プロフェッショナルガイド
杉戸繁伸の
琵琶湖ガイド情報

Vol.386

杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報

フィシングショー報告、遅くなってすみません
08/02/18

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 あれ、今ってオフシーズンですよね〜!! とフッと思ってしまうのは私だけですかね〜!? はっきり言って、シーズン中より睡眠時間が減ったオフシーズン。結果的に個人的な遊びや趣味の釣りはほとんど行けなかった感じがして、少し悶々としている今日この頃です。

 さて、あ〜と言う間に終わってしまったフィッシングショーですが、今年は大阪、横浜の2会場でシマノとオーナーブースを担当させてもらいました。まあいつもながらシマノのリールは大人気ですが、それはいつものことなので、今さら特にコメントはありません。まあ私が言えることは、まだまだネタはあるということだけです。

 そして私のメインでもあるロッドの方は、年々見に来てくださるお客様が増えて、FDデビューした3年前とは雲泥の差を感じます。特に今年は小売店の方々が多く見に来てくださり、名刺交換がかなり増え、今年から新たに取り扱いたい希望の声を多く聞きました。1円でも安く買いたい消費者もいれば、多少高くても普段の付き合いやアフターフォローなどの面で購入店を選択するお客様もいるので、各ショップの特性を生かして頑張ってもらいたいものです。

 ちなみに今年のロッドのお勧めは、PFシリーズ(ピッチング&フリッピング)で、4本のラインナップ。ただし、あくまでもピッチング&フリッピングを使いやすくしたシリーズですが、モデルによっては汎用性を持たしてあります。TS-168MPFは昨年の春に大活躍。弱いウィードにライトテキサスを引っ掛け、軽くシェイクを入れる釣り。そして止めているときに、ティップがほんの少し押さえ込まれる程度の小さいバイトを取っていく釣りにかなり重宝したモデルです。7g程度のラバージグ、5g以下のライトテキサスには、かなりお勧め。絶妙なティップアクションが売りですね〜!!

 次にTS-172MHPF。これは14gまでのテキサスリグにちょうどよい感じです。アフタースポーンからの時期で、エビモのパッチに7〜10gのテキサスリグを落としていく釣りでは、このモデルの出番が多かったです。また昨年かなり好調だったマキラバも、このモデルとFH-PV172MHを使い分けしてました。琵琶湖で使用するなら一番汎用性があるかもしれませんね〜!!

 最後に、TS-176MHPFと1711HPFは琵琶湖のヘビテキで使用。使い分けとしては、各アングラーの体力と使うシンカーやワームのウエイトによって考えてもらえればよいですが、私の場合で言いますと176MHPFの使用頻度が高かったですね〜。7.5ftのレングスがあるにも関わらず、持ってもらうと、それ程重さを感じません。さらにロッドの中身が詰っている感触が十分あり、実際魚を掛けてもらえれば、バットパワーとトルクがあり余るほどあるのが実感できます。琵琶湖のカナダモドームは結構水深があるので、やはりこのぐらいのレングスがあると便利でしたね〜。ゲストさんの評判が一番よかったモデルです。

 次にハネラバに続く第2弾マキラバ。こちらの方はシマノや私が思っている以上に反応があり、正直びっくりしております。マキラバに関しては、昨年がすさまじく釣れ釣れで、ハネラバで自己記録更新したシマノ社員が、軒並みこのマキラバで記録を再更新するほどで、数少ないプロトタイプが取り合いになっていたほどでした。

 また昨年は、芦ノ湖やダムでもテストしましたが、結果は上々で、そのもようの一部はカタログDVDで観ることができるので、また機会があれば観てくださいね〜!!

 そして今年初のオーナーブースでは、地味なカテゴリーでもあるハリを見に来る人がどれだけいるの〜!?と正直不安でしたが、蓋を開けてみると、これが結構人が来るもので、途中からマイクを付けてやると、聞いてくれる人が結構いたのでうれしかったです。

 また今年はオーナーばりの食事会に参加しましたが、どこのメーカーでもある自己紹介があるわけで、そこで、まだ会っていない社員さん、他のインストラクターさんと交流を深めることができ、有意義な時間だったと思います。しかし、このオーナーばりの食事会ではひさびさに面白かった。本当にアットホームな会社で、長く付き合いたいと思えるメーカーです。こんな雰囲気だからこそ、今後もいろんな商品開発ができるし、また仕掛けていける感じですね〜!!

