Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

07/02/28

琵琶湖鹿騒動
バスは早くもプリスポーニング

 琵琶湖は来てます、来てます!! バスも、バスアングラーも、鹿さえも!! バス釣りが嫌いな下野正希プロは、バスボートで鹿獲ってます。えー、嘘ですよー!! ネットに書いてあることをうかつに信じちゃダメですよー。

 2月25日の夕方のことです。ガイドから帰って来た杉戸繁伸プロの写真を撮ってたら、真野川尻の浜を大きな雄鹿が琵琶湖へ向かって駆けて行くではありませんか。なんじゃ、こりゃー!!と思ってたら、そこへトーナメントから帰って来た下野正希プロがボートを揚げる直前でUターン。全速で沖へ突っ走っていきました。バスが釣れなかったから、もう1カ所チェックにでも行ったのかなーと思ってたら、すぐに帰ってきて、「鹿が泳いでるからボートで追うて浜の方へ向きをかえさせようしたんやけど、どうしても沖へ行きよる。1人では捕まえられへんから、服部さん、一緒に来て!!」と強引に引っ張り出されました。

 リブレから真野川尻を越えて北側のエリの近くで、鹿が水面から頭を出して一生懸命泳いでるのを発見。ボートの操船を交代して近付き、下野プロがロープを投げて角に掛けようとします。1回目は失敗。2回目、ボートが鹿にぶつかるぐらいまで近付いて見事キャッチ。グイグイとロープを引いて、すぐそこまで寄って来たところで、下野プロがボートから身を乗り出して角をつかんでハンドランディング。と言いたいところなんですけど、大きな鹿はそんなに簡単に捕まってくれません。必死で頭を振って抵抗します。

 ガーンと大きな音がしたと思ったら、下野プロが手を離してました。鹿が角を振り回して、それをつかんでる下野プロの手がボートのハルにぶつかったんですね。「これはあかんでー、大き過ぎるわー。ボートに上げたら危な過ぎるわー」と下野プロ。なんとか捕まえて帰って安全な所に逃がしてあげようと思ったけど、元気なままボートに上げて連れて帰るのは無理とのことです。しばらく様子を見てるうちに、鹿が泳ぐ方向を浜の方へかえたので、これ以上追いかけたら無駄に疲れさせるだけと判断して引き返しました。ボートのどこかにギャフかモリは載ってないかと探してたキャプテン服部は、おかげで危ないことはしなくてすみました。

 そんな事件があった2月末の琵琶湖は、もう冬ではありませんね。岸釣りもボート釣りもプリスポーニングの兆候がはっきりと見え始めてます。岸釣りは南湖の西側と南側で50cm台後半まじりに爆釣してるアングラーがいます。杉戸繁伸プロの25日のフィッシングガイドはミノーが大当たり。24日の強風の次の日にミノーで釣れたのは、スポーニングに向かい始めたバスは少々のことでは後戻りしない、そういう動きがすでに始まってるということでしょうか。

 25日に開催された琵琶湖トーナメント開幕戦は、参加約50人中ウエイインしたのが17人。優勝は4330g(3尾)をキャッチした大藪秀樹プロ。2位が3670g、3位と4位が2kg台、12位までが1kg台という成績でした。大藪プロは温排水を中心に狙ったとのことです。詳しい成績はBAITのホームページに掲載されてますので、ごらんになってください。

 バスアングラーはまだ特に多いというほどではありません。2月にしては多いなー、釣れ始めたのが早いからかなー、そんな感じです。この週末の結果を聞いて、これからきっと多くなってくるでしょうね。普通は3月の春分の日あたりからアングラーがどっと繰り出すようになるんですけど、今年は早いんじゃないでしょうか。バスの動きはそれよりもさらに早い感じですから、お迎えする準備をすぐに始めないといけません。それと、スギ花粉の飛び方が早くも本格的になってますので、花粉症の方は対策をお忘れなく。

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