琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2013/08)

←Before          スクラップブックバックナンバー          Next→

13/08/31

■琵琶湖でウエークボードのレッスン中 男性死亡(SponichiAnnex)
 31日午後3時すぎ、滋賀県高島市安曇川町下小川の琵琶湖沖合で、ウエークボードのレッスンを受けていた福島県郡山市の会社員浜村悠矢さん(26)が転倒、搬送先の病院で死亡が確認された。
 高島署によると、沖合約100〜200メートルで、スクール関係者がモーターボートで引っ張っていたが、何らかの原因で転倒した。同署は業務上過失致死容疑の可能性もあるとみて、死因や原因を調べている。
 浜村さんは午後から、高校時代の友人5人と受講していた。ライフジャケットを着ていたが、救出時には水面に顔をつけ、心肺停止状態だった。

■クマと接触、電車一時止まる 滋賀のJR湖西線(asahi.com)
 31日午後7時50分ごろ、滋賀県のJR湖西線永原―近江塩津間で、電車がクマと接触して停止した。JR西日本によると、午後8時35分ごろ、同区間の運転を再開したが、湖西線の一部列車に遅れが出ている。

■琵琶湖畔でハワイアン 7日、近江八幡でバンドフェス(京都新聞電子版)
 琵琶湖畔でハワイ気分を−。音楽イベント「びわこハワイアンバンドフェスティバル」が9月7日、滋賀県近江八幡市沖島町の宮ケ浜で開かれる。浜辺での野外演奏が南の島を連想させ、近年のハワイアンブームもあって出演者も年々増え、好評を得ている。
 フェスティバルは2008年から毎年開かれ、台風などによる2回の中止を経て今年で4回目。県内で活動するアマチュアのハワイアンバンド「ほほえみハワイアンズ」のメンバー5人が「浜辺で演奏するハワイアン音楽のイベントが日本に無い」「それなら湖岸でやろう」と始めた。
 出演者は県内や京都市で活動するハワイアンバンドとフラダンスチーム。会場の宮ケ浜は琵琶湖が目の前に広がる砂浜と芝生で、沖島を望む。「ハワイで演奏しているみたい」と好評で、出演者が年々増加。今年はバンド7組が「珊瑚礁の彼方に」など42曲を演奏し、フラダンスチーム7組がダンスを披露する。出演者数は計210人と第1回の4倍以上に達する予定だ。
 背景には、会場の良さに加え、近年のハワイアンブームがある。特にフラダンスは女性に人気で各地で教室が開かれている。
 フェスティバルの実行委員会事務局長でほほえみハワイアンズのギタリスト立岡功次さん(62)は「ハワイアンは癒やしの音楽。さざ波の音を聞き、風に吹かれて、リラックスして聞いてもらえれば」と話す。
 正午〜午後5時。無料。申し込み不要。小雨決行。宮ケ浜は休暇村近江八幡西館そば。JR近江八幡駅からバスもある。

■小魚を狙い、群れるサギ 滋賀・彦根の犬上川河口(asahi.com滋賀)
 秋の気配が漂う彦根市八坂町の犬上川河口にサギが群れている。浅瀬に立ち、近づく小魚を狙っている。
 彦根市の県生物環境アドバイザー柴田尚さん(54)によると、犬上川河口はコサギ、ダイサギ、アマサギやカワウなどがエサ場にしている。サギ類は普段、水田や小川などにいるカエルやザリガニ、魚などを食べるが、刈り入れ前に田んぼの水が落とされ、餌が少なくなると魚のいる河口に移動するという。白いサギと黒いカワウが並ぶ光景も見られる。

■大観覧車 ベトナムで再出発(YomiuriOnLine滋賀)
◇びわ湖タワー跡地、休止12年〜年内撤去へ
 琵琶湖大橋西詰にあった総合レジャー施設「びわ湖タワー」跡地にそびえ、かつて世界最大級を誇った観覧車「イーゴス108」(大津市今堅田)が、9月から解体され、ベトナムの遊園地で再出発することになった。2001年8月31日を最後に運転を休止してから丸12年。「びわ湖タワー」の元社長、前田茂さん(89)は閉園後も運転再開を夢見て維持してきたが「日本一、世界一とかわいがってもらった。異国の人々にも愛されてほしい」と別れを惜しんでいる。(川崎陽子)
 「イーゴス」(直径100メートル、高さ108メートル)は1967年に開園したびわ湖タワーのてこ入れを図るため、当時の「世界最大級」をうたって92年に完成。琵琶湖大橋を渡って来ると大輪が待ち構えて迎える、というイメージで建設された。名前は「すごーい」を逆さまにして名付けた。
 虹色のゴンドラ64基で1周約15分間、琵琶湖を見渡せる空中遊覧はカップルや家族連れに1日1万数千人が乗る人気スポットに。しかし、レジャーの多様化などで客離れは止まらず、2001年に閉園。遊園地は更地になって大型スーパーなどが建ったが、イーゴスは前田さんの希望で「いつでも再開できるように」と残され、1、2か月に1回点検し、非常用電源で回してきた。
 「琵琶湖畔で再び客を乗せて回すのが夢だった」と前田さん。しかし、イーゴスを含めて遊園地跡地を所有する不動産業者が活用策を模索する中、昨夏からベトナムの遊園地への売却交渉が進み、運営会社が購入することでまとまった。
 前田さんは「これも時代の流れ。湖畔でもう一度回すことを夢見た当初の思いとは違うが、いろいろあった末に再開が決まり、10年、20年とかわいがってもらって」としみじみと語る。
 鉄柱などの表面にさびは目立つが、世界最大級を支えた長さ16メートル、計104本のくいなどの強度に問題はないという。9月上旬、外国人業者が配線などのチェックをした後、解体が始まる。工期は約3か月で、年内には湖畔から姿を消すことになる。

13/08/30

■アユ:琵琶湖の資源確保を 県が13トン放流へ 産卵・ふ化に適した環境、高島・安曇川人工河川に(毎日jp滋賀)
 県は29日、琵琶湖のアユ資源確保に向け、産卵期を迎えた親アユ2トン(約6万5000匹)を高島市にある安曇川人工河川に放流した。9月上旬まで1週間かけ計13トン放流する。
 昨年は当初8トン、10月に7トンを緊急追加放流した。昨年来のアユ資源減少はなお尾を引き、県水産試験場の調査などから、県は親アユの量は平年の2割程度に過ぎないと推測。放流アユの産卵、ふ化に資源回復への期待をかけている。
 安曇川人工河川は琵琶湖に面し、同川河口近くの陸地に掘削された長さ約650メートルのU字型流路。アユの産卵、ふ化に適した環境を作って多くの稚魚を誕生させて湖へ返し、資源確保を図っている。
 県によると、平年のアユの産卵量113億粒に対し昨季は7・1億粒(約6%)にとどまった。今春のアユの群れの調査でも平年の6〜7%に過ぎず、回復していなかった。県は、昨年12月から漁を自粛した8月までのアユ漁獲量は多くとも300トンと推計し、過去に例のない低水準とみている。
 昨季、産卵量が少なかった原因はなお不明。ただ、昨年少なかったアユの餌となるミジンコなどの動物プランクトンが、今年は琵琶湖に例年並みにいて親アユも太っているとして、県は産卵・ふ化に期待をかけている。
 この日放流した親アユは琵琶湖で採取した稚魚を養成したもので体長十数センチ、重さ約30グラム。酸素ボンベ付き水槽車で人工河川に運ばれ、太いホースから次々に放流されると、元気に跳ねたりしながら泳ぎ回っていた。【塚原和俊】

■産卵期待、親アユ放流 安曇川で始まる(京都新聞電子版)
 琵琶湖産の産卵直前の親アユを放流する県の取り組みが29日、滋賀県高島市安曇川町北船木の安曇川人工河川で始まった。昨年秋の産卵数の激減を受け、今年は放流量を例年より5トン増やし計13トンを放す。9月5日まで毎日作業が続けられる。
 アユの安定供給を目的に、1981年から毎年実施。県淡水養殖漁業協同組合に加盟の6業者が彦根市の養殖場で育てたアユを、県の委託を受けた県水産振興協会が放流した。
 初日は2トン(約6万5千匹)が放された。体長15〜20センチに育った親アユがトラック2台で運び込まれ、荷台の水槽からホースを使って、水温15度に保たれた人工河川に勢いよく流された。アユは水面を飛び跳ねたり、群れをつくって泳ぎ回っていた。数日中に産卵、約10日でふ化し、体長5ミリほどに成長すると琵琶湖へ出る。
 県水産課は、昨秋の産卵数激減の影響で、琵琶湖に現在生息するアユの数は例年の2割程度とみており、年間漁獲量も平成に入って最低となった2005年の390トンを今年はさらに下回ると予測。今後の産卵の状況次第では「追加放流も検討する」としている。

■琵琶湖のアユ、たくさん育て 滋賀・安曇川、親アユ放流(asahi.com滋賀)
 琵琶湖のアユを増やそうと、県は29日、産卵期を迎えた親アユ約2トン(約6万5千匹)を高島市安曇川町北船木の安曇川人工河川に放流した。昨年より5トン多い約13トンを1週間ほどかけて放流する予定。
 水産課によると、今年のアユの生息数は昨年の2割ほどで、漁獲量も不漁だった昨年と同程度の300トン前後を見込む。根本守仁副主幹は「昨秋に産卵数が激減した影響が考えられる」としている。アユは数日以内に産卵し、10日ほどかけて孵化(ふか)した稚魚は流れに乗って琵琶湖に向かう。

■親アユぴちぴち 安曇川で人工河川に放流(ChunichiWeb滋賀)
 高島市安曇川町北船木の安曇川人工河川で二十九日、県水産振興協会によるアユの親魚の放流が始まった。
 琵琶湖のアユ資源維持を目的に産卵期に合わせ毎年実施。今年のアユの数は琵琶湖全体で通常の二割程度と少なく、九月五日までに昨年よりも五トン多い十三トンを放流する。
 放流したのは県淡水養殖漁業協同組合が養殖したアユで、体長一五センチほどの雄と雌合わせて約二トン。川に放たれるとぴちぴちと飛び跳ねながら泳ぎだした。数日で河床に産卵、その後十日前後でふ化し、人工河川の水流に乗って琵琶湖に向かう。
 県農政水産部の根本守仁さん(42)は「漁師の方が不漁に悩まされない最低限の量を確保したい」と話していた。(中森麻未)

13/08/29

■合法でも約50億円が埋蔵金化!?(滋賀報知新聞ネット版)
=12月26日から無料化の近江大橋=
 大津市と草津市を琵琶湖上で結ぶ有料道路「近江大橋」の無料化を巡り、十一市長が七月末に「維持管理費が年間一億五千万円かかるため、無料化になれば県の道路財源が圧迫される」と再検討を求める要望をしたのに対し、県は今月二十日付文書で「二月県会で維持管理の基金条例を創設し、財源を確保している」とし、予定通り十二月二十六日から無料化すると通知した。しかし市長の一部からは「県出資金の半分の十億円を維持管理の基金に充てても、それ以降の計画が定かでない。また五十億円の損失補てん引当金の行方も気になる」と不安視する声があがっている。【石川政実】
 県の外郭団体の県道路公社は、有料道路として近江大橋(橋りょう延長一・二九キロメートル)と、大津市と守山市を結ぶ琵琶湖大橋(同一・四キロ)の建設と保有・運営を行っている。ただし無料化になれば、県が管理者になる。
 昭和四十九年に供用を開始した近江大橋は、通行料収入で建設費などを償還する仕組みとなっている。現在の通行台数は一日平均三万二千台にのぼる。
 通行料の徴収期限は当初、平成十四年だったが、四車線化や補強工事などに合わせ、さらに二度、延長している。県は維持管理費の安定確保のため、通行料徴収期限の延長などを検討してきたが、国の許可条件を満たせなかったという。
 道路公社によれば表の通り、今年十二月二十五日までの累計の支出が約五百三十二億円、収入(料金)が五百三十二億円で差し引きゼロとなり、事業費等の償還が終わるという。
 支出のうち、損失補てん引当金約五十億円は、災害や物価の上昇など不測の事態に備えて、料金収入の一割を引当金に充てているもの。道路公社では、近江大橋が無料化になれば、この約五十億円は、琵琶湖大橋の損失補てん引当金に回す意向だ。ある意味で、埋蔵金になりかねない
 ちなみに道路公社の二十四年度決算の損失補てん引当金は、ドル箱の琵琶湖大橋が約五十九億円、近江大橋が約四十九億円、大津港駐車場が約六千万円の計約百八億円にのぼる。
 これらは、道路公社が解散する時に残余財産として県にもどされることになる。また、事業費の中には、県の出資金約二十一億四千百万円が含まれているが、これは県に戻り、このうち約半分の十億七千八百万円を維持管理の基金として積むとしている。
 しかし、市長の一部は「近江大橋の損失補てん引当金が琵琶湖大橋に回せるなら、いっそのこと近江大橋と琵琶湖大橋を一本化して、有料化を継続できないか。また大津港駐車場の経営も明らかにすべき」と指摘する。

13/08/28

■沖島の歴史と文化「沖島フォーラム」(滋賀報知新聞ネット版)
=県立安土城考古博物館=
◇近江八幡
 県立安土城考古博物館で九月十六日「沖島との歴史と文化」をテーマにしたフォーラムが開かれる。
 湖に浮かぶ島で全国唯一の学校、沖島小学校の児童が調べた島の暮らしや自然などの発表を通して沖島の歴史文化を紹介する。
 午前十時からのお魚コンサートに続いて講演会「白洲正子と沖島―神の宿る島―」や「うみと歩んだ沖島の歴史」、「ミュージアムコンサートが」が開かれる。問い合わせは同博物館(TEL46―2424)へ。

13/08/27

■猛暑も一休み 低気圧の影響(ChunichiWeb滋賀)
 県内は二十六日、南の海上にある低気圧が入り込んだ影響で雲が広がり、三〇度を下回って九月上旬〜中旬並みの気温になった。
 一方で約一カ月間続いた真夏日により、八月の熱中症による救急搬送者数は過去最多を記録。今後は暑さが戻る見通しで、県が注意を呼び掛けている。
 県のまとめによると、八月一〜二十五日の熱中症搬送者数は三百六人で、これまで最も多かった二〇一〇年同期の二百九十三人を超えた。昨年同期の百七十九人に比べ倍増し、長期の入院が必要となる重症者も四人出ている。
 彦根地方気象台によると、二十七日は晴れ間が広がり三〇度を超え、二十八、二十九の両日は、再び三五度以上の猛暑日となる可能性がある。県はこまめな水分補給など、体調管理に注意するよう求めている。(辻井勇太、中尾吟)

13/08/26

■琵琶湖横断カヤック:湖上を彩る蝶となれ 今津中2年が出発−−高島(毎日jp滋賀)
 高島市立今津中の2年生約120人が25日、琵琶湖横断カヤックの旅に出発した。今津から竹生島付近を経て、長浜で1泊して折り返す計約60キロの湖上往復達成に挑む。
 琵琶湖周航の歌発祥地の学校として2年生全員参加で取り組み、今年で6年目。生徒たちは2人乗りカヌー21艇に乗り組んだ。琵琶湖汽船の大型船を母船に、カヌーとの間を小型漁船で行き来し、3組計6人が湖上で交代しながら、1艇を漕(こ)ぎつなぐ。保護者や教員の艇が見守るように伴走した。
 生徒、教師、保護者とも、背中に「全力疾漕(しっそう) 湖上を彩る蝶(ちょう)となれ」と、今年の決意が染め抜き文字で書かれたそろいのTシャツ姿。今津港出発時は雨天に向かい風で苦戦したが、午後には雨も上がり、全員無事に往路を漕破(そうは)した。生徒たちは26日に帰投する。【塚原和俊】

■近江大橋無料化「予定通り」県が通知(YomiuriOnLine滋賀)
◇反対の11市長に、12月26日から
 大津市と草津市を琵琶湖上で結ぶ近江大橋(1・29キロ)を巡り、「道路財源を圧迫する」などとして無料化に反対していた県内11市長に対し、県は、「必要な財源は確保している」などとして、当初の予定通り12月26日から無料化を行うとする文書を送付した。
12月26日からの無料化を告知する看板(大津市の近江大橋で)
 文書は20日付。文書では、地元商工会などから無料化の要望が出されていることなどに言及。また、今年2月の県議会で、橋の維持管理のための基金条例を創設しており、「他の道路事業や維持管理への影響はない」としている。
 近江大橋は1974年に供用開始。年間1億5000万円の維持管理費を確保するため、県として通行料徴収の延長を検討したが、国の許可条件を満たせずに断念し、無料化を決めた経緯がある。
 これに対し、大津、高島両市以外の11市長が7月末、「利用者から適切な負担を継続して求めることが望ましい」などと再検討を求める要望書を提出していた。
 県道路公社は無料化をPRするため、大津、草津市内の7か所に看板や横断幕の設置を始めた。また、未使用の回数券の払い戻しは来年6月25日まで実施する予定。

