Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/11/29

琵琶湖のバスフィッシング再開
いきなりトーナメント参加

 11月28日に開催されたイシヅカマリンのクラブトーナメントに参加して、ひさしぶりに滋賀県琵琶湖で自力で釣りをしました。7日に杉戸繁伸プロ、21日に小田一朗さんと一緒に釣りをしたときは、まあガイドでバスを釣らせてもらったようなものですから、自分でボートに乗ってエレクトリックモーターを操作して釣りをするのは本当にひさしぶりです。

 エリアは南湖でバスフィッシングのボートがこのところ一番多い自衛隊沖から柳ケ崎にかけての水深3〜4mライン。ウィードのアウトサイドエッジ付近にバスがいることは、事前の情報でわかってました。ただし、簡単なことでは釣れないとのことです。そこへロッド1本だけ持って行って、クランクベイトをキャストし続けました。

 たいていのアングラーはウィードエッジの外側のアイソレートパッチを狙って、ソフトベイトのライトリグでドラッギングしてます。だけど、琵琶湖で長い間まともに釣りをしてなかったアングラーが、水深3m以上の場所でドラッギングなんかやったって、ノー感じの釣りがますますわけがわからなくなってしまうだけですよね。それだったら、クランクベイトをゆっくり引っ張ってウィードに引っ掛けながらバスを誘った方が、よっぽど正確にウィードをトレースできるんじゃないかと思ったわけです。

 7ftの柔らかめのクランキングロッドに1.2号のPEライン、10lb5mのナイロンリーダーを巻いたベイトリールでフルキャスト。5mほどグリグリと巻いてからスローリトリーブに移ります。ルアーがウィードにぶつかると、ブルブルッと振動してたのがグッと重くなったり、フワッと手応えがなくなったりします。そこでリトリーブを止めて、ルアーを少し浮かせてからまた巻く動作を繰り返すと、よくできたクランクベイトならウィードに引っ掛からずに正確にウィードの面や谷間をトレースしながら引いてくることができます。

 ルアーは最初、CB-250を使ったんですけど、しばらく魚探でウィードの感じを見ながらキャストを続けてる間に、もう少し深く釣った方がよさそうに思えたので、すぐにファットペッパーにかえました。これって、10年ぐらい前に秋の終わりの琵琶湖でやってた釣りそのままです。長い間やってなかったけど、10回ほどルアーをキャストしたら、すぐに感じを思い出しました。

 それで結果は、午前9時前から午後0時30分までの間に25〜30cm弱のバスを7尾キャッチ。期待の40cmオーバーは釣れませんでした。ほかにゴンときたけどフックに掛からないバイトが5回ぐらいあったけど、強いアタリで釣れたのは全部小さいバスで、30cmぐらいのはグッと重くなるだけだったから、掛からなかったのは小さいバスだと思います。釣れたのはすべてウィードにからめながら引いてるときで、ただリトリーブしてるだけのときには1回のバイトもありませんでした。

 トーナメントの成績は、バス3尾のウエイト1112gで参加約30人中6位でした。5位との差が18gで、もうちょっと大きいのと1尾だけでも入れかえることができてたら賞品の野菜セットがもらえてたのにと悔やまれます。優勝が3尾で2.8kg台、2位が2.5kg台ですから、けっこうシビアな結果です。大きなバスをよく釣ってくるメンバーがほとんど総崩れだったのは、まともなパターンが通用しなかったということです。前日が大荒れだったのが影響したんでしょうね。その中で、イシヅカマリンの領海とも言える鮎屋沖と真野沖で40cmクラスをそろえて優勝した阿部さんは見事でした。

 まあそれにしても、ひさしぶりに真剣にバスフィッシングをして、小さいけどバスが釣れたら、やっぱり面白いですね。ロッドチップがフッと入ったのをフッキングして、ロッドにバスの重さが乗ってグイグイとくる手応えがたまりません。ボートまで用意してバスフィッシング再開のお膳立てをしてくれた、と言うか、誰かのボートの後ろで気楽に釣りをするつもりで行ったら、「服部さんはこのボートです」と見事にはめてくれた小田一朗さんに感謝です。

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