琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2015/11)

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15/11/30

■高い田辺のガソリン 紀北との価格差大きく(紀伊民報AGARA)
 和歌山県田辺地方のガソリン価格が、全国や和歌山県の平均を大きく上回っている。県内では紀北との価格差も大きく、消費者からは疑問の声が出ている。
 全国のガソリン価格を調査している石油情報センター(東京都)によると、中国の景気停滞などを背景に原油安傾向が続いている。24日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は130円30銭。5週連続の値下がりで2010年3月以来の安値という。一方、和歌山県の平均価格は136円70銭で全国よりも高い。
 30日午前、田辺市内のフルサービス店ではレギュラーガソリン1リットル当たり146円前後が主流、セルフサービス店は142〜144円が主流となっている。和歌山市内ではフルサービス店で128〜139円、セルフサービス店では115〜120円が主流。
 田辺市内のあるガソリン店では「得意先から高値を指摘される」。別の店では「一時期の価格競争で疲れ、他の店の出方をうかがうスタンドが多い。和歌山市内は店舗が多く、価格競争が激しい」などと話している。
 県消費生活センター紀南支所によると、こうした価格差に対して11月に入って6件の苦情が寄せられているという。「田辺のガソリン価格が高い」「価格が横並びで談合を結んでいるのではないか」などの批判的な意見だったという。
 石油情報センターの調べによると、6月22日時点では和歌山県平均は全国平均より10銭安い144円80銭だった。全国平均はそれから14円60銭値下がりし、和歌山県平均も8円10銭値下がりしたが、田辺市とその周辺は、6月時点の水準で留まっている。

■琵琶湖に蜃気楼 大津、対岸の町並み揺らめく(京都新聞電子版)
 対岸の建物などが琵琶湖上に浮いたように見える蜃気楼(しんきろう)が29日、大津市打出浜から見られた。日光が注ぐ中、湖面のヨットなどにゆらめいた帯が広がっていた。
 発生したのは実物の下に幻が見える「浮島現象」で、蜃気楼の一種。冬型の気圧配置による冷え込みが厳しい日に、水面付近の暖かい空気に冷たい空気が流れ込み、温度差が生じるために起こる。
 彦根地方気象台によると、この日の大津市の最低気温はこの秋3番目に低い5.3度を記録した。

■熱気球ふわり、琵琶湖を横断 安曇川で37組(ChunichiWeb滋賀)
 高島市安曇川町の近江白浜水泳場で29日、「第39回熱気球琵琶湖横断レース」があり、色とりどりの熱気球が琵琶湖上を彩った。
 今年は天候と風速の安全が確認されたため、3年ぶりの琵琶湖横断となった。県内外から37チームが参加し、20キロほど離れた対岸の東近江市能登川を目指した。
 午前7時ごろ、熱風を送られ膨らんだ熱気球が次々と空へ上昇。見物客は歓声を上げたり、しきりにシャッターを切るなど楽しんでいた。
 大津市の会社員藤堂宏美さん(29)は「浮かび上がったときは感動。いっぱい手を振っちゃいました」とはしゃいでいた。(中村千春)

15/11/29

■熱気球ふわり、琵琶湖を横断 京都・滋賀など37チーム参加(京都新聞電子版)
 晩秋の琵琶湖を熱気球でわたるイベントが29日、滋賀県高島市安曇川町であった。上空の風が安定し2012年以来3年ぶりの横断に成功した。
 関西の大学や社会人チームの有志でつくる実行委員会が主催。京滋や関東、九州などから参加した37チームは、同町の近江白浜水泳場を離陸し、東側対岸の東近江市能登川付近を目指した。28日も開催予定だったが上空の強風により中止となっていた。
 29日は上空が雲に覆われていたが、午前7時の離陸時には雲間から朝日が差し始め、熱気球は一気に上昇。順調に風に乗り、ところどころにのぞく青空の中を対岸へ進んでいった。明け方から詰めかけた大勢の見物客らは、ゆったりと湖上に浮かぶ様子に声を上げ楽しんでいた。

■伊吹山初冠雪、昨年より4日早く 滋賀(産経ニュース)
 彦根地方気象台は28日、米原市と岐阜県の県境にそびえる伊吹山(標高1377メートル)で、今シーズンの初冠雪を観測したと発表した。平年より12日遅く、昨年より4日早い。
 同気象台によると、冬型の気圧配置となり、県内上空に強い寒気が入り込んだため。初冠雪は、同気象台の敷地内から職員が双眼鏡を使って確認する。この日午前7時ごろ、山肌にうっすらと雪がかぶっているのが観測された。
 この日の朝の最低気温は、米原市=2・9度(平年2・9度)▽大津市=5・0度(平年4・8度)▽甲賀市土山町=0・4度(平年2・2度)−だった。

■旬の味求め行列 草津でホンモロコを特別販売(ChunichiWeb滋賀)
 草津市内で養殖が行われている琵琶湖固有種「ホンモロコ」が二十八日、同市下物町の「道の駅草津」で特別販売された。旬を迎えた琵琶湖由来の恵みを手にしようと、朝から多くの人たちが列を作った。
 ホンモロコはコイ科の高級魚。ブラックバスなどの外来魚が増えた影響で、近年は琵琶湖での漁獲量が激減しており、「幻の魚」とも呼ばれている。養殖のホンモロコは天然物より苦味や臭みが少なく、骨も柔らかいのが特徴という。
 この日は体長五〜八センチの成魚五百グラムが千七百円で販売され、天ぷらの試食もあった。炭火焼きにして酢みそを付けたり、あめ煮にしたりしてもおいしいという。
 市内では二〇〇七年に草津ホンモロコ生産組合が発足。約十五人が加盟し、休耕田五十アールで養殖に取り組んでいる。今年は昨年の倍となる四百キロの漁獲量を見込んでいる。
 今後は同市馬場町の「クサツパイオニアファーム」で、同価格で販売する。
 (問)同社の奥村次一さん=090(3271)8393(鈴木啓紀)

■草津ホンモロコ、今季の販売始まる(asahi.com滋賀)
 草津市内で養殖したホンモロコの今季の販売が始まった。28日には、下物町の「道の駅草津」で恒例の対面販売があり、湖国の味を求める人が列をつくった。
 ホンモロコは琵琶湖の固有種。天然の水揚げの減少を受け、休耕田を利用して養殖に取り組む「草津ホンモロコ生産組合」が毎年、この時期に販売している。
 この日は、組合のメンバーらが、おけの水の中を泳ぐホンモロコを網ですくい、袋に入れて売った。網の中では、体長5〜8センチほどの魚がピチピチと勢いよくはねていた。

15/11/28

■琵琶湖の島の幸を宅配 沖島の離島振興協が限定販売(京都新聞電子版)
 日本で唯一の淡水湖にある有人島、沖島(滋賀県近江八幡市)の住民らでつくる沖島離島振興協議会は、湖魚のつくだ煮や野菜など島の幸を詰め込んだ宅配便「もんてくーる」を限定販売している。
 食を通して沖島の魅力を発信するのが目的で、夏に続く第2弾。Aセット(送料込み4千円)とBセット(同5500円)があり、沖島ファンクラブ「もんて」会員はそれぞれ500円引きとなる。
 今回新たに加わったかきもちと漬物のほか、エビ豆、スゴモロコのつくだ煮、野菜が両セット共通の内容で、Aセットは湖魚の昆布巻き、Bセットはふなずしとゴリのつくだ煮が入る。漁の状況によって内容が変わることがある。12月中旬発送予定で、賞味期限は冷蔵で2週間程度。
 30日申し込み締め切り。商品があれば以降数日は受け付ける。申し込みは同協議会TEL・ファクス0748(33)9779か、電子メールokishima‐jichikai@za.ztv.ne.jp

■虹予報、お見事的中 滋賀、「冬ソナ」並木にかかる(京都新聞電子版)
 びわこビジターズビューローが10月から始めた「虹予報」が27日、的中した。滋賀県高島市マキノ町の観光名所メタセコイア並木に虹がかかった。
 虹予報は、びわこビジターズビューローが全国で初めて導入した。大津、湖西など県内を7地域に分け、7段階で予報。午前6時半に当日と翌日の予報をインターネット上で更新している。この日の予報は初の最大指数7となった。
 この季節特有の高島しぐれが降る中、雲間から差す日光を受け、うっすらと浮かび上がった七色の懸け橋に観光客らが心を躍らせていた。東近江市から夫婦で訪れた自営業の男性(45)は「毎年来ているけど、メタセコイアと虹を同時に見るのは初めて」と話していた。
 高島市のメタセコイヤ並木は、韓流ドラマ「冬のソナタ」の並木に似ていると評判になり、撮影に訪れる観光客も多い。

■水上レジャー、携帯が命救う 滋賀県警や消防が所持呼びかけ(産経ニュース)
 27日午前11時15分ごろ、草津市矢橋町の琵琶湖で遭難した男性(38)が、湖南広域消防局の消防隊員や水上警察隊員らに救助された。男性はサーフボードの上で約2時間漂流し、低体温症になったが軽症。今回の救助で威力を発揮したのが、男性がもっていた携帯電話だった。県警や消防は、水上でのレジャーでもできるだけ携帯電話を身に付けるよう、呼びかけている。
 遭難した男性は同日午前9時ごろ、大津市内の湖岸から、サーフボードの上に立ってパドルを漕ぐ水上レジャー「スタンドアップパドルボート」を1人で楽しんでいた。だが、波が高くなって出発地点に戻ることができなくなり、携帯電話で110番通報して救助を求めた。
 「もう大丈夫ですよ」。通報で駆けつけた水上警察の隊員らは声を掛けながら湖岸で救助し、寒さで震える男性に毛布をかけて救急車に乗せた。
 草津署によると、携帯電話を通して男性から周囲の景色を伝えてもらうことで、漂流場所を特定。草津市矢橋町の湖岸から約100メートル沖で男性を発見し、水上警察隊がロープで男性を岸まで誘導した。
 県警や消防は水上レジャー中にも携帯電話を所持するよう、近年呼びかけを強め始めている。今回のケースのように、遭難者が自ら通報できることや、遭難場所の特定に効果があるからだ。
 救助にあたった同消防局南消防署の北村一博大隊副長は「今回の事故は、携帯電話が迅速な救助に結びついた。水上で遊ぶときには、電話が濡れないよう袋に入れるなどして所持してほしい」と話していた。

■コハクチョウ、4年ぶりの11月飛来 草津の琵琶湖岸(ChunichiWeb滋賀)
 冬の到来を告げるコハクチョウ二羽が二十七日、草津市志那町の琵琶湖岸に今季初めて飛来した。昨年より二十一日早く、十一月中の飛来は四年ぶりという。
 午前十時ごろ、近江八幡市の愛好家女性が付近を通った際に見つけ、環境ボランティア団体「草津湖岸コハクチョウを愛する会」に連絡した。
 二羽は二〇〇七年から毎年飛来しているカップルといい強い風が吹き抜ける中、寄り添うように並んで羽を休めていた。
 かつては一日で百羽以上確認できたが、水位の上昇などが原因で近年は激減。昨季は延べ百六羽にとどまった。
 会の吉岡美佐子理事長(67)は「こんなに早く来てくれてうれしい。恋人に会うような気持ちだ」と笑顔。今年は水位もマイナス四十センチほどで低くなっており「コハクチョウにとって、ちょうどいい。多く飛来してくれることを期待したい」と話した。(鈴木啓紀)

■「幻の湖魚」お待たせ(YomiuriOnLine滋賀)
◇きょう草津 限定販売
 草津市の「草津ホンモロコ生産組合」が、琵琶湖では天然物が激減し、「幻の湖魚」となったホンモロコを今年も養殖で育て、同市下物町の道の駅・草津で28日に限定販売する。
 組合員の農業生産法人「クサツパイオニアファーム」(同市馬場町)では、休耕田3か所(計2500平方メートル)に水を張り、春に生まれたての稚魚を放つ。今年は夏にかけて餌をよく食べて成長したといい、体長5〜8センチの成魚が出荷用の水槽に移され、ピチピチとはねている=写真=。
 今季の漁獲量は、昨季の倍の計約400キロを見込むが、餌代高騰などのあおりで、販売価格は500グラムで税込み1700円と200円高くなった。
 同法人は「出荷前は地下水を送っている水槽にいるため、臭みや苦みの少ない、おいしいホンモロコを提供できる」とPRしている。
 28日は午前8時半から整理券を配布後、同9時から約50キロを販売。ホンモロコの天ぷらの試食もある。
 同法人は今後も100グラム(税込み340円)単位から販売するほか、炊き込みご飯などの具用に加工した製品の販売も計画している。
 問い合わせは、道の駅・草津(077・568・1208)かクサツパイオニアファーム(077・567・1601)へ。

15/11/27

■紅葉の峰、初雪ベール 滋賀・高島の野坂山地(京都新聞電子版)
 冬型の気圧配置で冷え込んだ27日、滋賀県高島市マキノ町の野坂山地の山並みが初冠雪した。滋賀県内で降雪が確認されたのは今冬初めてで、信楽を除く県内全域でこの冬一番の寒さとなった。
 彦根地方気象台によると、大津市で5・1度、彦根市で3・3度、米原市で1・0度を記録した。今週末は、朝は冷え込むが、日中は寒さが緩むという。
 野坂山地では、午前10時ごろから雨が降り出し、次第に雪へと変わり、正午ごろまで降り続いた。山頂付近の木々が白く覆われ、麓で紅葉している木々とのコントラストが鮮やかだった。夫婦で登山に訪れた教諭の河村悟さん(64)=大阪府豊中市=は「雪が降って、やっと冬になったと感じる」と話した。

■琵琶湖のヨシ群落、7割回復 滋賀県の保全目標面積(京都新聞電子版)
 琵琶湖のヨシ群落保全の在り方について議論する「県ヨシ群落保全審議会」がこのほど、大津市内で開かれ、県の再生事業によってヨシ群落面積が目標の約7割となる約183ヘクタール(推定値)まで回復したことが報告された。一方で、委員の学識者からは「面積という量の評価にとどまらず、生態系への効果など質で評価して県民に発信してほしい」など県への意見が相次いだ。
 滋賀県は1992年にヨシ群落保全条例を制定。琵琶湖総合開発などで約128ヘクタールまで落ち込んだ湖岸や内湖のヨシ群落を、昭和20〜30年代と同程度の約261ヘクタールまで回復させることを目標にして再生事業に取り組んできた。
 審議会では、県が航空写真を基に調査した2007年度の結果に14年度までの事業面積を加え、183ヘクタールまで回復したことを報告。ただ、東洋大の金子有子准教授(保全生物学)は「昔のヨシ群落はマコモなど抽水植物も豊富に含んでいたが、今はヨシだけの群集が目立つ」と指摘した。
 ヨシ帯の保全に取り組む市民活動が近年、活発になっていることも踏まえ、龍谷大の脇田健一教授は「政策評価が面積だけに収れんしてしまいがちで、ヨシを刈り取って活用する仕組みづくりなどとセットで評価していくことが求められている」と指摘した。
 また、県がヨシ群落の役割の一つに挙げる水質浄化機能についても議論が白熱し、委員の一人からは「科学的には(劇的な)効果がないことがわかっている。原風景を取り戻すとか、生態系への影響とか、価値付けを整理すべき」との声もあった。

15/11/26

■ガソリン5週連続値下がり 130円30銭(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が26日発表した24日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、16日の前回調査より1円30銭安い130円30銭で、2010年3月以来の安値となった。原油安傾向が続いているため、5週連続で値下がりした。
 調査した石油情報センターは「中国の景気停滞などを背景に原油の価格が下がっており、ガソリンは来週も値下がりする」と予測している。
 地域別では45都道府県で価格が下がった。下落幅は島根の3円10銭が最大で、福島の2円40銭、北海道の2円30銭が続いた。高知と沖縄は横ばいで、値上がりした地域はなかった。

