは木登りがうまく、木の上に巣を作る鳥も捕食してしまう。ドブネズミはそれほど木登りをしないので、樹上で営巣する鳥は生き残る。絶滅危惧種のオガサワラカワラヒワなどは、クマネズミがいる島からは消え、ドブネズミがいる島では残っていることが観察されている。では、オガサワラカワラヒワがいる島で、外来種であるドブネズミを駆除したらどうなるか。そこに、クマネズミがやってきて増えれば、ドブネズミを駆除したことをきっかけにカワラヒワが絶滅しかねない。防ぐためには、ドブネズミの駆除の後に、まわりの島からクマネズミが侵入しないようモニタリングするなど工夫が必要になる、などなど。
 結局、生態系の保全のためには、生態系の成り立ちと、ダイナミクスをより詳しく知ることが基本になるのだとよく分かる。

18/03/06

■琵琶湖岸に飲食店誘致へ 滋賀県、エリア限定で公募検討(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180306000062
 滋賀県は2018年度、琵琶湖岸で店舗開発に向けたエリアの選定調査をする。県管理の湖岸緑地の水辺にオープンカフェやレストランなどの誘致を目指す。琵琶湖の観光資源の価値に着目し、「エリア限定で湖岸を活用し、にぎわいを生み出したい」としている。
 県は昨年4月、琵琶湖岸の河川区域の占用許可基準を改正して民間施設の設置を認めており、今回のエリア選定で店舗誘致を進めたい考え。大津市が許可し、なぎさ公園に飲食店が立地する「なぎさのテラス」(同市打出浜)を参考にした。
 県は18年度当初予算案に「みどりとみずべの将来ビジョン作成事業」として2千万円を計上。琵琶湖岸の現状や地形を調べ、湖岸が立地する市町と協議した上で、目的別にエリア分けする。店舗誘致の対象となる「活用」、手を加えずに環境を守る「保全」、開発はせずレジャー利用などを進める「利用」の3種類を想定している。
 琵琶湖保全を基本とするため、「活用」のエリアは「ピンポイントで場所を絞る」(県都市計画課)。面積の関係で大型の商業施設は難しいことから、小規模な飲食店などを想定している。
 エリア選定を受け、早ければ19年度にも湖岸緑地に店舗を整備・運営する事業者を公募したい考え。同課は「琵琶湖の魅力を最大限に引き出して、触れ合う機会を増やしたい」と期待している。

■新「うみのこ」ラッピングカーに 琵琶湖学習船、滋賀県に寄贈(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180306000029
 5月の就航を目指して建造が進む琵琶湖の新学習船「うみのこ」のデザインを模したラッピングカーと、同船で使う顕微鏡などの教育備品が5日、県内企業から県に寄贈された。
 ラッピングカーは滋賀ダイハツ販売(栗東市)が贈った。軽自動車「ミライース」で、「うみのこ」と同じ白の本体に青と赤の線が入った色調。県のネーミングライツ制度を公用車として初めて採用し、「うみのこイース号」と名付けた。
 車両価格は100万円ほど。ラッピングカーにする費用や車両の初期登録費など35万円相当をダイハツ側が負担した。同制度の契約期間は4月から5年間。同社の後藤敬一社長は県庁玄関前であった寄贈式で「うみのこが子どもたちに愛され、思い出深い学びの場となることを願います」とあいさつした。
 教育備品は、「うみのこ」を組み立てるドックを貸している杢兵衛造船所(大津市)が寄贈。デジタル顕微鏡8台とデジタル水質測定器、電子オルガン、ホワイトボードなど計350万円相当で、県庁で目録を贈った同造船所の仲野薫社長は「子どもたちに琵琶湖の大切さを勉強してほしいとの思いから贈りました」と話した。

■琵琶湖の大観覧車、越で復活 滋賀、解体から再生記録(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180306000025
 かつての琵琶湖西岸のランドマークで、世界一の高さ(108メートル)を誇った大観覧車「イーゴス108」をテーマにした写真展が5日、滋賀県守山市梅田町の駅前総合案内所で始まった。営業停止後に解体され、ベトナムで再び動きだすまでを約40枚の写真で紹介している。
 「すごーい」をひっくり返した愛称のイーゴスは1992年にレジャー施設・びわ湖タワーで営業開始。最大で1日1万3千人を集客したが、景気低迷のあおりで2001年に同タワーは閉園した。取り壊しに多大な費用がかかるイーゴスはそのまま取り残された。
 営業停止後も、観覧車の復活を夢見た運営会社の元社長が定期点検を続けていたところ、ベトナム中部ダナンで再稼働する話が持ち上がった。13年秋から3カ月かけて解体され、現在は同国のレジャー施設で活躍している。
 写真展を開いたのは、元大津市役所真野支所長の岡本光夫さん(67)=守山市伊勢町。通勤時に、毎日琵琶湖大橋西詰のイーゴスを見つめてきたといい、解体の話が出始めた12年ごろから本格的に撮影を始めた。解体の様子を定点観測したほか、丁寧に手でボルトを外す作業員や、イーゴスのある日常も写し取った。
 16年2月にはベトナムに渡り、ライトアップされ、美しく再生した姿も収めた。岡本さんは「写真を見に来た人が『子どもと乗りました』などと懐かしく語ってくれる」と目を細めていた。11日まで、無料。

