March 13-16, 2006 Vol.4 神戸沖メバリング&和歌山中紀放浪記

 週明けの月曜日から滋賀を離れていました。

 まず3月13日(月)は清水和行さんとともにサンテレビ・フィッシングライフのロケ。兵庫県神戸空港沖でボートからのメバリングロケだったのですが、当日は超大荒れの天候。海面はかなり派手にウサギが飛ぶ始末。メバルはメバル凪ぎという言葉がある程、荒れた天候はNGなのですが、清水さんとの相談の結果風裏に行けばなんとかなるだろうと出船を決定。

 いつもお世話になる神戸長田のルアー船マーベリック号に乗り込みいざ神戸空港沖へ。いつもの倍近くの時間をかけてポイントに到着。風裏のポイントに入ったのですが、それでもかなりの強風。しかも大潮だったこの日、潮の流れもかなり速く、また流れる方向が風とは逆のいわゆる逆潮状態で、軽量のリグを駆使するメバリングではかなりのバットコンディション。それでも、2lbのライトラインとカブラジグ3gとの組み合わせでちゃんとメバルは仕留めてきました。このもようは4月14日(金)午後10時からサンテレビ放送予定です。ぜひごらんになってください。

 神戸でのロケ終了後、一気に和歌山県まで移動。中紀エリアの御坊に着いたのが翌14日(火)午前5時。ここでソルトウオーターチーム、アウトローのリーダー江川孝君と合流。ここではショアからの青物&ヒラスズキがターゲット。この時期、同エリアでは昨シーズン私の知人がショアから80cmオーバーのブリを仕留め、今シーズンに入ってからも数日前に別の知人がヒラスズキを連発させています。


 釣れるまで帰らないつもりで長期滞在の準備をして現地入り。ところが気合の入った初日またもや大荒れの天候。確かに上記のターゲットは少し荒れ気味の方がいいのですが、やはり限度があり西からの暴風はとてもロッドの振れる状態ではありません。私同様。身内では荒れ男として評判の高い江川君と責任の擦り合いをする始末。結局この日は夜になってから近くの漁港でライトタックルで楽しんだアジ達が唯一の釣果でした。


 15日(水)、朝から快晴。絶好の釣り日和。平日にも関わらずアングラーの数も多い。今日こそはと、私達も早朝からルアーをキャスト。高速ワームダート釣法ワインドと大型ポッパーをセットしたタックルを交互にキャスト。岸近くには少ないながらもベイトを確認し期待したのですが、朝のゴールデンタイムは不発で終了。周囲のアングラーのロッドも誰も曲がることはありませんでした。潮もいい感じで動き、ベイトもちらほらと確認できたのですが……。


 車に引き返すと誰ともなく集まってきて井戸端情報交換。初めて顔を合わせたにも関わらず、釣りという共通の趣味を通じてすっかり意気投合。これはこれで楽しい時間でした。


 迎えたこの日の夕まずめは、井戸端メンバー全員で一緒に釣りをすることに。皆、思い思いのルアーを結び、ポイントへ。しばらく誰のロッドも曲がらなかったのですが、私のキャストしていたワインドにゴンと生命反応。フッキングに成功した魚は狙うターゲットではありませんでしたがヒラメ! これはこれで嬉しい獲物です。結局この日このポイントで上がった魚はこのヒラメだけでした。

 本来ならこの日で滋賀に帰る予定でしたが、諦めきれずに翌16日(木)も滞在することに。なんとか魚をキャッチしたいと思い、沖磯への渡船を利用することにしました。しかし天候が下り坂に向かい始めたこの日、江川君がいつも利用する渡船屋さんは臨時休業。別の渡船屋さんでも午前中だけという条件付きでなんとか渡してもらえることに。


 日ノ御崎沖の名礁、オオクラの風裏側に渡してもらいひたすらルアーをキャスト。回遊の気配がない青物は無理でも、せめて居付きのヒラスズキをと思ったのですがまったくの不発。迎えの船が来て船長に釣れなかったことを告げると、船長の粋な計らいで船から磯にめがけてルアーをキャストさせてもらえることに。これがラストチャンスと磯に向かってありとあらゆるルアーをキャストし続けたのですがワンチェイスもありませんでした。

 そんな感じで3日間の中紀滞在はあっという間に終了。目指す本命はキャッチできませんでしたが、大型の青物&ヒラスズキを仕留めるまでは懲りずにまた行きますよ〜。

使用タックル
メバリング
ロッド がまかつ・ラグゼソルテージチータ66L
リール スピニングリール
ライン フロロカーボン2lb
ルアー がまかつ・カブラジグ2.5g、3g
ワインドタックル
ロッド がまかつ・ラグゼクロヴィス90
リール スピニングリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードソルトマックス・タイプジグ1.5号
ショックリーダー 同ソルトマックス・ショックリーダータイプF20lb
ジグヘッド オンスタックルデザイン・ZZヘッド5/8oz
ルアー オンスタックルデザイン・マナティ90ピンクグリッターほか
青物&ヒラスズキ
ロッド がまかつ・ラグゼソルテージチータ110MH
リール スピニングリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードソルトマックス・タイプジグ3号
ショックリーダー 同ソルトマックス・ショックリーダータイプF45lb
ルアー ヤマリア・POPクイーンほか
アジ釣り
ロッド がまかつ・ラグゼソルテージチータ68UL
リール スピニングリール
ライン サンヨーナイロン・アプロード・トラウトリミテッド2lb
ジグヘッド がまかつ・コブラ1.0g #6
ルアー オンスタックルデザイン・マゴバチクリアーオレンジ/ゴールドラメ
偏光グラス タレックス・イーズグリーン、グレーO.A.

関根健太(せきね・けんた)

琵琶湖では白馬の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、シーバス、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するのその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。


関根健太オフィシャルホームページ

お知らせ
06/03/17
4月14日(金)放送のサンテレビ・フィッシングライフに出演します。内容は神戸空港沖のボートメバリング。
06/03/10
3月19日(日)に嵐山フィッシングエリアで開催されるフィッシングエイト&エサ一番グループ主催のエリアフィッシングフェスティバルin嵐山のゲストとしてお手伝いさせていただきます。詳細は上記各店舗にて。
06/03/07
3月11日から琵琶湖のバスフィッシングガイドを再開します。ただいま5月中旬までの予約受け付け中

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06/03/09
B.B.C.ホット情報
3月に入って関根健太プロの新連載「ケンタのブログのようなもの」がスタートしました。関根プロについては、盟友の杉戸繁伸プロが詳しく紹介してくれてますから、ここで言葉を足す必要はないと思います。タイトルの「ブログのようなもの」というのは、ブログみたいだけどブログではないという意味です。(全部読む)
06/03/09
杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報
かわら版に新入部員が入ってきました。もうすでにごらんになられたとは思いますが、関根の健ちゃんのページができました。彼もかなりやり込んでおり、夢話を話せる友人の1人。彼は、純粋に釣りだけで飯を食っており、かつ完全に自立している数少ない貴重なプロアングラーです。(全部読む)

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