Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/05/14

水位の上昇続く
池原ダム

 5月5日の沖縄に続いて、13日には奄美大島地方が平年より3日遅れで梅雨入りしたとのことで、近畿地方もなかなかいい天気が続きません。天気がよくなったと思ったらすぐに曇り始めて雨が降るという梅雨のような天候が続いてます。14日はいい天気だったんですけど、15日の土曜日にはまたまた下り坂になって、16日の日曜日から来週にかけては曇ったり雨がふったりのうっとおしい天候が続くそうです。本当はもう梅雨なのかもしれませんね。それで、6月には梅雨が明けて夏になったりして……。今年はそれぐらい天候変化が早く進んでるような気がします。

 奈良県池原ダムは度重なる雨で、やっと増水したなって言えるぐらい水が増えました。13日は一時かなり激しい雨が降ったそうです。水位は一番低かったときにくらべて3mぐらい上昇してます。やっぱり続けて雨が降らないとダメなんですね。たまに雨が降るだけでは、乾いた地面に吸い込まれてしまって、ダムまで水が回ってきません。4月は降水量が平年の半分のカラカラ天気でしたから、ゴールデンウィーク中の雨では目立って水が増えませんでした。それがさすがに10日と13日の雨後はググッと水位が上昇しました。きたぞっていう感じです。

 これであと何回か続けて雨が降ってくれたら、バスのご機嫌がよくなるかもしれないんですけどね。今はあともう一歩かなっていうところです。水位がはっきりと上昇して、水質もめっきりよくなってるのに、大きなバスがバタバタ釣れたという話は聞きません。坂本筋なんかスカッとした水質になってて、とてもいい感じなんですけどね。ここ数年にくらべると、今シーズンはなかなか本格的ないい調子になってくれません。

 ごく特定のエキスパートは60cmを越える大きなバスを釣ってるし、50cm台後半はそこそこ出てるし、50cmオーバーを何尾も釣ったとか、50cm前後まじりにたくさん釣ったという話はあるんですけど、全体で出てる60cmオーバーは大幅ダウンしてます。レンタルボート店や昇降業者の中には、今シーズンせいぜい2、3尾か、ぜんぜん釣れてないというところもあるぐらいです。

 その原因として自然要因以外に、毎年大きなバスを釣ってきてたアングラーの動きが今シーズンは鈍くなってるんじゃないかという気がします。昨シーズンまで毎週末釣りに来てたアングラーに今年はたまにしか会わなくなったりすることが多くなってるんですよね。池原ダムのビッグバスがブームになってから5年以上たって、ちょっと覚めてきたとか、仕事が忙しくなって思うように釣りに出られなくなったとか、結婚したとか、子供ができたとか、そういう事情を抱えたアングラーが多くなってるんじゃないでしょうか。

 ゴールデンウィーク明けの平日は一時的に空いてた池原ダムなんですけど、今週に入ってアングラーはまた増えてます。14日は全体で100隻以上のボートが釣りに出てました。カートッパーやトレーラーの持ち込み組だけじゃなくて、レンタルボートもよく動いてます。好シーズンにはいつものことです。15、16日の週末は、ゴールデンウィークに次ぐ混雑になりそうです。状況的にはいい感じだから、大勢のアングラーが釣りに来たところで、よく釣れてくれたらいいんですけどね。いいかげん釣れてくれないと、覚めかけてるアングラーがもっと覚めてしまいそうやから、たのんまっせ!!

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