プロフェッショナルガイド
杉戸繁伸の
琵琶湖ガイド情報

Vol.403

杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報

SWF4.8完成!!
08/06/21-22

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 今年の梅雨は、意外と過ごしやすいと思うのは私だけでしょうか!? 夜なんか、寒いときもありますからね〜!!


 さて、先週末ですが、土日両日とも琵琶湖に出ていましたが、ガイドではなく、ケイテックチームとあれこれと仕事してました。もうすでに皆さんもご存知とは思いますが、春のマキラバトレーラーとして私が気に入って使用していたスィングインパクトファット4.8(SWF4.8)の量産型ができたので、さっそく琵琶湖に持ち込んでの最終テスト、確認となったわけです。


 実のところ、プロトの段階ではよかったものが、金型に入れて作ると動きがかわることがあるらしいのですが、今回のシャッドテイル型に関しては、その状態が運悪く発生しました。しかしながら、それがあったがゆえに、さらなる改良が施され、今回の量産型ができあがることに。


 6月21日(土)朝、林さんからSWF4.8を渡され、何気に投げて泳がしてみると、「あれ、これ別物ですね〜!! 林さん、また進化しましたやん〜!!」と誰が見てもわかる進化系でした。私の場合、ただ釣るだけではなくて、最近は撮影の仕事も兼ねているので、意外とよ〜く観察できていますからね〜!!


 そして、今回初めて林さんと2人で釣りをしましたが、まあ私のイメージ通りの釣りで、とても繊細なタッチで釣りを展開されていました。今の私にとってはそれがとても新鮮。「関東レイクでいる魚をどうやって食わすか」に重きを置くスタイル。琵琶湖でのガイド業で、アグレッシブな魚を探して、エリアの釣りに重きを置く私とは、ある意味、正反対のスタイルです。


 これはどちらが正解、不正解はありません。状況によってそれらを使い分けるのがある意味最強です。ゆえに、自分で言うのも何ですが、このコラボ、面白かったです。そして実釣ですが、SWF4.8をいろんな角度から検証していき、林さんから面白い釣り方を盗んできました。


 まあこのシャッドテイル型のワームは普通に引いてくるスイミングがメインとなりますが、それ以外でも十分魚を引き付ける力を持っていることが今回のテストで十分わかったし、証明することができたと思います。そのあたりは、画像を撮ったので編集でき次第この場で公開したいと思います。まさにスイムベイト系オールラウンダーの完成とも言えるでしょう。


 まあ、こんな感じで朝から夕方まで実釣、また夕方からはミーティングという流れで、いつもながら超ハードな週末となりました。しかしながら今回は4月初旬のプロト一発目から関わることができ、この量産型に至るまで、まさにワームの進化を自ら体験し、携わることができたのはとても勉強になった。


 ここで言う進化とは、ケイテックレベルの進化。言わば、十分商品力を持つレベルから、さらなる進化のことで、私自身、プロトでも十分OKだと思っていましたからね〜!! ただし、この進化も林さん自身、偶然に見付けたと言ってました。


 誰が使っても、デザイナーが思う動きが出せるような、細かい配慮がされており、ブリスターパッケージに至るまで、気が使われています。今回のテストを持って、SWE4.8は正式に完成しました。今後、SWF4.8のすべてを公開したいと思いますので。次の機会をお楽しみに!!

■使用タックル
SWF4.8用
ロッド シマノ・ファイナルディメンションTS-172MHPF
リール シマノ・メタニウムMgDC7(レフトハンドル)
ライン サンライン・FCスナイパー16lb
フック カルティバ・ツイストロック5/0
ワーム ケイテック・スィングインパクトファット4.8


■船長の独り言


 前回と言い、今回と言い、ケイテック代表でも林さん自身が自ら琵琶湖まで来て、私と一緒にテストをするというのは、できるようでなかなかできないことだと思います。元々、関西ではそれほど人気があるとは言えないケイテック。そして林さん自身、関西には苦手意識があると本人が言っていた。そんな中での、今回、ケイテック初の大き目のワーム第1号となるSWF4.8。でも自然に考えれば、今までなかったのが不自然ですからね〜!!


 そしてここで一つお知らせがあります。このSWF4.8ですが、7月4日(金)に工場から出荷できるので、早ければ翌日の7月5日(土)には店頭に並ぶ可能性もあるということです。気になる方は、自分が馴染みにしているお店に聞いてみてくださいね。

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杉戸繁伸(すぎと・しげのぶ)

1970年生まれ。滋賀県大津市在住。週末及び休日主体のパートタイムフィッシングガイドとして大津市今堅田のリブレに所属。琵琶湖では15年以上のキャリアを持ち、ラバージグ、ジグヘッドリグ、バイブレーションプラグなどを使った沖のウィードエリアや浚渫エリアでの釣りを得意としている。元JBマスタープロとして94年4月に河口湖で開催されたJBプロトーナメントで、発売3日後のベビーシャッドを使って優勝したことはあまりにも有名。

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