■レギュラーガソリン、関東や中部などで130円を下回る(Responce)
資源エネルギー庁が11月26日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月24日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.3円値下がりし、1リットル当たり130.3円となった。
レギュラーガソリンの小売価格は4週連続で値下がりしたあと、横ばいをはさみ、5週連続で値下がり。2010年3月15日の調査以来5年8か月ぶりの130円台となった。
地域別では、北海道で2.3円、中国で1.8円、東北で1.6円、中部で1.4円、近畿と関東で1.3円、九州・沖縄で1.0円、四国で0.6円、全エリアで値下がりした。北海道、東北、関東、中部ではすでに130円を下回る価格となっている。
ハイオクガソリンは前週比1.4円安の141.1円、軽油は0.6円安の110.1円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月26日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は119.9円/リットル(前週比−0.9円)、ハイオクは129.6円/リットル(同−2.2円)、軽油は96.3円/リットル(同−0.1円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

15/11/25

■びわこボート、経営改善の兆し PRに力、舟券購入促進策奏功(京都新聞電子版)
 滋賀県が運営するびわこボートレース(大津市)で、経営改善が進みつつある。売り上げ割合が増えている場外や電話による舟券購入対策を強化し、県の一般財源となる繰り出し金は2014年度、10年ぶりに1億円台に回復した。県は「経営に明るい兆しが見えてきた」として、観光施設としての活用も探り始めた。
 びわこボートは1952年開設。収益で県の財政を支援する役割が期待されているが、繰り出し金は90年度の47億円をピークに落ち込み、04年度の2億円以降、1億円に届かず、10年度は0円だった。02年度完成のスタンド整備に伴う借金返済も負担となっている。
 県の13年度包括外部監査で財政見通しを試算した結果、現状のままでは借金返済が厳しくなると指摘された。14年度から経営改善を強化し、今年3月には中期経営計画を策定した。
 来場者の減少傾向が続く中、場外や電話での舟券購入を増やすため、有料で掲載される新聞の出走表を14年度から関東、東海、九州エリアで発行されるスポーツ紙に拡大。電話投票売り上げは約88億円で前年比15%増の成果が出た。売り上げ全体では、全国的に舟券が売れるG1競走があった13年度を上回り、約290億円となった。繰り出し金は当初見込みの2倍となる1億円を確保した。
 16年度には、入場料なしで舟券が買える「外向発売所」を新設して利便性を高める。同年度には3年ぶりとなるG1開催も決まり、「14年度並みかそれ以上の売り上げが期待できる」(県事業課)という。
 外国人観光客の取り込みにつなげようと、今月29日には京滋の留学生らを招く。舟券購入やボートの試乗を体験し、後日、参加者が利用するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて発信してもらう試み。県事業課は「琵琶湖を一望する景色の良さをPRしたい」としている。

■ヨシ刈りボランティア募集!(滋賀報知新聞ネット版)
=12月5日 伊庭内湖で=
◇東近江
 伊庭の里湖づくり協議会は、伊庭内湖のヨシ刈りを十二月五日、同町地先の伊庭内湖畔で開催する。現在、参加を広く呼びかけている。
 この地域、時期の風物詩であったヨシ刈りは、生活様式の変化やヨシの需要低下で長年行われていなかったが、魚や鳥が棲みやすい自然環境を守るため、平成十九年度から、地元伊庭町自治会や伊庭内湖の自然を守る会などが中心となって実施している。
 今年も約二百人規模で開催する。参加者には、地元の野菜や米を使った豚汁やおにぎりが振る舞われる。
 時間は午前九時から正午頃まで(小雨決行)。集合場所は、金刀比羅神社から約四百メートル彦根方面へ向かった広場。駐車場は伊庭町営農倉庫前のスペース。当日は長靴や雨具、軍手、飲み物などを持参し、暖かい服装で。
 申し込みは、申込書に必要事項を記入し、生活環境課にファックス(0748―24―5633)かメール(kankyo@city.higashiomi.shiga.jp)、郵送で。期限は十二月一日まで。
 問い合わせは、同課(TEL0748―24―5633)

15/11/24

■なんと言っても“早期発見・早期防除”が大事!!(EICネット)
-ケーススタディ:琵琶湖のオオバナミズキンバイ-
 防除を実施する場合は、対象の外来種の定着状況(未定着、定着初期、分布拡大期、まん延期)によって取るべき戦略が大きく異なってくることは、前回の006「防除における計画の重要性」でご紹介したとおりです。被害を及ぼしている外来種がいる、被害を及ぼしそうな外来種が発見された、ということがあった場合は、その外来種がどの定着段階にあるのかを確認することが大切です。
 今回は、“定着初期”に焦点を当てます。定着初期段階では、なんと言っても、「早期発見・早期防除」(外来種被害防止行動計画 第1部 第2章 第1節 4(p.54-p.62)を参照)がとても重要です。
 それでは、具体的な例を挙げて、“定着初期段階での対策の必要性”を紹介します。
琵琶湖のオオバナミズキンバイ
 2014(平成26)年6月に特定外来生物に指定された水生植物のオオバナミズキンバイは、琵琶湖では南湖の赤野井湾で2009(平成21)年に初確認された後、年々生育範囲を拡大させ、今では南湖一円の沿岸域に拡がりました。沿岸域を覆い尽くすように拡がることで固有魚類等の生息・繁殖地であるヨシ原を減少させるなどの生態系被害に加えて、船舶の航行や漁業活動にも支障をきたしています。
 その生育面積は、発見当初にはわずか142m2であったものが毎年拡大を続け、4年後の2013(平成25)年には緊急雇用対策事業を利用して人力で約18,000m2を駆除したにも関わらず、年度末には当初の生育面積から約450倍の64,880m2にまで増加しました。
 関係する各主体(行政、NPO法人、ボランティア団体など)が連携して対応するため、2013(平成25)年度末に「琵琶湖外来水生植物対策協議会」を設置し、取組を強力に進めています。
 2014(平成26)年には、生育面積が約157,400m2とさらに拡大しながらも、建設機械や水草刈取り船を用いた駆除手法を導入するなど駆除の効率化が図られ、また関係者のボランティアによる駆除作業も積極的に行われ、年度末の生育面積が46,300m2と、初めて生育面積を減少に転じさせることに成功しました。
 2015(平成27)年度に入り、2014(平成26)年度に駆除した場所でも再生が確認される場合があり、対策は依然として困難な状況が続いていますが、関係者が連携し防除が行われています。また、2015(平成27)年度は初めて琵琶湖の北湖周辺でも発見されましたが、北湖での定着を食い止めるために、早期対策を実施しています。本種はちぎれた茎や葉の断片からでも増殖するため、水の流れや風波により、まだ定着していない湖岸や琵琶湖とつながっている河川・内湖に拡がる可能性があります。
 関係者は分布拡大防止のために湖岸や河川での巡回・監視を強化しており、それが功を奏し、北湖での早期発見・早期対策につながりました。
 発見当初からの拡大・増殖傾向を振り返ると、オオバナミズキンバイの増殖率が高いことは明らかで、より早期に対策を講じていれば、さらに効果的であったのではないかと考えられています。
地域ごとに侵入のおそれのある外来種を整理し、早期発見するための監視体制を
 今、外来種による被害が生じていなくても、導入・侵入の過程が意図的であるか非意図的であるかを問わず、外来種問題は突如として発生することは少なくありません。琵琶湖のオオバナミズキンバイのように、早期の対策が望ましいことは費用対効果の面から見ても明らかです。
・港湾がある地域における、貨物に付着して導入される外来種
・山岳地域や保全地域を有する地域における、登山者などに付着することで導入される外来種
・湖沼が多い地域における、水域で大きな被害を及ぼす外来種
に警戒するなど、地域ごとに侵入するおそれのある外来種を整理し、早期発見するための監視体制を設けるなどの対策を講じることが必要です。
 国レベルで、我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種をまとめた「生態系被害防止外来種リスト」では、我が国に未定着の外来種や部分的にしか生息・生育していない外来種もとりまとめています。それらについての監視体制を整えることが重要です。
※本稿は、「外来種被害防止行動計画」p.58をもとに改変しました。

■沖島の味満載「冬のもんてくーる」(滋賀報知新聞ネット版)
=特産品を「宅配便」発売 沖島離島振興推進協議会=
◇近江八幡
 島の活性化に取り組んでいる近江八幡市の沖島離島振興推進協議会は、受け継がれてきた沖島伝統の味を詰めた食材宅配便「冬のもんてくーる」の購入申込みを受け付けている。
 沖島ファンクラブ「もんて(戻る・帰るの意味)」を発足させ、島に人が訪れる賑わいと地域づくりを進めている同協議会では、島の魅力を来島出来ない人にも届けようと、島の特産品を詰め合わせにした商品を開発。「沖島のおかあちゃんの味がギュッと詰まった宅急便」のキャッチフレーズで売り出すことにした。
 商品は、びわ湖で獲れた新鮮なエビと大豆を煮た名物「えび豆」などの佃煮、沖島産のふなずし、なぐきなど野菜の漬物、手焼きのかきもち、あられのせんべい、島の西湖岸斜面に広がる段々畑で育った新鮮なサトイモやニンジンなど、野菜の詰め合わせで、Aセット(消費税・送料込み四、〇〇〇円)とBセット(同五、五〇〇円)を用意。賞味期限は二週間程度(要冷蔵保存)。
 Aセットは四十箱、Bセットは二十箱の限定販売で三十日締切。購入申込みは、住所、氏名、連絡先、Aセット、Bセットの別と注文数、届け先を明記してFAX(0748―33―9779)またはメール(okishima-jichikai@za.ztv.ne.jp)で同協議会へ。支払方法は、購入申込み後に郵便振替。十二月十四日ごろ発送の予定。

■アプリ使い快適な公園を 大津市、スマホでごみや落書き情報(京都新聞電子版)
 大津市公園緑地協会はスマートフォンのアプリを通じて市民から公園の改善すべき点を投稿してもらう試みを始めた。写真投稿も可能で、快適な公園づくりに役立てる。
 アプリは「おおつ公園レポ」。公園と公園内の場所を指定し、写真やコメントを投稿する。利用者は書き込みを一覧でき、協会が要望に応えるとコメント欄で「解決済」と知らせてくれる。
 2014年10月〜15年1月に行った実証実験では、11カ所の公園について16人が「ベンチが破損している」「遊歩道が凹凸して歩きづらい」など、31件の意見を寄せた。投稿時間が同協会の営業時間外の土曜、日曜や早朝に集中したという課題も出た。
 今回は、対象を市内の213カ所の市営公園と3カ所の県営公園に拡大。引き続き、ごみの不法投棄や施設の落書きを発見し、投稿してもらう。また、「きれいな花が咲いている」「清掃活動した」といったポジティブな投稿も募集している。同協会は「ちょっとした気付きでも、どんどん投稿してもらえたら」と期待する。
 参加には事前登録が必要で、所定用紙に名前、電話番号、住所などを記入し、〒520−0047 大津市浜大津4丁目1−1に郵送するか、ファクス077(527)1625。

■青少年のボランティア活動を表彰  宇都宮白楊高がコミュニティ賞(TOKYO Web栃木)
 青少年のボランティア活動を支援する「第十九回ボランティア・スピリット賞」(プルデンシャル生命、ジブラルタ生命など主催)の北関東・信越ブロックの表彰式が二十三日、宇都宮市で開かれ、五県の中学、高校の二十三団体と二人が受賞した。
 ブロック賞は、インドの孤児院に子ども服約七十着を届けた群馬県のぐんま国際アカデミー中等部の「Change Makers」など六団体が受賞。コミュニティ賞には、外来魚駆除など沼の保全に取り組んだ宇都宮白楊高校の環境科学部など十七団体と二人が選ばれた。
 昨年九月に噴火した御嶽山の麓に位置する長野県王滝村の王滝中学校は、東京などで村の安全や観光情報をアピールし、コミュニティ賞を受賞した。同校三年の藤本優佳さん(15)は「噴火前の明るくて元気な村を取り戻したい」と話した。
 ブロック賞受賞者は十二月に東京で開かれる全国表彰式に招待される。

15/11/22

■あの「ゲジゲジナンバー」消滅か 今度は車のプレートで論争 「県名変更」議論した滋賀の苦渋(産経ニュースWEST)
 滋賀県議会で、県内の自動車ナンバーを現在の「滋賀」から「びわこ」に変えようという議論が浮上している。同県では6月に「近江県」や「琵琶湖県」への県名変更の是非を問う世論調査を行ったばかり。知名度の低さに悩む同県ならではの議論が再燃した形で、三日月大造知事も「盛り上がり次第では、国に変更を要望したい」と話す。滋賀ナンバーといえば、「滋」の文字の「幺」の部分が虫のゲジゲジに似ていることから「ゲジゲジナンバー」として一部愛好家に知られるが、果たしてゲジゲジは姿を消すのか。(江森梓)
県名の次はナンバープレート
 「せっかく盛り上がった論争を、これで終わらせるのはもったいない。『ご当地ナンバー』は、地域の知名度を上げるのに有効ではないか」
 今年9月の県議会本会議で、三日月知事に対し県議からこんな問いかけがあった。
 論争とは、2月の県議会で提案された県名変更を巡る議論のこと。滋賀県が全国的に知名度が低いことから、県名を「近江県」に変えてはどうかという提案だった。
 これを受けて、県は毎年実施する県政世論調査に県名変更の是非を問う質問を盛り込み、県民の意識を探ったが、結果は「変える必要はない」が82・8%で、「変えた方がよい」の6・5%を大きく上回った。
 これで県名改変論議はやや下火となった。ただ、世論調査で滋賀県の認知度については、65・2%が「あまり認知されていない」と回答。日経リサーチ社の「地域ブランド戦略サーベイ2013」でも、都道府県の認知度で滋賀県は37位と岩手や栃木などと並び同率最下位で、知名度向上が長年の課題であることには変わりない。
 そこで今回は、県内の自動車のナンバープレートが着目された。滋賀ナンバーは、「滋」の文字の「幺」部分が虫のゲジゲジや稲光に似ているとして「ゲジゲジナンバー」「イナズマナンバー」と呼ばれ、一部愛好家の間では有名。しかし、一般的に広く話題になっているわけではなく、先の県議は国土交通省の「ご当地ナンバー制度」を利用し、県全域の自動車ナンバーの表示を「びわこ」ナンバーに変更することを提案した。
県民の本気度は…
 実は、県議会では過去にも同様の議論があった。平成18年12月の県議会で、別の県議が県下全体の車両ナンバーをびわこナンバーに変えて観光振興に役立ててはどうかと提案。これに対し県は「市町村や県民の意向を確認する必要がある」として、ご当地ナンバー導入の是非を問うアンケートを実施した。
 その結果は「賛成」が28%、「反対」が17%、「どちらでもよい」が52%。県は「県民から具体的なニーズがあったとまではいえない」として、議論をひとまず終結させた。
 ちなみに、ご当地ナンバーを導入する場合の名称は、「近江」が最も人気で18%。次に「びわこ」(17%)、「琵琶湖」(9%)、「びわ湖」(5%)だった。
 一方で、反対する人からは「『滋賀』に誇りを持っている」「新ナンバー採用よりもっと『滋賀』を浸透させるべき」などの意見が挙がった。
実現は厳しい?
 県名変更論争のあおりを受けて再燃した形の自動車ナンバーの変更だが、実際、変更は可能なのか。
 ご当地ナンバーは、地域振興を目的に、都道府県などの要望を受けて国土交通省が自動車ナンバーの独自の地名表示を交付する制度。交付には、登録自動車数10万台以上▽地域住民の具体的なニーズがあること▽複数の市町村で構成される一定のまとまりのある地域であること▽地域振興に向けた具体的な方策が示されていること−などの条件がある。
 国交省によると、滋賀運輸支局管内全域にあたる県全体の自動車ナンバー変更は、このうちの「一定のまとまりのある地域」を満たしていないという。同省の担当者は「ご当地ナンバーは今の名前を廃止するという制度ではなく、一部の地域にご当地の限定ナンバーを交付するというもの。(滋賀県が検討するものは)少し趣旨が違うのでは」と話す。
広がるご当地ナンバー
 ご当地ナンバーは、18年10月に交付が始まって以降、現在「盛岡」や「堺」「世田谷」など29地域が交付を受けている。
 このうち、富士山周辺にある山梨県や静岡県の市町村が「富士山」ナンバーを導入。2県にまたがるご当地ナンバーとして注目を集めた。
 同ナンバーについて、静岡県地域交通課の担当者は「富士山の世界遺産登録に向けた取り組みの目玉の一つとなった」と効果を強調。山梨県観光企画・ブランド推進課の担当者も「観光客に対するPR効果は高かった」と話す。
 日本一広い琵琶湖をもつ滋賀県としても、富士山のように、琵琶湖の魅力を全国へPRしたいところ。三日月知事は「県全域で滋賀ナンバーをびわこナンバーなどの名称に変えれば、全国初の取り組みとして注目を集める。これによって県外発信の大きな効果が得られる」とコメント。ご当地ナンバー制度での変更以外に、国が導入準備を進める「地方版図柄入りナンバープレート制度」なども視野に入れ、国への要望などを検討していきたいとする。
 「『近江』『琵琶湖』などが持つ良好で上質なイメージと滋賀県の魅力を結び付けて発信する方策について、さまざまな観点から検討したい」と三日月知事。議論の行方に注目だ。

