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杉戸繁伸の
琵琶湖ガイド情報

Vol.404

杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報

船長プロジェクト1-2クリア
08/07/09

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 皆さん、たいへんごぶさたしております。琵琶湖ガイド情報もついに終わりか!?と思うぐらい放置プレイになっておりました。各方面からもっとUPしてくださいというお声をいただいておりましたが、いろんなことが重なり今になった次第です。と言うか、ただの言い訳です。ごめんなさい!!


 さて、今シーズンは私にとって非常に貴重なシーズンとなっています。と言うのも、5月連休明けから船がない状態。まさに船無し船長だったっわけです。最初はかなり戸惑いましたが、前向きに考えれば、これは最大のチャンス。ということで、今までよいシーズンに行けなかった遠征に積極的に行きました。


 そのもようはブログ等で常に更新しているので、また見ていただければよいかと思いますが、東北、関東、四国、野池、川、ダム、まあ毎週いろんな釣り場に行きました。とは言っても、どうせ行くなら何かプラスになるように心掛けて行っているので、その結果はこれからいろんな形でご披露できると思うので楽しみにしておいてください。ちなみに来月のシマノムービー「伝家の宝刀」は船長 in 霞水系をお送りする予定です。


 さて、今年の目標として掲げた船長プロジェクトが三つありますが、まず第1弾は自分のムービー番組を持つこと。これはシマノの「伝家の宝刀」という形でとりあえずスタートしました。シマノの枠で取り組むことのたいへんさを今痛感しているところですが、何事もチャレンジ。いろいろ言われながらも、頑張っております。しかしながらこのプロジェクト第一弾も、始めて4月。いろんな方々が応援して、助けてくれたお陰で、次の展開ができる可能性が出てきました。これもまた実現すればすぐに報告しますね〜!!


 次に船長プロジェクト第2弾は、船の乗りかえがありました。プロガイドにとって船は一番大事な生命線、この生命線をより安定したものにするのが今の自分にとって大きな課題でもありました。アメリカのツアープロもまず船がないと話が始まりませんからね〜!!


 そんな中で、私が選んだ選択はバスキャットへの乗りかえ。今の日本の事情では反対意見が多かったのも事実です。しかしアメリカの市場調査会社でも超有名なJDパワーのバスボート部門はここ数年連続でバスキャットが受賞している事実があり、これはアメリカでの顧客満足度ランキング1位を意味している。まさに日本国内での噂と、アメリカでのポジションにかなり差がある船でもありました。


 そこで、私がバスキャットに乗ることに対して、B.A.S.S.ツアープロでもある桐山が最大限の協力をしてくれ、さらに話は広がり、バスキャット社のオーナーでもあるリック・ピアース氏にも協力していただけることになり、おそらく日本初上陸となるプーマに乗ることになったわけです。


 このプロジェクト第2弾は、私とって初経験が多く、かなり気疲れしたのも事実。なんせすべての最終的な責任を自分が負うわけですから、そりゃ気を使いますよ!! 為替相場とにらめっこする毎日。少しの相場の変動で何10万もかわるわけですから、こちらも必死です。


 無事ロスに到着し、今から貨物船に載せる連絡が来たときは、「今から太平洋を渡って来るんや〜」と少し感動しました。しかし、アメリカから送られてくる重要な文章はもちろん英語。さらに、国内での段取りもさっぱりわからず。横浜税関から輸入会社までいろんな所に電話して教えてもらいました。


 そして7月上旬、ついに横浜に到着。北米から入ってくる荷物は特に厳しいのか、税関職員が6人がかりでチェックしていきます。そんな中で、予期せぬトラブルも勃発しましたが、なんとかクリアーすることができました。


 今は国内での検査もなんとか無事終了し、来月からは今までの遅れを取り戻すようにガイドの準備を進めているところです。この船に関してのインプレ等は、今後じっくりしていくので、興味のある方はお楽しみに!! まあ数日乗った感触は、噂はやはり噂。実物はぜんぜん違いますね〜!! 今のところ、後悔どころか、大満足しております。


 それと、ここでお知らせですが、8月24日(日)、利根川の北総マリーナさんでアメリカンドリーム・オープントーナメントが開催されます。これに勝つと、アメリカで開催されるバスキャットチャンピオンシップへの参加権利を得られるとのこと。さらにアメリカまでの経費、アメリカ国内での経費もすべてバスキャット本社が持ってくれる、まさにドリームです。ペアートーナメントなので、皆さんもぜひ参加してみてください。


 7月19日(土)、慣らし運転ついでに日本初上陸のプーマで湖に出てきました。この時期と言えば、もう選択の余地はありません。跳ねラバオンリーで十分です。朝から南のウィードフラットに入り、3人で跳ねまくり。水の生きているエリアできれいなカナダモが生えているスポットを見付けては跳ね跳ね。するとバックシートの井上さんのTS-168Hがぶち曲がり、彼にとって初の跳ねラバですが、かなりウエイトのある55cmをゲット。今年一番の最高の魚になったとのことです。


 その後も、跳ねラバで40cm後半を混ぜながら35〜40cm前後のナイスキーパーが飽きない程度に釣れ続け、あっと言う間に午前中が終了しました。本日の釣りはここまでとなりますが、跳ねラバを練習するには、バイトが多くあるので、よい条件だったと思います。まあピーカンベタナギですから、他よりは少し深いエリアで跳ねラバをすると、バイトが続く感じです。


 ひさびさに伝家の宝刀でもある跳ねラバで釣っていきましたが、水の生きてるエリア&カナダモスポットはいろんなエリアに点在しているので、船のいないエリアを探せば、まとめて釣ることもできる感じ。みんながブレイクを釣っているなら、それを外して、またフラットウィードに船が多いなら、その中でウィードの少ないスポットなど、少し外して釣っていくのも一つの手です。


 おそらくこの傾向は今後も続くと思うので、いろんなエリアで跳ねさして様子を見ていけばよいでしょう。皆さんがんばって跳ね跳ねしてくださいね。

■使用タックル
跳ねラバ
ロッド シマノ・ファイナルディメンションTS-168H
リール シマノ・メタニウムMgDC7(レフトハンドル)
ライン サンライン・FCスナイパー16lb
ルアー シマノ・ハネラバ12g
トレーラー バークレイ・パワーホッグ4in

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杉戸繁伸(すぎと・しげのぶ)

1970年生まれ。滋賀県大津市在住。週末及び休日主体のパートタイムフィッシングガイドとして大津市今堅田のリブレに所属。琵琶湖では15年以上のキャリアを持ち、ラバージグ、ジグヘッドリグ、バイブレーションプラグなどを使った沖のウィードエリアや浚渫エリアでの釣りを得意としている。元JBマスタープロとして94年4月に河口湖で開催されたJBプロトーナメントで、発売3日後のベビーシャッドを使って優勝したことはあまりにも有名。

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