13/08/24

■雨の湖上、75艇熱戦 大津で「SAILおおつ」(京都新聞電子版)
 ヨットレース「第15回SAILおおつ」(京都新聞社主催)が25日、大津市柳が崎沖の琵琶湖で開かれた。雨がぱらつき、風がほとんどない難しい気象条件の中、セーラーたちが巧みに帆とかじを操り、湖上で熱戦を繰り広げた。
 大会は、1973年に始まった「ビワコ・カインド・レガッタ」を継承し、大津市制100周年を記念して98年から開催している。さまざまな種類のヨットが参加できるのが特徴で、今年は滋賀県内や京阪神から75艇89人が参加した。
 レースは沖合3カ所のブイを回る約6キロのコースで、一般と小中学生対象のオプチミスト(OP)に分かれて実施。立ち並んだ白い帆が、湖面を滑るように快走した。
 一般の部は愛知県一宮市の石川光輝さん(44)と兵庫県尼崎市の泉香月さん(39)のペア、OPの部は守山小6年の上西理久哉君(12)がそれぞれ優勝した。

■猛暑日:大津、連続10日でストップ(毎日jp滋賀)
 彦根地方気象台によると、大津市の23日の最高気温は33・9度で、「猛暑日」(最高気温が35度以上の日)は連続10日(県内最長タイ記録)でストップした。この日は彦根市の34・9度が県内最高気温で、猛暑日を記録する観測地点はなかった。【田中将隆】

■元世界一の大観覧車ベトナムへ びわ湖タワー跡(京都新聞電子版)
 大津市今堅田3丁目の琵琶湖岸にあったレジャー施設「びわ湖タワー」の跡地に残る大観覧車が、9月から解体されることが決まった。閉園から12年を経て、ベトナムで現役の観覧車として復活する。再開を願って点検を続けてきたびわ湖タワー運営会社の元社長は「娘を嫁にやるようなもの」と、近づく解体にさみしさを募らせている。
 大観覧車は1992年に営業を始めた。高さ108メートルは当時世界一で、愛称は「すごーい」の言葉を逆から読んだ「イーゴス108」。夜はライトアップされ、琵琶湖大橋のたもとを彩ってきた。
 2001年の閉園後も、びわ湖タワー運営会社の元社長前田茂さん(89)が土地の所有者となった不動産会社の協力を得て、現地での再開を願って1、2カ月に1回、点検のため動かしてきた。
 閉園直後は現在地で再開させる打診もあったが、その後の景気低迷で実現は難しくなった。そんな折、ベトナムで再稼働する話が持ち上がった。前田さんも「スクラップになるのは忍びない。残念だが2度目のお勤めができるならいい」と海外での再出発を受け入れた。レジャー機器の貿易を手掛ける国内の業者が輸出し、ベトナムで遊園地などを経営する会社が購入する。解体は3カ月程度かかる見通しで、ベトナムで再整備後、稼働する予定という。
 イーゴス108はさびが目立つものの、今も点検では問題なく動く。大津市の自宅前から毎日眺める前田さんは「最高で1日1万3500人が乗ったにぎわいは忘れられない。わが子のつもりで守ってきたので未練はあるが、今まで回してきたからこそ、再出発できるのだと思う」と笑顔で話した。

13/08/23

■天気:近畿で半月ぶりまとまった雨(毎日jp滋賀)
 厳しい暑さが続く近畿地方で23日夕、久しぶりに雨が降った。猛暑は和らぐ見通しだが、大気が急に不安定になった影響で、各地は一転して激しい雨や落雷に見舞われた。落雷のためJR東海道線上り線(大阪−高槻駅間)が約1時間にわたって運転を見合わせ、約3万8000人に影響した。さらに大阪府高槻市で計2万5000軒が停電するなどした。
 大阪管区気象台によると、近畿地方でまとまった雨が降ったのは今月6日。7日以降は大阪市や京都市などで猛暑日(35度以上)が続き、大阪市の猛暑日は23日で連続17日と71年ぶりに記録を更新した。しかし同日、太平洋高気圧が南下した影響で近畿や北陸などで雨雲が急激に発達した。近畿地方のほか、石川県かほく市や富山県高岡市ではこの日、午後5時まで24時間雨量は200ミリ前後に上り、観測史上1位の記録を更新した。
 近畿地方の猛暑は今回の雨で和らぎそうだが、来週は晴れ間が広がり、再び猛暑日となる見通しだ。
 一方、落雷の影響でJR東海道線上り線の高槻と茨木の両駅で信号機が故障。大阪−高槻駅間で午後8時20分ごろから約1時間にわたって運転を見合わせるなどした。大阪駅では駅員らが阪急電車への振り替え輸送などを案内したが、多くの利用者が改札口付近で電車の運行予定を駅員に問い合わせていた。
 また、関西電力によると、高槻市のほか、大阪府枚方市、京都府京田辺市と精華町、兵庫県各地でも一時停電した。【津久井達、石戸諭】■「びわコミ会議」今年も開催へー「びわ湖なう」報告会にブース展示も(びわ湖大津経済新聞)
 第3回「びわコミ会議」が8月31日、コラボしが21(大津市打出浜)3階大会議室・中会議室でで開催される。テーマは「水でつながる、人がつながる びわ湖の環(わ)」。
 主催はマザーレイクフォーラム(草津市矢橋町)で、びわコミの「びわ」は琵琶湖を指し、「コミ」は英語のコミュニティ(地域)、コミュニケーション(対話)、コミットメント(約束)の頭文字を指している。びわ湖流域で活動するさまざまな個人・団体がびわ湖の現状や課題を共有し、びわ湖の将来のために話し合う目的で行う。滋賀県が2000年に策定した琵琶湖総合保全整備計画(マザーレイク21計画)の進行管理の一部を担い、評価・提言も行う。
 参加者は第1回が202人、第2回が154人だった。第1部「みんなつながる報告会」では、びわ湖のためにできる活動や仲間をつくるための情報交換や前回以降の情報の報告が行われる。同フォーラムはインターネットの交流サイトへの登録・情報の報告も受け付ける。第2部「びわ湖のこれから話さへん?」では、「人のつながり」をキーワードに少人数のグループに分かれ話し合う。会場では「びわ湖やその流域の保全活動」について各団体のブース展示も行う。
 滋賀県の農業振興に従事する運営委員の渡辺維子さんは「私たちの生活には欠かせないびわ湖について、みんなで考えましょうというのが『びわコミ会議』。普段そんなにびわ湖のことや環境のことを考えていなくても、少しずつでもびわ湖を通して人の環(わ)が広がれば」と参加を呼び掛ける。
 開催時間は、第1部=10時30分〜12時、第2部=13時15分〜16時30分。入場無料。参加申し込みなど詳しくはホームページで確認できるが、当日参加も受け付ける。

■猛暑日:大津で10日連続 県内最多に並ぶ きょうから下り坂に(毎日jp滋賀)
◇かき氷店は大繁盛
 大津市は22日、最高気温36・4度を記録し、10日連続の猛暑日となった。連続記録は、1994年に記録した県内過去最多に並んだ。熱中症の搬送者数が増え、食中毒注意報も過去最多の2010年と同じペースで発令が続くなど、暑さの影響が広がっている。
 熱中症による搬送者は18日現在、県内で574人。前年同期比で約100人増。平均気温や湿度などが高い場合に発令される「食中毒注意報」は21日に今季(7〜9月)11回目の発令が出た。県によると、過去最多(21回)だった10年と同じペースという。
 一方、この暑さで氷菓類の売れ行きは絶好調。かき氷店「キャンディード2」(大津市平津1)では、1日平均30杯と昨夏の5倍の売上を記録。店主の牧賢之介さん(73)は「終業前に完売する日もある。猛暑に助けてもらってる」。
 彦根地方気象台によると、23日から次第に天気は下り坂となり、暑さはピークを過ぎるという。【田中将隆】

■水草:琵琶湖で大量繁殖、堆肥に 立命大と守山市、事業化へ 利用復活で水質改善と農業両立(毎日jp滋賀)
 琵琶湖で大量繁殖している水草を堆肥(たいひ)にし、農産物の有機栽培に活用する事業に、立命館大(草津市)と守山市が着手する。最新の土壌診断手法を応用し、現在は焼却か産業廃棄物として処分されている外来の水草2種類から、高品質の堆肥(たいひ)を作る方法を今年度中に実用化。琵琶湖の水質改善と地域循環型農業の両立を目指す。
 琵琶湖の南湖では1990年代後半から水草が急増。漁船の航行障害や悪臭の原因にもなっている。
 計画では、刈り取って温室で2〜3カ月、乾燥、発酵させた水草の養分を、立命館大の久保幹教授(環境微生物学)が開発した微生物量などから土壌の肥沃(ひよく)度を示す診断手法で分析。最適な水草の種類などを探る。
 守山市の赤野井湾で異常繁殖しているオオバナミズキンバイとオオカナダモで実験し、窒素やカリウムが豊富で微生物の働きにより更に増えることが分かった。馬ふんや米ぬかなども加えて成分を調べ、実際の土壌で効果を立証する。
 琵琶湖の水草は戦前まで有機肥料として利用されていた。久保教授は「今は厄介者の水草だが、栄養成分のバランスが良い。科学的に品質を保証し、有効利用の流れを復活させたい」、同市都市活性化局の松永之和局長は「地元の堆肥で農産物を生産し、ブランド化できれば」と話した。【千葉紀和】

■水草堆肥化事業開始へ 守山市と立命館大(ChunichiWeb滋賀)
 守山市と立命館大は二十二日、琵琶湖で大量に繁殖している水草を堆肥に変え、農産物の有機栽培に活用する事業を始めると発表した。本年度は、地元にとって“厄介者”である外来種の二種類の水草で堆肥を作る。将来的には水草堆肥を用いて栽培した農作物のブランド化も視野に入れている。
 琵琶湖の南湖では現在、面積の八割以上にわたり水草が分布。水流の阻害や汚泥の沈殿を招いている。住民らによる刈り取り後も焼却するか埋めるしかなく、堆肥化事業で水質改善とともに地域循環型の農業確立を目指すのが狙いという。
 本年度はオオカナダモとオオバナミズキンバイが対象。既に立命館大生命科学部の久保幹教授(環境微生物学)がリンや窒素などの成分バランスを見て、いずれも堆肥として有効だと確認した。
 除去したオオカナダモ二・二トンは現在、市内のガラス温室に保管中。二〜三カ月かけて乾燥、発酵させ堆肥化させる。今後、立命館大びわこ・くさつキャンパス内の植物工場や守山市内の畑で小松菜やホウレンソウ、ジャガイモを実験的に栽培する。農地の肥沃(ひよく)度も併せて診断し、適量の堆肥を投与していく。久保教授は「地域資源を活用して、食の安心にもつなげたい」と期待している。
 事業は、産学官が連携して食料自給力の向上を目指す守山市のプロジェクトの一環。内閣府の特定地域再生事業の採択を受けている。(倉形友理)

■守山市と立命館大 水草堆肥化を共同研究(YomiuriOnLine滋賀)
◇カリウムや窒素、多量の栄養分に注目
 守山市は、琵琶湖で増殖し、漁業や生態系に悪影響を与えている水草を農作物の堆肥として活用する事業を立命館大の協力を得て始める。これまでは焼却などで処分するしかなかったが、同大学の分析で、農作物の育成に必要なリンやカリウム、窒素が多く含まれていることが判明。市は来年3月まで、ホウレンソウなどで実験栽培を試み、「水草堆肥」が有効かを調べる。果たして琵琶湖の“厄介者”が華麗な転身を果たすか――。(渡辺征庸)
 琵琶湖南部(南湖)一帯では近年、外来種の水草「オオカナダモ」や「オオバナミズキンバイ」が水面を覆うように増殖。水の流れが滞り、水中の酸素量が減って水質が悪くなったり、魚介類が減ったりするなどの影響が出ている。
 一方、水草は戦前までは農家が堆肥として有効活用していた。しかし戦後は手軽で即効性のある化学肥料が普及し、「どの水草をどの程度、土壌に与えれば良いのか」というノウハウは継承されなくなった。
 そこで市は、処分するしかない水草を再び堆肥に利用する“一石二鳥”の道を研究することを決めた。国(内閣府)も「地域の負の遺産を堆肥化し、安心・安全な農作物を作るとの『発想の転換』は評価できる」と約340万円を補助。土壌の「肥沃(ひよく)度」を科学的に分析し、有機農法の推進を提言している立命館大生命科学部の久保幹教授(環境微生物学)が協力する。
 久保教授によると、オオカナダモとオオバナミズキンバイには、肥料として必要な成分がバランス良く含まれ、特にカリウムが豊富という。琵琶湖から抜き取った後、3か月程度、「もりやまバラ・ハーブ園」(幸津川町)のガラス温室で十分に乾燥・発酵させ、成分分析を行い、その後、粉末化する計画だ。
 市は今後、「水草堆肥」と土壌との相性を調べ、畑に応じた散布量や他の有機肥料と調合することも検討。秋には、立命館大びわこ・くさつキャンパス(草津市)の実験農場でホウレンソウやコマツナを育て、従来の農法で育てた野菜と味覚や生産量を比べ、収益性についても分析する。
 守山市内で22日に記者会見した久保教授は「成分は既存の化学肥料に劣らず、十分に使えるレベルだ。琵琶湖の環境改善と(持続可能な)循環型農業を両立させるモデルを築きたい」と意気込んだ。市都市活性化局の松永之和局長も「悩みの種となっている水草を最大限に活用し、美味で安全な野菜を『グラス(草)・ベジタブル』と名付けて売り出せたら」と期待していた。

13/08/22

■全国的に高温多雨の秋に 気象庁の3カ月予報(47NEWS)
 気象庁は22日、9〜11月の3カ月予報を発表した。9月の平均気温は、北日本(北海道、東北)と東日本(関東甲信、北陸、東海)で平年より高い。西日本(近畿、中四国、九州)と沖縄・奄美もそれに次いで高い傾向とみている。
 10月も全国的に高い傾向。11月は沖縄・奄美がやや高い傾向のほかは平年並みとした。西日本の太平洋側を中心に7月から少ない状態が続いている降水量は、9〜11月の3カ月間は全国的にやや多い。
 気象庁によると、北半球の上空を流れる偏西風は日本付近で平年より北を流れる予想。そのため太平洋高気圧の勢力が日本の東海上で強まる。

■進ちょく率59% 高速道路「田辺―すさみ」(紀伊民報AGARA)
 「高速道路田辺・西牟婁整備促進協議会」の総会が20日、和歌山県田辺市中屋敷町の市教育研究所であり、紀南河川国道事務所は近畿自動車道紀勢線田辺―すさみ間(延長38キロ)の事業進ちょく率が59%、用地契約率は99%と報告した。
 田辺―すさみ間は2015年度に供用開始予定。完成すれば田辺市役所と串本町役場間の所要時間が98分から69分に短縮できる見込みという。
 同じく15年度の供用開始を目指す那智勝浦道路川関―市屋間(約6・3キロ)の事業進ちょく率は61%。整備により、太地町役場から新宮市立医療センター間の所要時間が30分から18分に短縮できる見込み。
 西海俊幸所長は「公共工事には依然向かい風が強い。事業費確保が一番の課題」と協力を呼び掛けた。
 西日本高速道路は、盆期間(8月8〜18日)の高速道路の交通量について報告した。みなべ―南紀田辺間は1日当たり平均で前年より700台多い2万2700台。最大は10日の2万5600台(前年比100台増)だった。
 会長の真砂充敏田辺市長は「紀伊半島一周が現実味を帯びてきた。しかし、完成や4車線化までは時間がかかる。今後も強く要望していきたい」と話した。