15/11/21

■新料金150円の見通し 琵琶湖大橋、県議会提出へ(ChunichiWeb滋賀)
 有料継続の方向で議論されている琵琶湖大橋をめぐり、県は二十日の議会運営委員会で、来年四月一日から適用する新料金案を二十七日開会の県議会十一月定例会議に提出する方針を示した。これまでに常任委員会で説明した内容と同じで、可決される見通し。
 新料金案は、普通車百五十円(現在より五十円下げ)、軽自動車百円(同)、大型1二百円(現在より百円下げ)、大型2五百円(同二百十円下げ)、軽車両十円(同十円下げ)。
 自動料金収受システム(ETC)は二〇一九年四月から導入し、ETCを搭載できない軽車両を除き、搭載車は新料金の二割引きとする。ETCを導入するまでは最大18・5%引きとなる回数券が使える。
 琵琶湖大橋の通行料をめぐっては大津市内で、この日あった県市行政会議でも議論され、普通車をワンコインの百円にするなど一層の値下げを求める声があった。三日月大造知事は「まずは新料金案で進めてみて、利用状況を見ながら検討したい」と述べた。(井上靖史)

■寺が掌握した湖上交通権限の歴史 草津の芦浦観音寺で古文書など一堂(産経ニュース)
 江戸初期まで琵琶湖の交通権を掌握した草津市芦浦町の芦浦観音寺で23日、秋の一般公開が行われる。今年は、琵琶湖の水運に関する古文書類など10点を初めて一括で公開する。
 同寺は、織田信長から信任を得て、琵琶湖の水運や徴税の権利を握り、江戸時代初期まで圧倒的な権勢を誇ったとされる。
 今回公開されるのは、古文書類7点、運航許可証の代わりに、船に押した焼印である船印3点。古文書類は県の指定文化財になっている。
 古文書では、織田信長が同寺に与えた、水運や徴税を仕切ることを許可する「安堵(あんど)状」など展示。また、琵琶湖を航行する船に同寺が押した焼印である船印なども披露し、湖上の支配権を握っていた同寺の歴史の一部を知ることができる。
 今回の展示資料は、ふだんは県立琵琶湖文化館(大津市打出浜)に保管を寄託しており、同寺で一般公開されるのは初めて。西川浄海住職は「寺が湖上交通の権限を一手に引き受けていた歴史を見てほしい。宗教行事以外で特徴のあった寺だと知ってほしい」と話していた。
 23日の一般公開は、午前10時から午後3時まで。拝観料は中学生以上が300円、小学生以下は無料。同寺の拝観は通常は予約制だが、春と秋のみ一般公開している。

■琵琶湖船奉行111年の歴史(YomiuriOnLine滋賀)
◇23日、芦浦観音寺宝物展 信長書状など権力の集中示す
 室町〜江戸時代初期に琵琶湖の船奉行として権勢を誇った草津市芦浦町の天台宗・芦浦観音寺で23日、織田信長や豊臣秀吉らの書状など10点が披露される。まとまった形では今回が初の里帰り展示で、時の権力者からも一目置かれ、政治・経済的に大きな力を持っていた威容がしのばれる。(藤井浩)
 芦浦観音寺は聖徳太子の開基と伝えられ、延暦寺の拠点として比叡山を守護。一時衰微したが、室町時代に中興され、信長が7代目に琵琶湖の水運権を委ねるようになってから、7代111年間にわたり、船奉行として行き交う船の管理監督に当たった。
 信長の延暦寺焼き打ちの際、多くの宝物が湖を渡って運ばれたとされ、国重文の仏像や仏画など多くが残るが、閉館中の県立琵琶湖文化館(大津市)に預けられており、要望を受けて一堂に集めることにした。
 書状は室町〜江戸時代の県文化財233点から7点を公開。天正8年(1580年)の「織田信長朱印安堵状写」では、寺が草津や守山、栗東の米所を寺領とし、三百石の収益が上がることや、渡船をすることについて、安土城を拠点にしていた信長が認めている。
 晩年の秀吉が9代・詮舜に船奉行を命じた後、水運の決まりを記した慶長3年(1598年)の「江州湖上往還之船定条々」では、琵琶湖の通行料として五十石船一隻につき「十六匁五ふん」を取り、この「公用」のため、年間「銀子七百枚」や「御蔵米樽木」などのほか、毎日「鯉五ツ」を運上するよう定めている。違反した船は「速やかに御成敗を加えらる」としている。
 寺が漁船308隻、運搬船1238隻をランク分けした138枚に上る舟帳も公開。荷物などに押した焼き印は3種類で、住職の花押とみられる文字や「浦」の字が見える。
 県立琵琶湖文化館の井上ひろ美・学芸員は「当時の住職らは情報通で、世俗や生き抜くすべに長けていたことがよく分かる。そんな彼らを、時の権力者たちは脅威に感じると同時に、うまく制御しようとしたのではないか」と分析。
 西川浄海住職(66)は「宗教的な側面より、政治的な性格の方が強かった寺が、琵琶湖でどのように船運に関わってきたのか知ってほしい」と話している。
 一般公開は23日午前10時〜午後3時で、市観光ボランティアガイド協会のメンバーが境内を案内する。拝観料300円(通常は400円で要予約)。問い合わせは同寺(077・568・0548)へ。

15/11/20

■独自候補か、「反・越」共闘か 大津市長選、共産の動向が焦点(京都新聞電子版)
 来年1月の大津市長選で、共産党市議団などが加わる「いのちとくらしを守る大津市政をつくる会」の動向が焦点となっている。同会や前身の組織は1988年以降ほぼ毎回、市長選に共産単独推薦で候補を立ててきたが、今回は投開票まで2カ月を切っても候補者が決まっていない。来年の参院選や大阪ダブル選で共産が他党と連携する動きもあり、他陣営からは協力依頼が舞い込む。独自に擁立できるか、他陣営支援に回るか、組織は岐路に立っている。
現職と対決姿勢も、人選難航
 「市民生活は悪化し、今こそ憲法と地方自治の精神を生かし市民の側に立った市政が必要。遅れているが独自候補者擁立で調整している」。17日、市役所での市長選立候補予定者説明会終了後、記者団に囲まれた同会の長田茂事務局長はあらためて強調した。同会は「市民本位の市政の実現」を目指し、今年2月と8月に政策を議論するシンポジウムを開き、再選を目指す現職の越直美市長(40)への対決姿勢を固めている。
 ただ、同会の前身組織が擁立を始めて以降、計7回の市長選での得票は1万1千〜2万2千票で当選者の半数にも届かず敗れている。同会内部には全国情勢も踏まえ今回市長選で他陣営との連携を求める声もある。当初9月をめどに予定していた候補決定は遅れ、幹部らは人選に奔走している。
 共産推薦候補が出なかった場合、「共産票」の行方が情勢を左右しそうだ。立候補表明している県議の蔦田恵子氏(54)、テレビプロデューサーの川本勇氏(56)の両新人には魅力的な票に映る。主に保守系市議と連携する蔦田氏、社民党県連や労組の有志が自主支援する川本氏の両陣営は10月以降、共産系の独自候補擁立断念への期待を込め、水面下で同会や共産関係者に「反・越で連携できないか」と接触を続けている。
市長選は「安倍政権への審判」
 一方、同会や共産には「反・越」だけでは乗れない、との声が根強い。大津市では70年代に社会、共産両党と労働4団体による革新市政が実現し、学区ごとの市民センター設置など「市民の思いに寄り添った市政の基盤をつくってきた」(同会幹部)との自負がある。それだけに、杉浦智子党市議団幹事長は「市民負担を軽減するための国保料値下げなど、市民の側に立った政策に他陣営が本気で取り組むのか、判断つきかねる」と、安易な協力には否定的だ。
 さらに、党としては「市長選は憲法と地方自治を破壊する安倍政権への審判の意味もあり、2010年代後半の政治動向を占う重要な選挙」(井上敏一党大津湖西地区委員長)と位置付ける。この姿勢をどこまで他陣営が共有してくれるかも見通せない。実際、秋波を送る蔦田氏、川本氏の陣営内部にも「共産色が前面に出るなら支援をやめる」との意見があり、共闘は容易ではない。
 04年市長選では告示12日前に擁立を決めたケースもある。同会の長田事務局長は「門戸は閉ざしてはいないが、筋は通したい」としている。

15/11/19

■田中氏が立候補表明 大津市長選(京都新聞電子版)
 来年1月10日告示、17日投開票の大津市長選に、元チケット販売店経営の田中敏雄氏(74)が19日、立候補する意向を表明した。無所属で政党支援などは求めないという。
 大津市役所で会見した田中氏は「中心市街地活性化に向け、JR大津駅前を何とかしたい」と述べ、大津地裁などJR大津駅周辺の公有地を市役所の土地と交換し、複合ビルとして新市役所庁舎を建設することを政策の柱に掲げた。このほか市民参加の政策検討会議の設置や、滋賀と京都をつなぐトンネル建設なども訴えている。田中氏は長浜市出身、長浜西高卒。近畿財務局などを経て、今年5月までチケット販売店を経営し、現在は無職。2004年の大津市長選にも無所属で立候補した。
 市長選にはこれまでに、現職の越直美氏(40)、県議の蔦田恵子氏(54)、テレビプロデューサーの川本勇氏(56)が立候補を表明している。

■越氏の市政運営が争点(滋賀報知新聞ネット版)
=3極の構図 大津市長選=
【五十音順】
●越 改革の継続へ
 越氏は十二日の定例会見で、「改革を後戻りさせないために、立候補の決意を固めた」と再選への意向を表明。三十日に正式表明する。
 無所属で出馬の意向で、政党からの推薦は「考えていない」とした。
 ただし市議会の市民ネット21(民主系)、湖誠会(自民系)、公明党議員団の三会派に対しては支援を求めている。このうち、同氏の母体でもある市民ネットとは政策を調整中だ。
 前回推薦した連合滋賀は二十七日の執行委員会で越氏の推薦を決める見通しだ。しかし連合系の自治労大津市職員組合と大津市教職員組合は、越氏のトップダウンの市政運営に反発を強めており、連合滋賀から推薦要請があっても同氏を推薦しない方針だ。
●蔦田 「越氏のリコール選挙だ」
 このような分裂は、蔦田氏が頼りにする市議会最大会派の湖政会(十七人)にも起こっている。
 「なぜ元みんなの党の蔦田氏を擁立するのか。同氏が政党推薦を求めないなら、自民党県議を出すべき」との批判もあって、自民党大津市支部連絡協議会は八日、自主投票をきめた。しかし政治団体「オール大津」の河本英典代表らが動き、湖政会の市議十七人中、十三人を束ねた。だが頼りの公明党は、自主投票が予想される。
 蔦田氏後援会の決起集会が十日に大津市内で開かれたが、河本代表は「越市政の四年間で、大津は大きく立ち遅れてしまった。さらにこれから四年間、越市政が続けば大津も市役所もボロボロになる。(越氏の)リコール選挙だ」と訴えた。
●川本 コミュニケーション能力で勝つ
 テレビやラジオのプロデューサーやパーソナリティを務める川本氏は十六日、市内の自社ビルで立候補の意向表明を行った。 「大津のまちをもっと元気にしたいと出馬を決意した。いま、大津市のトップに求められているのは、コミュニケーション能力と経営感覚。テレビやラジオでパーソナリティを務め、会社経営者としての経験を市政運営に活かしたい」と述べた。
 政策的には「市の三十三支所を有効活用して市民と語り合う『カフェ』や、愛と平和に満ちた『ラブ&ピースイベント』を開催し、にぎわいを取り戻したい」とした。具体的な政策発表は後日行う。
 また医療団体や共産党市議団などでつくる「いのちとくらしを守る大津市政をつくる会」や社民党の動きも注目されるところ。
 川本氏は大津市出身。膳所高、大阪市立大卒。プロデューサーやミュージシャンとして活動、メディア・音楽制作会社を経営。

■ビワイチ、漁船が橋渡し 守山市6コース(YomiuriOnLine滋賀)
◇22日から実験タクシー
 琵琶湖畔を自転車で巡るサイクリストらに利便性と新たな楽しみをと、守山市が、漁船をタクシーに見立て、自転車ごと希望の港へ送迎する社会実験を22日から12月5日にかけて計4日間行う。湖を1周するサイクリング「ビワイチ」人気を受け、県内でも初めての試み。陸地と湖上からの眺めで二重の爽快感が味わえそうだ。(藤井浩)
 近年、スポーツタイプの自転車によるサイクリングが盛んで、県内でもビワイチの挑戦者が増加している。こうしたなか、守山市は、湖上もルートに加えることによって移動を助けるとともに、県内各地の魅力をより体感してもらおうと、漁船を湖上タクシーとする実証実験をすることにした。
 守山漁協の協力で、釣り船にもなる小型兼用船(長さ12〜14メートル、4トン前後)5隻を利用。交代で1日2隻を動かし、拠点の守山市・木浜漁港から浜大津、彦根、大溝(高島市)、堀切か長命寺(近江八幡市)の各港へ向かう4コースと、彦根〜大溝、大溝〜堀切・長命寺間の2コースを設定した。
 予約時に希望ルートを伝え、空きがあれば、1人2回でも利用可能。距離と所要時間の目安は、木浜〜浜大津間が18キロで最短の約30分、木浜〜彦根間が最長の40キロで約80分と見込んでいる。
 船の定員は12人だが、旅客と自転車を運送するため、旅客乗り込みは1回につき最大6人とし、救命胴衣を着用。自転車は手荷物として扱い、最大6台を専用のバーで船に固定する。近畿運輸局(大阪市)に「人の運送をする内航不定期航路事業開始」を届け出た。
 今回の実験は22、28、29日と12月5日限定で実施する。始発は木浜漁港が午前8時、その他は同9時。最終出航は全て午後3時頃。天候により、欠航する場合もある。協力金として1人1回につき、3000円が必要。
 守山市は来春も実験を行い、課題を検証する。「コストがかかり、天候にも左右されるなど、ハードルは高いが、湖上交通の有効性をアピールしたい」としている。
 予約は先着順で、5日は既に満員。他にも埋まっている時間帯があるが、希望者は利用日までに市地域振興課(077・582・1165)へ申し込む。当日の問い合わせは、守山漁協(077・585・1023)へ。

15/11/18

■外来魚のリリース、ゼロに 琵琶湖ルール改定案、滋賀県に答申(京都新聞電子版)
 滋賀県の「琵琶湖レジャー利用適正化基本計画」の改定時期を迎え、有識者らでつくる同適正化審議会が18日、外来魚のリリース禁止など「琵琶湖ルール」の浸透に向けた改定案を県に答申した。
 改定案には、プレジャーボートの環境対策型エンジン搭載のさらなる推進や、外来魚のリリースをゼロにする目標などを記した。審議会長を務める滋賀県立大の井手慎司教授が大津市の県庁を訪れ、拾井泰彦琵琶湖環境部長に審議結果をまとめた改定案を手渡した。井手教授は「琵琶湖ルールが、ほかの湖の利用客を思いやり、配慮するためのルールとして広がってほしい」と話した。

