Vol.13 最後の寒波
April 21, 2006
4月20日、おそらくこの冬最後と思われる寒波が到来。山の頂上部は一部雪化粧になったものの、天候が回復に向かった翌日以降は徐々に気温も上昇。遅れに遅れたもののようやく春らしくなってきた琵琶湖。お願いだからこのままどんどん暖かくなってちょーだい!
4月21日(金)は大阪からお越しの平木克也さん、大太さんご兄弟をゲストに迎えてのガイド。朝イチ、西寄りの強風が吹き付けるものの風裏なら問題なく釣りができるレベルなのですが、前日の寒波の影響が残っており、4月下旬とは思えない冷え込みがどうも気になる。
朝イチはバイブレーションからスタート。程なく弟さんがまずは先制のバスをキャッチするが後が続かない。テキサスリグにチェンジするが反応なし。ジグヘッドリグに切りかえ、とりあえず船頭が40アップをキャッチ。
その後も3人ともポロポロとヒットするもののサイズは30cm台止まり。やはり寒波の影響かジグヘッドでていねいに狙ってもバイトの数は少なく、本当に厳しい1日でした。お2人とも1日お疲れ様でした。(データ)
April 22, 2006
4月22日(土)は関東からお越しの鈴木和芳さん、昭則さんご兄弟をゲストに迎えてのガイド(2日連続でご兄弟)。朝イチは薄曇りで無風、冷え込みもそれほど厳しくない。この状況ならひょっとしたら巻き物系ルアーで出るかも?と考え、東岸エリアでのバイブレーションパターンからスタート。ラトル入り、サイレント、派手なカラー、地味なカラー、その他エトセトラ。3人とも思い思いのバイブレーションプラグをキャストするもののワンバイトもないまま終了。いかにも出そうな雰囲気だったのですが・・・。とりあえずバスを触るべく、西岸の水深3〜3.5mラインに移動。テキサス&ジグヘッドリグでていねいに狙うと30cm台のヒットが続く。午前中の最大はお2人とも仲よく36cmで終了。
午後からは琵琶湖らしい一発がほしいなということでテキサスリグにロングワームをセットし、いつかくるバイトを信じてウィードの上をひたすらズルズル&シェイク。突然、昭則さんが渾身を込めたフッキング!がっちりフッキング成功。無事ランディングしたバスはブリブリの43cm。この日はこのバスが最大でした。お2人とも1日お疲れ様でした。(データ)
April 23, 2006
4月23日(日)は岐阜かわお越しの村木茂康さん、厚弘さんご兄弟をゲストに迎えてのガイド(偶然にも3日連続でご兄弟)。朝イチは曇り、無風。今日こそはと気合を入れ、東岸エリアでのバイブレーション&スピナーベイトパターンからスタート。
必死に巻き続けること3時間、うんともすんとも反応なし。逃げるように西岸に移動。さすがに日曜日、ボートの数も半端ではありません。ベストポジションが空いていたのですかさずボートポジションを取り、ジグヘッドをキャスト。すいません。まずは船頭が44cmをキャッチ。続けて、厚弘さんのロッドが曲がる!! 無事ランディングしたバスは44.5cm。さらにたて続けに40アップもキャッチ。お兄さんの茂康さんの顔色がかったのを船頭は見逃しませんでした。
その後も38〜30cmまでのヒットが続き、迎えた夕まずめ。茂康さんのロッドにバイト。スイープに合わせるとフッキングに成功。いい感じでロッドもかなり曲がっている。これはデカイと思ったのも束の間、数m前方でマーカーブイがクルクル回っていました(笑) お2人とも1日お疲れ様でした。(データ)
April 24, 2006
4月24日(月)は京都からお越しの田中さんをゲストに迎えてのガイド。この日も朝イチは東岸巻き物系ルアーからスタートするものの不発で終了。暖かいこともありシャローに差しているのではと考え、リーズフロント部をジグヘッドリグで狙う。いかにも出そうなリーズの張り出し部にキャストした田中さんのロッドにいきなりヒット!! 慎重にランディングした田中さんにとって今シーズン初バスはブリブリの47cm。
この1尾でシャローにバスが差していることを確信。その後はひたすら同じようなエリアを打っていくとさらに田中さんが44cm、41cmをキャッチ。数こそ出ませんでしたが、まずまずのサイズがそろい楽しむことができました。田中さん、1日お疲れ様でした。(データ)
April 25, 2006
4月25日(火)は午後からアークロイヤルボートクラブスタッフ、山君とともに福井県敦賀周辺でショアからのサワラ狙い。同エリアは基本的に60cmクラスまでのサゴシ(サワラの幼魚)が多いものの、ときおり80cmを越えるサワラも上がっており、ショアからはサゴシしか釣ったことのない私、これは絶対仕留めたいと気合を入れて敦賀へ。
自宅のある大津市内から約1時間半で到着。日がまだ高いこともあり、まだ岸近くにサワラが回遊していないと判断。遠投の効くジグをセットしてキャスト開始。まだソルトの釣りに慣れていない山君にジグのアクション方法を説明していると、いきなり私のロッドにガツン!! 反射的にアワセ入れ、無事キャッチに成功したのは55cmほどのサゴシ。
開始早々のヒットに「今日は調子がいいかも?」と思ったのもつかの間。山君と二人ほとんど休みなしでキャストを続けたものの、うんともすんとも反応なし。岸沿いにベイトも確認できず、ナブラもまったくなし。琵琶湖のバスも難しいですが、魚の気配がなければどうすることもできないソルトゲームの難しさを実感した1日でした。(データ)
水温の上昇、新月の大潮を迎え、いい感じで釣れるようになってきた琵琶湖の状況は近日中に報告いたします。では、また。
■使用タックル
テキサスリグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス676
リール 右巻きベイトリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC 12lb
ルアー 7gテキサスリグ
バイブレーションプラグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス666-H
リール 右巻きベイトリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC 12lb
ルアー SPRO・アルクシャッド
ジグヘッドリグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス444S
リール スピニングリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC 5lb
ジグヘッド がまかつ・ラウンド25 1.8g #2
ルアー 各種4inワーム
サゴシ
ロッド がまかつ・ラグゼソルテージチータ110MH
リール スピニングリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードソルトマックスタイプジグ3号
ショックリーダー アプロード・ソルトマックスショックリーダータイプF40lb(先端にワイヤーリーダー接続)
ルアー フィネス・スピードフラッシュ60g(ピンクホログラム)
フック がまかつ・アウトバーブ120 #2
偏光グラス タレックス・イーズグリーン、グレーO.A.
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関根健太(せきね・けんた)
琵琶湖では白馬の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、シーバス、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するのその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。
関根健太オフィシャルホームページ
お知らせ
06/04/15
和歌山中紀での地球丸ソルトウォーター取材はヒラスズキ75cmオーバーキャッチ。5月21日発売号掲載予定。
06/04/11
ケンタが白馬の王子様号でご案内する琵琶湖のバスフィッシングガイド、6月末までの予約受け付け中。
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06/04/28
琵琶湖ガイド情報
4月22日(土)、まずはゲストの希望する巻き物パターンからチェックしていきます。天気的には悪くないのですが、いかんせん水温が10〜11度と低いままで、差してくる魚をタイミングよく捕まえないことにはそうそう簡単には釣れません。そこで時合いの合間を見てライトリグを試してみると、35cmまでのサイズならそれなりに反応はあるものの、それ以上のサイズを混ぜようとすると、それなりに時間を要する感じでした。(全部読む)
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