プロフェッショナルガイド
杉戸繁伸の
琵琶湖ガイド情報

Vol.399

杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報

海と琵琶湖で思い切り遊んだGW後半
08/05/03-04

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 連休を過ぎたと思えば、ここ数日間、すでに8月のスケジュール調整に追われる感じで、いろんな段取りを考えると、少し気が重くなってくる。今年の夏はどうなるか!? 年々その暑さがこたえるようになってきたのは事実。今年は余裕を持って夏を乗り切りたいものです。


 さて今年の連休ですが、我が家は毎年のごとく近所で遊んで、夜は庭でバーベーキューとなっております。カレンダー通りの休日なので、今年は5月3〜4日が家族Day、5日がガイド、6日がロケというスケジュールで動いておりました。


 3日の夜は親類の子供達が泊まりに来ており、恒例のバーベーキュー。もう子供達だけで遊んでくれるので、親も意外と楽ができるようになり、ともに楽しい時間を過ごすことができました。琵琶湖の夜景を見ながら、肉を食べて、お酒を飲んでいると、自分達はある意味リゾート地に住んでいるんだな〜とつくづく思います。


 私のバス釣り人生が発端で、今は家族で滋賀県に住んでおり、家まで買ってしまった。子供達が大きくなったとき、「なぜ滋賀県生まれなの?」と聞かれたら、「お父さんがバス釣りしたかったから」となるわけですが、これが昔の話にならないようにしないとね〜。


 翌4日早朝、子供4人を連れて日本海小浜に向かいます。ちょうど、よい型のアジが釣れ始めた情報をもらったので、オンリーワンに押し掛けました。今回は、嫁さんと子供達に楽しんでもらうのがメインですが、私にとってもひさびさの海なので、テンションはかなり高い状態。往きの釣り具屋では、あれもこれも買ってしまう感じです。


 そして、船長さんとひさびさのご対面。つもり話も後にして、さっそく皆で釣りをスタート。しかし釣りは甘くありません。昨日は良型のアジが入れ食いだったらしいですが、今日はまったく食わない。そんな中、数カ所回ったところで、なんとかプチ時合いに突入。子供にとって水深30〜50mで30cm前後のアジはかなり重く、下の子は必死です。また嫁さんもカレイや30cm前後のアジをゲットし、もう完全な釣り人に変身するなど、賑やかな場面もあり、それなりに楽しめました。


 私はと言いますと、子供達の世話をしながら、10投程、ジグを投げましたが、ボトムを取ると、ガシラ、フォールではアジが当たってくるなど、なんとか生命感は感じれたので、自分的にはギリギリOK。これであ〜っと言う間に午前中コースは終了です。


 しかし、これで我が家は終わりません。上の子チームがあまり釣れなかったので「お父さん、これから帰って琵琶湖で釣りやろう。このままでは嫌や〜!!」ということで、夕方1時間半だけ琵琶湖に出ることに。すると、すぐさま下の子チームのロッドがぶち曲がり、これがまたよく引く魚で、「おっちゃん、竿持てへん」と泣きが入るが、「アホ、最後まで1人でやらんかったら釣ったことにならへんぞ〜!! それでもええんか〜!!」。ドタバタしながらも最後まで1人で頑張り、52cmゲット。これでまたまた下の子チームの勝ちです。


 まあこんな感じで、朝4時から起きて午後6時まで、日本海、琵琶湖掛け持ちの長い長い1日が終了しました。私はガイドの3倍程疲れましたが、子供達が釣りを楽しんでくれれば、うれしいもんです。


 ちなみに、その日の夜は皆で釣った魚を食べました。おかずはこれだけで十分でした。今さら言うのもなんですが、釣りは最高に楽しいです。


■使用タックル


 今回、海と琵琶湖で使用したタックルは全部同じ。基本はバスタックルを使いました。子供達に使用させたロッドはシマノ・デポルティーボ、リールはアルテグラアドバンスなど。我が家はいつもこんな感じです。


■船長の独り言


 身近に釣りをしている人がいないと、案外今の環境では釣りは身近な遊びではないかもしれませんね〜!! 我が家では、少しでもいいから自分で作った野菜を食べて、自分で釣った魚を食べるという意味を肌で感じさせたいと思って、それを実践している。今はわからなくても、いずれ大きくなればわかるときが来るだろう。それがわかれば、人生飽きることなく生きれると思う。定年になってから趣味を探すという私にとっては意味不明な考えも決して起こらないと思うのだがどうだろうか!?


 しかし、ひさびさに海に行くと、忘れていた潮の香りを思い出しました。そうなると、もうあきません。タイカブラ、メバル、アジ、ブリ、ヒラマサ。時間的にどうにもならないだけに辛い日々が続きそうですが、なんとかしてどれか行きます。

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杉戸繁伸(すぎと・しげのぶ)

1970年生まれ。滋賀県大津市在住。週末及び休日主体のパートタイムフィッシングガイドとして大津市今堅田のリブレに所属。琵琶湖では15年以上のキャリアを持ち、ラバージグ、ジグヘッドリグ、バイブレーションプラグなどを使った沖のウィードエリアや浚渫エリアでの釣りを得意としている。元JBマスタープロとして94年4月に河口湖で開催されたJBプロトーナメントで、発売3日後のベビーシャッドを使って優勝したことはあまりにも有名。

S. Sugito
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