■ガソリン店頭、5年8カ月ぶりの安値 131.6円(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、9日の前回調査比60銭安の131円60銭で、4週連続で下落した。原油安が店頭価格にも波及し、3週連続で今年の最安値を更新した。灯油も40銭安の75円90銭と19週連続で下落した。
 ガソリンは2010年3月29日に付けた131円30銭以来、約5年8カ月ぶりの水準となった。地域別にみると値下がりは44都道府県で、下落幅は滋賀の2円が最も大きく、栃木が1円30銭、岡山が1円20銭で続いた。横ばいは高知、三重の2県。値上がりしたのは沖縄1県のみだった。
 調査した石油情報センターの担当者は「来週も傾向は変わらず、値下がりが続くだろう」と予想している。

■レギュラーガソリン値下がり続く、5年10か月ぶり131円台に(Responce)
資源エネルギー庁が11月18日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月16日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.6円値下がりし、1リットル当たり131.6円となった。
レギュラーガソリンの小売価格は4週連続で値下がりしたあと、横ばいをはさみ、4週連続で値下がり。2010年4月5日の調査以来5年6か月ぶりの131円台となった。
地域別では、北海道と近畿で0.7円、東北と中国、関東で0.6円、九州・沖縄で0.5円、中部で0.4円、四国で0.3円、全エリアで値下がりした。
ハイオクガソリンは前週比0.5円安の142.5円、軽油は0.2円安の110.7円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月18日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は120.8円/リットル(前週比−0.6円)、ハイオクは131.8円/リットル(同−0.4円)、軽油は96.4円/リットル(同+1.3円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖アユ 激減前水準に(YomiuriOnLine滋賀)
◇12年48億匹→218億匹 放流や漁期短縮効果
 県内の河川で孵化し、琵琶湖に流下したアユの数と産卵量が回復に向かっていることが、県の調査でわかった。いずれも2012年に激減したが、県や漁業者らが資源保護に取り組んだ成果が表れてきている。(岡本久美子)
 8月下旬〜10月、野洲川や安曇川など12の主要天然河川で産卵量を調査。アユの数については、天然と人工の河川で孵化して琵琶湖にやってくる数を調べた。
 県水産課によると、12年のアユの産卵量は7億粒で、平年値(113億粒)の6%、アユの数を示す流下量も48億匹で平年値(255億匹)の19%まで落ち込んだ。
 原因は県水産試験場が調査しているが、現在も不明。アユの餌となる動物プランクトンの減少が影響していた可能性があるという。
 激減を受け、県などは養殖業者から仕入れた子持ちのアユを人工河川に放流。漁業者も漁期を短縮するなど、資源保護に取り組んだ。
 この結果、13年は45億粒、129億匹と回復に転じ、14年も71億粒、160億匹に増加。
 さらに今年は97億粒、218億匹と平年値の85%程度にまで回復し、激減する前の11年とほぼ同じ水準となった。
 アユは湖国の食卓で重宝されるとともに、各地にも養殖用として出荷される琵琶湖の代名詞といえ、同課は「3年前に激減した原因を調べ、減少の兆候があれば早い対応で資源の安定を図りたい」としている。

15/11/17

■琵琶湖で今年4度目アオコ 少雨で湖面の動き乏しく(京都新聞電子版)
 滋賀県は17日、大津市浜大津の大津港と、同市打出浜の琵琶湖文化館そばの琵琶湖でアオコの発生を確認したと発表した。今年4度目。
 大津港では、縦20メートル、横8メートルなどアオコが広範囲にわたって湖面を膜状に覆っていた。県琵琶湖政策課は「雨が少なかった影響などで、湖面の動きが乏しかったのが原因では」としている。

■テレビプロデューサー川本勇氏が出馬表明(滋賀報知新聞ネット版)
=来年1月の大津市長選=
◇大津
 来年一月十日告示、十七日投開票の大津市長選に向けて、テレビ番組プロデューサーの川本勇氏(56)が十六日、出馬表明を行った。
「ポテンシャル信じて元気に」
 会見で川本氏は、「これ以上、大津市に元気がないと言われたくない。ポテンシャルを信じて元気にしたい」と抱負を語った。
 現状の市政について、「コミュニケーション不足。市長と職員、市長と市民、職員と市民がしっかり話し合い、物事を進めるのは基本的なことだ。市政が停滞しており、リーダーも職員も変わらないといけない」と指摘した。
 この上で、「私の最大の長所はコミュニケーション能力。いろいろなチャンネル(窓口、パイプ)がある。老若男女のそれぞれのチャンネルで市民をつないできた。ネットワークを駆使して、市民主役の大津をつくる」と、決意を述べた。
 また、行政経験不足という声には、「三十年間、人とまじめに接して、人と行政、企業をつないできた。スタッフのモチベーションを上げて、いい作品をつくるリーダーシップが身にしみこんでいる」と反論した。
 政策については、市が現在統廃合を検討している市内三十三支所のさらなる有効利用、JR大津駅前広場などを活用したイベント開催などによるにぎわい創出、産官学で連携した再生可能エネルギー推進、日本遺産を中心とした観光エリア構築などを挙げた。
 なお、市長選をめぐっては、現職の越直美市長(40)、県議の蔦田恵子氏(54)が立候補を表明している。

15/11/16

■大津市長選、川本氏が出馬表明 「市民とまち元気に」(京都新聞電子版)
 来年1月10日告示、17日投開票の大津市長選に向け、テレビプロデューサーの川本勇氏(56)が16日、同市内で記者会見し、無所属での立候補を正式に表明した。「プロデューサーや企業経営者、大学客員教授などで培った市民とのネットワークを駆使し、大津を元気にしたい」と意欲を示した。
政党推薦は求めないが、あらゆる政党や組織に協力を働きかけていく方針で既に、連合滋賀傘下の一部労組の有志が自主的に支援する動きが広がっている。近く選挙母体となる支援団体が立ち上がる予定。
 川本氏は、現市政の市立幼稚園や市民センター再編方針などを課題に挙げ、「ドライで情けを感じられない改革が見え隠れする。市長と市職員、市民の間でコミュニケーションが不足している」と批判。市民センターの有効活用に向けた取り組みなどで、市民と議論することを提案した。また、産官学連携で原発に頼らないエネルギー確保を目指し、「原発再稼働は不要」との立場も明らかにした。
 川本氏は大津市出身。大阪市立大卒。プロデューサーやシンガー・ソングライターとして活動し、メディア・音楽制作会社を経営している。
 市長選には、県議の蔦田恵子氏(53)、2期目を目指す現職の越直美市長(40)が立候補を表明している。

■「恋人の聖地」、モニュメント完成 長浜で除幕式(asahi.com滋賀)
 カップルが訪れるのにふさわしい観光地として、NPO法人地域活性化支援センターから「恋人の聖地」に選定された長浜市の奥琵琶湖パークウェイつづら尾崎展望台に、シンボルとなるモニュメントが完成し、15日に除幕式があった。
 モニュメントは、琵琶湖の水運で用いられた丸子船にハート形の帆が付き、長さ2・4メートル、幅1メートル、高さ1・7メートルの大理石製。帆の部分は金属製の網で赤いリボンを結び付けられるようになっている。
 地元の小学1年生カップルが「これからも仲良しでいられますように」と思いを込め、リボンの結び初めをした。ご当地アイドルユニット「Can’ce●(●はハート)浜姫」が展望台をイメージした新曲「Our love song」を披露した。

15/11/15

■気象庁「特別警報」、緊急速報メールで配信へ(ITmediaニュース)
 気象庁は11月19日から、数十年に一度レベルの災害や火山の噴火が予想される際に発表する「特別警報」をNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話向けに配信する。
 NTTドコモは緊急速報「エリアメール」、KDDI、ソフトバンクは「緊急速報メール」で、対象地域のユーザーに対し同報配信する。既に「緊急地震速報」「津波警報」は対応しており、気象庁が発表する全ての特別警報が緊急速報メールで配信されることになる。
 「特別警報」は2013年8月に気象庁が運用をスタートした防災情報で、数十年に一度程度の大雨や暴風、高潮、波浪、暴風雪、大雪が予想される場合の「気象等に関する特別警報」と、居住地域に重大な被害を及ぼす火山の噴火が発生・予想される場合の「噴火に関する特別警報」の2つ。

15/11/14

■来年1月の大津市長選 越市長が再選の意向表明(滋賀報知新聞ネット版)
=市議会3会派へ支援求める=
◇大津
 来年一月十日告示、十七日投開票の大津市長選について、越直美・大津市長は十二日の定例会見で、「立候補の決意を固めた」と再選への意向を表明した。基本的な方向性については、十一月末の正式表明で発表するとした。
 無所属で出馬する意向で、政党からの推薦は「今の時点では考えていない」とした。ただし、市議会の市民ネット21(民主系)、湖誠会(自民系)、公明党議員団の三会派に対しては支援を求めていることを明らかにした。
 このうち、支援に前向きな市民ネットとは政策調整を行っている。自主投票の湖誠会は一部で支援の動きがあり、公明は今のところ態度を明らかにしていないという。
 前回の市長選では、自民系会派や公明とは対峙したが、今回は「市議会は市民の声を反映している。大津市としてみたとき、国のイデオロギー的なことは市政に直接重要でない。市民の声をどう反映させるかが重要だ」として、支持を求めることにした。このほか、民主党の支持母体である連合滋賀にも支援を求めている。
 また、越市長は八月からミニ集会を十九回開いており、とくに子育て支援やいじめ対策、ごみ処理問題で手ごたえを感じたという。また、参加者から「改革を後戻りにしてはいけない」との続投を求める声をもらい、再選への決意に至ったという。

15/11/13

■琵琶湖をエデンの園に! そんな願いを込めて生まれた「びわこふせん」(GetNavi web)
琵琶湖は滋賀県の面積1/6を占める日本最大の湖です。毎年開催される「鳥人間コンテスト」の会場としても有名ですね。
今回紹介する「びわこふせん」はその名の通り、琵琶湖をモチーフとしたふせん。単なるご当地アイテムかと思いきや、発売にはある目的があったといいます。
琵琶湖の環境改善を目指したプロジェクトReEDEN(リエデン)
「びわこふせん」は、コクヨ工業滋賀による、琵琶湖を再び“エデン”にすることを目指す「ReEDEN(リエデン)」プロジェクトのひとつ。
琵琶湖・淀川水系に生息する植物「ヨシ(葦)」を原料とした紙製品を、「びわこ文具」というシリーズで、2007年から販売しています。ヨシには水質浄化や生態系保全などの効果があり、琵琶湖の環境維持に利用されています。
より琵琶湖らしく、使いやすくリニューアル
今年3月に販売された「びわこふせん」は生成り風のホワイトだったのですが、今回装い新たにリニューアルされ、琵琶湖らしいブルーの紙が採用されています。
「びわこ」のほか、琵琶湖を代表する水鳥である「カイツブリの足」、そして琵琶湖に数多く生息する「ナマズのおっぽ」という、琵琶湖にちなんだ可愛らしいラインアップ。
専用の台紙はコンパクトに折りたたむことができ、持ち運びに便利です。今回から台紙にもヨシ紙を採用しているとのこと。
価格は消費税込で378円。売上の一部はヨシ群落の保全活動に役立てられます。
外来種による生態系の乱れや水質汚濁が近年大きな問題になっている琵琶湖。こうした活動から、日本の豊かな自然を守っていきたいですね。

■近畿大 ウナギ味のナマズ普及へ 会社設立(大阪府)(日テレNEWS)
マグロの養殖でおなじみの近畿大学は13日、ウナギの代用品として「ウナギ味のナマズ」を一般に普及させる「日本なまず生産株式会社」を設立したと発表した。新会社の取締役に就任した近畿大水産研究所の有路昌彦准教授が、国内のウナギ供給量が年々減少していることなどに危機感を抱き、6年前から、代用品の研究に取り組み、淡水魚を集めては、ひたすらかば焼きにして食べた結果、琵琶湖に生息するマナマズの中に、脂質が多く泥臭くない個体を発見した。ウナギに近い味のナマズに改良した上で完全養殖にも成功。今年の土用の丑の日には、30食限定での試食販売を行い、大好評だったことから会社を設立した。養殖業者などとフランチャイズを組み、技術を指導して行くが、すでに46の商社や自治体などから“ラブコール”があるそうで、早ければ、来年の夏までに、市場に広く流通させたいとしている。

■花粉学会から奨励賞 琵琶湖博物館・林学芸員(ChunichiWeb滋賀)
 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)の学芸員林竜馬さん(34)が、日本花粉学会の奨励賞を受賞した。同賞は将来を期待される若手研究者に贈られるもので、林さんは「これからも頑張るよう、激励の意味でもらった賞だと思う」と話している。
 林さんは琵琶湖底の堆積物に含まれる約百年分のスギ花粉を調べ、飛散量の長期的変化を明らかにした。花粉学研究では、スギ花粉が社会問題化した一九六〇年代後半より前のデータは少なく、琵琶湖の地層からそれを調べた功績が評価された。
 研究では、花粉量が人工林の面積にほぼ比例することがあらためて実証された。琵琶湖が現在の形になった四十三万年前からたまる花粉の種類を調べることで、気候変動の様子も分かるという。
 林さんは東京都荒川区生まれ。京都府立大農学部在学時に花粉化石の研究に取り組み、二〇一二年四月から琵琶湖博物館の学芸員を務めている。二十三日まで行われている企画展「琵琶湖誕生−地層にねむる7つの謎」でも、琵琶湖底の地層について紹介している。(鈴木啓紀)

15/11/12

■越氏、再選へ出馬表明 大津市長選「改革後戻りさせぬ」(京都新聞電子版)
 大津市の越直美市長(40)は12日、定例会見で、任期満了に伴う市長選(来年1月10日告示、17日投開票)に立候補する意向を表明した。いじめ対策や行政改革など1期目の政策を振り返り「改革を後戻りさせないため、立候補の意思を固めた」と述べた。
 前回市長選では民主党や社民党などの推薦を受けたが、「現時点では政党推薦について考えていない」と説明。「党派を問わず、市議会各会派や幅広い市民に支援を求める」とした。
 越氏は8月以降、市内各地で市民との意見交換会を開いている。参加者から、保育園増設などの子育て支援策や、いじめ対策推進室設置などの機構改革、ごみ焼却施設の削減などが評価された、という。
 一方、市に対して補助金削減や幼稚園の統廃合などに批判が寄せられていることについては、「市民からは、抵抗に負けては改革できないとの声も頂いている。過去に戻るのか、前に進むのか、訴えたい」と強調した。選挙公約は、30日以降に発表する。
 越氏は大津市出身。米ハーバード大ロースクール修了。日米で弁護士として活動し、2012年に初当選した。
 市長選をめぐっては、県議の蔦田恵子氏(53)が立候補を表明し、テレビプロデューサーの川本勇氏(56)も近く立候補を表明する予定。

■独特の風味人気、ふなずしソフト 東近江・道の駅(ChunichiWeb滋賀)
 湖国の名物ふなずしのソースをかけた「ふなずしソフトクリーム」=写真=が、東近江市蓼畑町の道の駅「奥永源寺渓流の里」に登場し、独特の風味が観光客らの人気を集めている。
 道の駅にある飲食店「いかきん茶屋」オーナーの鈴木則彦さん(46)が開発。加熱したふなずしと発酵米をミキサーにかけて調味料と混ぜ合わせ、特製ソースに仕上げた。
 ソフトクリームの甘みとふなずしの酸っぱさを併せ持つ新鮮な味わい。ふなずしの身や卵が粒になり、不思議な舌触りも楽しめる。一個三百七十円。
 店は「地産他消」をテーマに、近江牛を自分で焼く「東近江バーガー」や地元産大豆のコーヒーなども販売。鈴木さんは「よそから来た人に思い出に残る体験をしてもらい、地元食材のおいしさを発信したい」と話している。火曜定休。(杉浦正至)

■水郷めぐりに障害者ら招待 近江八幡の和船組合(asahi.com滋賀)
 近江八幡市と近隣の福祉施設の利用者らを招いた水郷めぐり福祉招待が11日、同市北之庄町であった。
 近江八幡和船観光協同組合(福永栄子理事長)が「福祉活動を通して社会奉仕を」と、約20年前から続けている。この日は10施設を利用する障害者や高齢者ら約200人が参加。秋晴れの太陽の光が水面に反射するなか、ヨシが茂る一周3・5キロを約80分かけてまわり、楽しんだ。