■琵琶湖に水草「エイリアン」 繁殖、3年で120倍に(asahi.com)
 【堀江昌史】琵琶湖で外来種の水生植物「オオバナミズキンバイ」が爆発的に繁殖し、新たな脅威となっている。初めて確認されてから3年で生育面積が120倍に拡大。漁場を覆い尽くし、漁師から「エイリアン」と恐れられている。地元の滋賀県や漁協、環境団体などは対策に躍起だ。
 「私たちにとっては死活問題です」。滋賀県守山市の赤野井湾を主な漁場とする玉津小津漁協の田中善秋組合長(65)は、湖面を覆うオオバナミズキンバイに顔を曇らせた。
 一帯はふなずしの原料のニゴロブナの漁場だったが、漁協全体の今年上半期の漁獲量は昨年から半減。オオバナミズキンバイがニゴロブナの産卵場所である湖岸のヨシ帯に侵食したことが一因とされる。定置網を仕掛けていた漁場にも広がり、田中さんは「今に船が通る場所もなくなる」と話す。
 滋賀県自然環境保全課によると、オオバナミズキンバイは中南米原産のアカバナ科の水生植物。2007年8月に兵庫県加西市のため池で初めて見つかった。琵琶湖には熱帯魚と一緒に持ち込まれたと見られ、09年12月に赤野井湾で約142平方メートルが確認された。それが、昨年12月時点で約1万8千平方メートルにまで拡大し、南側の「南湖」の広い範囲に分布する。

■「琵琶湖を体験学習」うみのこ就航30周年−県内小学生累計47万人以上参加(びわ湖大津経済新聞)
 県内の小学5年生がびわ湖の環境について学ぶ、県の学習船「うみのこ」が就航30周年を迎え、8月19日、記念の見学体験航海が行われた。公募で選ばれた親子連れら、約350人が午前と午後に分かれて乗船した。
びわ湖を舞台にした宿泊体験型学習船「うみのこ」は、1983(昭和58)年8月に初航海を行い、以来、30年間で約47万人以上の児童を乗せ、びわ湖の環境調査や、船内での触れ合い体験、集団生活などの学習を進めてきた。
 体験航海では、プランクトンウオッチングコーナーや、ロープワークコーナー、甲板磨きコーナーなど、さまざまな体験学習コーナーが設けられた。甲板磨きコーナーでは、ヤシの実を半分に割った「特製たわし」を使い、水で濡(ぬ)らした甲板を磨いていく。甲板磨きを体験した大津市の稲田智大君(10)は、「ヤシの実のまわりがたわしって初めて知って、勉強になった。甲板がきれいになって良かったです」と笑顔で話した。
 乗船客らは、それぞれのコーナーを回り環境学習や海洋活動に取り組んだほか、甲板に出て、「うみのこ」からの眺めや心地よい風を楽しんでいた。
 職員の箕浦健司さんは「30年間大きな事故なくやってこられた。これからも、『うみのこ』を使った宿泊体験型教育を続けていくためにも安全第一で航海したい」と今後の抱負を語る。

13/08/21

■8月中旬、記録的猛暑 平年比プラス2度超(47NEWS)
 8月中旬の平均気温は、ほぼ全国的に平年を2度以上上回り、東日本(関東甲信、北陸、東海)と西日本(近畿、中四国、九州)は統計史上1位の暑さだったことが21日、気象庁のまとめで分かった。同時期の西日本の降水量は平年のわずか5%で、統計史上最も少なかった。
 気象庁によると、東日本は平年比プラス2・4度、西日本は同2・3度だった。北日本(北海道、東北)は2・7度高く、統計史上1位タイ。沖縄・奄美はプラス0・6度だった。
 東・西日本は日照時間も平年の約160%で統計史上最も多かった。降水量は東日本が平年の30%と少なく、北日本、沖縄・奄美は多かった。■ガソリン価格、レギュラー160.2円…前週から横ばい、高値続く(Responce)
資源エネルギー庁が8月21日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、8月19日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、前週と同じく1リットル当たり160.2円となった。
地域別では、九州・沖縄で0.1円上昇。中部で0.2円、関東で0.1円下落。四国、中国、東北、近畿、北海道は前週と同額だった。
ハイオクガソリンは171.0円、軽油は138.0円と、いずれも前週と同額だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、8月7日のレギュラーガソリンの全国平均価格は152.75円/リットル、ハイオクは163.37円/リットル、軽油は127.97円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどe燃費のデータは、燃費管理サイトの「カーライフナビ」で見ることができる。
カーライフナビ URL http://carlifenavi.com/■琵琶湖保全:活動発表や討論 31日に「会議」−−大津(毎日jp滋賀)
 琵琶湖を守る人のネットワーク作りを目指す「マザーレイクフォーラムびわコミ会議」が31日午前10時半〜午後4時半、大津市打出浜のコラボしが21で開かれる。市民参加型の討論会や保全活動の発表などが予定され、参加者を22日まで募っている。
 午前、午後の2部構成で、午前は水環境や生物保全など各団体の活動発表。午後は琵琶湖の未来についてテーマ別に少人数で議論する。会場ではブース展示なども行われる。
 県と研究者らでつくる運営委の主催。参加無料。申し込み、問い合わせは運営委(077・569・5301)。【千葉紀和】

■シンポジウム:湖岸の将来像考える 伊東さんら講演−−大津(毎日jp滋賀)
 大津市の湖岸エリアの将来像を考えるシンポジウムが同市のびわ湖ホールで開かれた。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を今年受賞した建築家、伊東豊雄さんら4人が、自然を生かした建築や芸術による魅力向上を提案した。
 基調講演した伊東さんは、瀬戸内海に浮かぶ島の美術館やため池を生かした葬儀場など自らの建築作品を紹介しながら「水があることがどれだけ人の心を和ませるか」と指摘。「21世紀は自然環境をどう新しく作っていけるかがテーマ。琵琶湖を中心に形成されるエリアの独自性はもっとアピールできる可能性がある」と期待した。
 続いて、成安造形大客員教授の椿玲子さんは世界各地の芸術祭が地元の活性化や誇りとなっている例を紹介。「湖岸エリアに仏教美術も現代美術も展示する琵琶湖を借景としたアートセンターを」と具体的に提案した。
 シンポはNPO浜大津観光協会が主催し、約170人が参加した。会場では県立大環境建築デザイン学科の学生たちが提案した湖岸一帯の将来像もパネルや模型で展示された。【千葉紀和】

■みんなで選ぶ「琵琶湖八珍」(YomiuriOnLine滋賀)
 湖魚料理の推しメニューを探して――。県立安土城考古博物館(近江八幡市安土町)は今冬、「琵琶湖八珍(はっちん)」と銘打ち、湖魚料理の代表的な8品を提案しようと、アユやフナ、コイ、ホンモロコ、ビワマス、ウナギなどを調理した185品からお薦めを選ぶ人気投票を行っている。9月16日まで。
 島根県の代表的な魚介類「宍道湖七珍(しんじこしっちん)」を参考にしつつ、歌川広重の「近江八景」や琵琶湖の景勝地から選定された「琵琶湖八景」に並ぶ名物として、広めようという試み。
 湖魚料理は▽生で食べる▽農作物と一緒に調理する▽稚魚を食べる▽なれずしや飴炊きなど調理技術が多彩――など様々な楽しみ方がある。フナずしやアユの塩焼きなどの定番から、ビワマスのフライやスジエビの空揚げまで、飲食店や家庭料理などから候補を選んだ。
 同博物館でパネル展示中で、その場で投票を受け付けるほか、県立琵琶湖博物館、琵琶湖汽船など湖周辺の観光施設などにある応募パンフレットでも応募可。応募を基に、魚加工業者や観光業者などで選定し、11〜12月頃に八珍を提案する。応募者の中から抽選で、休暇村近江八幡の宿泊券やすき焼き用近江牛500グラム、ミシガンクルーズ招待券などを贈る。
 安土城考古博物館では「投票や選定を通じて湖魚の食文化や漁業資源の確保、琵琶湖の環境改善などを考えてもらうきっかけにもしたい」としている。宍道湖七珍の「すもうあしこし(スズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ、シラウオ、コイ、シジミ)」と同じように語呂合わせも検討する。
 9月16日(消印有効)までに、はがきや、Eメール(gakugei@azuchi‐museum.or.jp)に、好きな料理8品や、185品以外のお薦め料理とその調理法を記入し、〒521・1311 近江八幡市安土町下豊浦6678の同博物館(0748・46・2424)。

■気温上昇、8月観測最高 大津で37・3℃(ChunichiWeb滋賀)
 高気圧に覆われ気温がぐんぐん上昇した二十日の県内は、大津市で八月の観測史上最高の三七・三度を記録した。統計開始は一九七七年。今年の県内最高気温は、十九日に観測された東近江市の三七・四度。(辻井勇太)

13/08/20

■繁茂、湖面覆う勢い 琵琶湖南湖の水草(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖の南湖で水草が増加の兆しを見せている。県には昨年ほとんど無かったという除去要請が連日寄せられるほか、漁師からは「漁具を引き上げられず作業に支障がある」という声も聞かれる。七月以降に琵琶湖の透明度が上がったことが原因とみられ、県などは対応に追われている。
 八月に入り、県琵琶湖政策課には「流れ着いた水草が腐って悪臭がひどいので除去してほしい」という要請が十件ほど。同課は生活に著しく影響があると判断したものから順に除去を進めるが、担当者は「これからの時期はもっと増える。迅速に対応しなければ」と話す。
 影響は産業界にも及び、県漁連には漁師から「水草が船や漁具にまとわり付く」などの切実な声が寄せられている。担当者は「藻が多いと船のプロペラが絡まって出港できないこともある。漁がしにくくなっている」と頭を抱える。
 今年の水草は、五月までに限っては近年で最も少ないとされた昨年を下回る状況が続いていたが、水中のプランクトンが少なく、透明度が高くなった六〜七月に入り太陽光がふんだんに受けられる状況になると一気に繁殖。八月には湖面に浮き上がった状態が確認されるようになった。
 場所によって量にむらがあるものの、特に大津市南部では湖面を覆うよう。琵琶湖博物館の芳賀裕樹研究員は「今年は雨が少なく日照時間も長いので成長に適しているのではないか」と分析する。
 琵琶湖環境科学研究センターの担当者は「これほど繁茂すると各方面に支障が出る恐れもある。刈り取りなどの対策を進めていかなければならない」と話した。(山内晴信、中尾吟)

13/08/19

■猛暑に水も逃げる? 東近江・長浜・米原で今年最高(京都新聞電子版)
 19日の滋賀県は太平洋高気圧に覆われ、午前中から気温がぐんぐん上昇した。東近江市、長浜市、米原市の3カ所で今年最高を記録するなど県内全域で厳しい暑さに見舞われた。
 彦根地方気象台によると、東近江で午後2時20分ごろ平年より5・7度高い37・4度に達した。大津でも36・7度となったほか、湖北の長浜でも35・1度まで上昇した。
 大津市と草津市を結ぶ琵琶湖の近江大橋では、路面に日差しが照りつけ、広範囲に「逃げ水」の現象が見られた。車や自転車が水たまりの上を走っているように映った。
 今週は後半に天気が崩れそうだが、気温は連日30度を超え、平年並みか平年より高い状況が続く見通しという。

■わんど在来魚、帰ってきた…淀川(YomiuriOnLine関西発)
 河川改修や外来魚の繁殖により、在来魚が激減した大阪府内の淀川のわんど(湾処)に、タナゴや小ブナといった懐かしい淡水魚が戻り始めている。7年前から官民一体で進める外来魚駆除などの環境改善が奏功。淀川での絶滅が指摘されたタナゴの一種で、国の天然記念物・イタセンパラも孫の代まで繁殖に成功した水域もみられ、かつて最大の生息地だった「城北わんど群」(大阪市旭区)での野生復帰を目指し、取り組みをさらに本格化させる。(本部洋介)
外来魚を逆転
 18日の午前中、旭区の淀川左岸にある城北わんど群で、地引き網を使った外来魚の駆除が行われた。
 研究者や市民、行政による「淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク」が月2回行い、約30人が参加。浅瀬のわんど内に網を仕掛けては引き揚げ、数えた後、在来魚は川へ戻す。この日3時間で取れた魚は約200匹。うちブラックバスなど外来魚は40匹ほどで、8割はタナゴの一種のカネヒラや、ハス、タモロコ、小ブナなど在来魚たちだった。豊崎東小4年福崎由樹君(9)は「カネヒラがきれい。形も大きさも色々な魚がいる」と目を輝かせた。
 城北わんど群は本流から隔たった約20か所の池のような水域の集まり。1990年頃までは網にかかる大半が在来魚だったが、捕食する外来魚に逆転され、中には9割が外来魚というわんども。2006年から大阪府立環境農林水産総合研究所がうち3か所で駆除を始めた。
 活動は実を結び、10年には在来魚が再び過半数に逆転。魚も10種足らずから約20種に増えた。この1年は外来魚2割、在来魚8割で安定。昨年から同ネットワークが駆除を引き継いでおり、会長の綾史郎・大阪工業大教授(63)は「今は在来魚の子どもがたくさん泳いでいる。地道に活動を続ければ、魚たちは帰ってきてくれる」と手応えを話す。
孫まで定着
 一方、イタセンパラは01年に稚魚約7800匹が確認されるなど、城北わんど群が淀川で最大、最後の生息地だったが、05年に約500匹が見つかった後、姿を消したまま。こうした中、国土交通省淀川河川事務所などが進めているのがイタセンパラ野生復帰事業だ。
 「いる、いる」。今年5月、城北わんど群とは別の淀川沿いのわんどで、イタセンパラの生息調査をしていた同府立富田林高教諭、小川力也さん(51)が稚魚の群れに声を弾ませた。
 密漁防止のため場所は公表されていないが、同事業では、数か所のわんどに同研究所で育てた成魚(体長約10センチ)を放流。イタセンパラは、大きな魚が近寄りにくいことから水深が浅く、大雨で増水した時だけ水が流れ込む普段穏やかな水域を好むため、環境を整えながら定着の取り組みを続けてきた。その結果、11年秋に成魚500匹を放したところ、12年春、216匹の稚魚が見つかった。さらに今年5月、小川さんらが確認した稚魚は孫の世代にあたり、966匹に上った。
 「一時は絶望的だと感じていたが、3世代まで確認できたことで、野生定着への道筋がついた」と小川さんは見る。
再生へ
 在来魚が復活し始めた城北わんど群では、今後、外来魚の駆除活動を他のわんどにも拡大するとともに、次の取り組みとして再びイタセンパラの定着に向けて放流を目指す。
 市民ネットワーク事務局の上原一彦・同研究所主幹研究員(44)は「在来魚は環境変化の影響を大きく受けて減少しやすい一方、回復できることもわかってきた。淀川で在来魚の再生ができれば各地の河川にも応用可能で、それぞれ独自の豊かな生態系を取り戻せるはず」と意気込む。
わんど 川辺の浅瀬が土砂や草木で囲まれ、湾状や池状になった場所。淀川では1960年代、大阪市から大阪府島本町の延長約35キロに約500か所のわんどや浅瀬のくぼ地があったが、70年代から流れを広げるなどの河川改修が進み、激減。今は50か所ほど。

■今津レガッタ:復元ボートで競う 「周航の歌」発祥の地で愛好者ら−−高島(毎日jp滋賀)
 「琵琶湖周航の歌」発祥地・高島市今津町の琵琶湖で18日、ボート仲間が集う「今津レガッタ」が開かれた。高島高と今津中ボート部の生徒や愛好家らが参加し、500メートルの特設コースで12種目のレースを競った。周航の歌当時の木造6人漕(こ)ぎボートを復元したフィックス艇(座面がスライドしない固定式)のレースには京都、大阪のグループも参加した。
 NPO法人「高島・いまづロウイングクラブ」(市川清会長)が主催し8回目。昭和初期に旧制今津中(現・高島高)が10回開き、戦時色が強まって途絶したのを2006年に復活させた。
 フィックス艇には滋賀大教育学部の漕艇部(そうていぶ)が初挑戦。7人のクルーは見るのも初めてといい、1年生の笹野恵加(けいか)さんは「オールも木の艇は想像以上に重かった。今のボートとはまるで違う」と驚いていた。滋賀大に大差をつけた京都ボートクラブは60〜70歳代が主力。コックスの尾河(おかわ)清二さん(80)は「私らはフィックス艇で育った」と笑顔で語った。【塚原和俊】

