Vol.18 アフターバス攻略
May 13, 2006
大潮、満月を迎えた先週末の琵琶湖。シャローを中心にプリスポーンバスの動きもかなり見られたのですが、サイト軍団のボートの多さにあえなく撤退。5月半ばでようやくリズムがつかめ始めてきたアフターバス攻略をメインにガイドを行なっていくことにしました。
5月13日(土)は大阪よりお越しの大在家さんと、清田さんをゲストに迎えてのガイド。朝からあいにくの雨となりましたが、風はそれほど強くもなくコンディション的には決して悪くない。まずはいつもの7inワームのテキサスリグによるアフター狙いからスタートしようとすると清田さんが「テキサスリグは苦手なんですよ〜」とポツリ。まあまあ、そう言わずに頑張りましょうよと励ましながらスタート。
3人でフルキャスト後、ひたすらズルズル&ポーズ。この日のファーストフィッシュは弱気な発言をしていた清田さんがキャッチ。その後もヒットが続くのは清田さんのみ。44cmもキャッチし1人好調モード。
一方、苦戦が続いた大在家さんでしたが、ジグヘッドリグパターンにかえてからは好調にヒット! この日の最大である48cm、2.2kgのバスをキャッチし、さらに夕まずめ、そろそろボートが減ったころかなと思いながらプリスポーンバス狙いにシャローに入ることに。ときおりバイトはあるものの子バスしかフッキングできず、迎えたラストキャスト。「今シーズン、ラストキャストで上がった最大は48cmですよ〜」と伝えると、なんと大在家さんのロッドが曲がっている! 水面近くで反転したバスはかなり大きく見える! 無事ネットに収まったのは44cmのブリブリのプリスポーンバスでした。大在家さん、清田さん、1日お疲れ様でした。(データ)
May 14, 2006
5月14日(日)は愛知よりお越しの阪野さんご兄弟をゲストに迎えてのガイド。朝イチはプリスポーンバスから狙い始めるものの、弟の良和さんが36cmをキャッチしたところでボートが多くなり、あえなく撤退。ジグヘッドリグによるアフターバス狙いに変更。開始早々、またまた良和さんにヒット! 40アップをキャッチし、思わず釣り師特有のデヘヘ笑い。わかりますその気持ち!
一方、苦戦が続いたお兄さんの英夫さんもとりあえず無事キャッチし一安心。あとは一発が欲しいなとひたすら粘ったのですが、残念ながら不発で終了となりました。お2人とも1日お疲れ様でした。次回は6月のお2人の大好きなトップシーズンですね。20lbのナイロンラインとスーパースプークのご準備をお忘れなく。(データ)
May 15, 2006
5月15日(月)は関東よりお越しの比米さんをゲストに迎えてのガイド。前日は杉戸プロのガイドで57cmをキャッチしたとのこと。う〜ん、プレッシャー感じます。朝イチは平日ということでボートも少ないだろうと予測しシャローのアシ撃ちからスタートするものの、まったく反応なし。どうも土日ですっかりシャローは出がらしになってしまった様子。
すかさずアフターパターンに変更。一発狙いで穏やかな湖上で2人ともひたすら7inワームをズルズル。粘ることしばし、まずは船頭が49cmをキャッチ。しかしテキサスで反応したバスはこの1日のみ。ちょっと天候がよ過ぎです。ジグヘッドリグにチャンジすると開始早々、比米さんにヒット。テキサスもいいですけどこのジグヘッドも面白いですね。
ということでしばらく粘ってもらうと、ついに比米さんのロッドが満月に曲がる! かなりよさそうなサイズでしたが無念のバラシ。またくるはずと比米さんと自分自身(笑)に言い聞かせ粘ってもらうと、またまた比米さんのロッドが曲がる! 今度は無事ランディングに成功。アフターの49cmでした。仕留めていただき感謝、感謝です。比米さん、1日お疲れ様でした。(データ)
May 16, 2006
5月16日(火)は地球丸ソルトウオーターの取材で清水和行師匠の指導のもと、神戸沖で今話題のベイチヌに初挑戦。基本的には縦ストラクチャーをフォーリングでチヌを狙うパターンで、まずは清水さんがお手本。バースの橋脚に静かにジグヘッドを落す。ラインを張らず緩めずフォールさせ、コツンときたバイトをガツンとフッキングさせいきなりグッドサイズのチヌをキャッチ。
おう〜!!と感心ばかりしてられない。次は自分の番。まず橋脚へのキャスト。スピニングタックルでのピッチングなんてひさしぶり。案の上、なかなかうまくキャストができません。慣れるのにしばしの時間。やっとキャストがリズムに乗ってきてチヌのバイトがわかり、一瞬、フッキングに成功しても今度はバラシを連発。「え、なんで>」ここで清水師匠からのフッキングの甘さを指摘される。あらゆるルアーを使用するのと同時に、スウィープからフルパワーフッキングまであらゆるタイプのフッキング方法を使いける現役の琵琶湖プロガイドとしてはかなりショックな指摘。
ここで清水さんがしっかりレクチャーしてくれる。口がとにかく硬いチヌにしっかりフックを掛けるには、スピードやパワーと同じほど、ストロークが大事とのこと。スピーディーかつパワーを込め、さらに腰を思いっきりそらせるほどのストロークが必要。ということで対ベイチヌ攻略用のフッキング方法は、名付けてイナバウアーフッキング!