15/11/11

■ガソリンが今年の最安値更新 132円20銭(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が11日発表した9日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、2日の前回調査より50銭安い132円20銭だった。3週連続の値下がりとなり、今年の最安値を更新した。
 最近の原油安傾向を反映し、2010年10月以来約5年ぶりの安値水準となった。調査した石油情報センターは「来週は小幅な値動きだろう」と説明する。
 地域別では41都道府県で価格が下がった。下落幅は京都が1円60銭で最も大きく、1円20銭の山梨、鳥取、佐賀が続いた。値上がりしたのは2県だけで福島が1円10銭、宮城が70銭上昇した。山形、滋賀、兵庫、愛媛は横ばいだった。
 ハイオクは60銭値下がりして143円ちょうど、軽油は40銭下がって110円90銭だった。灯油も76円30銭と80銭値下がりした。

■レギュラーガソリン、前週比0.5円安の132.2円…5年1か月ぶりの低水準(Responce)
資源エネルギー庁が11月11日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月9日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.5円値下がりし、1リットル当たり132.2円となった。
レギュラーガソリンの小売価格は4週連続で値下がりしたあと、横ばいをはさみ、3週連続で値下がり。2010年10月18日の調査以来5年1か月ぶりの低水準となった。
地域別では、中国で0.9円、関東と中部で0.7円、九州・沖縄で0.6円、四国で0.5円、北海道と近畿で0.4円値下がり。東北は前週と同額だった。
ハイオクガソリンは前週比0.6円安の143.0円、軽油は0.4円安の110.9円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月11日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は121.4円/リットル(前週比−0.9円)、ハイオクは132.2円/リットル(同−0.1円)、軽油は95.1円/リットル(同−0.7円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖が最高のロケ地なわけ ある時は大海原、炎上の舞台…(京都新聞電子版)
 ある時はスコットランドの雄大な湖。ある時は巌流島が浮かぶ関門海峡。果たしてその正体は? カメラのレンズを通した、びわ湖の風景です。多くの映画やテレビドラマが撮影されてきました。
 滋賀は京都の撮影所から近く、昔から時代劇のロケが盛ん。日本一広い湖だから大海原の場面が撮れる。湖岸の松並木は弥次(やじ)さん喜多(きた)さんが歩く東海道に見立てた。映画監督の中島貞夫さん(81)は「京都の活動屋は、景色の見立てが世界一うまい」と誇る。
 「絵になる風景ばかり。この場面は滋賀のあそこで撮ろうと考えながら脚本を書いた」と振りかえるのは、東近江市出身の映画監督沢島忠さん(89)だ。
 若さま侍捕物帖、殿さま弥次喜多、美空ひばりシリーズ…。沢島さんは多くの作品を湖国で撮影してきた。今は東京住まいだが、故郷の湖東図書館に台本やビデオなどの資料を2千点以上寄贈している。「映画と滋賀のゆかりが伝われば」
 湖畔のロケは別の事情もあった。沢島さん監督の「海賊八幡船」の集落焼き打ちは、大津市和邇の浜辺で撮影した。中島さん脚本の「吉原炎上」で楼閣が焼け落ちる場面は、守山市の湖岸だった。中島さんは「消火に備えて豊富な水が必要だった」と打ち明ける。びわ湖は天然の防火水槽でもあった。
 滋賀ロケーションオフィスによると、びわ湖を含めて県内のロケは2013年が77本、14年は102本とひっきりなしだ。「るろうに剣心」や「日本のいちばん長い日」といった大作も多い。「偉大なる、しゅららぼん」など、びわ湖そのものが舞台の映画もある。
 滋賀には彦根城(彦根市)や八幡堀(近江八幡市)など、歴史的名所が点在する。同オフィスの和田英之副主幹(42)は「さまざまな風景が集中して撮れる。映像関係者の評価も高い」という。びわ湖は「活動屋」の心をとらえて離さない。

15/11/10

■「海は万人のもの」入浜権提唱 高崎裕士さん死去(神戸新聞NEXT)
 海辺で自由に釣りや散策を楽しむ権利「入浜権」を提唱し、運動を推し進めた高崎裕士(たかさき・ひろし)氏が8日午前0時26分、肺炎のため兵庫県加古川市の病院で死去した。84歳だった。自宅は高砂市内。葬儀・告別式は近親者で営まれた。喪主は妻陽子(ようこ)さん。
 京城(現ソウル)生まれ。関西学院大を卒業し、1965年、高砂市で牧師に。同市沿岸で工場立地が進み、有害物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)汚染が問題化したため、公害を告発する住民団体を結成。75年に「古来、海は万民のもの」で始まる「入浜権宣言」を起草した。「釣りざおデモ」などの活動を行い、全国の環境保護運動に影響を与えた。
 2011年に「入浜権運動をすすめる会」を発足させ、代表に就任。15年2月、入浜権宣言40周年を記念し、同市内で集会を開いた。

■出版:「琵琶湖は呼吸する」 立命館大教授ら、湖保全の必要性訴え 科学的に検証、歴史など解説(毎日jp滋賀)
 立命館大教授の熊谷道夫さん(64)らが執筆した「琵琶湖は呼吸する」が海鳴社から出版された。県民に身近な琵琶湖を科学的に検証し、知られざる歴史や生態系などについて分かりやすく解説している。熊谷さんは「『履歴書』のように、琵琶湖の全体像を示すことができた。今後の保全や研究のあり方を考える道標になればうれしい」と話している。【田中将隆】
 本は23章で構成。熊谷さんのほか、元県立大准教授の浜端悦治さん(故人)、総合地球環境学研究所(京都市)准教授の奥田昇さんが分担し、それぞれの専門分野についてまとめた。
 琵琶湖の歴史については、約420万年前の地殻変動で三重県西部に出現したことや、徐々に北上しながら今の姿になったことなどを紹介。高度経済成長期の1970年代に富栄養化が進んだ影響で赤潮が発生し、県で「琵琶湖富栄養化防止条例」の制定につながった社会の動きも記した。
 夏季を中心に水が環流となって渦を巻く現象は、専門家の間で「世界一美しい渦」と呼ばれている。一方で、熊谷さんらは現在起きている琵琶湖の変化についても言及している。94年から95年にかけての大規模渇水を機に水草が生息範囲を拡大させていること、地球温暖化によって深部と表層部で水の循環が起きにくくなっていることなどを指摘。今後琵琶湖に影響を与えかねないさまざまな要因について研究を続け、県民にとってかけがえのない湖を守ることの必要性を訴えている。
 このほか、ビワコオオナマズなど61種の固有種がいる独特の生態系や、外来魚が水産業に与える影響なども書かれている。
 四六判176ページ、1800円(税抜き)。県内の主な書店などで購入できる。

■名物にうまい物あり:「にほのうみ」のバスの天ぷら 滋賀県草津市(毎日jp)
◇琵琶湖の「厄介者」、あっさりで上品
 国内の固有種を食べてしまう外来魚のブラックバス。そんな「厄介者」の印象が強い魚を食べてしまおうと、滋賀県立琵琶湖博物館にあるレストラン「にほのうみ」は「バスの天ぷら」(550円)を考案。物珍しさだけでなく、白身のあっさりとした味わいが「意外に上品でおいしい」と評判になっている。
 食材に使われるブラックバスは琵琶湖で取れたもの。鮮度が落ちやすいため地元漁師がすぐにさばき、真空パックに詰められ店に届く。切り身に7種のハーブと塩、グラニュー糖をまぶして一晩寝かし、臭みを抜いてうまみを引き出すのがコツだという。
 直接火が通ると硬くなってしまうが、油でじっくりと揚げた天ぷらはサクサクの衣と、ほろりと崩れる身の相性が抜群。天つゆとカレー塩で味わう。平井芳章料理長も「ブラックバスだと言わずに出せば、お客さんはまず分からないでしょう」と言う自信作だ。バス天丼(880円)もある。【田中将隆】
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◇にほのうみ
 滋賀県草津市下物町1091。10時半〜17時(食事は11〜16時)。定休日は原則、博物館と同じ月曜。電話077・568・4819。

■琵琶湖周辺の主要河川、アユ産卵量昨年度の1.4倍 成育環境整備の取り組み奏功(産経ニュース)
 琵琶湖につながる主要な河川のアユの今年度の産卵量が推計約97億粒となり、昨年度の約1・4倍に増えたことが、県水産試験場の調査で分かった。産卵量は平成24年度に激減したが、親魚の放流を増やすなどしたため、以降は回復傾向にある。また今年度は台風の影響で河川の水量が増え、アユの生息環境が整ったことが増加につながったとみられる。
 産卵量の調査は、県水産試験場が今年8〜10月、琵琶湖に流れる主要な11河川で実施。特定箇所で計測した卵の数から、河川全体の産卵量を推計した。
 内訳は、姉川で約79億300万粒と最も多く、知内川で11億4500万粒、安曇川で2億7600万粒と続いた。最も少なかったのは犬上川で500万粒だった。また、産卵量から推測される琵琶湖に下ったアユの総数は、218億尾となった。
 アユの産卵量は近年は110億粒前後を推移しているが、24年度はアユのエサとなる動物プランクトンが激減したため、産卵量も7億粒に落ち込んだ。
 県は、姉川や安曇川の河口付近にプランクトンを増やしたり砂利を敷くなどアユの成育しやすい環境を整えた人工河川を設け、親魚を毎年12トン放流している。24年度の激減を受け、同年度は放流量を19トン、25年度は23トンに増やした。こうした取り組みが功を奏し、近年は回復傾向にある。
 さらに今年度は、8月下旬の台風の影響でアユの産卵時期にあたる9月上旬の河川の水量が増え、アユの産卵環境が良好だったという。
 県水産課の担当者は「人工河川への放流などの取り組みの効果が出てきたこともあり、産卵量は回復傾向にある。今後もアユの稚魚に生息状況や漁獲状況など資源動向を注視していきたい」と話している。

■初の当日「2」出た ネットサイト「虹予報」(ChunichiWeb滋賀)
 びわこビジターズビューロー(大津市)などが先月九日に始めた全国初のインターネットサイト「虹予報」で八日、初めて当日予報で「まれに虹が見られるかも」の「2」が出た。開設以来、「虹が見られる可能性が低い」の「0」が続いていた。虹が見えたかは確認できていないが、関係者らはひとまず安堵(あんど)している。
 八日の当日予報は東近江、湖西で「2」、湖東、湖北で「1」。「やっと出た」と、ビューローの太田洋クリエイティブディレクターは喜んだ。
 ビューローでは予報の有無にかかわらず、県内で見えた虹の写真の投稿を募っている。写真共有アプリ「インスタグラム」で、「#びわこレインボー」を付けて投稿する。
 虹予報はにわか雨や日照時間の予測から県内七エリア、八段階で予測。彦根地方気象台によると、八日の県内は雨がちで晴れ間はのぞいていないという。(井本拓志)

15/11/09

■ビワパール貝殻も輝け 滋賀県、成安造形大など開発(京都新聞電子版)
 琵琶湖産の淡水真珠「ビワパール」のファン拡大に向け、滋賀県や成安造形大(大津市)、県内外の企業、デザイナーらが協力し、真珠を育てる貝殻を活用して和紙、陶土などの多彩な試作品を開発した。地元産の高級真珠を知ってもらうPR役として、これまで廃棄されることが多かった貝殻に着目し、今後も新たな展開を検討するという。
 イケチョウガイを利用してつくるビワパールは、昭和40年代に年間6千キロの生産量を誇ったが、湖の水質悪化などにより、現在は年間12キロまで激減している。近年は、県内の養殖業者が本格的な復活に向けて母貝の養殖など取り組みに力を入れている。
 ビワパールは最盛期に、ほとんどがヨーロッパなどに出荷され、海外では「b(ビ)iw(ワ)a」が淡水真珠の高級品を示す代名詞として定着した。一方で、国内の流通量が少なく、本格復活のために知名度アップも課題にしている。そうした中、県などは、美しい色合いをたたえ、かつては螺鈿(らでん)細工に用いられることもあった貝殻に注目し、ブランド化を成安造形大に委託して、活用法を探った。
 印刷会社アインズ(竜王町)は、貝殻を粉末状にして量産化可能なインキやペーパーを開発。成子紙工房(大津市)は和紙の素材として用い、真珠層が光を映してキラリと輝く高級感のある和紙に仕上げた。神保真珠商店(同)などは、大きさや形の多様な貝殻ボタンをつくった。
 多様な取り組みのなかで、ストーリー性のある製品も生まれた。信楽焼で知られるヤマタツ陶業(甲賀市)は、釉薬(ゆうやく)と陶土に貝殻の粉末を使った。もともと信楽焼は古琵琶湖層の良質な土を使って製作されており、同社デザイナーの加藤駿介さんは「現代の琵琶湖で生まれた貝殻とのコラボレーションが面白い。鉄分を含まないビワパールを使った釉薬は、自然な白さの出る面白い素材」と話す。
 試作品の多くが同大学で29日まで展示されている。問い合わせは同大学TEL077(574)2111。

15/11/08

■武雄温泉保養村 池干しでコイフナ大漁(佐賀新聞LIVE)
 武雄市の武雄温泉保養村にある農業用ため池「池ノ内湖」の「池干し」が7日、始まった。1メートルを超えるコイやフナ、ブルーギルなどが姿を見せた。
 武雄温泉保養村の環境を考える会などが、外来魚駆除や池の浄化のため5年に1度行っている。周囲約2キロで最大約58万トンを貯水する池から、1カ月ほどかけて水を抜いた。
 浅くなった水面に網をかけると、1メートル超のコイ、70センチはあるフナなどが現れた。まずコイを近くのクリークに移し、フナも次々にコンテナに入れて引き上げた。浅瀬では子どもたちが腰まで水につかり、網や手づかみでフナなど捕まえて歓声を上げていた。
 外来種のブルーギルなどの小さな魚種は下流のため升で捕まえ、佐賀西高サイエンス部員が胃と腸を取り出した。食べている物などから、生態系への影響を調べる。
 5年前はブルーギル約38万匹、オオクチバス260匹、フナとコイ約1600匹ずつを捕まえたが、今回はバスはいなかった。8日も午前10時から午後3時ごろまで行われる。

■好きな所から琵琶湖一周を 自転車ごと漁船タクシーに(京都新聞電子版)
 人気が高まるビワイチ(琵琶湖一周サイクリング)を手助けし、滋賀県への観光を盛り上げようと、滋賀県守山市は7日、自転車が持ち込める「漁船タクシー」の試行運航をスタートさせた。
 琵琶湖を周回するビワイチは、一般的には2日を要するが、漁船タクシーで湖上を移動し、コースを短縮することで、初心者にも「ビワイチ気分」を手軽に楽しんでもらう試み。
 この日は、守山市の木浜漁港を発着に、2艇が長命寺港(近江八幡市)や大溝港(高島市)、浜大津港(大津市)などに向かい、グループなど計10人が利用した。
 守山市の女性会社員(37)は「まだ、琵琶湖を一周する自信がないので、自分が好きな所からスタートできるのでありがたい」と話していた。
 試行運航は木浜漁港発着を基本に6コースがある。今後は28、29日、12月5日と来年3月に実施する。
 利用は1人参加協力金3千円と、予約が必要。
 問い合わせは、守山市地域振興課TEL077(582)1165。

■サイクリングに「漁船タクシー」を 守山市が新事業(ChunichiWeb滋賀)
 守山市は七日、漁船で希望の港まで人と自転車を湖上輸送する「漁船タクシー」を試行的に始めた。初心者にも気軽にサイクリングと湖上の景色を楽しんでもらう企画で、今月下旬には一般向けに事業を始める。申し込みを受け付けている。
 市内の琵琶湖大橋に、自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」をする人が多く立ち寄ることに着目した。国の地方創生交付金を使い、ビワイチの拠点化を目指して市と守山漁業協同組合が協力。同市の木浜漁港を起点に申込者の希望に合わせて、県内五カ所へ輸送する。
 七日は市内の九人が参加。二隻の漁船に分かれて自転車を積み込み、大溝漁港(高島市)や大津港(大津市)へ向かった。各港に到着すると、湖岸沿いを走って思い思いのペースで木浜漁港を目指した。
 参加した会社員宮川美紀子さん(37)は「初心者だとこげる距離が限られていつも同じコースになってしまうが、船があれば同じ距離でも違うコースが楽しめて良いと思う」と満足げだった。
 一般向けは二十二、二十八、二十九日、十二月五日と、来年三月にも三回予定。参加費は一人一回三千円。原則、事前に市地域振興課=077(582)1165へ申し込む。(井本拓志)