■レガッタ 100人さわやかに汗(YomiuriOnLine滋賀)
 「琵琶湖周航の歌」誕生の地とされる高島市今津町の琵琶湖畔で18日、第8回今津レガッタが開催され、地元の中高生や県外のボート愛好家ら、12歳から80歳までの老若男女約100人がさわやかな汗を流した。
 NPO法人「高島・いまづロウイングクラブ」(市川清代表)の主催。旧制今津中(現高島高)を中心に戦前まで行われてきたボート大会を復活させた。シングルスカルやダブルスカルなど一般種目に加え、今では珍しくなった座面固定式の木造艇「フィックス」(漕手6人)を競技種目に加え、500メートルのコースで競った。
 滋賀大教育学部漕艇部のメンバーで初参加し、初めてフィックスに乗った1回生の大田唯さん(19)(京都市出身)は「艇もオールも、あんなに重いとは思わなかった」と驚いた様子。同漕艇部に完勝した京都ボートクラブの尾河清二代表(80)は「うちは大半が70歳代。陸上ではダメでも、湖の上ではまだ負けん」と意気盛んだった。

13/08/18

■水難事故:京都の男性が琵琶湖で水死−−大津(毎日jp滋賀)
 17日午後4時15分ごろ、大津市荒川の琵琶湖沖で、京都府向日市寺戸町の会社員、藤村晃太さん(22)が見当たらなくなったと、友人が110番通報した。
 同市消防局水難救助隊員らが捜索し、同5時半ごろ、湖岸から約45メートルの沖合(水深約11メートル)で藤村さんを発見し、搬送先の病院で死亡が確認された。大津北署によると、溺死とみられるという。藤村さんは正午ごろ、友人7人と泳ぎにきていた。【村瀬優子】

13/08/17

■猛暑突入、県内で明暗(ChunichiWeb滋賀)
 猛烈な暑さに見舞われている今夏、県内は平年より約半月早い七月八日に梅雨明けして以降一気に猛暑に突入。各地で連日三五度以上の猛暑日が記録されている。お盆を過ぎても高温状態は続くとみられ、県は熱中症、食中毒への警戒や農作物の管理などにも注意を呼び掛けている。
記録的暑さ
 彦根地方気象台によると、七月一日〜八月十六日の猛暑日が最も多かったのは東近江市と大津市。いずれも十三日間に上った。彦根市でも五日間、甲賀市でも四日間あり、全県的に暑い状態が続いている。
 気象台は、来週以降も高気圧に覆われる日が多く、気温は平年より高い日が続くとみている。
熱中症・食中毒
 熱中症による救急搬送者数も増えている。県によると、七月の搬送者数は二百九十八人で過去最高を記録。十六日にも東近江市のゴルフ場でキャディーの女性(28)が、彦根市の彦根城天守で観光客の女性(37)が、熱中症とみられる症状で搬送された。
 県は十六日、細菌性の食中毒が発生しやすい気象状態にあるとして食中毒注意報を発令。十八日までの二日間、手洗いの励行や食品の取り扱いへの注意を促している。
産業
 県農業技術振興センター(近江八幡市)によると、現時点で大きく成長が遅れたり、不作の兆候がみられたりする農作物はない。ただ、穂が育ち始めている米は、暑さが長期間続くと実が割れたり乳白色になったりする現象が起こるため、収穫期に向けて管理に注意が必要という。
 各農家では、地面の乾燥を防ぐため、例年より田んぼに水を張る期間を長くするなどの対応を取っており、センター担当者は「異常が起こる前に早めに収穫する準備を進めてほしい」と話す。
 好調なのはかき氷やアイス類の売れ行き。大津市膳所二の美富士食堂では一キロ以上の氷を特製の大皿に山盛りにした特大かき氷(五百円)が一日約五十杯売れている。店長の真野憲男さん(64)は「材料にする氷四キロが入った缶の消費量が、暑かった去年よりさらに多い。異常な暑さの影響だと思う」と話した。
行楽地
 行楽地では観光客の入り込みに明暗が分かれている。
 県内外から観光客を集める五個荘近江商人屋敷(東近江市)は、スタッフが暑さ対策に知恵を絞る。うちわを置いたり打ち水を頻繁にしたり、涼しさを演出することにより、例年並みを保っている。関係者は「夏場は例年落ち込むが、この暑さでは…」とお手上げ気味。
 逆に、草津市の県立琵琶湖博物館は今夏も毎日二千〜四千人が詰め掛ける盛況ぶりだ。二年前から県が始めた節電キャンペーンの一環で、県民が涼めるよう、常設展の観覧が無料になる日もあることから“避暑地”として定着。十六日に訪れた草津市上笠の主婦小水麻梨さん(36)は「家に届いたチラシを見て来た。家族で楽しめた」と話した。(中尾吟、山内晴信、河辺嘉奈子)

■“炎暑”負けず水辺に歓声(YomiuriOnLine滋賀)
◇東近江36.4度、大津で35.3度
 県内は16日、太平洋高気圧に覆われて気温が上昇し、彦根地方気象台によると、最高気温は、東近江で36・4度(平年31・8度)、大津で35・3度(同32・3度)、彦根で35・1度(同31・7度)と、県内3か所で猛暑日を記録。県内9か所すべての観測点で30度を超えた。大阪管区気象台は同日、21日頃からの1週間について「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表した。
 県内では7月上旬から高温の日が続き、県南部を中心に降水量が少ない状態となっている。彦根地方気象台によると、こうした天候が今後2週間ほど続くとみられ、農作物や健康の管理に注意を呼びかけている。
 猛暑が続く中、甲賀市甲賀町油日の親水施設「高間みずべ公園」は、涼を求めて家族連れらでにぎわった。砂防ダムの下流にある長さ約20メートルと10メートルのウオータースライダーが人気で、子どもたちは水しぶきをあげてすべり台を楽しんでいた。

■外来魚と闘い10年「バス・バスターズ」きょう活動報告(YomiuriOnLine宮城)
 栗原、登米両市にまたがる伊豆沼・内沼で繁殖し在来魚を食い荒らしていたオオクチバスを駆除してきた「バス・バスターズ」(現在約20人)が、活動を始めて10年目を迎えた。
 バスが大幅に減り、在来魚を復活させる成果を挙げた。県伊豆沼・内沼環境保全財団の藤本泰文・博士研究員が調査結果をまとめ、伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターで17日、報告する。
 両沼にバスが確認されたのが、約30年前。2000年頃からは、モツゴ、ゼニタナゴ、タイリクバラタナゴなどの在来魚がほとんどいなくなった。
 両沼は計約400ヘクタールあるため、駆除作業は財団職員だけでは足りず、財団が地元住民らに呼びかけ04年、バス・バスターズが結成された。
 沼の沿岸に多数の定置網を仕掛け成魚を捕獲、春に浅い砂地に産卵する習性を利用し人工産卵床を置いて卵を取り除き、巣を守る親魚を刺し網で、群れで泳ぐ稚魚は三角網でそれぞれ捕獲。昨年から電気ショック装置付きボートを導入するなど、毎年、工夫を重ねてきた。
 その結果、産卵床の駆除は05、06年の約250か所から11年45か所、12年33か所、13年22か所に減り、稚魚の捕獲は2005年約500万匹から、昨年以降は10〜20万匹に激減した。
 定置網での在来魚の1日当たり捕獲数も、10年に約2000匹とバスの影響が少なかった96年並みに回復。11年にいったん減ったが、12年からまた増加に転じたという。
 藤本研究員は「今後も駆除を続け、2〜3年後に絶滅状態になれば、ありがたい。ただ、以前は多かったゼニタナゴはほとんど見あたらず、放流などで増やす必要がある」と話す。

13/08/14

■ガソリン価格は6週連続値上がり 来週は値下がりの可能性も(msn産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が14日発表した12日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売り価格は、前週(5日)と比べて10銭値上がりし、1リットル当たり160円20銭となった。値上がりは6週連続。お盆の行楽シーズンと重なり、家計には痛手となっている。
 調査した石油情報センターによると、エジプト情勢の混乱や円安による原油の輸入価格上昇を価格に転嫁する動きが進み、値上がりを続けてきた国内のガソリン価格も上げ止まりを見せている。このため、「来週は横ばい、または小幅な値下げに転じる可能性がある」という。
 都道府県別では値上がりは2府35県で、値上がり幅は愛媛県の1円30銭を筆頭に沖縄県の90銭、岐阜・宮崎両県の70銭が続いた。横ばいは1都1県、値下がりは1道7県。
 ハイオクは前週比20銭高の171円ちょうど、軽油は10銭高の138円ちょうどだった。
 国内のレギュラーガソリン価格は、投機資金の原油市場への流入による影響で、2008年8月に185円10銭の過去最高値に達した。12年3月にはイランの核開発疑惑の影響で160円近くまで値上がりした。

■大津南郷宇治線を復旧工事 19日から通行止め(ChunichiWeb滋賀)
 県は昨年八月の豪雨でのり面崩壊と道路の一部が損壊した、京都府との境に近い大津市大石曽束町の県道大津南郷宇治線について、復旧工事のため十九日から十二月二十日まで通行止めにすると発表した。
 工事をするのは滋賀側の七百メートル部分。一本道のため大津市の曽束大橋から京都府宇治田原町の宵待橋までの六・七キロを通行止めにする。
 昨年十月に応急処置が完了し片側相互通行ができるようになっていたが、今回の工事で対面通行が可能になる。
 県道府道宇治田原大石東線と国道307号などで迂回(うかい)可能。(山内晴信)

13/08/13

■アユ漁:琵琶湖、県漁連が自粛 個体数激減で8年ぶり(毎日jp滋賀)
 琵琶湖のアユが今年激減している問題で、県漁業協同組合連合会(大津市)が、河川を除くアユ漁を20日まで全面的に自粛することを決めた。自粛は2005年以来8年ぶり。21日からは産卵期のアユ保護を目的とした例年の禁漁期間に入るため、実質的に禁漁の前倒しをする。親魚を確保し来期の個体数回復を目指す。
 県漁連の組合員は1570人で、えり漁や刺し網漁、すくい網漁などを行っている。10日に開いた理事会で11日から10日間の自粛を決めた。アユは秋に産卵期を迎え、21日〜11月20日は県漁業調整規則で毎年漁が禁止されている。
 国内有数のアユの産地として知られる琵琶湖だが、昨年は河川でのアユの産卵数が、平年比6%と過去最低を更新した。県水産試験場(彦根市)の魚群探知機による水深30メートルでの観測でも、魚群数は5月が平年比7%、6月が同14%、7月が同30%と、極めて低い値で推移。名物のえりによる漁獲量(5月分)も平年の約3割に落ち込んでいるという。
 県は対策として、例年より5トン多い17トンの親魚を放流する方針だが、漁業者側も資源回復に歩調を合わせることにした。県漁連の窪田雄二専務理事(60)は「自粛は苦渋の決断だが、来期のアユ資源の確保を憂慮せざるを得ない状況だ。これで産卵につながれば」と話した。【千葉紀和】

■琵琶湖のアユ漁自粛 県漁連、来季の資源確保へ(ChunichiWeb滋賀)
 アユの不漁が続く中、琵琶湖の漁師約千五百人が所属する県漁業協同組合連合会(大津市、鳥塚五十三会長)は十二日、来季以降の資源確保を図ろうと、禁漁期に入る今月二十一日を前に十一日からアユ漁の全面自粛を始めたと発表した。自粛は二〇〇五年以来二度目。出荷先の養殖業組合や加工業組合にも理解を求める。自粛は琵琶湖だけで県内河川のアユ釣りは禁止しない。
 不漁は春先から懸念され、県の調査によると昨秋の産卵量は平年の6%まで激減。その結果、魚群調査で判明したアユの量は五月で平年の7%、六月も14%、七月は30%だった。
 昨秋の産卵激減の要因について県は、エサとなる動物プランクトンが少なかったことに加え、猛暑で湖岸の水温が高く体力不足で川をさかのぼれなかったり途中で捕食されたりしてアユ自体が減ったためと推察する。
 琵琶湖のアユは天然物で、八月から十一月ごろ河川を遡上(そじょう)し、産卵して死ぬ一年魚とされる。つくだ煮や天ぷらにして食べられるほか、他県の業者に購入され、養殖用や川の釣り客向けに放流されるなど全国に供給されている。
 県の規則では禁漁期は八月二十一日から十一月二十日。連合会の窪田雄二専務理事(60)は「来季に向け、少しでも産卵する親魚を残す必要がある」として前倒しに理解を求めた。(井上靖史)

■アユ禁漁、実質前倒し(YomiuriOnLine滋賀)
◇県漁連、不漁深刻11日から自粛
 県漁連は、今月21日からとしていた禁漁期間の前倒しを決め、11日から琵琶湖でのアユ漁を自粛していると発表した。今年はアユの不漁が深刻な事態で、来年以降のアユ確保を視野に入れ、自粛を決めたという。県漁連によるアユ漁の禁漁前倒しは2005年8月以来で、平成に入り2度目という。
 県水産試験場(彦根市)によると、魚群探知機を使った北湖での7月のアユ魚群調査の結果は90群と平年値(303群)の30%だった。1年前に県内の主要11河川で実施したアユの産卵調査も、平年と比べると、6%にまで落ち込んでいるというデータが出ていた。禁漁の前倒しには県内の35漁協が応じるという。

13/08/12

■琵琶湖 アユ禁漁、10日前倒し 魚群数減で8年ぶり(京都新聞電子版)
 滋賀県漁業協同組合連合会は12日、琵琶湖内のアユが減っているため、11日から10日間アユ漁を自粛したと発表した。自粛は2005年以来8年ぶり。産卵期を前に漁を控え、来期の漁獲につなげるため。県の規則で21日からアユ漁が禁止になるため、事実上、前倒しで禁漁期間に入る。
 県水産試験場の調査では、今年5月の琵琶湖内のアユの魚群数は平年比でわずか7%で、6月も14%、7月も30%に減っていた。漁獲量の正確な統計はないが、県水産課の聞き取りでは、例年の3割前後に落ち込んでいるという。
 アユ漁は県の漁業調整規則で、産卵に合わせて毎年8月21日から11月20日まで禁漁となることが決まっている。漁のピークは過ぎているが、県漁連は「(禁漁の前倒しで)わずかでも産卵数の確保につなげたい」としている。

13/08/11

■国道の通行量大幅減 紀宝バイパス開通1カ月(熊野新聞オンライン)
 国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所はこのほど、紀宝バイパス開通1カ月後の交通状況を発表した。それによると、並行する国道42号の通行量は60%と大幅に減少した。
 大型車の通行量減の効果も大きく、矢渕中学校の生徒から「交通量が減少し、自動車に追い越される回数が減りました」の声が聞かれたという。
 バイパスは6月16日に開通。国道事務所の調査によると昼間12時間の交通量は平日約9500台、休日約8700台で、開通直後に比べ、平日が約1000台増となっている。休日はほぼ同様の交通量。
 国道42号の昼間12時間の交通量は約4900〜6200台。午前7時台で1312台が開通直後529台、1カ月後は約594台に。午後3時台では989台からそれぞれ430台、439台となっており、開通前から60%減の状態は変わりない。
 国道事務所では現在、矢渕中付近の熊野川河川敷に沿って歩道を整備中。本年度中に完成する見込みで、一層の安全性向上が期待される。

■39チームが白熱レース 大津「びわこペーロン」(ChunichiWeb滋賀)
 太鼓を打ち鳴らしながらドラゴンボートでタイムを競う真夏の風物詩「びわこペーロン大会」(中日新聞社など後援)が十日、大津市の由美浜沖であり、三十九チームが猛暑の中を汗だくになりながらオールをこぎ、白熱のレースを展開した。
 コースは四百メートル。二十人こぎ、十人こぎ、男女混合、女子の四部門に分かれて行われ、参加者は先頭で鳴らされる太鼓に合わせて「そーれ、そーれ」と掛け合いながら必死にオールを動かした。
 会社の同僚と参加した「きんでんオールウェイズ」の音光寺大和さん(24)は「最高に楽しかったが負けて悔しい。来年は待っとけよ」と雪辱を期していた。
 同大会は友好提携都市の中国・湖南省から二隻のドラゴンボート「ペーロン」の寄贈を受けたのをきっかけに一九九一年から始まり、二十三回目。(井上靖史)