■全身金色ありがたや 長浜の松田さん「弁天ナマズ」発見(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180306/CK2018030602000009.html
 全身が金色をした珍しいナマズが、長浜市湖北町の琵琶湖で見つかった。金色のナマズは地元で「弁天ナマズ」とも呼ばれ、ありがたがられる存在という。
 体長四五センチで、体全体が透き通るような金色。地元で民宿を経営する松田好樹さん(63)が一月下旬、沖八百メートルに仕掛けた刺し網に掛かっているのを見つけ、民宿の水槽で飼っている。
 琵琶湖博物館(草津市)によると、色素の異常で本来の黒色が現れなかったとみられる。漁歴三十五年の松田さんは過去に金色のナマズを十匹以上見つけているというが、「ほとんどが黒とのまだら。全体が金色なのは、本当に珍しい」と話す。
 金色のナマズには竹生島の弁才天が宿り、御利益があるとの言い伝えも。松田さんは「そのうち琵琶湖に逃がす予定だから、何かいいことがあったらなあ」と笑った。(渡辺大地)

■ホンモロコ稚魚 25倍増(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20180306-OYTNT50140.html?from=ycont_top_txt
◇二つの内湖周辺 生息密度
◇漁獲規制効果 今年も実施
 県などが昨春、東近江、近江八幡両市の二つの内湖周辺で、琵琶湖固有種・ホンモロコ(コイ科)の漁獲を規制したところ、稚魚の生息密度が2016年までの直近4、5年間の平均と比べ、最大約25倍に増加したことが県の調査でわかった。県は資源回復に一定の効果があったとし、今年も4月から、漁師以外の一般の人も対象にした規制を実施する。(川本修司)
 ホンモロコは琵琶湖では、1995年までは数百トンの水揚げがあった。その後は外来魚の繁殖などで減少に転じ、2004年には5トンにまで激減。環境省の絶滅危惧種に指定されている。最近は稚魚の放流などで資源量は回復傾向にあり、緩やかに増加してきている。
 昨春に初めて漁獲規制が設けられたのは、琵琶湖周辺の伊庭内湖(東近江市)に注ぐ躰光寺川と瓜生川、西の湖(近江八幡市)に流れる山本川の沿岸。
 琵琶湖周辺の河川の漁業を管理する県内水面漁場管理委員会(事務局・県水産課)が4月1日〜5月31日の間、ホンモロコの産卵を保護するため全ての水産動物の捕獲を禁止した。漁業法に基づく措置で、違反者には1年以下の懲役または50万円以下の罰金などを科す罰則も設けられた。
 その後、孵化した稚魚について、1平方メートル当たりの生育密度を県などが調べたところ、伊庭内湖では12〜16年平均の0・76匹から1・64匹に、西の湖では13〜16年平均の0・043匹から1・15匹にそれぞれ急増。琵琶湖で取れるホンモロコは両内湖生まれが半数近くを占めると推定されるといい、規制が湖全体の資源量に影響する可能性があることから、今年も続けて規制を実施することにした。
 規制は昨年と同じ場所で、躰光寺川で240メートル、瓜生川で520メートル、山本川で410メートルの区域が対象。期間も同様に4月1日からの2か月間で、ホンモロコを含む全ての水産動物を取ることが禁止される。
 県水産課は「漁師の方々はこれまでも自主的に禁漁し、資源を大切に守ってきた。一般の人たちにも協力してもらい、規制を続けることで、どう個体数が回復していくかを見守りたい」としている。

■ホンモロコ資源回復へ今年も規制 一定効果を確認(asahi.com滋賀)https://www.asahi.com/articles/ASL3251B9L32PTJB010.html
真田嶺
 琵琶湖の固有種ホンモロコの資源回復につなげようと、県内水面漁場管理委員会は4月1日から2カ月間、伊庭内湖(東近江市)と西の湖(近江八幡市)にそそぐ河川の一部で水産動物の捕獲を禁止する。昨年初めて捕獲を禁止したところ、稚魚の生息密度の改善が確認できたため、規制を継続することにした。
 5月末までの2カ月間、水産動物の捕獲が禁止されるのは、瓜生川(東近江市)の目崎橋下流端から天尾橋上流端まで▽躰光寺川(同市)の躰光寺橋下流端から大橋上流端まで▽山本川(近江八幡市)の西沢橋下流端から松原橋上流端まで――の3区域。同委員会が3月2日に指示した。
 県水産課によると、ホンモロコの漁獲量は1995年までは数百トンで推移していたが、近年は10トン程度と低迷している。
 琵琶湖産のホンモロコのうち...

18/03/05

■梅の花、ようやく見頃に 滋賀・石山寺(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180305000179
 大津市の石山寺で、冷え込みのため開花が遅れていた梅の花がようやく見頃を迎えた。6日は冬ごもりの虫がはい出るという二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。雨の中、しっとりと咲く赤や白の花に、訪れた人が春の雰囲気を感じている。
 同寺では約5千平方メートルの梅園に、約40種400本が植えられている。今年は冬の寒さの影響で花が例年より1カ月ほど遅れ、今は五分咲きになっている。
 5日は朝から降り続く雨の中、傘を差した参拝者が園内を歩き、赤やピンクに色づいたかれんな花を見上げていた。
 18日まで盆梅展などのイベント「石山寺 梅つくし」が開かれている。午前8時〜午後4時。拝観料600円。