15/11/07

■ボートレース萌アピール スマホなど活用、若者にもファン拡大へ 滋賀(産経ニュース)
 県運営の競艇場「ボートレースびわこ」(大津市)が、「萌(も)えキャラ」を使って勝敗を予想するゲームを始めた。その名も「船国バトルそうだつ☆まいぞうキン」。ボートレーサーの所属する全国5地区を代表する萌えキャラを設定。各地区に所属するレーサーの成績で勝敗を決める仕組みで、順位を予想してもらう。若者に競艇をPRし、入場者のてこ入れを図る考えだ。
 船国バトルは、明智光秀が本能寺の変の後、安土城から持ち帰ったとされる埋蔵金を手にするため、琵琶湖に集結した各地の水軍の末裔(まつえい)たちがボートレースで争う、という設定。
 萌えキャラとなった末裔たちは、ボートレースの船の色をベースに、各地区にゆかりの深い水軍をモチーフにしたデザインの衣装をまとう。関東地区は赤いコスチュームのキャラクター「菊姫(きくひめ)」▽九州は黄色の「亜弥(あや)」▽中四国は緑の「宮(みや)」▽近畿は黒の「直(なお)」▽東海は青の「法輪(ほうりん)」。
 それぞれのエリアの支部に所属する選手たちの平均順位で、キャラクターの勝敗が決まる。参加者は特設サイトにスマホやパソコンでアクセスし会員登録した後、1位のキャラクターを予想する。的中すれば、抽選でオリジナルキャラの限定クオカードがもらえる。
 また、特定のレース日にボートレースびわこに来場してスマホを操作すれば来場ポイントがたまり、ポイントに応じて家電や商品券などの賞品プレゼントに応募することもできる。
 同競艇場の入場者は近年減少傾向にある。平成26年度の入場者数は1670人と、10年度(3526人)の半分以下。レジャーの多様化に伴い、競艇に関心を持つ若者は少なくなったとみられ、入場者数の大半は年配者という。萌えキャラやスマホ、パソコンの活用で、新たなファン層の開拓を狙う。
 県の担当者は「キャラクターをきっかけに、ボートレースを知らない若い人たちに関心を持ってもらいたい」と意気込んでいる。
 船国バトルは来年2月29日まで。特設サイトのアドレスは(https://sengoku.biwako.gr.jp/)。

■晩秋にアオコ発生 大津の琵琶湖岸、少雨や陽気原因か(京都新聞電子版)
 滋賀県は6日、大津港(大津市浜大津)と、琵琶湖文化館(同市打出浜)付近の琵琶湖岸でアオコが発生したと発表した。11月の発生は異例で、暖かな日が続いたことと、今秋の記録的な少雨が原因とみられる。
 この日午前、観光周遊船の発着する大津港からびわ湖ホール前まで約1キロにわたって湖面一帯を、緑色の膜がうっすらと覆っていた。県が確認したところ、同文化館の付近では縦6メートル、横6メートルの膜状になっているなど、一部でアオコの発生の基準を超えていた。
 県によると、11月のアオコ発生は少なくとも過去5年はなく、例年、県によるパトロールも10月中に終えるという。この時期の発生について、県琵琶湖政策課は「異例」としている。
 アオコは水温20〜30度で発生することが多く、連日、最高気温が20度を超える陽気が続いたことが一因という。大津市では10月の降水量が36ミリと観測史上3番目の少なさで、湖の流れが停滞したことも影響したとみられる。
 県は「アオコの発生しやすい条件が重なったためと思われ、今後も状況を確認したい」としている。

■琵琶湖の大津港などでアオコ発生 気温高く好天が原因?(産経ニュースWEST)
 滋賀県琵琶湖政策課は6日、琵琶湖岸の大津市浜大津の大津港と同市打出浜の県立琵琶湖文化館横で、「アオコ」の発生を確認したと発表した。発生は今年度で3例目。
 同課によると、この日午後、同課の職員が、大津港の3カ所で計約50平方メートル、琵琶湖文化館横の2カ所で約60平方メートルにわたって、アオコが水面をうっすらとおおっているのを確認した。
 アオコは、水温上昇などによって植物プランクトンが大量に増殖し、水面を覆う現象。増殖が大規模になると、腐敗臭が漂う上、生物の生息環境への影響も懸念される。
 同課の担当者は「10月以降雨が少なく、水の流れが停滞していたことに加え、昨日から気温が高く天気がよかったため発生したのではないか」としている。

■琵琶湖底に立ったままの建物の柱 江戸の地震で水没か(asahi.com)
 滋賀県長浜市沖の琵琶湖湖底にある長浜城遺跡で、江戸時代後期に地震で水没したとみられる建物の遺構が見つかった。県立大の琵琶湖水中考古学研究会(中川永〈ひさし〉代表)が4日発表した。水中遺跡で建物跡が確認されるのは異例という。
 スキューバダイビングによる調査で、湖岸の西約100メートルの水深約1・8メートルの湖底で、立ったままの材木8本を確認。6本(直径約17〜20センチ、高さ約46〜66センチ)のうち、柱とみられる4本は南北1・8メートル、東西2・1メートルの間隔で並び、2本はひさし状の張り出し部分とみられる。周囲はこぶし大の石が直径約8メートルの範囲で、少なくとも厚さ30センチ以上敷かれていた。特異な構造から、鎮守社の可能性もあるという。
 記録に残る当時の水位より低いため、大地震による地盤沈下と推定。柱の放射性炭素年代測定や文献上の大地震の記録から、1819(文政2)年に湖東地域を震源とした近江地震(マグニチュード7・2前後)の際のものとみられる。

■琵琶湖大橋の軽車両無料を要望 市長会(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖大橋をめぐり、県市長会経済部会と県による意見交換会が六日、大津市内であり、市長会側は県に料金設定の見直しと整備区間の説明を求めた。
 料金をめぐっては、これまでに県が普通車や軽自動車、大型車を五十円〜二百十円値下げし、軽車両(一二五cc以下の二輪車)は二十円から十円に下げる案を示している。
 会議では山仲善彰部会長(野洲市長)らが「軽車両の十円は無料にするべきだ。徴収してもコストが掛かったり渋滞を招いたりするだけだ」と述べ、他の料金も「高すぎる」と指摘した。
 県側は軽車両は見直しの余地があるとする半面、他の料金については「来年四月から当面は新料金でやってみて今後、値下げするかを判断したい」との姿勢を示した。
 整備区間については道路拡張が決まっている部分以外の渋滞解消策を示すよう市長会が求めた。(井上靖史)

■ザリガニ食べて川を守ろう 藤沢で8日、駆除企画(神奈川新聞カナロコ)
 アメリカザリガニ、食べて駆除−。外来種を取り除くことを目的としたそんな催しが8日、藤沢市大庭の引地川親水公園で開かれる。ザリガニが本来食用であることに着目した取り組みで、子どもたちが生態系について考えるきっかけにもなればと、市民らが考案した。捕獲して楽しみ、空揚げにして食べ、ザリガニを味わい尽くす。
 毎秋恒例の「藤沢 自然と親しむ会」の特別企画として初めて実施する。同会は、市内に残る豊かな自然を体感してもらい保全につなげようと、市内の企業有志による実行委員会が5年前から開催してきた。
 引地川では、数十年前からアメリカザリガニが生息。繁殖力がとても強く、メダカなどの小魚や水生昆虫などの在来種を捕食するため、生態系が崩れる一因になっている。
 こうした実態を子どもたちに考えてもらうため、ザリガニを食べるというインパクトのある企画を思いついた。“本家”の米国では名物料理になっている事例もあり、岩田淳実行委員長は「食べたことのあるメンバーの話では、味はまんざらでもないという。ならば一度やってみようか!となった」と説明する。
 当日は、日本大の講師による魚についての講演や生物・植物の観察会なども実施。その後、公園内の池か引地川のどちらかでザリガニ釣りを行う。空揚げにするザリガニは、実行委があらかじめ引地川周辺で捕獲し、泥抜きしたものを中心に使う。
 岩田委員長は「ザリガニ取りは今の子どもたちもするが、再び放してしまうことが多いらしい。もし食用としての習慣が日本にも根付けば、駆除の追い風にもなるのでは」と取り組みの意義を強調していた。
 午前9時半から。臨時駐車場も用意。参加無料。申し込み不要。問い合わせは、同実行委事務局のいわた環境計画電話0466(82)2200。

15/11/06

■虹予報、本番これから 大津の会社「冬型の気圧配置に期待」(ChunichiWeb滋賀)
 虹が出やすい県の特性を観光PRに生かそうと、びわこビジターズビューロー(大津市)などが先月九日に始めた全国初のインターネットサイト「虹予報」のアクセス数が伸び悩んでいる。連日最も確率が低い「0」予報ばかり。皮肉にも行楽にはもってこいの秋晴れが続いているのが原因。今後、冬に向かい確率は高まると思われるが、関係者らは「好天に文句を言うわけにもいかない…」と曇り顔だ。
◆連日秋晴れ「0」予報
 サイトでは当日、翌日分の虹の発生確率を県内七エリア、八段階で予報する。東京都内でフリーアナウンサーの皆藤愛子さんがお披露目した初日も、全エリアで「0」。十月十一日の翌日分予報では、湖西エリアで「4」が出たが、明けた当日の予報は「0」。実際には虹が出たが、すっきりしない結果となった。その後も今月五日まで、当日予報は「0」しか出ていない。
 虹予報はにわか雨などの予測から算出。彦根地方気象台によると、十月の県内は平年に比べ降水量が少なく、日照時間は長く、晴れた日が多かった。
 予報を担う日本気象株式会社(大阪市)の担当者も「異常なほど雨が降らず、からからな状態」とお手上げ。一方、「雲が流れ込みやすい冬型の気圧配置になったときに期待」と、今後の空模様を気に掛ける。
 四日までのサイトアクセス数は七千四百十一件。開設二日目の十月十日には最高の六百四十七件を記録したが、四日には百七十二件まで落ち込んでいる。ビューローの太田洋クリエイティブディレクターは「『0』が続き、見る人が少なくなったのだろう」と冷静に分析しつつ「少しでも高い指数が出ることで滋賀観光への期待感が高まれば」と願う。
 事業は大都市圏でのCM放映やポスター掲示など複数のメディアを使い観光をPRする「虹色エモーション」の一環。
 県が地方創生の交付金の一億五千万円で、ビューローを全額補助している。(井本拓志)

■船で警察犬の輸送訓練 災害時、琵琶湖の利便性生かす(産経ニュース)
 災害で道路など陸路の交通手段が遮断されたときに備え、県警鑑識課は警察犬を警備艇で現場に輸送する訓練を大津港周辺で行った。警備艇を使った警察犬の訓練は初めて。
 警察犬を使った訓練では、昨年は県警のヘリを使って行ったが、今年は琵琶湖の利便性を生かそうと、船を活用することにした。
 訓練には、県警が警察犬として登録している15匹の中で、最も出動回数が多い3匹が参加。まず2匹が警備艇「たかしま」に乗船し、大津港を出発。警備艇が大津港周辺を回って戻る30分ほどの間、2匹はそれぞれの指導員と船上で過ごしたが、船の揺れや重油のにおいにも動揺せず、落ち着いた様子で伏せていた。
 降船後すぐに、近くに止めた乗用車の中に隠れた鑑識課員を捜す訓練を開始。訓練は、まず同課員のにおいがついた所持品をかがせる。そして、車両周辺に置いた同課員のにおいをつけた割り箸を発見させ、車両までたどり着いたら成功となる。2匹とも見事、車両にたどり着いた。
 瀧洋鑑識課長は「訓練を完璧にこなしており、心強く感じた。滋賀県には琵琶湖があるので、琵琶湖の利便性を生かした警備艇による輸送訓練を今後も行っていきたい」と話した。
 県警は警察犬を所有しておらず、民間で訓練を受けている優秀なイヌを嘱託警察犬として「任命」し、捜査や捜索など必要に応じて出動を要請している。今年も、認知症の高齢者や山岳遭難など行方不明者の捜索で出動している。

■ビワパール、輝き再び 貝殻使い成安造形大など(YomiuriOnLine滋賀)
◇紙や上薬 ブランド、宝飾品外も
 かつて淡水真珠生産全国一を誇った琵琶湖産の「ビワパール」のブランド復権に向け、県や業界が動き出した。県から事業委託を受けた成安造形大(大津市)が企業と連携し、真珠を作る貝の殻を材料に用紙や上薬などを開発。宝飾品以外の製品にもビワパールの名称を用い、知名度アップを図る。(岡本久美子)
 ビワパールは、琵琶湖固有種の二枚貝「イケチョウガイ」を3〜4年、10〜13センチ大まで育てた後、貝内に核などを入れ、さらに3年してできる養殖淡水真珠。戦前の1930年に生産に成功し、5年後から本格的に養殖が始まった。70年頃には生産量が6トンを超え、海外でも人気のブランドとして確立された。
 しかし、85年頃からイケチョウガイが減り、貝自体も真珠養殖に適する大きさに育たないケースが増加。2013年の生産量は12キロまで落ち込んだ。
 貝の成長不良の一因は水草の大量発生と考えられており、県は除去作業などを推進。水質改善に伴い、貝の成長も期待され、同大学や県内企業と連携してブランド化の取り組みを進めている。
 5日に同大学で開かれた展示発表会では、竜王町の印刷製造業「アインズ」が貝殻を砕いた粉を配合した紙とインクを披露。紙は一般のものよりも柔らかさが増し、包装紙などの用途が見込めるという。
 甲賀市の「ヤマタツ陶業」は上薬を開発。自然な白さ、ざらざらとした質感が特徴で、美術作品などへの活用が期待できる。
 会場ではイケチョウガイの貝ボタンを用いたシャツも展示され、色や光沢など同じ物が二つとない天然素材ならではのデザインが注目を集めていた。
 県は「ビワパールの応援団を増やしていくことが行政の役割」とし、開発した素材の活用を企業にアピールしていく。
 素材は同大学で29日まで(11、12、28日は休館)展示される。

■琵琶湖の水草、短時間で分解 大津の企業が開発(asahi.com滋賀)
 刈り取った水草を、活性酸素を使って短時間で分解処理する技術を下水処理施設の開発を手がけるアオヤマエコシステム(大津市)が開発した。琵琶湖で異常繁茂する水草を処理し、処理物も有機肥料として有効利用できるとしている。
 同社がつくった処理機の中で、電圧をかけて発生させた活性酸素を入れながら40〜50度で水草をかき混ぜると、酸化されて細胞膜が破壊され、出てきた水分が蒸発し、乾燥した土状の処理物になる。水草はほとんどが水分で、50キロのしめった水草が約24時間後に1キロになるという。
 下水処理施設で活性酸素を使う汚泥処理法を同社が応用し、今年度の「県イノベーション創出支援事業補助金事業」に採択された。今年7月から試験的に水草800キロを処理したところ、汚泥よりも効率よく処理できることがわかったという。