13/08/10

■行楽ラッシュ始まる 高速道15キロ渋滞 紀南方面(紀伊民報AGARA)
 盆休みを古里や行楽地で過ごす人たちの帰省や旅行のラッシュが始まった。10日午前は、和歌山県紀南地方に向かう高速道路で最大15キロの渋滞が発生。JR紀勢線の列車や南紀白浜空港の空の便も混雑し始めた。
 日本道路交通情報センターによると、高速道路は10日午前11時半現在、湯浅御坊道路下り線の鳥松山トンネル(広川町)を先頭に15キロ渋滞している。紀南の一般道路では、国道42号田辺バイパスの天王池交差点(田辺市下万呂)や田鶴交差点(同市新庄町)でいずれも南行きに1キロ続いている。
 県警による今後の渋滞予想は、高速の南進のピークが10〜13日で、有田インターチェンジ(IC)―広川南ICが最大15キロ。北進は18日で、みなべIC―広川南ICが最大20キロ。一般道路は、南進が白浜町大浦の県道交差点で10日午後4時〜8時と13日正午〜午後3時に約5キロ、北進が田鶴交差点で10日午後8時〜翌日午前0時に7キロ。以後も18日まで4〜7キロの慢性的な渋滞が予想される。
列車や飛行機も混雑
 JR西日本和歌山支社によると、10日午前の白浜、新宮方面行きの特急電車の自由席乗車率は60〜80%。指定席は余裕があったという。京都午前8時36分発、新宮午後1時9分着の特急電車は10日から16日まで指定席が予約でほぼ満席になっている。一方、新大阪、京都方面行きのピークは15〜18日とみられる。
 南紀白浜空港によると10日午前11時現在の予約状況は、東京発白浜着の便は12、13日がほぼ満席。白浜発東京着の便は14日の最終便から混み合っているという。
 和歌山地方気象台によると、盆休み期間中は高気圧に覆われ、おおむね晴れの日が続くという。気温は平年より高く、かなり高い日もあるとみられる。

13/08/09

■名神栗東−彦根で渋滞25キロ お盆期間予想(ChunichiWeb)
 県警は八日、お盆期間中(九〜十八日)の県内の高速道路や国道などの渋滞予想を発表した。例年通り帰省や行楽客の車両が流れ込み、名神高速をはじめ多くの道路で大規模な渋滞が発生するとしている。
 名神高速では十一、十五、十六、十七日に下り線栗東インターチェンジ(IC)を先頭に彦根ICまでの間で二十五キロの渋滞が発生するのを最長に、連日上下線で十キロ以上の渋滞が発生するとみている。上り線の渋滞が集中する区間は竜王IC−瀬田東ジャンクション(JCT)。
 新名神高速、京滋バイパス、北陸自動車道で十キロを超える渋滞はなし。国道1、8、161号と県道高島大津線、県道大津近江八幡線では、九〜十八日の日中を中心に三〜十五キロの渋滞があるとしている。
 各高速道路の渋滞予測の内容は、西日本高速道路(NEXCO西日本)のホームページでも確認できる。(中尾吟)

■湖上を彩る四季の大輪 大津で「びわ湖大花火大会」(京都新聞電子版)
 湖国の夏の夜空を彩る「2013びわ湖大花火大会」が8日夜、大津市の大津港一帯で催された。30回記念の特大の二尺玉や「四季めぐり」をテーマに、約1万発の花火が次々と打ち上げられ、約35万人(主催者発表)を魅了した。
 市内では夕方に強い雨が降ったが予定通り午後7時半に開幕。サクラなど春の花に始まり、真冬の水鳥の羽ばたきまで、四季折々の風景が多彩な花火で夜空に描かれていった。
 二尺玉の直径約500メートルの大輪の花火が夜空を染めると、会場からひときわ大きな拍手や歓声が起きた。

13/08/08

■ハマゴウ:砂浜に咲く一服の清涼剤 今月いっぱい見ごろ−−近江八幡(毎日jp滋賀)
 近江八幡市佐波江町、佐波江浜の砂地に自生する絶滅危機増大種のハマゴウが見ごろとなった。淡い紫色のかれんな花は一服の清涼剤。8月いっぱい楽しめる。
 クマツヅラ科ハマゴウ属の常緑小低木で、砂浜に自生する海浜植物。茎から真っすぐ上に伸びた小枝に真夏、薄紫色の愛らしい花を付ける。国内では本州南部から沖縄の海岸で見られ、淡水湖では唯一琵琶湖に自生する。佐波江浜では多くのハマゴウの群落があったが、まき用に伐採されたりし、今では数カ所に。佐波江町自治会などが保全活動を続けている。【斎藤和夫】

■近江大橋回数券、県が払い戻しへ(YomiuriOnLine滋賀)
 大津、草津両市間の琵琶湖上に架かり、12月26日から無料化される近江大橋のの未使用回数券について、県は、11月頃から来年6月25日の間、県道路公社本社(大津市松本)などで払い戻しに応じると発表した。
 現在、近江大橋は普通車で1回150円の通行料がかかり、回数券は11回券が1570円、60回券は7870円、100回券は12600円で、料金所などで販売されている。払い戻しは本社と琵琶湖大橋管理事務所(守山市今浜町)で行い、近江大橋管理事務所(草津市新浜町)でも来年3月末まで受け付ける。問い合わせは公社経営企画課(077・524・0141)。

13/08/07

■ガソリン価格、レギュラー160.1円…4年10か月ぶりの大台突破(Responce)
資源エネルギー庁が8月7日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、8月5日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットル当たり160.1円となり、前週から1.3円上昇した。レギュラーガソリンの価格上昇は5週連続。
レギュラーガソリンの全国平均価格が160円台に達したのは、2008年10月の調査以来、およそ4年10か月ぶり。
地域別では、四国で2.8円、中部と中国で1.5円、九州・沖縄で1.4円、東北で1.2円、関東で1.1円、近畿で0.9円、北海道で0.3円と、全国すべての地域で上昇した。
ハイオクガソリンは1.3円プラスの170.8円、軽油は0.8円プラスの137.9円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、8月7日のレギュラーガソリンの全国平均価格は153.59円/リットル、ハイオクは164.68円/リットル、軽油は127.79円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどe燃費のデータは、燃費管理サイトの「カーライフナビ」で見ることができる。
カーライフナビ URL http://carlifenavi.com/

■なるほドリ:「湖魚料理」ってどんなもの?(毎日jp滋賀)
◇湖国の歴史詰まった食文化 「琵琶湖八珍」投票募集中
 なるほドリ ウナギやアユがおいしい季節だね。琵琶湖の「湖魚料理」ってどんな料理があるの?
 記者 琵琶湖で捕れる魚介類を使った郷土料理で、ふなずしがよく知られていますね。固有種のニゴロブナを米飯と一緒に長期発酵させた特産品です。他にも、冬から早春に捕れるアユの幼生で透明な体が美しいヒウオの造り、醤油(しょうゆ)風味の鍋料理であるイサザのジュンジュン、あんがかかったビワマスの道明寺蒸しやセタシジミの吸い物など、魚の種類や調理法によって多種多様です。
 Q へぇー、いっぱいあるんだね。
 A 細分化すれば数えきれませんが、県立安土城考古博物館(近江八幡市)は代表例として185種類を挙げています。昔は農民が魚を捕っていたため、ウロリ豆やエビ大根、野菜と湖魚を入れた鍋料理のジュンジュンなど、農作物との組み合わせが多くみられます。琵琶湖の周囲は水田も多く、多様ななれずしも誕生しました。淡水魚ですが、生で食べる文化も伝統的で、コイの造りやウグイの車切りなど種類が豊富です。小魚類はつくだ煮にすることが多く、保存性にも優れ、土産物にもなっています。
 Q いつから食べられているの?
 A 湖魚は古代から食べられているでしょうが、「料理」となると資料は限られています。一端を伝える文献が「天正十(1582)年安土御献立『続々群書類従』」。これには織田信長が安土城で徳川家康らを接待した際の献立として5回の食事で134種の料理が記され、うち12種が琵琶湖水系の魚料理だそうです。内訳は生食、焼き物、発酵食などで、味付けの種類は多くありません。醤油や砂糖を使う甘辛い味付けは明治以降の食文化とみられます。
 Q 最近はあまり食べられなくなったって?
 A 食生活の変化に加え、湖の水質悪化や外来魚の影響などで湖魚自体が減っていることが背景にあります。また、観光客から見れば、どこで何が食べられるのか分かりにくいかもしれません。県漁業協同組合連合会などが料理店や加工品販売店の案内地図を作ったり、行政や市民グループが料理講座を開いたりと、対策も行われています。食べられないと漁業も衰退します。琵琶湖ならではの伝統漁法を守る観点からも大事な問題です。
 Q いつもカレーばっかり食べているくせに詳しいね?
 A ギョギョ。実はこれ、同博物館の大沼芳幸副館長や学芸員の方々の受け売りなんです。同館は湖魚料理の魅力を広く発信しようと、「琵琶湖八景」に倣って湖魚料理の「琵琶湖八珍」を選ぶ県民投票を9月16日まで呼びかけています。宍道湖(島根県)には「七珍」があり、新ブランドで関心が高まるかもしれません。大沼さんは湖魚を食べる意義を「食べることで、琵琶湖の当事者になれる。食べて琵琶湖の魚と環境を守ろう」と説きます。湖魚料理は湖国の歴史が詰まった食文化。おいしく食べて、その価値を伝えていけるといいですね。<回答・千葉紀和(大津支局)>

■外来生物法の改正 〜外来種対策の強化に向けて〜(EICネット)
 今年6月、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(通称:外来生物法)」の改正法が成立し、6月12日に公布されました。
 外来生物法は、日本の生態系や農林水産業、人の生命や身体への被害を防ぐことを目的に、こうした被害を及ぼす外来生物の飼養等を規制し、また防除を推進するために、平成16年に成立、17年から施行されました。施行から5年以上が経過し、明らかになった課題に対処するために、今回、初めて大幅な見直しを伴う改正が行われました。
 それでは、どのような課題があり、そしてどのような改正が行われたのか、ご紹介します。
外来種とは?外来生物法とは?
 海外や国内の他の地域から、その生物が本来持つ移動能力を超えて、人間の活動によって持ち込まれた生物を外来種といいます【1】。
 さて、家畜やペット、園芸植物や農作物など私たちの身近にはたくさんの外来種があります。例えば、日本人の昔からの主食はお米ですが、イネももともとは海外から持ち込まれた外来種です。
 このように、外来種の中には、私たちの生活にとても身近で、重要な役割を果たしているものがある一方で、日本にもともといた生物(在来種)を捕食、競合、あるいは、交雑による遺伝的かく乱などによって、地域の生態系に大きな影響を与えてしまう外来種もあります。自然環境への影響だけでなく、農作物の食害等の農林水産業への被害や、毒などにより人の生命や身体への被害を与えるものもあります。
 例えば、沖縄島や奄美大島にハブを駆除する目的で持ち込まれたマングースはヤンバルクイナやアマミノクロウサギなどの希少な在来種に大きな影響を与えています。また、ペットとして日本に持ち込まれたものの、飼いきれなくなって捨てられたアライグマは、分布を拡大し、各地で農作物への食害等が問題になっています。また、セアカゴケグモという、輸入品等に付着して日本に持ち込まれたとされる毒グモが分布を広げ、このクモに咬まれる被害が発生しています。
 こうした被害を与える外来種を侵略的外来種といいます。侵略的外来種は日本の生物多様性を保全する上で、重要な問題となっています。
 外来生物法は、こうした被害を防止するために、日本の生態系、農林水産業、人の生命・身体に被害を与える外来生物を特定外来生物として指定し、その輸入や飼養等を規制、また、野外に放つことなどを禁止するとともに、防除を実施することを定めています。
 平成25年8月現在、特定外来生物には107種類(うち2種類は平成25年9月1日施行予定)が指定されています。
外来生物法改正の経緯
 外来生物法では、施行後5年を経過した場合は、施行状況を検討し、必要と認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとしていました。
 平成17年の外来生物法の施行から5年後にあたる平成22年には、生物多様性条約第10回締約国会議が名古屋で開かれました。この会議で採択された、生物多様性に関する新たな世界目標である愛知目標には、外来種に関するものとして、侵略的な外来種と、そのうち対策の優先度の高い種を特定し、そうした種の制御や根絶、定着経路を管理するための対策が講じるべきことなどが位置づけられました。外来種問題は、生物多様性保全に向けて取り組むべき重大な問題として、国内外の関心が高まっているのです。
 こうした背景を受けて、平成24年6月から中央環境審議会野生生物部会において、外来生物法の施行状況とそれを踏まえた今後講ずべき必要な措置について審議が行われ、この結果、同年12月に、中央環境審議会から環境大臣及び農林水産大臣に意見具申がなされました。意見具申では、外来生物法の施行による一定の効果はみられるものの、解決すべき多くの課題が存在するとして、どのような対策を行うべきかが提示されています。これを踏まえ、一層外来種対策を強化するべく、今回の外来生物法の改正が行われました。
 今回改正のポイントは主に3つあります。以下で、この3つのポイントについて説明します。
ポイント1:外来生物の交雑種も規制対象に
 今回の外来生物法の改正のポイントの1つ目は、交雑種を特定外来生物に指定できるようにしたことです。
 交雑種というのは、異なる種の生物が掛け合わさって生まれた生物のことです。特定外来生物に由来する交雑種の中には、親と同じような性質を持っており、生態系等に被害を及ぼすおそれがあるものがあります。例えば、ともに特定外来生物であるストライプトバスとホワイトバスを人工的に掛け合わせた、通称サンシャインバスと呼ばれる交雑種が輸入され、釣り堀に導入されていますが、野外に逸出し、定着すれば、在来の魚類や水生昆虫などの捕食や、在来の魚類との競合が心配されます。
 また、特定外来生物のアカゲザルと在来種のニホンザルが交雑したサルが千葉県の房総半島で見つかっています。対策が進められていますが、このまま、交雑が進めば、房総半島から在来のニホンザルが失われてしまうことにもなりかねません。
 このように特定外来生物との交雑種についても、特定外来生物として規制したり、防除したりすることが必要なものがあります。しかし、これまで、外来生物法では「外来生物」を「海外から我が国に導入されることによりその本来の生息地又は生育地の外に存することとなる生物」と定義していました。外来生物が人工的に掛け合わされるか、人為的に持ち込まれた結果、野外で交雑して生まれたものは、本来の生息地や生育地を持ちません。サンシャインバスなどの交雑種を特定外来生物として規制することができなかったのです。
 そこで、今回の改正では、外来生物の定義を改め、外来生物が交雑することにより生じた生物も含むこととしました。特定外来生物は、具体的には政令で指定されますので、法律の定義の改正だけではまだ実際に規制の対象にはなりません。今後、どのような交雑種を特定外来生物に指定するべきか専門家会合などで検討が行われる予定です。交雑種を指定するためには、どのような特徴を持ち、被害を及ぼすおそれがあるのか、判別は可能なのかなどの検討が必要となります。
ポイント2:特定外来生物の野外への放出等を可能に
 ポイントの2つ目は、特定外来生物の野外への放出等が認められる場合を設けたことです。
 これまでの外来生物法では、特定外来生物を野外に放出等することを例外なく禁止していました。冒頭で例に挙げたマングースやアライグマのように、外来種の問題は野外に放つことによって招かれたものが多くあります。野外に放出するという行為は、被害の原因となる直接的な行為として禁止され、違反した場合の罰則も非常に厳しく設定されています。
 一方で、特定外来生物の効果的な防除方法を開発するために、どのようなところに営巣しているか、活動範囲はどの程度あるのかなどを調べることが有効な場合があります。こうしたことを調べるために、例えば、野外で捕獲した特定外来生物を研究室に持ち帰り、個体の状況を調べて発信機等を取り付け、また野外に放って調査を行うということも外来生物法の規制の対象として行うことができず、防除方法の開発の妨げとなっていることがありました。また、例えば、不妊化した個体を野外に放ち、子孫を残せないようにするという防除方法が有効な場合もありますが、こうした手法の開発や実際にこの技術を活用した防除の実施も、特定外来生物の放出等が禁止されていてはできません。
 そこで、今回の改正となりました。しかし、先に述べたように、放出等は直接的に被害の原因となってしまうおそれがありますから、どんな場合でも認められるということではなく、@防除に資する学術研究の目的で、主務大臣の許可を受けて行う場合、A外来生物法で規定する防除として行う場合の2つの場合に絞られます。@については、その行為によって、その特定外来生物の生息地や生育地を拡大させるおそれがないことなど、基準を満たすものでなければ許可を受けることはできません。また、許可を受けている場合でも、その許可の条件に沿って行われておらず、生態系等に係る被害を発生させてしまうような場合には、主務大臣はその者に対して、放出等をした特定外来生物の回収等の命令をすることができます。
 外来生物法の趣旨に沿って、許可や防除のための放出等が認められるケースは慎重に判断する必要がありますが、この改正によってより効果的な防除方法の開発、対策の推進につなげていきたいと考えています。
ポイント3:特定外来生物が付着・混入している輸入品等への措置を規定
 改正のポイントの3つ目は、特定外来生物が付着・混入しているおそれのある輸入品等の検査や、そうした輸入品の消毒や廃棄の命令を行えるようにしたことです。
 外来種の中には、マングースやアライグマの例のように意図的に持ち込まれたものもありますが、セアカゴケグモのように意図せずに、何かに付着するなどして持ち込まれてしまったものもあります。こうした非意図的に導入された外来種としては、他に、アルゼンチンアリが挙げられます。アルゼンチンアリは、住宅に入り込んで食べ物にたかるなどといった生活環境への被害や、在来のアリを駆逐してしまうなど生態系への影響を与えます。現在国内で分布を拡大しつつありますが、輸入品等に付着するなどして日本に持ち込まれたと考えられています。
 輸入品は、通関時に、植物防疫や動物検疫、税関などの検査を受ける必要がありますが、実際に、これらの検査において、特定外来生物が付着・混入しているのが発見される場合があります。これまで、アルゼンチンアリ等が外国産の切り花等に付着している事例が度々確認されています。
 外来生物法では、許可なく特定外来生物を輸入することは禁止されていますので、非意図的であっても、特定外来生物が付着・混入していればそのまま輸入することはできません。これまで、外来生物法には輸入品等に特定外来生物が付着・混入している場合にどのように特定外来生物を取り除くか具体的な規定がなく、その方法は輸入者に委ねられていました。そのため、確実な取り除きが確保できない場合がありました。
 そこで、今回の改正では、輸入通関時に特定外来生物が付着・混入しているおそれがある輸入品等を検査することができることとしました。さらに、特定外来生物の付着・混入が確認された場合には、消毒又は廃棄を命令できるようにし、消毒の方法などの基準を設け、それに従って確実な取り除きが行われるようにしました。なお、具体的な消毒基準の設定は平成25年度に進めていく予定です。
 日本は非常に大量のものを輸入しています。アリやクモなどの特定外来生物はどのようなものにも付着・混入しているおそれがありますが、全ての輸入品をつぶさに検査することは非常に難しく、非意図的な導入への対策方法や管理体制についてはまだ多くの課題があります。しかし、今回の改正によって、外来生物法の観点から検査を行うことができようになったこと、そして発見された特定外来生物を確実に取り除くための措置が行えるようになったことは着実な一歩であると考えています。
今後に向けて
 今回、平成17年の外来生物法の施行以来明らかになってきた課題に、法制度の面から対処するための改正を行いました。施行は公布から1年以内を予定しており、それまでに、特定外来生物に指定すべき交雑種や、放出等の許可の基準、輸入品等の消毒基準など、具体的な検討を進めていきます。効果的に対策が進められるよう、今後検討を行い、適切な執行を確保していくことが重要と考えています。
 さらに、法制度に係る部分以外にも、外来種対策については多くの取り組むべき課題が残されています。環境省では、関係省庁とも協働して、2020年までの外来種全般に関する総合戦略である「外来種被害防止行動計画(仮称)」と、特定外来生物のみならず、特に侵略性が高く、日本の生態系等に係る被害を及ぼす外来種のリスト「侵略的外来種リスト(仮称)」を平成25年度中に策定することを予定しており、改正外来生物法の効果的な執行とあわせて、これらの取組も通して、一層対策を推進していきたいと考えています。
 外来種問題は、その導入の背景をみても、社会経済的な活動と表裏の関係にあるといえます。問題の解決に向けては、様々な立場の方が外来種問題に関心を持ち、連携しながら、対策を行っていくことが必要です。環境省では、外来種による被害を予防するため、外来種を「入れない」「捨てない」「拡げない」ことを、被害を予防するための三原則として協力を呼びかけています。皆さんも、生活に身近な問題として関心を持ち、できることから始めていただければ幸いです。

