琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。
琵琶湖の湖底から
(2017/03)
17/03/31
■米違いの「ふなずし」味比べ 滋賀で5種類を試食(京都新聞電子版 )http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170331000041
米の種類の違うふなずしを食べ比べる試食会が30日、滋賀県守山市木浜町の守山漁業協同組合で開かれ、市内の漁師や農家が味の違いを実感した。
「もりやま食のまちづくりプロジェクト 地産地消・食育推進チーム」が、地元の農水産物を知り、地産地消を進めようと初めて企画。コシヒカリとキヌヒカリ、「秋の詩(うた)」を使い、ニゴロブナやギンブナを約1年間漬けた計5種類のふなずしを用意した。
メンバーら約10人が試食し、「米のコリコリ感が残っている」「味がしっかりついている」などと意見を述べた。メンバーで市農政課の阿迦井隆治さん(52)は「感想を踏まえ、来年度中に市民向けの食べ比べを企画したい」と話した。
「再考 ふなずしの歴史」の著者で琵琶湖博物館専門学芸員の橋本道範さんも参加し、「米の種類で味の違いを出すのはあまり聞いたことがない。おいしいふなずしを作ろうとする挑戦的な姿勢が大切」と話していた。
■琵琶湖 アユの群れ、沖合に偏り 不漁の原因? 沿岸部、平年の3%(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170331/rgn1703310064-n1.html
琵琶湖でアユの不漁が続いていることを受け、県などは30日、緊急対策会議を大津市内で開いた。調査の結果、アユは沖合に偏って分布しているため、沿岸のエリ漁で不漁になっている可能性があると報告された。県は引き続き調査を行った上で、人工河川への親魚の放流などの対策を行う方針。
県漁連によると、今年1〜3月の琵琶湖の活アユ漁獲量は1051キロで、昨年同時期(1万2377キロ)の10分の1以下。深刻な事態を打開しようと、県水産課や県水産試験場の職員、県漁連の関係者らが会議に出席した。
県水産試験場は、今月のアユの魚群に関する調査結果を報告。沿岸の水深30メートル地点で行った通常調査では、平年の3%程度の13群を観測し過去最低となった。
一方で、琵琶湖を東西に横断して沿岸と沖合をまんべんなく観測する調査では、昨年比1・2倍となる252群を観測した。
同試験場は、アユは大きなものから沿岸部に移動して川へ遡上(そじょう)する習性があり、今年はアユの成育が遅れているため沖合に偏って分布していると指摘。沿岸でまとまって漁獲され始めるのは4月以降になると推測した。
また、昨秋に琵琶湖で大量発生した植物プランクトン「ミクラステリアス」が、今年に入り収束傾向にあることも報告。アユの不漁との因果関係は不明だが、水温が上がる春に再び増える可能性も示唆した。
漁連関係者からは「沿岸の水質がアユに合わなくなってきているのではないか」「生態系が狂ってしまった。このままでは、琵琶湖の漁業が壊滅する」などと懸念する声が相次いだ。
■アユの群れ、まだ沖合 産卵遅れが影響(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170331/CK2017033102000009.html
琵琶湖のアユが極端な不漁になっている問題で、県は三十日、漁が行われている沿岸ではなく、沖合にアユが集中しているとする調査結果を明らかにした。産卵時期が遅れたため、沿岸や川へ移動する大きさに成長しきれていないことが不漁の原因と判断。四月以降、少しずつ漁獲量が増えるとみている。
大津市の県水産会館であったアユ資源緊急対策会議で、県漁業協同組合連合会の役員らに説明した。県によると、三月上旬に琵琶湖全域で魚群調査をしたところ、北部の沖合に多く見られ、昨年の一・二倍の二百五十二群が確認されたという。
会議では、県側が「アユの体長が四センチ以下と小さく、沿岸部に向かう六センチ以上には成長していない」と説明。漁業者側からは「漁具の網が、例年になく汚れている」「下水処理が十分にできておらず、沿岸の水の状態が悪くなっているのでは」などと、琵琶湖沿岸部の水質悪化を懸念する声が相次いだ。
会議は、四月に魚群調査をした後、再度開く予定。今後の対策として、県は例年以上の親魚を確保し、産卵時期が通常より早めになるよう、九月初旬に県内の人口河川に放流する意向。水質の悪化についても、対策を検討する考えを示した。(成田嵩憲)
17/03/30
■琵琶湖のヒウオ、沿岸部で激減 県調査に漁業者ら懸念(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170330000155
琵琶湖のアユ稚魚「ヒウオ」の漁獲量が激減している問題で、滋賀県は30日、3月の沿岸部の魚群調査が増加の予想に反して平年の3%に魚群が激減していたことを対策会議で明らかにした。一方で、沖合も含めた調査では昨年以上の魚群が見つかり、「沖合いにはいる」と推測したが、漁業関係者からは不安の声が続出した。
県は、沿岸部を1周する魚群調査を毎月実施。1月、2月はそれぞれ平年の10%(37群)、17%(60群)と少なかったが、魚群数は増加傾向にあった。3月中旬の調査では13群と平年の372群を大幅に下回った。
ただ、沖合も含めた全域調査では昨年の1・2倍にあたる252群が見つかり、「成長が遅く、沖合に偏って分布している」と分析。沿岸のえりで漁獲が増えるのは4月以降になると推測した。
一方県漁連は、3月の漁獲が昨年の約4トンに対し約200キロと大きく落ち込み、1月〜3月30日の漁獲も昨年同期比で12分の1になったと報告。漁協の組合長らは「沖合にいるというが、とれる状態ではない」「完全に生態系が狂ってしまったのではないか」と懸念を示した。
県は今月下旬にも、来シーズンに向け、今秋の放流量の増強が必要かを判断する方針を説明した。
■サクラマスで集う釣り団体が大臣賞 九頭竜川の環境保全を高評価(福井新聞ONLINE)http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/118298.html
水環境の健全化に貢献している団体や学校を対象にした第19回日本水大賞の受賞者が29日発表され、サクラマスをシンボルに福井県の九頭竜川の環境保全に取り組む釣り人団体「サクラマス・レストレーション」が環境大臣賞に選ばれた。同賞は最高賞の大賞に次ぐ六つの大臣賞の一つ。7月11日に東京で表彰式が行われる。
1998年に創設された日本水大賞は、秋篠宮さまが名誉総裁の日本水大賞委員会と、国土交通省が主催。今回は全国から136件の応募があった。
同団体は、福井県内外のフライフィッシングの愛好者を中心に2008年に立ち上げた。サクラマスの“聖地”と呼ばれる九頭竜川で、産卵状況の調査、産卵場や人工産卵床(しょう)、魚道の整備、固有種の稚魚放流などを国、県、流域の漁協、地元住民と連携して進めている。10年ごろまで産卵期のサクラマスが遡上(そじょう)しにくかった鳴鹿大堰(おおぜき)は、同団体の提言もあって魚道の流量調整が行われ、上流部での産卵が増えた。
日本水大賞の審査では、地元児童の環境学習や他団体との協働など地域密着型の活動が注目された。「趣味を通じて集まった団体が、親睦団体の域を越え、河川の多様な生態系維持の実働団体として地域に認知されており、他の河川流域にも普及してほしいケース」と高く評価された。
同団体代表の安田龍司さん(53)=名古屋市=は「九頭竜川には人を引き付ける力があり、生き物や自然が好きな仲間が集まった。環境改善と大げさに構えなくても、川を守る方法があることを広く知ってほしい」と強調。事務局長の天谷菜海さん(56)=福井県永平寺町=は「今後は自然との共生で成り立つ食文化も取り上げ、多くの人に関心を持ってもらえる流れをつくりたい」と意気込んだ。
■寄付 学習船「うみのこ」建造 「湖の広大さ感じて」 トヨタ販売2社、59万円(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170330/ddl/k25/020/591000c
滋賀トヨタ自動車とネッツトヨタ滋賀が29日、2018年4月就航を目指し建造中の学習船「うみのこ」の建造費に充ててほしいと計59万1519円を県教委に寄付した。同日、両社の社長を務める平田昭夫さんが青木洋県教育長に目録を手渡した。
滋賀トヨタは「平成29年11月1日」に創業75周年、ネッツ滋賀は「平成30年4月18日」に創業50周年を迎えることから、寄付額をそれぞれ29万1101円と30万418円とした。目録贈呈式の後、平田社長は「地域への感謝を込めさせていただいた。琵琶湖は県の6分の1の面積を占める。新造船に乗る子供たちにその広大さを感じ、誇りに思ってもらいたい」と話した。
青木県教育長は「うみのこでの学習を通じて『琵琶湖をみんなで守っていこう』という(うみのこ事業の)趣旨を感じて寄付していただいた。従業員お一人お一人のお気持ちが入っているお金なので大切に活用させていただく」と語った。【衛藤達生】
■外来魚テラピア増殖 大分城址公園の堀(大分合同新聞ネット版)https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/03/30/131108311
在来種への影響懸念
春が訪れ、大分市荷揚町の大分城址公園では堀の魚が活発に泳ぐようになった。目立つのは水面を覆う真っ黒い魚の群れ。国の生態系被害防止外来種リストに入っているテラピアで、堀に生息する魚の約8割を占めている。在来種に対する影響も懸念されており、大分市公園緑地課は対策に頭を抱えている。
2016年9月に市が実施した調査では、捕獲された1732匹中、テラピアは1325匹で約8割を占めていた。2010年の調査では968匹中888匹で約9割を占めており、全体の割合こそ減少したが、個体数は増加している。
テラピアはアフリカ原産の温水を好む淡水魚。同課によると、堀には弁天水資源再生センターで浄化した水が供給されている。年間を通じて水温は一定しており、増殖に適しているという。繁殖した経緯は明らかではないが、市が委託した調査会社は「誰かが持ち込んだものが繁殖したのだろう」とみている。
かつて食用として重宝された魚だが、他の魚の卵や稚魚を食べることもあり、厄介者扱いされている。市には「外来種の対策を」と市民から意見が寄せられるが、緊急対策外来種ではなく、駆除する法的根拠はない。同課は「テラピアによる経済的被害もないため積極的な対応は難しい」としている。
メモ:国の「生態系被害防止外来種リスト」は在来種や農林水産物に対する危険性の高さで▽積極的に防除する必要がある「緊急対策外来種」▽対策の必要性が高い「重点対策外来種」▽その他の外来種―に区分している。テラピアはその他の外来種に区分されている。17/03/29
17/03/29
■ガソリン5週連続値上がり 全国平均133円90銭(47NEWS)https://this.kiji.is/219708223158747144?c=39546741839462401
経済産業省資源エネルギー庁が29日に発表した27日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、21日時点の前回調査より10銭高い133円90銭で5週連続の値上がりとなった。2015年10月初め以来、約1年6カ月ぶりの水準。
調査した石油情報センターによると、石油輸出機構(OPEC)の減産が続くとの観測による原油調達コストの上昇などが、小売価格に影響した。米国でシェールオイルの増産の動きもあり、来週は小幅な値下がりを予想している。
地域別では、27都県で値上がりした。上げ幅は福島と神奈川で70銭と最も大きく、宮城の60銭が続いた。
■レギュラーガソリン、前週比0.1円高の133.9円…5週連続の値上がり(Responce)http://response.jp/article/2017/03/29/292795.html
資源エネルギー庁が3月29日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月27日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週の調査から0.1円値上がりし133.9円となった。レギュラーガソリンの値上がりは5週連続。
地域別では関東と東北で0.2円、近畿と中国で0.1円値上がり。四国と北海道で0.1円値下がり。九州・沖縄と中部は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは前週と同価格の144.7円、軽油は0.1円高の112.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月29日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は125.5円/リットル(前週比−0.1円)、ハイオクは135.9円/リットル(±0円)、軽油は100.3円/リットル(−2.0円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■カヤック+自転車+登山で自然満喫 滋賀・東近江で催し(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170329000041
カヤックと自転車、登山を組み合わせたスポーツイベント「びわ湖 東近江 SEA TO SUMMIT」が6月3、4両日、滋賀県東近江市で開催される。県内では初めて。琵琶湖から鈴鹿山脈まで約55キロのコースを舞台に、市の自然資源をアウトドア愛好家らに発信する。
同市は湖や山を観光資源として活用しようと、アウトドア用品大手「モンベル」(大阪市)と協力し、PRに取り組んでいる。「SEA TO SUMMIT」は同社が全国の自治体などと共同で開いている催しで、京滋では京都府北部の「由良川・大江山」に続き2カ所目。今年は全国12カ所で開催を予定している。
初日は同市五個荘竜田町のてんびんの里文化学習センターで環境シンポジウムを開催。2日目にアクティビティを行う。
コースは「能登川水車とカヌーランド」(伊庭町)を起点に伊崎寺(近江八幡市)沖で折り返すカヤックが約11キロ。続いて自転車で道の駅「奥永源寺渓流の里」(蓼畑町)まで愛知川沿いを約38キロ走り、標高1076メートルの銚子ケ口山頂まで約6キロを登る。
申し込みは4月3日から、大会ホームページで。シングルの部と2〜5人のチームの部があり、ともに参加費は1人1万500円。定員300人。問い合わせは実行委員会事務局の市森と水政策課TEL0748(24)5524。
■「無駄な殺生はしたくない。ずっと琵琶湖の漁師でいたいから」。生態系を考えて小売店や消費者と直接つながる、若手漁師中村清作さんの仕事。(greenz)http://greenz.jp/2017/03/29/seisaku_nakamura/
マイプロSHOWCASE関西編 with 大阪ガス
ヘメンディンガー綾
CHECK IN
「魚が減った」。漁師さんを取材すると聞こえてくる嘆きの声。日本ではあまり報道されませんが、海の資源は世界中で減っています。人間がとり過ぎてしまったという理由が大きいのですが、日本ではあまり報道されません。毎日海に出る漁師さんは、実は一番身近に感じているはずです。しかし、「じゃあどうすればいいか」までを考えて実践に移す漁師さんは、まだまだきっと稀です。今回ご紹介する中村清作さんは、限られている資源だからこそ持続可能な漁のあり方を考え・実践する方。そのノウハウと根底に秘めたちょっと意外な思いとは?