■憂楽帳 ふなずし(毎日jpめっちゃ関西)https://mainichi.jp/articles/20180305/ddf/041/070/017000c
 滋賀県民は長寿だ。東京大の最新調査では「平均寿命」が84・7歳、医療や介護に依存せず生きられる「健康寿命」も75・3歳で、いずれも全国トップ。真偽は不明だが、県内では郷土料理「ふなずし」の効果を挙げる声がよく聞かれる。県も発酵食が一因との識者の見解を公表し、俗説にとどまらない。
 琵琶湖のフナを塩や白米で漬け、独特の酸味がある。滋賀で暮らすと食べる機会は結構多い。
 先日も宴会で「苦手だから」と、私の所に回ってきた。それも「飯(いい)」と呼ばれる白米の塊部分が三つも。
 「ぼくはくたばりたくない」。青春時代に愛読した仏作家ボリス・ヴィアンの作品に、こんな詩がある。死ぬまでに知りたい、手に入れたいものとして「月の裏側」「銀色の蜘蛛(くも)」「枯れないバラの発明」などを挙げ、「くたばりたくない」と繰り返す。1959年に39歳で早世しただけに余計切ない。
 彼もこの珍味を食べていたら……。宴会はそうないが、体に良さそうな酸っぱい米粒を口にすると、30歳の私も長生きできそうな気がしてきた。【大原一城】

■ビワマス 稚魚放流 親子で生態学び、湖魚料理楽しむ 高島(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20180305/ddl/k25/040/287000c
 琵琶湖固有種ビワマスの増殖活動を知ってもらおうと、高島市マキノ町の知内川河口で4日、県水産課主催のビワマス稚魚放流会があり、7組の親子計19人が参加した。放流後に近くの百瀬漁協事務所で、マス飯(ビワマスの炊き込みご飯)など伝統の湖魚料理も味わった。
 ビワマスは秋に知内川などにそ上して産卵し、ふ化した稚魚が春に琵琶湖に下る。県...

■学習船「うみのこ」 引退 新船5月に就航予定(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20180305/ddl/k25/040/289000c
 県の学習船「うみのこ」初代が今月、琵琶湖での航行を終え引退する。1日には学習を終えた児童が「ありがとう」とあいさつをして大津港で降船した。
 うみのこは1983年就航。県内の小学5年生はこの船で「びわ湖フローティングスクール」に参加し、船内で1泊して生き物観察などで環境を学んできた。だが、老朽化のた...

■第21回図書館を使った調べる学習コンクール 6作品に文科大臣賞 9万1908点の中から選ばれる(教育新聞)https://www.kyobun.co.jp/public-relation/pr20180305_02/
(公財)図書館振興財団(石井昭理事長)主催の第21回「図書館を使った調べる学習コンクール」の表彰式が2月24日、都内で行われた。9万1908点の中から32作品が入賞、各賞を受賞した。そのうち小学生の部で低・中・高学年から各1人、中学生の部、高校生の部、大人の部から各1人に文科大臣賞が贈られた。
受賞者を代表して、小学生の部(高学年)の作品「守る命 守れない命〜外来種って何?? 特定外来種の殺処分を考える〜」で文科大臣賞を受賞した千葉県袖ケ浦市立平岡小学校5年生、柳田蓮さんがあいさつ。「近所の動物園のサルが外来種の影響で殺処分されているのを聞き、なぜ殺されなければならないのか、殺されずに済む方法はないのかと不思議に思ったことが調べるきっかけだった。学校図書館の先生のアドバイスをいただいたり、公共図書館で本や新聞をたくさん調べた。分かったことは、外来種は全て人間によって運ばれてきたこと。誰かの命を大切にすることは自分の命を大切にすることにつながること」と、人間が招いた「命」の選別の矛盾に対し問題を提起した。
審査員長を務めた銭谷眞美東京国立博物館館長は「(1)知的好奇心(2)情報リテラシー力(3)読解力(4)思考力(5)言語表現力――の五つの観点を審査ポイントにしている。これらの力を習得する場が図書館、博物館、学校であり、このコンクールは一つの契機である。今回、過去最多の応募数で、調べる学習の裾野が広がりを見せたことはうれしく思う」と述べた。
柳田さん以外の文科大臣賞受賞者と作品は、次の通り。
▽小学生の部(低学年)=東京都墨田区立二葉小学校1年生、荻原宗義さん「かもつれっ車のたび どこからきて、どこへいくの?」▽同(中学年)=山口県山陽小野田市立小野田小学校4年生、山田将輝さん「セメントだけじゃないぞ!硫酸瓶の町 山口県山陽小野田市」▽中学生の部=栃木県大田原市立大田原中学校1年生、荒川葉南さん「花と葉っぱと遺伝子と」▽高校生の部=東京都海城高等学校1年生、岩野遥都さん「地域型商店街の活性化対策は成功しているのか ―販促イベント・宅配事業を例に考える―」▽大人の部=兵庫県・藤田裕彦さん「山脇延吉翁からの贈りもの 「神戸電鉄」誕生の物語」
入賞作品の詳細は、同財団サイトに掲載中。

18/03/04

■知事選基本政策の素案発表 明るい滋賀県政をつくる会(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180304000119
 共産党県委員会や労組で構成する「明るい滋賀県政をつくる会」は4日、6月の滋賀県知事選に向けた基本政策の素案を発表した。2024年滋賀国体の施設整備費見直しや、憲法9条改正反対など15項目を挙げており、独自候補擁立を目指す。
 近江八幡市鷹飼町南のアクティ近江八幡で市民フォーラムを開き、約70人が集まった。同会の松本利寛共同代表はあいさつで「国体整備費はあまりにも巨額。知事選は開発型県政の復活か、暮らしを支える政治への転換かが大きな争点だ」と強調した。
 政策素案の内容は、国に対し、大津市に計画する大戸川ダムの建設中止や原発廃炉を要求▽改憲に反対し、憲法の理念を生かした県政を推進▽ブラック企業規制条例を制定▽無料・低額診療を行う医療機関を拡大―など。国体は既存施設を活用し、他府県での一部競技開催を検討するとした。国政選挙と同様に「市民と野党の共闘」を目指す考えを示した。県知事選には三日月大造知事が再選を目指し、立候補を表明している。