13/08/06

■黒潮蛇行、船舶と漁業注意=東海・関東沿岸で潮位上昇も−気象庁(jiji.com)
 気象庁は6日、日本列島の太平洋側を流れる黒潮が蛇行する現象が起きていると発表した。人工衛星や観測船のデータから予測すると、今後さらに南下して大きく蛇行し、2カ月程度続く見込み。黒潮の大蛇行は、近年では2004年7月から05年8月まで1年2カ月間起きている
 船舶が燃費良く航行できるルートが変わるほか、本州沿岸と黒潮の間に冷たい海水域が生じてカツオなど回遊魚の漁場に影響するとみられ、気象庁は注意を呼び掛けている。
 また、本州沿岸と黒潮の間に冷水域ができると、反時計回りの海流が生じて沿岸に向かうため、東海地方から関東の沿岸で潮位が上昇する。夏から秋はもともと潮位が高く、特に台風や低気圧が接近した際に、高潮による低地の浸水に注意が必要という。■湖に大輪、彩色豊か 長浜・北びわ湖大花火(ChunichiWeb滋賀)
 「長浜・北びわ湖大花火大会」が五日夜、長浜市の長浜港一帯であった。降り続いた雨も開始前にはやみ、約一万発の花火に十万人(大会実行委発表)の見物客が酔いしれた。
 長浜港から沖合二百五十メートルに台船四台を浮かべて打ち上げた。十二回のスターマインのうち、最後となる「錦繍大瀑布(きんしゅうだいばくふ)」は金色に輝き、琵琶湖上を鮮やかに彩った。全国十人の花火師による芸術花火や花火製造業者二社のスターマイン競演もあった。
 長浜市木之本町の大山とし子さん(58)は「雨が上がってよかった。初めて間近で見たがきれいですね」と話した。(田中浩一郎)

■琵琶湖:福井の原発事故時セシウム基準値超え 滋賀県試算(毎日jp)
 滋賀県は5日、隣接する福井県内の原発で東京電力福島第1原発級の事故が起きたと想定し、琵琶湖への放射性物質拡散予測の試算を公表した。事故直後の湖中の放射性セシウム濃度は1リットルあたり平均約20ベクレルで、その後1カ月間は国の水道水の基準値(同10ベクレル)を超えることが分かった。11月に琵琶湖への詳しい影響予測を公表する。
 今回は福島原発事故の周辺への影響を参考に、1日100キロベクレルのセシウムやヨウ素が湖と沿岸一円に沈降したと仮定した。今後は実際の気象データを使った大気中の拡散予測と組み合わせて原発ごとに琵琶湖への影響を算出。取水制限の必要性なども検討し、国に対策を提案する。
 試算では、福島原発事故で確認された原発から30〜60キロ圏の放射性物質の蓄積量を基に、河川や地下水からの流入なども考慮した。淀川など下流の河川への影響は調査対象としていない。
 滋賀県は2年前、福井県内4原発での事故を想定し、大気中の拡散予測を実施。琵琶湖の汚染が懸念されたため、昨年度から詳しく調べている。担当した県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の佐藤祐一研究員は「今後の予測で局所的に濃度が高くなる可能性もある。飲料水などへの影響を調べたい」と話した。【千葉紀和】

■環境リスク予測手法議論 県地域防災計画見直し検討会議 滋賀・琵琶湖(msn産経ニュース)
 福井県内の原子力発電所で東京電力福島第1原発並みの事故が起きた際の琵琶湖が受ける影響の予測をめぐり、県は5日、湖内の環境リスクを予測する新たな手法を発表した。この日開かれた原子力防災対策に関する地域防災計画見直し検討会議で報告、委員らが意見を交換した。
 新たな予測手法は、琵琶湖環境科学研究センターが平成17年に構築した、湖内の窒素やリンなどの循環予測モデルを応用した。福島第1原発事故のセシウムの蓄積量を参考に、平成22年4〜6月の3カ月間の気象データに照らして試算。琵琶湖周辺に1平方メートル当たり100キロベクレルの放射性物質が沈着したと仮定し、湖内での放射性物質の変化を予測したところ、半減期の短いヨウ素は、事故直後には湖の水に含まれる濃度は高いが、1カ月ほどで大きく低下。半減期の長いセシウムの水中の濃度は3カ月ほどで緩やかに減少した。
 県ではこの手法と、大気中の放射性物質に着目した従来の手法を組み合わせて運用する考え。委員からは「琵琶湖の特性を取り入れた分析もすべきだ」といった意見が出された。同センターは11月の次回検討会議までに、2つの手法を使ったシミュレーション結果を合わせた琵琶湖への影響を中間報告としてまとめる。

13/08/05

■「福井で原発事故」想定し琵琶湖の汚染予測 滋賀県(ChunichiWeb)
 滋賀県は5日、隣接する福井県内で東京電力福島第1原発並みの事故が発生した場合を想定し、関西で飲料水として使われている琵琶湖の水の汚染状況予測を公表した。県によると、自治体が原発事故を想定し、湖沼への影響を予測するのは全国で初めて。
 発表では、事故直後から1カ月間、湖水から放射性セシウムが1リットル当たり平均10〜20ベクレル検出されると予想。通常時の飲料水の基準値(1リットル当たり10ベクレル)を超えるとした。最大値は琵琶湖の「南湖」で事故から6日目の27・0ベクレル、「北湖」で事故翌日の20・6ベクレルだった。
 原子力災害時には緊急措置として、基準を緩和した200ベクレルの暫定規制値が設けられており、これは大きく下回る想定となった。
 琵琶湖は、下流の京都府や大阪府も含めた1450万人の水源となっている。原発事故が起きた場合、自治体が引き続き飲料水として使えるように、放射性物質濃度低減処理などの対策を迫られる可能性がある。
 汚染予測は県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が実施。琵琶湖は福井県内の原発群から30〜60キロ圏に位置する。福島県の同じ距離圏内では、事故直後から3カ月間に観測された1平方メートル当たりの放射性セシウム量は平均10万ベクレル。これと同じ量が琵琶湖に満遍なく降ったと仮定し、2010年4〜6月の実際の気象条件に当てはめて算出した。
 県は今秋をめどに、大気中の放射性物質の拡散予測と組み合わせて、北部と南部での違いの有無やセシウムの生態系への影響も調べる。
 嘉田由紀子知事は「まだ手法ができただけの第1段階。いろいろなケースを当てはめて具体的な影響を調べたい」と話した。

■琵琶湖の汚染、予測法開発 滋賀県・福井で原発事故想定(京都新聞電子版)
 滋賀県は5日、福島第1原発と同じ規模の原発事故が福井県内で起きた場合に、琵琶湖を含む滋賀県内への影響を予測する手法のモデルを公表した。これによる試算では、放射性物質が県北部の地表や湖面に沈着し、琵琶湖の浅い水域では水中の濃度がゼロに近づくまで1〜3カ月を要することが分かった。県は今秋までに精度を高め、地域防災計画の見直しに反映させる。
 放射性物質の水中への影響を予測するのは全国で初めて。
 予測手法は県琵琶湖環境科学研究センターが開発した。地表などへの沈着量は大気の流れや降水量などの気象データを使って算出し、琵琶湖内の影響は富栄養化を調べるシステムを活用する。
 試算では、2011年7月29日の気象条件で美浜原発(福井県美浜町)で事故が起きたと想定。福井県境に近い長浜市北部で放射性セシウムが1平方メートルあたり3千〜5千キロベクレルとなる場所があった。国の基準で避難が必要な数値以下といい、県は今後、10〜12年度の3年間の気象条件から詳しく予測する。
 また、別の日を想定した琵琶湖内や河川への影響の試算では、福島第1原発後の実測値を参考に1平方メートル当たり100キロベクレルのセシウムとヨウ素が降ったと仮定。南湖の水深5メートルまでの層では、事故直後にセシウムが1リットルあたりで最大27ベクレル、ヨウ素は同41・5ベクレルまで上昇した。原発事故時の国の飲用水基準は下回った。北湖より南湖で残留が目立ち、同センターは「南湖は浅く、湖底から巻き上げられるため」とする。
 県原子力防災室は「今回の試算は予測手法を確立するため」としており、11月には詳細なシミュレーション結果を公表する予定。

■琵琶湖の漁、1万年たどる 安土城考古博(京都新聞電子版)
 安土城考古博物館の特別展「華麗なる漁と美味なる食」が滋賀県近江八幡市安土町下豊浦の同博物館で開かれている。縄文時代から現代までの漁具など約400点を展示。魚と人が共生してきた琵琶湖の漁業1万年の歴史をたどる。
 縄文時代の遺跡から出土した網用の重りや、戦後のアユ漁で魚を生きたまま京都に運ぶのに使ったおけ、現在の漁具エビタツベなど実物を多数展示。魚をかたどった装飾をちりばめた古墳時代の冠の復元品も目を引く。
 縄文時代に盛んだった漁が弥生時代になぜ一時途絶えるのか、ふなずしをなぜ祝いの席で食べるのかなど、好奇心をくすぐる。弥生時代の水田開発が魚の生態に与えた影響など自然と人の関わりについて考えさせられる。
 9月16日まで。午前9時〜午後5時。8月11日〜15日は午後8時まで開館時間を延長する。9月2、9両日休館。大人660円。
 アメノウオ御飯など湖魚料理185品の中から「おいしかった」「食べたい」と思った料理を8品選んで投票する「琵琶湖八珍」も同時開催。近江牛などの賞品が当たる。
 8月18日以降に講演やフォーラムを4回開く。問い合わせは安土城考古博物館TEL0748(46)2424。

■就航30周年を祝福 県の学習船「うみのこ」(ChunichiWeb滋賀)
 八月で就航三十周年を迎えた、県の学習船「うみのこ」の歴史を振り返る記念式典が四日、大津市の大津港であった。
 うみのこは、小学五年生が琵琶湖上で一泊二日の宿泊体験をする学習船で、全長六十五メートル、九百二十八トン。一九八三年から県内の児童四十七万人が乗船し、湖内の環境調査や船上での集団行動などの学習に生かされてきた。九九年からは淀川下流域の京都、大阪府の五年生も参加している。
 記念式典には嘉田由紀子知事はじめ行政関係者ら百人が出席。三十年の歴史を写真で振り返ったほか、長年の運営に携わってきたボランティアサポーターの会「INTO」のメンバー六人の功労に感謝状が贈られた。うみのこが環境学習に果たした役割を分析した滋賀大学の川嶋宗継名誉教授の講演もあった。
 式典後、一般参加者も加えた記念航海もあり、二百五人が乗船して南湖をめぐり、今後の事業の発展を誓った。(中尾吟)

13/08/04

■100キロ以上のカジキ24本、大王崎沖で−鳥羽ビルフィッシュトーナメント(伊勢志摩経済新聞)
 今回で17回目を数える「鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会」が8月3日〜4日、大王崎沖の太平洋上を舞台に開催された。参加44艇(参加者約200人)。
 同大会ルールは、JGFA(ジャパンゲームフィッシング協会)会員3人以上のチームで参加することが条件で、ライン(釣り糸の太さ)クラスハンディなどを考慮しながら大物カジキを狙う。釣り上げたカジキの重さにハンディ、タグアンドリリース(釣った魚に標識を打ち放流)もしくはランディングにするかポイントルールを計算しながら、2日間の合計ポイントで優勝を競い合う。
 初日は、合計14本のカジキが上がった。背びれが帆のようなバショウカジキとクロカワカジキの2本をタグアンドリリースした「ゴールデンリリー」(伊勢市)が合計500ポイントを獲得し暫定1位に。クロカワカジキ2本、サワラ1本、シイラ2本を釣り上げた「ビーグル」(同)は1本をタグアンドリリース、1本をランディング(重さ105.2キロ、全長3.09メートル)、サワラ(重さ10.8キロ、全長1.22メートル)1本の合計3本がポイントに加算(シイラは10キロ未満のため0ポイント)され、合計367.4ポイントをゲットし暫定2位につけた。
 2日目、合計10本のカジキが釣り上げられ、2本のカジキをタグアンドリリースし、シイラ(重さ12.4キロ)1本を釣り上げた「レックス」(愛知県名古屋市)が合計ポイント518.6ポイントで、2日目0本の「ゴールデンリリー」をシイラ1本分の差で逆転優勝した。2位「ゴールデンリリー」、3位「ビーグル」。
 全行程で16本をタグアンドリリース、8本をランディング、合計24本のカジキが釣り上げられた。最も大きなカジキは、「AMENITY(アメニティ)」(静岡県菊川市)の167.6キロだった。