ヘメンディンガー綾 ヘメンディンガー綾 シニアライター
水の惑星と言われる地球。しかし、その97.5パーセントは海水で、簡単に飲み水や生活用水として使うことはできません。しかも残り2.5パーセントの淡水のうち、約7割は北極や南極の氷だったり、はたまた汚染された水であったり、これもまた簡単に使用することはできないのです。しかし日本には275億トンもの水量を有する大きな湖があります。それは、琵琶湖です。
日本一の面積を誇る琵琶湖は、周囲を取り囲む山々から流れ出た16の河川が注ぎ込む豊饒の湖。写真は琵琶湖の北西部に位置する、海津の漁港に停泊する中村さんの漁船。
また琵琶湖は世界的にも珍しい古代湖(10万年以上存続している湖)。この湖では、長い時をかけて脈々と進化をとげ、世界中でここにしか生きていない固有種の生物が16種類もいるんです。しかし戦後、これまで湖を浄化していたヨシ地や内湖(琵琶湖の周辺にある水源)を埋め立てたこと、そして水質汚染で生態系のバランスが崩れ、水産資源は減少。人々の湖魚食離れもあり、いまや琵琶湖をめぐる問題は山積しています。
状況はまさに背水の陣。そんななか、四季の移ろいと自然の恵みを魚に載せて、消費者に届けている稀有な琵琶湖の漁師がいます。中村清作さん、若干31歳。その飽くなき挑戦の数々を、ともに紐解いていきましょう。
中村清作(なかむら・せいさく)
滋賀県高島市出身。琵琶湖の漁師。滋賀県漁業協同組合連合青年会会長。祖父の代から続く漁師の家業を20歳で継ぐ。主にさしあみ漁でフナ、ナマズ、ニゴイ、アユなどを扱う。漁師として日々漁業に勤しむかたわら、琵琶湖の魚のおいしさをもっと広めるため行政にはたらきかけ、子どもたちへの郷土食文化普及活動や若手漁師育成のアドバイスをするなど、湖上でも陸の上でも日々東奔西走している。
湖に生かされる謙虚な暮らし方
滋賀県の人は、そのあまりの広さから琵琶湖を「うみ」と呼びます。南北に約60キロ、滋賀県の約6分の1の面積を占める湖は、まさに海そのもの。決して過言ではないのです。中村さんは特に琵琶湖と関わりが深い地域に生まれました。なんと家の裏を数歩歩けばもう湖が広がっているのです。
僕らは琵琶湖を「海(うみ)」と呼んで、みなさんが言う海を「そとうみ」って呼んでます。ほかにも「沖に出る」ことを「奥に出る」と言いますね。これって、琵琶湖は裏庭の感覚なんでしょうか。
朝な夕な湖を見て育った中村さん。当たり前のように、夏になればそこで泳ぎ、湖魚を食べて育ちました。いわば琵琶湖は母なる存在。高校卒業後に工場勤めをしていたものの「蛍光灯の下で働くのはおもしろくない。このまま人生終わりたくない」と父親の手伝いをはじめて、漁師の道に入りました。
消えていく地域の味。だったら僕が伝えよう
滋賀県は海がないことから、湖の魚を食べる事が当たり前でした。また淡水魚の代表格のアユは、そのまま出荷するだけではなく、全国の河川へ放流する種苗としても全国に出荷されています。
湖魚も豊富、農業用水や生活用水も豊富。人々の暮らしと現在の滋賀県の発展は、この湖なくしては成立しなかったでしょう。しかし滋賀県に住む全員が琵琶湖の存在を身近に感じているとは限りません。
滋賀県は京都、大阪、名古屋にも近い立地から高度経済成長期以降は人口増加がいちじるしく、特に県の南部(湖南と呼ばれる)は、ベットタウン化され、琵琶湖にそんなに愛着がない人もいます。
加えてモータリゼーションが加速し、物流が変わったことは滋賀の食文化に大きく影響を与えました。
滋賀県は海がないから、目の前の琵琶湖でとれた魚を食べることが当たり前。そんな食文化に我々漁師は依存してきた部分があります。しかし、いまや日本人全体に魚食離れは進んでいますし、琵琶湖も例外なく同じ状況下にあります。
さらに、地球の反対側の魚も安く手に入るようになりましたし、肉食文化も広まって湖魚離れは進んでいます。こちらがおいしいと思っていても、売れない魚は問屋や仲買から買ってもらえない。
琵琶湖にしか生息しないイワトコナマズ。これからお客さんに届けにいくところです。
「本当においしいけど、湖魚はとてもデリケートで漁獲後の鮮度落ちが海の魚と比べると早い。だから本当においしく食べられるタイミングは限られる」と中村さんは言います。だから湖魚は滋賀県内や京都など、一部の地域でしか食べる食文化がないのです。
ハマチ、甘エビ、タイが並んでいて、その横にフナがただ置かれていても買わないでしょ?(笑) でもね「いまの時期のフナは“寒ブナ”って言って、身がコリコリで刺身で食べたらおいしいよ!」。そんなコミュニケーションしてくれる魚屋のおっちゃんがいたら売れると思う。
でもスーパーで切り身のパックになっていて、値段と魚の名前しか書いてない状態だったら、買い手は知っている魚しか買わないんですよ。
美味しい魚が並んでいても美味しいかどうか分からないから買わないって本当にもったいない!
だったら、自らそのおいしさを伝えようと、中村さんは4年前から年に1回のペースで「琵琶湖の魚を食べる会」を開催しています。これまで京都、兵庫、滋賀県のさまざまな場所で、あらゆる趣向をこらして開催してきました。
今年は同時多発的に大阪市内の13店舗の飲食店に琵琶湖の魚を直接卸して、その日訪れたお客さんに今日のオススメとして提供する、ちょっとサプライズな会を飲食店の協力のもと開きました。
このイベントを行う前に、湖魚を扱ったことがないお店にサンプルで魚を持って行ったんです。その日の朝とれた魚を軽トラに積んだ水槽に入れて、大阪まで泳がせたまま運びました。そして一度味を確認してもらってから「イベントやりますか?」って聞いたら、ほぼ全店がやると言ってくれました。
中村さんはイベントの夜「せめてものお礼」に、と会を開催してくれたお店をはしごして、一般のお客さんと琵琶湖の魚について熱く語りあったのだそう。
世に出てない魚を食べてもらって、知らないお客さんからおいしいと言ってもらえる。このしてやったり感が最高に楽しいんですよ(笑)
ダメ出しされたから、新しい道が開けた
水を得た魚のように生き生きと楽しそうに話す中村さんですが、今回のイベントでは苦い経験も積みました。中村さんが「最上級だ」と思って持って行った魚について、あるお店にダメ出しをされたそうです。
僕はとれたての琵琶湖の魚を泳がせたまま運び、生きたまま届けたことが最上級だと思ってたんです。でもあるお店に持って行ったら「これ“神経締め”じゃないから、なんぼ生きたまま持ってきてもらってもお客さんの口に入るタイミングで最高じゃない」って言われたんです。それがただ悔しくて、帰り道で釣具屋に寄って「“神経締め”の道具ください」って。
魚の締め方に“野締め(漁獲後に特に処理をせず自然死させる)”“氷締め(氷の中で冷やしながら締める)”“活け締め(エラから脊髄を切り、血抜きする)”などがあります。
中村さんいわく「魚にストレスをかけないほど、おいしく食べられる」のですが、“神経締め”はその最上に位置するもの。まず魚の脳を潰してからエラの所に包丁を入れて血抜きをし、その後脊髄にワイヤーを通して神経を壊すことで、死後硬直を遅らせる=鮮度を保つことができるのです。
中村さんは練習して“神経締め”を覚えました。そのことによって、これまでより長い時間、新鮮な状態で魚を食べてもらえるようになり、宅急便で届けた飲食店から湖魚に対する評価が上がりました。
「これが最上級」と思っていたのは単なる自分の勝手な考えでしかなくて、「これじゃダメ」って直接面と向かって言われたから「なにくそ!」って次のステージにいけたんです。
一般に魚の流通は、漁獲してから漁協に卸すか、仲買いが買いつけることが多いもの。エンドユーザーと直接つながる漁師さんは、そう多くはありません。ましてや漁師は魚を獲るだけで朝も夜もなく、働きづめ。それなのに魚を締める手間を惜しまないのは、どうしてでしょう?
これまでの漁業は、たくさん魚をとって、安くてもいいから買ってくれというスタイルでした。でも、そのままだと資源を守れないんですよ。いま日本中で水産資源が減ってるんです。琵琶湖なんて海に比べたら小さいから、もっとしっかり管理しなかったら、すぐ魚は減っていってしまう。だから僕は琵琶湖の魚の価値を理解してくれるところに買ってもらいたい。
たとえば、1kgあたり1000円の魚を10kg売ると1万円です。でも、ちゃんと処理することで1kgあたり2000円で売れるなら捕まえてくる魚は半分の5kgで同じ1万円になる。もらえるお金は同じやけど、琵琶湖の資源を余分にとらなくてすむじゃないですか。
今琵琶湖のことをしっかり考えてあげないと次の世代に豊かな琵琶湖が残せない。小さいようで大きな琵琶湖は、大きいようで小さい琵琶湖。今何かアクションを起こしてもすぐには変わらないけど、10年後50年後100年後1000年後の琵琶湖を思い描いて、それに向けて今から小さなアクションを起こす・起こし続けることがとても大切やと思うんです。
琵琶湖の魚が日本一に輝く
中村さんが願うことはもうひとつあります。それは、「湖魚を食べることが、もう一度当たり前になること」。2016年11月、中村さんは滋賀県内の仲間を誘って、東京で開催された全国漁連が主催する「第4回Fish-1グランプリ」の「プライドフィッシュ料理コンテスト」に参加しました。
「プライドフィッシュ」とは、全国の漁師が自信を持ってお勧めする魚のこと。中村さんたちは「滋賀県漁業協同組合連合青年会」としてビワマスを使った「天然ビワマスの親子丼」を発表しました。ビワマスは琵琶湖にしか生息しない鮭の仲間で、食通にはトロよりうまいと言わしめるほどの味。
このイベントは書類審査に通過した6つの料理を来場者が食べ比べし、一般投票で結果が決まるシステム。中村さんは日本全国から60以上応募があった中から、なんとグランプリを勝ち取ったのです。当日はなんとビワマス丼を1,000人分も用意したのだとか…。このイベントに注ぐ情熱は計り知れません。一体何が中村さんをそこまで駆り立てるのでしょう?
説明書きには「産卵期に秋雨とともに河川へ遡上するビワマスは(略)古来地元でこよなく愛されてきました」とあります。自然の中で生きる漁師の姿がここに滲み出ています。
淡水魚ってメジャーじゃない。なんか卑下されてる気がして悔しくて、僕と3人の発起人を集めて「日本の中心東京で一発かましてやろう。琵琶湖の魚で日本一取ってやろう!」っていきなり居酒屋のテーブルにFish-1グランプリの概要を置いたんです(笑)
中には初対面の人もいたので、みんなに「いきなり!?(笑)」って言われたんですけど、何故か皆自信が有ったんです。即答で「ええやんけ、東京で一発やってやろう」と決まりました。
ちなみに中村さんはビワマス漁をしておらず、ビワマスが有名になっても稼業の儲けになるわけではありません。しかし、「淡水魚は美味しくない」といった芳しくないイメージを払拭させたい気持ちが、魚と真剣に向き合う漁師だからこそ強いのでしょう。
おいしいかどうかは、食べてみないとわからない
こうした消費者への啓発活動を続ける一方で、湖魚を食べるきっかけづくりの取り組みも行っています。
その名も「漁師と一緒に琵琶湖の恵みを食べようプロジェクト」。これは教育機関に出向き、子どもたちや保護者、また学校給食に携わる栄養士などに対して琵琶湖の魚の食べ方やさばき方を教える出前授業を行う取り組みです。
はじめは中村さんらが自主的に出張事業をする形ではじまりましたが、3年前からは滋賀県によって事業化され、現在では年間30〜40回ほど出前授業が行われているそうです。
日本人の魚の消費量が落ち込む中、その下落に歯止めをかけようとする「ファストフィッシュ」(魚をもっと手軽に継続的に食べられる加工品やメニューに与えられる称号)という水産庁の取り組みもあります。しかし中村さんの活動は単純に魚の消費者を増やすのではなく、本当の魚のファンを増やす取り組み。
中村さんが切り方を見せた後は、子どもたちが一人ひとり包丁やキッチンばさみを使って魚をさばいていく、という主婦も必見のレクチャー内容。
魚を1匹まるまる買ってきて、半分は刺身にして半分は煮付けにしようとか、魚っていろんな食べ方があるから楽しいんですよ。ただ骨を抜いて食べやすくした加工品を売っても、その場しのぎにしかならない。さばき方を1度体験してみれば、自分でもできるんだって気づく。魚のおいしさがわかれば、大人になってもその経験や記憶は必ず頭のどこかに残っていると思うから体験してほしいんです。
消費者に食文化を伝える中村さんですが、実はもうひとつ切実な悩みがあります。それは同じ世代の漁師が少ないこと。滋賀県の漁業従事者は50代以上が70パーセントを越すという高齢化。20代の漁師は数人しかいません。
これは日本全国に共通した問題であることから、水産庁は「漁業担い手確保・育成対策事業」を立ち上げています。この制度は漁業現場で研修を行ったり、新規参入者と漁業協同組合とのマッチングの支援をしてくれますが、「試しにやってみたけど、やっぱりやめたい」となった場合、助成金を返金しないといけないそう。
廃業する漁師さんから船をゆずってもらい、しじみ漁もはじめました。
「これでは、ハードルが高すぎる」と思った中村さんは滋賀県水産課に「これからも琵琶湖の漁業を守っていくためには若手がもっと必要だ」とお願いして「漁業担い手確保・育成対策事業」が立ち上がりました。経験がゼロから始めても漁業に就業できるように研修があったり、ビジネスプランの事業化の支援や事業費のサポートもあったりするこの事業。平成28年度からスタートして、早くも8人の応募があったのだそうです。
いまはご覧の通り港が閑散としていますが、沖から帰ってきたら「今日どうやった?」とか、「飯くいに行こうかー」とかそんな会話したいんですよね。
人材育成も視野に入れた中村さんの活動はすべて時間も手間もかかることばかり。誰に指示されるでもなく動いてしまう原動力はなんなのでしょうか?
