プロフェッショナルガイド
杉戸繁伸の
琵琶湖ガイド情報

Vol.393

杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報

24時間体制の週末
08/03/08-09

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 3月と聞くと気持ち的には春になった感じがしてしまうのは、私だけではないはず。そんなこともあって3月になったとたん船が増えるのは毎年のことになっています。今年に関しては、季節の進み具合は普段通り、昨年が暖冬だっただけに、昨年とくらべると、「遅い、釣れない」ということになってしまうが、比較するのは間違い。今年はいつも通りの感じです。

 さて、そんな3月ですが、先週末も週末アングラー協会の模範的な行動をしてきたので報告したいと思います。まず8日(土)、この日はメーカーのテストDay。朝から、いろんなテスト項目をクリアしながら、南湖を釣っていきました。この日も朝から晴れ上がっており、バイトはかなり遠く、渋い状態。しかし、そんな中、またまたぶち破ったのはデリートマスター21g。先週の58cmから好調なパターンになっています。

 その後、いろんなクランクベイトをテストも兼ねて投げていきます。その中で、特別のポテンシャルを持つクランクベイトがあり、この日は魚を釣ることはできませんでしたが、私的にはかなり興味を持つクランクになっています。まあ有名なビルダーさんが製作しているので、他とは違う味付けになっています。

 そして、夕方にはテストも終了。ここからは夜の部に移ります。片道2時間の道のりで夜の日本海に到着。メバリングのスタートです。しかし、一足先に現地に着いていた友人が一瞬の時合いをものにして25〜29cmのメバルをボコボコ。私が行ったときには時すでに遅しで、何もおりません。その友人のデカメバルを見せられて終了となりました。

 そこからまた2時間走って帰宅するも、デカメバルを見せられているので、もう悔しくて悔しくて、頭の線が数本切れている状態。そうこうしているうちに翌9日(日)の朝を迎え、そのままガイドに突入となり、船の準備。趣味モードから業務モードに頭を切りかえゲストを迎えます。

 ゲストは愛知県からお越しの向井さんと黒川さん。もちろん初バスはまだということで、テンションは高い高い状態。みんなでワイワイ会話を楽しみながらスタートです。向井さんに関しては、昨日メタMgDCを購入したとのことで、テンションが超高い。調整の仕方をアドバイスしてキャストしてもらいます。

 まずはフラットウィードからチェックしていくも、やはりそう簡単にバイトがあるわけでもありません。その日の当たりパターンを探るため、小さな移動を繰り返していると、運悪く私のルドラによい魚がヒット。ステイしているときにコッと当たるバイトで、この時期定番の釣りですね〜!!

 状況的に再現性が期待できそうなので、ゲストさんにもルドラを使ってもらうと、向井さんにバイト。2008年はルドラからのスタートになりました。しかし、この日は快晴でかなり気持ちよく、船に乗っているだけで最高。またこの日はトーナメントがいくつかあったみたいで、船が多く、越冬エリアはすごいことになっていました。朝は40艇程いたらしいです。まあ私の釣りには関係ありません。今はDCでフル遠投できるエリアで魚を探していくスタイルになっていますからね!!

 さすがにお昼前後にはバイトが遠くなったので、いろんなエリアで回ってみますが、かなり渋い状態。そんな中、水深3m前後のウィードフラットでこの春注目のマキラバを巻いていると、バイトが数回あり、その正体を暴いてやろうと粘っていると、やっとフックUPしたのは35cm前後の魚。もうこんな魚が突いて来るので、季節は進んでいるみたいですね。

 その後、再度ルドラパターンで釣っていくと、今度は黒川さんにヒット。これで無事全員ゲットで、ゲストのお2人は仲好く08年をルドラでスタートしました。 これで本日は終了、船の多い日曜日でも全員ボーズなし、また季節感のある釣りで魚が獲れたので、なんとかセーフ。これにて私の長い週末も終了となりました。向井さん、黒川さん。お疲れ様でした。次は夏ですね〜!! ハネラバ、ヘビテキやりましょうね!!

■使用タックル
ミノー
ロッド シマノ・ファーレンハイトTS-166L
リール シマノ・メタニウムMgDC7
ライン サンライン・FCスナイパー12lb
ルアー OSP・ルドラ
マキラバ
ロッド シマノ・ファーレンハイトPV-172MH
リール シマノ・メタニウムMgDC7
ライン サンライン・FCスナイパー14lb
ルアー シマノ・マキラバ12g+ワンナップシャッド5in

■船長の独り言

 先週末は24時間戦った感じがして、やり切った感じがあります。春はバスもソルトもよい季節なので、週末アングラー協会としては寝る時間がさらに少なくなり、もうまったくない状態まできました。今となってはこの地に家を買ったことが運命ですね〜!! ブラックは家から5分、日本海は家から1時間半。これは寝るな〜ということです。

 しかし、シーズン到来ですね〜!! ガイドの問い合わせも多いし、他の仕事も多く入ってくるし、スケジュール管理がたいへんになっています。とは言っても、実践が一番。すべてが起こっている現場で考えて、そこから答を出していくだけです。それに理解を示し、サポートしてくれる方とはよい関係でお仕事できますが、そうでないと???です。

 それとDVD「ハネラバマスター免許皆伝」ですが、多くの方々に見ていただいているようで、少し安心。最初はどうなることかと、不安な日々でしたが、今は「やってよかった」と購入していただいた多くの方々に感謝しております。

 また今年は、とある次なる企画に向かって動いており、今、最終段階の調整に入っております。近い内には公開できるようになると思うので、後しばらくお待ちください。最新動向はこのBassingかわら版、私のBlogにてチェックしておいてくださいね。では、また来週!!

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杉戸繁伸(すぎと・しげのぶ)

1970年生まれ。滋賀県大津市在住。週末及び休日主体のパートタイムフィッシングガイドとして大津市今堅田のリブレに所属。琵琶湖では15年以上のキャリアを持ち、ラバージグ、ジグヘッドリグ、バイブレーションプラグなどを使った沖のウィードエリアや浚渫エリアでの釣りを得意としている。元JBマスタープロとして94年4月に河口湖で開催されたJBプロトーナメントで、発売3日後のベビーシャッドを使って優勝したことはあまりにも有名。

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