■魚と触れ合い「かわいい〜!」 県水産試験場を一般公開 滋賀(msn産経ニュース)
親子ら楽しむ
 漁業の振興と活性化を図る研究機関の県水産試験場(彦根市八坂町)が3日、一般公開された。コイやフナなど琵琶湖に生息する魚のミニ水族館や標本展示などが行われ、親子連れらが魚との触れ合いやスタンプラリーなどを楽しんだ。
      ◇
 琵琶湖や周辺の川の魚などに親しみ、生き物を大切にすることを学んでもらおうと、平成11年から毎年開いている。毎年親子連れら約千人が来場し、水産試験場の業務を楽しく理解する社会研究の場となっている。
 試験場の屋内外や琵琶湖畔を会場に、魚の標本▽ミニ水族館▽研究体験▽湖魚の試食▽魚との触れ合い−など6コーナーに分け、スタンプラリーも実施。ミニ水族館ではニゴロブナやアユなど琵琶湖や渓流などにすむ約50種の魚やエビ、貝などを水槽で展示した。子供たちは小魚や小エビを見て「かわいい」と声を上げていた。
 試食コーナーでは塩で味付けした焼き立てのアユやアマゴに舌鼓を打ち、解剖体験では職員の指導を受けてハサミでフナなどの体内を開いて観察した。
 魚との触れ合いコーナーでは縦25メートル、横4メートルの巨大水槽に、子供たちの膝ぐらいまで水を張ってコイを放流。子供たちは、びしょぬれになりながら体長1メートルもあるコイを抱きかかえようと挑戦していた。彦根市原町から訪れた小学5年、朝山陽君(11)は「大きなコイを抱きかかえるなど、魚との触れ合いが楽しみで毎年来ている」と話していた。

■彦根北びわ湖大花火大会:1万発、夜空染める(毎日jp滋賀)
 彦根市の琵琶湖・松原水泳場一帯で1日夜、第64回彦根北びわ湖大花火大会があり、浴衣姿のカップルや家族連れらが夜空を染める約1万発の花火を楽しんだ。
 真夏の観光イベント「彦根夏の陣」の催し。彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん花火」や「彩色花壇」「オーロラの輝き」などと名付けたスターマインや大輪の見事な花火が次々と打ち上げられ、見物者は広場や砂浜などから約1時間の花火ショーを楽しんだ。
 主催者によると、立ち入り制限区域にサーフボードに乗った人たちが入り込み、打ち上げが一時中断されるなど周辺でトラブルがあった。彦根夏の陣は8日夜の彦根ばやし総おどり大会まで続く。【松井圀夫】

■仮称・琵琶湖再生法提出に向け(滋賀報知新聞ネット版)
=琵琶湖議連の国会議員が視察=
 自民党の国会議員でつくる琵琶湖議員連盟はこのほど、次期通常国会での法案提出を目指す「(仮称)琵琶湖再生法」の一環で、琵琶湖での船上視察と、関係団体との意見交換を行った。  
 同連盟は今年四月に発足されたもので、主に近畿二府四県の衆参国会議員四十二人で構成される。この日は九人が琵琶湖を視察し、後の意見交換には十一人が出席。県選出の衆院議員では上野賢一郎氏、武村展英氏、武藤貴也氏、参院議員では二之湯武史氏が出席した。
 一行は、県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)でヒアリングを受けたあと、嘉田由紀子知事とともに堅田港(大津市)近くで異常繁茂している水草の刈り取りや、閉鎖性水域のため水質悪化している赤野井湾(守山市)での水質調査を視察した。
 この後の意見交換では、赤野井湾における外来水草の異常発生や、水源である山林保全の取り組み、環境に配慮した低農薬、濁水防止の農業、観光振興にむけた港湾整備の必要性など現状と問題点が関係団体から紹介された。
 日程を終えて会長の北川知克・衆院議員(大阪府十二区)は「水草の多さを実際に見て、国が関与して少しでも琵琶湖の水質をよくしないといけないとの思いを一層強くした。滋賀県だけの問題でなく、国全体の問題として力を尽くしたい」と語った。

■平和堂が133万円寄付(滋賀報知新聞ネット版)
=マザーレイク基金に=
 (株)平和堂(本社・彦根市)はこのほど、県の「マザーレイク滋賀応援基金」に、約百三十三万円を寄付した。
 同社では、近畿約千四百万人の暮らしや産業を支えている「琵琶湖」の環境保全に貢献しようと、「マザーレイク滋賀応援キャンペーン」を毎年実施している。
 このキャンペーンは、「水」を大切にしたいとの思いをともにする取引先と対象商品の販売額に応じた金額を「マザーレイク滋賀応援基金」に寄付するもの。顧客にとっても対象商品の購入を通じて気軽に「琵琶湖」の環境保全に貢献できる仕組みになっている。
 琵琶湖の保全に寄与しようと田中仁史・同社執行役員生鮮食品事業部長はこのほど、北川正雄・県総合政策部長を県庁に訪ねて、「平和堂バナナ」販売キャンペーン期間中(昨年四月〜今年二月)の販売一袋につき一円で計百三十三万円を寄付した。
 ちなみに同基金の目的は、琵琶湖の環境保全と歴史的文化的資産を次の世代に引き継ぐ活動としている。
 県では、この寄付金を琵琶湖の保全活動に充てる意向だ。
 なお、同基金は先月三十一日現在で七百四十七万円に達している。

■老若男女すいすい琵琶湖遠泳(YomiuriOnLine滋賀)
◇京都の8〜72歳、81人挑戦
 水泳学校「京都踏水会」(京都市左京区)のメンバーが3日、大津市の和邇浜水泳場を訪れ、琵琶湖での遠泳に挑戦した。
 自然の中で長時間泳ぐことで体力をつけ、メンバーの懇親も図ろうと、毎年8月に実施。今回は小学生を中心に8〜72歳の男女81人が参加した。
 参加者は、コーチに先導されながら約1時間半かけ、クロールや平泳ぎで和邇浜水泳場の周辺約3キロを泳いだ。全員が泳ぎ切った後、浜辺でカレーを食べ、疲れを癒やした。
 最年長の京都市左京区、主婦渡辺三重子さん(72)は「体力を試すつもりで参加したが、意外と楽に泳げた。来年も挑戦したい」と胸を張った。

■特産ふなずし、昔は“半熟”で食べた?(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖産のフナを飯とともに漬け込み自然発酵させた滋賀県特産の「ふなずし」。日本古来のすしの食べ方の原点を示すと考えられてきたが、完全発酵させて飯を捨てる現在の食べ方とは異なり、かつては“半熟”状態で多く食されていたことが、滋賀県栗東市の栗東歴史民俗博物館の桜井信也調査員(52)の研究で分かった。時代が進むにつれて飯を主体に食べるようになったとする、従来のすしの食べ方の変遷の通説を覆す可能性もあるという。
 研究では、奈良時代から安土・桃山(織豊)時代までに書かれた日記や記録など数十冊から、すしについて記された部分を抽出し、当時の食べ方などを調べた。
 その結果、完全発酵までは三〜四カ月かかるふなずしの漬け込み期間は、古代、中世を通じて二カ月ほどもなく、飯が発酵しきらずに残った「生成(なまなり)のすし」が食べられたとみられる記述が多いことが分かった。
 桜井さんは「食料を貢ぎ物として献上していた時代の人々に、長期間漬け込む時間的余裕はなく、武家などの間には、あえて熟成状態が不完全なものを食べることが好まれたとも考えられる」と分析する。
 従来のすしの変遷の通説によると、古代のすしは、現在のふなずしのような長期間発酵させた「なれずし」の形態だったが、室町時代に発酵期間を短縮される技術が生まれたことで生成のすしが登場。徐々に米も食すようになり、やがて発酵後の酸味を酢で再現して米を主体に食べる「押し寿司」などが発生したと考えられていた。
 しかし、生成のすしが、もともとのすしの食べ方として定着していた場合、現在のふなずしの食べ方になった歴史は浅く、時代が進むにつれて米を中心に食べるようになったという歴史的変遷に疑問が生じる。
 桜井さんは、中世より以前には、すでにさまざまな状態のすしの食べ方があり、ふなずしを現在の形態で食べるのが主流になったのは、江戸時代中期以降ではないかとの見方を示す。「これまでのすしの変遷の通説は一見、分かりやすい歴史の流れのように思えるが、史料に基づいた見解ではない」と指摘する。
 滋賀の食文化研究会のメンバーでふなずしに詳しい堀越昌子・京都華頂大学教授(食物学)(66)は「フナに限らず、アユやオイカワなど、魚の種類や大きさによって、古くからさまざまな漬け方が試行錯誤され、存在していたとみるのが自然」とする一方、「平安時代の文献に、かなり発酵したふなずしを売っていたという記述もあり、生成が主流だったかは分からない」とも話す。(中尾吟)

13/08/03

■カワウ激減、ピークの4分の1 捕獲やアユ減少で(ChunichiWeb滋賀)
 個体数が増加したことで深刻な漁業被害や植生被害をもたらしている水鳥「カワウ」の県内での生息数が、今年五月の時点で九千四百三十二羽となり、ピーク時の二〇〇四年春に比べて四分の一程度まで減少したことが分かった。計画的な捕獲などの対策が減少につながったという。
 関西広域連合が五月四〜二十四日、県内で把握している全九カ所の集団営巣地を調査した。
 生息数が多かったのは竹生島(長浜市)の五千三百八十六羽、伊崎半島(近江八幡市)の千九百十七羽、大正池(日野町)の千三十八羽。伊崎半島は昨年度の三千八百六十七羽から半減、昨年度に生息数が急増した奥の洲(長浜市)は千四百八十四羽から二羽に激減した。
 カワウは一九七〇(昭和四十五)年ごろ、環境汚染が原因で個体数が激減し、全国で三千羽以下に減少した時期もあった。琵琶湖周辺でも生息記録がなくなったというが、水質改善が進んだことで生息数は次第に回復した。集団営巣地の数も拡大し、ピーク時の二〇〇四年春には四万七百七十二羽に上った。
 〇六〜〇九年春は三万羽台で推移。アユなどの水産資源を大量に食べたり、ふん害による樹木の立ち枯れを招いたりした。
 県によると、エアライフルや散弾銃を使った捕獲や、花火や銃器による追い払い、防鳥糸の設置などの対策を進めた結果、〇九年度以降は減少し続け、今春にようやく一万羽を割った。アユの産卵量の減少も、カワウの生息数に影響していると考えられるという。
 県は一三〜一八年度を計画期間とする「県カワウ特定鳥獣保護管理計画(第二次)」で、カワウの適正な生息数を四千羽と設定している。県鳥獣対策室の担当者は「捕獲による個体数管理など早期の対策が奏功して、減少が続いている。四千羽は難しい数字ではあるが、地道な対策を続けたい」と話している。(倉形友理)

13/08/02

■アオコ今年初確認 草津市の琵琶湖(京都新聞電子版)
 滋賀県は2日、草津市の北山田漁港内の琵琶湖で今年初めてアオコの発生を確認したと発表した。長さ約20メートル、幅約10メートルにわたって湖面をうっすらと覆っているという。
 琵琶湖を巡回中の県琵琶湖環境科学研究センター職員が同日午前10時15分ごろに見つけた。調査の結果、アオコでは一般的なアナベナ属のプランクトンが中心だった。
 琵琶湖のアオコは、初めて確認した1983年以降、84年を除いて毎年7月下旬〜8月上旬に発生している。昨年の初確認は7月27日だった。

■37・2度 今年1番の暑さに 気象庁が注意喚起 中旬にかけ高温続く(紀南新聞ネット版)
 紀南地方は太平洋高気圧に覆われて暑くなる日が続いている。1日午前11時8分には新宮市内で37・2度を観測し、この夏一番の暑さとなった。気象庁は今後、今月中旬にかけて気温の高い日が続く可能性が高いとして「異常天候早期警戒情報」を出して注意を呼び掛けている。
 1日の紀南地方は、日本の南にある高気圧の勢力圏にあり、朝から晴れて暑くなった。朝の最低気温が26・1度で熱帯夜となるなど、前日からの熱気が続く中、午前8時には30度を超え、昼前に掛けて気温が上昇し、昭和54年の観測開始以来4番目の記録となる高温を観測した。
 大阪管区気象台では今後1週間の天気の見通しについて「近畿地方は、高気圧に覆われて、おおむね晴れる見込み。最高気温、最低気温ともに、期間のはじめは平年並か平年より低く、その後は平年並か平年より高い見通し」としている。降水量は、平年並か平年より少ないと予想している。
 気象庁のデータによると、過去最高気温は平成12年7月22日に記録した37・9度。今年は7月13日に36・9度を観測していた。 7月に急増 熱中症の搬送者  暑い日が続く中、熱中症や熱中症と見られる症状で救急搬送される患者が7月に入り急増した。新宮市消防本部によると、7月31日までに10件あり、そのうち9件が7月中だった。今年の初発は5月15日。那智勝浦町消防本部では6件中5件が7月に入ってからだったという。太地町でも7月14日に1件、搬送を行っている。北山村役場によると熱中症での搬送はない。
 三重県の紀宝町、御浜町、熊野市を管轄する熊野市消防本部では今年、6月3日に初めて熱中症の症状を訴える患者を搬送。6月に5件、7月に24件を搬送した。7月13日には、紀宝町鮒田の山林で伐採作業をしていた男性が倒れ、死亡するケースも発生している。

■観光客の宿泊、交通機関の予約ピーク 和歌山県紀南地方(紀伊民報AGARA)
 盆休みを前に、和歌山県紀南地方の宿泊、交通機関の予約がピークを迎えている。今年の盆期間は土、日曜に挟まれ、観光客の増加が見込めそうだ。
 旅行大手のJTB西日本によると、7月26日現在の白浜温泉(白浜町)の8月の宿泊予約は前年比102%。同町のホテルは「10〜16日はほぼ満室。7、8月は前年を上回りそうだ」と話す。
 ただ、盆期間前後の平日は「厳しい」という声も目立つ。田辺市本宮町の旅館は「お盆の予約は約1カ月前から入っているが、そのほかはぼちぼち」、那智勝浦町のホテルも「7月は昨年より厳しかった。8月も20日以降は空室が目立つ」と口をそろえた。
 JTB西日本広報室は「8月は好調といえる。ただ、国内では北海道や東北、海外ではハワイやヨーロッパなど遠方への旅行人気が高まっている。長年続いた『近場』傾向に変化の兆しがある」と話す。
 JR西日本和歌山支社によると7月25日現在、8月9〜18日の紀勢線の特急指定席予約席数は約3万3千席(前年比106%)で、予約率は25%。混雑のピークは、白浜・新宮方面が11日、新大阪・京都方面が16日の見込み。
 南紀白浜空港と羽田を往復する日本航空の定期便(1日3往復)は1日現在、羽田発が10、11、13、14日にほぼ満席、白浜発は16〜18日全便満席となっている。
渋滞、北進は最大20キロ
 県警交通規制課の交通渋滞予想(10〜18日)によると、南進のピークは10〜13日、阪和自動車道有田IC│広川南ICで最大15キロ。北進が18日、阪和自動車道みなべIC│広川南ICで最大20キロ。
 一般幹線道路では、県道南紀白浜空港線の白浜町大浦交差点付近で10日午後4時〜8時と13日正午〜午後3時にいずれも南進5キロ。
 同線の田辺市田鶴交差点付近で10日午後8時〜午前0時に北進7キロ、以後18日までに日中から夜にかけて北進4〜7キロの慢性的な渋滞が発生するとしている。同課は「トンネル内では車間距離を十分取り、長距離運転時は早めに休憩を取るなど体調管理に気を付けて交通安全を守ってほしい」と呼び掛けている。
 渋滞情報は、日本道路交通情報センター(050・3369・6630)か、県警交通管制センター(073・476・1620)へ。