■ヨシ焼き 春を呼ぶ 針江浜で30人参加 高島(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20180304/ddl/k25/040/262000c
 高島市新旭町の湖岸、針江浜で3日、春を呼ぶヨシ焼きが行われ、約2ヘクタールのヨシ原はパチパチと音を立てて燃え上がった。上空にはトンビがピーヒョローとさえずりながら飛び回り、遠くには箱館山の残雪が光った。
 ヨシ原は初冬に刈って冬を越し、早春に焼いて新しい芽吹きを促すのが習わしだが、近年は珍しい光景になっている。針江浜では市が地元にボランティア参加を呼びかけて続けており、この日は約30人が参加した。
 バーナーで着火し、火勢を見ながら少しずつ延焼させると、オレンジ色の炎がじわじわ前進。焼け跡は墨を流したような黒い原っぱに変身した。【塚原和俊】

■ホンモロコ 産卵期の漁を禁止 伊庭内湖と西の湖周辺(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20180304/ddl/k25/020/267000c
 県内水面漁場管理委員会は琵琶湖固有種のホンモロコ保護のため、昨年に続いて今年も産卵期に当たる4月1日から5月末まで、東近江市の伊庭内湖(いばないこ)周辺と近江八幡市の西の湖周辺で、ホンモロコを含む全ての水生動物を取ることを禁止する。漁師も一般人も禁止され、違反すれば漁業法により1年以下の懲役または50万円以下の罰金などの罰則がある。
 伊庭内湖では、瓜生川の天尾橋から目崎橋までの間(520メートル)と、躰光寺(たいこうじ)川の大橋...

■選挙 知事選 三日月氏支援、役員会で確認 チームしが(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20180304/ddl/k25/010/271000c
 地域政治団体「チームしが」(代表、嘉田由紀子前知事)は2日、大津市内で役員会を開き、支援する三日月大造知事の再選を自民党県連も支援すると決めたことなどを議論、「三日月知事は一貫してぶれていない。自民が知事の政策を理解したと受け止める」として、支援方針に変更がないことを確認した。
 三日月知事は開会中の県議会で大戸川ダムの治水効果などを検証する勉強会の設置を表明。自民は...

■琵琶湖の資源回復「魚の目線で」 大津でセミナー(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180304000045
 琵琶湖の在来魚の現状や資源回復に向けた研究の成果を紹介する「びわ湖セミナー 魚介類のにぎわい復活に向けて」が3日、大津市打出浜のコラボしが21で開かれた。
 琵琶湖博物館名誉学芸員で神戸学院大の前畑政善教授が基調講演し、「琵琶湖が直面する多くの課題は在来魚の減少に関係がある」とした。
 フナなど在来魚の生態を紹介し、ふ化から成魚として産卵に至るまでのサイクルの一部でも途切れると減少につながると指摘。産卵や生息の場所であるヨシ帯の減少や、ダム、堰(せき)による移動経路の分断、外来魚やカワウのような捕食者の存在を減少要因に挙げた。
 古代湖である琵琶湖では長い時間をかけて生物が共存しながら進化してきたことから「人間以外の生物は急激な環境の変化についていけない。魚の目線で考えることが大切」と話した。
 続いて、県琵琶湖環境科学研究センターや水産試験場の職員が近年の取り組みを報告。餌や産卵場所など在来魚介類の生息環境に関する幅広い調査や研究と、それに基づく環境再生事業を説明した。

■ヨシ焼く炎、春を呼ぶ 滋賀の琵琶湖岸(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180304000040
 湖国に春を呼び込む「ヨシ焼き」が3日、滋賀県高島市新旭町針江の琵琶湖岸で行われた。
 雑草の種や害虫を駆除し、ヨシの新たな芽吹きを促す恒例行事。針江のヨシ群落保全に取り組んでいる地元住民や市民団体のメンバーなど約30人が参加した。
 市職員らがガスバーナーで火を入れると、昨年末に刈り倒していたヨシがパチパチと音を立て、白い煙を上げながら、勢いよく燃え上がった。
 湖岸堤など周囲に燃え広がらないよう注意を払いながら、約1・6ヘクタールを1時間半掛けて焼いた。写真愛好家も数多く訪れ、揺らめく炎にカメラを向けていた。

■うららか、梅ほころぶ 大津・石山寺(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180304/CK2018030402000010.html
 大津市の石山寺で梅の花が咲き始め、ピンクや白の花が、柔らかな日差しを受けて春の雰囲気を漂わせている。
 今年は冬の寒さが厳しかったためなかなか開花せず、例年より一カ月ほど遅め。今週に入って暖かい日が続き、ようやくほころび始めたという。境内三カ所の梅園は、いずれも一〜二分咲きで、見頃は十日ごろになるという。
 埼玉県熊谷市から訪れた近藤正雄さん(68)は「やっと季節が移り変わった感じでほっとします」と話し、スマホのカメラに収めていた。(横田信哉)