15/11/05

■琵琶湖底に建物の遺構…江戸後期の地震で沈む?(YomiuriOnLine関西発)
 滋賀県長浜市沖約100メートルの琵琶湖底(水深1・8メートル)で、江戸時代後期(19世紀初頭)の社跡とみられる建物遺構が確認され、滋賀県立大大学院生らの研究グループが4日発表した。遺構は1819年(文政2年)、湖東地域を震源に発生したマグニチュード7・2前後の大地震で水没したとみられる。国内の水中遺跡は、軍船や石仏など約510か所あるが、建物の遺構発見は初めてという。
 2014年8月〜15年7月、人間文化学研究科博士後期課程の中川永さん(27)が代表を務める「琵琶湖水中考古学研究会」が、同市沖約7000平方メートルで潜水調査を実施。直径約8メートルの円形状に敷き詰められた石の上に、直径約20センチの柱8本が10〜65センチ突き出ているのを確認した。
 柱は約2メートル四方に並んだ4本と、庇や補強用の4本。うち2本の年代測定結果などから、建築時期は1801〜18年で、庇の跡などから、地域の鎮守社と推定されるという。
 一帯は羽柴(豊臣)秀吉が築いた長浜城跡で、豊臣家が滅んだ大坂夏の陣(1615年)後に廃城とされ、耕地となっていた。遺構がある湖底の高さから水位変動による水没とは考えにくく、江戸後期の大地震で地盤沈下したとしている。
 琵琶湖底遺跡の調査を続ける滋賀県立大の林博通名誉教授は、「建物の柱がそのまま湖底に残っていると考えられる。従来、人が生活したことを示す明瞭な遺構は確認できておらず、水中遺跡の研究史上、画期的な成果」と話している。

■ガソリン5年ぶり安値 132円70銭(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が5日発表した2日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、10月26日の前回調査より1円ちょうど下がり132円70銭だった。原油価格の下落の影響を受け2週連続の値下がりとなり、2010年11月以来約5年ぶりの安値を記録した。

 調査した石油情報センターの担当者は「来週は小幅な値動きだろう」と説明している。
 地域別では45都道府県で価格が下がった。下落幅は高知が2円40銭で最も大きく、2円20銭の群馬、1円90銭の北海道が続いた。値上がりしたのは滋賀だけで、10銭上昇した。和歌山は横ばいだった。

■レギュラーガソリン、5年ぶりの132円台突入(Responce)
資源エネルギー庁が11月5日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月2日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.0円値下がりし、1リットル当たり132.7円となった。
レギュラーガソリンの小売価格が132円台となったのは2010年12月6日の調査以来4年11か月ぶり。
地域別では、北海道で1.9円、四国で1.1円、関東と東北で1.0円、中部で0.9円、九州・沖縄と中国で0.8円、近畿で0.7円、全エリアで値下がりした。
ハイオクガソリンは前週比0.9円安の143.6円、軽油は0.7円安の111.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月5日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は122.3円/リットル(前週比−1.0円)、ハイオクは132.3円/リットル(同−1.5円)、軽油は95.8円/リットル(同−0.9円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■自然エネルギー:人工の島にメガソーラー完成、琵琶湖から2600世帯分の電力(ITmediaスマートジャパン)
琵琶湖の中に1つだけある人工の島で大規模なメガソーラーが運転を開始した。発電能力は8.5MWに達して、滋賀県で最大の太陽光発電所になった。エネルギーの地産地消を推進する滋賀県が民間の事業者に県有地を貸し出して実施したプロジェクトで、県には年間に2800万円の納付金が入る。[石田雅也,スマートジャパン]
 滋賀県の琵琶湖に浮かぶ「矢橋帰帆島(やばせ・きはんとう)」で県内最大のメガソーラーが11月1日に運転を開始した。県が所有する9万6000平方メートルの用地に合計3万3000枚の太陽光パネルを設置したもので、発電能力は8.5MW(メガワット)にのぼる。
 滋賀県の公募で選ばれた京セラTCLソーラーが用地を借り受けて建設した。年間の発電量は930万kWh(キロワット時)を見込んでいて、一般家庭の電力使用量(年間3600kWh)に換算して2600世帯分に相当する。
 発電した電力は全量を関西電力に売電する計画だ。滋賀県は土地の賃貸料と固定資産税を合わせて年間に2800万円(税込み)の納付金を20年間にわたって得ることができる。
 発電所を建設した矢橋帰帆島は琵琶湖で唯一の人工の島で、湖の南端の東側にある。昭和の高度成長期に琵琶湖の周辺地域で水の使用量が増大した影響により湖の水質が悪化して、赤潮が発生するなどの問題が生じた。周辺地域の下水道を浄化する処理設備の建設用地として、1982年に湖を埋め立てて造成したのが矢橋帰帆島である。
 現在は県内最大の下水処理量がある「湖南中部浄化センター」が稼働しているほか、島の半分以上は県営の公園になっていて野球場やグラウンドが造られている。その中でゴルフ場があった場所をメガソーラーの建設用地に転換した。
 滋賀県は2030年までに県内の電力供給量の25%を電力会社に依存しない分散型の電源に置き換える目標を掲げている。再生可能エネルギーで10%、天然ガスと燃料電池の組み合わせで15%を供給できるようにする計画だ。平野部が多い滋賀県では再生可能エネルギーの大半を太陽光発電で実施する必要があり、県有地を活用してメガソーラーを増やしている。
 県内最大の矢橋帰帆島のメガソーラーはエネルギーの地産地消を推進するシンボルに位置づける方針で、全体を一望できる見晴台も併設して環境教育に利用する。島内には太陽光で発電した電力を利用した街灯や時計のほか、災害対策で非常用の電源も備えている。

■水草、一日で粉末に 大津の水処理機器メーカー開発(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖で大量に繁茂し、悪臭や船の航行を妨げるなど厄介者とされる水草を、一日で粉末にする処理機を大津市瀬田神領町の水処理機器メーカー「アオヤマエコシステム」が開発した。現在、刈り取った水草は県などが乾燥させて堆肥に変えているが、全工程に二〜三年掛かる上、乾かす場所の確保も課題。新機器の登場で、水草処理作業が大きく改善される可能性がある。
 処理機は同社が開発した生ごみを肥料に変える分解機器を応用。空気中の酸素に電子を与えてつくる活性酸素などを含んだ「活性空気」を機器に送り込むことで、水分を飛ばすのがポイントだ。
 水分を飛ばす場合、処理機によっては何百度もの高温が必要でコストが掛かる。青山社長によると、活性空気には物質が持つ水分の細胞膜を破る働きがあるため、四〇〜五〇度で処理できるという。
 高島市の工場で九月、瀬田町漁協(大津市)が刈り取った水草計八百キロを五十キロずつに分けて処理する実験を実施。水分98%の水草を約二十時間で一キロの粉末にすることに成功したという。
 「コカナダモでも硬めのヒシでも、水草なら種類は問わない。外来種も処理できる」と青山社長は胸を張る。活性空気を送る処理機も二百ワット時ほどで稼働できる。
 もともと青山社長は、生ごみや汚泥の水分を減らして効率よく燃やせるようにしようと機器の開発を進めてきた。県職員との雑談の中で偶然、琵琶湖の水草の処理が問題化していると聞き、今回の機器開発に挑んだ。
 実用化には処理効率を高める必要がある。青山社長は金属チェーンを何本もくくり付けた軸を高速回転させる水草の裁断機も開発。石が混じっていても、それをはじきながら下に落とすため、裁断を阻害されない構造だ。
 県によると、二〇一四年度は在来種だけで五千三百トンの水草を回収。これに回収量を正確には出していないオオバナミズキンバイなど外来種も加わる。担当者は今回の開発を「処理の大幅な時間短縮につながる可能性がある」と注視している。
 活性空気で処理された粉末は通常の堆肥より微生物が豊富に含まれているとみて、青山社長は含有成分について大学と共同研究も進めている。厄介者だった水草が良質な肥料となれば、「『琵琶湖の有機肥料で作ったおいしい野菜』として、ブランド農産品ができる可能性もある」と構想を広げている。(井上靖史)

■生きもの調査 大魚続々(YomiuriOnLine東京多摩)
◆町田・薬師池 水質改善へ水抜き
 町田市が「薬師池公園四季彩の杜」の薬師池で進めている「かいぼり」で3日、水が抜かれた池で生物を捕獲して調べる「生きもの調査」が行われ、中国原産のアオウオ2匹(体長97、79センチ)をはじめ、大型淡水魚が続々と見つかった。調査は4日も続けられ、今後、池はしゅんせつされ、悪臭の原因の泥を取り除いたうえで天日干しされる。来年3月末には池は水で満たされる予定だ。
 3日の調査に参加したのは、市の公募で集まった50人の子供たちと、市やNPO法人「生態工房」の関係者ら。午前9時から、太鼓橋の下に残った水たまりで、腰まで泥につかりながら魚などを捕まえて運び出した。
 池には約2000人の見物客が詰めかけ、中国原産のソウギョ(同79センチ)が引き揚げられたり、大きなコイが一度は抱きかかえられながらも身を躍らせて逃げたりする様子に、「こんなのがいたんだ」と目を丸くしていた。
 泥だらけで魚と格闘した同市木曽西の小学5年渡辺光彦君(11)は「思ったより魚が多く、大変だったが、楽しかった」と話していた。
 この日の捕獲は午前中で終わり、午後2時に途中集計が発表された。それによると、モツゴ(1万1743匹)、スジエビ(2217匹)、ヌマチチブ(83匹)などの在来種が大半を占め、ブルーギル(403匹)、アオウオ(2匹)、ソウギョ(1匹)の外来種を圧倒。外来のオオクチバス(ブラックバス)は確認されなかった。在来と外来が混じるコイは260匹だった。
 このほか、外来のミシシッピアカミミガメ(40匹)や在来のスッポン(2匹)、外来と思われる大型ナマズ1匹もいた。捕らえられた生き物のうち、コイを除く在来種だけが水槽で生かされ、再び放されるという。
 調査を担当した生態工房の八木愛さんは「ブルーギルとオオクチバスの両方がいると、在来種は全滅すると言われる。意外にもオオクチバスが見つからず、池の環境はよかった」と解説。巨大化したアオウオやソウギョについて「飼えなくなって池に放され、かなり長生きしたようだ」と話していた。
 約9000立方メートルの水をたたえる薬師池は、1961年の開園以来、水が抜かれたことがなく、水質悪化などの苦情が寄せられていた。

15/11/04

■琵琶湖の底に木造建築跡 江戸後期、地震で水没か(京都新聞電子版)
 滋賀県長浜市公園町の豊公園沖の琵琶湖底から、江戸時代後期とみられる木造建築の跡が見つかったと、滋賀県立大人間文化学研究科博士後期課程の中川永さん(27)らのグループが4日発表した。グループによると、水中遺跡で木造建築の遺構が分かる柱の発見は極めて珍しいという。地震で水没したとみられ、中川さんは「地震の以前は長浜城の敷地がさらに広かったことを示す遺構」としている。
 同大の学術サークル「琵琶湖水中考古学研究会」が確認した。遺構は、2014年8月、湖岸にある「太閤井戸跡」から西約100メートル、水深1・8メートル地点で発見。幅1・8メートル、奥行き2・1メートルあり、高さ13センチ〜65センチの柱8本を確認した。
 8本のうち4本は建物の四隅の柱、2本はひさしの柱とみられ、形状などから建物は社のようなものとしている。放射性炭素年代測定で柱の木は1800年代初頭に伐採されたと分かった。
 中川さんによると、江戸期の琵琶湖岸の標高は約85メートル。発見地点が82・6メートルであることから、1819年の「文政近江地震」で水没したと推定した。
 長浜城跡は現在の豊公園。同城は1615年の大坂夏の陣で豊臣家が滅亡した後は廃城となり、その後は田畑になったと伝わる。中川さんは「今回の調査で現在地よりはるか沖合に長浜城の敷地が広がっていたと考えられる」としている。
 琵琶湖底の遺跡を調査してきた林博通・県立大名誉教授は「柱がそのままの状態で発見されたのは水中遺跡研究史上、画期的」と話し、日本の城郭に詳しい県立大の中井均教授は「長浜城の敷地が水没したことが明らかとなった。今後の調査に期待できる」としている。
 14、15の両日午前10時から彦根市八坂町の県立大で報告会を行う。

■国内初の水中建物遺跡発見 長浜の琵琶湖底に祠の柱や小規模石積み 文政近江地震の地盤沈下で水没(産経ニュースWEST)
 滋賀県長浜市の長浜城近くの琵琶湖湖底で江戸時代の祠(ほこら)の建物跡とみられる遺構がみつかり、同県立大琵琶湖水中考古学研究会が4日発表した。日本の水中遺跡から建物跡が見つかるのは初めて。19世紀初頭に建てられ、文政2(1819)年の文政近江地震で沈んだと推定されるという。
 付近一帯は長浜城遺跡と呼ばれ、昨年夏から同大学大学院生の中川永・研究会代表(27)らが潜水調査を実施していた。
 沖合100メートル、水深1・8メートルの湖底で発見。小石を敷いて築いた円形の土盛り(直径8メートル、高さ30センチ)があり、ここに建物用とみられる木製の柱8本(最大直径19・5センチ、最長65・7センチ)が垂直に立っていた。
 建物は東西2・1メートル、南北1・8メートルと小さく、鎮守社や祠とみられる。柱の放射性炭素の年代測定は江戸時代後期の1801年〜1818年。
 長浜城は1615年に廃城となり、跡地一帯は田畑として利用されていた。当時の記録から、水位が上昇して城の跡地一帯が水没したとは考えにくく、研究会は1819年に湖東地域を震源に起きたマグニチュード7・2前後の文政近江地震で水没したと判断した。
 今回の調査の水中映像や実測図は、14、15日に開かれる県立大の学園祭で展示、報告される。

■琵琶湖湖底に江戸期建物跡 水中遺跡で初、地震で水没か(47NEWS)
 滋賀県立大の琵琶湖水中考古学研究会は4日、長浜城(同県長浜市)近くの琵琶湖湖底で、立ったままの柱8本や石積みが見つかったと発表した。日本の水中遺跡で建物跡が見つかるのは初めて。
 19世紀初頭に建てられた鎮守社とみられ、1819年の文政近江地震で湖底に沈んだ可能性があるという。県立大大学院生で、同研究会の中川永代表(27)は「液状化現象で、土地が地滑りしたか、沈没したのだろう」と推測している。
 付近一帯は長浜城遺跡と呼ばれており、長浜城歴史博物館となっている長浜城がある。建物跡は沖合約100メートル、水深約1・8メートルの湖底で見つかった。

■植樹:湖岸にヨシ1000株 ダイハツ販売社員ら 野洲(毎日jp滋賀)
 野洲市のあやめ浜周辺の琵琶湖岸で3日、滋賀ダイハツ販売(栗東市)の社員や家族ら約430人が、ヨシ苗の植樹や清掃活動に汗を流した。
 同社は2004年から毎年11月に社会貢献活動の日を設け、ヨシの植樹は昨年に続いて2回目。「淡海環境保全財団」(草津市)から購入した約1000株..

