Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

03/11/20

バスプロvs西表島漁師
なぜかイシダイ対決

 上の写真、皆さんが見慣れたジャンケン大会とはちょっと違いますねえ。おじさんばかりで若い人が少なくて、服装が黒ずくめです。その中にまじって真剣にジャンケンしてるのは、誰あろう下野正希プロです。

 自分が仕切ってジャンケン大会をするときは、めちゃくちゃ強くて皆を負かしてしまうぐらいの下野プロなんですけど、商品をもらう側の立場でジャンケンすると、これがまた弱いんですよねえ。商品のイセエビはもらえませんでした。それどころか、ジャンケンが始まるたびに、ことごとく1回戦敗退です。

 11月8日のサンラインカップのときはグレ釣りの大会で初めてウエイインすることができて気をよくしてた下野プロなんですけど、18日に和歌山県串本大島で開催された某メーカー主催の大会は、グレが釣れるどころかエサも取られず、アタリもなしの丸ボーズでした。「初ウエイインの次は入賞や!!」と気合いを入れてただけに、ガックリです。それではイセエビをもらって帰ろうと、気合いを入れなおしてジャンケン大会に挑んだんですけど、ガックリ×2という結果でした。

 グレ釣り大会の翌日の19日は、三重県の梶賀でイシダイ釣りです。10月8日に島根県の隠岐で60cmのイシダイを釣った下野プロ、これで満足して仕事がんばるはずだったんですけど、「梶賀のイシダイは、まだ決着付いてへんからな!!」と取材やほかの釣りにくっつけては梶賀へ通ってます。

 そこへやって来たのが沖縄は西表島の高市澄人さん。下野プロが7月に西表へ取材に行ったときのガイド役です。高市さんは西表島で釣りやカヌー、山歩きのガイドをする傍ら、暇なときは魚やタコを捕って家計の足しにしてるプロの漁師です。その高市さんが梶賀へやって来て、バスプロと西表島漁師のイシダイ対決が始まりました。

 去年の今頃、やっぱり梶賀で下野プロと高市さんは一緒にイシダイ釣りをしています。そのときの結果は、高市さんがイシガキダイの40cmと35cmを釣ったのに対し、下野プロはノーフィッシュで高市さんの勝ちでした。

 で、今回は、2人ともノーフィッシュ。もう、どうなってるのかと思ってしまうほど何も釣れません。エサのウニやサザエがなかなか取られず、アタリも少ないんですよね。「今回も釣れへんかなと思ってたけど、やっぱりイシダイはほかの釣りみたいに甘いことありませんでしたわ。あっはっは」と高市さん。「くそっ。もう1回来たる!!」と下野プロ。

 下野プロは梶賀からいったん滋賀県大津市の自宅へ帰って、翌20日からは千葉の清遊湖へヘラブナ釣りの大会に行きます。21、22日の2日間、本気で練習して、23日が全国大会の決勝なんだそうです。なんでも優勝賞金が100万円だそうで、グレやイセエビやイシダイで下野プロがツキを使わなかったのは、それがあったからなのかもしれませんね。

 えっ!? 誰ですか、「グレもイセエビもイシダイも本気やったけどあかんかっただけや」なんて言ってるのは。B.B.C.服部が言ってるのではありませんからね。その点、くれぐれも誤解なきように……。

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