「楽しい」これだけ。琵琶湖の魚がおいしくないのにそれを無理に広めるんやったらしんどいけど、実はめっちゃおいしいのに世間で知られていない。それを広めるのがただ楽しいんです。あと、周囲の方が本当に応援してくれていて、とても力をもらっています。一人では何もできないと、本当にそう思います。
取材の日は、数日前から降り積もった残雪が山の頂きで白く輝いていました。「雪の夜は親父と交代で、寝ずに雪かきするんですよ」と中村さんは言いました。嘆くでもなく、怒るでもなく、それが当たり前だからそうするんだというふうに。
こんなに日々頑張る中村さんに、私は「頑張って」と言う言葉はでてきませんでした。そうではなくて、中村さんがとってくれた魚を食べたいなと思ったのです。中村さんに共感した読者の方も、ぜひ一度味わってみてほしいです。その瞬間、日本一の湖とあなたがきっとつながるはずです。
特集「マイプロSHOWCASE関西編」は、「関西をもっと元気に!」をテーマに、関西を拠点に活躍するソーシャルデザインの担い手を紹介していく、大阪ガスとの共同企画です。
CHECK OUT
中村清作さんの仕事術、いかがでしたか?資源が限られているという危機意識から新しい仕事のあり方を作るなんて、とてもクリエイティブ。1000年後にも琵琶湖が残っているように生態系を損ねないような漁を考えるなんて、そんな漁師さんに少なくとも私は出会ったことがなかったので、取材が終わった後何度も泣きそうになりました。中村さんのお魚が食べたい!という方は中村水産のホームページをご覧くださいね。
ヘメンディンガー綾
greenz シニアライター。地域情報誌、ファッション誌のエディターを得てフリーに。「景色を小さく変える」をモットーに、毎日の暮らしから地域のことまで、ウェブ・雑誌・ムック本などにて取材・執筆・編集に携わっています。旦那さんがセルフリノベーションした築70年の古民家で薪ストーブ生活エンジョイ中。
17/03/28
■ビワマス、知って湖魚学ぼう 高島で学習会、45人参加 滋賀(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170328/rgn1703280028-n1.html
琵琶湖の固有種「ビワマス」など、湖魚について知ってもらう体験学習会が高島市安曇川町付近で開かれた。参加者らは琵琶湖の漁業について説明を受けたり、ビワマスの稚魚を放流したりして理解を深めていた。
琵琶湖をめぐる環境学習や保全活動を進めている生活協同組合コープしが(野洲市)が主催。県内から家族連れら45人が参加した。
体験学習会では、昨年11月に全国の魚の祭典「Fish−1グランプリ」の料理コンテストで、グランプリになった「天然ビワマスの親子丼」を県漁連の漁師が紹介。また、琵琶湖の魚について学ぶクイズが行われ、ビワマスを増やすために年間70万匹が放流されていることなどが紹介された。
ビワマスの炊き込みご飯「アメノイオご飯」や、スジエビと大豆を炊いた「エビ豆」などの郷土料理も堪能。その後、県漁連が養殖している体長5〜6センチ、約1・7グラムのビワマスの稚魚約4千匹を安曇川に放流した。
高島市野田から参加した小学3年、長瀬悠斗さん(9)は「バケツが重くて川にビワマスを流すのが大変だった。元気に大きくなってほしい」と話していた。
17/03/27
■「びわ湖の恵みを体験するフェスタ」(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023350
=4月9日、びわ湖大津館で=
◇大津
「びわ湖の恵みを体験するフェスタ」が4月9日、びわ湖大津館(大津市)で開かれる。午前10時から午後4時まで。ヨシアートの展示と工作、子どもたちの環境学習紹介、ヨシうどんや沖島の湖魚料理の試食・販売、よし笛演奏など。入場無料。同館(TEL077―511―4187)。
■琵琶湖に感謝の法要 大津で「比良八講」(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170327/CK2017032702000011.html
琵琶湖に感謝し、湖上の安全や水難者の冥福を祈る「比良八講」が二十六日、大津市南小松の近江舞子中浜水泳場一帯であった。
平安時代の法要が起源で、今年で六十二回目。比叡山延暦寺の僧侶ら四十人が近江舞子観音石像前で祈りをささげた後、五百メートルほど練り歩き砂浜へ。修験者二人が漁船に乗り込み、法水や紙塔婆(かみとうば)を琵琶湖へ投じて浄化や鎮魂を祈った。
会場には、ヒノキの葉を高さ二メートルほど積み上げた護摩壇を設置。読経が響く中、琵琶湖を背景に燃え上がる炎と白煙に、訪れた住民ら三百人は静かに手を合わせた。近くの主婦細川祐子さん(64)は「日本の平和や琵琶湖の美しさをあらためて実感し、守っていかなくてはいけないと思いました」と話した。
これまで法要は大型船で実施していたが、台風の影響などで船を着ける桟橋が使えなくなったため、今回から地上で営むことになった。(中村千春)
■比良八講 春告げる 近江舞子(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170326-OYTNT50188.html
湖国に春を告げる伝統行事「比良八講」が26日、大津市南小松の琵琶湖岸で行われ、天台宗総本山・比叡山延暦寺の僧侶ら約40人が、水難者の供養や安全祈願などの法要を行った。
平安時代に比叡山の僧侶が比良山中で営んだ法要が起源とされる。例年、大津港などでも行われていたが、湖上に出す船の着岸が難しくなり、今年は近江舞子地域のみでの開催となった。
僧侶らは観音石像前で山田能裕・同寺長臈を導師に読経後、約500メートルを練り歩いて湖岸に到着。漁船に修験者2人が乗り込み、比良山上で採取した水を注いで湖を清め、紙塔婆をまいて水難者を供養した。
17/03/26
■湖岸で護摩たき、琵琶湖に感謝 大津で「比良八講」(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170326000115
湖国に春の訪れを告げる恒例行事「比良八講」が26日、大津市南小松の近江舞子一帯で開かれた。修験者や延暦寺の僧侶らが湖岸で護摩たきなどを行い、琵琶湖への感謝をささげた。
中世で途切れた法要を1955年に再興した行事。今年は開催場所を変更し、初めて比良山麓のみで行われた。
一行はホラ貝の音を高らかに雄松崎までの湖岸を練り歩き、水難者を供養する法要や、比良山系でくんだ水を琵琶湖に注ぐ湖水の浄化祈願を営んだ。その後、藤波源信大阿闍梨(あじゃり)らが盛大に煙が立ち上る護摩壇に向かって護摩木をくべ、集まった約300人が手を合わせていた。
近くに住む西田順司さん(59)は「お祈りをしたので、今年も健康でいられる気がします」と話していた。
■小谷城スマートICの開通祝う 長浜、産業振興に期待(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170326/CK2017032602000009.html
長浜市湖北地区で整備が進んでいた北陸自動車道「小谷城スマートインターチェンジ(IC)」が二十五日、開通した。自動料金収受システム(ETC)専用のスマートICは県内三カ所目。現地で式典があり、関係者らは産業や観光の振興に期待を寄せた。
長浜−木之本ICのほぼ中間に位置し、上り線の入り口は同市小谷丁野町、下り線は同市湖北町に整備。県と中日本高速道路、市が二〇一五年四月から事業を進めてきた。
一日の交通量は上下線合わせて二千台を見込み、総事業費は約三十三億円。名称は近くの国史跡「小谷城跡」にちなんでおり、城の名をそのまま名称にしたICは全国初という。
市は、農地が広がる一帯を農産物の生産、加工、販売を手掛ける六次産業化の拠点としたい考え。近畿、北陸、中部地方へのアクセスが便利な立地をPRするなど、二〇年度内に第一号となる企業が進出する目標を掲げて取り組む。
式典には、県内の政財界や地元関係者ら百人が出席した。藤井勇治市長は「新ICを活用し、希望のまちづくりを進めたい」、三日月大造知事は「湖北の発展に資するICになるよう、県も頑張りたい」とあいさつ。出席者でテープカットをして開通を祝った。地元の小谷こども園園児による太鼓のステージや、湖北中学校ブラスバンド部の演奏も花を添えた。
開通に合わせ、小谷城スマートICを出て約五キロ先の共同販売施設「浅井三姉妹の郷」には、二十四時間利用できるトイレが整備され、道の駅として正式にオープンした。(渡辺大地)
17/03/25
■ハツミヨザクラが満開 大津・皇子が丘公園(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170325/CK2017032502000027.html
大津市の皇子が丘公園でハツミヨザクラが満開となった。晴れ間の見えた二十四日、カメラを手に多くの人が訪れ、少し早いお花見を堪能した。見頃は今週末まで。
早咲きのヒガンザクラの一種で濃いピンク色が特徴。ソメイヨシノより早く咲く桜を楽しんでもらおうと、一九七五年に二百本を園内に植樹。老木化で徐々に数が減り、現在では四十本ほどが残る。
今年は例年より一週間ほど遅い三月上旬から開花。先週末の暖かさで一気に花が咲いたという。
市内の会社員浜田桃子さん(38)は「春が来ている感じで、気持ちが明るくなる。来月から育休明けで仕事が始まるので、頑張らないと」と気合を入れていた。(中村千春)
17/03/24
■「道の駅」での車中泊、禁止? OK? 問われるマナー、わかれる運営の対応(乗りものニュース)https://trafficnews.jp/post/66871/
24時間開放の「道の駅」駐車場は、車中泊の場としても利用されています。車中泊の受け入れ体制を整えている道の駅がある一方で、利用者のマナーの悪さなどから「お断り」としているところもあります。
「車中泊お断り」の道の駅、その利用実態
車中泊の人気が高まっています。近年は車中泊を楽しむことを目的とした雑誌も登場しているほか、キャンピングカーの業界団体である日本RV協会によると、キャンピングカーの売り上げ額も、2015年度には過去最高の約357億円を記録しているそうです。
夜間、多くのクルマが滞在する駐車場のイメージ(画像:写真AC)。
インターネット上では、おすすめの車中泊スポットを紹介する口コミサイトなどもあり、そこでは駐車場やトイレが基本的に24時間開放されている道の駅が主要なスポットとして取り上げられています。しかし一方で、「車中泊お断り」を掲げている道の駅も少なからず存在するようです。そのひとつ、京都府京丹後市の「道の駅 てんきてんき丹後」に事情を聞きました。
――駐車場で「車中泊」をしてはいけないのでしょうか?
道の駅は休憩のための施設ですので、当施設の駐車場では基本的に、車中泊はお断りしています。宿泊には、隣接するオートキャンプ場の利用をお願いしています。
――なぜ禁止しているのですか?
駐車場で洗濯物を干していたり、テーブルなどを出してバーベキューをしていたり、さらにはそのゴミを全て置いて帰ったりということが多々あるためです。
――しかし実際には車中泊をしている人もいるのではないでしょうか?
ウェブサイトでも車中泊を控えてもらうよう呼びかけていますが、駐車場は24時間開放しているので、道の駅の営業終了後については状況を把握しきれません。朝9時のオープン時点で、そのようにテーブルを出すなどしている人には、声がけをするようにしています。
※ ※ ※
「てんきてんき丹後」では、駐車場が小型38台、大型4台とそこまで広くないこともあり、スペースを長時間占有されるとほかの人が利用できなくなるという事情もあるそうですが、車中泊を断る背景には、利用者のマナー問題が大きいようです。
車中泊「どうぞ」、そのねらいとは?
車中泊の禁止あるいは自粛を呼び掛けている道の駅がある一方で、なかには、キャンプ場にあるような屋外手洗い場や、キャンピングカーに電源を供給できる設備を駐車場に設けるなど、車中泊の受け入れ体制を整えている道の駅もあります。
そのひとつが熊本県阿蘇市にある「道の駅 阿蘇」です。運営するNPO法人「ASO田園空間博物館」に、そのねらいを聞きました。
――屋外手洗い場など、車中泊を想定した設備を充実させているのはなぜでしょうか?
以前からキャンピングカーで車中泊をする人が多かったのですが、たとえばハミガキや食器洗いのためにトイレの水道が長時間占有され、ほかの利用者が待たされるといったトラブルが起きていました。一般利用者とのすみ分けのため、車中泊での利用を想定した洗い場を設けたのです。
――無料の電源供給設備まで設ける意図は?
これも、車中泊をする人が発電機を使用したり、ひと晩中エンジンをかけっぱなしにしたりすることによる騒音問題に対応するためです。こうしたことは遠慮してほしいと明言していますが、その代わりに外部から電源を供給できる設備を設けました。
――実際どれほど、どのような人が車中泊をしているのでしょうか?
今朝(2017年3月23日)は平日ですが10台ほどのキャンピングカーが停まっていました。熊本地震(2016年4月)以前のゴールデンウイークなどには、朝に出勤してみると、約120台分の駐車場に収まりきらないほどのクルマが停まっていたこともあります。当然ながら電源設備は足りなくなりますが、利用者のあいだで譲り合って使っていただいていたようで、大きな問題は起きていません。キャンピングカーの利用者はおもに50〜70歳代で、普通車で車中泊しているのは、それよりも若い人が多い印象です。
――なぜこれほどまでに車中泊を想定した設備を充実させているのですか?
車中泊も気持ちよくできるということを、阿蘇に来る理由のひとつにしてほしいという思いがあります。この「道の駅」はJR阿蘇駅に隣接しており、温泉施設やコンビニエンスストア、市街地も歩ける距離にあり、車中泊をしつつ街の飲み屋に行く人もいます。車中泊の人を受け入れることが、地域の経済に役立つと考えています。
※ ※ ※
「道の駅 阿蘇」でも車中泊のマナー問題はほかと同様で、「確かにゴミを置いていく人もいる」とのこと。しかし、「それは個人のマナーであり、大きな問題とは思っていません」(ASO田園空間博物館)といいます。
ちなみに国土交通省はウェブサイトで、「『道の駅』駐車場での車中泊は可能ですか?」という問いに対し、「『道の駅』は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、『道の駅』は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません」としています。
仮眠か宿泊か、その線引きはあいまいかもしれませんが、節度とマナーをもって道の駅を利用することが求められているでしょう。【了】
■比良八講、コース変更 滋賀、船使わず近江舞子で法要(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170324000029
26日に行われる春の恒例行事「比良八講」が、今年から大きくコースを変更する。参拝者が僧侶や修験者とともに大津市の大津港から大型客船に乗り込み、船上で法要を行ってから比良山麓に向かっていたが、今年からは船を使わずにJR近江舞子駅(同市南小松)付近で完結させる。事務局は「大きな転換点だが、大勢の人に来てもらえる行事として続けたい」としている。
比良八講は中世まで行われていた法要を、1955年に再興。比良山系でくんだ水を琵琶湖に注ぎ、湖への感謝を表すとともに水難者の供養を願う。開始当時は浜大津港から蓬莱浜に向かっていたが、唐崎や堅田など場所を変えて続き、2002年からは近江舞子港を利用してきた。
ところが、同港の桟橋が老朽化し、14年9月に取り外されたことで同港が利用できなくなった。ここ2年は船上で法要を営んだ後で大津港に戻り、バスに乗り換えて近江舞子に行く変則的な形を取っていたが、費用がかさむこともあり船の利用をやめることを決めた。
26日は午前10時に駅近くの観音石像前からお練りを開始し、雄松崎の旅館「雄松館」で法要を営む。修験者が湖上で浄化祈願なども行い、正午から藤波源信大阿闍梨(あじゃり)を導師に護摩たきをする予定。
事務局は「コースは変わっても、比良八講発祥の地である比良山麓での行事は変わらない。続けることによって山と水への祈りを発信していきたい」としている。問い合わせは事務局の携帯電話090(4037)4944。
■他船接近500m以内でアラート…船舶の衝突を防止するスマホアプリの安全要件ガイドラインを策定(Responce)http://response.jp/article/2017/03/24/292532.html
国土交通省は、船舶の衝突・乗揚事故を防止する機能を持つスマートフォン(スマホ)アプリを安全に利用してもらうため、アプリに求められる安全要件をガイドラインとしてとりまとめた。
安全要件ガイドラインによると、他船接近警告では、船が500m以内に近づいた際、大音量の音や振動、赤色強調表示で警告を出すこととする。表示方法は、他船が移動方向に船首を向ける形で表示し、少なくとも1km先の船を表示する。通信頻度は3秒以下で、通信エリア外となった場合、それを表示することとしている。
浅瀬や岩礁、障害物があるなどの危険海域接近警告では、少なくとも500m以内に近づいた場合、大音量の音や振動、赤色強調で警告する。事故の多い注意海域進入の注意喚起では、大音量の音、振動を1度だけまたは橙色で強調表示する。
航行支援情報提供、航行前情報提供では、波高、風向・風速、天候などの情報を地図上に重畳表示することや、マリーナ・給油場所・観光・釣りなどの情報を地図上に表示することを推奨する。
また、スマホの誤った使用を防ぐため、ユーザー向けに、船上におけるスマホの安全な使い方をまとめたパンフレットを作成した。
日本周辺では、毎年2000隻以上の船舶事故が発生しており、そのうち7割以上を小型船舶の事故が占めている。国土交通省では、スマホアプリを利用する他船の接近を警告する機能や、危険海域の接近を警告する機能を持つスマホアプリを普及させ、小型船舶の事故を未然に防止することを目的にガイドラインを設定した。
今後、国土交通省は、船舶の事故を防止し、海上交通の安全を確保するため、安全要件に適合するスマホアプリの普及を推進する。2017年度には、異なるアプリを持つユーザー同士が接近した場合であっても警告が出る仕組みを検証する予定。
17/03/23
■レギュラーガソリン4週連続値上がり ほぼ1年半ぶり高値の133円80銭(産経ニュース)http://www.sankei.com/economy/news/170323/ecn1703230021-n1.html
経済産業省資源エネルギー庁が23日に発表した21日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、13日時点の前回調査より30銭高い133円80銭で2015年10月以来、約1年5カ月ぶりの高値となった。値上がりは4週連続。
調査した石油情報センターによると、石油輸出国機構(OPEC)の減産が続くとの観測による原油調達コスト上昇が、小売価格に転嫁されたことが影響した。来週は横ばいを予想している。
地域別では、35道府県で値上がりした。上げ幅は高知が3円60銭と最も大きく、福島、徳島、愛媛の1円30銭が続いた。値下がりしたのは10都県で、下げ幅は岡山の1円ちょうどが最も大きかった。京都、島根の2府県は横ばいだった。
ハイオクは前回調査よりも40銭高い144円70銭、軽油は20銭値上がりして112円20銭となった。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり3円安い1405円だった。
■レギュラーガソリン、前週比0.3円高の133.8円…4週連続の値上がり(Responce)http://response.jp/article/2017/03/23/292498.html
資源エネルギー庁が3月23日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月21日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週の調査から0.3円値上がりし133.8円となった。レギュラーガソリンの値上がりは4週連続。
地域別では四国で1.6円、北海道で0.6円、近畿で0.5円、東北で0.4円、九州・沖縄で0.3円、中国と関東で0.2円、中部で0.1円と全エリアで値上がりした。
ハイオクガソリンは前週比0.4円高の144.7円、軽油は0.2円高の112.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月23日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は125.6円/リットル(前週比−0.2円)、ハイオクは135.9円/リットル(−0.8円)、軽油は102.3円/リットル(+1.0円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■【寄稿】滋賀県知事 三日月 大造(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023288
=琵琶湖新時代へ 琵琶湖を守るため、水源の山から!=
春本番!