 今年の目玉商品としてはスィングヘッド(ミドスト用ジグヘッド)、シェイキーヘッド(仮称)がありますが、どれもその使い勝手のよさを体感できるレベルで、昨年のテストでも手応え十分。この二つに関しては丸1年やってきたので、まさに超二重丸です。

 シェイキーヘッドに関しては、先行してアメリカで発売しましたが、もう工場のキャパを超えた受注があるらしいので、日本向けに作れるかどうか心配なほどです。これらのフックに関しては、いずれさらに詳しく取り上げるので楽しみにしておいてください。

 ということで、かなり遅いフィッシングショー報告でしたが、すでにもうご存知だとは思いますが、3月1日に船長初のDVD「跳ねラバマスター免許皆伝」を発売させていただきます。今回は主演かつプロデューサー業も兼任したので、仕事100倍って感じでした。内容的にはハネラバテクニックを一から説明しており、各トレーラーの水中映像もすべて収録しています。

 ハネラバのみで琵琶湖南湖でのガチンコ勝負。そこではあくまでも週末アングラーの目線から、湖を見てアジャストしていくので、サンデーアングラーには参考になると思っています。また特典映像では、今最も熱いマキラバと真夏のヘビーテキサスを収録しており、この75分のDVDに登場する3kgオーバーは合計6本になりました。

 とりあえずこのDVDを観て、釣れる気満々にしてシーズンインって感じですね〜!! お値段は2980円。各釣具屋さんで購入できると思うので、何卒よろしくお願いします。

 さらに、今週22日からついにバスマスタークラシックが開催されますが、そのもようを他とは違う観点からレポートできるよう、準備しているのでこちらの方もご期待ください。今の桐山の状況は、大会が近付くにつれて何か張り詰めてきた雰囲気があり、これが本場のツアープロって感じが漂ってきました。琵琶湖で一緒に釣りをしているときは、ただのおっさんですが、アメリカではぜんぜん違います。後数日後にはスキートリースやバンダムと対等にやりあうわけですから、すごいことです。応援のほど、よろしくお願いしますね〜!!

■船長の独り言

 フィッシングショーを終えたら、すぐにでも釣りに行く予定でしたが、残念ながら寒波に見舞われ行けずじまい。しかし、もう仕事は山積みで、今回のかわら版も遅れてしまいました。皆さんすみませんね〜!!

 今年のショーでは「あんまり無理せんときや〜」とよく言われましたが、うれしい限りです。でも、仕事が入ってくるときにこなしてなんぼの世界なんで、そのへんのさじ加減が難しい。いつスポンサードを切られてもいいように!! また取材の依頼がなくなってもいいように!! そんなことを考えながら動いていると、やはり止まれません。

 そんな慌ただしい毎日を過ごしているとき、何気にクラシックが開催されるレイクハートウェルの地図が目に入り、自分ならここをチェックしてと仮想プラの世界に入っていった。ひさびさに地図を見ながら考えている自分、この瞬間、何か自分の中でスイッチが入りかけた感じです。

 昔、霞までレンジャーを牽引していき、地図を見ながら釣りをしていたとき、最高にバス釣りを楽しんでいたと思います。そんなことを考えていると、また何かに挑戦したい気持ちが湧いてくるものですね〜!! 家のローンと子供を大学まで行かしたら、すでに自分も終わっている感じなので、悩ましい限りですが、でもどこかに活路は見出せるはず。諦めませんよ〜、僕は!!

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杉戸繁伸(すぎと・しげのぶ)

1970年生まれ。滋賀県大津市在住。週末及び休日主体のパートタイムフィッシングガイドとして大津市今堅田のリブレに所属。琵琶湖では15年以上のキャリアを持ち、ラバージグ、ジグヘッドリグ、バイブレーションプラグなどを使った沖のウィードエリアや浚渫エリアでの釣りを得意としている。元JBマスタープロとして94年4月に河口湖で開催されたJBプロトーナメントで、発売3日後のベビーシャッドを使って優勝したことはあまりにも有名。

S. Sugito
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