■各家庭のふなずしを食べ比べ 彦根(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180304/CK2018030402000012.html
 家庭で漬けたふなずしを持ち寄って食べ比べる「手づくり鮒(ふな)ずし品評会」が三日、彦根市船町の日本料理店「源八」であった。家族連れなど六十二人が参加し、それぞれの家庭の味を楽しんだ。
 伝統食のふなずしの普及活動に取り組む市民グループ「あめのうお倶楽部」が主催する毎年恒例のイベント。十七回目の今回は、四十二点の出品があった。
 一次審査の審査員は参加者全員。ビールや日本酒を飲みながら、ふなずしの香りや味を吟味し上位作品八品を選んだ。二次審査では代表者六人が審査し、最優秀作品を決めた。
 選ばれたのは市内日夏町の沢田宣雄さんのふなずし。沢田さんは「地元のお米をたくさん使って漬けたので、おいしいふなずしに仕上がった」と話していた。(安江紗那子)

18/03/03

■タンデム自転車、滋賀県も解禁 4月から、安全面に課題も(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180303000047
 滋賀県内で4月から、2人乗りの「タンデム自転車」が解禁される。目の不自由な人もサイクリングの爽快感を楽しめる利点があり、県公安委員会が規則を改正した。ただ、一般的な1人乗り自転車とは交通ルールや操作感覚が異なるため、県は「安全に乗ってもらうのが最大の課題」とし、慎重に普及を図る考えだ。
 複数のサドルやペダルがあるタンデム車は、県内ではこれまで自転車専用道路のみで走行が認められていたが、実際には専用道路がなく利用できなかった。目の不自由な選手も参加するトライアスロン競技や障害者の団体などが解禁を求めていた。
 近年、京都府や兵庫県など16府県が相次いで解禁する中、県公安委は「社会的な機運が高まっている」(県警)として県道路交通法施行細則を改正。乗員2人まで県内全域で乗れるようにした。
 歩道は走れず、「自転車および歩行者専用」の標識がある道は普通自転車が対象のため、タンデム車は車道の左側を走らなければならない。「自転車を除く」と表記された進入禁止や一方通行の道路標識でも、タンデム車は対象にはならないなど交通ルールが異なる。
 全長が長いためカーブが曲がりづらい点や、スピードの出やすさ、目の不自由な人と乗る際の息の合わせ方など操作面でも注意が求められる。県警は「事故防止のためにも、しっかりと習熟してもらう必要がある」と指摘する。
 自転車を生かした観光振興に取り組む県も、琵琶湖を一周する「ビワイチ」への活用には、車道が狭い区間があるなど安全面での課題があるとする。4月までに「ルールや乗り方などの啓発方法を検討していきたい」としている。

■びわ湖毎日マラソン レースで大津市内交通規制 午後0時25分〜3時15分(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20180303/ddl/k25/050/574000c
 4日午後0時半号砲の第73回びわ湖毎日マラソン大会(日本陸連、毎日新聞社など主催)のレース中、大津市内で交通規制がある。皇子山陸上競技場を発着点とし、新瀬田浄水場(地図(16))で折り返すコース。規制はスタート前の同0時25分から最終走者のフィニッシュが見込まれる同3時15分ごろまで。選手の走行に合わせて規制場所が移動していく。
 柳が崎(同(3))から近江大橋西詰(同(7))は対向車線のみ通行可能。ただ柳が崎から大津港口(同(5))まで選手が通る時間帯には中央線が変更される。その他の区間は選手の走行中、全面通行止めになる。
 近江大橋や瀬田の唐橋も通行が規制される。規制の詳細は大会公式ホームページで見ることができる。
 トップ選手の予想通過時刻は次の通り。(往路、復路の順。全て午後)
 ▽皇子山陸上競技場(発着点)=0時半、2時36分
 ▽打出浜交差点=0時46分、2時20分
 ▽本丸町交差点=0時53分、2時13分
 ▽石山寺山門前=1時6分、2時
 ▽唐橋東詰交差点=1時26分、1時40分
 ▽新瀬田浄水場(折り返し点)=1時33分【森野俊】

■「唐崎の松」に若木植樹 樹勢衰弱、大津の名勝(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180303/CK2018030302000013.html
 大津市の唐崎神社で二十八日、枝や葉が色あせ急激に衰えていた「唐崎の松」の隣に、新しい若木が植えられた。近江八景の一つ「唐崎の夜雨」を象徴する風景を次世代に伝えようと、神職と造園家らが保護に取り組んでおり「再び威容を」と願いを託した。
 唐崎の松は古代から神木として信仰を集め、江戸時代から多くの浮世絵に描かれたことでも知られる名木。現在の木は一八八八(明治二十一)年ごろに植え替えられた「三代目」とされる。
 昨年四月ごろから、二本の太い幹のうち北側の幹が茶色くあせ、葉の色も落ちるなど衰えが目立つように。既に多くの枝を切除し、残る南側の幹も冬から治療を始めている。
 だが内部は腐食が進んで空洞化。一九八四年と九四年にはセメントやウレタンを詰めて補修するなど、延命を重ねていた。今回、世代交代の時期も近いと判断し、植樹に踏み切った。
 植えたのは、松ぼっくりから種子を採り、七年間育てた若木。三十五本の中から葉の色や幹の形が良いものを厳選した。今の木と同じように二股に分かれた「双幹立ち」の特徴が見られる。
 神社を管理する日吉大社の馬渕直樹宮司や地元の協力者ら約二十人が参加。神事の後、造園家らが元の松の北東側に穴を掘り、若木を植えた。元の松にも雨に直接当たらないよう屋根を取り付けた。
 七年前から手入れする辻井造園(同市坂本)の辻井博行さん(48)は「この子(若木)に後の時代を託そうという親のような気持ち。先代の松を超える巨木に育ってほしい」と、しみじみ語った。
 唐崎の松は、六六八年の日吉大社西本宮の創建時に、奈良県から招いた祭神が降り立ったという伝説がある。歌川広重の浮世絵も多く、松尾芭蕉が「唐崎の松は花より朧(おぼろ)にて」と詠むなど、古くから知られる。金沢市の兼六園にある「唐崎松」も、この種子から育ったとされる。(野瀬井寛)

