プロフェッショナルガイド
杉戸繁伸の
琵琶湖ガイド情報

Vol.392

杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報

いよいよシーズンスタート
08/02/24-03/02

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 さあついに3月が来ましたね〜!! 結局、今年のオフはまったくなく、このままシーズンINしてしまう感じです。何をかくそう私の誕生日は3月1日ですが、タイミング的に38歳の誕生日が初のDVD発売日になってしまいました。「貯金崩して、アホなことしたな〜」または「あれがあるから今に繋がっているな〜」など将来どんな風にこの誕生日のことを思うか!? いずれにせよ、いつでも思い出せる記念日になったことは間違いなさそうです。歳取ってから、「あのときやっていたら〜」と後悔だけはしたくないですからね〜!! やらないで後悔するよりは、失敗して後悔した方がすっきりするもんです。

 さて、先月もいろんなことがありました。まず2月24日(日)は年に1回のにおの浜会議。別に決めたわけではありませんが、今年で3回目。そうなると、いろんな人も来てくれるようになり楽しいもんです。当日はかなりの雪もようとなりましたが、行かないとも言えず、「店長来てるかな〜!?」とりあえず様子見に行く程度で車を走らせます。

 しかし、着くやいなや、「いるわ、いるわ〜、釣りバ○ばかり」なんと健ちゃんまで来てるではありませんか!! そしてさっそく、お目当てのメタニュームMgDC試投会が始まったわけですが、結果はもうすでに御存知の通り。私もシマノ開発担当者も一安心です。そのもようはムービーを観てくださいね〜!! と言うか、もう観ましたよね〜!! そのまんまです。(ムービー前編ムービー後編)

 そして、その帰りにシマノ担当者らと少し買い物がてらショップを回ってみると、いろんな話が聞けたので、これからの開発の肥やしにしてもらいたいものです。最後に、私の船の雪かきに付き合わせましたが、2人で雪合戦をし始めるのは、正直痛かったです。都会の子ですね〜!!

 続いて2月27日(水)、この日は今年一発目の雑誌取材ですが、振りかえ絶対不可能の1日のみ。しかも岸釣りで、バス釣り初挑戦の永浜いりやちゃんとのツーショットです。さらに前日から冷たい雨が降り始めるなど、取材日としては超最悪な条件。関東から来て、前日入りしているスタッフやいりやちゃんには悪いけど、私のテンションは激下がり状態になっておりました。

 当日はなんとか雨はやんだものの、2月末のコールドフロント通過後の岸釣り。もうまさに修行です。まあそのもようは、今月末発売のロッド&リールに掲載されるので、ぜひ見てくださいね〜!! でもまあ、いりやちゃんはよう頑張りましたよ〜。フィッシングショーで一緒に昼飯食いながら、「今度バス釣りできたらいいな〜!!」と言っていたのが実現したのはいいが、今度はもっとよい時期にしたいもんです。

 そしてついに3月突入。この時点で、1カ月半琵琶湖に出ていない自分に気が付きます。ここ数年ではありえないことですが、まあ天候不順もあったので仕方ありません。しかしこの先は、ガイドやテストなどが結構詰っているので、そろそろ調整しないとまずい状態。そこで3月2日(日)に船の整備とリハビリ釣行の予定をしていましたが、そんな甘いことはかなわず、またまた急きょ、この日で完結すべきぶっつけ本番のロケとなりました。

 1カ月半ぶりに湖上に浮かぶと、やはり新鮮なものです。ここ数カ月は釣りの仕事とはいえ屋内作業が多かったので、やっと帰って来た感じですね〜!! ちなみに当日はひさびさの陽気となり、身体にはやさしいスタートとなりました。まずは、手堅く1本ということで、定番のウィードエリアに入りライトリグから入りますが、感じ的には悪くありません。ファインダーには魚の反応がありますからね〜。しかし、晴れ上がっているせいか、思いのほか苦戦。時間ばかりたつ感じなので見切りを付け、この時期の観測エリアを数カ所回ってみます。

 すると、水温の変化が思ったよりあり、また前日に強い風が吹いたのか水のよい悪しがはっきりしていたので、意外と絞りやすい条件になっていました。そして午後になると雲が多くなり、少し風が吹き始めてきたので、これから時合いとばかりに巻き物系でテンポよく釣っていくことに。ルアーは自分の中で、この時期絶大なる信頼を置いているスピナーベイト、デリートマスター21gを引き続けます。すると、コッと小さなバイトがあり、その後はトルクのある生命感がグングン伝わってきて、ひさびさのデカイ魚なので緊張しましたが、難なくランディング成功。その魚は58cm、3200g。この春一発目にしては十分な魚となりました。きちんとコメントも押さえ、写真もOK。これにて本日のお仕事終了です。

 今回釣れたエリアも午前は何も反応がなかったエリアで、午後になってから雲が出て、水温も若干上昇したところで、この魚が出た感じです。春、夢はありますが、決して簡単ではありません。特に3月はまだまだ油断大敵なので、春と冬の使い分けを自分の中でした方がいいですね〜!! でも、これからの琵琶湖は面白いですよ〜!!(データ)

■使用タックル
スピナーベイト、マキラバ
ロッド シマノ・ファーレンハイトPV-172MH
リール シマノ・メタニウムMgDC
ライン サンライン・FCスナイパー14lb
ルアー シマノ・プロティジーデリートマスター21g、マキラバ12g
クランク
ロッド シマノ・FD TS-1610MF
リール シマノ・メタニウムMgDC
ライン サンライン・FCスナイパー14lb
ルアー 漁師クランク
ミノー
ロッド シマノ・ファーレンハイトTS-166L
リール シマノ・メタニュームMgDC
ライン サンライン・FCスナイパー12lb
ルアー OSP・ルドラ

■船長の独り言

 ここ数年は、毎年いろんなことに挑戦しているので、精神的、肉体的に結構辛い時が多いが、挑戦できるだけいい方と思いなんとか乗り切っている船長です。今年は、本来、少し休憩の年とも考えていたが、またやりたいことが出てきたので、その実現のために動くことになるだろう!! 

 それと、フィッシングショーでも多くの方に言われたが、ガイドの件について少し触れたいと思う。私の場合、できる日数に限界があり、その他にテスト、取材等が入ります。さらに私にとっては家族が一番大切なので、今年に限っては月に1日は家族の日を作る予定にしています。そうなると、どうしても日数が少なくなってしまうわけです。

 このような事情で数カ月先までの予定を立てることができないので、そのへんはご理解ください。今お話を聞いている方々で4月末まではすべて埋まっている状態です。その先は、まだ調整中でございます。しかし、今の琵琶湖ガイドブームはいつまで続くのかな〜!? みんなが先のことをよく考えて、事故なく平和に釣りができればいいのですが・・・。

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杉戸繁伸(すぎと・しげのぶ)

1970年生まれ。滋賀県大津市在住。週末及び休日主体のパートタイムフィッシングガイドとして大津市今堅田のリブレに所属。琵琶湖では15年以上のキャリアを持ち、ラバージグ、ジグヘッドリグ、バイブレーションプラグなどを使った沖のウィードエリアや浚渫エリアでの釣りを得意としている。元JBマスタープロとして94年4月に河口湖で開催されたJBプロトーナメントで、発売3日後のベビーシャッドを使って優勝したことはあまりにも有名。

S. Sugito
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