■コクチバス、早急に対処すべき 専門家が警鐘(山形新聞ネット版)
 他県での対策はどうなっているのだろうか。宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の研究員藤本泰文さん(40)は「早急に対処すべき」と警鐘を鳴らす。
 1カ所に放流したブラックバスが何キロにもわたり広がってしまえば、「駆除するのは生半可なことじゃない」と強調。まだ繁殖が確認されていないエリアにせきを作るなどして、これ以上、生息範囲が広がらない対策が必要という。
 秋田県立大生物資源学部で客員教授を務めている、NPO法人秋田水生生物保全協会の杉山秀樹理事長は「コクチバスは体重を1キロ増やすために8〜10キロの餌を食べる」と説明する。現在、どの程度生息しているかは把握していないが、対策を講じなければ、「拡大の一途をたどる可能性は大きい」と強調する。
 早急に取り組むべき対策は「モニタリング」という。「河川環境や生態系を詳細に把握することが第一歩」と主張。さらに、一人一人がコクチバスに対して問題意識を持つこと。その上で地域住民、行政、研究機関が連携して向き合っていくことが、「未来の最上川を守ることにつながる」とアドバイスした。

■コクチバスが広く生息、生態系に影 最上川、本紙記者釣果「1時間で5匹」(山形新聞ネット版)
 ブラックバスの一種で、アユなどの在来魚への影響が懸念されている特定外来生物「コクチバス」が、最上川で繁殖を広げている。一時期のブラックバスブームの影響で農業用ため池や沼で釣りを楽しんでいた一部の愛好家が、スポーツとして釣りを楽しむために河川に放流したとみられる。全国各地で被害が確認され、本県でも最上川の豊かな生態系が崩れるかもしれないと、漁協関係者や愛好家の一部が危機感を募らせている。
 コクチバスは肉食性が強く、繁殖力も旺盛。湖や沼に生息するオオクチバスと異なり、冷水や流水にも適応できるのが特徴だ。福島県の檜原湖ではイワナやヤマメの食害が確認されているほか、各地で意図的な密放流が行われ、急激に生息域を拡大しているという。
 釣り初心者の本紙記者が実情を確かめてみた。中山町の最上川で釣りをしてみると、約1時間で大小5匹の釣果があった。この日はコクチバスを狙って釣り客約20人が訪れていたので話を聞くと、「4、5年前からよく釣れるようになった」「長井から酒田まで広い範囲で釣れる」とのことだった。
 生息域拡大については賛否が分かれた。「数の多さに危機感を持っている。(生態系を考えれば)放流自体間違っていると思う」と懸念する人がいる一方、「増えてくれれば釣りがいがある」との釣り客もいた。
 河川の見回り活動をしている最上川第二漁業協同組合(高橋省吾代表理事組合長)は「釣り人全員のマナーが良くならない限り、いくら呼び掛けてもいたちごっこは続く」と肩を落とす。沼と違って河川は範囲が広く駆除資金、人員面の確保が難しいと語り、「また放流される恐れがある。でも、地道に指導していくほかない」とやるせなさをにじませた。
漁協指導「いたちごっこ」
 県農林水産部水産振興課は、2006年から内水面漁業協同組合連合会に対し、外来生物などを駆除するための補助金を支給。ため池への違法放流禁止を呼び掛ける看板も設置しているが、モラルに反した放流は後を絶たない。担当者は「最上川ではカワウ被害など深刻な問題があり、今はコクチバスに手が回らない」と状況の深刻さを語る。今後については「漁協側に経済的損失が出る事態となれば、補助金を増やすなど何らかの対策に乗り出さないといけない」と展望した。

■外来魚ボックスに不法投棄 大津湖岸なぎさ公園、ごみ箱撤去で(ChunichiWeb滋賀)
市から事前相談なし設置の県「迷惑」
 大津市の大津湖岸なぎさ公園で、外来魚を琵琶湖に戻さないよう県が設置する「外来魚回収ボックス」にごみが捨てられる問題が起きている。公園を管理する市が、不法投棄対策としてごみ箱を撤去したことが原因とみられるが、県と市の双方が対応に苦慮している。
 同市浜大津から晴嵐まで約四キロにわたって広がる大津湖岸なぎさ公園では四月、一年間の社会実験として市がごみ箱を一斉に撤去した。ごみを持ち帰る習慣を定着させるのが狙いで、現在、自動販売機の業者が置く資源回収箱以外にごみ箱は一つもない。
 指定管理者の市公園緑地協会によると、以前は家庭ごみが持ち込まれてごみ箱からあふれることや、粗大ごみが不法投棄されることが多かった。悪臭やカラスの害について住民から苦情もあり、撤去により「当時に比べれば良くなっている」と話す。
 一方、県琵琶湖政策課によると、外来魚回収ボックスにごみが投入されるケースが四月以降、目に見えて増えたという。空き缶やコンビニ弁当の容器のほか、犬のフンが捨てられることまであり、県外の釣り客から「これで良いのか」という問い合わせもあった。
 結局、ボックスに捨てられたごみは県が分別して処分場に持ち込むことに。県の担当者は「回収員の手間が大幅に増えている。ごみ箱の撤去で他が迷惑を受けてしまっては…」と困り顔だ。事前に市から相談はなかった。
 市によると、市内の公園では近年、不法投棄対策でごみ箱を撤去したり、減らしたりしてきた。観光客も多い同公園では慎重論もあったが、公園の美観を守るために撤去に踏み切った。
 当初は再設置の要望も寄せられたが、最近は減り、協会の担当者は「ごみを持ち帰る習慣は定着しつつある」とみる。外来魚ボックスに捨てられたごみの問題は「これまでに聞いたことはなかった」という。引き続き、ごみの持ち帰りを訴えるのぼりを立てて啓発に取り組む。
 社会実験は来年三月まで。ごみの投棄の状況次第でごみ箱の再設置もあり得るが協会は「まだ決まった方針はない」としている。(野瀬井寛)

■町田の薬師池 「かいぼり」で催し 児童ら生き物調査(TOKYO Web)
 水質浄化のため、池の水を抜く「かいぼり」が行われている町田市野津田町の薬師池で三日、底に残った生き物を捕まえて種類を調べるイベントが開かれた。参加した子どもたちは泥まみれになりながら、大きなコイを追いかけたり、エビや小魚を網ですくったりして奮闘した。
 一九六一年に市の公園になって初めてのかいぼり。それまでは農業用のため池として使われ、毎年水が抜かれていたという。
 この日のイベントには市内の小学生五十人が参加。環境調査が専門のNPO生態工房(武蔵野市)が指導した。長靴を履いた子どもたちは、およそ半世紀ぶりにあらわになった底の泥の中へ。はじめは「足が抜けない!」とてこずっていたが、徐々に沖に進んで胸まで泥につかり、五十〜六十センチもあるコイを両手でかかえたり、カメや小魚を網で捕まえたりした。一時間半ほどの作業で、コイやナマズなどの大物のほか、在来の小魚モツゴも二千匹以上を捕獲。外来種はブルーギルが三百匹以上いたが、オオクチバスはゼロ。生態工房のスタッフは子どもたちに「外来種が多いとエサになる在来の生き物が減る。薬師池は昔からいるモツゴが多く、良い状況にあります」と説明した。
 一部は水槽に入れて「ミニ水族館」として園内で展示。来園者は普段目にすることがない池の生き物を興味深そうに観察していた。(栗原淳)

15/11/03

■町田・薬師池で50年以上ぶり「かいぼり」 外来種の駆除も(町田経済新聞)
 池の水質改善と外来種の駆除を目的とした「かいぼり」の市民参加イベントが11月3日、薬師池公園(町田市野津田町)で行われた。
 「かいぼり」は池の水を抜き、底を天日干しすることで、生物の排出物や底に溜まった堆積物を取り除き、水質を改善する作業。約400年前に作られた薬師池が農業用の溜池だったころはたびたび行われていたというが、市立公園になった1961(昭和36)年以降は今回が初めて。
 イベントは、薬師池の生き物の種類や数を調べることが目的。公募で集まった子どもたち50人と保護者らが水を抜いた池に入り、泥んこになりながら、コイやカメなどを捕まえた。高校生と中学生の姉弟は「20匹以上捕まえた。コイは大きくて重くて、腕がパンパンになったけど、楽しかった」と笑顔を見せた。
 今回の調査で、ブルーギル約300匹、ミシシッピアカミミガメ、クサガメなどの外来種、クチボソ、モツゴ、スジエビ、スッポン、ヌマチチブなどの在来種が見つかった。関係者は「集計途中だが、クチボソが最も多い。ブラックバスが1匹も見つからなかったので、比較的よい状態に保たれている」と説明。「かいぼり後は在来種のみを池に戻す。これからは、そこにいない生き物を放さないで」と呼びかけた。
 捕獲した生き物の一部を展示する「ミニ水族館」、外来種問題などについてのパネル展も盛況だった。かいぼり作業は来年3月ごろまで行う予定。

■沖島:島の恵み、ギュッと11品 「沖島めし」弁当、ファンイベントで披露 近江八幡(毎日jp滋賀)
 琵琶湖に浮かぶ有人島「沖島」(近江八幡市)で1日、島のファンクラブ「もんて」の会員が集う初のイベント「もんてきて!沖島!」が開かれた。関係者が8カ月かけて開発した弁当「沖島めし」も初披露され、県内外から駆け付けた約40人が島の恵みに舌鼓を打った。
 沖島めしは、沖島町離島振興推進協議会が「ファンクラブ設立」「遊覧船就航」と共に、3大事業の一つに位置付けている。地元の女性たちが、ホテルニューオウミ(同市)の日本料理長・小谷明宏さんの指導を受けながら島伝統料理のアレンジにも挑戦。ビワマスのフライ、テナガエビのから揚げなどの湖の幸のほか、小芋とニンジンの煮物、サツマイモご飯など島内で取れた野菜を使った計11品を入れた。
 大阪市此花区から参加した辻本晴香さん(31)は「とてもおいしかった。島の空気と風景がおいしさをより引き立てている」と満足げ。協議会の本多有美子さん(44)は「見た目のきらびやかさはなくても、島でとれた一番おいしい物を、手間ひまをかけて料理した。真心が詰まったお弁当をぜひ多くの人に味わってほしい」と話した。
 1食1200円で、販売は予約制(5個から)。3日前までに、湖島婦貴(ことぶき)(0748・47・8787)▽湖魚一坪(0748・33・9544)▽瀬戸や(0748・33・9629)▽沖島港屋(0748・33・9665)のいずれかに注文する。【金子裕次郎】

■アユ産卵数が回復 琵琶湖、ほぼ平年並み水準に(asahi.com滋賀)
 県は2日、琵琶湖に注ぐ天然河川で今年のアユの産卵量が約97億粒となり、平年値(113億粒)の86%となった、と発表した。アユの産卵量は12年に7億粒までに激減していたが3年連続で回復。「ほぼ平年並みの水準まで戻った」としている。
 産卵数調査は、姉川や安曇川など11河川で8月24日から10月30日にかけて実施。07年から11年までは例年100億粒を超える水準で、10年には252億粒を記録していた。だが、12年は前年の15分の1以下の7億粒に激減した。えさとなる動物性プランクトンが減ったことが要因とみられる。県は、人工河川への親魚の放流数を、通常の12トンから、12年は19トン、13年は23トンに増やして産卵数を維持する対策を取った。その結果、天然河川での産卵数は13年に45億粒(平年比40%)、14年は71億粒(同62%)と回復が続いていた。
 今年は7、8月に台風が続き、各河川の流量が多かったためアユの遡上(そじょう)に好都合で、例年よりやや早い9月上旬に産卵のピークを迎え、産卵数が順調に伸びたという。
 人工孵化(ふか)したものと合わせたアユの総数も約218億匹となり、平年値(255億匹)の86%になった。12年の48億匹から、13年129億匹、14年160億匹と順調に回復しているという。

15/11/02

■自動二輪通行料10円に 滋賀・琵琶湖大橋(京都新聞電子版)
 琵琶湖大橋有料道路の通行料金を来年4月から引き下げる方針を示している滋賀県は2日、新しい料金案のうち、未定だった125cc以下のオートバイ(自動二輪)など「軽車両」については現在の20円から10円に引き下げると明らかにした。
 この日の県議会政策・土木交通常任委員会で説明した。県はこれまで、普通車の料金は150円(現行料金200円)、軽自動車や二輪自動車は100円(同150円)など料金案を議会に提示していた。
 軽車両の全車種に占める通行量割合は約1・1%という。

■琵琶湖1周ツアー「ビワイチ」 自転車大国・台湾に売り込め(産経ニュースWEST)
 琵琶湖1周を、台湾に売り込め−。滋賀県は、サイクリング愛好家が100万人以上に上るとされる自転車大国・台湾に向けて、琵琶湖を自転車で一巡するツアー「ビワイチ」のPRに乗り出した。台湾で淡水湖を回ることがブームになっていることにあやかり、「それなら日本最大の淡水湖でも」と台湾の観光関係者を招致。今後、現地の旅行代理店にも売り込みをかけ、観光客の増加につなげたい考えだ。
映画でブーム過熱
 台湾には世界最大級の自転車メーカー「ジャイアント」をはじめ多くの関連企業があり、もともとサイクリングが盛ん。元台湾観光局局長で中華大学観光学院の蘇成田(スー・チャンテン)学院長(69)によると、自転車で台湾を巡る映画「練習曲」が2007年に公開され、さらにブームが過熱した。
 コースとして人気なのが台湾最大の淡水湖「日月潭(にちげつたん)」の1周。湖を取り囲む美しい自然と、30キロ超の道のりを走り終えたときの達成感が愛好家をひきつけている。
 「ならば、ビワイチも受けるはず」と滋賀県は10月末に蘇学院長らを招待し、琵琶湖畔でのサイクリングを体験してもらった。
 蘇学院長らは琵琶湖大橋(大津市、守山市)から高島市の白髭神社までの琵琶湖半周(約120キロ)に挑戦。田んぼや山々など変化に富んだ景色に「台湾でも絶対ポピュラーになる。ぜひPRしてほしい」(蘇学院長)とお墨付きをもらったという。
 同行した同学院の張馨文(チャン・シンウェン)教授(48)も「景色はきれいだし、道も走りやすい。世界有数のサイクリングロードだ」と評価。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でビワイチを発信し、来春には学生らを連れて再び滋賀を訪れる意向も示した。
47カ所にサイクルステーション
 ビワイチとは、もともと国内の自転車愛好家が使い始めた言葉。1周約200キロを上級者は1日で走破するが、2日以上かけるのが一般的だ。コース全体の起伏も比較的緩やかで、初心者や子供でも楽しむことができる特徴がある。
 県などでつくる滋賀プラス・サイクル推進協議会は10月、トイレ休憩や給水などのサービスが受けられる「ビワイチサイクルステーション」を湖岸の47カ所に開設。シャワー利用や宿泊施設への手荷物配送などもあり、ビワイチ挑戦者をサポートする態勢も整えた。
 観光庁の宿泊旅行統計調査によると、同県内の外国人延べ宿泊者数(平成26年)は前年比75%増と、伸び率で全国2位。京都、大阪に近い観光スポットとして注目を集めており、県観光交流局は「台湾からの観光客は大きな可能性を秘めている」と期待をかける。

■リゾートトラスト 琵琶湖西岸にリゾートホテル用地(建通新聞電子版)
【滋賀県高島市】リゾートトラスト(名古屋市中区東桜2ノ18ノ31)は、琵琶湖西岸の滋賀県高島市に、会員制リゾートホテル用地を取得したことを明らかにした。
 取得したのは高島市安曇川町下小川北浜1105ノ1ほかの9万3747平方b。

15/11/01

■琵琶湖に男性遺体 滋賀・高島沖(京都新聞電子版)
 1日午前11時50分ごろ、滋賀県高島市勝野の沖合約10キロの琵琶湖に男性の遺体が浮いているのを、近くを運航していた遊覧船の乗組員が見つけた。高島署が身元や死因を調べている。
 同署によると、男性は20〜40代で身長165〜170センチ。半袖茶色の上着や黒色のズボン、白色のベルトを着用し、紺色と茶色のツートンカラーのスニーカーを履いていた。財布と小銭入れ、自動車の鍵を所持していた。目立った外傷はないという。

■草津にメガソーラー完成 1日から売電(ChunichiWeb滋賀)
 草津市矢橋町字帰帆の矢橋帰帆島公園内の敷地に「滋賀・矢橋帰帆島メガソーラー発電所」ができ、三十一日、同所で完成記念の式典があった。
 京セラ(京都市)と東京センチュリーリース(東京)、京セラTCLソーラー合同会社(同)が手掛け、県の未利用地の約九・六ヘクタールに太陽電池パネル三万三千二百六十四枚を設置。一般家庭の年間消費量二千九百世帯分を発電できるという。
 三社合同による太陽光発電所は野洲市吉川に続いて二カ所目。十一月一日から関西電力に売電する。発電期間は二十年。昨年十月から工事を進めていた。(浅野有紀)

■県内最大のメガソーラー発電所完成 矢橋帰帆島に(asahi.com滋賀)
 草津市の矢橋帰帆島に県内最大の大規模太陽光発電施設(メガソーラー)が完成し、31日に記念の式があった。1日から関西電力への売電を始める。
 完成した「滋賀・矢橋帰帆島メガソーラー発電所」は、約10ヘクタールの敷地に約3万3千枚の太陽光パネルが並ぶ。出力規模は約8・5メガワット。年間発電量は約930万キロワット時を見込み、一般家庭約2900世帯分の年間電力消費量に相当するという。京セラなどが出資し、全国で太陽光発電事業を手がける「京セラTCLソーラー合同会社」が運営する。
 県が未利用地を貸し出し、京セラなどが昨年10月から発電所の建設を進めていた。施設の太陽光パネルには、県内にある京セラの工場で生産した太陽電池などが使われている。

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