■今年も4〜5月は禁漁 ホンモロコ産卵場所の伊庭内湖など(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180303/CK2018030302000012.html
 激減した琵琶湖固有種のホンモロコの産卵を保護するため、有識者や漁業者らでつくる県内水面漁場管理委員会は、産卵時期と重なる四〜五月に主な産卵場所の伊庭(いば)内湖と西の湖に流入する三河川で今年も釣りや漁を禁止する。一般の遊漁者も初めて禁じた昨年は保護の効果が顕著に表れたため、継続する。
 禁止区域は、伊庭内湖に流入する瓜生(うりう)川の目崎橋−天尾橋間(東近江市)と躰光寺(たいこうじ)川の躰光寺橋−大橋間(同市)、西の湖に流入する山本川の西沢橋−松原橋間(近江八幡市)の計三カ所。全ての水産動物の釣りや漁を禁止する委員会指示を二日付で出した。違反者には漁業法違反の刑事罰がある。
 委員会事務局の県水産課によると、ホンモロコは春先に採れる子持ちの人気が高く、投網で簡単に捕れることもあって一般の遊漁者も多かった。
 昨年、一般の遊漁者も初めて釣りや漁を禁止したところ、ホンモロコの稚魚の一平方メートル当たりの生息密度は、瓜生川河口付近で前年までの〇・七六匹から一・六四匹に、山本川河口付近で〇・〇四三匹から一・一五匹に増えた。
 水産課の担当者は「琵琶湖全体のホンモロコ資源が回復するかどうかも見ていきたい」と話している。(角雄記)

18/03/02

■3河川で全水産動物捕獲禁止 滋賀・ホンモロコ産卵保護で(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180302000159
 滋賀県内水面漁場管理委員会は2日、ホンモロコの産卵を守るため、東近江市の伊庭内湖と近江八幡市の西の湖に流れ込む3河川で、4月から2カ月間、すべての水産動物の捕獲を禁止する指示を出した。2017年春に初めて捕獲を禁止したところ、稚魚の密度が最高で26倍に上昇しているのを確認。「効果が高い」として、18年も同様の規制を行うことにした。
 禁止区域は、東近江市伊庭町の瓜生川▽同市躰光寺町の躰光寺(たいこうじ)川▽近江八幡市安土町香庄の山本川−の一部。産卵のピークに当たる4月1日から5月31日まで禁止する。違反した場合は罰則もある。
 県水産課によると、琵琶湖で水揚げされるホンモロコの半数近くは伊庭内湖と西の湖の生まれとみられるという。中でも、3河川は重要な産卵場所になっていると分析。昨年、捕獲を禁止した結果、稚魚の密度が西の湖で前年比26倍、伊庭内湖で同2倍に高まっているのを確認したという。
 そのため、18年も同じ区域、期間で捕獲を禁止する。水産課は「これまでは漁業者を中心にモロコの保護が行われていたが、一般の人からも保護に賛同する声をもらっている。いい結果が得られており、さらなる資源量の増大につなげたい」としている。

■琵琶湖外来魚駆除大会(2018年初回)(EICネット)http://www.eic.or.jp/event/?act=view&serial=36153&category=
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
2018年の外来魚駆除大会開始のお知らせです。
目的:在来魚保護のために琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2018年4月22日(日)・・・雨天決行
時間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
受付:滋賀県草津市津田江1-北湖岸緑地
http://biwako.eco.coocan.jp/map/tsudae/tsudae.html
交通:■車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し、琵琶湖博物館の手前約1kmに湖岸緑地パーキング有り。
■公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
団体で参加される場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
駆除方法:エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図
http://biwako.eco.coocan.jp/photo/sikake.gif
を参考にして下さい。
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りの道の駅まで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
協力:山田漁業協同組合
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、
ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
http://www.byq.or.jp/by-stamp/shikumi/about.html
お問い合わせ先:琵琶湖を戻す会広報
ZXA00545@nifty.ne.jp
まで
次回の外来魚駆除大会は2018年5月27日、会場は烏丸半島多目的広場(琵琶湖博物館前)です。
琵琶湖を戻す会は外来生物法の主務官庁(環境省/農林水産省)から特定外来生物防除認定を受けています。
http://biwako.eco.coocan.jp/prevention/prevention.html

■「バズリズム02」で西川貴教が滋賀愛を熱弁、BUCK-TICK櫻井は猫愛を語る(音楽ナタリー)https://natalie.mu/music/news/271871
本日3月2日(金)深夜に日本テレビ系でオンエアされる「バズリズム02」に西川貴教、BUCK-TICK、ジャニーズWEST、フェアリーズ、BiSが出演する。
1組目のトークゲストは滋賀ふるさと観光大使を務める西川貴教。巷でウワサされている「琵琶湖以外なにもない」「県民よりブラックバスのほうが多い」といった滋賀のネガティブなイメージを覆すべく、地元愛を熱弁する。2組目のトークゲストにはBUCK-TICKが登場。櫻井敦司(Vo)の意外すぎる一面として、愛猫の溺愛ぶりに迫る。
スタジオライブでは西川貴教が「Bright Burning Shout」、BUCK-TICKが「BABEL」、ジャニーズWESTが「ドラゴンドッグ」、フェアリーズが「HEY HEY 〜Light Me Up〜」、BiSが「DiPROMiSE」をそれぞれ披露。またロケコーナー「お試し音楽リポーターが行く」では、リポーターのチャンカワイ(Wエンジン)が清春に密着する。
なお番組のオフィシャルサイトでは、音楽ナタリーとの連動による出演アーティストの撮り下ろし写真をアーカイブした特設ページ「空いた時間に自撮リズム」を公開中。今回の出演者たちのほか、過去に出演したアーティストの写真も多数掲載されている。