■熊野尾鷲道路、開通は9月29日に(ChunichiWeb)
 熊野市と尾鷲市を結ぶ高速道路「熊野尾鷲道路」が、九月二十九日に開通することが決まった。風水害に関わらず通行が可能な道路は、地元にとって長年の悲願で、緊急輸送路の確保や観光客誘致の期待は大きい。交通の便が悪く、「陸の孤島」と呼ばれた紀南地方にとって大きな転機となりそうだ。
 一日、熊野市木本町の鬼ケ城センター複合施設のオープニングセレモニーで、熊野尾鷲道路の開通日を明らかにした同市の河上敢二市長。「高速道は、現在の国道42号の開通から四十五年越しに要望してきた地元の目標。市が発展するための大きな節目になる」と力を込めた。
 熊野市と尾鷲市の間には、海抜約八百メートルの矢ノ川峠があり、交通の難所として人や物資の行き来を阻んだ。昭和初期、尾鷲側に日本初とされるロープウエー「矢ノ川安全索道」が開通。一九三六(昭和十一)年には鉄道省営バスの運行が始まり、両市が片道二時間四十五分で結ばれるようになった。その後、矢ノ川トンネルなどを通る国道42号が完成し、交通の利便性がアップした。
 ただ熊野、尾鷲間は国内屈指の豪雨地帯のため、国道42号はしばしば規制雨量を超えて通行止めに。二〇一一年の紀伊半島豪雨では、道路の崩落が発生し、九月三日午後三時前から六日未明まで車両が行き来できなくなった。救助車両の到着が遅れたほか、紀南地方全体で水などの生活必需品が不足した。
 熊野尾鷲道路は約七割がトンネルとなっており、風水害に強いのが特徴。熊野、尾鷲間の所要時間がこれまでの四十五分から約二十五分に短縮されるため、北勢地域や名古屋方面からの日帰りも可能になる。熊野市では、熊野尾鷲道路の開通に合わせ、グルメキャンペーンや定期的な花火などの誘客イベントを強化していく。
 熊野市観光協会の中平孝之会長は「市を挙げて観光客を待ち構えている状態。今後は、御浜町や紀宝町など周辺市町を巻き込んで、紀南地方の魅力発信に努めたい」と話している。
 東紀州の中核医療施設の一つ、尾鷲総合病院の諦乗(たいじょう)正事務長は「カーブの少ない道ができることで、救急搬送中に揺れることなく、紀南地方から尾鷲総合病院へ移動できる。病院の診療圏も広がり、救える命が増えるはず」と期待した。(小柳悠志、宮崎正嗣)

■県水産試験場:あす一般公開 調査船乗船も−−彦根(毎日jp滋賀)
 彦根市八坂町の県水産試験場は3日午前10〜午後4時、場内を一般公開する。「来て、見て、知ろう、水産試験場!!」と銘打った催し。予約不要で入場無料。
 同試験場が取り組む琵琶湖の魚介類の生息や環境調査などを分かりやすく説明。ニゴロブナやホンモロコなどを紹介する「ミニ水族館」、魚との触れ合い体験コーナー、調査船「琵琶湖丸」の乗船見学など親子で楽しめる内容だ。
 アマゴの塩焼きの試食も。アマゴは約500匹用意して先着順に整理券を配布する。問い合わせは同試験場(0749・28・1611)。【松井圀夫】

■ブラックバス駆除:10年の成果 親魚減少、在来魚の姿戻る−−伊豆沼・内沼(毎日jp宮城)
 栗原、登米市にまたがるラムサール条約登録湿地の伊豆沼・内沼での外来食害魚「ブラックバス(オオクチバス)」駆除が、2004年の開始以来、7月で10年目のシーズンを終えた。駆除を進める伊豆沼・内沼環境保全財団は「市民ボランティアのバス・バスターズ(退治人)と人工産卵床、三角網を組み合わせた駆除活動は成果があった」と総括している。
 同財団によると、親魚が卵を実際に産み付けた産卵床の駆除数は、活動2年目で最多だった05年は4〜6月で252基だったが、13年の同期間は22基に減り、親魚の減少を示すという。三角網による稚魚のすくい取りも05年が最多で516万匹に上ったが、これも13年は数十万匹レベルの見通し。
 これらにより、09年から姿を消していたタモロコ、モツゴなどの在来魚がかなり姿を見せるようになり、ごく一部ながら小魚漁も復活したという。
 同沼は1996年からバスが目立つようになり、在来魚が激減。ゼニタナゴは姿を消した。そこで同財団は、沼の生態系復元のためバスターズを組織。更に、水産研究者がバスの習性を利用した産卵床を開発し、三角網による稚魚すくい取りを統合した「伊豆沼(駆除)方式」を編み出し、毎年春から夏にかけ駆除を実施。数十人が参加したバスターズが産卵床の製造、設置、引き上げなど、駆除に力を合わせた。
 同財団の藤本泰文研究員(38)は「ゼニタナゴの姿が見られるまでバス駆除を続ける」と話している。【小原博人】

■「離島・沖島」が正式決定(YomiuriOnLine滋賀)
◇県、国に振興計画提出へ
 近江八幡市の沖島が7月31日、離島振興法に基づく「離島」に指定されることが官報に告示され、正式に決定した。市が県に提出した「離島振興計画」の計画案では、定期便増便や港湾整備、漁業の後継者育成などを盛り込んでおり、来年度予算から国の支援を受けられるよう、関係機関や地元との調整を急ぐ。
 隣島振興計画は同市が振興策の考え方や観光など項目ごとにまとめ、県を通じて国土交通相に提出する。県は6月に関係する33課による県離島振興連絡調整会議を設置。同相の審議会分科会で指定の方針が固まり、市は7月19日に計画案を県に提出した。県は市と協議しながら今月中にも具体的な計画作成に着手する。

13/08/01

■湖上7メートル、合掌ザブン 近江八幡で伊崎のさお飛び(京都新聞電子版)
 琵琶湖の夏の伝統行事「伊崎のさお飛び」が1日、滋賀県近江八幡市白王町の伊崎寺で営まれた。全国から集まった行者9人が無病息災や東日本大震災被災地の復興を祈り、さおから7メートル下の湖面にザブンと飛び込んだ。
 ほら貝が響くと、行者たちが姿を現した。崖から湖に突き出た長さ13メートルの細いさおの上を歩き、手を合わせて飛び込んだ。さおを見下ろす建物「棹飛堂(さおとびどう)」や船から信者など約200人が見守った。
 さお飛びは平安時代から続く仏事とされている。由来は身を清める修業として始まったなど諸説ある。

■チームボニータ優勝! 国際カジキ釣り大会(SANSPO.COM)
 ★「第35回国際カジキ釣り大会」 26日から28日にかけて、静岡県下田市の伊豆下田港近海で行われ、団体総合はチームボニータが600ポイントをマークして初優勝した。フォワードもクロカジキ2本を30ポンドラインでタグ&リリース(T&R)し同点で並んだが、先にポイントを達成したチームを優位とする規定により決定した。
 個人総合優勝は、団体優勝の原動力となった永井光一さん。最大魚賞は第1日にシロカジキ206.3キロをキャッチした井上勝行さん(片倉ボートFC)が獲得した。
 なお、参加99チームで総ストライク116回、T&R40本、キャッチ11本が記録された。
 ▼団体総合 (1)チームボニータ 600ポイント(2)フォワード 600ポイント(3)常陸マーリンジャンキーズ 俊 450ポイント
 ▼個人総合 (1)永井光一(チームボニータ) 600ポイント(2)三枝久美恵(フォワード) 600ポイント(3)田代俊幸(常陸マーリンジャンキーズ 俊) 450ポイント

■ブラックバス放流権を10年継続へ…管理委が答申(YomiuriOnLine山梨)
 河口湖、山中湖、西湖の地元漁協がブラックバス(オオクチバス)を放流できる漁業権を巡り、県内水面漁場管理委員会は31日、利害関係者から意見を聞く公聴会を甲府市で開いた。漁業権の継続に反対する意見もあったが、同委員会は放流量の削減などを盛り込んだ上で10年間の継続を認める答申をまとめた。答申を受け、横内知事が8月下旬に継続を許可する見通し。
 公聴会には、県に意見書を提出した県内外9団体のうち、6団体が出席。継続を求める河口湖漁協の吉田三男組合長は「在来種と共存できている。釣り客による地域活性化のためにも継続を」と主張。一方、継続に反対する日本魚類学会自然保護委員会の代表は「生物多様性の保全から放流は不適切で、積極的に防除すべき」と強調した。
 公聴会後、同委員会は会議を開催。漁業権の継続を認めるものの、放流量を削減しながら代替魚種を育成するなど、ブラックバスに頼らない漁場管理を進めることを求めていくことを決めた。
 ブラックバスは、外来生物法で在来種を捕食して生態系に悪影響を及ぼすとして放流が禁止されている。だが、2005年の同法施行以前から漁業権を得ていた3湖では特例として放流が許可。今年12月、10年間の漁業権の期間が満了することから地元漁協が継続を求めていた。

■男性遺体:湖底に 余呉川放水路に転落か−−長浜(毎日jp滋賀)
 31日午後2時ごろ、長浜市高月町西野の余呉川放水路から沖合30メートルの琵琶湖の湖底で、近くに住む無職、長谷川悟さん(68)が死亡しているのを捜索中の長浜消防署員が発見した。
 木之本署によると、長谷川さんは30日午後3時に自宅を出てから行方が分からなくなった。河口近くに自転車があり、家から投網などがなくなっていたことから、県警や消防は魚を捕っていて川に落ちたとみて、31日早朝から捜索していた。
 現場は余呉川の水を琵琶湖に放水する「西野トンネル」の出口付近。県によると、河口付近の水位は普段20センチ程度だが、29日の大雨の影響で30日午後3時ごろには74センチまで増水していたという。【田中将隆】

■熱気球:琵琶湖を一望 フライト体験、4日まで−−草津(毎日jp滋賀)
 草津市観光物産協会は4日まで、同市の烏丸半島で熱気球フライト体験を実施している。
 熱気球は8人乗りで、地上とロープをつないだまま高さ約30メートルまで上昇。琵琶湖を一望でき、夜間は比叡山に沈む夕日や大津市街地の夜景を楽しめるという。
 フライトは午前6〜9時と午後6〜8時で、搭乗時間は1回約5分。夜間は3日のみ。定員は朝300人(土、日曜は450人)、夜200人。中学生以上2500円、子ども1800円(就学前は無料)。問い合わせは同協会(077・566・3219)。【田中将隆】

■琵琶湖の沖島:離島指定(毎日jp滋賀)
 琵琶湖に浮かぶ、淡水湖にある島としては日本唯一の有人島・沖島(近江八幡市)が31日、離島振興法に基づき、国土交通相などに離島指定された。

■水難救助訓練:警察と消防、水難事故想定し 心肺蘇生術など実演−−長浜(毎日jp滋賀)
 長浜市南浜町の南浜水泳場で31日、長浜署員や湖北地域消防本部の消防隊員ら約20人が参加した水難救助訓練が行われた。
 同水泳場近くの姉川河口付近では昨年7月、男性3人が死亡する水難事故があり、県警や長浜市は立て看板などで遊泳時の注意を呼びかけている。
 この日の訓練はボート転覆と遊泳者の行方不明を想定。シートに寝かせた人形を溺れて救助した人に見立て、消防隊員らが心肺蘇生術を実演。電気ショックで鼓動を回復させる自動体外式除細動器(AED)も使って救助訓練を行い、長浜署員らが真剣な表情で見守った。
 湖上から訓練に参加する予定だった県警警備艇は、同市高月町西野の余呉川放水路付近で発生した水難事故の捜索にあたった。【桑田潔】

■カワウ:5年で1/4に激減 駆除法改良、アユ減少原因か(毎日jp滋賀)
◇新たに生息エリア拡散化が課題
 琵琶湖周辺で大量繁殖して漁場や樹木への被害が問題化している水鳥「カワウ」の県内生息数が、ピークだった5年前から約4分の1に激減していることが31日分かった。駆除方法の改良のほか、餌のアユが近年減少していることが原因とみられる。一方で生息エリアの拡散が進んでおり、行政は新たな対策に頭を悩ませている。
 関西広域連合が5月に実施した生息調査によると、県内での個体数は9432羽(前年比1579羽減)、営巣数は2997個(同1526個減)。カワウは季節ごとに移動するが、個体数は春の調査で最多だった2008年の3万7865羽から激減している。
 減少要因について、県鳥獣対策室は、音の小さいエアライフルで親鳥を狙うなど駆除対策の改良が奏功していると分析。また、琵琶湖や河川に生息するアユが産卵異常などで減少していることも原因と考えられるという。
 一方、湖に浮かぶ竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江八幡市)に集中していた生息範囲が少なくとも9カ所に広がり、大正池(日野町)や瀬田川(大津市)など湖から離れた場所で多く確認されるようになった。県は今年度新たに営巣地拡大防止の予算400万円を計上したが、人口が多い地域では銃器は使えず対策が困難という。
 県内のカワウ被害は90年代から目立ち始めた。営巣で枝を折るため樹木が立ち枯れ、好物のアユの食害やふん害などが問題化した。同室は「生息数は減ってきたが、現状はまだ多い。地道に観察と駆除を続けたい」としている。【千葉紀和】

■琵琶湖再生法:自民党議員ら、成立に向け視察(毎日jp滋賀)
 参院選で自民党県連が県版政策集(ローカルマニフェスト)に掲げた琵琶湖再生法(仮称)の議員立法に向け、自民党の国会議員らが31日、琵琶湖を視察した。嘉田由紀子知事も同行し水質悪化などを説明、法案の早期成立を求めた。
 この日は党の議員連盟のメンバーと国土交通省、農林水産省、環境省などの担当者が参加。調査船などに分乗して水草の刈り取りを見学し、水質調査を実施した。
 その後、大津市内で森林組合連合会や県農協中央会など4団体から意見聴取。嘉田知事は「次世代に美しい琵琶湖を残すため、県庁の総力を挙げて法案作りに協力したい」とあいさつ。議連会長の北川知克衆院議員(大阪12区)は「一致協力したい」と応じた。議連は今秋をめどに法案のたたき台をまとめる方針で、超党派で次期通常国会への提案・成立を目指す。【加藤明子】

■琵琶湖「水草が多い」 近畿議員連メンバー視察(YomiuriOnLine滋賀)
 近畿2府4県の自民党国会議員を中心に結成した「琵琶湖の環境改善を促進する議員連盟」(会長=北川知克・衆院議員)のメンバーが31日、琵琶湖を視察したり、県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)を訪れたりした。
 同議連は今年4月に発足し、議員42人で構成。琵琶湖の環境、生態系の保全に生かす「琵琶湖再生法(仮称)」の制定に向けて活動しており、この日は11人が参加した。県選出議員では上野賢一郎、武村展英、武藤貴也の3衆院議員と、参院選で当選したばかりの二之湯武史氏の計4人が同行した。
 同研究センターを訪れた後、嘉田知事とともに県の水質調査船に乗り、水草の刈り取り現場など南湖を約1時間見て回った。
 終了後、取材に応じた北川会長は「船上から琵琶湖を見て、水草の多さを実感した。国全体の課題として琵琶湖の保全に取り組みたい」と話した。同議連は12月の通常国会での法案提出を目指している。

■びわ湖大津夏まつり2013(滋賀報知新聞ネット版)
=8月2日、大津港で開催=
◇大津
 びわ湖大津夏まつりが八月二日、大津港で開催される。会場では、昔懐かしい夜市、ステージショー、ヒカリのグランドアートのほか、江州音頭総おどりでまつりを盛り上げる。内容は次の通り。
 【水上ステージエリア】ダンス発表(午後四時)▽オープニング(午後五時)▽フラダンス発表(午後五時半)▽ベリーダンス発表(午後六時五十五分)▽ゆるキャラステージ(午後七時二十分)▽和太鼓演奏(午後八時)▽和太鼓演奏と花火打ち上げ(午後八時五十分)
 【総おどりエリア】大道芸(午後四時半、午後五時四十分)▽江州総おどりコンテスト(午後六時半)

■琵琶湖外来魚駆除大会(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
本年度後半の駆除大会開始のお知らせです。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2013-09-08/2013-09-08a.html
目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2013年9月8日(日) ・・・ 雨天決行
時間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
受付:滋賀県草津市津田江1北湖岸緑地※旧志那中湖岸緑地
http://homepage2.nifty.com/mugituku/map/tsudae/tsudae.html
この青色のテントが目印です。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2013-04-21/photo/tento.jpg
交通
車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し、
琵琶湖博物館の手前約1kmに湖岸緑地パーキング有り。
公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、
終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
※団体で参加される場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
駆除方法:エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図を参考にして下さい。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/photo/sikake.gif
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
お問い合わせ先:琵琶湖を戻す会広報 ZXA00545@nifty.ne.jp
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html

←Before          スクラップブックバックナンバー          Next→