桜の開花、各地のお祭りなどで湖国が彩られるのを楽しみに、「さあ、がんばろう!」と気持ちを新たにしています。
今年に入り、「琵琶湖新時代をつくろう!」と呼びかけています。
一昨年、琵琶湖を「国民的資産」と位置付けた法律が国会で成立しました。この法律に基づく琵琶湖の保全再生のための計画を、今月策定する予定です。
私たち滋賀県民が、国民の皆さん、そして未来から預かっている「マザーレイク」琵琶湖。百年先、いや千年先の琵琶湖を考えた「今」を過ごしていきたいと常に考えています。
その恵みを頂き、風景を楽しみながら、大切に守る。守るために活かす。この好循環をつくっていくことが大切です。
そのためには、まず「山」です。
私自身、長浜市の木之本町杉野、高島市の安曇川町中野や朽木、伊吹山山麓の米原市大久保などへの短期移住を通じて、山と、山の暮らしの課題と可能性を体感してまいりました。
琵琶湖を真ん中に、命と水のつながりを思い林業を営まれている方、獣害は大変だけれど、単に厄介者扱いするのではなく、人間と共生できる環境にしていきたいと願う住民の皆さん。
様々な声をお聴きする中で、水源の山の生態系を保全し、再生することが、琵琶湖の保全再生につながると確信しています。
山に人の心と力がもっと入るようにするため、山の仕事をつくり、森林資源を循環利用する。伐期を迎えた木々を「びわ湖材」としてもっと活用し、林業の成長産業化をさらに進めていきます。
昨年度のシカやイノシシなど野生獣による農作物被害額は、一億七千万円余りに上っています。頭数を管理しながら、広葉樹を植生するなど、動物たちの生育環境も考えた山や森へ再生していきます。
そして、私たちも山に親しみましょう。鈴鹿山脈や綿向山、比良比叡の山々を歩くことの楽しさや素晴らしさを、もっともっとPRしていきたいと思います。
水を飲むとき、その水源のことを思う「飲水思源」の実践をみんなで積み重ねていこうではありませんか。
(次回につづく)
17/03/22
■スマートIC25日開通<小谷城>(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170321-OYTNT50116.html
◇北陸道木之本―長浜IC間
北陸自動車道「小谷城スマートインターチェンジ(IC)」(長浜市)が25日午後3時に開通する。スマートICは自動料金収受システム(ETC)搭載車専用で、県内での開設は名神高速道路の湖東三山(愛荘町)、蒲生(東近江市)に続いて3か所目。
小谷城スマートICは、長浜市の木之本IC―長浜IC間に整備。地元の要望を受け、県と中日本高速道路が観光振興などを目的に、2015年4月から工事を進めていた。
開通当日は午前10時から現地で記念式典を実施。1日当たり約2000台の利用を見込む。総事業費は33億円。
周辺には戦国大名・浅井氏ゆかりの小谷城跡や向源寺などがあり、市は農業振興に向けた施設誘致も計画している。
17/03/21
■海のレッドリスト 絶滅危惧に56種 環境省(毎日jp)http://mainichi.jp/articles/20170322/k00/00m/040/051000c
環境省は21日、絶滅危惧種などを掲載する「海洋生物レッドリスト」を公表した。陸域の生物については1991年以降評価してきたが、海の生物のリストは初めて。オガサワラサンゴが絶滅と認定されたほか、56種が絶滅危惧種となった。ただ、情報不足で評価が困難だった種が全掲載種の約半数を占め、詳しい調査の必要性が浮き彫りとなった。
環境省によると、魚類やサンゴ類、甲殻類など5分類、約1万120種について文献や専門家の意見などを基に評価した。国際的に管理されるマグロやカジキ類、水産庁が評価するニシンやブリなど主に食用魚は対象外。
リストは、絶滅▽絶滅危惧▽情報不足など5段階で評価し、計443種を掲載した。唯一絶滅とされたオガサワラサンゴは、小笠原諸島の父島で35年に採集後、一度も確認されていないことから判断された。
絶滅危惧は、伊豆諸島などに生息する大型サメの「シロワニ」など56種。シロワニは環境の悪化で繁殖困難になっているほか、鹿児島県・種子島と屋久島のみに分布するサンゴのハナサンゴモドキも、乱獲や地球温暖化に伴う海水温上昇で急激に減ったとみられるという。一方、情報不足は224種に上った。
日本近海は、世界23万種の海洋生物のうち3万種以上がいるとされる多様な生き物の宝庫だが、生息状況のデータが不足している。評価検討会の座長で海洋研究開発機構の白山義久理事は「絶滅危惧に相当しても、情報不足とせざるを得なかった種も多い。科学的な情報を充実させ、対策を取ることが重要だ」とコメントした。【渡辺諒】
■車上ねらい注意報延長(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023310
=25日まで=
◇東近江
東近江市は16日、市内全域に発令されていた「窃盗(車上ねらい)多発注意報」の25日までの延期を発表した。15日までの期間中にも車上ねらいが後を絶たなかったため。車を離れる時は必ず施錠し、貴重品を車内に置かないよう注意を促している。
17/03/20
■釣りボートから親子転落 スクリューに巻き込まれ息子重傷(カンテレNEWS)http://www.ktv.jp/news/date/20170320.html#0560372
20日朝、滋賀県の琵琶湖で釣りをしていた男性がボートから転落し、助けようとした26歳の息子が手首をスクリューに巻き込まれて重傷を負いました。
午前10時半ごろ、大津市浜大津の琵琶湖の沖合300m付近で、「2人が落水した」と消防に通報がありました。
警察が調べたところ、親子が2人でブラックバス釣りをしていて、バランスを崩してボートから転落した父親(60)を、息子(26)が助けようとして転落し、左手首をスクリューに巻きまれたということです。
2人は転落した時に自動的にエンジンを止める「キルスイッチ」を着けていなかったとみられます。
【ボートを貸した店の店長】
「(キルスイッチは)体のどこかに着けておいてもらって、外れたときにエンジンが切れるスイッチになっている。船の運転をされる方は絶対に着けておいて欲しい」
息子は手首を骨折する重傷を負っています。
17/03/19
■カツオが見えない シーズン控え魚業者に不安 串本町(熊野新聞オンライン)http://kumanoshimbun.com/press/cgi-bin/userinterface/searchpage.cgi?target=201703190101
ケンケン漁発祥の地、串本町では初ガツオのシーズンを前に例年3月から漁が活気を見せるが、今年は1日から15日までにまだ500`しか揚がっていない。和歌山東漁業協同組合業務部の河田洋部長は「3月の水揚げは250dくらいが当たり前だった。カツオが見えない。後半どこまで伸びてくれるのか」と懸念する。昨年3月中の水揚げ量もわずか10dだった。深刻な不漁が続く。和歌山水産試験場で状況を聞いた。
同試験場では毎年、盛漁期にあたる3月から5月までの沿岸カツオひき縄漁主要3港(田辺・すさみ・串本)の水揚げ総量などで来遊資源量の増減を見ている。カツオは漁獲量の増減幅が大きいため、資源については単年ではなく数年間の動向を見ることが必要という。1999年に急激な減少があり、当時は大騒ぎになったが翌年に約5倍に回復。「不漁の次には大漁」が期待でき、数年ベースで高水準を維持していた。ところが2004年に前年の6割減に落ち込んだ後、漁獲水準は10年間半減のまま。追い打ちをかけるように14年は過去最低量の72dを記録。ピーク時1995年の1569dの約4%というすさまじい減少だ。
海で何が起こっているのか。同試験場・海洋資源部の小林慧一さんは、高知や宮崎でも状況は同じという。主要因として、カツオの主分布域である赤道付近の熱帯海域で海外大型まき網船団の大規模な漁獲による影響が考えられている。中部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の報告書によるとまき網船団の漁獲量は年間200万dに及び、20年前から増加が続いている。
沿岸域でのカツオ漁獲量の低迷を受け、国際水産資源研究所ではカツオ春漁予測を公表している。今年1月30日の発表では、太平洋沿岸域への春季来遊量の水準は『昨年を上回り、過去5年平均並みである可能性が高い』との予測を示しているが、漁場での見通しは明るくないようだ。
■びわ湖テラス 春の琵琶湖一望 営業始まる 大津(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170319/ddl/k25/040/363000c
大津市木戸の比良山系に広がる高原リゾート施設「びわ湖バレイ」で18日、雄大な琵琶湖の風景を眺めながら軽食などを楽しめる「びわ湖テラス」の春営業が始まった。
テラスは昨年7月、標高約1100メートルの山頂エリアに新設された。ウッドデッキ調で3段に分かれ、ソファでくつろぎながら絶景が楽しめる。積雪のため11月から閉鎖して...
17/03/18
■京奈和道が県内全通 国交相ら祝福に来和(わかやま新報ネット版)http://www.wakayamashimpo.co.jp/2017/03/20170318_68387.html
京奈和自動車道紀北西道路の岩出根来インターチェンジ(IC)―和歌山ジャンクション(JCT)間6・5`が18日午後4時、開通した。午前には岩出根来IC西側の本線上で開通式典が行われ、仁坂吉伸知事や来賓の国会議員、一般を含む約5000人が集まり、万歳やテープカットで待望の開通を祝った。
京奈和道は、京都、奈良を経由し、和歌山までを結ぶ延長約120`の高規格幹線道路。紀北西道路はその一部、紀の川ICから和歌山JCTまでの延長12・2`で、今回の開通により県内は全線開通し、阪和自動車道と直結した。開通区間では、近畿の高速道路で初めて、高速道路の路線番号を表示する「高速道路ナンバリング」標識を設置。片側1車線の両側2車線で、法定速度は70`。和歌山JCTまでは無料区間となる。
開通により、紀北地域の移動時間の短縮を実現。県内沿線地域では、10年間で企業立地件数が100件を越えるなど、雇用の創出や地域活性化に期待が持てるという。また、観光地へのアクセスが向上し、観光客数の増加も期待される。
式典では、石井啓一国土交通大臣が「(京奈和道の)全体の約7割が開通した。ストック効果をさらに大きくさせるため、全線の早期開通を目指したい」とあいさつ。仁坂知事は「関西の地域軸の二つ目ができた。心からお礼を申し上げたい」と話した。
その後、もち投げやテープカットが行われ、祝福した。
テープカットで開通を祝福した
■サンマ不漁で干し場ひっそり 熊野(ChunichiWeb三重)http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20170318/CK2017031802000014.html
熊野灘でサンマの不漁が続く中、熊野市木本町の七里御浜海岸の干し場は他県産サンマがわずかにあるだけで、寂しさを漂わせている。
陽光の下で銀色に輝き、冷たい潮風に揺れるサンマは熊野の風物詩。干し場は例年十一月ごろに作られ、二、三日に一回ずつ八千匹前後を並べるのが通常だが、現在は二千匹ほどにとどまる。
管理する浜口商店(木本町)の浜口一衛(いちえい)社長(79)によると、一月から千葉や長崎など他県産を干してきた。「電話注文で熊野産でないと伝えるが、断られることもある」として「経営はきついが、今年はもう来ないだろ」と残念そうに語った。
漁期は五月末で終わる。(福永保典)
■琵琶湖外来魚駆除大会(本年度初回)(EICネット)http://www.eic.or.jp/event/?act=view&serial=35226&category=
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
2017年度最初の駆除大会のお知らせです。
http://biwako.eco.coocan.jp/2017-04-23/2017-04-23a.html
目的:在来魚保護のために琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2017年4月23日(日)・・・雨天決行
時間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
受付:滋賀県草津市津田江1-北湖岸緑地
http://biwako.eco.coocan.jp/map/tsudae/tsudae.html
交通:車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し、琵琶湖博物館の手前約1kmに湖岸緑地パーキング有り。
公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
※団体で参加される場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
駆除方法:エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図
http://biwako.eco.coocan.jp/photo/sikake.gif
を参考にして下さい。
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
協力:山田漁業協同組合
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
http://www.byq.or.jp/by-stamp/shikumi/about.html
お問い合わせ先:琵琶湖を戻す会広報
ZXA00545@nifty.ne.jp
まで
次回の外来魚駆除大会は2017年5月28日で、会場は烏丸半島多目的広場(琵琶湖博物館前)です。
琵琶湖を戻す会は外来生物法の主務官庁(環境省/農林水産省)から特定外来生物防除認定を受けています。
http://biwako.eco.coocan.jp/prevention/prevention.html
■伊吹山を背に河津桜咲く(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170318/CK2017031802000024.html
米原市宇賀野の近江母の郷文化センターで、早咲きの河津桜が咲き始めた。冠雪した伊吹山を背景に、愛らしいピンク色の花が風に揺れている。
河津桜は地元の米原ライオンズクラブが十年前に市に寄贈した。センター駐車場や広場の周りに三十本ほどが植えられている。
センターの職員によると、例年のこの時期は満開だが、今年は寒さのため、二週間ほど開花が遅れ気味。現在は、ほとんどの木でつぼみが膨らんだ状態となっており、今後暖かくなるにつれて、徐々に花を咲かせていくという。
グラウンドゴルフの練習に訪れた彦根市の無職中村栄次さん(74)は「ここに来るたびに、桜が咲いていく様子が見られて心が和む。春はもう間近ですね」と笑顔を見せた。(中村千春)
17/03/17
■伊吹山頂へ“春の道”開く ドライブウェイ除雪大詰め(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170317000160
湖国の最高峰、伊吹山(標高1377メートル、滋賀県米原市)で、伊吹山ドライブウェイの除雪が大詰めを迎えている。麓は暖かくなってきたが、山頂に近づくと雪の壁がそびえる冬景色。ショベルカーなど4台で雪をどけ、春への道づくりを進めている。
2月20日に麓から除雪を始め、全長17キロのうち15キロ地点まで進んだ。17日は8合目付近で作業を行った。付近に降り積もった約4メートルの雪を、ショベルですくっては山の斜面に投げ下ろし、銀世界の中からアスファルトの道を出現させていた。
今月末まで作業を続け、4月15日の開業を目指すという。
17/03/16
■滋賀県 新年度の組織再編 ビワイチ推進室などを新設(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023278
=人事異動は前年度と同規模=
◇県
県は13日、2017年度の組織再編・人事異動方針を発表した。組織は、現行の9部局4局56課41室をスポーツ局の新設などで9部局5局39室に改める。人事異動は16年度と同規模の1400人程度になる見通し。
組織の主な再編をみると、サイクリングなどで琵琶湖を1周する「ビワイチ」による観光振興に向けて、走行環境整備・交通システム整備・観光施策を一体的に推進する「ビワイチ推進室」を観光交流局内に設置する。