■琵琶湖学習船「うみのこ」引退 35年無事故、児童ら感謝(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180302000027
 3月で役目を終える琵琶湖の学習船「うみのこ」の2017年度終航式が1日、大津港(大津市)に係留された同船で行われた。1泊2日の航行を終えた草津市の老上西小や栗東市の治田小の児童や教職員が、35年にわたり運航した船に感謝の気持ちを表した。
 うみのこは県内の小学5年生が乗船し、琵琶湖について学ぶ場として県民に親しまれてきた。延べ乗船者数は53万人を超えるが、新船の建造が進んでいることから引退することになった。
 1日は午後3時ごろ同港に到着。終航式には両校の児童計150人と教職員13人、うみのこを運航する「県立びわ湖フローティングスクール」の所員ら14人が出席。うみのこで歌われる「希望の船」を斉唱した後、老上西小の今村紗彩さん(11)が「母も乗った船に最後に乗ることができて良かった。これからも琵琶湖を守るために協力したい」と児童代表の言葉を述べた。
 花束の贈呈もあり、受け取った高橋邦明船長(48)は「先輩方が35年無事故を続けたことが一番。無事に終わることができて良かった」と話した。
 当初計画では1日が最後の航行だったが、インフルエンザにかかって乗船できなかった児童向けの日帰り航行が9日まで続く。11日には一般向けのお別れ見学会が同港である。午前9時半〜同11時で、申し込み不要。

■「うみのこ」ありがとう(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20180301-OYTNT50229.html?from=ycont_top_txt
◇県環境学習船35年 最後の終航式
 県の環境学習船として1983年の周航開始以来、35年にわたって子どもたちを乗せ、県民に親しまれてきた初代「うみのこ」で1日、最後の「終航式」が行われた。老朽化などを理由に今年度限りで“引退”するためで、船内では1泊2日の体験学習を終えた栗東市立治田小、草津市立老上西小の5年生や、県教委の関係者ら約180人が感謝の言葉を贈った。2018年度からは新造の2代目「うみのこ」にその役目を引き継ぐ。(北瀬太一)
◇船長らに花束
 初代「うみのこ」は全長65メートル、928総トン。県内の小学5年生を対象に実施する宿泊型体験学習「びわ湖フローティングスクール」の拠点として活躍するなど、これまでに約54万人の児童が乗船した。
 スクールでは、琵琶湖のプランクトン観察や魚の放流、他校の児童との交流などが行われ、豊かな人間性を育んだ。船内の食堂では、県産食材を使ったメニューを提供し、郷土に愛着が持てるよう様々な取り組みを進めてきた。
 終航式は毎年度の最後のスクールに合わせて行われており、この日は午後2時半頃、大津港(大津市)に着船。式では、治田、老上西の両小の児童らが周航歌「希望の船」を斉唱し、老上西小の清水康行校長が「35年と口で言うのは簡単だが大変。『ありがとう』の気持ちをこの船に伝えてほしい。本当にお疲れさまでした」とねぎらった。
 児童を代表し、同小・今村紗彩さん(11)が「お母さんも小学生の時に乗船した。このうみのこがなくなるのは悲しいけど、最後に乗ることができて良かった」と述べた。その後、高橋邦明船長らに花束が贈られた。
 11日には、大津港で引退セレモニーが開催される。問い合わせは県教委の同スクール(077・524・8225)へ。

■彦根で最高16・6度 近畿地方に春一番(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20180302/CK2018030202000009.html
 大阪管区気象台は一日、近畿地方に春一番が吹いたと発表した。昨年より九日遅い。
 彦根地方気象台によると、日本海上空の低気圧に向かって吹く南風が近畿地方に流入。県内でも各地で強い風が吹いた。最大瞬間風速は、長浜市で二三・〇メートル、彦根市で二一・二メートル、米原市で一九・〇メートル、甲賀市信楽で一七・八メートル、大津市で一七・九メートルなど。
 気温もぐんぐん上昇し、県内は三月下旬から四月中旬並みの暖かさになった。各地の最高気温は、長浜市で一三・六度、彦根市で一六・六度、米原市で一二・九度、甲賀市信楽で一三・三度、大津市で一四・七度だった。(安江紗那子)

18/03/01

■オオワシ 越冬の「おばあちゃん」北へ飛び去る 長浜(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20180301/ddl/k25/040/544000c
 長浜市湖北町津里の山本山周辺で越冬していた雌のオオワシが2月27日朝、北へ飛び去った。近くの同センターの担当者が確認した。同日午前10時25分ごろ、山本山の斜面を飛び立ち、山の尾根伝いに北の方角へ姿を消したという。
 オオワシは20シーズン連続で湖北地域に飛来し、地元では「おばあちゃん」の愛称で親し...

