プロフェッショナルガイド
杉戸繁伸の
琵琶湖ガイド情報

Vol.394

杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報

まだ3月なのに船が多過ぎる
08/03/22-23

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 気が付けば3月も最終週。新しい年度に移るので、公私ともどもバタバタしております。

 さて、先々週の3月15、16日は、ひさびさに家族で淡路島に遊びに行っており、めずらしく釣り以外で楽しんできました。この日ばかりはパソコンは持参せず、また携帯もほとんど見ない感じで2日間過ごすと、精神的にかなりリラックスできるもので、自分的にはかなり満足できた感じですね〜!!

 下の子も5歳を過ぎると、案外いろんなことができるもので、今回は家族でいろんな体験物に挑戦して楽しんできました。本来なら夜に時間が取れれば、ぶらっと海に行く予定で、一応釣り具も車に積んでいましたが、うまいもん食って、温泉に浸かれば、もう撃沈。ひさびさによく寝ましたが、しかしながら職業病とは怖いもので、なぜか朝5時には一度目が覚めてしまう自分。もう20年近く続けている習慣は、死ぬまで治らないみたいです。

 これにて今年のお決まり事、家族Dayは無事終了し、翌週の22、23日はどちらも琵琶湖に出てきました。まず22日(土)は、シマノのテストDay。今回は、初めて一緒に釣りをする担当者も来て、これで私の船に乗ったシマノ関係者は20人目になったわけですが、みんないろんな釣りをしているので、話をしていても面白いものです。もちろん同時に仕事もしており、電話やメールでは伝わりにくいフィーリング、その他もろもろをテストしていきました。

 この日は、とりあえず魚を触ることが優先で、数釣りで1日が終わった感じですが、湖の状況的には、ライトリグをすれば入れ食いになることもしばしばで、例年より数が釣れるのが早いかもしれません。ただ、この時期の数釣りは天候次第で魚のレンジが微妙に変化し、かつ魚の活性自身もそれほど高くはないので、確実に結果に差が付くので面白いものです。この日もシマノ担当者同士で4倍近い差が付き、横から見てて笑えました。この日話したことが、今後どうなっていくのか、面白いですよ〜!!

 翌23日(日)は、ガイド初体験となる藤田さん、山田さんと湖に出てきました。まずは手堅く魚を触ろうと、昨日よかった数釣りエリアに入るも、どうも様子がおかしい。少しずつスポット移動を繰り返すも、やはりおかしい。とりあえず釣れるも、入れ食いにならない感じで、そうこうしてるうちに、水深3mラインは超船団となり身動きが取れなくなってしまいました。

 午後からはサイズ狙いに作戦を変更して、そういったエリアを回っていると、ゲストのテキサスリグに反応が出始める。そこで、私は昨年の春に調子のよかったシェイキータイプのジグヘッドに5インチタイプのワームをセットしてウィードに置きにいくと、反応するサイズがふたまわり違う感じで、2kgオーバーがバイトしてきました。

 夕方になると魚が少し浮いてきたのか、ルドラ、マキラバでも釣れ、この日は終了となりました。しかし50UPは船長が抜いたので、ガイド的にはあきません。藤田さん、山田さん、1日お疲れ様でした。慣れない船での釣りだったので、調子がつかめなかった感じですね〜!! これに懲りずにまた遊びに来てくださいね。

 という感じで、とりあえず魚が釣れる春になった感じですが、今年は魚以上に人間の方が活性が高いようで、3月というのに船の数が多過ぎる。このままの調子で来月になればどうなるのか。期待より不安の方が大きい船長です。皆さんもくれぐれも操船には気を付けましょうね!! 水上での事故は、後始末が結構たいへんみたいですからね〜!!(データ)

■使用タックル
ライトテキサスリグ
ロッド シマノ・FD TS-168MPF(NEW)
リール シマノ・メタニウムMgDC(左)
ライン サンライン・FCスナイパー12ポンド
ジグヘッド カルティバ・シェイキータイプ(仮)5g
ワーム スタッド5インチ、その他いろいろ
マキラバ
ロッド シマノ・FH PV-172MH
リール シマノ・メタニウムMgDC(右)
ライン サンライン・FCスナイパー14ポンド
ルアー シマノ・マキラバ11g
ワーム スタッガー、ワンナップシャッド

■船長の独り言

 年間を通じて、シマノとはフィールドでともにする時間が長い。大阪から近いこともあり、基本は私のフィールドに来てもらって、テストやミーティングをすることがほとんど。しかし少し前のことだが、シマノ本社にどうしても来てほしいと言うことで滋賀から出向いて行ったが、私が思っているより大きい会社でびっくりした。本社建物に隣接する工場を合せて、その敷地内で働く人数が1000人以上いると聞かされた。ということは、その従業員の家族を合わせると、数1000人の人生を抱えている会社ということになる。

 普段釣り場で会う担当者も、社内で合うと普通のサラリーマン。いつもの自分とリンクして、より親近感が湧いてきました。今、若くて優秀なエンジニアが育ってきているので、何かきっかけがあれば眠れる獅子を起こすことになるでしょう!! 今後のシマノはさらに動くので、常にチェックしておいてくださいね。

 そしてシマノから発売されるマキラバですが、4月に入り次第お店に並ぶ状態ですので、興味のある方はお店に確認してみてくださいね。それと地方のゲストさんから、ハネラバDVDについて、近くに購入できるお店がないといった連絡をいただいておりましたが、この度、ハネラバマスター免許皆伝の製作事務所バスマウンテンさんが通販サイトをオープンしたので、通販希望者はこちらの方で申し込んでいただければと思います。またルアー等も取り扱っており、あの琵琶湖で話題沸騰、すでに売り切れ状態の漁師クランクも少量ながら販売できるとのことなので、興味ある方はまずチェックしてみてくださいね!!

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杉戸繁伸(すぎと・しげのぶ)

1970年生まれ。滋賀県大津市在住。週末及び休日主体のパートタイムフィッシングガイドとして大津市今堅田のリブレに所属。琵琶湖では15年以上のキャリアを持ち、ラバージグ、ジグヘッドリグ、バイブレーションプラグなどを使った沖のウィードエリアや浚渫エリアでの釣りを得意としている。元JBマスタープロとして94年4月に河口湖で開催されたJBプロトーナメントで、発売3日後のベビーシャッドを使って優勝したことはあまりにも有名。

S. Sugito
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