また、東京事務所を「東京本部」に改組し、職員体制を10人から15人に増員することで、首都圏情報発信拠点(東京・日本橋)の10月開設に向けた開設準備と運営を着実に進める。
2024年の滋賀国体・全国障害者スポーツ大会に向けては、開催準備の推進、体制強化のため、スポーツ課をスポーツ局に昇格させる。さらに局内には、東京オリ・パラの参加国と地域との交流事業を担う交流推進室を新設する。
障がいのあるなしに関わらず、全ての子どもが地域の学校でともに学ぶインクルーシブ教育システムの構築、障がいのある子どもの職業的自立と社会参加などの充実をめざす特別支援教育課を設置する。
一方、人事異動の方針については、女性職員の能力を一層発揮できるよう、管理職や係長への積極的な登用に努めた。
専門性を発揮できる人事では、豊富な経験を養成するため、4―5年を基本とした長めの人事ローテーションに配慮した。
民間企業への職員派遣は7年ぶりに復活させ、滋賀銀行とJR西日本に各1人送り、民間の経営感覚を学ぶ。
17/03/15
■ガソリン3週連続値上がり 全国平均133円50銭(47NEWS)https://this.kiji.is/214643222564192264?c=39546741839462401
経済産業省資源エネルギー庁が15日に発表した13日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、6日時点の前回調査より1円50銭高い133円50銭で、2015年10月以来、約1年5カ月ぶりの高値となった。値上がりは3週連続。
調査した石油情報センターによると、石油輸出国機構(OPEC)の減産が続くとの観測や、原油の調達費の上昇傾向により、小売価格への転嫁が一段と進んだ。来週は小幅な値上がりを予想している。
地域別では、43都道府県で値上がりした。上げ幅は大阪で4円30銭と最も大きく、岡山の2円90銭が続いた。
■レギュラーガソリン、前週比1.5円高の133.5円…3週連続の値上がり(Responce)http://response.jp/article/2017/03/15/292123.html
資源エネルギー庁が3月15日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月13日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週の調査から1.5円値上がりし133.5円となった。レギュラーガソリンの値上がりは3週連続。
地域別では、北海道で2.3円、中国で1.8円、近畿で1.7円、関東で1.6円、中部で1.4円、東北と九州・沖縄で1.1円、四国で0.9円、全エリアで値上がりした。
ハイオクガソリンは前週比1.5円高の144.3円、軽油は1.0円高の112.0円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月15日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は125.8円/リットル(前週比+2.0円)、ハイオクは136.7円/リットル(+1.9円)、軽油は101.3円/リットル(+2.2円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■名神集中工事、5月15日から土日を除く2週間…昼夜連続車線規制など(Responce)http://response.jp/article/2017/03/15/292146.html
NEXCO西日本とNEXCO中日本は、2017年度の「名神集中工事(吹田IC〜春日井IC)」を5月15日から20日および、22日から27日まで実施すると発表した。
両社は、名神高速道路を安全かつ快適に利用してもらうため、集中工事を毎年行っている。2017年度も道路の老朽化対策・防災対策・交通安全対策を目的に工事を実施。あわせて、大阪府域で初めて高速道路ナンバリング標識を設置する。
工事実施期間は、1週目が5月15日(月)午前0時から20日(土)午前6時まで、2週目が22日(月)午前0時から27日(土)午前6時まで。集中工事には、昼夜連続車線規制や夜間通行止め、IC閉鎖などが伴う。
工事期間中、高速道路や周辺一般国道などの混雑が予想され、所要時間も通常より多くかかるおそれがある。NEXCO西日本とNEXCO中日本では、ゆとりをもった計画を立て、当日の交通状況を確認のうえ迂回走行にも協力してほしいと呼びかけている。
■県包括外部監査 研究機関、是正指摘33件 琵琶湖博物館など(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170315/ddl/k25/010/470000c
県は14日、今年度の包括外部監査の結果を公表した。テーマは「試験研究機関の財務事務の執行および管理運営」で、県立琵琶湖博物館など7機関が対象。是正を求める指摘事項は33件だった。
担当した村尾慎哉公認会計士が同日、県庁で記者会見した。全庁的な問題点として「部局横断的な調整を図るとされる『県科学技術政策推進会議』が8年以上開催実績がないなど、部局横断的な推進のあり方を検討する必要がある」と語った。
農業技術振興センターの花・果樹研究部や茶業指導所に対しては必要不可欠な規模となっているかの見直しが必要とした。琵琶湖博物館に対しては観覧料徴収を委託している業者の振込先が同社の会計責任者の個人口座になっており、横領などが発生しやすいとして改善を求めた。
この他、ある機関で20年前に元機関長から受けた500万円の寄付金を研究員の研究活動などに使用していたケースがあったとして、公金外の資金管理のルールを明確にするよう求めた。【衛藤達生】
17/03/14
■透明度「年平均1.3b以上」 諏訪湖がモデル 環境省の目標(信毎Web)http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170314/KT170313ATI090023000.php
環境省は13日、全国の湖沼ごとに適切な透明度を「地域環境目標」として設定する手順を、諏訪湖をモデルに検討する3回目の会合を諏訪市で開いた。同省が示した透明度の目標値案を基に研究者や漁業者、県職員ら委員が議論し、「湖全体で年平均1・3メートル以上」とする案を選んだ。環境省は諏訪湖での議論を踏まえ、地域で合意形成しながら透明度を決める手順を2017年度にまとめる。
県は今回の数値を土台として改めて関係者を交えて検討。17年度に作る第7期諏訪湖水質保全計画で透明度を設定する方針だ。
環境省はこの日の会合で、湖心など3地点は13〜15年度の透明度の平均値が0・9〜1・4メートルだったと報告。水生植物の保護と親水の観点から、水深3メートルの水域に水生植物が分布することを目標とする場合は年平均値1・3メートル以上、水浴場の水質判定基準を目安とする場合は同1メートル以上―などの案を示した。
委員からは「1メートル以上では目標値として低い」「水質改善を進める立場からは1・3メートル以上の方が適切だ」などの意見が出て、「1・3メートル以上」とすることを決めた。湖水の透明度が高い冬場は全面結氷して透明度を調べることができず、年平均値は実際より悪化するとの指摘も出た。
同省水環境課は「冬場の全面結氷など、思い付かなかった課題が出た。課題を踏まえて全国で使いやすい手順を作りたい」と話している。
■県 17年度組織改編 スポーツ課を“局”格上げ ビワイチ推進室新設(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170314/ddl/k25/010/469000c
三日月大造知事は13日、2017年度の組織改編を発表した。10月に東京・日本橋に開設する首都圏情報発信拠点の準備などを担う東京事務所を5人増員して東京本部とするほか、知事部局ではスポーツ課を増強してスポーツ局に格上げしたり、観光交流局内にビワイチ推進室を新設したりする。この結果、現在の9部局4局56課41室から9部局
17/03/13
■桜並木 すっきり シーズン前に40人で清掃 高島・海津大崎(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170313/ddl/k25/040/276000c
「日本さくら名所100選」の海津大崎の桜並木(高島市マキノ町)で12日、住民らでつくる「美しいマキノ・桜守の会」=江端英嗣会長(62)=の約40人が花見シーズンを前に清掃活動をした。
この日はビワイチを楽しむ自転車愛好家に配慮して草刈り機の使用は取りやめた。サイクリストは並木の切れ目で休憩し、湖面...
■新たな猟師、育成に本腰 滋賀(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170313000024
滋賀県が、2016年度から琵琶湖で漁業の担い手の育成事業に本腰を入れている。漁業に興味のある人向けの相談窓口を設置したり、短期間の就業体験を実施したりして県内外から幅広く人材を受け入れる取り組みを始めた。漁師の高齢化や深刻化する後継者不足が背景にある。漁獲量の回復とともに、移住や漁具の調達など新規就業者への支援の充実が急がれる。
「将来は漁師になりたいと思って参加した」。と話すのは、滋賀県立大の駒井健也さん(24)=大津市。3月、県内各地で20〜50歳代の9人が、漁業の実地体験に取り組んだ。駒井さんは堅田漁港で早朝から漁船に乗り込み、漁師に教わりながら貝びき網漁でシジミを取った。重い漁具を何度も引き上げる重労働。筋肉痛に見舞われているが、「琵琶湖の水産物の販売や水産業を生かした観光にも取り組みたい」と夢を描く。
県は県漁業協同組合連合会に委託し、漁師の育成事業を始めた。昨年4月開設した相談窓口には滋賀や京都のほか、東京などから計20件の問い合わせがあった。希望者には10日程度の漁業も体験してもらい、新たな担い手の開拓に努める。県漁連担当者は「これまでは相談者本人に師匠となる漁師を捜してもらってもらっていた。窓口の開設で漁師を志す人への敷居は低くなったと思う」。
琵琶湖の漁業には、小型定置網のえり漁や沖引き網漁、刺網漁など魚の種類や地域によって多彩な漁法がある。しかし、1970年代〜90年代のリゾート開発や、80年代から増加した外来魚、90年代前半から発生した水草の異常繁殖などで琵琶湖の漁場環境が悪化。50年代に1万トンあった漁獲量は徐々に減少し、2011年からは千トンを割り込んでいる。
漁師も減少傾向が続く。農林水産省が5年ごとに発表する漁業調査によると、滋賀の漁業就業者は68年に2926人だったが、45年後の13年に687人と4分の1以下まで落ち込んだ。現役漁師の75%が60歳以上と高齢化し、廃業を考えている人も多いという。
これまで県は漁獲量を回復させるため、稚魚放流や魚の産卵繁殖場となるヨシ帯の整備、琵琶湖の固有種を脅かす天敵の外来魚の駆除、外来種の水草除去など漁場の環境改善を継続的に取り組んできた。新たな担い手事業も、17年度当初予算案に840万円を計上、漁業の希望者がさまざまな漁業体験と、長期的な研修ができるようにする。
今後は体験や研修を終えた後、漁師として働ける支援体制も必要になってくる。琵琶湖では小規模の漁船を操り、少人数のグループで漁を行う。家族経営的な側面が強いため求人の余裕はなく、漁師として独立するには住居や自前の船、漁具の調達など資金面の不安も課題になる。漁業体験をした駒井さんは「新船だけでも購入するには1千万円はかかる。学生の自分には到底買えない」と話している。
■竹生島のガイド本を一新 長浜の奉賛会が30年ぶり(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170313/CK2017031302000017.html
長浜市の竹生島を維持管理する奉賛会は、三十年ぶりとなる島の公式ガイドブックの新訂版を発行した。「琵琶湖に浮かぶ神の島」と銘打ち、歴史や文化財、自然など多彩な魅力を一冊にまとめた。
国宝の都久夫須麻(つくぶすま)神社の本殿や宝厳寺の唐門をはじめ、建造物や絵画、工芸品、書跡などの文化財を、ふんだんに写真を添えて紹介。長浜城歴史博物館の太田浩司館長ら研究者が執筆を担い、信仰の島としての歴史や島にまつわる文学などを詳しく解説している。
従来のガイドブックは旧びわ町が発刊。内容が古くなり、在庫がなくなったのを機に奉賛会が一新した。溝口治夫会長(75)は「来てくれる人に、より詳しく島のことを知ってもらえる一冊になった」と話している。
B5判、八十ページ。千六百二十円。竹生島やJR長浜駅の観光案内所、市役所内の長浜観光協会などで販売。(問)同協会=0749(65)6521(鈴木智重)
17/03/12
■千本のろうそくで被災地へ祈り込め…滋賀・琵琶湖岸で一希一灯会(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/170312/wst1703120020-n1.html
東日本大震災などの犠牲者の追悼と被災地の復興を祈り千本のろうそくをともす「一希一灯会(いっきいっとうえ)」が10日夜、大津市の大津港周辺で行われた。
大津市中心部の活性化を目指す「まちづくり大津」などで作る実行委が開催。6回目の今回は、昨年4月の熊本地震の被災地への祈りも込めた。
琵琶湖岸の会場では、参加者がろうそくを入れた小さな灯籠を並べ、一つ一つ点火。暗闇に「びわこ大津から祈ろう!東北・くま本へ」の文字が浮かび上がった。千本すべてのろうそくに点火し終えると、全員で手を合わせて黙?した。
同市の無職、森照美さん(76)は「震災に巻き込まれ、まだ行方の分からない方もたくさんいると聞いている。早く復興が進んでほしいと願いました」と話していた。
■ヨシたいまつ、湖岸焦がす炎 大津で琵琶湖に感謝(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170312000035
湖国に春の訪れを告げる「ヨシたいまつ一斉点火」が11日夜、大津市内の4会場で開かれた。ヨシでできた大たいまつ約270本を湖岸に並べて火をつけ、市民らが琵琶湖の恵みに感謝を寄せた。
琵琶湖の水質浄化とヨシ帯保全を目的に、市民が刈り取ったヨシでたいまつを作って燃やす春の恒例行事。今年で27回目を迎え、堅田・雄琴・膳所・晴嵐の4学区が参加した。
膳所学区では、同市由美浜の砂浜にたいまつ100本を並べた。地元住民が和太鼓を演奏する中、午後7時に一斉に点火。琵琶湖を焦がすかのように勢いよく炎が上がり、幻想的な光景に参加者が見とれていた。
■被災地や全国に春を 大津でびわ湖開き(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170312/CK2017031202000009.html
琵琶湖に春と観光シーズンの訪れを告げる「びわ湖開き」が十一日、大津市の大津港一帯であり、クルーザーなど三十三艇がパレードした。この日は、東日本大震災から六年。出航に先立ち、震災の犠牲者を追悼し、参加者で黙とうした。
肌寒さが残る中、大型観光船「ミシガン」には、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に主人公の友人、村田君枝役で出演する土村芳(かほ)さんが一日船長として乗船。湖上観光の安全を祈願して「春の扉を開ける」意味を込めた長さ一・七メートルの黄金の鍵を湖面に投下した。
土村さんは岩手県出身。式典後の報道関係者の取材に、六年前の震災当日、実家へ帰省する新幹線の中で被災し、車内で九時間缶詰め状態に遭ったエピソードを明かした。時折、言葉を詰まらせながらも「びわ湖開きは春を告げる催しと聞いたので、被災地や日本全国に春が訪れてくれたら」と話した。
びわこ開きは今年で六十二回目で、天智天皇が奈良から大津に都を移してから千三百五十年にあたる記念回。三日月大造県知事ら関係者が草木染の万葉衣装で登場し、催しを盛り上げた。(高田みのり)
■ヨシたいまつ幻想の炎 大津(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170311-OYTNT50342.html
大津市の琵琶湖岸4地域で11日夜、ヨシを束ねて作ったたいまつ計約270本が一斉に点火され、辺りを幻想的に照らした。
生態系保全や水質浄化に役立つというヨシに親しみ、環境への意識を高めるのが目的。
この日は午前に大津港沖で行われた春の観光シーズン幕開けを告げる「びわ湖開き」に合わせ、堅田、雄琴、膳所、晴嵐4地域の実行委などが主催した。
膳所地域の湖岸では、市民らが冬に刈り取ったヨシのたいまつ(高さ3メートル)約100本を3メートル間隔で1列に並べて準備。