■近江八景「唐崎の夜雨」で有名な唐崎の松、DNA次代に 衰弱で後継樹植栽(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/180301/rgn1803010051-n1.html
 近江を代表する名勝「近江八景」の一つ、「唐崎の夜雨(やう)」で知られる唐崎神社(大津市唐崎)の松が衰弱していることを受け、後継樹の植栽が28日行われた。江戸期の絵師、歌川広重の浮世絵に描かれた名高い風景を継承させようという試みで、関係者は「松を育成する気持ちを引き継いでいきたい」と意気込む。
 唐崎神社を管理する日吉大社(同市坂本)によると、大津京遷都(667年)の翌年、奈良にいた神が松に降り立ったとの伝承がある。根元から分かれた2本の幹がそびえる「双幹立ち」が特徴で、豪壮な雰囲気を醸し出している。
 現在の松は記録上3代目で、明治20(1887)年ごろに植えられた。昭和36年の台風の影響で折れた枝の部分から腐食が進み、内部が空洞化。59年には南側の幹が枯れ、上部を切った。昨夏には樹皮が急速に灰色になるなど腐食が進んだため、枝の半分を除去するなどして保全を続けている。
 一方で、次代の松の育成に向けた準備も進められてきた。平成23年に日吉大社から松の管理を託された同市坂本の「辻井造園」の代表、辻井博行さん(48)は、病害虫対策などの保護活動を進めるかたわら、松ぼっくりを採集。衰弱が進んでいたため1年間で7個しか取れなかったが、種を取りだして発芽させ、別の場所で35本の後継樹候補を育成してきた。
 昨夏の3代目の衰弱を受け、辻井さんは35本の中から4代目にふさわしい双幹立ちで勢いのよい若木を選び、3代目の隣に植えることを決めた。
 辻井さんは「3代目は平成に入る前にすでに弱り切っていて、今生きているのが奇跡なくらい。つながれている命を次世代に引き継ぎたい」と話す。
 後継樹は高さ約2メートル。大正10年まで活躍した2代目と同じ、27メートルの高さまで育てることが目標。「100年単位の仕事になる」という。辻井さんは「人間より松の方が長生き。私たち人間も後継者にしっかり気持ちをつないでいき、多くの人の温かい気持ちを受けて育ってほしい」と話した。
 日吉大社の馬渕直樹宮司(64)は「いろいろな人の思いを受けてきた大切な松が順調に育つよう、祈りたい」と話した。

■波乱含みの湖国政界と迫る知事選(12)「プラットホームで大きな固まりを」(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025795
=民進党県連代表の柴田県議に聞く=
【全県】昨年の総選挙では民進党は、同党から飛び出して希望の党へ合流した組と、立憲民主党創設組とに3分裂した。民進党県連では来年の統一地方選や参院選に向けて、立憲や希望など他党に、連携の受け皿となるプラットホームづくりを呼びかけていく。そこで同党県連と知事与党の県議会会派「チームしが」の代表である柴田智恵美県議に民進が新しい党にどう生まれ変わるのかを聞いた。(石川政実)
 ―先月20日の2月県議会での自民党県議による代表質問に対し、三日月大造知事は「大戸川ダムの効果を検証するため、勉強会をスタートさせる」と答弁したが、自民党に踏み絵を踏まされたのではないか。
 柴田 2008年に国が計画している大戸川ダムの凍結を求めた4府県知事合意から10年の間に、淀川本川やその上流の宇治川・瀬田川・木津川、天ケ瀬ダムにしても川の中の対策がずいぶんと進んだ。この間の治水の効果も含めて、客観的、科学的に検証すべきとわが会派は言ってきただけに、三日月さんの答弁は想定内だ。
 ―県議会会派「チームしが」は1月末に三日月さんの支援を決めたのに続き、自民党県連も先月25日の役員会・選対会議で三日月さんの支援を決定したが、どう受け止めるか。
 柴田 自民は対抗馬に担ぐ候補者がいなかったため、三日月さんを推す以外に選択肢がなく、その理由をあれこれと探していたのだと思う。
 ―しかし県議会で自民と公明が現状で過半数を握り、県選出の国会議員も自民以外だれもいない中、三日月さんは自民に頼らざるを得ない現実がある。かつて労働4団体など革新勢力に担がれた武村正義さん(元大蔵大臣)も自民から衆院選に転出したが、三日月さんも同じコースをたどらないという保証はない。
 柴田 自民は今後さらに三日月さんを取り込もうとしてくるだけに、同氏とは絶えず緊張関係を意識していくことが必要だ。その意味でも来年の統一地方選と参院選は大事になる。自民はおそらく三日月さんの名前を利用して戦いを進めてくるだけに、それに負けない立ち位置でいく。
 ―民進県連大会がこの17日、野洲市で開催されるが。
 柴田 いまは民進の地方組織をしっかり守り、これまでの理念や方針を継続しながら、次なる展開を目指したい。来年の統一地方選、参院選に向けて、いろんな勢力が結集して大きな固まりをつくらないと自民には勝てない。
 このため県連大会では、連合滋賀と連携して多くの人が集まって政策論争をしながら前に進むプラットホーム構想を提案したい。
 ―立憲の中に民進が入るのは無理か。
 柴田 民進はもともと立憲がいた党であり、今はそこを空にして移ることは考えられない。ただ将来、同じ方向で行くのはあり得る。
 ―民進は連合に目を向けるだけでいいのか。
 柴田 出身労組だけでなく、一般の市民の人たちとどう連帯するかは大きな課題だ。統一地方選でも、本来なら市民派の人たちが候補者として数多くいてほしいと考えている。

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