よ〜し、わかったぞ! 夕暮れ近付く神戸空港の照明橋脚にタイトにジグヘッドをピッチング。コツンときたバイトをイナバウアーフッキング! はたして・・・。このもようは6月21日か7月21日発売号に掲載予定です。(データ)
次回はビワコオープン第2戦のレポートをお届けいたします。はたして今回の結果は・・・? 頑張ってきます!
使用タックル
テキサスリグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス676
リール 右巻きベイトリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC12lb
フック がまかつ・ワーム3211
ルアー 7inワーム
ジグヘッドリグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス444S
リール スピニングリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC5lb
ジグヘッド がまかつ・ラウンド25 1.8g #2
ルアー 各種4inワーム
ベイチヌ
ロッド がまかつ・ラグゼソルテージ・ザンロS70MH-EXF
リール スピニングリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードソルトマックス・タイプジグ1号
ショックリーダー サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC8lb(1ヒロ、FGノットで接続)
ジグヘッド がまかつラウンド211 1.8g #2
ルアー フィネス・チヌ専用ワーム・ポージー
偏光グラス タレックス・イーズグリーン、グレーO.A.
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関根健太(せきね・けんた)
琵琶湖では白馬の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、シーバス、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するのその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。
関根健太オフィシャルホームページ
お知らせ
06/05/17
6月か7月発売の地球丸ソルトウオーターに登場予定。神戸港でグッドサイズのベイチヌキャッチ! 指導は清水和行さん。
06/05/12
6月2日22時からのサンテレビ・フィッシングライフに登場予定。兵庫県淡路島の陸っぱりバス。ベイトタックルオンリーでグッドサイズキャッチ!!
06/04/15
和歌山中紀での地球丸ソルトウオーター取材はヒラスズキ75cmオーバーキャッチ。5月21日発売号掲載予定。
06/04/11
ケンタが白馬の王子様号でご案内する琵琶湖のバスフィッシングガイド、6月末までの予約受け付け中。
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06/05/23
B.B.C.ホット情報
ビワコオープン第2戦直前の20日にプラクティスに出てた関根健太プロの報告では、「シャローで大きなバスがいっぱい見えるから、沖でやってるのが嫌になってしまいますわー。明日は僕もサイトやってみようなか?」と悩みまくり。それでもトーナメント本番は沖のウィードエリアでアフタースポーニングのバスをそろえて4300gで29位と手堅くまとめてます。(全部読む)
06/05/19
琵琶湖ガイド情報
5月14日は前日からのまとまった冷たい雨とトーナメントが三つほど重なっているプレッシャーでかなり厳しい展開。そんな中、「きましたよ〜」とついにゲストのロッドがぶち曲がり、結構なファイト。完全に親のかたきを討った感じで、その魚は57cmもありました。(全部読む)
06/05/15
B.B.C.ホット情報
5月13日の滋賀県琵琶湖は土砂降りの雨。関根健太プロのフィッシングガイドのゲストはジグヘッドリグで最大48cm、2.2kgのいいバスをキャッチしてました。ほかに44cmを3尾と30〜38cmを10尾。(全部読む)
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