地元和太鼓グループの演奏後、一斉に点火されると、家族連れらから歓声が上がった。
■春告げるびわ湖開き 土村芳さんが一日船長(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK3C3JD6K3CPTJB009.html
杉浦奈実
琵琶湖に春の訪れを告げる「びわ湖開き」が11日、大津市柳が崎などであった。NHKの連続テレビ小説に出演中の俳優、土村芳(かほ)さん(26)が一日船長に任命され、観光船から黄金の鍵を落として祝った。
62回目になるびわ湖開きは今年、大津京遷都1350年の記念行事としても開かれ、越直美大津市長らは万葉衣装で参加した。土村さんは放映中の「べっぴんさん」に主人公の友人役として出演。春の扉を開くという黄金の鍵(長さ1・7メートル、重さ6キロ)を観光船「ミシガン」のデッキから湖に落とした。
土村さんは岩手県出身。大学時代を京都で過ごし、琵琶湖には自主制作映画の撮影で何度か来たといい、「懐かしい」と振り返った。東日本大震災が発生した6年前のこの日、新幹線で帰省する途中だったといい、仙台市近くのトンネル内で8時間ほど過ごした。この日への思いを問われ、「春のあたたかい気分が、地元を含め日本中に届けばいいと思う」と話した。(杉浦奈実)
17/03/11
■8号バイパス、35年かけ着工 渋滞解消を期待(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170311000138
国道8号野洲栗東バイパスの起工式が11日、滋賀県栗東市で行われた。事業化から約35年かけての着工となり、関係者らは慢性的な渋滞解消が期待される道路の早期開通と工事の安全を祈願した。
国道8号の北側をルートとするバイパスは野洲市小篠原−栗東市手原間の片側2車線の4・7キロで、事業費は約290億円。1982年度に事業決定、2000年度に都市計画決定され、住民との協議がようやくまとまった。野洲、栗東、守山の3市でつくる整備促進期成同盟会(会長・宮本和宏守山市長)は22年度の開通を要望している。
野洲市の「近江むかで太鼓保存会」と栗東市のよし笛グループ「小町会」の演奏に続いて行われた起工式には約300人が出席した。宮本市長は「今も人口が伸び続ける湖南地域は名だたる企業が立地し、日本経済の成長のエンジンとなり得る。バイパスは市民生活、企業活動の充実に大きく貢献すると確信している」とあいさつ。葉山幼児園の子どもたちが歌で祝い、関係者が鍬(くわ)入れをした。
■湖国に春 「びわ湖開き」大津港で(YomiuriOnLine関西発)http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20170311-OYO1T50010.html
湖国に春を告げる「びわ湖開き」が11日、大津市の大津港沖で行われ、観光船など約30隻が円を描いて湖上を巡った。
観光船「ミシガン」では、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に主人公の友人・村田君枝役で出演中の女優・土村芳さん(26)が一日船長に就任。「春の扉を開く」との願いを込めた黄金の鍵(長さ1・7メートル)を湖面に向かって投げ入れた。近年、大繁殖している水草の除去に役立てようと、湖固有種「ワタカ」(コイ科)の稚魚500匹も放流した。
土村さんは岩手県出身。「湖国の暖かい春の空気が東日本大震災の被災地にも届いてほしい」と話していた。
■湖国に春告げる「びわ湖開き」 大津(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170311000074
湖国に春の観光シーズンの到来を告げる「びわ湖開き」が11日、大津市沖の琵琶湖で行われ、光を浴びてきらめく湖面に、遊覧船ミシガンから春の扉を開くという「黄金の鍵」が投下された。観光船など33隻もパレードを繰り広げ、花を添えた。
びわ湖大津観光協会などの主催。ミシガンの一日船長には、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に出演中の女優土村芳(かほ)さん(26)が任命された。また、大津京遷都1350年にあたる節目の年をPRしようと、当時をイメージした万葉衣装に身を包んだ市民や主催者らも船に乗り込んだ。
ミシガンは午前10時すぎに柳が崎湖畔公園港を出発。湖上交通の安全祈願が営まれた後、船長帽姿の土村さんらが長さ約1・7メートル、重さ約6キロの鍵を船上から投げ入れ、豊かな水の恵みに感謝した。
■湖国に春「びわ湖開き」 「べっぴんさん」の友人が一日船長に(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/170311/wst1703110045-n1.html
湖国・滋賀に春の訪れと観光シーズンの幕開けを告げる「びわ湖開き」が11日、大津市で開かれ、観光船など約30隻が琵琶湖をパレードした。
62回目を迎える恒例行事。今年は大津京への遷都から1350年となることを記念し、主な参加者は万葉衣装に身を包んで出席した。開会式の後、大型観光船「ミシガン」などが次々と出港。各船は隊列を組み、ゆっくりと湖面を進んだ。
ミシガンの一日船長には、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインの友人、村田君枝役を演じる土村芳(かほ)さん(26)が就任。土村さんや越(こし)直美大津市長らが「黄金の鍵」(長さ約1・7メートル、重さ約6キロ)を湖に投げ入れ、湖上観光の幕開けを宣言した。
■びわ湖開き 春の到来を告げて 33隻の船団が出港(毎日jp)http://mainichi.jp/articles/20170311/k00/00e/040/236000c
琵琶湖に春の到来を告げる「第62回びわ湖開き」(びわ湖大津観光協会など主催)が11日朝、大津市の大津港一帯であった。
1956年から毎年開いている恒例のイベントで、午前10時、市民ら約950人を乗せた観光船やモーターボート、ヨットなど33隻の船団が出港。NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に、ヒロインすみれと共に会社を創設した女学校時代の同級生役で出演中の土村芳(かほ)さん(26)が観光船ミシガンの一日船長を務めた。春の扉を開き、湖上の安全を祈る思いを込めた長さ1.7メートル、重さ6キロの「黄金の鍵」を湖に投じた。
ミシガンからは絶滅が危惧されている淡水魚ワタカ500匹が放流された。【森野俊】
17/03/10
■琵琶湖はなぜ10個の市に分割された? 霞ヶ浦は9個(NEWSポストセブン)http://www.news-postseven.com/archives/20170310_499028.html
【琵琶湖は実は「境界だらけ」】
日本最大の湖である滋賀県の琵琶湖。ほとんどの日本人が地図でその形を見たことがあるだろうが、画像のように“境界だらけ”であることはあまり知られていない。
「国から地方自治体に支払われる地方交付税交付金の額は自治体の人口や『面積』などをもとに算定されます。湖面は自治体の面積に算入できるので、沿岸の自治体によって細かく分割される。現在では琵琶湖を含め多くの湖で『湖面上の点は最も近い沿岸の自治体に属する』という“等距離線主義”が採用されています」(『境界協会』の小林政能・会長)
ちなみに日本で2番目に大きい湖である茨城県の霞ヶ浦は9個に“分割”されている。
■オオバナミズキンバイ 外来植物、生育面積「今後縮減へ」 琵琶湖(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170310/ddl/k25/040/486000c
県自然環境保全課は9日の予算特別委員会環境・農水分科会で、琵琶湖での外来水生植物「オオバナミズキンバイ」の生育面積が今年度末時点で20万平方メートルとの見通しを明らかにした。年度末時点で過去最大となった昨年度と同じだが、駆除した区域での大規模再生はないとして、来年度末には縮減するとしている。
オオバナミズキンバイは北米大陸原産で、琵琶湖では2009年12月に守山市の赤野井湾の140平方メートルで初めて確認された。その後、生育域を拡大し、14年度には最大15・7万平方メートルに達した。
県は同年度から重機や水草刈り取り船を投入し、同年度末には4・6万平方メートルまで縮減。しかし、15年度には駆除した場所から大規模に再生し、年度途中に過去最大の27・1万平方メートルに達して、年度末時点でも20万平方メートルまでしか減らせなかった。
今年度は17・7万平方メートルの駆除を行う一方、駆除した地域の巡回を強化。再生の兆しが見えると、早期に駆除し、大規模再生を防いできたという。生育域の流出や拡大を防ぐため群生地に流出防止用ネットや遮光性シートも設置してきた。
新年度は大規模再生を阻止する巡回強化や早期駆除を継続しながら、新たに13万平方メートルを駆除する計画という。同課は「オオバナミズキンバイの生育地をゼロにすることは難しいが、管理できる程度の面積に縮減する道筋が付けられるようにしていきたい」としている。【衛藤達生】
■琵琶湖疏水通船(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023235
=4月実施=
◇大津
琵琶湖疏水通船(大津〜蹴上)が4月実施される。日程と申し込み先は▽1、3日=エースJTB取扱店▽2日=JR東海ツアーズ(TEL0120―945―355)▽4、7日=京阪バス(TEL075―682―2310)▽6日=京都府旅行業協同組合(TEL075―321―7696)▽8日=日本旅行(TEL0570―666―155)▽9日=びわ湖大津観光協会(TEL077―528―2772)。
17/03/09
■スギ花粉の飛散本格化 ここ1、2週間がピーク(紀伊民報AGARA)http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=330293&p=more
各地でスギ花粉が本格的に飛び始めた。医療関係者は「予測は難しいが、ここ1、2週間が飛散のピークになるのでは」と言い、注意を呼び掛けている。今月下旬からはヒノキ花粉の飛散も始まる。
スギ、ヒノキ花粉の飛散状況を調べている坂口耳鼻咽喉科医院(和歌山県田辺市あけぼの)の坂口幸作院長によると、今シーズンは2月17日にスギ花粉が飛び始めた。
2月中は1平方センチ当たりの花粉数が1〜53個で推移し、50個を超えた日は1日(23日)だけだった。3月は2日が116個、6日が202個、7日が121個と急激に増えている。
花粉の数が50個を超えると鼻アレルギー症状が重くなるとされている。
田辺地方のシーズン中の花粉飛散総数は平均で1平方センチ当たり約3500個だが、2014、15年がともに約2千個、16年は約1300個と、ここ3年間は少なかった。
坂口院長は「過去の観測経験からすると、今年は多量飛散になる可能性がある。飛び始めた時期が遅かったので予測が難しいが、1、2週間は注意が必要」と話している。
田辺市下万呂のドラッグストアでは2月中旬に関連する薬やマスクを集めた「花粉症コーナー」を設置。担当者は「2月下旬から薬がよく売れるようになった。販売数量は昨シーズンより増えている」と話している。
■3月なのに大雪…滋賀で12年ぶり警報(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170309000032
彦根地方気象台は8日滋賀県の湖北地方と高島市に大雪警報を発令した。県内での3月の大雪警報は12年ぶりで、午前9時には長浜市余呉町柳ケ瀬で85センチ、米原市朝日で9センチの積雪を観測した。
長浜市北部各地でも積雪が見られ、同市の除雪車が出動したほか、市民が雪かきに追われた。同市木之本町石道で自宅や道路の雪を除いていた自営業熊河基彦さん(57)は「一晩で30センチは積もった。3月に降るのは珍しい」と驚いていた。
同気象台によると、近畿地方の上空約5500メートルに氷点下30度以下の寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置になったことが影響したとしている。
この状態は9日明け方まで続く見込み。気象台は県北部での積雪や路面凍結による交通障害への警戒を呼び掛けている。
17/03/08
■レギュラーガソリン1円20銭の大幅上昇、132円に 1年4カ月ぶり高値(産経ニュース)http://www.sankei.com/economy/news/170308/ecn1703080015-n1.html
経済産業省資源エネルギー庁が8日に発表した6日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、2月27日の前回調査より1円20銭高い132円ちょうどで、2015年11月以来、1年4カ月ぶりの高値となった。値上がりは2週連続。
調査した石油情報センターによると、原油価格の上昇を受けて国内の大手石油元売り5社が卸価格を値上げしており、小売価格への転嫁が進んだ。来週分についても元売り5社のうち4社が卸価格を引き上げており、さらに値上がりすると予想している。
地域別では、横ばいの高知を除く46都道府県で値上がりした。上げ幅は3円30銭の宮城が最も大きく、青森の2円60銭、沖縄の2円50銭が続いた。
ハイオクは前回調査よりも1円20銭高い142円80銭、軽油は80銭値上がりして111円ちょうどとなった。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり1円高い1405円だった。
■レギュラーガソリン、前週比1.2円高の132.0円…2週連続の値上がり(Responce)http://response.jp/article/2017/03/08/291791.html
資源エネルギー庁が3月8日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月6日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週の調査から1.2円値上がりし132.0円となった。レギュラーガソリンの値上がりは2週連続。
地域別では、北海道で2.0円、東北で1.6円、九州・沖縄で1.5円、関東で1.4円、中国で1.3円、近畿で0.8円、四国で0.6円、中部で0.5円、全エリアで値上がりした。
ハイオクガソリンは前週比1.2円高の142.8円、軽油は0.8円高の111.0円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月8日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は123.8円/リットル(前週比+2.6円)、ハイオクは134.8円/リットル(+2.3円)、軽油は99.1円/リットル(+0.1円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■なるほドリ ニゴロブナの雄はどう利用?(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170308/ddl/k25/070/488000c
料理店や漁師のまかない飯などに ふなずしは雌よりうまい、との声も
なるほドリ ふなずしに漬けるニゴロブナ漁が本格化する3月。卵が詰まった雌が重宝されるけど、雄はどう利用されているの?
記者 雄もふなずしにされますが、雌に比べたら少数派です。琵琶湖には雄も雌と同じくらいいるだろうし、雄の運命はどうなっているのか、県水産課に聞きました。三枝仁副主幹の話では、雄はふなずしの他、主に湖魚料理店に回ったり漁師が自家消費したりしています。ニゴロブナは刺し身や煮付けでもうまいといいます。
Q 食べ方はふなずしだけじゃないんだ...
■県 湖岸に出店、規制緩和へ 移動店舗など にぎわい創出で(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170308/ddl/k25/020/435000c
県は琵琶湖岸のにぎわい創出などを目的に、県や市町が認めた業者が湖岸にオープンカフェなどを出店しやすくするため、琵琶湖敷地の占有許可基準を改正する方針を決めた。市や町による地域活性化に効果があるとして、早ければ来年度からの施行を目指す。ただし、水面から一定の高さがある場所以外では原則的に店舗を建てられず、どれだけ取り組みが広がるかは不明だ。
琵琶湖は法的には河川と位置付けられ、湖岸は誰でも通行できるよう占有利用は原則禁止されている。しかし...
