Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

02/10/25

マスク、バニー、ミュート
加藤誠司プロとジャッカル秋の陣

 ジャッカルの加藤誠司プロと小野俊郎プロは、秋の新製品ラッシュを完遂するための仕事を一段落して、今週は山梨県河口湖のJBワールドプロトーナメント最終戦です。初日の成績は、小野プロが27位で上位をにらむ位置に着けています。加藤プロは64位のブービー賞で、30位の下野正希プロからひとことありそうな成績です。ハードな仕事と琵琶湖問題の両方を同時にこなすのに何カ月も忙しくしてましたから、10月病になっちゃったのかもしれません。そういえば、先週会ったときも仕事しながらたそがれてたもんね、加藤プロ。

 そんな状況ですから、ワールド最終戦の話題には触れずに、ジャッカルの秋の新製品についてお話ししましょう。本当だったら、最終戦でがんばってる加藤プロのことを書きたかったんですけどね。って、初日64位のブービー賞だって、しっかり書いちゃってるか? しかも、2回も……。

 この秋一番の話題の新製品は、何と言ってもマスクでしょう。ジャッカル琵琶湖研究所のショールームにある流水水槽では、9月末頃からプロトモデルが泳いでるのを見ることができたんですけど、すでにこの秋の発売に向かって量産がスタートしています。このルアーについては、いろんなメディアで詳しく紹介されてるので、今さら説明するまでもありませんよね。

 加藤プロは早くもマスクの次のモデルの開発を開始しています。最初のモデルが出てからは、矢継ぎ早にリリースされることになるかもしれません。加藤プロの話によると、マスクの構造でミノータイプではないモデルも可能とのことで、すでにその初期段階の試作も始まっています。ということは、来年のジャッカルはマスクラッシュか?

 プラグでは今シーズンの大ヒット商品となったバニーのサイズ違いのモデルがリリースされます。すでにデザインができあがっているのは大きなモデルです。上の右の写真をごらんになっていただければわかると思うんですけど、サイズ的にはレギュラーサイズのバニーと一回り違うだけで、見た目のボリュームは大違いです。このボリュームたっぷりのボディからバニー特有の強烈なアピールが出るわけですから、これってバニーの本領発揮で、めちゃ使いでがあるんじゃないでしょうか。バニーの本当の威力を知ったアングラーからの、ぜひ大きなサイズも作ってほしいという要望に応えたニューモデルです。

 ジャッカルのショールームには、バニーとベビーバニーの中間サイズのプロトモデルも展示されています。成型品ではなくて、加藤プロがデザインしたデータを元に3Dフォーミングマシンが削り出したプロトモデルなんですけど、完成度はなかなかのものです。ジャッカルの現在の能力から考えて、発売しようと思えば1カ月もあれば出せるはずですから、問題は何をどういう順番で発売するかだけでしょうね。ビッグサイズよりもさらに大きなモデルも考えられないことはないんですけど、バニーは来年の春頃までに4サイズのラインアップになって、とりあえずはそれで落ち着くんじゃないでしょうか。あるいは、もっと早く4サイズが出そろう可能性もありそうです。

 エリアマン・ミュートはメタルブレイドにプラスチックのボディを合体させたハイブリッドルアーです。トラウト用ということでエリアマンというのがブランド名、ルアーの名前はミュートです。ただし、トラウトだけに使うのはもったいない、いいアクションをしてます。

 これもジャッカルのショールームで泳いでいるのを見ることができますし、ジャッカルのホームページでムービーを見ることもできます。なにしろ今までにない構造と形状のルアーですから、アクションも独特で、ほかのルアーを見あきたトラウトが飛び付いてきそうです。ということは、ほかのルアーを見あきた港のバスとかにも効くんじゃないでしょうか。河口湖の放流バスにもいいかも。だけど、JBワールド最終戦の成績が……。

 このミュートもマスクと同じく、これからいろんな展開が期待できそうなニューカテゴリーの新製品です。ってことは、来年のジャッカルはマスクにミュートにバニー、バルサクランク、エディーム、TN、O2……なんかすごいことになってきそうです。加藤プロ、小野プロ、それにスタッフの皆さん。そろそろ寒くなってきましたが風邪などひかないように、くれぐれもお体だけは大切にしてくださいね。

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