17/03/07
■ホンモロコ 保護を強化 産卵期の4〜5月、全水生動物の採捕禁止 伊庭内湖と西の湖周辺(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170307/ddl/k25/040/618000c
琵琶湖の固有種「ホンモロコ」を保護するため、県は東近江市の伊庭内湖と近江八幡市の西の湖の周辺で、全ての水生動物の採捕を禁止することを決めた。期間はホンモロコの産卵期に当たる4〜5月で、違反すると漁業法により1年以下の懲役などの罰則がある。【衛藤達生】
禁止区域は、伊庭内湖では同湖に流れ込む瓜生(うりゅう)川の天尾(あまのお)橋から目崎橋までの間と、躰光寺(たいこうじ)川の大橋から躰光寺橋までの間。西の湖では同湖に流れ込む山本川の松原橋から西沢橋までの間。漁業者だけでなく
■琵琶湖疏水の観光船、4月に試験運航 京都発の上り便(asahi.com)http://www.asahi.com/articles/ASK2T4T6YK2TPLZB008.html
京都市と大津市などが進める琵琶湖疏水(そすい)の観光船事業で、流れに逆らって京都から琵琶湖をめざす「上りルート」に、客を乗せて試験運航をすることが決まった。京都市は2017年度に新たな船を建造し、18年度の本格実施をめざす。
今春の試験運航は4月1〜9日。1日5便の下り便に加え、これまで回送していた1日4回の上りにも客を乗せる。安全のため、乗客は下り便より2人少ない4人。すべてJTB国内旅行企画、JR東海ツアーズ、京阪バス、府旅行業協同組合、日本旅行、びわ湖大津観光協会の6者によるツアーなどに組み込む。
一方、市上下水道局は17年度、1隻2千万円の和船を計2隻導入する。定員は12人と2倍になり、今秋にも完成させる見通し。建造費にはふるさと納税や国の交付金、企業の協賛金などを充て、水道料金収入は回さないという。
観光船の課題は採算性だ。これまで実質的に赤字が続いているが、市の担当者は「上り便の開始でどれぐらい収支が改善するかなど、これから詰めていく」と話す。
■ホンモロコ 種の保存に光(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170306-OYTNT50171.html?from=ycont_top_txt
◇立命大グループ 細胞から精子作製
琵琶湖固有種で、環境省の絶滅危惧種に指定されているホンモロコ(コイ科)について、雄の精巣にある「精原細胞」から精子を作製することに、立命館大薬学部の高田達之教授や檜垣彰吾助教らのグループが成功した。精原細胞から直接、精子を作製する技術は、167ある魚類の絶滅危惧種でも初めてで、種の保存に向けて貴重な成果となりそうだ。(生田ちひろ)
◇人工授精で2世も誕生
ホンモロコは、琵琶湖を代表する高級食材として料亭などでも重宝される。
漁獲量は1974年に372トンだったが、外来魚による捕食のほか、産卵場の湖岸が水位調整で干上がるなどしたため、2015年には16トンに激減。伊庭内湖の周辺河川(東近江市)をはじめとする主な産卵場で春に漁が禁止されるなど、資源保護に向けた取り組みが進む。
高田教授らは、ホンモロコの雄の成魚の精巣から精原細胞を採取し、液体窒素でマイナス196度で半年〜3年保存後、培養液の中で精子に分化させた。
その精子を雌の成魚から採った卵と人工授精させると、2割の確率で孵化。半年間飼育する間、順調に生育が確認された。
また、孵化した「1世」の稚魚から精原細胞を採取し、半年ほど保存。その後、卵と人工授精させ、「2世」の誕生も成功させた。
精巣内では半年かかる精子形成が1か月に短縮されており、精子の分化メカニズムの解析にも役立つという。
野生の雄の精子で人工授精すると、受精卵の8割が孵化するため、今後は孵化技術の向上が課題。卵を保存する方法も確立させる必要がある。
高田教授は「ホンモロコの卵を人工的に作製する技術も探りたい。他の魚類での応用も目指す」と意欲を示している。
17/03/06
■刺し身3000人分、大マグロ水揚げ…那智勝浦(YomiuriOnLine関西発)http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20170306-OYO1T50002.html
全国有数の生マグロの水揚げを誇る和歌山県那智勝浦町の勝浦漁港で5日、同漁港で過去最大となる重さ446キロ(体長2.82メートル)のクロマグロが水揚げされた。刺し身約3000人分で、地元業者が約296万円(税込み)で競り落とした。各地の百貨店やホテルなどに販売されるという。
紀伊半島沖約320キロの太平洋で2日、宮崎県川南町の「第22勝徳丸」(19トン)のはえ縄にかかった。児玉禎文船長(50)は「化け物かと思った」と驚いていた。
昨年、債務超過に陥って解散した勝浦漁協に代わり、勝浦地方卸売市場を運営する和歌山県漁連によると、勝浦漁港ではこれまで、昨年1月に水揚げされた417キロが最大だった。
■ホンモロコ産卵保護のため(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023199
=4〜5月 西の湖周辺など禁漁=
◇県
激減している琵琶湖固有種であるホンモロコの漁獲量を回復させようと、県内水面漁場管理委員会は産卵期間の4月1日から5月31日まで、伊庭内湖(東近江市)と西の瑚(近江八幡市)周辺の河川での漁や一般の釣りを禁止する。採捕禁止は、すべての水産動物が対象。
ホンモロコの漁獲量は1995年までは数百トンで推移していたが、それ以降急減。2004年には5トンまで減少し、最近では15年が16トンとやや回復している。
県水産試験場の調査によると伊庭内湖や西の湖で生まれ育ったホンモロコは、琵琶湖全体のホンモロコ資源の四〜五割を占めると推定され、これら内湖は重要な産卵場所となっているのが明らかになった。
また、ホンモロコは、これら内湖の流入河川で産卵することもわかった。
しかし、近年、伊庭内湖や西の湖に流入する河川で産卵親魚を狙った投網やたも網すくいによる採捕量が増加しており、伊庭内湖や西の湖に流入する河川の河口ではホンモロコ稚魚の密度が減少。これらの流入河川で親魚が採捕されずに産卵すると仮定すると、琵琶湖のホンモロコ資源は10〜20%増加すると試算している。
今回禁漁されるのは(1)東近江市伊庭町にある瓜生川の目崎橋下流端から天尾橋上流端、躰光寺(たいこうじ)川の躰光寺橋下流端から大橋上流端までの伊庭内湖周辺(2)近江八幡市安土町香庄にある山本川の西沢橋下流端から松原橋上流端までの西の瑚周辺―の区域。
なお違反すると、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金などに処せられる場合があるという。詳しくは、同管理委員会(TEL077―528―3872)へ。
■独自ネタ満載、沖島っ子新聞 3月中に島内配布予定(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170306/CK2017030602000015.html
琵琶湖に浮かぶ沖島(近江八幡市)にある沖島小の児童らが本年度、全国各地の小学生が自分の地域の魅力を伝える「うみやまかわ新聞」作りに挑んだ。紙面は、島の文化や琵琶湖の問題を丁寧にまとめ、独自ダネも盛った読み応えのある内容。三月中に島内で配られる予定だ。
新聞は、タブロイド判オールカラー全二十ページ。新聞作りを通じて、郷土に愛着を持ち、物事を広くとらえて考える力を養ってもらおうと、NPO法人離島経済新聞社(東京)と日本財団が二〇一四年度から企画している。本年度は全国十四地域の児童が参加した。インターネットのテレビ会議システムを利用して、新聞社のスタッフから指導を受けながら「海」「山」「川」を軸に取材して執筆。新聞社が原稿や写真を基に地域ごとにレイアウトし、印刷した。
沖島小の児童が手掛けたのは「滋賀県近江八幡市沖島版」。三〜六年生の九人の“記者”たちが取材に当たった。一学期に取材方法や記事の書き方など新聞作りの基本を学び、二学期から沖島や琵琶湖に関するテーマを五つ決めて、取材に入った。インターネットや本のほか、島民から直接話を聞くなど情報収集して、高学年を中心に記事をまとめた。
「沖島版」のトップ記事は、琵琶湖の固有種であるビワコオオナマズが減少しているというニュース。かつては湖で多く生息していたが、現在は減少しており、原因について「自然かん境や人間の生活の変化が関係しているのでは」という沖島漁協組合長の奥村繁さん(69)のコメントを添えた。
島の伝統行事「左義長祭り」に関する記事も興味深い。島の歴史に詳しい漁師の西居正吉さん(82)が協力。祭りは、五穀豊穣(ほうじょう)を祈って行う地域が多いが、島では男性が成人になったことを示す儀式「元服」を祝うと紹介している。
島の事件も見逃さない。昨年八月、湖を泳いで島に渡ってきたイノシシが、畑で島民が栽培していたサツマイモを食い荒らしたと報道。荒らされた畑の写真や、これまで三千本ものサツマイモを食べられたという被害者の声も入れた独自ダネだ。
新聞は二月上旬に完成し、三月中に島に全戸配布される予定になっている。ひと足先に届けられた西居さんは「新聞をいただき、ありがたい。子どもたちが大人になった時、沖島のおじいさんにこんな話を聞いたなと思い出してもらえたら」と目を細めた。
新聞作りを振り返り、六年の小山晴さん(11)は「取材したことを読みやすくまとめた。たくさんの人に読んでもらいたい」と期待を込めた。
五年の本多唯香さん(11)は「沖島には漁師さんがたくさんいる。いろいろな仕事がある中で、なぜ漁師を続けるのか理由を聞いてみたい」と、早くも次の取材に向けて思いをはせていた。(浅井弘美)
17/03/05
■ふなずし文化を体感 彦根で手作り持ち寄り食べ比べ(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170305/CK2017030502000011.html
手作りのふなずしを食べ比べる品評会が四日、彦根市船町の日本料理店「源八」であった。独特の甘酸っぱい匂いが漂う中、参加者約五十人が自家製の一品を持ち寄るなどして交流を深めた。
参加者たちは三グループに分かれ、出品された三十二点を味わった。ふなずしは人によって好みが大きく分かれるため、各グループで最上位と最下位の二点を選び、その中から審査員が入賞の三点を決めた。
ふなずしを題材にした授業を進める草津市渋川小学校教諭の中村大輔さん(42)は「味に幅があり、思い入れが感じられた。どれもおいしかった」と満足そうだった。
品評会は、家庭向けの漬け方講習会を開く、県職員らの「あめのうお倶楽部(くらぶ)」が毎年開いている。代表の西岡信夫さん(76)は「家庭でのふなずしの文化が再認識されてきており、もっと広めていきたい」と話した。(木造康博)
17/03/04
■外来藻、なぜ爆発的に増える? 滋賀・守山、中学生が栽培実験(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170304000078
昨年4月に発足した守山中(滋賀県守山市石田町)の科学部の生徒たちが、環境省の許可を得て、琵琶湖に大量繁殖しているオオバナミズキンバイの栽培実験を行っている。全国の中学で唯一の取り組みで、なぜオオバナミズキンバイが増えるのか突き止めようと実験を繰り返している。
科学部は、環境学習で学んだ同市の赤野井湾のオオバナミズキンバイについて、もっと知りたいと集まった生徒5人が活動。同湾で繁殖状況を月に1度、写真撮影などで確認し、地元住民らと清掃活動に取り組んできた。
清掃活動で除去してもすぐに増える特徴を見て「なぜ爆発的に増殖するのか詳しく調べたい」と、特定外来生物の栽培に必要な環境省の許可を得て、昨年8月上旬から実験を始めた。近畿地方環境事務所(大阪市)によると、調査のためにオオバナミズキンバイを育てているのは全国で守山中のみという。
実験内容は生徒が決め、生息地で気づいた特徴をヒントにする。部長の2年平島昇羽さん(14)は「赤野井湾の岩場で育っていたが、日光が当たらないよう石で覆ったら、1カ月後には枯れていた。成長に日光が必要と考えられる」と話す。
増殖の条件を調べようと、根・茎・葉をそれぞれ湾の水に入れて、日なたと日陰に置き、生育状況を確認した。その結果、日なたのオオバナミズキンバイは増えたが、日陰では減ることが分かった。さらに今月中旬からは、根・茎・葉を2リットル入れたペットボトルを日光がよく当たる窓際に置いて、どの部分が最も成長するか調べている。
平島部長は「自分たちのアイデアで実験できるのは楽しい。オオバナミズキンバイが一番育つ環境を明らかにしたい」と意気込む。
■泳ぐイノシシ急増、生息域も拡大中 滋賀の研究者が出版(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170304000094
琵琶湖や瀬戸内海など全国で泳ぐイノシシが目撃される中、滋賀県守山市の研究者が各地の状況をまとめた著書「泳ぐイノシシの時代」を出版した。もともと泳ぐ能力があるといい、耕作放棄など人間社会の変化によって海や湖を渡るケースが急増していると指摘。「泳ぐことを前提とした対策が必要だ」と主張している。
著者はイノシシ研究に携わる奈良大の高橋春成教授(生物地理学)=守山市洲本町=。西日本で現地調査やアンケートを行い、滋賀県の沖島や竹生島、舞鶴湾にある戸島、瀬戸内海の宮島(広島県)や小豆島(香川県)、天草諸島(熊本県)や慶良間列島(沖縄県)など110の島でイノシシが泳いで渡っていることを確認し、内容をまとめた。
調査では、各地の島で1990年代からイノシシの出没が増えていることも分かった。高橋教授は、江戸期の開墾で山へ追われたイノシシが、人口流出に伴う耕作放棄や暖冬による個体数の増加などで生息域を広げていると指摘。海岸近くまで達したことで、猟犬に追われるなどして海に飛び込む例が増えている、と分析した。
過去にイノシシと関わってこなかった沖島などでは、農作物被害などの対策が十分でないとの課題も挙げ、「新しく海を渡るイノシシが出ないような狩猟・駆除の方法や、島を含めた広域的な対応が求められる」と強調した。
昨年末に彦根市街で4人に重軽傷を負わせたイノシシも琵琶湖を渡ってきた可能性が指摘されている。高橋教授は「イノシシは山の動物という固定観念をなくし、湖や海を容易に泳ぐと認識を変える必要がある」としている。
170ページ。1800円(税別)。サンライズ出版TEL0749(22)0627。
■びわ湖毎日マラソン あす号砲、好記録に期待(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170304/ddl/k25/050/448000c
「第72回びわ湖毎日マラソン大会」(日本陸連、毎日新聞社など主催)が5日、大津市御陵町の皇子山陸上競技場を発着点に開かれる。海外招待選手9人、国内招待選手4人、ペースメーカー3人、一般参加選手258人の計274人がエントリー(2月15日の記者発表時)。今夏にロンドンで開かれる世界選手権の代表選考会も兼ねており、好記録が期待される。3日は総合リハーサルがあり、関係者が当日の手順を確認するなど準備にいそしんだ。
■琵琶湖のハス、「再生」へ移植 草津、新たな見どころに(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170304/CK2017030402000014.html
“消えたハス”を園内に再生しよう−。草津市の水生植物公園みずの森は、園内の池にハスを移植する「ハス百鉢プロジェクト」を四月から始める。年間を通じてハスに関するイベントを開催する予定で、活動への参加者計百人を募集している。
みずの森に隣接する烏丸半島の琵琶湖畔には、十三ヘクタールのハス群生地があった。しかし昨年、四十年以上にわたって積み重なった葉や茎が土中の酸欠状態を引き起こしたことが原因で、ハスが湖面にほとんど姿を見せなくなった。
群生地が今夏、元の姿に戻る可能性は低い。みずの森では新たな見どころをつくろうと、園内の広さ七百三十平方メートルの池にハスを植えることにした。作業は四月二十三日に実施し、参加者が鉢に一つずつレンコンを植え付ける。その後、職員が鉢ごと池に沈め、七月中旬の開花を目指す。
百鉢のほか、国内外で植物を探す「プラントハンター」として知られる西畠清順さんが、珍しい品種を提供する予定という。みずの森の担当者は「作業を通じて、ハスを身近に感じてもらえれば」と話している。
申し込みは先着順(中学生以下は保護者同伴)。今月末まで電話、ファクス、メールで受け付ける。(問)みずの森=077(568)2332(鈴木啓紀)
17/03/03
■アユ不漁 原因は9月ふ化激減 県内漁業関係者が会議(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170303/ddl/k25/020/532000c
アユの記録的な不漁が続いている問題で、県内の漁業関係者が2日、大津市で対策会議を開いた。県水産試験場は昨年のアユの産卵量が平年の2倍だったものの、昨夏の高温の影響で9月にふ化したアユが激減したことが現在までの不漁の原因との見解を示した。今月中旬に行う同試験場の資源量調査の結果を受けて再び会議を開き、資源量が減っていれば来シーズンのために親魚の放流量を増やすことなどを検討するという。【衛藤達生】
会議には同試験場の他、県農政水産部や県漁業協同組合連合会(県漁連)などが参加。県漁連は昨年12月の漁獲量が注文量の半分以下の8・4トン、1〜2月の漁獲量が過去に最も不漁だった13年1〜2月の4・1トンと比べても2割以下の0・8トンにとどまっていることなどを報告した。
同試験場は原因の他、アユの群れの調査結果として、1月中旬は例年の10%程度の37群だったのが、2月中旬には60群と例年の17%に増え、臨時に行った2月下旬には88群と徐々に回復していることを報告。今後の見込みとして、最終的な漁獲量は例年を上回るが、晩春までは漁獲が延びない可能性があるとした。
一方、県琵琶湖環境科学研究センターは、オーストラリアやニュージーランドなどで生息が確認されていた植物プランクトン「ミクラステリアス ハーディ」が琵琶湖でも昨年秋から大量に発生していることが確認されたと報告。ミクラステリアスは大型で、アユの稚魚の餌となる動物プランクトン「ミジンコ」にとっては食べづらいといい、ミクラステリアスの大量発生が動物プランクトンにどのような影響を与えているかを調査しているという。
県水産課によると、琵琶湖では毎年、養殖と天然合わせて計12トンの親アユを人工河川に放流している。県水産試験場は「9月生まれのアユが少ないことがここまで大きな影響を与えることは分からなかった。今後に生かしていきたい」と話した。
■原因はプランクトン? 琵琶湖ヒウオ不漁 県など緊急対策会議(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170303/rgn1703030033-n1.html
琵琶湖でアユの稚魚のヒウオが不漁となっていることを受け、県などは2日、大津市内で緊急対策会議を開いた。原因として昨年のアユの産卵の遅れや植物プランクトンの大量発生などの可能性があげられた。県は原因を調査した上で、人工河川への養殖魚の放流などの対策に乗り出す方針。
県漁連によると、今年1〜2月の琵琶湖のエリ漁のアユの漁獲量は過去最低の802・5キロ。不漁とされた25年同時期(4135・4キロ)の5分の1以下となっている。
会議には、県水産課や県水産試験場、琵琶湖環境科学研究センターの職員のほか、県漁連関係者らも出席し、意見を交わした。
同試験場は漁獲量が低迷している原因として、アユの産卵の遅れで昨年9月に孵化(ふか)した魚が少ないため、現時点で群れとなるほど成長した魚が減っている可能性を指摘。エリ漁は3月まで、ヤナ漁は少なくとも4月まで影響が続き、晩春まで漁獲が伸びない−という見通しを示した。
一方同センターは、昨秋に琵琶湖で植物プランクトン「ミクラステリアス」が大量発生したことを報告。このプランクトンはサイズが大きく、アユのエサになるミジンコが食べることができないため、結果としてミジンコが減り、アユが減ったり成長が遅れたりした可能性もあるという。
出席した漁連関係者からは「今年が不漁になるというのは、もっと早い時期から分からなかったのか」「琵琶湖の漁業者は大なり小なりアユ漁に関わっており、状況がこのまま続けば危機的状況に陥ってしまう。早めに対策してほしい」などの声が上がった。
■アユ不漁 3〜4月まで(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170302-OYTNT50143.html
◇対策会議 水温高く、孵化に遅れ
アユの漁獲量が昨年12月の漁解禁後、過去最少のペースになっているとして、県漁連や県など関係5団体が2日、大津市の県水産会館で緊急対策会議を開いた。
県漁連によると、今季の漁獲量は1月10日〜2月末で802・5キロ。過去8年で最低だった2013年の5分の1に落ち込んでいる。
会議では、県水産試験場の担当者が調査結果を説明した。昨年の産卵量は平年の倍だったが、水温が例年より高かったこともあり、孵化が通常より1か月遅い10月に集中しているデータを掲示。稚魚が網にかかるまで成長していない可能性があり、3〜4月まで不漁が続く見通しを示した。
出席者からは「来季も不漁が続けばどうなるのか」、「漁師や加工業者への特別融資も検討してほしい」などの意見が相次ぎ、県水産課は「来季に向けて稚魚の放流量増加を検討したい」と説明。同試験場が今月中に詳細な魚群調査を行った上で、再び会議を開くことになった。
17/03/02
■ヒウオ不漁、少雨やふ化遅れ響く 滋賀、県漁連など対策会議(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170302000138
琵琶湖でのアユの稚魚ヒウオ(氷魚)の不漁問題で、県や県漁業協同組合連合会などは2日、緊急対策会議を開いた。県はふ化が遅れたことが要因とし、春の終わりごろまで不漁が続く可能性があるとした。漁業者からは強い危機感を示す声が相次ぎ、今月中旬の調査結果を待って対策を検討する方針を確認した。
県は、例年9月にふ化するアユが、昨年は少雨や水温の上昇で10月にずれ込んだため成長が遅れていると分析。「産卵量や生息量は多い」と推測した上で、エリ漁は4月、ヤナ漁は5月ごろから徐々に漁獲量が増えるとの見込みを示した。今月中旬の調査では魚群の増加を予測し、少ない場合は来季に向け親魚の放流を増やすと説明した。
漁連幹部は「対応が遅れれば死活問題だ」「県は下水処理水の影響ではないというが、何かが狂ってきているのではないか」と危機感を訴えた。鳥塚五十三漁連会長は「安定生産できるよう、元の琵琶湖に戻す必要がある」と語り、生態系の状況を把握するよう県に求めた。
■仲良く整列、琵琶湖のユリカモメ 大津、そろそろ北帰行(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170302000108
大津市南部の琵琶湖岸の柵にユリカモメがぎっしりと止まり、格好の休息場所になっている。仲良く肩を並べて羽を休ませる姿が、湖岸を散歩する人たちの目を引いている。
同市晴嵐1丁目の琵琶湖岸なぎさ公園で、日中になると、湖沿いの柵や近くの橋の欄干に整列する。今季は昨年10月から姿を見せ、数百羽が集まっている。鳥たちは体を寄せ合うように並んでいるが、中には空から舞い降りて仲間の場所に割り込むやからも。
春になるとユリカモメは北に帰るが、近所の男性(67)は「無事に飛んでいって、来年もまた来てほしい」と目を細めている。
■アユの稚魚激減、親魚放流増も 滋賀県(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170302000023
アユの稚魚ヒウオ(氷魚)の漁獲量が平年に比べ激減している問題で、滋賀県は4月をめどにアユの生息状況を見極め、必要があれば秋に親魚の放流量を増やし、来シーズンの資源量確保を図る方針を示した。ブラックバスなど外来魚の駆除目標は4年ぶりに増加させるとした。
今季のヒウオの漁獲は例年並みだった昨季の3分の1(1月末現在)にとどまっている。県は現状を「かつてない極端な不漁」とし、資源量が減っているのか、成長が遅れているだけなのか、調査を通じて判断する。減っている場合は養殖業者にも協力を求め、産卵前の親魚を平年より多く川に放流するとした。県議会の佐野高典議員(自民)の一般質問に答えた。
県によると、2月の魚群の調査では、1月同様に平年の2割以下の60群しか確認できなかった。ただ、沖合での臨時調査では76群が確認され、県は「今季は産卵のピークが遅かったためまだ小さく、群れをつくっている過程ではないか」とみている。
外来魚対策の質問には、2013年度以降、水草の異常繁茂で駆除作業が難航していることや、少雨で魚の活動がにぶったことなどから目標の駆除量を下回っていると説明。生息数が増えているとみて、来年度の目標量を350トンと本年度の245トンから引き上げるとした。近年の駆除目標は13年度に315トンから350トンに引き上げ、15年度には245トンに下げていた。
■ホンモロコ、産卵期間は禁漁 伊庭内湖周辺など、一般遊漁者も(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170302/CK2017030202000013.html
激減した琵琶湖固有種・ホンモロコの漁獲量増を目指し、有識者や漁業者らでつくる県内水面漁場管理委員会は、産卵期間の四〜五月、主な産卵場の伊庭内湖(東近江市)や西の湖(近江八幡市)の周辺河川での釣りや漁を禁止する。漁業者だけでなく一般の遊漁者も初めて規制対象になった。
ホンモロコはコイ科の淡水魚。上品な肉質で臭みが少なく、特に春先に採れる子持ちのホンモロコは人気が高い。平成の初めごろまで年間二百トン前後が漁獲されたが、近年は激減。二〇一五年は十六トンになった。
ホンモロコの四〜五割が伊庭内湖や西の湖の周辺河川で産卵するとされるため、産卵期間に合わせ、漁業者らによる琵琶湖海区漁業調整委員会は一二〜一五年に伊庭内湖でのホンモロコ漁を規制。一六年からは琵琶湖全域で自主規制している。
今回、一般の遊漁者を規制対象に含めたのは、近年、主な産卵場一帯で産卵を控えた親魚を狙った投網やたも網すくいによる採捕量が増えているため。県は、主な産卵場を規制すれば、ホンモロコの生息量が10〜20%増えると試算する。
今回禁止する区域は、伊庭内湖に流入する東近江市伊庭町の瓜生(うりゅう)川の目崎橋−天尾橋間、同市躰光寺(たいこうじ)町の躰光寺川の躰光寺橋−大橋間、西の湖に流入する近江八幡市安土町香庄の山本川の西沢橋−松原橋間の計三カ所。
ホンモロコ以外の魚の捕獲であっても、卵が踏みつぶされるといった悪影響が懸念されるため、全ての水産生物が対象となる。禁止が決まっているのは今年のみだが、県内水面漁場管理委員会は来年以降も保護の効果を確認しながら、規制内容を検討する。(成田嵩憲)
■ホンモロコ回復へ採捕規制 産卵期に一部河川で(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK2X45G5K2XPTJB00J.html
杉浦奈実
県内水面漁場管理委員会は4月1日から2カ月間、伊庭内湖(東近江市)や西の湖(近江八幡市)にそそぐ河川の一部で、全ての水産動物を捕まえることを禁止する。漁獲量が激減している琵琶湖の固有種ホンモロコの資源を回復させるため。
規制は瓜生川の目崎橋―天尾橋、射光寺川の射光寺橋―大橋、山本川の西沢橋―松原橋の3区域。委員会が2月27日、指示を出した。
県によると、ホンモロコの漁獲量は1970年代に350トンを超える年もあったが、95年以降急減。2004年には5トンまで減少した。近年、稚魚の放流や外来種の駆除が進み、わずかに増加傾向にある。ホンモロコの産卵場所として重要とされる伊庭内湖や西の湖に流れ込む河川では、遊漁者のたも網や投網を使った捕獲が増えているため、産卵期に規制をかけることにした。
17/03/01
■レギュラーガソリン5週ぶりの小幅高 全国平均130円80銭(産経ニュース)http://www.sankei.com/economy/news/170301/ecn1703010024-n1.html
経済産業省資源エネルギー庁が1日に発表した2月27日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、20日の前回調査より20銭高い130円80銭だった。値上がりは5週ぶり。
調査した石油情報センターによると、外国為替市場で円安傾向となり、原油の調達コストが上昇したことで、小売価格に反映された。来週も石油輸出国機構(OPEC)の減産観測などから値上がりを予想している。
地域別では、27府県で値上がりした。上げ幅は徳島が1円80銭と最も大きく、愛知の1円40銭が続いた。値下がりしたのは13都府県で、下落幅は福島が90銭と最も大きかった。山形や高知など7道県は横ばいだった。
ハイオクは前回調査よりも20銭高い141円60銭、軽油も10銭高い110円20銭となった。灯油は前回と同じ18リットル(一般的なタンク1個分)当たり1404円だった。
■レギュラーガソリン、5週ぶりの値上がり…前週比0.2円高の130.8円(Responce)http://response.jp/article/2017/03/01/291412.html
資源エネルギー庁が3月1日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月27日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週の調査から0.2円値上がりし130.8円となった。レギュラーガソリンの値上がりは5週間ぶり。
地域別では、中部で0.7円、四国で0.6円、近畿と中国で0.2円、関東と九州・沖縄で0.1円値上がり。東北は0.3円値下がり、北海道は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは前週比0.2円高の141.6円、軽油は0.1円高の110.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月1日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は121.2円/リットル(前週比−0.6円)、ハイオクは132.5円/リットル(+1.0円)、軽油は99.0円/リットル(+0.8円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■なるほドリ 県内の今年の大雪はなぜ?(毎日jp滋賀)http://mainichi.jp/articles/20170301/ddl/k25/070/560000c
大陸からの寒気で雪雲発達 北部の山地乗り越え南部にも影響
なるほドリ 今年は、県内各地で大雪を記録しました。例年なら湖北や近江西部などの地域が中心なのに、今年はどうしたのかな?
記者 そうだね。大阪管区気象台予報課の畝田栄作主任予報官にうかがいました。
滋賀の北部には、東側に中部山岳地帯、西側に比良山系がそびえています。二つの高い山脈に挟まれた福井県若狭地方と滋賀湖北地域を結ぶエリアは野坂山地と呼ばれ、標高1000メートルに満たない山しかありません。そのため、北風で運ばれた雪雲は、二つの大きな山脈でせき止められ、野坂山地を通り県内に進入し、愛知県や岐阜県などの濃尾平野に抜けるのが一般的なルートです。
北雪、南雪という言葉があります。湖北地域で雪が多い日は湖東や東近江地域に雪が少なく、また、その逆もあることを意味しています。県の北側でも雪の量が地域によって変わるのは、県内に雪雲が入り込む入り口が狭く、風向きの少しの違いでも流れが変わるためです。北西の風ならば雪雲は野坂山地を通り湖北に、北風だと野坂山地から近江西部へ向かい、それぞれの地域に雪を降らせます。北東の風に変わると、雪雲は中部山岳地帯でせき止められるため、県内に雪は降らず晴れ間も見られます。
Q そうか。でもちょっと待って。今年は県内のほぼ全域で大雪だったよ。
A 雪雲の高さが例年と違っていたためです。例年は、上空3000メートルほどのため、山など地形の影響を受け流れが変わるのです。ところが、今年は、大陸から強い寒気が入り込んだために雪雲が発達し、5000〜6000メートルほどまで高度が達したとみられます。そうなると、雪雲は、高い山を乗り越えることができ、地形の影響を受けることが少なくなります。湖北に加え、東近江など県南部でも大雪になったのはこのためです。
Q 滋賀の気候には、他県では見られない独特の地形による特異性があるんだね。
A 積雪とは関係ありませんが、全国の海岸地帯で見られる「海陸風」という現象を知っていますか? 陸上の気温は太陽熱により昼夜で大きく変化する一方、海上付近の気温はほぼ変わらないために起きる風です。陸側と海側の気温差で低い方から高い方に向かって風が吹きます。滋賀には琵琶湖の「湖陸風」があります。風の弱い日には、琵琶湖沿岸の各地で、夜間は一斉に琵琶湖に向かって風が吹き、日中には琵琶湖から風を受けることがあります。
■琵琶湖ホンモロコ、遊漁も禁止 産卵保護へまず4〜5月(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170301/rgn1703010055-n1.html
琵琶湖固有種のホンモロコの産卵を保護しようと、有識者や漁業者らでつくる県内水面漁場管理委員会は、産卵期間の4〜5月に主な産卵場である伊庭内湖(東近江市)や西の湖(近江八幡市)周辺河川での釣りや漁を禁止することを決めた。ホンモロコ漁では漁業者を対象にした規制は行われてきたが、一般の遊漁者を含めた規制は初めて。
ホンモロコの漁獲量の激減を受けたもので、規制によって琵琶湖のホンモロコが1〜2割増加すると見込まれる。
禁止されるのは、東近江市伊庭町の瓜生川の目崎橋下流端から天尾橋上流端▽同市躰光寺町の躰光寺川の躰光寺橋下流端から大橋上流端▽近江八幡市安土町香庄の山本川の西沢橋下流端から松原橋上流端−の3区間。
ホンモロコ以外の魚を捕獲する場合でも、卵が踏みつぶされるなどの悪影響が懸念されるため、すべての水産動物が対象となる。禁止が決まっているのは今年の4〜5月のみだが、同委員会は平成30年度以降、保護の効果を確認しながら、規制内容を毎年検討していく。